JP2006237994A - 動画撮像装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 動画撮像中において撮影環境に応じたフォーカス動作を迅速に行なうことができる動画撮像装置及びそのプログラムを実現する。
【解決手段】 CCD7により被写体の動画の撮像を開始すると撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理及びズームステージの判定処理を1秒間隔で行う。そして、連続して3回同じ優先フォーカスが判定されると、該判定を確定し、その優先フォーカスを示す情報をメモリ21に記憶領域Aに記憶させる。また、ズームステージの判定を行なうと該判定したズームステージを記憶領域Bに記憶させる。そして、記憶領域A又は記憶領域Bの記憶が更新される毎に記憶領域Aに記憶された優先フォーカスの種類及び記憶領域Bに記憶されたズームステージに基づいてパンフォーカスのフォーカス位置をメモリ21に格納してあるパンフォーカス位置テーブルから取得し、該取得したパンフォーカス位置にフォーカスレンズ2aを移動させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、動画撮像装置及びそのプログラムに係り、詳しくは、動画撮像中にフォーカス動作を行なう動画撮像装置及びそのプログラムに関する。
従来の動画撮像装置、例えばデジタルカメラにおいては、動画撮影時及び被写体のスルー画像表示時(動画撮像時)には、コンティニュアス的にコントラストAF処理を行うことにより被写体に対してフォーカスを行なっていた。
コントラストAF処理とは、フォーカスレンズを駆動させていき、そのときのCCD出力である撮像信号からコントラスト成分を検出し、その波形を解釈して、つまり、高周波成分が最も大きくなるレンズの位置にフォーカスレンズを合わせてピントを合わせるというものであり、この動作を一定周期毎に行なっている。
また、動画撮影時及び被写体のスルー画像表示時に、パンフォーカスにより被写体に対してフォーカスを行なうという技術もある。
例えば、動画撮影時及びスルー画像表示時において、現在のズーム位置情報を認識して、ズーム位置情報に基づいてパンフォーカス位置を定めるというものである(特許文献)。
公開特許公報 特開2001−208954(段落「0034」〜段落「0052」参照)
しかしながら、動画撮影時及びスルー画像表示時にコンティニュアス的に行なうコントラストAF処理においては、フォーカスレンズを駆動させながら合焦位置を探すこととなるため、動作時間が長くなってしまい、それに伴いボケた画像を撮像する時間が長くなってしまう。また、被写体の声などを録音する場合には、録音音声中の混入するノイズの期間も長くなってしまう。
また、上記特許文献に記載した発明によれば、ズーム位置のみに基づいてパンフォーカス位置を定めるため、撮影環境に応じたフォーカスを行なうことができなかった。
そこで本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、動画撮像中において、撮影環境に応じたフォーカス動作を迅速に行なうことができる動画撮像装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による撮像装置は、被写体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段による被写体の動画像の撮像を制御する動画撮像制御手段と、
前記動画撮像制御手段による撮像制御が行われているときに周期的に撮影シーンを判断する判断手段と、
前記判断手段により判断された撮影シーンに応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうフォーカス制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、例えば、請求項2に記載されているように、前記フォーカス制御手段は、
前記判断手段により同じ撮影シーンが連続して所定回数判断された場合は、該判断された撮影シーンに応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
また、例えば、請求項3に記載されているように、前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、優先フォーカスの種類を判定する判定手段を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記判定手段により判定された優先フォーカスの種類に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
また、例えば、請求項4に記載されているように、光学ズーム倍率を設定する光学ズーム倍率設定手段と、
前記光学ズーム倍率設定手段により設定された光学ズーム倍率にしたがってズームレンズを移動させる光学ズーム手段と、
前記ズームレンズのレンズ位置を取得するズームレンズ位置取得手段と、
を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記判断手段により判断された撮影シーン及び前記ズームレンズ位置取得手段により取得されたズームレンズのレンズ位置に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
また、例えば、請求項5に記載されているように、前記フォーカス制御手段は、
前記判断手段により判断された撮影シーンに対応するパンフォーカスのフォーカス位置に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうパンフォーカス制御手段を含むようにしてもよい。
また、例えば、請求項6に記載されているように、前記パンフォーカス制御手段は、
前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、パンフォーカスのフォーカス位置を取得するPF位置取得手段を含み、
前記PF位置取得手段により取得されたパンフォーカスのフォーカス位置に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
また、例えば、請求項7に記載されているように、撮影シーンに対応するパンフォーカスのフォーカス位置を予め記憶している第1の記憶手段を備え、
前記PF位置取得手段は、
前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、パンフォーカスのフォーカス位置を前記第1の記憶手段から取得するようにしてもよい。
また、例えば、請求項8に記載されているように、フォーカスレンズのレンズ位置を変えていくとともに前記動画撮像制御手段により撮像された撮像画像のAF評価値を検出し、該検出した複数のAF評価値に基づいてフォーカスレンズを合焦レンズ位置に移動させるコントラストAF手段を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記判断手段により判断された撮影シーンに応じて、前記コントラストAF手段により前記動画撮像制御手段により撮像された撮像画像のAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を変更させて、被写体に対してフォーカスを行なう第1のAF制御手段を含むようにしてもよい。
また、例えば、請求項9に記載されているように、前記第1のAF制御手段は、
前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、複数のフォーカス位置を取得するフォーカス位置取得手段を含み、
前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を、前記フォーカス位置取得手段により取得された複数のフォーカス位置に限定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項10に記載されているように、前記フォーカス位置取得手段により取得される複数のフォーカス位置は、一定のサンプリング間隔を有するようにしてもよい。
また、例えば、請求項11に記載されているように、撮影シーンに対応する複数のフォーカス位置を予め記憶している第2の記憶手段を備え、
前記フォーカス位置取得手段は、
前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、複数のフォーカス位置を前記第2の記憶手段から取得するようにしてもよい。
また、例えば、請求項12に記載されているように、前記第1のAF制御手段は、
前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置のレンズ範囲を取得する範囲取得手段を含み、
前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を、前記範囲取得手段により取得されたフォーカスレンズのレンズ位置のレンズ範囲内に限定するようにしてもよい。
また、例えば、請求項13に記載されているように、前記第1のAF制御手段は、
前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置のサンプリング間隔を取得する間隔取得手段を含み、
前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を、前記間隔取得手段により取得されたサンプリング間隔にしたがって変更するようにしてもよい。
また、例えば、請求項14に記載されているように、前記第1のAF制御手段によるフォーカスが失敗したか否かを判断する失敗判断手段を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記失敗判断手段により前記第1のAF制御手段によるフォーカスが失敗したと判断した場合には、前記パンフォーカス制御手段により被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
また、例えば、請求項15に記載されているように、前記第パンフォーカス制御手段によるフォーカス制御と、前記第1のAF制御によるフォーカス制御のいずれかを選択するための選択手段を備え、
前記フォーカス制御手段は、
前記選択手段により選択されたフォーカス制御にしたがって被写体に対してフォーカスを行なうようにしてもよい。
また、例えば、請求項16に記載されているように、前記動画撮影制御処理により撮像された動画データを記録手段に記録する記録制御手段を備えるようにしてもよい。
また、例えば、請求項17に記載されているように、前記動画撮影制御処理により撮像された動画データを表示手段に表示する表示制御手段を備えるようにしてもよい。
上記目的達成のため、請求項18記載の発明によるプログラムは、被写体を撮像する撮像処理と、
前記撮像処理による被写体の動画像の撮像を制御する動画撮像制御処理と、
前記動画像の撮像制御が行われているときに周期的に撮影シーンを判断する判断処理と、
前記判断手段により判断された撮影シーンに応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうフォーカス制御処理と、
を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、動画撮像制御手段による撮影制御が行なわれているときに周期的に撮影シーンを判断する判断手段と、前記判断手段により判断された撮影シーンに応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうフォーカス制御手段を備えるようにしたので、動画撮像中に撮影シーンが変化した場合であっても、迅速に被写体に対してフォーカスを行なうことができ、綺麗なピントの合った動画を撮像することができる。
請求項2記載の発明によれば、フォーカス制御手段は、判断手段により同じ撮影シーンが連続して所定回数判断された場合は、該判断された撮影シーンに応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうようにしたので、撮影シーン判断の誤作動をなくすことができ、ピントの合う動画を撮像することができ、また、フォーカス処理の負担を軽減することができる。
請求項3記載の発明によれば、判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、優先フォーカスの種類を判定する判定手段を備え、フォーカス制御手段は、前記判定手段により判定された優先フォーカスの種類に応じてフォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうようにしたので、現在の撮影シーンに適切な優先フォーカスの種類に基づいてフォーカスを行うことができ、迅速に被写体に対してフォーカスを行うことができ、ピントの合う動画を撮像することができる。
請求項4記載の発明によれば、光学ズーム倍率を設定する光学ズーム倍率設定手段と、前記光学ズーム倍率設定手段により設定された光学ズーム倍率にしたがってズームレンズを移動させる光学ズーム手段と、前記ズームレンズのレンズ位置を取得するズームレンズ位置取得手段と、を備え、フォーカス制御手段は、判断手段により判断された撮影シーン及び前記ズームレンズ位置取得手段により取得されたズームレンズのレンズ位置に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうようにしたので、現在のズームレンズ位置に適したフォーカスを行うことができ、迅速且つ的確に被写体に対してフォーカスを行うことができ、ピントの合う動画を撮像することができる。
請求項5記載の発明によれば、フォーカス制御手段は、判断手段により判断された撮影シーンに対応するパンフォーカスのフォーカス位置に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうパンフォーカスAF制御手段を含むようにしたので、撮影シーンに対応するフォーカス位置でパンフォーカスを行なうことができ、迅速に被写体に対してフォーカスを行なうことができ、ピントの合った動画を撮像することができる。
請求項6記載の発明によれば、パンフォーカスAF制御手段は、判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、パンフォーカスのフォーカス位置を取得するPF位置取得手段を含み、前記PF位置取得手段により取得されたパンフォーカスのフォーカス位置に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうようにしたので、迅速に被写体に対してフォーカスを行なうことができ、ピントの合った動画を撮像することができる。
請求項7記載の発明によれば、撮影シーンに対応するパンフォーカスのフォーカス位置を予め記憶している第1の記憶手段を備え、PF位置取得手段は、判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、パンフォーカスのフォーカス位置を前記第1の記憶手段から取得するようにしたので、迅速に被写体に対してフォーカスを行なうことができる。
請求項8記載の発明によれば、フォーカスレンズの位置を変えていくとともに動画撮像制御手段により撮像された撮像画像のAF評価値を検出し、該検出した複数のAF評価値に基づいてフォーカスレンズを合焦レンズ位置に移動させるコントラストAF手段を備え、フォーカス制御手段は、判断手段により判断された撮影シーンに応じて、前記コントラストAF手段により前記動画撮像制御手段により撮像された撮像画像のAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を変更させて、被写体に対してフォーカスを行なう第1のAF制御手段を含むようにしたので、撮影シーンに適切なレンズ位置でコントラストAF処理を行うことができ、迅速に被写体に対してフォーカスを行なうことができ、ピントの合う動画を撮像することができる。
請求項9記載の発明によれば、第1のAF制御手段は、判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、複数のフォーカス位置を取得するフォーカス位置取得手段を含み、コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズレンズ位置を、前記フォーカス位置取得手段により取得された複数のフォーカス位置に限定するようにしたので、迅速に撮影シーンに適切なレンズ位置でコントラストAF処理を行うことができ、ピントの合う動画を撮像することができる。
請求項10記載の発明によれば、フォーカス位置取得手段により取得される複数のフォーカス位置は、一定のサンプリング間隔を有するようにしたので、均等にAF評価値を検出することができ、フォーカス処理の失敗が少ない。
請求項11記載の発明によれば、撮影シーンに対応する複数のフォーカス位置を予め記憶している第2の記憶手段を備え、フォーカス位置取得手段は、判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、複数のフォーカス位置を前記第2の記憶手段から取得するようにしたので、迅速に複数のフォーカス位置を取得することができ、迅速に被写体に対してフォーカスを行うことができる。
請求項12記載の発明によれば、第1のAF制御手段は、判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、コントラストAF手段によるAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置のレンズ範囲を取得する範囲取得手段を含み、前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を前記範囲取得手段により取得されたフォーカスレンズのレンズ位置に限定するようにしたので、撮影シーンに適切なレンズ範囲でコントラストAF処理を行うことができ、迅速に被写体に対してフォーカスを行なうことができる。
請求項13記載の発明によれば、第1のAF制御手段は、判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置のサンプリング間隔を取得する間隔取得手段を含み、前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を、前記間隔取得手段により取得されたサンプリング間隔にしたがって変更するようにしたので、撮影シーンに適切なサンプリング間隔でコントラストAF処理を行うことができる。
請求項14記載の発明によれば、第1のAF制御手段によるフォーカスが失敗したか否かを判断する失敗判断手段を備え、フォーカス制御手段は、前記失敗判断手段により前記第1のAF制御手段によるフォーカスが失敗したと判断した場合には、パンフォーカスAF制御手段により被写体に対してフォーカスを行なうようにしたので、第1のAF制御手段によるフォーカスが失敗した場合でも、迅速に被写体に対してフォーカスを行なうことができ、ピントの合う動画を撮像することができる。
請求項15記載の発明によれば、パンフォーカスAF制御手段によるAF制御と、第1のAF制御手段によるAF制御のいずれかを選択するための選択手段を備え、フォーカス制御手段は、前記選択手段により選択されたAF制御にしたがって被写体に対してフォーカスを行なうようにしたので、選択されたAF制御にしたがって被写体に対してフォーカスを行なうことができる。
請求項16記載の発明によれば、動画撮像制御手段により撮像された動画データを記録手段に記録する記録制御手段を備えるようにしたので、ピントの合う動画データを記録することができる。
請求項17記載の発明によれば、動画撮像制御手段により撮像された動画データを表示手段に表示させる表示制御手段を備えるようにしたので、現在撮像している動画データの画像をユーザは認識することができる。
請求項18記載の発明によれば、デジタルカメラ、パソコン等に読み込ませることにより、本発明の動画撮像装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を、デジタルカメラに適用した一例として図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2(フォーカスレンズ2a、ズームレンズ2b)、モータ駆動回路3、絞り4、垂直ドライバ5、TG(timing generator)6、CCD7、サンプルホールド回路8、アナログデジタル変換器9、カラープロセス回路10、DMAコントローラ11、DRAMインターフェース12、DRAM13、VRAMコントローラ14、VRAM15、デジタルビデオエンコーダ16、画像表示部17、JPEG回路18、DSP/CPU19、キー入力部20、メモリ21、ストロボ駆動部22、ストロボ発光部23、カードI/F24、バス26から構成されており、カードI/F24には、デジタルカメラ1本体のカードスロットに着脱自在に装着されたメモリ・カード25が接続されている。
撮影レンズ2は、複数のレンズ群から構成されるフォーカスレンズ2a、ズームレンズ2b等を含む。そして、撮影レンズ2にはモータ駆動回路3が接続されている。モータ駆動回路3は、フォーカスレンズ2a、ズームレンズ2bをそれぞれ光軸方向に駆動させるフォーカスモータ、ズームモータと、DSP/CPU19から送られてくる制御信号にしたがって、フォーカスモータ、ズームモータを駆動させるフォーカスモータドライバ、ズームモータドライバから構成されている(図示略)。
絞り4は、図示しない駆動回路を含み、駆動回路はDSP/CPU19から送られてくる制御信号にしたがって絞りを動作させる。
絞りとは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいう。露光は、この絞りと電子シャッタによって定めることができる。
CCD7は、垂直ドライバ5、TG6によって走査駆動され、一定周期毎に結像した被写体のRGB値の各色の光の強さを光電変換してサンプルホールド回路8に出力する。また、CCD7は、掃き捨てパルスが印加されることにより、電子シャッタとしても機能する。
サンプルホールド回路8は、CCD7から送られてきたアナログ信号をCCD7の解像度に適した周波数でサンプリング(例えば、相関二重サンプリング)して、アナログデジタル変換器9に出力する。なお、サンプリング後に自動利得調整(AGC)を行うこともある。
アナログデジタル変換器9は、サンプリングされたアナログ信号をデジタル信号に変換してカラープロセス回路10に出力する。
カラープロセス回路10は、画素補間処理、γ補正処理等を含むカラープロセス処理を行うとともに、RGBデータから輝度色差信号(YUV信号)を生成する。
DMAコントローラ11は、カラープロセス回路10とDRAMインターフェース12を介してDRAM13との間のデータの転送をDSP/CPU19の介在なしに行うものである。
DRAMインターフェース12は、DMAコントローラ11とDRAM13との間の信号インターフェース、及びDRAM13とバス26との間の信号インターフェースをとるものである。
DRAM13は、書き換え可能な半導体の一種であり、CCD7によって撮像された画像データ(カラープロセス回路10で生成されたYUV信号)を一時記憶しておくバッファメモリであるとともに、DSP/CPU19のワーキングメモリとしても利用される。
VRAMコントローラ14は、VRAM15とバス26との間及びVRAM15とデジタルビデオエンコーダ16との間のデータの転送を制御する部分である。要するに、表示用画像データのVRAM15への書き込みと、同画像データのVRAM15kらの読み出しを制御する部分である。
VRAM15は、いわゆるビデオRAMのことであり、スルー画像や再生画像の画像データを一時記憶しておくメモリである。
デジタルビデオエンコーダ16は、VRAM15から読み出されたデジタル信号の画像データをアナログ信号に変換するとともに、画像表示部17の走査方式に応じたタイミングで順次出力するものである。
画像表示部17には、デジタルビデオエンコーダ16から送られてきたアナログ信号の画像データの画像を表示させるものである。この画像表示部17は、本発明の表示手段として機能する。
キー入力部20は、シャッタボタン、ズームキー(Wideキー、Teleキー)、SETキー、カーソルキー等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をDSP/CPU19に出力する。
ストロボ駆動部22は、DSP/CPU19の制御信号にしたがって、ストロボ発光部23を閃光駆動させ、ストロボ発光部23はストロボを閃光させる。DSP/CPU19は、CCD7の出力信号の輝度成分又は図示しない測光回路によって撮影シーンが暗いと判断すると、ストロボ駆動部22に制御信号を送る。
JPEG回路18は、JPEG(joint photographic experts group)の圧縮・伸張を行う部分である。JPEG回路18は、DSP/CPU19の制御信号にしたがってDRAM13に記憶されている画像データ(YUV信号)をJPEG圧縮したり、メモリ・カード25に記録されている画像データをJPEG伸張したりする。動画撮影処理により撮影された動画データは、フレーム毎にJPEG圧縮・伸張する(motion-JPEG)。なお、MPEG回路というものを設け、動画データに対して、MPEG(moving picture experts group)の圧縮・伸張を行うようにしてもよい。
メモリ・カード25は、JPEG回路18によりJPEG圧縮された画像データを画像ファイルの形態で記録する。このメモリ・カード25は、本発明の記録手段として機能する。
DSP/CPU19は、上記したデジタルカメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。また、DSP/CPU19はクロック回路を含み、このクロック回路は、日付、時刻を計時するとともにタイマーとして機能する。
メモリ21には、DSP/CPU19の各部の制御に必要な制御プログラム、つまり、AEやAF等を含む各種の制御に必要なプログラム。及び必要なデータが記録されており、DSP/CPU19は、前記プログラムに従い動作することにより本発明の動画撮像制御手段、判断手段、判定手段、光学ズーム倍率設定手段、光学ズーム手段、ズームレンズ位置取得手段、フォーカス制御手段、パンフォーカスAF制御手段、コントラストAF手段、第1のAF制御手段、PF位置取得手段、フォーカス位置取得手段、範囲取得手段、間隔取得手段、失敗判断手段、選択手段、記録制御手段、表示制御手段として機能する。
また、メモリ21(第1の記憶手段)には、パンフォーカス位置テーブルが格納されている。
図2は、メモリ21に格納されているパンフォーカス位置テーブルの内容を示すものであり、パンフォーカス位置テーブルには、ズームステージ及び優先フォーカスの種類に対応するパンフォーカスのフォーカス位置(フォーカスレンズ2aのレンズ位置)がそれぞれ記録されている。
図2を見るとわかる通り、ズームステージ1、ズームステージ2、・・・、ズームステージ7とあるが、これは、ズームレンズ2bのレンズ位置を7段階に分け、それぞれのズームレンズ2bのレンズ位置の段階を示すものである。
ズームステージ1とは、ズームレンズ2bのレンズ位置が、ズームが行なわれていないか及びズームが殆ど行なわれていない状態のときのレンズ位置を示しており、ズームステージ7とは、ズームレンズ2bのレンズ位置が、ズームが殆どマックスに行なわれている状態のときのレンズ位置を示している。
また、優先フォーカスの種類としては、近景優先フォーカス、絞り開放の遠景優先フォーカス、絞り開放でない遠景優先フォーカスの3種類ある。
このズームステージ及び優先フォーカスの種類によってパンフォーカスのフォーカス位置が必然的に定まることとなる。
例えば、絞り開放の遠景優先フォーカスであって、ズームステージがズームステージ3である場合には、被写界深度が2.2〜∞mとなるフォーカス位置となる。
また、メモリ21は、判定が確定された優先フォーカスの種類を示す情報を記憶する記憶領域Aと、判定されたズームステージを示す情報を記憶する記憶領域Bを有する。
B.デジタルカメラ1の動作
第1の実施の形態におけるデジタルカメラ1のメイン動作を図3のフローチャートにしたがって説明する。
ユーザのキー入力部20の操作により、デジタルカメラ1の電源がONされると、DSP/CPU19は、CCD7による被写体の撮像を所定のフレームレート(1/30秒の固定周期)で開始させ、現在のズームレンズ2bのレンズ位置に対応した焦点距離でAE処理を実行し、また,カラープロセス回路10で、ホワイトバランス処理などの画像処理を施す(ステップS1)。
そして、DSP/CPU19は、露光、ホワイトバランス等の処理を行うとCCD7により所定のフレームレート(1/30秒の固定周期)で撮像された画像データをDRAM13に記憶させてから、該記憶した画像データをVRAM15に記憶させて、デジタルビデオエンコーダ16を介して画像表示部17に撮像した画像した画像データを順次表示させるという、いわゆるスルー画像表示を行う(ステップS2)。
そして、DSP/CPU19は、ユーザによってキー入力部20のズームキーの操作が行われたか否かの判断を行う(ステップS3)。この判断は、キー入力部20からズームキーの操作に対応する操作信号が送られてきたか否かにより判断する。
ステップS3で、ズームキーの操作が行われたと判断すると、ステップS4で、ユーザのズームキーの操作にしたがって(キー入力部20から送られてくる操作信号にしたがって)ズームレンズ2bを駆動させてステップS5に進み、ステップS3で、ズームキーの操作が行われていないと判断すると、そのままステップS5に進む。例えば、ユーザによってズームキーのTeleキーの操作が行われた場合は、ズームレンズ2bを光軸方向にしたがって被写体側の方へ駆動させ、ユーザによってズームキーのWideキーの操作が行われた場合は、ズームレンズ2bを光軸方向にしたがって撮影者側の方へ駆動させる。
そして、ステップS5に進むと、DSP/CPU19は、フォーカス処理、つまり被写体に対してフォーカスを行う。このフォーカス処理について、後で詳細に説明する。
次いで、DSP/CPU19は、ユーザによって動画の録画開始の指示があったか否かを判断する(ステップS6)。この判断は、キー入力部20からシャッタボタン押下に対応する操作信号が送られてきたか否かにより判断する。
ステップS6で、録画開始の指示がないと判断すると、ステップS1に戻り、ステップS6で、録画開始の指示があると判断すると、ステップS7に進み、DSP/CPU19は動画撮影・記録処理を行う。つまり、CCD7により、所定のフレームレート(1/30秒の固定周期)で撮像され、バッファメモリに記憶された動画データのフレームデータに対してJPEG圧縮を施し、該圧縮したフレームデータを順次メモリ・カード25に記録していく。
次いで、DSP/CPU19は、AE処理、AWB(オートホワイトバランス)処理などを行う(ステップS8)
次いで、DSP/CPU19は、ユーザによってズームキーの操作が行われたか否かを判断し(ステップS9)、ズームキーの操作が行われたと判断すると、DSP/CPU19は、ユーザのズームキーの操作にしたがってズームレンズ2bを駆動させて(ステップS10)ステップS11に進み、ズームキーの操作が行われていないと判断するとそのままステップS11に進む。
ステップS11に進むと、DSP/CPU19は、フォーカス処理を行う。上述したようにこのフォーカス処理については、後で詳細に述べる。
次いで、DSP/CPU19は、録画を終了するか否かの判断を行う(ステップS12)。この判断は、ユーザによって録画終了の指示があった場合、つまり、キー入力部20からシャッタボタン押下に対応する操作信号が送られてきた場合、又は、メモリ・カード25の空き容量が無くなった場合、つまり、記録容量が一杯になった場合には録画を終了すると判断する。
ステップS12で、録画を終了しないと判断するとステップS7に戻り、ステップS11で、録画を終了すると判断すると、既に記録された複数のフレームデータから1つのMotion−JPEG形式の動画ファイルを生成してメモリ・カード25に記録する。
B−1.フォーカス処理について
次に、第1の実施の形態におけるデジタルカメラ1のフォーカス処理を図4及び図5のフローチャートを用いて説明する。
図3のステップS5、ステップS11に進むと、図4のステップS21に進み、DSP/CPU19は、後述する撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理を行ってから1秒経過したか否かの判断を行う。このとき、未だ一度も撮影シーン判定処理を行っていない場合には、撮影シーン判定処理を行ってから1秒経過したと判断する。
ステップS21で、撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理を行ってから1秒経過したと判断した場合には、DSP/CPU19は、撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理を行う(ステップS22)。
この、撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理を簡単に説明すると、現在の撮影シーンを判断し、つまり、超高照度又は超低照度か否か、フリッカーを検出したか否か、屋外か屋内か、絞り開放か開放でないかの判断を行い、該判断された撮影シーンに基づいて、優先フォーカスの種類(近景優先フォーカス、絞り開放の遠景優先フォーカス、絞り開放でない遠景優先のフォーカス)の判定を行う。
具体的に説明すると、図4のステップS22に進むと、図5のステップS41に進み、DSP/CPU19は、直前にCCD7によって撮像された撮像画像に基づき、超高照度又は超低照度であるか否かの判断を行う。超高照度又は超低照度であると判断した場合はステップS45に進み、超高照度又は超低照度でないと判断するとステップS42に進む。この超高照度又は超低照度の判断は、CCD7に射光された光が変換された電荷量により判断する。
ステップS41で、超高照度でも超低照度でもないと判断すると、DSP/CPU19は、直前にCCD7によって撮像された撮像画像からフリッカーを検出したか否かの判断を行う(ステップS42)。フリッカーを検出したと判断した場合はステップS44に進み、フリッカーを検出していないと判断した場合にはステップS43に進む。
ステップS42で、フリッカーを検出していないと判断し、ステップS43に進むと、DSP/CPU19は、撮影場所が屋外か屋内かを判断する。この判断は、直前に行ったAWB処理(ステップS1、ステップS8)に基づいて行なう、具体的に説明すると、直前にカラープロセス回路10で自動ホワイトバランス処理により得た光の光源の色温度が太陽光の色温度であると判断すると屋外と判断し、自動ホワイトバランス処理により得た光の光源の色温度が太陽光の色温度でないと判断すると屋内と判断する。
ステップS43で、屋内と判断するとステップS44に進み、ステップS43で、屋外であると判断するとステップS45に進む。
ステップS42でフリッカーを検出したと判断した場合、ステップS43で屋内と判断した場合は、DSP/CPU19は、近景優先フォーカスと判定する(ステップS44)
一方、ステップS41で超高照度又は超低照度と判断した場合、ステップS43で屋外と判断した場合は、ステップS45に進み、絞りが開放であるか否かの判断を行う。この判断は、直前に行ったAE処理(ステップS1、ステップS8)によって定められた絞り値によって判断する。
ステップS45で、絞り開放であると判断すると、DSP/CPU19は、絞り開放の遠景優先フォーカスと判定し(ステップS46)、絞り開放でないと判断すると、絞り開放でない遠景優先フォーカスと判定する(ステップS47)。
そして、優先フォーカスの判定処理を行うと図4のステップS23に進む。
図4のステップS23に進むと、DSP/CPU19は、連続して3回同じ優先フォーカスの種類が判定されたか否かの判断を行う。つまり、該判定された優先フォーカスの種類が、これで、連続して3回目になるか否かの判断を行う。例えば、撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理により近景優先フォーカスと判定され、次の判定処理においても近景優先フォーカスと判定され、また、次の判定処理においても近景優先フォーカスと判定された場合には、3回連続して同じ優先フォーカスの種類が判定されたと判断する。
なお、3回連続して同じ優先フォーカスの種類が判定された場合であっても、記憶領域Aに記憶されている優先フォーカスの種類と同じである場合には、3回連続して同じ優先フォーカスの種類が判定されたとは判断しないようにする。また、記憶領域Aに優先フォーカスの種類が記憶されていない場合は、連続して3回同じ優先フォーカスが判定されていない場合でも、連続して3回同じ優先フォーカスが判定されたと判断する。
ステップS23で、連続して3回同じ優先フォーカスの種類が判定されていないと判断すると、そのままステップS25に進み、ステップS23で、連続して3回同じ優先フォーカスの種類が判定されたと判断すると、DSP/CPU19は、該判定された優先フォーカスの種類を確定し、該判定が確定した優先フォーカスの種類を示す情報をメモリ21の記憶領域Aに記憶させて(ステップS24)、つまり、記憶領域Aに記憶されている情報を更新して、ステップS25に進む。このとき、既に記憶領域Aに優先フォーカスの種類を示す情報が記憶されている場合には、上書きを行なう。
ステップS25に進むと、DSP/CPU19は、ズームステージの判定を行なう。この判定は、現在のズームレンズ2bのレンズ位置からズームステージの判定を行なう。ズームレンズ2bのレンズ位置が、ズームが殆ど行なわれていない状態のときのレンズ位置である場合には、ズームステージ1と判定し、ズームレンズ2bのレンズ位置が、ズームが一杯(マックス)に行なわれている状態のときのレンズ位置である場合には、ズームステージ7と判定する。
次いで、DSP/CPU19は、該判定したズームステージが記憶領域Bに記憶されている情報に基づくズームステージと同じであるか否かの判断を行う(ステップS26)。なお、記憶領域Bにズームステージを示す情報が記憶されていない場合には、該判定したズームステージが記憶領域Bに記憶されている情報に基づくズームステージと同じでないと判断する。
ステップS26で、記憶領域Bに記憶されている情報に基づくズームステージと同じズームステージが判定されたと判断すると、そのままステップS28に進み、同じズームステージが判定されていないと判断すると、DSP/CPU19は、該判定されたズームステージを示す情報をメモリ21の記憶領域Bに記憶させて(ステップS27)、つまり、記憶領域Bに記憶されている情報を更新してステップS28に進む。このとき、記憶領域Bに既にズームステージを示す情報が記憶されている場合には、上書きを行なう。
ステップS28に進むと、DSP/CPU19は、ステップS24で優先フォーカスを示す情報の記憶更新、又は、ステップS27でズームステージを示す情報の記憶更新、又は、両情報の記憶更新が行なわれたか否かを判断する。
ステップS28で、優先フォーカス、ズームステージを示す情報の記憶更新が行なわれたと判断すると、DSP/CPU19は、記憶領域Aに記憶している情報に基づく優先フォーカスの種類、及び、記憶領域Bに記憶している情報に基づくズームステージに対応するパンフォーカスのフォーカス位置をメモリ21のパンフォーカス位置テーブルから取得する(ステップS29)。
例えば、記憶領域Aに記憶されている情報に基づく優先フォーカスが絞り開放の遠景優先フォーカスであって、記憶領域Bに記憶されている情報に基づくズームステージがズームステージ5の場合には、取得するパンフォーカスのフォーカス位置は、被写界深度が3.5〜∞mとなるようなフォーカス位置を取得する。
そして、DSP/CPU19は、該取得したフォーカス位置にフォーカスレンズ2aを移動させて(ステップS30)、図3のステップS6又はステップS12に進む。
一方、ステップS21で撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理を行ってから1秒経過していないと判定した場合、ステップS28で優先フォーカス、ズームステージを示す情報の記憶更新が行われていないと判断した場合には、フォーカス処理を行うことなくフォーカス処理を終了し、図3のステップS6又はステップS12に進む。
C.以上のように、第1の実施の形態においては、動画撮像中(動画撮影中、スルー画像表示中)には、1秒間隔ごとに撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理と、ズームステージの判定処理を行い、該判定された優先フォーカスの種類とズームステージに応じたパンフォーカスのフォーカス位置の取得を行なうので、迅速にAF処理を行うことができ、且つ、撮影状況に応じた適切なフォーカスを行なうことができ、綺麗なピントの合った動画を撮像することができる。
また、優先フォーカスの種類を判定し、該判定した優先フォーカスにしたがって異なるパンフォーカスのフォーカス位置を取得するので、撮影状況に応じたフォーカスを行うことができる。
また、判定したズームステージにしたがって異なるパンフォーカスのフォーカス位置を取得するので、現在のズームレンズ位置に適したフォーカスを行うことができ、迅速且つ的確に被写体に対してフォーカスすることができる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。
上記第1の実施の形態のおけるフォーカス処理においては、撮影シーンを判断し、該判断した撮影シーンに基づいてPF動作を行なうというものであったが、第2の実施の形態においては、撮影シーンを判断し、該判断した撮影シーンに基づくフォーカス位置でコントラストAF処理を行なうというものである。
D.デジタルカメラ1の構成
第2の実施の形態も、図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現するが、メモリ21には、更にスキャン代表位置テーブルというテーブルを格納させておく。このメモリ21は、本発明の第2の記憶手段として機能する。
図6は、スキャン代表位置テーブルの様子を示すものであり、スキャン代表位置テーブルには、ズームステージ及び優先フォーカスの種類に対応するスキャン代表位置となるフォーカス位置(サンプリングポイント)がそれぞれ記録されている。
パンフォーカス位置テーブルと同様に、ズームステージがズームステージ1〜ズームステージ7まであり、優先フォーカスの種類も近景優先フォーカス、絞り開放の遠景優先フォーカス、絞り開放でない遠景優先フォーカスの3種類ある。
このズームステージ、及び、優先フォーカスの種類により、スキャン代表位置となるフォーカス位置(AFサーチポイント)が図6のテーブルから必然的に定まることとなる。
例えば、絞り開放の遠景優先フォーカスであって、ズームステージがズームステージ3である場合には、スキャン代表位置となるフォーカス位置は、被写界深度が1.2m〜2.2mとなるようなフォーカス位置と、被写界深度が1.6m〜4.6mとなるようなフォーカス位置と、被写界深度が2.5m〜∞mとなるようなフォーカス位置との3点となる。なお、ここでは、スキャン代表位置となるフォーカス位置を3点としたが、複数であれば、2点でもよいし4点であってもよい。
なお、優先フォーカスの種類及びズームステージに対応するスキャン代表位置となる3点のうち、中間に位置するフォーカス位置とその両端に位置するフォーカス位置との距離間隔は同じとする。つまり、スキャン代表位置となる3点のフォーカス位置をフォーカス位置1、フォーカス位置2、フォーカス位置3とし、フォーカス位置2がフォーカス位置1と、フォーカス位置3との間に位置すると仮定すると、フォーカス位置1とフォーカス位置2との距離間隔と、フォーカス位置2とフォーカス位置3との距離間隔(サンプリング間隔)は同じである。
例えば、上記した3点のフォーカス位置が、被写界深度が1.2m〜2.2mとなるようなフォーカス位置と、被写界深度が1.6m〜4.6mとなるようなフォーカス位置と、被写界深度が2.5m〜∞mとなるようなフォーカス位置である場合には、被写界深度が1.2m〜2.2mとなるようなフォーカス位置と、被写界深度が1.6m〜4.6mとなるようなフォーカス位置との距離間隔と、被写界深度が1.6m〜4.6mとなるようなフォーカス位置と、被写界深度が2.5m〜∞mとなるようなフォーカス位置との距離間隔は同じであることになる。
また、このサンプリング間隔は、ズームステージ及び優先フォーカスの種類に応じて異なるようにしてもよい。また、スキャン代表位置となるフォーカス位置によって定まるサーチ範囲もズームステージ及び優先フォーカスの種類に応じて異なるようにしてもよい。
E.デジタルカメラ1の動作
以下、第2の実施の形態におけるデジタルカメラ1のフォーカス処理の動作を図7及び図8のフローチャートにしたがって説明する。なお、デジタルカメラ1のメイン動作は、第1の実施の形態と同様であり、また、図7のステップS51からステップS58までの動作は、第1の実施の形態で説明した動作と同様なので簡略に説明する。
図3のステップS5、ステップS11に進むと、図7のステップS51に進み、撮影シーンに基づく判定処理を行ってから1秒経過したか否かの判断を行う。
ステップS51で、撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理を行ってから1秒経過したと判断した場合には、DSP/CPU19は、撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理を行う(ステップS52)。
次いで、DSP/CPU19は、連続して3回同じ優先フォーカスの種類が撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理により判定されたか否かの判断を行う(ステップS53)。
ステップS53で、連続して3回同じ優先フォーカスの種類が判定されていないと判断すると、そのままステップS55に進み、ステップS53で、連続して3回同じ優先フォーカスの種類が判定されたと判断すると、DSP/CPU19は、該判定された優先フォーカスの種類を確定し、該判定が確定した優先フォーカスの種類を示す情報をメモリ21の記憶領域Aに記憶させて、つまり、記憶の更新を行って(ステップS54)、ステップS55に進む。
ステップS55に進むと、DSP/CPU19は、ズームステージの判定を行い、該判定したズームステージが記憶領域Bに記憶されている情報に基づくズームステージと同じであるか否かの判断を行う(ステップS56)。
ステップS56で、記憶領域Bに記憶されている情報に基づくズームステージと同じズームステージが判定されたと判断すると、そのままステップS58に進み、同じズームステージが判定されていないと判断すると、DSP/CPU19は、該判定されたズームステージを示す情報をメモリ21の記憶領域Bに記憶させて、つまり、記憶の更新を行って(ステップS57)、ステップS58に進む。
ステップS58に進むと、DSP/CPU19は、ステップS54で優先フォーカスを示す情報の更新、又は、ステップS57でズームステージを示す情報の記憶更新、又は、両情報の記憶更新が行なわれたか否かを判断する。
ここまで(ステップS51〜ステップS58)の動作は、第1の実施の形態のフォーカス処理の動作、つまり、図4のステップS21〜ステップS28までの動作と、全く同一であるが、第2の実施の形態においては、以下の動作が第1の実施の形態における動作と異なることとなる。
ステップS58で、優先フォーカス、ズームステージの記憶の更新が行なわれたと判断すると、DSP/CPU19は、記憶領域Aに記憶されている情報に基づく優先フォーカスの種類、及び、記憶領域Bに記憶されている情報に基づくズームステージに対応するスキャン代表位置となる3点のフォーカス位置をメモリ21に格納されているスキャン代表位置テーブルから取得する(ステップS59)。
そして、スキャン代表位置となる3点のフォーカス位置の取得を行なうと、該取得した3点のフォーカス位置に基づいてコントラストAF処理を開始する(ステップS60)。ここで、コントラストAF処理とは、フォーカスレンズを1区分ずつ駆動させていき、そのときのCCD出力である撮像信号からAF評価値を検出し、AF評価値がピークとなるレンズの位置にレンズを合わせてピントを合わせるというものである。AF評価値とは、CCD7によって撮像された撮像信号に含まれる高周波成分に基づき算出される。
以下、取得した3点のフォーカス位置に基づいたコントラストAF処理について説明する。
図9は、取得した3点のフォーカス位置に基づいてコントラストAF処理によってサーチ駆動されるフォーカスレンズ2aの位置遷移と、そのときのAF評価値との関係を示すものである。
まず、該取得した3点のフォーカス位置のうち、現在のフォーカスレンズ2aのレンズ位置に最も近いフォーカス位置にフォーカスレンズ2aを移動させる。ここでは、該取得したフォーカス位置は、図9に示すように、フォーカス位置51、フォーカス位置52、フォーカス位置53とし、現在のフォーカスレンズ2aのレンズ位置は、レンズ位置41とするので、レンズ位置41に最も近いフォーカス位置51にフォーカスレンズ2aを移動させる。そして、このフォーカスレンズ2aのレンズ位置で、CCD7による撮像処理を実行して、そのときのAF評価値を検出する。そして、現在のフォーカスレンズ2aのレンズ位置に最も近いフォーカス位置52にフォーカスレンズ2aを移動させて、このフォーカスレンズ2aのレンズ位置でCCD7による撮像処理を実行し、そのときのAF評価値を検出する。そして、最後のフォーカス位置53にフォーカスレンズ2aを移動させて、このフォーカスレンズ2aのレンズ位置でCCD7による撮像処理を実行し、そのときのAF評価値を検出する。つまり、スキャン代表位置として取得した3点のフォーカス位置に対してのみAF評価値を検出する。
また、取得した3点のフォーカス位置に基づいたコントラストAF処理におけるフォーカスレンズ2aの1回の移動量(1区分)は、図9でいうとフォーカス位置52とフォーカス位置51との間の距離、又は、フォーカス位置53とフォーカス位置52との間の距離をいう。なお、フォーカス位置52とフォーカス位置51との間の距離と、フォーカス位置53とフォーカス位置52との間の距離との距離は等しい。
このフォーカスレンズ2aの1回の移動量(1区分)は、取得したスキャン代表位置となる3点のフォーカス位置に基づいて定められることとなるが、ズームステージや優先フォーカスの種類に応じて異なるようにしてもよい。つまり、AF評価値を検出するフォーカスレンズ2aのサンプリング間隔がズームステージやフォーカスの種類に応じて異なるように予めスキャン代表位置テーブルに記録しておく。
また、取得した3点のフォーカス位置に基づいたコントラストAF処理におけるAF評価値を検出するフォーカスレンズ2aのレンズ位置のレンズ範囲(サーチ範囲)も取得したスキャン代表位置となる3点のフォーカス位置に基づいて定められることとなるが、ズームステージや優先フォーカスの種類に応じて異なるようにしてもよい。つまり、サーチ範囲がズームステージやフォーカスの種類に応じて異なるように予めスキャン代表位置テーブルに記録しておく。
このように、取得した3点のフォーカス位置に基づいたコントラストAF処理においては、従来のコンティニュアス的に行なうコントラストAF処理よりもサーチポイントの数が少なくなる(サーチ範囲が狭くなる)ので迅速にAF処理を行うことが可能となる。また、従来のコントラストAF処理におけるサンプリング間隔よりも広いサンプリング間隔とすることで迅速にAF処理を行うことも可能となる。
そして、該検出した3点のフォーカス位置におけるAF評価値の中でAF評価値がピークとなるフォーカス位置にフォーカスレンズ2aを移動させる。図9を見ると、AF評価値がピークとなるフォーカス位置は、フォーカス位置52なので、フォーカスレンズ2aをフォーカス位置52に移動させることにより被写体に対してフォーカスを行なうことができる。
図8のフローチャートに戻り、ステップS60で、該取得したスキャン代表位置となる3点のフォーカス位置に基づくコントラストAF処理を開始すると、DSP/CPU19は、現在行なっているコントラストAF処理が失敗したか否かの判断を行う(ステップS61)。AF処理が失敗する例としては、AF評価値がピーク(山形の頂点)となるフォーカスレンズ2aのレンズ位置が検出されなかった場合などがある。
ステップS61で、コントラストAF処理が失敗していないと判断すると、DSP/CPU19は、コントラストAF処理が完了(成功)したか否かを判断し(ステップS62)、完了していないと判断するとステップS61に戻る。
コントラストAF処理が失敗と判断されずに(ステップS61でNに分岐)、完了(成功)したと判断すると(ステップS62でYに分岐)、つまり、該取得した3点のフォーカス位置の中でAF評価値がピークとなるフォーカス位置にフォーカスレンズ2aを移動させると、図3のステップS6、又は、ステップS12に進む。
一方、コントラストAF処理が完了すると判断される前に、コントラストAF処理が失敗したと判断すると(ステップS61でYに分岐)、ステップS63に進み、DSP/CPU19は、記憶領域Aに記憶している情報に基づく優先フォーカスの種類、及び、記憶領域Bに記憶している情報に基づくズームステージからパンフォーカスのフォーカス位置をメモリ21のパンフォーカス位置テーブルから取得する(ステップS63)。
次いで、DSP/CPU19は、該取得したフォーカス位置にフォーカスレンズ2aを移動させて(ステップS64)、図3のステップS6、又は、ステップS12に進む。
また、ステップS51で、撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理を行ってから1秒経過していないと判断した場合、ステップS58で、優先フォーカス、ズームステージの記憶更新が行なわれていないと判断した場合には、そのまま図3のステップS6、又は、ステップS12に進む。
F.以上のように、第2の実施の形態においては、動画撮像中(動画撮影中、スルー画像表示中)には、1秒間隔ごとに撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理と、ズームステージの判定処理を行い、該判定された優先フォーカスの種類とズームステージに応じたスキャン代表位置となるフォーカス位置を取得し、該取得したフォーカス位置のAF評価値を検出して、コントラストAF処理を行うので、被写体に対して迅速且つ的確にフォーカスすることができ、綺麗なピントの合った動画を撮像することができる。
また、優先フォーカスの種類を判定し、該判断した種類の優先フォーカスにしたがって異なったスキャン代表位置を取得するので、撮影状況に応じたフォーカスを行うことができ、迅速且つ的確に被写体に対してフォーカスすることができる。
また、現在のズームレンズ2bのレンズ位置にしたがって異なるスキャン代表位置を取得するので、現在のズームレンズ位置に適したフォーカスを行うことができ、迅速且つ的確に被写体に対してフォーカスすることができる。
なお、本発明は、以下のような変形例も可能である。
(1)また、スキャン代表位置テーブルには、ズームレンズ2bのレンズ位置及び判断された優先フォーカスに対応するスキャン代表位置として複数のフォーカス位置をそれぞれ記録しておくようにしたが、1点だけのフォーカス位置をそれぞれ記録するようにしてもよい。つまり、図3に示すパンフォーカス位置テーブルに示すように、ズームレンズ2bのレンズ位置及び判断された優先フォーカスに対応するスキャン代表位置をそれぞれ1点と決めておくようにする。この場合には、スキャン代表位置として取得したフォーカス位置を基準に、フォーカスレンズを狭範囲で駆動させて、AF評価値が最も高くなるフォーカス位置にフォーカスレンズ2bを駆動させるようにしてもよい。
(2)また、スキャン代表位置テーブルには、3点のサーチポイントとなるフォーカス位置を記録するようにしたが、これに代えて、サーチ範囲を示すサーチ範囲テーブルというものを設け、このサーチ範囲内でコントラストAF処理を行うようにしてもよい。このサーチ範囲テーブルには、ズームレンズ2bのレンズ位置及び優先フォーカスの種類に応じたサーチ範囲を予め記録しておく。サーチ範囲を特定する方法としては、サーチ範囲の両端となるフォーカス位置を記録させておくことによりサーチ範囲を特定することができる。
(3)また、スキャン代表位置テーブルに代えて、サンプリング間隔を示したサンプリング間隔テーブルというものを設けるようにしてもよい。このサンプリング間隔テーブルには、ズームレンズ2bのレンズ位置及び優先フォーカスの種類に応じたサンプリング間隔を予め記録させておく。この場合には、サーチ範囲は、通常のコントラストAF処理におけるサーチ範囲と同じということになるが、サンプリング間隔は、通常のコントラストAF処理におけるサンプリング間隔より大きくする。
(4)また、スキャン代表位置テーブルに代えて、上記したサーチ範囲テーブル及びサンプリング間隔テーブルというものを設け、現在のズームレンズ2bのレンズ位置及び優先フォーカスの種類に応じて、サーチ範囲とサンプリング間隔を変えるようにしてもよい。
(5)また、予めスキャン代表位置テーブル、パンフォーカス位置テーブルというものを設けるようにしたが、これらのテーブルを設けずに、計算によってスキャン代表位置となるフォーカス位置や、パンフォーカスのフォーカス位置を求めるようにしてもよい。
(6)また、スキャン代表位置テーブルには、優先フォーカスの種類及びズームレンズのレンズ位置に対応する3点のフォーカス位置を格納するようにしたが、優先フォーカスの種類のみに対応する3点のフォーカス位置を格納するようにしてもよい。つまり、現在の撮影シーンを判断し、該判断した撮影シーンに基づく優先フォーカスの種類によってスキャン代表位置となる3点のフォーカス位置を取得するようにしてもよい。
また、パンフォーカス位置テーブルも同様に、優先フォーカスの種類のみに対応するフォーカス位置を格納しておくようにしてもよい。
(7)また、上記第1の実施の形態も、第2の実施の形態も、スルー画像表示時おけるフォーカス処理(図3のステップS5)と、動画撮影時におけるフォーカス処理(図3のステップS11)とを同一のフォーカス処理としたが、スルー画像表示時におけるフォーカス処理は、上記第1の実施の形態におけるフォーカス処理(パンフォーカスによるフォーカス処理)を行い、動画撮影時におけるフォーカス処理は、上記第2の実施の形態におけるフォーカス処理(コントラストAF処理を用いたフォーカス処理)を行なうようにしてもよい。
また、スルー画像表示時におけるフォーカス処理と、動画撮影時におけるフォーカス処理とを逆にしてもよい。
(8)また、ユーザが任意にスルー画像表示時におけるフォーカス処理と、動画撮影時におけるフォーカス処理とを、第1の実施の形態におけるフォーカス処理で行なうか又は第2の実施の形態におけるフォーカス処理で行なうか選択することができるようにしてもよい。
(9)更に、上記実施の形態におけるデジタルカメラ1は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、カメラ付き携帯電話、カメラ付きPDA、カメラ付きパソコン、カメラ付きICレコーダ、又はデジタルビデオカメラ等でもよく、要は被写体の動画を撮像することができる機器であれば何でもよい。
本発明の実施の形態のデジタルカメラのブロック図である。 メモリ21に格納されているパンフォーカス位置テーブルの内容を示す図である。 デジタルカメラ1のメイン動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるフォーカス処理の動作を示すフローチャートである。 撮影シーンに基づく優先フォーカスの判定処理の動作を示すフローチャートである。 メモリ21に格納されているスキャン代表位置テーブルの内容を示す図である。 第2の実施の形態におけるフォーカス処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるフォーカス処理の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるフォーカス処理によるコントラストAF処理によってサーチ駆動されるフォーカスレンズ2aの位置遷移と、そのときのAF評価値との関係を示すものである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ
3 モータ駆動回路
4 絞り
5 垂直ドライバ
6 TG
7 CCD
8 サンプルホールド回路
9 アナログデジタル変換器
10 カラープロセス回路
11 DMAコントローラ
12 DRAMインターフェース
13 DRAM
14 VRAMコントローラ
15 VRAM
16 デジタルビデオエンコーダ
17 画像表示部
18 JPEG回路
19 DSP/CPU
20 キー入力部
21 メモリ
22 ストロボ駆動部
23 ストロボ発光部
24 カードI/F
25 メモリ・カード
26 バス

Claims (18)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による被写体の動画像の撮像を制御する動画撮像制御手段と、
    前記動画撮像制御手段による撮像制御が行われているときに周期的に撮影シーンを判断する判断手段と、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうフォーカス制御手段と、
    を備えたことを特徴とする動画撮像装置。
  2. 前記フォーカス制御手段は、
    前記判断手段により同じ撮影シーンが連続して所定回数判断された場合は、該判断された撮影シーンに応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項1記載の動画撮像装置。
  3. 前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、優先フォーカスの種類を判定する判定手段を備え、
    前記フォーカス制御手段は、
    前記判定手段により判定された優先フォーカスの種類に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項1又は2記載の動画撮像装置。
  4. 光学ズーム倍率を設定する光学ズーム倍率設定手段と、
    前記光学ズーム倍率設定手段により設定された光学ズーム倍率にしたがってズームレンズを移動させる光学ズーム手段と、
    前記ズームレンズのレンズ位置を取得するズームレンズ位置取得手段と、
    を備え、
    前記フォーカス制御手段は、
    前記判断手段により判断された撮影シーン及び前記ズームレンズ位置取得手段により取得されたズームレンズのレンズ位置に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の動画撮像装置。
  5. 前記フォーカス制御手段は、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに対応するパンフォーカスのフォーカス位置に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうパンフォーカス制御手段を含むことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の動画撮像装置。
  6. 前記パンフォーカス制御手段は、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、パンフォーカスのフォーカス位置を取得するPF位置取得手段を含み、
    前記PF位置取得手段により取得されたパンフォーカスのフォーカス位置に応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 撮影シーンに対応するパンフォーカスのフォーカス位置を予め記憶している第1の記憶手段を備え、
    前記PF位置取得手段は、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、パンフォーカスのフォーカス位置を前記第1の記憶手段から取得することを特徴とする請求項6記載の動画撮像装置。
  8. フォーカスレンズのレンズ位置を変えていくとともに前記動画撮像制御手段により撮像された撮像画像のAF評価値を検出し、該検出した複数のAF評価値に基づいてフォーカスレンズを合焦レンズ位置に移動させるコントラストAF手段を備え、
    前記フォーカス制御手段は、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに応じて、前記コントラストAF手段により前記動画撮像制御手段により撮像された撮像画像のAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を変更させて、被写体に対してフォーカスを行なう第1のAF制御手段を含むことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の動画撮像装置。
  9. 前記第1のAF制御手段は、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、複数のフォーカス位置を取得するフォーカス位置取得手段を含み、
    前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を、前記フォーカス位置取得手段により取得された複数のフォーカス位置に限定することを特徴とする8記載の動画撮像装置。
  10. 前記フォーカス位置取得手段により取得される複数のフォーカス位置は、一定のサンプリング間隔を有することを特徴とする請求項9記載の動画撮像装置。
  11. 撮影シーンに対応する複数のフォーカス位置を予め記憶している第2の記憶手段を備え、
    前記フォーカス位置取得手段は、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、複数のフォーカス位置を前記第2の記憶手段から取得することを特徴とする請求項9又は10記載の動画撮像装置。
  12. 前記第1のAF制御手段は、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置のレンズ範囲を取得する範囲取得手段を含み、
    前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を、前記範囲取得手段により取得されたフォーカスレンズのレンズ位置のレンズ範囲内に限定することを特徴とする請求項8記載の動画撮像装置。
  13. 前記第1のAF制御手段は、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに基づいて、前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置のサンプリング間隔を取得する間隔取得手段を含み、
    前記コントラストAF手段によりAF評価値を検出するフォーカスレンズのレンズ位置を、前記間隔取得手段により取得されたサンプリング間隔にしたがって変更することを特徴とする請求項8記載の動画撮像装置。
  14. 前記第1のAF制御手段によるフォーカスが失敗したか否かを判断する失敗判断手段を備え、
    前記フォーカス制御手段は、
    前記失敗判断手段により前記第1のAF制御手段によるフォーカスが失敗したと判断した場合には、前記パンフォーカス制御手段により被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項8乃至13の何れかに記載の動画撮像装置。
  15. 前記第パンフォーカス制御手段によるフォーカス制御と、前記第1のAF制御によるフォーカス制御のいずれかを選択するための選択手段を備え、
    前記フォーカス制御手段は、
    前記選択手段により選択されたフォーカス制御にしたがって被写体に対してフォーカスを行なうことを特徴とする請求項8乃至14の何れかに記載の動画撮像装置。
  16. 前記動画撮影制御処理により撮像された動画データを記録手段に記録する記録制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至15の何れかに記載の動画撮像装置。
  17. 前記動画撮影制御処理により撮像された動画データを表示手段に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至16の何れかに記載の動画撮像装置。
  18. 被写体を撮像する撮像処理と、
    前記撮像処理による被写体の動画像の撮像を制御する動画撮像制御処理と、
    前記動画像の撮像制御が行われているときに周期的に撮影シーンを判断する判断処理と、
    前記判断手段により判断された撮影シーンに応じて、フォーカスレンズのレンズ位置を変更させることにより被写体に対してフォーカスを行なうフォーカス制御処理と、
    を含み、上記各処理をコンピュータで実行させることを特徴とするプログラム。

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