JP2007166011A - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ズームが行なわれた場合であっても、ユーザが迅速に撮影対象物がどこに存在するかを認識することができる撮像装置及びそのプログラムを実現する。
【解決手段】 ユーザによってズームアップ操作が行なわれると(S3でY)、ズームレンズ3がWide端に位置しているか否かを判断し(S4)、ズームレンズがWide端に位置していると判断するとCCD5により撮像された画像データをサブ画像データとしてバッファメモリに記憶し該記憶したサブ画像22をスルー画像とともに表示させる(S5)。次いで、ユーザのズームキーの操作にしたがってズームレンズ3を移動させる(S6)。そして、ズーム操作に対応した大きさでズーム枠をサブ画像22上に重ねて表示させる(S7)とともに位置算出部11により算出された位置に基づいてズーム枠を表示させる(S8)。そして、ズームが終了したか否かを判断し、終了していない場合はステップS6に戻る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置及びそのプログラムに係り、詳しくは、ズーム機能を搭載した撮像装置及びそのプログラムに関する。
近年、撮像装置、例えば、デジタルカメラに内蔵されている光学ズーム機能により、ズームレンズを移動させ、CCDなどの撮像素子により撮像された画像を表示させることにより、ユーザが撮像されている画像を認識することができる。
しかしながら、ズームを行なうと、ユーザが元の画像全体に対してどの程度の範囲を拡大しているのかを確認することができないため、ズーム無しの場合における表示範囲に対して現在表示中の拡大画像がどの範囲であるかを示す拡大範囲情報に重ねて拡大画像を表示させることにより、ユーザにどの範囲が拡大されているのかを認識させるという技術も登場してきている(特許文献1)。
公開特許公報 特開2004−72206
しかしながら、ズーム倍率が高くなるにつれて、撮影したい対象物がフレームアウトしてしまうと、該対象物を探せなくなってしまうという問題点があり、たとえ、該対象物を探せたとしても、時間がかかり、迅速に該対象物を撮影したい状況の場合には、該対象物を撮影することができなくなってしまうという問題点があった。
また、上記特許文献1記載の技術によれば、拡大範囲がズーム無しの表示範囲に対して、どの範囲であるかを認識することはできるが、上記した問題点を解決するには不十分な技術であった。
そこで本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ズームが行なわれた場合であっても、ユーザが迅速に撮影対象物がどこに存在するかを認識することができる撮像装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による撮像装置は、被写体の光を画像データに変換する撮像手段と、
前記撮像手段を用いて被写体の動画の撮像を行なう動画撮像制御手段と、
ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なう光学ズーム手段と、
ユーザがズーム操作を行なうためのズーム操作手段と、
前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じて前記光学ズーム手段のズーム動作を制御するズーム制御手段と、
前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを表示手段に表示させるとともに、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、例えば、請求項2に記載されているように、前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作がズームアップ操作かズームダウン操作かを判断する第1の判断手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記第1の判断手段によりズームアップ操作が行われたと判断された場合に、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データを表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項3に記載されているように、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備え、
前記記憶制御手段は、
前記第1の判断手段によりズームアップ操作が行われたと判断された場合に、前記記憶手段に記憶されている画像データの記憶を更新し、
前記表示制御手段は、
前記記憶手段に記憶された画像データを前記表示手段に表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項4に記載されているように、前記表示制御手段は、
前記ズーム制御手段によるズームアップ動作中、及び/又は、ズームアップ動作の終了後一定時間、サブ画像データを表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項5に記載されているように、前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過したか否かを判断する第2の判断手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記第2の判断手段によりズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断された場合は、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合であっても、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項6に記載されているように、前記ズーム制御手段によるズームアップ動作のズーム量が所定量以上であるか否かを判断する第3の判断手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合は、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項7に記載されているように、前記ズーム操作手段は、2つのズームアップ操作手段を含み、
前記表示制御手段は、
一方のズームアップ操作手段によりズームアップがされた場合のみ、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データを表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項8に記載されているように、前記表示制御手段にサブ画像データが表示されているか否かを判断する第4の判断手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記第4の判断手段によりサブ画像データが表示されていないと判断された場合であって、前記第2の判断手段により前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断され、且つ、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合、又は、前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合であっても、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項9に記載されているように、前記表示制御手段は、
前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間が経過した場合には、表示させるサブ画像データを該所定時間経過後に前記撮像手段により得られた画像データに更新させて表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項10に記載されているように、前記表示制御手段は、
前記ズームレンズがワイド端にある状態で、前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを前記表示手段に表示させるとともに、ワイド端で前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項11に記載されているように、前記表示制御手段は、
前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御により前記動画撮像制御手段により得られる動画データの画角が前記表示手段に表示されているサブ画像データの画角に達した場合には、サブ画像データの表示を禁止する手段を含むようにしてもよい。
また、例えば、請求項12に記載されているように、前記表示制御手段は、
前記動画撮像制御手段により得られた動画データが、前記表示手段に表示されているサブ画像データのどの範囲に対応するかを示すズーム枠を該サブ画像データの画像上に重ねて表示させる手段を含むようにしてもよい。
また、例えば、請求項13に記載されているように、前記表示制御手段は、
前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じた大きさで前記ズーム枠を表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項14に記載されているように、前記ズーム枠の表示位置を検出する検出手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記検出手段により検出された表示位置に応じて前記ズーム枠を表示させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項15に記載されているように、前記検出手段は、
前記動画撮像制御手段により得られた動画データと、表示されているサブ画像データとを画像認識することにより、表示位置を検出するようにしてもよい。
上記目的達成のため、請求項16記載の発明による撮像装置は、ズームレンズと、
前記ズームレンズを介して投影された被写体の光を画像データに変換する第1の撮像手段と、
前記ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なうズーム制御手段と、
被写体の光を画像データに変換する第2の撮像手段と、
前記第1の撮像手段により得られた画像データ及び前記第2の撮像手段により得られた画像データを表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記第2の撮像手段により得られる画像データの画角は、前記ズームレンズがワイド端に位置するときに前記第1の撮像手段により得られる画像データの画角と略同一であることを特徴とする。
上記目的達成のため、請求項17記載の発明によるプログラムは、被写体の光を画像データに変換する撮像素子と、
前記撮像手段を用いて被写体の動画の撮像を行なう動画撮像制御手段と、
ズームレンズ3を光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なう光学ズーム手段と、
ユーザがズーム操作を行なうためのズーム操作手段と、
前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じて前記光学ズーム手段のズーム動作を制御するズーム制御手段と、
を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを表示部に表示させるとともに、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させる処理と、
を含むことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、被写体の光を画像データに変換する撮像手段と、前記撮像手段を用いて被写体の動画の撮像を行なう動画撮像制御手段と、ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なう光学ズーム手段と、ユーザがズーム操作を行なうためのズーム操作手段と、前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じて前記光学ズーム手段のズーム動作を制御するズーム制御手段と、前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを表示手段に表示させるとともにズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させる表示制御手段と、を備えるようにしたので、ズームアップ後に撮影対象物がフレームアウトした場合であっても、サブ画像を見ることにより該対象物がどこに存在するかをユーザは認識することができる。
また、ズームアップが行なわれる前に撮像された画像をサブ画像として表示させるので、ズームアップが行われてもユーザはズーム前の画角でカメラを構え続けているような感覚を得ることができる。
請求項2又は3記載の発明によれば、前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作がズームアップ操作かズームダウン操作かを判断する第1の判断手段を備え、前記表示制御手段は、前記第1の判断手段によりズームアップ操作が行われたと判断された場合に、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させるようにしたので、ズームアップ操作がされるたびに、表示させるサブ画像を更新させていくことができ、フレームアウトした場合であっても、撮影対象物を迅速に捕らえることができる。
請求項4記載の発明によれば、前記表示制御手段は、前記ズーム制御手段によるズームアップ動作中、及び/又は、ズームアップ動作の終了後一定時間、サブ画像データを表示させるようにしたので、フレームアウトした場合であっても、撮影対象物を迅速に捕らえることができる。また、一定時間サブ画像データを表示させるので、サブ画像データは絶えず表示されるという煩わしさを無くすことができる。
請求項5記載の発明によれば、前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過したか否かを判断する第2の判断手段を備え、前記表示制御手段は、前記第2の判断手段によりズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断された場合は、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合であっても、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させるようにしたので、ズームを小刻みに行なう場合が多いズーム調整時には、不必要にサブ画像の更新を行なわなくてすみ、また、小刻みにサブ画像が更新されるというユーザの煩わしさを無くすことができる。
請求項6記載の発明によれば、前記ズーム制御手段によるズームアップ動作のズーム量が所定量以上であるか否かを判断する第3の判断手段を備え、前記表示制御手段は、前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合は、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させるようにしたので、ズームを小刻みに行なう場合が多いズーム調整時には、不必要にサブ画像の更新を行なわなくてすみ、また、小刻みにサブ画像が更新されるというユーザの煩わしさを無くすことができる。
請求項7記載の発明によれば、前記ズーム操作手段は、2つのズームアップ操作手段を含み、前記表示制御手段は、一方のズームアップ操作手段によりズームアップがされた場合のみ、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データを表示させるようにしたので、ユーザはサブ画像の更新を行なうか否かを選択することができる。つまり、サブ画像を更新させた場合は一方のズームアップ操作手段を操作し、サブ画像を更新させたくない場合には他方のズームアップ操作手段を操作することにより、サブ画像の更新をユーザが選択することができる。
請求項8記載の発明によれば、前記表示制御手段にサブ画像データが表示されているか否かを判断する第4の判断手段を備え、前記表示制御手段は、前記第4の判断手段によりサブ画像データが表示されていないと判断された場合であって、前記第2の判断手段により前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断され、且つ、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合、又は、前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合であっても、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させるようにしたので、サブ画像が表示されていないときに、ズームアップ動作が行われた場合には、サブ画像を表示させることができる。
請求項9記載の発明によれば、前記表示制御手段は、前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過した場合には、表示させるサブ画像データを該所定時間経過後に前記撮像手段により得られた画像データに更新して表示させるようにしたので、所定時間が経過した場合には、一律にサブ画像データを更新させることができる。
請求項10記載の発明によれば、前記表示制御手段は、前記ズームレンズがワイド端にある状態で、前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップが行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを前記表示手段に表示させるとともに、ワイド端で前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させるようにしたので、ズームアップ後に撮影対象物がフレームアウトした場合であっても、サブ画像を見ることにより該対象物がどこに存在するかをユーザは認識することができる。
また、ズームアップが行なわれる前に撮像された画像をサブ画像として表示させるので、ズームアップが行われてもユーザはズーム前の画角でカメラを構え続けているような感覚を得ることができる。
請求項11記載の発明によれば、前記表示制御手段は、前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御により前記動画撮像制御手段により得られる動画データの画角が前記表示手段に表示されているサブ画像データの画角に達した場合には、サブ画像データの表示を禁止する手段を含むようにしたので、必要のないサブ画像データの表示を行わなくてすむ。
請求項12記載の発明によれば、前記表示制御手段は、前記動画撮像制御手段により得られた動画データが、前記表示手段に表示されているサブ画像データのどの範囲に対応するかを示すズーム枠を該サブ画像データの画像上に重ねて表示させる手段を含むようにしたので、ユーザは、現在サブ画像上のどの範囲を撮像しているのかをすぐに認識することができ、撮影対象物がフレームアウトした場合であっても、該撮影対象物を迅速に捕らえることができる。
請求項13記載の発明によれば、前記表示制御手段は、前記ズーム手段により行なわれたズーム操作に応じた大きさで前記ズーム枠を表示させるようにしたので、撮影している画像の画角と同じ画角のズーム枠を表示させることができる。
請求項14記載の発明によれば、前記ズーム枠の表示位置を検出する検出手段を備え、前記表示制御手段は、前記検出手段により検出された表示位置に応じて前記ズーム枠を表示させるようにしたので、撮像している画像と同じ位置にズーム枠を表示させることができる。
請求項15記載の発明によれば、前記検出手段は、前記動画撮像制御手段により得られた動画データと、表示されているサブ画像データとを画像認識することにより、表示位置を検出するようにしたので、撮像している画像と同じ画像がサブ画像上のどの位置にあるかを検出し、該検出した位置を表示位置とすることができ、撮像している画像と同じ位置にズーム枠を表示させることができる。
請求項16記載の発明によれば、ズームレンズと、前記ズームレンズを介して投影された被写体の光を画像データに変換する第1の撮像手段と、前記ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なうズーム制御手段と、被写体の光を画像データに変換する第2の撮像手段と、前記第1の撮像手段により得られた画像データ及び前記第2の撮像手段により得られた画像データを表示手段に表示させる表示制御手段と、を備え、前記第2の撮像手段により得られる画像データの画角は、前記ズームレンズがワイド端に位置するときに前記第1の撮像手段により得られるが画像データの画角と略同一であるようにしたので、ズームアップ後に撮影対象物がフレームアウトした場合であっても、サブ画像を見ることにより該対象物がどこに存在するかをユーザは認識することができる。
また、ズームアップが行なわれる前に撮像された画像をサブ画像として表示させるので、ズームアップが行われてもユーザはズーム前の画角でカメラを構え続けているような感覚を得ることができる。
請求項17記載の発明によれば、デジタルカメラ、パソコン等に読み込ませることにより、本発明の撮像装置を実現することができる。
以下、本実施の形態について、本発明の撮像装置をデジタルカメラに適用した一例として図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、フォーカスレンズ2、ズームレンズ3、レンズ駆動ブロック4、CCD5、垂直ドライバ6、TG(timing generator)7、ユニット回路8、信号処理部9、CPU10、位置算出部11、DRAM12、ROM13、フラッシュメモリ14、キー入力部15、画像表示部16を備えている。
フォーカスレンズ2及びズームレンズ3は、図示しない複数のレンズ群からなり、フォーカスレンズ2及びズームレンズ3にレンズ駆動ブロック4が接続されている。
レンズ駆動ブロック4は、フォーカスレンズ2を光軸方向に移動させるフォーカスモータ40a、及び、ズームレンズ3を光軸方向に移動させるズームモータ40bと、CPU10から送られてくる制御信号にしたがってフォーカスモータ40a及びズームモータ40bをそれぞれ駆動させるモータドライバ41a、41bとから構成されている。
CCD5は、垂直ドライバ6によって走査駆動され、一定周期毎に被写体像のRGB値の各色の光の強さを光電変換して撮像信号(画像データ)としてユニット回路8に出力する。この垂直ドライバ6、ユニット回路8の動作タイミングはTG7を介してCPU10により制御される。
ユニット回路8にはTG7が接続されており、CCD5から出力される撮像信号を相関二重サンプリングして保持するCDS(Correlated Double Sampling)回路、そのサンプリング後の撮像信号の自動利得調整を行うAGC(Automatic Gain Control)回路、その自動利得調整後のアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器から構成されており、CCD5の撮像信号は、ユニット回路8を経てデジタル信号として信号処理部9に送られる。
信号処理部9は、ユニット回路8から送られてきた画像データに対して画素補間処理、γ補正、ホワイトバランス処理などの処理を施すとともに輝度色差信号(YUV)を生成し、該生成した輝度色差信号の画像データはCPU10に送られる。
CPU10は、スルー画像表示とともに後述するサブ画像の表示処理及びズーム枠の表示処理、画像データの圧縮・伸張(例えば、JPEG形式やMPEG形式の圧縮・伸張)の処理などを行う機能を有するとともに、デジタルカメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。また、CPU10は、クロック回路を含み、このクロック回路は日付、時刻を計時するとともにタイマーとしての機能も有する。
ROM13には、CPU10の各部に制御に必要な制御プログラム、及び必要なデータが記録されており、CPU10は、該プログラムに従い動作する。
特に、本実施の形態では、CPU10は、キー入力部15のズームキーの操作にしたがってズームレンズ3を光軸方向に移動させる機能、ズームキーの「Tキー」の操作時にCCD5に撮像された画像データをサブ画像データとして記憶させる機能、また、該サブ画像データの画像(サブ画像)を画像表示部16に表示させる機能を有する。
また、現在撮像されている画像データが、該記憶したサブ画像のどの部分に対応するかを示すズーム枠をサブ画像上に表示させる機能を有する。
このサブ画像上に表示させるズーム枠の表示位置は、位置算出部11によって算出された位置にしたがって表示させ、表示させるズーム枠の大きさは、ズームキーの操作にしたがって変化する。例えば、「Tキー」の操作が行なわれた場合は、表示させるズーム枠は小さくなり、「Wキー」の操作が行なわれた場合は、表示させるズーム枠は大きくなる。
位置算出部11は、後述するサブ画像上に表示させるズーム枠の位置を算出するものであり、この算出されたズーム枠の位置により、現在撮像され、スルー画像表示されている画像データがサブ画像のどの部分に対応する画像であるかを認識することができる。
この位置算出部11は、ジャイロセンサを内蔵することによりデジタルカメラ1の位置を常時算出することにより、サブ画像データが記憶されたときのデジタルカメラ1の位置と、現在スルー画像表示されている画像データが撮像されたときのデジタルカメラ1の位置とを比較することによりズーム枠の位置を算出するようにしてもよいし、画像認識処理により、サブ画像と、現在撮像されている画像データの画像との認識、対比を行なうことにより、ズーム枠の位置を算出するようにしてもよい。
なお、ここでは、画像認識により表示させるズーム枠の位置を算出するようにする。具体的には、サブ画像上において、現在撮像されている画像データの画像と一致する部分を検索し、この検索された部分を取り囲むようにズーム枠を表示させることになる。
DRAM12は、CCD5によって撮像された後、CPU10に送られてきた画像データを一時記憶するバッファメモリとして使用されるとともに、CPU10のワーキングメモリとして使用される。
フラッシュメモリ14は、CCD5によって撮像され、CPU10によって圧縮された画像データなどを保存しておく記録媒体である。
キー入力部15は、シャッタボタン、モード切替キー、ズームキー(「W」キー、「T」キー)、十字キー等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。
画像表示部16は、カラーLCDとその駆動回路を含み、撮影待機状態にあるときには、CCD5によって撮像された被写体をスルー画像として表示し、記録画像の再生時には、フラッシュメモリ14から読み出され、伸張された記録画像を表示させる。
B.デジタルカメラ1の動作
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図2及び3のフローチャートにしたがって説明する。
ユーザのモード切替キーの操作により撮影モードに設定されると、CPU10は、CCD5により撮像を開始させ、信号処理部9によって生成された輝度色差信号の画像データをバッファメモリに記憶させ、該記憶された被写体の画像データを画像表示部16に表示させるというスルー画像表示を開始させる(ステップS1)。なお、撮影モード設定当初、ズームレンズ3はWide端に位置しているものとする。
次いで、CPU10は、ユーザによってズーム操作が行なわれたか否かの判断を行う(ステップS2)。このズーム操作が行なわれたか否かの判断は、ズームキー(「T」キー、「W」キー)の操作に対応する操作信号がキー入力部15から送られてきたか否かにより判断する。なお、ズームレンズ3がWide端にある状態で、「W」キーの操作が行なわれた場合や、ズームレンズ3がTele端にある状態で、「T」キーの操作が行なわれた場合には、それ以上、ズームレンズ3を動かすことはできないので、ズーム操作が行なわれたと判断しない。
ステップS2で、ズーム操作が行われていないと判断するとステップS14に進み、ステップS2で、ズーム操作が行われたと判断すると、CPU10は、ズーム操作は、ズームアップ操作であるか否かの判断を行う(ステップS3)。この判断は、「T」キーの操作に対応する操作信号がキー入力部15から送られてきたか否かにより判断する。
ステップS3で、ズームアップ操作であると判断すると、ズームレンズ3がWide端に位置しているか否かの判断を行う(ステップS4)。
ステップS4で、ズームレンズ3がWide端に位置していると判断すると、CPU10は、現在CCD5により撮像された画像データをサブ画像データとしてバッファメモリのサブ画像記憶領域に記憶し、該記憶したサブ画像データの画像(サブ画像)をスルー画像とともに、画像表示部16に表示させる処理を開始する(ステップS5)。
図4(a)は、ズームレンズ3がWide端に位置している状態でズームアップ操作が開始された時点においてCCD5により撮像され、画像表示部16に表示された画像の様子を示すものであり(ここでは、被写体21の全身が撮像されてスルー画像表示されている)、この表示された画像データがサブ画像データとしてバッファメモリのサブ画像記憶領域に記憶されることとなる。
次いで、CPU10は、ズームアップ操作にしたがって(キー入力部15から送られてくる「T」キーの操作信号にしたがって)、レンズ駆動ブロック4に制御信号を送ることによりズームレンズ3を移動させる(ステップS6)。
次いで、CPU10は、ズーム操作に対応した大きさで、ズーム枠をサブ画像上に表示させる(ステップS7)とともに、位置算出部11により算出された位置に基づく位置にズーム枠を表示させる(ステップS8)。
このズーム操作に対応した大きさでとは、現在のズーム倍率に対応する大きさでと同じ意味であり、現在撮像している画像の画角の大きさと、ズーム枠内の画角の大きさとが同じ大きさになるように表示させることとなる。つまり、ズームアップが行なわれると(ズームキーの「T」キーの操作が行なわれると)、表示されるズーム枠の画角の大きさもズームアップに応じて段々小さくなり、ズームダウンが行なわれると(ズームキーの「W」キーの操作が行なわれると)、表示されるズーム枠の画角の大きさもズームダウンに応じて段々大きくなるということになる。
このズーム操作に対応した大きさ及び算出された位置に基づいて、ズーム枠を表示させることにより、現在撮像している画像がサブ画像上のどの範囲の画像であるかをユーザは容易に認識することができる。
なお、CPU10は、後述するようにサブ画像を画像表示部16に表示させている間は、位置算出部11にズーム枠の表示位置の算出を一定周期毎に行わせている。また、ここでは、位置算出部11は、画像認識処理によりサブ画像と現在撮像された画像(スルー画像表示されている画像)とを認識し、対比することによりズーム枠の表示位置を算出するようにする。
次いで、CPU10は、ズームが終了したか否かの判断を行う(ステップS9)。このズームが終了したか否かの判断は、ズームアップ操作に対応する操作信号がキー入力部15から連続して送られてこなくなった場合、あるいはズームレンズ3がTele端に達した場合には、ズームが終了したと判断する。
ステップS9で、ズームが終了していないと判断するとステップS6に戻り、ステップS9で、ズームが終了したと判断するとステップS14に進む。
図4(b)は、ズームが終了したときにスルー画像とともに表示されるサブ画像及びズーム枠の様子を示すものである。
ズームアップ終了後に撮像されている被写体のスルー画像データ(被写体21の顔)が画像表示部16に大きく表示されており、その右下にバッファメモリのサブ画像記憶領域に記憶されているサブ画像データの画像(サブ画像)22が表示されており、そのサブ画像22上に重ねてズーム枠23が表示されているのがわかる。
このズーム枠23内の画像と、現在スルー画像表示されている画像とを見比べると略同一画角の画像であることがわかる。つまり、このサブ画像22と、ズーム枠23とにより現在撮像している画像データの範囲を簡単に知ることができる。
一方、ステップS4で、ズームレンズ3がWide端に位置していないと判断すると、CPU10は、ズームアップ操作にしたがって(キー入力部15から送られてくる「T」キーの操作信号にしたがって)、レンズ駆動ブロック4に制御信号を送ることによりズームレンズ3を移動させるとともに(ステップS10)、ズーム操作に対応した大きさ、位置算出部11により算出された位置に基づいてズーム枠をサブ画像上に表示させる(ステップS11、ステップS12)。ズームレンズ3がWide端に位置していないときにはサブ画像が既に表示されているので、ズーム操作等に対応してズーム枠23を表示させることとなる。
次いで、CPU10は、ズームが終了したか否かの判断を行い(ステップS13)、ズームが終了していない場合はステップS10に戻り、ズームが終了した場合(ズームアップ操作に対応する操作信号がキー入力部15から連続して送られてこなくなった場合、あるいはズームレンズ3がTele端に達した場合)にはステップS14に進む。
ステップS14に進むと、CPU10は、ズームレンズ3がWide端に位置しているか否かの判断を行い、Wide端にズームレンズ3が位置していると判断するとそのままステップS16に進み、Wide端にズームレンズ3が位置していないと判断すると、CPU10は、位置算出部11により算出された位置に基づいてズーム枠23を表示させて(ステップS15)、ステップS16に進む。
ステップS16に進むと、CPU10は、ユーザによってシャッタボタンが押下されたか否かの判断を行う。この判断は、シャッタボタン押下に対応する操作信号がキー入力部15から送られてきたか否かにより判断する。
ステップS16で、シャッタボタンが押下されていないと判断するとステップS2に戻る。
一方、ステップS3で、ズームアップ操作でないと判断された場合は、ズームダウン操作であると判断して、図3のステップS17に進み、CPU10は、ズームダウン操作にしたがって(キー入力部15から送られてくる「W」キーの操作に対応する操作信号にしたがって)、レンズ駆動ブロック4に制御信号を送ることによりズームレンズ3を移動させる。
次いで、CPU10は、ズーム操作に対応した大きさで、ズーム枠23をサブ画像22上に重ねて表示させる(ステップS18)とともに、位置算出部11により算出された位置に基づく位置にズーム枠23を表示させる(ステップS19)。
次いで、CPU10は、ズームレンズ3がWide端に達したか否かを判断する(ステップS20)。
ステップS20で、ズームレンズ3がWide端に達していないと判断すると、CPU10は、ズームダウン操作が終了したか否かを判断し(ステップS21)、ズームダウン操作が終了していない場合はステップS17に戻り、ズームダウン操作が終了した場合には図2のステップS14に進む。
一方、ステップS20で、ズームレンズ3がWide端に達したと判断すると、サブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止して(ステップS22)、図2のステップS14に進む。ズームレンズ3がWide端にある場合(つまり、ズーム枠23の大きさとサブ画像22の大きさが同じ場合)にはスルー画像表示されている画像の画角とサブ画像22の画角は同じなので、サブ画像22を表示させる意味がないからである。
ステップS16で、シャッタボタンが押下されたと判断すると、CPU10は、静止画撮影処理を行い、該撮影処理により得られた静止画像データを圧縮してフラッシュメモリ14に記録させる(ステップS23)。
なお、静止画撮影記録処理を行うと、CPU10は、ズームレンズ3をWide端に移動させる処理を行うようにしてもよいし、Wide端でサブ画像データの取得後、再び静止画撮影時のレンズ位置にズームレンズ3を移動させるようにしてもよい。
次いで、CPU10は、該フラッシュメモリ14に記録させた静止画像データを伸張して画像表示部16にプレビュー表示させる(ステップS24)。
このように、ズームレンズ3がWide端にある状態でズームアップ操作を行なうと、スルー画像とともにWide端で撮像された画像をサブ画像として表示させる。また、算出された表示位置、ズームアップ操作に対応した大きさでサブ画像22上にズーム枠23を表示させていく。このとき、ズームアップ操作に応じて表示されるズーム枠23の大きさは段々と小さくなっていく。
また、ズームダウン操作が行なわれると、算出された位置、ズームダウン操作に対応した大きさでズーム枠23をサブ画像22上に表示させる。このときは、ズームダウン操作に応じて表示されるズーム枠23の大きさは段々と大きくなっていく。そして、ズームダウン操作によりズームレンズ3がWide端に達すると(ズーム枠23の大きさが、サブ画像と同じ大きさになると)、サブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止する。
C.以上のように、第1の実施の形態においては、ズームレンズ3がWide端にある状態で、ズームアップが行なわれると、Wide端で撮像された画像データをサブ画像データとして記憶し、該記憶したサブ画像22をスルー画像とともに表示させるので、ズームアップ後に撮影対象物がフレームアウトした場合であっても、サブ画像22を見ることにより該対象物がどこに存在するのかをユーザは認識することができる。
また、サブ画像22上にズーム枠23を表示させるので、今どこの範囲をズームしているのかをユーザは認識することができる。
また、Wide端で撮像された画像をサブ画像22として表示させるので、ズームアップが行われてもユーザはWide端の画角でカメラを構え続けているような感覚を得ることができる。
また、ズームレンズ3がWide端に位置すると、サブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止するので、不必要なサブ画像等の表示を行わなくてすみ、絶えずサブ画像が表示されるという煩わしさを回避することができる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態においては、Wide端にズームレンズ3があるときに、ズームアップ操作を行なうと、Wide端で得られた画像データをサブ画像データとして表示させるようにしたが、第2の実施の形態においては、原則としてズームアップがされる度に、表示させるサブ画像を更新させるというものである。
D.デジタルカメラ1の動作
第2の実施の形態も、図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現する。
以下、第2の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を図5及び図6のフローチャートにしたがって説明する。
ユーザのモード切替キーの操作により撮影モードに設定されると、CPU10は、CCD5により撮像を開始させ、信号処理部9によって生成された輝度色差信号の画像データをバッファメモリ(DRAM12)に記憶し、該記憶された被写体の画像データを画像表示部16に表示させるというスルー画像表示を開始させる(ステップS51)。
次いで、CPU10は、ユーザによってズーム操作が行なわれたか否かの判断を行う(ステップS52)。このズーム操作が行なわれたか否かの判断は、ズームキー(「T」キー、「W」キー)の操作に対応する操作信号がキー入力部15から送られてきたか否かにより判断する。なお、ズームレンズ3がWide端にある状態で、「W」キーの操作が行なわれた場合や、ズームレンズ3がTele端にある状態で、「T」キーの操作が行なわれた場合には、それ以上、ズームレンズ3を動かすことができないので、ズーム操作が行なわれたと判断しない。
ステップS52で、ズーム操作が行われていないと判断するとステップS61に進み、ステップS52で、ズーム操作が行われたと判断すると、CPU10は、ズーム操作は、ズームアップ操作であるか否かの判断を行う(ステップS53)。この判断は、「T」キーの操作に対応する操作信号がキー入力部15から送られてきたか否かにより判断する。
ステップS53で、ズームアップであると判断すると、CPU10は、現在CCD5により撮像された画像データをサブ画像データとして、バッファメモリのサブ画像記憶領域に記憶し、該記憶したサブ画像データの画像をスルー画像とともに、画像表示部16に表示させる処理を開始する(ステップS54)。
なお、サブ画像記憶領域にサブ画像データが既に記憶されている場合には、新たに撮像された画像データ(サブ画像データ)を上書きして記憶させる。
次いで、CPU10は、ズームアップ操作にしたがって(キー入力部15から送られてくる「T」キーの操作に対応する操作信号にしたがって)、レンズ駆動ブロック4に制御信号を送ることによりズームレンズ3を移動させる(ステップS55)。
次いで、CPU10は、ズーム操作に対応した大きさで、ズーム枠23をサブ画像22上に重ねて表示させる(ステップS56)とともに、位置算出部11により算出された位置に基づく位置にズーム枠23を表示させる(ステップS57)。
なお、CPU11は、サブ画像22を画像表示部16に表示させている間は、位置算出部11にズーム枠の表示位置の算出を一定周期毎に行わせている。また、ここでは、位置算出部11は、画像認識処理によりサブ画像22と現在撮像された画像(スルー画像表示されている画像)とを認識し、対比することによりズーム枠の表示位置を算出するようにする。
次いで、CPU10は、ズームが終了したか否かの判断を行う(ステップS58)。このズームが終了したか否かの判断は、ズームアップ操作に対応する操作信号がキー入力部15から連続して送られてこなくなった場合、あるいはズームレンズ3がTele端に達した場合には、ズームが終了したと判断する。
ステップS58でズームが終了していないと判断すると、ステップS55に戻り、ステップS58でズームが終了したと判断すると、CPU10は、タイマーをスタートさせる(ステップS59)。
次いで、CPU10は、現在撮像されている画像データに基づいて、位置算出部11により算出されたズーム枠の表示位置に基づいてズーム枠23を表示させ(ステップS60)、ステップS61に進む。これにより、現在撮像している画像がサブ画像22のどの部分に対応する画像であるかをユーザは認識することができる。
ステップS61に進むと、CPU10は、ユーザによってシャッタボタンが押下されたか否かの判断を行う。この判断は、シャッタボタン押下に対応する操作信号がキー入力部15から送られてきたか否かにより判断する。
ステップS61で、シャッタボタンが押下されていないと判断すると、CPU10は、ユーザによってズーム操作が行なわれたか否かを判断する(ステップS62)。
ステップS62で、ズーム操作が行われていないと判断すると、現在サブ画像22を画像表示部16に表示させているか否かを判断し(ステップS63)、現在サブ画像22を画像表示部16に表示させている場合にはステップS60に戻り、サブ画像22を表示させていない場合はステップS61に戻る。
一方、ステップS62で、ズーム操作が行われたと判断すると、CPU10は、現在サブ画像22を表示させているか否かを判断する(ステップS64)。
ステップS64で、サブ画像22を表示させていると判断すると、CPU10は、タイマーの計時に基づいて所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS65)。
ステップS64でサブ画像22が表示されていないと判断された場合、ステップS65で所定時間が経過したと判断された場合は、ステップS53に戻り、ズームアップ操作か否かを判断し、ズームアップ操作であると判断すると上記した動作を繰り返す。
一方、ステップS65で、所定時間が経過していないと判断すると、CPU10は、ズーム操作がズームアップ操作であるか否かを判断し(ステップS66)、ズームアップ操作であると判断するとステップS55に戻り、ズーム操作にしたがってズームレンズ3を移動させるとともに、ズーム操作に対応した大きさ、及び算出された表示位置でズーム枠23を表示させる(ステップS56及び57)という上記した動作を繰り返す。つまり、ズームアップ終了後所定時間経過前にズームアップ操作が行なわれた場合には、表示させるサブ画像22を新たに記憶させることなく(更新させることなく)、そのまま表示させる。
ユーザは、撮影したい被写体に対して大雑把にある程度ズームアップさせていき、その後、ズームの微調整を行なうというのが通常であり、微調整のときにおいてもズームアップが行なわれる度にサブ画像22を更新する必要性も少なく、又、煩わしさを感じるため、ズームアップ終了後所定時間経過前にズームアップが行なわれた場合は、サブ画像22の更新を行なわないというものである。
一方、ステップS53、ステップS66で、ズームアップ操作でないと判断された場合は、ズームダウン操作と判断して、図6のフローチャートのステップS67に進み、CPU10は、現在サブ画像22を画像表示部16に表示させているか否かを判断する。
ステップS67で、現在サブ画像22を画像表示部16に表示させていないと判断すると、CPU10は、ズームダウン操作にしたがって(キー入力部15から送られてくる「W」キーの操作に対応する操作信号にしたがって)、レンズ駆動ブロック4に制御信号を送ることによりズームレンズ3を移動させる(ステップS68)。
次いで、CPU10は、ズームが終了したか否かの判断を行う(ステップS69)。このズームが終了したか否かの判断は、ズームダウン操作に対応する操作信号がキー入力部15から連続して送られてこなくなった場合、あるいはズームレンズ3がWide端に達した場合には、ズームが終了したと判断する。
ステップS69で、ズームが終了していないと判断するとステップS68に戻り、ズームが終了したと判断すると図5のステップS61に進みシャッタボタンが押下されたか否かの判断を行う。
一方、ステップS67で、現在サブ画像22を画像表示部16に表示させていると判断すると、CPU10は、ズームダウン操作にしたがって、レンズ駆動ブロック4に制御信号を送ることによりズームレンズ3を移動させる(ステップS70)。
次いで、CPU10は、ズーム操作に対応した大きさで、ズーム枠23をサブ画像22上に重ねて表示させる(ステップS71)とともに、位置算出部11により算出された位置に基づく位置にズーム枠を表示させる(ステップS72)。
ここでは、ズームダウン操作(「W」キーの操作)が行なわれているので、表示されるズーム枠23の画角の大きさは、ズームダウン操作に応じて段々大きくなる。
このズーム操作に対応した大きさでとは、現在のズーム倍率に対応する大きさでと同じ意味であり、現在撮像している画像の画角の大きさと、ズーム枠内の画角の大きさとが同じ大きさになるように表示させることとなる。つまり、ズームダウンが行なわれると(ズームキーの「W」キーの操作が行なわれると)、ズームダウンに応じてズーム枠の画角の大きさも大きくさせてサブ画像22上に表示させるということになる。
次いで、CPU10は、ズーム枠23の画角がサブ画像22の画角と同じになったか否か、つまりサブ画像22の表示枠とズーム枠23とが重なってしまったか否かを判断する(ステップS73)。
ステップS73で、ズーム枠23の画角がサブ画像22の画角と同じであると判断すると、CPU10は、サブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止して(ステップS75)、ステップS69に進む。ズーム枠23の画角とサブ画像22の画角とが一致した場合には、現在スルー画像表示されている画像の画角と、サブ画像22の画角とが同じになってしまったということなのでサブ画像22の表示、及びズーム枠23の表示を行う必要がなく、この場合はサブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止する。
一方、ステップS73で、ズーム枠23の画角とサブ画像22の画角が同じではないと判断すると、CPU10は、ズームが終了したか否かの判断を行う(ステップS74)。このズームが終了したか否かの判断は、ズームダウン操作に対応する操作信号がキー入力部15から連続して送られてこなくなった場合、あるいはズームレンズ3がWide端に達した場合には、ズームが終了したと判断する。
ステップS74でズームが終了していないと判断するとステップS70に戻り、ステップS74でズームが終了したと判断すると図5のステップS61に進み、シャッタボタンが押下されたか否かの判断を行う。
一方、ステップS61で、シャッタボタンが押下されたと判断すると、図6のステップS76に進み、CPU10は、静止画撮影処理を行ない、該撮影処理により得られた静止画像データを圧縮してフラッシュメモリ14に記録させる。
次いで、CPU10は、該フラッシュメモリ14に記録させた静止画像データを伸張して画像表示部16にプレビュー表示させる(ステップS77)。
このように、原則は、ズームアップ操作が行なわれる度にサブ画像22を更新させて、サブ画像22を画像表示部16に表示させるとともに、算出された表示位置、ズーム操作に応じた大きさで、該表示されたサブ画像22上にズーム枠23を表示させていく。このときは、ズームアップ操作に応じて表示されるズーム枠23の大きさは段々と小さくなっていく。
そして、ズームアップ操作が行なわれた場合であっても、ズームアップ操作終了後、所定時間経過前にズームアップ操作が行なわれた場合には、ズームの微調整をユーザが行なっていると判断し、サブ画像22の更新を行なわずに、ズーム枠23を、算出された表示位置、ズーム操作に応じた大きさでサブ画像22上に表示させていく。
また、ズームダウン操作が行なわれた場合は、ズーム枠23を、算出された位置、ズームダウン操作に応じた大きさでサブ画像22上に表示させ、つまり、ズームダウン操作に応じて表示されるズーム枠23は段々と大きくなり、ズーム枠23の画角とサブ画像22の画角とが等しくなると、サブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止する。このときには、サブ画像22と、スルー画像表示されている画像の画角が等しくなってしまったので、サブ画像22を表示させている意味がないからである。
D.以上のように、第2の実施の形態においては、ズームアップがされる度に、そのときに撮像された画像データをサブ画像データとして記憶し、該記憶したサブ画像22をスルー画像とともに表示させるので、ズームアップ後に撮影対象物がフレームアウトした場合であっても、サブ画像22を見ることにより該対象物がどこに存在するかをユーザは認識することができる。
また、サブ画像22上にズーム枠23を表示させるので、今どこの範囲をズームしているのかをユーザは認識することができる。
また、ズームアップが行なわれる前に撮像された画像をサブ画像22として表示させるので、ズームアップが行われてもユーザはズーム前の画角でカメラを構え続けているような感覚を得ることができる。
また、ズームアップ後所定時間が経過する前にズームアップが再び行なわれた場合は、サブ画像22を更新させないので、ズームを小刻みに行なう場合が多いズーム調整時には、不必要なサブ画像22の更新が行われずにすみ、また、小刻みにサブ画像22が更新されるというユーザの煩わしさを無くすことができる。
なお、上記各実施の形態においては、ズームキーの操作に応じて表示させるズーム枠23の大きさを決めていたが、画像認識処理によりスルー画像表示されている画像とサブ画像22との画像を認識し、対比することにより、ズーム枠23の大きさを決めるようにしてもよい。つまり、スルー画像表示されている画像を認識し、サブ画像22のうちその認識した画像と同じ部分の画像が丁度収まる大きさをズーム枠23の大きさとするようにする。
また、上記各実施の形態においては、サブ画像22上にズーム枠23を表示させるようにしたが、サブ画像22上にズーム枠23を表示させないようにしてもよい。ズーム枠23を表示させていなくても、ユーザはサブ画像22のうちどの部分が今ズームされているのかを認識することができるからである。
また、上記各実施の形態においては、ズームアップ操作(「T」キーの操作)の直後に撮像された画像データをサブ画像22として表示させるようにしたが、ズームアップ操作の直前に撮像された画像データをサブ画像22として表示させるようにしてもよいし、ズームアップ操作時に撮像された画像データをサブ画像22として表示させるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態においては、スルー画像表示中にサブ画像22やズーム枠23を表示させるようにしたが、動画の撮影記録を行なっている最中においても、本発明のサブ画像22やズーム枠23を表示させるようにしてもよい。
また、上記第2の実施の形態においては、ズームアップ操作終了後、所定時間経過後にズームアップ操作が行なわれた場合は表示させるサブ画像22の更新を行い、所定時間経過前にズームアップ操作が行なわれた場合にはサブ画像22の更新を行なわないようにしたが、ズームアップ操作された際には必ずサブ画像22の更新を行うようにしてもよい。
また、上記第2の実施の形態においては、ズームアップ操作終了後、所定時間経過後にズームアップ操作が行なわれた場合は表示させるサブ画像22の更新を行い、所定時間経過前にズームアップ操作が行なわれた場合にはサブ画像22の更新を行なわないようにしたが、2種類の(2つの)ズームキーを設け、一方のズームキーによってズームアップが行なわれた場合は表示させるサブ画像22の更新を行い、他方のズームキーによってズームアップが行なわれた場合にはサブ画像22の更新を行なわないようにしてもよい。この場合、他方のズームキーによりズームアップが行なわれ、サブ画像22上が表示されている状態の場合には、ズーム枠23の大きさ、位置のみを変えることになる。
また、上記第2の実施の形態においては、ズームアップが終了してから、所定時間が経過する前にズームアップがされた場合には、ズームの微調整が行なわれていると判断するようにしたが、ズームアップのズーム量が所定量以下の場合はズームの微調整が行なわれていると判断して、サブ画像22の更新を行なわずにズーム枠23の大きさ、位置のみを変え、ズームアップのズーム量が所定量以上の場合にはサブ画像22の更新を行なってズーム枠23の大きさ、位置を変えるようにしてもよい。
また、上記第2の実施の形態においては、ズームアップが終了してから、所定時間のみサブ画像22の表示を行なうようにしてもよい。
また、上記第2の実施の形態においては、ズームアップが終了してから、所定時間が経過した場合には、所定時間経過後に撮像された画像データをサブ画像22として表示させるようにしてもよい。
[変形例]
上記各実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
(1)以下、説明する変形例は、ズームアップを開始すると、ズームの中心位置を記憶し、該記憶した位置がスルー画像からはみ出すと、該マークした部分がどこにあるかをユーザに知らせるというものである。
図2のステップS5で、又は、図5のステップS54で、現在撮像した画像データをサブ画像データとしてバッファメモリのサブ画像記憶領域に記憶し、該記憶したサブ画像22を画像表示部16に表示させるとともに、ズームアップがされたときの画像の中心部分の被写体にマークを付する。
図7(a)は、そのときの様子を示すものであり、マーク24は、画像の中心部分、ここでは、顔の中心部分に位置していることがわかる。
そして、図2のステップS8、ステップS12、ステップS15、図3のステップS19、図5のステップS57、ステップS60で、図6のステップS72で、算出された位置に基づいてズーム枠の表示を行うと、スルー画像表示されている(CCD5により撮像された)画像の中に、該マークした部分が存在するか否かの判断を行う。
この判断は、位置算出部11により算出された位置及びズームキーの操作に基づいて該マークした部分がスルー画像表示されている画像に存在するか否かについて判断する。つまり、該マークした位置に対応するサブ画像22の位置がサブ画像上のズーム枠23内にあるか否かにより判断することとなる。
次いで、該マークした部分がスルー画像表示されている画像の中に存在しないと判断すると、スルー画像に重ねて、該マークした方向を示す情報(例えば、矢印や文章など)を表示して、図2のステップS9、ステップS13、ステップS16、図3のステップS20、図5のステップS58、ステップS61、図6のステップS73にそれぞれ進む。
図7(b)は、該マークした部分がスルー画像表示されている画像の中に存在しないと判断されたときの、画像表示部16の様子を示すものである。
図7(b)を見るとわかるように、マーク24を合わせた部分は上の方にあるので、上方向の矢印がスルー画像とともに表示されているのがわかる。
これにより、撮影したい被写体(部分)がスルー画像上からはみ出した場合で合っても、その被写体の方向を教えてくれるので、簡単に撮影したい被写体の場所がわかる。
なお、画像表示部16にサブ画像22が表示されていない場合であっても、撮影したい被写体がスルー画像上からはみ出した場合には、その被写体の方向を示す情報を表示させるようにしてもよい。
また、ズームアップがされたときの画像の中心部分の被写体にマークを付するようにしたが、ユーザがマークを付する部分を選択することができるようにでしてもよい。
(2)以下、説明する変形例は、スルー画像表示時に撮像された複数の画像データを用いて、1枚の大きな画角の画像データを生成し、それをサブ画像22として表示させるというものである。
スルー画像表示を開始すると(このときは、ズームレンズ3はWide端)、CPU10は、所定時間の間、CCD5により撮像された複数の画像データを用いて画角の大きい1枚の画像データを生成する。
そして、該合成した画像データをサブ画像22として記憶し、被写体のスルー画像とともにサブ画像22を表示させる。このとき、サブ画像22上には、上記実施の形態と同じ方法によりズーム枠23を表示させる。
図8(a)は、そのときの画像表示部16に表示された画像の様子を示すものである。
そして、CPU10は、ユーザによって十字キーが操作されたか否かを判断し、操作された場合には、該操作にしたがって、表示させるサブ画像22をスクロールさせる。
図8(b)は、図8(a)に示す状態で、ユーザが十字キーの「→」キーを操作したときの様子を示すものであり、表示されているサブ画像22が右にスクロールされたのがわかる。このときも、上記実施の形態と同じ方法によりズーム枠23を表示させる。
(3)以下、説明する変形例は、静止画撮影処理が行なわれた画像に対応するサブ画像22上の部分をグレー反転により表示させることにより、撮影済み範囲をユーザに知らせるというものである。
図9(a)に示した状態で、シャッタボタンが押下されて静止画撮影処理により得られた静止画像データをフラッシュメモリ14に記録し、再びスルー画像表示状態に復帰し、サブ画像データを表示させると、CPU10は、該サブ画像22上に、該静止画撮影処理により得られた静止画像データの画像と同じ部分の画像があるか否かを画像認識処理により判断し、同じ画像の部分がある場合には該部分をグレー反転表示させる。
図9(b)は、そのときの様子を示すものであり、サブ画像22上に撮影された画像と同じ範囲の画像がグレー反転表示されているのがわかる。
そして、また、静止画撮影処理を行うと、該撮影処理により得られた静止画像データと同じ部分の画像はグレー反転表示されることになるので、静止画撮影処理を行う度にグレー反転表示される部分が多くなっていく。
なお、画像認識処理により、サブ画像22上に静止画像データの画像と同じ部分の画像があるか否かを判断するようにしたが、静止画撮影処理を行ったときに位置算出部11により算出された位置、及び、そのときのズームレンズ3のレンズ位置に基づいて、グレー反転表示される位置、大きさを定めるようにしてもよい。つまり、撮影時に表示されていたズーム枠23内の画像がグレー反転表示される方法であればなんでもよい。
また、撮影された範囲をグレー反転表示させるのではなく、要は、撮影した場所が撮影済み範囲であるとわかるように、ユーザに認識させればよいので、図10に示すように、撮影済み範囲にマークを付して表示させるようにしてもよい。
(4)以下、説明する変形例は、静止画再生中にCCD5により撮像されたスルー画像をサブ画像22として表示させるというものである。
図2のステップS23、図6のステップS76で、該記録した静止画像データの表示を行うと、ズームレンズ3をWide端、つまり、ズーム倍率が1倍となるようなレンズ位置にズームレンズ3を移動させるとともに、該記録した静止画像データの表示を行う(ステップS24、ステップS77)。
そして、CCD5による撮像を開始させ、該撮像された画像データ(スルー画像データ)をサブ画像22として表示させる。つまり、上記実施の形態においては表示されるサブ画像22は静止画であったが、ここでは動画が表示されることになる。つまり、図4(b)を用いて説明すると、画像表示部16に大きく表示されている画像は静止画像であり、サブ画像22は動画であるということになる。
そして、該再生表示されている静止画像がサブ画像22のどの部分の画像であるかを示すズーム枠23を表示させる。このときのズーム枠23の画角の大きさは該静止画撮影を行なったときのズーム倍率に基づいて定められ、ズーム枠23の表示位置は静止画撮影時に位置算出部11によって算出された位置に基づいて定められる。
さらに、静止画再生中に被写体のスルー画像をサブ画像22として表示させるとともに、静止画再生中にシャッタボタンが押下されると、現在再生表示されている静止画を撮影したときのズームレンズ3の位置にズームレンズ3を移動させて静止画撮影処理を行うようにしてもよい。つまり、ズーム枠23内の画像に対応する画像が撮影されることになる。
なお、静止画再生直前に設定されていたズームレンズ3の位置(ズームレンズ3をWide端に移動させる直前の位置)にズームレンズ3を移動させて静止画撮影処理を行うようにしてもよい。
(5)上記各実施の形態においては、一つの画像表示部16に、スルー画像又は再生画像を表示させるとともに、サブ画像22を表示させるようにしたが、画像表示部を2つ設け、一方の画像表示部にスルー画像又は静止画像を表示させ、他方の画像表示部にサブ画像22(及びズーム枠23)を表示させるようにしてもよい。
(6)上記各実施の形態においては、1つの撮影レンズ(フォーカスレンズ2、ズームレンズ3等)と、CCD5を用いて行なうようにしたが、さらに広角用の撮影レンズ及びCCD(広角用撮影ユニット)をも備えるようにしてもよい。
この広角用撮影ユニットはズーム機能を有せず、Wide端にズームレンズ3が位置しているときにCCD5により撮像される画像データの画像の画角と、撮影ユニットにより撮像される画像データの画像の画角とが同一となるように設定しておく。
そして、CCD5により撮像されたスルー画像を表示させるとともに、広角用撮影ユニットにより撮像されたスルー画像をサブ画像として表示させる。このときも、ズーム枠23をサブ画像上に重ねて表示させる。
なお、ズームレンズ3がWide端位置にない場合にのみ、広角用撮影ユニットにより撮像されたスルー画像をサブ画像として表示させるようにしてもよい。
これにより、リアルタイムに画像の全体と、ズームアップされた画像とを認識することができる。
最後に、上記各実施の形態におけるデジタルカメラ1は、上記の各実施の形態に限定されるものではなく、カメラ付き携帯電話、カメラ付きPDA、カメラ付きパソコン、カメラ付きICレコーダ、又はデジタルビデオカメラ等でもよく、要は光学ズーム機能を備えた機器であれば何でもよい。
本発明の実施の形態のデジタルカメラのブロック図である。 第1の実施の形態のデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態のデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 ズームアップ前後の画像表示部16に表示される画面の様子を示す図である。 第2の実施の形態のデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態のデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 変形例を説明するための図である。 変形例を説明するための図である。 変形例を説明するための図である。 変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 フォーカスレンズ
3 ズームレンズ
4 レンズ駆動ブロック
5 CCD
6 垂直ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 信号処理部
10 CPU
11 位置算出部
12 DRAM
13 ROM
14 フラッシュメモリ
15 キー入力部
16 画像表示部

Claims (17)

  1. 被写体の光を画像データに変換する撮像手段と、
    前記撮像手段を用いて被写体の動画の撮像を行なう動画撮像制御手段と、
    ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なう光学ズーム手段と、
    ユーザがズーム操作を行なうためのズーム操作手段と、
    前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じて前記光学ズーム手段のズーム動作を制御するズーム制御手段と、
    前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを表示手段に表示させるとともに、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させる表示制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作がズームアップ操作かズームダウン操作かを判断する第1の判断手段を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記第1の判断手段によりズームアップ操作が行われたと判断された場合に、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データを表示させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備え、
    前記記憶制御手段は、
    前記第1の判断手段によりズームアップ操作が行われたと判断された場合に、前記記憶手段に記憶されている画像データの記憶を更新し、
    前記表示制御手段は、
    前記記憶手段に記憶された画像データを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記表示制御手段は、
    前記ズーム制御手段によるズームアップ動作中、及び/又は、ズームアップ動作の終了後一定時間、サブ画像データを表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の撮像装置。
  5. 前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過したか否かを判断する第2の判断手段を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記第2の判断手段によりズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断された場合は、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合であっても、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。
  6. 前記ズーム制御手段によるズームアップ動作のズーム量が所定量以上であるか否かを判断する第3の判断手段を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合は、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。
  7. 前記ズーム操作手段は、2つのズームアップ操作手段を含み、
    前記表示制御手段は、
    一方のズームアップ操作手段によりズームアップがされた場合のみ、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データを表示させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。
  8. 前記表示制御手段にサブ画像データが表示されているか否かを判断する第4の判断手段を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記第4の判断手段によりサブ画像データが表示されていないと判断された場合であって、前記第2の判断手段により前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断され、且つ、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合、又は、前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合であっても、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させることを特徴とする請求項5又は6記載の撮像装置。
  9. 前記表示制御手段は、
    前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間が経過した場合には、表示させるサブ画像データを該所定時間経過後に前記撮像手段により得られた画像データに更新させて表示させることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の撮像装置。
  10. 前記表示制御手段は、
    前記ズームレンズがワイド端にある状態で、前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを前記表示手段に表示させるとともに、ワイド端で前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  11. 前記表示制御手段は、
    前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御により前記動画撮像制御手段により得られる動画データの画角が前記表示手段に表示されているサブ画像データの画角に達した場合には、サブ画像データの表示を禁止する手段を含むことを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の撮像装置。
  12. 前記表示制御手段は、
    前記動画撮像制御手段により得られた動画データが、前記表示手段に表示されているサブ画像データのどの範囲に対応するかを示すズーム枠を該サブ画像データの画像上に重ねて表示させる手段を含むことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の撮像装置。
  13. 前記表示制御手段は、
    前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じた大きさで前記ズーム枠を表示させることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。
  14. 前記ズーム枠の表示位置を検出する検出手段を備え、
    前記表示制御手段は、
    前記検出手段により検出された表示位置に応じて前記ズーム枠を表示させることを特徴とする請求項12又は13記載の撮像装置。
  15. 前記検出手段は、
    前記動画撮像制御手段により得られた動画データと、表示されているサブ画像データとを画像認識することにより、表示位置を検出することを特徴とする請求項14記載の撮像装置。
  16. ズームレンズと、
    前記ズームレンズを介して投影された被写体の光を画像データに変換する第1の撮像手段と、
    前記ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なうズーム制御手段と、
    被写体の光を画像データに変換する第2の撮像手段と、
    前記第1の撮像手段により得られた画像データ及び前記第2の撮像手段により得られた画像データを表示手段に表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記第2の撮像手段により得られる画像データの画角は、前記ズームレンズがワイド端に位置するときに前記第1の撮像手段により得られる画像データの画角と略同一であることを特徴とする撮像装置。
  17. 被写体の光を画像データに変換する撮像手段と、
    前記撮像手段を用いて被写体の動画の撮像を行なう動画撮像制御手段と、
    ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なう光学ズーム手段と、
    ユーザがズーム操作を行なうためのズーム操作手段と、
    前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じて前記光学ズーム手段のズーム動作を制御するズーム制御手段と、
    を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
    前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを表示部に表示させるとともに、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させる処理と、
    を含むことを特徴とするプログラム。

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