JP2007166011A - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ユーザによってズームアップ操作が行なわれると(S3でY)、ズームレンズ3がWide端に位置しているか否かを判断し(S4)、ズームレンズがWide端に位置していると判断するとCCD5により撮像された画像データをサブ画像データとしてバッファメモリに記憶し該記憶したサブ画像22をスルー画像とともに表示させる(S5)。次いで、ユーザのズームキーの操作にしたがってズームレンズ3を移動させる(S6)。そして、ズーム操作に対応した大きさでズーム枠をサブ画像22上に重ねて表示させる(S7)とともに位置算出部11により算出された位置に基づいてズーム枠を表示させる(S8)。そして、ズームが終了したか否かを判断し、終了していない場合はステップS6に戻る。
【選択図】 図2
Description
しかしながら、ズームを行なうと、ユーザが元の画像全体に対してどの程度の範囲を拡大しているのかを確認することができないため、ズーム無しの場合における表示範囲に対して現在表示中の拡大画像がどの範囲であるかを示す拡大範囲情報に重ねて拡大画像を表示させることにより、ユーザにどの範囲が拡大されているのかを認識させるという技術も登場してきている(特許文献1)。
また、上記特許文献1記載の技術によれば、拡大範囲がズーム無しの表示範囲に対して、どの範囲であるかを認識することはできるが、上記した問題点を解決するには不十分な技術であった。
前記撮像手段を用いて被写体の動画の撮像を行なう動画撮像制御手段と、
ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なう光学ズーム手段と、
ユーザがズーム操作を行なうためのズーム操作手段と、
前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じて前記光学ズーム手段のズーム動作を制御するズーム制御手段と、
前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを表示手段に表示させるとともに、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
前記表示制御手段は、
前記第1の判断手段によりズームアップ操作が行われたと判断された場合に、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データを表示させるようにしてもよい。
前記記憶制御手段は、
前記第1の判断手段によりズームアップ操作が行われたと判断された場合に、前記記憶手段に記憶されている画像データの記憶を更新し、
前記表示制御手段は、
前記記憶手段に記憶された画像データを前記表示手段に表示させるようにしてもよい。
前記ズーム制御手段によるズームアップ動作中、及び/又は、ズームアップ動作の終了後一定時間、サブ画像データを表示させるようにしてもよい。
前記表示制御手段は、
前記第2の判断手段によりズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断された場合は、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合であっても、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させるようにしてもよい。
前記表示制御手段は、
前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合は、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させるようにしてもよい。
前記表示制御手段は、
一方のズームアップ操作手段によりズームアップがされた場合のみ、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データを表示させるようにしてもよい。
前記表示制御手段は、
前記第4の判断手段によりサブ画像データが表示されていないと判断された場合であって、前記第2の判断手段により前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断され、且つ、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合、又は、前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合であっても、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させるようにしてもよい。
前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間が経過した場合には、表示させるサブ画像データを該所定時間経過後に前記撮像手段により得られた画像データに更新させて表示させるようにしてもよい。
前記ズームレンズがワイド端にある状態で、前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを前記表示手段に表示させるとともに、ワイド端で前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させるようにしてもよい。
前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御により前記動画撮像制御手段により得られる動画データの画角が前記表示手段に表示されているサブ画像データの画角に達した場合には、サブ画像データの表示を禁止する手段を含むようにしてもよい。
前記動画撮像制御手段により得られた動画データが、前記表示手段に表示されているサブ画像データのどの範囲に対応するかを示すズーム枠を該サブ画像データの画像上に重ねて表示させる手段を含むようにしてもよい。
前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じた大きさで前記ズーム枠を表示させるようにしてもよい。
前記表示制御手段は、
前記検出手段により検出された表示位置に応じて前記ズーム枠を表示させるようにしてもよい。
前記動画撮像制御手段により得られた動画データと、表示されているサブ画像データとを画像認識することにより、表示位置を検出するようにしてもよい。
前記ズームレンズを介して投影された被写体の光を画像データに変換する第1の撮像手段と、
前記ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なうズーム制御手段と、
被写体の光を画像データに変換する第2の撮像手段と、
前記第1の撮像手段により得られた画像データ及び前記第2の撮像手段により得られた画像データを表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記第2の撮像手段により得られる画像データの画角は、前記ズームレンズがワイド端に位置するときに前記第1の撮像手段により得られる画像データの画角と略同一であることを特徴とする。
前記撮像手段を用いて被写体の動画の撮像を行なう動画撮像制御手段と、
ズームレンズ3を光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なう光学ズーム手段と、
ユーザがズーム操作を行なうためのズーム操作手段と、
前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じて前記光学ズーム手段のズーム動作を制御するズーム制御手段と、
を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを表示部に表示させるとともに、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させる処理と、
を含むことを特徴とする。
また、ズームアップが行なわれる前に撮像された画像をサブ画像として表示させるので、ズームアップが行われてもユーザはズーム前の画角でカメラを構え続けているような感覚を得ることができる。
また、ズームアップが行なわれる前に撮像された画像をサブ画像として表示させるので、ズームアップが行われてもユーザはズーム前の画角でカメラを構え続けているような感覚を得ることができる。
また、ズームアップが行なわれる前に撮像された画像をサブ画像として表示させるので、ズームアップが行われてもユーザはズーム前の画角でカメラを構え続けているような感覚を得ることができる。
[第1の実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、フォーカスレンズ2、ズームレンズ3、レンズ駆動ブロック4、CCD5、垂直ドライバ6、TG(timing generator)7、ユニット回路8、信号処理部9、CPU10、位置算出部11、DRAM12、ROM13、フラッシュメモリ14、キー入力部15、画像表示部16を備えている。
レンズ駆動ブロック4は、フォーカスレンズ2を光軸方向に移動させるフォーカスモータ40a、及び、ズームレンズ3を光軸方向に移動させるズームモータ40bと、CPU10から送られてくる制御信号にしたがってフォーカスモータ40a及びズームモータ40bをそれぞれ駆動させるモータドライバ41a、41bとから構成されている。
ROM13には、CPU10の各部に制御に必要な制御プログラム、及び必要なデータが記録されており、CPU10は、該プログラムに従い動作する。
また、現在撮像されている画像データが、該記憶したサブ画像のどの部分に対応するかを示すズーム枠をサブ画像上に表示させる機能を有する。
このサブ画像上に表示させるズーム枠の表示位置は、位置算出部11によって算出された位置にしたがって表示させ、表示させるズーム枠の大きさは、ズームキーの操作にしたがって変化する。例えば、「Tキー」の操作が行なわれた場合は、表示させるズーム枠は小さくなり、「Wキー」の操作が行なわれた場合は、表示させるズーム枠は大きくなる。
この位置算出部11は、ジャイロセンサを内蔵することによりデジタルカメラ1の位置を常時算出することにより、サブ画像データが記憶されたときのデジタルカメラ1の位置と、現在スルー画像表示されている画像データが撮像されたときのデジタルカメラ1の位置とを比較することによりズーム枠の位置を算出するようにしてもよいし、画像認識処理により、サブ画像と、現在撮像されている画像データの画像との認識、対比を行なうことにより、ズーム枠の位置を算出するようにしてもよい。
なお、ここでは、画像認識により表示させるズーム枠の位置を算出するようにする。具体的には、サブ画像上において、現在撮像されている画像データの画像と一致する部分を検索し、この検索された部分を取り囲むようにズーム枠を表示させることになる。
フラッシュメモリ14は、CCD5によって撮像され、CPU10によって圧縮された画像データなどを保存しておく記録媒体である。
画像表示部16は、カラーLCDとその駆動回路を含み、撮影待機状態にあるときには、CCD5によって撮像された被写体をスルー画像として表示し、記録画像の再生時には、フラッシュメモリ14から読み出され、伸張された記録画像を表示させる。
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を図2及び3のフローチャートにしたがって説明する。
ユーザのモード切替キーの操作により撮影モードに設定されると、CPU10は、CCD5により撮像を開始させ、信号処理部9によって生成された輝度色差信号の画像データをバッファメモリに記憶させ、該記憶された被写体の画像データを画像表示部16に表示させるというスルー画像表示を開始させる(ステップS1)。なお、撮影モード設定当初、ズームレンズ3はWide端に位置しているものとする。
ステップS4で、ズームレンズ3がWide端に位置していると判断すると、CPU10は、現在CCD5により撮像された画像データをサブ画像データとしてバッファメモリのサブ画像記憶領域に記憶し、該記憶したサブ画像データの画像(サブ画像)をスルー画像とともに、画像表示部16に表示させる処理を開始する(ステップS5)。
次いで、CPU10は、ズーム操作に対応した大きさで、ズーム枠をサブ画像上に表示させる(ステップS7)とともに、位置算出部11により算出された位置に基づく位置にズーム枠を表示させる(ステップS8)。
このズーム操作に対応した大きさ及び算出された位置に基づいて、ズーム枠を表示させることにより、現在撮像している画像がサブ画像上のどの範囲の画像であるかをユーザは容易に認識することができる。
ステップS9で、ズームが終了していないと判断するとステップS6に戻り、ステップS9で、ズームが終了したと判断するとステップS14に進む。
ズームアップ終了後に撮像されている被写体のスルー画像データ(被写体21の顔)が画像表示部16に大きく表示されており、その右下にバッファメモリのサブ画像記憶領域に記憶されているサブ画像データの画像(サブ画像)22が表示されており、そのサブ画像22上に重ねてズーム枠23が表示されているのがわかる。
このズーム枠23内の画像と、現在スルー画像表示されている画像とを見比べると略同一画角の画像であることがわかる。つまり、このサブ画像22と、ズーム枠23とにより現在撮像している画像データの範囲を簡単に知ることができる。
ステップS14に進むと、CPU10は、ズームレンズ3がWide端に位置しているか否かの判断を行い、Wide端にズームレンズ3が位置していると判断するとそのままステップS16に進み、Wide端にズームレンズ3が位置していないと判断すると、CPU10は、位置算出部11により算出された位置に基づいてズーム枠23を表示させて(ステップS15)、ステップS16に進む。
ステップS16に進むと、CPU10は、ユーザによってシャッタボタンが押下されたか否かの判断を行う。この判断は、シャッタボタン押下に対応する操作信号がキー入力部15から送られてきたか否かにより判断する。
ステップS16で、シャッタボタンが押下されていないと判断するとステップS2に戻る。
次いで、CPU10は、ズーム操作に対応した大きさで、ズーム枠23をサブ画像22上に重ねて表示させる(ステップS18)とともに、位置算出部11により算出された位置に基づく位置にズーム枠23を表示させる(ステップS19)。
次いで、CPU10は、ズームレンズ3がWide端に達したか否かを判断する(ステップS20)。
ステップS20で、ズームレンズ3がWide端に達していないと判断すると、CPU10は、ズームダウン操作が終了したか否かを判断し(ステップS21)、ズームダウン操作が終了していない場合はステップS17に戻り、ズームダウン操作が終了した場合には図2のステップS14に進む。
なお、静止画撮影記録処理を行うと、CPU10は、ズームレンズ3をWide端に移動させる処理を行うようにしてもよいし、Wide端でサブ画像データの取得後、再び静止画撮影時のレンズ位置にズームレンズ3を移動させるようにしてもよい。
次いで、CPU10は、該フラッシュメモリ14に記録させた静止画像データを伸張して画像表示部16にプレビュー表示させる(ステップS24)。
また、ズームダウン操作が行なわれると、算出された位置、ズームダウン操作に対応した大きさでズーム枠23をサブ画像22上に表示させる。このときは、ズームダウン操作に応じて表示されるズーム枠23の大きさは段々と大きくなっていく。そして、ズームダウン操作によりズームレンズ3がWide端に達すると(ズーム枠23の大きさが、サブ画像と同じ大きさになると)、サブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止する。
また、サブ画像22上にズーム枠23を表示させるので、今どこの範囲をズームしているのかをユーザは認識することができる。
また、Wide端で撮像された画像をサブ画像22として表示させるので、ズームアップが行われてもユーザはWide端の画角でカメラを構え続けているような感覚を得ることができる。
また、ズームレンズ3がWide端に位置すると、サブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止するので、不必要なサブ画像等の表示を行わなくてすみ、絶えずサブ画像が表示されるという煩わしさを回避することができる。
次に第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態においては、Wide端にズームレンズ3があるときに、ズームアップ操作を行なうと、Wide端で得られた画像データをサブ画像データとして表示させるようにしたが、第2の実施の形態においては、原則としてズームアップがされる度に、表示させるサブ画像を更新させるというものである。
第2の実施の形態も、図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現する。
以下、第2の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を図5及び図6のフローチャートにしたがって説明する。
ステップS53で、ズームアップであると判断すると、CPU10は、現在CCD5により撮像された画像データをサブ画像データとして、バッファメモリのサブ画像記憶領域に記憶し、該記憶したサブ画像データの画像をスルー画像とともに、画像表示部16に表示させる処理を開始する(ステップS54)。
なお、サブ画像記憶領域にサブ画像データが既に記憶されている場合には、新たに撮像された画像データ(サブ画像データ)を上書きして記憶させる。
次いで、CPU10は、ズーム操作に対応した大きさで、ズーム枠23をサブ画像22上に重ねて表示させる(ステップS56)とともに、位置算出部11により算出された位置に基づく位置にズーム枠23を表示させる(ステップS57)。
ステップS58でズームが終了していないと判断すると、ステップS55に戻り、ステップS58でズームが終了したと判断すると、CPU10は、タイマーをスタートさせる(ステップS59)。
次いで、CPU10は、現在撮像されている画像データに基づいて、位置算出部11により算出されたズーム枠の表示位置に基づいてズーム枠23を表示させ(ステップS60)、ステップS61に進む。これにより、現在撮像している画像がサブ画像22のどの部分に対応する画像であるかをユーザは認識することができる。
ステップS61で、シャッタボタンが押下されていないと判断すると、CPU10は、ユーザによってズーム操作が行なわれたか否かを判断する(ステップS62)。
一方、ステップS62で、ズーム操作が行われたと判断すると、CPU10は、現在サブ画像22を表示させているか否かを判断する(ステップS64)。
ステップS64でサブ画像22が表示されていないと判断された場合、ステップS65で所定時間が経過したと判断された場合は、ステップS53に戻り、ズームアップ操作か否かを判断し、ズームアップ操作であると判断すると上記した動作を繰り返す。
一方、ステップS53、ステップS66で、ズームアップ操作でないと判断された場合は、ズームダウン操作と判断して、図6のフローチャートのステップS67に進み、CPU10は、現在サブ画像22を画像表示部16に表示させているか否かを判断する。
ステップS67で、現在サブ画像22を画像表示部16に表示させていないと判断すると、CPU10は、ズームダウン操作にしたがって(キー入力部15から送られてくる「W」キーの操作に対応する操作信号にしたがって)、レンズ駆動ブロック4に制御信号を送ることによりズームレンズ3を移動させる(ステップS68)。
ステップS69で、ズームが終了していないと判断するとステップS68に戻り、ズームが終了したと判断すると図5のステップS61に進みシャッタボタンが押下されたか否かの判断を行う。
次いで、CPU10は、ズーム操作に対応した大きさで、ズーム枠23をサブ画像22上に重ねて表示させる(ステップS71)とともに、位置算出部11により算出された位置に基づく位置にズーム枠を表示させる(ステップS72)。
このズーム操作に対応した大きさでとは、現在のズーム倍率に対応する大きさでと同じ意味であり、現在撮像している画像の画角の大きさと、ズーム枠内の画角の大きさとが同じ大きさになるように表示させることとなる。つまり、ズームダウンが行なわれると(ズームキーの「W」キーの操作が行なわれると)、ズームダウンに応じてズーム枠の画角の大きさも大きくさせてサブ画像22上に表示させるということになる。
ステップS73で、ズーム枠23の画角がサブ画像22の画角と同じであると判断すると、CPU10は、サブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止して(ステップS75)、ステップS69に進む。ズーム枠23の画角とサブ画像22の画角とが一致した場合には、現在スルー画像表示されている画像の画角と、サブ画像22の画角とが同じになってしまったということなのでサブ画像22の表示、及びズーム枠23の表示を行う必要がなく、この場合はサブ画像22及びズーム枠23の表示を禁止する。
一方、ステップS73で、ズーム枠23の画角とサブ画像22の画角が同じではないと判断すると、CPU10は、ズームが終了したか否かの判断を行う(ステップS74)。このズームが終了したか否かの判断は、ズームダウン操作に対応する操作信号がキー入力部15から連続して送られてこなくなった場合、あるいはズームレンズ3がWide端に達した場合には、ズームが終了したと判断する。
一方、ステップS61で、シャッタボタンが押下されたと判断すると、図6のステップS76に進み、CPU10は、静止画撮影処理を行ない、該撮影処理により得られた静止画像データを圧縮してフラッシュメモリ14に記録させる。
次いで、CPU10は、該フラッシュメモリ14に記録させた静止画像データを伸張して画像表示部16にプレビュー表示させる(ステップS77)。
また、サブ画像22上にズーム枠23を表示させるので、今どこの範囲をズームしているのかをユーザは認識することができる。
また、ズームアップ後所定時間が経過する前にズームアップが再び行なわれた場合は、サブ画像22を更新させないので、ズームを小刻みに行なう場合が多いズーム調整時には、不必要なサブ画像22の更新が行われずにすみ、また、小刻みにサブ画像22が更新されるというユーザの煩わしさを無くすことができる。
また、上記第2の実施の形態においては、ズームアップ操作終了後、所定時間経過後にズームアップ操作が行なわれた場合は表示させるサブ画像22の更新を行い、所定時間経過前にズームアップ操作が行なわれた場合にはサブ画像22の更新を行なわないようにしたが、2種類の(2つの)ズームキーを設け、一方のズームキーによってズームアップが行なわれた場合は表示させるサブ画像22の更新を行い、他方のズームキーによってズームアップが行なわれた場合にはサブ画像22の更新を行なわないようにしてもよい。この場合、他方のズームキーによりズームアップが行なわれ、サブ画像22上が表示されている状態の場合には、ズーム枠23の大きさ、位置のみを変えることになる。
また、上記第2の実施の形態においては、ズームアップが終了してから、所定時間のみサブ画像22の表示を行なうようにしてもよい。
上記各実施の形態は、以下のような変形例も可能である。
(1)以下、説明する変形例は、ズームアップを開始すると、ズームの中心位置を記憶し、該記憶した位置がスルー画像からはみ出すと、該マークした部分がどこにあるかをユーザに知らせるというものである。
図7(a)は、そのときの様子を示すものであり、マーク24は、画像の中心部分、ここでは、顔の中心部分に位置していることがわかる。
この判断は、位置算出部11により算出された位置及びズームキーの操作に基づいて該マークした部分がスルー画像表示されている画像に存在するか否かについて判断する。つまり、該マークした位置に対応するサブ画像22の位置がサブ画像上のズーム枠23内にあるか否かにより判断することとなる。
図7(b)は、該マークした部分がスルー画像表示されている画像の中に存在しないと判断されたときの、画像表示部16の様子を示すものである。
これにより、撮影したい被写体(部分)がスルー画像上からはみ出した場合で合っても、その被写体の方向を教えてくれるので、簡単に撮影したい被写体の場所がわかる。
なお、画像表示部16にサブ画像22が表示されていない場合であっても、撮影したい被写体がスルー画像上からはみ出した場合には、その被写体の方向を示す情報を表示させるようにしてもよい。
また、ズームアップがされたときの画像の中心部分の被写体にマークを付するようにしたが、ユーザがマークを付する部分を選択することができるようにでしてもよい。
スルー画像表示を開始すると(このときは、ズームレンズ3はWide端)、CPU10は、所定時間の間、CCD5により撮像された複数の画像データを用いて画角の大きい1枚の画像データを生成する。
そして、該合成した画像データをサブ画像22として記憶し、被写体のスルー画像とともにサブ画像22を表示させる。このとき、サブ画像22上には、上記実施の形態と同じ方法によりズーム枠23を表示させる。
そして、CPU10は、ユーザによって十字キーが操作されたか否かを判断し、操作された場合には、該操作にしたがって、表示させるサブ画像22をスクロールさせる。
図8(b)は、図8(a)に示す状態で、ユーザが十字キーの「→」キーを操作したときの様子を示すものであり、表示されているサブ画像22が右にスクロールされたのがわかる。このときも、上記実施の形態と同じ方法によりズーム枠23を表示させる。
図9(a)に示した状態で、シャッタボタンが押下されて静止画撮影処理により得られた静止画像データをフラッシュメモリ14に記録し、再びスルー画像表示状態に復帰し、サブ画像データを表示させると、CPU10は、該サブ画像22上に、該静止画撮影処理により得られた静止画像データの画像と同じ部分の画像があるか否かを画像認識処理により判断し、同じ画像の部分がある場合には該部分をグレー反転表示させる。
そして、また、静止画撮影処理を行うと、該撮影処理により得られた静止画像データと同じ部分の画像はグレー反転表示されることになるので、静止画撮影処理を行う度にグレー反転表示される部分が多くなっていく。
また、撮影された範囲をグレー反転表示させるのではなく、要は、撮影した場所が撮影済み範囲であるとわかるように、ユーザに認識させればよいので、図10に示すように、撮影済み範囲にマークを付して表示させるようにしてもよい。
図2のステップS23、図6のステップS76で、該記録した静止画像データの表示を行うと、ズームレンズ3をWide端、つまり、ズーム倍率が1倍となるようなレンズ位置にズームレンズ3を移動させるとともに、該記録した静止画像データの表示を行う(ステップS24、ステップS77)。
さらに、静止画再生中に被写体のスルー画像をサブ画像22として表示させるとともに、静止画再生中にシャッタボタンが押下されると、現在再生表示されている静止画を撮影したときのズームレンズ3の位置にズームレンズ3を移動させて静止画撮影処理を行うようにしてもよい。つまり、ズーム枠23内の画像に対応する画像が撮影されることになる。
なお、静止画再生直前に設定されていたズームレンズ3の位置(ズームレンズ3をWide端に移動させる直前の位置)にズームレンズ3を移動させて静止画撮影処理を行うようにしてもよい。
(6)上記各実施の形態においては、1つの撮影レンズ(フォーカスレンズ2、ズームレンズ3等)と、CCD5を用いて行なうようにしたが、さらに広角用の撮影レンズ及びCCD(広角用撮影ユニット)をも備えるようにしてもよい。
この広角用撮影ユニットはズーム機能を有せず、Wide端にズームレンズ3が位置しているときにCCD5により撮像される画像データの画像の画角と、撮影ユニットにより撮像される画像データの画像の画角とが同一となるように設定しておく。
そして、CCD5により撮像されたスルー画像を表示させるとともに、広角用撮影ユニットにより撮像されたスルー画像をサブ画像として表示させる。このときも、ズーム枠23をサブ画像上に重ねて表示させる。
なお、ズームレンズ3がWide端位置にない場合にのみ、広角用撮影ユニットにより撮像されたスルー画像をサブ画像として表示させるようにしてもよい。
これにより、リアルタイムに画像の全体と、ズームアップされた画像とを認識することができる。
2 フォーカスレンズ
3 ズームレンズ
4 レンズ駆動ブロック
5 CCD
6 垂直ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 信号処理部
10 CPU
11 位置算出部
12 DRAM
13 ROM
14 フラッシュメモリ
15 キー入力部
16 画像表示部
Claims (17)
- 被写体の光を画像データに変換する撮像手段と、
前記撮像手段を用いて被写体の動画の撮像を行なう動画撮像制御手段と、
ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なう光学ズーム手段と、
ユーザがズーム操作を行なうためのズーム操作手段と、
前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じて前記光学ズーム手段のズーム動作を制御するズーム制御手段と、
前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを表示手段に表示させるとともに、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作がズームアップ操作かズームダウン操作かを判断する第1の判断手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記第1の判断手段によりズームアップ操作が行われたと判断された場合に、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データを表示させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして記憶手段に記憶させる記憶制御手段を備え、
前記記憶制御手段は、
前記第1の判断手段によりズームアップ操作が行われたと判断された場合に、前記記憶手段に記憶されている画像データの記憶を更新し、
前記表示制御手段は、
前記記憶手段に記憶された画像データを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、
前記ズーム制御手段によるズームアップ動作中、及び/又は、ズームアップ動作の終了後一定時間、サブ画像データを表示させることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の撮像装置。 - 前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過したか否かを判断する第2の判断手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記第2の判断手段によりズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断された場合は、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合であっても、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 前記ズーム制御手段によるズームアップ動作のズーム量が所定量以上であるか否かを判断する第3の判断手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合は、前記表示手段に表示させるサブ画像データの表示を更新させずに、既に表示されているサブ画像データをそのまま表示させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 前記ズーム操作手段は、2つのズームアップ操作手段を含み、
前記表示制御手段は、
一方のズームアップ操作手段によりズームアップがされた場合のみ、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データを表示させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段にサブ画像データが表示されているか否かを判断する第4の判断手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記第4の判断手段によりサブ画像データが表示されていないと判断された場合であって、前記第2の判断手段により前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間経過していないと判断され、且つ、前記ズーム制御手段により再びズームアップ動作が行なわれた場合、又は、前記第3の判断手段によりズームアップ動作のズーム量が所定量以上でないと判断された場合であっても、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させることを特徴とする請求項5又は6記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、
前記ズーム制御手段によるズームアップ動作が終了してから所定時間が経過した場合には、表示させるサブ画像データを該所定時間経過後に前記撮像手段により得られた画像データに更新させて表示させることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、
前記ズームレンズがワイド端にある状態で、前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを前記表示手段に表示させるとともに、ワイド端で前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、
前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御により前記動画撮像制御手段により得られる動画データの画角が前記表示手段に表示されているサブ画像データの画角に達した場合には、サブ画像データの表示を禁止する手段を含むことを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、
前記動画撮像制御手段により得られた動画データが、前記表示手段に表示されているサブ画像データのどの範囲に対応するかを示すズーム枠を該サブ画像データの画像上に重ねて表示させる手段を含むことを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の撮像装置。 - 前記表示制御手段は、
前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じた大きさで前記ズーム枠を表示させることを特徴とする請求項12記載の撮像装置。 - 前記ズーム枠の表示位置を検出する検出手段を備え、
前記表示制御手段は、
前記検出手段により検出された表示位置に応じて前記ズーム枠を表示させることを特徴とする請求項12又は13記載の撮像装置。 - 前記検出手段は、
前記動画撮像制御手段により得られた動画データと、表示されているサブ画像データとを画像認識することにより、表示位置を検出することを特徴とする請求項14記載の撮像装置。 - ズームレンズと、
前記ズームレンズを介して投影された被写体の光を画像データに変換する第1の撮像手段と、
前記ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なうズーム制御手段と、
被写体の光を画像データに変換する第2の撮像手段と、
前記第1の撮像手段により得られた画像データ及び前記第2の撮像手段により得られた画像データを表示手段に表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記第2の撮像手段により得られる画像データの画角は、前記ズームレンズがワイド端に位置するときに前記第1の撮像手段により得られる画像データの画角と略同一であることを特徴とする撮像装置。 - 被写体の光を画像データに変換する撮像手段と、
前記撮像手段を用いて被写体の動画の撮像を行なう動画撮像制御手段と、
ズームレンズを光軸方向に移動させることにより被写体に対してズームを行なう光学ズーム手段と、
ユーザがズーム操作を行なうためのズーム操作手段と、
前記ズーム操作手段により行なわれたズーム操作に応じて前記光学ズーム手段のズーム動作を制御するズーム制御手段と、
を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
前記ズーム制御手段による前記光学ズーム手段の制御によりズームアップ動作が行なわれた場合は、前記動画撮像制御手段により得られる動画データを表示部に表示させるとともに、ズームアップ動作開始時に前記撮像手段により得られた画像データをサブ画像データとして表示させる処理と、
を含むことを特徴とするプログラム。
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