JP2010021705A - 音出力制御装置、音出力制御方法、及び音出力制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】指向性がある音を出力する指向性スピーカを制御する音出力制御装置であって、カメラが撮像した撮像情報を取り込み、画像情報を生成する撮像画像処理部と、前記撮像画像処理部が生成した画像情報の画像に、前記指向性スピーカが出力する前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を重ねた画像を表示させる出力範囲表示部と、を備える。
【選択図】図4
Description
特許文献2に記載された技術では、音の出力先である受聴者に音の出力範囲を示す光を照射するため、受聴者が眩しいという欠点がある。また、この技術では、受聴者であることが他の者に悟られてしまう欠点がある。さらに、この技術では、明るい場所では、音の出力範囲を識別しにくいという欠点がある。
上記構成によると、前記音出力制御装置は、撮像した画像に、指向性がある音の出力範囲を表わす図形を重ねて表示させるので、前記音出力制御装置の利用者は、指向性がある音の出力範囲を適切かつ正確に把握することができる。
上記構成によると、前記音出力制御装置は、前記指向性がある音の出力方向と前記撮像方向とを一致させるので、両者の方向の違いによる指向性がある音の出力範囲を表わす図形の表示位置の計算をする必要がなく、当該計算による処理を軽減することができる。
上記構成によると、前記音出力制御装置は、受聴体と指向性スピーカとの距離に応じて前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を異なる表示態様で表示させるので、前記音出力制御装置の利用者は、受聴体と指向性スピーカとの距離が変わっても、前記指向性がある音の出力範囲を正確に把握することができる。
上記構成によると、前記音出力制御装置は、利用者の操作による前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形の変更指示を受付け、該受け付けた変更指示に従った図形が表わす出力範囲に、前記指向性がある音を出力させるので、前記音出力制御装置の利用者は、容易かつ適切に、前記指向性がある音の出力範囲に前記指向性がある音を出力させることができる。
上記構成によると、前記音出力制御装置は、前記表示操作制御部が受け付けた変更指示に従った図形が、前記出力範囲表示部が表示させる画像の表示範囲に表示されるように、前記カメラが撮像する撮像方向を制御するので、前記音出力制御装置の利用者は、容易かつ適切に、前記指向性がある音の出力範囲を確認することができる。
上記構成によると、カメラのズームの度合いに応じて、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を異なる表示態様で表示させるので、前記音出力制御装置の利用者は、ズームの度合いが変わっても、前記指向性がある音の出力範囲を正確に把握することができる。
上記構成によると、例えば、前記音出力制御装置は、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形の色を、輝度が高い画像には輝度が低い色、輝度が低い画像には輝度が高い色に変えるので、前記音出力制御装置の利用者は、その輝度差により、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形をはっきりと識別することができる。
上記構成によると、前記音出力制御装置は、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を表示後、いつまでも当該図形を表示させ続けないので、撮像した画像の一部が、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形により隠れ続けてしまうことを防止することができる。
上記構成によると、前記音出力制御装置は、前記指向性スピーカが前記指向性のある音を出力している間、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を表示させるので、前記音出力制御装置の利用者は、前記音出力制御装置が、音を出力させているか否かを容易に把握することができる。
<音出力システム>
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、この発明の第1の実施形態に係る音出力システムを示す概略図である。
音出力システムは、カメラ付指向性スピーカa1、音出力制御装置b1、入力デバイスc1、及びモニタ(表示装置)d1を含んで構成される。
カメラ付指向性スピーカa1は、指向性スピーカを備え、指向音を出力する。また、カメラ付指向性スピーカa1は、その指向音の出力方向を変更することができる。また、カメラ付指向性スピーカa1は、指向音の出力範囲の指向方向を撮影可能なカメラを備える。
このように、音出力制御装置b1は、カメラ付指向性スピーカa1のカメラで撮影した画像に、カメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力範囲を表わす円を重ねて、モニタd1に表示させる。
音出力制御装置b1は、カメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力方向をカメラの撮像方向と一致させる制御をする。また、カメラ付指向性スピーカa1は、音出力制御装置b1による制御に従い、指向音の出力方向を変更する。
以下、図2、図3を用いて、本実施形態に係る音出力制御装置b1が表示させるカメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力範囲を表わす円について説明をする。
図2は、本実施形態に係る指向音の出力範囲を表わす円の表示の一例を示す図である。
この図において、D1−1の図は、受聴者H1、H2(図1)が、カメラ付指向性スピーカa1のカメラにより撮像され、受聴者h1、h2として、モニタd1に表示されていることを示す。また、このD1−1の図は、カメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力範囲S11(図1)が、カメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力範囲を表わす円s11として、受聴者h1、h2が写っている画像に重ねて表示されていることを示す。
この図において、D1−1の図は、図2のD1−1の図と同じである。また、D1−3の図は、利用者の操作により、カメラ付指向性スピーカa1のカメラのズームの度合い(撮像の拡大率縮小率)がD1−1の図で表わされるズームの度合いから変更され、拡大して撮像した場合の図である。
D1−3の図は、カメラ付指向性スピーカa1のカメラで被写体を拡大して撮像した場合に、音出力制御装置b1が、音出力制御装置b1による音の出力範囲を表わす円s11(D1−1の図)を、s13(D1−3の図)に拡大して表示させることを示す。なお、カメラ付指向性スピーカa1のカメラで被写体を縮小して撮像した場合には、音出力制御装置b1は、音出力制御装置b1による音の出力範囲を表わす円s13を縮小して表示させる。
以下、本実施形態に係る音出力制御装置b1について説明をする。
図4は、本実施形態に係るカメラ付指向性スピーカa1と音出力制御装置b1の構成を示す構成図である。
カメラ部a11は、レンズ、及び、CCD(Charge Coupled Device Image Sensor:電荷結合素子)又はCMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor:相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサ、及びレンズの位置を制御する回路を用いて実現され、その撮像方向を変更することができる。
カメラ部a11は、オートフォーカス等で移動させたレンズの位置を検出し、検出したレンズの位置からレンズの焦点距離(以下、単に焦点距離という)、及び、特定のズーム状態で撮像した画像との比(以下、倍率nという)を算出する。
カメラ部a11は、撮像した撮像情報、撮像時における焦点距離を示す情報、倍率nを示す情報、を音出力装置b1の撮像画像処理部b140に出力する。なお、カメラ部a11は、指向性スピーカの出力方向と同じ方向を向いている。
また、指向性スピーカ部a12は、指向性スピーカ制御部b144による制御に従い、指向音の出力方向を変更する。
また、撮像画像処理部b140は、倍率nを示す情報を出力範囲表示部b145に出力する。また、撮像画像処理部b140は、カメラ部a11から入力された焦点距離の情報を、距離検出部b142に出力する。
距離検出部b142は、撮像画像処理部b140から入力された焦点距離の情報より、スピーカから被写体までの距離を検出する。ここで、カメラ部a11は、受聴者(被写体)にピントが合わされ、焦点距離が受聴者までの出力方向距離xとなる。すなわち、距離検出部b142は、指向音の出力先である受聴者について、出力方向距離xを検出する。
また、指向性スピーカ制御部b144は、入力された音データを指向性スピーカ部a12に出力する。
以下、具体的な当該画像の表示方法について説明をする。
出力範囲表示部b145は、カメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力範囲を表わす円の半径rを、倍率nと出力方向距離xとを用いて算出する。
例えば、撮像画像処理部b140から入力された画像情報の画像に重ねる円の半径r(ピクセル)は、受聴者までの出力方向距離x(m)を用いて、r=n(0.7x+35)(ピクセル)と表わすことができる。ここで、ピクセルは、撮像画像処理部b140から入力された画像情報の画像の画素を示す単位である。
出力範囲表示部b145は、算出した半径rの円の画像を、指向性スピーカ部a12の指向音の出力範囲を表わす円として、撮像画像処理部b140から入力された画像情報の画像の中心部に重ね、該重ねた画像を生成する(図2、図3参照)。
また、出力範囲表示部b145は、指向性スピーカ部a12出力する音の出力範囲を表わす円の画像について、以下のような表示制御をしてもよい。
出力範囲表示部b145は、輝度検出部b141が検出した輝度が、予め記憶する所定の輝度より高い場合、指向性スピーカ部a12出力する音の出力範囲を表わす円の曲線の色を、輝度が低い色とする。逆に、輝度検出部b141が検出した輝度が、予め記憶する所定の輝度より低い場合、指向性スピーカ部a12出力する音の出力範囲を表わす円の曲線の色を、輝度が高い色とする。すなわち、出力範囲表示部b145は、輝度検出部b141が検出した輝度等の明るさに関する情報に基づき、指向性がある音の出力範囲を表わす図形を異なる表示態様で表示させる。
これにより、音出力制御装置b1の利用者は、その輝度差により、指向音の出力範囲を表わす円をはっきりと識別することができる。
なお、音出力制御装置b1は、輝度やズームの度合いの他に、例えば、音量、受聴者までの出力方向距離、指向音の広がり、時刻、又はカメラ付指向性スピーカa1、a2の位置情報に基づき、指向音の出力範囲を表わす図形の色や形を変えてもよい。
出力範囲表示部b145は、生成した撮像画像処理部b140から入力された画像情報の画像に、指向性スピーカ部a12の指向音の出力範囲を表わす円を重ねて表示させることを開始する際、計時命令を計時部b13に出力する。
また、出力範囲表示部b145は、計時部b13が計時した出力範囲表示部b145が計時命令を出力してから経過した時間が、予め記憶する所定の時間を越えると、指向性スピーカ部a12の指向音の出力範囲を表わす円を重ねて表示させることを中止する。すなわち、出力範囲表示部b145は、計時部b13が測定した時間が所定の時間を超えると、指向音の出力範囲を表わす図形の表示を中止する。
なお、出力範囲表示部b145は、入力デバイスc1からの入力により、指向音の出力範囲を表わす円の表示を再開してもよい。
なお、音出力制御装置b1の利用者は、モニタd1に表示された画像(図2、3参照)を、参照し、入力デバイスc1の操作により、撮像方向の変更、カメラ部a11のズーム倍率の変更、又は、カメラ部a11による撮像の開始、停止の制御を行う。
以下、本実施形態に係る音出力システムの動作を説明する。
図5は、本実施形態に係る音出力システムの動作の一例を示すフロー図である。
まず、音出力装置b1は、カメラ付指向性スピーカa1のカメラ部a11で撮像をする(S101)。
音出力装置b1は、カメラ付指向性スピーカa1から入力されたカメラ部a11の焦点距離より受聴者(被写体)までの出力方向距離xを検出し、また、カメラ付指向性スピーカa1から倍率nの情報を取得する。(S102)。
音出力装置b1は、ステップS102で検出した受聴者までの出力方向距離x及び倍率nから、カメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力範囲を表わす円の半径rを算出する(S103)。
音出力装置b1は、ステップS103で算出した半径rの指向音の出力範囲を表わす円を、その曲線をステップS105で決定した色で、ステップS101で撮像した画像に重ねて、モニタd1に表示させる(S106)。
音出力装置b1は、入力された音データを、カメラ付指向性スピーカa1に出力し、カメラ付指向性スピーカa1は、音出力装置b1から入力された音データの音を、指向性スピーカより指向音として出力する(S107)。
ステップS108の判定にて、指向音の出力範囲を表わす円を表示してから所定の時間が経過していないと判定された場合、音出力装置b1は、ステップS109の判定を行う。
次に、音出力装置b1は、入力デバイスc1からの入力により、撮像の終了命令が入力されたか否かを判定する(S109)。ステップS109の判定にて、撮像の終了命令が入力されていないと判定された場合、音出力装置b1は、ステップS101の処理を行う。一方、ステップS109の判定にて、撮像の終了命令が入力されたと判定された場合、音出力装置b1は、動作を終了する。
音出力装置b1は、ステップS106で表示した指向音の出力範囲を表わす円の表示を中止する(S110)。
音出力装置b1は、カメラ付指向性スピーカa1のカメラ部a11で撮像を行い、撮像した画像をモニタd1に表示させる(S111)。
ステップS112の判定にて、指向音の出力範囲を表わす円の表示を再開すると判定した場合、音出力装置b1は、ステップS102の処理をする。一方、ステップS112の判定にて、指向音の出力範囲を表わす円の表示を再開しないと判定した場合、音出力装置b1は、ステップS113の判定を行う。
なお、ステップS105とステップS106の順序は逆でもよい。つまり、音出力装置b1は、音の出力を開始後、音の出力範囲を表わす図形を表示してもよい。
また、本実施形態によれば、音出力制御装置b1は、カメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力範囲を表わす円をモニタd1に表示させる。これにより、音出力制御装置b1の利用者は、モニタd1を参照できない受聴者の周りの者に、受聴者が受聴しているか否かを悟られることなく、受聴者に対して音を出力することができる。
また、本実施形態によれば、音出力制御装置b1は、スピーカから受聴者までの距離に応じて、指向音の出力範囲を表わす円を異なる半径rの円として表示させる。これにより、音出力制御装置b1の利用者は、受聴者とスピーカとの距離が変わっても、指向音の出力範囲を正確に把握することができる。
また、本実施形態によれば、音出力制御装置b1は、カメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力範囲を表わす円を表示してから所定の時間を超えると、この円の表示を中止する。これにより、指向音の出力範囲を把握した後、いつまでもカメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力範囲を表わす円が表示され続けないので、撮像した画像の一部が、前記指向音の出力範囲を表わす円により隠れ続けてしまうことを防止することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の第2実施形態について説明する。
第1の実施形態では、音出力制御装置b1は、カメラ付指向性スピーカa1の指向音の出力方向をカメラ部a11の撮像方向と一致させる制御をしていた。本実施形態では、音出力制御装置b2は、カメラ付指向性スピーカa2の指向音の出力方向を、カメラ部a21の撮像方向と独立に制御する。
また、本実施形態では、音出力制御装置b2は、利用者の操作による指向音の出力範囲を示す円の変更指示を受け付け、受け付けた変更指示に従った円が表わす出力範囲に、指向音を出力させる。
図6は、この発明の第2の実施形態に係る音出力システムを示す概略図である。
本実施形態に係る音出力システム(図6)と、第1の実施形態に係る音出力システム(図1)とを比較すると、カメラ付指向性スピーカa2、音出力制御装置b2のみが異なる。しかし、他の装置(入力デバイスc1、及びモニタd1)が持つ機能は第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と同じ装置の説明は省略する。
カメラ付指向性スピーカa2は、指向性スピーカを備え、指向音を出力する。また、カメラ付指向性スピーカa2は、その指向音の出力範囲を変更することができる。また、カメラ付指向性スピーカa2は、指向音の出力範囲の指向方向を撮影可能なカメラを備える。
音出力制御装置b2は、利用者に入力デバイスc1を用いて、カメラ付指向性スピーカa2の指向音の出力範囲を指定させ、その指向音の出力範囲を変更する制御をする。
以下、図7を用いて、本実施形態に係る音出力制御装置b2が表示させるカメラ付指向性スピーカa2の指向音の出力範囲を表わす図形について説明をする。
図7は、本実施形態に係る指向音の出力範囲を表わす図形の表示の一例を示す図である。
この図において、D2−1の図は、図2のD1−1の図で、指向音の出力範囲を表わす円s11を、指向音の出力範囲を表わす円s11と同じ指向音の出力範囲を表わす円s21に置き換えた図と同じである。
この図において、D2−2の図は、利用者の操作により、カメラ付指向性スピーカa2の指向音の出力範囲を表わす円s21が、D2−1の図の円s22に変更された場合の図である。なお、音出力制御装置b2は、カメラ付指向性スピーカa2に、変更後のD2−1の図の円s22が示す指向音の出力範囲へ、指向音の出力を変更する制御を行う。
このD2−2の図は、音出力制御装置b2が、カメラ付指向性スピーカa2の指向音の出力方向が、指向音の出力範囲を表わす円s21で示される方向から、指向音の出力範囲を表わす円s22で示される方向に変更されたことを示す。また、このD2−2の図は、指向音の出力範囲を表わす円の大きさで示される指向音の広がりが、指向音の出力範囲を表わす円s21で示される指向音の広がりから、指向音の出力範囲を表わす円s22示される指向音の広がりに狭くなるように変更されたことを示す。
以下、本実施形態に係る音出力制御装置b2について説明をする。
図8は、本実施形態に係るカメラ付指向性スピーカa2と音出力制御装置b2の構成を示す構成図である。
カメラ部a21は、レンズ、及び、CCD又はCMOSイメージセンサを用いて実現され、カメラ付指向性スピーカa2に固定されている。カメラ部a21は、音出力装置b2の撮像制御部b243による制御に従い、撮像の開始、停止を行う。カメラ部a21は、撮像した撮像情報、倍率nを示す情報、を音出力装置b2の撮像画像処理部b140に出力する。
また、本実施形態では、カメラ部a21は、カメラ付指向性スピーカa2に固定されており、カメラ付指向性スピーカa2と独立にその撮像方向を変更できないものとする。
例えば、指向性スピーカ部a22は、指向性スピーカ制御部b244による制御に従い、指向音の出力方向を変更する。また、指向性スピーカ部a22は、指向性スピーカ制御部b244による制御に従い、指向音の振幅の増幅率mを大きくして、指向音の広がりを大きくする。逆に、指向性スピーカ部a22は、指向音の振幅の増幅率mを小さくして、指向音の広がりを大きくする。
撮像画像処理部b140、輝度検出部b141、及び表示制御部b146(図8)が持つ機能は、第1の実施形態(図4)と同じであるので、その機能の説明は省略する。
撮像制御部b243は、入力デバイスc1からの入力により、カメラ部a21による撮像の開始、停止の制御を行う。
また、指向性スピーカ制御部b244は、入力された音データを指向性スピーカ部a22に出力する。また、指向性スピーカ制御部b244は、指向性スピーカ部a22の制御に用いた指向音の出力範囲、例えば、指向音の出力方向及び指向音の振幅の増幅率mを示す情報を、出力範囲表示部b245に出力する。
以下、具体的な当該画像の表示方法について説明をする。
出力範囲表示部b245は、カメラ付指向性スピーカa2の指向音の出力範囲を表わす円の半径rを、倍率nと指向音の振幅の増幅率mを用いて算出する。
出力範囲表示部b245は、算出した半径rの円の画像を、カメラ付指向性スピーカa2の指向音の出力範囲を表わす円として、撮像画像処理部b140から入力された画像情報の画像中の決定した表示位置に重ね、該重ねた画像を生成する(図7参照)。
表示出力範囲検出部b248は、表示制御部b146が表示させる指向音の出力範囲を表わす円の表示位置又は大きさを検出し、それぞれ、指向性スピーカの音の出力範囲を示す情報として、指向性スピーカ制御部b244に出力する。
以下、本実施形態に係る音出力システムの動作を説明する。
図9は、本実施形態に係る音出力システムの動作の一例を示すフロー図である。
まず、音出力装置b2は、カメラ付指向性スピーカa2のカメラ部a21で撮像をする(S201)。音出力装置b2は、カメラ付指向性スピーカa2の指向音の振幅の増幅率mを検出し、また、カメラ付指向性スピーカa2から倍率nを取得する。(S202)。
音出力装置b2は、ステップS202で検出した音の振幅の増幅率m、及び、倍率nから、指向音の出力範囲を表わす円の半径rを算出する(S203)。
音出力装置b2は、ステップS203で算出した半径rのカメラ付指向性スピーカa2の指向音の出力範囲を表わす円を、ステップS201で撮像した画像に、ステップS205で決定した表示位置に重ねて、モニタd1に表示させる(S206)。
ステップS207の判定にて、ステップS206で表示した指向音の出力範囲を表わす円の表示位置又は大きさに変更があると判定された場合、音出力装置b2は、ステップS206の処理を行う。一方、ステップS207の判定にて、ステップS206で表示した指向音の出力範囲を表わす円の表示位置又は大きさに変更がないと判定された場合、音出力装置b2は、ステップS208の処理を行う。
音出力装置b2は、入力された音データと、ステップS208で算出した指向音の出力方向及び振幅の増幅率mを示す情報を、カメラ付指向性スピーカa2に出力する。カメラ付指向性スピーカa2は、音出力装置b2から入力された音データの音を、音出力装置b2から入力された指向音の出力方向を示す情報の方向に、振幅の増幅率mを示す情報の増幅率で増幅して出力する(S209)。
また、本実施形態によれば、音出力制御装置b2は、利用者の操作による指向音の出力範囲を表わす図形の変更指示を受付け、該受け付けた変更指示に従った図形が表わす出力範囲に、指向音を出力させる。これにより、音出力制御装置b2の利用者は、容易かつ適切に、指向音の出力範囲に指向音を出力させることができる。
なお、上記第1の実施形態において、距離検出部b142は、撮像画像処理部b140から入力された焦点距離の情報より、受聴者までの出力方向距離を検出している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、カメラ付指向性スピーカa1に超音波や電波等の発信機と受信機を備えさせ、音出力制御装置b1は、超音波や電波等の発信時刻と被写体からの反射波の受信時刻との差である時間、及び、超音波や電波等の速度により、受聴者までの出力方向距離を検出してもよい。
これにより、音出力制御装置b2の利用者は、容易かつ適切に、前記指向性がある音の出力範囲を確認することができる。
これにより、音出力制御装置b1、b2は、カメラ付指向性スピーカa1、a2が指向音を出力している間、指向音の出力範囲を表わす図形を表示させるので、音出力制御装置b1、b2の利用者は、音出力制御装置b1、b2が、音を出力させているか否かを容易に把握することができる。
また、上記各実施形態において、音出力制御装置b1、b2は、顔認証の結果と音の出力の可否を予め対応付けて記憶し、被写体の顔認証結果に基づき音を出力してもよい。
a11,a21・・・カメラ部、a12,a22・・・指向性スピーカ部
b11・・・揮発性メモリ、b12,b22・・・不揮発性メモリ、b13・・・計時部、b14,b24・・・制御部
b140・・・撮像画像処理部、b141・・・輝度検出部(明るさ検出部)、b142・・・距離検出部、b143,b243・・・撮像制御部、b144,b244・・・指向性スピーカ制御部(方向制御部)、b145,b245・・・出力範囲表示部、b146・・・表示制御部、b247・・・表示操作制御部、b248・・・表示出力範囲検出部
Claims (11)
- 指向性がある音を出力する指向性スピーカを制御する音出力制御装置であって、
カメラが撮像した撮像情報を取り込み、画像情報を生成する撮像画像処理部と、
前記撮像画像処理部が生成した画像情報の画像に、前記指向性スピーカが出力する前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を重ねた画像を表示させる出力範囲表示部と、
を備えることを特徴とする音出力制御装置。 - 前記指向性がある音の出力方向と、前記カメラが撮像する撮像方向とが同じ方向になるように制御をする方向制御部
を備えることを特徴とする請求項1に記載の音出力制御装置。 - 前記指向性がある音の出力先である受聴体と前記指向性スピーカとの距離を検出する距離検出部を備え、
前記出力範囲表示部は、前記距離検出部が測定した距離に応じて、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を異なる表示態様で表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の音出力制御装置。 - 利用者の操作による前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形の変更指示を受け付ける表示操作制御部と、
前記表示操作制御部が受け付けた変更指示に従った図形が表わす出力範囲に、前記指向性がある音を出力させる指向性スピーカ制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の音出力制御装置。 - 利用者の操作による前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形の変更指示を受け付ける表示操作制御部と、
前記表示操作制御部が受け付けた変更指示に従った図形が、前記出力範囲表示部が表示させる画像の表示範囲に表示されるように、前記カメラが撮像する撮像方向を制御する撮像制御部と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の音出力制御装置。 - 前記出力範囲表示部は、前記カメラのズームの度合いに応じて、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を異なる表示態様で表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の音出力制御装置。 - 撮像した画像の明るさを検出する明るさ検出部を備え、
前記出力範囲表示部は、前記明るさ検出部が検出した明るさに関する情報に基づき、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を異なる表示態様で表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の音出力制御装置。 - 前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を表示してから経過した時間を測定する計時部を備え、
前記出力範囲表示部は、前記計時部が測定した時間が所定の時間を超えると、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形の表示を中止する
ことを特徴とする請求項1に記載の音出力制御装置。 - 前記出力範囲表示部は、前記指向性スピーカが前記指向性のある音を出力している間、前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を表示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の音出力制御装置。 - 指向性がある音を出力する指向性スピーカを制御する音出力制御装置における音出力制御方法であって、
前記音出力制御装置が、カメラが撮像した画像情報を取り込む第1の過程と、
前記音出力制御装置が、前記第1の過程にて取り込んだ画像情報の画像に、前記指向性スピーカが出力する前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を重ねて表示させる第2の過程と、
を有することを特徴とする音出力制御方法。 - 指向性がある音を出力する指向性スピーカを制御する音出力制御装置のコンピュータに、
カメラが撮像した画像情報を取り込む撮像画像処理手段、
前記撮像画像処理手段にて取り込んだ画像情報の画像に、前記指向性スピーカが出力する前記指向性がある音の出力範囲を表わす図形を重ねて表示させる出力範囲表示手段、
として機能させる音出力制御プログラム。
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