JP6606981B2 - 出力制御装置、出力制御方法及びプログラム - Google Patents

出力制御装置、出力制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、出力制御装置、出力制御方法及びプログラムに関する。
ヒトを撮影する場合、ヒトの顔を基準として画質を調整することが望ましいと考えられる。そこで、顔検出の結果を利用して、露出やホワイトバランスを自動的に調整することが行われている。また、オートホワイトバランスにて、顔検出機能を用いてホワイトバランスの誤補正を防止する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−139481号公報
しかしながら、上記特許文献1等の場合、撮影中にヒトが横を向いて顔を検出することができなくなると、ホワイトバランスの調整内容が変わり、またヒトが正面に向き直して顔を検出することができるようになると、ホワイトバランスの調整内容が再度変わってしまい、ライブビュー画像の表示が安定しないという問題がある。また、このような問題は、オートホワイトバランスに限られず、自動露出調整などでも発生する虞がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、出力される画像のヒトの顔を基準とした画質調整をより安定して行うことができる出力制御装置、出力制御方法及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、出力制御装置であって、
撮像手段により逐次撮像される撮像画像からヒトの顔を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されたヒトの顔を基準として、前記撮像画像のホワイトバランスを自動的に調整する一方、前記ヒトの顔以外のその他の条件を基準として、前記撮像画像のホワイトバランスを調整する調整手段と、
前記検出手段によって検出されるヒトの顔の検出状態が変化した前後で前記撮像手段により逐次撮像された複数の撮像画像から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量の合計値が所定の閾値未満である場合、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきと判定する判定手段と
前記判定手段による判定結果に基づき調整手段によってホワイトバランスが調整された画像を出力させるよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、出力される画像のヒトの顔を基準とした画質調整をより安定して行うことができる。
本発明を適用した実施形態1の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置によるライブビュー表示処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図2のライブビュー表示処理における非顔検出状態処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 ライブビュー表示処理に係るライブビュー画像を模式的に示す図である。 本発明を適用した実施形態2の撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図5の撮像装置によるライブビュー表示処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。 図6のライブビュー表示処理における非顔検出状態処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[実施形態1]
図1は、本発明を適用した実施形態1の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態1の撮像装置100は、具体的には、中央制御部1と、メモリ2と、撮像部3と、信号処理部4と、画像処理部5と、表示部6と、画像記録部7と、操作入力部8とを備えている。
また、中央制御部1、メモリ2、撮像部3、信号処理部4、画像処理部5、画像記録部7及び表示部6は、バスライン9を介して接続されている。
中央制御部1は、撮像装置100の各部を制御するものである。具体的には、中央制御部1は、図示は省略するが、CPU(Central Processing Unit)等を備え、撮像装置100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。
メモリ2は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等により構成され、中央制御部1や信号処理部4等によって処理されるデータ等を一時的に格納する。
撮像部(撮像手段)3は、所定の被写体(例えば、ヒト等)を撮像してフレーム画像I(図4(a)等参照)を生成する。具体的には、撮像部3は、レンズ部3aと、電子撮像部3bと、撮像制御部3cとを備えている。
レンズ部3aは、例えば、ズームレンズやフォーカスレンズ等の複数のレンズ、レンズを通過する光の量を調整する絞り等から構成されている。
電子撮像部3bは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-oxide Semiconductor)等のイメージセンサ(撮像素子)から構成されている。そして、電子撮像部3bは、レンズ部3aの各種レンズを通過した光学像を二次元の画像信号に変換する。
撮像制御部3cは、図示は省略するが、タイミング発生器、ドライバなどを備えている。そして、撮像制御部3cは、タイミング発生器、ドライバにより電子撮像部3bを走査駆動して、レンズ部3aを通過した光学像を電子撮像部3bにより所定周期毎に二次元の画像信号に変換させ、当該電子撮像部3bの撮像領域から1画面分ずつフレーム画像Iを読み出して信号処理部4に出力させる。
信号処理部4は、電子撮像部3bから転送されたフレーム画像Iのアナログ値の信号に対して各種の画像信号処理を施す。具体的には、信号処理部4は、例えば、フレーム画像Iのアナログ値の信号に対してRGBの色成分毎にゲイン調整し、サンプルホールド回路(図示略)でサンプルホールドしてA/D変換器(図示略)でデジタルデータに変換し、カラープロセス回路(図示略)で画素補間処理及びγ補正処理を含むカラープロセス処理を行って、デジタル値の輝度信号Y及び色差信号Cb,Cr(YUVデータ)を生成する。また、信号処理部4は、生成された輝度信号Y及び色差信号Cb,Crをバッファメモリとして使用されるメモリ2に出力する。
また、信号処理部4は、画像取得部4aと、顔検出部4bと、第1画質調整部4cと、第1判定部4dとを具備している。
なお、信号処理部4の各部は、例えば、所定のロジック回路から構成されているが、当該構成は一例であってこれに限られるものではない。
画像取得部4aは、撮像部3により逐次撮像されるフレーム画像(撮像画像)Iを取得する。具体的には、画像取得部4aは、撮像部3による被写体の撮影の際に、電子撮像部3bから逐次転送されたライブビュー画像に係るフレーム画像Iを逐次取得する。
図4(a)のフレーム画像Ia、図4(b)のフレーム画像Ib、図4(c)のフレーム画像Icは各々後述するように、フレーム画像Iの例を示している。
顔検出部(検出手段)4bは、フレーム画像Iからヒトの顔を検出する。
すなわち、顔検出部4bは、例えば、画像取得部4aにより逐次取得された複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)の各々に対して所定の顔検出処理を行って被写体であるヒトの顔が含まれる顔領域を検出する。なお、図4(a)は、表示パネル6bに、被写体であるヒトの顔が検出された場合のフレーム画像Iaがライブビュー画像として表示された状態を示し、検出されたヒトの顔が含まれる顔領域に破線で表された矩形枠Wを模式的に重畳させている。
また、顔検出処理は、公知の技術であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
第1画質調整部(調整手段)4cは、フレーム画像Iの画質を自動的に調整する。
すなわち、第1画質調整部4cは、画像取得部4aにより逐次取得されたライブビュー画像に係る複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)のホワイトバランスや明るさ等を自動的に調整する。具体的には、例えば、撮像の際に、ホワイトバランスを自動的に調整するオートホワイトバランス(AWB)モードが設定されている状態で、第1画質調整部4cは、顔検出部4bにより検出されたヒトの顔やヒトの顔以外のその他の条件等を基準として、フレーム画像Iのホワイトバランスを自動的に調整する。また、例えば、撮影の際に、露出条件を自動的に調整するオート露出(AE)モードが設定されている状態で、第1画質調整部4cは、顔検出部4bにより検出されたヒトの顔やヒトの顔以外のその他の条件等を基準として、フレーム画像Iの明るさを自動的に調整する。
ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整では、第1画質調整部4cは、先ず、画像取得部4aにより逐次取得された複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)の各々について、画像データに基づいて光源(例えば、室内:白色灯等)を推定し、顔検出部4bにより検出された顔領域内の推定された光源下で肌色に該当する画素を特定する。次に、第1画質調整部4cは、特定された肌色に該当する画素の画素値(例えば、RGB値等)を基準としてRGBの各色成分毎のゲイン量を算出し、算出されたRGBの各色成分毎のゲイン量に基づいて、画像データを増幅することでフレーム画像Iのホワイトバランスを調整する。
また、ヒトの顔以外のその他の条件としては、例えば、フレーム画像I全体から特定される所定の光源下でグレーに該当する画素の画素値が挙げられる。
このホワイトバランス調整では、第1画質調整部4cは、先ず、画像取得部4aにより逐次取得された複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)の各々について、画像データに基づいて光源(例えば、室内:白色灯等)を推定し、当該フレーム画像I内の推定された光源下でグレーに該当する画素を特定する。次に、第1画質調整部4cは、特定されたグレーに該当する画素の画素値(例えば、RGB値等)を基準としてRGBの各色成分毎のゲイン量を算出し、算出されたRGBの各色成分毎のゲイン量に基づいて、画像データを増幅することでフレーム画像Iのホワイトバランスを調整する。
なお、上記した光源を推定する処理は、公知の技術であるので、詳細な説明は省略するが、例えば、フレーム画像IのHSV色空間に対応する画像データを利用して、当該フレーム画像Iの色相及びグレー成分の色相位置から光源を推定するようにしても良い。また、顔領域内の肌色の画素を特定する際には、例えば、顔領域内で当該顔領域の大きさ以下の大きさの領域を検出領域として指定しても良い。
ヒトの顔を基準とする明るさ調整では、第1画質調整部4cは、先ず、画像取得部4aにより逐次取得された複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)の各々について、画像データに基づいて、顔検出部4bにより検出された顔領域内の輝度の分布(輝度ヒストグラム)を特定する。次に、第1画質調整部4cは、特定された顔領域内の輝度の分布を基準として所定のプログラム線図に基づいて、顔領域が所定の明るさとなるように輝度信号Yの信号増幅率(ISO感度)を調整し、輝度信号Yを増幅することでフレーム画像Iの明るさを調整する。
また、ヒトの顔以外のその他の条件としては、例えば、フレーム画像I(Ia〜Ic)全体や所定の測光領域(例えば、中央領域等)の輝度の分布が挙げられる。この明るさ調整では、第1画質調整部4cは、先ず、画像取得部4aにより逐次取得された複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)各々の画像データに基づいて、当該フレーム画像I全体や所定の測光領域の輝度の分布を特定する。次に、第1画質調整部4cは、特定された輝度の分布を基準として所定のプログラム線図に基づいて、フレーム画像I全体や所定の測光領域が所定の明るさとなるように輝度信号Yの信号増幅率を調整し、輝度信号Yを増幅することでフレーム画像Iの明るさを調整する。
なお、第1画質調整部4cは、例えば、電子撮像部1bのシャッター速度や絞り値を調整して、フレーム画像Iの明るさを調整しても良い。また、顔領域の輝度の分布を特定する際には、例えば、顔領域内で当該顔領域の大きさ以下の大きさの領域を検出領域として指定しても良い。
第1判定部(判定手段)4dは、第1画質調整部4cによるヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する。
すなわち、第1判定部4dは、顔検出部4bによるヒトの顔の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた顔検出状態から検出していない非顔検出状態に変化した場合に、ヒトの顔を基準とする画質調整(例えば、ホワイトバランスや明るさの調整)の内容を維持すべきであるか否かを判定する。
ここで、ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持するとは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ib等)に対しても、以前にヒトの顔が検出されたフレーム画像(例えば、直前のフレーム画像Ia等)に対して行われた当該ヒトの顔を基準とする画質調整と同様の内容の画質調整を行うことを言う。つまり、非顔検出状態であっても、以前に検出されたヒトの顔を利用してフレーム画像Iのホワイトバランスや明るさ等の画質の調整が行われることとなる。
具体的には、第1判定部4dは、顔検出部4bによるヒトの顔の検出状態が変化した前後で撮像部3によりそれぞれ撮像されて画像取得部4aにより取得された複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)から判断される撮像環境の変化状況に基づいて、第1画質調整部4cによるヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する。
ここで、撮像環境の変化状況は、例えば、第1画質調整部4cによりヒトの顔以外のその他の条件を基準としてフレーム画像Iの画質の調整が行われる際に複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)から測定される画像特徴情報の変化に基づいて判断される。
例えば、ホワイトバランス調整では、第1判定部4dは、第1画質調整部4cによりヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数(画像特徴情報)の変化量を利用する。すなわち、第1画質調整部4cは、例えば、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像Iの各々について、複数の光源(例えば、太陽光、室内:白色灯、室内:蛍光灯等)下でグレーに該当する画素を特定して画素数をそれぞれ算出する。このグレーに該当する画素の特定は、例えば、光源を推定する処理にて行われても良い。
そして、第1判定部4dは、複数の光源の各々について、ヒトの顔の検出状態が変化した前後でのグレーに該当する画素の画素数の変化量を算出し、算出された画素数の変化量(絶対値)を合計し、合計値が所定の閾値未満であるか否かを判定する。
ここで、合計値が所定の閾値未満であると判定されると、撮像環境が変化していないと考えられる(図4(b)参照)。例えば、図4(a)及び図4(b)に示すように、以前に顔が検出されていた被写体であるヒトが横を向いたことで、顔を検出することができなかった場合には、単に被写体の顔を検出できなくなっただけで撮像環境自体は変化していない。この場合、第1判定部4dは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像Ibに対しても、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであると判定する。そして、第1画質調整部4cは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像Ibに対して、以前に検出されたヒトの顔が含まれる顔領域を基準として、フレーム画像Ibのホワイトバランスを自動的に調整する。
一方、合計値が所定の閾値未満でないと判定されると、撮像環境が変化したと考えられる。(図4(c)参照)。例えば、図4(a)及び図4(c)に示すように、ユーザが撮像装置100を向かって右側にふったことで構図が大きく変わってしまい、被写体であるヒトの顔を検出することができなかった場合には、画角内に被写体であるヒトの顔が存在せず、撮像環境が変化する。この場合、第1判定部4dは、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきでないと判定する。そして、第1画質調整部4cは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像Icに対しては、ヒトの顔以外のその他の条件等を基準として、フレーム画像Icのホワイトバランスを自動的に調整する。
なお、判定に用いられる所定の閾値は、被写体であるヒトが向きを変える等して顔を検出できないだけなのか、或いは撮像環境が変化したのかを判別するための値であって、ヒトの顔の検出精度の違いなどにより一意に設定できる値ではなく、経験的に求められるものであり、例えば、撮影シーン毎に設定された所定の値を使用しても良いが、撮影シーンを問わずに一律の値を使用しても良い。
また、例えば、明るさ調整では、第1判定部4dは、第1画質調整部4cによりヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)から測定される輝度の分布(画像特徴情報)の変化量を利用する。すなわち、第1画質調整部4cは、例えば、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像Iの各々について、フレーム画像I全体の輝度の分布を特定し、輝度の代表値(例えば、平均値等)を算出する。
そして、第1判定部4dは、ヒトの顔の検出状態が変化した前後での輝度の代表値の変化量を算出し、算出された変化量が所定の閾値未満であるか否かを判定する。
ここで、変化量が所定の閾値未満であると判定されると、撮像環境が変化していないと考えられ(図4(a)及び図4(b)参照)、第1判定部4dは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像Ibに対しても、ヒトの顔を基準とする明るさ調整の内容を維持すべきであると判定する。そして、第1画質調整部4cは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像Ibに対して、以前に検出されたヒトの顔が含まれる顔領域を基準として、フレーム画像Ibの明るさを自動的に調整する。
一方、変化量が所定の閾値未満でないと判定されると、撮像環境が変化したと考えられ(図4(a)及び図4(c)参照)、第1判定部4dは、ヒトの顔を基準とする明るさ調整の内容を維持すべきでないと判定する。そして、第1画質調整部4cは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像Icに対しては、ヒトの顔以外のその他の条件等を基準として、フレーム画像Icの明るさを自動的に調整する。
なお、判定に用いられる所定の閾値は、被写体であるヒトが向きを変える等して顔を検出できないだけなのか、或いは撮像環境が変化したかを判別するための値であって、日中の屋外と夜、といったようにフレーム画像I全体の光量のレベルが大きく異なるような場合には一意に設定できる値ではなく、経験的に求められるものであり、例えば、撮影シーン毎に設定された所定の値を使用しても良いが、撮影シーンを問わずに一律の値を使用しても良い。
画像処理部5は、信号処理部4により生成された静止画像や動画像の画像データを所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式、MPEG形式等)で符号化して静止画像や動画像の記録用の画像データを生成する。
また、画像処理部5は、メモリ2や画像記録部7から読み出された表示対象に係る静止画像や動画像の画像データを対応する所定の符号化方式に従って復号して表示部6に出力する。このとき、画像処理部5は、例えば、後述する表示パネル6bの表示解像度等に基づいて所定サイズ(例えば、VGAやフルHDサイズ)に変形して表示部6に出力しても良い。
表示部6は、表示制御部6aと、表示パネル6bとを具備している。
表示制御部6aは、メモリ2や画像記録部7から読み出され画像処理部5により復号された所定サイズの画像データに基づいて、所定の画像を表示パネル6bの表示領域に表示させる制御を行う。具体的には、表示制御部6aは、VRAM(Video Random Access Memory)、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、画像処理部5により復号されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから所定の再生フレームレートで読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示パネル6bに出力する。
表示パネル6bは、表示制御部6aからのビデオ信号に基づいて撮像部3により撮影された画像などを表示領域内に表示する。具体的には、表示パネル6bは、静止画の撮影モードや動画像の撮影モードにて、撮像部3による被写体の撮影により生成された複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)を所定のフレームレートで逐次更新しながらライブビュー画像を表示する。このとき、表示制御部6aは、制御手段として、第1画質調整部4cからホワイトバランスや明るさ等の画質が調整されたフレーム画像I(Ia〜Ic)の画像データを取得し、ライブビュー画像として表示パネル6bに出力して当該表示パネル6bの表示領域内に表示させる(図4(a)〜(c)参照)。
なお、表示パネル6bとしては、例えば、液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)表示パネルなどが挙げられるが、一例であってこれらに限られるものではない。
画像記録部7は、例えば、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)等により構成され、画像処理部5により所定の圧縮形式で符号化された静止画像や動画像の記録用の画像データを記録する。
なお、画像記録部7は、例えば、記録媒体(図示略)が着脱自在に構成され、装着された記録媒体からのデータの読み出しや記録媒体に対するデータの書き込みを制御する構成であっても良い。
操作入力部8は、当該撮像装置100の所定操作を行うためのものである。具体的には、操作入力部8は、被写体の撮影指示に係るシャッタボタン、撮影モードや機能等の選択指示に係る選択決定ボタン、ズーム量の調整指示に係るズームボタン等(何れも図示略)の操作部を備え、当該操作部の各ボタンの操作に応じて所定の操作信号を中央制御部1に出力する。
<ライブビュー表示処理>
次に、撮像装置100によるライブビュー表示処理について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、ライブビュー表示処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。図3は、ライブビュー表示処理における非顔検出状態処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図4(a)〜図4(c)は、表示パネル6bに表示されるライブビュー画像を模式的に示す図である。
ライブビュー表示処理は、撮像部3による被写体の撮像の際に、中央制御部1の制御下にて当該撮像装置100の各部により実行される処理である。また、以下に説明するライブビュー表示処理では、ホワイトバランスを自動的に調整するオートホワイトバランス(AWB)モード及び露出条件を自動的に調整するオート露出(AE)モードが設定されている状態で行われるものとする。
図2に示すように、撮像部3による被写体の撮像が開始されると(ステップS1)、信号処理部4の画像取得部4aは、撮像部3の電子撮像部3bから逐次転送されたライブビュー画像に係るフレーム画像I(Ia〜Ic)を逐次取得する(ステップS2)。
続けて、顔検出部4bは、画像取得部4aにより取得されたフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ia等)に対して所定の顔検出処理を行い(ステップS3)、被写体であるヒトの顔が含まれる顔領域が検出されたか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4にて、顔領域が検出されたと判定されると(ステップS4;YES)、第1画質調整部4cは、画像取得部4aにより取得されたフレーム画像Iのホワイトバランス調整及び明るさ調整の基準を検出されたヒトの顔が含まれる顔領域に設定する(ステップS5)。そして、第1画質調整部4cは、設定された基準に従って、フレーム画像Iのホワイトバランス及び明るさ(画質)の調整を行う(ステップS6)。
具体的には、ホワイトバランス調整では、第1画質調整部4cは、例えば、光源(例えば、室内:白色灯等)を推定し、顔領域内の推定された光源下で肌色に該当する画素を特定する。そして、第1画質調整部4cは、特定された肌色に該当する画素の画素値(例えば、RGB値等)を基準としてRGBの各色成分毎のゲイン量を算出し、画像データを増幅することでフレーム画像Iのホワイトバランスを調整する。また、明るさ調整では、第1画質調整部4cは、例えば、顔領域内の輝度の分布を特定した後、特定された顔領域内の輝度の分布を基準として輝度信号Yの信号増幅率を調整し、輝度信号Yを増幅することでフレーム画像Iの明るさを調整する。
その後、表示制御部6aは、第1画質調整部4cから画質が調整されたフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ia等)の画像データを取得し、ライブビュー画像として表示パネル6bの表示領域内に表示させる(ステップS7;図4(a)等参照)。
次に、中央制御部1のCPUは、当該ライブビュー表示処理の終了指示が入力されたか否かを判定する(ステップS8)。ここで、ライブビュー表示処理は、例えば、ユーザによる操作入力部8のシャッタボタンの所定操作に基づいて被写体の記録用の画像の撮影が指示されたり、電源をオフする操作が行われたり、再生モードに切り替える操作が行われたりすることで終了する。
ステップS8にて、ライブビュー表示処理の終了指示が入力されていないと判定されると(ステップS8;NO)、画像取得部4aは、撮像部3の電子撮像部3bから転送されたライブビュー画像に係る次のフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ib等)を取得し(ステップS9)、処理をステップS3に戻す。
そして、上記と同様に、顔検出部4bは、画像取得部4aにより取得された次のフレーム画像Iに対して所定の顔検出処理を行い(ステップS3)、被写体であるヒトの顔が含まれる顔領域が検出されたか否かを判定する(ステップS4)。
一方、ステップS4にて、顔領域が検出されていないと判定されると(ステップS4;NO)、信号処理部4は、非顔検出状態処理(図3参照)を行う(ステップS10)。
以下に、非顔検出状態処理について、図3を参照して詳細に説明する。
<非顔検出状態処理>
図3に示すように、第1画質調整部4cは、顔検出部4bによるヒトの顔の前回の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた顔検出状態であったか否かを判定する(ステップS21)。
ステップS21にて、前回の検出状態が顔検出状態でないと判定されると(ステップS21;NO)、第1画質調整部4cは、フレーム画像Iのホワイトバランス調整及び明るさ調整の基準をヒトの顔以外のその他の条件に設定する(ステップS22)。
そして、図2に戻り、ステップS6にて、第1画質調整部4cは、設定された基準に従って、フレーム画像Iのホワイトバランス及び明るさ(画質)の調整を行う(ステップS6)。
具体的には、ホワイトバランス調整では、第1画質調整部4cは、例えば、光源(例えば、室内:白色灯等)を推定し、当該フレーム画像I内の推定された光源下でグレーに該当する画素を特定する。そして、第1画質調整部4cは、特定されたグレーに該当する画素の画素値(例えば、RGB値等)を基準としてRGBの各色成分毎のゲイン量を算出し、画像データを増幅することでフレーム画像Iのホワイトバランスを調整する。また、明るさ調整では、第1画質調整部4cは、例えば、フレーム画像I全体や所定の測光領域の輝度の分布を特定した後、特定された輝度の分布を基準として輝度信号Yの信号増幅率を調整し、輝度信号Yを増幅することでフレーム画像Iの明るさを調整する。
ステップS7以降の各処理は、上記と同様であり、詳細な説明は省略する。
一方、ステップS21にて、前回の検出状態が顔検出状態であると判定されると(ステップS21;YES)、ヒトの顔の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた顔検出状態から検出していない非顔検出状態に変化した場合であり、第1判定部4dは、第1画質調整部4cによるヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する(ステップS23〜S30)。
具体的には、先ず、第1画質調整部4cは、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)の各々について、複数の光源下でグレーに該当する画素の画素数をそれぞれ算出する(ステップS23)。そして、第1判定部4dは、複数の光源の各々について、ヒトの顔の検出状態が変化した前後でのグレーに該当する画素の画素数の変化量(絶対値)の合計値が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS24)。
ここで、合計値が所定の閾値未満であると判定されると(ステップS24;YES)、第1画質調整部4cは、フレーム画像I(例えば、フレーム画像Ib等)のホワイトバランス調整の基準を前回のフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ia等)から検出されたヒトの顔が含まれる顔領域に設定する(ステップS25;図4(b)等参照)。その一方で、合計値が所定の閾値未満でないと判定されると(ステップS24;NO)、第1画質調整部4cは、フレーム画像I(例えば、フレーム画像Ic等)のホワイトバランス調整の基準をヒトの顔以外のその他の条件に設定する(ステップS26;図4(c)等参照)。
続けて、第1画質調整部4cは、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)の各々について、フレーム画像I全体の輝度の分布を特定し、輝度の代表値を算出する(ステップS27)。そして、第1判定部4dは、ヒトの顔の検出状態が変化した前後での輝度の代表値の変化量が所定の閾値未満であるか否かを判定する(ステップS28)。
ここで、変化量が所定の閾値未満であると判定されると(ステップS28;YES)、第1画質調整部4cは、フレーム画像I(例えば、フレーム画像Ib等)の明るさ調整の基準を前回のフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ia等)から検出されたヒトの顔が含まれる顔領域に設定する(ステップS29;図4(b)等参照)。その一方で、変化量が所定の閾値未満でないと判定されると(ステップS28;NO)、第1画質調整部4cは、フレーム画像I(例えば、フレーム画像Ic等)の明るさ調整の基準をヒトの顔以外のその他の条件に設定する(ステップS30;図4(b)等参照)。
そして、図2に戻り、ステップS6にて、第1画質調整部4cは、設定された基準に従って、フレーム画像Iのホワイトバランス及び明るさ(画質)の調整を行う(ステップS6)。
すなわち、第1画質調整部4cは、前回検出されたヒトの顔を基準としてホワイトバランス調整及び明るさ調整を行ったり、前回検出されたヒトの顔を基準としてホワイトバランス調整を行うとともにヒトの顔以外のその他の条件を基準として明るさ調整を行ったり、ヒトの顔以外のその他の条件を基準としてホワイトバランス調整を行うとともに前回検出されたヒトの顔を基準として明るさ調整を行ったり、ヒトの顔以外のその他の条件を基準としてホワイトバランス調整及び明るさ調整を行ったりする。
ステップS7以降の各処理は、上記と同様であり、詳細な説明は省略する。
以上のように、実施形態1の撮像装置100によれば、ヒトの顔を基準として、フレーム画像Iのホワイトバランスや明るさ等の画質を自動的に調整する際に、ヒトの顔の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた顔検出状態から検出していない非顔検出状態に変化した場合に、ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定するので、ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであると判定された場合には、非顔検出状態であっても、以前に検出されたヒトの顔を利用してフレーム画像Iのホワイトバランスや明るさ等の画質の調整を行うことができる。これにより、例えば、単に被写体であるヒトが横を向いたりしてその顔を検出できなくなっただけで撮像環境自体は変化していない場合等に、ヒトの顔以外のその他の条件を基準としてホワイトバランスや明るさ等の画質の調整が行われてしまうことを抑制することができ、出力されるライブビュー画像のヒトの顔を基準とした画質調整をより安定して行うことができる。
具体的には、ヒトの顔の検出状態が変化した前後でそれぞれ撮像された複数のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)から判断される撮像環境の変化状況に基づいて、ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定するので、非顔検出状態となった場合に、撮像環境の変化を考慮してフレーム画像Iの画質調整を行うことができる。つまり、単にヒトの顔の検出結果のみを利用してフレーム画像Iの画質調整を行うのではなく、撮像環境の変化を考慮することで、非顔検出状態であっても、以前に検出されたヒトの顔を利用してフレーム画像Iのホワイトバランスや明るさ等の画質の調整を行うことができる。
また、撮像環境の変化の判定に、ヒトの顔以外のその他の条件を基準としてフレーム画像Iの画質の調整が行われる際に複数のフレーム画像Iから測定される画像特徴情報(所定の光源下で所定の色に該当する画素数、輝度の分布等)の変化を利用することができ、ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かの判定を適正に行うことができる。
また、ヒトの顔の検出状態が変化した前後でそれぞれ撮像された複数のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)から測定される複数の光源下で所定の色(例えば、グレー等)に該当する画素数の変化量の合計値が所定の閾値未満である場合に、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであると判定するので、フレーム画像Iのホワイトバランスを自動的に調整する場合に、画像特徴情報として、複数の光源下で所定の色に該当する画素数を用いて、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かの判定をより適正に行うことができる。
また、ヒトの顔の検出状態が変化した前後でそれぞれ撮像された複数のフレーム画像Iから測定される輝度の分布の変化量が所定の閾値未満である場合に、ヒトの顔を基準とする明るさ調整の内容を維持すべきであると判定するので、フレーム画像Iの明るさを自動的に調整する場合に、画像特徴情報として、輝度の分布を用いて、ヒトの顔を基準とする明るさ調整の内容を維持すべきであるか否かの判定をより適正に行うことができる。
また、ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきでないと判定された場合には、撮像環境が変化したため、ヒトの顔以外のその他の条件を基準として、フレーム画像Iのホワイトバランスや明るさ等の画質を自動的に調整することができる。
[実施形態2]
以下に、実施形態2の撮像装置200について図5〜図7を参照して説明する。
実施形態2の撮像装置200は、以下に詳細に説明する以外の点で上記実施形態1の撮像装置100と略同様の構成をなし、詳細な説明は省略する。
図5は、本発明を適用した実施形態2の撮像装置200の概略構成を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態の撮像装置200の信号処理部4は、画像取得部4aと、顔検出部4bと、第2画質調整部204cと、第2判定部204dとを具備している。
第2画質調整部(調整手段)204cは、画像取得部4aにより逐次取得されたライブビュー画像に係る複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)のホワイトバランスを自動的に調整する。具体的には、上記実施形態1の第1画質調整部4cと略同様に、例えば、撮像の際に、ホワイトバランスを自動的に調整するオートホワイトバランス(AWB)モードが設定されている状態で、第2画質調整部204cは、顔検出部4bにより検出されたヒトの顔やヒトの顔以外のその他の条件等を基準として、フレーム画像Iのホワイトバランスを自動的に調整する。
なお、第2画質調整部204cは、上記実施形態1の第1画質調整部4cと略同様に、複数のフレーム画像I(Ia〜Ic)の明るさを自動的に調整しても良い。
第2判定部(判定手段)204dは、第2画質調整部204cによるヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する。
すなわち、第2判定部204dは、上記実施形態1の第1判定部4dと略同様に、顔検出部4bによるヒトの顔の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた顔検出状態から検出していない非顔検出状態に変化した場合に、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する。
具体的には、第2判定部204dは、第2画質調整部204cによりヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)から推定される光源の変化を利用する。すなわち、第2画質調整部204cは、例えば、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像Iの各々について、画像データに基づいて光源(例えば、室内:白色灯等)を推定する。
そして、第2判定部204dは、前後のフレーム画像Iの推定された光源どうしを比較して、光源が変化したか否かを判定する。
ここで、光源が変化していないと判定されると、撮像環境が変化していないと考えられ(図4(a)及び図4(b)参照)、第2判定部204dは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像Ibに対しても、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであると判定する。そして、第2画質調整部204cは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像Ibに対して、以前に検出されたヒトの顔が含まれる顔領域を基準として、フレーム画像Icのホワイトバランスを自動的に調整する。
一方、光源が変化したと判定されると、撮像環境が変化したと考えられ(図4(a)及び図4(c)参照)、第2判定部204dは、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきでないと判定する。そして、第2画質調整部204cは、ヒトの顔が検出されていない非顔検出状態のフレーム画像Icに対しては、ヒトの顔以外のその他の条件等を基準として、フレーム画像Icのホワイトバランスを自動的に調整する。
なお、信号処理部4のその他の構成、すなわち、画像取得部4a及び顔検出部4bは、その構成及び機能が上記実施形態1とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。
<ライブビュー表示処理>
次に、撮像装置200によるライブビュー表示処理について、図6及び図7を参照して説明する。
図6は、ライブビュー表示処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。図7は、ライブビュー表示処理における非顔検出状態処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
なお、実施形態2の撮像装置200によるライブビュー表示処理は、以下に詳細に説明する以外の点で、上記した実施形態1の撮像装置100によるライブビュー表示処理と略同様であり、その詳細な説明は省略する。
また、以下に説明するライブビュー表示処理では、ホワイトバランスを自動的に調整するオートホワイトバランス(AWB)モードが設定されている状態で行われるものとする。
図6に示すように、撮像部3による被写体の撮像が開始されると(ステップS201)、信号処理部4の画像取得部4aは、撮像部3の電子撮像部3bから逐次転送されたライブビュー画像に係るフレーム画像I(Ia〜Ic)を逐次取得する(ステップS202)。
続けて、顔検出部4bは、画像取得部4aにより取得されたフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ia等)に対して所定の顔検出処理を行い(ステップS203)、被写体であるヒトの顔が含まれる顔領域が検出されたか否かを判定する(ステップS204)。
ステップS204にて、顔領域が検出されたと判定されると(ステップS204;YES)、第2画質調整部204cは、画像取得部4aにより取得されたフレーム画像Iのホワイトバランス調整の基準を検出されたヒトの顔が含まれる顔領域に設定する(ステップS205)。そして、第2画質調整部204cは、設定された基準に従って、フレーム画像Iのホワイトバランスの調整を行う(ステップS206)。具体的には、第2画質調整部204cは、上記実施形態1の第1画質調整部4cと略同様に、例えば、光源(例えば、室内:白色灯等)を推定し、顔領域内の推定された光源下で肌色に該当する画素を特定する。そして、第2画質調整部204cは、特定された肌色に該当する画素の画素値(例えば、RGB値等)を基準としてRGBの各色成分毎のゲイン量を算出し、画像データを増幅することでフレーム画像Iのホワイトバランスを調整する。
このとき、第2画質調整部204cは、例えば、顔領域内の輝度の分布を特定した後、特定された顔領域内の輝度の分布を基準として輝度信号Yの信号増幅率を調整し、輝度信号Yを増幅することでフレーム画像Iの明るさを調整しても良い。
その後、表示制御部6aは、第2画質調整部204cからホワイトバランスが調整されたフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ia等)の画像データを取得し、ライブビュー画像として表示パネル6bの表示領域内に表示させる(ステップS207;図4(a)等参照)。
次に、中央制御部1のCPUは、上記実施形態1のライブビュー表示処理におけるステップS8と同様に、当該ライブビュー表示処理の終了指示が入力されたか否かを判定する(ステップS208)。
ステップS208にて、ライブビュー表示処理の終了指示が入力されていないと判定されると(ステップS208;NO)、画像取得部4aは、撮像部3の電子撮像部3bから転送されたライブビュー画像に係る次のフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ib等)を取得し(ステップS209)、処理をステップS203に戻す。
そして、上記と同様に、顔検出部4bは、画像取得部4aにより取得された次のフレーム画像Iに対して所定の顔検出処理を行い(ステップS203)、被写体であるヒトの顔が含まれる顔領域が検出されたか否かを判定する(ステップS204)。
一方、ステップS204にて、顔領域が検出されていないと判定されると(ステップS4;NO)、信号処理部4は、非顔検出状態処理(図7参照)を行う(ステップS210)。
以下に、非顔検出状態処理について、図7を参照して詳細に説明する。
<非顔検出状態処理>
図7に示すように、第2画質調整部204cは、顔検出部4bによるヒトの顔の前回の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた顔検出状態であったか否かを判定する(ステップS221)。
ステップS221にて、前回の検出状態が顔検出状態でないと判定されると(ステップS221;NO)、第2画質調整部204cは、フレーム画像Iのホワイトバランス調整の基準をヒトの顔以外のその他の条件に設定する(ステップS222)。
そして、図6に戻り、ステップS206にて、第2画質調整部204cは、設定された基準に従って、フレーム画像Iのホワイトバランスの調整を行う(ステップS206)。具体的には、第2画質調整部204cは、上記実施形態1の第1画質調整部4cと略同様に、例えば、光源(例えば、室内:白色灯等)を推定し、当該フレーム画像I内の推定された光源下でグレーに該当する画素を特定する。そして、第2画質調整部204cは、特定されたグレーに該当する画素の画素値(例えば、RGB値等)を基準としてRGBの各色成分毎のゲイン量を算出し、画像データを増幅することでフレーム画像Iのホワイトバランスを調整する。
このとき、第2画質調整部204cは、例えば、フレーム画像I全体や所定の測光領域の輝度の分布を特定した後、特定された輝度の分布を基準として輝度信号Yの信号増幅率を調整し、輝度信号Yを増幅することでフレーム画像I(Ia〜Ic)の明るさを調整しても良い。
ステップS207以降の各処理は、上記と同様であり、詳細な説明は省略する。
一方、ステップS221にて、前回の検出状態が顔検出状態であると判定されると(ステップS221;YES)、ヒトの顔の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた顔検出状態から検出していない非顔検出状態に変化した場合であり、第2判定部204dは、第2画質調整部204cによるヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する(ステップS223〜S226)。
具体的には、先ず、第2画質調整部204cは、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)の各々について、画像データに基づいて光源(例えば、室内:白色灯等)を推定する(ステップS223)。そして、第2判定部204dは、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像Iで光源が変化したか否かを判定する(ステップS224)。
ここで、光源が変化していないと判定されると(ステップS224;NO)、第2画質調整部204cは、フレーム画像I(例えば、フレーム画像Ib等)のホワイトバランス調整の基準を前回のフレーム画像I(例えば、フレーム画像Ia等)から検出されたヒトの顔が含まれる顔領域に設定する(ステップS225;図4(b)等参照)。その一方で、光源が変化したと判定されると(ステップS224;YES)、第2画質調整部204cは、フレーム画像I(例えば、フレーム画像Ic等)のホワイトバランス調整の基準をヒトの顔以外のその他の条件に設定する(ステップS226;図4(c)等参照)。
そして、図6に戻り、ステップS206にて、第2画質調整部204cは、設定された基準に従って、フレーム画像Iのホワイトバランスの調整を行う(ステップS206)。
すなわち、第2画質調整部204cは、前回検出されたヒトの顔を基準としてホワイトバランス調整を行ったり、ヒトの顔以外のその他の条件を基準としてホワイトバランス調整を行ったりする。
このとき、第2画質調整部204cは、例えば、ヒトの顔以外のその他の条件を基準として、フレーム画像Iの明るさを調整しても良い。
ステップS207以降の各処理は、上記と同様であり、詳細な説明は省略する。
以上のように、実施形態2の撮像装置200によれば、上記実施形態1の撮像装置100と略同様に、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであると判定された場合には、非顔検出状態であっても、以前に検出されたヒトの顔を利用してフレーム画像Iのホワイトバランスの調整を行うことができ、出力されるライブビュー画像のヒトの顔を基準としたホワイトバランス調整をより安定して行うことができる。
特に、ヒトの顔の検出状態が変化した前後でそれぞれ撮像された複数のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)から推定される光源の変化に基づいて、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かを判定するので、撮像環境の変化の判定に、複数のフレーム画像Iから推定される光源の変化を利用することができる。具体的には、複数のフレーム画像Iから推定される光源が変化するまでは、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであると判定するので、フレーム画像Iのホワイトバランスを自動的に調整する場合に、画像特徴情報として、光源の変化を用いて、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かの判定をより適正に行うことができる。
なお、上記実施形態2にあっては、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かの判定にて、実施形態1と同様に、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量を併せて利用しても良い。
すなわち、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)について、推定される光源が変化したか否かの判定結果、及び、複数の光源の各々におけるグレーに該当する画素数の変化量の合計値が所定の閾値未満であるか否かの判定結果に基づいて、撮像環境が変化したか否か(ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否か)の判定を行う。
このとき、上記した二つの判定方法について、優先すべき一方の判定方法を設定可能としても良い。また、例えば、上記した二つの判定方法のうち、一方の判定方法(例えば、実施形態1の判定方法等)にて、撮像環境が変化していないと特定された場合に、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持するようにすることで、ヒトの顔をより優先してホワイトバランス調整に利用することができる。また、上記した二つの判定方法の両方で撮像環境が変化していないと特定された場合にのみ、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持するようにすることで、ホワイトバランス調整の精度をより向上させることができる。
このように、上記した二つの判定方法を利用することで、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かの判定レベルを複数設定することができ、ユーザの使い勝手をより向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態1、2に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かの判定に、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量を利用する場合、複数の光源の各々におけるグレーに該当する画素数の変化量の合計値が所定の閾値未満であるか否かを判定するようにしたが、一例であってこれに限られるものではなく、適宜任意に変更可能である。
すなわち、例えば、単一の光源で複数色の各々について、ヒトの顔の検出状態が変化した前後での画素数の変化量を算出し、算出された複数色について画素数の変化量(絶対値)を合計し、合計値が所定の閾値未満であるか否かを判定するようにしても良い。
さらに、ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かの判定に、ヒトの顔の検出状態が変化した前後のフレーム画像(例えば、フレーム画像Ia、Ib等)から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量に変えて、例えば、所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化率を利用しても良い。
また、撮像装置100、200の構成は、上記実施形態1、2に例示したものは一例であり、これに限られるものではない。さらに、出力制御装置として、撮像装置100、200を例示したが、これに限られるものではなく、撮像機能を具備するか否かは適宜任意に変更可能である。
加えて、上記実施形態1、2にあっては、検出手段、調整手段、制御手段、判定手段としての機能を、中央制御部1の制御下にて、顔検出部4b、第1画質調整部4c(第2画質調整部204c)、第1判定部4d(第2判定部204d)、表示制御部6aが駆動することにより実現される構成としたが、これに限られるものではなく、中央制御部1によって所定のプログラム等が実行されることにより実現される構成としても良い。
すなわち、プログラムメモリ(図示略)に、検出処理ルーチン、調整処理ルーチン、制御処理ルーチン、判定処理ルーチンを含むプログラムを記録しておく。そして、検出処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、撮像部3により逐次撮像されるフレーム画像Iからヒトの顔を検出する手段として機能させるようにしても良い。また、調整処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、検出されたヒトの顔を基準として、フレーム画像Iの画質を自動的に調整する手段として機能させるようにしても良い。また、制御処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、画質が調整された画像を出力させる手段として機能させるようにしても良い。また、判定処理ルーチンにより中央制御部1のCPUを、ヒトの顔の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた状態から検出していない状態に変化した場合に、ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する手段として機能させるようにしても良い。
さらに、上記の各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体として、ROMやハードディスク等の他、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを所定の通信回線を介して提供する媒体としては、キャリアウェーブ(搬送波)も適用される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
撮像手段により逐次撮像される撮像画像からヒトの顔を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出されたヒトの顔を基準として、前記撮像画像の画質を自動的に調整する調整手段と、
前記調整手段により画質が調整された画像を出力させる制御手段と、
前記検出手段によるヒトの顔の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた状態から検出していない状態に変化した場合に、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする出力制御装置。
<請求項2>
前記判定手段は、前記検出手段によるヒトの顔の検出状態が変化した前後で前記撮像手段によりそれぞれ撮像された複数の撮像画像から判断される撮像環境の変化状況に基づいて、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の出力制御装置。
<請求項3>
前記判定手段は、前記調整手段により前記ヒトの顔以外のその他の条件を基準として前記撮像画像の画質の調整が行われる際に前記複数の撮像画像から測定される画像特徴情報の変化に基づいて、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の出力制御装置。
<請求項4>
前記調整手段は、前記撮像画像のホワイトバランスを自動的に調整し、
前記判定手段は、前記調整手段により前記複数の撮像画像から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量に基づいて、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の出力制御装置。
<請求項5>
前記判定手段は、前記調整手段により前記複数の撮像画像から測定される複数の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量の合計値が所定の閾値未満である場合に、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであると判定することを特徴とする請求項4に記載の出力制御装置。
<請求項6>
前記調整手段は、前記撮像画像の明るさを自動的に調整し、
前記判定手段は、前記調整手段により前記複数の撮像画像から測定される輝度の分布の変化量が所定の閾値未満である場合に、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とする明るさ調整の内容を維持すべきであると判定することを特徴とする請求項3に記載の出力制御装置。
<請求項7>
前記調整手段は、前記撮像画像のホワイトバランスを自動的に調整し、
前記判定手段は、前記調整手段により前記複数の撮像画像から推定される光源の変化に基づいて、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の出力制御装置。
<請求項8>
前記判定手段は、前記調整手段により前記複数の撮像画像から推定される光源が変化するまでは、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであると判定することを特徴とする請求項7に記載の出力制御装置。
<請求項9>
前記判定手段は、更に、前記調整手段により前記複数の撮像画像から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量に基づいて、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきであるか否かを判定することを特徴とする請求項7又は8に記載の出力制御装置。
<請求項10>
前記調整手段は、前記判定手段により前記ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきでないと判定されると、前記ヒトの顔以外のその他の条件を基準として、前記撮像画像の画質を自動的に調整することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の出力制御装置。
<請求項11>
出力制御装置を用いた出力制御方法であって、
撮像手段により逐次撮像される撮像画像からヒトの顔を検出する処理と、
検出されたヒトの顔を基準として、前記撮像画像の画質を自動的に調整する処理と、
画質が調整された画像を出力させる処理と、
ヒトの顔の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた状態から検出していない状態に変化した場合に、前記ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する処理と、
を含むことを特徴とする出力制御方法。
<請求項12>
出力制御装置のコンピュータに、
撮像手段により逐次撮像される撮像画像からヒトの顔を検出する機能、
検出されたヒトの顔を基準として、前記撮像画像の画質を自動的に調整する機能、
画質が調整された画像を出力させる機能、
ヒトの顔の検出状態が当該ヒトの顔を検出していた状態から検出していない状態に変化した場合に、前記ヒトの顔を基準とする画質調整の内容を維持すべきであるか否かを判定する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
100、200 撮像装置
1 中央制御部
2 メモリ
3 撮像部
4 信号処理部
4a 画像取得部
4b 顔検出部
4c 第1画質調整部
4d 第1判定部
204c 第2画質調整部
204d 第2判定部
6 表示部
6a 表示制御部
6b 表示パネル

Claims (4)

  1. 撮像手段により逐次撮像される撮像画像からヒトの顔を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたヒトの顔を基準として、前記撮像画像のホワイトバランスを自動的に調整する調整手段と、
    前記検出手段によって検出されるヒトの顔の検出状態が変化した前後で前記撮像手段により逐次撮像された複数の撮像画像から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量の合計値が所定の閾値未満である場合、前記調整手段による前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきと判定する判定手段と
    前記判定手段による判定結果に基づき調整手段によってホワイトバランスが調整された画像を出力させるよう制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする出力制御装置。
  2. 前記調整手段は、前記判定手段により前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランスの調整の内容を維持すべきでないと判定されると、前記ヒトの顔以外のその他の条件を基準として、前記撮像画像のホワイトバランスを自動的に調整することを特徴とする請求項に記載の出力制御装置。
  3. 出力制御装置を用いた出力制御方法であって、
    撮像手段により逐次撮像される撮像画像からヒトの顔を検出する処理と、
    検出されたヒトの顔を基準として、前記撮像画像のホワイトバランスを自動的に調整する処理と、
    ヒトの顔の検出状態が変化した前後で前記撮像手段により逐次撮像された複数の撮像画像から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量の合計値が所定の閾値未満である場合、前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきと判定する処理と
    判定結果に基づきホワイトバランスが調整された画像を出力させるよう制御する処理と、
    を含むことを特徴とする出力制御方法。
  4. 出力制御装置のコンピュータに、
    撮像手段により逐次撮像される撮像画像からヒトの顔を検出する機能、
    検出されたヒトの顔を基準として、前記撮像画像のホワイトバランスを自動的に調整する機能
    ヒトの顔の検出状態が変化した前後で前記撮像手段により逐次撮像された複数の撮像画像から測定される所定の光源下で所定の色に該当する画素数の変化量の合計値が所定の閾値未満である場合、前記ヒトの顔を基準とするホワイトバランス調整の内容を維持すべきと判定する機能
    判定結果に基づきホワイトバランスが調整された画像を出力させるよう制御する機能、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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