JP2010271507A - 撮像装置、露出調整方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像装置100であって、明るさの検出基準の異なる複数の検出方法により検出された撮像画像の明るさの各々について、被写体の撮像の際の所定の明るさ目標値に対する補正量をそれぞれ算出する補正量算出部5eと、算出された複数の補正量のうち、何れか一の補正量に基づいて、被写体の撮像の際の露出条件を設定する露出制御部2aとを備えている。
【選択図】図1
Description
この技術では、例えば、複数の測光領域の中で、最も明るい測光領域の測定値を採用して露出調整を行うことで、空を含む撮影シーンでの白飛びを防ぐようになっている。
画像を撮像する撮像手段と、この撮像手段により撮像された撮像画像の明るさを検出基準の異なる複数の検出方法により検出する検出手段と、この検出手段により検出された前記撮像画像の明るさの各々について、前記撮像手段による撮像の際の所定の明るさ目標値に対する補正量をそれぞれ算出する算出手段と、この算出手段により算出された複数の補正量のうち、何れか一を選択する選択手段と、この選択手段により選択された補正量に基づいて、前記撮像手段による撮像の際の露出条件を設定する露出条件設定手段と、を備えたことを特徴としている。
前記検出手段は、前記検出基準の異なる複数の検出方法により前記撮像画像の明るさを逐次検出し、前記算出手段は、前記検出手段により逐次検出された明るさに対応する複数の補正量を逐次算出し、前記選択手段は、前記算出手段により逐次算出された複数の補正量のうち、何れか一を逐次選択し、前記露出条件設定手段は、前記選択手段により逐次選択された補正量に基づいて、前記撮像手段による撮像の際の露出条件を逐次設定することを特徴としている。
前記撮像手段により逐次撮像される撮像画像を動画像として記録する動画記録手段を更に備え、前記選択手段は、前記動画記録手段による記録開始から終了までの間に、前記算出手段により算出された複数の補正量のうちから何れか一の補正量の選択を複数回実行可能に構成されていることを特徴としている。
前記選択手段は、前記算出手段により算出された複数の補正量の大きさを比較することにより、一の補正量を選択することを特徴としている。
前記選択手段は、前記算出手段により算出された複数の補正量の大きさを比較することにより、最も大きい補正量を選択することを特徴としている。
前記算出手段は、前記露出条件設定手段により前回設定された露出条件に対する相対的な変化量として新たな補正量を算出することを特徴としている。
前記撮像手段による撮像の際の第1明るさ目標値及び第2明るさ目標値をそれぞれ設定する設定手段を更に備え、前記検出手段は、前記撮像画像の明るさを第1検出方法、及び前記第1検出方法と明るさの検出基準が異なる第2検出方法によりそれぞれ検出し、前記算出手段は、前記第1検出方法により検出された前記撮像画像の明るさの前記第1明るさ目標値に対する第1補正量、及び前記第2検出方法により検出された前記撮像画像の明るさの前記第2明るさ目標値に対する第2補正量をそれぞれ算出することを特徴としている。
前記設定手段は、撮影モードに応じて前記第1明るさ目標値を設定し、一方、前記撮像画像の輝度に応じて前記第2明るさ目標値を設定することを特徴としている。
前記第1検出方法は、光源の変化に起因する前記撮像画像の明るさの変化と撮影シーンの変化に起因する当該撮像画像の明るさの変化のうち、主に光源の変化に起因する当該撮像画像の明るさの変化を検出する方法であり、一方、前記第2検出方法は、主に撮影シーンの変化に起因する当該撮像画像の明るさの変化を検出する方法であることを特徴としている。
前記第1検出方法は、前記撮像画像の中央部に重点をおいて測光を行う中央重点測光方法であり、一方、前記第2検出方法は、前記撮像画像の明るさのヒストグラムを利用した方法であることを特徴としている。
前記検出手段は、前記第2検出方法を用いて前記ヒストグラムにおける高輝度側から所定位置の輝度を前記撮像画像の明るさとして検出し、前記算出手段は、前記検出手段により検出された前記ヒストグラムにおける高輝度側から所定位置の輝度の前記所定の明るさ目標値に対する補正量を算出することを特徴としている。
前記選択手段は、前記所定の明るさ目標値に対して前記撮像画像の明るさを明るくするか、或いは暗くする補正量が最も大きい補正量を選択することを特徴としている。
前記算出手段は、前記検出手段により検出された前記撮像画像の明るさの各々についての補正量を、当該撮像画像の明るさの各々について前回算出された補正量に対する相対的な変化量として算出することを特徴としている。
前記算出手段は、前記検出手段により検出された前記撮像画像の明るさの各々についての補正量を、絶対的な明るさの目標値に対する当該撮像画像の明るさの変化量として算出することを特徴としている。
画像を撮像する撮像手段を備える撮像装置に、前記撮像手段により撮像された撮像画像の明るさを検出基準の異なる複数の検出方法により検出する処理と、検出された前記撮像画像の明るさの各々について、前記撮像手段による撮像の際の所定の明るさ目標値に対する補正量をそれぞれ算出する処理と、算出された複数の補正量のうち、何れか一を選択する処理と、選択された補正量に基づいて、前記撮像手段による撮像の際の露出条件を設定する処理と、を実行させることを特徴としている。
画像を撮像する撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、前記撮像手段により撮像された撮像画像の明るさを検出基準の異なる複数の検出方法により検出する検出手段、この検出手段により検出された前記撮像画像の明るさの各々について、前記撮像手段による撮像の際の所定の明るさ目標値に対する補正量をそれぞれ算出する算出手段、この算出手段により算出された複数の補正量のうち、何れか一を選択する選択手段、この選択手段により選択された補正量に基づいて、前記撮像手段による撮像の際の露出条件を設定する露出条件設定手段、として機能させることを特徴としている。
図1は、本発明を適用した一実施形態の撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
具体的には、図1に示すように、撮像装置100は、撮像部1と、撮像制御部2と、画像データ生成部3と、メモリ4と、画像処理部5と、テーブル記憶部6と、表示制御部7と、表示部8と、記録媒体9と、操作入力部10と、中央制御部11とを備えている。
また、レンズ部1aは、図示は省略するが、被写体の撮像の際に、ズームレンズを光軸方向に移動させるズーム駆動部、フォーカスレンズを光軸方向に移動させる合焦駆動部等を備えていても良い。
また、絞り1bは、図示は省略するが、露出制御部2aからの所定の制御信号に従って、当該絞り1bの拡径や縮径を行う絞り駆動部を備えていても良い。
露出制御部2aは、撮像部1及び撮像制御部2による被写体の撮像の際の露出条件を逐次設定する。即ち、露出制御部2aは、所定のプログラム線図に基づいて、電子撮像部1cのシャッター速度や信号増幅率(ISO感度)、絞り1bの絞り数値等を調整して、所定の制御信号を電子撮像部1cや絞り1bに出力する。具体的には、動画像を撮影する場合、露出制御部2aは、後述する補正量算出部5eにて算出された第1補正量としての第1露光変化量(sum_change_ratio)と第2補正量としての第2露光変化量(highlight_change_ratio)とを比較して、何れか一の露光変化量を逐次選択する。より具体的には、露出制御部2aは、第1露光変化量(sum_change_ratio)と第2露光変化量(highlight_change_ratio)のうち、より大きい方、即ち、画像を撮像する際の所定の明るさ目標値に対して画像フレームの明るさをより明るくする方の露光変化量を最終的な補正量として特定する。即ち、露出制御部2aは、動画像の記録開始から終了までの間に、補正量算出部5eにより算出された第1露光変化量(sum_change_ratio)と第2露光変化量(highlight_change_ratio)のうちから何れか一の露光変化量の選択を複数回実行する。
そして、露出制御部2aは、特定された何れかの露光変化量に従って、動画像を撮影する際の露出追従速度等を考慮して、電子撮像部1cのシャッター速度や信号増幅率(ISO感度)、絞り1bの絞り数値等を調整する。
カラープロセス回路から出力される輝度信号Y及び色差信号Cb,Crは、図示しないDMAコントローラを介して、バッファメモリとして使用されるメモリ4にDMA転送される。
輝度取得部5aは、画像データ生成部3により生成された動画像を構成する各画像フレームの輝度信号Yを所定数のブロックに分割して、各ブロック毎に輝度積分値(sum)を取得する。具体的には、輝度取得部5aは、各画像フレームの輝度信号Yを縦(垂直)16×横(水平)16のブロックに分割して、256分割された各ブロックの輝度積分値(sum)を算出して取得する(図5参照)。
なお、画像フレームの輝度信号Yの分割数を256(縦横がそれぞれ16分割)としたが、一例であってこれに限られるものではなく、例えば、縦横をそれぞれ32分割することで分割数を1024とするなどより細かく分割しても良い。
第1明るさ検出部5bは、第1検出方法として、例えば、画像データ生成部3により生成された動画像を構成する各画像フレームの中央部に重点をおいて測光を行う中央重点測光方法を用いて当該画像フレームの明るさを検出する。具体的には、第1明るさ検出部5bは、テーブル記憶部6に記憶されている中央重点重み付けテーブル6a(図6参照)を読み出して、下記式(1)に従って、輝度取得部5aにより取得された各ブロックの輝度積分値(sum)と中央重点重み付けテーブル6aの対応するブロックの重み付け係数(例えば、「1」、「4」、「8」等)とを乗算し、総ブロック数(例えば、256)で平均化した輝度平均値(sum_average)を算出する。
なお、第1検出方法として、例えば、中央重点測光方法を例示したが、測光方式は一例であって、これに限られるものではない。即ち、第1検出方法は、後述する第2検出方法と比較した場合に、主に撮像部1及び撮像制御部2により撮像された画像中の光源(即ち、画角内の被写体の明るさ)の変化に起因する当該画像の明るさの変化を検出する方法であれば如何なる方法であっても良い。例えば、画像フレーム全面で測光してその平均値をとる平均測光方法、画像フレームの所定領域に限定して測光を行うスポット測光方法、画像フレームを複数の領域に分けてそれぞれ独立して測光する多分割測光方法等であっても良い。
第2明るさ検出部5cは、第2検出方法として、例えば、画像データ生成部3により生成された動画像を構成する各画像フレームの明るさのヒストグラムを利用して当該画像フレームの明るさを検出する。具体的には、第2明るさ検出部5cは、輝度取得部5aにより取得された各ブロックの輝度積分値(sum)に基づいて、各ブロック(輝度積分値)を輝度レベル(例えば、256段階で表し、左端を0(黒)とし、右端を255(白)とする)に応じて配置することで当該画像フレームの明るさのヒストグラム(図7参照)を生成する。そして、第2明るさ検出部5cは、生成されたヒストグラムにおける高輝度側から所定位置の輝度を当該画像フレームの明るさとして検出する。即ち、当該ヒストグラムにおける高輝度側から所定範囲をハイライトレベル範囲として、第2明るさ検出部5cは、高輝度側からのブロックの累積数(accumulat_num)を算出していき、累積数が総ブロック数の所定パーセント(例えば、3%)に達した輝度レベルを「ハイライト検出レベル(highlight_level)」として算出する。例えば、図7に示すように、総ブロック数が「256」の場合、高輝度側からのブロックの累積数(accumulat_num)が「8」となると、指定値である3%に達するので、高輝度側から8つ目までのブロックを当該ヒストグラムにおけるハイライトレベル範囲として、8つ目のブロックの輝度レベル「159」をハイライト検出レベル(highlight_level)として算出する。
なお、ハイライトレベル範囲を、高輝度側からのブロックの累積数が総ブロック数の3%に達した範囲としたが、これに限られるものではなく、例えば、1〜10%程度で調整可能なパラメータであっても良い。
ここで、第2明るさ検出部5cは、撮像部1及び撮像制御部2により撮像された撮像画像の明るさを第1検出方法と明るさの検出基準が異なる第2検出方法により検出する検出手段を構成している。
ここで、第1輝度目標レベルは、自然界における被写体の平均反射率が約18%であると仮定した所定の固定値(例えば、輝度レベルを8bit(256段階)で表現した場合には、輝度レベル「118」等)であっても良いし、夜景モードでは低くするなど撮影モードに合わせて変動する変動値としても良い。
具体的には、目標値設定部5dは、テーブル記憶部6に記憶されている目標輝度設定テーブル6b(図8参照)を参照して、第2検出方法を用いて明るさが検出された画像フレームを撮像した際の電子撮像部1cのシャッター速度(Tv)及び絞り1bの絞り数値(Av)から算出された露出量(EV)と略同等の輝度(LV)を特定して、当該輝度(LV)に応じて第2輝度目標レベル(hightlight_target)を設定する。例えば、目標値設定部5dは、輝度(LV)が10LV以上であれば第2輝度目標レベルとして輝度レベル「191」を設定し、輝度(LV)が小さくなるにつれて設定される第2輝度目標レベルも次第に小さくなっていく。そして、輝度(LV)が5LV以下となると第2輝度目標レベルとして輝度レベル「118」、即ち、自然界における被写体の平均反射率が約18%であると仮定した所定の固定値(例えば、第1輝度目標レベル)と等しい値を設定する。つまり、輝度(LV)の低い暗い被写体では、自然界における被写体の平均反射率が約18%であることを考慮した値となっているため、輝度(LV)の高い明るい被写体についてはより明るくすることができるが、暗い被写体について露出オーバーとなることを防止することができる。
この補正量算出部5eは、各画像フレームの明るさについての補正量として、当該画像フレームよりも前の画像フレームの明るさについて前回算出された補正量に対する相対的な変化量である露光変化量を算出する。即ち、光源の明るさや撮影シーンなどが刻々と変化する状況で動画像を撮影する場合に、変化する明るさに適応(追従)させるために前回の補正量に対して露光変更が必要とされる割合を露光変化量として算出する。
露光変化量は、現状の露出量が適正露出(100%)であると想定した場合、100%を超えると露出を現状の露出量よりも明るくする必要があり、100%未満の場合には現状の露出量よりも暗くする必要があると言える。
sum_change_ratio=sum_target÷sum_average×100(%) …式(2)
highlight_change_ratio=highlight_target÷highlight_level×100(%)…式(3)
なお、中央重点重み付けテーブル6aにおける重み付け係数及び重み付け範囲は、一例であって上記したものに限られるものではない。
なお、目標輝度設定テーブル6bにおける輝度(LV)及び第2輝度目標レベルは、一例であって上記したものに限られるものではない。
具体的には、表示制御部7は、VRAM、VRAMコントローラ、デジタルビデオエンコーダなどを備えている。そして、デジタルビデオエンコーダは、中央制御部11の制御下にてメモリ4から読み出されてVRAM(図示略)に記憶されている輝度信号Y及び色差信号Cb,Crを、VRAMコントローラを介してVRAMから定期的に読み出して、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部8に出力する。
ここで、記録媒体9は、撮像部1により逐次撮像される撮像画像を動画像として記録する動画記録手段を構成している。
図2は、露出調整処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。また、図3は、露出調整処理における第1露光変化量算出処理に係る動作の一例を示すフローチャートであり、図4は、露出調整処理における第2露光変化量算出処理に係る動作の一例を示すフローチャートである。
ここで、第1露光変化量算出処理について図3を参照して詳細に説明する。
sum_change_ratio=sum_target÷sum_average×100(%) …式(2)
これにより、第1露光変化量算出処理を終了する。
ここで、第2露光変化量算出処理について図4を参照して詳細に説明する。
次に、第2明るさ検出部5cは、当該ヒストグラムにおける高輝度側から所定位置の輝度レベル(ハイライト検出レベル(highlight_level))を当該画像フレームの明るさとして検出する(ステップS42)。具体的には、第2明るさ検出部5cは、高輝度側からのブロックの累積数(accumulat_num)を算出していき、累積数が総ブロック数の所定パーセント(例えば、3%)に達した輝度レベルを「ハイライト検出レベル(highlight_level)」として算出する。
highlight_change_ratio=highlight_target÷highlight_level×100(%)…式(3)
これにより、第2露光変化量算出処理を終了する。
ここで、第1露光変化量の方が第2露光変化量よりも大きいと判定されると(ステップS5;YES)、中央制御部11は、第1露光変化量(sum_change_ratio)を最終的な補正量(露光変化量(change_ratio))として特定させる(ステップS6)。一方、第1露光変化量の方が第2露光変化量よりも大きくない(即ち、第1露光変化量は第2露光変化量以下である)と判定されると(ステップS5;NO)、中央制御部11は、第2露光変化量(highlight_change_ratio)を最終的な補正量(露光変化量(change_ratio))として特定させる(ステップS7)。
これにより、露出調整処理を終了する。
しかしながら、第2輝度目標レベル(hightlight_target)を明るさ目標値としてハイライト基準で考えると、第2輝度目標レベルとしての輝度レベルが「191」となり、ハイライト検出レベル(highlight_level)としての輝度レベル「159」に対しては露出がアンダーであり、より明るくするように露光量をより増やす方向に判断される。
このように、画像フレームの明るさを検出基準の異なる二つの検出方法により検出することができる。このとき、輝度取得部5aにより取得された複数のブロックの各々の輝度積分値(sum)を用いて、第1検出方法及び第2検出方法の双方により画像フレームの明るさを検出することができるので、露出調整処理の簡略化及び処理速度の高速化を図ることができる。
さらに、動画像が露出不足となることを防止するために、ユーザが予め固定された所定量の露出補正を行うEVシフト動作等を行う必要もなくなる。
例えば、補正量算出部5eは、撮像画像の明るさの各々についての補正量を、予め設定された絶対的な明るさの目標値に対する当該撮像画像の明るさの変化量として算出しても良い。即ち、例えば、静止画像の撮影にあっては、所定の撮影モードに応じて設定された絶対的な明るさの目標値に対する当該撮像画像の明るさの変化量(補正量)を算出して、当該変化量に基づいて露出調整を行うようにしても良い。
また、動画像を撮影する際の露出調整処理においても、各画像フレームの明るさの補正量を、上記のように予め設定された絶対的な明るさの目標値に対する当該画像フレームの明るさの変化量として算出しても良いが、上記実施形態のように、当該画像フレームよりも前の画像フレームの明るさについて前回算出された補正量に対する相対的な露光変化量として算出する方が刻々と変化する明るさに適応させて露出追従をより好適に行うことができる。
即ち、プログラムを記憶するプログラムメモリ(図示略)に、検出処理ルーチン、算出処理ルーチン、選択処理ルーチン、露出条件設定処理ルーチンを含むプログラムを記憶しておく。そして、検出処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、撮像部1及び撮像制御部2により撮像された撮像画像の明るさを検出基準の異なる複数の検出方法により検出する検出手段として機能させるようにしても良い。また、算出処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、検出された撮像画像の明るさの各々について、撮像部1及び撮像制御部2による撮像の際の所定の明るさ目標値に対する補正量をそれぞれ算出する算出手段として機能させるようにしても良い。また、選択処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、算出された複数の補正量のうち、何れか一を選択する選択手段として機能させるようにしても良い。また、露出条件設定処理ルーチンにより中央制御部11のCPUを、選択された補正量に基づいて、撮像部1及び撮像制御部2による撮像の際の露出条件を設定する露出条件設定手段として機能させるようにしても良い。
1 撮像部
2 撮像制御部
2a 露出制御部
5 画像処理部
5b 第1明るさ検出部
5c 第2明るさ検出部
5d 目標値設定部
5e 補正量算出部
11 中央制御部
Claims (16)
- 画像を撮像する撮像手段と、
この撮像手段により撮像された撮像画像の明るさを検出基準の異なる複数の検出方法により検出する検出手段と、
この検出手段により検出された前記撮像画像の明るさの各々について、前記撮像手段による撮像の際の所定の明るさ目標値に対する補正量をそれぞれ算出する算出手段と、
この算出手段により算出された複数の補正量のうち、何れか一を選択する選択手段と、
この選択手段により選択された補正量に基づいて、前記撮像手段による撮像の際の露出条件を設定する露出条件設定手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記検出手段は、前記検出基準の異なる複数の検出方法により前記撮像画像の明るさを逐次検出し、
前記算出手段は、前記検出手段により逐次検出された明るさに対応する複数の補正量を逐次算出し、
前記選択手段は、前記算出手段により逐次算出された複数の補正量のうち、何れか一を逐次選択し、
前記露出条件設定手段は、前記選択手段により逐次選択された補正量に基づいて、前記撮像手段による撮像の際の露出条件を逐次設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記撮像手段により逐次撮像される撮像画像を動画像として記録する動画記録手段を更に備え、
前記選択手段は、前記動画記録手段による記録開始から終了までの間に、前記算出手段により算出された複数の補正量のうちから何れか一の補正量の選択を複数回実行可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。 - 前記選択手段は、前記算出手段により算出された複数の補正量の大きさを比較することにより、一の補正量を選択することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記選択手段は、前記算出手段により算出された複数の補正量の大きさを比較することにより、最も大きい補正量を選択することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 前記算出手段は、前記露出条件設定手段により前回設定された露出条件に対する相対的な変化量として新たな補正量を算出することを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記撮像手段による撮像の際の第1明るさ目標値及び第2明るさ目標値をそれぞれ設定する設定手段を更に備え、
前記検出手段は、
前記撮像画像の明るさを第1検出方法、及び前記第1検出方法と明るさの検出基準が異なる第2検出方法によりそれぞれ検出し、
前記算出手段は、
前記第1検出方法により検出された前記撮像画像の明るさの前記第1明るさ目標値に対する第1補正量、及び前記第2検出方法により検出された前記撮像画像の明るさの前記第2明るさ目標値に対する第2補正量をそれぞれ算出することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記設定手段は、
撮影モードに応じて前記第1明るさ目標値を設定し、一方、前記撮像画像の輝度に応じて前記第2明るさ目標値を設定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。 - 前記第1検出方法は、光源の変化に起因する前記撮像画像の明るさの変化と撮影シーンの変化に起因する当該撮像画像の明るさの変化のうち、主に光源の変化に起因する当該撮像画像の明るさの変化を検出する方法であり、一方、前記第2検出方法は、主に撮影シーンの変化に起因する当該撮像画像の明るさの変化を検出する方法であることを特徴とする請求項7又は8に記載の撮像装置。
- 前記第1検出方法は、前記撮像画像の中央部に重点をおいて測光を行う中央重点測光方法であり、一方、前記第2検出方法は、前記撮像画像の明るさのヒストグラムを利用した方法であることを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載の撮像装置。
- 前記検出手段は、
前記第2検出方法を用いて前記ヒストグラムにおける高輝度側から所定位置の輝度を前記撮像画像の明るさとして検出し、
前記算出手段は、
前記検出手段により検出された前記ヒストグラムにおける高輝度側から所定位置の輝度の前記所定の明るさ目標値に対する補正量を算出することを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。 - 前記選択手段は、
前記所定の明るさ目標値に対して前記撮像画像の明るさを明るくするか、或いは暗くする補正量が最も大きい補正量を選択することを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記算出手段は、
前記検出手段により検出された前記撮像画像の明るさの各々についての補正量を、当該撮像画像の明るさの各々について前回算出された補正量に対する相対的な変化量として算出することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の撮像装置。 - 前記算出手段は、
前記検出手段により検出された前記撮像画像の明るさの各々についての補正量を、絶対的な明るさの目標値に対する当該撮像画像の明るさの変化量として算出することを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の撮像装置。 - 画像を撮像する撮像手段を備える撮像装置に、
前記撮像手段により撮像された撮像画像の明るさを検出基準の異なる複数の検出方法により検出する処理と、
検出された前記撮像画像の明るさの各々について、前記撮像手段による撮像の際の所定の明るさ目標値に対する補正量をそれぞれ算出する処理と、
算出された複数の補正量のうち、何れか一を選択する処理と、
選択された補正量に基づいて、前記撮像手段による撮像の際の露出条件を設定する処理と、
を実行させることを特徴とする露出調整方法。 - 画像を撮像する撮像手段を備える撮像装置のコンピュータを、
前記撮像手段により撮像された撮像画像の明るさを検出基準の異なる複数の検出方法により検出する検出手段、
この検出手段により検出された前記撮像画像の明るさの各々について、前記撮像手段による撮像の際の所定の明るさ目標値に対する補正量をそれぞれ算出する算出手段、
この算出手段により算出された複数の補正量のうち、何れか一を選択する選択手段、
この選択手段により選択された補正量に基づいて、前記撮像手段による撮像の際の露出条件を設定する露出条件設定手段、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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