JP2003306151A - 位置依存型のチルト及び入れ子ステアリングコラム - Google Patents

位置依存型のチルト及び入れ子ステアリングコラム

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JP2003306151A JP2003108978A JP2003108978A JP2003306151A JP 2003306151 A JP2003306151 A JP 2003306151A JP 2003108978 A JP2003108978 A JP 2003108978A JP 2003108978 A JP2003108978 A JP 2003108978A JP 2003306151 A JP2003306151 A JP 2003306151A
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    • B62D1/00Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle
    • B62D1/02Steering controls, i.e. means for initiating a change of direction of the vehicle vehicle-mounted
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    • B62D1/18Steering columns yieldable or adjustable, e.g. tiltable
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  • Steering Controls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ステアリングコラムアッセンブリが車輛の任意
部分と干渉しないようにする。 【解決手段】 軸線に沿って延長位置及び引っ込め位置
まで移動自在であり、枢軸を中心としてチルト位置と非
チルト位置との間でチルトさせることができるハンドル
14を持つステアリングコラムアッセンブリ12を提供
する。制御機構42が、ハンドル14のチルト移動の角
度や程度を、ステアリングコラムアッセンブリ12が延
長位置にある場合にはステアリングコラム18を第1最
大チルト角度までチルト可能なように、また、引っ込め
位置にある場合にはステアリングコラム18を第2最大
チルト角度までチルト可能なように制限する。ステアリ
ングコラムアッセンブリ12が車輛10の任意の部分と
干渉しないように、第2最大チルト角度は、第1最大チ
ルト角度よりも小さくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概ね、ステアリン
グコラムアッセンブリに関し、更に詳細には、入れ子式
の(すなわち、テレスコピック式の、あるいは、伸縮調
整できる形式の)チルトステアリングコラムアッセンブ
リに関する。
【0002】
【従来の技術】多くの場合、車輛の運転者にとって、ハ
ンドルを持つステアリングコラムアッセンブリが内方及
び外方の両方に入れ子式になっていると同時に上下にチ
ルトさせる(即ち、傾ける)ことができるのが便利であ
る。ステアリングコラムアッセンブリのチルト構造及び
入れ子式構造により、運転者は、車輛を運転する場合に
望ましい位置にハンドルを調節でき、更に、車輛の乗降
を最も行い易い位置にハンドルを位置決めできる。一般
的には、車輛を運転するとき、ハンドルの所望の「使
用」位置は、運転者に向かって入れ子式に延長した位置
であり、この位置では、ハンドルの最も快適な位置を提
供するため、或る程度のチルトが付けられる。しかしな
がら、運転者が車輛を乗降する場合、一般的には、ハン
ドルの最も望ましい「格納(stowed)」位置は、
最適のアクセスを提供するために一杯に引っ込められて
おり且つ上方に一杯にチルトさせた位置である。
【0003】このようなシステムで遭遇する一つの問題
点は、入れ子式に引っ込めて上方にチルトさせた格納位
置に移動したときに、ハンドルが計器盤(すなわち、イ
ンストゥルメントパネル又は計器板)と干渉するという
ことである。これは、望ましくなく、計器盤及び/又は
ハンドルを損傷する可能性がある。
【0004】一杯に引っ込めて上方にチルトさせた格納
位置にある場合にハンドルが計器盤と接触しないように
するための一つの解決策は、ハンドルが計器盤と接触す
る程大きくハンドルが移動しないようにハンドルのチル
ト運動及び/又は入れ子運動の自由を制限することであ
る。しかしながら、この解決策には、ハンドルが延長し
た使用位置にある場合に全体としての入れ子及びチルト
調節性を制限し、かくして運転者に提供される調節性が
最適以下となるという固有の欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明に従って構成さ
れた位置依存チルト及び入れ子ステアリングコラムは、
従来のステアリングコラムの上述の制限を解決するか或
いは大幅に減少する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステアリング
コラムアッセンブリにおいて、軸線に沿って移動自在で
あり、前記軸線に対して延長位置及び引っ込め位置を持
つステアリングコラム、及び前記ステアリングコラム上
に支持されており、枢軸を中心としてチルト位置と非チ
ルト位置との間でチルト可能なハンドル、及び第1最大
チルト角度とこの第1最大チルト角度よりも小さい第2
最大チルト角度との間の前記チルト位置にある場合に前
記ハンドルのチルトの程度を制限する制御機構を有し、
前記ステアリングコラムが前記延長位置にある場合に
は、前記ステアリングシャフトは前記第1最大チルト角
度まで移動でき、前記引っ込め位置にある場合には、前
記ステアリングシャフトは前記第2最大チルト角度まで
移動できる、ステアリングコラムアッセンブリを提供す
るものである。
【0007】前記ステアリングコラムアッセンブリにお
いて、前記ステアリングコラムは、前記延長位置及び前
記引っ込め位置を含み且つこれらの位置間の軸線方向位
置を有し、前記チルト角度は前記軸線方向位置の関数で
あることが好ましい。
【0008】前記ステアリングコラムアッセンブリにお
いて、前記関数は線形関数であることが好ましい。前記
ステアリングコラムアッセンブリにおいて、前記関数は
非線型関数としてもよい。
【0009】また、前記ステアリングコラムアッセンブ
リにおいて、前記ステアリングコラムアッセンブリは、
前記延長位置及び前記引っ込め位置を含み且つこれらの
位置間の前記ステアリングシャフトの軸線方向位置を検
出するための入れ子センサ、及び前記第1最大チルト角
度及び前記第2最大チルト角度を含み且つこれらの角度
間の前記ステアリングシャフトの前記チルト位置を制限
するために前記入れ子センサと通信したチルト制御装置
を更に備えていてもよい。
【0010】前記ステアリングコラムアッセンブリにお
いて、前記制御機構は、前記入れ子センサから入力信号
を受け取るため、及び出力信号を前記チルト制御装置に
送って、前記ステアリングシャフトの前記チルト位置を
前記第1最大チルト角度及び前記第2最大チルト角度を
含み且つこれらの角度間の位置に制限するため、前記入
れ子センサ及び前記チルト制御装置との間にあり且つこ
れらと直列であることが好ましい。
【0011】ステアリングコラムアッセンブリは、一杯
のチルト範囲を可能にすると同時に、ステアリングコラ
ムアッセンブリがチルト位置にある場合に車輛の任意の
部分とぶつかったり干渉しないように構成されている。
ステアリングコラムアッセンブリは上ステアリングシャ
フトを有しており、この上ステアリングシャフトは、延
長位置(換言すれば、伸長位置)及び引っ込め位置まで
入れ子移動が可能であり、また、非チルト位置からチル
ト位置までチルトさせることができる。ステアリングコ
ラムアッセンブリが延長位置にある場合、上ステアリン
グシャフトを所定位置までチルトさせることができ、か
くして非チルト位置とチルト位置との間で第1の最大チ
ルト角度が形成される。更に、ステアリングコラムアッ
センブリが引っ込め位置にある場合、上ステアリングシ
ャフトをチルト位置まで移動して非チルト位置とチルト
位置との間で第2の最大チルト角度を形成できる。引っ
込め位置にある場合に形成される第2最大チルト角度
は、延長位置にある場合の第1最大チルト角度よりも小
さく、かくしてステアリングコラムアッセンブリが車輛
の任意の部分と衝突(ぶつかる)しないようにする又は
干渉しないようにする。
【0012】本発明が提供する一つの利点は、ステアリ
ングコラムアッセンブリが、延長位置にある場合には全
範囲に亘ってチルト移動可能であるが、引っ込め位置に
ある場合にはハンドルが計器盤又は車輛の任意の他の部
分と干渉しないようにするためチルト移動可能な程度が
小さいということである。
【0013】本発明が提供する別の利点は、入れ子移動
範囲に亘る上ステアリングシャフトのチルトの程度が、
所期の用途に最も適しているように提供できるというこ
とである。
【0014】本発明のこれらの及び他の特徴及び利点
は、以下の詳細な説明及び添付図面と関連して考えたと
きに更に容易に理解されるであろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、ステアリングコラムア
ッセンブリ12を備えた車輛10の全体が示されてい
る。ステアリングコラムアッセンブリ12は、本発明の
現在の好ましい構造を具体化したものである。ステアリ
ングコラムアッセンブリ12によって、車輛10を運転
する場合に運転者がステアリングコラムアッセンブリ1
2のハンドル14を最大範囲で調節でき、更に、車輛1
0に対する乗降を容易にする位置にハンドル14を調節
できる。図2及び図3に最もよく示されているように、
ステアリングコラムアッセンブリ12の上ステアリング
シャフト16は、延長位置(すなわち、延びた位置)
と、引っ込め位置(すなわち、引っ込んだ位置)と、非
チルト位置と、チルト位置とを有している。本発明によ
って、これらの位置が様々に組み合わされ、これによ
り、運転者が車輛10を操作しているのかあるいは単に
車輛10の乗降を行っているのかのいずれかに応じて、
ハンドル14の最も望ましい位置を運転者に提供するこ
とができる。
【0016】図2には、ステアリングコラム18が概略
に示してある。ステアリングコラム18はハンドル14
を有しており、ハンドル14は上ステアリングシャフト
16の端部20に連結されている。この図において、ハ
ンドル14及び上ステアリングシャフト16は、ハンド
ル14を車輛10の前端22に向かって移動させた引っ
込め位置と、ハンドル14を車輛10の後端24に向か
って移動させた延長位置との両方で示されている。本発
明の現在の好ましい実施例において、機械式のハードス
トッパ26(すなわち、機械的に構成されたストッパ)
が、設けられている。このストッパ26は、上ステアリ
ングシャフト16の軸線方向の移動量を制限し、これに
より、上ステアリングシャフト16及びハンドル14
が、車輛10の後端24に向かってどの程大きく延びる
ことができるのかを制限する。
【0017】上ステアリングシャフト16は、端部28
を有している。下ステアリングシャフト30等の対をな
す他のステアリング構成要素が存在する場合に、このス
テアリング構成要素に枢着できるように(すなわち、枢
動可能に接続できるように)構成されている。上ステア
リングシャフト16は、非チルト位置及びチルト位置と
対応する長さ方向軸線32を有し、この軸線32は、チ
ルト位置にある場合、非チルト位置にある場合の軸線3
2に対してチルト角度αを形成する。チルト角度は、上
ステアリングシャフト16が下ステアリングシャフト3
0に枢着された、上ステアリングシャフト16のほぼ端
部28のところに頂点34を有している。上ステアリン
グシャフト16の長さ方向軸線32は、非チルト位置と
チルト位置との間で円弧をなして移動する。図5に示す
ように、好ましい実施例は、上ステアリングシャフト1
6の軸線32が、延長位置で第1の最大チルト角度を形
成し、引っ込め位置で、図4に示すように、第2の最大
チルト角度を形成することを示す。第2の最大チルト角
度は、第1の最大チルト角度よりも小さいように示して
あり、これによって、引っ込め位置にある場合に、ハン
ドル14が、車輛10に設けられた計器盤とぶっつかた
り干渉したりしないようになっている。
【0018】ステアリングコラムアッセンブリ12に
は、入れ子センサ(テレスコピックセンサ)38が設け
られている。この入れ子センサ38は、上ステアリング
シャフト16から入力信号を受け取る。入力信号は、予
めプログラムされた初期位置に対する上ステアリングシ
ャフト16の軸線方向位置を入れ子センサ38に提供す
る。入れ子センサ38は、次いで、上ステアリングシャ
フト16の軸線方向位置を、図に制御モジュール42と
して示されている中央制御機構に通信する。チルトセン
サ40が更に設けられている。このチルトセンサ40
は、シャフト16のチルト位置を感知し、制御モジュー
ル42と通信する。
【0019】制御モジュール42には、製造される車輛
の上ステアリングシャフト16の入れ子移動(換言すれ
ば、入れ子運動)についての製造者の要件(又は必要条
件)を満たすアルゴリズムが予めプログラムされてい
る。アルゴリズムは、実際上どのような数式であっても
よく、かくして、ステアリングコラム18を様々な車輛
プラットホームに合わせてプログラムできる。かくし
て、図2に示すように、上ステアリングシャフト16
を、一杯に引っ込めた位置と、一杯に延長した位置との
間で、一杯に入れ子移動できるようにするアルゴリズム
を提供できる。一杯の入れ子移動が行われる場合には、
ハードストッパ(ハードストップ)26により、上ステ
アリングシャフト16及びハンドル14の軸線方向移動
量を制限することができる。他方、ソフト的なアルゴリ
ズムにより、上ステアリングシャフト16の入れ子移動
開始(入れ子移動スタート)地点を、一杯に入れ子移動
した位置と入れ子移動を行わない位置との間に制限する
ことができる。上ステアリングシャフト16の軸線方向
の移動量を制限するアルゴリズムを、制御モジュール4
2にプログラムでき、これにより、上ステアリングシャ
フト16がハードストップ26と係合する前に車輛10
の後端24に向かって延びないようにすることもでき
る。上ステアリングシャフト16の全移動を制限するア
ルゴリズムが制御モジュール42にプログラムされてい
る場合には、上ステアリングシャフト16の入れ子移動
は、ハードストッパ26でなく「ソフト」ストッパ8
(プログラムによるソフト的な停止)によって制限する
ことができる。
【0020】制御モジュール42が上ステアリングシャ
フト16の軸線方向位置を決定するとき、制御モジュー
ル42は、好ましくは制御モジュール42と入れ子制御
装置(又は入れ子駆動装置)44との間の電気的な接続
によって、入れ子制御装置44と通信する。次いで、入
れ子制御装置44が、ステアリングコラムアッセンブリ
12の上ステアリングシャフト16と通信し、最大でハ
ードストッパ(ハードストップ)26までの上ステアリ
ングシャフト16の制限されていない入れ子移動を許容
するか、或いは、上ステアリングシャフト16の入れ子
移動を「ソフト」ストッパ(「ソフト」ストップ)で制
限するかのいずれかを行う。
【0021】制御モジュール42は、入れ子制御装置4
4と通信するばかりでなく、チルト制御装置(又はチル
ト駆動装置)46とも、好ましくは制御モジュール42
とチルト制御装置46との間の電気接続部を介して通信
する。制御モジュール42に予めプログラムされたアル
ゴリズムは、上ステアリングシャフト16の入れ子移動
(換言すれば、入れ子運動)を容易にするばかりでな
く、上ステアリングシャフト16のチルト移動(換言す
れば、チルト運動)も容易にする。アルゴリズムの数式
に応じて、制御モジュール42は、上ステアリングシャ
フト16の直線上位置(線型位置)を使用し、上ステア
リングシャフト16及びかくしてハンドル14のチルト
移動の程度を決定する。制御モジュール42は、その内
部のアルゴリズムの演算処理時に、上ステアリングシャ
フト16と通信する制御装置46に情報を送る。チルト
制御装置46は、制御モジュール42に予めプログラム
されたアルゴリズムに応じて、非チルト位置とチルト位
置との間の上ステアリングシャフト16の移動を容易に
する。非チルト位置とチルト位置との間で十分な又は一
杯のチルト移動を行うことができるようにアルゴリズム
を制御モジュール42にプログラムできる。あるいは、
非チルト位置とチルト位置との間の任意の範囲にチルト
移動量を制限するようにアルゴリズムを制御モジュール
42にプログラムできる。この場合、非チルト位置とチ
ルト位置との間の任意の範囲として、全くチルト移動し
ない範囲を含めるようにしてもよい。上記アルゴリズム
により、上ステアリングシャフト16が入れ子運動する
方向に沿って、上ステアリングシャフト16のチルト運
動する程度を可変できるようにすることが好ましい。
【0022】上ステアリングシャフト16の全チルト移
動程度は、チルトハードストップ48によって制限され
る。しかしながら、アルゴリズムが、チルト移動の程度
を制限するようにプログラムされている場合には、チル
ト移動は、「ソフト」ストッパあるいは「ソフト」スト
ップ(すなわち、プログラムによるソフト的な制御))
によって制限される。本発明の現在の好ましい実施例で
は、アルゴリズムは、以下の数式を含む。即ち、 チルトアップ限度=f(入れ子位置)=((Xmm+
(22.5mm))÷4.5)+5 ここで、X=入れ子位置である。かくして、このアルゴ
リズムは、以下の表に示す入れ子移動及びチルト移動を
提供する。
【0023】
【表1】
【0024】以上のアルゴリズムは、特定の車輛プラッ
トホームについての現在の好ましい実施例の一つに過ぎ
ず、単一の実施例であると考えるべきではない。上述の
ように、実質的には、車輛プラットホームに最も適した
アルゴリズムを形成するのに任意の数式を使用できる。
上掲のアルゴリズムは、上ステアリングシャフト16の
入れ子位置の関数であるチルト角度を提供する。ここ
で、関数は線形関数である。もちろん、入れ子位置とチ
ルト角度との間の関数関係を、非線形関数としてもよ
い。上掲の表は、ステアリングコラムアッセンブリ12
の上ステアリングシャフト16がX=−20.0mmの
一杯に引っ込められた位置にある場合、非チルト位置と
チルト位置との間の上ステアリングシャシー16のチル
ト角度αが、5.5°であるということを示している。
上ステアリングシャフト16の入れ子位置が、一杯に延
ばした位置に向かって延びるに従って、チルト角度αが
増大する。
【0025】図4及び図5に最もよく示すように、一杯
に引っ込められた位置及び一杯に延ばした位置の夫々で
は、上ステアリングシャフト16に異なるチルト角度が
与えられている。上ステアリングシャフト16を一杯に
引っ込められた位置で示す図4では、非チルト位置とチ
ルト位置との間のチルト角度αは、例えば、5.5°又
は5°などとすることができる。この位置では、ハード
ストップ48でなく、アルゴリズムによって構成された
「ソフト」ストップが、上ステアリングシャフト16の
チルト角度を制限している。他方、図5では、一杯に延
ばした位置にある上ステアリングシャフト16が示され
ている。この場合、非チルト位置とチルト位置との間の
チルト角度αは、例えば、15°又は15.5°などと
することができる。そして、ハードストップ48が、上
ステアリングシャフト16のチルト量を制限するものと
して示されている。
【0026】上ステアリングシャフト16の入れ子位置
即ち軸線方向位置に対して(あるいは上ステアリングシ
ャフト16の入れ子位置即ち軸線方向位置に関連して)
最大チルト角度を変化できるステアリングコラムアッセ
ンブリ12は、計器盤36の設計に大きな融通性を提供
する。ステアリングコラム18及びハンドル14が計器
盤36と干渉しないように、ハンドル14のチルト移動
を良好に制御できる。
【0027】以上のように本実施形態においては、軸線
に沿って延長位置及び引っ込め位置まで移動自在であ
り、枢軸を中心としてチルト位置と非チルト位置との間
でチルトさせることができるハンドル14を持つステア
リングコラムアッセンブリ12が提供されている。制御
機構42が設けられており、制御機構は、ハンドル14
のチルト移動の角度や程度を、ステアリングコラムアッ
センブリ12が延長位置にある場合にはステアリングコ
ラム18を第1最大チルト角度までチルト可能なよう
に、また、引っ込め位置にある場合にはステアリングコ
ラム18を第2最大チルト角度までチルト可能なように
制限している。ステアリングコラムアッセンブリ12が
車輛10の任意の部分と干渉しないように、第2最大チ
ルト角度は、第1最大チルト角度よりも小さくなってい
る。
【0028】明らかに、以上の教示に照らして本発明の
多くの変形及び変更が可能である。従って、本発明は、
添付の特許請求の範囲の範疇で、特定的に説明された以
外の態様で実施できるということは理解されるべきであ
る。本発明は、特許請求の範囲によって定義される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の現在の好ましい実施例を具体
化したステアリングコラムを持つ車輛を示している。
【図2】図2は、ステアリングコラムアッセンブリの上
ステアリングシャフトの延長位置及び引っ込め位置を示
す、図1のステアリングコラムアッセンブリの概略図で
ある。
【図3】図3は、ステアリングコラムアッセンブリの上
ステアリングシャフトの非チルト位置及びチルト位置を
示す、図1のステアリングコラムアッセンブリの概略図
である。
【図4】図4は、一杯に引っ込め且つ一杯にチルトさせ
た位置にある上ステアリングシャフトを示す、図1のス
テアリングコラムアッセンブリの概略図である。
【図5】図5は、一杯に延ばし且つ一杯にチルトさせた
位置にある上ステアリングシャフトを示す、図1のステ
アリングコラムアッセンブリの概略図である。
【符号の説明】
10 車輛 12 ステアリング
コラムアッセンブリ 14 ハンドル 16 上ステアリン
グシャフト 18 ステアリングコラム 20 ステアリング
コラム端部 22 車輛前端 24 後端 26 入れ子方向における機械的なストッパ(機械式ハ
ードストップ) 28 枢動端部 30 下ステアリングシャフト 32 ステアリングシャフトの長さ方向軸線 34 頂点 36 計器盤(インストゥルメントパネル、計器板) 38 入れ子センサ 40 チルトセンサ(電気的なコネクター) 42 制御機構としての制御モジュール 44 入れ子制御装置(又は入れ子駆動装置) 46 チルト制御装置(又はチルト駆動装置) 48 チルト方向における機械的なストッパ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムアッセンブリ12で
    あって、 軸線に沿って移動可能なステアリングコラム18を備え
    ており、前記ステアリングコラムは、前記軸線に対する
    延長位置及び引っ込め位置を有しており、前記ステアリ
    ングコラム18はハンドル14を有しており、前記ハン
    ドルは、前記ステアリングコラム18に支持されてお
    り、枢軸を中心としてチルト位置と非チルト位置との間
    でチルト可能となっており、 また、前記ステアリングコラムアッセンブリは、第1最
    大チルト角度と第2最大チルト角度との間の前記チルト
    位置にある場合に前記ハンドルのチルトの角度を制限す
    る制御機構42を備えており、前記第2最大チルト角度
    は第1最大チルト角度よりも小さく、 前記ステアリングコラム18が前記延長位置にある場合
    には、ステアリングシャフト16は前記第1最大チルト
    角度まで移動でき、前記引っ込め位置にある場合には、
    前記ステアリングシャフト16は前記第2最大チルト角
    度まで移動できる、ステアリングコラムアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のステアリングコラム1
    8において、 前記ステアリングコラム18は、前記延長位置及び前記
    引っ込め位置を含み且つこれらの位置の間にある軸線方
    向位置を有し、前記チルト角度は前記軸線方向位置の関
    数となっている、ステアリングコラム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のステアリングコラム1
    8において、 前記関数は線形関数である、ステアリングコラム。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のステアリングコラム1
    8において、 前記関数は非線型関数である、ステアリングコラム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のステアリングコラム1
    8において、 さらに、前記延長位置及び前記引っ込め位置を含み且つ
    これらの位置の間にある前記ステアリングシャフト16
    の軸線方向位置を検出するための入れ子センサ38と、 前記第1最大チルト角度及び前記第2最大チルト角度を
    含み且つこれらの角度の間にある前記ステアリングシャ
    フト16の前記チルト位置を制限するために前記入れ子
    センサ38と通信するチルト制御装置46とを備えた、
    ステアリングコラム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のステアリングコラム1
    8において、 前記制御機構42は、前記入れ子センサ38と前記チル
    ト制御装置46との間にあり、また、前記入れ子センサ
    38と前記チルト制御装置46と直列になっており、こ
    れによって、前記入れ子センサ38から入力信号を受け
    取ることができ、また、出力信号を前記チルト制御装置
    46に送って、前記ステアリングシャフト16の前記チ
    ルト位置を、前記第1最大チルト角度及び前記第2最大
    チルト角度を含むこれらの角度間の位置に制限すること
    ができる、ステアリングコラム。
JP2003108978A 2002-04-16 2003-04-14 位置依存型のチルト及び入れ子ステアリングコラム Expired - Lifetime JP4086704B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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