JP2003306090A - 盗難防止用電線 - Google Patents

盗難防止用電線

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JP2003306090A
JP2003306090A JP2002112115A JP2002112115A JP2003306090A JP 2003306090 A JP2003306090 A JP 2003306090A JP 2002112115 A JP2002112115 A JP 2002112115A JP 2002112115 A JP2002112115 A JP 2002112115A JP 2003306090 A JP2003306090 A JP 2003306090A
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JP
Japan
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electric wire
coating layer
insulating coating
wire
color
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JP2002112115A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sano
泰士 佐野
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G2200/00Indexing scheme relating to installation of electric cables or lines covered by H02G
    • H02G2200/10Prevention of theft of valuable metals

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  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線被覆層の色から重要回路用電線を識別で
きなくすることにより、自動車の盗難を防止する。 【解決手段】 自動車に配索される電線のうち、盗難防
止用として重要回路となる電線および該電線と集束され
て配索される電線であって、上記電線の芯線に被覆する
絶縁被覆を、内周側の第1絶縁被覆層と外周側の第2絶
縁被覆層とから構成し、上記第1絶縁被覆層の色は回路
別に規定された電線色としている一方、上記第2絶縁被
覆層の色は上記電線の全てを共通の単一色とし、かつ、
端子と接続される上記電線の端末近傍では第2絶縁被覆
層を剥離して第1絶縁被覆層を露出させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は盗難防止用電線に関
し、詳しくは、盗難を防止する点から重要な回路となる
ドアロック回路等の電線を他の電線と識別できないよう
にして、自動車の盗難を防止するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車には盗難防止用としてドアロック
回路、セキュリテイ回路等が設けられているが、近時、
世界的に高級車の盗難の発生率が高くなっている。盗難
の手口は、ドアロック回路等の電線を切断してドアロッ
クを解除し、ドアを開いてキー代用品をキー孔に差し込
んでエンジンを駆動し、自動車を走行させて盗難してい
る場合が多い。
【0003】自動車には盗難保険が掛けられる場合が多
いため、自動車保険会社より自動車に確実な盗難防止手
段を装備することが要望されている。また、自動車自体
の盗難に限らず、ドアロックが解除されると、自動車の
内部に搭載されている高額な装備品や、ユーザーが自動
車内に留置している重要書類等が盗難にあうため、この
点からも、ドアロックが解除されないものにする必要が
ある。
【0004】ドアロック回路やセキュリテイ解除用回路
を構成する電線は、図3に示すように、他の回路の電線
と同様に、芯線1となる軟銅撚線または錫メッキ軟銅撚
線を絶縁被覆2で被覆している。自動車に配索する電線
の絶縁被覆には多種の相違する色を付しており、回路に
応じて色分けした電線を配線している。即ち、電線を色
分けすることで配線間違いを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、電装品に
接続される電線は配線設計図等で色分けして示されてい
るため、配線設計図が入手できれば、ドアロック回路等
の電線色を識別できる。
【0006】盗難を防止する観点から重要な回路の電線
が、その一部が外部から見える位置にある場合、外部か
ら引き出し可能な位置にある場合、あるいは、外部に出
ているグロメットを切断して、グロメット内部を通して
いる電線を見ることができる場合、電線色からドアロッ
ク用回路、セキュリティ解除用回路に接続される電線で
あることが容易に識別することができる。よって、盗難
者は、電線色から判断して、この電線を切断すること
で、簡単にロック解除を行える問題がある。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、電線色から重要回路の電線であることを識別でき
なくすることにより、自動車の盗難を防止することを課
題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、自動車に配索される電線のうち、盗難防
止用の重要回路電線および該重要回路電線と共に集束さ
れて配索される電線であって、上記電線の芯線に被覆す
る絶縁被覆を、内周側の第1絶縁被覆層と外周側の第2
絶縁被覆層とから構成し、上記第1絶縁被覆層の色は回
路別に規定された電線色としている一方、上記第2絶縁
被覆層の色は上記集束される電線の全てを共通の単一色
として重要回路用電線の識別を出来ないようにし、か
つ、端子と接続される上記電線の端末近傍では第2絶縁
被覆層を剥離して色分けされている第1絶縁被覆層を露
出させて配線間違いを防止している盗難防止用電線を提
供している。
【0009】即ち、第1絶縁被覆層は回路により規定さ
れる色を付して、多数の色違いの第1絶縁被覆層を設け
ている一方、第2絶縁被覆層は全て黒色等の同一色とし
ている。この第1、第2絶縁被覆層はそれぞれ芯線を引
きながら成形する引き出し成形で全長に亙って成形して
いる。
【0010】上記盗難防止用として重要回路となる電線
は、具体的には、ドアロック用回路、セキュリティ解除
用回路等に用いられる電線である。
【0011】また、ドアロック用回路やセキュリテイ解
除用回路の電線および該電線と集束してワイヤハーネス
を構成する電線を、全て同一色の第2絶縁被覆層を有す
る電線とする必要はなく、電線の一部が外部から見える
位置、外部から引き出し可能な位置、外部から切断でき
るグロメットを通している電線を上記同一色の第2絶縁
被覆層を有する電線としている。
【0012】また、上記第2絶縁被覆層の肉厚は薄くし
て、第1絶縁被覆層と第2絶縁被覆層との合計厚さを、
電線に応じて規定されている厚さに対応させている。
【0013】上記構成とすれば、ドアロック回路等の重
要回路用の電線を、該電線と共に集束されて外部から見
える位置に配索される他の電線と、見かけ上で同一とし
ているため、容易にドアロック回路等の電線であること
が識別できなくなる。よって、電線色から識別して、重
要回路の電線を切断してロック解除やセキュリテイ解除
を行いにくくなり、自動車の盗難防止に寄与できるもの
となる。
【0014】また、上記第2絶縁被覆層は電線端末近傍
で切除して第1絶縁被覆層を露出させているため、この
第1絶縁被覆層の色により配線間違いを発生するのを防
止することができる。さらに、第2絶縁被覆層を薄くす
ると共に、第1絶縁被覆層の厚さの合計とで通常の厚さ
としているため、電線重量が増加することもない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の実施形
態を示す。本発明は、自動車に配索される電線のうち、
ドアロック回路、セキュリテイ解除回路等の盗難防止に
取って重要な回路を構成する電線で、かつ、電線の一部
が外部から見える位置、外部から引き出し可能な位置、
外部から切断できるグロメットを通している部分の電線
と、該電線と共に配索されている電線を対象としてい
る。
【0016】図1に示すドアロック回路となる重要回路
用電線10と、該重要回路用電線10と共に配線される
電線20は、芯線11、21に被覆する絶縁被覆を、内
周側の第1絶縁被覆層12、22と外周側の第2絶縁被
覆層13、23とから構成している。上記電線10の第
1絶縁被覆層12と第2絶縁被覆層13とは、芯線11
を引き出しながら第1絶縁被覆層12を引き出し成形
し、その後、第1絶縁被覆層12を設けた状態で再度引
き出し成形で第2絶縁被覆層13を外周面に設けてい
る。 電線20も同様の引き出し成形で、芯線21の外
周に第1絶縁被覆層22と第2絶縁被覆層23とを設け
ている。
【0017】上記重要回路用電線10及び電線20の芯
線11、21は軟銅撚線または錫メッキ軟銅撚線からな
る。また、第1絶縁被覆層12と22および第2絶縁被
覆層13と23はいずれも塩化ビニルからなる。
【0018】内層の第1絶縁被覆層12、22の色は従
来と同様に回路分けできるように相違させている。一
方、第2絶縁被覆層13、23の色は電線10、20と
も同一の単一色とし、本実施形態では黒色としている。
また、第1絶縁被覆層12、22の厚さと第2絶縁被覆
層13、23の厚さの比を7:3とし、第2絶縁被覆層
13、23を薄くし、かつ、第1絶縁被覆層と第2絶縁
被覆層の厚さ合計が、従来の絶縁被覆層の厚さに相当す
るように設定している。
【0019】上記2重の絶縁被覆層を設けた電線10、
20は、所定寸法に調尺して切断した後、両端末より所
定寸法で外周の第2絶縁被覆層13、23を皮剥して、
第1絶縁被覆層12、22を外部に露出させている。電
線10、20では、図2に示すように、露出させた端末
の第1絶縁被覆層12、22の先端側を更に皮剥ぎして
芯線11、21を露出させ、端子Tを圧着接続してい
る。
【0020】上記構成とすることにより、ドアロック回
路の重要回路用の電線10と、該電線10と共に配線さ
れる電線20とは、外面が全てを黒色の単一色としてい
るた重要回路用の電線10を他の電線20と色による識
別を行うことが出来ない。よって、電線10と20が外
部から隙間を通して見えることが出来る位置にあって
も、また、電線10と20とを外部から引き出しても、
さらに、図3(A)(B)に示すように、外部から切断
できる位置のグロメットGの内部を通しておいても、重
要回路の電線10であるか否かを盗難者は識別すること
ができず、自動車の盗難防止に寄与することができる。
【0021】また、上記のように電線10、20の外表
面の色は黒色からなる単一色としているが、端部の第2
絶縁被覆層13、23を剥離して第1絶縁被覆層12、
22を露出させているため、電線10、20の端末に接
続した端子Tをコネクタに挿入間違いすることが防止で
き、所要の回路に所要の電線10、20を配線すること
ができる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、自動車の盗難防止として重要な回路となるド
アロック回路、セキュリテイ解除回路の電線を他の電線
と識別できないように、外周面を同色の単一色からなる
第2絶縁被覆層を設けているため、盗難の防止に寄与す
ることができる。また、これら外周面の色を共通の単一
色とする電線は、上記盗難防止用として重要回路の電線
で、かつ、外部から見える位置、外部から引き出し可能
な位置、盗難者がグロメットを切断して内部の電線の色
を見ることができる位置に配線されている電線を対象と
しているため、2層の絶縁被覆層を設ける電線の本数は
比較的すくなく、大幅なコストアップとならずに実施で
きる利点がある。
【0023】また、外周面を同一色としている電線は、
その端子と接続される端末側で第2絶縁被覆層を剥離し
て、色分け可能な第1絶縁被覆層を露出させているた
め、配線間違いが生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の電線を示す斜視図、(B)
は断面図である。
【図2】 上記電線の端末に端子を接続している状態の
正面図である。
【図3】 (A)は上記電線をグロメットを通して配線
している状態の図面、(B)はグロメットが切断された
状態の斜視図である。
【図4】 従来の電線を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 重要回路用の電線 20 その他の電線 11、21 芯線 12、22 第1絶縁被覆層 13、23 第2絶縁被覆層 T 端子 G グロメット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車に配索される電線のうち、盗難防
    止用の重要回路電線および該重要回路電線と共に集束さ
    れて配索される電線であって、 上記電線の芯線に被覆する絶縁被覆を、内周側の第1絶
    縁被覆層と外周側の第2絶縁被覆層とから構成し、上記
    第1絶縁被覆層の色は回路別に規定された電線色として
    いる一方、上記第2絶縁被覆層の色は上記集束される電
    線の全てを共通の単一色として重要回路用電線の識別を
    出来ないようにし、かつ、 端子と接続される上記電線の端末近傍では第2絶縁被覆
    層を剥離して色分けされている第1絶縁被覆層を露出さ
    せて配線間違いを防止している盗難防止用電線。
  2. 【請求項2】 上記重要回路電線は、ドアロック用回
    路、セキュリティ解除用回路等に用いられる電線であ
    り、かつ、該電線の一部が外部から見える位置、外部か
    ら引き出し可能な位置、あるいは外部から切断できるグ
    ロメットに通している領域に配索されている電線である
    請求項1に記載の盗難防止用電線。
  3. 【請求項3】 上記第2絶縁被覆層の肉厚は薄くして、
    上記第1絶縁被覆層と第2絶縁被覆層との合計厚さを、
    電線に応じて規定されている厚さに対応させている請求
    項1または請求項2に記載の盗難防止用電線。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113851257A (zh) * 2020-06-26 2021-12-28 莫列斯有限公司 电线和复合电缆

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Effective date: 20050705