JP2002033173A - 平形リボンケーブルおよびその接続プラグ - Google Patents

平形リボンケーブルおよびその接続プラグ

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JP2002033173A
JP2002033173A JP2001174404A JP2001174404A JP2002033173A JP 2002033173 A JP2002033173 A JP 2002033173A JP 2001174404 A JP2001174404 A JP 2001174404A JP 2001174404 A JP2001174404 A JP 2001174404A JP 2002033173 A JP2002033173 A JP 2002033173A
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Winfried Adams
アダムス ヴィンフリート
Artur Schubert
シューベルト アルトゥル
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I & T Innovation Technik Vertriebs GmbH
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I & T Innovation Technik Vertr
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/118Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits specially for flexible printed circuits, e.g. using folded portions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B7/00Insulated conductors or cables characterised by their form
    • H01B7/08Flat or ribbon cables
    • H01B7/0838Parallel wires, sandwiched between two insulating layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
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  • Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】積層または押出成形された平形リボンケーブル
の平形導線の絶縁除去した部分の保護を図る。 【解決手段】本発明は、平形リボンケーブルの絶縁除去
部(5)が、リボンケーブル(1)の端部(7)から間
隔をおいて内側に位置している領域に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層されたものも
押出成形されたものも含む平形リボンケーブル(FF
C)に関し、特に電気的な接触をするためのプラグ、ク
ランプ条片等との接続に関する。
【0002】
【従来技術】積層された電気的な平形リボンケーブル
(平形導線)は、基本的に、柔軟な支持体フィルムと、
その上に装着された予備成形されたケーブルセットとで
できている。ケーブルセットは個々の条導体(帯状導体
または帯状導線ともいう)でできている。個々の条導体
は相互に絶縁されており、すなわち、互いに間隔をおい
て配置されるとともに、寸法が部分的に異なる方形の横
断面を有しており、したがって方形導線とも呼ばれてい
る。条導体の上面は電気的に絶縁されており、このとき
特にフィルムが用いられ、このフィルムは適当な接着剤
で導体の上に貼り合わされ、および下側に支持体フィル
ムとして貼り合わされる。このような柔軟な導線は専門
用語でFFC(Flexible Flat Cabl
e)と呼ばれ、丸形導線からなる従来のハーネスの代替
として自動車製造業で使用される機会が増えている。
【0003】平形リボンケーブルの別の形態としては、
押出平形リボンケーブルがあり、これは押出工程によっ
て条導体を電気的に絶縁性のある被覆で覆うことにあ
り、この場合、押出しされて完成した平形リボンケーブ
ルの形状と特性は少なくとも実質的に、積層されて完成
した平形リボンケーブルの形状と特性に相当している。
【0004】従来のハーネスに比べて、FFCを使用し
た場合には種々の利点が生まれる。すなわち、条導体と
して方形導線を使用することにより、同じ断面積で、丸
形導線と比較したときにより大きな量の電流を伝送する
ことができ、それによって特に自動車製造においては重
量の削減、および取付スペースの所要量の低減につなが
る。また、このようなハーネスの見やすさや、特に平坦
な形態が好都合であり、このようなハーネスは取付スペ
ースの奥行きが少ない外装の後側にでも取り付けること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような種類の平形
リボンケーブルでは、接続のために、その端部の絶縁材
を除去し、平形導線をむき出しとした状態とするが、こ
のようした平形リボンケーブルを輸送する際の、機械的
な安定性の問題が欠点となっている。なぜなら個々の平
形導線は顕著な機械的安定性を有しておらず、自動化さ
れた取扱をすることができないからであり、また、この
ような平形リボンケーブルと、制御装置の配線盤や他の
平形導線などとの電気接続、あるいは従来の丸形導線へ
の接続についても支障を来すという問題がある。これら
は絶縁材を除去され、もはや積層材を介して相互に連結
されていない平形導線の機械的な脆弱さに、不都合であ
ることが判明している。
【0006】本発明の目的は、平形リボンケーブルの絶
縁除去部を適切に設定することにより、平形リボンケー
ブルの確実な輸送と、確実かつ恒久的な接続が、同時に
歪み緩和をしながら、かつ取扱時の損傷を回避しながら
保証されるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題は主として
請求項1記載の発明の特徴部の構成要件によって解決さ
れるのである。
【0008】すなわち、平形リボンケーブルの端部から
間隔をおいて内側に位置している領域で、平形リボンケ
ーブルの絶縁材除去を行うことによって解決される。こ
の方策によって平形リボンケーブルの本来の端部は一つ
の単位として維持され、したがって個々の条導体に比べ
て高い機械的な安定性と保形性を有しており、この安定
性と保形性は、条導体をプラグに挿入するときの取扱も
大幅に容易にすると同時に、条導体の歪み緩和の問題も
解決してくれる。
【0009】本発明は、このような平形リボンケーブル
を確実に接触および固定するためのプラグであって、歪
み緩和能力も備えているプラグも対象としている。
【0010】本発明によればこの課題は、プラグが、端
部領域において絶縁材除去されていない、それぞれ接触
(接続)されるべき平形導線の領域で、少なくとも1つ
の尖鋭部、または平形導線に対して実質的に横向きに延
びる少なくとも1つの切れ刃を備えており、この尖鋭部
または切れ刃が平形リボンケーブルを接触させる過程で
平形導線の方に向かう運動を行うことにより、尖鋭部ま
たは切れ刃が、平形導線をその側で覆っているフィルム
を貫いて接触して変形させることによって解決される。
【0011】このようにして作動時に発生する引張力が
直接条導体に伝えられ、十分な歪み緩和につながること
になる。当然電気的には互いに分離されているが、現実
には常に複数の平形導線とまとめて接触することになる
本発明によるプラグを使用することにより、公差に起因
する不均等な保持力が生じた場合でもこれが補償される
ことになる。なぜなら平形リボンケーブルの端部に残さ
れた支持体フィルムと被覆フィルムの絶縁保持部によっ
て、このような機械的な補償を行うことができるからで
あり、このことは個別導線の場合には不可能である。
【0012】本発明の一実施態様では、プラグの内部に
ある接触部が尖鋭部ないし切れ刃を介して案内され、両
方のフィルムが除去された領域で、上方からも下方から
も平形導線と接触する。尖鋭部ないし切れ刃の領域での
運動によって、プラグ側の接触部がヨーク状に構成され
ている場合には、プラグがロックされる過程で擦るよう
な軽微な運動が生じるので、平形導線の表面に汚れがあ
っても取り除かれて、接触性が向上する。
【0013】本発明の別の実施態様では、突起ないし切
れ刃と平形導線とを支持する構成部品が、リボンケーブ
ルの方を向いている端部に、平形導線の方向に対して横
向きに延びる波状突起を有しており、この波状突起は、
支持体フィルムと被覆フィルム(ないし押出成形された
絶縁材料)がいずれも残されている領域でリボンケーブ
ルと接触し、すなわち接触窓の向こう側で接触すること
が意図される。それにより、埃や汚れが接触領域に侵入
しないよう防止することができるとともに、接触領域で
リボンケーブルが追加的に固定されることになるので、
本来の接触面が機械的に両方の側に向けて遮蔽される。
【0014】尖鋭部ないし切れ刃および有利にはさらに
接触部と波状突起とを支持する構成部品の運動は、それ
自体公知のやり方で、カム、キー、またはケーシングの
折り畳みによって行うことができ、プラグ製造の分野の
当業者にとっては何ら問題はない。
【0015】プラグをケーブル端部に取り付けるとき、
特に自動車製造における厳しい取付条件の下で繰り返し
起きている頻繁な不具合を防止するために、本発明の一
つの実施態様では、本来のプラグをケーシングの内部に
配置し、ケーシングには側方にフックを取り付け、リボ
ンケーブルの端部を差し込むと、ケーブルの端部から2
から3mmの範囲で残されている絶縁保持部によって前
記フックが旋回させられ、その際に絶縁保持部の窓側の
端部に後方から当たってその位置に固定することが意図
される。したがって、プラグがまだ閉じられて固定され
る前に、少なくとも部分的にケーシングの外部に位置し
ているこのフックの位置を見ることで、プラグの内部で
リボンケーブルが正しく取り付けられているかどうかを
判断することができる。
【0016】この変形例の一つの実施態様では、両方の
フックが取付位置へ旋回することで、接触を実行するの
に必要な部材、たとえば係止ピン等がリリースされ、そ
れによって、平形リボンケーブルが正確かつ完全にプラ
グに差し込まれている場合にだけプラグを閉じることが
できるように、ないしは差し込んだリボンケーブルを固
定できるようにすることが意図される。
【0017】本発明の方策により、平形リボンケーブル
のすべての条導体または少なくとも条導体の大部分を同
時に接触させることも可能となり、それによって一方で
はこれと結びついた作業時間が短縮されるとともに、他
方では、この端部が大容積かつ機械的に安定になればな
るほど、プラグへの平形リボンケーブルの端部の正しい
挿入をいっそううまく点検してチェックすることができ
るので、不具合を回避することができる。
【0018】本発明は、丸形ケーブルへの簡単な接続も
可能にする。なぜならそのためにはプラグの個々の接触
部(例えばピン)が丸形ケーブルの対応する素線と接続
されているだけでよいからである。当然ながら、このプ
ラグは直接、配線板や電流消費部の一部であってもよ
い。
【0019】本発明は次のように構成される(ただし符
号は実施形態に対応している)。
【0020】1.電気的な平形導線(2)とその表面の
絶縁材とを含み、接触のために絶縁材除去された領域を
備える、積層または押出成形された平形リボンケーブル
において、平形導線(2)の絶縁除去部(5)が、平形
リボンケーブル(1)の端部(7)から内側へ間隔をお
いた領域に設けられることを特徴とする平形リボンケー
ブル。
【0021】2.絶縁材としての支持体フィルム(3)
と被覆フィルム(4)がいずれも除去され、平形導線の
両面に絶縁除去部(5)が形成されることを特徴とする
第1項1記載の平形リボンケーブル。
【0022】3.平形リボンケーブルの端部(7)に絶
縁保持部(6)が残されており、この絶縁保持部(6)
の平形導線方向の延びは1から10mm、有利には2か
ら4mmであることを特徴とする第1項または第2項記
載の平形リボンケーブル。
【0023】4.第1項から第3項までのいずれか1項
記載の平形リボンケーブルと接触させるための接続プラ
グにおいて、プラグ(10)が、それぞれ接触されるべ
き平形導線(2)の絶縁保持部(6)に対応して、少な
くとも1つの尖鋭部または平形導線(2)に対して実質
的に横断方向に延びる少なくとも1つの切れ刃(11)
を備えており、この尖鋭部または切れ刃(11)は平形
リボンケーブル(1)に接続する過程で、平形導線
(2)の方に向かう運動を行うことにより、この尖鋭部
または切れ刃(11)は平形導線(2)の表面を覆って
いる電気的に伝導性のない絶縁層、フィルム(3;
4)、または押出材料を貫いて接触して変形させること
を特徴とする接続プラグ。
【0024】5.少なくとも1つの尖鋭部ないし切れ刃
(11)がプラグ接触部(12)で覆われていることを
特徴とする第4項記載の接続プラグ。
【0025】6.プラグ(10)の閉止とプラグ接触部
(12)のヨーク状の構成とによって、平形リボンケー
ブル(1)の絶縁保持部(6)における固定部も含め
て、プラグ接触部(12)の接触面が平形導線(2)の
表面上で摺動することになることを特徴とする第4項ま
たは第5項記載の接続プラグ。
【0026】7.ケーシングを有しており、このケーシ
ングは側方にフック(14)を有しており、このフック
(14)は絶縁保持部(6)をプラグ(10)へ差し込
んだときにストッパによって回転させられて、フック端
部が差込方向で見て絶縁保持部(6)の後側に到達する
ことを特徴とする第4項から第6項までのいずれか1項
記載の接続プラグ。
【0027】8.フック(14)が完全に旋回したとき
に初めて、閉止を可能にする対応する切欠きをプラグ
(10)のケーシングが有している位置へ到達する突
起、ピン、条片、カム等が設けられていることを特徴と
する第7項記載の接続プラグ。
【0028】
【実施の形態】次に、図面を参照しながら本発明につい
て詳しく説明する。
【0029】図1と図2には、本発明に基づいて絶縁材
が除去された平形リボンケーブルが描かれている。平形
リボンケーブルは全体として符号1が付されている。
【0030】この平形リボンケーブル1は、平形導線と
も呼ばれる複数の条導体2を備えており、これらの条導
体2は図示した実施例では幅は異なっているが(図
2)、厚さは同じである。これらの条導体2は支持体フ
ィルム3の上で互いに間隔をおいて配置されているの
で、相互に電気的に絶縁されている。この絶縁は、接着
剤および/または加熱もしくはその他の接合技術で支持
体フィルム3と条導体2の上に貼り合わされた被覆フィ
ルム4によって完全なものにされている。すでに述べた
ように押出平形リボンケーブルも、本発明のためにまっ
たく同様に取り扱うことができる。
【0031】そして本発明によれば、平形リボンケーブ
ル1の端部7から間隔をおいて内側は、支持体フィルム
3と被覆フィルム4がいずれも全体的に(場合によって
は絶縁性の押出材料が全体的に)所定幅で除去されてい
る。このため異なる幅で図示されている条導体2と、そ
れらによって形成された絶縁保持部6が、本来の条導体
2のみでつながっている。この条導体2だけで構成され
ている部分は、接触領域または接触窓と呼ばれる絶縁除
去部5を構成する。
【0032】図面中では、フィルム3および4の厚さは
条導体2の厚さに比較して著しく誇張されて描かれてい
るが、このように状況を明確化して描いていることを考
慮に入れても、絶縁除去部5の機械的な安定性が、従来
技術のように、端部7で絶縁材が除去され、したがって
平形リボンケーブル1の端部で条導体がむき出しとなっ
ているものに比べて、はるかに高くなっていることは明
白である。
【0033】特に、絶縁材が除去された条導体2の把持
や取扱は、絶縁保持部6によって明らかに容易になって
おり、同時に、すでに絶縁材が除去された平形リボンケ
ーブル1の輸送中のあらゆる損傷に対する保護となって
いる。
【0034】本発明による平形リボンケーブル1は、た
とえば図3で純粋に模式的に図示されているプラグ(接
続機構)10によって、この平形リボンケーブル1ない
しその条導体2の、はるかに改善された接触も可能にす
る。
【0035】このプラグ10は、図3(A)に断面で示
されているように、等距離の間隔を相互に有する個別の
プラグ接触部12を有している。接触されるべき条導体
2の幅に応じて、これらの接触部12の2つまたはそれ
以上が電気的に相互に接続され、それによって一緒にな
って大きな電流の強さでも伝えられる状態になり、その
際に、各々の電流の強さの段階に合わせて独自のプラグ
や独自の接触部をつくって使用する必要がない。
【0036】図示した実施形態では、平形リボンケーブ
ル1の両面と接触するプラグ10が描かれているが、当
然ながら、片面でのみ接触するプラグを使用ないし製作
することも可能である。
【0037】プラグ10は(平形リボンケーブル1を差
し込む方向に)奥側の領域に尖鋭部または切れ刃11を
有しており、この尖鋭部または切れ刃11は、プラグを
閉じたときに(この動作は原則として平形リボンケーブ
ルおよび接触部を把持する各種形態を指しており、多部
分からなるケーシングを実際に閉じることによるか、あ
るいは図示した実施形態のように保持楔の差込またはツ
マミもしくはその他の方法で行われるかを問わない)、
支持体フィルム3と被覆フィルム4(押出材料の全厚)
を貫通して本来の条導体2にまで侵入し、この条導体2
を可塑的に変形させるので、この尖鋭部または切れ刃1
1による機械的な引張力は平形リボンケーブルの金属部
品に直接伝えられる。
【0038】図示した実施形態では、この尖鋭部または
切れ刃11はプラグ接触部12で覆われており、したが
って接触にも寄与しているが、このことは必ずしも必要
ではない。しかしながら図示した実施形態でこのことが
好都合である理由は、プラグ10の閉止とプラグ接触部
のヨーク状の構成とによって、平形リボンケーブル1の
絶縁保持部6における固定部も含めて、プラグ10を閉
じたときにプラグ接触部12の接触面が条導体2の表面
上で摺動することになり、この摺動によって、条導体
(平形導線)に汚れが付着していてもこれが取り除かれ
るので、確実に金属と金属の接触が保証されるからであ
る。
【0039】本発明によるプラグ10は、図3に示され
ているように、さらにもっとも先端側に、すなわち平形
リボンケーブル1に最初に向き合う側に、プラスチック
またはその他の電気的に伝導性のない材料でできてい
る、プラグを閉じる過程で互いに接近する構成部品、た
とえば条片、リブ、または刻み目などの保持部材13を
有している。この部材13は平形リボンケーブル1のフ
ィルム3,4(図1)と接触して、その表面に軽微に食
い込む。それによってこの部材13は、一方では環境要
因に対する接触領域の可能な限りの密閉をもたらすとと
もに、他方では、平形リボンケーブル1のプラスチック
部品への引張力の伝達をもたらす。
【0040】図3(B)に見ることのできる特殊な実施
形態では、プラグ10のケーシングが側方にフック14
を有しており、絶縁保持部6をプラグ10に差し込むと
きにフック14の突起に当たることによってこのフック
14を回転させるので、そのフック端部が矢印15の方
向に動いて(差込方向で見て)絶縁保持部6の後方に達
し、それによってこの絶縁保持部6の引き抜きを防止す
る。
【0041】なお、図示はしないが、フック14が矢印
15の方向へ完全に差し込まれるまで、プラグ10を閉
じることができないようにすることもできる。このこと
はたとえば、フック14の完全な差込が行われることで
初めて閉止を可能にする相応の切欠と、これに対応する
位置の突起、ピン、条片、カム等をプラグケーシングに
設けることで、行うことができる。
【0042】本発明は図示した実施形態に限定されるも
のではなく、種々の変形や改変が可能である。たとえば
条導体が異なる幅を有していることや、条導体が等しい
高さを有していることは、本発明のプラグへの簡単な接
触のためには好都合であるとはいえ、必ずしも必須なわ
けではない。当然ながら、多数または少数の条導体を図
示したように構成することが考えられ、あるいは、すべ
ての寸法を図示したものから変えることも当然可能であ
る。また、理由は何であれ特別な機械的安定性が望まれ
る場合には、複数層の支持体フィルム、ないしは被覆フ
ィルム(ないし押出材料の複数の層)を設けることも可
能である。
【0043】重要なのは、平形リボンケーブル1の端部
7に、その幅の少なくとも大部分にわたる領域が存在
し、この領域では条導体2の少なくともいくつかが、そ
の上面でも下面でもつながったフィルム3、4で覆われ
ており(ないしは共通の押出材料によって包囲されてお
り)、この端部7からある間隔をおいて、この条導体2
が上面および/または下面にいかなるフィルムも有して
いない領域が存在していることである。
【0044】本発明によるプラグ10は当然ながら種々
変形させることができ、たとえば修理の目的などで平形
リボンケーブルと平形リボンケーブルとを接続するため
に、すでに本発明による接触部、および場合により両方
の平形リボンケーブルのための相応のフックを備えてい
る、一種の「二重プラグ」を設けることが可能である。
当然ながら丸形ケーブルへの移行や、配線板への直接の
移行も容易に可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて絶縁材除去されたリボンケー
ブルを示す側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】本発明に基づいて絶縁材除去されたリボンケー
ブルのための、本発明によるプラグを示すもので、
(A)は断面図、(B)は平面図である。
【符号の説明】
1 平形リボンケーブル 2 条導体(平形導線) 3 フィルム 4 フィルム 5 絶縁除去部 6 絶縁保持部 7 端部 10 プラグ 11 切り刃 12 接触部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルトゥル シューベルト オーストリア共和国 A−2803 シュヴァ ルツェンバッハ ウンターオルト 271 Fターム(参考) 5E012 AA22 AA43 5E023 AA04 AA18 BB08 BB13 BB29 DD08 DD22 EE05 EE09 GG02 GG09 HH08 HH28 5E063 CB04 5E077 BB05 BB23 BB37 CC02 DD11 FF07 GG12 GG16 HH02 JJ20 JJ24 5G311 CA05 CB01 CC01 CD03 CD05 CF02 CF04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的な平形導線(2)とその表面の絶縁
    材とを含み、接触のために絶縁材除去された領域を備え
    る、積層または押出成形された平形リボンケーブルにお
    いて、平形導線(2)の絶縁除去部(5)が、平形リボ
    ンケーブル(1)の端部(7)から内側へ間隔をおいた
    領域に設けられることを特徴とする平形リボンケーブ
    ル。
  2. 【請求項2】絶縁材としての支持体フィルム(3)と被
    覆フィルム(4)がいずれも除去され、平形導線の両面
    に絶縁除去部(5)が形成されることを特徴とする請求
    項1記載の平形リボンケーブル。
  3. 【請求項3】平形リボンケーブルの端部(7)に絶縁保
    持部(6)が残されており、この絶縁保持部(6)の平
    形導線方向の延びは1から10mm、有利には2から4
    mmであることを特徴とする請求項1または2記載の平
    形リボンケーブル。
  4. 【請求項4】請求項1から3までのいずれか1項記載の
    平形リボンケーブルと接触させるための接続プラグにお
    いて、プラグ(10)が、それぞれ接触されるべき平形
    導線(2)の絶縁保持部(6)に対応して、少なくとも
    1つの尖鋭部または平形導線(2)に対して実質的に横
    断方向に延びる少なくとも1つの切れ刃(11)を備え
    ており、この尖鋭部または切れ刃(11)は平形リボン
    ケーブル(1)に接続する過程で、平形導線(2)の方
    に向かう運動を行うことにより、この尖鋭部または切れ
    刃(11)は平形導線(2)の表面を覆っている電気的
    に伝導性のない絶縁層、フィルム(3;4)、または押
    出材料を貫いて接触して変形させることを特徴とする接
    続プラグ。
  5. 【請求項5】少なくとも1つの尖鋭部ないし切れ刃(1
    1)がプラグ接触部(12)で覆われていることを特徴
    とする請求項4記載の接続プラグ。
  6. 【請求項6】プラグ(10)の閉止とプラグ接触部(1
    2)のヨーク状の構成とによって、平形リボンケーブル
    (1)の絶縁保持部(6)における固定部も含めて、プ
    ラグ接触部(12)の接触面が平形導線(2)の表面上
    で摺動することになることを特徴とする請求項4または
    5記載の接続プラグ。
  7. 【請求項7】ケーシングを有しており、このケーシング
    は側方にフック(14)を有しており、このフック(1
    4)は絶縁保持部(6)をプラグ(10)へ差し込んだ
    ときにストッパによって回転させられて、フック端部が
    差込方向で見て絶縁保持部(6)の後側に到達すること
    を特徴とする請求項4から6までのいずれか1項記載の
    接続プラグ。
  8. 【請求項8】フック(14)が完全に旋回したときに初
    めて、閉止を可能にする対応する切欠きをプラグ(1
    0)のケーシングが有している位置へ到達する突起、ピ
    ン、条片、カム等が設けられていることを特徴とする請
    求項7記載の接続プラグ。
JP2001174404A 2000-06-08 2001-06-08 平形リボンケーブルおよびその接続プラグ Pending JP2002033173A (ja)

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