JP2003305820A - 建築板及びその製造方法 - Google Patents

建築板及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凹凸(起伏)のある意匠面を有する建築板4
1であって、更に、意匠面に鋭角な窪み部分があるもの
において、グラビアオフセット印刷による印刷柄抜けが
生じても、それを目立たなくして、違和感をなくす。 【解決手段】 グラビアオフセット印刷の前処理とし
て、インクジェット塗装により下地色を着色する。この
とき、インクジェット塗装方式が非接触塗装方式である
ことから、意匠面の鋭角な窪み部分に対しても着色が可
能である。インクジェット塗装によって着色する色相に
ついては、後から行うグラビア印刷の代表色(面積比率
の最も大きな色)に近似の色とすることで、グラビアオ
フセット印刷による印刷柄抜けが目立たず、インクジェ
ット塗装による額縁現象が隠蔽されて、仕上がり品質が
大幅に向上する。また、インクジェットぼかし塗装を行
えば、グラビア印刷近似色にしなくても、印刷柄抜け部
の違和感をなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起伏(凹凸)のあ
る意匠面にグラビアオフセット印刷によって化粧印刷を
施した建築板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より紙を対象とするカラー印刷の分
野において、グラビアオフセット印刷技術が適用されて
いる。窯業系建築板の化粧加工の分野においても、かか
るグラビアオフセット印刷技術が適用されている。例え
ば、特開平9−30099号公報、特開平11−202
97号公報等には、グラビアオフセット印刷機を用いて
建築板に柄模様を印刷する技術が記載されている。ま
た、グラビアオフセット印刷によって、例えばレンガ調
の化粧印刷を施した窯業系建築板が実用化されている。
【0003】グラビアオフセット印刷は、凹版であるグ
ラビアロールに付着させたインクをオフセットロール
(ゴムロール)表面上に写し(オフ)て、さらに、オフ
セットロール表面から被印刷面に対してインクを転写
(セット)するものである。
【0004】凹版(グラビア版)は、セルと称する微細
な窪みを多数有し、個々のセルの深さを画像の濃度(階
調)に応じて異ならしめることで、個々のセルに詰める
インク層の厚さを異ならしめ、これによって連続階調を
表現する。具体的には、凹版(グラビア版)の表面に、
例えばセル幅の1/5程度の幅を有する仕切り(土手)
が形成され、この仕切り(土手)によって区切られた窪
み(セル)の深さを、原稿の階調に応じて変化させるよ
う版が形成されている。仕切り(土手)がなければ、イ
ンクには流動性があるので、インクの層の厚みの相違を
保つことができない。仕切り(土手)は、感光の際にグ
ラビアスクリーンと称する特殊なスクリーンを用いて版
面に形成される。グラビアスクリーンは、1インチ当た
り150線〜200線(1cm当たり約60本〜80
本)程度の細かいものが使用される。窪み(セル)の深
さは、一般に2〜50μmである。
【0005】しかしながら、グラビアオフセット印刷が
適用されるのは、あくまでも印刷面が平坦であることが
前提となっている。ところで、石肌のような自然な感じ
を出すためには、建築板の意匠面に凹凸模様が形成され
る必要がある。そこで、本出願人は特願2000−28
4124号で、凹凸のある意匠面を有する建築板に対し
ても、グラビアオフセット印刷技術を適用できるように
した建築板の塗装装置を提案している。
【0006】図6は、建築板の印刷装置の構成例を示す
図である。図6に示すグラビアオフセット印刷装置51
は、グラビア版ロール52と、オフセットロール53
と、クリーニングロール54と、バックアップロール5
5と、不要インク除去用ブレード56と、残留インク除
去用ブレード57と、エアー吹き付け装置58と、残留
インク強制乾燥装置59とを備える。
【0007】インクIは、図示しないインク容器から図
示しないインク供給路を介してグラビア版ロール52に
供給される。不要インク除去用ブレード56の先端はグ
ラビア版ロール52の表面に当接されており、グラビア
版ロール52の表面に付着したインクIを掻き落とす
(セル部以外のインクIを掻き落とす)。グラビア版ロ
ール52の各セル部に保持されたインクIは、グラビア
版ロール52の回動とともに移送され、グラビア版ロー
ル52に転接されたオフセットロール53の表面に転写
される。
【0008】オフセットロール53は、例えばシリコン
ゴム製でゴム硬度の低いもの(例えばゴム硬度が15〜
30度)で形成されている。ゴム硬度を低くすること
で、走行する建築板41の意匠面の起伏に追随させるこ
とができる。オフセットロール53の表面にグラビア版
ロール52から転写されたインクIを確実に固定するた
めに、この例では、インクIがオフセットロール53の
表面に転写された直後に、エアー吹き付け装置58から
のエアー吹き付けによってインクIを半乾燥状態とし、
この状態でもって、走行する建築板41に対するオフセ
ットロール53の圧接によって、インクIの転写を行
う。
【0009】またこの例では、オフセットロール53の
表面に残留したインクIは、クリーニングロール54に
転移された後、残留インク強制乾燥装置59からのエア
ー吹き付けによって強制乾燥されて固定状態となった残
留インクIは、残留インク除去用ブレード57によって
掻き取り除去される。
【0010】このように、オフセットロール53をシリ
コンゴム製としそのゴム硬度を低くすることで、建築板
の凹凸(起伏)のある意匠面に対しても、グラビアオフ
セット印刷を良好に施すことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図7は、図6に示した
建築板の印刷装置の問題点を示す図である。オフセット
ロールのゴム硬度を低くしたにもかかわらず、図7
(a)に示すように、意匠面の鋭角な窪み部分に対して
は、オフセットロールが窪みの深くまで侵入することが
できずに、図7(b)に示すように、その部分について
は印刷できないという不具合(所謂、印刷柄抜け)を発
生してしまう。
【0012】図8は、印刷柄抜けが生じた意匠面を示す
図である。印刷柄抜けの箇所については、印刷柄の間よ
りベース色が発色されており(何故なら、全面スプレー
塗装(中塗り)やロールコータ塗装によってベース色に
塗装されている)、それが意匠面において違和感を与え
てしまう虞れがある。
【0013】一方、意匠面に凹凸がある場合でも、非接
触印刷方式であるインクジェット方式(例えば、特許第
2784529号公報や特許第3115136号公報に
記載された建築板の塗装方法)を使用すれば、凹凸面全
体を印刷できる。ところが、使用するインクは顔料を溶
剤に分散溶解させたものであるため、熱風吹き付け乾燥
などの場合には、その熱風吹き付け方向に顔料が移動
し、意匠面の凹凸状況に応じて、部分的に不自然な濃色
部となって発現する不具合現象(所謂、額縁現象と言わ
れる顔料成分の凝集に起因した不具合現象のことであ
る)は避け難い。インク凝集部(額縁)の発生例を図9
に示す。そして、この問題の解決のためには、インクの
改良(乾燥性や顔料の分散性など)を待つしかないとい
うのが現状である。また、上記のインクジェット方式で
は、図9に示すように、凹部は通常、インクが溜まり易
く、インクが凝集するという問題があり、また、島状凸
部のエッジ部についてはインクが溝部に流れてしまうた
めに塗装できないという問題もある。
【0014】本発明は、グラビアオフセット印刷ならび
にインクジェット塗装における上記夫々の問題点を解決
するためなされたものであり、グラビアオフセット印刷
による良好な仕上がり品質を持った凹凸意匠面を有する
建築板及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の建築板は、凹凸
のある意匠面を有する建築板であって、前記意匠面の少
なくとも一部において下からインクジェット塗装層とグ
ラビア印刷層とがその順に形成されている。
【0016】また、前記インクジェット塗装層は、前記
グラビア印刷層の柄抜けが発生する前記意匠面の鋭角な
窪み部分及びその近傍に選択的に形成されていること
で、少ないインクでもって効果的にグラビア印刷の柄抜
けを目立たなくすることができる。
【0017】また、前記インクジェット塗装層は、グラ
ビア印刷層の代表色に近似の色に着色されていること
で、単一のインクジェット塗装用塗料でもってグラビア
印刷の柄抜けを目立たなくすることができる。
【0018】また、前記インクジェット塗装層の下に、
ロールコータ塗装層又はスプレー塗装層が形成されてい
ることで、耐候性能を大きく高めることができる。ま
た、全面スプレーによる中塗り塗装層であるスプレー塗
装層に対して、インクジェット塗装を施すことも可能で
ある。
【0019】また、本発明の建築版の製造方法は、凹凸
のある意匠面を有する建築板の製造方法であって、前記
意匠面の少なくとも一部にインクジェット塗装を施すイ
ンクジェット塗装工程と、その次にグラビアオフセット
印刷を施すグラビアオフセット印刷工程とを備える。
【0020】また、前記インクジェット塗装工程は、前
記グラビアオフセット印刷の柄抜けが発生する前記意匠
面の鋭角な窪み部分及びその近傍に選択的に塗装を施す
ことで、少ないインクでもって、効果的にグラビアオフ
セット印刷の柄抜けを目立たなくすることができる。
【0021】また、前記インクジェット塗装工程は、前
記グラビアオフセット印刷工程におけるグラビア印刷層
の代表色に近似の色で塗装を施すことで、単一のインク
ジェット塗装用塗料でもってグラビア印刷の柄抜けを目
立たなくすることができる。
【0022】また、前記インクジェット塗装工程の前
に、ロールコータ塗装を施すロールコータ塗装工程又は
スプレー塗装を施すスプレー塗装工程を更に備えること
で、耐候性能を大きく高めることができる。また、全面
スプレーによる中塗り塗装層であるスプレー塗装層に対
して、インクジェット塗装を施すことも可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施の形態に係る建築
板の製造工程図、図2は、本発明の一実施の形態に係る
建築板の断面図である。建築板41の意匠面の全面にス
プレー塗装を施して下塗り層1を形成し(ステップS
1)、乾燥させる(ステップS2)。次に、全面スプレ
ー塗装によって中塗り層2を形成し(ステップS3)、
乾燥させる(ステップS4)。次に、ロールコータによ
る凸部塗装を行って、ロールコータ塗装層(上塗り層)
3を形成する(ステップS5)。次に、凸部にインクジ
ェット塗装を施してインクジェット塗装層4を形成し
(ステップS6)、次に、凸部にグラビアオフセット印
刷によってグラビア印刷層5を形成する(ステップS
7)。そして、意匠面の全面にクリア塗装を施してクリ
ア塗装層6を形成し(ステップS8)、乾燥させる(ス
テップS9)。
【0025】凸部ロールコーティング塗装(ステップS
5)は、凸部インクジェット塗装(ステップS6)に先
立って行う。これは先述したように、インクジェット塗
装が凸部周辺の縁部までインクを供給できないこと、イ
ンクジェット塗装のみでは厳しい耐候性能を得るための
塗装厚が確保できないことなどの理由からであるが、グ
ラビア印刷に対してもロールコータにより形成した上塗
り層3は下地色となっている。
【0026】このように本発明では、ロールコータによ
る上塗り層3を下地にして、ロール硬度の低いオフセッ
トロールを使用することで、凸部に対するグラビア印刷
を行うものとしている。
【0027】そして、本実施の形態では、凸部ロールコ
ータ塗装に続いて、インクジェット塗装による鋭角な窪
み7をも含む凸部着色塗装を行った後、その上からグラ
ビア印刷を施すものとしており、最終的に耐候性向上の
ためのクリア塗装を建築板の全表面に行うことで目的と
する建築板を得る。
【0028】なお、中塗り工程(ステップS3)後の乾
燥工程(ステップS4)により、建築板41は熱を保有
しているので、ステップS5〜S8においては、建築板
は、走行中に乾燥してゆくため、最終的にクリア塗装を
経た後に、本格乾燥を行うものとしている。
【0029】図3は、本発明に係る建築板の意匠面の模
式図である。鋭角な窪み部がグラビアオフセット印刷に
よって印刷柄抜け部となっても、その部分はインクジェ
ット塗装によってグラビア印刷の代表色に近似の色に着
色されているか、又は、ぼかし塗装が施されているの
で、印刷柄抜けが目立たない。また、インクジェット塗
装面の上にグラビア印刷面を形成しているので、インク
ジェット塗装の不具合現象として先述した額縁現象が隠
蔽されて、全体としての意匠の仕上がりが大幅に向上す
る。
【0030】図4は、インクジェット塗装装置の側面
図、図5は、インクジェット塗装装置の正面図である。
図4、図5において、コンベア12は建築板41を前方
に搬送し、コンベア12の上方の前後に近接してインク
ジェット塗装装置11の第1塗装ヘッド13、第2塗装
ヘッド14が備えられ、これら第1塗装ヘッド13、第
2塗装ヘッド14の下端にはそれぞれコンベア12の幅
方向全体に亘ってジェットノズル15〜15,15〜1
5が所要のピッチで並設されている。第1塗装ヘッド1
3,第2塗装ヘッド14にはそれぞれインクタンク1
6,17内の塗料18,19を送り込むポンプ20,2
0が接続されるとともに、レリーフ弁21,21を介し
てインクタンク16,17が接続されている。
【0031】バルブ制御装置22,23はそれぞれ第1
塗装ヘッド13,第2塗装ヘッド14の各ジェットノズ
ル15〜15,15〜15を個別に制御する。パターン
データ記憶部25は塗装すべき色柄模様に対応する色柄
パターンを記録している。コンピュータ26はインプッ
トされたパターンデータに基づきバルブ制御装置22,
23に制御信号を供給する。光電式センサ27の投光器
28と受光器29はコンベア12上の建築板搬送路の両
側の所定位置に設けられ、検出信号をコンピュータ26
に供給するものである。エンコーダー30はコンベア1
2の駆動ロール31に連結し、極小回転角、例えば20
00分の360度の極小回転角毎にコンピュータ26に
パルスを送信するものである。
【0032】表面に縦横の溝部42〜42を介して多数
の凸部43〜43を区画した建築板41に対して、ぼか
し色柄模様を形成する領域を決め、そのパターンデータ
記憶部25に記憶した色柄パターンをコンピュータ26
にインプットする。インクタンク16,17には、それ
ぞれぼかし色柄模様の基色となる異色の塗料18,19
を収容する。
【0033】そこで、ロールコータによる凸部塗装が施
された建築板41がコンベア12上を搬送されてくる
と、建築板41の前端部の所定位置到来を光電式センサ
27が検出して検出信号をコンピュータ26に供給す
る。一方、コンベア12の作動に伴い、駆動ロール31
に設けたエンコーダー30からパルスがコンピュータ2
6に供給される。コンピュータ26は、光電式センサ2
7からの検出信号に基づいてエンコーダー30からのパ
ルスを計数し始め、パルス数が予め記憶された設定領域
に至ると、パルス数に応じてパターンデータ記憶部25
に基づく制御信号を逐次、バルブ制御装置22,23に
送信指令し、これによりバルブ制御装置22,23が第
1,第2ヘッド13,14の各ジェットノズル15〜1
5、15〜15をそれぞれ開閉動作する弁24〜24、
24〜24を個別に制御し、塗料18,19が弁24〜
24、24〜24の開放時にジェットノズル15〜1
5,15〜15から搬送中の建築板41の表面の凸部4
3〜43の所要位置に噴出して、パターンデータ記憶部
25に記憶されている色柄パターンに基づいてぼかし色
柄模様が塗装される。第1塗装ヘッド13と第2塗装ヘ
ッド14とが所定の間隔で配置されているので、第1塗
装ヘッド13の塗料18と第2塗装ヘッド14の塗料1
9とが建築板41の所定の位置でわずかに混じり合い、
これら塗料18,19が混合されたぼかし色柄模様が現
出される。
【0034】なお、上記のように、ぼかし色柄模様を発
現するのではなく、グラビア印刷の代表色に近似の色の
塗装を行う場合には、いずれか1系統の塗装ヘッドから
グラビア印刷の代表色に近似の色の塗料を噴出させれば
よい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、意
匠面に鋭角な窪み部を有する建築板においても、グラビ
アオフセット印刷による印刷柄抜けを目立たないように
することができ、違和感のない良好な仕上がり品質を確
保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る建築板の製造工程
図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る建築板の断面図で
ある。
【図3】本発明に係る建築板の意匠面の模式図である。
【図4】インクジェット塗装装置の側面図である。
【図5】インクジェット塗装装置の正面図である。
【図6】建築板の印刷装置の構成例を示す図である。
【図7】図6に示した建築板の印刷装置の問題点を示す
図である。
【図8】印刷柄抜けが生じた意匠面を示す図である。
【図9】インク凝集部(額縁)の発生例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 下塗り層 2 中塗り層 3 ロールコータ塗装層 4 インクジェット塗装層 5 グラビア印刷層 6 クリア塗装層 7 鋭角な窪み 11 インクジェット塗装装置 12 コンベア 13 第1塗装ヘッド 14 第2塗装ヘッド 15 ジェットノズル 16,17 インクタンク 18,19 塗料 20 ポンプ 21 レリーフ弁 22,23 バルブ制御装置 24 弁 25 パターンデータ記憶部 26 コンピュータ 27 光電式センセ 28 投光器 29 受光器 30 エンコーダー 31 駆動ロール 41 建築板 42 溝部 43 凸部 51 グラビアオフセット印刷装置 52 グラビア版ロール 53 オフセットロール 54 クリーニングロール 55 バックアップロール 56 不要インク除去用ブレード 57 残留インク除去用ブレード 58 エアー吹き付け装置 59 残留インク強制乾燥装置 I インク
フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA57 BB02 BB04 2H113 AA04 BA03 BB18 CA05 4F100 AT00A BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA13 CC00B CC00C EH61C GB07 HB00C HB21A HB21B HB21C JL02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸のある意匠面を有する建築板であっ
    て、前記意匠面の少なくとも一部において下からインク
    ジェット塗装層とグラビア印刷層とがその順に形成され
    ていることを特徴とする建築板。
  2. 【請求項2】 前記インクジェット塗装層は、前記グラ
    ビア印刷層の柄抜けが発生する前記意匠面の鋭角な窪み
    部分及びその近傍に選択的に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の建築板。
  3. 【請求項3】 前記インクジェット塗装層は、グラビア
    印刷層の代表色に近似の色に着色されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の建築板。
  4. 【請求項4】 前記インクジェット塗装層の下に、ロー
    ルコータ塗装層又はスプレー塗装層が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の建築
    板。
  5. 【請求項5】 凹凸のある意匠面を有する建築板の製造
    方法であって、前記意匠面の少なくとも一部にインクジ
    ェット塗装を施すインクジェット塗装工程と、その次に
    グラビアオフセット印刷を施すグラビアオフセット印刷
    工程とを備えることを特徴とする建築板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記インクジェット塗装工程は、前記グ
    ラビアオフセット印刷の柄抜けが発生する前記意匠面の
    鋭角な窪み部分及びその近傍に選択的に塗装を施すこと
    を特徴とする請求項5記載の建築板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記インクジェット塗装工程は、前記グ
    ラビアオフセット印刷工程におけるグラビア印刷層の代
    表色に近似の色で塗装を施すことを特徴とする請求項5
    又は6記載の建築板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記インクジェット塗装工程の前に、ロ
    ールコータ塗装を施すロールコータ塗装工程又はスプレ
    ー塗装を施すスプレー塗装工程を更に備えることを特徴
    とする請求項5乃至7いずれかに記載の建築板の製造方
    法。
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