JP2003305315A - オイルストレイナ - Google Patents

オイルストレイナ

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JP2003305315A
JP2003305315A JP2002113205A JP2002113205A JP2003305315A JP 2003305315 A JP2003305315 A JP 2003305315A JP 2002113205 A JP2002113205 A JP 2002113205A JP 2002113205 A JP2002113205 A JP 2002113205A JP 2003305315 A JP2003305315 A JP 2003305315A
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lip
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0402Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
    • F16H57/0404Lubricant filters

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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カシメ個所から空気が侵入しないオイルスト
レイナの提供。 【解決手段】 合成樹脂製のアッパーケース1と、金属
製のロアケース2と、フィルター6を支持する支持枠3
とから成り、金属製のロアケースのフランジ部7を上方
に折り曲げながらカシメることにより、アッパーケース
とロアケース間に支持枠を挾圧するオイルストレイナで
あって、アッパーケースの全周縁にリップ部8を一体に
延設して、該リップ部の上面先端側の全域にビード9を
連続して形成する一方、リップ部の下面と支持枠の上面
間にリップ部の撓みを許容する撓み空間12を画成する
ことにより、ロアケースのフランジ部をカシメると、ロ
アケースのフランジ部がリップ部のビードを押圧して、
アッパーケース側のリップ部がその撓み空間側に撓むの
で、このリップ部の形状回復力で、ビードがロアケース
のフランジ部に弾圧接して、確実なシール性が保障でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のオートマ
チックトランスミッション等に使用されるオイルストレ
イナの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種オイルストレイナとして、
特開平6−71116号公報に示すものが存する。該従
来のオイルストレイナは、具体的には図示しないが、オ
イルの流出口を有するアッパーケースと、オイルの流入
口を有するロアケースと、フィルターを支持する支持枠
とから成り、支持枠をアッパーケースとロアケース間に
介在させながら、アッパーケース側のフランジ部を下方
に折り曲げながらカシメることにより、支持枠の外周縁
を挾圧するものであるが、斯かる支持枠の挾圧部にシー
ル部材を新設する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来のオイル
ストレイナにあっては、上記シール部材の存在によっ
て、例え、部品の肉厚方向のバラツキ等が生じていて
も、カシメ個所から空気の侵入を阻止できるので、オイ
ル中に空気が侵入して、オートマチックトランスミッシ
ョンの油圧回路に気泡を発生させ、オートマチックトラ
ンスミッションが作動不良や誤作動を引き起こすことを
防止できることとなるが、この為には、上記アッパーケ
ース・ロアケースや支持枠に加えて、シール部材が更に
必要となるので、自ずと、部品点数が増加して、オイル
ストレイナ自体がコスト高となる嫌いがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる従来の
オイルストレイナが抱える課題を有効に解決するために
開発されたもので、請求項1記載の発明は、合成樹脂製
のアッパーケースと、金属製のロアケースと、フィルタ
ーを支持する支持枠とから成り、金属製のロアケースの
フランジ部を上方に折り曲げながらカシメることによ
り、アッパーケースとロアケース間に支持枠を挾圧する
オイルストレイナであって、アッパーケースの全周縁に
リップ部を一体に延設して、該リップ部の上面先端側の
全域にビードを連続して形成する一方、リップ部の下面
と支持枠の上面間にリップ部の撓みを許容する撓み空間
を画成する構成を採用した。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1を前提し
て、支持枠の外周縁は、カシメ厚さを直径とする半円形
状となっている構成を採用した。
【0006】依って、請求項1記載の発明にあっては、
従来の如き特別なシール部材を用いなくとも、単に、金
属製のロアケースのフランジ部をカシメると、ロアケー
スのフランジ部がリップ部のビードを押圧して、アッパ
ーケース側のリップ部がその撓み空間側に撓むので、こ
のリップ部の形状回復力で、ビードがロアケースのフラ
ンジ部に弾圧接して、確実なシール性が保障できる。
又、ビードが形状回復力を伴ってロアケースのフランジ
部に弾圧接することは、アッパーケースのリップ部や支
持枠がその肉厚方向にバラついても、常に、安定したシ
ール性が確保できる。
【0007】請求項2記載の発明にあっては、これに加
えて、支持枠の外周縁形状が、カシメ時におけるロアケ
ースのフランジ部のガイドとなると同時に、リップ部や
ビードの潰れが防止できるので、リップ部の弾性回復力
の確保が十分に保障できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する好適な実
施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係るオ
イルストレイナは、図1に示す如く、オイルの流出口4
を有する合成樹脂製のアッパーケース1と、オイルの流
入口5を有する金属製のロアケース2と、波形状のフィ
ルター6を支持する合成樹脂製の支持枠3とから成り、
金属製のロアケース2のフランジ部7を上方に折り曲げ
ながらカシメることにより、アッパーケース1とロアケ
ース2間に支持枠3の外周部を挾圧するものであるが、
特徴とすることろは、以下の構成を採用した点にある。
【0009】まず、アッパーケース1に対しては、図2
にも示す如く、その全周縁に撓み可能なリップ部8を一
体に延設して、該リップ部8の上面先端側の全域にビー
ド9を連続して形成すると共に、リップ部8の下面先端
側の全域に上記支持枠3の外周部と共働してリップ部8
の撓みを許容する撓み空間を画成する凹部10を連続し
て形成する構成となっている。尚、上記ビード9の高さ
は、後述する撓み空間の高さよりも小寸法となるように
設定するものとする。
【0010】ロアケース2に対しては、その全周縁に上
記アッパーケース1のリップ部8上に折り曲げられてカ
シメられるフランジ部7を一体に立設し、支持枠3に対
しては、図3にも示す如く、その外周縁11がロアケー
ス2のフランジ部7のカシメ厚さを直径とする半円形状
を呈する構成を採用している。
【0011】依って、本実施の形態に係るオイルストレ
イナを組み立てる場合には、図4に示す如く、まず、ロ
アケース2の段部側に支持枠3の外周部を載置すると同
時に、該支持枠3の外周部上にアッパーケース1のリッ
プ部8を載置すると、該リップ部8の下面先端側に形成
された凹部10の存在によって、リップ部8の下面先端
側と支持枠3の上面外周部間にリップ部8の撓みを許容
する撓み空間12が画成されることとなる。
【0012】そこで、斯かる状態を得た後は、ロアケー
ス2側のフランジ部7を上方に折り曲げながらカシメる
こととなるが、この時には、図5に示す如く、ロアケー
ス2のフランジ部7がリップ部8の上面に形成されたビ
ード9を押圧して、アッパーケース1側のリップ部8が
上記撓み空間12側に撓むので、このリップ部8の形状
回復力で、ビード9がロアケース2のフランジ部7に一
様に弾圧接して、確実なシール性が保障できる。又、ビ
ード9が形状回復力を伴ってロアケース2のフランジ部
7に弾圧接することは、アッパーケース1のリップ部8
や支持枠3がその肉厚方向にバラついたりヘタったりし
ても、常に、安定したシール性が確保できる。
【0013】従って、本実施の形態にあっては、従来の
如き特別なシール部材を用いずとも、カシメ個所から空
気の侵入を有効に阻止できるので、オイル中に空気が侵
入して、オートマチックトランスミッションの油圧回路
に気泡を発生させ、オートマチックトランスミッション
が作動不良や誤作動を引き起こすことを防止できる。こ
の結果、部品点数を減少して、オイルストレイナ自体が
コスト低廉化に貢献できることとなる。
【0014】又、ロアケース2のフランジ部7をカシメ
る場合には、既述した如く、支持枠3の外周縁11がカ
シメ厚さを直径とする半円形状を呈している関係で、カ
シメ時におけるロアケース2のフランジ部7のガイドと
なると同時に、リップ部8やビード9の潰れが有効に防
止できるので、リップ部8の弾性回復力の確保が十分に
保障できる。
【0015】尚、上記実施の形態にあっては、リップ部
8の撓みを許容する撓み空間12を画成するために、リ
ップ部8側の下面に凹部10を形成したものであるが、
本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、図
6のAに示す如く、逆に、支持枠3側の上面外周部に凹
部10を形成したり、或いは、同図のBに示す如く、リ
ップ部8の下面先端側と支持枠3の上面外周部側の双方
に凹部10を形成して、これら凹部10を利用して、撓
み空間12を画成することも可能である。
【0016】又、上記した実施の形態にあっては、支持
枠3に波形状に成形されたフィルター6を支持したもの
であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、
例えば、図7に示す如く、不織布や織布等の平らなフィ
ルター6を支持することも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、従来の如き特別なシール部材を用いなくとも、
単に、金属製のロアケースのフランジ部をカシメると、
ロアケースのフランジ部がリップ部のビードを押圧し
て、アッパーケース側のリップ部がその撓み空間側に撓
むので、このリップ部の形状回復力で、ビードがロアケ
ースのフランジ部に一様に弾圧接して、確実なシール性
が保障できる。又、ビードが形状回復力を伴ってロアケ
ースのフランジ部に弾圧接することは、アッパーケース
のリップ部や支持枠がその肉厚方向にバラついても、常
に、安定したシール性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオイルストレイナを
示す分解斜視図である。
【図2】アッパーケースの周縁側を示す要部断面図であ
る。
【図3】支持枠の外周縁側を示す要部断面図である。
【図4】オイルストレイナを組み立てる直前の状態を示
す要部断面図である。
【図5】オイルストレイナを組み立てた状態を示す要部
断面図である。
【図6】(A)(B)は撓み空間の異なる画成構造を示
す要部断面図である。
【図7】支持枠に支持するフィルターの他例を示す要部
断面図である。
【符号の説明】
1 アッパーケース 2 ロアケース 3 支持枠 4 流出口 5 流入口 6 波形状のフィルター 7 フランジ部 8 リップ部 9 ビード 10 凹部 11 支持枠の外周縁 12 撓み空間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製のアッパーケースと、金属製
    のロアケースと、フィルターを支持する支持枠とから成
    り、金属製のロアケースのフランジ部を上方に折り曲げ
    ながらカシメることにより、アッパーケースとロアケー
    ス間に支持枠を挾圧するオイルストレイナであって、ア
    ッパーケースの全周縁にリップ部を一体に延設して、該
    リップ部の上面先端側の全域にビードを連続して形成す
    る一方、リップ部の下面と支持枠の上面間にリップ部の
    撓みを許容する撓み空間を画成したことを特徴とするオ
    イルストレイナ。
  2. 【請求項2】 支持枠の外周縁は、カシメ厚さを直径と
    する半円形状となっていることを特徴とする請求項1記
    載のオイルストレイナ。
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JP2007054687A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Daikyoo Nishikawa Kk オイルストレーナ
JP2016151272A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 富士重工業株式会社 オイルストレーナ

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