JP4600658B2 - ガイド - Google Patents

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本発明は、例えばショックアブソーバに用いられる密封装置を固定するための固定構造に関する。
従来、ショックアブソーバに使用される金属環とシール部材とを備えた密封装置の固定に関しては、例えば図6に示すような構造で固定されていた。すなわち、金属環102の一の端面102aを被覆しているシール部材107と一体成形された固定シール部108と、固定部材104の円筒部104aに結合しているガイド105の台座部106の端面106aとを当接させ、カシメ固定するため円筒部104aの端末を折り曲げ金属環102の他の面102bを圧接しているフランジ部104bとで金属環102を軸方向に挟持固定することで、密封装置101を固定していた。
しかし、ガイド105の台座部106の端面106aは平面であるため、固定部材104の円筒部104aの端部を折り曲げ金属環102の他の面を圧接してカシメ固定するとき、台座部106の端面106aと当接している金属環の一の面を被覆しているゴム状弾性体である固定シール部108のゴムがへたり、カシメ力が低下する。その結果、金属環102の軸方向の固定が不安定となり、密封装置101のシール性の低下を招くとの問題点があった。
また、下記特許文献においては、金属環の角部の角を落とすとともに、固定部材のフランジ部は角を落とされた部分に沿って折り曲げることで応力を分散し、軸方向の荷重の大きさを安定し、密封性の向上を図ることが提案されているが、本発明の金属環とガイドとの当接面でゴムがへたることにより軸方向の固定が不安定になることの対応については、何ら開示されていなかった。
実用新案登録第2555598号公報
本発明は以上の点に鑑みて、ショックアブソーバ等に用いられる密封装置を固定するためのガイドにおいて、固定部材のフランジ部で金属環をカシメ固定したときに、ガイドの台座部の端面と当接する金属環を被覆している固定シール部のゴムがへたることを防止し、もってカシメ力の低下を防止し、密封装置のシール性を維持することができるガイドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係るガイドは、固定部材と、該固定部材に設けられた軸孔内に同心的に嵌挿される可動部材と、で形成される環状隙間をシールする密封装置を固定するもので、前記密封装置は金属環と前記可動部材に密接に摺動するシール部材とを備え、前記固定部材の円筒部に結合し、前記シール部材と一体成形され前記金属環の一の面を被覆している固定シール部と当接している台座部を有し、カシメ固定するため前記円筒部端末を折り曲げ前記金属環の他の面を圧接しているフランジ部とで前記金属環を軸方向に挟持固定するガイドにおいて、前記台座部の端面に突起を形成し、前記突起は、前記カシメによって前記固定シール部に食い込むものであって、複数が放射状に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に係るガイドは、固定部材と、該固定部材に設けられた軸孔内に同心的に嵌挿される可動部材と、で形成される環状隙間をシールする密封装置を固定するもので、前記密封装置は金属環と前記可動部材に密接に摺動するシール部材とを備え、前記固定部材の円筒部に結合し、前記シール部材と一体成形され前記金属環の一の面を被覆している固定シール部と当接している台座部を有し、カシメ固定するため前記円筒部端末を折り曲げ前記金属環の他の面を圧接しているフランジ部とで前記金属環を軸方向に挟持固定するガイドにおいて、前記台座部の端面に突起を形成し、前記突起は、前記カシメによって前記固定シール部に食い込むものであって、複数が同心円状に設けられ、かつ各突起は環状でなく円周上分割されていることを特徴とするものである。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備えた本発明のガイドは、シール部と一体成形され金属環の一の面を被覆している固定シール部と当接するガイドの台座部の端面に突起を形成したので、固定部材の円筒部をかしめたフランジ部とで金属環を軸方向に挟持固定しても、ゴム状弾性体である固定シール部のゴムがへたることがない。したがって、カシメ力の低下を防止することができ、密封装置のシール性を長期に亙って維持することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示して説明する。ただし、この発明の範囲は、特に限定的記載がないかぎりは、この実施の形態に記載されている内容に限定する趣旨のものではない。
図1は、ショックアブソーバに密封装置が装着された状態を示すものである。すなわち、本発明の実施例に係るガイドを含むハウジングに密封装置が装着されている状態の断面を示しており、以下のように構成されている。
密封装置1は、円盤状の金属環2と、金属環2に加硫接着されているゴム状弾性体からなるシール部材3とを備えている。密封装置1は、後述する固定部材であるハウジング4と可動部材である軸6とで形成する環状空間に同心的に装着されている。
ハウジング4は、円筒部4aと、円筒部4aの軸方向外側端部をカシメ固定するために内周側に折り曲げたフランジ部4bと、円筒部4aの内周面に結合しているガイド5とからなる。ガイド5の内周には軸方向に貫通した軸孔7が形成されていて、軸孔7に軸6がハウジング4と同心で嵌挿されている。
ガイド5の外周側端部には軸方向外側に突出している台座部51が設けられている。台座部の外周側側面は軸方向外側に向かって徐々に先細りとなるように傾斜するテーパー面52となっており、テーパー面52と円筒部4aの内周面と後述する金属環2の軸方向内側端面2cとで断面三角形状の空間53が形成されている。台座部51の端面54は後述する固定シール部36と当接するようになっていて、端面54には、突起55が形成されている。
金属環2は、ハウジング4と軸6との間に同心的に配置され、外周部2aが固定部材4aの内周面に嵌合し、内周部2bに後述するシール部31が加硫接着し、軸方向内側端面2cはシール部31と一体で成形された固定シール部36を介して台座部51と当接し、軸方向外側端面2dはカシメ固定するために円筒部4aを内周側に折り曲げたフランジ部4bに圧接されている。
シール部材3は、ゴム状弾性体で成形されていて、軸6の周面に摺動するシール部31と、シール部31と一体で成形された固定シール部36と、固定シール部36から延出し外周側に位置する外周シール部37と、からなる。
シール部31は、軸方向外側に延出し主に外部の異物が浸入するのをシールするダストシールリップ32と、軸方向内側に延出し主に密封流体が外部に流出するのをシールするメインシールリップ33とそれより軸方向内側に位置するサブシールリップ34が一体で成形されており、メインシールリップ33の外周側には軸方向に緊迫力を付与するガータスプリング35が装着されている。
固定シール部36は、シール部31から外周側に延出し、金属環2の軸方向内側端面2cを薄肉状に被覆している。
外周シール部37は、固定シール部36と一体で金属環2の内側端面2cを被覆し、台座部51の外周側に形成されている空間53に圧入され、円筒部4aとの密封性を確保している。
上記構成において、密封装置1の装着は、金属環2の内側端面2cを被覆している固定シール部36を軸方向内側に向けて挿入し、固定シール部36をガイド5の台座部51の端面54に当接させる。その後、カシメ固定するため円筒部4aの端末を折り曲げたフランジ部4bで金属環2の外側端面2dを圧接し、台座部51とで金属環2を軸方向に挟持固定する。
この場合において、固定シール部36と当接している台座部51の端面54に形成されている突起55が固定シール部36にくい込むので、固定シール部51がつぶされることがなくなり、経時変化によりゴム状弾性体の固定シール部のゴムがへたることを防止することが可能となる。また、突起55が固定シール部36にくい込みゴムを破断することにより、突起55と固定シール部36で覆われている金属環2とが金属接触するので、更に、固着力を安定させることが可能となる。
なお、台座部51の端面54に形成される突起55は、図2、図3に示すように円周方向に形成してもよく、図4、図5に示すように径方向に形成してもよい。
また、円周方向に形成する場合においては、同心円状に形成してよく、螺旋状に連続的であっても良い。
更に、端面54に形成される突起55の替りとして、端面54に梨地を形成してもよい。
本発明に係るガイドを含むハウジングに取付られている密封装置の装着状態を示す断面図 図1におけるガイドの要部断面図 図2におけるガイドの平面図 別の実施例におけるガイドの要部断面図 図4におけるガイドの平面図 従来例に係るガイドを含むハウジングに取付られている密封装置の装着状態を示す断面図
符号の説明
1 密封装置
2 金属環
2a 外周部
2b 内周部
2c,2d 端面
3 シール部材
31 シール部
32,33,34 シールリップ
35 ガータスプリング
36 固定シール部
4 ハウジング(固定部材)
4a 円筒部
4b フランジ部
5 ガイド
51 台座部
52 テーパー面
53 空間
54 端面
55 突起
6 軸(可動部材)
7 軸孔

Claims (2)

  1. 固定部材と、該固定部材に設けられた軸孔内に同心的に嵌挿される可動部材と、で形成される環状隙間をシールする密封装置を固定するもので、
    前記密封装置は金属環と前記可動部材に密接に摺動するシール部材とを備え、
    前記固定部材の円筒部に結合し、前記シール部材と一体成形され前記金属環の一の面を被覆している固定シール部と当接している台座部を有し、カシメ固定するため前記円筒部端末を折り曲げ前記金属環の他の面を圧接しているフランジ部とで前記金属環を軸方向に挟持固定するガイドにおいて、
    前記台座部の端面に突起を形成し、
    前記突起は、前記カシメによって前記固定シール部に食い込むものであって、複数が放射状に設けられていることを特徴とするガイド。
  2. 固定部材と、該固定部材に設けられた軸孔内に同心的に嵌挿される可動部材と、で形成される環状隙間をシールする密封装置を固定するもので、
    前記密封装置は金属環と前記可動部材に密接に摺動するシール部材とを備え、
    前記固定部材の円筒部に結合し、前記シール部材と一体成形され前記金属環の一の面を被覆している固定シール部と当接している台座部を有し、カシメ固定するため前記円筒部端末を折り曲げ前記金属環の他の面を圧接しているフランジ部とで前記金属環を軸方向に挟持固定するガイドにおいて、
    前記台座部の端面に突起を形成し、
    前記突起は、前記カシメによって前記固定シール部に食い込むものであって、複数が同心円状に設けられ、かつ各突起は環状でなく円周上分割されていることを特徴とするガイド。
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