JP2000084320A - 自動変速機用流体フィルタ装置 - Google Patents

自動変速機用流体フィルタ装置

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JP2000084320A
JP2000084320A JP10253796A JP25379698A JP2000084320A JP 2000084320 A JP2000084320 A JP 2000084320A JP 10253796 A JP10253796 A JP 10253796A JP 25379698 A JP25379698 A JP 25379698A JP 2000084320 A JP2000084320 A JP 2000084320A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の流体フィルタ装置における上下ケース
はその縁端部が加締められていたため、分解することが
出来なかった。従って、流体フィルタ装置の廃棄処理を
行う際に材質別の分別を行うのに大変手間がかかってい
た。そこで、本発明は各部品を容易に分解出来る構造を
持った自動変速機用流体フィルタ装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】 流出口を有する上ケースと、流入口を有
する下ケースと、前記上下ケース間に形成される空所に
配置されたフィルタとからなる自動変速機用流体フィル
タ装置において、前記上下ケースを可撓手段を用いて結
合させたことを特徴とする自動変速機用流体フィルタ装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に用いられる
自動変速機用流体フィルタ装置に関し、特に流体フィル
タ装置の上下ケースの結合部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図10及び図11は、それぞれ従来の自
動変速機用流体フィルタ装置600の平面図及び側面図
である。一般に、流体フィルタ装置600は上ケース6
02及び下ケース603を含み、オイルパン上に設置さ
れていることが多い。上ケース602にはオイルポンプ
側に向けられ開口するオイルの流出する流出口639が
設けられ、下ケース603にはオイルパンに対して開口
するオイルが流入する流入口637が設けられている。
【0003】図12及び図13は、他の従来の流体フィ
ルタ装置700、800である。図12の流体フィルタ
装置700は、上ケース702と下ケース703とで濾
過材すなわちフィルタ718を挟持して、上ケース70
2と下ケース703とで画成する空所741内に保持し
ている。この挟持した状態を保持するために、下ケース
703の縁部を上ケース702に対し加締める構成が採
用されている。
【0004】また、オイルの流入する流入口737の縁
745にフィルタ718の一部を挟み込むことでフィル
タ718が固定保持されている。このタイプは、図13
に示された流体フィルタ装置800のフィルタ817が
一枚のシート状になっているものと比べてフィルタの使
用面積が大きいので交換寿命が長いという点で優れてい
る。
【0005】図14は図13の流体フィルタ装置800
の加締め部811を示している。上ケース802と下ケ
ース803は間にフィルタ817を配置した状態で上ケ
ース802または下ケース803の縁部も図12と同様
に加締めて固定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、環境問題が多く
語られるようになっており、従来の流体フィルタ装置に
おける上下ケースはその縁端部が加締められていたた
め、分解することが出来なかった。従って、流体フィル
タ装置の廃棄処理を行う際に材質別の分別を行うのに大
変手間がかかっていた。
【0007】そこで、本発明は各部品を容易に分解出来
る構造を持った自動変速機用流体フィルタ装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の自動変速機用流体フィルタ装置は、流出口
を有する上ケースと、流入口を有する下ケースと、前記
上下ケース間に形成される空所に配置されたフィルタと
からなる自動変速機用流体フィルタ装置において、
【0009】前記上下ケースを可撓手段を用いて結合さ
せた。具体的には、上下ケースの縁部に弾性部材が取付
けられているか、または前記上ケース或いは下ケースが
結合時に撓むようになっており、更に前記上ケースまた
は下ケースに圧入代が設けられ、結合部に段部を設ける
ことで上下ケースの抜け止めとした。
【0010】また、前記上下ケースの接合部にシール剤
を塗布またはOリングを装着した。
【0011】
【発明の実施態様】本発明によれば、分解が容易な構造
の自動変速機用流体フィルタ装置を得ることができる。
また、可撓手段を用いて上下ケースを結合させることに
より生じる密封性の低下は、シール手段を用いることに
より解消できる。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
詳細に説明する。尚、図面において同一部分は同一符号
で示してある。
【0013】(第1実施例)図1は、本発明による第1
実施例の自動変速機用流体フィルタ装置1を示す断面図
である。自動変速機用流体フィルタ装置1は、流入口3
7を有する下ケース3と、流出口39を有する上ケース
2とで濾過材すなわちフィルタ17を挟持して、フィル
タ17を上ケース2と下ケース3とで画成する空所41
内に保持している。
【0014】この構成により、不図示の自動変速機内の
オイルパンから吸い上げられ、下ケース3の流入口37
より流入するオイルは、フィルタ17で金属粉やダスト
等の不純物が濾過された後、空所41を介して流出口3
9から自動変速機(不図示)に向かって流出する。以
下、流体フィルタ装置1の各構成要素について図を参照
しつつ詳述する。
【0015】下ケース3は、一方が開口する箱形をなす
とともに、その内側と外側とを導通させる流入口37が
形成されている。また、上ケース2は、一方が開口する
箱形をなすとともに、その内側と外側とを導通させる流
出口39が形成されている。上ケース2の開口部と下ケ
ース3の開口部とを対向させて結合することにより、上
下ケース間にほぼ密閉さされた空所41が形成される。
【0016】下ケース3の流入口37よりATFオイル
等の流体が流入すると、オイルは、フィルタ17で濾過
されたのち上ケース2の流出口39より流出するように
なっている。
【0017】上ケース2と下ケース3の両端の延長部は
結合部11を形成している。この結合部11の構成につ
いて図2を参照しつつ詳述する。図2は図1に示す流体
フィルタ装置1の結合部11を拡大した部分断面図であ
る。
【0018】下ケース3の延長部は断面がほぼコ字状で
あり、図中外方に延在する基部8、さらに基部の一端よ
りほぼ垂直方向上方に延在する垂直部6、および垂直部
の一端から内方に突出する段部5からなる。更に、基部
8の内面には、垂直部6が延在する方向に突出する楔状
のフィルタ抜け止め部15が設けられている。
【0019】一方、上ケース2の延長部は断面がほぼL
字状であり、基部22および基部の一端よりほぼ垂直方
向上方に延在する突出部23からなる。突出部23は、
上面23a、側面すなわち圧入代23bおよび基部23
と共通する下面23cを有し、下面23cには突出部2
3の突出方向と反対、つまり下方に突出する楔状のフィ
ルタ抜け止め部13が設けられている。
【0020】また、フィルタ17は、所定の厚さを有し
シート状であり、金属製ネット、あるいはナイロンまた
はポリエステルからできたフェルト材の不織布である。
尚、フィルタ17をフェルトなどの不織布で作る場合
は、所定の剛性を得るため、例えば線状に加熱圧縮した
部分を設けても良い。
【0021】ここで、上下ケース2、3及びフィルタ1
7を結合する工程を説明する。先ず、ほぼ板状のフィル
タ17を下ケース3の基部8の内面上に載置する。つぎ
に、上ケース2のフィルタ抜け止め部13がフィルタ1
7に対面するようにフィルタ17上に上ケース2を載置
する。この状態で、上ケース2と下ケース3によりフィ
ルタ17を挟持フィルタ抜け止め部13、15はフィル
タ17にくい込み、上下ケース2、3およびフィルタ1
7間の横方向(図中)の相対的な位置関係を一定とする
ことができる。
【0022】また、下ケース3の互いに対向する段部5
の下面5aと基部8の内面で、上ケース2の延長部を介
してフィルタ17の両面が挟持され固定される。この構
成により、上ケース2の上面23aは下ケース3の段部
5の下面5aにより係止されるため、上下ケース2、3
及びフィルタ17の垂直方向における相対的な位置関係
は一定に保たれる。
【0023】流体フィルタ装置1の下ケース3およびフ
ィルタ17を結合させるためには、主に下ケース3の延
長部を外方に撓ませるとともに、フィルタ17を下ケー
スの基部8の内面に載置し、フィルタ17上に上ケース
2を載置して結合させる。従って、結合状態を保つた
め、常に段部5aより23aに所定の押圧力が掛かるよ
うな圧入代23bおよびフィルタ17の厚さで寸法付け
がなされている。また、流体フィルタ装置1を分解する
ときは、反対に下ケース3の延長部を外方に撓ませて、
上ケース2およびフィルタ17を下ケース3から取り外
すことが可能である。
【0024】なお、上ケース2の突出部23及び下ケー
ス3の垂直部6の間、即ち接合部にはシール剤が塗布さ
れているので、流体フィルタ装置1内の空間41の密封
性を高めることができる。
【0025】以上説明したように、非常に分解容易な構
造の自動変速機用流体フィルタ装置を得ることができ
る。
【0026】図3は、第1実施例の他の例を示す結合部
11の断面図である。前述の一例では上ケース2の突出
部23及び下ケース3の垂直部6の間、すなわち接合部
には密封性を高める目的でシール剤を塗布したが、本例
では、代わりにOリング19が装着されている。
【0027】下ケース3及びフィルタ17の構成は第1
実施例と同じであるので説明は割愛する。上ケース2の
突出部23の垂直面23bに、断面ほぼ半円状である溝
部23eが形成されている。この溝部23eに密封性を
高める目的でOリング7が装着されている。
【0028】この構成によれば前述の例とほぼ同様の効
果が得られる一方、密封性を高める目的でシール剤を塗
布していないので、より分解容易な構造の自動変速機用
流体フィルタ装置1を得ることができる。
【0029】(第2実施例)図4は、本発明の第2実施
例の自動変速機用流体フィルタ装置100の結合部11
1を示す拡大側面図である。フィルタ117及び下ケー
ス103の構成は、前述の第1実施例と同様であるので
説明は割愛する。
【0030】そこで、上ケース102について図4を参
照しつつ説明する。上ケース102の延長部124は、
断面がほぼU字状である。延長部の中央部128の上面
及び下面には、凹部114及び凸部113がそれぞれ設
けられている。
【0031】流体フィルタ装置を組み立てる際には、第
1実施例と同様に下ケース103の延長部を外方に撓ま
せることにより上下ケース102、103を組み付ける
構成であり、先ずフィルタ117が下ケース103に載
置され、更にフィルタ117の他面に上ケースのフィル
タ抜け止め部113が対面するように載置される。
【0032】尚、本実施例の流体フィルタ装置100に
は、第1実施例にみられた圧入代は設けず、代わりに上
ケース102に前述の凹部114を設けたことにより、
上ケース102が図中横方向内方に撓み易い形状となっ
ている。
【0033】従って、本実施例において流体フィルタ装
置100を組み立てる際、下ケース103の延長部を図
中横方向外方に撓ませるとともに上ケース102の延長
部を横方向内方に撓ませた状態で上ケース102がフィ
ルタ117上に載置されることになり、第1実施例の流
体フィルタ装置1と比較して、第2実施例による自動変
速機用流体フィルタ装置100は、組立、分解とも更に
容易な構造となる。
【0034】(第3実施例)図5は、本発明の第3実施
例の自動変速機用流体フィルタ装置200の結合部21
1を示す断面図である。図を参照しつつ結合部211の
構成について詳述する。
【0035】本実施例による流体フィルタ装置200は
第1実施例による流体フィルタ装置200の上下ケース
202、203の形状を入れ替えたような構造である。
詳細には、上ケース202の延長部は可撓性を有し、基
部248及び基部248の一端より垂直方向下方に延在
する垂直部246から成る。垂直部246の一部には打
ち抜きにより段部225が形成されている。また、基部
248の下面には垂直部246が延在する方向に断面ほ
ぼ楔状の二つのフィルタ抜け止め部213、233が離
間して設けられている。
【0036】一方、下ケース203の延長部も可撓性を
有し、基部242及び基部242の一端より垂直方向下
方に延在する突出部241からなり、基部242の上面
には、フィルタ217の一面にくい込むフィルタ抜け止
め部215が設けられている。
【0037】流体フィルタ装置200を組み立てる際に
は、下ケース202の延長部を外方に撓ませて、フィル
タ217および下ケース203を組み付ける構成となっ
ている。
【0038】第1実施例と異なり、本実施例では下ケー
ス203の突出部241と上ケース202の延長部24
6の間にはシール剤が塗布されていないので上下ケース
が取り外し易い構成となっている。
【0039】また、上ケース202の段部225が垂直
部246の途中に設けられており、段部225の下方に
も垂直部が延在するので、下ケース203の延長部を撓
めることが容易であり、上下ケースを分解し易い構成と
なる。
【0040】(第4実施例)図6は、本発明の第4実施
例の自動変速機用流体フィルタ装置300の結合部31
1を示す断面図である。詳細には、上ケース302の延
長部は可撓性を有し、基部348、基部348の一端よ
り垂直方向下方に延在する垂直部346及び垂直部34
6の一端より水平方向内方に突出する段部345からな
る。また、基部348の下面には、垂直部346が延在
する方向、つまり下方に突出する断面ほぼ楔状のフィル
タ抜け止め部313が設けられている。
【0041】一方、下ケース303の延長部も可撓性を
有し、ほぼ上ケース302と対称の形状を呈し、基部3
38の一端から垂直方向上方に延在する垂直部336お
よび垂直部336の一端から水平方向内方に突出する段
部334からなる。但し、下ケース303の基部338
の上面には垂直部336が延在する方向に断面ほぼ楔状
の二つのフィルタ抜け止め部315、335が設けられ
ている。
【0042】また、下ケース303の延長部が図中手前
に位置し、上ケース302の延長部が下ケース303の
図中後方に位置している。
【0043】この構成により、流体フィルタ装置300
を組み立てる際、上下ケース302、303の段部34
5、334各々を図中横方向外方に撓ませることにより
フィルタ317が組み付けられる。また、段部345、
334を図中横方向外方に撓ませることにより、上下ケ
ース302、303及びフィルタ317が分解でき、前
述の実施例と比較して取り付け及び取り外しを更に容易
にしている。
【0044】なお、本実施例では、上下ケースの延長部
何れも可撓性を有しているが、上ケース又は下ケースの
延長部のうち一方を可撓性を有する構成とした分解容易
な流体フィルタ装置とすることも可能であることは言う
までもない。
【0045】図7は、異なる個所に配置されている結合
部411を示す断面図である。図6の結合部311と異
なる構成は、上ケース402の延長部が図中手前に位置
し、下ケース403の延長部が上ケース402の図中後
方に位置するということであり、他の構成は図6の結合
部311と同じである。
【0046】従って、流体フィルタ装置が組み立てられ
た状態では、フィルタ317の縁部が上下ケースにより
互い違いに挟み込むように挟持する構成である。
【0047】(第5実施例)図8は、本発明の第5実施
例の自動変速機用流体フィルタ装置500を正面図であ
る。流体フィルタ装置500の構成を図を参照しつつ詳
述する。流体フィルタ装置500は、流入口537を有
する下ケース503と、流出口539を有する上ケース
502とを組合せ、断面ほぼコ字状の弾性部材527、
528、529、530を上下ケース502、503の
縁部にはめ込んで、上下ケース502、503を介して
袋状のフィルタ518(図9参照)の重なり部分を挟持
した状態が保持される。
【0048】結合した上下ケースは、自動変速機(不図
示)内で上ケース502及び下ケース503の取付穴5
42、543各々にネジ等の固定部材を用いて所定の場
所に固定される。
【0049】本流体フィルタ装置500は、他の実施例
の流体フィルタ装置と同様にオイルをフィルタ518に
より濾過するものであり、オイルパンから吸い上げら
れ、下ケース503の流入口537より流入するオイル
は、フィルタ518で金属粉やダスト等の不純物が濾過
された後、空所541を介して流出口539から自動変
速機(不図示)に向かって流出する。但し、他の実施例
と異なり、フィルタ518は袋状タイプである。以下、
第5実施例の結合部511について図9を参照しつつ詳
述する。
【0050】図9は、図8の結合部511を拡大して示
す断面図である。下ケース503の延長部は断面がほぼ
L字状であり、基部506及び基部506の一端より垂
直方向上方に延在する垂直部508から成る。また、基
部506の下面には断面ほぼ半円状の凹部が形成されて
いる。
【0051】一方、上ケース502の延長部は断面ほぼ
矩形状であり、その上面には断面ほぼ半円状の凹部が形
成されている。
【0052】流体フィルタ装置500を組み付ける際、
まず下ケース503の基部506の上面に重ねられたフ
ィルタ518を載置し、フィルタ518上に上ケース5
02の下面が面し、且つ上ケース502の最縁部が下面
503の垂直部508の内面523の一部に当接するよ
うに載置される。このように組み合わされた上下ケース
502、503の縁部に、上ケース及び下ケースの凹部
にそれぞれ対応する凸部を有し、断面ほぼコの字状の弾
性部材527を嵌め込んで、フィルタ518を挟み込ん
だ状態で上下ケースを結合させている。尚、この弾性部
材527の設置位置および設置個数は任意に設定でき
る。
【0053】この構成によれば、前述した実施例に用い
られた一枚のシート状のフィルタと比較すると、フィル
タ518の使用面積が大きいので交換寿命を長くする必
要性がある場合に適している。
【0054】さらに、この第5実施例の構成によれば、
所望の流体フィルタ装置500に応じて、弾性部材の個
数を変えることにより結合部511の結合状態を保持す
るために必要な押圧力を調節することが可能となるとと
もに、非常に分解容易な構造の自動変速機用流体フィル
タ装置を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】分解が容易な構造の自動変速機用流体フ
ィルタ装置を得ることができた。この構造により廃却処
理時に部品の分別が容易に行えるようになり、フィルタ
以外の部品についてはそのまま再使用することが出来る
ようになったので産業廃棄物の量を軽減することが出来
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の自動変速機用流体フィルタ装置の
断面図であり、フィルタとして袋状タイプが使用されて
いる。
【図2】図1の自動変速機用流体フィルタ装置の結合部
の断面図であり、結合部にはシール剤が塗布されてい
る。
【図3】第1実施例の他の例である結合部の断面図であ
り、結合部にOリングが装着されている。
【図4】第2実施例である自動変速機用流体フィルタ装
置の結合部の断面図である。
【図5】第3実施例である自動変速機用流体フィルタ装
置の結合部の断面図である。
【図6】第4実施例である自動変速機用流体フィルタ装
置の結合部の断面図である。
【図7】第4実施例である自動変速機用流体フィルタ装
置の結合部であり、図4と異なる個所の断面図である。
【図8】第5実施例である自動変速機用流体フィルタ装
置の正面図である。
【図9】図8に示された結合部の拡大断面図である。
【図10】従来の自動変速機用流体フィルタ装置の上面
図である。
【図11】従来の自動変速機用流体フィルタ装置の正面
図である。
【図12】従来の自動変速機用流体フィルタ装置の断面
図であり、フィルタとして袋状タイプが使用されてい
る。
【図13】従来の自動変速機用流体フィルタ装置の断面
図であり、フィルタとしてシート状タイプが使用されて
いる。
【図14】図13の結合部の拡大図である。
【符号の説明】
2、102、202、302、402、502・・・・・・上
ケース 3、103、203、303、403、503・・・・・・下
ケース 11、111、211、311、411、511・・・・・・
結合部 13、15、113、115、213、215、23
3、313、315、335・・・・・・フィルタ抜け止め部 17、18、117、217、317、518・・・・・・フ
ィルタ 23b・・・・・・圧入代 37、537・・・・・・流入口 39、539・・・・・・流出口

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流出口を有する上ケースと、流入口を有
    する下ケースと、前記上下ケース間に形成される空所に
    配置されたフィルタとからなる自動変速機用流体フィル
    タ装置において、 前記上下ケースを可撓手段を用いて結合させたことを特
    徴とする自動変速機用流体フィルタ装置。
  2. 【請求項2】 前記可撓手段は、前記上下ケースの縁部
    に取付けられる弾性部材であることを特徴とする請求項
    1に記載の自動変速機用流体フィルタ装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓手段は、前記上ケースまたは下
    ケースの結合部であり、前記結合部は結合時に撓むこと
    を特徴とする請求項1に記載の自動変速機用流体フィル
    タ装置。
  4. 【請求項4】 前記上ケースまたは下ケースの結合部に
    圧入代が設けられていることを特徴とする請求項3に記
    載の自動変速機用流体フィルタ装置。
  5. 【請求項5】 前記上ケースまたは下ケースの結合部に
    抜けを防止する段部を設けたことを特徴とする請求項3
    または4に記載の自動変速機用流体フィルタ装置。
  6. 【請求項6】 前記上下ケースの接合部にシール剤を塗
    布したことを特徴とする請求項1〜5に記載の自動変速
    機用流体フィルタ装置。
  7. 【請求項7】 前記上下ケースの接合部にOリングを設
    けたことを特徴とする請求項1〜5に記載の自動変速機
    用流体フィルタ装置。
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