JP3812940B2 - オイルストレイナ - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0402Cleaning of lubricants, e.g. filters or magnets
    • F16H57/0404Lubricant filters

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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のオートマチックトランスミッション等に使用されるオイルストレイナの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種オイルストレイナとして、特開平6−71116号公報に示すものが存する。
該従来のオイルストレイナは、具体的には図示しないが、オイルの流出口を有するアッパーケースと、オイルの流入口を有するロアケースと、フィルターを支持する支持枠とから成り、支持枠をアッパーケースとロアケース間に介在させながら、アッパーケース側のフランジ部を下方に折り曲げながらカシメることにより、支持枠の外周縁を挾圧するものであるが、斯かる支持枠の挾圧部にシール部材を新設する構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来のオイルストレイナにあっては、上記シール部材の存在によって、例え、部品の肉厚方向のバラツキ等が生じていても、カシメ個所から空気の侵入を阻止できるので、オイル中に空気が侵入して、オートマチックトランスミッションの油圧回路に気泡を発生させ、オートマチックトランスミッションが作動不良や誤作動を引き起こすことを防止できることとなるが、この為には、上記アッパーケース・ロアケースや支持枠に加えて、シール部材が更に必要となるので、自ずと、部品点数が増加して、オイルストレイナ自体がコスト高となる嫌いがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、斯かる従来のオイルストレイナが抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、合成樹脂製のアッパーケースと、金属製のロアケースと、フィルターを支持する支持枠とから成り、金属製のロアケースのフランジ部を上方に折り曲げながらカシメることにより、アッパーケースとロアケース間に支持枠を挾圧するオイルストレイナであって、アッパーケースの全周縁にリップ部を一体に延設して、該リップ部の上面先端側の全域にビードを連続して形成する一方、リップ部の下面と支持枠の上面間にリップ部の撓みを許容する撓み空間を画成して、アッパーケースとロアケース間に支持枠を挾圧する時には、上記フランジ部がビードを押圧して、リップ部が上記撓み空間側に撓む構成を採用した。
【0005】
請求項2記載の発明は、請求項1を前提して、支持枠の外周縁は、カシメ厚さを直径とする半円形状となっている構成を採用した。請求項3記載の発明は、請求項2を前提として、ビードの高さは、撓み空間の高さよりも小寸法である構成を採用した。
【0006】
依って、請求項1記載の発明にあっては、従来の如き特別なシール部材を用いなくとも、単に、金属製のロアケースのフランジ部をカシメると、ロアケースのフランジ部がリップ部のビードを押圧して、アッパーケース側のリップ部がその撓み空間側に撓むので、このリップ部の形状回復力で、ビードがロアケースのフランジ部に弾圧接して、確実なシール性が保障できる。又、ビードが形状回復力を伴ってロアケースのフランジ部に弾圧接することは、アッパーケースのリップ部や支持枠がその肉厚方向にバラついても、常に、安定したシール性が確保できる。
【0007】
請求項2記載の発明にあっては、これに加えて、支持枠の外周縁形状が、カシメ時におけるロアケースのフランジ部のガイドとなると同時に、リップ部やビードの潰れが防止できるので、リップ部の弾性回復力の確保が十分に保障できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示する好適な実施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係るオイルストレイナは、図1に示す如く、オイルの流出口4を有する合成樹脂製のアッパーケース1と、オイルの流入口5を有する金属製のロアケース2と、波形状のフィルター6を支持する合成樹脂製の支持枠3とから成り、金属製のロアケース2のフランジ部7を上方に折り曲げながらカシメることにより、アッパーケース1とロアケース2間に支持枠3の外周部を挾圧するものであるが、特徴とすることろは、以下の構成を採用した点にある。
【0009】
まず、アッパーケース1に対しては、図2にも示す如く、その全周縁に撓み可能なリップ部8を一体に延設して、該リップ部8の上面先端側の全域にビード9を連続して形成すると共に、リップ部8の下面先端側の全域に上記支持枠3の外周部と共働してリップ部8の撓みを許容する撓み空間を画成する凹部10を連続して形成する構成となっている。尚、上記ビード9の高さは、後述する撓み空間の高さよりも小寸法となるように設定するものとする。
【0010】
ロアケース2に対しては、その全周縁に上記アッパーケース1のリップ部8上に折り曲げられてカシメられるフランジ部7を一体に立設し、支持枠3に対しては、図3にも示す如く、その外周縁11がロアケース2のフランジ部7のカシメ厚さを直径とする半円形状を呈する構成を採用している。
【0011】
依って、本実施の形態に係るオイルストレイナを組み立てる場合には、図4に示す如く、まず、ロアケース2の段部側に支持枠3の外周部を載置すると同時に、該支持枠3の外周部上にアッパーケース1のリップ部8を載置すると、該リップ部8の下面先端側に形成された凹部10の存在によって、リップ部8の下面先端側と支持枠3の上面外周部間にリップ部8の撓みを許容する撓み空間12が画成されることとなる。
【0012】
そこで、斯かる状態を得た後は、ロアケース2側のフランジ部7を上方に折り曲げながらカシメることとなるが、この時には、図5に示す如く、ロアケース2のフランジ部7がリップ部8の上面に形成されたビード9を押圧して、アッパーケース1側のリップ部8が上記撓み空間12側に撓むので、このリップ部8の形状回復力で、ビード9がロアケース2のフランジ部7に一様に弾圧接して、確実なシール性が保障できる。又、ビード9が形状回復力を伴ってロアケース2のフランジ部7に弾圧接することは、アッパーケース1のリップ部8や支持枠3がその肉厚方向にバラついたりヘタったりしても、常に、安定したシール性が確保できる。
【0013】
従って、本実施の形態にあっては、従来の如き特別なシール部材を用いずとも、カシメ個所から空気の侵入を有効に阻止できるので、オイル中に空気が侵入して、オートマチックトランスミッションの油圧回路に気泡を発生させ、オートマチックトランスミッションが作動不良や誤作動を引き起こすことを防止できる。この結果、部品点数を減少して、オイルストレイナ自体がコスト低廉化に貢献できることとなる。
【0014】
又、ロアケース2のフランジ部7をカシメる場合には、既述した如く、支持枠3の外周縁11がカシメ厚さを直径とする半円形状を呈している関係で、カシメ時におけるロアケース2のフランジ部7のガイドとなると同時に、リップ部8やビード9の潰れが有効に防止できるので、リップ部8の弾性回復力の確保が十分に保障できる。
【0015】
尚、上記実施の形態にあっては、リップ部8の撓みを許容する撓み空間12を画成するために、リップ部8側の下面に凹部10を形成したものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、図6のAに示す如く、逆に、支持枠3側の上面外周部に凹部10を形成したり、或いは、同図のBに示す如く、リップ部8の下面先端側と支持枠3の上面外周部側の双方に凹部10を形成して、これら凹部10を利用して、撓み空間12を画成することも可能である。
【0016】
又、上記した実施の形態にあっては、支持枠3に波形状に成形されたフィルター6を支持したものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、図7に示す如く、不織布や織布等の平らなフィルター6を支持することも可能である。
【0017】
【発明の効果】
以上の如く、本発明は、上記構成の採用により、従来の如き特別なシール部材を用いなくとも、単に、金属製のロアケースのフランジ部をカシメると、ロアケースのフランジ部がリップ部のビードを押圧して、アッパーケース側のリップ部がその撓み空間側に撓むので、このリップ部の形状回復力で、ビードがロアケースのフランジ部に一様に弾圧接して、確実なシール性が保障できる。又、ビードが形状回復力を伴ってロアケースのフランジ部に弾圧接することは、アッパーケースのリップ部や支持枠がその肉厚方向にバラついても、常に、安定したシール性が確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオイルストレイナを示す分解斜視図である。
【図2】アッパーケースの周縁側を示す要部断面図である。
【図3】支持枠の外周縁側を示す要部断面図である。
【図4】オイルストレイナを組み立てる直前の状態を示す要部断面図である。
【図5】オイルストレイナを組み立てた状態を示す要部断面図である。
【図6】(A)(B)は撓み空間の異なる画成構造を示す要部断面図である。
【図7】支持枠に支持するフィルターの他例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 アッパーケース
2 ロアケース
3 支持枠
4 流出口
5 流入口
6 波形状のフィルター
7 フランジ部
8 リップ部
9 ビード
10 凹部
11 支持枠の外周縁
12 撓み空間

Claims (3)

  1. 合成樹脂製のアッパーケースと、金属製のロアケースと、フィルターを支持する支持枠とから成り、金属製のロアケースのフランジ部を上方に折り曲げながらカシメることにより、アッパーケースとロアケース間に支持枠を挾圧するオイルストレイナであって、アッパーケースの全周縁にリップ部を一体に延設して、該リップ部の上面先端側の全域にビードを連続して形成する一方、リップ部の下面と支持枠の上面間にリップ部の撓みを許容する撓み空間を画成して、アッパーケースとロアケース間に支持枠を挾圧する時には、上記フランジ部がビードを押圧して、リップ部が上記撓み空間側に撓むことを特徴とするオイルストレイナ。
  2. 支持枠の外周縁は、カシメ厚さを直径とする半円形状となっていることを特徴とする請求項1記載のオイルストレイナ。
  3. ビードの高さは、撓み空間の高さよりも小寸法であることを特徴とする請求項2記載のオイルストレイナ。
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