JP2003305155A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003305155A
JP2003305155A JP2002111978A JP2002111978A JP2003305155A JP 2003305155 A JP2003305155 A JP 2003305155A JP 2002111978 A JP2002111978 A JP 2002111978A JP 2002111978 A JP2002111978 A JP 2002111978A JP 2003305155 A JP2003305155 A JP 2003305155A
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隆之 坂中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前扉を段階的に開閉可能とし、扉を開けて行
う作業時に扉が自然に閉じてしまうことがなく、作業
性、安全性に優れたスロットマシンを提供すること。 【解決手段】 前記前扉(3)の係合部側内側部及び前記
本体キャビネット(1)の他の係合部側内側部に前扉開閉
調節手段(8)を設け、この前扉開閉調節手段(8)は、前記
前扉(3)を開閉する途中で少なくとも一回、前扉(3)の開
閉位置を保持可能に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スロットマシ
ン、さらに詳しくは、前扉開閉調節手段を有するスロッ
トマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンにおいては、前扉
が段階的に開放されるような構造にはなっていなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年のスロッ
トマシンの筐体デザインとして、例えば図1に示すよう
に、筐体の側面から見ると、正面側が上方から下方に向
かって幅広に形成されていて、前扉もこの傾斜に添って
開くようになっているものがある。このように形成され
たスロットマシンにおいては、図柄の視認性が高まる等
の利点がある一方、扉が垂直に取り付けられているもの
と比べ、開扉時の扉の重心が後方に移動しやすいので、
扉を開けて作業等する際に、扉が自重で自然に閉まって
しまうという問題点があった。
【0004】さらに、従来のスロットマシンは、遊技内
容を変更するための台交換の際、遊技を担当しないホッ
パーユニット等も同時に交換されることとなり、交換に
要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄となってい
たという問題点があった。従って、これらの問題を解決
可能であり、かつ、設置、交換が容易なスロットマシン
が求められている。
【0005】そこで、各請求項に記載された発明は、上
記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、以下の点にある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、前扉を段階的に開閉可能
とし、扉を開けて行う作業時に扉が自然に閉じてしまう
ことがなく、作業性、安全性に優れたスロットマシンを
提供しようとするものである。
【0006】(請求項2)請求2記載の発明は、上記し
た請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とす
る。すなわち、請求項2記載の発明は、図柄の視認性が
高まり、操作部の水平スペースの奥行きを拡大すること
により、操作性の向上を図るスロットマシンを提供しよ
うとするものである。
【0007】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又は2記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、台交換
の際、交換不要な部分はそのまま再利用することがで
き、資源の有効利用を図りつつ、経済性、機能性に優れ
た分離型スロットマシンを提供することを目的とする。
【0008】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1乃至3記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、開扉状
態で作業する場合に、必要最低限の部分のみ開放できる
スロットマシンを提供することを目的とし、また、台交
換の際、必要最低限の交換ですみ、交換部分をコンパク
ト化でき、輸送梱包の便に優れた分離型スロットマシン
を提供することを目的とする。
【0009】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項4記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項5記載の発明は、交換部分の取
り付け取り外しの手間がかからない分離型スロットマシ
ンを提供することを目的とする。
【0010】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項4又は5記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項6記載の発明は、扉の段
階的開閉角度を、筐体内部に収納されている部品の性質
に応じたものにしようとするものである。
【0011】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1至6のいずれか1項に記載の発明の目的に
加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載の
発明は、確実に扉開閉時の開閉位置が保持できる前記前
扉開閉調節手段を提供しようとするものである。
【0012】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項7記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項8記載の発明は、上扉と下扉と
で構成の異なる前扉開閉調節手段を設けることにより、
上下扉の各性質に適合した扉の段階的開閉を可能とする
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項に記載された発明
は、上記した各目的を達成するためになされたものであ
り、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を
用いて、以下に説明する。なお、かっこ内の符号及び図
面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番
号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではな
い。
【0014】(特徴点) (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。すなわち、請求項1記載の発明は、正面側に開口す
る筺形の本体キャビネット(1)と、本体キャビネット(1)
の開口部(11)を開閉自在に塞ぐ前扉と、複数の図柄が表
示された複数の図柄表示手段を有するリールユニット(2
0)とを少なくとも有し、前記前扉(3)に前扉係合部を設
け、この前扉係合部と係合可能な他の係合部を、前記本
体キャビネット側に設けてあるスロットマシンにおい
て、前記前扉(3)の係合部側内側部及び前記本体キャビ
ネット(1)の他の係合部側内側部に前扉開閉調節手段(8)
を設け、この前扉開閉調節手段(8)は、前記前扉(3)を開
閉する途中で少なくとも一回、前扉(3)の開閉位置を保
持可能に形成されていることを特徴とする。
【0015】本発明は、前扉(3)が段階的に開閉する機
能を有するスロットマシンである。前記本体キャビネッ
ト(1)は、正面側に開口する箱型の筐体であり、内部に
は、遊技メダルを貯留すると共に払い出すためのホッパ
ーユニット(5)や、スロットマシンに電源を入れるため
電源ユニット(4)などが設置されていてもよい。前記前
扉(3)は、係合部(6)(前扉係合部及び他の係合部)を介
して本体キャビネット(1)の開口部(11)を開塞自在に取
り付けられており、扉を閉めるとスロットマシンの正面
構造となるように形成されているものである。すなわ
ち、スロットマシンを操作するための操作部(41)と、払
い出されたメダルを貯留しておくためのメダル受け皿(4
3)が設けられており、この他にも、回転リール(23)を見
ることができる図柄表示窓(31)等を設けることができる
ものである。
【0016】ここで、係合部(6)は、例えばヒンジなど
であって、「前扉係合部と係合可能な他の係合部」は、
本体キャビネット側に設けてあればよく、前扉(3)が本
体キャビネット(1)の開口部(11)を閉塞可能であれば、
必ずしも本体キャビネット(1)に設けなくともよい。な
お、この前扉(3)は、本体キャビネット(1)に固定されて
いてもよいし、分離可能に形成されていてもよい。さら
にまた、この前扉(3)は、上扉(30)、下扉(40)のように
上下に二分割して形成することもできる。
【0017】前記リールユニット(20)は、表面に複数の
図柄が表示される複数(例えば3個)の図柄表示手段を
有している。ここで、図柄表示手段は、駆動モータを備
えた回転リール(23)であってもよいし、液晶表示画面に
図柄を変動表示若しくは停止表示可能に形成したもので
あってもよい。従って、リールユニット(20)には、液晶
表示装置などの図柄表示手段を搭載したものも含まれ
る。
【0018】前記前扉開閉調節手段(8)は、前記前扉(3)
の係合部側内側面及び前記本体キャビネット(1)の他の
係合部側内側面に設けられ、前扉(3)を開閉する際に、
途中で少なくとも一回、前扉(3)の開閉位置を保持可能
に形成されている。ここで、「前扉(3)の係合部側内側
部」とは、前扉(3)の前扉係合部が設けられている側の
扉内側であって、例えば前扉(3)の側面の内側面、ある
いは側面の背面側とすることができる。また、「本体キ
ャビネット(1)の他の係合部側内側部」とは、本体キャ
ビネット(1)の他の係合部が設けられている側の内側で
あって、例えば本体キャビネット(1)の側板(16)の内側
面とすることができる。
【0019】そして、本発明においては、前記前扉開閉
調節手段(8)は、前記係合部(6)に設けられていても良い
し、係合部(6)以外の部分に設けられていても良い。前
扉開閉調節手段(8)としては、例えば、扉側又は本体側
に少なくとも一つ係止部を設けた板バネを取り付け、本
体側又は扉側に前記係止部を係止可能な受け部を設け、
係止部を有する板バネが受け部と当接又は接触すること
により、前扉(3)が開閉途中で開閉位置を保持されるよ
うに形成したものなどとすることができる。
【0020】ここで、扉の「開閉位置を保持」すると
は、扉を開閉する際に、扉がある一定の場所で一時停止
することである。なお、開閉位置の保持は、前扉(3)を
全開するまでに少なくとも一回行われるように形成され
ていればよく、二回、三回と保持可能であっても良い。
本発明によれば、前扉(3)を開く場合には、一定の力で
扉を開けたときに、少なくとも一回開閉位置が保持さ
れ、さらに開く方向に力を加えれば開扉する。一方、前
扉(3)を閉じる場合には、一定の力で扉を閉めたとき
に、あるいは扉が自重で自然に閉まったときに、少なく
とも一回開閉位置が保持され、さらに閉じる方向に力を
加えれば閉扉する。
【0021】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、請求項2記載の発明は、前記本体キ
ャビネット(1)は、正面が奥行き方向上側に傾斜するよ
うに形成されており、前記前扉(3)は、前記傾斜に添っ
て取り付けられていることを特徴とする。
【0022】本発明は、例えば図1に示すように、本体
キャビネット(1)の側板(16)の正面側が下に行くほど幅
広になっており、前扉(3)もその傾斜に添って取り付け
られているスロットマシンである。このように形成され
たスロットマシンは、前扉(3)が垂直に取り付けられて
いるスロットマシンと比べ、扉開閉時、特に扉を全開す
るまでの間は、扉の重心が後方にずれているために、前
扉(3)が自重で自然に閉まってしまうことが多い。これ
は、扉を開けての作業がやり難いばかりでなく、重い扉
が一気に閉まって怪我をする等、安全上も好ましくな
い。
【0023】従って、前記前扉開閉調節手段(8)を設け
ることにより、作業がし易く、安全性も優れたスロット
マシンを提供することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。
【0024】すなわち、請求項3記載の発明は、前記前
扉(3)を本体キャビネット(1)から着脱自在に取り付け、
支持体(21)に少なくとも前記リールユニット(20)を設置
した交換ユニット(2)を、前記本体キャビネット(1)内部
に着脱自在に形成したことを特徴とする。本発明は、前
扉(3)及びリールユニット(20)を最低限交換可能に形成
した分離型スロットマシンである。
【0025】前記交換ユニット(2)は、支持体(21)及び
リールユニット(20)とから構成されているが、他の構成
部品、例えば、遊技機を制御するための主基板や遊技を
制御するための副基板を搭載した基板ユニット(24)が含
まれていてもよい。支持体(21)は、交換ユニット(2)を
本体キャビネット内部に固定するためのものである。こ
の支持体(21)は、リールユニット(20)及び主基板等の機
器を設置することが可能な強度を有する枠状の構造体で
あれば良いものであり、具体的には、例えば、図1に示
すように、直方体状の枠構造からなる金属枠のようなも
のを含むものである。そして、支持体(21)の内部には、
複数の仕切り等を設けて、基板ユニット(24)等を配置し
やすくしても良いものである。支持体(21)は、例えばク
リップなどの固定装置(10)により本体キャビネット内部
に固定されると共に、固定装置(10)を解除することによ
り、本体キャビネット(1)から取り出し可能となってい
る。
【0026】本発明においては、前記前扉(3)は、本体
キャビネット(1)に着脱自在に形成されている。すなわ
ち、本体キャビネット(1)に、係合部(6)を介して着脱自
在に取り付けられており、本体キャビネット(1)から前
扉(3)を取り外し、他の前扉(3)を取り付けることが可能
である。本発明によれば、遊技内容を変えたいときに
は、前扉(3)を開けて交換ユニット(2)を取り外し、新し
い交換ユニット(2)を取り付ければ、本体キャビネット
(1)をはじめ、遊技内容に直接関係ない部品はそのまま
再利用することができる。また、スロットマシンの正面
デザインを変えたいときには、前扉(3)を交換すればよ
い。
【0027】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、請求項4記
載の発明は、前記前扉(3)は、前記本体キャビネット(1)
の開口上部(13)を開閉自在に塞ぐ上扉(30)と、前記本体
キャビネット(1)の開口下部(14)を開閉自在に塞ぐ下扉
(40)とに分割されていることを特徴とする。
【0028】本発明は、前扉(3)を上下に二分割してお
のおの交換可能に形成したとともに、リールユニット(2
0)を最低限交換可能に形成した分離型スロットマシンで
ある。本発明においては、前扉(3)は、上扉(30)、下扉
(40)とに分割されている。前記上扉(30)は、図柄表示窓
(31)を少なくとも有しており、スロットマシンの正面構
造の上側を形成するものである。前記下扉(40)は、操作
部(41)及びメダル受け皿(43)を少なくとも有し、スロッ
トマシンの正面構造の下側を形成するものである。
【0029】そして、前記上扉(30)、下扉(40)は、それ
ぞれが、本体キャビネット(1)から取り外し可能に形成
されている。従って、上扉(30)、下扉(40)を別々に交換
することができる。本発明によれば、遊技内容を変えた
いときには、上扉(30)を開けて交換ユニット(2)を取り
外し、新しい交換ユニット(2)を取り付ければ、本体キ
ャビネット(1)をはじめ、遊技内容に直接関係ない部品
はそのまま再利用することがてきる。また、スロットマ
シンの正面デザインを変えたいときには、上扉(30)及び
下扉(40)を交換すればよい。
【0030】なお、本発明においては、前扉開閉調節手
段(8)は、上扉(30)、下扉(40)のそれぞれに設けること
もでき、上扉(30)、下扉(40)のいずれか一方に設けるこ
ともできる。 (請求項5)請求項5記載の発明は、上記した請求項4
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0031】すなわち、請求項5記載の発明は、前記他
の係合部を前記交換ユニット(2)に設け、前記上扉(30)
を、前記交換ユニット(2)に着脱自在に取り付けたこと
を特徴とする。本発明は、上扉(30)と交換ユニット(2)
を、係合部(6)を介して着脱自在に形成したものであ
る。
【0032】ここで、係合部(6)としては、上扉(30)に
は「前扉係合部」として上扉係合部(63)を、交換ユニッ
ト(2)には「他の係合部」として上部係合部(61)を、そ
れぞれ設けることができ、これらを係合させることによ
り、交換ユニット(2)に上扉30を開閉可能に支持させる
ことができるものである。本発明においては、交換ユニ
ット(2)が本体キャビネット(1)の開口上部(13)内に収納
固定された状態で上扉30を閉めると、本体キャビネット
(1)の開口上部(13)が閉塞されるものである。
【0033】なお、下扉40は本体キャビネット(1)に係
合部(6)を介して固着されていてもよいし、分離可能に
形成されていてもよい。 (請求項6)請求項6記載の発明は、上記した請求項4
又は5記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。
【0034】すなわち、請求項6記載の発明は、前記前
扉(3)を開放した際、最も本体キャビネットに近い位置
で扉の開閉位置を保持した時の開放角度は、前記下扉(4
0)の方が、前記上扉(30)よりも大きくなるように形成さ
れていることを特徴とする。本発明は、上扉(30)と下扉
(40)とで、前扉開閉調節手段(8)による開閉位置の保持
時の扉の開放角度が異なるように形成したものである。
従って、前扉開閉調節手段(8)が上扉(30)と下扉(40)と
の双方に設けられていることが前提である。
【0035】ここで、「最も本体キャビネットに近い位
置」とは、前扉(3)を全部閉じた状態から徐々に開けて
いったときに最初に開閉位置が保持される位置、換言す
れば、前扉(3)を全開した状態から徐々に閉じていった
ときに最後に開閉位置が保持される位置のことである。
上扉(30)が閉塞する本体キャビネット(1)の開口上部(1
3)には、交換ユニット(2)が収納されており、ここには
基板等の重要部品が配置されていることが多い。従っ
て、特に、遊技者が居る前で扉を開いて作業をしなけれ
ばならない場合には、なるべく扉を大きく開けたくな
い。
【0036】一方、下扉(40)が閉塞する本体キャビネッ
ト(1)の開口下部(14)には、基板等の重要部品が配置さ
れることは少ない反面、メダル詰まりを解消したり、メ
ダルを補充したりするために扉を開けることが多く、な
るべく扉を大きく開放して作業するのが好ましい。従っ
て、本発明のように、上下扉にそれぞれ適した開放角度
を設定することにより、きめ細かい対応が可能となる。
【0037】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、請求項7記
載の発明は、前記前扉開閉調節手段(8)は、前記前扉(3)
の係合部側内側部又は前記本体キャビネット(1)の他の
係合部側内側部のいずれか一方に設けられた受け部(53)
と、前記本体キャビネット(1)の他の係合部側内側部又
は前記前扉(3)の係合部側内側部のいずれか一方に設け
られ、少なくとも一つ以上の係止部(84,85)を備え、前
記受け部(53)を係止可能な弾力性を有する係止部材とか
ら形成されていることを特徴とする。
【0038】本発明は、前扉開閉調節手段(8)の形状を
限定したものである。前記受け部(53)は、前記前扉(3)
の係合部側内側面又は前記本体キャビネット(1)の他の
係合部側内側面のいずれか一方に設けられるものであ
り、例えば前扉(3)の側面内側や、本体キャビネット(1)
の係合部側の側板(16)の内側面や、交換ユニット(2)の
支持体(21)の係合部側などに設けることができる。
【0039】受け部(53)は、具体的には、張り出し片や
突起部など、後述する係止部材の係止部(84,85)が係止
可能であり、その係止により前扉(3)の開閉位置を保持
させることができる形状又は構造であれば、如何なる形
状、構造であってもかまわない。前記係止部材は、少な
くとも一つ以上の係止部(84,85)を備え、前記受け部(5
3)を係止可能な弾力性を有する部材である。そして、前
記係止部(84,85)が前記受け部(53)を係止することによ
り、前扉(3)の開閉位置を保持させることができるよう
に形成されている。具体的には、受け部(53)と当接又は
接触可能な係止部(84,85)を有する板バネや鋼線により
形成されたバネ部材とすることができる。
【0040】そして、前記受け部(53)及び係止部材は、
いずれか一方が前記前扉(3)の係合部側内側面に設けら
れ、もう一方が前記本体キャビネット(1)の他の係合部
側内側面に設けられる。本発明においては、前扉(3)の
開閉時、前記係止部材の係止部(84,85)が前記受け部(5
3)を係止することにより、前扉(3)の回動にブレーキが
かかり、開閉途中の前扉(3)の開閉位置を保持させるこ
とができるものである。従って、前記係止部材の強度を
調整することにより、前扉(3)が自重で閉じない程度の
制動力を与えることが可能である。また、前記係止部(8
4,85)が受け部(53)を係止する時の角度を調整すること
により、前扉(3)が開閉途中で開閉位置を保持する場合
の扉開放角度を設定することができる。
【0041】なお、本発明においては、前扉(3)が上下
分割されている場合には、上記構成を有する前扉開閉調
節手段(8)を上扉(30)、下扉(40)のそれぞれに設けるこ
ともでき、上扉(30)、下扉(40)のいずれか一方に設ける
こともできる。 (請求項8)請求項8記載の発明は、上記した請求項7
記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0042】すなわち、請求項8記載の発明は、前記上
扉(30)には、前記前扉係合部又は他の係合部のいずれか
一方に設けられ、前記上扉(30)が開閉する際の回動中心
を同軸とし、側面に形成された少なくとも二面以上の平
面部(73)を有するピンと、前記他の係合部又は前扉係合
部のいずれか一方に設けられ、前記ピンの平面部(73)に
当接し前記ピンを挟持可能な弾力性を有する係止部材(7
4)とからなり、前記上扉(30)を開閉する途中で少なくと
も一回開閉位置を保持させることが可能な、上扉開閉調
節手段(70)を設けたことを特徴とする本発明は、上扉(3
0)及び下扉(40)の双方に前扉開閉調節手段(8)を設ける
ことを前提として、上扉(30)と下扉(40)の前扉開閉調節
手段(8)をそれぞれ構成が異なるようにしたものであ
る。
【0043】すなわち、上扉(30)の前扉開閉調節手段
(8)(上扉開閉調節手段(70))は、上記構成とし、下扉
(40)の前扉開閉調節手段(8)(下扉開閉調節手段(80))
は、請求項7記載の発明の構成としたものである。前記
ピンは、前記上扉(30)が開閉する際の回動中心と同軸に
形成されている。すなわち、上扉(30)の支点に位置し上
下方向を軸方向に形成されている。そして、このピンの
側面には面取り加工が施されていて、少なくとも二面以
上の平面部(73)が形成されている。
【0044】ここで、少なくとも二面以上の平面部(73)
は、ピンの中心を挟んで相対向する平行面であるのが望
ましいが、これには限られない。例えばピンの断面形状
が三角形になるように形成したものでもよい。前記係止
部材(74)は、前記ピンの平面部(73)に当接すると共に、
前記ピンを挟持可能な弾力性を有する部材である。すな
わち、係止部材(74)は、平面部(73)に接触した状態で前
記ピンを挟持でき、かつ、前記ピンの平面部(73)以外の
部分に接触した状態でも前記ピンを挟持できるものであ
る。具体的には、前記ピンを側面側から挟持可能な板バ
ネや、ねじりコイルバネとすることができる。
【0045】そして、前記ピン及び前記係止部材(74)
は、いずれか一方が前記前扉係合部に設けられ、もう一
方が他の係合部に設けられる。本発明においては、上扉
(30)の開閉時、前記係止部材(74)が前記ピンの平面部(7
3)に当接する摩擦抵抗により、上扉(30)の回動にブレー
キがかかり、開閉途中の上扉(30)の開閉位置を保持させ
ることができるものである。従って、前記係止部材(74)
の挟持力及び前記ピンの平面部(73)の面積を調整するこ
とにより、上扉(30)が自重で閉じない程度の制動力を与
えることが可能である。また、平面部(73)の数や複数の
平面部(73)の形成する角度により、上扉(30)が開閉途中
で開閉位置を保持する場合の扉開放角度を設定すること
ができる。
【0046】ところで、上記構成による上扉開閉調節手
段(70)は、扉の支点付近に設けられるものであり、か
つ、ピンを係止部材(74)で挟持するものであるため、摩
擦抵抗により扉の回動に対する制動力を強力にしようと
しても限度がある。これに対して、請求項7記載の発明
は、扉の支点付近に設けられているものの、前記上扉開
閉調節手段(70)に比べれば、扉の開閉に伴い部材同士が
隔離する距離が大きく、強度のある係止部材を用いるこ
とにより、扉の回動に対する制動力の強化を図ることが
可能である。
【0047】一方、上扉(30)と下扉(40)を比較すると、
スロットマシンの構造上、操作部(41)やメダルセレクタ
ー(48)が設けられる可能性の高い下扉(40)の方が重量も
重く、開閉時に扉の開閉位置を保持させるためには強力
な制動力が必要である。本発明によれば、上扉(30)と下
扉(40)で前扉開閉調節手段(8)の構成を異なるものとす
ることにより、それぞれの扉の性質に応じた開閉位置保
持機能を持たせることが可能となる。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。 (図面の説明)図1乃至図11は、本発明の実施の形態
を示すものである。図1は分離型スロットマシンSを示
す分解斜視図、図2は分離型スロットマシンの開扉状態
を示す斜視図、図3は上扉係合部の拡大斜視図、図4乃
至図6は上扉の開閉動作を示す横断面図、図7は上扉開
閉調節手段の平面図である。図8は下扉係合部の拡大斜
視図、図9乃至図11は下扉の開閉動作を示す横断面図
である。
【0049】本実施の形態における分離型スロットマシ
ンSは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開
口部11を有する本体キャビネット1、本体キャビネット
1内部に着脱自在に設けられる交換ユニット2、本体キ
ャビネット1の開口部11を開閉可能に塞ぐ前扉3とから
構成されており、さらにこの前扉3は、本体キャビネッ
ト1の開口上部13を開閉可能に塞ぐ上扉30、本体キャビ
ネット1の開口下部14を開閉可能に塞ぐ上扉30とから構
成されている。
【0050】(本体キャビネット1)本体キャビネット
1は、底板15及び側板16及び天板及び裏板からなる正面
側に開口する筺体であり、高さ方向略中央部には、二つ
の側板16の間に水平方向に中板12が設けられている。そ
して、この中板12の下面には電源ユニット4が設けら
れ、底板15にはホッパーユニット5が固定されている。
【0051】ここで、電源ユニット4は、中板12の下面
に、取り付け板等を介して取り付けられており、特に図
示しないが電源装置が内装されていると共に、遊技店側
が種々の設定を行うためのスイッチ等、店操作部100を
有している。上記電源ユニット4及びホッパーユニット
5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する
必要のないものであり、交換時には設置されたままにし
ておけるようになっているものである。
【0052】上記側板16の正面左側には、前記前扉を係
合させ、回転自在に支持するための本体係合部60(係合
部6)が設けられている。この本体係合部60は、前記上
扉30を係合させ、回転自在に支持するための上部係合部
61と、前記下扉40を係合させ、回転自在に支持するため
の下部係合部62とから構成されており、これらは側板16
の正面左側に、上下方向に間隔を置いてそれぞれ二つづ
つ設けられている。
【0053】また、側板16の正面側は、図1及び図2に
示すように、上方から下方に行くに従って幅広となるよ
う形成されていて、本体キャビネット1の正面が若干上
向きに傾斜するような形となっている。ところで、前記
上部係合部61には、上扉30の開閉を段階的に行わせるた
めの上扉開閉調節手段70(前扉開閉調節手段8)が、ま
た前記側板16の内側であって二つの上部係合部61の中間
位置には、下扉40の開閉を段階的に行わせるための下扉
開閉調節手段80(前扉開閉調節手段8)が、それぞれ設
けられているが、これについては後述する。
【0054】(交換ユニット2)交換ユニット2は、種
々の部品を設置あるいは固定するための支持体21と、こ
の支持体21に固定されたリールユニット20及び基板ユニ
ット24とから形成されている。ここで、リールユニット
20は、周囲に複数の図柄を表示した複数の回転リール23
と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるため
の駆動モータを有している。また、前記基板ユニット24
には、遊技及びスロットマシンの作動を制御するための
主基板と、各種演出を行うための副基板が含まれてい
る。
【0055】交換ユニット2は、本体キャビネット1の
中板12の上に乗せ、開口上部13内部に収納されるもので
ある。そして、固定装置10により本体キャビネット1に
固着される。 (上扉30)上扉30は、本体キャビネット1の側板16に回
転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であ
り、略中央部に前記回転リール23の図柄を正面側から見
ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に飾り部33を
設けてある。そして、種々の表示を行うための表示部32
が設けられているものである。
【0056】ここで、前記飾り部33は、ランプ等により
形成しても良く、入賞の報知その他の演出時にランプが
点滅するようにしてもよい。また、前記表示部32は、7
セグメントLED等により数字を表示するものや、特に
図示しないが、画像を表示するための液晶画面あるいは
CRTなどとしてもよい。さらに、図2に示すように、
上扉30の裏面には、前記上部係合部61に係合可能な上扉
係合部63が上下方向に間隔をおいて二つ設けられてお
り、上扉係合部63の対向側には、ロック機構7が設けら
れている。
【0057】このロック機構7は、上扉側に設けられた
係止片が、特に図示しないが、本体キャビネット1の側
板16の内側面に設けられた凸部に係止され、扉を閉める
と自動的にロックされ、解錠手段によりロックが解除さ
るように形成されている。そして、前記上扉係合部63に
は、上扉30の開閉を段階的に行わせるための上扉開閉調
節手段70が設けられているが、これについては後述す
る。
【0058】以上のように構成された上扉30は、前記交
換ユニット2を本体キャビネット1に固着した状態で、
扉を閉めロックすることにより、本体キャビネット1の
開口上部13を密閉することができるものである。なお、
本実施の形態では、上扉30は、本体キャビネット1の側
板16に取り付ける構成としたが、交換ユニット2の支持
体21に取り付けるようにしてもよい。この場合は、支持
体21に上部係合部61を設け、上扉係合部63を係合させる
ようにする。このように形成すると、上扉30と交換ユニ
ット2とを同時に交換することができる。
【0059】(下扉40)下扉40は、本体キャビネット1
の開口下部14を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であ
り、本体キャビネット1の側板16に回転自在かつロック
可能に形成されているものである。下扉40の上部は、ス
ロットマシンを作動させるための操作部41となってお
り、下扉40の上面は、閉扉時においては、上扉30よりも
前側に突出するようになっている。また、下部には払い
出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43が形
成されており、前記操作部41とメダル受け皿43との間に
は、遊技内容その他の表示をするための表示パネルが取
り付けられている。
【0060】前記操作部41としては、下扉40の上面右端
にはメダル投入口42及び上面左側に設けられたベットス
イッチ、正面側にはスタートスイッチ及びストップスイ
ッチ及び鍵穴44が設けられている。なお、ベットスイッ
チとは、貯留メダルをメダル投入に代えるためのもので
あり、スタートスイッチ及びストップスイッチは、回転
リール23の回転を開始及び停止させるためのものであ
る。また、鍵穴44は、前扉3を解錠するためのものであ
り、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロ
ックが解除されるものである。そして、下扉40が解錠さ
れることにより、上扉30も解放可能に形成されている。
【0061】さらに、図2に示すように、下扉40の裏面
側には、前記メダル投入口42から投入されたメダルを誘
導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレク
ター48が設けられている。そして、下扉40の裏面下部の
左右には、種々の音声を出力するためのスピーカ49が設
けられている。また、下扉40の裏面には、前記下部係合
部62と係合可能な下扉係合部64が上下方向に間隔をおい
て二つ設けられており、下扉係合部64の対向側には、ロ
ック機構7が設けられている。ロック機構7の構成は、
上扉30のものとほぼ同様である。
【0062】そして、前記下扉40の縦枠内側面であっ
て、二つの下扉係合部64の中間位置には、下扉40の開閉
を段階的に行わせるための下扉開閉調節手段80が設けら
れているが、これについては後述する。 (前扉開閉調節手段8)前扉開閉調節手段8は、前扉3
を開閉するとき途中で開閉位置を保持可能とし、前扉3
を開いたままにしておいても、扉が自重で閉じてしまわ
ないようにするためのものである。そして、本実施の形
態においては、前扉開閉調節手段8として、上扉30と本
体ユニット1との間に設けられた上扉開閉調節手段70と
下扉40と本体ユニット1との間に設けられた下扉開閉調
節手段80を有している。
【0063】(上扉開閉調節手段70)上扉開閉調節手段
70は、図3に示すように、本体キャビネット1の上部係
合部61に設けられた本体側開閉調節手段71と、上扉30の
上扉係合部63に設けられた扉側開閉調節手段72とからな
る。ここで、上部係合部61は、図3に示すように、本体
キャビネット1の側板16の内側面に取り付けられた係合
部取り付け部材55から正面側に突出する張り出し部65
と、この張り出し部65の先端に設けられた係合ピン67と
からなり、上下方向に一定の間隔を置いて並設されてい
る(図1又は2参照)。
【0064】そして、前記係合ピン67には、面取り加工
が施してあり、係合ピン67の外周は平面部73が形成され
ている。平面部73は、図4乃至図7に示すように、二面
が相対向する垂直面を4組形成しており、係合ピン67の
断面は正八角形状となっている。また、この平面部73
は、正面側に一の平面が向くように、すなわち、上面か
ら見ると図7(A)に示すように形成されている。そし
て、この平面部73を有する係合ピン67が、本体側開閉調
節手段71となっている。
【0065】一方、上扉係合部63は、上扉30の内側面に
取り付けられた係合部取り付け部材50から水平方向に突
出する板状の張り出し部66と、この張り出し部66に設け
られた係合ピン67を挿入可能なピン穴68とからなり、前
記上部係合部61に対応するように設けられている。この
上扉係合部63は、ピン穴68に向かって前記係合ピン67を
下方向から挿入すると、板状の張り出し部66が係合ピン
67の段差部分に引っかかり、上部係合部61と回転自在に
係合されるものである。
【0066】なお、前記係合部取り付け部材50に設けら
れた孔51は、係合ピン67をピン穴68に係合させる際に、
張り出し部65及び係合ピン67を貫通させるためのもので
ある。そして、前記板状の張り出し部66の上面には、係
止部材74が取り付けられている。係止部材74は、前記ピ
ン穴68の上部に位置する相対向する二枚の板であり、こ
の二枚の板はピン穴68の中心方向に向かって付勢された
バネ部材となっている。すなわち、図7(A)に示すよ
うに、係合ピン67の相対向する平面部を両側から挟持可
能に形成されており、さらに、図7(B)に示すように
係合ピン67の八角形の対角線も両側から挟持可能となっ
ているものである。そして、この係止部材74と、係合ピ
ン67がその内部で回転可能なピン穴68が、扉側開閉調節
手段72となっている。
【0067】なお、本実施の形態においては、上部係合
部61を張り出し部65及び係合ピン67とし、上扉係合部63
を張り出し部66及びピン穴68としたが、この逆であって
もよい。この場合には、本体側開閉調節手段71と扉側開
閉調節手段72も、上述したものと逆になる。 (下扉開閉調節手段80)下扉開閉調節手段80は、図2及
び図8に示すように、本体キャビネット1にある二つの
下部係合部62の中間位置に設けられた本体側開閉調節手
段81と、下扉40にある二つの下扉係合部64の中間位置に
設けられた扉側開閉調節手段82とからなる。
【0068】ここで、下部係合部62は、上部係合部61の
構成と基本的には同様であるが、ピン67に平面部73は設
けられていない。また、下扉係合部64は、上扉係合部63
の構成と基本的には同様であるが、係止部材74は設けら
れていない。前記本体側開閉調節手段81は、図8に示す
ように、本体キャビネット1の側板16の内側面に取り付
けられた係合部取り付け部材55から正面側に突出する張
り出し部83を有する板部材であり、扉を開く方向、すな
わち、図8における左側方向に向かって付勢されている
板バネとなっている。
【0069】前記本体側開閉調節手段81は、前記張り出
し部83の先端に設けられた第二係止部85と、張り出し部
83と第二係止部85との間であって若干第二係止部85寄り
に設けられた、第一係止部84を有している。第一係止部
84は、本体側開閉調節手段81の側板16側に上下方向にわ
たって設けられた突条部の手前側の面である。そして、
第一係止部84は、平面から見ると、張り出し部83に対し
て略30度の角度で傾斜するように形成されている。ま
た、第二係止部85は、張り出し部83の先端に上下方向に
わたって設けられた突条部の頂部である。
【0070】なお、本体側開閉調節手段81は、必ずしも
係合部取り付け部材55に設ける必要はなく、本体キャビ
ネット1の側板16の内側面に取り付けてもかまわない。
また、前記本体側開閉調節手段81は板バネに限られず、
例えば鋼線により形成されたバネ部材でもよい。一方、
扉側開閉調節手段82は、図2及び図8に示すように、下
扉40の内側面に取り付けられた係合部取り付け部材50に
設けられた受け部53及び受け部53の側端部54である。受
け部53は、下扉40の背面側に位置し、下扉40の閉扉時に
本体キャビネット1の正面と平行となるように、前記本
体側開閉調節手段81の張り出し部83に対しては垂直にな
るように形成された張り出し片である(図9参照)。ま
た、側端部54は、前記受け部53の内側(図9における右
側)の辺であり、本実施の形態においては、係合部取り
付け部材50の角部にスリット52を設けて形成されてい
る。スリット52は、閉扉時に前記本体側開閉調節手段81
が貫通可能な位置に設けられているものであるが、これ
は、受け部53の側端に係合部取り付け部材50の強度保持
のための折れ曲がり片が形成されているために、これを
避けて本体側開閉調節手段81が扉側開閉調節手段82と係
合可能とするためのものである。
【0071】なお、扉側開閉調節手段82は、必ずしも係
合部取り付け部材50と併用する必要はなく、下扉40の内
側面に、係合部取り付け部材50とは別個に設けても良
い。また、本実施の形態では、本体側開閉調節手段81と
して板バネ、扉側開閉調節手段82として受け部53を設け
てあるが、本体側に受け部を設け、扉側に板バネを設け
てもよい。
【0072】さらに、本実施の形態では、下扉開閉調節
手段80は係合部6の中間に一つ設けてあるが、設置場所
はこの位置に限られない。また、複数個設けてもよい。 (前扉3の開閉)次に、上記構成を有する前扉開閉調節
手段8の作用を説明する。 (上扉30の開閉)まず、上扉開閉調節手段70による上扉
30の開閉について、図4乃至図7に基づき説明する。
【0073】(1) 図4は、閉扉時の上扉開閉調節手段7
0の平面断面図である。閉扉時においては、本体側開閉
調節手段71と扉側開閉調節手段72は、図7(A)に示す
ようになっている。すなわち、扉側開閉調節手段72の係
止部材74が、係合ピン67の相対向する平面部73を挟持し
ているものである。このとき、係止部材74と係合ピン67
は、面同士で接触しているので摩擦力が大きく、ある程
度の力を加えないとピン孔68内を係合ピン67が回転しな
い。なお、この摩擦力は、図7(A)の状態で、上扉30
が扉の自重で自然に開いてしまわない程度とし、これは
係合ピン67の直径又は係止部材74のバネ力を調整するこ
とにより設定可能である。
【0074】(2) 次に、上扉30を少し開くと、本体側
開閉調節手段71と扉側開閉調節手段72は、図7(B)に
示すようになる。すなわち、上扉係合部61が係合ピン67
を中心に回転し、係止部材74が係合ピン67の相対向する
八角形の頂角を挟持する。このとき、係止部材74は係合
ピン67により押し開かれた形になっている。また、係止
部材74と係合ピン67は、面と辺との接触となっているの
で摩擦力が小さく、小さな力でピン孔68内を係合ピン67
が回転する。
【0075】(3) 上記(2)の状態からさらに上扉30を開
くと、図5に示すような状態となる。このとき、本体側
開閉調節手段71と扉側開閉調節手段72との関係は、図7
(A)に示すようになり、ある程度の力を加えないとピ
ン孔68内を係合ピン67が回転しないようになる。すなわ
ち、前記(2)の状態では、上扉30の自重で扉が自然に開
いてしまう場合もあるが、図5の状態では、ある程度の
力を加えないと扉はそれ以上開かない。従って、上扉30
が開放途中で開閉位置が保持された状態となる。
【0076】さらに、図5に示す状態では、上扉30は、
本体キャビネット1の正面に対する扉の回転角度(以下
扉開放角度という)が45度のところで開閉位置が保持
されている。これは、係合ピン67の平面部73が正八角形
を形成しているからであり、かつ正面側に平面部73の一
の面が正面側に向くように形成されているからである。
【0077】このように、上扉開閉調節手段70は、扉を
開いていって最初に開閉位置が保持される角度が45度
となるように形成されているものである。なお開閉位置
の保持時の扉開放角度を45度以外にしたい場合には、
平面部73の面取り角度を変更すればよい。例えば、平面
部73を正六角形に形成すれば、開閉位置が保持される時
の扉開放角度は60度になる。
【0078】(4) 上記(3)の状態からさらに開扉方向に
力を加え、上扉30を開いていくと、上扉30は図6に示す
ような状態で開閉位置が保持される。すなわち、扉開放
角度は90度になる。なお、扉を閉める場合にも、上述
と同様に、扉開放角度が45度のところで開閉位置が保
持され、さらに力を加えると扉が閉じるようになってい
る。従って、扉を閉じるときも一気に閉まることがない
ので、扉に挟まれるなどの閉扉時のトラブルもおきにく
い。
【0079】このように、上扉30は、開閉時に開閉位置
を保持可能であるため、例えば遊技中に上扉30を開けて
作業をしたい場合など、扉を全開しなくても扉が自重で
閉まってしまうことがない。また、45度の角度で開閉
位置を保持するため、基板など遊技者に見せたくない部
分は隠したまま作業を行うことができる。 (下扉40の開閉)次に、下扉開閉調節手段80による下扉
40の開閉について、図9乃至図11に基づき説明する。
【0080】(1) 図9は、閉扉時の下扉開閉調節手段8
0の平面断面図である。閉扉時においては、本体側開閉
調節手段81と扉側開閉調節手段82は、図9に示すように
係合する。すなわち、スリット52に、前記本体側開閉調
節手段81が貫通し、張り出し部83の外側(図9における
左側)の面が、受け部53の側端部54に当設している。こ
のとき、本体側開閉調節手段81は扉を開く方向に向かっ
て付勢されているので、張り出し部83の外側面は、側端
部54に押しつけられるようになっている。
【0081】なお、本体側開閉調節手段81のバネ力は、
下扉40が自重で閉じてしまうのをおさえられる程度に設
定しておく。 (2) 次に、下扉40を少し開くと、本体側開閉調節手段8
1と扉側開閉調節手段82は、図9に二点鎖線で示すよう
になる。すなわち、下扉40が下扉係合部62の係合ピン67
を中心に回転し、本体側開閉調節手段81は、張り出し部
83の外側面が扉側開閉調節手段82の受け部53の側端部54
に押されて、内側(図9における右側)にたわんだ形と
なる。このとき、本体側開閉調節手段81はバネ力により
復元しようとするので、側端部54には、外側すなわち扉
を開く方向に力が加わる。
【0082】(3) さらに下扉40を少し開くと、図10
に示すような状態となる。すなわち、本体側開閉調節手
段81の第一係止部84と、扉側開閉調節手段82の受け部53
とが当接し、下扉40が係合ピン67を中心に開扉方向(図
10における右回り方向)に回転しないように係止して
いる。このとき、第一係止部84と受け部53とは面同士で
接触しているので摩擦力が大きく、ある程度の力を加え
ないと下扉40は係合ピン67を中心に開扉方向に回動しな
い。従って、下扉40が開放途中で開閉位置が保持された
状態となる。
【0083】さらに、図10に示す状態では、下扉40
は、扉開放角度が略60度のところで開閉位置が保持さ
れている。これは、前記第一係止部84が、張り出し部83
に対して略30度の角度で傾斜するように形成されてい
るので、本体キャビネット1の正面に対しては略60度
の角度になっており、第一係止部84と、下扉40の側面と
直交するように設けられた受け部53とが当接した状態で
は、下扉40の扉開放角度が略60度となるものである。
【0084】このように、下扉開閉調節手段80は、扉を
開いていって最初に開閉位置が保持されるる角度が60
度となるように形成されているものである。なお開閉位
置の保持時の扉開放角度を60度以外にしたい場合に
は、第一係止部84の傾斜角度を変更すればよい。例え
ば、第一係止部84を、張り出し部83に対して略45度の
角度で傾斜するようにに形成すれば、開閉位置の保持時
の扉開放角度は略45度になる。
【0085】(4) 上記(3)の状態からさらに開扉方向に
力を加え、下扉40を開いていくと、下扉40は図10に二
点鎖線で示すようになる。すなわち、本体側開閉調節手
段81の第二係止部85が、スリット52を通過して、受け部
53に当接する。このとき、第二係止部85は、受け部53に
押されて、内側(図10における右側)にたわんだ形と
なる。そうすると、本体側開閉調節手段81はバネ力によ
り復元しようとするので、受け部53には、第二係止部85
に押されて、外側すなわち扉を開く方向に力が加わる。
【0086】(5) 上記(4)の状態からさらに開扉方向に
力を加え、下扉40を開いていくと、下扉40は図11に示
すような状態で開閉位置が保持される。すなわち、本体
側開閉調節手段81の第二係止部85と、扉側開閉調節手段
82の受け部53とが当接し、下扉40が係合ピン67を中心に
閉扉方向(図11における左回り方向)に回転しないよ
うに係止している。このとき、下扉40の扉開放角度は9
0度となっている。
【0087】なお、扉を閉める場合には、図11の状態
から閉扉方向(図上左回り方向)にある程度の力を加え
れば、第二係止部85が再びスリット52に嵌入し、図10
に示した段階を経て、扉が閉まる。この場合も、扉開放
角度が略60度のところで開閉位置が保持され、さらに
力を加えると扉が閉じるものである。従って、扉を閉じ
るときも一気に閉まることがないので、扉に挟まれるな
どの閉扉時のトラブルもおきにくい。
【0088】このように、下扉40は、開閉時に開閉位置
を保持可能であるため、例えば遊技中に下扉40を開けて
作業をしたい場合など、扉を全開しなくても扉が自重で
閉まってしまうことがない。なお、下扉40について、開
閉位置の保持時の扉開放角度を、上扉30よりも大きい略
60度としたのは、本体キャビネット1の下扉40側に
は、基板等の重要部品は配置されていない一方、メダル
の補給などの扉を広く開けて行う作業をする頻度が高い
からであり、これらの作業を容易に行えるようにするた
めである。
【0089】以上のように、本発明によれば、特に、本
体キャビネット1の正面が斜めに形成されていて、前扉
3の回動軸が地面に対して垂直に形成されていないスロ
ットマシンにおいては、前扉3が自重で閉じてしまうの
を防止することができ、開扉時の作業をし易くできるも
のである。また、前扉3の回動軸が地面に対して垂直に
形成されているスロットマシンであっても、扉を閉める
とき、段階的に閉じることができるので、重い扉が一気
に閉まって手などを挟まれたりする危険を防止すること
ができる。
【0090】ところで、上扉開閉調節手段70は、扉の支
点付近に設けられるものであり、かつ、係合ピン67を係
止部材74で挟持するものであるため、摩擦抵抗により扉
の回動に対する制動力を強力にしようとしても限度があ
る。これに対して、下扉開閉調節手段80は、扉の支点付
近に設けられているものの、前記上扉開閉調節手段70に
比べれば、扉の開閉に伴い部材同士が隔離する距離が大
きく、強度のある係止部材を用いることにより、扉の回
動に対する制動力の強化を図ることが可能である。
【0091】一方、上扉30と下扉40を比較すると、操作
部41やメダルセレクター48等が設けられている下扉40の
方が重量も重く、開閉時に扉の開閉位置を保持されるた
めには強力な制動力が必要である。本実施の形態によれ
ば、下扉40に上扉30よりも扉の回動に対する制動力を大
きくすることが可能な前扉開閉調節手段8を用いること
により、それぞれの扉の性質に応じた開閉位置保持機能
を持たせることが可能となる。
【0092】なお、本実施の形態においては、上扉30と
下扉40の前扉開閉調節手段8との構成を異なるものとし
ているが、同じ構成のものであってもよい。例えば、下
扉40にも、上扉開閉調節手段70と同様の構成を有する前
扉開閉調節手段8を設けても良い。そして、この場合に
は、下扉40の開閉位置保持角度が略60度になるよう
に、係合係合ピン67に面取りを施すようにすればよい。
【0093】また、本発明は、分離型スロットマシンに
限らず、分離型でないスロットマシンにも使用でき、前
扉3が上下分割されていない場合にも使用できるもので
ある。
【0094】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明によれば、
前扉を段階的に開閉可能とし、扉を開けて行う作業時に
扉が自然に閉じてしまうことがなく、作業性、安全性に
優れたスロットマシンを提供することができる。
【0095】(請求項2)請求項2記載の発明によれ
ば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によ
れば、図柄の視認性が高まり、操作部の水平スペースの
奥行きを拡大することにより、操作性の向上を図るスロ
ットマシンを提供することができる。
【0096】(請求項3)請求項3記載の発明によれ
ば、上記した請求項1又は2記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項3記載の発
明によれば、台交換の際、交換不要な部分はそのまま再
利用することができ、資源の有効利用を図りつつ、経済
性、機能性に優れた分離型スロットマシンを提供するこ
とができる。
【0097】(請求項4)請求項4記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項4記載の発明によれば、開扉状態で作業する場合
に、必要最低限の部分のみ開放できるスロットマシンを
提供することができ、また、台交換の際、必要最低限の
交換ですみ、交換部分をコンパクト化でき、輸送梱包の
便に優れた分離型スロットマシンを提供することができ
る。
【0098】(請求項5)請求項5記載の発明によれ
ば、上記した請求項4記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発明によ
れば、交換部分の取り付け取り外しの手間がかからない
分離型スロットマシンを提供することができる。
【0099】(請求項6)請求項6記載の発明によれ
ば、上記した請求項4又は5記載の発明の効果に加え、
次のような効果を奏する。すなわち、請求項6記載の発
明によれば、扉の段階的開閉角度を、筐体内部に収納さ
れている部品の性質に応じたものとすることができる。
【0100】(請求項7)請求項7記載の発明によれ
ば、上記した請求項1至6のいずれか1項に記載の発明
の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請
求項7記載の発明によれば、確実に扉開閉時の開閉位置
の保持ができる前記前扉開閉調節手段を提供することが
できる。
【0101】(請求項8)請求項8記載の発明によれ
ば、上記した請求項7記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項8記載の発明によ
れば、上扉と下扉とで構成の異なる前扉開閉調節手段を
設けることにより、上下扉の各性質に適合した扉の段階
的開閉を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、分離型スロット
マシンの分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、分離型スロット
マシンの、本体から前扉3を外した分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、上扉係合部及び
上扉開閉調節手段を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、閉扉時の上扉係
合部及び上扉開閉調節手段を示す横断面図である。
【図5】本発明の実施の形態であって、上扉を45度開
いた時の上扉係合部及び上扉開閉調節手段を示す横断面
図である。
【図6】本発明の実施の形態であって、上扉を90度開
いた時の上扉係合部及び上扉開閉調節手段を示す横断面
図である。
【図7】本発明の他の実施の形態であって、上扉開閉調
節手段の拡大図である。
【図8】本発明の他の実施の形態であって、下扉開閉調
節手段を示す斜視図である。
【図9】本発明の他の実施の形態であって、閉扉時の下
扉開閉調節手段を示す横断面図である。
【図10】本発明の他の実施の形態であって、下扉を6
0度開いた時の下扉開閉調節手段を示す横断面図であ
る。
【図11】本発明の他の実施の形態であって、下扉を9
0度開いた時の下扉開閉調節手段を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
S 分離型スロットマシン 1 本体キャビ
ネット 2 交換ユニット 3 前扉 4 電源ユニット 5 ホッパーユ
ニット 6 係合部 7 ロック機構 8 前扉開閉調節手段 10 固定装置 11 開口部 12 中板 13 開口上部 14 開口下部 15 底板 16 側板 20 リールユニット 21 支持体 23 回転リール 24 基板ユニッ
ト 30 上扉 31 図柄表示窓 32 表示部 33 飾り部 40 下扉 41 操作部 42 メダル投入口 43 メダル受け
皿 44 鍵穴 48 メダルセレ
クター 49 スピーカ 50 係合部取り付け部材 51 孔 52 スリット 53 受け部 55 係合部取り付け部材 60 本体係合部 61 上部係合部 62 下部係合部 63 上扉係合部 64 下扉係合部 65 張り出し部 66 張り出し部 67 係合ピン 68 ピン孔 70 上扉開閉調節手段 71 本体側開閉
調節手段 72 扉側開閉調節手段 73 平面部 74 係止部材 80 下扉開閉調節手段 81 本体側開閉
調節手段 82 扉側開閉調節手段 83 張り出し部 84 第一係止部 85 第二係止部 100 店操作部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側に開口する本体キャビネットと、 本体キャビネットの開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、 複数の図柄が表示された複数の図柄表示手段を有するリ
    ールユニットとを少なくとも有するスロットマシンにお
    いて、 前記前扉に前扉係合部を設け、この前扉係合部と係合可
    能な他の係合部を、前記本体キャビネット側に設けてあ
    るスロットマシンにおいて、 前記前扉の係合部側内側部及び前記本体キャビネットの
    他の係合部側内側部に前扉開閉調節手段を設け、 この前扉開閉調節手段は、 前記前扉を開閉する途中で少なくとも一回、前扉の開閉
    位置を保持可能に形成されていることを特徴とするスロ
    ットマシン。
  2. 【請求項2】 前記本体キャビネットは、正面が奥行き
    方向上側に傾斜するように形成されており、 前記前扉は、前記傾斜に添って取り付けられていること
    を特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 【請求項3】 前記前扉を本体キャビネットから着脱自
    在に取り付け、支持体に少なくとも前記リールユニット
    を設置した交換ユニットを、前記本体キャビネット内部
    に着脱自在に形成したことを特徴とする請求項1又は2
    記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記前扉は、 前記本体キャビネットの開口上部を開閉自在に塞ぐ上扉
    と、 前記本体キャビネットの開口下部を開閉自在に塞ぐ下扉
    とに分割されていることを特徴とする、請求項1乃至3
    のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記他の係合部を前記交換ユニットに設
    け、 前記上扉を、前記交換ユニットに着脱自在に取り付けた
    ことを特徴とする請求項4記載のスロットマシン。
  6. 【請求項6】 前記前扉を開放した際、最も本体キャビ
    ネットに近い位置で扉の開閉位置を保持した時の開放角
    度は、前記下扉の方が、前記上扉よりも大きくなるよう
    に形成されていることを特徴とする請求項4又は5記載
    のスロットマシン。
  7. 【請求項7】 前記前扉開閉調節手段は、 前記前扉の係合部側内側部又は前記本体キャビネットの
    他の係合部側内側部のいずれか一方に設けられた受け部
    と、 前記本体キャビネットの他の係合部側内側部又は前記前
    扉の係合部側内側部のいずれか一方に設けられ、少なく
    とも一つ以上の係止部を備え、前記受け部を係止可能な
    弾力性を有する係止部材とから形成されていることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のスロッ
    トマシン。
  8. 【請求項8】 前記上扉には、 前記前扉係合部又は他の係合部のいずれか一方に設けら
    れ、前記上扉が開閉する際の回動中心を同軸とし、側面
    に形成された少なくとも二面以上の平面部を有するピン
    と、 前記他の係合部又は前扉係合部のいずれか一方に設けら
    れ、前記ピンの平面部に当接し前記ピンを挟持可能な弾
    力性を有する係止部材とからなり、 前記上扉を開閉する途中で少なくとも一回開閉位置を保
    持させることが可能な、上扉開閉調節手段を設けたこと
    を特徴とする請求項7記載のスロットマシン。
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