JP2003304712A - セルトレイ用自動播種システム - Google Patents

セルトレイ用自動播種システム

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JP2003304712A
JP2003304712A JP2002113729A JP2002113729A JP2003304712A JP 2003304712 A JP2003304712 A JP 2003304712A JP 2002113729 A JP2002113729 A JP 2002113729A JP 2002113729 A JP2002113729 A JP 2002113729A JP 2003304712 A JP2003304712 A JP 2003304712A
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tray
seeding
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conveyor belt
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English (en)
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Hiroaki Oishi
廣昭 大石
Kazuyuki Nakatsuka
和志 中司
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Agritecno Yazaki Co Ltd
Original Assignee
Agritecno Yazaki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 種子をゲル化剤で被覆したゲル被覆種子50
を育苗用セルトレイ15に播種するシステムにおいて、
育苗用セルトレイ15の全てのセル61に確実に自動的
にゲル被覆種子50を播種するシステムの提供する 【解決手段】 搬送部1と穴あけ部2と播種部3からな
り、育苗用セルトレイ15が穴あけ部2に搬送されてき
たとき、各セル列が来るたびに搬送ベルト11を停止さ
せることなく、穴あけ棒24を前進後退させ自動的に全
てのセル61に窪みを作り、その後、育苗用セルトレイ
15が播種部3に搬送されてきたとき、各セル列が来る
たびに搬送ベルト11を停止させ、自動的に全てのセル
61にゲル被覆種子を播種する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種子をゲル化剤で
被覆した種子やコート種子等を育苗用セルトレイに播種
するシステムに関し、育苗用セルトレイの全てのセルに
確実に自動的に種子を播種するシステムの提供に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、各セルに土を充填した育苗用セル
トレイ(セルトレイ)を穴あけ部に搬送し、当該各セル
の土に窪みを作った後、播種部に搬送し当該各セルの窪
みに種子を自動的に播種する自動播種システムとして、
ノズルで種子を吸引しセルトレイの土の窪みに吸引した
種子を落下させるシステムが知られている。
【0003】すなわち従来の自動播種システムにおい
て、播種部は、種子の大きさ形状に応じて穴径や先端形
状を変更できるようにしたノズルを真空にすることによ
り、播種部のトレイに蓄えた種子を吸引し、セルトレイ
内に落下するようにノズルの真空を解除する機構になっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
自動播種システムでは、ノズルで種子を吸引するため、
種子やコート種子のように表面が堅いものを扱うには適
しているが、表面がゲル状になったゲル被覆種子を扱っ
た場合は、ゲルの表面がノズルにより傷ついてしまった
り、ゲルの表面に水分が付着しているとノズルで吸引出
来ないという課題があった。
【0005】また、セルトレイに種子を落下させるた
め、種子をリリースする位置が高いため、種子が、落下
した勢いでセルトレイの各セル内を転がる場合があり、
セルトレイの中の土の窪みに正確に播種することが困難
であるという課題があった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、ゲルの表面に水分が付着しているような場合で
も、ゲル被覆種子等を傷つけることなくセルトレイの全
てのセルに確実に自動的にゲル被覆種子等を播種するシ
ステムの提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るセルトレイ
用自動播種システムは、育苗用セルトレイを搬送する搬
送部、育苗トレイの各セルに充填した土に窪みを作る穴
あけ部、及び外周に種子を保持するための凹部を設けた
円盤形状の繰り出しドラムを有する播種部からなり、各
セルに土を充填した育苗用セルトレイを穴あけ部に搬送
し、当該各セルの土に窪みを作った後、播種部に搬送し
当該各セルの窪みに種子を播種するセルトレイ用自動播
種システムであって、育苗用セルトレイが穴あけ部に搬
送されて来たとき、当該育苗用セルトレイの各セル列の
位置を位置検出手段により検出し、搬送ベルトを停止さ
せることなく、自動的に当該各セルに充填した土に窪み
を作る自動穴あけ手段と、育苗用セルトレイが播種部に
搬送されて来たとき、当該育苗用セルトレイの各セル列
の位置を位置検出手段により検出し、当該各セル列が来
るたびに搬送ベルトを自動停止させ、繰り出しドラムに
より当該育苗用セルトレイの各セルに自動的に種子を播
種した後、搬送ベルトを再起動する自動播種手段と、を
有することを特徴とするこのように、本発明に係るセル
トレイ用自動播種システムによれば、外周に種子を保持
するための凹部を設けた円盤形状の繰り出しドラムを有
する播種部を適用したこと、及び、穴あけ部で搬送ベル
トを停止させることなく穴あけ動作を行うこととしたの
で、ゲル被覆種子等を傷つけることなく育苗用セルトレ
イの全てのセルに早くかつ確実に自動的にゲル被覆種子
を播種することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るセルトレイ用
自動播種システムの一実施の形態について、図1乃至図
11を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は本実施の形態の全体構成図を示す。
【0010】本発明に係るセルトレイ用自動播種システ
ムは各セルに土を充填した育苗用セルトレイ(セルトレ
イ)15を搬送ベルト11上に乗せて穴あけ部2に搬送
し各セルの土に窪みを作った後、播種部3に搬送し各セ
ルの窪みにゲル被覆種子を播種し、次の工程に搬送する
搬送部1、土を充填した育苗用セルトレイ15の各セル
の土に窪みを作る穴あけ部2、及び育苗用セルトレイ1
5の各セルの窪みにゲル被覆種子を播種する播種部3と
からなる。
【0011】さらに、育苗用セルトレイ15の各セル位
置を検出するため、穴あけ部2及び播種部3の各々にそ
れぞれ穴あけ用位置センサ23及び播種用位置センサ3
3が設置される。これらの位置センサ(23,33)は
レーザー光線をトレイガイド14bに照射しその反射光
の有無を検出することで物体の有無を判断するタイプ
で、レーザー光線が搬送ベルト11上のトレイガイド1
4b面に垂直に照射するよう取り付けられる。
【0012】搬送部は、搬送ベルト11、搬送ベルト1
1の両端にあって搬送ベルト11を駆動する駆動側プー
リ12と従動側プーリ13、駆動側プーリ12を駆動す
るための搬送モータ16、及び搬送ベルト11上部にあ
って育苗用セルトレイ15がずれないようにガイドする
トレイガイド(14a,14b)により構成される。
【0013】トレイガイド(14a,14b)の内の一
本(14a)は搬送ベルト11の中央に搬送ベルトを縦
断するように設置され、他の一本(14b)は中央にあ
るトレイガイド14aと搬送ベルトの端との中間位置に
搬送ベルトを縦断するように設置される。
【0014】搬送ベルト11の中央に設置されるトレイ
ガイド14aは搬送ベルト11の中央に不図示のトレイ
ガイド固定枠にトレイガイド14aを固定するためのボ
ルト位置を調整することによりトレイガイド14aが搬
送ベルト11の中央に来るよう微調整可能となってい
る。一般的に使用されている育苗用セルトレイ15のセ
ル条数が偶数であることから育苗用セルトレイ15の下
部中央のセルとセルの間に一列の隙間ができる。この中
央にできた一列の隙間が中央に設置されるトレイガイド
14aを跨ぐような状態で育苗用セルトレイ15を搬送
ベルト11に乗せることで、育苗用セルトレイ15が搬
送中左右にずれないようにするものである。もう一方の
トレイガイド14bは上記と同様の機能を果たすととも
に、位置センサ(23,33)から照射されるレーザ光
線を反射させ、育苗用セルトレイ15の各セル位置を検
出するために用いられるものであるが、適用する育苗用
セルトレイ15の条数によって育苗用セルトレイ15下
部のセル61とセル61との間に出来た溝にはまるよう
な位置に搬送ベルト11上を平行移動させることができ
る。
【0015】図2は穴あけ部の構成を示す図である。
【0016】穴あけ用シリンダ22は、穴あけ調整ハン
ドル21により搬送ベルト11の長手方向に自在に平行
移動できるような方法で、二本の穴あけ用シリンダ支持
支柱27上部に渡された穴あけ用シリンダ固定ビーム2
8に固定される。穴あけ用シリンダ22から下方に突き
出た穴あけ用シリンダアーム29は、本実施の形態にお
いては14条、29列の育苗用セルトレイ15に播種す
るので、14本の穴あけ棒24を下部に一列に並べて取
り付けたアングルに連結されている。一列に並んだ14
本の穴あけ棒24は、シリンダアームの前進後退に伴い
下降上昇する。
【0017】ここで、穴あけ棒24を一列に並べて取り
付けたアングルは、取り替え可能となっており、育苗用
セルトレイ15の条数に応じて穴あけ棒24の本数を変
更することが出来る。
【0018】穴あけ用シリンダ支持支柱27の一方に
は、搬送ベルト11上面とほぼ同じ高さの位置にレーザ
光線タイプの穴あけ用位置センサ23が取り付けられて
いる。そして、穴あけ用位置センサ23からの位置検出
用レーザ光線は、トレイガイド14bに垂直に、搬送ベ
ルト11面の上部を横切るように照射される。
【0019】穴あけ用シリンダ22には、不図示の空気
圧供給管81と排気管82の接続を切り換える電磁弁2
5、及び穴あけ用シリンダ22の動作を前進から後退に
反転する位置を決めるための近接スイッチ26が付属す
る。
【0020】図3aは播種部構成図を示し、図3bは繰
り出しユニット構成図を示す。
【0021】図3aに示すように播種部において、本実
施の形態においては14条、29列の育苗用セルトレイ
15に播種するので、繰出しドラム42、ホッパ34等
からなる繰出しユニット30が14ユニット積層的に並
べられている。ここで、繰出しユニット30のユニット
相互間の間隔及びユニット数は、育苗用セルトレイ15
の条数により変更することが出来るようになっている。
また、繰出しドラム42の中心には、14ユニットに対
して共通する一本の繰出しドラムシャフト44が水平に
軸通されておりシャフトの回転により垂直に取り付けら
れた各繰出しドラム42が回転するようになっている。
【0022】繰出しドラムシャフト44の一方の端には
繰出しドラムシャフト44駆動用の電動機(不図示)
が、もう一方の端にはシャフト回転角を検出するための
エンコーダ(不図示)が取り付けられている。
【0023】また、ホッパ34下部には、14ユニット
に対して共通する一本の振動板軸45が軸通されてい
る。振動板軸45の一方の端にレバー43が振動板軸4
5の動きとは自由な状態で挿入されており、その外側に
カムアーム32が振動板軸45に枢着されている。
【0024】すなわち、カムアーム32はくの字形に二
本のアームが突き出た形状をなし、二本のアームの交わ
る部分が振動板軸45に枢着され、カムアーム32の動
きと共に振動板軸45が回動する。
【0025】カムアーム32の一方のアームは、もう一
方のアームとレバー43との間に架設したスプリング4
6の引っ張り力によりカム31に摺動可能に押しつけら
れている。ここで、レバー43を左に倒せば、カムアー
ム32の上部アームが上から下向きにカム31に押しつ
けられ、レバー43を右に倒せばカムアーム32の下部
アームが下から上向きにカム31に押しつけられる。
【0026】図3bに示すように、各繰出しドラムユニ
ット30は、外周にゲル被覆種子50を保持するための
凹部42aを設けた繰出しドラム42、ゲル被覆種子5
0を蓄えるホッパ34とからなり、繰出しドラム42の
ホッパ34側にはゲル被覆種子保持用凹部42aに保持
される以外のゲル被覆種子50が繰出しドラム42の回
転につられ外に出て行かないよう先端を繰出しドラム4
2の外周に近接させた規制板39が設けられている。ま
た、繰出しドラム42のホッパ34と反対側には、ゲル
被覆種子保持用凹部42aに保持されたゲル被覆種子5
0が落下しないようガイド40が設けられ、繰出しドラ
ム42の下部にはゲル被覆種子保持用凹部42aに一粒
ずつ保持されたゲル被覆種子50を確実に育苗用セルト
レイ15の各セルに落とすために先端が鋭角形状をなす
スクレパー41が設けられている。
【0027】繰出しドラム42はゲル被覆種子保持用凹
部42aを外周に設けた2枚の円盤の間に、繰出しドラ
ム42より径の小さい円盤を同心円状に挟着した構成と
なっている。そして、繰出しドラム42を構成する2枚
の円盤の間には、2枚の円盤の間の同心円盤の外周に接
するようにスクレパー41が挿入されている。
【0028】ホッパ34の繰出しドラム42に通じる側
にはゲル被覆種子50の供給状態を調整するためのゲー
ト38が設けられ、ホッパ34下部には、一端が振動板
軸45外周に固定された振動板35が設けられている。
振動板35のもう一方の端にはラバー固定プレート36
の一端が接合され接合部にはラバー固定プレート36と
振動板35に挟み込まれるようにフリクションラバー3
7の一端が挟着されている。フリクションラバー37の
もう一方の端は、外側に弛ませた状態で、ラバー固定プ
レート36のもう一方の端に固着されている。そして、
レバー43を左に倒したとき、フリクションラバー37
の弛んで凸となった部分は繰出しドラム42の外周部に
摺動自在に密接している。なお、レバー43を右に倒し
たとき、フリクションラバー37の弛んで凸となった部
分と繰出しドラム42の外周部との間には隙間が出来る
ので、ホッパ34にあるゲル被覆種子50をホッパ34
の下に排出することが出来る。
【0029】図4aは育苗用セルトレイ立体図、図4b
は育苗用セルトレイを側面から見た模式図である。
【0030】図4aに示すように、本実施の形態におい
ては、搬送ベルト11を横断する方向に14条、搬送ベ
ルト11の進行方向に29列のセル6が設けられた育苗
用セルトレイ15を用いている。また、図4bに示すよ
うにセル61とセル61の間には間隙が存在する。
【0031】穴あけ部2には穴あけ用位置センサ23
が、また、播種部3には播種用位置センサ33が、位置
センサレーザ光線が育苗用セルトレイ15の進行方向、
すなわちトレイガイド14bとは垂直に、かつ各セル6
1の列と列との隙間を通り抜けることができる高さに取
り付けられている。
【0032】図5は本実施の形態における制御システム
のブロック図である。
【0033】制御システムは、自動播種システムの制御
を司る自動播種システム用シーケンサ71、搬送部1の
搬送ベルト11、穴あけ部2に設けられた穴あけ用位置
センサ23、穴あけシリンダ用電磁弁25、穴あけシリ
ンダ近接スイッチ26、及び播種部3に設けられた播種
用位置センサ33、繰出しドラム42、エンコーダ46
からなる。
【0034】穴あけ用位置センサ23、穴あけシリンダ
用近接スイッチ26、播種用位置センサ33、及びエン
コーダ46からの信号は自動播種システム用シーケンサ
71に入力され、シーケンス制御処理が行われた後、穴
あけシリンダ用電磁弁25、繰出しドラム42、及び搬
送ベルト11に出力される。
【0035】次に、本実施の形態における自動播種シス
テムの動作について図1を参照して説明する。
【0036】まず、搬送ベルト11中央に位置するトレ
イガイド14aの位置を確認し必要ならば搬送ベルト1
1の中央になるよう微調整を行う。次いでもう一方のト
レイガイド14bが、育苗用セルトレイ15の端から4
条目のセル61と5条目のセル61との隙間にはまり込
むようトレイガイド14bの位置を調整する。
【0037】続いて、搬送ベルト11の上流に各セル6
1に土を充填した育苗用セルトレイ15を端から7条目
のセルと8条目のセルとの隙間が中央のトレイガイド1
4aに跨るようして搬送ベルト11の上に置く、このと
き、4条目のセル61と5条目のセル61との隙間はト
レイガイド14bに跨ることになる。
【0038】この状態でセルトレイ用自動播種システム
を起動すると、育苗用セルトレイ15は搬送ベルト11
により、穴あけ部2に搬送される。穴あけ部2では育苗
用セルトレイ15の各セル列の位置を穴あけ用位置セン
サ23により検出し、セル列が来るたびに搬送ベルト1
1を停止させることなく穴あけ棒24を前進後退させ、
自動的にその列の各セルに充填した土に窪みを作るとい
う動作を繰り返すことによって育苗用セルトレイ15の
全てのセル61に窪みを作る。
【0039】その後、育苗用セルトレイ15は播種部3
に搬送され、同様に播種部3において育苗用セルトレイ
15の各セル列の位置を播種用位置センサ33により検
出し、セル列が来るたびに搬送ベルト11を自動停止さ
せ、自動的にその列の各セルに充填した土の窪みにゲル
被覆種子50を播種した後、搬送ベルト11を自動再起
動するという動作を繰り返すことによって育苗用セルト
レイ15の全てのセル61にゲル被覆種子50を播種
し、育苗用セルトレイ15を搬送ベルト11にて次の工
程へ搬送する。
【0040】以上で、一連の自動播種動作は完了する。
なお、一旦セルトレイ用自動播種システムを起動した後
は、いちいちシステムを停止することなく各セル61に
土を充填した育苗用セルトレイ15を搬送ベルト11に
順番に乗せれば自動的に上記一連の動作が次々と行われ
る。
【0041】次に、穴あけ部2での動作について図2、
及び図6から図8を参照して詳細に説明する。
【0042】図6は、穴あけ動作フローチャートであ
る。
【0043】図6図に示すように、各セル61に土を充
填した育苗用セルトレイ15を搬送ベルト11に乗せて
セルトレイ用自動播種システムを起動すると、搬送ベル
ト11が起動し、運転が継続する(Step1,Ste
p2)。このとき育苗用セルトレイ15はまだ穴あけ部
2まで搬送されて来ていないから穴あけ用位置センサ2
3はONにならないので(Step3)フリップフロッ
プはセットされる(Step4)が搬送ベルト11の運
転は継続される(Step2)。その後、育苗用セルト
レイ15の先頭のセル列が穴あけ部2に搬送されてくる
と穴あけ用位置センサ23からのレーザ光線はセル61
の先頭部分によりトレイガイド14bからの反射光が遮
られるので、穴あけ用位置センサ23がONになる(S
tep3)。ここで、セットされていたフリップフロッ
プはリセットされる(Step5,Step6,Ste
p7)。
【0044】ここで、図2に示す穴あけ調整ハンドル2
1によって一列に並べられた14本の穴あけ棒がセル列
の各セルの真上に来るよう調整されている、また近接ス
イッチは穴あけ用シリンダ22が最適な長さまで前進し
てきたときONになるよう調整されている。その状態で
穴あけ用シリンダ22が前進し(Step7)各セルの
土に適当な深さの窪みを作る位置まで穴あけ棒24を押
し下げると近接スイッチ26がONとなり(Step
8)穴あけ用シリンダ22が後退し上限位置で停止する
(Step9,Step10,Step11)。
【0045】ここで、Step2にもどる。このとき穴
あけ用位置センサ23からのレーザ光線はまだセル61
によりトレイガイド14bからの反射光が遮られるの
で、穴あけ用位置センサ23はON状態であり(Ste
p3)、また、フリップフロップはリセットしたままで
ある(Step5,Step6)。
【0046】さらに、搬送ベルトにより育苗用セルトレ
イ15が移動し穴あけ用位置センサ23からのレーザ光
線の照射位置にセル列とセル列の隙間が来るとレーザ光
線はセル61により遮られず反射光が戻って来るので穴
あけ用位置センサ23はOFFになり、フリップフロッ
プはセットされる(Step3,Step4,Step
5)。さらに育苗用セルトレイ15が移動し穴あけ用位
置センサ23からのレーザ光線の照射位置に次のセル列
が来ると、レーザ光線はセル61によりトレイガイド1
4bの反射光が遮られ穴あけ用位置センサ23はONに
なり、セットされていたフリップフロップはリセットさ
れる(Step3,Step5,Step6)。このよ
うにして、セル列が一列シフトされたことを検出する。
【0047】続いて、穴あけ用シリンダ22が前進し
(Step7)各セルの土に適当な深さの窪みを作る位
置まで穴あけ棒24を押し下げると近接スイッチ26が
ONとなり(Step8)穴あけ用シリンダ22が後退
し上限位置で停止し(Step9,Step10,St
ep11)、再びStep2に戻る。
【0048】このように、次のセル列が来るたびに一列
単位で穴あけ動作が行われ育苗用セルトレイ15の全て
のセル61の土に窪みが作られる。
【0049】次に穴あけ部のセル列シフト動作について
図7を参照しながら説明する。
【0050】図7において、STEP−a1はセル列イ
のセル61の穴あけ動作が終わった状態を示す。このと
き穴あけ用位置センサ23のレーザ光線はセル61の右
端にによりトレイガイド14bからの反射光が遮られる
ので穴あけ用位置センサ23はONとなっている。次い
で、STEP−a2においては、搬送ベルト11により
育苗用セルトレイ15が多少移動しているがなお穴あけ
用位置センサ23のレーザ光線はセル61によりトレイ
ガイド14bからの反射光が遮られるので穴あけ用位置
センサ23はONの状態でありSTEP−a1の状態と
変化はないので、穴あけ用シリンダ22は上限位置のま
まである。
【0051】更にSTEP−a3において、育苗用セル
トレイ15が移動し穴あけ用位置センサ23からのレー
ザ光線の照射位置62にセル列とセル列の隙間が来ると
レーザ光線はセル61により遮られず反射光が戻って来
るので穴あけ用位置センサ23はOFFになりフリップ
フロップはリセットされる。
【0052】続いてSTEP−a4及びSTEP−a5
において、育苗用セルトレイ15が移動し穴あけ用位置
センサ23からのレーザ光線の照射位置62にセル列ロ
の右端が現れると、穴あけ用位置センサ23のレーザ光
線はセル列ロによりトレイガイド14bからの反射光が
遮られるので穴あけ用位置センサ23はONとなる。こ
のとき、フリップフロップはリセットされているので、
穴あけシリンダ24が前進し、列ロの各セルの土に適当
な深さの窪みを作る。
【0053】その後、再びSTEP−a1からの一連の
動作を繰り返す。
【0054】このように、穴あけ用位置センサ23が一
旦OFFになった後再度ONになってはじめて、穴あけ
用シリンダ22を前進させるので育苗用セルトレイ15
のセル列の一列ずつ穴あけ動作を行うことが出来る。
【0055】続いて、穴あけ動作について図8を参照し
て説明する。
【0056】図8に示すように、穴あけ部2には、穴あ
け用シリンダ22への供給空気配管81と排気空気配管
82の接続を切り換えるための電磁弁25が設置されて
いる。また、穴あけ用シリンダ22には近接スイッチ2
6が取り付けられ、近接スイッチ26の取り付け位置を
変更することにより、穴あけ用シリンダ22が前進から
後退へ切り替わるときのシリンダ前進長さを変更するこ
とが出来る。また、一列に並んだ14本の穴あけ棒24
は、穴あけ用シリンダアーム29の前進後退に伴い下降
上昇する。
【0057】図8において、STEP−b1はセル列イ
のセル61の穴あけ動作が終わり、搬送ベルト11によ
り一列シフトされセル列ロのセル61が穴あけ棒24の
下に来て穴あけ用位置センサ23がONになる直後の状
態である。この状態では、供給空気管81は電磁弁25
を経由して下部シリンダ室に接続され排気空気管82は
電磁弁25を介して上部シリンダ室に接続されている。
従って、穴あけ用シリンダアーム29は下部シリンダ室
の空気圧により上限まで後退しており、穴あけ用シリン
ダアーム29に連結されたアングルに一列に並べて取り
付けられた14本の穴あけ棒24も上部に後退してい
る。
【0058】次いでSTEP−b2ではセル列ロが穴あ
け棒24の下に来て、穴あけ用位置センサ23の信号を
受け電磁弁25が切り替わった状態を示す。この状態
で、電磁弁25により空気配管の接続が切り換えられる
ので、供給空気管81は電磁弁25を経由して上部シリ
ンダ室に接続され排気空気管82は電磁弁25を介して
下部シリンダ室に接続される。この状態になると、穴あ
け用シリンダアーム29は上部シリンダ室の空気圧によ
り下方へ前進する。従って、14本の穴あけ棒24も下
方に前進する。
【0059】続いてSTEP−b3では穴あけ用シリン
ダアーム29が下方へ前進することにより、穴あけ棒2
4をセル61に充填された土の上に押し下げ、窪みを作
る。適当な深さの窪みを作る位置まで穴あけ棒24を押
し下げたとき穴あけ用シリンダアーム29に取り付けら
れた近接スイッチ26がONになる。近接スイッチ26
がONになると電磁弁25により空気配管の接続が切り
換えられ、供給空気管81は電磁弁25を経由して下部
シリンダ室に接続され排気空気管82は電磁弁25を介
して上部シリンダ室に接続される。この状態になると、
穴あけ用シリンダアーム29は下部シリンダ室の空気圧
により上方へ後退する。
【0060】次いでSTEP−b4は穴あけ用シリンダ
アーム29が上限まで後退し、停止した状態を示してい
る。続いてSTEP−b5は、搬送ベルト11によりセ
ル列を一列シフトしセル列ロが右側に移動した状態を示
す。この状態から再びSTEP−b1からの一連の動作
を繰り返す。
【0061】次に、播種部3での動作について図3b、
及び図9から図11を参照して詳細に説明する。
【0062】図9は、播種部動作フローチャートであ
る。
【0063】図9図に示すように、育苗用セルトレイ1
5の全てのセル61の土に窪みが作られると、搬送ベル
ト11が起動し、運転が継続する(Step21,St
ep22)。このとき育苗用セルトレイ15はまだ播種
部3まで搬送されて来ていないから播種用位置センサ3
3はONにならないので(Step23)フリップフロ
ップはセットされる(Step24)が搬送ベルト11
の運転は継続される(Step22)。その後、育苗用
セルトレイ15の先頭のセル列が穴あけ部2に搬送され
てくると播種用位置センサ33からのレーザ光線はセル
61の先頭部分によりトレイガイド14bからの反射光
が遮られるので、播種用位置センサ33がONになる
(Step23)。このときフリップフロップはセット
されているから搬送ベルト11は停止し、フリップフロ
ップはリセットされる(Step25,Step26,
Step27)。
【0064】ここで、播種用位置センサ33の取り付け
位置を移動することによって、播種部スクレパー41か
ら掻き落とされたゲル被覆種子50がセル61の真ん中
に落ちるような位置で育苗用セルトレイ15が停止する
よう調整されている。この状態で繰出しドラム42が起
動し(Step28)、エンコーダがONになると(S
tep29)タイマがカウントを開始し(Step3
0)Δt秒後に繰出しドラム42が停止する(Step
31,Step32)。このようにしてゲル被覆種子5
0が14個(セル1列分)のセル61に播種される。
【0065】次いで、Step21にもどり、搬送ベル
ト11が起動し、運転が継続する(Step21,St
ep22)。このとき播種用位置センサ33からのレー
ザ光線はまだセル61によりトレイガイド14bからの
反射光が遮られるので、播種用位置センサ33はON状
態であり(Step23)、また、フリップフロップは
リセットしたままである(Step26)。
【0066】さらに、搬送ベルトにより育苗用セルトレ
イ15が移動し播種用位置センサ33からのレーザ光線
の照射位置にセル列とセル列の隙間が来るとレーザ光線
はセル61により遮られず反射光が戻っ来るので播種用
位置センサ33はOFFになり、フリップフロップはセ
ットされるが搬送ベルト11の運転は継続される(St
ep23,Step24,Step25)。さらに育苗
用セルトレイ15が移動し播種用位置センサ33からの
レーザ光線の照射位置に次のセル列が来ると、レーザ光
線はセル61によりトレイガイド14bからの反射光が
遮られ播種用位置センサ33はONになり、フリップフ
ロップはセットされているので搬送ベルト11は停止
し、フリップフロップはリセットされる(Step2
3,Step25,Step26,Step27)。こ
のようにして、セル列は一列シフトされる。
【0067】続いて、繰出しドラム42が起動し(St
ep28)、エンコーダがONになると(Step2
9)タイマがカウントを開始し(Step30)Δt秒
後に繰出しドラム42が停止し(Step31,Ste
p32)、再びStep1に戻る。
【0068】このように、セル列は一列ずつシフトさ
れ、シフトするたびに一列単位で播種動作が行われ育苗
用セルトレイ15の全てのセル61にゲル被覆種子が播
種される。
【0069】次に播種部3のセル列シフト動作について
図10を参照しながら説明する。
【0070】図10において、STEP−c1はセル列
イのセル61の播種動作が終わり、搬送ベルト11が起
動した状態を示す。このとき播種用位置センサ33のレ
ーザ光線はセル61の右端によりトレイガイド14bか
らの反射光が遮られるので播種用位置センサ33はON
となっている。次いで、STEP−c2においては、搬
送ベルト11により育苗用セルトレイ15が多少移動し
ているがなお播種用位置センサ33のレーザ光線はセル
61によりトレイガイド14bからの反射光を遮られる
ので播種用位置センサ33はONの状態でありSTEP
−c1の状態と変化はないので、搬送ベルト11は運転
を継続する。
【0071】更にSTEP−c3において、育苗用セル
トレイ15が移動し播種用位置センサ33からのレーザ
光線の照射位置62にセル列とセル列の隙間が来るとレ
ーザ光線はセル61により遮られず反射光が戻って来る
ので播種用位置センサ33はOFFになりフリップフロ
ップはリセットされる。播種用位置センサ33がOFF
の状態において搬送ベルト11は運転を継続する。
【0072】続いてSTEP−c4において、育苗用セ
ルトレイ15が移動し播種用位置センサ33からのレー
ザ光線の照射位置62にセル列ロの右端が現れると、播
種用位置センサ33のレーザ光線はセル列ロの右端によ
りトレイガイド14bからの反射光が遮られるので播種
用位置センサ33はONとなる。このとき、フリップフ
ロップはリセットされているので、搬送ベルト11は停
止し繰出しドラム42によりセル列ロの各セルに播種さ
れる。
【0073】播種動作の後STEP−c6において搬送
ベルト11が起動し、再びSTEP−c1からの一連の
動作を繰り返す。
【0074】このように、播種用位置センサ33が一旦
OFFになった後再度ONになってはじめて、搬送コン
ベア11を停止させるので育苗用セルトレイ15のセル
列を一列ずつシフトさせることができる。
【0075】続いて、播種動作について図11を参照し
て説明する。
【0076】図11において、STEP−d1はセル列
イのセル61の播種動作が終わり、搬送ベルト11によ
り一列シフトされセル列ロのセル61が繰出しドラム4
2の真下に来て停止している状態である。この状態で
は、繰出しドラムの外周に設けられたゲル被覆種子50
を保持するための凹部42aの1つは、スクレパー41
によりゲル被覆種子50をセル61の上に掻き落とした
後、スクレパー41の先端を少し通り越した位置で停止
しており、他の1つは、凹部42aにゲル被覆種子50
を保持したまま、ガイド40の上部にあってゲル被覆種
子50が落下しないよう支えれらている。
【0077】次いでSTEP−d2では、繰出しドラム
42の回転が開始された状態である。続いてSTEP−
b3は、更に回転が継続し、繰出しドラムシャフト44
の一端に設けられたロータリエンコーダの接点がONに
なるとともに、凹部42aに保持されたゲル被覆種子5
0がスクレパー41の先端によりセル61の上に掻き落
とされた状態を示している。ここで、ロータリエンコー
ダは繰出しドラム42が一回転したときその外周に設け
られた凹部42aの数だけパルス状にON・OFFする
接点出力を出力する。ただしロータリエンコーダからの
出力接点がONになった直後に繰出しドラム42を停止
させると、出力接点ONの状態を維持してしまう場合が
ある。
【0078】そこで、STEP−b4においては、ロー
タリエンコーダの接点がONになった後その接点が確実
にOFFになってから繰出しドラム42の回転を停止さ
せるため、ロータリエンコーダの接点がONになってか
らΔt秒後にに繰出しドラム42の回転を停止させる。
このとき、ゲル被覆種子50がスクレパー41の先端に
よりセル61の上に掻き落とされたあと、凹部42a
は、スクレパー41の先端を少し通り越した位置で停止
する。
【0079】続いてSTEP−d5にて、搬送ベルト1
1が起動停止しセル列を一列シフトしセル列ロが右側に
移動した状態を示す。この状態から再びSTEP−d1
からの一連の動作を繰り返す。
【0080】なお、このとき、繰出しドラムの回転と共
に図3bに示すカム31が回転する。ここでレバー43
は左側に倒されているので、カム31の上部から押しつ
けられているカムアーム32はカム31の回転により揺
動する。カムアーム32の揺動により振動板軸45が回
動し振動板軸45の回動により振動板35及びラバー固
定プレート36、及びラバー固定プレート36の外側に
弛ませて取り付けられたフリクションラバー37が振動
する。フリクションラバー37の振動により、ホッパ3
4から繰出しドラム42のゲル被覆種子保持用凹部42
aへゲル被覆種子50を供給する部分でのブリッジ発生
を防止し、確実に1個ずつゲル被覆種子保持用凹部42
aにゲル被覆種子50を保持させることが出来る。ま
た、フリクションラバー37は弾性体で出来ているの
で、振動させてもフリクションラバー37の凸部は繰出
しドラム42の外周部にに押しつけられており、隙間が
出来ることはないので、この部分からゲル被覆種子50
がこぼれ落ちることはない。
【0081】なお、本実施の形態においてはゲル被覆種
子50を播種対象としたが、播種する種子はゲル被覆種
子でなくてもよく、ある程度大きさと形が整っていれば
どんなものでも良く、例えばコート種子等にも適用でき
る。
【0082】また、本実施の形態においては、育苗用セ
ルトレイ15の条数を14としたが、特に条数を14と
する必要はなく、8条や10条等でも良い。
【0083】このように、本実施の形態によれば、ゲル
被覆種子50を傷つけることなく育苗用セルトレイ15
の全てのセル61に確実に自動的にゲル被覆種子50を
播種することができる。
【0084】また、穴あけ部2における工程における育
苗用トレイ15の停止位置等の調整と、播種部3におけ
る育苗用トレイ15の停止位置等の調整を独立に行うこ
とが出来るようにしたので、より確実に育苗用セルトレ
イ15に自動的にゲル被覆種子50を播種することが出
来る。
【0085】さらに、播種部3において、ホッパ34か
ら繰出しドラム42のゲル被覆種子保持用凹部42aへ
ゲル被覆種子50を供給する部分に、弾性体で出来たフ
リクションラバー37を設け、このフリクションラバー
37を振動させるので、この部分でのブリッジ発生を防
止し、確実に1個ずつゲル被覆種子保持用凹部42aに
ゲル被覆種子50を保持させることが出来る。
【0086】また、繰出しドラム42の下部のゲル被覆
種子繰出し口に、スクレパー41を設けたので、繰出し
ドラム42の外周の凹部42aに一粒ずつ把持されたゲ
ル被覆種子50を確実に育苗用セルトレイ15の各セル
61の中に落とすことが出来る。
【0087】さらに、繰出しドラム42の下部のゲル被
覆種子繰出し口から育苗用セルトレイ15の各セル61
までの「ゲル被覆種子落下距離」を短くすることができ
るため、ゲル被覆種子50が、落下した勢いで育苗用セ
ルトレイ15の各セル61内を転がったりすることがな
く、一粒ずつ確実に各セル61の中央部に播種すること
が出来る。
【0088】また、繰出しドラムシャフト44の一端に
設けられたロータリエンコーダの出力接点がONになっ
てから、繰出しドラム42を停止させるまでにΔt秒後
の時間遅れを持たせ確実にロータリエンコーダの出力接
点をOFFにさせることで、播種部3における誤動作を
防止することが出来る。
【0089】さらに、穴あけ部2において、穴あけ用シ
リンダ22に近接スイッチ26を取り付け、近接スイッ
チ26の取り付け位置を変更することで、穴あけ用シリ
ンダアーム29のストローク長を変更することが出来る
ので、育苗用セルトレイ15の各セル61の穴あけ深さ
が最適になるよう調整することが出来る。
【0090】また、育苗用セルトレイ15のセル列の位
置を検出する手段としてレーザ光線タイプの位置センサ
を用い、育苗用セルトレイ15を側面から見たとき、セ
ル61とセル61の間に隙間があることを利用し、位置
センサ(23,33)が一旦OFFになったことを記憶
しておきその後ONになったとき搬送ベルト11を停止
させるので、穴あけ部2あるいは播種部3において育苗
用セルトレイ15のセル列のシフト動作を確実に行うこ
とが出来る。
【0091】さらに、搬送ベルト11の中央にトレイガ
イド14aを設置したので、中央にできた育苗用セルト
レイ15の一列の隙間を中央に設置されるトレイガイド
14aに跨がせた状態で、育苗用セルトレイ15を搬送
ベルト11に乗せることで、育苗用セルトレイ15が搬
送中左右にずれないようにすることができる。
【0092】また、搬送ベルト上のトレイガイド14b
に位置センサ(23,33)からの光線を照射し、その
反射光の有無で、育苗用セルトレイ15の各セル列の位
置を検出することとしたので、育苗用セルトレイ15の
位置センサ(23,33)側のセルが変形していても、
確実に各セル列の位置を検出することが出来る。
【0093】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る セルトレ
イ用自動播種システムによれば、ゲルの表面に水分が付
着しているような場合でも、ゲル被覆種子50を傷つけ
ることなく育苗用セルトレイ15の全てのセル61の中
央部に一粒ずつ早くかつ確実に自動的にゲル被覆種子5
0を播種することができる。
【0094】また、搬送ベルト11の中央にトレイガイ
ド14aを設置したので、育苗用セルトレイ15の形状
等の変化に容易に対応することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るセルトレイ用自動播種システムの
一実施の形態を示した全体構成図である。
【図2】図1に示したシステムにおいて、穴あけ部の構
成を示した図である。
【図3】図3aは図1に示したシステムにおける、播種
部構成図、図3bは繰出しドラムユニット構成図であ
る。
【図4】図4aは育苗用セルトレイ立体模式図、図4b
は育苗用セルトレイ側面模式図である。
【図5】図1に示したシステムにおける、制御装置ブロ
ック図である。
【図6】図1に示したシステムにおける、穴あけ動作フ
ローチャートである。
【図7】図1に示したシステムにおいて、穴あけ部にお
ける搬送ベルト起動停止動作図である。
【図8】図1に示したシステムにおける、穴あけ動作説
明図である。
【図9】図1に示したシステムにおける、播種動作フロ
ーチャトである。
【図10】図1に示したシステムにおいて、播種部にお
ける搬送ベルト起動停止動作図である。
【図11】図1に示したシステムにおける、播種動作説
明図である。
【符号の説明】
1 搬送部 2 穴あけ部 3 播種部 11 搬送ベルト 14a トレイガイド 15 育苗用セルトレイ 22 穴あけ用シリンダ 23 穴あけ用位置センサ 24 穴あけ棒 25 電磁弁 26 近接スイッチ 33 播種用位置センサ 37 フリクションラバー 41 スクレパー 42 繰出しドラム 42a ゲル被覆種子保持用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B054 AA05 BA01 BB04 CA06 CB02 CB15 DA01 DA06 DA13 DC06 DC09 DD07 DD24 DD25 EA07 EA15 EA16 EA23

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗用セルトレイを搬送する搬送部、育
    苗トレイの各セルに充填した土に窪みを作る穴あけ部、
    及び外周に種子を保持するための凹部を設けた円盤形状
    の繰り出しドラムを有する播種部からなり、各セルに土
    を充填した育苗用セルトレイを穴あけ部に搬送し、当該
    各セルの土に窪みを作った後、播種部に搬送し当該各セ
    ルの窪みに種子を播種するセルトレイ用自動播種システ
    ムであって、 前記育苗用セルトレイが前記穴あけ部に搬送されて来た
    とき、当該育苗用セルトレイの各セル列の位置を位置検
    出手段により検出し、搬送ベルトを停止させることな
    く、自動的に当該各セルに充填した土に窪みを作る自動
    穴あけ手段と、 育苗用セルトレイが播種部に搬送されて来たとき、当該
    育苗用セルトレイの各セル列の位置を位置検出手段によ
    り検出し、当該各セル列が来るたびに前記搬送ベルトを
    自動停止させ、前記繰り出しドラムにより当該育苗用セ
    ルトレイの各セルに自動的に種子を播種した後、前記搬
    送ベルトを再起動する自動播種手段と、を有することを
    特徴とするセルトレイ用自動播種システム。
  2. 【請求項2】 前記播種部は、育苗用セルトレイの各セ
    ル列の位置を検出する位置検出手段、種子を収容するホ
    ッパ、外周に凹部を設けた円盤形状の繰り出しドラムを
    有し、 ホッパから繰出しドラムへの供給口に、繰出しドラム外
    周面と接触を保ったまま揺動する弾性板を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載のセルトレイ用自動播種シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記穴あけ部は、育苗用セルトレイの各
    セル列の位置を検出する位置検出手段、育苗用セルトレ
    イの各セルに充填された土の上に押し下げることで土に
    窪みを作るため先端を尖らせた穴あけ棒、及び当該穴あ
    け棒を上下させるためのシリンダーを有し、 上記シリンダーには、供給空気経路を切り換えること
    で、当該シリンダーピストンを前進後退させ、前記穴あ
    け棒を上下させるための電磁弁と、 前記穴あけ棒が前進から後退に切り替わる位置を決める
    ためシリンダーに設けられた近接スイッチと、 を有することを特徴とする請求項1又は請求項2のいず
    れか1項に記載のセルトレイ用自動播種システム。
  4. 【請求項4】 前記搬送部の搬送ベルト内側に、トレイ
    ガイドを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1項に記載のセルトレイ用自動播種システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記播種部及び前記穴あけ部に設けられ
    た育苗用セルトレイの各セル列の位置を検出する位置検
    出手段は、搬送ベルト上部に設けたトレイガイドに照射
    した光線の反射光の有無を検出するものであることを特
    徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の
    セルトレイ用自動播種システム。
  6. 【請求項6】 前記繰り出しドラム回転軸上に、当該繰
    り出しドラム回転角を検出するための回転角検出手段を
    設け、該回転角検出手段は、前記繰り出しドラム一回転
    につき繰り出しドラムの外周に設けられた凹部の数だ
    け、一定角度毎に、パルスを出力するものであって、 前記回転角検出手段からのパルスにより種子繰り出し口
    に凹部を1個通過させることを特徴とする請求項1乃至
    請求項5のいずれか1項に記載のセルトレイ用自動播種
    システム。
  7. 【請求項7】 前記播種部は、繰出しドラムとホッパと
    からなる繰出しユニットとしてユニット化し、当該繰出
    しユニットを積層的に並べ相互の間隔を可変としたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記
    載のセルトレイ用自動播種システム。
  8. 【請求項8】 前記播種部の繰出しドラム下部の種子繰
    出し口には、繰出しドラムの凹部に保持された種子を掻
    き落とすためのスクレパー有することを特徴とする請求
    項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のセルトレイ用
    自動播種システム。
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