JP2003301708A - 4サイクルエンジンのブリーザ装置 - Google Patents
4サイクルエンジンのブリーザ装置Info
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- JP2003301708A JP2003301708A JP2002105381A JP2002105381A JP2003301708A JP 2003301708 A JP2003301708 A JP 2003301708A JP 2002105381 A JP2002105381 A JP 2002105381A JP 2002105381 A JP2002105381 A JP 2002105381A JP 2003301708 A JP2003301708 A JP 2003301708A
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- breather
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 4サイクルエンジンにおいて、オイル溜から
ブリーザ室へのオイルの逆流を避けながらも、クラッチ
室をブリーザ用の通路として有効に利用し、ミッション
室をコンパクトに保てるようにすることを目的としてい
る。 【解決手段】 ミッション室3の上壁部にブリーザ室3
0を形成し、ミッション室3のクランク軸芯方向の隣に
設けられたクラッチ室52の後端部に、上記ブリーザ室
30に連通すると共に下方に延びるガス導入通路60及
びオイル戻し通路61を、前後に並列に形成している。
ガス導入通路60は、該通路下端に形成されてクラッチ
室52に開口する第1のガス入口部70と、該通路途中
に形成されてクラッチ室52に開口する第2のガス入口
部71を有している。
ブリーザ室へのオイルの逆流を避けながらも、クラッチ
室をブリーザ用の通路として有効に利用し、ミッション
室をコンパクトに保てるようにすることを目的としてい
る。 【解決手段】 ミッション室3の上壁部にブリーザ室3
0を形成し、ミッション室3のクランク軸芯方向の隣に
設けられたクラッチ室52の後端部に、上記ブリーザ室
30に連通すると共に下方に延びるガス導入通路60及
びオイル戻し通路61を、前後に並列に形成している。
ガス導入通路60は、該通路下端に形成されてクラッチ
室52に開口する第1のガス入口部70と、該通路途中
に形成されてクラッチ室52に開口する第2のガス入口
部71を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、4サイクルエン
ジンのブリーザ装置に関する。
ジンのブリーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンにあっては、燃焼室
内のガスがピストンの摺動面を通してクランク室へ吹き
抜ける現象、すなわブローバイガスを生じることがあ
り、このブローバイガスをクランク室内から排出するた
めにブリーザ装置が設備されている。
内のガスがピストンの摺動面を通してクランク室へ吹き
抜ける現象、すなわブローバイガスを生じることがあ
り、このブローバイガスをクランク室内から排出するた
めにブリーザ装置が設備されている。
【0003】本件出願人は、4サイクルエンジンのブリ
ーザ装置として、実用新案登録第2510787号公報
に記載されたブリーザ装置を既に考案しており、図7及
び図8にその構造を示している。縦断側面略図を示す図
7において、クランクケース100内には、クランク室
104の後側にミッション室101を形成し、該ミッシ
ョン室101の下部をオイル溜して利用しており、ミッ
ション室101の上壁から後壁に亘る広範囲に、後と上
方に張り出すようにブリーザ室102を形成している。
ーザ装置として、実用新案登録第2510787号公報
に記載されたブリーザ装置を既に考案しており、図7及
び図8にその構造を示している。縦断側面略図を示す図
7において、クランクケース100内には、クランク室
104の後側にミッション室101を形成し、該ミッシ
ョン室101の下部をオイル溜して利用しており、ミッ
ション室101の上壁から後壁に亘る広範囲に、後と上
方に張り出すようにブリーザ室102を形成している。
【0004】ブリーザ室102のドレン排出孔103
は、ミッション室101内のオイル面L1より上方に位
置すると共に、図8のように、ミッション室側方に形成
された側部室(カバー室)105に開口しており、上記
側部室105に、気液分離後のオイル分を滴下あるいは
流下させるようになっている。側部室105の下端部は
上記オイル溜と連通し、オイル溜と同一レベルのオイル
が溜められている。
は、ミッション室101内のオイル面L1より上方に位
置すると共に、図8のように、ミッション室側方に形成
された側部室(カバー室)105に開口しており、上記
側部室105に、気液分離後のオイル分を滴下あるいは
流下させるようになっている。側部室105の下端部は
上記オイル溜と連通し、オイル溜と同一レベルのオイル
が溜められている。
【0005】ブリーザ室102内には複数の邪魔壁11
2が形成され、ブリーザ室102の前端部の上面にはガ
ス排出口113が形成されている。また、ミッション室
101内と他方の側部室116の間には、ブローバイガ
スを該側部室116に流通させるブローバイガス流通孔
117が形成されている。
2が形成され、ブリーザ室102の前端部の上面にはガ
ス排出口113が形成されている。また、ミッション室
101内と他方の側部室116の間には、ブローバイガ
スを該側部室116に流通させるブローバイガス流通孔
117が形成されている。
【0006】クランク室104で発生するブローバイガ
スは、ミッション室101からブローバイガス流通孔1
17を介して側部室116に流通し、ブローバイガス導
入孔118からブリーザ室102に入り、気液分離さ
れ、ガス分はガス排出口113から排出され、オイル分
はドレン排出孔103から側部室105に排出され、オ
イル溜に戻される。
スは、ミッション室101からブローバイガス流通孔1
17を介して側部室116に流通し、ブローバイガス導
入孔118からブリーザ室102に入り、気液分離さ
れ、ガス分はガス排出口113から排出され、オイル分
はドレン排出孔103から側部室105に排出され、オ
イル溜に戻される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図7及び図8に示す構
造では、ブリーザ室102の下端部に形成されるオイル
排出孔103が側部室105に直接開放しており、クラ
ンク室104内の圧力変動及び車輌の揺れにより、オイ
ル溜のオイルがオイル排出孔103からブリーザ室10
2内に直接逆流することがある。この逆流オイルがブロ
ーバイガスと混ざらないようにブリーザ室102を大き
く確保し、かつ、ブリーザ室102内の邪魔壁112を
多く形成している。そのためミッション室101の後部
が大きく後方に張り出す形状となっており、エンジンの
大型化及び重量増加が避けられなかった。
造では、ブリーザ室102の下端部に形成されるオイル
排出孔103が側部室105に直接開放しており、クラ
ンク室104内の圧力変動及び車輌の揺れにより、オイ
ル溜のオイルがオイル排出孔103からブリーザ室10
2内に直接逆流することがある。この逆流オイルがブロ
ーバイガスと混ざらないようにブリーザ室102を大き
く確保し、かつ、ブリーザ室102内の邪魔壁112を
多く形成している。そのためミッション室101の後部
が大きく後方に張り出す形状となっており、エンジンの
大型化及び重量増加が避けられなかった。
【0008】また、図7及び図8に記載されたブリーザ
室102の下端部にチューブを接続し、このチューブの
先端をミッション室下部のオイル溜の中まで延ばし、オ
イルの逆流を防止しようとした構造のものもあるが、上
記チューブを変速用ギヤ軸芯等よりも高い位置からミッ
ション室内に挿入して前方のオイル溜内まで延設するこ
とになるので、各種変速ギヤやその他の内蔵物を避けて
配管しなければならず、この場合でもクランクケースの
大型化は免れない。
室102の下端部にチューブを接続し、このチューブの
先端をミッション室下部のオイル溜の中まで延ばし、オ
イルの逆流を防止しようとした構造のものもあるが、上
記チューブを変速用ギヤ軸芯等よりも高い位置からミッ
ション室内に挿入して前方のオイル溜内まで延設するこ
とになるので、各種変速ギヤやその他の内蔵物を避けて
配管しなければならず、この場合でもクランクケースの
大型化は免れない。
【0009】
【発明の目的】本願発明は上記課題に鑑みて為されたも
のであり、その目的は、ブリーザ室からオイル溜に至る
オイル通路の構造及び配置を工夫することにより、ブリ
ーザ室へのオイルの逆流を防止し、かつ、クランクケー
スのコンパクト化を達成できる4サイクルエンジンのブ
リーザ装置を提供することである。
のであり、その目的は、ブリーザ室からオイル溜に至る
オイル通路の構造及び配置を工夫することにより、ブリ
ーザ室へのオイルの逆流を防止し、かつ、クランクケー
スのコンパクト化を達成できる4サイクルエンジンのブ
リーザ装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願請求項1記載の発明は、クランクケース内のクラ
ンク室の後側に形成されたミッション室の上壁部にブリ
ーザ室を形成し、ミッション室のクランク軸芯方向の隣
に設けられたクラッチ室の後端部に、上記ブリーザ室に
連通すると共に下方に延びるガス導入通路及びオイル戻
し通路を、前後に並列に形成したことを特徴とする4サ
イクルエンジンのブリーザ装置である。
に本願請求項1記載の発明は、クランクケース内のクラ
ンク室の後側に形成されたミッション室の上壁部にブリ
ーザ室を形成し、ミッション室のクランク軸芯方向の隣
に設けられたクラッチ室の後端部に、上記ブリーザ室に
連通すると共に下方に延びるガス導入通路及びオイル戻
し通路を、前後に並列に形成したことを特徴とする4サ
イクルエンジンのブリーザ装置である。
【0011】これにより、ミッション室の後部を後方に
拡張することなく、クラッチ室の後部スペースを有効に
利用してガス導入通路とオイル戻し通路を形成すること
ができ、簡単にオイルの逆流を防げるようにしながら
も、クランクケースのコンパクト化を達成できる。
拡張することなく、クラッチ室の後部スペースを有効に
利用してガス導入通路とオイル戻し通路を形成すること
ができ、簡単にオイルの逆流を防げるようにしながら
も、クランクケースのコンパクト化を達成できる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の4
サイクルエンジンのブリーザ装置において、ガス導入通
路は、該通路下端に形成されてクラッチ室に開口する第
1のガス入口部と、該通路途中に形成されてクラッチ室
に開口する第2のガス入口部を有している。
サイクルエンジンのブリーザ装置において、ガス導入通
路は、該通路下端に形成されてクラッチ室に開口する第
1のガス入口部と、該通路途中に形成されてクラッチ室
に開口する第2のガス入口部を有している。
【0013】このようにガス導入通路の下端と途中に2
つのガス入口部を形成していることにより、ブリーザ能
力を増加させることができる。
つのガス入口部を形成していることにより、ブリーザ能
力を増加させることができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の4サイクルエンジンのブリーザ装置において、第
1、第2のガス入口部にはそれぞれ衝突壁を形成してあ
る。
載の4サイクルエンジンのブリーザ装置において、第
1、第2のガス入口部にはそれぞれ衝突壁を形成してあ
る。
【0015】これにより、気液分離性能を向上させるこ
とができる。
とができる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1〜3記載
の4サイクルエンジンのブリーザ装置において、クラン
クケースとクラッチカバーとの間に挟持されるガスケッ
トにより、上記ガス導入通路及びオイル戻し通路の周壁
の一部を構成している。
の4サイクルエンジンのブリーザ装置において、クラン
クケースとクラッチカバーとの間に挟持されるガスケッ
トにより、上記ガス導入通路及びオイル戻し通路の周壁
の一部を構成している。
【0017】これにより、ガス導入通路とオイル戻し通
路を、クラッチ室内に簡単に形成することができ、また
重量増加を防ぐこともできる。
路を、クラッチ室内に簡単に形成することができ、また
重量増加を防ぐこともできる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1〜4記載
の4サイクルエンジンのブリーザ装置において、オイル
戻し通路の下端部には、ミッション室内に設けられたオ
イル通路が接続し、該オイル通路の先端部はミッション
室下部のオイ溜内に至っている。
の4サイクルエンジンのブリーザ装置において、オイル
戻し通路の下端部には、ミッション室内に設けられたオ
イル通路が接続し、該オイル通路の先端部はミッション
室下部のオイ溜内に至っている。
【0019】これによりオイルのブリーザ室への逆流防
止効果が一層向上する。
止効果が一層向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】[エンジンの概略]図1は本願発
明が適用されたブリーザ装置を備えたドライサンプ式4
サイクルエンジンを、左右幅の中央面で垂直に切断し、
その左半分を示した縦断側面図(図5のI-I断面図)で
あり、クランクケース1内には、クランク室2の後側に
ミッション室3が形成されており、クランク室2とミッ
ション室3の間には一定高さの仕切り壁6が形成され、
該仕切り壁6により、ミッション室3の下方部分をクラ
ンク室2から隔離されたオイル溜8として利用してい
る。上記仕切り壁6は、クランク軸芯O1と概ね同じ高
さに形成されると共に、クランクウエブの外形に沿って
前下方に延び、クランク室2の底壁7とクランク軸芯O
1の概ね直下位置で下方に延びる隔壁10とに繋がって
おり、これによりオイル溜8をクランク室2の下方位置
まで拡張している。クランク室2には周知のようにクラ
ンク軸12が配置され、クランク軸12の前方にはバラ
ンサ軸13が配置されている。オイル溜8にはたとえば
レベルL1までオイルが溜められている。
明が適用されたブリーザ装置を備えたドライサンプ式4
サイクルエンジンを、左右幅の中央面で垂直に切断し、
その左半分を示した縦断側面図(図5のI-I断面図)で
あり、クランクケース1内には、クランク室2の後側に
ミッション室3が形成されており、クランク室2とミッ
ション室3の間には一定高さの仕切り壁6が形成され、
該仕切り壁6により、ミッション室3の下方部分をクラ
ンク室2から隔離されたオイル溜8として利用してい
る。上記仕切り壁6は、クランク軸芯O1と概ね同じ高
さに形成されると共に、クランクウエブの外形に沿って
前下方に延び、クランク室2の底壁7とクランク軸芯O
1の概ね直下位置で下方に延びる隔壁10とに繋がって
おり、これによりオイル溜8をクランク室2の下方位置
まで拡張している。クランク室2には周知のようにクラ
ンク軸12が配置され、クランク軸12の前方にはバラ
ンサ軸13が配置されている。オイル溜8にはたとえば
レベルL1までオイルが溜められている。
【0021】ミッション室3内には、後部の上方位置に
変速出力軸15が配置され、該変速出力軸15の軸芯O
3とクランク軸芯O1とを結ぶ線より上方に変速入力軸1
6の軸芯O2が、下方に後進アイドル軸17の軸芯O4が
配置されている。また、後進アイドル軸17の下方には
チェンジドラム18が配置され、チェンジドラム18と
後進アイドル軸17との間にはシフトロッド20が配置
され、さらにミッション室3の後下端部にはチェンジ軸
21が配置されている。
変速出力軸15が配置され、該変速出力軸15の軸芯O
3とクランク軸芯O1とを結ぶ線より上方に変速入力軸1
6の軸芯O2が、下方に後進アイドル軸17の軸芯O4が
配置されている。また、後進アイドル軸17の下方には
チェンジドラム18が配置され、チェンジドラム18と
後進アイドル軸17との間にはシフトロッド20が配置
され、さらにミッション室3の後下端部にはチェンジ軸
21が配置されている。
【0022】変速出力軸15には各変速段用の変速出力
側ギヤ群(1個のみ表示)24が装着され、変速入力軸
16には各変速段用の変速入力側ギヤ群(1個のみ表
示)25が装着され、後進アイドル軸17には後進アイ
ドルギヤ27が装着されており、上記各ギヤ群24、2
5及びギヤ27は、いずれもがオイル溜8のオイルに漬
からない高さに位置している。
側ギヤ群(1個のみ表示)24が装着され、変速入力軸
16には各変速段用の変速入力側ギヤ群(1個のみ表
示)25が装着され、後進アイドル軸17には後進アイ
ドルギヤ27が装着されており、上記各ギヤ群24、2
5及びギヤ27は、いずれもがオイル溜8のオイルに漬
からない高さに位置している。
【0023】[ブリーザ装置]ミッション室3の後上端
壁には、クランクケース1と一体にブリーザ室30が形
成されており、該ブリーザ室30内には前後に間隔を置
いて1対の邪魔壁31,32が形成され、両邪魔壁3
1,32により、ブリーザ室30は、前室34と中間室
35と後室36の三つの部屋に分けられている。後側の
邪魔壁32はブリーザ室上面から前下方へ垂れ下がって
いるが、ブリーザ室30の底壁30aまでは至っておら
ず、これにより中間室35と後室36とを下端隙間38
を介して連通している。前側の邪魔壁31は左右幅の中
央部が開口しており(図5参照)、該開口を介して前室
34と中間室35を連通している。前室34の上面には
後上方に突出するガス排出通路40が形成され、該ガス
排出通路40にはガス排出チューブ41が接続され、該
チューブ41はたとえばエアクリーナ42に接続してい
る。ブリーザ室30の底壁30aは変速出力側ギヤ群2
4の外周に沿って後下がり円弧状に形成されており、こ
れにより、前室34、中間室35及び後室36の順にそ
れらの底面は低くなり、ブリーザ室30内で分離された
オイル分が低い後室36へ流れるようになっている。
壁には、クランクケース1と一体にブリーザ室30が形
成されており、該ブリーザ室30内には前後に間隔を置
いて1対の邪魔壁31,32が形成され、両邪魔壁3
1,32により、ブリーザ室30は、前室34と中間室
35と後室36の三つの部屋に分けられている。後側の
邪魔壁32はブリーザ室上面から前下方へ垂れ下がって
いるが、ブリーザ室30の底壁30aまでは至っておら
ず、これにより中間室35と後室36とを下端隙間38
を介して連通している。前側の邪魔壁31は左右幅の中
央部が開口しており(図5参照)、該開口を介して前室
34と中間室35を連通している。前室34の上面には
後上方に突出するガス排出通路40が形成され、該ガス
排出通路40にはガス排出チューブ41が接続され、該
チューブ41はたとえばエアクリーナ42に接続してい
る。ブリーザ室30の底壁30aは変速出力側ギヤ群2
4の外周に沿って後下がり円弧状に形成されており、こ
れにより、前室34、中間室35及び後室36の順にそ
れらの底面は低くなり、ブリーザ室30内で分離された
オイル分が低い後室36へ流れるようになっている。
【0024】図5は図1に示すブリーザ室30のV−V
断面略図であり、この図5において、クランクケース1
は左右のクランクケース部材1a,1bを合わせてなる
2分割構造となっている。クランクケース左端壁44に
はジェネレータカバー47が締着され、該ジェネレータ
カバー47で覆われたジェネレータ室48にはジェネレ
ータ49が収納されている。クランクケース右端壁45
にはクラッチカバー51が締着され、該クラッチカバー
51で覆われたクラッチ室52には湿式多板式のクラッ
チ53が収納されている。
断面略図であり、この図5において、クランクケース1
は左右のクランクケース部材1a,1bを合わせてなる
2分割構造となっている。クランクケース左端壁44に
はジェネレータカバー47が締着され、該ジェネレータ
カバー47で覆われたジェネレータ室48にはジェネレ
ータ49が収納されている。クランクケース右端壁45
にはクラッチカバー51が締着され、該クラッチカバー
51で覆われたクラッチ室52には湿式多板式のクラッ
チ53が収納されている。
【0025】クラッチ室52の上端部とミッション室3
の上端部とは、クランクケース右端壁45の上部に形成
されたブローバイガス流通孔55を介して連通してお
り、ミッション室3のブローバイガスがクラッチ室52
へ導入されるようになっている。
の上端部とは、クランクケース右端壁45の上部に形成
されたブローバイガス流通孔55を介して連通してお
り、ミッション室3のブローバイガスがクラッチ室52
へ導入されるようになっている。
【0026】ブリーザ室30はクランクケース1の左右
端壁44,45間に亘って形成されており、前記ガス排
出通路40は左側クランクケース部材1aに形成されて
いる。クラッチ室52の後端部には、ガス導入通路60
とオイル戻し通路61が前後に並列に形成されている。
ガス導入通路60の上端部はブリーザ室30の中間室3
5の右隣に位置すると共に、クランクケース右端壁45
に形成された連通孔62を介して中間室35に連通して
いる。オイル戻し通路61の上端部はブリーザ室30の
後室36の右隣に位置すると共に、クランクケース右端
壁45に形成された連通孔63を介して後室36に連通
している。
端壁44,45間に亘って形成されており、前記ガス排
出通路40は左側クランクケース部材1aに形成されて
いる。クラッチ室52の後端部には、ガス導入通路60
とオイル戻し通路61が前後に並列に形成されている。
ガス導入通路60の上端部はブリーザ室30の中間室3
5の右隣に位置すると共に、クランクケース右端壁45
に形成された連通孔62を介して中間室35に連通して
いる。オイル戻し通路61の上端部はブリーザ室30の
後室36の右隣に位置すると共に、クランクケース右端
壁45に形成された連通孔63を介して後室36に連通
している。
【0027】上記ガス導入通路60は、左側面が右側ク
ランクケース部材1bのクランクケース右端壁45で形
成され、前後面が、右側クランクケース部材1bと一体
成形された前後の通路形成壁65,66で形成されてお
り、オイル戻し通路61は、左側面が右側クランクケー
ス部材1bのクランクケース右端壁45で形成され、前
後面が、上記後側の通路形成壁66と右側クランクケー
ス部材1bの後端壁により形成されている。そして、ガ
ス導入通路60とオイル戻し通路61の右側面は、クラ
ッチカバー51と右側クランクケース部材1bとの間に
挟着されるガスケット67により形成されている。すな
わち、両通路60,61の右側壁としてガスケット67
を利用している。
ランクケース部材1bのクランクケース右端壁45で形
成され、前後面が、右側クランクケース部材1bと一体
成形された前後の通路形成壁65,66で形成されてお
り、オイル戻し通路61は、左側面が右側クランクケー
ス部材1bのクランクケース右端壁45で形成され、前
後面が、上記後側の通路形成壁66と右側クランクケー
ス部材1bの後端壁により形成されている。そして、ガ
ス導入通路60とオイル戻し通路61の右側面は、クラ
ッチカバー51と右側クランクケース部材1bとの間に
挟着されるガスケット67により形成されている。すな
わち、両通路60,61の右側壁としてガスケット67
を利用している。
【0028】図2はクラッチ室内の縦断側面図(図5の
II-II断面)であり、該図2において、ガス導入通路6
0の前側の通路形成壁65はクラッチ53の外周面に沿
って円弧状に形成されており、ガス導入通路60は側面
視で(クランク軸芯方向に見て)、前記変速出力側ギヤ
群24に重なる位置に形成されている。ガス導入通路6
0の下端部には、下向きにラッパ状に開口する第1のガ
ス入口部70が設けられ、ガス導入通路60の上下方向
の中間部には、前側通路形成壁65を通して前方に開口
する第2のガス入口部71が形成されている。第1のガ
ス入口部70の上側には、後側通路形成壁66から前下
がり状に突出する衝突壁72が形成され、第2のガス入
口部71には、前側通路形成壁65から後下方に突出す
る衝突壁73が形成されている。また、ガス導入通路6
0の上端部には前記連通孔62の下側位置に絞り突起7
5が形成されている。
II-II断面)であり、該図2において、ガス導入通路6
0の前側の通路形成壁65はクラッチ53の外周面に沿
って円弧状に形成されており、ガス導入通路60は側面
視で(クランク軸芯方向に見て)、前記変速出力側ギヤ
群24に重なる位置に形成されている。ガス導入通路6
0の下端部には、下向きにラッパ状に開口する第1のガ
ス入口部70が設けられ、ガス導入通路60の上下方向
の中間部には、前側通路形成壁65を通して前方に開口
する第2のガス入口部71が形成されている。第1のガ
ス入口部70の上側には、後側通路形成壁66から前下
がり状に突出する衝突壁72が形成され、第2のガス入
口部71には、前側通路形成壁65から後下方に突出す
る衝突壁73が形成されている。また、ガス導入通路6
0の上端部には前記連通孔62の下側位置に絞り突起7
5が形成されている。
【0029】オイル戻し通路61の下端部は、ミッショ
ンの変速出力側ギヤ群24の下端より下方に位置すると
共に袋状に閉じられており、クランクケース右端壁45
をクランク軸芯方向に貫通するオイル通路77に連通し
ている。
ンの変速出力側ギヤ群24の下端より下方に位置すると
共に袋状に閉じられており、クランクケース右端壁45
をクランク軸芯方向に貫通するオイル通路77に連通し
ている。
【0030】なお、クラッチ室52の下端部とオイル溜
8(ミッション室下部)とは、クランクケース右端壁4
5の下端部に形成された連通孔80により連通してお
り、これによりクラッチ室52内にはオイル溜8と同レ
ベルのオイルが溜められ、オイル溜8の拡張室として利
用できるようになっている。
8(ミッション室下部)とは、クランクケース右端壁4
5の下端部に形成された連通孔80により連通してお
り、これによりクラッチ室52内にはオイル溜8と同レ
ベルのオイルが溜められ、オイル溜8の拡張室として利
用できるようになっている。
【0031】図6は図2のVI-VI断面略図であり、オイ
ル戻し通路61の下端部に連通する上記オイル通路77
は、ミッション室3の下部に開口し、オイル戻しチュー
ブ78が接続されている。該オイル戻しチューブ78
は、ミッション室3内を前下方へ延び、クランクケース
1の左右幅及び前後幅の略中央部であって、オイル溜8
の最下端部に至り、オイル内に開口している。また、オ
イル戻しチューブ78の途中は、左右のクランクケース
部材1a、1bに形成された挟持部84、85により、
左右から挟持されている。
ル戻し通路61の下端部に連通する上記オイル通路77
は、ミッション室3の下部に開口し、オイル戻しチュー
ブ78が接続されている。該オイル戻しチューブ78
は、ミッション室3内を前下方へ延び、クランクケース
1の左右幅及び前後幅の略中央部であって、オイル溜8
の最下端部に至り、オイル内に開口している。また、オ
イル戻しチューブ78の途中は、左右のクランクケース
部材1a、1bに形成された挟持部84、85により、
左右から挟持されている。
【0032】図3は右側クランクケース部材1bの内面
図(図5のIII-III断面)であり、オイル戻しチューブ
78はオイル溜8の下端に形成されたオイル吸込み口8
7の近傍に至っている。
図(図5のIII-III断面)であり、オイル戻しチューブ
78はオイル溜8の下端に形成されたオイル吸込み口8
7の近傍に至っている。
【0033】図4はクラッチカバー51の内面図であ
り、クラッチカバー51には、フィードポンプ90とス
カベンジングポンプ91が同一軸上に取り付けられてい
る。クラッチカバー51の後端壁には、前記図2のガス
導入通路60の通路形成壁65、66に対応する位置に
隔壁93,94が一体に形成されており、前後の隔壁9
3,94間の部屋には、スカベンジングポンプ91のオ
イル吐出チューブ95が延設され、オイル吐出室として
利用されている。
り、クラッチカバー51には、フィードポンプ90とス
カベンジングポンプ91が同一軸上に取り付けられてい
る。クラッチカバー51の後端壁には、前記図2のガス
導入通路60の通路形成壁65、66に対応する位置に
隔壁93,94が一体に形成されており、前後の隔壁9
3,94間の部屋には、スカベンジングポンプ91のオ
イル吐出チューブ95が延設され、オイル吐出室として
利用されている。
【0034】
【作用】図3において、クランク室2で発生するオイル
ミストを含むブローバイガスは、ミッション室3からブ
ローバイガス流通孔55を通過して、図2に示すクラッ
チ室52内に流入し、第1及び第2のガス入口部70,
71からガス導入通路60内に導入される。この際、各
ガス入口部70,71に設けられた衝突壁72,73に
衝突することにより、一部のオイルミストは気液分離さ
れる。
ミストを含むブローバイガスは、ミッション室3からブ
ローバイガス流通孔55を通過して、図2に示すクラッ
チ室52内に流入し、第1及び第2のガス入口部70,
71からガス導入通路60内に導入される。この際、各
ガス入口部70,71に設けられた衝突壁72,73に
衝突することにより、一部のオイルミストは気液分離さ
れる。
【0035】さらにガス導入通路60の上端部に形成さ
れた絞り突起75に衝突して、一部のオイルミストが気
液分離され、図5に示す連通孔62を介してブリーザ室
30の中間室35に入り、前後の邪魔壁31,32に衝
突することにより、オイルミストは気液分離される。
れた絞り突起75に衝突して、一部のオイルミストが気
液分離され、図5に示す連通孔62を介してブリーザ室
30の中間室35に入り、前後の邪魔壁31,32に衝
突することにより、オイルミストは気液分離される。
【0036】ブリーザ室30内で分離されたガス分は、
前室34、ガス排出通路40及び図1に示すガス排出チ
ューブ41を介して、たとえばエアクリーナ42に導か
れる。
前室34、ガス排出通路40及び図1に示すガス排出チ
ューブ41を介して、たとえばエアクリーナ42に導か
れる。
【0037】一方、ブリーザ室30内で分離されたオイ
ル分は、後室36に流下し、後室36から図2に示す連
通孔63を介してクラッチ室3内のオイル戻し通路61
に排出され、該オイル戻し通路61内を下端部まで落下
あるいは流下し、図3に示す下端オイル通路77を介し
てミッション室3内のオイル戻しチューブ78に入り、
該オイル戻しチューブ78によりオイル溜8の最下端部
まで導かれ、オイル溜8内に排出される。このようにオ
イル溜8内に直接排出することにより、オイルミストが
ブリーザ室30のブローバイガス中に混ざるのを防ぐこ
とができる。
ル分は、後室36に流下し、後室36から図2に示す連
通孔63を介してクラッチ室3内のオイル戻し通路61
に排出され、該オイル戻し通路61内を下端部まで落下
あるいは流下し、図3に示す下端オイル通路77を介し
てミッション室3内のオイル戻しチューブ78に入り、
該オイル戻しチューブ78によりオイル溜8の最下端部
まで導かれ、オイル溜8内に排出される。このようにオ
イル溜8内に直接排出することにより、オイルミストが
ブリーザ室30のブローバイガス中に混ざるのを防ぐこ
とができる。
【0038】なお、図1のオイル溜8のオイルは、オイ
ル吸込み口87からフィードポンプ90により吸引さ
れ、クランク軸12、カム軸及びミッション等の各注油
個所に圧送され、潤滑及び冷却に利用された後のオイル
は、ミッション室3内においては直接下部のオイル溜8
に落下し、またクランク室2及びジェネレータ室48に
落下するオイルはスカベンジングポンプ91で吸引さ
れ、図4に示すオイル吐出チューブ95によりクラッチ
室52内に排出される。
ル吸込み口87からフィードポンプ90により吸引さ
れ、クランク軸12、カム軸及びミッション等の各注油
個所に圧送され、潤滑及び冷却に利用された後のオイル
は、ミッション室3内においては直接下部のオイル溜8
に落下し、またクランク室2及びジェネレータ室48に
落下するオイルはスカベンジングポンプ91で吸引さ
れ、図4に示すオイル吐出チューブ95によりクラッチ
室52内に排出される。
【0039】
【その他の発明の実施の形態】(1)図2のようにオイ
ル戻し通路61の下端にオイル戻しチューブ78を接続
する代わりに、クランクケース1の肉壁に、オイル溜下
端部に至るオイル通路を形成する構造とすることもでき
る。
ル戻し通路61の下端にオイル戻しチューブ78を接続
する代わりに、クランクケース1の肉壁に、オイル溜下
端部に至るオイル通路を形成する構造とすることもでき
る。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本願
発明によると次のような利点がある。 (1)ミッション室の上壁部にブリーザ室を形成し、ミ
ッション室のクランク軸芯方向の隣に設けられたクラッ
チ室の後端部に、上記ブリーザ室に連通すると共に下方
に延びるガス導入通路及びオイル戻し通路を、前後に並
列に形成していることにより、ミッション室の後部を後
方に拡張することなく、クラッチ室の後部スペースを有
効に利用してガス導入通路とオイル戻し通路を形成する
ことができ、簡単にオイルの逆流を防げるようにしなが
らも、クランクケースのコンパクト化を達成できる。
発明によると次のような利点がある。 (1)ミッション室の上壁部にブリーザ室を形成し、ミ
ッション室のクランク軸芯方向の隣に設けられたクラッ
チ室の後端部に、上記ブリーザ室に連通すると共に下方
に延びるガス導入通路及びオイル戻し通路を、前後に並
列に形成していることにより、ミッション室の後部を後
方に拡張することなく、クラッチ室の後部スペースを有
効に利用してガス導入通路とオイル戻し通路を形成する
ことができ、簡単にオイルの逆流を防げるようにしなが
らも、クランクケースのコンパクト化を達成できる。
【0041】(2)ガス導入通路に、該通路下端に形成
されてクラッチ室に開口する第1のガス入口部と、該通
路途中に形成されてクラッチ室に開口する第2のガス入
口部との2つのガス入口部を備えることにより、ブリー
ザ能力を増加させることができる。
されてクラッチ室に開口する第1のガス入口部と、該通
路途中に形成されてクラッチ室に開口する第2のガス入
口部との2つのガス入口部を備えることにより、ブリー
ザ能力を増加させることができる。
【0042】(3)ガス導入通路の各ガス入口部にそれ
ぞれ衝突壁を形成することにより、気液分離性能を向上
させることができる。
ぞれ衝突壁を形成することにより、気液分離性能を向上
させることができる。
【0043】(4)クランクケースとクラッチカバーと
の間に挟持されるガスケットにより、上記ガス導入通路
及びオイル戻し通路の周壁の一部を構成することによ
り、両通路をラッチ室内に簡単に形成することができ、
また重量増加を防ぐこともできる。
の間に挟持されるガスケットにより、上記ガス導入通路
及びオイル戻し通路の周壁の一部を構成することによ
り、両通路をラッチ室内に簡単に形成することができ、
また重量増加を防ぐこともできる。
【0044】(5)オイル戻し通路の下端部に、ミッシ
ョン室内に設けられたオイル通路を接続し、該オイル通
路の先端部をミッション室下部のオイル溜内に至らせて
いると、オイルのブリーザ室への逆流防止効果が一層向
上する。
ョン室内に設けられたオイル通路を接続し、該オイル通
路の先端部をミッション室下部のオイル溜内に至らせて
いると、オイルのブリーザ室への逆流防止効果が一層向
上する。
【図1】 本願発明にかかるブリーザ装置を備えた4サ
イクルエンジンを、左右のクランクケース部材の合わせ
面で切断した左半分を示す縦断側面図(図5のI-I断面
図)である。
イクルエンジンを、左右のクランクケース部材の合わせ
面で切断した左半分を示す縦断側面図(図5のI-I断面
図)である。
【図2】 右側クランクケース部材の外面図(図5のII
-II断面相当図)である。
-II断面相当図)である。
【図3】 右側クランクケース部材の内面図(図5のII
I-III断面相当図)である。
I-III断面相当図)である。
【図4】 クラッチカバーの内面図(左側面図)であ
る。
る。
【図5】 図1のV-V断面図である。
【図6】 図2のVI-VI断面図である。
【図7】 従来例の縦断側面略図である。
【図8】 図7のVIII-VIII断面図である。
1 クランクケース
2 クランク室
3 ミッション室
8 オイル溜
15 変速出力軸
16 変速入力軸
24 変速出力側ギヤ群
25 変速入力側ギヤ群
30 ブリーザ室
31,32 邪魔壁
34 前室
35 中間室
36 後室
40 ガス排出通路
41 ガス排出チューブ
44 クランクケース左端壁
45 クランクケース右端壁
51 クラッチカバー
52 クラッチ室
53 クラッチ
60 ガス導入通路
61 オイル戻し通路
70 第1のガス入口部
71 第2のガス入口部
78 オイル戻しチューブ
Claims (5)
- 【請求項1】 クランクケース内の後部に形成されたミ
ッション室の上壁部にブリーザ室を形成し、ミッション
室のクランク軸芯方向の隣に設けられたクラッチ室の後
端部に、上記ブリーザ室に連通すると共に下方に延びる
ガス導入通路及びオイル戻し通路を、前後に並列に形成
したことを特徴とする4サイクルエンジンのブリーザ装
置。 - 【請求項2】 ガス導入通路は、該通路下端に形成され
てクラッチ室に開口する第1のガス入口部と、該通路途
中に形成されてクラッチ室に開口する第2のガス入口部
を有していることを特徴とする請求項1記載の4サイク
ルエンジンのブリーザ装置。 - 【請求項3】 第1、第2のガス入口部にはそれぞれ衝
突壁を形成してあることを特徴とする請求項2記載の4
サイクルエンジンのブリーザ装置。 - 【請求項4】 クランクケースと該クランクケースのク
ランク軸芯方向の側方に締着されるクラッチカバーとの
間に挟持されるガスケットにより、上記ガス導入通路及
びオイル戻し通路の周壁の一部を構成していることを特
徴とする請求項1〜3記載の4サイクルエンジンのブリ
ーザ装置。 - 【請求項5】 オイル戻し通路の下端部には、ミッショ
ン室内に設けられたオイル通路が接続し、該オイル通路
の先端部はミッション室下部のオイル溜内に至っている
ことを特徴とする請求項1〜4記載の4サイクルエンジ
ンのブリーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002105381A JP2003301708A (ja) | 2002-04-08 | 2002-04-08 | 4サイクルエンジンのブリーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002105381A JP2003301708A (ja) | 2002-04-08 | 2002-04-08 | 4サイクルエンジンのブリーザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003301708A true JP2003301708A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=29390109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002105381A Pending JP2003301708A (ja) | 2002-04-08 | 2002-04-08 | 4サイクルエンジンのブリーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003301708A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007270652A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のブリーザ構造 |
JP2009243439A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の機関ケース構造 |
CN103850754A (zh) * | 2012-12-07 | 2014-06-11 | 光阳工业股份有限公司 | 引擎的吹漏气机构 |
CN106855002A (zh) * | 2015-12-09 | 2017-06-16 | 光阳工业股份有限公司 | 引擎的吹漏气机构 |
-
2002
- 2002-04-08 JP JP2002105381A patent/JP2003301708A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007270652A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のブリーザ構造 |
JP4691465B2 (ja) * | 2006-03-30 | 2011-06-01 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関のブリーザ構造 |
JP2009243439A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の機関ケース構造 |
CN103850754A (zh) * | 2012-12-07 | 2014-06-11 | 光阳工业股份有限公司 | 引擎的吹漏气机构 |
CN106855002A (zh) * | 2015-12-09 | 2017-06-16 | 光阳工业股份有限公司 | 引擎的吹漏气机构 |
CN106855002B (zh) * | 2015-12-09 | 2019-06-14 | 光阳工业股份有限公司 | 引擎的吹漏气机构 |
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