JPH04365915A - 内燃機関のクランク室ブリーザ装置 - Google Patents
内燃機関のクランク室ブリーザ装置Info
- Publication number
- JPH04365915A JPH04365915A JP14156791A JP14156791A JPH04365915A JP H04365915 A JPH04365915 A JP H04365915A JP 14156791 A JP14156791 A JP 14156791A JP 14156791 A JP14156791 A JP 14156791A JP H04365915 A JPH04365915 A JP H04365915A
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- Japan
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- breather
- chamber
- crankcase
- reduction gear
- combustion engine
- Prior art date
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Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 title claims abstract description 20
- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims abstract description 17
- 230000029058 respiratory gaseous exchange Effects 0.000 claims description 8
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 2
- 238000013019 agitation Methods 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クランクケースの内部
空間をブリーザ室を介して吸気系に連通させ、前記ブリ
ーザ室の内部でブリージングエアーに含まれるオイルを
分離する内燃機関のクランク室ブリーザ装置に関する。
空間をブリーザ室を介して吸気系に連通させ、前記ブリ
ーザ室の内部でブリージングエアーに含まれるオイルを
分離する内燃機関のクランク室ブリーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】4サイクル式内燃機関には、燃焼室から
クランク室へ流入するブローバイガスを吸気系に還流さ
せるとともに、ピストンの上下動によりクランク室の内
部に発生する圧力の脈動を吸収するためのブリーザ装置
が設けられる。
クランク室へ流入するブローバイガスを吸気系に還流さ
せるとともに、ピストンの上下動によりクランク室の内
部に発生する圧力の脈動を吸収するためのブリーザ装置
が設けられる。
【0003】かかるブリーザ装置として従来より用いら
れているものは、クランクケースの後部に収納されたミ
ッションの上部で且つクランクケースの上部に配設した
スタータモータの下部に位置するように設けられており
、そのブリーザ室はクランクケースを中央で左右に分割
する分割面に形成されている。そしてブリージングエア
ーに含まれるオイルは、内燃機関の外部あるいは前記ブ
リーザ室に設けたセパレータにおいて分離されてクラン
クケースのオイル溜りに戻される。
れているものは、クランクケースの後部に収納されたミ
ッションの上部で且つクランクケースの上部に配設した
スタータモータの下部に位置するように設けられており
、そのブリーザ室はクランクケースを中央で左右に分割
する分割面に形成されている。そしてブリージングエア
ーに含まれるオイルは、内燃機関の外部あるいは前記ブ
リーザ室に設けたセパレータにおいて分離されてクラン
クケースのオイル溜りに戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のブ
リーザ装置は、ブリーザ室が水平方向に長く形成され勝
ちであり、オイルを確実に分離するために内部のセパレ
ータを増やす等の工夫が必要とされた。
リーザ装置は、ブリーザ室が水平方向に長く形成され勝
ちであり、オイルを確実に分離するために内部のセパレ
ータを増やす等の工夫が必要とされた。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、クランクケースの大型化を招くことなく装着可能で
あり、しかもオイルの分離性能に優れた内燃機関のブリ
ーザ装置を提供することを目的とする。
で、クランクケースの大型化を招くことなく装着可能で
あり、しかもオイルの分離性能に優れた内燃機関のブリ
ーザ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、クランクケースの内部空間をブリーザ室
を介して吸気系に連通させ、前記ブリーザ室の内部でブ
リージングエアーに含まれるオイルを分離する内燃機関
のクランク室ブリーザ装置において、クランクケースの
上部に設けたスタータモータからクランクシャフトに駆
動力を伝達するリダクションギヤ列をクランクケースの
サイドカバーの内部に収納し、このサイドカバーの外面
に装着したブリーザカバーにより前記リダクションギヤ
列の軸方向外側に位置するようにブリーザ室を形成した
ことを第1の特徴とする。
に、本発明は、クランクケースの内部空間をブリーザ室
を介して吸気系に連通させ、前記ブリーザ室の内部でブ
リージングエアーに含まれるオイルを分離する内燃機関
のクランク室ブリーザ装置において、クランクケースの
上部に設けたスタータモータからクランクシャフトに駆
動力を伝達するリダクションギヤ列をクランクケースの
サイドカバーの内部に収納し、このサイドカバーの外面
に装着したブリーザカバーにより前記リダクションギヤ
列の軸方向外側に位置するようにブリーザ室を形成した
ことを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
サイドカバーを貫通してブリーザ室の上部とクランクケ
ースの内部空間とを連通させるブリーザ入口穴を、前記
リダクションギヤ列の上部に対応する位置に形成したこ
とを第2の特徴とする。
サイドカバーを貫通してブリーザ室の上部とクランクケ
ースの内部空間とを連通させるブリーザ入口穴を、前記
リダクションギヤ列の上部に対応する位置に形成したこ
とを第2の特徴とする。
【0008】また本発明は前述の第1の特徴に加えて、
ブリーザ室の下部に形成したオイル戻し穴を、クランク
ケースとサイドカバーの割り面に沿って形成したオイル
戻し通路を介してクランクケースの底部に連通させたこ
とを第3の特徴とする。
ブリーザ室の下部に形成したオイル戻し穴を、クランク
ケースとサイドカバーの割り面に沿って形成したオイル
戻し通路を介してクランクケースの底部に連通させたこ
とを第3の特徴とする。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0010】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はその内燃機関のクランクケースの左側面図(
図2の1−1線断面図)、図2は図1の2−2線断面図
、図3は図2の3−3線断面図、図4は図1および図3
の4−4線断面図である。
で、図1はその内燃機関のクランクケースの左側面図(
図2の1−1線断面図)、図2は図1の2−2線断面図
、図3は図2の3−3線断面図、図4は図1および図3
の4−4線断面図である。
【0011】図1および図2に示すように、自動二輪車
用の単気筒4サイクルの内燃機関Eのクランクケース1
は右半部2と左半部3に二分割され、その上部にはシリ
ンダブロック4が結合される。クランクケース1の右半
部2の開口部は右サイドカバー6により覆われ、またク
ランクケース1の左半部3の開口部は左サイドカバー7
により覆われる。
用の単気筒4サイクルの内燃機関Eのクランクケース1
は右半部2と左半部3に二分割され、その上部にはシリ
ンダブロック4が結合される。クランクケース1の右半
部2の開口部は右サイドカバー6により覆われ、またク
ランクケース1の左半部3の開口部は左サイドカバー7
により覆われる。
【0012】クランクケース1の右半部2と左半部3に
それぞれ設けた一対のボールベアリング8,9にはクラ
ンクシャフト10が回転自在に支持され、そのクランク
シャフト10はコネクティングロッド11を介して前記
シリンダブロック4の内部に摺合するピストン(図示せ
ず)に連結される。クランクシャフト10の左端には交
流発電機12が装着されるとともに、その右端にはスカ
ベンジポンプ13とフィードポンプ14が同軸に接続さ
れる。
それぞれ設けた一対のボールベアリング8,9にはクラ
ンクシャフト10が回転自在に支持され、そのクランク
シャフト10はコネクティングロッド11を介して前記
シリンダブロック4の内部に摺合するピストン(図示せ
ず)に連結される。クランクシャフト10の左端には交
流発電機12が装着されるとともに、その右端にはスカ
ベンジポンプ13とフィードポンプ14が同軸に接続さ
れる。
【0013】スカベンジポンプ13はクランクケース1
の底部に形成されたオイル溜り15内のオイルをストレ
ーナ16を介して吸い上げ、図示せぬオイルタンクに供
給する。そして、フィードポンプ14は前記オイルタン
ク内のオイルを吸い上げ、オイルフィルタ17を介して
内燃機関Eの各潤滑部に供給する。
の底部に形成されたオイル溜り15内のオイルをストレ
ーナ16を介して吸い上げ、図示せぬオイルタンクに供
給する。そして、フィードポンプ14は前記オイルタン
ク内のオイルを吸い上げ、オイルフィルタ17を介して
内燃機関Eの各潤滑部に供給する。
【0014】クランクケース1におけるクランクシャフ
ト10の後部上方には、ミッションのメインシャフト1
8が支持され、更にその後部にはカウンタシャフト19
が平行に支持される。またクランクシャフト10の前部
にはバランサーシャフト20が支持され、前記メインシ
ャフト18とバランサーシャフト19にはクランクシャ
フト10の右端に設けたプライマリードライブギヤ21
から駆動力が伝達される。更にクランクシャフト10に
はスプロケット22が形成され、このスプロケット22
からカムチェン23を介して図示せぬカムシャフトに駆
動力が伝達される。
ト10の後部上方には、ミッションのメインシャフト1
8が支持され、更にその後部にはカウンタシャフト19
が平行に支持される。またクランクシャフト10の前部
にはバランサーシャフト20が支持され、前記メインシ
ャフト18とバランサーシャフト19にはクランクシャ
フト10の右端に設けたプライマリードライブギヤ21
から駆動力が伝達される。更にクランクシャフト10に
はスプロケット22が形成され、このスプロケット22
からカムチェン23を介して図示せぬカムシャフトに駆
動力が伝達される。
【0015】図4を併せて参照すると明らかなように、
クランクケース1の上面にはシリンダブロック4の後部
に位置するようにスタータモータ24が設けられる。ス
タータモータ24の出力軸に形成したスタータドライブ
ギヤ25は、リダクションギヤ261 ,262 ,2
71 ,272 を介して、クランクシャフト10に図
示せぬオーバーランニングクラッチを介して支持したス
タータドリブンギヤ28に噛合する。前記リダクション
ギヤ261 ,262 ,271 ,272 は、クラ
ンクケース1の左半部3と左サイドカバー7に両端を支
持された2本の中間軸29,30に回転自在に軸支され
る。前記スタータドライブギヤ25とリダクションギヤ
261 ,262 ,271 ,272 よりなるリダ
クションギヤ列Gは、スタータドリブンギヤ28から後
上方に向けて配設され、クランクケース1の内部に連通
するようにクランクケース1の左半部3と左サイドカバ
ー7間に画成されたリダクションギヤ室31に収納され
る。
クランクケース1の上面にはシリンダブロック4の後部
に位置するようにスタータモータ24が設けられる。ス
タータモータ24の出力軸に形成したスタータドライブ
ギヤ25は、リダクションギヤ261 ,262 ,2
71 ,272 を介して、クランクシャフト10に図
示せぬオーバーランニングクラッチを介して支持したス
タータドリブンギヤ28に噛合する。前記リダクション
ギヤ261 ,262 ,271 ,272 は、クラ
ンクケース1の左半部3と左サイドカバー7に両端を支
持された2本の中間軸29,30に回転自在に軸支され
る。前記スタータドライブギヤ25とリダクションギヤ
261 ,262 ,271 ,272 よりなるリダ
クションギヤ列Gは、スタータドリブンギヤ28から後
上方に向けて配設され、クランクケース1の内部に連通
するようにクランクケース1の左半部3と左サイドカバ
ー7間に画成されたリダクションギヤ室31に収納され
る。
【0016】図3を併せて参照すると明らかなように、
前記リダクションギヤ室31の軸方向外側には、左サイ
ドカバー7の外側面に装着されるブリーザカバー32に
よりブリーザ室33が画成される。ブリーザ室33の内
部には、左サイドカバー7と外面とブリーザカバー32
の内面から互いに対向するように突設した4本のリブ3
4〜37によりラビリンスが形成される。ブリーザ室3
3の上端近傍に位置するように左サイドカバー7にはブ
リーザ入口穴38(図1および図3参照)が形成され、
このブリーザ入口穴38によって前記リダクションギヤ
室31とブリーザ室33が連通する。ブリーザ室33の
後端には左サイドカバー7を貫通してクランクケース1
の左半部3内に延びるブリーザ出口穴39が形成され、
その末端は継手パイプ40を介して周知のように内燃機
関Eの吸気系に連通する。
前記リダクションギヤ室31の軸方向外側には、左サイ
ドカバー7の外側面に装着されるブリーザカバー32に
よりブリーザ室33が画成される。ブリーザ室33の内
部には、左サイドカバー7と外面とブリーザカバー32
の内面から互いに対向するように突設した4本のリブ3
4〜37によりラビリンスが形成される。ブリーザ室3
3の上端近傍に位置するように左サイドカバー7にはブ
リーザ入口穴38(図1および図3参照)が形成され、
このブリーザ入口穴38によって前記リダクションギヤ
室31とブリーザ室33が連通する。ブリーザ室33の
後端には左サイドカバー7を貫通してクランクケース1
の左半部3内に延びるブリーザ出口穴39が形成され、
その末端は継手パイプ40を介して周知のように内燃機
関Eの吸気系に連通する。
【0017】ブリーザ室33の下端には左カバー7を貫
通するオイル戻し穴41が形成される。オイル戻し穴4
1はクランクケース1の左半部3の割り面に沿って形成
したオイル戻し通路42により、ポンピングの影響が少
ないクランクケース1底部のオイル溜り15に連通する
。この様にオイル戻し通路42をクランクケース1の左
半部3の割り面に沿って形成したことにより、パイプや
ジョイント等の部品点数を削減することができる。
通するオイル戻し穴41が形成される。オイル戻し穴4
1はクランクケース1の左半部3の割り面に沿って形成
したオイル戻し通路42により、ポンピングの影響が少
ないクランクケース1底部のオイル溜り15に連通する
。この様にオイル戻し通路42をクランクケース1の左
半部3の割り面に沿って形成したことにより、パイプや
ジョイント等の部品点数を削減することができる。
【0018】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用を説明する。
の作用を説明する。
【0019】内燃機関Eの運転により燃焼室からクラン
クケース1の内部に漏れたブローバイガスはピストンの
運動に伴って脈動し、そのクランクケース1に連通する
スタータモータ24のリダクションギヤ室31の上端に
形成したブリーザ入口穴38を介してブリーザ室33に
流入する。前記リダクションギヤ室31はクランクケー
ス1の上端部に形成されているため、内燃機関Eの運転
中におけるオイルの攪拌の影響を受け難く、ブリージン
グエアーに混入するオイルの量を減少させることができ
る。図3において、ブリーザ入口穴38からブリーザ室
33に流入したオイルを含むブリージングエアーは、4
本のリブ34〜37により形成されるラビリンスを通過
する間に実線矢印で示すようにオイルが壁面に付着して
分離され、重力によってブリーザ室33の底部に形成さ
れたオイル戻し穴41およびオイル戻し通路42を介し
てクランクケース1底部のオイル溜り15に戻される。 この様にしてオイルを分離されたブリージングエアーは
、破線矢印で示すようにブリーザ室33の後端に設けた
ブリーザ出口穴39および継手パイプ40を介して内燃
機関Eの吸気系に吸入され、これと同時にクランクケー
ス1の内部に発生する圧力の脈動が吸収される。
クケース1の内部に漏れたブローバイガスはピストンの
運動に伴って脈動し、そのクランクケース1に連通する
スタータモータ24のリダクションギヤ室31の上端に
形成したブリーザ入口穴38を介してブリーザ室33に
流入する。前記リダクションギヤ室31はクランクケー
ス1の上端部に形成されているため、内燃機関Eの運転
中におけるオイルの攪拌の影響を受け難く、ブリージン
グエアーに混入するオイルの量を減少させることができ
る。図3において、ブリーザ入口穴38からブリーザ室
33に流入したオイルを含むブリージングエアーは、4
本のリブ34〜37により形成されるラビリンスを通過
する間に実線矢印で示すようにオイルが壁面に付着して
分離され、重力によってブリーザ室33の底部に形成さ
れたオイル戻し穴41およびオイル戻し通路42を介し
てクランクケース1底部のオイル溜り15に戻される。 この様にしてオイルを分離されたブリージングエアーは
、破線矢印で示すようにブリーザ室33の後端に設けた
ブリーザ出口穴39および継手パイプ40を介して内燃
機関Eの吸気系に吸入され、これと同時にクランクケー
ス1の内部に発生する圧力の脈動が吸収される。
【0020】而して、クランクケース1の左サイドカバ
ー7内に形成したスタータモータ24のリダクションギ
ヤ室31の外側のデッドスペースを利用して、左サイド
カバー7とブリーザカバー32とによってブリーザ室3
3を形成しているので、リダクションギヤ列Gやミッシ
ョンと干渉することなく且つクランクケース1を大型化
することなくブリーザ装置を合理的にレイアウトするこ
とができる。しかも、略上下方向に延びるリダクション
ギヤ列Gに沿ってブリーザ室33を設けたことにより、
そのブリーザ室33の上端と下端の高低差を充分に確保
することができ、その結果オイルの分離性能が向上する
。
ー7内に形成したスタータモータ24のリダクションギ
ヤ室31の外側のデッドスペースを利用して、左サイド
カバー7とブリーザカバー32とによってブリーザ室3
3を形成しているので、リダクションギヤ列Gやミッシ
ョンと干渉することなく且つクランクケース1を大型化
することなくブリーザ装置を合理的にレイアウトするこ
とができる。しかも、略上下方向に延びるリダクション
ギヤ列Gに沿ってブリーザ室33を設けたことにより、
そのブリーザ室33の上端と下端の高低差を充分に確保
することができ、その結果オイルの分離性能が向上する
。
【0021】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、特許請求の範
囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の小設計
変更を行うことが可能である。
明は前記実施例に限定されるものでなく、特許請求の範
囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0022】例えば、ミッションのカウンタシャフト1
9の左端に装着されるドライブスプロケットのカバーを
ブリーザカバー32と一体に形成することにより、部品
点数を減少させることができる。またクランクケース1
の左半部3の割り面に形成したオイル戻し通路42を、
シフトフォーク軸の内部を介してポンピングの影響が少
ないクラッチ室に連通させることにより、左サイドカバ
ー3を小型化することができる。
9の左端に装着されるドライブスプロケットのカバーを
ブリーザカバー32と一体に形成することにより、部品
点数を減少させることができる。またクランクケース1
の左半部3の割り面に形成したオイル戻し通路42を、
シフトフォーク軸の内部を介してポンピングの影響が少
ないクラッチ室に連通させることにより、左サイドカバ
ー3を小型化することができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、スタータモータからクランクシャフトに駆動力を伝
達するリダクションギヤ列の外側に形成されるデッドス
ペースを利用し、前記リダクションギヤ列の外側を覆う
サイドカバーとその外面に装着したブリーザカバーによ
りブリーザ室を形成しているので、クランクケースの大
型化を招くことなく合理的にブリーザ装置をレイアウト
することができる。しかも、クランクケースの上部に設
けたスタータモータからクランクシャフトに向けて下方
に延びるリダクションギヤ列に沿ってブリーザ室を配設
しているので、そのブリーザ室の上下方向寸法を充分に
確保してオイルの分離性能を向上させることができる。
ば、スタータモータからクランクシャフトに駆動力を伝
達するリダクションギヤ列の外側に形成されるデッドス
ペースを利用し、前記リダクションギヤ列の外側を覆う
サイドカバーとその外面に装着したブリーザカバーによ
りブリーザ室を形成しているので、クランクケースの大
型化を招くことなく合理的にブリーザ装置をレイアウト
することができる。しかも、クランクケースの上部に設
けたスタータモータからクランクシャフトに向けて下方
に延びるリダクションギヤ列に沿ってブリーザ室を配設
しているので、そのブリーザ室の上下方向寸法を充分に
確保してオイルの分離性能を向上させることができる。
【0024】また本発明の第2の特徴によれば、オイル
の飛沫が少ないクランクケース上部に位置するリダクシ
ョンギヤ列の上部にブリーザ入口穴を形成しているので
、ブリーザ室に内部に導入されるブリージングエアーに
含まれるオイルの量を減少させることができる。
の飛沫が少ないクランクケース上部に位置するリダクシ
ョンギヤ列の上部にブリーザ入口穴を形成しているので
、ブリーザ室に内部に導入されるブリージングエアーに
含まれるオイルの量を減少させることができる。
【0025】また本発明の第3の特徴によれば、クラン
クケースとサイドカバーの割り面に沿ってクランクケー
スの底部に連通するオイル戻し通路を形成しているので
、特別のパイプやジョイントが不要になって部品点数の
削減が可能となり、しかもポンピングの影響が少ないク
ランクケースの底部にオイルを戻すことができる。
クケースとサイドカバーの割り面に沿ってクランクケー
スの底部に連通するオイル戻し通路を形成しているので
、特別のパイプやジョイントが不要になって部品点数の
削減が可能となり、しかもポンピングの影響が少ないク
ランクケースの底部にオイルを戻すことができる。
【図1】内燃機関のクランクケースの左側面図(図2の
1−1線断面図)
1−1線断面図)
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図1および図3の4−4線断面図
1・・・・クランクケース
7・・・・左サイドカバー(サイドカバー)10・・・
クランクシャフト 24・・・スタータモータ 32・・・ブリーザカバー 33・・・ブリーザ室 38・・・ブリーザ入口穴 41・・・オイル戻し穴 42・・・オイル戻し通路 G・・・・リダクションギヤ列
クランクシャフト 24・・・スタータモータ 32・・・ブリーザカバー 33・・・ブリーザ室 38・・・ブリーザ入口穴 41・・・オイル戻し穴 42・・・オイル戻し通路 G・・・・リダクションギヤ列
Claims (3)
- 【請求項1】 クランクケース(1)の内部空間をブ
リーザ室(33)を介して吸気系に連通させ、前記ブリ
ーザ室(33)の内部でブリージングエアーに含まれる
オイルを分離する内燃機関のクランク室ブリーザ装置に
おいて、クランクケース(1)の上部に設けたスタータ
モータ(24)からクランクシャフト(10)に駆動力
を伝達するリダクションギヤ列(G)をクランクケース
(1)のサイドカバー(7)の内部に収納し、このサイ
ドカバー(7)の外面に装着したブリーザカバー(32
)により前記リダクションギヤ列(G)の軸方向外側に
位置するようにブリーザ室(33)を形成したことを特
徴とする、内燃機関のクランク室ブリーザ装置。 - 【請求項2】 サイドカバー(7)を貫通してブリー
ザ室(33)の上部とクランクケース(1)の内部空間
とを連通させるブリーザ入口穴(38)を、前記リダク
ションギヤ列(G)の上部に対応する位置に形成したこ
とを特徴とする、請求項1記載の内燃機関のクランク室
ブリーザ装置。 - 【請求項3】 ブリーザ室(33)の下部に形成した
オイル戻し穴(41)を、クランクケース(1)とサイ
ドカバー(7)の割り面に沿って形成したオイル戻し通
路(42)を介してクランクケース(1)の底部に連通
させたことを特徴とする、請求項1記載の内燃機関のク
ランク室ブリーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14156791A JPH04365915A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 内燃機関のクランク室ブリーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14156791A JPH04365915A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 内燃機関のクランク室ブリーザ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04365915A true JPH04365915A (ja) | 1992-12-17 |
Family
ID=15294982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14156791A Pending JPH04365915A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 内燃機関のクランク室ブリーザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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