JP2003301581A - 手 摺 - Google Patents

手 摺

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JP2003301581A
JP2003301581A JP2002107902A JP2002107902A JP2003301581A JP 2003301581 A JP2003301581 A JP 2003301581A JP 2002107902 A JP2002107902 A JP 2002107902A JP 2002107902 A JP2002107902 A JP 2002107902A JP 2003301581 A JP2003301581 A JP 2003301581A
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handrail
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JP2002107902A
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Hiroshi Matsushiro
浩史 松城
Yukio Nunomura
幸男 布村
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YKK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦笠木と外側化粧材の凹凸のある表面の間を
確実に水密できると共に、その水密作業が容易である手
摺とする。 【解決手段】 手摺本体13の開口部12の縦内面に縦
部材30をスポンジ37を介して水密に取付ける。この
縦部材30の外側横向板31を外側化粧材18の表面1
8aと対向させる。縦笠木20を開口部12の縦内面に
取付け、その縦笠木20の外側外向板20aと前記外側
横向板31の間を乾式シール材33で水密し、縦笠木2
0と外側化粧材18の凹凸のある表面18aの間を確実
に水密する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅のバルコニー
における手摺、集合住宅の外廊下における手摺などの屋
外に露出した手摺に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅のバルコニー、集合住宅の外廊下と
しては、床と、その床の縁に沿った手摺からなるものが
知られている。このように、屋外に露出した手摺として
は、例えば特開平8−35308号公報に示す手摺が知
られている。この手摺は、複数の支柱の屋外側が外側化
粧材(外側パネル)で覆われ、複数の支柱の屋内側が内
側化粧材(内側パネル)で覆われ、複数の支柱の上部に
亘って笠木を取付け、この笠木と外側化粧材の上端部、
内側化粧材の上端部の間をシール材でそれぞれ水密した
形態である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バルコニーの手摺とし
ては、例えば、図10に示すように上向きコ字形状の開
口部1を有し、この開口部1に格子体2を取付けたもの
が知られている。この場合には、開口部1の相対向した
縦内面に縦笠木3を取付けると共に、開口部1の上向き
の下内面に下笠木4を取付けている。この縦笠木3と外
側化粧材5の縦端部、内側化粧材の縦端部の間を前述の
特開平8−35308号公報と同様にシール材で水密す
ると、その縦笠木3の下端部と下笠木4との間の水密に
問題が生ずるなどの恐れがある。このために、従来は図
11に示すように縦笠木3を外側外向板6と内側外向板
7を有する断面ほぼコ字形状とし、その外側外向板6と
外側化粧材5の表面5aとの間及び、内側外向板7と内
側化粧材8の表面8aとの間をシール材9でそれぞれ水
密している。
【0004】前述の外側化粧材5を建物外壁材と同一と
することで、建物の外観とバルコニーの外観が一致し、
外観の見栄えを良くすることが行われている。この場
合、建物外壁材がモルタル、サイディングなど表面に凹
凸を有する形態であると、その建物外壁材を外側化粧材
5とした際には外側化粧材5の表面5aと縦笠木3の外
側外向板6の間を乾式のシール材で確実に水密すること
は困難で、従来は湿式のシール材を充填して水密してい
る。
【0005】前述のように、外側化粧材5の表面5aと
縦笠木3の外側外向板6の間は、開口部1と反対側に向
いて開口しているので、その間に湿式のシール材を充填
するには、作業者が手摺の開口部1から体を屋外に突き
出して充填するので、その作業がやりづらい。
【0006】本発明は前述の課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、表面に凹凸を有する外側化粧材の表面
と縦笠木の間を確実に水密できると共に、その水密作業
がやり易い手摺とすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、手摺本体
の開口部に閉塞部材を取付け、この開口部の縦内面に縦
笠木を取付けた手摺であって、前記手摺本体の開口部の
縦内面に水密して取付けた縦部材の外側横向板が、手摺
本体の外側化粧材の表面と対向し、前記縦笠木は、前記
縦部材の外側横向板と対向した外側外向板を備え、この
外側外向板と外側横向板との間が乾式シール材で水密さ
れていることを特徴とする手摺である。
【0008】第2の発明は、手摺本体の開口部に閉塞部
材を取付け、この開口部の縦内面に縦笠木を取付けた手
摺であって、前記手摺本体の外側化粧材の表面における
前記開口部寄りに縦部材が水密して取付けられ、前記縦
笠木は、前記縦部材と対向した外側外向板を備え、この
外側外向板と縦部材との間が乾式シール材で水密されて
いることを特徴とする手摺である。
【0009】第3の発明は、第2の発明において縦部材
と外側化粧材の表面で開口部側に開口した凹部を形成
し、この凹部に湿式シール材を充填して縦部材と外側化
粧材の表面との間を水密した手摺である。
【0010】第4の発明は、第2又は第3の発明におい
て縦部材にブラケットが固着され、このブラケットが開
口部の縦内面に固着されて縦部材が外側化粧材の表面に
取付けてある手摺である。
【0011】第5の発明は、第1〜第4いずれか1つの
発明において縦笠木の外側外向板はシール材取付部を有
し、このシール材取付部に乾式シール材が取付けてある
手摺である。
【0012】
【作 用】第1の発明によれば、手摺本体の開口部の縦
内面と縦部材との間に屋外から雨水等が浸入しないと共
に、その縦部材の外側横向板と縦笠木の外側外向板の間
に雨水等が浸入しない。よって、表面に凹凸を有する外
側化粧材の表面と縦笠木の間を確実に水密できる。ま
た、乾式シール材を縦笠木の外側外向板又は縦部材の外
側横向板にあらかじめ取付けておくことで、縦笠木を開
口部の縦内面に取付けることにより前述の水密ができ、
作業者は開口部から体を屋外に突き出すことなしに縦笠
木を水密して取付けでき、その水密作業がやり易い。
【0013】第2の発明によれば、外側化粧材の表面と
縦部材との間から雨水等が開口部に向けて浸入しないと
共に、その縦部材と縦笠木の外側外向板の間に雨水等が
浸入しない。よって、表面に凹凸を有する外側化粧材の
表面と縦笠木の間を確実に水密できる。また、乾式シー
ル材を縦笠木の外側外向板又は縦部材にあらかじめ取付
けておくことで、縦笠木を開口部の縦内面に取付けるこ
とにより前述の水密ができ、作業者は開口部から体を屋
外に突き出すことなしに縦笠木を水密して取付けでき、
その水密作業がやり易い。
【0014】第3の発明によれば、凹部に湿式シール材
を充填することで、表面に凹凸のある外側化粧材の表面
と縦部材との間を確実に水密できる。しかも、凹部は開
口部側に開口しているから、作業者は開口部から凹部内
に湿式シール材を充填でき、その作業がやり易い。
【0015】第4の発明によれば、縦部材にブラケット
を固着した後に、そのブラケットを開口部の縦内面に固
着できるから、縦部材の取付け作業が容易である。しか
も、手摺本体の厚さが異なっても縦部材を外側化粧材の
表面に接して取付けできる。
【0016】第5の発明によれば、縦笠木の外側外向板
に乾式シール材をしっかりと取付けできるので、縦笠木
を取付ける時に乾式シール材が外れたりすることがな
い。
【0017】
【発明の実施の形態】図1と図2に示すように、床10
と、その床10の縁に沿った手摺11でバルコニーを形
成している。前記手摺11は開口部12を有する手摺本
体13と、その開口部12に取付けた閉塞部材14を備
えている。前記開口部12は相対向した縦内面と上向き
の下内面で上向きに開口している。この実施の形態では
手摺11は平面コ字形状で、その前面部に開口部12を
有する。閉塞部材14は格子体である。前記床10は建
物躯体15に取付けた図示しない床用躯体に床材16を
取付けた形態である。
【0018】前記手摺本体13は、図3に示すように手
摺用躯体17と、その屋外側面を覆う外側化粧材18
と、前記手摺用躯体17の屋内側面を覆う内側化粧材1
9を備えた形態である。前記手摺用躯体17は上面が開
口した開口部を有する。例えば木製の縦横材を組み合わ
せた木製骨組体で、その開口部を縦材17aと下横材
(図示せず)で形成している。その縦材17aの内面と
外側・内側化粧材18,19の端面が開口部12の相対
向した縦内面を形成する。下横材が開口部12の下内面
を形成する。
【0019】前記開口部12の縦内面に縦笠木20が取
付けられ、その縦内面は縦笠木20で覆われる。開口部
12の下内面に下笠木21が取付けられ、その下内面は
下笠木21で覆われている。前記外側化粧材18と内側
化粧材19は建物躯体15に設けた外壁材22と同一で
ある。なお、外側化粧材18と内側化粧材19を外壁材
22と異なるものとしても良い。前記手摺本体13の上
面に図1、図2に示すように上笠木23が取付けてあ
る。図1と図2に示すように、上笠木23には格子体1
4の上横桟24と連続した手摺用横材25が取付けてあ
る。
【0020】次に、縦笠木取付け部分の第1の実施の形
態を図3〜図5に基づいて説明する。前記手摺本体13
における開口部12の縦内面に縦部材30が水密して取
付けてある。この縦部材30と開口部12の縦内面との
間は水密され、屋外側及び屋内側から雨水等が浸入しな
いようにしてある。この縦部材30は外側化粧材18の
表面18aと対向した外側横向板31と内側化粧材19
の表面19aと対向した内側横向板32を有し、開口部
12の縦内面のほぼ全長と等しい長さである。前記縦笠
木20は外側外向板20aと内側外向板20bを有す
る。その外側外向板20aは前記外側横向板31よりも
屋外寄りに位置している。つまり外側外向板20aは外
側横向板31と対向し、その両者の間は乾式シール材3
3で水密されている。前記内側外向板20bは前記内側
横向板32よりも屋内寄りに位置している。つまり、内
側外向板20bは内側横向板32と対向し、その両者の
間は乾式シール材34で水密されている。この乾式シー
ル材33,34は、例えばスポンジである。
【0021】このようであるから、表面に凹凸を有する
外側化粧材18の表面18aと縦笠木20との間を確実
に水密できる。また、表面に凹凸を有する内側化粧材1
9の表面19aと縦笠木20との間を確実に水密でき
る。しかも、縦部材30を取付けると共に、乾式シール
材33,34を縦笠木20又は縦部材30に取付けた状
態で縦笠木20を開口部12の縦内面に取付ければ良い
から、作業者が開口部12から体を屋外に突き出す必要
がなく、その作業が容易である。
【0022】次に、各部の具体形状を説明する。縦部材
30は外側横向板31と取付板35でL字形状となった
第1縦部材30−1と内側横向板32と取付板36でL
字形状となった第2縦部材30−2を備えている。前記
外側化粧材18の端面と縦材17aの内面における屋外
側寄り部分とに亘って第1縦部材30−1の取付板35
を乾式のシール材、例えばスポンジ37を介して接し、
固着具、例えば木ビス38で固着して取付ける。前記内
側化粧材19の端面と縦材17aの内面における屋内側
寄り部分とに亘って第2縦部材30−2の取付板36を
乾式のシール材、例えばスポンジ37を介して固着具、
例えば木ビス38で固着して取付ける。
【0023】このように、縦部材30を第1縦部材30
−1と第2縦部材30−2で形成したことで、手摺本体
13の厚さ(屋内外側方向の寸法)が異なる場合でも縦
部材30を兼用することができる。また、第1縦部材3
0−1の取付板35と第2縦部材30−2の取付板36
を離隔して縦材17aの内面における両者の間を縦笠木
取付部とすることができる。なお、第1縦部材30−1
と第2縦部材30−2を一体としても良い。
【0024】前記縦笠木20は屋内外側方向に向う基板
20cと外側外向板20a、内側外向板20bで断面ほ
ぼコ字形状である。前記外側外向板20a、内側外向板
20bはシール材取付部を有する。例えば基部20c寄
りの内側突片39と外側突片40で凹部41を長手方向
に連続して有し、この各凹部41に湿式シール材33,
34、例えばスポンジが取付けてある。前記各内側突片
39、各外側突片40にはビスホール39a,40aが
それぞれ形成してある。前記縦材17aの上下中間にお
ける取付板35,36が存在しない部分にライナー42
を固着具、例えば木ビス43で固着して取付け、このラ
イナー42に縦笠木20の基板20cが固着具、例えば
ビス44で固着して縦笠木20を取付けている。
【0025】図4に示すように、縦材17aの上端部に
縦笠木ブラケット45が固着され、縦笠木20の基板2
0c上部に縦笠木連結板46が固着してある。この縦笠
木ブラケット45に縦笠木連結板46を図5に示すよう
にビス47で固着し、縦笠木20の上部を縦材17aに
取付けてある。前記下笠木21はほぼ下向きコ字形状
で、手摺本体13の開口部12における下内面に取付け
られ、その下内面を下笠木21で覆っている。前記縦部
材30(第1・第2縦部材30−1,30−2)は下笠
木21の上面21aよりも下方に突出している。この下
笠木21の上面21aに縦笠木20の下端面が当接して
いる。
【0026】この実施の形態では、下笠木21の上面2
1aにおける屋内外側寄り部分がそれぞれ斜め下向き形
状であるので、縦笠木20の下端面における屋内外側寄
り部分に補助材48をそれぞれ取付け、その補助材48
を下笠木21の斜め下向きの部分に接している。前記補
助材48は前述のビスホール39a,40aに螺合する
ビスで取付けられる。
【0027】次に、縦笠木20の取付けの手順を説明す
る。開口部12を有する手摺本体13を組み立てる。開
口部12の縦内面(縦材17aの内面)の上下中間、好
ましくは下部近くにライナー42を木ビス43で固着す
る。これと同時に縦材17aの上端部に縦笠木ブラケッ
ト45を固着する。第1.第2縦部材30−1,30−
2を取付ける。スポンジ37は取付板35,36の裏面
に接着しておく。縦笠木20に乾式シール材33,34
を取付けると共に、縦笠木連結板46を固着し、一対の
補助材48を取付ける。縦笠木20の下端面、補助材4
8を下笠木21の上面21aに当接し、その上面21a
に沿って移動して第1・第2縦部材30−1,30−2
に嵌め合わせる。これによって、乾式シール材33,3
4が押しつぶされて外側横向板31、内側横向板32に
圧着する。縦笠木連結板46を縦笠木ブラケット45に
固着し、ライナー42にビス44を螺合して縦笠木20
を取付ける。
【0028】次に、縦笠木取付け部分の第2の実施の形
態を図6と図7に基づき説明する。手摺本体13の形
態、縦笠木20の断面形状及び取付けは前述の第1の実
施の形態と同様で、外側化粧材18の表面18a、内側
化粧材19の表面19aに縦部材50を水密にそれぞれ
取付け、この各縦部材50に縦笠木20の乾式シール材
33,34を押しつぶして圧接したことが第1の実施の
形態と異なる。
【0029】前記各縦部材50は手摺用躯体17(縦材
17a)に固着具、例えば木ビス51でそれぞれ固着さ
れ、この縦部材50と外側化粧材18の表面18a及び
縦部材50と内側化粧材19の表面19aで凹部52を
それぞれ形成している。この凹部52は開口部12側に
向けて開口している。この各凹部52に湿式シール材5
3がそれぞれ充填され、各縦部材50は外側化粧材18
の表面18a、内側化粧材19の表面19aに水密にそ
れぞれ取付けられ、その縦部材50の取付け部から雨水
等が開口部12の縦内面に向けて浸入しない。
【0030】前記各縦部材50の具体形状を説明する。
縦部材50は第1板54と第2板55で断面鉤形状の長
尺材で、図7に示すように第1板54を各化粧材の表面
18a,19aに当接し、第2板55と表面18a,1
9aとの間に複数のライナー56、例えば筒体を介在さ
せ、第2板55から固着具、例えば木ビス51を縦材1
7aに螺合して取付けられる。第1板54と第2板55
と外側化粧材18の表面18a及び第1板54と第2板
55と内側化粧材19の表面19aで凹部52をそれぞ
れ形成する。この凹部52は開口部12側に向けて開口
しているので、作業者が手摺本体13の開口部12から
体を屋外に突き出すことなしに、その凹部52に湿式シ
ール材53を容易に充填できる。
【0031】次に、縦笠木取付け部分の第3の実施の形
態を図8と図9に基づき説明する。手摺本体13の形
態、縦笠木20の断面形状及び取付けは前述の第1の実
施の形態と同様で、外側化粧材18の表面18a、内側
化粧材19の表面19aに縦部材50を水密にそれぞれ
取付けると共に、この各縦部材50に縦笠木20の乾式
シール材33,34を押しつぶして圧接したことは第2
の実施の形態と同様で、その縦部材50の固着の仕方が
第2の実施の形態と異なる。
【0032】前記各縦部材50にブラケット60を固着
具、例えばビス61でそれぞれ固着する。前記各ブラケ
ット60を手摺本体13の開口部12の縦内面、例えば
縦材17aの内面における屋外寄りと屋内寄りに固着
具、例えば木ビス62でそれぞれ固着する。
【0033】これによって、各縦部材50と外側化粧材
18の表面18a、内側化粧材19の表面19aの間に
それぞれ凹部52を形成する。この各凹部52は開口部
12側に向けて開口し、その各凹部52に湿式シール材
53がそれぞれ充填されて各縦部材50と各表面18
a,19aの間を水密している。
【0034】前記縦部材50は第2実施の形態と同様で
ある。前記ブラケット60は取付片63と連結片64で
L字形状で、その連結片64と縦部材50の第2板55
がビス61で固着され、取付片63が縦材17aの内面
に木ビス62で固着される。このように、縦部材50に
ブラケット60を固着し、その後にブラケット60を縦
材17aに固着することで、縦部材50の第1板54を
外側・内側化粧材18,19の表面18a,19aに押
しつけることができる。また、手摺本体13の厚さが異
なる場合でも縦部材50、ブラケット60を共通として
利用できる。
【0035】図9に示すように、ブラケット60は縦材
17aの上下寄りにそれぞれ固着したので、長尺な縦部
材50をしっかりと取付けできる。なお、ブラケット6
0は上下中間に一つ固着しても良いし、3つ以上を固着
しても良い。また、屋内側のブラケット60と屋外側の
ブラケット60を一体としても良い。
【0036】前述の各実施の形態における縦笠木20、
縦部材30,50はアルミ押出形材を用いているが、こ
れに限ることはない。前述の各実施の形態においては内
側化粧材19の表面19aと縦笠木20との間を外側化
粧材18の表面18aと縦笠木20との間と同様に水密
したが、これに限ることはなく湿式シール材を充填して
水密しても良い。前述の閉塞部材14は格子体に限るこ
とはなく、透視可能なパネル、アルミパネル、樹脂パネ
ル、穴付きパネルや、それらのパネルを枠内に設けたも
のなどでも良い。前述の各実施の形態はバルコニーにお
ける手摺を示したが、これに限ることはなく外廊下の手
摺など屋外に露出した手摺であれば良い。
【0037】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、手摺本体
の開口部の縦内面と縦部材との間に屋外から雨水等が浸
入しないと共に、その縦部材の外側横向板と縦笠木の外
側外向板の間に雨水等が浸入しない。よって、表面に凹
凸を有する外側化粧材の表面と縦笠木の間を確実に水密
できる。また、乾式シール材を縦笠木の外側外向板又は
縦部材の外側横向板にあらかじめ取付けておくことで、
縦笠木を開口部の縦内面に取付けることにより前述の水
密ができ、作業者は開口部から体を屋外に突き出すこと
なしに縦笠木を水密して取付けでき、その水密作業がや
り易い。
【0038】請求項2に係る発明によれば、外側化粧材
の表面と縦部材との間から雨水等が開口部に向けて浸入
しないと共に、その縦部材と縦笠木の外側外向板の間に
雨水等が浸入しない。よって、表面に凹凸を有する外側
化粧材の表面と縦笠木の間を確実に水密できる。また、
乾式シール材を縦笠木の外側外向板又は縦部材にあらか
じめ取付けておくことで、縦笠木を開口部の縦内面に取
付けることにより前述の水密ができ、作業者は開口部か
ら体を屋外に突き出すことなしに縦笠木を水密して取付
けでき、その水密作業がやり易い。
【0039】請求項3に係る発明によれば、凹部に湿式
シール材を充填することで、表面に凹凸のある外側化粧
材の表面と縦部材との間を確実に水密できる。しかも、
凹部は開口部側に開口しているから、作業者は開口部か
ら凹部内に湿式シール材を充填でき、その作業がやり易
い。
【0040】請求項4に係る発明によれば、縦部材にブ
ラケットを固着した後に、そのブラケットを開口部の縦
内面に固着できるから、縦部材の取付け作業が容易であ
る。しかも、手摺本体の厚さが異なっても縦部材を外側
化粧材の表面に接して取付けできる。
【0041】請求項5に係る発明によれば、縦笠木の外
側外向板に乾式シール材をしっかりと取付けできるの
で、縦笠木を取付ける時に乾式シール材が外れたりする
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルコニーの正面図である。
【図2】バルコニーの平面図である。
【図3】縦笠木取付け部分の第1の実施の形態を示す横
断面図である。
【図4】縦笠木を外した状態の斜視図である。
【図5】縦笠木を取付けた状態の斜視図である。
【図6】縦笠木取付け部分の第2の実施の形態を示す横
断面図である。
【図7】縦笠木を外した状態の斜視図である。
【図8】縦笠木取付け部分の第3の実施の形態を示す横
断面図である。
【図9】縦笠木を外した状態の斜視図である。
【図10】従来の手摺を示す正面図である。
【図11】縦笠木取付部分の横断面図である。
【符号の説明】 1…開口部、3…縦笠木、5…外側化粧材、6…外側外
向板、9…湿式シール材、11…手摺、12…開口部、
13…手摺本体、14…閉塞部材、17…手摺用躯体、
18…外側化粧材、18a…表面、19…内側化粧材、
19a…表面、20…縦笠木、20a…外側外向板、2
0b…内側外向板、20c…基板、30…縦部材、30
−1…第1縦部材、30−2…第2縦部材、31…外側
横向板、32…内側横向板、33…乾式シール材、34
…乾式シール材、37…スポンジ(乾式シール材)、3
8…木ビス(固着具)、41…凹部(シール材取付
部)、42…ライナー、43…木ビス(固着具)、44
…ビス(固着具)、50…縦部材、51…木ビス(固着
具)、52…凹部、53…湿式シール材、60…ブラケ
ット、61…ビス(固着具)、62…木ビス(固着
具)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手摺本体の開口部に閉塞部材を取付け、
    この開口部の縦内面に縦笠木を取付けた手摺であって、 前記手摺本体の開口部の縦内面に水密して取付けた縦部
    材の外側横向板が、手摺本体の外側化粧材の表面と対向
    し、 前記縦笠木は、前記縦部材の外側横向板と対向した外側
    外向板を備え、この外側外向板と外側横向板との間が乾
    式シール材で水密されていることを特徴とする手摺。
  2. 【請求項2】 手摺本体の開口部に閉塞部材を取付け、
    この開口部の縦内面に縦笠木を取付けた手摺であって、 前記手摺本体の外側化粧材の表面における前記開口部寄
    りに縦部材が水密して取付けられ、 前記縦笠木は、前記縦部材と対向した外側外向板を備
    え、この外側外向板と縦部材との間が乾式シール材で水
    密されていることを特徴とする手摺。
  3. 【請求項3】 縦部材と外側化粧材の表面で開口部側に
    開口した凹部を形成し、この凹部に湿式シール材を充填
    して縦部材と外側化粧材の表面との間を水密した請求項
    2記載の手摺。
  4. 【請求項4】 縦部材にブラケットが固着され、このブ
    ラケットが開口部の縦内面に固着されて縦部材が外側化
    粧材の表面に取付けてある請求項2又は3記載の手摺。
  5. 【請求項5】 縦笠木の外側外向板はシール材取付部を
    有し、このシール材取付部に乾式シール材が取付けてあ
    る請求項1〜4いずれか1項記載の手摺。
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