JP2003301033A - ウレタン含有側基を有するアルキレンジオキシチオフェン及びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)、該チオフェンの製造のための方法及び出発化合物、該チオフェンを用いて得られる架橋生成物並びに新規化合物及び架橋生成物の使用 - Google Patents

ウレタン含有側基を有するアルキレンジオキシチオフェン及びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)、該チオフェンの製造のための方法及び出発化合物、該チオフェンを用いて得られる架橋生成物並びに新規化合物及び架橋生成物の使用

Info

Publication number
JP2003301033A
JP2003301033A JP2003107033A JP2003107033A JP2003301033A JP 2003301033 A JP2003301033 A JP 2003301033A JP 2003107033 A JP2003107033 A JP 2003107033A JP 2003107033 A JP2003107033 A JP 2003107033A JP 2003301033 A JP2003301033 A JP 2003301033A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkylenedioxythiophene
formula
poly
urethane
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003107033A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4225820B2 (ja
Inventor
Knud Reuter
ロイター クヌート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JP2003301033A publication Critical patent/JP2003301033A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4225820B2 publication Critical patent/JP4225820B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D495/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D495/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D495/04Ortho-condensed systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G61/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/12Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G61/122Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from five- or six-membered heterocyclic compounds, other than imides
    • C08G61/123Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from five- or six-membered heterocyclic compounds, other than imides derived from five-membered heterocyclic compounds
    • C08G61/126Macromolecular compounds containing atoms other than carbon in the main chain of the macromolecule derived from five- or six-membered heterocyclic compounds, other than imides derived from five-membered heterocyclic compounds with a five-membered ring containing one sulfur atom in the ring
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B1/00Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
    • H01B1/06Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances
    • H01B1/12Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of other non-metallic substances organic substances
    • H01B1/124Intrinsically conductive polymers
    • H01B1/127Intrinsically conductive polymers comprising five-membered aromatic rings in the main chain, e.g. polypyrroles, polythiophenes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色及び透明度、エレクトロクロミック又は機
械的性質も損なわずに、さらに伝導率を改善したポリ−
3,4−(エチレン−1,2−ジオキシ)チオフェン。 【解決手段】 ウレタン含有側基を有する式Iのアルキ
レンジオキシチオフェン 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウレタン含有側基
を有する新規アルキレンジオキシチオフェン、その製造
及びそのオリゴマー及びポリマー誘導体(オリゴ(アル
キレンジオキシチオフェン)及びポリ(アルキレンジオ
キシチオフェン))に関する。
【0002】
【従来の技術】π共役ポリマー化合物の部類は、最近数
十年、多数の出版物の対象となっている。これらは、導
電性ポリマー又は合成金属とも呼ばれる。
【0003】主鎖に沿ったπ電子のかなりの非局在化の
ために、これらのポリマーは興味深い(非線形)光学的
性質を示し、かつ酸化又は還元後にこれらは良好な電気
導体である。それゆえ、これらの化合物はおそらく、多
様な実際の適用範囲に、例えばデータ貯蔵、光学信号処
理、電磁気干渉(EMI)の抑制及び太陽エネルギー変
換において、並びに充電式電池、発光ダイオード、電界
効果トランジスタ、プリント基板、センサ及び帯電防止
材料において主導的かつ積極的役割を担う。
【0004】公知のπ共役ポリマーの例は、ポリピロー
ル、ポリチオフェン、ポリアニリン、ポリアセチレン、
ポリフェニレン及びポリ(p−フェニレン−ビニレン)
を含む。
【0005】特に重要でかつ工業的に利用されるポリチ
オフェンは、ポリ−3,4−(エチレン−1,2−ジオ
キシ)チオフェンであり、該チオフェンはその酸化され
た形で極めて高い伝導率を有し、かつ例えばEP 339 340
A2に記載されている。多数のポリ(アルキレンジオキ
シチオフェン)−誘導体、特にポリ−3,4−(エチレ
ン−1,2−ジオキシ)チオフェン−誘導体、そのモノ
マー、合成及び適用の概観は、L. Groenendaal, F. Jon
as, D. Freitag, H. Pielartzik & J. R. Reynolds, Ad
v. Mater. 12 (2000) 481-494に与えられている。US-A
5.111.327には、置換3,4−アルキレンジオキシチオ
フェン並びにその導電性重合生成物が記載されている。
【0006】極めて高い伝導率は、3,4−(エチレン
−1,2−ジオキシ)チオフェンモノマーを、酸化剤、
例えば鉄(III)−トシレートと、溶液中で反応させ
て、酸化されたポリ−3,4−(エチレン−1,2−ジ
オキシ)チオフェンの高導電性層を得ることによる、現
場(in situ)−重合の方法論によっても達成される。こ
の手順は、例えばキャパシタの製造に利用される。
【0007】伝導率及び加工性に関してのポリ−3,4
−(エチレン−1,2−ジオキシ)チオフェンの良好な
性質にもかかわらず、例えば伝導率を、色及び透明度、
エレクトロクロミック又は機械的性質も損なうことな
く、それどころか改善しながら、さらに改善するという
需要が存在する。
【0008】
【特許文献1】EP 339 340 A2
【特許文献2】US-A 5.111.327
【非特許文献1】L. Groenendaal, F. Jonas, D. Freit
ag, H. Pielartzik & J. R. Reynolds, Adv. Mater. 12
(2000) 481-494
【非特許文献2】Reynolds他, Polym. Prepr. (Am. Che
m. Soc., Div. Polym. Chem.) 38(2), (1997), 320
【非特許文献3】Adv. Mater. 11 (1999), 1379-1381頁
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明には上
記で記載された課題が課された。
【0010】
【課題を解決するための手段】意外にも、この課題は本
発明により達成される。
【0011】本発明は、式I
【0012】
【化4】
【0013】[式中、Aは、任意の所望の位置で場合に
よりリンカーLを介してウレタン基により置換されてい
てよく、かつ別の置換基を有していてよいC〜C
アルキレン基を表し、Lはメチレン基を表し、xは、0
又は1もしくはそれより大きい整数、好ましくは0又は
1〜6の整数、特に好ましくは0又は1を表し、nは1
〜4の整数を表し、かつRは、線状又は分枝鎖状の、置
換されていてよいn価のC〜C22−脂肪族基、置換
されていてよいn価のC〜C12−脂環式基又は置換
されていてよいn価のC〜C14−芳香族基を表し、
その際、nが1よりも大きい場合には、A及びxは互い
に独立して同じか又は異なる意味を有していてよい]で
示される化合物を提供する。
【0014】用語“その際、nが1よりも大きい場合に
は、A及びxは互いに独立して同じか又は異なる意味を
有していてよい”は、nが1よりも大きい場合には、そ
れぞれ、Aは互いに独立して同じか又は異なる意味を有
していてよく、かつxは互いに独立して同じか又は異な
る意味を有していてよいの意味であると理解される。
【0015】Aは、任意の所望の位置でリンカーLを介
してウレタン基により置換されていてよく、かつ場合に
より別の置換基、好ましくはC〜C12−アルキル基
又はアリール基を有する、好ましくはメチレン基、エチ
レン基及びプロピレン基を表し、その際、Lは前記の意
味を表す。
【0016】好ましくは本発明は、式II
【0017】
【化5】
【0018】[式中、Rは線状又は分枝鎖状の、置換さ
れていてよいn価のC〜C22−脂肪族基、置換され
ていてよいn価のC〜C12−脂環式基、置換されて
いてよいn価のC〜C14−芳香族基を表し、r及び
sは互いに独立して0〜4の整数を表すが、但し、r+
s=nであり、かつnは1〜4の整数を表す]で示され
る化合物を提供する。
【0019】特に好ましくは、これらは式IIの化合物
であり、ここで、Rは線状の、置換されていてよいC
〜C12−アルキレン基又は置換されていてよいC
−シクロアルキレン基を表し、r及びsは互いに
独立して0〜2の整数を表し、かつn=r+s=2であ
る。
【0020】特に好ましくは、これらは、式II中でr
=0又はs=0に相当する式IIa及びIIb
【0021】
【化6】
【0022】[式中、R及びnは前記の意味を表す]で
示される化合物である。
【0023】特に好ましくは、これらは式III及びI
【0024】
【化7】
【0025】[式中、Rは線状又は分枝鎖状の、置換さ
れていてよいC〜C22−アルキル基、置換されてい
てよいC〜C12−シクロアルキル基又は置換されて
いてよいC〜C14−アリール基を表し、好ましくは
線状のC〜C12−アルキル基又はC 〜C10−シ
クロアルキル基、特に好ましくは線状のC〜C10
アルキル基を表す]で示される化合物である。
【0026】前記及び下記の基A及びRの置換基とし
て、イソシアネート基に対して反応性の水素原子を有し
ない全ての有機基、例えばアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、ハロゲン基、エーテル基、チオエーテ
ル基、ジスルフィド基、スルホキシド基、スルホン基、
第三アミノ基、アルデヒド基、ケト基、カルボン酸エス
テル基、カーボネート基、シアノ基、アルキルシラン基
及びアルコキシシラン基並びに第二アミンのカルボキシ
ルアミド基を含む。
【0027】好ましくは本発明は同様に、式I〜IVの
化合物の混合物、好ましくは式IIの化合物の混合物、
特に好ましくは式III及びIVの化合物の混合物を提
供し、該混合物は相応する出発化合物Vの混合物の使用
により下記の同様に本発明による製造方法において入手
可能である。
【0028】本発明は、さらに、構造V
【0029】
【化8】
【0030】[式中、A、x及びLは前記の意味を表
す]で示されるヒドロキシル化合物を、 R(NCO) [式中、R及びnは前記の意味を表す]で示されるモノ
イソシアナート、二官能性イソシアナート又は多官能性
イソシアナートと反応させることによる、化合物I〜I
Vの製造方法を提供する。
【0031】新規化合物は、単純な方法で及び極めて良
好な純収量で、式Vの化合物又は式Vの化合物、特に好
ましくは2,3−ジヒドロチエノ[3,4−b][1,
4]ジオキシン−2−イルメタノール(以下に常にED
T−メタノールと呼ぶ)及び/又は3,4−ジヒドロ−
2H−チエノ[3,4−b][1,4]ジオキセピン−
3−オール(以下に常にヒドロキシ−PDTと呼ぶ)の
混合物と、イソシアナートとの反応により1:1のほぼ
化学量論OH/NCO比で製造される。モノイソシアナ
ートの代わりに、二官能性イソシアナート又は多官能性
イソシアナートが使用される場合には、OH−官能性チ
オフェンが不足量でも、しかも好ましくは、1つのNC
O−基のみが反応し、かつ全ての別のNCO−基が別の
NCO−反応性化合物との反応に利用されることができ
るような量で使用されることができる。
【0032】n価のイソシアナートR(NCO)(一
官能性イソシアナート、二官能性イソシアナート又は多
官能性イソシアナート)中で、Rは前記で既に何度も記
載されたn価の基の1つを表す。
【0033】特に好ましい出発化合物であるEDT−メ
タノール=2,3−ジヒドロチエノ[3,4−b]
[1,4]ジオキシン−2−イルメタノール及びヒドロ
キシ−PDT=3,4−ジヒドロ−2H−チエノ[3,
4−b][1,4]ジオキセピン−3−オールは、US-A
5.111.327に従って混合物で簡単に製造されうる。好ま
しくは、本発明によるウレタンの製造には、そのような
混合物、特に好ましくはEDT−メタノール/ヒドロキ
シ−PDTのモル比90:10〜65:35を有する混
合物が使用される。
【0034】しかし、例えば、US-A 5.111.327によるク
ロマトグラフ分離によって入手可能である純粋な化合物
も使用されることができる。EDT−メタノールは、
2,3−ジブロモプロピルアセテートを用いてReynolds
他, Polym. Prepr. (Am. Chem.Soc., Div. Polym. Che
m.) 38(2), (1997), 320により純粋な形で直接製造され
ることもできる。
【0035】式Vのヒドロキシル化合物は、一般的に、
酸性触媒作用下でのエーテル交換反応において、アルカ
ントリオール及び3,4−ジアルコキシチオフェンから
製造されることができる。このために適している3,4
−ジアルコキシチオフェンは、特に短鎖n−アルコキシ
基、好ましくはメトキシ基、エトキシ基及びn-プロポ
キシ−基を有するチオフェンである。この手順は、原則
としてAdv. Mater. 11(1999), 1379-1381頁に記載され
ている。例えば、例示的に次の式VI HO−CH−CHOH−(L)−OH (VI) [式中、x及びLは前記の意味を表す]により記載され
ることができる付加的な第三のヒドロキシル基を有する
ジェミナルな1,2−ジオールの使用により、式Vの特
に好ましい出発化合物が入手可能である。またEDT−
メタノールは、US-A 5.111.327に記載されている製造の
代わりに3,4−ジアルコキシチオフェンとグリセリン
とのエーテル交換により製造されることができる。別の
例は、3,4-ジアルコキシチオフェンと1,2,4−
ブタントリオールとのエーテル交換によるx=2である
相応する化合物の製造及び3,4−ジアルコキシチオフ
ェンと1,2,6−ヘキサントリオールとのエーテル交
換によるx=4である化合物の製造を含む。1,2,4
−ブタントリオールとのエーテル交換反応から得られう
る副生物は、同様に本発明による式Vの化合物、3,4
−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−b][1,4]ジ
オキセピン−2−イルメタノール及び2,3,4,5−
テトラヒドロチエノ[3,4−b][1,4]ジオキソ
シン−3−オールを含む。その都度純粋な化合物は、得
られうる混合物から、クロマトグラフ分離を用いて単離
されることができる。
【0036】x=0又は1である式Vの公知の化合物、
例えばEDT−メタノール及びヒドロキシ−PDTを除
いて、式Vの化合物は、これまで文献に記載されておら
ず、かつUS-A 5.111.327による方法によっても入手可能
ではない。しかしながら意外にも、これらは、前出の章
に記載された方法によって単純な方法で製造されること
ができた。
【0037】さらに本発明は、それゆえ、式V
【0038】
【化9】
【0039】[式中、Aは、任意の所望の位置でリンカ
ーLを介してヒドロキシル基により置換されていてよ
く、かつ別の置換基を有していてよいC〜C−アル
キレン基、好ましくはC〜C−アルキレン基を表
し、Lはメチレン基を表し、かつxは1よりも大きい整
数、好ましくは2〜6の整数を表す]で示されるヒドロ
キシル化合物又は式Vのヒドロキシル化合物の混合物を
提供する。
【0040】Aの置換基として、既に前記のものが当て
はまる。
【0041】さらに本発明は、式I〜IVの化合物が重
合されることにより特徴付けられるウレタン含有側基を
有するオリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及びポ
リ(アルキレンジオキシチオフェン)の製造方法を提供
する。これらは、例えば酸化的にか又は電気化学的に、
しかしながら好ましくは酸化重合されることができる。
その際、その都度、式I〜IVから選択された化合物又
はその混合物、好ましくは式IIの化合物又は式IIの
化合物の混合物、特に好ましくは式III及び/又はI
Vの化合物又は式III及び/又はIVの化合物の混合
物は、重合されることができる。別の可能性の一例は、
相応する2,5−ジクロロ−又は2,5−ジブロモ(ア
ルキレンジオキシ)チオフェンへの式I〜IVのモノマ
ーのハロゲン化及び引き続いてNi(0)−化合物、例
えばNi−COD−化合物での還元的重縮合である。
【0042】本発明による方法は、ホモポリマー及びコ
ポリマー並びに相応するオリゴマーを提供する。
【0043】オリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)
及びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)は、式I〜
IVによる化合物の1つの単位よりも多く重合又は重縮
合により互いに結合していてよい、すなわち2の重合度
を有する全ての化合物を含む。重合度に関するオリゴ
(アルキレンジオキシチオフェン)からポリ(アルキレ
ンジオキシチオフェン)への移行は流動的である。
【0044】用語“ウレタン含有側基”は、アルキレン
ジオキシチオフェン−単位中で、ウレタン基が置換基と
してアルキレン基Aに任意の所望の位置で、リンカーL
を介してか又はこのリンカーLなしで、式I中に表され
ているようにして結合されている意味であると理解すべ
きであり、その際、A及びLは前記の意味を表す。
【0045】本発明は、さらに、少なくとも1つの本発
明による式I〜IVの化合物の重合により入手可能であ
る、ウレタン含有側基を有するオリゴ(アルキレンジオ
キシチオフェン)及びポリ(アルキレンジオキシチオフ
ェン)を提供する。
【0046】好ましい一実施態様において、これらは、
次の式VII
【0047】
【化10】
【0048】[式中、A、L及びxは、ポリマーの中で
その都度互いに独立して同じか又は異なっていてよい前
記の意味を表す]で示される繰返し単位を有する、ウレ
タン含有側基を有するオリゴ(アルキレンジオキシチオ
フェン)及びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)で
ある。
【0049】例えば、これらは、n=1の式Iの化合物
に基づいて、次の式VIII
【0050】
【化11】
【0051】[式中、R、A、L及びxは、ポリマーの
中でその都度互いに独立して同じか又は異なっていてよ
い前記の意味を表し、かつmは少なくとも2であり、好
ましくは少なくとも2及び最大2000、特に好ましく
は少なくとも3及び最大50である]で示されるオリゴ
(アルキレンジオキシチオフェン)及びポリ(アルキレ
ンジオキシチオフェン)であってよい。
【0052】好ましくは本発明は、式VIa及び/又は
VIb
【0053】
【化12】
【0054】[式中、Rは線状又は分枝鎖状の、置換さ
れていてよいC〜C22−アルキル基、置換されてい
てよいC〜C12−シクロアルキル基又は置換されて
いてよいC〜C14−アリール基、好ましくは線状の
〜C12−アルキル基又はC〜C10−シクロア
ルキル基、特に好ましくは線状のC〜C10−アルキ
ル基を表し、かつ繰返し単位VIa及び/又はVIbの
数は少なくとも2である]で示される繰返し単位を有し
ている、ウレタン含有側基を有するオリゴ(アルキレン
ジオキシチオフェン)及びポリ(アルキレンジオキシチ
オフェン)を提供する。
【0055】好ましくは、これらはウレタン含有側基を
有するオリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及びポ
リ(アルキレンジオキシチオフェン)であり、その際、
式VIaの単位の数及び式VIbの単位の数は互いに独
立してその都度0〜1000であるが、但し、オリゴ
(アルキレンジオキシチオフェン)及びポリ(アルキレ
ンジオキシチオフェン)中の式VIa及び/又はVIb
の繰返し単位の数の総和は少なくとも2及び多くとも2
000である。
【0056】特に好ましくは、これらはウレタン含有側
基を有するオリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及
びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)であり、その
際、式VIaの単位の数は1〜50であり、かつそれと
は独立して式VIbの単位の数は0〜30であるが、但
し、オリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及びポリ
(アルキレンジオキシチオフェン)中の式VIa及び/
又はVIbの繰返し単位の数の総和は、少なくとも3及
び多くとも50である。
【0057】その際、双方の異なるチオフェンモノマー
は、ブロック状にか、交互にか又は制御されないランダ
ムな配列で、好ましくはしかし制御されないランダムな
配列でオリゴマー及びポリマー中に配置されていてよ
い。
【0058】特に前記のポリ(アルキレンジオキシチオ
フェン)を中性の形でもたらす経路は、例えば式I〜I
Vのモノマーのハロゲン化により入手可能である2,5
−ジハロゲン(アルキレンジオキシ)チオフェンの還元
的重縮合である。当業者に公知の酸化剤、例えば塩化鉄
(III)又は鉄(III)−トシレートでの式I〜I
Vの化合物の酸化重合により、中性並びにカチオン性の
オリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及びポリ(ア
ルキレンジオキシチオフェン)が入手可能である。酸化
重合の条件下で、特に過剰量の酸化剤の存在で、故に、
既に、高導電性オリゴ(アルキレンジオキシチオフェ
ン)−ポリカチオン及びポリ(アルキレンジオキシチオ
フェン)−ポリカチオンへの酸化が行われることができ
るが、しかしながら強制的に行われる必要はない。代わ
りに、カチオン性のオリゴ(アルキレンジオキシチオフ
ェン)及びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)は、
当業者に公知の酸化剤を用いての中性のポリ(アルキレ
ンジオキシチオフェン)のその後の酸化によっても製造
されることができる。
【0059】それゆえ、同様に本発明は、正の電荷を有
していることにより特徴付けられる、式I〜IVの少な
くとも1つの化合物から製造されるウレタン含有側基を
有するオリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及びポ
リ(アルキレンジオキシチオフェン)を提供する。
【0060】正の電荷の数は、少なくとも1及び最大ア
ルキレンジオキシチオフェン単位の数であってよい。
【0061】例えば、これらは、n=1の式Iの化合物
に基づいて、z個の正の電荷を有する、次の式IX
【0062】
【化13】
【0063】で示されるオリゴ(アルキレンジオキシチ
オフェン)及びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)
であってよく、その際、正の電荷の数zは少なくとも1
及び最大繰返し単位mの数であり、好ましくは少なくと
も1及び最大m/2、特に好ましくは少なくとも1及び
最大m/3ないしm/4であり、かつz個の正の電荷の
中和のためには対イオン(アニオン)の数z又はz個の
負の電荷を有するオリゴアニオン又はポリアニオン、場
合により双方とも混合物で、オリゴ(アルキレンジオキ
シチオフェン)カチオン及びポリ(アルキレンジオキシ
チオフェン)カチオンの存在で存在している。オリゴア
ニオン又はポリアニオンは、例えばカルボン酸又はスル
ホン酸のオリゴマー及びポリマー、例えばポリアクリル
酸又はポリスチレンスルホン酸のオリゴアニオン又はポ
リアニオンであってよい。オリゴ(アルキレンジオキシ
チオフェン)−カチオン及びポリ(アルキレンジオキシ
チオフェン)−カチオン及びオリゴアニオン及びポリア
ニオンは、一緒に、例えば固体、溶液又は分散液中に存
在していてよい。
【0064】酸化により重合の間又は重合後に生じたポ
リチオフェン−ポリカチオンの正の電荷は、式中には表
されない、それというのも、それらの正確な数及びそれ
らの位置は完璧に確認可能ではないからである。
【0065】本発明は、そのうえ、少なくとも1つの式
I〜IVの化合物から、好ましくは式IIの化合物又は
式IIの化合物の混合物から、特に好ましくは式IIa
及び/又はIIbの化合物から、酸化重合により入手可
能であることにより特徴付けられる、二次元又は三次元
架橋した中性又はカチオン性のオリゴ(アルキレンジオ
キシチオフェン)及びポリ(アルキレンジオキシチオフ
ェン)を提供する。
【0066】意外にも、本発明によるウレタン含有側基
を有するオリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及び
ポリ(アルキレンジオキシチオフェン)は、公知の化合
物と比較してより高い伝導率を示し、その際、透明度を
失わない。これらの有利な性質に基づき、これらは、電
子及び電気の構造部材における使用に特に好適である。
【0067】さらに本発明の対象は、それゆえ、電気又
は電子の構造部材における構成要素としての本発明によ
るオリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及びポリ
(アルキレンジオキシチオフェン)の使用である。
【0068】本発明によるモノマーI−IV、これから
製造された本発明による中性のオリゴマー及びポリマー
並びに同様に本発明によるカチオン性のポリマーは、有
機の電気又は電子の構造部材の製造のため、例えば照明
要素(lighting element)、光電セル又は有機のトランジ
スタの製造のため、電子構造部材をパッケージングする
ため及びクリーンルームパッケージングのためのプラス
チックフィルムを処理するため、陰極線管を帯電防止処
理するため、写真フィルムを帯電防止処理するため、透
明加熱装置(transparent heating)として、透明電極と
して、プリント基板として又は電気的に着色可能な窓ガ
ラスのために、利用されることができる。酸化重合によ
り、例えば、導電性層を非導電性基体、例えばガラス、
セラミック、プラスチック等上に生じさせることが可能
である。キャパシタにおいて、こうして生じた層は、カ
ソードの役割を担いうる。
【0069】その際、本発明による式I〜IVの化合物
は、有機溶剤、例えばアルコール、塩化メチレン、クロ
ロホルム、N−メチルピロリドン等からの酸化剤との混
合物で、ナイフコーティング、スピンコーティング、注
型、含浸等により基体上に施与されることができる。
【0070】制限するものと解すべきではない次の例
は、本発明によるウレタン含有側基を有するオリゴ(ア
ルキレンジオキシチオフェン)及びポリ(アルキレンジ
オキシチオフェン)を用いて、公知の化合物と比較し
て、明らかに改善された伝導率が達成されることができ
ることを示している。
【0071】
【実施例】
【0072】
【化14】
【0073】以下に使用された80:20 EDT−メ
タノール/ヒドロキシ−PDT−混合物を、US-A 5.11
1.327に従って製造した。
【0074】例1 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物13.0gを、N下に無水(abs.)トルエン2
0ml中に溶解させた。n−ブチルイソシアナート7.
48gを、室温(23℃)で撹拌しながら迅速に滴加し
た。その後、反応混合物を100℃で2h加熱した。そ
の後、反応は薄層クロマトグラフィー(溶離剤 クロロ
ホルム/メタノール10:1)によれば完了していた。
室温に冷却後、メタノール20mlと共に数分間撹拌
し;引き続いて、全溶剤を20℃/20mbarで除去
した。油状残留物を、溶離剤としてのCHCl/酢酸
エチル1:1を用いてシリカゲルカラム上で精製した。
純粋な生成物3.3g並びに別の僅かに汚染された生成
物14.4gが得られた、全収量:理論の86.4%。
別の調査及び反応のために、常に純粋なフラクションを
使用した。
【0075】例2 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物12.0gを、N下に無水トルエン20ml
中に溶解させた。n−ヘキシルイソシアナート8.86
gを、室温(23℃)で撹拌しながら迅速に滴加した。
その後、反応混合物を100℃で11.5h加熱した。
その後、反応は薄層クロマトグラフィー(溶離剤 トル
エン/酢酸エチル1:1)によれば完了していた。室温
に冷却後、混合物をメタノール25mlと共に数分間撹
拌し;引き続いて全溶剤を20mbarで留去した。油
状残留物を、溶離剤としてのトルエン/酢酸エチル1:
1を用いてシリカゲルカラム上で精製した。H−NM
Rによれば純粋な生成物14.27gが得られた、収
量:理論の68.4%。
【0076】例3 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物12.0gを、N下に無水トルエン20ml
中に溶解させた。n-オクチルイソシアナート10.8
2gを、室温(23℃)で撹拌しながら迅速に滴加し
た。その後、反応混合物を100℃で7.5h加熱し
た。その後、反応は薄層クロマトグラフィー(溶離剤
ヘキサン/トルエン1:1)によれば完了していた。室
温に冷却後、混合物をメタノール25mlと共に数分間
撹拌し;引き続いて全溶剤を20mbarで留去した。
残留物:油状生成物20.0g、収量:理論の87.6
%。
【0077】例4 80:20 EDT-メタノール/ヒドロキシ−PDT−
混合物10.0gを、N下に無水トルエン20ml中
に溶解させた。n−ドデシルイソシアナート12.72
gを、撹拌しながら室温(23℃)で30minかけて
滴加した。その後、反応混合物を70℃で7h加熱し、
かつ80℃でさらに16h保持した。室温に冷却後、晶
出した生成物をメタノール30mlから再結晶させ、か
つメタノール10mlで後洗浄した。収量19.0g=
理論の85.3%;H−NMRによれば、EDT−メ
タノールのドデシルウレタン78%及びヒドロキシ−P
DTのドデシルウレタン22%。
【0078】例5 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物8.0gを、N下に無水トルエン20ml中
に溶解させた。n−オクタデシルイソシアナート13.
73gを、撹拌しながら室温(23℃)で30minか
けて滴加した。その後、反応混合物を100℃で7.5
h撹拌した。その後、反応は薄層クロマトグラフィー
(溶離剤 トルエン/ヘキサン1:1)によれば完了し
ていた。室温に冷却後、晶出した生成物をメタノール2
5mlと共に撹拌し;全溶剤を、引き続いて20℃/2
0mbarで除去し、かつ残留物をメタノールから再結
晶させた。収量16.15g=理論の74.3%。
【0079】例6 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物12.0gを、N下に無水トルエン20ml
中に溶解させた。シクロヘキシルイソシアナート8.7
2gを、室温(23℃)で撹拌しながら迅速に滴加し
た。その後、反応混合物を100℃で2h撹拌した。そ
の後、反応は薄層クロマトグラフィー(溶離剤 クロロ
ホルム/メタノール10:1)によれば完了していた。
室温に冷却後、混合物をメタノール20mlと共に撹拌
し;全溶剤を、引き続いて20℃/20mbarで除去
した。残留物を石油ベンジンで磨砕し、かつ固体生成物
を吸引ろ過した。収量17.5g=理論の84.5%。
【0080】例7 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物12.0gを、N下に無水トルエン20ml
中に溶解させた。フェニルイソシアナート8.3gを、
室温(23℃)で撹拌しながら迅速に滴加した。その
後、反応混合物を約100℃で3.5h撹拌した。その
後、反応は薄層クロマトグラフィー(溶離剤 クロロホ
ルム/メタノール10:1)によれば完了していた。室
温に冷却後、部分的に結晶化させた混合物をメタノール
25mlと共に撹拌し、かつ固体を吸引ろ過した。収量
=生成物2.3g(白色結晶)。母液から、メタノール
での沈殿により、さらに固体生成物1.5gを単離し
た。その後残留した母液を蒸発濃縮させ、かつ溶離剤と
してのトルエンを用いてシリカゲルカラム上で精製し
た。全収量 定量。
【0081】例8 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物13.0gを、N下に無水トルエン20ml
中に溶解させた。t−ブチルイソシアナート7.48g
を、室温(23℃)で撹拌しながら迅速に滴加した。そ
の後、反応混合物を約100℃で7.5h加熱した。室
温に冷却後、混合物をメタノール25mlと共に数分間
撹拌し;引き続いて全溶剤を20℃/20mbarで除
去した。油状残留物を、溶離剤としてのCHCl/酢
酸エチル1:1を用いてシリカゲルカラム上で精製し
た。生成物1.51g=理論の7.4%が淡黄色油状物
として得られた。H−NMRによれば、EDT-メタ
ノールのt−ブチルウレタン93%及びヒドロキシ-P
DTのt−ブチルウレタン7%。
【0082】例9 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物8.0gを、N下に無水トルエン20ml中
に溶解させた。イソホロンジイソシアナート5.16g
を、室温(23℃)で撹拌しながら迅速に滴加した(N
CO/OH=1:1)。その後、反応混合物を100℃
で5.5h加熱した。室温に冷却後、メタノール25m
lと共に数分間撹拌し;引き続いて全溶剤を20℃/2
0mbarで除去した。収量 定量。
【0083】例10 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物16.0gを、N下に無水トルエン20ml
中に溶解させた。ヘキサメチレンジイソシアナート7.
8gを、室温(23℃)で撹拌しながら迅速に滴加した
(NCO/OH=1:1)。その後、反応混合物を約1
00℃で7.5h加熱した。室温に冷却後、混合物をメ
タノール25mlと共に数分間撹拌した。その際、生成
物5.1g=理論の21.4%が無色の結晶として沈殿
した。
【0084】例11 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物6.5gを、N下に無水トルエン10ml中
に溶解させた。エチル−イソシアナトアセテート4.8
7gを、室温(23℃)で撹拌しながら迅速に滴加し
た。その後、反応混合物を100℃で32h加熱した。
その後、反応は薄層クロマトグラフィー(溶離剤 トル
エン/酢酸エチル1:1)によれば完了していた。室温
に冷却後、メタノール20mlと共に数分間撹拌し;引
き続いて全溶剤を20mbarで留去した。油状残留物
を、溶離剤としてのトルエン/酢酸エチル1:1を用い
てシリカゲルカラム上で精製した。H−NMRによれ
ば純粋な生成物10.95gがオレンジブラウンの粘稠
な液体として得られた、収量:理論の96.3%。
【0085】例12 80:20 EDT−メタノール/ヒドロキシ−PDT
−混合物5.0gを、N下に無水トルエン10ml中
に溶解させた。3−(トリエトキシシリル)プロピルイ
ソシアナート7.18gを、室温(23℃)で撹拌しな
がら迅速に滴加した。次いで、反応混合物を100℃で
19h加熱した。その後、反応は薄層クロマトグラフィ
ー(溶離剤 トルエン/酢酸エチル1:1)によれば完
了していた。室温に冷却後、混合物をエタノール20m
lと共に数分間撹拌し;引き続いて全溶剤を20mba
rで留去した。残留物:油状で、オレンジ色の、H−
NMRスペクトルによれば純粋な生成物11.86g、
収量:理論の97.4%。
【0086】例13 次の手順に従って、本発明による化合物並びにUS-A 5.1
11.327による比較化合物並びに3,4−エチレンジオキ
シチオフェンから、ガラス上の被覆としてのカチオン性
のポリマーを製造した:チオフェン−化合物14mmo
lを、n−ブタノール中のFe−III−トシレートの
40%の溶液50g及びn−ブタノール212gと混合
する。溶液を、ドクターブレードを用いて湿潤フィルム
厚さ60μmでガラス上に塗布し、かつ記載された温度
で記載された時間、乾燥させる。引き続いて導電性ポリ
マーフィルムを脱イオン水で洗浄する。表面抵抗を、乾
燥及び場合により23℃への冷却後に導体銀接点を用い
る2点法で測定する。重合は、混合の際に既にゆっくり
と開始し、かつ記載された乾燥時間後に終了させる。
【0087】
【表1】
【0088】結果は、本発明による化合物が、調査され
た公知の比較化合物よりも、より低い表面抵抗及びそれ
ゆえより高い伝導率を示すことを裏付ける。
【0089】例14 塩化鉄(III)4.532gをクロロホルム100m
l中に装入する。例2で製造されたウレタン3.293
gを計量供給し、かつ混合物を室温(23℃)で16h
撹拌する。引き続いて反応混合物を塩化メチレン100
ml及び26%アンモニア50mlの混合物中へ沈殿さ
せる。アンモニア相を分離し、かつ新鮮なアンモニアに
より置き換える。この過程を2回繰り返す。その後、有
機相を分離し、かつ0.05モル濃度のEDTA水溶液
で振とう抽出する。有機相を、その後3回水で洗浄し、
かつ引き続いてNaSO上で乾燥させる。水流真空
中で体積を半分に濃縮後、メタノール220ml及び2
6%アンモニア33mlの混合物中へ注ぐことにより生
成物を沈殿させる。吸引ろ過した固体を、1.4%の濃
度でテトラヒドロフラン中に溶解させ(深い赤紫色の溶
液)、かつその後2h、スチレン/ジビニルベンゼンベ
ースの酸性イオン交換体10gを用いてプロトン化され
た形で脱イオンする。
【0090】例2からのチオフェン誘導体の中性のポリ
マーが得られた。
【0091】例15 塩化鉄(III)4.116gをクロロホルム100m
l中に装入する。例3で製造されたウレタン3.27g
を計量供給し、かつ混合物を室温(23℃)で16h撹
拌する。引き続いて反応混合物を塩化メチレン100m
l及び26%アンモニア50mlの混合物中へ沈殿させ
る。アンモニア相を分離し、かつ新鮮なアンモニアによ
り置き換える。この過程を2回繰り返す。その後、有機
相を分離し、かつ0.05モル濃度のEDTA水溶液で
振とう抽出する。有機相を、その後3回水で洗浄し、か
つ引き続いてNaSO上で乾燥させる。水流真空中
で体積の半分に濃縮後、メタノール220ml及び26
%アンモニア33mlの混合物中へ注ぐことにより生成
物を沈殿させる。吸引ろ過した固体(0.7g)を、
2.16%の濃度でテトラヒドロフラン中に溶解させ
(深い赤紫色の溶液)、かつその後2h、スチレン/ジ
ビニルベンゼンベースの酸性イオン交換体10gを用い
てプロトン化された形で脱イオンする。
【0092】例3からのチオフェン誘導体の中性のポリ
マーが得られた。
【0093】GPC(ポリスチレン−校正、RI(屈折
率)−検出)によれば、分子量(質量平均)はM=1
2,200である。
【0094】例14及び15は、前記で既に記載され
た、酸化重合の経路での中性のポリマーの目的とする製
造の可能性を証明する。
【0095】一般式Vのヒドロキシル化合物の合成のた
めの一般的な規定 例示的に、一般式Vのヒドロキシル化合物の合成は、エ
ーテル交換により、3,4−ジ−n−プロポキシチオフ
ェン及びアルカントリオール、好ましくは過剰量のアル
カントリオールを、触媒としてのp−トルエンスルホン
酸と共にN下に2h(又はそれより長く)に亘り加熱
し、その際、n−プロパノールをゆっくりと留去するよ
うにして行われることができる。冷却後、残っている液
体を塩化メチレンで希釈し、水で中性に洗浄し、かつ有
機相をNaSO上で乾燥させる。溶剤の除去後、一
般式Vのヒドロキシル化合物が得られる。
【0096】例16:2−(2,3−ジヒドロチエノ
[3,4−b][1,4]ジオキシン−2−イル)エタ
ノールの製造 3,4−ジ−n−プロポキシチオフェン9.06g(4
5.2mmol)、1,2,4−ブタントリオール2
4.0g(226mmol)及びp−トルエンスルホン
酸0.09g(0.5mmol)を、N下に150〜
160℃(浴温)で2hに亘り加熱した。この時間の間
に、留出物5.89g(本質的にn−プロパノール)を
受け集めた。冷却した液体を塩化メチレン50mlで希
釈し、水で中性に洗浄し、かつ有機相をNaSO
で乾燥させた。その後、ろ過及び塩化メチレンの蒸発後
に1mbarで蒸留した。45〜128℃の受け集めた
フラクション(エーテル交換生成物1.63g=全理論
収量の19.4%)は、H−NMR分光法によれば2
−(2,3−ジヒドロチエノ[3,4−b][1,4]
ジオキシン−2−イル)エタノール約81.5%、3,
4−ジヒドロ−2H−チエノ[3,4−b][1,4]
ジオキセピン−2−イルメタノール6.5%及び2,
3,4,5−テトラヒドロチエノ[3,4−b][1,
4]ジオキソシン−3−オール12%からなっていた。
【0097】
【化15】
【0098】例17:4−(2,3−ジヒドロチエノ
[3,4−b][1,4]ジオキシン−2−イル)−1
−ブタノールの製造 3,4−ジ−n−プロポキシチオフェン9.06g(4
5.2mmol)、1,2,6−ヘキサントリオール3
0.3g(226mmol)及びp−トルエンスルホン
酸0.09g(0.5mmol)を、N下に150〜
165℃(浴温)で3hに亘り加熱した。この時間の間
に、留出物5.8g(本質的にn−プロパノール)を受
け集めた。冷却した液体を塩化メチレン50mlで希釈
し、水で中性にかつヘキサントリオール不含に洗浄し、
かつ有機相をNaSO上で乾燥させた。ろ過及び塩
化メチレンの蒸発後に、残留物(6.73g=理論の7
4.8%)は、δ=6.30ppm(2H、チオフェン
−H)及び2.85ppm(1H、OH)に関して
−NMR分光法(CDCl中TMSに対して)により
本質的に4−(2,3−ジヒドロチエノ[3,4−b]
[1,4]ジオキシン−2−イル)−1−ブタノールと
して同定された。
【0099】
【化16】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C071 AA01 BB01 CC11 CC22 EE13 FF16 GG03 GG06 KK14 LL05 4J032 BA04 BA05 BB01 BB04 CG01 CG02 (54)【発明の名称】 ウレタン含有側基を有するアルキレンジオキシチオフェン及びポリ(アルキレンジオキシチオフ ェン)、該チオフェンの製造のための方法及び出発化合物、該チオフェンを用いて得られる架橋 生成物並びに新規化合物及び架橋生成物の使用

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 [式中、Aは、任意の所望の位置でリンカーLを介して
    ウレタン基により置換されていてよく、かつ別の置換基
    を有していてよいC〜C−アルキレン基を表し、L
    はメチレン基を表し、xは0又は1もしくはそれより大
    きい整数を表し、nは1〜4の整数を表し、かつRは、
    線状又は分枝鎖状の、置換されていてよいn価のC
    22−脂肪族基、置換されていてよいn価のC〜C
    12−脂環式基又は置換されていてよいn価のC〜C
    14−芳香族基を表し、その際、nが1よりも大きい場
    合には、A及びxは互いに独立して同じか又は異なる意
    味を有していてよい]で示される化合物。
  2. 【請求項2】 式Iの化合物の製造方法において、式V 【化2】 [式中、A、x及びLはそれぞれ請求項1に記載された
    意味を表す]で示されるヒドロキシル化合物を、 R(NCO) [式中、R及びnはそれぞれ請求項1に記載された意味
    を表す]で示されるモノイソシアナート、二官能性イソ
    シアナート及び/又は多官能性イソシアナートと反応さ
    せることを特徴とする、式Iの化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 ウレタン含有側基を有するオリゴ(アル
    キレンジオキシチオフェン)及びポリ(アルキレンジオ
    キシチオフェン)の製造方法において、式Iの化合物を
    重合させることを特徴とする、オリゴ(アルキレンジオ
    キシチオフェン)及びポリ(アルキレンジオキシチオフ
    ェン)の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の少なくとも1つの化合物
    の重合により得ることができる、ウレタン含有側基を有
    するオリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及びポリ
    (アルキレンジオキシチオフェン)。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の少なくとも1つの化合物
    からの酸化重合により得ることができる、ウレタン含有
    側基を有し、二次元又は三次元架橋した中性又はカチオ
    ン性のオリゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及びポ
    リ(アルキレンジオキシチオフェン)。
  6. 【請求項6】 電気又は電子の構造部材における構成要
    素としての請求項4から5までのいずれか1項記載のオ
    リゴ(アルキレンジオキシチオフェン)及びポリ(アル
    キレンジオキシチオフェン)の使用。
  7. 【請求項7】 式V 【化3】 [式中、Aは任意の所望の位置でリンカーLを介してヒ
    ドロキシル基により置換されていてよく、かつ別の置換
    基を有していてよいC〜C−アルキレン基を表し、
    Lはメチレン基を表し、xは1よりも大きい整数を表
    す]で示されるヒドロキシル化合物又は式Vのヒドロキ
    シル化合物の混合物。
JP2003107033A 2002-04-10 2003-04-10 ウレタン含有側基を有するアルキレンジオキシチオフェン及びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)、該チオフェンの製造のための方法及び出発化合物、該チオフェンを用いて得られる架橋生成物並びに新規化合物及び架橋生成物の使用 Expired - Fee Related JP4225820B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10215706A DE10215706A1 (de) 2002-04-10 2002-04-10 Alkylendioxythiophene und Poly(alkylendioxythiophen)e mit Urethangruppierungen enthaltenden Seitengruppen
DE10215706.5 2002-04-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003301033A true JP2003301033A (ja) 2003-10-21
JP4225820B2 JP4225820B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=28051234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003107033A Expired - Fee Related JP4225820B2 (ja) 2002-04-10 2003-04-10 ウレタン含有側基を有するアルキレンジオキシチオフェン及びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)、該チオフェンの製造のための方法及び出発化合物、該チオフェンを用いて得られる架橋生成物並びに新規化合物及び架橋生成物の使用

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6852831B2 (ja)
EP (1) EP1352918B1 (ja)
JP (1) JP4225820B2 (ja)
DE (2) DE10215706A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004096098A (ja) * 2002-08-16 2004-03-25 Hc Starck Gmbh 電解コンデンサ、該電解コンデンサの製造法、固体電解質としてのポリチオフェンの使用、導電性層およびそのような層の製造法並びにそのような層の使用
JP2014037517A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Harvatek Corp キャリア輸送用新規化合物、該新規化合物を用いた素子および電子装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10302086A1 (de) * 2003-01-21 2004-07-29 Bayer Ag Alkylendioxythiophene und Poly(alkylendioxythiophene) mit mesogenen Gruppen
JP4505568B2 (ja) * 2005-03-09 2010-07-21 国立大学法人大阪大学 被覆型ヘテロ芳香環化合物
US7807262B2 (en) * 2006-09-28 2010-10-05 Graphic Packaging International, Inc. Thermal insulative label
US9492214B2 (en) * 2008-12-18 2016-11-15 Michel H. Malek Flexible spinal stabilization system
FR3005894B1 (fr) * 2013-05-23 2020-12-25 Centre Nat Rech Scient Materiau superoleophobe et/ou superhydrophobe, son procede de preparation et ses applications
CN103588961B (zh) * 2013-11-14 2016-06-22 江南大学 一种可紫外光固化的聚噻吩衍生物导电高分子材料的制备方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07145232A (ja) * 1993-10-01 1995-06-06 Nippon Soda Co Ltd 導電性高分子及びその製造方法
JPH0899972A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Mitsubishi Paper Mills Ltd 側鎖にウレイド基を有するチオフェン単量体および重合体
JP2005511808A (ja) * 2001-12-04 2005-04-28 アグフア−ゲヴエルト,ナームローゼ・フエンノートシヤツプ ポリチオフェンまたはチオフェン共重合体の水性もしくは非水性溶液または分散液の製造方法
JP2005513219A (ja) * 2001-12-20 2005-05-12 アグフア−ゲヴエルト,ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 3,4−アルキレンジオキシチオフェンコポリマー
JP2005513220A (ja) * 2001-12-20 2005-05-12 アグフア−ゲヴエルト,ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 新規な3,4−アルキレンジオキシチオフェン化合物及びそのポリマー

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5111327A (en) * 1991-03-04 1992-05-05 General Electric Company Substituted 3,4-polymethylenedioxythiophenes, and polymers and electro responsive devices made therefrom

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07145232A (ja) * 1993-10-01 1995-06-06 Nippon Soda Co Ltd 導電性高分子及びその製造方法
JPH0899972A (ja) * 1994-09-30 1996-04-16 Mitsubishi Paper Mills Ltd 側鎖にウレイド基を有するチオフェン単量体および重合体
JP2005511808A (ja) * 2001-12-04 2005-04-28 アグフア−ゲヴエルト,ナームローゼ・フエンノートシヤツプ ポリチオフェンまたはチオフェン共重合体の水性もしくは非水性溶液または分散液の製造方法
JP2005513219A (ja) * 2001-12-20 2005-05-12 アグフア−ゲヴエルト,ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 3,4−アルキレンジオキシチオフェンコポリマー
JP2005513220A (ja) * 2001-12-20 2005-05-12 アグフア−ゲヴエルト,ナームローゼ・フエンノートシヤツプ 新規な3,4−アルキレンジオキシチオフェン化合物及びそのポリマー

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004096098A (ja) * 2002-08-16 2004-03-25 Hc Starck Gmbh 電解コンデンサ、該電解コンデンサの製造法、固体電解質としてのポリチオフェンの使用、導電性層およびそのような層の製造法並びにそのような層の使用
JP2014037517A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Harvatek Corp キャリア輸送用新規化合物、該新規化合物を用いた素子および電子装置
US9074043B2 (en) 2012-08-17 2015-07-07 Harvatek Corporation Compound for carrier transport, element and electronic device using the same

Also Published As

Publication number Publication date
EP1352918B1 (de) 2006-07-26
JP4225820B2 (ja) 2009-02-18
DE50304322D1 (de) 2006-09-07
US6852831B2 (en) 2005-02-08
US20030216540A1 (en) 2003-11-20
EP1352918A1 (de) 2003-10-15
DE10215706A1 (de) 2003-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1327645B1 (de) Test
JP4587274B2 (ja) 3,4−アルキレンジオキシチオフェン、その使用、ポリチオフェン、これらの製造方法およびこれらの使用
US20090314997A1 (en) Substituted benzodithiophenes and benzodiselenophenes
US8114316B2 (en) Monomers, oligomers and polymers of thieno[2,3-b]thiophene
US20050131204A1 (en) Multifunctional 3,4-alkylenedioxythiophene derivatives and electrically conductive polymers containing them
DE10229218A1 (de) Alkylendioxythiophen-Dimere und Trimere
JP2005513219A (ja) 3,4−アルキレンジオキシチオフェンコポリマー
US8586702B2 (en) Substituted 3,4-propylenedioxythiophene monomers and 3,4-propylenedioxythiophene-based crosslinkers and polymers thereof
JP5618175B2 (ja) 新規複素環式芳香族ポリマー
WO2010007648A1 (ja) 新規複素環式芳香族化合物及びポリマー
JP4225820B2 (ja) ウレタン含有側基を有するアルキレンジオキシチオフェン及びポリ(アルキレンジオキシチオフェン)、該チオフェンの製造のための方法及び出発化合物、該チオフェンを用いて得られる架橋生成物並びに新規化合物及び架橋生成物の使用
US7105258B2 (en) Charge transport monomer, charge transport material, and process for producing the same
EP1275649B1 (de) Benzodioxinothiophene, deren Herstellung und Verwendung
JP3164671B2 (ja) アリーレンビニレン重合体およびその製造方法
JP2837622B2 (ja) 新規重合性単量体、その重合物である高分子化合物及びその製造方法
JP6753092B2 (ja) 水溶性導電性共重合体、その製造方法、及びその水溶液
KR101163374B1 (ko) 티에닐렌비닐렌기를 함유하는 고분자 및 이의 필름 제조방법
WO2024079619A1 (en) Fullerene-functionalized vinyl polymers and preparation process thereof
WO2024079618A1 (en) Fullerene-functionalized (meth)acrylic polymers and preparation process thereof
JP2023152032A (ja) 電気光学用組成物、高分子化合物、化合物、電気光学膜、及び電気光学素子
WO2001032664A2 (de) Neue thiophene und verfahren zu ihrer polymerisation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051228

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060605

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080716

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081024

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees