JP2003300829A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2003300829A
JP2003300829A JP2002107363A JP2002107363A JP2003300829A JP 2003300829 A JP2003300829 A JP 2003300829A JP 2002107363 A JP2002107363 A JP 2002107363A JP 2002107363 A JP2002107363 A JP 2002107363A JP 2003300829 A JP2003300829 A JP 2003300829A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌への延展性に優れ、カバー力がありながら
透明感のある仕上がりを有し、化粧持続性に加え、つや
感が向上する化粧料の提供。 【解決手段】 下記(a)成分及び(b)成分を含有す
る化粧料。 (a)超臨界二酸化炭素の存在下に、形状・粒径の異な
る2種以上の粒子と、フッ素系高分子化合物及びシリコ
ーン系高分子化合物から選ばれる高分子化合物の1種以
上とを接触させて得られる複合化粒子 (b)パール光沢を有する粉体

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肌への延展性に優
れ、カバー力がありながら透明感のある仕上がりを有
し、化粧持続性に加え、つや感が向上する化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】化粧料へのニーズの多様化に伴い、各化
粧成分の開発が進められている。その中でも化粧料用粉
体については、その目的に応じて表面処理や複合化が注
目されている。例えば、粉体にシリコーンや有機化合物
を被覆し、撥水撥油性を持たせた粉体は広く化粧料に使
用されている。
【0003】しかし、単に1種類の粉体を有機化合物で
被覆した粉体では、化粧料へ配合した際のメークアップ
効果として十分であるとは言えず、2種以上の粉体と高
分子化合物を複合化させる方法も検討されてきた。
【0004】特開昭64-63035号には、顔料の光沢や彩度
の低下を防ぐために、球状粉体の外周面に顔料等を設
け、更に高分子化合物層によりマイクロカプセル化され
た粉体が提案されている。
【0005】特開平03-181411号には、無機粉体表面に
固着剤により顔料を固着させた粉体が記載され、それを
配合した化粧料がしわ隠しに有効であることが記載され
ている。
【0006】更に、特開2000-72622号には、無機粉体
に、その1/10以下の平均粒子径の無機粉体を、ポリ
メチルメタクリレート等の有機高分子化合物を媒体とし
て包含被覆した粉体、及びそれを配合した化粧料が紫外
線防御効果に優れていることが記載されている。
【0007】しかしながら、これら一般の方法で作られ
た複合化粒子は、粒子同士が凝集しやすく、また従来の
複合化粒子を化粧料に配合する場合、感触の点で不充分
であった。さらに、その他の粉体、例えば球状粉体と配
合すると、付着性や延展性に劣り、仕上がりでは、カバ
ー力に欠け、毛穴等の凹凸隠蔽効果がほとんどないもの
であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、肌へ
の延展性に優れ、カバー力がありながら透明感のある仕
上がりを有し、化粧持続性に加え、つや感が向上する化
粧料を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、超臨界二
酸化炭素の存在下に、形状・粒径の異なる2種以上の粒
子と、特定の高分子化合物とを接触させて得られる複合
化粒子とパール光沢を有する粉体を含有した化粧料が上
記課題を解決できることを見いだした。
【0010】すなわち、本発明は、下記(a)成分及び
(b)成分を含有する化粧料を提供する。 (a)超臨界二酸化炭素の存在下に、形状・粒径の異な
る2種以上の粒子と、フッ素系高分子化合物及びシリコ
ーン系高分子化合物から選ばれる高分子化合物の1種以
上とを接触させて得られる複合化粒子 (b)パール光沢を有する粉体
【0011】
【発明の実施の形態】[(a)成分の複合化粒子]本発
明の(a)成分において、形状・粒径が異なる粒子と
は、粒子の見た目の形や大きさが異なることを指してお
り、球状、板状、針状、楕円体、紡錐型、柱状、六方晶
などの一般的な形の他、多角形、花びら状、蝶状、お椀
状等の特異な形もしくは無定型等の形や、それらの大き
さが異なることを指す。
【0012】本発明の(a)成分における形状・粒径の
異なる2種以上の粒子の組み合わせとしては、例えば、
板状粒子と球状粒子等、形の異なるものの組み合わせ
や、更に、同一又は異なる形状で粒径が異なるものの組
み合わせがある。好ましくは、粒径が異なるものの組み
合わせが良く、第一の粒子と、該粒子の平均粒径の1/
5以下、さらに好ましくは1/10以下の平均粒径であ
る他の粒子との組み合わせである。また、3種以上の粒
子を組み合わせて用いる場合には、そのうち1種が異な
る形もしくは粒径を有していれば、他のものは同じ形、
粒径であっても構わない。なお、粒径は、通常のレーザ
ー回折/散乱法で測定された粒度分布から測定した平均
粒子径を指す。
【0013】具体的な構造としては、母体となる第一の
粒子(以下、粒子Aという)の表面に、粒子Aの平均粒
径の1/5以下の平均粒径である微粒子(以下粒子Bと
いう)が分散して存在し、粒子A及び粒子Bがフッ素系
高分子化合物及びシリコーン系高分子化合物から選ばれ
る高分子化合物(以下、単に高分子化合物という)の1
種以上で覆われている構造が挙げられる。より具体的に
は、例えば、粒子A及び粒子Bのいずれもが高分子化合
物で被覆されており、粒子Aの表面上に粒子Bが存在し
ていてもよく、また粒子Aの表面上に粒子Bが存在して
おり、その全体が高分子化合物で被覆されていてもよ
い。
【0014】本発明に用いられる粒子の種類は、大別し
て無機物と有機物に分けられる。無機物では、マイカ、
タルク、セリサイト、カオリン等の天然鉱物;シリカ、
ガラスビーズ、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化亜
鉛、酸化ジルコニウム等の金属酸化物;硫酸バリウム等
の金属塩;水酸化アルミニウム等の金属水酸化物;ヒド
ロキシアパタイト、チッ化ホウ素等のセラミック類;
金、銀等の金属粉末;黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ等
の無機顔料等もしくはそれらの焼結物が挙げられる。
【0015】有機物では、ポリエステル樹脂;スチレン
樹脂;ウレタン樹脂;ナイロン樹脂;セルロース類;ポ
リアミド樹脂;エポキシ樹脂;フェノール樹脂;ポリメ
チルシルセスキオキサン、ジメチコンクロスポリマー、
(ラウリルジメチコン/PEG)クロスポリマー、(ジ
メチコン/ビニルジメチコン/メチコン)クロスポリマ
ー、架橋型アルキルポリエーテル変性シリコーン等のシ
リコーン系樹脂;ポリアクリル酸アミド、ポリアクリル
酸アルキル、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸
アルキル/アクリル酸アミド共重合体、アクリル酸アル
キル/ジメチコン共重合体、アクリル酸/アクリル酸ア
ルキル(C10〜C30)共重合体、アクリル酸アルキル/
スチレン共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸アル
キル/アクリル酸DMAPA/メタクリル酸メトキシポ
リエチレングリコール共重合体、ラウリル(メタ)アク
リレート/エチレングリコールジ(メタ)アクリレート
コポリマー、メタクリル酸メチル/ジメチルポリシロキ
サン共重合体等のアクリル酸系樹脂;ポリエチレン、ポ
リプロピレン等のポリオレフィン樹脂;フッ素樹脂;ラ
ウロイルリジン、ラウロイルタウリン等のアミノ酸系粉
体が挙げられる。
【0016】また、酸化チタン被覆マイカ、ベンガラ酸
化チタン被覆マイカ、多層コートされた樹脂末等、既に
多層になっている粒子、酸化チタン内包シリカ、酸化チ
タン内包ガラスフレーク等の内包物に金属粉末を含む粒
子であっても良い。更に、それらの表面が疎水化処理や
親水化処理をされているものであっても良い。
【0017】粒子Aとしては、好ましくは、タルク、マ
イカ、セリサイト、カオリン、ゼオライト、酸化チタン
被覆マイカ、硫酸バリウム、酸化ジルコニウム、ガラス
ビーズ、シリカ等の無機物;ポリエステル樹脂、スチレ
ン樹脂、ナイロン樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、アクリル酸樹
脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂、アミノ酸系粉体
等の有機物が挙げられる。
【0018】粒子Aの平均粒径は、特に限定されない
が、粒子Aの表面に粒子Bと高分子化合物を存在させる
観点から、好ましくは 0.1〜500 μm、より好ましくは
0.5〜200 μmである。
【0019】また、粒子Bとして有用なものは、例え
ば、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウ
ム、硫酸バリウム、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、酸
化チタン内包シリカ等の無機粒子;スチレン樹脂、アク
リル酸系樹脂、ポリオレフィン樹脂、ナイロン樹脂、シ
リコン系樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の樹脂粒
子;赤色2号、赤色104号、赤色201号、赤色202号、赤
色226号、橙色201号、橙色204号、黄色4号、黄色5
号、黄色205号、黄色401号、青色1号、青色404号、緑
色3号、紫色201号等の有機色素及びそのレーキ顔料等
が挙げられる。
【0020】粒子Bの平均粒径は、粒子Aの表面に存在
させる観点から、粒子Aの平均粒径の好ましくは1/5
以下、更に好ましくは1/10以下、特に好ましくは1
/20以下である。また、粒子Bの平均粒径は、粒子B
を粒子Aの表面に存在させるとともに、複合化粒子の感
触をよくする観点から、好ましくは0.001〜100μm、よ
り好ましくは0.01〜40μm、更に好ましくは、0.01〜10
μmである。
【0021】本発明の複合化粒子に用いられる高分子化
合物は、分子間力が小さく、超臨界二酸化炭素中に溶解
又は分散しやすい性質を有することが好ましい。
【0022】フッ素系高分子化合物としては、フッ素原
子を有する高分子化合物であればよく、フッ素系高分子
化合物中のフッ素原子の含有量は、超臨界二酸化炭素に
分散・溶解しやすくする観点から、好ましくは9〜80質
量%、より好ましくは20〜70質量%、更に好ましくは40
〜65質量%である。
【0023】フッ素系高分子化合物の中では、フルオロ
アルキル基又はパーフルオロ基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステル重合体、及びフルオロアルキル基又はパー
フルオロ基を有する(メタ)アクリル酸エステル−長鎖
アルキル(メタ)アクリレート共重合体が特に超臨界二
酸化炭素に分散・溶解しやすくなる観点から好ましい。
また、炭素数4以上のパーフルオロアルキル基、ポリフ
ルオロアルキル基又はパーフルオロポリエーテル基を有
する(メタ)アクリレートの単独重合体、及びこの化合
物と炭素数8〜22のアルキル基を有する(メタ)アクリ
レートとの共重合体が超臨界二酸化炭素に分散・溶解し
やすくする観点から、最も好ましい。
【0024】フッ素系高分子化合物の重量平均分子量
は、超臨界二酸化炭素へ分散・溶解しやすくし、かつ2
5℃において固体である観点から、好ましくは 3,000〜
500,000 、より好ましくは 5,000〜300,000 である。
【0025】シリコーン系高分子化合物としては、超臨
界二酸化炭素単独、又は超臨界二酸化炭素及び助溶媒の
混合物中に溶解ないし分散するものであればよく、特に
限定されない。
【0026】シリコーン系高分子化合物の中では、ジメ
チルポリシロキサン、環状ジメチルポリシロキサン、メ
チルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン、環状メチルハイドロジェンポリシロキサ
ン、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレ
ン)シロキサン共重合体、ジメチルシロキサン・メチル
(ポリオキシプロピレン)シロキサン共重合体、ポリエ
ーテル変性シリコーン、メチルスチリル変性シリコー
ン、アルキル変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、
高級脂肪酸エステル変性シリコーン、高級アルコキシ変
性シリコーン、シリコーン変性アクリル樹脂等が超臨界
二酸化炭素へ分散・溶解しやすく、粒子へ吸着しやすい
観点から好ましい。より好ましくは、オルガノポリシロ
キサンの分子鎖の末端及び/又は側鎖に、式(I):
【0027】
【化1】
【0028】(式中、R1及びR2はそれぞれ独立して、
水素原子、炭素数1〜18のアルキル基又は炭素数6〜
10のアリール基、X-は四級アンモニウム塩の対イオ
ンを示し、Cl-、Br-等のハロゲンイオン、CH3
4 -、CH3CH2SO4 -等の硫酸エステルイオンが挙げ
られる。)又は式(II):
【0029】
【化2】
【0030】(式中、R1、R2及びX-は前記と同じ意
味を示す。)で表わされる基を介して、式(III):
【0031】
【化3】
【0032】(式中、R3は水素原子、炭素数1〜22
のアルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素
数7〜10のアラルキル基又は炭素数6〜10のアリー
ル基、nは2又は3を示す。)で表わされる繰り返し単
位からなるポリ(N−アシルアルキレンイミン)の分子
鎖が結合してなり、該ポリ(N−アシルアルキレンイミ
ン)の分子鎖とオルガノポリシロキサンの分子鎖との質
量比が1/50〜50/1であり、重量平均分子量が500〜5
00,000であるシリコーン系高分子化合物が超臨界二酸化
炭素へ分散・溶解しやすい観点から、特に好ましい。例
えば、式(I)中のR1及びR2がそれぞれ水素原子、X
-がCH3CH2SO4 -、式(III)中のR3がCH2
3、nが2であるポリ(N−プロパノイルエチレンイ
ミン)/γ−アミノプロピルメチルシロキサン共重合体
(特開平7−133352記載)が挙げられる。
【0033】シリコーン系高分子化合物の重量平均分子
量は、超臨界二酸化炭素へ分散・溶解をしやすくする観
点から、好ましくは 500〜500,000 、より好ましくは
1,000〜300,000 である。
【0034】[複合化粒子の製造法]本発明において、
超臨界二酸化炭素とは、臨界温度(304.2K)以上
でかつ臨界圧力(7.37MPa)以上の圧力である二
酸化炭素をいい、臨界点付近では、僅かな圧力変化によ
って密度が急変するという性質を有する。従って、臨界
圧力及び臨界温度を僅かに超えた超臨界二酸化炭素の圧
力を増加させると、気相の密度が急増するため、臨界圧
力を超えた領域で溶質の溶解度が急激に増加する。
【0035】本発明においては、まず、容器内で超臨界
二酸化炭素の存在下に、形状・粒径の異なる2種以上の
粒子(粒子Aと粒子B)と、高分子化合物とを接触させ
る。高分子化合物の種類によっては、少量の助溶媒を使
用することも可能である。助溶媒としては、極性溶媒が
好ましい。極性溶媒の中では、人体にほとんど無害と考
えられている、アルコール及び水が好ましい。アルコー
ルとしては、メタノール、エタノール及び1−プロパノ
ールが好ましく、中でもエタノールがより好ましい。
【0036】超臨界二酸化炭素は、二酸化炭素が超臨界
状態を発現する温度、圧力であれば任意の組み合わせで
用いることが出来るが、接触後の超臨界二酸化炭素の除
去や、減圧を効率的に行う観点から、308〜373K
であることが好ましく、より好ましくは313〜353
Kである。また、減圧を開始するときの超臨界二酸化炭
素の初期圧力は、超臨界二酸化炭素の減圧を効率的に行
う観点から、好ましくは7.2〜50MPa、より好ま
しくは10〜40MPaである。
【0037】超臨界二酸化炭素と高分子化合物との混合
物は、温度、圧力等の条件によっては、透明となる場合
がある。このように透明となる混合物は、粒子Bの凝集
が少なく、形成される高分子化合物の被膜も均一となる
ので好ましい。
【0038】容器内で、超臨界二酸化炭素存在下、高分
子化合物と形状の異なる2種以上の粒子を接触させた
後、容器に備えられている排気バルブ等を開放し、該容
器を減圧させることにより、高分子化合物で表面を被覆
された本発明の複合化粒子を該容器内で得る方法及び接
触後の混合物を該容器外に二酸化炭素と共に排出して本
発明の複合化粒子を得る方法がある。ここで該容器を減
圧させるとは、超臨界状態の二酸化炭素の圧力を低下さ
せることである。
【0039】容器内で複合化粒子を得る方法では、臨界
圧力以上から、超臨界状態の二酸化炭素の圧力を低下さ
せる際、二酸化炭素の断熱膨張により、該容器内の温度
が低下して二酸化炭素の臨界温度以下になると、液化二
酸化炭素が生じ、粉体の凝集が発生し易い。従って、該
容器を減圧させる際、該容器内の温度を二酸化炭素の臨
界温度以上に保持しながら、該容器内の二酸化炭素を減
圧し、超臨界状態の二酸化炭素を、気体の二酸化炭素と
することが好ましい。そのため、該容器内の二酸化炭素
を臨界圧力以上から大気圧まで、減圧を緩やかに行い、
等温膨張で圧力を低下させるように行うことが好まし
い。
【0040】容器内の圧力を大気圧まで減圧するのに要
する時間は、得られる複合化粒子の粒径や高分子化合物
の被覆の膜厚の制御、及び副生粒子の抑制の観点から、
好ましくは2秒間〜240分間、より好ましくは5秒間〜1
20分間である。
【0041】容器外で複合化粒子を得る方法では、混合
物をノズル等を介して、容器外に噴出、排出させる方法
等が挙げられる。排出条件は、特に限定されないが、ノ
ズルの流入部での温度が臨界温度304.2K以上、圧力が
臨界圧力7.37MPa 以上であることが超臨界流体である
観点から好ましい。
【0042】容器は、二酸化炭素を除去した後、該容器
内で複合化粒子を得る場合には、バルブ等の排気機構を
有していればよく、超臨界二酸化炭素中で、形状・粒径
の異なる2種以上の粒子と高分子化合物を溶解又は分散
を行うために、容器内に攪拌機構を有するものが好まし
い。容器の代表例としては、オートクレーブ、耐圧セル
等が挙げられる。
【0043】なお、複合化粒子中の、形状・粒径の異な
る2種以上の粒子の合計量は、粒子で取り出すことがで
きるとともに、高分子化合物の特性を発現させる観点か
ら、20〜99.5質量%、好ましくは70〜99.5質量%であ
る。
【0044】得られた複合化粒子の平均粒径は、化粧料
の粒子として取り扱う観点から、好ましくは 0.1〜1000
μm、より好ましくは 0.5〜500 μm、更に好ましくは
5〜50μmである。
【0045】[(b)成分のパール光沢粉体]本発明の
(b)成分のパール光沢を有する粉体(以下、パール顔
料という)は、マイカを母材としたものが好ましく、表
面を酸化チタンで被覆した酸化チタン被覆マイカ、マイ
カを酸化鉄と酸化チタンで被覆したベンガラ酸化チタン
被覆マイカ等の酸化鉄酸化チタン被覆マイカ、マイカと
酸化チタン被覆層との間にシリカ層はさんだ粉体等が挙
げられる。マイカ以外を母材とした粉体としては、シリ
カフレーク上に酸化チタンを被覆させた粉体、合成マイ
カに酸化チタンを被覆した粉体、中空状の酸化チタン等
が挙げられる。特に好ましいものは、酸化チタンの被覆
量が10〜75質量%のパール顔料である。
【0046】パール顔料の平均粒径は、1〜100μm
が好ましく、1〜20μmが更に好ましい。
【0047】パール顔料は、疎水化処理等の表面処理を
施したものでも良い。疎水化処理としては、例えば、通
常の方法によりシリコーン、高級脂肪酸、高級アルコー
ル、脂肪酸エステル、ポリエチレン、金属石鹸、アミノ
酸、アルキルフォスフェート、フッ素化合物等で表面処
理したものが挙げられる。特に、シリコーン処理及びフ
ッ素化合物処理が好ましい。また、パール顔料は、パー
ル光沢を損なわない範囲で表面にシリカ、アルミナ等の
無機物をさらに被覆させてもよい。
【0048】パール顔料の市販品としては、フラメンコ
スーパーパール、フラメンコオレンジ、フラメンコスパ
ークル、ティミロンスーパー、ティミロンスーパーシル
クMP-1005、ティミロンスーパーシーンMP-1001、ティミ
ロンスターラスターMP-115、ティミカエクストララージ
スパークル、フラメンコウルトラスパークル4500、クロ
イゾネオレンジ、クロイゾネブルー、クロイゾネヌアン
ティークブルー、クロイゾネセリーズフランベ、クロイ
ゾネブルーフランベ、クロイゾネスパークル(ゴールド,
カッパー,ブルー、ルージュ)、コロロナシエナ、コロロ
ナレッドゴールド、コロロナレッドブラウン、コロロナ
ブライトゴールド、コロロナボルドー、コロロナインペ
リアルレッド、コロロナシエナスパークル、ティミカゴ
ールデンブロンズ、ティミカヌアンティークカッパー、
ティミカゴールドスパークル、ティミロンゴールドプラ
スMP-25、フラメンコサテンレッド、フラメンコサテン
バイオレット、フラメンコサテンブルー、フラメンコス
パークル(レッド,ゴールド,グリーン,ブルー,バイオレ
ット) 、デュークロムBV、ティミロンスプレンディッ
ド、メタシャイン1080RC-(B1,G1,R1,S1,Y1)、プロミネ
ンスSF等が挙げられる。
【0049】[化粧料]本発明の化粧料は、上記(a)
成分と(b)成分を含有する。本発明の化粧料中の
(a)成分の含有量は、0.01〜90質量%が好まし
く、0.1〜70質量%が更に好ましい。また(b)成
分の含有量は0.1〜80質量%が好ましく、0.1〜
50質量%が更に好ましく、0.1〜40質量%が特に
好ましい。
【0050】本発明の化粧料は、上記(a)及び(b)
成分以外に、通常の化粧料に用いられる他の成分を配合
することができる。
【0051】他の成分としては、例えば、通常の化粧料
に用いられる、アルミナ、シリカ、ジルコニア、酸化チ
タン、酸化亜鉛、ゼオライト、硫酸バリウム等の無機粉
体や、着色顔料等の粉体を配合することができる。
【0052】また、本発明では、これらの粉体成分とと
もに、通常の化粧料に用いられるポリエチレンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、セレシンワック
ス、ワセリン等の炭化水素類;リンゴ酸ジイソステアリ
ル、カプリン酸ネオペンチルグリコール等のエステル
油;キャンデリラワックス、ホホバ油、オリーブ油等の
植物油脂;シクロメチコン、ジメチコン等のシリコーン
油;セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコー
ル類;ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸;グリセリ
ン、1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類;非
イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面
活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤;エタノール等
の低級アルコール類;カーボポール等の増粘剤、防腐
剤、メトキシケイヒ酸オクチル等の紫外線吸収剤、抗酸
化剤、色素、保湿剤、美白剤、血行促進剤、制汗剤、殺
菌剤、皮膚賦活剤等の薬効成分、香料なども配合するこ
とができる。
【0053】本発明の化粧料は、例えばディスパー、ホ
モミキサー、コンビミックス、アジホモミキサー、ヘン
シェルミキサー、レトロミキサー、ホバートミキサー、
プラネタリーミキサー、ニーダー、エクストルーダー等
を用いて常法に従って製造することができ、例えばファ
ンデーション、粉おしろい、固形おしろい、化粧下地、
アイシャドー、口紅、頬紅、アイブロウ、保湿クリー
ム、UV防御クリーム、美白クリーム、化粧水、乳液、
洗顔料、パック剤等の各種化粧料とすることができる。
【0054】
【実施例】例中の%及び部は特記しない限り質量%、質
量部である。
【0055】製造例1 <溶解工程>図1に示す装置を用い、オートクレーブ10
〔内容量100mL :耐圧硝子工業(株)〕内に、ポリ(N
−プロパノイルエチレンイミン)/γ−アミノプロピル
メチルシロキサン(共重合比4/96(質量比))共重
合体(重量平均分子量15万、塊状)0.36g 、酸化チタ
ン〔平均粒径0.05μm、表面シリコン処理、テイカ
(株)〕1.80gとタルク〔(株)山口雲母工業所 平均
粒径:10μm〕6.00g を充填した。
【0056】充填後、ボンベ1よりフィルター2を通し
て二酸化炭素ガス内のゴミを除去した後、クーラー5か
ら−5℃に制御された冷媒が通液されているコンデンサ
ー3で二酸化炭素を凝縮し、その後ポンプヘッドが冷却
された昇圧ポンプ4で昇圧した。昇圧時の圧力は、圧力
計6aにより測定した。なお、安全性を確保するために、
圧力計6aの下流部には、安全弁7a を配設した。圧力の
調整は保圧弁V−1で行った。
【0057】バルブV−2を開放して二酸化炭素は予熱
器8を通して、所定の温度まで予熱されて送られ、バル
ブV−3 を介して安全弁7bが付属するオートクレーブ10
に導入した。カートリッジヒーター12を使用し、温度調
節器13によりオートクレーブ10内の温度調節を行い、温
度計11及び圧力計6bにより、セル内の温度及び圧力をそ
れぞれ温度333 K及び圧力20MPa に調節し、超臨界二
酸化炭素状態とした。この条件下で攪拌機9を回転し、
0.5 時間溶解・分散を行い、混合物を得た。
【0058】<複合化工程>排気バルブV−5を徐々に
開放し、排気ライン18(内径2.5mm)より排気し、10分
間で減圧を行い、複合化粒子を得た。この時断熱膨張作
用により容器内温度が低下するが、容器内温度は、313
K以下にならないように減圧を行った。また、排気ライ
ンの凍結を防ぐために、ヒーター21により加熱した。ま
た、排気ライン18から若干漏出してくる複合化粒子に関
しては、バグフィルター19で捕捉した。
【0059】製造例2 製造例1の溶解工程を実施した後、製造例1の複合化工
程の代わりに、次の複合化工程を実施した。
【0060】<複合化工程>攪拌機9を回転し、0.5 時
間溶解分散を行った後、バルブV−4を開放し、予めヒ
ーター14で加熱されたラインを通ってノズル15から粒子
回収容器16内に得られた混合物を噴出させた後、噴出物
(粒子)として、凝集のない複合化粒子を得た。そのと
きのノズル入口直前での温度は、温度計20により確認
し、313 K以上であった。
【0061】製造例3 製造例1で用いたポリ(N−プロパノイルエチレンイミ
ン)/γ−アミノプロピルメチルシロキサン共重合体の
代わりに、ステアリルメタクリレート/2−(パーフル
オロオクチル)エチルメタクリレート(共重合比1/9
(質量比))共重合体0.36g(重量平均分子量18万、
粒径が1〜5mm 程度の粒状物質)を用い、酸化チタン
〔平均粒径0.05μm、表面シリコン処理、テイカ
(株)〕の代わりに酸化チタン〔平均粒径0.2μm、表
面シリコン処理、石原産業(株)〕1.8 gを用いた以外
は、製造例1と同様にして、複合化粒子3を作製した。
【0062】比較製造例1(溶媒留去法) 500mL のフラスコ中に、製造例1と同じポリ(N−プロ
パノイルエチレンイミン)/γ−アミノプロピルメチル
シロキサン共重合体0.25g を投入した後、エタノール19
0 gを投入し、25℃で攪拌を行い、ポリ(N−プロパノ
イルエチレンイミン)/γ−アミノプロピルメチルシロ
キサン共重合体を溶解した。その後、タルク〔平均粒
径:10μm、(株)山口雲母工業所〕7.5 gと酸化チタ
ン〔平均粒径0.05μm、表面シリコン処理、テイカ
(株)〕2.25g を添加した後、攪拌下、55℃、7kPa 下
でエタノールを蒸発留去した。フラスコ内壁には、付着
が多く、複合化粒子4の凝集物が得られた。
【0063】比較製造例2 製造例1で用いた酸化チタンを充填せず、タルク
〔(株)山口雲母工業所、平均粒径:10μm〕のみを7.
80g充填し、他は製造例1と同様にして、複合化粒子5
を作製した。
【0064】製造例4(パール光沢を有する粉体の製
造例) 硫酸第二鉄9水和物60部をイオン交換水2000部に
溶解させ、これを0.1mol/L水酸化ナトリウム水溶
液でpH2.8に調整して得られた水溶液に、ENGELHARD
社製の雲母チタン(フラメンコサテンゴールド 260M;平
均粒径:7.9μm;二酸化チタンの光学的膜厚:190nm)
100部を加えて、充分に撹拌して均一に分散させた。
次に、この雲母チタン分散液を撹拌しながら加熱して、
6時間沸騰させた。放冷後、ろ過、水洗して、黄酸化鉄
で被覆された黄色着色雲母チタン103部を得た。得ら
れた黄色着色雲母チタンの黄酸化鉄被覆率は6.67%
であった。平均粒径は8.2μmであった。
【0065】製造例5(パール光沢を有する粉体の製
造例) 製造例4の雲母チタン(フラメンコサテンゴールド 260
M)に代えて、雲母チタン(フラメンコサテンレッド 46
0M;平均粒径:6.8μm;二酸化チタンの光学的膜厚;2
60nm)を使用して、同様に、この雲母チタン分散液を撹
拌しながら加熱して、6時間沸騰させた。放冷後、ろ
過、水洗し、800℃で2時間焼成して赤酸化鉄で被覆
された赤色着色雲母チタン102部を得た。得られた赤
色着色雲母チタンの赤酸化鉄被覆率は6.25%であっ
た。平均粒径は7.3μmであった。
【0066】実施例1(パウダーファンデーション) 表1及び表2に示す組成のパウダーファンデーション
を、下記製法に従って製造し、これらのファンデーショ
ンの使用評価を下記方法に従って実施した。その結果を
表1及び表2に示す。
【0067】<製法>成分(1)〜(15)を混合し、粉
砕機にて粉砕した。これを高速ブレンダーに移し、成分
(16)〜(21)を80℃に混合溶解したものを加えて均
一混合した。再び粉砕してふるいを通し、これを金皿に
圧縮成型した。
【0068】<評価方法>専門パネラー10名により、
顔に試料を塗布したときの使用感(肌への付着性(つ
き)、肌への延展性(のび)、塗布した感触、カバー
力、透明感のある仕上がり、つや感のある仕上がり、立
体感のある仕上がり(のっぺりしない)、経時後の化粧
持ち)について官能評価し、以下の基準で判定した。 判定基準 ◎:8名以上が良好と回答 ○:5〜7名が良好と回答 △:2〜4名が良好と回答 ×:1名以下が良好と回答
【0069】
【表1】
【0070】
【表2】
【0071】注) *1 タルク:(株)山口雲母工業所 平均粒径:10μm *2 パール顔料1:ティミロンスーパーーシルクMP−
1005 *3 パール顔料2:フラメンコサテンバイオレット 実施例2(ファンデーション) <組成> (1)製造例1の複合化粒子 45.0% (2)パール光沢を有する粉体 10.0% (3)パール光沢を有する粉体 2.0% (4)セリサイト 5.0% (5)ナイロンパウダー(粒径5μm)*1 4.0% (6)ステアリン酸亜鉛 3.0% (7)タルク 残量 (8)シリコーン処理酸化チタン*2 9.5% (9)シリコーン処理赤酸化鉄 0.2% (10)シリコーン処理黄酸化鉄 0.8% (11)シリコーン処理黒酸化鉄 0.1% (12)流動パラフィン 5.0% (13)ジメチルポリシロキサン(6mm2/s) 3.0% (14)防腐剤 適量 (15)香料 微量。 *1:東レ SP−500 *2:シリコーン処理 ジメチルポリシロキサン処理
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、肌への延展性に優れ、
カバー力がありながら透明感のある仕上がりを有し、化
粧持続性に加え、つや感が向上する化粧料を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 製造例で用いた複合化粒子の製造装置の略示
図である。
【符号の説明】
1 ボンベ 2 フィルター 3 コンデンサー 4 昇圧ポンプ 5 クーラー 6a 圧力計 6b 圧力計 7a 安全弁 7b 安全弁 8 予熱器 9 攪拌機 10 オートクレーブ 11 温度計 12 カートリッジヒーター 13 温度調節器 14 ヒーター 15 ノズル 16 粒子回収容器 17 複合化粒子 18 排気ライン 19 バグフィルター 20 温度計 21 ヒーター V−1 保圧弁 V−2 バルブ V−3 バルブ V−4 バルブ V−5 排気バルブ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年4月10日(2003.4.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 昇 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AB232 AB242 AB362 AB432 AC022 AC242 AC332 AD021 AD022 AD151 AD152 BB21 BB25 BB26 CC12 DD17 EE05 EE11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)成分及び(b)成分を含有す
    る化粧料。 (a)超臨界二酸化炭素の存在下に、形状・粒径の異な
    る2種以上の粒子と、フッ素系高分子化合物及びシリコ
    ーン系高分子化合物から選ばれる高分子化合物の1種以
    上とを接触させて得られる複合化粒子 (b)パール光沢を有する粉体
  2. 【請求項2】 複合化粒子が、母体となる第一の粒子の
    表面に、該粒子の平均粒径の1/5以下の平均粒径であ
    る微粒子が存在する複合化粒子である請求項1記載の化
    粧料。
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