JPH1147681A - 超臨界流体を用いた微粒子のコーティング方法及び塗装物 - Google Patents

超臨界流体を用いた微粒子のコーティング方法及び塗装物

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JPH1147681A
JPH1147681A JP22308897A JP22308897A JPH1147681A JP H1147681 A JPH1147681 A JP H1147681A JP 22308897 A JP22308897 A JP 22308897A JP 22308897 A JP22308897 A JP 22308897A JP H1147681 A JPH1147681 A JP H1147681A
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JP
Japan
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fine particles
carbon dioxide
coating
supercritical fluid
pressure
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Application number
JP22308897A
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English (en)
Inventor
Kenji Mishima
健司 三島
Hiroaki Mitani
博明 三谷
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KIRA KESHOHIN KK
Original Assignee
KIRA KESHOHIN KK
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡便でかつ環境に優しく、均一被膜が
形成された微粒子を得る。 【解決手段】 ボンベ1からバルブV−3を経由して供
給された液体二酸化炭素は、水恒温槽18中に設置され
た予熱カラム14へ送られ、二酸化炭素の平衡温度まで
予熱され、超臨界流体にされ、抽出セル15に送られ
る。抽出セル15において、溶質である高分子化合物で
あるPEGと、高分子化合物を超臨界二酸化炭素に溶解
されるための助溶媒であるエタノールと、無機微粒子で
ある酸化チタンは、溶媒である超臨界二酸化炭素に完全
溶解される。次いで、上記溶質を溶解した超臨界二酸化
炭素は、ストップバルブV−6が開放されると、加熱管
19を介して空気恒温槽23に導入され、ノズル20よ
り噴射される。これにより、超臨界二酸化炭素は急速膨
脹し、溶質の溶解力が低下し、その結果PEGによって
コーティングされた酸化チタン超微粒子21がパネル2
2に捕集される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超臨界流体を用いた
微粒子のコーティング方法及び塗装物、特に超臨界流体
を用いて化粧品の成分を製造する超臨界流体を用いた微
粒子のコーティング方法及び塗装物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オゾン層破壊等により紫外線が強
くなり、紫外線が人体に与える影響が問題になってい
る。それに伴い、紫外線をカットする化粧品、医薬品や
生活雑貨の開発が望まれている。また、紫外線をカット
する化粧品、医薬品は、肌に直接触れるものであるた
め、その性質上安全であるものが望まれている。
【0003】一方、従来の紫外線をカットする化粧品に
は、ノンコーティングの無機物質の微粒子を紫外線散乱
剤として使用していた。無機物質の微粒子は、アレルギ
ー反応を起こしやすい人や肌の弱い人には、肌のトラブ
ルを起こす可能性があった。
【0004】そこで、アレルギー物質を含まない低刺激
性の紫外線をカットする化粧品が提案されているが、上
述の紫外線カット化粧品に比べ、その効果は弱く、需要
者のニーズに沿うものではなかった。
【0005】また、例えば口紅には、ノンコーティング
の無機顔料、有機顔料が使用されている。しかし、ノン
コーティングの有機顔料は、アレルギー反応を起こしや
すい人や肌の弱い人が使用した場合、唇が荒れたり、か
ぶれたりするおそれもある。従って、現在使用されてい
る有機顔料をより安全に使用するためには、有機顔料に
コーティングを施すことが強く要望される。
【0006】また、物質をコーティングする技術は、微
粒子や医薬品のDDSの分野からマイクロカプセルの製
造方法の分野にまで、幅広く利用されている。
【0007】例えば、気相中に核となる微粒子を飛ばし
ながら、コーティング剤を噴霧し、微粒子表面をコーテ
ィングする方法(以下「気相コーティング方法」とい
う)や、カップリング剤をコーティング剤入り懸濁液に
添加し、この液相に核となる微粒子を浸漬させ、その後
微粒子を熱処理して微粒子表面をコーティングする方法
(以下「液相コーティング方法」という)等、化学的製
法、物理的・機械的製法及び物理化学的製法等が提案さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記い
ずれの製法も、有機溶剤を大量に使用すると共に、粒径
をコントロールすることが困難であった。
【0009】更に、上記気相コーティングする方法で
は、微粒子に均一に被膜が形成されず、場合によっては
微粒子の表面が一部露出する可能性があった。かかる場
合には、上述したように、肌のトラブルを起こす可能性
があった。
【0010】また、液相コーティング方法では、ほぼ均
一に被膜が形成されるものの、添加されたカップリング
剤が熱処理で完全に反応しない場合もあり、かかる場合
には、コーティングされた微粒子の表面に未反応のカッ
プリング剤が残存する可能性があった。また、未反応の
カップリング剤は、肌に対して刺激物質として作用し、
上記同様、肌のトラブルが生じる可能性があった。ま
た、上記液相コーティング方法は、工程数が多く、操作
が煩雑であるため、製造コスト高になるおそれもあっ
た。
【0011】本発明は上記従来の課題に鑑みたものであ
り、その目的は、有害な有機溶剤を使用せず、コーティ
ング工程を簡略化し、更に均一被膜を形成し、粒径をコ
ントロールすると共に、被膜表面に肌を刺激する未反応
物を残存させない超臨界流体を用いた微粒子のコーティ
ング方法及び塗装物を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の超臨界流体を用いた微粒子のコーティ
ング方法及び塗装物は、以下の特徴を有する。
【0013】(1)超臨界流体を用いて微粒子に対して
高分子化合物をコーティングするコーティング方法であ
る。
【0014】気体は、臨界等温線以上の温度では、非凝
集性となり、臨界点(c.p.)付近の気体密度は液体密度
に類似するが、粘度は通常の気体の数倍程度である。一
方、拡散計数は、液体の100倍程度大きくなる。超臨
界流体とは、臨界温度Tc 以上のガスあるいはTc 以下
で圧力もpc を超えているガスをいい、僅かな圧力変化
によって密度が急変するという特徴を有する。
【0015】従って、臨界温度Tc を僅かに超えた超臨
界ガスに対して、圧力を加えていくと気相の密度が急増
するため、臨界圧力を超えた領域で溶質の溶解度が急激
に増加する。逆に、圧力を減少させることで溶解度を急
激に低下させることができる。これにより、減圧操作の
みで溶質と抽出媒体(超臨界ガス)の分離が可能とな
る。
【0016】超臨界流体を用いたコーティング方法は、
後述するように、有害な有機溶媒を使用しないため、環
境に対して優しいコーティング方法である。例えば、超
臨界流体に、溶質である高分子化合物と微粒子と高分子
化合物をほとんど溶解しない助溶媒の極性溶媒とを完全
溶解させ、その後超臨界流体を急速膨脹させる(すなわ
ち、減圧処理する)ことにより、超臨界流体の溶解度が
低下し、溶質が超臨界流体から分離される。その結果、
微粒子に高分子化合物が均一にコーティングされた粒径
の揃った球形の微粒子が得られる。
【0017】また、上記液相コーティング方法のよう
に、塗布後に熱処理を行う必要がなく、処理工程を削減
することができる。従って、操作が簡略化される。
【0018】(2)上記(1)に記載のコーティング方
法において、前記超臨界流体は、二酸化炭素である。
【0019】二酸化炭素は、一般に無毒で、臨界温度が
304.2Kであるため、操作温度が例えば308.1
5Kと低温で行え、かつ安価である。従って、操作が容
易で、かつ製造コストを削減することができる。
【0020】(3)上記(1)に記載のコーティング方
法において、前記微粒子は、酸化チタン、シリカ、酸化
亜鉛、酸化マグネシウム、ベンガラ、黄酸化鉄又は、こ
れらの複合体から選ばれる少なくとも1種の無機物質か
らなる微粒子である。
【0021】上記無機物質は、いずれも化粧品顔料とし
て使用可能な微粒子である。従って、コーティングする
ことにより、更に安全な化粧品の成分として使用するこ
とができる。
【0022】(4)上記(1)に記載のコーティング方
法において、前記高分子化合物は、ポリエチレングリコ
ール、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ナ
イロンから選ばれる少なくとも1種の高分子化合物であ
る。
【0023】上記高分子化合物は、いずれも皮膚刺激性
の少ない高分子化合物であり、コーティングした際に、
肌のトラブルを起こす可能性を極力防止できる。
【0024】(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記
載の超臨界流体を用いた微粒子のコーティング方法によ
り塗膜が形成された塗装物である。
【0025】(6)上記(1)に記載のコーティング方
法において、前記微粒子は有機顔料からなる。
【0026】上述したように、超臨界流体を用いたコー
ティング方法の場合には、有害な有機溶媒が被膜された
微粒子に残存することが少ない又はないため、皮膚刺激
が少ない又はない。
【0027】
【発明の実施の形態】本実施形態の超臨界流体を用いた
微粒子のコーティング方法は、上述したように、超臨界
流体を用いて微粒子に対して高分子化合物をコーティン
グするコーティング方法である。
【0028】<微粒子>本実施形態のコーティング方法
に用いる微粒子は、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネ
シウム、ベンガラ、黄酸化鉄又は、これらの複合体から
選ばれる少なくとも1種の無機物質からなる微粒子であ
る。上記無機物質は、いずれも化粧品顔料として使用可
能な微粒子である。従って、コーティングすることによ
り、更に安全な化粧品の成分として使用することができ
る。
【0029】また、上記微粒子として、有機顔料の微粒
子を用いることもできる。有機顔料としては、極性溶媒
に溶解しない有機顔料が好ましく、例えば赤色204号
(レーキレッド CBA)、赤色226号(ヘリンドン
ピンク CN)、だいだい色204号(ベンチジンオレ
ンジ G)、黄色205号(ベンチジンエロー G)、
赤色404号(ブリリアン ファストスカーレット)、
赤色405号(パーマネントレッド F5R)、だいだ
い色401号(ハンザオレンジ)、黄色401号(ハン
ザエロー)、青色404号(フタロシアニンブルー)等
が挙げられる。
【0030】上記同様、有機顔料をコーティングするこ
とにより、より安全性の高い有機顔料を化粧品原料とし
て使用することができる。
【0031】<高分子化合物>本実施形態のコーティン
グ方法に用いる高分子化合物は、ポリエチレングリコー
ル(PEG)、アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリスチ
レン、ナイロンから選ばれる少なくとも1種の高分子化
合物である。上記高分子化合物は、いずれも皮膚刺激性
の少ない高分子化合物であり、コーティングした際に、
肌のトラブルを起こす可能性を極力防止できる。
【0032】また、上記高分子化合物は、数万程度のも
のまで使用することができる。
【0033】<極性溶媒>本実施形態のコーティング方
法に用いる助溶媒である極性溶媒は、人体にほとんど無
害と考えられているアルコール又は水が好ましい。アル
コールとしては、メタノール、エタノール、1−プロパ
ノールが好ましく、より好ましくはエタノールである。
【0034】極性溶媒は、例えば微粒子3g、高分子化
合物10gに対して、80〜100mlの割合で添加さ
れるのが、経済効率の点で好ましい。
【0035】<超臨界流体>本実施形態のコーティング
方法に用いる超臨界流体は、二酸化炭素が好ましい。二
酸化炭素は、一般に無毒で、臨界温度が304.2Kで
ある。超臨界二酸化炭素の急速膨脹を行う場合の温度
は、超臨界二酸化炭素の急速膨脹を効率的に行うため
に、308.15〜323.15Kであることが好まし
く、より好ましくは308.15〜313.15Kであ
る。上記のように低温で操作できるため、操作が容易で
あると共に、二酸化炭素は安価であるので、製造コスト
を削減することができる。
【0036】また、超臨界二酸化炭素の急速膨脹の場合
の圧力は、超臨界二酸化炭素の急速膨脹を効率的に行う
ために、7.2〜30MPaであることが好ましく、よ
り好ましくは15〜25MPaである。
【0037】<超臨界流体を用いたコーティング方法>
本実施形態のコーティング方法は、図1に示すように、
上述の高分子化合物と微粒子と極性溶媒と超臨界流体と
を完全混合した後、急速膨脹させて、高分子化合物と微
粒子と極性溶媒に対する超臨界流体の溶解力を低下さ
せ、高分子化合物でコーティングされた微粒子を得る方
法である。
【0038】<塗装物>上記コーティング方法により、
被膜が形成された塗装物は、均一被膜を有するほぼ均一
粒径の球形微粒子となる。
【0039】
【実施例】以下に、本発明に使用する超臨界二酸化炭素
の急速膨脹法による酸化チタン超微粒子のコーティング
方法に使用する装置を具体的に説明する。なお、本実施
例では、微粒子として、無機微粒子を用いることとし
た。
【0040】実施例1.図1に示すように、超臨界二酸
化炭素の急速膨脹法による酸化チタン超微粒子のコーテ
ィング方法に使用する装置は、後述するストップバルブ
V−3を境として昇圧部とその下流の抽出部とからな
る。
【0041】<昇圧部>上記昇圧部は、超臨界流体とし
ての二酸化炭素用と溶離液用の2つのボンベを有してお
り、液体二酸化炭素の昇圧用ポンプ5bへ供給するボン
ベ1は、本実施例では、サイフォン式の液体二酸化炭素
ボンベを使用している。
【0042】ボンベ1の液体二酸化炭素は、まず乾燥剤
が充填された乾燥管2に供給される。これにより、ボン
ベ1から供給された液体二酸化炭素は、乾燥管2を通過
する際に、液体二酸化炭素に含有される水分が除去され
る。
【0043】脱水された液体二酸化炭素は、フィルタ3
aでゴミなどの不純物が除去された後、冷却ユニット1
3に送られる。冷却ユニット13内には、−261.1
5Kに冷却されたエチレングリコールが充填されてい
る。これにより、脱水された液体二酸化炭素は冷却さ
れ、フィルタ3bを介して昇圧用ポンプ5bに送られ
る。また、昇圧用ポンプ5bのヘッド部分には、液体二
酸化炭素の気化を防ぐために冷却器(図示せず)が装着
されている。
【0044】また、二酸化炭素の昇圧部のフィルタ3a
の下流には、圧力調節弁V−1が設けられ、この圧力調
節弁V−1によって、圧力部及び抽出部の系内の圧力を
任意の圧力に設定することができる。この圧力調節弁V
−1は、圧力±0.1MPa以内の精度で系内の圧力を
制御でき、最大使用圧力は41.5MPaとなってい
る。
【0045】昇圧部の昇圧用ポンプ5bの下流には、圧
力計6bが設けられており、昇圧部系内の圧力が測定さ
れる。この圧力計6bには、上限接点出力端子が付いて
おり、指定圧力になると、昇圧用ポンプ5bの電源を切
るように設定されている。
【0046】本実施例の昇圧部と抽出部との間には、ス
トップバルブV−3が配置されいてる。このストップバ
ルブV−3によって抽出部の液体の流出を制御すること
ができる。また、本実施例の昇圧部と抽出部との間に
は、安全性を確保するために、安全弁7bが設けられて
おり、本実施例において、安全弁7bは、系内の圧力が
34.3MPaで作動するように調整・検定されてい
る。
【0047】また、昇圧部には、超臨界二酸化炭素に高
分子化合物を溶解させるための助溶媒であるエタノール
が貯溜されたエントレーナタンク4が設けられている。
二酸化炭素にエタノールを添加することにより、高分子
化合物の超臨界二酸化炭素に対する溶解度が増加する。
エントレーナタンク4に貯溜されたエタノールは、昇圧
用ポンプ5aを介して平衡セル9に移送される。一方、
昇圧用ポンプ5bによって送られてきた二酸化炭素も平
衡セル9に導入される。平衡セル9は、冷却槽11内に
設置されて、冷却槽11は、クーラ12により所定温度
に冷却されている。また、平衡セル9上には、モータ1
0が配置され、モータ10の先端には攪拌機が取り付け
られ、平衡セル9において、液体二酸化炭素とエタノー
ルが攪拌される。平衡セル9にて混合されたエタノール
を含有した超臨界二酸化炭素は、抽出セル15に移動さ
れる。
【0048】なお、エントレーナタンク4から助溶媒で
あるエタノールを平衡セル9に移送するために、エント
レーナタンク4には、安全弁7a及び圧力計6aが装着
されている。また、エタノールの逆流を防ぐために、逆
止弁8a(AKICO製の「SS−53F4」:最大使
用圧力34.3MPa)が設けられている。
【0049】上記昇圧部で用いた装置の具体例を、以下
に示す。
【0050】(a)乾燥管2;GLサイエンス(株)製の
キャリヤーガス乾燥管(Gas Driers)、材質
SUS316、高圧使用圧力20MPa、内径35.5
mm、長さ310mmを用いた。
【0051】(b)乾燥剤;GLサイエンス(株)製のモ
レキュラーシーブ5A(1/16inch Pelle
t)を用いた。
【0052】(c)昇圧用ポンプ5a,5b;GLサイエ
ンス(株)製の「高圧用シングルプランジャーポンプA
SP−5L」(最大圧力:58.8MPa、常用圧力:
49.0MPa、流量:0.5〜5.2ml/mi
-1)を用いた。
【0053】(d)フィルタ3a,3b;細孔平均径が約
10μmのもの(「FT4−10」型、GLサイエンス
(株)製)を用いた。
【0054】(e)圧力調節弁V−1;TESCOM製の
「26−1721−24」を用いた。
【0055】(f)圧力計6a,6b;司測研(株)製の
エコノミー圧力計「PE−33−A」(歪みゲージ式、
精度±0.3%)によって検定したものを用いた。
【0056】(g)ストップバルブV−3;GLサイエン
ス(株)製の「2 Way Volve 02−012
0」(最大使用圧:98.0MPa)を用いた。
【0057】(h)安全弁7a,7b;NUPRO製のス
プリング式のものを用いた。
【0058】(i)圧力部におけるボンベ1からフィルタ
3aまでの区間以外の配管;1/16inchのステン
レス管(SUS316、外径1.588mm、内径0.
8mm)を用いた。
【0059】(j)他の部分の配管;全て1/8inch
のステンレス管(SUS316、外径3.175mm、
内径2.17mm)を用いた。
【0060】(k)エントレーナタンク4;Pyrex社
製のガラス容器(容量500ml)を用いた。
【0061】(l)平衡セル9;ギルソン社製のダイナミ
ックミキサ「811−CA」を用いた。
【0062】(m)モータ10;ギルソン社製のダイナミ
ックミキサ「811−CA」を用いた。
【0063】(n)冷却槽11;Yamato社製の水恒
温槽「BK−41」を用いた。
【0064】(o)クーラ12;Orion社製の「Ca
rry Cool」を用いた。
【0065】<抽出部>抽出部は、槽全体の高さ調節可
能な水恒温槽(Water bath)18内に設置されている。
水恒温槽18の内容積は、80dm2 であり、チノー製
の温度制御器「DB1000」によって、水温を±0.
1℃に保つように制御されている。また、水恒温槽18
の温度は、温度計17により測定されている。
【0066】昇圧部のストップバルブV−3から供給さ
れた液体二酸化炭素は、水恒温槽18中に設置された予
熱カラム(Pre-heater)14へ送られ、コーティングの
際の溶媒とするために、二酸化炭素の平衡温度まで予熱
され、超臨界流体にされる。
【0067】予熱カラム14によって超臨界流体になっ
た二酸化炭素は、流体の逆流を防止する逆止弁8b(A
KICO製の「SS−53F4」:最大使用圧力34.
3MPa)を通過し、ストップバルブV−4,V−5を
介して、被抽出溶質を含む抽出セル15に導入される。
上記ストップバルブV−4,V−5は、抽出セル15に
導入する超臨界二酸化炭素の流量を調節するものであ
り、特にストップバルブV−4は、抽出セル15内の気
相部分の圧力が上昇し、被抽出溶質溶液が直接噴出する
ことを防止するために設置されている。
【0068】抽出セル15には、高分子化合物であるP
EGと、エントレーナタンク4より供給され高分子化合
物を超臨界二酸化炭素に溶解されるための助溶媒である
エタノールと、無機微粒子である酸化チタンと、上述の
ように導入された超臨界二酸化炭素(溶媒)とが充填さ
れる。更に、抽出セル15には、AKICO製の変速型
攪拌用のモータ16が設置されている。このモータ16
により、抽出セル15内のPEG、エタノール、酸化チ
タン(以下、PEGとエタノールと酸化チタンを含めて
「溶質」という)と、超臨界二酸化炭素(溶媒)が攪拌
される。
【0069】また、上記モータ16には、電磁式ノンシ
ール攪拌機(材質:SUS316)が接続され、更にこ
の攪拌機の先端に攪拌翼が装着されている。本実施例で
は、2枚攪拌翼が装着されている。
【0070】また、抽出セル15内の圧力は、圧力計6
cにより測定されている。また、抽出セル15の上流側
には、抽出セル15内の圧力上昇による爆発を防止する
ために、安全弁7cが設置されている。この安全弁7c
は、抽出セル15系内の圧力が34.3MPaになると
作動するように調整・検定されている。
【0071】抽出セル15内で溶質を溶解した超臨界二
酸化炭素は、ストップバルブV−6を経由して、加熱管
19を通り空気恒温槽23に導入される。超臨界二酸化
炭素に溶解した溶質は、抽出セル15から放出されるこ
とに伴う減圧状態で凝固したり、また溶媒である超臨界
二酸化炭素がドライアイスになる可能性があるため、ス
トップバルブV−6は、ヒータによって加温されてい
る。
【0072】ストップバルブV−6を開放すると、加熱
管19で操作温度まで昇温された溶質を溶解した超臨界
二酸化炭素がノズル20より噴射される。噴射されるこ
とにより、超臨界流体が減圧され、急速膨脹し、溶質の
溶解力が激減する。これにより、PEGによってコーテ
ィングされた酸化チタン超微粒子21がパネル22に捕
集される。
【0073】上記抽出部で用いた装置の具体例を、以下
に示す。
【0074】(a)温度計17;チノー製の白金抵抗測温
体「ITPF483」を用いた。
【0075】(b)予熱カラム14;1/8inchステ
ンレス管(SUS316、外径3.175mm、内径
2.17mm)を直径55mm、長さ140mmのスパ
イラス状に変形したものを用いた。
【0076】(c)抽出セル15;AKICO製のクイッ
ク開閉型抽出セルを用いた。材質:SUS316、設計
圧力39.2MPa(400kg/cm2)、内径:5
5mm、高さ:220mm、内容積:500ml。
【0077】(d)モータ16;攪拌速度:20〜300
rpm、デジタル回転表示計により攪拌シャフトの回転
数が表示される。
【0078】(e)圧力計6c;山崎計器製作所製のブル
ドン式圧力計「E93004 6」(最大圧力:49.
0MPa)司測研(株)製のエコノミー圧力計「PE−
33−A」(歪みゲージ式、精度±0.3%、FS:k
gf/cm2)によって検定したものを用いた。
【0079】(f)安全弁7c;NUPRO製のスプリン
グ式の「177−R3AKI−G」を用いた。
【0080】(g)加熱管19;1/8inchステンレ
ス管(SUS316、外径3.175mm、内径2.1
7mm、長さ約1m)を用いた。
【0081】(h)空気恒温槽23;内容積:125d
2、チノー(株)製温度制御器「DB1000」によ
り、恒温槽内の温度を±0.05℃に制御可能である。
【0082】(i)ノズル20;タングステンカーバイド
製ユニットノズル(オリフィス直径0.28mm、最高
使用圧力:280kg/cm2)を用いた。
【0083】本実施例では、酸化チタン超微粒子3g
(「MT500 SA」綺羅化粧品(株)から提供され
た)と、エタノール100ml(和光純薬工業(株)製
の一級試薬、純度99.5%以上)と、「ポリエチレン
グリコール6000」25g(和光純薬工業(株)製の
一級試薬、Mw=7,500)を、抽出セル15に充填
した。二酸化炭素は、福岡酸素(株)製、純度99.5
%以上である。水恒温槽18内の温度は、313.15
±0.2Kに、加熱管19の温度は、350.15±
0.5Kに制御した。
【0084】ストップバルブV−2〜V−6を閉じた状
態でボンベ1より二酸化炭素を供給し、二酸化炭素の上
限圧力は、圧力調節弁V−1で調節した。次いで、スト
ップバルブV−6を閉じた状態で、バルブV−3を開
け、抽出部へ二酸化炭素ガスを送った。また、このとき
にV−2を開け抽出部に送られる二酸化炭素にエタノー
ル等を添加した。次に、圧力調節弁V−1を用いて、抽
出セル15内を操作圧力にした。
【0085】抽出セル15の系内が操作圧力まで加圧・
調整され、圧力が一定になってから60分攪拌した後、
30分ほど放置した。
【0086】その後、ストップバルブV−6を開け、2
50atmから200atmまで減圧させる間に噴射を
行った。これにより、超臨界二酸化炭素中に溶解してい
たPEGと酸化チタン超微粒子がノズル20より噴射さ
れ、その間にPEGでコーティングされた超微粒子21
がパネル22に吹き付けられた。パネル22と床面(本
実施例では、硝子板)に堆積した超微粒子21を捕集
し、電子顕微鏡(「S−2100B型」日立走査電子顕
微鏡)により、生成微粒子を観察した。結果を図2に示
す。
【0087】図3に示すように、均一に被膜された球形
の微粒子が得られた。
【0088】また、日本分光Raman分光分析装置
「NR−1800」及びX線回折装置により微粒子の構
造解析を行った。結果をそれぞれ図4、図5に示す。
【0089】実施例2.実施例1のPEGの代わりにア
クリル樹脂10g(和光純薬工業(株)製の一級試薬、
Mw=5,000)を用いた。実施例1同様に、均一に
被膜された球形の微粒子が得られた。なお、アルコール
の代わりに純水を用いてもよい。
【0090】以上、無機微粒子を用いて説明したが、有
機顔料を用いて同様に処理することにより、コーティン
グされた有機顔料微粒子を得ることができた。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る超臨界流体
を用いた微粒子のコーティング方法によれば、有害な有
機溶媒を用いないため、環境に対して優しい。また、超
臨界流体に、溶質である高分子化合物と無機微粒子と高
分子化合物をほとんど溶解しない助溶媒の極性溶媒とを
完全溶解させ、その後超臨界流体を急速膨脹させる(す
なわち、減圧処理する)ことにより、超臨界流体の溶解
度が低下し、溶質が超臨界流体から分離される。その結
果、微粒子に高分子化合物が均一にコーティングされた
粒径の揃った球形の微粒子(被塗物)が得られる。
【0092】更に、従来の液相コーティング方法のよう
に、塗布後に熱処理を行う必要がなく、処理工程を削減
することができる。従って、操作が簡略化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る超臨界流体を用いた微粒子のコ
ーティング方法を示すフロー図である。
【図2】 本発明に係る超臨界流体を用いた微粒子のコ
ーティング方法に用いる装置の構成概念図である。
【図3】 本発明に係る超臨界流体を用いた微粒子のコ
ーティング方法により処理されたポリエチレングリコー
ルでコーティングされた酸化チタン超微粒子の電子顕微
鏡写真である。
【図4】 本発明に係る超臨界流体を用いた微粒子のコ
ーティング方法により処理されたポリエチレングリコー
ルでコーティングされた酸化チタン超微粒子のRama
n分光分析装置による表面解折図である。
【図5】 本発明に係る超臨界流体を用いた微粒子のコ
ーティング方法により処理されたポリエチレングリコー
ルでコーティングされた酸化チタン超微粒子のX線回折
装置による結晶化度を示す図である。
【符号の説明】
1 ボンベ、2 乾燥管、3a,3b フィルタ、4
エントレーナタンク、5a,5b 昇圧用ポンプ、6
a,6b,6c 圧力計、7a,7b,7c 安全弁、
8a,8b 逆止弁、9 平衡セル、10 モータ、1
1 冷却槽、12クーラ、13 冷却ユニット、14
予熱カラム、15 抽出セル、16 モータ、17 温
度計、18 水恒温槽、19 加熱管、20 ノズル、
21 コーティングされた酸化チタン超微粒子、22
パネル、23 空気恒温槽、V−1 圧力調節弁、V−
2,V−3,V−4,V−5,V−6,V−7 ストッ
プバルブ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超臨界流体を用いて微粒子に対して高分
    子化合物をコーティングすることを特徴とする超臨界流
    体を用いた微粒子のコーティング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコーティング方法にお
    いて、 前記超臨界流体は、二酸化炭素であることを特徴とする
    超臨界流体を用いた微粒子のコーティング方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のコーティング方法にお
    いて、 前記微粒子は、酸化チタン、シリカ、酸化亜鉛、酸化マ
    グネシウム、ベンガラ、黄酸化鉄又は、これらの複合体
    から選ばれる少なくとも1種の無機物質からなる微粒子
    であることを特徴とする超臨界流体を用いた微粒子のコ
    ーティング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のコーティング方法にお
    いて、 前記高分子化合物は、ポリエチレングリコール、アクリ
    ル樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ナイロンから選
    ばれる少なくとも1種の高分子化合物であることを特徴
    とする超臨界流体を用いた微粒子のコーティング方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    超臨界流体を用いた微粒子のコーティング方法により塗
    膜が形成されたことを特徴とする塗装物。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のコーティング方法にお
    いて、 前記微粒子は、有機顔料からなることを特徴とする超臨
    界流体を用いた微粒子のコーティング方法。
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