JP2003300262A - ガセット付き扁平袋の製造装置 - Google Patents

ガセット付き扁平袋の製造装置

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JP2003300262A
JP2003300262A JP2002106077A JP2002106077A JP2003300262A JP 2003300262 A JP2003300262 A JP 2003300262A JP 2002106077 A JP2002106077 A JP 2002106077A JP 2002106077 A JP2002106077 A JP 2002106077A JP 2003300262 A JP2003300262 A JP 2003300262A
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浩司 大沼
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】前後面部の間に、左右側面部と下面部がガセッ
ト体として、端部に形成した二股状三角耳用ガセット体
付き扁平袋の製造装置。 【解決手段】第一と第二の連続メイン包材を離れて移送
するメイン包材離隔エリアで、二つ折りにしたガセット
連続体を第一連続メイン包材に重ね、下流側の包材合体
エリアで第二連続メイン包材を重ね、ガセット連続体を
第一連続メイン包材に重ねる位置よりも上流で一方のフ
ラップが平らに延びかつ他方のフラップが90度以上開
いた二股状三角耳を備えるガセット形成用折込み体を、
第一連続メイン包材に重ねて仮止めし平らに延びたフラ
ップをガセット連続体と第一メイン包材との間に挟み込
ませ、他方のフラップをガセット連続体の上に倒伏し第
二メイン包材との間に挟入し、下流側の包材合体エリア
で、横、縦ヒートシールを施し連続積層体としたガセッ
ト付き扁平袋。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本願発明は、前面部と後面部の間
に、左右の側面部と、下面部又は下面部と上面部がそれ
ぞれ内方へ二つ折りのガセット体として仕舞い込まれ、
側面部用ガセット体の端部に折込み形成された二股状三
角耳が下面部用ガセット体又は下面部用ガセット体と上
面部用ガセット体を跨いでいるか、又は下面部用ガセッ
ト体又は下面部用ガセット体と上面部用ガセット体の端
部に折込み形成された二股状三角耳が側面部用ガセット
体を跨いでいて、開袋時に角底・平底が確保されるガセ
ット付き扁平袋に共通する製造上極めて有利なガセット
付き扁平袋の製造装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、実用されているサイドガセットを
有し開袋時に角底が確保される角底袋として、サイドガ
セット付き扁平袋の状態から下面部を形成して該下面部
を袋側面に折り畳んだ状態に製袋してなるものがある。
例えば、特開昭59-74065号の図8に示す角底袋や特開昭
60-172657号の角底袋は、ショッピングバックと略同じ
形態であり、角底面が内方へ二つ折り(ガセット折り)
されることなく前面部又は後面部に平行に重なるように
折り畳まれている。このため、給袋充填包装機において
開袋する際には角底面が邪魔になり前面部と後面部をバ
キュームパッドで吸引して離間することだけでは角底袋
として開袋することはできず、前面部と後面部の上部を
バキュームパッドで吸引保持し離隔して開口を確保しエ
アを吹き込んで膨らませて角底袋として開いていた。な
お、特開昭59-74065号の図6、図8に示す角底袋は製造
が不可能な未完性発明である。特開平9-216638号の発明
は、袋底部を空気の出入りが伴なう膨張及び収縮させる
ようにして横から見てT字になる折り返しを行ない下面
部を形成し該下面部に矩形フィルムを重ねてその周縁を
ヒートシールして横から見てT字からY字にさらに扁平
に移行するように折り畳むものであり、下面部が二重底
になり、下面部の周縁のヒートシール部が開袋時に縦リ
ブにならず水平なリブになる袋であり、いわゆるショッ
ピングバッグと同様の製造方法であり、底面部が二重底
になるから包材を多く使用することになり量産性が劣っ
ている。特開2000-334861号も同じ問題点を有してい
る。サイドガセットを有する扁平袋が、角底面も内方へ
二つ折りされて底ガセットが形成された袋であるなら
ば、すなわち、三方ガセット袋であるならば、角底面が
邪魔になることはないから前面部と後面部をバキューム
パッドで吸引して離間することにより角底袋として開く
ことができ、給袋充填包装機における開袋工程を良好に
実現でき、さらに前面部又は後面部に折り癖がないから
保形性・スタンディング性・外観性が良好である。そこ
で、前面部と後面部の間に、左右の側面部と、下面部又
は下面部と上面部がそれぞれ内方へ二つ折りのガセット
体として仕舞い込まれ、側面部用ガセット体の端部に折
込み形成された二股状三角耳が下面部用ガセット体又は
下面部用ガセット体と上面部用ガセット体を跨いでいる
か、又は下面部用ガセット体又は下面部用ガセット体と
上面部用ガセット体の端部に折込み形成された二股状三
角耳が側面部用ガセット体を跨いでいて、開袋時に角底
・平底が確保されるガセット付き扁平袋及びその製造方
法について、特許調査したところ、特開昭59-74065号、
特開平7-314587号、特開2000-153849号、特開2000-2549
84号、特開2001-48194号、特開2001-158057号、特開200
1-225849号が見つかった。 【0003】特開昭59-74065号の図6に示す角底袋は、
ボトムヒートシールを施してから袋底部を空気の出入り
が伴わない膨張と収縮を伴って折り返して下面部を形成
するものであり、このような折り込みが不可能なので製
袋が不可能な未完成発明である。特開平7-314587号の発
明は、図10に示す上面部と底面部を有するサイドガセ
ット袋にあっては、図6に示すように、前面部と後面部
と右側面部と左側面部が合掌状のヒートシールリブで接
合されて図1に示すサイドガセット筒を作り、このサイ
ドガセット筒を若干開いた状態にして両端開口に図2に
示すボトムガセット折りした底面部を差し込み、仮溶着
してから扁平にして本溶着してサイドガセット及びボト
ムガセットを有する扁平袋とされ、上面部と底面部の食
み出し部分をトリミングにより切除してなる袋であり、
サイドガセット筒を若干開いた状態にして両端開口に図
2に示すボトムガセット折りした底面部を差し込むこと
は底面部の保持が極めて難しく、又、サイドガセットと
ボトムガセットの交互の重なりが良好に行なわれ難く底
面部を正確に取付ける確実性に乏しく、量産が難しい。
特開2001-225849号の発明は、図13乃至図16を見る
と、特開平7-314587号の発明と略同様に製袋されるもの
であるので、特開平7-314587号の発明と同じ問題点を有
している。特開2001-48194号の発明は、サイドガセット
を有して連続する扁平筒を作って、扁平筒の端を開い
て、そこに、包材内面が外側になり中央線で二つ折りし
てかつ稜線両端部をさらに内側へ逆に折り込んで右側と
左側が二股形状である特殊ボトムガセット折りした底面
部を差し込んでボトムヒートシールしてなるものである
ので、底面部を全部差し込もうとすると、ボトムヒート
シールを行なうヒートシーラーと底面部を把持する挿入
手段とが干渉してしまい、底面部をはみ出した状態に差
し込んで干渉を回避しない限り一回でボトムヒートシー
ルを行なうことができない不具合があり、底面部をはみ
出した状態に差し込むとトリミングによりはみ出し部の
打ち抜き切除が必要になり、底面部を差し込んで扁平に
するときに位置ずれを起こす不具合があり、底面部の左
右の二股部が扁平筒の左右のサイドガセットに順序正し
く差し込まれる保障はなく、量産性がない。又、サイド
ガセット筒を開いて扁平に折った底面部を差し込むの
で、底面部の両端はヒートシールリブに挟まれるように
差し込まれる状態にはならないから、四隅のヒートシー
ルが十分な幅で行なわれず、密封性能が低い。特開2000
-153849号の発明は、サイドガセットを有して連続する
扁平筒を作って、短い扁平筒になるように切断し、扁平
筒の一端を開いて左右のサイドガセットの端を逆に外側
に折り上げて、そこに、二つ折りしてV形の底面部を当
接し、扁平に閉じてからボトムヒートシール及び下部サ
イドヒートシールを施してなる。図1(b)に示す狭窄注
出口が付いた直方体の袋は、時間の係る工程数が極めて
多く、量産性が低い。又、図1(a)に示す成型注出口が
付いた直方体の袋も、時間の係る工程数が極めて多く、
量産性が低い。又、成型注出口の取付けに際して成型注
出口を挟んでいる上面部と前面部の端縁を良好に保持す
ることが出来ない不具合がある。サイドガセットを有し
て連続する扁平筒を作ってから左右のサイドガセットの
端を逆に外側に折り上げることは技術的に極めて難し
く、折込み工程に時間がかかりこれに加えて、二つ折り
してV形の底面部を当接し、扁平に閉じてからボトムヒ
ートシール及び下部サイドヒートシールを施すものであ
るから、扁平に閉じる時にずれたりしてさらに技術的に
極めて難しく殆ど実現性がなく、折込み工程に多くの時
間がかかり量産性がない。さらに、考察したところ、サ
イドガセットを有して連続する扁平筒を作ってから左右
のサイドガセットの端を逆に外側に折込むと、その側端
は扁平筒の両側のヒートシールリブの内縁に一致するこ
とになり、ヒートシールリブの外縁には一致しない。従
って、V形に二つ折りする底面部の幅寸法は前面部の幅
寸法からヒートシールリブの二倍の寸法だけ短いものと
しなければならず、V形に二つ折りする底面部とサイド
ガセットの下端の逆折りの端縁とのヒートシールリブ
は、扁平筒のヒートシールリブの内側に来ることになり
この溶着を行なうと、扁平筒のヒートシールリブの幅も
その分内側へ広がることになる。従って、開袋すると、
前面部と後面部の左右両側にできるヒートシールリブが
下部では上部の幅の二倍幅になるから、袋の上端から下
端まで同一断面積の矩形にはならず、両側面の下部が狭
まってしまい外観性が悪い袋形態となる。 【0004】特開2000-254984号の発明及び特開2001-15
8057号の発明は、前面部と後面部と間に、側面部が内方
へ二つ折りとされたサイドガセット体として左右配置に
挟まれるとともに、下面部が内方へ二つ折りとされた下
面部ガセット体又は下面部が内方へ二つ折りとされた下
面部ガセット体及び上面部が内方へ二つ折りとされた下
面部ガセット体として挟まれ、サイドガセット体と下面
部ガセット体又は上面部ガセット体の交差部は、一方の
ガセット体に形成された二股状三角耳が他方のガセット
体の側部に跨っていて、端縁同士の重ね合わせ箇所を開
口部を除いてヒートシールリブが形成されて接合されて
いるガセット袋を製造する方法である。叙上の従来技術
は、本願発明との関連性は全くない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本願発明者は、特開20
00-254984号の発明と特開2001-158057号の発明に注目し
た。特開2000-254984号の発明は、図1A、図1B、図
8に示すように、第一の材料メインウエブと第二の材料
メインウエブを離れて移送させかつ所要下流側でヒート
シール性を有する内面同士を対向させて再び重ねるよう
に移送させ、第一の材料メインウエブと第二の材料メイ
ンウエブを離れて移送させるエリアにおいて、第一の材
料メインウエブの内面に横方向から第三の材料ウエブの
両側を折り畳んで一定長さにカットしてなるサイド折畳
みウエブを載置すると共に、底面部を形成するための第
四の材料ウエブを第一の材料メインウエブの移送方向と
同一となるように供給して第一の材料メインウエブ及び
サイド折畳みウエブに統合し、かつ、図1A、図1Bに
示すように、第一の材料メインウエブに第二の材料メイ
ンウエブを重ねる前のオープン位置でサイド折畳みウエ
ブの供給方向先端に折込み形成した二股状三角耳を二つ
折りにした第四の材料ウエブを挟むように組み込むか、
又は、図8に示すように、第一の材料メインウエブに第
二の材料メインウエブを重ねる前のオープン位置でサイ
ド折畳みウエブを第一の材料メインウエブ上に供給し第
二の材料メインウエブを重ねた後に第二の材料メインウ
エブを捲り返してサイド折畳みウエブの供給方向先端を
共に捲り上げて二股状三角耳を折込み形成しここで第四
の材料ウエブを挟み込み、さらに、第一の材料メインウ
エブと第二の材料メインウエブが第三の材料ウエブと第
四の材料ウエブを挟んで密着するライン下流位置におい
て、第三の材料ウエブの袋接合部に対応する箇所に横ヒ
ートシールを施し、又、第四の材料ウエブの袋接合部に
対応する箇所に縦ヒートシールを施して連続積層体と
し、該連続積層体を所要にカットしてガセット袋とする
ものである。 【0006】しかしながら、特開2000-254984号の発明
を考察すると以下のような問題点があることが分かっ
た。図1A、図1Bに示す実施の形態では、第四の材料
ウエブを第一の材料メインウエブへ重ねる位置が第三の
材料ウエブの供給位置よりも上流側に設定されていて、
従って、第四の材料ウエブを三角板フォーマーに掛けて
二つ折りにしてから第一の材料メインウエブの側縁に沿
って浮かせるように供給するとともに、第三の材料ウエ
ブの二股状三角耳を第四の材料ウエブに跨がせるように
送り込むことで、第三の材料ウエブと第四の材料ウエブ
との組み込みを実現している構成であるので、実際上は
第三の材料ウエブと第四の材料ウエブとの組み込みが困
難であり、装置の実用化が困難である。又、図8に示す
実施の形態では、第一の材料メインウエブにサイド折畳
みウエブを供給し第二の材料メインウエブを重ねた後に
第二の材料メインウエブの端縁を180°捲り返しすこと
によって、第三の材料ウエブの供給方向先端を捲り上げ
を伴わせるものであり、かつ第三の材料ウエブの捲り上
げ側端部に二股状三角耳を折込み形成し、その状態で第
四の材料ウエブの重ね合わて数ヶ所を溶着してから間欠
移送を行なう工程で捲りを戻して第四の材料ウエブを二
つ折りにしてかつ第三の材料ウエブの二股状三角耳が第
四の材料ウエブを跨ぐようにしてなるものであるので、
第二の材料メインウエブを180°捲り返すことが極めて
難しい。なぜならば、第二の材料メインウエブを180°
捲り返す分の寸法だけ第二の材料メインウエブが第一の
材料メインウエブよりも延びることが保障され、さらに
第四の材料ウエブの重ね合わせ後に前記の捲りを戻した
ときには前記伸びた分が縮んで元に長さに戻ることが保
障されなければならないからである。包材はゴムのよう
な性状を有していないので、長い距離を取って弛みを利
用して捲り上げることが出来るが、それでも、180°捲
りは行い難く、約90°の捲りとすることが限度である。
又、第一の材料メインウエブと第三の材料ウエブと第二
の材料メインウエブの端縁が一致していてかつ第三の材
料ウエブの幅中央が第一の材料メインウエブと第二の材
料メインウエブに溶着された状態において、第一の材料
メインウエブと第二の材料メインウエブの端縁の捲りを
行なうものであるから、第一の材料メインウエブと第二
の材料メインウエブの端縁間に捲り上げ用の上下一対の
板状ガイドを挟入設置できないので、第二の材料メイン
ウエブの端縁の捲り上げは専らバキューム手段により行
なうことしかなく、このため、180°捲りは不可能であ
り、約90°の捲りが限度である。発想は素晴らしいが、
実用性に乏しい。そして、第二の材料メインウエブの端
縁の捲り上げを行なうことは、第二の材料メインウエブ
に折り筋を付けることになると共に、第二の材料メイン
ウエブに波状の凹凸が生じ易く、平面度が第一の材料メ
インウエブよりも低くなる不具合が発生する虞がある。 【0007】次に、特開2001-158057号の発明は、前面
部と後面部のいずれか一方を構成するための連続する第
一の平面フィルムと第二の平面フィルムについて、その
幅が袋長さよりも所要大きくなるようにして、製袋工程
の最後に切り落とすこととしている。そして、第一の平
面フィルムと第二の平面フィルムを内面同士を対向させ
て離れさせて間欠移送し、第一の平面フィルムと第二の
平面フィルムとが離れた空間において、図4に示すよう
に第一の平面フィルムの幅方向に対応する辺の長さが袋
長さに等しいウエブを二つ折りとしてなる側面部を構成
するための側面フィルムを、包材の間欠移送の停止時に
前記第一の平面フィルムの幅方向外方から前記第一の平
面フィルム上に供給して仮溶着するようになっている。
第一の平面フィルム上に側面フィルムを仮溶着する位置
よりも下流側で、第二の平面フィルムを重ね、次いで、
第一の平面フィルムと側面フィルムと第二の平面フィル
ムに対して側面フィルムの全長に対応して袋接合部に対
応する箇所に横シール(サイドシール)を施し、次い
で、第一の平面フィルムと第二の平面フィルムの余分に
長い端縁間に板状ガイドを挟入して、図10又は図12
に示すように、第一の平面フィルムと第二の平面フィル
ムを開くことにより側面フィルムの端部に二股状三角耳
を折込み形成し、連続するジッパー又は底面部を構成す
るための断面V字状の連続する底面フィルムを二股状三
角耳に重ねて数ヶ所を溶着してから間欠移送を行なう工
程で捲りを戻して二股状三角耳がジッパー又は底面フィ
ルムを跨ぐようにして、もって、サイドガセットとボト
ムガセットとの交差部の組み込みを行ない、その後、二
股状三角耳の幅中央に対応して延長横シールを施し、さ
らに、ボトムヒートシールリブを形成する縦シールを施
し、第一の平面フィルムと第二の平面フィルムの余分を
切り離し、最後に、横シールのシール幅中央をカットし
て製袋するものである。特開2001-158057号の発明は、
特開2000-254984号の図8の実施の形態の発明と極めて
酷似しており、先願である特開2000-254984号の図8の
実施の形態にかかる発明の僅かな改良に属するものと考
えられる。特開2001-158057号の発明が特開2000-254984
号の図8の実施の形態にかかる発明に対して改良に属す
るものと考えられる点は、第一の平面フィルムと第二の
平面フィルムについて、その幅を袋長さよりも約20m
m〜約40mm大きくなるようにして、第一の平面フィ
ルムと第二の平面フィルムの余分の端縁間に板状ガイド
を挟入し、図10又は図12に示すように、第一の平面
フィルムと第二の平面フィルムを開き易くしていること
である。そして、余分は製袋工程の最後に切り落とす点
にある。その他の改良点は見当たらない。しかしなが
ら、特開2001-158057号の発明は、第一の平面フィルム
と第二の平面フィルムの余分の端縁間に上下一対の板状
ガイドを挟入して、図10に示すように、第一の平面フ
ィルムと第二の平面フィルムをそれぞれ鈍角になるよう
に開いていくことは可能であるが極めて難しく、しか
も、開いた状態で数ステップ移送した位置にてジッパー
又は底面フィルムを重ねて仮溶着する必要があり一層困
難であり、又、図12に示すように、第一の平面フィル
ムの側縁を捲らず第二の平面フィルムの側縁を180°捲
くり返すことも特開2000-254984号の図8の実施の形態
について述べた同じ理由から極めて難しい。しかも、第
二の平面フィルムに折り目が付いてしまう。本願発明者
によれば、結局、特開2001-158057号の発明は、特開200
0-254984号の図8の実施の形態にかかる発明の問題点を
そっくり内在しているものと思料され、問題点を十分に
解消できる改良には該当しないものと思料された。第一
の平面フィルムと第二の平面フィルムについて、端縁に
捲り上げるための5mm幅位の余分を設けて、該余分を
最後に切り落とすことは、第一の平面フィルムと第二の
平面フィルムの端縁をぴったり一致させるために通常行
なわれているが、特開2001-158057号の発明では、第一
の平面フィルムと第二の平面フィルムの余分を約20m
m〜約40mm大きく確保しないと、該余分の端縁間に
板状ガイドを挟入して捲り上げることが出来ないので、
第一の平面フィルムと第二の平面フィルムの余分の幅を
大きくしており、従って、切り落としする余分が通常の
切り落とし幅よりもあまりに大きすぎて大変不経済な包
材使用となっており、袋の大きさが小さいほど余分の割
合が大きくなりパッケージコストを上げる原因になって
いる。なお、特開2001-158057号の発明は、図8に示す
ように、ウエブを内方へ二つ折りとしてさらに両端の二
つ折りの折り線を凹ませて二股状三角耳を折上げ形成し
てなる側面部を構成するための側面フィルムを供給する
と、図11に示すような、二股状三角耳を折込み形成過
程が省かれるとしているが、これは二股状三角耳を有す
る側面フィルムについてのヒートシール性について発明
者の理解が足りないものと考えられ実施不能である。理
由は、図8に示す二股状三角耳を折上げ形成してなる側
面フィルムを第一の平面フィルムと第二の平面フィルム
とで挟んだ状態にしてから、図9に示すように側面フィ
ルムの幅中央に対応しかつ全長に対応してシールを施す
と、二股状三角耳の上下二枚のフラップが溶着して開か
なくなってしまう不具合が発生するからである。もし
も、二股状三角耳にかからないように溶着すると、第一
の平面フィルムと第二の平面フィルムを捲っても二股状
三角耳の上下二枚のフラップが溶着されていないから開
かない不具合が発生する。そこで、別の作動手段で上下
二枚のフラップを開いたとしても、そこでは、底面フィ
ルムを重ねて仮溶着することはできない。底面フィルム
を重ねて仮溶着することができるのは、長い距離を必要
として捲りを行ないその距離の中程で底面フィルムを重
ねこの位置よりもさらに少なくともワンステップ下流位
置である。従って、フラップを開いてから先について
は、前記の別の作動手段では処理できず、数ステップの
距離をフラップを開いたままに保持するガイドが必要に
なり、そのようなガイドを設けて上下二枚のフラップを
開いた状態として底面フィルムを重ねて仮溶着すると、
今度はガイドが底面フィルムの下敷きになり邪魔になる
という不具合があり、どこまでも、不具合が付きまとう
結果になり、装置構成が煩雑になり、調整が難しくな
る。 【0008】そこで、本願発明者は、上記の特開2000-2
54984号の図8の実施の形態にかかる発明と特開2001-15
8057号の発明の問題点を解消することが難しいと見極め
た上で、特開2000-254984号の図1A、図1Bの実施の
形態にかかる発明の方に注目してその問題点の解消を図
るべく本願発明をしたものである。 【0009】本願発明は、前面部と後面部の間に、左右
の側面部と、下面部又は下面部と上面部がそれぞれ内方
へ二つ折りのガセット体として仕舞い込まれ、側面部用
ガセット体の端部に折込み形成された二股状三角耳が下
面部用ガセット体又は下面部用ガセット体と上面部用ガ
セット体を跨いでいるか、又は下面部用ガセット体又は
下面部用ガセット体と上面部用ガセット体の端部に折込
み形成された二股状三角耳が側面部用ガセット体を跨い
でいて、開袋時に角底・平底が確保されるガセット付き
扁平袋に共通する製造上極めて有利なガセット付き扁平
袋の製造装置を提供するものである。本願発明は、前面
部と後面部の間に仕舞い込まれる側面部用ガセット体と
下面部用ガセット体の重畳部をきわめて容易にきわめて
短時間にきわめて正確に組付けることができ、頗る量産
性が大きいガセット付き扁平袋の製造装置を提供するも
のである。本願発明は、普及タイプのガセット付き扁平
袋の製造装置に簡単な装置を付加するだけで側面部用ガ
セット体と下面部用ガセット体の重畳部を容易に組み込
むことができ、装置全体のメカニズムの複雑化・大型化
・高価格化を回避できて、装置の簡素化・量産性に多い
に寄与するガセット付き扁平袋の製造装置を提供するも
のである。本願発明は、端縁を揃えるために切り落とし
を行なうフィルムの余分の幅が通常の切り落とし幅と同
一で足り、前面部及び後面部に折り目が付かないガセッ
ト付き扁平袋の製造装置を提供するものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】[請求項1]に記載の発
明は、前面部と後面部と左右の側面部を有するとともに
下面部又は下面部と上面部を有し各別の包材区分で構成
され各接合部が合掌状のヒートシールリブとなっていて
前面部と後面部の間に、左右の側面部と、下面部又は下
面部と上面部がそれぞれ内方へ二つ折りのガセット体と
して仕舞い込まれ、側面部用ガセット体の端部に折込み
形成された二股状三角耳が下面部用ガセット体又は下面
部用ガセット体と上面部用ガセット体を跨いでいるか、
又は下面部用ガセット体又は下面部用ガセット体と上面
部用ガセット体の端部に折込み形成された二股状三角耳
が側面部用ガセット体を跨いでいる、ガセット付き扁平
袋の製造装置であって、前面部と後面部のいずれか一方
を構成するための第一の連続メイン包材と他方を構成す
るための第二の連続メイン包材を離れて間欠移送させる
メイン包材離隔エリアと、メイン包材離隔エリアの下流
側で第一の連続メイン包材と第二の連続メイン包材を重
ねて間欠移送させるの包材合体エリアを有するように構
成されたメイン包材移送手段と、メイン包材離隔エリア
において一枚の連続する包材を三角板フォーマーに掛け
てヒートシール性を有する内面側が外側に来るように二
つ折りとするガセット連続体として、該ガセット連続体
を第一の連続メイン包材の上面の両側部に近接する近接
ガイドロールに掛けて二つ折りの折り線を内方にして第
一の連続メイン包材のヒートシール性を有する内面の一
側縁又は両側縁に重ねるように構成されたガセット連続
体形成重ね合わせ手段と、前記メイン包材離隔エリアの
外方において両端方向が前記第一の連続メイン包材の連
続する方向に対して直角となる方向であり一端又は両端
に二股状三角耳が折込み形成されていて該二股状三角耳
の一方のフラップが平らに延びかつ他方のフラップが9
0度以上〜180度の適宜角度で開いた状態に保たれて
なるガセット形成用折込み体を形成するガセット形成用
折込み体形成装置と、ガセット形成用折込み体形成装置
により形成されるガセット形成用折込み体を前記メイン
包材離隔エリアのガセット連続体形成重ね合わせ手段よ
りも上流側で前記第一の連続メイン包材の内面に対して
各ガセット形成用折込み体の二股状三角耳の二股基端を
前記ガセット連続体の二つ折り線の延長線に一致させて
重ねることを包材の間欠移送の停止時毎に行なうガセッ
ト形成用折込み体供給手段と、ガセット形成用折込み体
供給手段により供給される各ガセット形成用折込み体の
前記平らに延びた方のフラップを前記ガセット連続体と
前記第一のメイン包材との間に挟み込ませられるように
袋接合部に対応する適宜箇所を第一のメイン包材に対し
て仮止め溶着を施すように構成された第一のガセット形
成用折込み体仮着け手段と、第一のメイン包材に仮着し
たガセット形成用折込み体の二股状三角耳の開いている
方のフラップを前記ガセット連続体に対応する所要位置
に来たときにガセット連続体の上に倒伏して重ねるフラ
ップ折重ね手段と、ガセット連続体の上に倒伏して重ね
たフラップが起立復帰しないで包材合体エリアの基端に
おいてガセット連続体と第二のメイン包材との間に挟入
されるように該フラップの袋接合部に対応する適宜箇所
を第一のメイン包材に対して仮止め溶着を施すように構
成された第二のガセット形成用折込み体仮着け手段と、
前記包材合体エリアにおいて、ガセット形成用折込み体
の袋接合部に対応する箇所に横ヒートシールを施す横ヒ
ートシーラーとガセット連続体の袋接合部に対応する箇
所に縦ヒートシールを施す縦ヒートシーラーとを備え
て、第一の連続メイン包材と第二の連続メイン包材とガ
セット連続体とガセット形成用折込み体とが溶着一体化
された連続積層体とし、さらに該連続積層体を所要にカ
ットしてガセット付き扁平袋とするカッターを備えてい
る袋形成手段と、を備えてなることを特徴とするガセッ
ト付き扁平袋の製造装置である。 【0011】 【発明の実施の形態】図1(a)は、本願発明のガセット
付き扁平袋の製造装置の概略全体正面図を示す。図1
(a)に示す製造装置は、機械要素を調整することにより
図1(b),(c),(d),(e)のいずれか一つのガセット付き扁
平袋P1,P2,P3,P4を量産することができる。図2は
ガセット付き扁平袋P1の単袋の製造工程図を示す。図
3はガセット付き扁平袋P2の単袋の製造工程図を示
す。図4はガセット付き扁平袋P3の単袋の製造工程図
を示す。図5はガセット付き扁平袋P4の単袋の製造工
程図を示す。 【0012】先に、図1(b)に示すガセット付き扁平袋
P1の単袋としての製造方法を説明する。図2(f)は、図
1(b)に示すものと同一のガセット付き扁平袋P1を示
す。このガセット付き扁平袋P1は、図2(a)に示すよう
に、ウエブF04をヒートシール性を有する内面が外側に
来るように幅半分に二つ折りしてさらに折り線の一端を
凹ませるように折込んで一方のフラップF4a'が真っ直
ぐに平面状に延びるとともに他方のフラップF4a"が一
方のフラップF4a'に対して90度以上〜180度の適
宜角度で開いた状態に保たれてなる二股状三角耳を折上
げ形成したガセット形成用折込み体F4aを側面部構成用
として左右対称に二つ作り、次いで、図2(b)に示すよ
うに、前面部F1aの上面(ヒートシール性を有する内
面)の左右の側縁に重ねて側縁の数ヶ所にポイントヒー
トシールを施し、次いで、図2(c)に示すように、左右
の下側のフラップF4a',F4a'の上にヒートシール性を
有する内面が外側に来るようにウエブを幅半分に二つ折
りしてなる下面部用ガセット体F3aを折り線が内方に向
くように重ね、次いで、図2(d)に示すように、左右の
上側のフラップF4a",F4a"を下面部用ガセット体F3a
の上に折り重ねてフラップF4a",F4a"が戻らないよう
にポイントヒートシールを施し、次いで、図2(e)に示
すように後面部F2aを重ね、図2(f)に示すように側縁
に横シールS1、下縁に縦ヒールをS2施すと、製袋工程
が完了する。従って、図2(f)に示すガセット付き扁平
袋P1は、前面部F1aと後面部F2aの間に、側面部と下
面部がそれぞれ内方へ二つ折りのガセット体として仕舞
い込まれ、各接合部が合掌状のヒートシールリブとなっ
ていて、側面部用ガセット体F4a,F4aの下端に折込み
形成されている二股状三角耳のフラップF4a',F4a"が
下面部用ガセット体F3aを跨いでいる状態であり、開袋
されると、角底・平底の袋になる。 【0013】次に、図1(b),図2(f)に示すガセット付
き扁平袋P1の第一の量産方法を図1(a)、図6、図7、
図8を参照して説明する。図6〜8と図2における包材
の対応関係は、F1とF1 a、F2とF2 a、F3とF3a、
F4とF4a、F4',F4"とF4a',F4a"の各符号で対応す
る関係にある。図6は、図1(b)に示すガセット付き扁
平袋P1を二列に量産できるように図1(a)の製造装置を
調整した場合の要部斜視図を示す。図7は、側面部用ガ
セット体F4aに対応する隣接四袋用側面部構成用のガセ
ット形成用折込み体F4を取付ける位置からライン下流
方向に見た要部縦断面図である。図8は、図2(a)に示
す側面部用ガセット体F4aに対応する隣接四袋用側面部
構成用のガセット形成用折込み体F4の製造方法を説明
するための斜視図である。本願発明のガセット付き扁平
袋の製造装置は、メイン包材移送手段と、ガセット連続
体形成重ね合わせ手段と、ガセット形成用折込み体形成
装置と、ガセット形成用折込み体供給手段と、第一のガ
セット形成用折込み体仮着け手段と、フラップ折重ね手
段と、第二のガセット形成用折込み体仮着け手段と、袋
形成手段とからなる。、メイン包材移送手段は、図1
(a)に示すように、第一の原反ロールRから繰り出され
る連続するメイン包材F01を、フィルム継ぎロール1、
包材繰り出し用ドライブロール2とニップロール3によ
り繰り出されるように掛けてからダンサーロール4に掛
けターンバー5,6に掛けてメイン包材F01を水平走行
から垂直走行に変更し、次いで、メイン包材F01を、ガ
イドロール7に掛けてから三角板フォーマー8に掛けて
二つ折りにしてメイン包材F01を垂直走行から水平走行
に変更し、次いで、一対の折り合わせロール9の間に通
してメイン包材F01のヒートシール性を有する内面同士
を合わせ、次いで、第一の包材間欠移送用ドライブロー
ル10の間に通してから、メイン包材F01の二つ折りの
折り線に正確に一致させてカッター11で縦方向に切断
することによりメイン包材F01を第一の連続メイン包材
F1と第二の連続メイン包材F2とに分断する。 【0014】さらに、メイン包材移送手段は、下側の第
一の連続メイン包材F1を位相調整ロール12に掛けて
から所要距離を水平走行させ、又、上側の第二の連続メ
イン包材F2をガイドロール13に掛けて第一の連続メ
イン包材F1から大きく離れさせて上方を水平走行させ
て、第一の連続メイン包材F1と第二の連続メイン包材
F2とが上下に大きく離れて移送するメイン包材離隔エ
リアAを作る。 【0015】さらに、メイン包材移送手段は、メイン包
材離隔エリアAを終える位置で、第一の連続メイン包材
F1と第二の連続メイン包材F2を一対の合わせロール1
4の間に通して、ここで、第一の連続メイン包材F1と
第二の連続メイン包材F2の内面同士が重ね合わせる。
ここより、下流側を包材合体エリアBと称するものとす
る。 【0016】さらに、メイン包材移送手段は、包材合体
エリアBにおいて、第一の連続メイン包材F1と第二の
連続メイン包材F2を、それぞれ一対の、第二の包材間
欠移送用ドライブロール15の間、横ヒートシーラー1
6の間、縦ヒートシーラー17の間、円盤型カッター1
8の間、第三の包材間欠移送用ドライブロール19の
間、カッター20の間に順に通す。そして、第一乃至第
三の包材間欠移送用ドライブロール10、15、19が
それぞれサーボモータ(図示しない)により同期間欠駆
動されることにより、第一の連続メイン包材F1と第二
の連続メイン包材F2が間欠走行される。ライン構成と
して、縦ヒートシーラー17が横ヒートシーラー16よ
りも前に設けられていても良い。又、横ヒートシーラー
16と縦ヒートシーラー17が間欠送りのピッチに合わ
せて複数設けても良い。横ヒートシーラー16と組み合
わせてヒートシール箇所を冷却するクーラーを設けても
良い。 【0017】ガセット連続体形成重ね合わせ手段につい
て説明する。そして、図1(a)のメイン包材離隔エリア
A及び図6と図7に示すように、第一の連続メイン包材
F1の両縁に対応する上方に位置調整自在に設けられた
左右一対の三角板フォーマー21,22にそれぞれ連続
包材F03を掛けてヒートシール性を有する内面側が外側
に来るように二つ折りにしてかつ二つ折りの折り線が対
向するようにしてガセット連続体F3とし、両側のガセ
ット連続体F3を共通のガイドロール23に掛けてから
第一の連続メイン包材F1の上面の両側部に近接する左
右一対の近接ガイドロール24,25に各別に掛けて第
一の連続メイン包材F1の両側縁に重ね、そのまま一対
の合わせロール14の間に通して、ガセット連続体F3,
F3を第一の連続メイン包材F1と第二の連続メイン包材
F2の両側縁間に挟ませて間欠移送するようになってい
る。左右一対の三角板フォーマー21,22及び左右一
対の近接ガイドロール24,25は間隔調整自在であ
る。第一の連続メイン包材F1と第二の連続メイン包材
F2の幅寸法(図6中のXの寸法)を製造しようとする
袋の長さ寸法の二倍に等しく採り、間欠送りの送りピッ
チを製造しようとする袋の幅寸法(図6中のYの寸法)
に等しく採ってある。なお、前記左右の連続包材F03
は、第二の原反ロール(図示しない)から繰り出されフ
ィルム継ぎロール(図示しない)とダンサーロール(図
示しない)に掛けられさらに幅半分になるようにカット
され一方が位相調整ロール(図示しない)に掛けられて
から三角板フォーマー21,22に掛けられるようにな
っている。 【0018】ガセット形成用折込み体形成装置について
説明する。図6に示すように、メイン包材離隔エリアA
の外方(側方に限定されない)においてガセット形成用
折込み体F4が作られ、メイン包材離隔エリアAの側方
より第一の連続メイン包材F1の上面(内面)へ移送さ
れ重ねられ所要箇所を溶着固定される。図7に示すよう
に、ガセット形成用折込み体F4は、両端方向が前記第
一の連続メイン包材F1の連続する方向に対して直角と
なる方向に一致するように第一の連続メイン包材F1の
上面(内面)に重ねられる。ガセット形成用折込み体F
4は、両端に二股状三角耳F4',F4"が折込み形成されて
いて、一方のフラップF4'は第一の連続メイン包材F1
に密着するように平らに延びかつ他方のフラップF4"は
一方のフラップF4'との角度が90度以上〜180度未
満の範囲で適宜角度に開いた状態、好ましくは120度
〜140度位に開いて傾斜起立している状態に保たれて
いる。 【0019】図8(c)はガセット形成用折込み体F4を示
す。このガセット形成用折込み体F4は、内面が非ヒー
トシール性でありかつ外面がヒートシール性である袋長
さの二倍の長さの扁平チューブを作って該扁平チューブ
の両端に両隅を内方へ凹ませて二股状三角耳F4',F4"
を形成して隣接四袋用側面部構成用とされている。詳述
すると、図8に示すように、原反ロール(図示しない)
から繰り出す内面が非ヒートシール性でかつ外面がヒー
トシール性である側面部構成用包材F04をフォーマー3
1に掛けて内面を外側に来るように両縁を折り返して幅
中央で突き合せ一対の合わせロール32に通すと共に、
両面ヒートシール性の目張り用積層テープF05を一対の
合わせロール32に通して側面部構成用包材F04の端縁
同士の突き合せ箇所に被せ、間欠停止時には包材から離
れる一対の目張り用ヒートシーラー33を転圧させてヒ
ートシールして連続する扁平筒を形成する。該扁平筒を
送出しロール34により所要の間欠送りしてテーブル3
6上に送出しカッター35によりカットして製造しよう
とする袋の長さの二倍でかつ袋側面部の幅に等しい幅を
有する扁平チューブF04’を作る。次いで、扁平チュー
ブF04’の形状に対応して交換可能なバキュームハンド
37aを備えた扁平チューブ移送手段37により、テー
ブル36上の扁平チューブF04’を吸引保持して横位置
にあるテーブル38上に横送りする。バキュームハンド
37a は、コ形のフレームの両端に備えるメインバキュ
ーム37a'とサブバキューム37a"で扁平チューブF0
4’を吸引保持できる。バキュームハンド37a が扁平
チューブF04’をテーブル38上に位置させると、テー
ブル38に下面に付設されたバキューム手段(図示しな
い)が扁平チューブF04’の両端のこれから形成しよう
とする二股状三角耳に対応する部分を吸引保持するとと
もに、二股状三角耳の二股基端の近傍を押え部材39,
39が押え付ける。このとき、押え部材39,39とバ
キュームハンド37aは干渉しない。バキュームハンド
37aのメインバキューム37a'が解除されサブバキュ
ーム37a"がバキュームを継続したままでバキュームハ
ンド37aが上昇して行き、必要寸法、例えば約15m
m上昇した時点でサブバキューム37a"がバキュームを
解除し、引き続いて、バキュームハンド37aが後退復
帰するようになっている。サブバキューム37a"がバキ
ュームを継続したままでバキュームハンド37aが上昇
して行く過程では、扁平チューブF04’の両端は上下面
を吸引され、従って、両端開口を開いていく。サブバキ
ューム37a"がバキュームを解除する所要手前の時間か
ら両側の各一対の耳形成板40が押え部材39,39の
端面に沿って閉動してチューブの張出部を水平の延びる
下側の三角形のフラップF4'と90度以上開いて傾斜起
立する上側の三角形のフラップF4"とからなる二股状三
角耳となるように折込みが行なわれてガセット形成用折
込み体F4となる。次いで、図1(a)、図6に示すバキュ
ーム式ハンドリング手段26がテーブル38上のガセッ
ト形成用折込み体F4を吸引保持すると、テーブル38
に下面に付設されたバキューム手段(図示しない)が吸
引を解除し,押え部材39,39が上昇し押え付けを解
除する。このガセット形成用折込み体F4は、隣接四袋
用側面用であり、幅方向に二分割しかつ長さ方向に二分
割すると、図6中に示すように、図2に示すガセット形
成用折込み体F4aが四つ作れる。なお、ガセット形成用
折込み体F4は、内面が非ヒートシール性を有しかつ内
面が非ヒートシール性を有する共押出しにより形成され
るインフレーションチューブで寸法が合致するものがあ
れば利用できる。 【0020】ガセット形成用折込み体供給手段について
説明する。図6に戻り説明を続ける。メイン包材離隔エ
リアAの外方において作られるガセット形成用折込み体
F4の第一の連続メイン包材F1の上面への移送は、バキ
ューム式ハンドリング手段26で行なわれる。本願発明
の製造装置における包装能力は、両端に二股状三角耳F
4',F4"が折込み形成されているガセット形成用折込み
体F4を1分間に第一の連続メイン包材F1の上面へどれ
だけの数を取付けられるかである。包装能力を高めるた
めに、ラインの両側からガセット形成用折込み体F4を
第一の連続メイン包材F1の上面へ交互に供給して取付
けることが好ましい。バキューム式ハンドリング手段2
6は、搬送対象であるガセット形成用折込み体F4の形
状に合わせて交換可能なバキュームボックス26aを有
し、該バキュームボックス26aでガセット形成用折込
み体F4の二股状三角耳F4',F4"を避けた上面の所要箇
所を吸引保持して両側の平らに延びたフラップF4',F
4"が第一の連続メイン包材F1の両端縁に一致するよう
に第一の連続メイン包材F1の上面に重ねるようになっ
ている。メイン包材離隔エリアAにおける第一の連続メ
イン包材F1の下面はアンビル板27で受承されてい
る。第一のガセット形成用折込み体仮着け手段について
説明する。第一の連続メイン包材F1の上面にガセット
形成用折込み体F4を重ねると、三つのポイントヒート
シーラー28が両側のフラップF4'の中央とガセット形
成用折込み体F4の中央の三ヶ所にポイントヒートシー
ルを施すようになっている。このポイントヒートシール
は、第一のメイン包材F1に対してガセット形成用折込
み体F4を仮止め溶着するものであり、袋接合部に対応
する適宜箇所に施すことができる。バキューム式ハンド
リング手段26は、ポイントヒートシールが行なわれた
瞬間にバキュームを解除してポイントヒートシーラー2
8に干渉しないように復帰移動して次のガセット形成用
折込み体F4を吸引保持する動作に移行する。なお、ポ
イントヒートシールのシール形状は、丸型ではなく、線
状であっても良い。ガセット形成用折込み体F4の第一
の連続メイン包材F1の上面へ取付けは、包材の間欠移
送の停止時毎に行なうようになっている。従って、ガセ
ット形成用折込み体F4が製造しようとする袋の幅寸法
に等しいピッチで第一の連続メイン包材F1に取付けら
れる。バキューム式ハンドリング手段26は、ガセット
形成用折込み体F4の上面を吸引保持できるから、ガセ
ット形成用折込み体F4の下面を第一の連続メイン包材
F1の上面に密着するのに有利である。しかし、ガセッ
ト形成用折込み体F4の移送はバキューム式ハンドリン
グ手段26に限定されない。他の把持移送手段を用いて
も良い。 【0021】第二のガセット形成用折込み体仮着け手段
について説明する。第一の連続メイン包材F1の上面へ
仮止め溶着されたガセット形成用折込み体F4は、引き
続き行なわれる包材の間欠移送により左右一対の近接ガ
イドロール24,25に対応する下位置に到達する。両
側の平らに延びたフラップF4'は、近接ガイドロール2
4,25に踏まれるように移動し、ここで、ガセット連
続体F3,F3の下側に挟み込ませることができる。この
とき、両側のフラップF4'の中央が第一の連続メイン包
材F1に対して仮止め溶着されていると、位置ずれが生
じる惧れがない。 【0022】他方の起立したフラップF4"は、フラップ
F4'との角度が90度以上〜180度未満の範囲で適宜
角度に開いた状態、好ましくは120度〜140度位に
開いて傾斜起立している状態に保たれていて、かつ、両
側の二股状三角耳F4',F4"の二股基端間距離がガセッ
ト連続体F3,F3の離間距離が一致しているから、二股
状三角耳の二股基端がガセット連続体F3,F3の二つ折
り線に一致して近接ガイドロール24,25との干渉を
避けて通過できる。なお、フラップF4"は、近接ガイド
ロール24,25へ到達するまでの間、図示しないガイ
ドレールに案内されて、120度〜140度位に傾斜起
立して間欠移動するようになっていることが一層好まし
い。 【0023】近接ガイドロール24,25との干渉を避
けて通過した両側の起立したフラップF4",F4"は、数
ステップ間欠送りされる過程で押し倒しガイド29,2
9により押し倒されガセット連続体F3,F3の上に折り
倒される。このとき、二股状三角耳の二股基端がガセッ
ト連続体F3,F3の二つ折り線に一致しているから、フ
ラップF4"が二股基端より折り倒され、ガセット連続体
F3,F3の上に平滑に重ねられる。すると、両側のポイ
ントヒートシーラー30,30が両側の折り倒されたフ
ラップF4",F4"の中央にポイントヒートシールを施
す。このポイントヒートシールは、ガセット連続体F3,
F3に対してフラップF4",F4"を仮止め溶着するもので
ある。以上で、ガセット形成用折込み体F4は、両側の
二股状三角耳F4',F4"がガセット連続体F3,F3に対し
て跨った状態にかつ二股状三角耳F4',F4"の二股基端
がガセット連続体F3,F3の二つ折りの折り線に一致し
た状態が確保されて固着される。なお、二股状三角耳F
4',F4"の二股基端とガセット連続体F3,F3の二つ折り
の折り線との間に極僅かの隙間、例えば1mmの隙間が
空いても良い。押し倒しガイド29,29は、動作せず
安価であり最も有利な手段である。しかし、両側の起立
したフラップF4",F4"をガセット連続体F3,F3の上に
折り倒す手段は、押し倒しガイド29,29に限定され
ない。例えば、揺動レバーにより起立したフラップF
4",F4"を押し倒すようにしてもよい。ガセット連続体
F3,F3に対してフラップF4",F4"を折り重ねて仮止め
溶着することは、包材の間欠移送の停止時毎に行なうよ
うになっている。 【0024】袋形成手段について説明する。図1(a)、
図6に示すように、包材合体エリアBにおいて、すなわ
ち、前記の合わせロール14,14からカッター20,
20までの区間において、横ヒートシーラー16,16
によりガセット形成用折込み体F4の袋接合部に対応す
る箇所、すなわち、幅中央の全長に対応する箇所に横ヒ
ートシールS1を施し、又、縦ヒートシーラー17,1
7により両側のガセット連続体F3,F3の袋接合部に対
応する箇所、すなわち第一の連続メイン包材F1と第二
の連続メイン包材F2の両端縁に縦ヒートシールS2を施
して、第一の連続メイン包材F1と第二の連続メイン包
材F2とガセット連続体F3,F3とガセット形成用折込み
体F4とが溶着一体化された連続積層体とする。そし
て、連続積層体に対して、円盤型カッター18,18に
より幅が半分になるようにカットし、次いで、第三の包
材間欠移送用ドライブロール19,19を通過した後で
カッター20,20により横ヒートシールS1のシール
幅中央よりカットCすると、図6に示すように、ガセッ
ト付き扁平袋P1が左右に同時に二列に製造できる。従
って、図1(a)、図6、図7、図8に示す製造装置は、
図2に示すガセット付き扁平袋P1を二列に量産でき
る。横ヒートシールS1は袋の接合部のサイドヒートシ
ールとなり、又、縦ヒートシールS2はボトムヒートシ
ールとなる。 【0025】図6、図7に示す製造装置において、図2
(f)に示すガセット付き扁平袋P1を製造するための調整
は以下のように行なう。 (1) 図3中の寸法Xを製造しようとするガセット付き扁
平袋の長さの二倍の寸法に採る。又、図3中の寸法Yを
製造しようとするガセット付き扁平袋の幅に等しい寸法
に採る。 (2)ガセット連続体F3,F3を底面部構成用とする。 (3)ガセット形成用折込み体F4を第一の連続メイン包材
F1の幅寸法と同一長さに採った扁平チューブの両端に
二股状三角耳を折込み形成してなる隣接四袋用側面部構
成用とし、これを円盤カッター18とカッター19とで
四分割する動作設定にする。 (4) 三角板フォーマー21,22、近接ガイドロール2
4,25、横ヒートシーラー16、縦ヒートシーラー1
7、ポイントヒートシーラー28、押し倒しガイド2
9,29、ポイントヒートシーラー30,30等の装置
構成要素の位置調整を行なう。 【0026】続いて、図1(b), 図2(f)に示すガセット
付き扁平袋P1の第二の量産方法を図1(a)、図9、図1
0を参照して説明する。図9、図10と図2における包
材の対応関係は、F1とF1 a、F2とF2 a、F3とF3
a、F4とF4a、F4',F4"とF4a',F4a"の各符号で対応
する関係にある。図9、図10は、図6、図7と比較す
ると分かるように、図1(b)に示すガセット付き扁平袋
P1を一列に量産できるように図1(a)の製造装置を調整
した場合の要部斜視図を示す。片方の三角板フォーマー
21と近接ガイドロール24は使用されない。図6に示
す円盤カッター18は取外されている。又、図6に示す
三角板フォーマー21に寄った側のポイントヒートシー
ラー28,30、押し倒しガイド29も取外されてい
る。バキューム式ハンドリング手段26は、ガセット形
成用折込み体F4の大きさに対応してバキュームヘッド
26aが交換されている。その他、必要な機械要素の位
置調整が行なわれる。図1(a)、図9、図10に示すよ
うに、このガセット付き扁平袋の製造装置は、第一の連
続メイン包材F1と第二の連続メイン包材F2の幅寸法X
を製造しようとする袋の長さ寸法に等しく採り、間欠送
りの送りピッチYを製造しようとする袋の幅寸法に等し
く採り、一つのガセット連続体F3を下面部構成用とし
て前記第一の連続メイン包材F1の一側縁(下端側とな
る側縁)に重ねるとともに、ガセット形成用折込み体F
4を、内面が非ヒートシール性でありかつ外面がヒート
シール性である袋長さに等しい長さの扁平チューブを作
り該扁平チューブの一端(下端)に両隅を内方へ凹ませ
て二股状三角耳F4',F4"を形成してなる隣接二袋用側
面部構成用として二股状三角耳F4',F4"でガセット連
続体F3を挟み込み、図1に示す包材合体エリアBにお
いて、横ヒートシールS1と縦ヒートシールS2を施すこ
とにより第一の連続メイン包材F1と第一の連続メイン
包材F1とガセット連続体F3とガセット形成用折込み体
F4を溶着一体化して連続積層体となった状態で横ヒー
トシールS1のシール幅中央をカッター20で横カット
することにより一列に量産される。製袋工程における二
股状三角耳F4',F4"がガセット連続体F3を跨いで組み
込まれる状態は、図6、図7と変わらない。 【0027】続いて、図1(c)に示すガセット付き扁平
袋P2の製造方法を説明する。先に、ガセット付き扁平
袋P2の単袋としての製造方法を図3を参照して説明す
る。図3(f)に示すガセット付き扁平袋P2は、図1(c)
に示すものと同一のガセット付き扁平袋P2を示す。こ
のガセット付き扁平袋P2は、図3(a)に示すように、ウ
エブF04をヒートシール性を有する内面が外側に来るよ
うに幅半分に二つ折りしてさらに折り線の一端を凹ませ
るように折込んで一方のフラップF4a'が真っ直ぐに平
面状に延びるとともに他方のフラップF4a"が一方のフ
ラップF4a'に対して90度以上〜180度の適宜角度
で開いた状態に保たれてなる二股状三角耳を折上げ形成
したガセット形成用折込み体F4aを底面部構成用として
一つ作り、次いで、図3(b)に示すように、前面部F1a
の上面(ヒートシール性を有する内面)の下縁に重ねて
下側のフラップF4a',F4a'の端縁にポイントヒートシ
ールを施し、次いで、図3(c)に示すように、左右の下
側のフラップF4a',F4a'の上にヒートシール性を有す
る内面が外側に来るようにウエブを幅半分に二つ折りし
てなる二つの側面部用ガセット体F3a,F3aを折り線が
内方に向くように重ね、次いで、図3(d)に示すよう
に、左右の上側のフラップF4a",F4a"を側面部用ガセ
ット体F3a,F3aの上に折り重ねてフラップF4a",F4a"
が戻らないようにポイントヒートシールを施し、次い
で、図3(e)に示すように、後面部F2aを重ねて側縁に
横シールS2、下縁に縦ヒールS1を施すと、製袋工程が
完了する。従って、図3(f)に示すガセット付き扁平袋
P2は、前面部F1aと後面部F2aの間に、側面部と下面
部がそれぞれ内方へ二つ折りのガセット体として仕舞い
込まれ、各接合部が合掌状のヒートシールリブとなって
いて、下面部用ガセット体F4aの両端に折込み形成され
ている二股状三角耳のフラップF4a',F4a"が側面部用
ガセット体F3a,F3aを跨いでいる状態であり、開袋さ
れると、角底・平底の袋になる。 【0028】次に、図1(c)、図3(f)に示すガセット付
き扁平袋P2の第一の量産方法を図1(a)、図11、図1
2を参照して説明する。図11、図12と図3における
包材の対応関係は、F1とF1 a、F2とF2 a、F3とF3
a、F4とF4a、F4',F4"とF4a',F4a"の各符号で対応
する関係にある。図11は、図1(c)に示すガセット付
き扁平袋P2の二袋分である四方ガセット付き密閉扁平
袋P2Aを一列に量産できるように図1(a)の製造装置を
調整した場合の要部斜視図を示す。四方ガセット付き密
閉扁平袋P2Aは、ガセット付き扁平袋P2の二袋分であ
るので、長さ方向の中央で二分すると、ガセット付き扁
平袋P2が向かい合わせに二袋できる。図12は、下面
部用ガセット体F4aに対応する隣接二袋用下面部構成用
のガセット形成用折込み体F4を取付ける位置からライ
ン下流方向に見た要部縦断面図である。なお、図3(a)
に示す側面部用ガセット体F4aに対応する隣接二袋用下
面部構成用のガセット形成用折込み体の製造方法につい
ては、図8を参照すれば容易に理解できるので図示しな
い。 【0029】図11、図12に示すように、図1(a)の
製造装置を調整する。片方の三角板フォーマー21と2
2の間隔、近接ガイドロール24と25の間隔が図6、
図7に比べて狭められている。図6に示す円盤カッター
18は取外されている。又、図6と比較して三角板フォ
ーマー21に寄った側のポイントヒートシーラー28,
30、押し倒しガイド29が三角板フォーマー22の側
へ移動調整されている。図6に示す中央のポイントヒー
トシーラー28,30は取外されている。バキューム式
ハンドリング手段26は、ガセット形成用折込み体F4
の大きさに対応してバキュームヘッド26aが交換され
ている。その他、必要な機械要素の位置調整が行なわれ
る。 【0030】図1(a)、図11、図12に示すように、
このガセット付き扁平袋の製造装置は、第一の連続メイ
ン包材F1と第二の連続メイン包材F2の幅寸法Xを製造
しようとする袋の幅寸法に等しく採り、間欠送りの送り
ピッチYを製造しようとする袋の長さ寸法の二倍に採
り、二つのガセット連続体F3,F3を側面部構成用とし
て前記第一の連続メイン包材F1の両側縁に重ねるとと
もに、ガセット形成用折込み体F4を、内面が非ヒート
シール性でありかつ外面がヒートシール性である袋長さ
に等しい長さの扁平チューブを作り該扁平チューブの両
端に両隅を内方へ凹ませて二股状三角耳F4',F4"を形
成してなる隣接二袋用下面部構成用として二股状三角耳
F4',F4"でガセット連続体F3を挟み込み、図1に示す
包材合体エリアBにおいて、横ヒートシール(袋単体と
してはボトムヒートシールになる)S1と縦ヒートシー
ル(袋単体としてはサイドヒートシールになる)S2を
施すことにより第一の連続メイン包材F1と第一の連続
メイン包材F1とガセット連続体F3とガセット形成用折
込み体F4を溶着一体化して連続積層体となった状態で
横ヒートシールS1のシール幅中央をカッター20で横
カットすることにより、ガセット付き扁平袋P2の二袋
分である四方ガセット付き密閉扁平袋P2Aを一列に量
産できる。四方ガセット付き密閉扁平袋P2Aは、引き
続きインラインで又はアウトラインで、単数を又は多数
を積層して長さ方向の中央で二分してガセット付き扁平
袋P2を向かい合わせに二袋作る。製袋工程における二
股状三角耳F4',F4"がガセット連続体F3を跨いで組み
込まれる状態は、図6、図7と変わらない。なお、この
実施の形態では、ライン装置における横ヒートシールS
1は、図3(f)から分かるように、袋単体としてはボトム
ヒートシールになり、ライン装置における縦ヒートシー
ルS2は、図3(f)から分かるように、袋単体としてはサ
イドヒートシールになる。 【0031】続いて、図1(c), 図3(f)に示すガセット
付き扁平袋P2の第二の量産方法を図1(a)、図13を参
照して説明する。図13と図3における包材の対応関係
は、F1とF1 a、F2とF2 a、F3とF3a、F4とF4a、
F4',F4"とF4a',F4a"の各符号で対応する関係にあ
る。 【0032】図13は、図1(c)に示すガセット付き扁
平袋P2を一列に量産できるように図1(a)の製造装置を
調整した場合の要部斜視図を示す。図13に示すよう
に、図1(a)の製造装置を調整する。図13について、
図11との相違は、に下面部用ガセット体F4aが隣接二
袋用の大きさではなく一袋分の大きさであり、他の相違
としては、間欠送りの送りピッチYを製造しようとする
袋の長さ寸法に等しく採るので、必要な機械要素の位置
調整が図11と相違して行なわれる。下面部用ガセット
体F4aは図8に示すガセット形成用折込み体の製造方法
とは作り方が異なる。 【0033】図14は、図11と図13に示す製造装置
において説明したガセット形成用折込み体F4の折込み
工程図を示す。図14(a)に示すように、内面側のみが
ヒートシール性を有する矩形又は略矩形のウエブUの四
隅付近からそれぞれ45度の傾斜線e,f,g,hを四本引い
て右側の二本の傾斜線e,fが、図14(b)に示すように、
交差する交点A1と左側の二本の傾斜線g,hが交差する交
点A2を結ぶ中央線i並びに前記四本の傾斜線e,f,g,hに
沿って内面側が外向きになるように山折りされ、かつ右
側の交点A1より袋前面側及び/又は袋後面側の端縁及
び側縁に引いた二本の垂線j,kが図14(b)に示すよう
に、ウエブUが谷折りされ、かつ図14(c)に示すよう
に、これら垂線j, kを前記中央線iに対し直角になるよ
うに折り上げられ、又、左側の交点A2より袋前面側及
び/又は袋後面側の端縁及び側縁に引いた三本の垂線
m,nが図14(b)に示すようにウエブUが谷折りされ、
かつ正面から見たときの左右の屈曲点B1,B2の投影点
が、図14(c)に示すように、左右の交点A1, A2に一
致するように垂線j,k,m,nが記中央線iに対し直角に
なるように折り上げられる。図15(a)はガセット形成
用折込み体F4のガセット折りを行なう装置の概略正面
図を示す。この装置は、シリンダー41と折込み用プッ
シャー42を有してなる。シリンダー41は、図14
(a)に示す四本の傾斜線e, f, g, hと中央線iの配置形状
に対応する折込み孔41aを有しており、折込み用プッ
シャー42は、折込み孔41aに対応する形状であっ
て、特に、図14(a)に示す四本の傾斜線e, f, g, hに
対応する先端面が45度に傾斜していて、折込み孔41a
の前に供給される包材を折込み孔41aに突っ込んで図
15(b)に示す折込み状態にして折込み孔9aの向こう側
へ通過させるようになっている。図14(c)に示すガセ
ット形成用折込み体F4の形態とするためは、シリンダ
ー41の折込み孔41aを通過した形態の両側の下側の
フラップF4'を水平の直すものである。なお、折込み用
プッシャー42とシリンダー41の折込み孔41aを最
初から図14(c)に示す形状にするとともに、ウエブU
が折込まれるときに適切に逃げることが出来る逃げ空間
を確保すると、ガセット形成用折込み体F4を直接折込
み形成できる。 【0034】図1(a)、図13に示すように、このガセ
ット付き扁平袋の製造装置は、第一の連続メイン包材F
1と第二の連続メイン包材F2の幅寸法Xを製造しようと
する袋の幅寸法に等しく採り、間欠送りの送りピッチY
を製造しようとする袋の長さ寸法に等しく採り、二つの
ガセット連続体F3,F3を側面部構成用として前記第一
の連続メイン包材F1の両側縁に重ねるとともに、ガセ
ット形成用折込み体F4を、内面が非ヒートシール性で
ありかつ外面がヒートシール性である底面部の大きさに
等しい一枚のウエブを二つ折りにして折り線の両端を内
方へ凹ませて二股状三角耳F4',F4"を形成してなる一
袋用下面部構成用として作り両側の二股状三角耳F4',
F4"で両側のガセット連続体F3,F3を挟み込み、図1
(a)に示す包材合体エリアBにおいて、横ヒートシール
S1と縦ヒートシールS2を施すことにより第一の連続メ
イン包材F1と第一の連続メイン包材F1とガセット連続
体F3とガセット形成用折込み体F4を溶着一体化して連
続積層体となった状態で横ヒートシールS1から下流側
に例えば約1mm外れた際をカッター20で横カットす
ることにより、ガセット付き扁平袋P2を一列に量産で
きる。製袋工程における二股状三角耳F4',F4"がガセ
ット連続体F3を跨いで組み込まれる状態は、図6、図
7と変わらない。なお、図13では、カッター20で横
カットすると、次ぎの袋の底部がライン下流側となって
カッター20に対応することになるが、下面部用ガセッ
ト体F4a の向きを逆方向に取付けても良い。 【0035】続いて、図1(d)に示すガセット付き扁平
袋P3の製造方法を説明する。先に、図1(d)に示すガセ
ット付き扁平袋P3の単袋としての製造方法を説明す
る。図4(c)に示すガセット付き扁平袋P3は、図1(d)
に示すガセット付き扁平袋P3と同一のものである。こ
のガセット付き扁平袋P3は、図4(a)に示すように、ウ
エブをヒートシール性を有する内面が外側に来るように
幅半分に二つ折りしてさらに折り線の両端を凹ませるよ
うに折込んで下側のフラップF4a'が真っ直ぐに平面状
に延びるとともに上側のフラップF4a"が下側のフラッ
プF4a'に対して90度以上〜180度の適宜角度で開
いた状態に保たれてなる二股状三角耳を折上げ形成した
ガセット形成用折込み体F4aを底面部構成用として一つ
作って、前面部F1aの上面の下縁から所要寸法(上げ底
とする寸法)離れさせてに重ねて下側のフラップF4a',
F4a'の端縁にポイントヒートシールを施して前面部F1
aに対して仮溶着し、次いで、左右の下側のフラップF4
a',F4a'の上にヒートシール性を有する内面が外側に来
るようにウエブを幅半分に二つ折りしてなる二つの側面
部用ガセット体F3a,F3aを折り線が内方に向くように
重ね、次いで、左右の上側のフラップF4a",F4a"を側
面部用ガセット体F3a,F3aの上に折り重ねて、好まし
くは、フラップF4a",F4a"が戻らないように側面部用
ガセット体F3a,F3aに対してポイントヒートシールを
施して仮溶着して、次いで、図4(b)に示すように、後
面部F2aを重ねて側縁に横シールS2(製造ラインでは
縦ヒールになる)を施すとともに、下面部用ガセット体
F4aの下縁に対応してボトムヒートシールS1(製造ラ
インでは横ヒールになる)を施すと、製袋工程が完了す
る。この横シールと縦シールはH形のシール形状にな
る。従って、図4(c)に示すガセット付き扁平袋P3は、
前面部F1aと後面部F2aの間に、側面部と下面部がそれ
ぞれ内方へ二つ折りのガセット体として仕舞い込まれ、
各接合部が合掌状のヒートシールリブとなっていて、下
面部用ガセット体F4aの両端に折込み形成されている二
股状三角耳のフラップF4a',F4a"が側面部用ガセット
体F3a,F3aを跨いでいる状態であり、開袋されると、
角底・上げ底の袋になり、上げ底部分が帽子のようにな
って積み重ねができる。図4(c)に示すガセット付き扁
平袋P3が、図3(f)に示すガセット付き扁平袋P2と相
違する点は、ガセット形成用折込み体F4a の取付け位
置が袋下端ではなく、上げ底寸法だけ離れて前面部F1a
に取付けた点である。製法上、上げ底寸法は小さくも大
きくも自由に採ることができる。注意するべきことは、
ボトムヒートシールが僅かでも下面部用ガセット体F4a
の下縁から外れると、前面部F1aと後面部F2a が直接
溶着される結果となり、本来の形状には正常に開袋でき
なくなるから、下面部用ガセット体F4aの下縁に対応し
てボトムヒートシールを施すことに正確さを要する。図
4(c)に示すガセット付き扁平袋P3の量産方法である
が、図13のように調整された装置を略流用できる。相
違する点は、カッター20のカット位置を横シールS1
の際ではなく、下流側に上げ底寸法離れた位置になるよ
うに必要がある。 【0036】続いて、図1(e)に示すガセット付き扁平
袋P4の製造方法を説明する。先に、図1(e)に示すガセ
ット付き扁平袋P4の単袋としての製造方法を図5を参
照して説明する。図5(d), (e)に示すガセット付き扁平
袋P4は、図1(e)に示すガセット付き扁平袋P4と同一
のものである。図5(d)はガセット付き扁平袋P4の後面
側の斜視図、図5(e)は前面側の斜視図を示す。このガ
セット付き扁平袋P4は、前面部F1aと後面部F2aの間
に、左右の側面部と下面部と上面部がそれぞれ内方へ二
つ折りのガセット体として仕舞い込まれ、側面部用ガセ
ット体F4aの上下端に二枚のフラップF4a', F4a"を折
込み形成してなる二股状三角耳が折込み形成されていて
該二股状三角耳F4a', F4a"が下面部用ガセット体F3
aと上面部用ガセット体F3bを跨いでいて、後面部F2
aの上端と上面部用ガセット体F3bの前面部側の端縁と
左右の側面部用ガセット体F4aの上端のフラップF4a',
F4a"の頂点が一致するとともに、前面部F1aの上端と
上面部用ガセット体F3bの前面部側の上端が後面部F2
aの上端よりも図中寸法b3(=b2−b1)高く伸びて袋開
口となっている形態である。なお、図中寸法b3だけ長い
方を前面部F1aとしたのは便宜的なものである。 【0037】このガセット付き扁平袋P4は、図5(a)に
示すように、ウエブをヒートシール性を有する内面が外
側に来るように幅半分に二つ折りしてさらに折り線の両
端を凹ませるように折込んで下側のフラップF4a'が真
っ直ぐに平面状に延びるとともに上側のフラップF4a"
が下側のフラップF4a'に対して90度以上〜180度
の適宜角度で開いた状態に保たれてなる二股状三角耳を
折上げ形成したガセット形成用折込み体F4aを側面部構
成用として二つ作って、前面部F1aの上面(ヒートシー
ル性を有する内面)の両側縁に重ねて各下側のフラップ
F4a'の袋接合部となる端縁にポイントヒートシールを
施して前面部F1aに対して仮溶着し、次いで、図5(b)
に示すように、左右の下側のフラップF4a',F4a'の上
にヒートシール性を有する内面が外側に来るようにウエ
ブを幅半分(折り幅b1)にしてなる下面部用ガセット体
F3aを折り線が内方に向くように重ねるとともに、左右
の下側のフラップF4a',F4a'の上にヒートシール性を
有する内面が外側に来るようにウエブを折り幅をb1とb2
となるように二つ折りしてなる上面部用ガセット体F3b
を折り線が内方に向くように重ね、次いで、図5(c)に
示すように、四方の上側の各フラップF4a"を下面部用
ガセット体F3a又は上面部用ガセット体F3bの上に折り
重ねて、好ましくは、フラップF4a",F4a"が戻らない
ように上側の各フラップF4a"を下面部用ガセット体F3
aと上面部用ガセット体F3bに対してポイントヒートシ
ールを施して仮溶着して、次いで、図5(d)に示すよう
に、後面部F2aを重ねて一対のヒートシーラー(図示し
ない)が前面部F1aの側縁全長に渡って前面部F1aと後
面部F2aを挟むようにサイドヒートシールS1(製造ラ
インでは横ヒールになる)を施すとともに、下面部用ガ
セット体F4aの両側の下縁を前面部F1a又は後面部F2a
に対して溶着一体化するようにボトムヒートシールS2
(製造ラインでは縦ヒールになる)を施すとともに、上
面部用ガセット体F3bのウエブの二つ折りの間にセパレ
ーターアンビル板46を挟んで該上面部用ガセット体F
3bのウエブの二つ折りの短い方の半折り部の端縁と後面
部F2aの端縁を溶着一体化するようにトップヒートシー
ルS3(製造ラインでは縦ヒールになる)を施して製袋
工程が完了し、寸法b3の延長部が開口になる。寸法b3の
延長部が開口であると、給袋充填包装機での開口の取り
扱いが可能になる。 【0038】続いて、図1(e), 図5(d),(e)に示すガセ
ット付き扁平袋P4の量産方法を図1(a)、図16、図1
7を参照して説明する。図16、図17と図5における
包材の対応関係は、F1とF1 a、F2とF2 a、F3とF3
a、F4とF4a、F4',F4"とF4a',F4a"の各符号で対応
する関係にある。 【0039】図16は、図1(e)に示すガセット付き扁
平袋P4を一列に量産できるように図1(a)の製造装置を
調整した場合の要部斜視図を示す。図17は、図16に
おいて側面部用ガセット体に対応する隣接二袋用下面部
構成用のガセット形成用折込み体を取付ける位置からラ
イン下流方向に見た要部縦断面図を示す。このガセット
付き扁平袋の製造装置は、第一の連続メイン包材F1の
幅寸法X1を図5(d),(e)に示す製造しようとするガセッ
ト付き扁平袋P4の前面部F1aの長さ寸法に等しく採
り、又、第二の連続メイン包材F2の幅寸法X2をガセッ
ト付き扁平袋P4の後面部F2aの長さ寸法に等しく採
る。従って、第一の連続メイン包材F1の幅寸法は、第
二の連続メイン包材F2の幅寸法よりも図中寸法b3(=b
2−b1)大きい。そして、図1(a)の包材間欠移送用ドラ
イブロール10、15、19による包材の間欠送りの送
りピッチを製造しようとする袋の幅寸法に等しく採る。
連続包材F03aを三角板フォーマー22に掛けてヒート
シール性を有する内面側が外側に来るように二つ折りと
なるガセット連続体F3aとして該ガセット連続体F3aを
下面部構成用として前記第一の連続メイン包材F1の一
側縁に重ね、又、幅寸法が連続包材F03aよりも図中寸
法b3(=b2−b1)大きい連続包材F03bを三角板フォー
マー21に掛けてヒートシール性を有する内面側が外側
に来るようにかつ折り幅が図中寸法b3だけ異なるように
二つ折りとなるガセット連続体F3bとして該ガセット連
続体F3bを上面部構成用として前記第一の連続メイン包
材F1の他側縁に重ねる。ガセット連続体F3bは幅が広
い方が第一の連続メイン包材F1に対して端縁を揃えて
密着させる。ガセット形成用折込み体F4を、内面が非
ヒートシール性でありかつ外面がヒートシール性である
袋長さに等しい長さの扁平チューブを作り該扁平チュー
ブの両端に両隅を内方へ凹ませて二股状三角耳F4',F
4"を形成してなる隣接二袋用下面部構成用として両側の
二股状三角耳F4',F4"で両側のガセット連続体F3a,F
3bを挟み込み、包材合体エリアBにおいて、横ヒートシ
ールS1と縦ヒートシールS2,S3を施して第一の連続メ
イン包材F1と第二の連続メイン包材F2とガセット連続
体F3a,F3bとガセット形成用折込み体F4を溶着一体化
し、連続積層体となった状態で横ヒートシールS1のシ
ール幅中央をカッター20で横カットすることにより図
1(e),図5(d)に示すガセット付き密閉袋が一列に製造
される。縦ヒートシールS3を施す場合、二股状三角耳
F4',F4"の間にセパレーターアンビル板46を挟入し
て縦ヒートシーラー17により第二の連続メイン包材F
2の上端とガセット連続体F3bの第二の連続メイン包材
側の上端に行なう。セパレータアンビル板Dがないと、
第一の連続メイン包材F1とガセット連続体F3bの第一
の連続メイン包材側の上端も一緒に溶着されてしまうの
でこれを回避する必要がある。図6に示す円盤カッター
18は使用されない。バキューム式ハンドリング手段2
6は、ガセット形成用折込み体F4の大きさに対応して
ヘッドが交換される。その他、必要な機械要素の位置調
整が行なわれる。製袋工程における二股状三角耳F4',
F4"がガセット連続体F3a,F3bを跨いで組み込まれる
状態は、図6、図7と変わらない。なお、第一の連続メ
イン包材F1と第二の連続メイン包材F2の幅寸法を逆に
してかつガセット連続体F3bの二つ折りの幅寸法b1とb2
を上下逆にして縦ヒートシーラー17をセパレーターア
ンビル板46の上側に設けても良い。 【0040】図1(c),(d)に示すガセット付き扁平袋P
2,P3は、製造上一つの問題点がある。ガセット付き扁
平袋P2,P3は、ガセット形成用折込み体F4aが連続包
材F04を所定寸法にカットした扁平チューブの両端又は
一端に二股状三角耳を形成してラインに対して直角方向
から供給するものであるが、図11、図13の量産ライ
ンではガセット形成用折込み体F4aが下面部用であり、
連続包材F03が側面部用であり、加えて、実施の形態で
は、前面部と後面部を構成するための連続するメイン包
材F01と、左右の側面部を構成するための連続包材F03
は、異なった原反を用いているので、前面部と後面部に
印刷するデザインと、左右の側面部に印刷するデザイン
が少しずつずれてしまう点である。これを防ぐには、機
械構成が大掛かりとなるが、連続するメイン包材F01と
連続包材F03を一つの原反からカットする機械構成とす
る。本願発明はこのような場合も含む。別の解決法とし
ては、連続するメイン包材F01のデザインと連続包材F
03のデザインを一つの原反に印刷して予めカットして連
続するメイン包材F01と連続包材F03とに巻き直してお
き、必ず互いに同時使用する。これに対して、図1(b),
(e)に示すガセット付き扁平袋P1,P4は、ガセット形成
用折込み体F4aが連続包材F04を所定寸法にカットした
扁平チューブの両端又は一端に二股状三角耳を形成して
ラインに対して直角方向から供給するものであるが、図
6、図9、図16の量産ラインでは側面部用であり、連
続包材F03、又はF03aとF03bが下面部用又は下面部用
と上面部用であるので、連続するメイン包材F01と、左
右の側面部を構成するための連続包材F03とを異なった
原反を用いているいても、連続包材F04の印刷デザイン
をメイン包材F01のデザインに一致させることができ
る。 【0041】図18は、本願発明のガセット付き扁平袋
を開袋して被包装品を収容しトップシールを施して包装
体とする工程図。図18(a)に示すように、ガセット付
き扁平袋P1又はP2を、上下二対のバキュームバッド4
3,43、44,44で前面部F1aと後面部F2aを吸引
して平行に離間していくと、図18(b)に示すように、
サイドガセット折りされていた右側面部と左側面部が一
平面状に展開し、前面部F1aと後面部F2aと左右の側面
部がいずれも合掌状のヒートシールリブS1で接合さ
れ、又、底面部が四角形に平面展開して平底になり、か
つ、底面部の周縁部と四つの立面の下縁部とがいずれも
合掌状のヒートシールリブS2で接合されている直方体
状に開袋される。次いで、上端開口より図示しない被包
装品を収容してから、図18(c)に示すように、バキュ
ームバッド43,43のバキュームを解除してバキュー
ムバッド44,44を閉じ合わせてトップヒートシーラ
ー45,45でトップシールを施して包装体とする。な
お、左右の側面部の上端縁に半円カットが設けられてい
ると、トップシールは、ガセット部分にも行なわれて前
面部1と後面部2の両側部分が開かない状態になる。ガ
セット付き扁平袋P3も同じように適用できる。ガセッ
ト付き扁平袋P4については、開口の位置が異なるの
で、若干違った開袋及び封緘になる。図18は、本願発
明のガセット付き扁平袋が包装袋の場合に適用される。 【0042】包材について、前面部F1と後面部F2を構
成するための第一の連続メイン包材と第二の連続メイン
包材は、製袋工程において、外面側が合掌状に密着され
る状態にはならず、又、外面側が他の包材に接着される
ことがないので、少なくとも内面側の周縁の接合部がシ
ートシール性を有する包材であれば足りる。しかし、前
面部F1と後面部F2は、製袋工程において内方へ二つ折
りされて外面側が互いに接着されることはないので、第
一の連続メイン包材と第二の連続メイン包材は、両面が
シーラントフィルムである三層共押出しラミネーション
の積層フィルムや未伸張のヒートシール性を有する単体
フィルムを用いることが排除されない。左右の側面部
と、下面部又は下面部と上面部を構成するためのガセッ
ト連続体F3とガセット形成用折込み体F4は、製袋工程
において内方へ二つ折りされて外面側が互いに密着する
サイドガセット折りになってヒートシールが行なわれる
部材であり、外面側が互いに接着されてはならないの
で、外面側がヒートシール性がなく、内面側の少なくと
も接合部がシートシール性を有する包材であれば足り
る。前面部F1と後面部F2とガセット連続体F3とガセ
ット形成用折込み体F4は、例えば、OPP、PET、シリカ
又はアルミナを蒸着された二軸延伸フィルム、アルミニ
ウム箔、紙等を外面側とし、内層が有っても無くても自
由であり、内面側にCPP、PE、LLDPE、HDPE等のシーラン
トフィルムを積層してなる積層包材を用いることが好ま
しい。又、内面側にCPPやPEからなる不織布を積層して
も良い。又、前面部と後面部と右側面部と左側面部と下
面部は、外面及び/又は内面に二軸延伸フィルムを積層
したアルミニウム箔、或いは紙等の包材の内面の周縁
に、加熱溶着性接着剤を塗布してなるものでも良い。該
周縁とは、ヒートシールリブに対応している箇所であ
る。袋の用途によっては、内面がヒートシール性を有す
る生分解性プラスチックフィルムを包材に用いることが
出来る。大きなメッシュ材より構成しても良い包装袋や
ショッピングバッグ等の場合も有り得る。どのような包
材が使えるかに関しては、例えば、特開平7-314587号、
特開平9-216638号、特開2000-153849号、特開2001-4819
4号、特開2001-206385号の袋に採用される包材がそのま
ま使用可能である。 【0043】具体的には、特開2000-153849号の明細書
の[0014]、[0015][0016]に列挙されている包材が
そっくり適用可能である。以下の記述は、特開2000-153
849号の明細書からの転載である(符号を削除した)。
本発明の平底袋を形成するいずれの面にも共通して好ま
しく使用できる複合フィルムの構成の具体例として以下
のようなものが挙げられる。 (1) 0N/AD/L LDPE(#) (2) ON/AC/(HDPE/LLDPE) (#) (3) ON・SiOX/AC/(HDPE/LLDPE) (#) (4) PET/AD/AL/AD/ON/AD/LLDPE(#) (5) PET/AD/AL/AD/ON/AD/S-PE(#) (6) PET/AD/AL/AD/ON/AD/CPP(#) (7) PET/AD/ON/AD/AL/AD/LLDPE(#) (8) PET/AD/ON/AD/AL/AD/S-PE(#) (9) PET/AD/ON/AD/AL/AD/CPP(#) (10) PET/AD/EVOH/AD/ON/AD/CPP(#) (11)ON/AD/O-HDPE/AD/LLDPE(#) (12)ON/AD/O-PP/AD/LLDPE(#) 尚、上記材質構成例を略号にて記載したが、略号はそれ
ぞれ次の材質または層を示す。ON: 二軸延伸ナイロンフ
ィルム、AD: 接着剤、LLDPE: 線状低密度ポリエチレ
ン、AL:アルミニウム箔、O-HDPE:高密度ポリエチレンの
一軸延伸フィルム、LDPE:低密度ポリエチレン、O-PP:
ポリプロピレンの1軸延伸フィルム、S-PE:メタロセン
系触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重
合体、PET:二軸延伸ポリエステルフィルム、CPP: 未延
伸ポリプロピレンフィルム、SiOX :シリカ、AC:アンカ
ーコート、EVOH:エチレン・酢酸ビニル共重合体のけん
化物であり、また()は共押出しを示す。また、アンカ
ーコートは、押出しコーティングで樹脂を積層する際、
接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーテ
ィングするものでプライマーコートの一種である。そし
て、アルミニウム箔、シリカ蒸着層、EVOHフィルムなど
は、ガスバリア性を付与するために積層するものであ
る。また、前記複合フィルムに用いる一軸延伸HDPEフィ
ルムや一軸延伸PPフィルムは、前記フィルム注出口にお
ける袋の開口を注出口部の引き裂きによる方法の形式に
おいて、その延伸方向を袋を開封する際の引き裂き方向
と一致するように用いることにより、引き裂きの方向性
を一層安定化させことができる。また、熱融着層として
は、LLDPEフィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙げた
が、LLDPE フィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容
物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラッキン
グ性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱性、低臭性に優
れており、これらの性能を必要とする内容物の包装用に
適している。熱融着層には上記のほか、充填される内容
物に応じて、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル
共重合体、アイオノマー、ポリエステル樹脂、メタロセ
ン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共
重合体なども適宜選択して使用することができる。 【0044】本願発明は、ガセット付き扁平袋の開口
に、インライン又はアウトラインでジッパー又はスパウ
トを付設するか、又は、袋開口に所要のヒートシール又
はトリミングカットが行って狭窄出口を形成したり、ミ
シン目状ハーフカットやカットテープの張込み等による
易開封機能を備えたガセット付き扁平袋を製造する方法
も含むものである。ジッパーやスパウトを付設したり、
又は、袋開口を狭窄出口としたり、ミシン目状ハーフカ
ットやカットテープの張込み、或いは流動性被包装品が
最後まで出易いように狭窄出口を膨らませる等の技術
は、既に殆どの手法が公知になっており、このような手
段を付加しても、本願発明に含まれるものである。本願
発明は、側面部用ガセット体の上端は袋上端に一致して
いるのでジッパーを付設する場合は、ジッパーの両端が
前面部又は後面部の幅一杯に取り付けられていて、その
結果、ジッパーの両端が側面部用ガセット体と交差した
状態のジッパー付きガセット付き扁平袋、及び、ジッパ
ーが短くて、ジッパーの両端が側面部用ガセット体に到
達していない状態のジッパー付きガセット付き扁平袋の
両方を含むものである。本願発明は、図1に示す全体ラ
インの変形例として、メイン包材F01を垂直走行させて
M板(図示しない)に導いてM板へかける手前で第一の
連続メイン包材F1と第二の連続メイン包材F2とに分断
してM板により第一の連続メイン包材F1を下側に水平
走行させると共に第二の連続メイン包材F2を上側に水
平走行させ、ここで、第一の連続メイン包材F1と第二
の連続メイン包材F2をそれぞれ各別のダンサーロール
に掛けるようにしても良い。本願発明の製造装置により
製造されるガセット付き扁平袋は、液体、粘性流体、粉
粒体、塊状物等を対象とする包装袋に好適であり、具体
的には菓子袋や飲料用袋や粉粒体袋として好適である
が、包材を選択することでショッピングバッグ等にも好
適であり、ショッピングバッグ等の新しい量産方法を提
供することにもなる。ショッピングバッグでは、ガセッ
ト付き扁平筒を作り、一端を角筒状に開いて、四方を折
りたたんで底面を形成し、該底面を前面部又は後面部に
重ねるようにすることを、垂直回転する大径ドラム上で
多数のステーションに分配して行なっている大仕掛けな
製造装置であり生産能力が小さい。本願発明は、図1
(a)に示す製造装置の機械要素を調整することにより図
1(b),(c),(d),(e)に示す四種類のガセット付き扁平袋
のいずれか一種類を製造できるが、袋の大きさに対する
汎用性を有していることは勿論である。本願第一の発明
は、図1(b),(c),(d),(e)に示す四種類のガセット付き
扁平袋のいずれか一種類を製造できれば足りるものであ
る。本願発明は、左右の側面部と、下面部又は下面部と
上面部がガセット折りされて前面部と後面部の間に収ま
っているガセット付き扁平袋を提案することに特徴があ
る。密封性の確保の必要がない袋では、ヒートシール箇
所が必ずしも連続している必要はない。米袋等では、破
袋を回避するためにヒートシールが断続し空気抜きが行
なわれている。本願発明は、製造する袋がショッピング
バッグであるときは、補強と持ち易くするために三方ガ
セット付き扁平袋の開口縁を数センチメートルの幅だけ
二重になるように内側に折り込むことが好ましい。 【0045】 【発明の効果】以上説明してきたように、本願発明の三
方ガセット付き扁平袋の製造装置は、以下の効果を有す
る。 (1) 本願発明は、図1(a)と図6乃至図17から分かる
ように、前面部F1と後面部F2の間に、左右の側面部
と、下面部又は下面部と上面部がそれぞれ内方へ二つ折
りのガセット体として仕舞い込まれ、側面部用ガセット
体の端部に折込み形成された二股状三角耳が下面部用ガ
セット体又は下面部用ガセット体と上面部用ガセット体
を跨いでいるか、又は下面部用ガセット体又は下面部用
ガセット体と上面部用ガセット体の端部に折込み形成さ
れた二股状三角耳が側面部用ガセット体を跨いでいて、
開袋時に角底・平底が確保される複数種のガセット付き
扁平袋に対して、共通して技術適用できる極めて有利な
製造装置を提供することができる。 (2) 本願発明は、前面部F1と後面部F2の間に仕舞い込
まれるガセット形成用折込み体F4の二股状三角耳F4',
F4"をガセット連続体F3に対してきわめて容易かつ短
時間にしかも正確に組付けることができ、難しい複雑な
機構を用いないで簡易な構成達成でき頗る量産性が大き
い極めて有利な製造装置を提供することができる。 (3) 本願発明は、普及タイプのガセット付き扁平袋の製
造装置に簡単な装置を付加するだけで側面部用ガセット
体と下面部用ガセット体の重畳部を容易に組み込むこと
ができ、新規開発費用に多額を投入しなくて済み、実働
している従来機にあっては簡単な改造で済み、装置全体
のメカニズムの複雑化・大型化・高価格化を回避でき
て、装置の簡素化・量産性に多いに寄与する極めて有利
な製造装置を提供することができる。 (4)本願発明は、端縁を揃えるために切り落としを行な
うフィルムの余分の幅が通常の切り落とし幅と同一で足
り、極めて有利な製造装置を提供することができる。こ
れに対して、特開2001-158057号の発明では、切り落と
し幅を非常に大きく採る必要があるので包材が非常に不
経済に使用されるから、本願発明の方が有利である。 (5)本願発明は、前面部及び後面部のいずれにも製造時
に折り目が付かない極めて有利な製造装置を提供するこ
とができる。これに対して、特開2000-254984号の図8
の実施の形態にかかる発明と特開2001-158057号の発明
では、前面部及び後面部のいずれかに、捲り上げによる
折り目が残ると言う問題点があるので、本願発明の方が
有利である。 (6)本願発明は、前面部と後面部のいずれにも折り癖が
ないから保形性・スタンディング性・外観性が良好であ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a)は、本願発明のガセット付き扁平袋の製造
装置の概略全体正面図を示す。(b),(c),(d),(e)は、図
1(a)の製造装置を調整することで量産されるガセット
付き扁平袋の斜視図を示す。 【図2】図1(b)に示すガセット付き扁平袋の単袋とし
ての製造工程図を示す。 【図3】図1(c)に示すガセット付き扁平袋の単袋とし
ての製造工程図を示す。 【図4】図1(d)に示すガセット付き扁平袋の単袋とし
ての製造工程図を示す。 【図5】図1(e)に示すガセット付き扁平袋の単袋とし
ての製造工程図を示す。 【図6】図1(b)に示すガセット付き扁平袋を二列に量
産できるように図1(a)の製造装置を調整した場合の要
部斜視図を示す。 【図7】図8において側面部用ガセット体に対応する隣
接四袋用側面部構成用のガセット形成用折込み体を取付
ける位置からライン下流方向に見た要部縦断面図を示
す。 【図8】図2(a)に示す側面部用ガセット体に対応する
隣接四袋用側面部構成用のガセット形成用折込み体の製
造方法を説明するための斜視図を示す。 【図9】図1(b)に示すガセット付き扁平袋を一列に量
産できるように図1(a)の製造装置を調整した場合の要
部斜視図を示す。 【図10】図9において側面部用ガセット体に対応する
隣接四袋用側面部構成用のガセット形成用折込み体を取
付ける位置からライン下流方向に見た要部縦断面図を示
す。 【図11】図1(c)に示すガセット付き扁平袋を一列に
量産できる第二の製造方法にかかり、半分にカットする
と図1(c)に示すガセット付き扁平袋となりうる二袋分
の四方ガセット密閉扁平袋を一列に量産できるように図
1(a)の製造装置を調整した場合の要部斜視図を示す。 【図12】図11において側面部用ガセット体に対応す
る隣接二袋用下面部構成用のガセット形成用折込み体を
取付ける位置からライン下流方向に見た要部縦断面図を
示す。 【図13】図1(d)に示すガセット付き扁平袋を一列に
量産できる第二の製造方法にかかり、そのように図1
(a)の製造装置を調整した場合の要部斜視図を示す。 【図14】図11と図13に示す製造装置において説明
したガセット形成用折込み体の折込み工程図を示す。 【図15】図11と図13に示す製造装置において説明
したガセット形成用折込み体のガセット折りを行なう装
置の概略正面図を示す。 【図16】図1(e)に示すガセット付き扁平袋P4を一列
に量産できるように図1(a)の製造装置を調整した場合
の要部斜視図を示す。 【図17】図16において側面部用ガセット体に対応す
る隣接二袋用下面部構成用のガセット形成用折込み体を
取付ける位置からライン下流方向に見た要部縦断面図を
示す。 【図18】本願発明のガセット付き扁平袋を開袋して被
包装品を収容しトップシールを施して包装体とする工程
図。 【符号の説明】 P1,P2,P3,P4・・・ガセット付き扁平袋、F1a・・・前面
部、F2a・・・後面部、F3a・・・下面部用ガセット体、F04
・・・ウエブ、F4a,F4a・・・側面部用ガセット体、F4a',
F4a"・・・フラップ/二股状三角耳、R・・・第一の原反ロー
ル、F01・・・連続するメイン包材、1・・・フィルム継ぎロ
ール、2・・・包材繰り出し用ドライブロール、3・・・ニッ
プロール、4・・・ダンサーロール、5,6・・・ターンバ
ー、7・・・ガイドロール、8・・・三角板フォーマー、9・・
・折り合わせロール、10・・・第一の包材間欠移送用ドラ
イブロール、11・・・カッター、F1・・・第一の連続メイ
ン包材、F2・・・第二の連続メイン包材、F03・・・連続包
材、F3・・・ガセット連続体、F04・・・側面部構成用包
材、F4・・・ガセット形成用折込み体、F4',F4"・・・二股
状三角耳、12・・・位相調整ロール、13・・・ガイドロー
ル、A・・・メイン包材離隔エリア、14・・・合わせロー
ル、B・・・包材合体エリア、15・・・第二の包材間欠移送
用ドライブロール、16・・・横ヒートシーラー、17・・・
縦ヒートシーラー、18・・・円盤型カッター、19・・・第
三の包材間欠移送用ドライブロール、20・・・カッタ
ー、21,22・・・三角板フォーマー、23・・・ガイドロ
ール、24,25・・・近接ガイドロール、26・・・バキュ
ーム式ハンドリング手段、26a・・・バキュームハンド、
27・・・アンビル板、28・・・ポイントヒートシーラー、
29・・・押し倒しガイド29、30・・・ポイントヒートシ
ーラー、31・・・フォーマー、32・・・合わせロール、F
05・・・目張り用積層テープ、33・・・目張り用ヒートシー
ラー、34・・・送出しロール、35・・・カッター、36・・
・テーブル、F04’・・・扁平チューブ、37a・・・バキュー
ムハンド、37・・・扁平チューブ移送手段、37a'・・・メ
インバキューム、37a"・・・サブバキューム、38・・・テ
ーブル、39・・・押え部材、40・・・耳形成板、S1・・・横
ヒートシール、S2・・・縦ヒートシール、C・・・カット、
41・・・シリンダー、41a・・・折込み孔、42・・・折込み
用プッシャー、43,44・・・バキュームバッド、45・
・・トップヒートシーラー、46・・・セパレーターアンビ
ル板、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】前面部と後面部と左右の側面部を有すると
    ともに下面部又は下面部と上面部を有し各別の包材区分
    で構成され各接合部が合掌状のヒートシールリブとなっ
    ていて前面部と後面部の間に、左右の側面部と、下面部
    又は下面部と上面部がそれぞれ内方へ二つ折りのガセッ
    ト体として仕舞い込まれ、側面部用ガセット体の端部に
    折込み形成された二股状三角耳が下面部用ガセット体又
    は下面部用ガセット体と上面部用ガセット体を跨いでい
    るか、又は下面部用ガセット体又は下面部用ガセット体
    と上面部用ガセット体の端部に折込み形成された二股状
    三角耳が側面部用ガセット体を跨いでいる、ガセット付
    き扁平袋の製造装置であって、 前面部と後面部のいずれか一方を構成するための第一の
    連続メイン包材と他方を構成するための第二の連続メイ
    ン包材を離れて間欠移送させるメイン包材離隔エリア
    と、メイン包材離隔エリアの下流側で第一の連続メイン
    包材と第二の連続メイン包材を重ねて間欠移送させるの
    包材合体エリアを有するように構成されたメイン包材移
    送手段と、 メイン包材離隔エリアにおいて一枚の連続する包材を三
    角板フォーマーに掛けてヒートシール性を有する内面側
    が外側に来るように二つ折りとするガセット連続体とし
    て、該ガセット連続体を第一の連続メイン包材の上面の
    両側部に近接する近接ガイドロールに掛けて二つ折りの
    折り線を内方にして第一の連続メイン包材のヒートシー
    ル性を有する内面の一側縁又は両側縁に重ねるように構
    成されたガセット連続体形成重ね合わせ手段と、 前記メイン包材離隔エリアの外方において両端方向が前
    記第一の連続メイン包材の連続する方向に対して直角と
    なる方向であり一端又は両端に二股状三角耳が折込み形
    成されていて該二股状三角耳の一方のフラップが平らに
    延びかつ他方のフラップが90度以上〜180度の適宜
    角度で開いた状態に保たれてなるガセット形成用折込み
    体を形成するガセット形成用折込み体形成装置と、 ガセット形成用折込み体形成装置により形成されるガセ
    ット形成用折込み体を前記メイン包材離隔エリアのガセ
    ット連続体形成重ね合わせ手段よりも上流側で前記第一
    の連続メイン包材の内面に対して各ガセット形成用折込
    み体の二股状三角耳の二股基端を前記ガセット連続体の
    二つ折り線の延長線に一致させて重ねることを包材の間
    欠移送の停止時毎に行なうガセット形成用折込み体供給
    手段と、 ガセット形成用折込み体供給手段により供給される各ガ
    セット形成用折込み体の前記平らに延びた方のフラップ
    を前記ガセット連続体と前記第一のメイン包材との間に
    挟み込ませられるように袋接合部に対応する適宜箇所を
    第一のメイン包材に対して仮止め溶着を施すように構成
    された第一のガセット形成用折込み体仮着け手段と、 第一のメイン包材に仮着したガセット形成用折込み体の
    二股状三角耳の開いている方のフラップを前記ガセット
    連続体に対応する所要位置に来たときにガセット連続体
    の上に倒伏して重ねるフラップ折重ね手段と、 ガセット連続体の上に倒伏して重ねたフラップが起立復
    帰しないで包材合体エリアの基端においてガセット連続
    体と第二のメイン包材との間に挟入されるように該フラ
    ップの袋接合部に対応する適宜箇所を第一のメイン包材
    に対して仮止め溶着を施すように構成された第二のガセ
    ット形成用折込み体仮着け手段と、 前記包材合体エリアにおいて、ガセット形成用折込み体
    の袋接合部に対応する箇所に横ヒートシールを施す横ヒ
    ートシーラーとガセット連続体の袋接合部に対応する箇
    所に縦ヒートシールを施す縦ヒートシーラーとを備え
    て、第一の連続メイン包材と第二の連続メイン包材とガ
    セット連続体とガセット形成用折込み体とが溶着一体化
    された連続積層体とし、さらに該連続積層体を所要にカ
    ットしてガセット付き扁平袋とするカッターを備えてい
    る袋形成手段と、 を備えてなることを特徴とするガセット付き扁平袋の製
    造装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109532110A (zh) * 2018-12-29 2019-03-29 佛山市达肯包装机械有限公司 纸袋翻底装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109532110A (zh) * 2018-12-29 2019-03-29 佛山市达肯包装机械有限公司 纸袋翻底装置

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