JP2003335347A - 自立性扁平袋及びその製造方法 - Google Patents
自立性扁平袋及びその製造方法Info
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- JP2003335347A JP2003335347A JP2002140726A JP2002140726A JP2003335347A JP 2003335347 A JP2003335347 A JP 2003335347A JP 2002140726 A JP2002140726 A JP 2002140726A JP 2002140726 A JP2002140726 A JP 2002140726A JP 2003335347 A JP2003335347 A JP 2003335347A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】前面部と下面部ガセット体と後面部とが一枚の
包材で連続してなり、しかも左右が側面ガセット体にな
っている三方ガセット付きの自立性扁平袋及びその製造
方法。 【解決手段】一枚の包材区分を折り曲げて前面部と下面
部ガセット体と後面部が形成され、別の包材区分を折っ
て下部に二股状の三角耳を有する左右の側面部ガセット
体が形成され、該側面部ガセット体が前面部と後面部と
の間に挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を
跨いでおりかつ各三角耳の下端が下面部ガセット体と前
面部又は後面部との折り線に内接して、左右の側面部ガ
セット体の両側の端縁及び下側の端縁が前面部の側縁と
後面部の側縁と下面部ガセット体の端縁に三角耳の折り
返し下端の幅で包材同士を接続するヒートシールリブが
形成されている。
包材で連続してなり、しかも左右が側面ガセット体にな
っている三方ガセット付きの自立性扁平袋及びその製造
方法。 【解決手段】一枚の包材区分を折り曲げて前面部と下面
部ガセット体と後面部が形成され、別の包材区分を折っ
て下部に二股状の三角耳を有する左右の側面部ガセット
体が形成され、該側面部ガセット体が前面部と後面部と
の間に挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を
跨いでおりかつ各三角耳の下端が下面部ガセット体と前
面部又は後面部との折り線に内接して、左右の側面部ガ
セット体の両側の端縁及び下側の端縁が前面部の側縁と
後面部の側縁と下面部ガセット体の端縁に三角耳の折り
返し下端の幅で包材同士を接続するヒートシールリブが
形成されている。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本願発明は、左右の側面部と
下面部の三方が内方へ二つ折りに折り畳まれてガセット
になっていて、開袋時に直方体形状の大きな容積にな
り、特に、前面部と後面部と下面部が一枚の包材で連続
してなる自立性扁平袋及びその製造方法に関する。
下面部の三方が内方へ二つ折りに折り畳まれてガセット
になっていて、開袋時に直方体形状の大きな容積にな
り、特に、前面部と後面部と下面部が一枚の包材で連続
してなる自立性扁平袋及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地球環境の保全が地球規模で必要になっ
ていることを背景に過剰包装の廃止が要望されており、
一次包装と二次包装と三次包装をしている包装物につい
て、一次包装のみとし、二次包装と三次包装を無くす方
向が求められている。従って、一次包装に優れた外観性
が求められており、スタンディングパックにおいても、
優れた外観性が追求されている。従来においては、一枚
の包材区分を折り曲げて前面部と後面部と前記両者間に
二つ折りに折り畳まれる下面部ガセット体が一体形成さ
れている自立性扁平袋は、いわゆるドイパック(登録商
標)と称するスタンドパウチ以外は全く存在しなかっ
た。ドイパックと称するスタンドパウチは、前面部と後
面部の左右の側縁同士がヒートシールリブで繋がり、左
右の側面部が存在せず、開袋しても扁平状態であり袋下
面が船底形状になる袋形態であり、角底で直方体に近い
容積になる袋形態とは全く相違している。開袋すると、
前面部と後面部と左右の側面部と下面部の6面がそれぞ
れ一平面を成して枡形になる袋形態の扁平袋というの
は、左右の側面部と下面部の三方が内方へ二つ折りに折
り畳まれてガセットになっているガセット付きの扁平袋
であり、上記のスタンドパウチとは、興趣を異にした外
観性を有しており、容積が大きく、一層安定した着座性
・自立性を有している。そこで、三方ガセット付きの扁
平袋及びその製造方法について、特許調査したところ、
特開昭59-74065号、特開昭60-172657号、特開平7-31458
7号、特開平9-216638号、特開2000-153849号、特開2000
-254984号、特開2000-334861号、特開2001-48194号、特
開2001-158057号、特開2001-225849号があった。しか
し、これらの扁平袋のいずれも、下面部が、前面部と後
面部と左右の側面部とは独立した包材区分により構成さ
れているものであった。従来においては、前面部と下面
部ガセット体と後面部とが一枚の包材で連続してなり、
しかも左右が側面ガセット体になっている三方ガセット
付きの自立性扁平袋は、全く存在しない。
ていることを背景に過剰包装の廃止が要望されており、
一次包装と二次包装と三次包装をしている包装物につい
て、一次包装のみとし、二次包装と三次包装を無くす方
向が求められている。従って、一次包装に優れた外観性
が求められており、スタンディングパックにおいても、
優れた外観性が追求されている。従来においては、一枚
の包材区分を折り曲げて前面部と後面部と前記両者間に
二つ折りに折り畳まれる下面部ガセット体が一体形成さ
れている自立性扁平袋は、いわゆるドイパック(登録商
標)と称するスタンドパウチ以外は全く存在しなかっ
た。ドイパックと称するスタンドパウチは、前面部と後
面部の左右の側縁同士がヒートシールリブで繋がり、左
右の側面部が存在せず、開袋しても扁平状態であり袋下
面が船底形状になる袋形態であり、角底で直方体に近い
容積になる袋形態とは全く相違している。開袋すると、
前面部と後面部と左右の側面部と下面部の6面がそれぞ
れ一平面を成して枡形になる袋形態の扁平袋というの
は、左右の側面部と下面部の三方が内方へ二つ折りに折
り畳まれてガセットになっているガセット付きの扁平袋
であり、上記のスタンドパウチとは、興趣を異にした外
観性を有しており、容積が大きく、一層安定した着座性
・自立性を有している。そこで、三方ガセット付きの扁
平袋及びその製造方法について、特許調査したところ、
特開昭59-74065号、特開昭60-172657号、特開平7-31458
7号、特開平9-216638号、特開2000-153849号、特開2000
-254984号、特開2000-334861号、特開2001-48194号、特
開2001-158057号、特開2001-225849号があった。しか
し、これらの扁平袋のいずれも、下面部が、前面部と後
面部と左右の側面部とは独立した包材区分により構成さ
れているものであった。従来においては、前面部と下面
部ガセット体と後面部とが一枚の包材で連続してなり、
しかも左右が側面ガセット体になっている三方ガセット
付きの自立性扁平袋は、全く存在しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】開袋時に完全にフラッ
トな方形底面になり底面のどこにもシールリブが垂下し
ておらず、極めて安定した着座性・自立性を有し保形性
・外観性が良好である自立性袋としては、特開平9-2166
38号が挙げられる。特開平9-216638号の発明は、サイド
ガセットを有する扁平筒を形成して該扁平筒を、前面部
と後面部を横から見てT字に折り曲げかつ袋底部を角筒
状に開いてから四面を折り畳んで折り畳み面の周囲に熱
溶着性接着剤をパートコートして、該折り畳み面に矩形
フィルムを重ねて矩形周縁のみをヒートシールして横か
ら見てT字の袋を製袋し、そして、底部をY字にさらに
扁平に移行するように折り畳むものであり、T字に製袋
するまでの工程は、いわゆるショッピングバッグの製造
方法に近い製造方法であり、底面が二重底になる部分と
四重底になる部分とができて、二つ折りのガセットにす
ると厚くかさばり、積層時の平坦性がなくなり、包材を
多く使用することになっているとともに量産性が極めて
劣っている。又、特開平9-216638号の発明は、下面部の
本体フィルムの折り重ねは矩形フィルムを重ねて矩形周
縁のみをヒートシールしても四隅にピンホールを必ず残
してしまうシール構造であり、液体を収容すると四隅か
らの液漏れすることが免れないので液体用のパッケージ
としては全く適していない。又、特開平9-216638号の発
明は、下面部の前面部側のヒートシールリブと後面部側
のヒートシールリブが起立せず水平に延びているからフ
ルフラットにはなるものの、下面部と前面部、下面部の
後面部が直角に開袋されるものではなく、下面部の前面
部側のヒートシールリブと後面部側のヒートシールリブ
の張り出しが存在することになるので、外観性を著しく
阻害している。特開昭59-74065号の発明は実施不能であ
る。特開昭60-172657号の発明は、底面がガセットにな
らない。
トな方形底面になり底面のどこにもシールリブが垂下し
ておらず、極めて安定した着座性・自立性を有し保形性
・外観性が良好である自立性袋としては、特開平9-2166
38号が挙げられる。特開平9-216638号の発明は、サイド
ガセットを有する扁平筒を形成して該扁平筒を、前面部
と後面部を横から見てT字に折り曲げかつ袋底部を角筒
状に開いてから四面を折り畳んで折り畳み面の周囲に熱
溶着性接着剤をパートコートして、該折り畳み面に矩形
フィルムを重ねて矩形周縁のみをヒートシールして横か
ら見てT字の袋を製袋し、そして、底部をY字にさらに
扁平に移行するように折り畳むものであり、T字に製袋
するまでの工程は、いわゆるショッピングバッグの製造
方法に近い製造方法であり、底面が二重底になる部分と
四重底になる部分とができて、二つ折りのガセットにす
ると厚くかさばり、積層時の平坦性がなくなり、包材を
多く使用することになっているとともに量産性が極めて
劣っている。又、特開平9-216638号の発明は、下面部の
本体フィルムの折り重ねは矩形フィルムを重ねて矩形周
縁のみをヒートシールしても四隅にピンホールを必ず残
してしまうシール構造であり、液体を収容すると四隅か
らの液漏れすることが免れないので液体用のパッケージ
としては全く適していない。又、特開平9-216638号の発
明は、下面部の前面部側のヒートシールリブと後面部側
のヒートシールリブが起立せず水平に延びているからフ
ルフラットにはなるものの、下面部と前面部、下面部の
後面部が直角に開袋されるものではなく、下面部の前面
部側のヒートシールリブと後面部側のヒートシールリブ
の張り出しが存在することになるので、外観性を著しく
阻害している。特開昭59-74065号の発明は実施不能であ
る。特開昭60-172657号の発明は、底面がガセットにな
らない。
【0004】特開2000-153849号、特開2000-254984号、
特開2000-334861号、特開2001-48194号、特開2001-1580
57号、特開2001-225849号の各発明は、開袋時にフラッ
トな方形底面になり自立性・保形性・外観性が良好であ
る袋とされているが、厳密には、開袋時に完全にフラッ
トな方形底面になり底面のどこにもシールリブがない袋
とは言えない。例えば、特開2001-48194号の発明は、サ
イドガセットを有して連続する扁平筒を作って、扁平筒
の端を開いて、そこに、包材内面が外側になり中央線で
二つ折りしてかつ稜線両端部をさらに内側へ逆に折り込
んで右側と左側が二股形状である特殊ボトムガセット折
りした底面部を差し込んでボトムヒートシールしてなる
ものであり、サイドヒートシールリブがあり、底面部の
周囲にはヒートシールリブが垂下するので、外観性・保
形性・自立性は一見して良いように思える。しかしなが
ら、外観性・保形性・自立性が良いと思われるのは、内
容積を小さく形成するパッケージであって、しかも、お
茶や乾燥ひじきなどの比重が軽い被包装物を包装する場
合に限られる。その場合でも、底面部の周囲にヒートシ
ールリブが垂下する袋の包装体は、手のひらに載せたと
きにヒートシールリブが着座性を著しく阻害し底面が手
のひらに密着しないので手のひらで受ける感触が悪く扱
い難い。底面部の周囲にヒートシールリブが垂下する袋
は、リブの高さだけ上げ底になるので、重量が大きい液
体や粉体を包装するパッケージとして適用すると、ヒー
トシールリブが外側か内側に座屈してしまい、転倒の惧
れも生じて自立性が低下しヒートシールリブの乱れが外
観性を損ない、重量が大きい被包装物用のパッケージと
しては適していない。特に、液体包装用のパッケージと
するには、ヒートシールリブの幅を大きく採って液体の
浸透を完全に遮断できるシール強度を確保する必要があ
り、上げ底が大きくなるので、底面部の周囲にヒートシ
ールリブが大きく垂下する袋はヒートシールリブの座屈
面から液体包装用のパッケージには適していない。そし
て、底面部の周囲にヒートシールリブが垂下する袋はリ
ブの丈が大きくなればなるほど、ますます上げ底になる
ので、着座性・自立安定性を損なうことになる。
特開2000-334861号、特開2001-48194号、特開2001-1580
57号、特開2001-225849号の各発明は、開袋時にフラッ
トな方形底面になり自立性・保形性・外観性が良好であ
る袋とされているが、厳密には、開袋時に完全にフラッ
トな方形底面になり底面のどこにもシールリブがない袋
とは言えない。例えば、特開2001-48194号の発明は、サ
イドガセットを有して連続する扁平筒を作って、扁平筒
の端を開いて、そこに、包材内面が外側になり中央線で
二つ折りしてかつ稜線両端部をさらに内側へ逆に折り込
んで右側と左側が二股形状である特殊ボトムガセット折
りした底面部を差し込んでボトムヒートシールしてなる
ものであり、サイドヒートシールリブがあり、底面部の
周囲にはヒートシールリブが垂下するので、外観性・保
形性・自立性は一見して良いように思える。しかしなが
ら、外観性・保形性・自立性が良いと思われるのは、内
容積を小さく形成するパッケージであって、しかも、お
茶や乾燥ひじきなどの比重が軽い被包装物を包装する場
合に限られる。その場合でも、底面部の周囲にヒートシ
ールリブが垂下する袋の包装体は、手のひらに載せたと
きにヒートシールリブが着座性を著しく阻害し底面が手
のひらに密着しないので手のひらで受ける感触が悪く扱
い難い。底面部の周囲にヒートシールリブが垂下する袋
は、リブの高さだけ上げ底になるので、重量が大きい液
体や粉体を包装するパッケージとして適用すると、ヒー
トシールリブが外側か内側に座屈してしまい、転倒の惧
れも生じて自立性が低下しヒートシールリブの乱れが外
観性を損ない、重量が大きい被包装物用のパッケージと
しては適していない。特に、液体包装用のパッケージと
するには、ヒートシールリブの幅を大きく採って液体の
浸透を完全に遮断できるシール強度を確保する必要があ
り、上げ底が大きくなるので、底面部の周囲にヒートシ
ールリブが大きく垂下する袋はヒートシールリブの座屈
面から液体包装用のパッケージには適していない。そし
て、底面部の周囲にヒートシールリブが垂下する袋はリ
ブの丈が大きくなればなるほど、ますます上げ底になる
ので、着座性・自立安定性を損なうことになる。
【0005】本願発明は、左右の側面部と下面部の三方
が内方へ二つ折りに折り畳まれてガセットになってい
て、開袋時に直方体形状の大きな容積になり、特に、前
面部と後面部と下面部が一枚の包材で連続してなり耐底
抜け強度が大きい自立性扁平袋及びその製造方法を提供
することを目的としている。又、本願発明は、特に、前
面部と後面部と下面部が一枚の包材で連続してなり、開
袋時にフルフラット又は実質的にフルフラットな方形底
面になり極めて安定した着座性・自立性を有し、又、サ
イドヒートシールリブを有して保形性・外観性が良好で
ある自立性扁平袋及びその製造方法を提供することを目
的としている。又、本願発明は、開袋時に直方体形状の
大きな容積になり、極めて高いヒートシール性を有する
ヒートシールリブを形成することができて、ヒートシー
ルリブからの液漏れする惧れがなく、シャンプーやリン
スや洗剤や溶剤やインク等の液体用、アミノ酸等を含む
ゼリー状の飲料や味噌や建築用のパテ等の粘性流体用、
洗剤や小麦粉等の粉粒体用、液汁が出る各種加工食品
用、蒟蒻やしらたき等の水に浮遊させて加工食品用のパ
ッケージとして好適な自立性扁平袋及びその製造方法を
提供することを目的としている。
が内方へ二つ折りに折り畳まれてガセットになってい
て、開袋時に直方体形状の大きな容積になり、特に、前
面部と後面部と下面部が一枚の包材で連続してなり耐底
抜け強度が大きい自立性扁平袋及びその製造方法を提供
することを目的としている。又、本願発明は、特に、前
面部と後面部と下面部が一枚の包材で連続してなり、開
袋時にフルフラット又は実質的にフルフラットな方形底
面になり極めて安定した着座性・自立性を有し、又、サ
イドヒートシールリブを有して保形性・外観性が良好で
ある自立性扁平袋及びその製造方法を提供することを目
的としている。又、本願発明は、開袋時に直方体形状の
大きな容積になり、極めて高いヒートシール性を有する
ヒートシールリブを形成することができて、ヒートシー
ルリブからの液漏れする惧れがなく、シャンプーやリン
スや洗剤や溶剤やインク等の液体用、アミノ酸等を含む
ゼリー状の飲料や味噌や建築用のパテ等の粘性流体用、
洗剤や小麦粉等の粉粒体用、液汁が出る各種加工食品
用、蒟蒻やしらたき等の水に浮遊させて加工食品用のパ
ッケージとして好適な自立性扁平袋及びその製造方法を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】[請求項1]に記載の発
明は、一枚の包材区分を折り曲げて前面部及び後面部と
の間に二つ折りに折り畳まれる下面部ガセット体が一体
形成されているとともに、別の包材区分を縦中央線で二
つ折りにしてさらに折り線の下端を二つ折りの内側に斜
めに凹ませて下部に二股状の三角耳を有して左右の側面
部ガセット体が形成され、該側面部ガセット体が二つ折
りの折り線が内方に来るように前面部と後面部との間に
挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨いで
おり、少なくとも、左右の側面部ガセット体の両側の端
縁及び下側の端縁が前面部の側縁と後面部の側縁と下面
部ガセット体の端縁に三角耳の折り返し下端の幅で包材
同士を接続するヒートシールリブが形成されていること
を特徴とする自立性扁平袋を提供するものである。
明は、一枚の包材区分を折り曲げて前面部及び後面部と
の間に二つ折りに折り畳まれる下面部ガセット体が一体
形成されているとともに、別の包材区分を縦中央線で二
つ折りにしてさらに折り線の下端を二つ折りの内側に斜
めに凹ませて下部に二股状の三角耳を有して左右の側面
部ガセット体が形成され、該側面部ガセット体が二つ折
りの折り線が内方に来るように前面部と後面部との間に
挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨いで
おり、少なくとも、左右の側面部ガセット体の両側の端
縁及び下側の端縁が前面部の側縁と後面部の側縁と下面
部ガセット体の端縁に三角耳の折り返し下端の幅で包材
同士を接続するヒートシールリブが形成されていること
を特徴とする自立性扁平袋を提供するものである。
【0007】[請求項2]に記載の発明は、一枚の包材
区分を折り曲げて前面部及び後面部との間に二つ折りに
折り畳まれる下面部ガセット体が一体形成されていると
ともに、別の包材区分を縦中央線で二つ折りにしてさら
に折り線の下端を二つ折りの内側に45度となるように
凹ませて下部に二股状の三角耳を有しさらに各三角耳の
下端を水平線を折り線として内側上方へ折り返して左右
の側面部ガセット体が形成され、該側面部ガセット体が
二つ折りの折り線が内方に来るように前面部と後面部と
の間に挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を
跨いでおりかつ各三角耳の下端が下面部ガセット体と前
面部又は後面部との折り線に内接して、少なくとも、左
右の側面部ガセット体の両側の端縁及び下側の端縁が前
面部の側縁と後面部の側縁と下面部ガセット体の端縁に
三角耳の折り返し下端の幅で包材同士を接続するヒート
シールリブが形成されていることを特徴とする自立性扁
平袋を提供するものである。
区分を折り曲げて前面部及び後面部との間に二つ折りに
折り畳まれる下面部ガセット体が一体形成されていると
ともに、別の包材区分を縦中央線で二つ折りにしてさら
に折り線の下端を二つ折りの内側に45度となるように
凹ませて下部に二股状の三角耳を有しさらに各三角耳の
下端を水平線を折り線として内側上方へ折り返して左右
の側面部ガセット体が形成され、該側面部ガセット体が
二つ折りの折り線が内方に来るように前面部と後面部と
の間に挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を
跨いでおりかつ各三角耳の下端が下面部ガセット体と前
面部又は後面部との折り線に内接して、少なくとも、左
右の側面部ガセット体の両側の端縁及び下側の端縁が前
面部の側縁と後面部の側縁と下面部ガセット体の端縁に
三角耳の折り返し下端の幅で包材同士を接続するヒート
シールリブが形成されていることを特徴とする自立性扁
平袋を提供するものである。
【0008】[請求項3]に記載の発明は、一枚の包材
区分を折り曲げて前面部及び後面部との間に二つ折りに
折り畳まれる下面部ガセット体が一体形成されていると
ともに、別の包材区分を縦中央線で二つ折りにしてさら
に折り線の下端を二つ折りの内側に45度となるように
凹ませて下部に二股状の三角耳を有しさらに各三角耳の
下端を水平線より切除して左右の側面部ガセット体が形
成され、該側面部ガセット体が二つ折りの折り線が内方
に来るように前面部と後面部との間に挟み込まれ二股状
の三角耳が下面部ガセット体を跨いでおりかつ各三角耳
の下端が下面部ガセット体と前面部又は後面部との折り
線に内接して、少なくとも、左右の側面部ガセット体の
両側の端縁及び下側の端縁が前面部の側縁と後面部の側
縁と下面部ガセット体の端縁に三角耳の切除下端の幅で
包材同士を接続するヒートシールリブが形成されている
ことを特徴とする自立性扁平袋を提供するものである。
区分を折り曲げて前面部及び後面部との間に二つ折りに
折り畳まれる下面部ガセット体が一体形成されていると
ともに、別の包材区分を縦中央線で二つ折りにしてさら
に折り線の下端を二つ折りの内側に45度となるように
凹ませて下部に二股状の三角耳を有しさらに各三角耳の
下端を水平線より切除して左右の側面部ガセット体が形
成され、該側面部ガセット体が二つ折りの折り線が内方
に来るように前面部と後面部との間に挟み込まれ二股状
の三角耳が下面部ガセット体を跨いでおりかつ各三角耳
の下端が下面部ガセット体と前面部又は後面部との折り
線に内接して、少なくとも、左右の側面部ガセット体の
両側の端縁及び下側の端縁が前面部の側縁と後面部の側
縁と下面部ガセット体の端縁に三角耳の切除下端の幅で
包材同士を接続するヒートシールリブが形成されている
ことを特徴とする自立性扁平袋を提供するものである。
【0009】[請求項4]に記載の発明は、一枚の包材
区分を折り曲げて二袋分の前面部及び後面部との間に二
つ折りに折り畳まれる二袋分の下面部ガセット体が一体
形成されているとともに、別の包材区分を縦中央線で二
つ折りにしてさらに折り線の下端を二つ折りの内側に斜
めに凹ませて下部に二股状の三角耳を有して左右の側面
部ガセット体が形成され、該側面部ガセット体が二つ折
りの折り線が内方に来るように前面部と後面部との間に
挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨いで
おり、又、扁平筒の下端両角を凹ませて二袋分の二股状
の三角耳を有して中央壁ガセット体が形成され、該中央
壁ガセット体が二つ折りの折り線が内方に来るように前
面部と後面部との間に挟み込まれ二袋分の二股状の三角
耳が下面部ガセット体を跨いでおり、少なくとも、左右
の側面部ガセット体の両側の端縁及び下側の端縁が前面
部の側縁と後面部の側縁と下面部ガセット体の端縁に三
角耳の折り返し下端の幅で包材同士を接続するヒートシ
ールリブが形成されているとともに、中央壁ガセット体
の幅中央帯状部分が前面部と後面部と下面部ガセット体
にヒートシール接続されていることを特徴とする自立性
扁平袋を提供するものである。
区分を折り曲げて二袋分の前面部及び後面部との間に二
つ折りに折り畳まれる二袋分の下面部ガセット体が一体
形成されているとともに、別の包材区分を縦中央線で二
つ折りにしてさらに折り線の下端を二つ折りの内側に斜
めに凹ませて下部に二股状の三角耳を有して左右の側面
部ガセット体が形成され、該側面部ガセット体が二つ折
りの折り線が内方に来るように前面部と後面部との間に
挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨いで
おり、又、扁平筒の下端両角を凹ませて二袋分の二股状
の三角耳を有して中央壁ガセット体が形成され、該中央
壁ガセット体が二つ折りの折り線が内方に来るように前
面部と後面部との間に挟み込まれ二袋分の二股状の三角
耳が下面部ガセット体を跨いでおり、少なくとも、左右
の側面部ガセット体の両側の端縁及び下側の端縁が前面
部の側縁と後面部の側縁と下面部ガセット体の端縁に三
角耳の折り返し下端の幅で包材同士を接続するヒートシ
ールリブが形成されているとともに、中央壁ガセット体
の幅中央帯状部分が前面部と後面部と下面部ガセット体
にヒートシール接続されていることを特徴とする自立性
扁平袋を提供するものである。
【0010】[請求項5]に記載の発明は、前面部と下
面部と後面部の合計の大きさに相当する一枚の包材を中
程の下面部相当部分の中央で二つ折りにして三面構成用
半折体とするとともに、該三面構成用半折体の前面部相
当部分と後面部相当部分の間でかつ幅方向両側に側面部
構成用包材を二つ折りにした左右一対の側面部構成用半
折体を挟入し、前面部相当部分と後面部相当部分の両側
の端縁と左右の側面部構成用半折体の両側の端縁とをヒ
ートシールリブで接合してなる袋前駆体を作り、次い
で、袋前駆体の下端より後面部の前後面方向の寸法に等
しい上方位置において前面部相当部分と後面部相当部分
が離れないように扁平拘束板で押え付けて、下面部相当
部分を開くとともに、左右の側面部構成用半折体の扁平
拘束板より下側部分を三角ポケットを形成するように展
開し、次いで、底面部相当部分を二つ折りにして下面部
ガセット体として前面部相当部分と後面部相当部分の間
に挟み込み、前面部相当部分と後面部相当部分をそれぞ
れ前面部と後面部として画し、同時に側面部構成用半折
体の前記三角ポケットを二つ折りとして下面部ガセット
体の両端を跨いでいる二股状の三角耳とし、次いで、両
側の二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨いだ状態の
端縁同士の重なり部分に対して両側一対のボトムサイド
ヒートシーラーを閉じて側面部ガセット体の両側の端縁
と前面部の側縁部と後面部の側縁部とをヒートシールリ
ブで接続するとともに側面部ガセット体の下側の端縁と
下面部ガセット体の端縁とをヒートシールリブで接続す
ることを特徴とする自立性扁平袋の製造方法を提供する
ものである。
面部と後面部の合計の大きさに相当する一枚の包材を中
程の下面部相当部分の中央で二つ折りにして三面構成用
半折体とするとともに、該三面構成用半折体の前面部相
当部分と後面部相当部分の間でかつ幅方向両側に側面部
構成用包材を二つ折りにした左右一対の側面部構成用半
折体を挟入し、前面部相当部分と後面部相当部分の両側
の端縁と左右の側面部構成用半折体の両側の端縁とをヒ
ートシールリブで接合してなる袋前駆体を作り、次い
で、袋前駆体の下端より後面部の前後面方向の寸法に等
しい上方位置において前面部相当部分と後面部相当部分
が離れないように扁平拘束板で押え付けて、下面部相当
部分を開くとともに、左右の側面部構成用半折体の扁平
拘束板より下側部分を三角ポケットを形成するように展
開し、次いで、底面部相当部分を二つ折りにして下面部
ガセット体として前面部相当部分と後面部相当部分の間
に挟み込み、前面部相当部分と後面部相当部分をそれぞ
れ前面部と後面部として画し、同時に側面部構成用半折
体の前記三角ポケットを二つ折りとして下面部ガセット
体の両端を跨いでいる二股状の三角耳とし、次いで、両
側の二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨いだ状態の
端縁同士の重なり部分に対して両側一対のボトムサイド
ヒートシーラーを閉じて側面部ガセット体の両側の端縁
と前面部の側縁部と後面部の側縁部とをヒートシールリ
ブで接続するとともに側面部ガセット体の下側の端縁と
下面部ガセット体の端縁とをヒートシールリブで接続す
ることを特徴とする自立性扁平袋の製造方法を提供する
ものである。
【0011】[請求項6]に記載の発明は、幅寸法が前
面部の丈と後面部の丈と下面部の前後面方向の寸法との
合計値である連続する包材をフォーマーに掛けて二つ折
りにして三面構成用半折連続体として、該三面構成用半
折連続体を製袋しょうとする袋の幅ピッチで間欠走行
し、各間欠停止時に、幅中央より二分すると[請求項
5]に記載の側面部構成用半折体を対称的に二個取りで
きる扁平筒を、三面構成用半折連続体に挟入して、扁平
筒の両面幅中央を三面構成用半折連続体の内面に溶着し
て、さらに三面構成用半折連続体を扁平筒との溶着部の
幅中央より横にカットして、[請求項5]に記載の三面
構成用半折体に左右一対の側面部構成用半折体を挟入し
てなる形態とすることを特徴とする[請求項5]に記載
の自立性扁平袋の製造方法を提供するものである。
面部の丈と後面部の丈と下面部の前後面方向の寸法との
合計値である連続する包材をフォーマーに掛けて二つ折
りにして三面構成用半折連続体として、該三面構成用半
折連続体を製袋しょうとする袋の幅ピッチで間欠走行
し、各間欠停止時に、幅中央より二分すると[請求項
5]に記載の側面部構成用半折体を対称的に二個取りで
きる扁平筒を、三面構成用半折連続体に挟入して、扁平
筒の両面幅中央を三面構成用半折連続体の内面に溶着し
て、さらに三面構成用半折連続体を扁平筒との溶着部の
幅中央より横にカットして、[請求項5]に記載の三面
構成用半折体に左右一対の側面部構成用半折体を挟入し
てなる形態とすることを特徴とする[請求項5]に記載
の自立性扁平袋の製造方法を提供するものである。
【0012】[請求項7]に記載の発明は、幅寸法が前
面部の丈と後面部の丈と下面部の前後面方向の寸法との
合計値である連続する包材を三角フォーマーに掛けて二
つ折りにして三面構成用半折連続体として、該三面構成
用半折連続体を製袋しょうとする袋の幅ピッチで間欠走
行し、各間欠停止時に、幅中央より二分すると側面部構
成用半折体を対称的に二個取りできる扁平筒を、三面構
成用半折連続体に挟入して、扁平筒の両面幅中央の数ヶ
所を三面構成用半折連続体の内面に溶着し、次いで、扁
平筒の内端よりも外端側の所要位置において三面構成用
半折連続体の前面部相当部分と後面部相当部分が離れな
いように扁平拘束ガイドで押えるとともに、前記三角フ
ォーマーに支持され三面構成用半折連続体の下面部相当
部分の内側に延在するボトムガセット形成用フォーマー
により、三面構成用半折連続体の下面部相当部分を平面
展開するとともに内方の扁平筒の下部両隅を扁平面に垂
直方向に開いて左右対称の直角三角形ポケット形状に展
開し、次いで、三面構成用半折連続体の下面部相当部分
を二つ折りに折り畳んで下面部ガセット体とするととも
に前面部相当部分と後面部相当部分をそれぞれ前面部と
後面部とし、同時に扁平筒の下部両隅の前記三角形ケッ
トを二つ折りとして下面部ガセット体の両端を跨いでい
る二股状の三角耳とし、もって、扁平筒を隣接二個取り
用側面部ガセット体とし、次いで、扁平筒の幅中央に対
応して両側一対のサイドヒートシーラーを閉じて前面部
と隣接二個取り用側面部ガセット体と下面部ガセット体
と後面部とをサイドヒートシールリブで接続し、サイド
ヒートシールリブの幅中央でカッターによりカットする
ことを特徴とする自立性扁平袋の製造方法を提供するも
のである。
面部の丈と後面部の丈と下面部の前後面方向の寸法との
合計値である連続する包材を三角フォーマーに掛けて二
つ折りにして三面構成用半折連続体として、該三面構成
用半折連続体を製袋しょうとする袋の幅ピッチで間欠走
行し、各間欠停止時に、幅中央より二分すると側面部構
成用半折体を対称的に二個取りできる扁平筒を、三面構
成用半折連続体に挟入して、扁平筒の両面幅中央の数ヶ
所を三面構成用半折連続体の内面に溶着し、次いで、扁
平筒の内端よりも外端側の所要位置において三面構成用
半折連続体の前面部相当部分と後面部相当部分が離れな
いように扁平拘束ガイドで押えるとともに、前記三角フ
ォーマーに支持され三面構成用半折連続体の下面部相当
部分の内側に延在するボトムガセット形成用フォーマー
により、三面構成用半折連続体の下面部相当部分を平面
展開するとともに内方の扁平筒の下部両隅を扁平面に垂
直方向に開いて左右対称の直角三角形ポケット形状に展
開し、次いで、三面構成用半折連続体の下面部相当部分
を二つ折りに折り畳んで下面部ガセット体とするととも
に前面部相当部分と後面部相当部分をそれぞれ前面部と
後面部とし、同時に扁平筒の下部両隅の前記三角形ケッ
トを二つ折りとして下面部ガセット体の両端を跨いでい
る二股状の三角耳とし、もって、扁平筒を隣接二個取り
用側面部ガセット体とし、次いで、扁平筒の幅中央に対
応して両側一対のサイドヒートシーラーを閉じて前面部
と隣接二個取り用側面部ガセット体と下面部ガセット体
と後面部とをサイドヒートシールリブで接続し、サイド
ヒートシールリブの幅中央でカッターによりカットする
ことを特徴とする自立性扁平袋の製造方法を提供するも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、請求項1の自立性扁平袋の
権利範囲に含まれるものであって、具体的には、請求項
2に記載の発明の実施の形態である自立性扁平袋につい
て図1を参照して説明する。図1(a)は自立性扁平袋の
分解図、図1(b)は自立性扁平袋の正面図、図1(c)は左
側面図、図1(d)は右側面図、図1(e)は図1(b)におけ
るIe−Ie断面図、図1(f)は図1(b)におけるIf−If
断面図、図1(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、
図1(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示
す。この自立性扁平袋P1は、図1(a)に示すように、前
面部と下面部と後面部を構成するための一枚の包材区分
を折り曲げて前面部1及び後面部3との間に二つ折りに
折り畳まれる下面部ガセット体2が一体形成されている
とともに、側面部を構成するための各別の包材区分を縦
中央線で二つ折りにしてさらに折り線4a,5aの下端を
二つ折りの内側に45度となるように凹ませて下部に二
股状の三角耳4b,5bを有しさらに各三角耳の下端4c,
5cを水平線を折り線として内側上方へ折り返して側面
部ガセット体4,5が形成され、図1(b)〜(f)に示すよ
うに、該側面部ガセット体4,5の二つ折りの折り線4
a,5aが内方に来るように前面部1と後面部3との間に
挟み込まれ二股状の三角耳4b,5bが下面部ガセット体
2を跨いでおりかつ各三角耳の下端が下面部ガセット体
2と前面部1又は後面部3との折り線6,7に一致し
て、左右の側面部ガセット体4,5の両側の端縁及び下
側の端縁が前面部1の側縁と後面部3の側縁と下面部ガ
セット体2の端縁に三角耳4b,5bの折り返し下端の幅
Cに等しい幅D(=C)で包材同士を接続するヒートシ
ールリブ8,9が形成されて成る。この自立性扁平袋P1
は、図1(g)に示すように、前面部1と後面部3を平行
に開いていくと、左右の側面部ガセット体4,5と下面
部ガセット体2が平面展開していき、完全な開袋状態で
は、図1(h)に示すように、前面部1と下面部2と後面
部3と左右の側面部4A,5Aとで直方体の容積を有
し、左右の側面部ガセット体4,5の両側の端縁と前面
部1の側縁と後面部3の側縁を包材同士を接続している
ヒートシールリブ8,9が保形性・外観性を良好に成ら
しめており、左右の側面部4',5'の下側の端縁と下面
部2'の端縁を接続しているヒートシールリブ8,9が水
平に延びて下面部2'のどこにもヒートシールリブが垂
下していないフルフラットとなり着座性・自立性を極め
て良好に成らしめており、三角耳耳4b,5bの折返し端
縁4c,5cが四隅に来てヒートシールリブ8,9にサンド
イッチされて完全密封が確保され、コーナー部が内方へ
引っ張られることがなくヒートシールリブ8,9のコー
ナーが綺麗な直角になるパッケージになり、従来の一枚
包材で下面部ができていてかつヒートシールリブが垂下
する角底の自立性包装袋に比べて着座性、自立性・形態
性が格段に良好である。この自立性扁平袋P1は、製袋
寸法の誤差により、三角耳4b,5bの折り返し下端の幅
Cとヒートシールリブ8,9の幅Dが若干相違しても三
角耳の折返し端縁4c,5cがヒートシールリブ8,9にサ
ンドイッチされているので、コーナー部のシール性が十
分に確保されたパッケージになる。従って、この自立性
扁平袋P1を溶剤等が透過できない積層包材を用いて構
成し、かつ、ヒートシールリブ8,9の幅Dを溶剤等が
透過できない寸法に採れば、塊状物や粉粒体は勿論のこ
と、液体や粘性体のパッケージとして好適である。又、
この自立性扁平袋P1は、袋開口を閉じないで並べる各
種のお惣菜等の液汁が出る加工食品の軟包装容器として
も好適である。薄くて腰がなく折り線が出にくい包材を
用いるときには、前面部1と下面部ガセット体2との折
り線6、及び後面部3と下面部ガセット体2との折り線
7に、開袋したときに実質的に上げ底を形成しない弱小
寸法、例えば2mm幅のヒートシールリブを形成するこ
とができる。この場合のヒートシールリブは、袋にタイ
ト性を付与することができ、リブ丈が短いから下面部
2'が実質的にフルフラットな状態を確保できる。
権利範囲に含まれるものであって、具体的には、請求項
2に記載の発明の実施の形態である自立性扁平袋につい
て図1を参照して説明する。図1(a)は自立性扁平袋の
分解図、図1(b)は自立性扁平袋の正面図、図1(c)は左
側面図、図1(d)は右側面図、図1(e)は図1(b)におけ
るIe−Ie断面図、図1(f)は図1(b)におけるIf−If
断面図、図1(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、
図1(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示
す。この自立性扁平袋P1は、図1(a)に示すように、前
面部と下面部と後面部を構成するための一枚の包材区分
を折り曲げて前面部1及び後面部3との間に二つ折りに
折り畳まれる下面部ガセット体2が一体形成されている
とともに、側面部を構成するための各別の包材区分を縦
中央線で二つ折りにしてさらに折り線4a,5aの下端を
二つ折りの内側に45度となるように凹ませて下部に二
股状の三角耳4b,5bを有しさらに各三角耳の下端4c,
5cを水平線を折り線として内側上方へ折り返して側面
部ガセット体4,5が形成され、図1(b)〜(f)に示すよ
うに、該側面部ガセット体4,5の二つ折りの折り線4
a,5aが内方に来るように前面部1と後面部3との間に
挟み込まれ二股状の三角耳4b,5bが下面部ガセット体
2を跨いでおりかつ各三角耳の下端が下面部ガセット体
2と前面部1又は後面部3との折り線6,7に一致し
て、左右の側面部ガセット体4,5の両側の端縁及び下
側の端縁が前面部1の側縁と後面部3の側縁と下面部ガ
セット体2の端縁に三角耳4b,5bの折り返し下端の幅
Cに等しい幅D(=C)で包材同士を接続するヒートシ
ールリブ8,9が形成されて成る。この自立性扁平袋P1
は、図1(g)に示すように、前面部1と後面部3を平行
に開いていくと、左右の側面部ガセット体4,5と下面
部ガセット体2が平面展開していき、完全な開袋状態で
は、図1(h)に示すように、前面部1と下面部2と後面
部3と左右の側面部4A,5Aとで直方体の容積を有
し、左右の側面部ガセット体4,5の両側の端縁と前面
部1の側縁と後面部3の側縁を包材同士を接続している
ヒートシールリブ8,9が保形性・外観性を良好に成ら
しめており、左右の側面部4',5'の下側の端縁と下面
部2'の端縁を接続しているヒートシールリブ8,9が水
平に延びて下面部2'のどこにもヒートシールリブが垂
下していないフルフラットとなり着座性・自立性を極め
て良好に成らしめており、三角耳耳4b,5bの折返し端
縁4c,5cが四隅に来てヒートシールリブ8,9にサンド
イッチされて完全密封が確保され、コーナー部が内方へ
引っ張られることがなくヒートシールリブ8,9のコー
ナーが綺麗な直角になるパッケージになり、従来の一枚
包材で下面部ができていてかつヒートシールリブが垂下
する角底の自立性包装袋に比べて着座性、自立性・形態
性が格段に良好である。この自立性扁平袋P1は、製袋
寸法の誤差により、三角耳4b,5bの折り返し下端の幅
Cとヒートシールリブ8,9の幅Dが若干相違しても三
角耳の折返し端縁4c,5cがヒートシールリブ8,9にサ
ンドイッチされているので、コーナー部のシール性が十
分に確保されたパッケージになる。従って、この自立性
扁平袋P1を溶剤等が透過できない積層包材を用いて構
成し、かつ、ヒートシールリブ8,9の幅Dを溶剤等が
透過できない寸法に採れば、塊状物や粉粒体は勿論のこ
と、液体や粘性体のパッケージとして好適である。又、
この自立性扁平袋P1は、袋開口を閉じないで並べる各
種のお惣菜等の液汁が出る加工食品の軟包装容器として
も好適である。薄くて腰がなく折り線が出にくい包材を
用いるときには、前面部1と下面部ガセット体2との折
り線6、及び後面部3と下面部ガセット体2との折り線
7に、開袋したときに実質的に上げ底を形成しない弱小
寸法、例えば2mm幅のヒートシールリブを形成するこ
とができる。この場合のヒートシールリブは、袋にタイ
ト性を付与することができ、リブ丈が短いから下面部
2'が実質的にフルフラットな状態を確保できる。
【0014】図2(a)に示す自立性扁平袋P2,P3,P4,
P5は、請求項1の発明の権利範囲に含まれるものであ
って、より具体的には、請求項2に記載の発明の変形例
である。なお、図1に示す自立性扁平袋P1と同一の符
号を付して詳しい説明は省略する。図2(a)に示す自立
性扁平袋P2は、図1に示す自立性扁平袋にジッパーG
を付けたものであり側面部ガセット体4,5は袋開口で
は後面部側の半分が後面側に密着シールされている。図
2(b) に示す自立性扁平袋P3は、側面部ガセット体4,
5の高さ寸法を袋の高さよりも所要寸法短くして側面部
ガセット体4,5よりも上側ではヒートシールしないよ
うにして他部分のヒートシールリブを先行形成し、前面
部と後面部を開いてジッパーGを前面部と側面部ガセッ
ト体との間に挟入し、ジッパーGのウエブを前面部と後
面部の内面に溶着しかつ側面部ガセット体4,5の上端
を含む上側の側縁にヒートシールリブを形成したもので
ある。図2(c) に示す自立性扁平袋P4は、側面部ガセ
ット体4,5の高さ寸法を袋の高さよりも所要寸法短く
してかつ二つ折り線の上部を二つ折りの間に傾斜して凹
むように折り込んで折り込みの三角形部分をヒートシー
ルして、該側面部ガセット体4,5を前面部と後面部の
間に挟入し、側面部ガセット体4,5よりも上側ではヒ
ートシールしないようにして他部分のヒートシールリブ
を先行形成し、前面部と後面部を開いてジッパーGを挟
入し、ジッパーGのウエブを前面部と後面部の内面に溶
着しかつ側面部ガセット体4,5の上端を含む上側の側
縁にヒートシールリブを形成したものである。図2(d)
に示す自立性扁平袋P5は、図1に示す自立性扁平袋の
袋開口側の両隅を切除するトリミングを行なってボトル
に適した形状にしてからひねり破壊キャップが付いてい
ないスパウトQを取付けたものである。上記のジッパー
又はスパウトは、製造装置のインライン又はアウトライ
ンで付設する。又、本願発明は、袋開口に所要のヒート
シール又はトリミングカットを行って狭窄出口を形成し
たり、ミシン目状ハーフカットやカットテープの張込み
等による易開封機能を備えたり、或いは電子レンジの加
熱により内部に蒸気が発生して内圧が高まりシールが剥
離して蒸気を逃がし袋の破裂を回避するシールは剥離部
を有する自立性扁平袋を含むものである。
P5は、請求項1の発明の権利範囲に含まれるものであ
って、より具体的には、請求項2に記載の発明の変形例
である。なお、図1に示す自立性扁平袋P1と同一の符
号を付して詳しい説明は省略する。図2(a)に示す自立
性扁平袋P2は、図1に示す自立性扁平袋にジッパーG
を付けたものであり側面部ガセット体4,5は袋開口で
は後面部側の半分が後面側に密着シールされている。図
2(b) に示す自立性扁平袋P3は、側面部ガセット体4,
5の高さ寸法を袋の高さよりも所要寸法短くして側面部
ガセット体4,5よりも上側ではヒートシールしないよ
うにして他部分のヒートシールリブを先行形成し、前面
部と後面部を開いてジッパーGを前面部と側面部ガセッ
ト体との間に挟入し、ジッパーGのウエブを前面部と後
面部の内面に溶着しかつ側面部ガセット体4,5の上端
を含む上側の側縁にヒートシールリブを形成したもので
ある。図2(c) に示す自立性扁平袋P4は、側面部ガセ
ット体4,5の高さ寸法を袋の高さよりも所要寸法短く
してかつ二つ折り線の上部を二つ折りの間に傾斜して凹
むように折り込んで折り込みの三角形部分をヒートシー
ルして、該側面部ガセット体4,5を前面部と後面部の
間に挟入し、側面部ガセット体4,5よりも上側ではヒ
ートシールしないようにして他部分のヒートシールリブ
を先行形成し、前面部と後面部を開いてジッパーGを挟
入し、ジッパーGのウエブを前面部と後面部の内面に溶
着しかつ側面部ガセット体4,5の上端を含む上側の側
縁にヒートシールリブを形成したものである。図2(d)
に示す自立性扁平袋P5は、図1に示す自立性扁平袋の
袋開口側の両隅を切除するトリミングを行なってボトル
に適した形状にしてからひねり破壊キャップが付いてい
ないスパウトQを取付けたものである。上記のジッパー
又はスパウトは、製造装置のインライン又はアウトライ
ンで付設する。又、本願発明は、袋開口に所要のヒート
シール又はトリミングカットを行って狭窄出口を形成し
たり、ミシン目状ハーフカットやカットテープの張込み
等による易開封機能を備えたり、或いは電子レンジの加
熱により内部に蒸気が発生して内圧が高まりシールが剥
離して蒸気を逃がし袋の破裂を回避するシールは剥離部
を有する自立性扁平袋を含むものである。
【0015】次に、請求項1の自立性扁平袋の権利範囲
に含まれるものであって、具体的には、請求項3に記載
の発明の実施の形態である自立性扁平袋について図3を
参照して説明する。図3(a)は自立性扁平袋の分解図、
図3(b)は自立性扁平袋の正面図、図3(c)は左側面図、
図3(d)は右側面図、図3(e)は図3(b)におけるIIIe−I
IIe断面図、図3(f)は図3(b)におけるIIIf−IIIf断面
図、図3(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、図3
(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示す。こ
の自立性扁平袋P6は、図3(a)に示すように、前面部と
下面部と後面部を構成するための一枚の包材区分を折り
曲げて前面部1及び後面部3との間に二つ折りに折り畳
まれる下面部ガセット体2が一体形成されているととも
に、側面部を構成するための各別の包材区分を縦中央線
で二つ折りにしてさらに折り線4a,5aの下端を二つ折
りの内側に45度となるように凹ませて下部に二股状の
三角耳4b,5bを有しさらに各三角耳の下端4c,5cを水
平線を折り線として内側上方へ折り返して側面部ガセッ
ト体4,5が形成され、図3(b)〜(f)に示すように、該
側面部ガセット体4,5の二つ折りの折り線4a,5aが内
方に来るように前面部1と後面部3との間に挟み込まれ
二股状の三角耳4b,5bが下面部ガセット体2を跨いで
おりかつ各三角耳の下端が下面部ガセット体2と前面部
1又は後面部3との折り線6,7に一致して、左右の側
面部ガセット体4,5の両側の端縁及び下側の端縁が前
面部1の側縁と後面部3の側縁と下面部ガセット体2の
端縁に三角耳4b,5bの切除下端4d,5dの幅Cに等しい
幅D(=C)で包材同士を接続するヒートシールリブ
8,9が形成されて成る。この自立性扁平袋P6は、図3
(g)に示すように、前面部1と後面部3を平行に開いて
いくと、左右の側面部ガセット体4,5と下面部ガセッ
ト体2が平面展開していき、完全な開袋状態では、図1
(h)に示すように、前面部1と下面部2と後面部3と左
右の側面部4A,5Aとで直方体の容積を有し、左右の
側面部ガセット体4,5の両側の端縁と前面部1の側縁
と後面部3の側縁を包材同士を接続しているヒートシー
ルリブ8,9が保形性・外観性を良好に成らしめてお
り、左右の側面部4',5'の下側の端縁と下面部2'の端
縁を接続しているヒートシールリブ8,9が水平に延び
て下面部2'のどこにもヒートシールリブが垂下してい
ないフルフラットとなり着座性・自立性を極めて良好に
成らしめており、三角耳4b,5bの切除下端4d,5dが四
隅に来てヒートシールリブ8,9にサンドイッチされ
て、コーナー部が内方へ引っ張られることがなくヒート
シールリブ8,9のコーナーが綺麗な直角になるパッケ
ージになる。この自立性扁平袋P6は、製袋寸法の誤差
により、三角耳4b,5bの折り返し下端の幅Cよりもヒ
ートシールリブ8,9の幅Dが僅かでも大きくなるとき
には、図3(h)に示すように、直方体の容積を形成する
ように開袋したときに、下面部の四隅にピンホールがで
きてしまうが、前面部1と下面部ガセット体2と後面部
3とが一枚の包材で出来ていて底抜けする惧れがないの
で、酒ビンを包装する丈長の袋に好適である。その他、
ガスバリヤー性が必要ではない塊状物等のパッケージや
ショッピングバッグとしても適している。しかし、図3
(b)に示す扁平状態で下端両隅を45度の斜めになるよ
うに2〜3mm内方へヒートシールを施すと、下面部の
四隅にピンホールが生じる惧れがなくなり、液体、粉
体、ガスバリヤー性が必要な被包装品のパッケージとし
て適することになる。この場合は、図3(h)に示すよう
に、直方体の容積を形成するように開袋したときに、四
隅が僅かに内方へ引っ張られヒートシールリブ8,9の
コーナーの直角が出なくなるが、下面部2'が実質的に
フルフラットな状態を確保でき、従来の一枚包材で下面
部ができていてかつヒートシールリブが垂下する角底の
自立性包装袋に比べて着座性、自立性・形態性が格段に
良好である。又、前面部1と下面部ガセット体2との折
り線6、及び後面部3と下面部ガセット体2との折り線
7に、開袋したときに実質的に上げ底を形成しない弱小
寸法、例えば2〜3mm幅のヒートシールリブを形成す
ると、図3(h)に示すように、直方体の容積を形成する
ように開袋したときに、下面部2'の四隅にピンホール
が生じる惧れがなくなり、この場合には、着座性、自立
性が良く、形態が良好であり、液体、粉体、ガスバリヤ
ー性が必要な被包装品のパッケージとして好適である。
この場合のヒートシールリブは、袋にタイト性を付与す
ることができ、しかも、リブ丈が短いから下面部2'が
実質的にフルフラットな状態を確保できる。
に含まれるものであって、具体的には、請求項3に記載
の発明の実施の形態である自立性扁平袋について図3を
参照して説明する。図3(a)は自立性扁平袋の分解図、
図3(b)は自立性扁平袋の正面図、図3(c)は左側面図、
図3(d)は右側面図、図3(e)は図3(b)におけるIIIe−I
IIe断面図、図3(f)は図3(b)におけるIIIf−IIIf断面
図、図3(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、図3
(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示す。こ
の自立性扁平袋P6は、図3(a)に示すように、前面部と
下面部と後面部を構成するための一枚の包材区分を折り
曲げて前面部1及び後面部3との間に二つ折りに折り畳
まれる下面部ガセット体2が一体形成されているととも
に、側面部を構成するための各別の包材区分を縦中央線
で二つ折りにしてさらに折り線4a,5aの下端を二つ折
りの内側に45度となるように凹ませて下部に二股状の
三角耳4b,5bを有しさらに各三角耳の下端4c,5cを水
平線を折り線として内側上方へ折り返して側面部ガセッ
ト体4,5が形成され、図3(b)〜(f)に示すように、該
側面部ガセット体4,5の二つ折りの折り線4a,5aが内
方に来るように前面部1と後面部3との間に挟み込まれ
二股状の三角耳4b,5bが下面部ガセット体2を跨いで
おりかつ各三角耳の下端が下面部ガセット体2と前面部
1又は後面部3との折り線6,7に一致して、左右の側
面部ガセット体4,5の両側の端縁及び下側の端縁が前
面部1の側縁と後面部3の側縁と下面部ガセット体2の
端縁に三角耳4b,5bの切除下端4d,5dの幅Cに等しい
幅D(=C)で包材同士を接続するヒートシールリブ
8,9が形成されて成る。この自立性扁平袋P6は、図3
(g)に示すように、前面部1と後面部3を平行に開いて
いくと、左右の側面部ガセット体4,5と下面部ガセッ
ト体2が平面展開していき、完全な開袋状態では、図1
(h)に示すように、前面部1と下面部2と後面部3と左
右の側面部4A,5Aとで直方体の容積を有し、左右の
側面部ガセット体4,5の両側の端縁と前面部1の側縁
と後面部3の側縁を包材同士を接続しているヒートシー
ルリブ8,9が保形性・外観性を良好に成らしめてお
り、左右の側面部4',5'の下側の端縁と下面部2'の端
縁を接続しているヒートシールリブ8,9が水平に延び
て下面部2'のどこにもヒートシールリブが垂下してい
ないフルフラットとなり着座性・自立性を極めて良好に
成らしめており、三角耳4b,5bの切除下端4d,5dが四
隅に来てヒートシールリブ8,9にサンドイッチされ
て、コーナー部が内方へ引っ張られることがなくヒート
シールリブ8,9のコーナーが綺麗な直角になるパッケ
ージになる。この自立性扁平袋P6は、製袋寸法の誤差
により、三角耳4b,5bの折り返し下端の幅Cよりもヒ
ートシールリブ8,9の幅Dが僅かでも大きくなるとき
には、図3(h)に示すように、直方体の容積を形成する
ように開袋したときに、下面部の四隅にピンホールがで
きてしまうが、前面部1と下面部ガセット体2と後面部
3とが一枚の包材で出来ていて底抜けする惧れがないの
で、酒ビンを包装する丈長の袋に好適である。その他、
ガスバリヤー性が必要ではない塊状物等のパッケージや
ショッピングバッグとしても適している。しかし、図3
(b)に示す扁平状態で下端両隅を45度の斜めになるよ
うに2〜3mm内方へヒートシールを施すと、下面部の
四隅にピンホールが生じる惧れがなくなり、液体、粉
体、ガスバリヤー性が必要な被包装品のパッケージとし
て適することになる。この場合は、図3(h)に示すよう
に、直方体の容積を形成するように開袋したときに、四
隅が僅かに内方へ引っ張られヒートシールリブ8,9の
コーナーの直角が出なくなるが、下面部2'が実質的に
フルフラットな状態を確保でき、従来の一枚包材で下面
部ができていてかつヒートシールリブが垂下する角底の
自立性包装袋に比べて着座性、自立性・形態性が格段に
良好である。又、前面部1と下面部ガセット体2との折
り線6、及び後面部3と下面部ガセット体2との折り線
7に、開袋したときに実質的に上げ底を形成しない弱小
寸法、例えば2〜3mm幅のヒートシールリブを形成す
ると、図3(h)に示すように、直方体の容積を形成する
ように開袋したときに、下面部2'の四隅にピンホール
が生じる惧れがなくなり、この場合には、着座性、自立
性が良く、形態が良好であり、液体、粉体、ガスバリヤ
ー性が必要な被包装品のパッケージとして好適である。
この場合のヒートシールリブは、袋にタイト性を付与す
ることができ、しかも、リブ丈が短いから下面部2'が
実質的にフルフラットな状態を確保できる。
【0016】次に、請求項1の自立性扁平袋の権利範囲
に含まれるものであって、具体的には、請求項2と3の
権利範囲に含まれない実施の形態である自立性扁平袋に
ついて図4を参照して説明する。図4(a)は自立性扁平
袋の分解図、図4(b)は自立性扁平袋の正面図、図4(c)
は左側面図、図4(d)は右側面図、図4(e)は図4(b)に
おけるIVe−IVe断面図、図4(f)は図4(b)におけるIVf
−IVf断面図、図4(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視
図、図4(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を
示す。この自立性扁平袋P7は、図4(a)に示すように、
前面部と下面部と後面部を構成するための一枚の包材区
分を折り曲げて前面部1及び後面部3との間に二つ折り
に折り畳まれる下面部ガセット体2が一体形成されてい
るとともに、側面部を構成するための各別の包材区分を
縦中央線で二つ折りにしてさらに折り線4a,5aの下端
を二つ折りの内側に45度となるように凹ませて下部に
二股状の三角耳4b,5bを有して側面部ガセット体4,5
が形成され、図4(b)〜(f)に示すように、該側面部ガセ
ット体4,5の二つ折りの折り線4a,5aが内方に来るよ
うに前面部1と後面部3との間に挟み込まれ二股状の三
角耳4b,5bが下面部ガセット体2を跨いでおりかつ各
三角耳4b,5bの下端4e,5eが下面部ガセット体2と前
面部1又は後面部3との折り線に内接して、左右の側面
部ガセット体4,5の両側の端縁及び下側の端縁が前面
部1の側縁と後面部3の側縁と下面部ガセット体2の端
縁に幅Dで包材同士を接続するヒートシールリブ8,9
が形成されているとともに、前面部1と下面部ガセット
体2との折り線、及び後面部3と下面部ガセット体2と
の折り線にヒートシールリブ10,11が形成される。
この自立性扁平袋P7は、ヒートシールリブ10,11の
幅Eをヒートシールリブ8,9の幅Dよりも例えば0.
5〜1.0mm大きく採ると、ヒートシールリブ8,9
とヒートシールリブ10,11が交差する部分に三角耳
4b,5bの下端4e,5eが必ずサンドイッチされ完全密封
が確保され、コーナー部が内方へ引っ張られることがな
くヒートシールリブ8,9のコーナーが綺麗な直角にな
るパッケージになる。ヒートシールリブ10,11は、
異なる包材区分の端縁同士を接続するものではなく包材
にヒダを付けるだけのものであるので、ヒートシールリ
ブ10,11の幅Eを例えば3mmに小さくしても強度
上全く差し支えない。ただし、コーナー部が内方へ引っ
張られないヒートシールが行なわれるようにするために
は、ヒートシールリブ8,9の幅Dをヒートシールリブ
10,11の幅Eより大きくすることができないので、
ヒートシールリブ10,11の幅Eを小さくすると、ヒ
ートシールリブ8,9の幅Dも小さくなり、ヒートシー
ルリブ8,9のシール強度(耐底抜け強度)も弱くなる
から、ヒートシールリブ8,9の幅Dを小さく採るとき
は、軽量の被包装物用のパッケージに適している。それ
でも、前面部1と下面部ガセット体2と後面部3とが一
枚の包材区分で構成されているので、耐重量強度(耐底
抜け強度)は従来の一枚包材で下面部ができていてかつ
ヒートシールリブが垂下する角底の自立性包装袋に比べ
て頗る大きいものとなる。この自立性扁平袋P7は、図
4(g)に示すように、前面部1と後面部3を平行に開い
ていくと、左右の側面部ガセット体4,5と下面部ガセ
ット体2が平面展開していき、図4(h)に示すように、
直方体の容積を有し、左右の側面部ガセット体4,5の
下側の端縁と下面部ガセット体2の端縁を接続している
ヒートシールリブ8,9が下面部2'に対して垂下せず水
平に延びて平面展開し下面部2'の前後端にヒートシー
ルリブ10,11が垂下するが、ヒートシールリブ10,
11の幅Eを小さく採ると、ヒートシールリブ10,1
1の垂下を無視でき、下面部2'が実質的にフルフラッ
トなパッケージになる。四隅には三角耳の下端4c,5c
がヒートシールリブ8,9にサンドイッチされて位置
し、コーナー部が引っ張られることがなくヒートシール
リブ8,9のコーナーの直角が良好に出る。
に含まれるものであって、具体的には、請求項2と3の
権利範囲に含まれない実施の形態である自立性扁平袋に
ついて図4を参照して説明する。図4(a)は自立性扁平
袋の分解図、図4(b)は自立性扁平袋の正面図、図4(c)
は左側面図、図4(d)は右側面図、図4(e)は図4(b)に
おけるIVe−IVe断面図、図4(f)は図4(b)におけるIVf
−IVf断面図、図4(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視
図、図4(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を
示す。この自立性扁平袋P7は、図4(a)に示すように、
前面部と下面部と後面部を構成するための一枚の包材区
分を折り曲げて前面部1及び後面部3との間に二つ折り
に折り畳まれる下面部ガセット体2が一体形成されてい
るとともに、側面部を構成するための各別の包材区分を
縦中央線で二つ折りにしてさらに折り線4a,5aの下端
を二つ折りの内側に45度となるように凹ませて下部に
二股状の三角耳4b,5bを有して側面部ガセット体4,5
が形成され、図4(b)〜(f)に示すように、該側面部ガセ
ット体4,5の二つ折りの折り線4a,5aが内方に来るよ
うに前面部1と後面部3との間に挟み込まれ二股状の三
角耳4b,5bが下面部ガセット体2を跨いでおりかつ各
三角耳4b,5bの下端4e,5eが下面部ガセット体2と前
面部1又は後面部3との折り線に内接して、左右の側面
部ガセット体4,5の両側の端縁及び下側の端縁が前面
部1の側縁と後面部3の側縁と下面部ガセット体2の端
縁に幅Dで包材同士を接続するヒートシールリブ8,9
が形成されているとともに、前面部1と下面部ガセット
体2との折り線、及び後面部3と下面部ガセット体2と
の折り線にヒートシールリブ10,11が形成される。
この自立性扁平袋P7は、ヒートシールリブ10,11の
幅Eをヒートシールリブ8,9の幅Dよりも例えば0.
5〜1.0mm大きく採ると、ヒートシールリブ8,9
とヒートシールリブ10,11が交差する部分に三角耳
4b,5bの下端4e,5eが必ずサンドイッチされ完全密封
が確保され、コーナー部が内方へ引っ張られることがな
くヒートシールリブ8,9のコーナーが綺麗な直角にな
るパッケージになる。ヒートシールリブ10,11は、
異なる包材区分の端縁同士を接続するものではなく包材
にヒダを付けるだけのものであるので、ヒートシールリ
ブ10,11の幅Eを例えば3mmに小さくしても強度
上全く差し支えない。ただし、コーナー部が内方へ引っ
張られないヒートシールが行なわれるようにするために
は、ヒートシールリブ8,9の幅Dをヒートシールリブ
10,11の幅Eより大きくすることができないので、
ヒートシールリブ10,11の幅Eを小さくすると、ヒ
ートシールリブ8,9の幅Dも小さくなり、ヒートシー
ルリブ8,9のシール強度(耐底抜け強度)も弱くなる
から、ヒートシールリブ8,9の幅Dを小さく採るとき
は、軽量の被包装物用のパッケージに適している。それ
でも、前面部1と下面部ガセット体2と後面部3とが一
枚の包材区分で構成されているので、耐重量強度(耐底
抜け強度)は従来の一枚包材で下面部ができていてかつ
ヒートシールリブが垂下する角底の自立性包装袋に比べ
て頗る大きいものとなる。この自立性扁平袋P7は、図
4(g)に示すように、前面部1と後面部3を平行に開い
ていくと、左右の側面部ガセット体4,5と下面部ガセ
ット体2が平面展開していき、図4(h)に示すように、
直方体の容積を有し、左右の側面部ガセット体4,5の
下側の端縁と下面部ガセット体2の端縁を接続している
ヒートシールリブ8,9が下面部2'に対して垂下せず水
平に延びて平面展開し下面部2'の前後端にヒートシー
ルリブ10,11が垂下するが、ヒートシールリブ10,
11の幅Eを小さく採ると、ヒートシールリブ10,1
1の垂下を無視でき、下面部2'が実質的にフルフラッ
トなパッケージになる。四隅には三角耳の下端4c,5c
がヒートシールリブ8,9にサンドイッチされて位置
し、コーナー部が引っ張られることがなくヒートシール
リブ8,9のコーナーの直角が良好に出る。
【0017】次に、図1に示す自立性扁平袋の製造方法
の実施の形態を図5、図6、図7、図8を参照して説明
する。先ず、図5に示す袋前駆体P1'を作る。詳述する
と、図5中の寸法から分かるように、シール幅を含む前
面部の大きさ(H×(A+2D))とシール幅を含む下面
部の大きさ(B×(A+2D))とシール幅を含む後面部
の大きさ(H×(A+2D))の合計の大きさ((2H+
B)×(A+2D))に相当する一枚の包材を中程の下面
部相当部分の中央で二つ折りにして三面構成用半折体1
2Aを形成するとともに、該三面構成用半折体12Aの
前面部相当部分と後面部相当部分の間でかつ幅方向両側
に、シール幅を含む側面部の大きさ((H+D)×(B+2
D))の側面部構成用包材を二つ折りにした左右一対の
側面部構成用半折体4A,5Aを挟入し、前面部相当部
分と後面部相当部分の両側の端縁と左右の側面部構成用
半折体の両側の端縁とをシール幅を寸法Dとしかつ下端
を45度の角度となる楔形シール端4c',5c'を正確か
つ確実に輪郭形成したヒートシールリブ8a,9aで接合
して袋前駆体P1'を作る。次いで、図6、図7に示すよ
うに、袋前駆体P1'を折り畳んで自立性扁平袋P1を作
る。詳述すると、図6に示すように、袋前駆体P1'の下
端から長さB+0.5〜1.0mmの位置において三面構成用
半折体12Aの前面部相当部分と後面部相当部分が離れ
ないように扁平拘束板13で押え付けて、三面構成用半
折体12Aの下面部相当部分の両側上縁部分の上側の
際、具体的には、袋前駆体P1'の下端から下面部の前後
方向の長さB/2+0.5〜1.0mmの位置を両側のバキュー
ムバッド14を閉じて吸引把持する。次いで、両側のバ
キュームバッド14を移動して、図7(a)に示すよう
に、三面構成用半折体12Aを横から見てT字になるよ
うに、前面部相当部分12aと後面部相当部分12bをL
型に折り曲げて下面部相当部分12cを平面になるよう
に開くとともに、左右の側面部構成用半折体4A,5A
の下部を両側が開口した三角ポケット4b',5b'になる
ように展開しかつ楔形シール端4c',5c'を下面部相当
部分12cの四隅に折返され位置するようにする。次い
で、図7(b), 図8に示すように、突き板15を下面部
相当部分の中央へ突き当ててから一対のバキュームバッ
ド14を再び閉じると、図7(a)に示す底面部相当部分
12cが前面部相当部分12aと後面部相当部分12bと
の間に二つ折りに挟まれて下面部ガセット体2になると
ともに、図7(a)に示す前面部相当部分12aと後面部相
当部分12bがそれぞれ前面部1と後面部3となり、
又、図7(a)に示す側面部構成用半折体4A,5Aが側面
部ガセット体2となり、さらに図7(a)に示す三角ポケ
ット4b',5b'が二つ折りとなり下面部ガセット体2の
両端を跨いでいる二股状の三角耳4b,5bとなる。次い
で、図7(c)に示すように、両側の二股状の三角耳4b,
5bが下面部ガセット体2を跨いだ状態の端縁同士の重
なり部分に対して二対のボトムサイドヒートシーラー1
6a,16a、16b,16bを閉じることにより、袋前駆体
P1'を作った段階で既にヒートシールリブ8a,9aで接
続されている側面部ガセット体の両側の端縁と前面部の
側縁部と後面部の側縁部に対して重ねてヒートシールリ
ブ8b,9bを施すとともに、側面部ガセット体の下側の
端縁と下面部ガセット体の端縁とをヒートシールリブ8
b,9bで接続するものである。
の実施の形態を図5、図6、図7、図8を参照して説明
する。先ず、図5に示す袋前駆体P1'を作る。詳述する
と、図5中の寸法から分かるように、シール幅を含む前
面部の大きさ(H×(A+2D))とシール幅を含む下面
部の大きさ(B×(A+2D))とシール幅を含む後面部
の大きさ(H×(A+2D))の合計の大きさ((2H+
B)×(A+2D))に相当する一枚の包材を中程の下面
部相当部分の中央で二つ折りにして三面構成用半折体1
2Aを形成するとともに、該三面構成用半折体12Aの
前面部相当部分と後面部相当部分の間でかつ幅方向両側
に、シール幅を含む側面部の大きさ((H+D)×(B+2
D))の側面部構成用包材を二つ折りにした左右一対の
側面部構成用半折体4A,5Aを挟入し、前面部相当部
分と後面部相当部分の両側の端縁と左右の側面部構成用
半折体の両側の端縁とをシール幅を寸法Dとしかつ下端
を45度の角度となる楔形シール端4c',5c'を正確か
つ確実に輪郭形成したヒートシールリブ8a,9aで接合
して袋前駆体P1'を作る。次いで、図6、図7に示すよ
うに、袋前駆体P1'を折り畳んで自立性扁平袋P1を作
る。詳述すると、図6に示すように、袋前駆体P1'の下
端から長さB+0.5〜1.0mmの位置において三面構成用
半折体12Aの前面部相当部分と後面部相当部分が離れ
ないように扁平拘束板13で押え付けて、三面構成用半
折体12Aの下面部相当部分の両側上縁部分の上側の
際、具体的には、袋前駆体P1'の下端から下面部の前後
方向の長さB/2+0.5〜1.0mmの位置を両側のバキュー
ムバッド14を閉じて吸引把持する。次いで、両側のバ
キュームバッド14を移動して、図7(a)に示すよう
に、三面構成用半折体12Aを横から見てT字になるよ
うに、前面部相当部分12aと後面部相当部分12bをL
型に折り曲げて下面部相当部分12cを平面になるよう
に開くとともに、左右の側面部構成用半折体4A,5A
の下部を両側が開口した三角ポケット4b',5b'になる
ように展開しかつ楔形シール端4c',5c'を下面部相当
部分12cの四隅に折返され位置するようにする。次い
で、図7(b), 図8に示すように、突き板15を下面部
相当部分の中央へ突き当ててから一対のバキュームバッ
ド14を再び閉じると、図7(a)に示す底面部相当部分
12cが前面部相当部分12aと後面部相当部分12bと
の間に二つ折りに挟まれて下面部ガセット体2になると
ともに、図7(a)に示す前面部相当部分12aと後面部相
当部分12bがそれぞれ前面部1と後面部3となり、
又、図7(a)に示す側面部構成用半折体4A,5Aが側面
部ガセット体2となり、さらに図7(a)に示す三角ポケ
ット4b',5b'が二つ折りとなり下面部ガセット体2の
両端を跨いでいる二股状の三角耳4b,5bとなる。次い
で、図7(c)に示すように、両側の二股状の三角耳4b,
5bが下面部ガセット体2を跨いだ状態の端縁同士の重
なり部分に対して二対のボトムサイドヒートシーラー1
6a,16a、16b,16bを閉じることにより、袋前駆体
P1'を作った段階で既にヒートシールリブ8a,9aで接
続されている側面部ガセット体の両側の端縁と前面部の
側縁部と後面部の側縁部に対して重ねてヒートシールリ
ブ8b,9bを施すとともに、側面部ガセット体の下側の
端縁と下面部ガセット体の端縁とをヒートシールリブ8
b,9bで接続するものである。
【0018】次に、図3に示す自立性扁平袋の製造方法
の実施の形態を図9、図10、図11、図12を参照し
て説明する。先ず、図9に示す袋前駆体P6'を作る。詳
述すると、図9中の寸法から分かるように、シール幅を
含む前面部の大きさ(H×(A+2D))とシール幅を含
む下面部の大きさ((B+2E)×(A+2D))とシール幅
を含む後面部の大きさ(H×(A+2D))の合計の大き
さ((2H+B)×(A+D+E))に相当する一枚の包材
を中程の下面部相当部分の中央で二つ折りにして三面構
成用半折体12Bを形成するとともに、該三面構成用半
折体12の前面部相当部分と後面部相当部分の間でかつ
幅方向両側に、シール幅を含む側面部の大きさ((H+
D)×(B+2D))の側面部構成用包材を用いて下端両隅
に切り欠き4d',5d'を設けてから二つ折りにした左右
一対の側面部構成用半折体4B,5Bを挟入し、前面部
相当部分と後面部相当部分の両側の端縁と左右の側面部
構成用半折体の両側の端縁とをシール幅を寸法Dとした
ヒートシールリブ8a,9aで接合して袋前駆体P6'を作
る。次いで、図10、図11、図12に示すように、袋
前駆体P6'を折り畳んで自立性扁平袋P6を作る。詳述
すると、図10に示すように、袋前駆体P6'の下端から
長さB+0.5〜1.0mmの位置において三面構成用半折体
12Bの前面部相当部分と後面部相当部分が離れないよ
うに扁平拘束板13で押え付けて、三面構成用半折体1
2Bの下面部相当部分の両側上縁部分の上側の際、具体
的には、袋前駆体P6'の下端から下面部の前後方向の長
さB/2+0.5〜1.0mmの位置を両側のバキュームバッド
14を閉じて吸引把持する。次いで、両側のバキューム
バッド14を円弧移動して、図11(a)に示すように、
三面構成用半折体12Bを横から見てT字になるよう
に、前面部相当部分12aと後面部相当部分12bをL型
に折り曲げて下面部相当部分12cを平面になるように
開くとともに、左右の側面部構成用半折体4B,5Bの
下部を両側が開口した三角ポケット4b',5b'になるよ
うに展開する。このとき、切り欠き4d',5d'の直角二
辺が折り重なって耳部の両端を切断端縁4d,5dを形成
して下面部相当部分12cの四隅端縁に内接する。次い
で、図11(b), 図12に示すように、突き板15を下
面部相当部分の中央へ突き当ててから一対のバキューム
バッド14を再び閉じると、図11(a)に示す底面部相
当部分12cが前面部相当部分12aと後面部相当部分1
2bとの間に二つ折りに挟まれて下面部ガセット体2に
なるとともに、図11(a)に示す前面部相当部分12aと
後面部相当部分12bがそれぞれ前面部1と後面部3と
なり、又、図11(a)に示す側面部構成用半折体4B,5
Bが側面部ガセット体2となり、さらに図11(a)に示
す三角ポケット4b',5b'が二つ折りとなり下面部ガセ
ット体2の両端を跨いでいる二股状の三角耳4b,5bと
なる。次いで、図11(c)に示すように、両側の二股状
の三角耳4b,5bが下面部ガセット体2を跨いだ状態の
端縁同士の重なり部分に対して二対のボトムサイドヒー
トシーラー16a,16a、16b,16bを閉じることによ
り、袋前駆体P6'を作った段階で既にヒートシールリブ
8a,9aで接続されている側面部ガセット体の両側の端
縁と前面部の側縁部と後面部の側縁部に対して重ねてヒ
ートシールリブ8b,9bを施すとともに、側面部ガセッ
ト体の下側の端縁と下面部ガセット体の端縁とをヒート
シールリブ8b,9bで接続するものでフルフラットなパ
ッケージになる。しかし、この段階のパッケージは、切
断端縁4d,5dがヒートシールリブ8,9のコーナー部が
来るのでピンホールが出来る。そこで、好ましくは、引
き続いて図11(d)に示すように、前面部1の下縁と下
面部ガセット体2の端縁にシール幅Eが例えば3mm以
下になるようにヒートシールリブ10,11を形成する
と、コーナー部にピンホールが生じることが皆無にな
り、ヒートシールリブ10,11の垂下を無視でき、下
面部2'が実質的にフルフラットになる。
の実施の形態を図9、図10、図11、図12を参照し
て説明する。先ず、図9に示す袋前駆体P6'を作る。詳
述すると、図9中の寸法から分かるように、シール幅を
含む前面部の大きさ(H×(A+2D))とシール幅を含
む下面部の大きさ((B+2E)×(A+2D))とシール幅
を含む後面部の大きさ(H×(A+2D))の合計の大き
さ((2H+B)×(A+D+E))に相当する一枚の包材
を中程の下面部相当部分の中央で二つ折りにして三面構
成用半折体12Bを形成するとともに、該三面構成用半
折体12の前面部相当部分と後面部相当部分の間でかつ
幅方向両側に、シール幅を含む側面部の大きさ((H+
D)×(B+2D))の側面部構成用包材を用いて下端両隅
に切り欠き4d',5d'を設けてから二つ折りにした左右
一対の側面部構成用半折体4B,5Bを挟入し、前面部
相当部分と後面部相当部分の両側の端縁と左右の側面部
構成用半折体の両側の端縁とをシール幅を寸法Dとした
ヒートシールリブ8a,9aで接合して袋前駆体P6'を作
る。次いで、図10、図11、図12に示すように、袋
前駆体P6'を折り畳んで自立性扁平袋P6を作る。詳述
すると、図10に示すように、袋前駆体P6'の下端から
長さB+0.5〜1.0mmの位置において三面構成用半折体
12Bの前面部相当部分と後面部相当部分が離れないよ
うに扁平拘束板13で押え付けて、三面構成用半折体1
2Bの下面部相当部分の両側上縁部分の上側の際、具体
的には、袋前駆体P6'の下端から下面部の前後方向の長
さB/2+0.5〜1.0mmの位置を両側のバキュームバッド
14を閉じて吸引把持する。次いで、両側のバキューム
バッド14を円弧移動して、図11(a)に示すように、
三面構成用半折体12Bを横から見てT字になるよう
に、前面部相当部分12aと後面部相当部分12bをL型
に折り曲げて下面部相当部分12cを平面になるように
開くとともに、左右の側面部構成用半折体4B,5Bの
下部を両側が開口した三角ポケット4b',5b'になるよ
うに展開する。このとき、切り欠き4d',5d'の直角二
辺が折り重なって耳部の両端を切断端縁4d,5dを形成
して下面部相当部分12cの四隅端縁に内接する。次い
で、図11(b), 図12に示すように、突き板15を下
面部相当部分の中央へ突き当ててから一対のバキューム
バッド14を再び閉じると、図11(a)に示す底面部相
当部分12cが前面部相当部分12aと後面部相当部分1
2bとの間に二つ折りに挟まれて下面部ガセット体2に
なるとともに、図11(a)に示す前面部相当部分12aと
後面部相当部分12bがそれぞれ前面部1と後面部3と
なり、又、図11(a)に示す側面部構成用半折体4B,5
Bが側面部ガセット体2となり、さらに図11(a)に示
す三角ポケット4b',5b'が二つ折りとなり下面部ガセ
ット体2の両端を跨いでいる二股状の三角耳4b,5bと
なる。次いで、図11(c)に示すように、両側の二股状
の三角耳4b,5bが下面部ガセット体2を跨いだ状態の
端縁同士の重なり部分に対して二対のボトムサイドヒー
トシーラー16a,16a、16b,16bを閉じることによ
り、袋前駆体P6'を作った段階で既にヒートシールリブ
8a,9aで接続されている側面部ガセット体の両側の端
縁と前面部の側縁部と後面部の側縁部に対して重ねてヒ
ートシールリブ8b,9bを施すとともに、側面部ガセッ
ト体の下側の端縁と下面部ガセット体の端縁とをヒート
シールリブ8b,9bで接続するものでフルフラットなパ
ッケージになる。しかし、この段階のパッケージは、切
断端縁4d,5dがヒートシールリブ8,9のコーナー部が
来るのでピンホールが出来る。そこで、好ましくは、引
き続いて図11(d)に示すように、前面部1の下縁と下
面部ガセット体2の端縁にシール幅Eが例えば3mm以
下になるようにヒートシールリブ10,11を形成する
と、コーナー部にピンホールが生じることが皆無にな
り、ヒートシールリブ10,11の垂下を無視でき、下
面部2'が実質的にフルフラットになる。
【0019】次に、図4に示す自立性扁平袋の製造方法
の実施の形態を図13、図14、図15、図16を参照
して説明する。先ず、図13に示す袋前駆体P7'を作
る。詳述すると、図13中の寸法から分かるように、シ
ール幅を含む前面部の大きさ(H×(A+2D))とシー
ル幅を含む下面部の大きさ((B+2D)×(A+2D))と
シール幅を含む後面部の大きさ(H×(A+2D))の合
計の大きさ((2H+B)×(A+2D))に相当する一枚
の包材を中程の下面部相当部分の中央で二つ折りにして
三面構成用半折体12Cを形成するとともに、該三面構
成用半折体12Cの前面部相当部分と後面部相当部分の
間でかつ幅方向両側に、シール幅を含む側面部の大きさ
(H×(B+2D))の側面部構成用包材を二つ折りにし
た左右一対の側面部構成用半折体4C,5Cを挟入し、
前面部相当部分と後面部相当部分の両側の端縁と左右の
側面部構成用半折体の両側の端縁とをシール幅を寸法D
としかつ下端を45度の角度となる楔形シール端4e',
5e'を正確かつ確実に輪郭形成したヒートシールリブ8
a,9aで接合して袋前駆体P7'を作る。次いで、図1
4、図15、図16に示すように、袋前駆体P7'を折り
畳んで自立性扁平袋P7を作る。詳述すると、図14に
示すように、袋前駆体P7'の下端から長さB+2D+0.
5〜1.0mmの位置において三面構成用半折体12Cの前
面部相当部分と後面部相当部分が離れないように扁平拘
束板13で押え付けて、三面構成用半折体12Cの下面
部相当部分の両側上縁部分の上側の際、具体的には、袋
前駆体P7'の下端から下面部の前後方向の長さB/2+2
D+0.5〜1.0mmの位置を両側のバキュームバッド14
を閉じて吸引把持する。次いで、両側のバキュームバッ
ド14を移動して、図15(a)に示すように、三面構成
用半折体12Cを横から見てT字になるように、前面部
相当部分12aと後面部相当部分12bをL型に折り曲げ
て下面部相当部分12cを平面になるように開くととも
に、左右の側面部構成用半折体4C,5Cの下部を両側
が開口した三角ポケット4b',5b'になるように展開し
かつ楔形シール端4e',5e'を下面部相当部分12cの四
隅に内接する。次いで、図15(b), 図16に示すよう
に、突き板15を下面部相当部分の中央へ突き当ててか
ら一対のバキュームバッド14を再び閉じると、図15
(a)に示す底面部相当部分12cが前面部相当部分12a
と後面部相当部分12bとの間に二つ折りに挟まれて下
面部ガセット体2になるとともに、図15(a)に示す前
面部相当部分12aと後面部相当部分12bがそれぞれ前
面部1と後面部3となり、又、図15(a)に示す側面部
構成用半折体4C,5Cが側面部ガセット体2となり、
さらに図15(a)に示す三角ポケット4b',5b'が二つ折
りとなり下面部ガセット体2の両端を跨いでいる二股状
の三角耳4b,5bとなり、さらに図13,図15(a)に示
す楔形シール端4e',5e'が三角耳4b,5bの下端尖端部
4e,5eになる。次いで、図15(c)に示すように、両側
の二股状の三角耳4b,5bが下面部ガセット体2を跨い
だ状態の端縁同士の重なり部分に対して二対のボトムサ
イドヒートシーラー16a,16a、16b,16bを閉じる
ことにより、袋前駆体P7'を作った段階で既にヒートシ
ールリブ8a,9aで接続されている側面部ガセット体の
両側の端縁と前面部の側縁部と後面部の側縁部に対して
重ねてヒートシールリブ8b,9bを施すとともに、側面
部ガセット体の下側の端縁と下面部ガセット体の端縁と
をヒートシールリブ8b,9bで接続するものである。す
ると、三角耳4b,5bの下端尖端部4e,5eがヒートシー
ルリブ8,9にサンドイッチされて四隅のシールが確保
される。この段階のパッケージは、ヒートシールリブ
8,9のコーナー部が内方へ若干引っ張られる。そこ
で、好ましくは、引き続いて図15(d)に示すように、
前面部1の下縁と下面部ガセット体2の端縁にヒートシ
ールリブ10,11をヒートシールリブ8b,9bの幅Dに
等しく形成すると、ヒートシールリブ8,9のコーナー
部が内方へ若干引っ張られる状態が解消する。その結
果、図4(g)に示すように下面部2'の前後端にヒートシ
ールリブ10,11が垂下することになるが、ヒートシ
ールリブ10,11の幅を小さく採ると、ヒートシール
リブ10,11の垂下を無視でき、下面部2'が実質的に
フルフラットになる。
の実施の形態を図13、図14、図15、図16を参照
して説明する。先ず、図13に示す袋前駆体P7'を作
る。詳述すると、図13中の寸法から分かるように、シ
ール幅を含む前面部の大きさ(H×(A+2D))とシー
ル幅を含む下面部の大きさ((B+2D)×(A+2D))と
シール幅を含む後面部の大きさ(H×(A+2D))の合
計の大きさ((2H+B)×(A+2D))に相当する一枚
の包材を中程の下面部相当部分の中央で二つ折りにして
三面構成用半折体12Cを形成するとともに、該三面構
成用半折体12Cの前面部相当部分と後面部相当部分の
間でかつ幅方向両側に、シール幅を含む側面部の大きさ
(H×(B+2D))の側面部構成用包材を二つ折りにし
た左右一対の側面部構成用半折体4C,5Cを挟入し、
前面部相当部分と後面部相当部分の両側の端縁と左右の
側面部構成用半折体の両側の端縁とをシール幅を寸法D
としかつ下端を45度の角度となる楔形シール端4e',
5e'を正確かつ確実に輪郭形成したヒートシールリブ8
a,9aで接合して袋前駆体P7'を作る。次いで、図1
4、図15、図16に示すように、袋前駆体P7'を折り
畳んで自立性扁平袋P7を作る。詳述すると、図14に
示すように、袋前駆体P7'の下端から長さB+2D+0.
5〜1.0mmの位置において三面構成用半折体12Cの前
面部相当部分と後面部相当部分が離れないように扁平拘
束板13で押え付けて、三面構成用半折体12Cの下面
部相当部分の両側上縁部分の上側の際、具体的には、袋
前駆体P7'の下端から下面部の前後方向の長さB/2+2
D+0.5〜1.0mmの位置を両側のバキュームバッド14
を閉じて吸引把持する。次いで、両側のバキュームバッ
ド14を移動して、図15(a)に示すように、三面構成
用半折体12Cを横から見てT字になるように、前面部
相当部分12aと後面部相当部分12bをL型に折り曲げ
て下面部相当部分12cを平面になるように開くととも
に、左右の側面部構成用半折体4C,5Cの下部を両側
が開口した三角ポケット4b',5b'になるように展開し
かつ楔形シール端4e',5e'を下面部相当部分12cの四
隅に内接する。次いで、図15(b), 図16に示すよう
に、突き板15を下面部相当部分の中央へ突き当ててか
ら一対のバキュームバッド14を再び閉じると、図15
(a)に示す底面部相当部分12cが前面部相当部分12a
と後面部相当部分12bとの間に二つ折りに挟まれて下
面部ガセット体2になるとともに、図15(a)に示す前
面部相当部分12aと後面部相当部分12bがそれぞれ前
面部1と後面部3となり、又、図15(a)に示す側面部
構成用半折体4C,5Cが側面部ガセット体2となり、
さらに図15(a)に示す三角ポケット4b',5b'が二つ折
りとなり下面部ガセット体2の両端を跨いでいる二股状
の三角耳4b,5bとなり、さらに図13,図15(a)に示
す楔形シール端4e',5e'が三角耳4b,5bの下端尖端部
4e,5eになる。次いで、図15(c)に示すように、両側
の二股状の三角耳4b,5bが下面部ガセット体2を跨い
だ状態の端縁同士の重なり部分に対して二対のボトムサ
イドヒートシーラー16a,16a、16b,16bを閉じる
ことにより、袋前駆体P7'を作った段階で既にヒートシ
ールリブ8a,9aで接続されている側面部ガセット体の
両側の端縁と前面部の側縁部と後面部の側縁部に対して
重ねてヒートシールリブ8b,9bを施すとともに、側面
部ガセット体の下側の端縁と下面部ガセット体の端縁と
をヒートシールリブ8b,9bで接続するものである。す
ると、三角耳4b,5bの下端尖端部4e,5eがヒートシー
ルリブ8,9にサンドイッチされて四隅のシールが確保
される。この段階のパッケージは、ヒートシールリブ
8,9のコーナー部が内方へ若干引っ張られる。そこ
で、好ましくは、引き続いて図15(d)に示すように、
前面部1の下縁と下面部ガセット体2の端縁にヒートシ
ールリブ10,11をヒートシールリブ8b,9bの幅Dに
等しく形成すると、ヒートシールリブ8,9のコーナー
部が内方へ若干引っ張られる状態が解消する。その結
果、図4(g)に示すように下面部2'の前後端にヒートシ
ールリブ10,11が垂下することになるが、ヒートシ
ールリブ10,11の幅を小さく採ると、ヒートシール
リブ10,11の垂下を無視でき、下面部2'が実質的に
フルフラットになる。
【0020】次に、図5に示す袋前駆体P1'の量産方法
・装置を図17(a),(b)を参照して説明する。図17(a)
に示すように、幅寸法が前面部の丈と後面部の丈と下面
部の前後面方向の寸法との合計値(2H+B)である連
続する包材F1を包材引き込みロール17とピンチロー
ル18の間に通して三角フォーマー19Aに掛けてヒー
トシール性を有する面が内側になるように両側一対のガ
イド20で寄せ合わせて二つ折りにして三面構成用半折
連続体F1'として、該三面構成用半折連続体F1'を両側
一対のガイドロール21,22、両側一対の包材引き込
みロール23に通して、包材引き込みロール17,23
を同期して間欠回転することにより作ろうとする袋前駆
体P1'の幅を間欠送りピッチ(A+2D)として間欠走
行する。そして、三面構成用半折連続体F1'が間欠停止
する毎に、ガイドロール21,22の間で、幅中央より
二分すると図5に示す側面部構成用半折体4A,5Aを
対称的に二個取りできる扁平筒F2'を、挿入手段24に
より三面構成用半折連続体F1'に直交する方向から挟入
して、該挟入位置でポイントヒートシーラー25により
扁平筒F2'の両面幅中央線の数ヶ所を三面構成用半折連
続体F1'の内面に溶着し、又、ガイドロール22と包材
引き込みロール23の間で、扁平筒F2'の両面幅中央に
対応して図5に示すヒートシールリブ8a,9aを逆配置
に一体化した面積に等しいヒートシール面を有している
両側一対の横ヒートシーラー26を閉じて、扁平筒F2'
の両面幅中央を三面構成用半折連続体F1'の内面に溶着
して二倍幅のヒートシールリブSを形成し、さらに、ラ
イン最後部のカッター27によりヒートシールリブSの
幅中央より横にカットすると、図5に示す袋前駆体P1'
となる。図17(b)に示すように、扁平筒F2'は、2B
+4Dの幅の包材F2を三角板フォーマー28に掛けて
ヒートシール性を有する面が外側になるように両縁を折
返して突き合せ、この突き合せ線が幅中央にくるように
両面ヒートシール性の包材F3を合わせロール29に掛
けて重ね合わせてからヒートシーラー30により密着シ
ールして連続扁平筒とし、引出しロール31の下流側で
カッター32により長さがH+Dになるようにカットす
ると作ることができ、該扁平筒F2'を図17(a)に示す
ように挿入手段24により三面構成用半折連続体F1'の
間に挟入するものである。図9に示す袋前駆体P6'の量
産方法は、図17(c)に示すように、角パンチ33とダ
イス34とで扁平筒F2'の挿入側の端縁に切り欠きkを
打ち抜き形成する点のみが相違するものである。図13
に示す袋前駆体P7'の量産方法・装置は、図5に示す袋
前駆体P1'と同様であり関係寸法のみが相違するもので
ある。
・装置を図17(a),(b)を参照して説明する。図17(a)
に示すように、幅寸法が前面部の丈と後面部の丈と下面
部の前後面方向の寸法との合計値(2H+B)である連
続する包材F1を包材引き込みロール17とピンチロー
ル18の間に通して三角フォーマー19Aに掛けてヒー
トシール性を有する面が内側になるように両側一対のガ
イド20で寄せ合わせて二つ折りにして三面構成用半折
連続体F1'として、該三面構成用半折連続体F1'を両側
一対のガイドロール21,22、両側一対の包材引き込
みロール23に通して、包材引き込みロール17,23
を同期して間欠回転することにより作ろうとする袋前駆
体P1'の幅を間欠送りピッチ(A+2D)として間欠走
行する。そして、三面構成用半折連続体F1'が間欠停止
する毎に、ガイドロール21,22の間で、幅中央より
二分すると図5に示す側面部構成用半折体4A,5Aを
対称的に二個取りできる扁平筒F2'を、挿入手段24に
より三面構成用半折連続体F1'に直交する方向から挟入
して、該挟入位置でポイントヒートシーラー25により
扁平筒F2'の両面幅中央線の数ヶ所を三面構成用半折連
続体F1'の内面に溶着し、又、ガイドロール22と包材
引き込みロール23の間で、扁平筒F2'の両面幅中央に
対応して図5に示すヒートシールリブ8a,9aを逆配置
に一体化した面積に等しいヒートシール面を有している
両側一対の横ヒートシーラー26を閉じて、扁平筒F2'
の両面幅中央を三面構成用半折連続体F1'の内面に溶着
して二倍幅のヒートシールリブSを形成し、さらに、ラ
イン最後部のカッター27によりヒートシールリブSの
幅中央より横にカットすると、図5に示す袋前駆体P1'
となる。図17(b)に示すように、扁平筒F2'は、2B
+4Dの幅の包材F2を三角板フォーマー28に掛けて
ヒートシール性を有する面が外側になるように両縁を折
返して突き合せ、この突き合せ線が幅中央にくるように
両面ヒートシール性の包材F3を合わせロール29に掛
けて重ね合わせてからヒートシーラー30により密着シ
ールして連続扁平筒とし、引出しロール31の下流側で
カッター32により長さがH+Dになるようにカットす
ると作ることができ、該扁平筒F2'を図17(a)に示す
ように挿入手段24により三面構成用半折連続体F1'の
間に挟入するものである。図9に示す袋前駆体P6'の量
産方法は、図17(c)に示すように、角パンチ33とダ
イス34とで扁平筒F2'の挿入側の端縁に切り欠きkを
打ち抜き形成する点のみが相違するものである。図13
に示す袋前駆体P7'の量産方法・装置は、図5に示す袋
前駆体P1'と同様であり関係寸法のみが相違するもので
ある。
【0021】図18は、図5に示す袋前駆体P1'を折り
畳んで自立性扁平袋P1を製袋する折り畳み製袋装置で
ある。図19(a)〜(e)は折り畳まれる状態変化を示す斜
視図である。図18において、間欠回転する円形テーブ
ル35は(I),(II),(III),(IV)の4つのステー
ションに間欠停止するようになっており、4つのステー
ションに対応する4箇所には、図6に示す扁平拘束板1
3に相当する上下一対の扁平拘束板36aを昇降自在に
有する一対の袋固定手段36と、図7(b)に示す折り畳
み状態を拘束する上下一対の折り畳み拘束プレート37
aを昇降自在に有する折り畳み拘束手段37とを備えて
いる。円形テーブル35を取り巻く環状テーブル38
は、固定されていて、(I)のステーションでは袋前駆
体供給手段39が備えられ、(II)のステーションでは
図6に示す上下一対のバキュームバッド14を両端保持
して上下一対のバキュームバッド14を斜めに開くアク
チュエータ40を有すると共に、図7(b)に示す突き板
15がガイド41により環状テーブル38の上面に沿っ
て直動可能に案内されていて揺動レバー42の揺動によ
り突き板15が円形テーブル35に向かって直動ストロ
ークするようになっており、又、(III)のステーショ
ンでは図7(c)に示す二対のボトムサイドヒートシーラ
ー16a,16a、16b,16bが備えられ、(IV)のステ
ーションでは自立性扁平袋取出し手段43が備えられて
いる。(I)のステーションでは、ストック位置に積層
された袋前駆体P1'が袋前駆体供給手段39により円形
テーブル35の(I)のステーションに供給される。す
ると、扁平拘束板36aが下降して袋前駆体P1'を円形
テーブル35の上面に固定する。(II)のステーション
では、上下一対のバキュームバッド14が一端閉じて袋
前駆体P1'を吸引してから開いて袋前駆体P1'を図19
(a)に示す状態から図19(b)に示す状態にして、次い
で、突き板15が前進移動して袋前駆体P1'を図19
(c)に示す状態とし、次いで、バキュームバッド14が
再び閉じて袋前駆体P1'を図19(d)に示す状態にし
て、折り畳み拘束手段37の折り畳み拘束プレート37
aが下降して図7(b)に示す折り畳み状態を拘束し、突き
板15が後退移動するとともにバキュームバッド14が
吸引を解除して開く。(III)のステーションでは、上
下一対の扁平拘束板36aが開いてから上下一対のヒー
トシーラー16が扁平拘束板36aの内側に斜めに閉じ
ていき図19(d)に示すヒートシールリブ8b,9bを形成
するとともに、図1(h)に示す折り線(ヘム)6,7を加
圧形成して製袋を完了し、図19(e)に示す自立性扁平
袋P1となる。(IV)のステーションでは、折り畳み拘
束手段37の折り畳み拘束プレート37aが開いて自立
性扁平袋取出し手段43により自立性扁平袋P1が取出
される。
畳んで自立性扁平袋P1を製袋する折り畳み製袋装置で
ある。図19(a)〜(e)は折り畳まれる状態変化を示す斜
視図である。図18において、間欠回転する円形テーブ
ル35は(I),(II),(III),(IV)の4つのステー
ションに間欠停止するようになっており、4つのステー
ションに対応する4箇所には、図6に示す扁平拘束板1
3に相当する上下一対の扁平拘束板36aを昇降自在に
有する一対の袋固定手段36と、図7(b)に示す折り畳
み状態を拘束する上下一対の折り畳み拘束プレート37
aを昇降自在に有する折り畳み拘束手段37とを備えて
いる。円形テーブル35を取り巻く環状テーブル38
は、固定されていて、(I)のステーションでは袋前駆
体供給手段39が備えられ、(II)のステーションでは
図6に示す上下一対のバキュームバッド14を両端保持
して上下一対のバキュームバッド14を斜めに開くアク
チュエータ40を有すると共に、図7(b)に示す突き板
15がガイド41により環状テーブル38の上面に沿っ
て直動可能に案内されていて揺動レバー42の揺動によ
り突き板15が円形テーブル35に向かって直動ストロ
ークするようになっており、又、(III)のステーショ
ンでは図7(c)に示す二対のボトムサイドヒートシーラ
ー16a,16a、16b,16bが備えられ、(IV)のステ
ーションでは自立性扁平袋取出し手段43が備えられて
いる。(I)のステーションでは、ストック位置に積層
された袋前駆体P1'が袋前駆体供給手段39により円形
テーブル35の(I)のステーションに供給される。す
ると、扁平拘束板36aが下降して袋前駆体P1'を円形
テーブル35の上面に固定する。(II)のステーション
では、上下一対のバキュームバッド14が一端閉じて袋
前駆体P1'を吸引してから開いて袋前駆体P1'を図19
(a)に示す状態から図19(b)に示す状態にして、次い
で、突き板15が前進移動して袋前駆体P1'を図19
(c)に示す状態とし、次いで、バキュームバッド14が
再び閉じて袋前駆体P1'を図19(d)に示す状態にし
て、折り畳み拘束手段37の折り畳み拘束プレート37
aが下降して図7(b)に示す折り畳み状態を拘束し、突き
板15が後退移動するとともにバキュームバッド14が
吸引を解除して開く。(III)のステーションでは、上
下一対の扁平拘束板36aが開いてから上下一対のヒー
トシーラー16が扁平拘束板36aの内側に斜めに閉じ
ていき図19(d)に示すヒートシールリブ8b,9bを形成
するとともに、図1(h)に示す折り線(ヘム)6,7を加
圧形成して製袋を完了し、図19(e)に示す自立性扁平
袋P1となる。(IV)のステーションでは、折り畳み拘
束手段37の折り畳み拘束プレート37aが開いて自立
性扁平袋取出し手段43により自立性扁平袋P1が取出
される。
【0022】図9に示す袋前駆体P6'と、図13に示す
袋前駆体P7'についても、図18に示す折り畳み装置に
より、それぞれ自立性扁平袋P6,P7として製袋され
る。
袋前駆体P7'についても、図18に示す折り畳み装置に
より、それぞれ自立性扁平袋P6,P7として製袋され
る。
【0023】図20は、請求項7の自立性扁平袋の製袋
装置を示す。図21(a) は装置の全体正面図であり、図
21(b)〜(e)は折り畳まれる状態変化を示す断面図であ
る。図21(a)はフォーマーの正面図、(b)はフォーマー
の下面図を示す。この自立性扁平袋の製袋装置は、図5
に示す切り離された袋前駆体P1'を作らないで折り込み
工程の途中で図5〜図8に示す袋前駆体P1'の折り込み
と同等の折り込みを行なって最後に切り離すと自立性扁
平袋P1を製造できる。図20に示すように、幅寸法が
前面部の丈と後面部の丈と下面部の前後面方向の寸法と
の合計値(2H+B)である連続する包材F1を包材引
き込みロール17とピンチロール18の間に通して固定
板44に支持されたフォーマー19に掛けるようになっ
ている。図20、図21(a)、(b)から分かるように、フ
ォーマー19は、包材F1を二つ折りにするための三角
板部分19aを有し、該三角板部分19aの下流側端より
下流側に第一のアーム19bと第二のアーム19cと第三
のアーム19bと第四のアーム19eが一体に延在し、第
三のアーム19bと第四のアーム19eにスリット19f
を有する形状である。第一のアーム19bは、図中のpar
t1に対応する部分であり断面縦長である。第二のアー
ム19cは、図中のpart2に対応する部分であり下流側
へ向かって断面縦長から断面横長に漸次変化しつつ漸次
上昇している。第三のアーム19bは、図中のpart3に
対応する部分であり断面横長である。第四のアーム19
eは、図中のpart4に対応する部分であり断面横長な断
面が山形に下流側へ向かうほど大きく折れ曲がってい
る。第四のアーム19eが延在する形状である。第一の
アーム19b と第三のアーム19dの下側に当接するフ
リー回転自在な受けロール49,50がアームの自重を
受けている。第二のアーム19c は、フォーマー19
は、第一のアーム19bの基端を三角板部分19aにボル
ト締めにして袋サイズに対応して、第一のアーム19b
と第二のアーム19cと第三のアーム19bを交換できる
ようにするのが好ましい。第二のアーム19cと第三の
アーム19dについては、両側の輪郭をテフロン(登録
商標)コートしたステンレス線で縁取るようにして、こ
のステンレス線を数ヶ所を支持するブラケットをアーム
基体に張出調整可能に取付ける構造とするのが好まし
い。連続する包材F1をヒートシール性を有する面が内
側になるように三角板部分19aに掛けてから両側一対
のガイド20で寄せ合わせて二つ折りにして三面構成用
半折連続体F1'とする。次いで、該三面構成用半折連続
体F1'を両側一対のガイドロール21,22に通し、さ
らに両側一対の包材引き込みロール45,23に通し
て、両側一対のカッター27間に通している。図中のpa
rt2からpart4に対応して両側一対の密着ガイド47が
備えられている。第三のアーム19dから第四のアーム
19eにかけて設けられたスリット19fにガセット形成
用立て板ガイド48が入り込んでいて、該ガセット形成
用立て板ガイド48を両側の密着ガイド47の下流側部
分が近接状態に挟んでいる。従って、図7(a)から図7
(b)の折り畳みを行なうようになっている。ガイドロー
ル21,22の間には、幅中央より二分すると図17(a)
に示す扁平筒F2'を三面構成用半折連続体F1'に直交す
る方向から挟入する扁平筒挿入手段24が該扁平筒F2'
に対して上流側に、又、ポイントヒートシーラー25が
扁平筒挿入手段24の下流側に設けられている。包材引
き込みロール45,23の間には、両側一対の横ヒート
シーラー46が設けられている。横ヒートシーラー46
は、幅が2Dであるヒートシール面を有している。包材
引き込みロール17,45,23は同期して間欠回転さ
れ、包材を間欠送りピッチ(A+2D)で間欠走行す
る。そして、図20(b)は、ガイドロール21の中心を
通るラインに直角な断面における包材の折り込み状態を
示し、図20(c)は、ガイドロール22の中心を通るラ
インに直角な断面における包材の折り込み状態を示し、
図20(d)は、受けロール50の中心を通るラインに直
角な断面における包材の折り込み状態を示すものであっ
て、図7(a)に対応する折り畳み状態を示し、図20(e)
は、密着ガイド47とガセット形成用立て板ガイド48
との重なり部のラインに直角な断面における包材の折り
込み状態を示すものであって、図7(b)に対応する折り
畳み状態を示す。装置が稼動すると、連続する包材F1
がフォーマー19の三角板部分19aと両側一対のガイ
ド20で寄せ合わせて二つ折りとされ三面構成用半折連
続体F1'となる。ガイドロール21,22の間では、三
面構成用半折連続体F1'が間欠停止する毎に、扁平筒挿
入手段24により扁平筒F2'が挟入され該挟入位置でポ
イントヒートシーラー25により扁平筒F2'の両面幅中
央の下端と中途と上端が三面構成用半折連続体F1'の内
面に溶着される。この場合、下端のポイントヒートシー
ルは長さが2Dである底辺が上に来て頂点が下に来る直
角二等辺三角形に形成される。又、ガイドロール22と
包材引き込みロール45の間の図中のpart2に対応する
区間では、包材の両側の密着ガイド47と包材の下面部
相当部分12cの内側の第二のアーム19cにより、図1
9(b)に示すように三面構成用半折連続体F1'の下面部
相当部分12cが漸次に両側に開いていくとともに扁平
筒F2'の下部が図7(a)に示すように三角ポケット4b',
5b'を形成するように開いていく。図中のpart3に対応
する区間では、密着ガイド47と第三のアーム19dに
より、図20(d)に示すように下面部相当部分12cが水
平に開きかつ三角ポケット4b',5b'が完全に形成され
さらに図7(a)に示すように楔形シール端4c',5c'が第
三のアーム19dの下面側に来る。図中のpart4に対応
する区間では、包材の両側の密着ガイド47とこれに挟
まれたガセット形成用立て板ガイド48により、図20
(e)に示すように下面部相当部分12cが二つ折りに折り
畳まれて下面部連続ガセット体になるとともに三角ポケ
ット4b',5b'が二つ折りされて三角耳4c,5cになる。
図中のpart5に対応する区間では、折り畳みが完了して
おり、横ヒートシールとカットが行なわれる。なお、図
20に示す自立性扁平袋の製袋装置においては、縦ヒー
トシーラー46が一つしかないが、複数設けても良い。
又、ヒートシールリブを冷却するクーラーを設けても良
い。
装置を示す。図21(a) は装置の全体正面図であり、図
21(b)〜(e)は折り畳まれる状態変化を示す断面図であ
る。図21(a)はフォーマーの正面図、(b)はフォーマー
の下面図を示す。この自立性扁平袋の製袋装置は、図5
に示す切り離された袋前駆体P1'を作らないで折り込み
工程の途中で図5〜図8に示す袋前駆体P1'の折り込み
と同等の折り込みを行なって最後に切り離すと自立性扁
平袋P1を製造できる。図20に示すように、幅寸法が
前面部の丈と後面部の丈と下面部の前後面方向の寸法と
の合計値(2H+B)である連続する包材F1を包材引
き込みロール17とピンチロール18の間に通して固定
板44に支持されたフォーマー19に掛けるようになっ
ている。図20、図21(a)、(b)から分かるように、フ
ォーマー19は、包材F1を二つ折りにするための三角
板部分19aを有し、該三角板部分19aの下流側端より
下流側に第一のアーム19bと第二のアーム19cと第三
のアーム19bと第四のアーム19eが一体に延在し、第
三のアーム19bと第四のアーム19eにスリット19f
を有する形状である。第一のアーム19bは、図中のpar
t1に対応する部分であり断面縦長である。第二のアー
ム19cは、図中のpart2に対応する部分であり下流側
へ向かって断面縦長から断面横長に漸次変化しつつ漸次
上昇している。第三のアーム19bは、図中のpart3に
対応する部分であり断面横長である。第四のアーム19
eは、図中のpart4に対応する部分であり断面横長な断
面が山形に下流側へ向かうほど大きく折れ曲がってい
る。第四のアーム19eが延在する形状である。第一の
アーム19b と第三のアーム19dの下側に当接するフ
リー回転自在な受けロール49,50がアームの自重を
受けている。第二のアーム19c は、フォーマー19
は、第一のアーム19bの基端を三角板部分19aにボル
ト締めにして袋サイズに対応して、第一のアーム19b
と第二のアーム19cと第三のアーム19bを交換できる
ようにするのが好ましい。第二のアーム19cと第三の
アーム19dについては、両側の輪郭をテフロン(登録
商標)コートしたステンレス線で縁取るようにして、こ
のステンレス線を数ヶ所を支持するブラケットをアーム
基体に張出調整可能に取付ける構造とするのが好まし
い。連続する包材F1をヒートシール性を有する面が内
側になるように三角板部分19aに掛けてから両側一対
のガイド20で寄せ合わせて二つ折りにして三面構成用
半折連続体F1'とする。次いで、該三面構成用半折連続
体F1'を両側一対のガイドロール21,22に通し、さ
らに両側一対の包材引き込みロール45,23に通し
て、両側一対のカッター27間に通している。図中のpa
rt2からpart4に対応して両側一対の密着ガイド47が
備えられている。第三のアーム19dから第四のアーム
19eにかけて設けられたスリット19fにガセット形成
用立て板ガイド48が入り込んでいて、該ガセット形成
用立て板ガイド48を両側の密着ガイド47の下流側部
分が近接状態に挟んでいる。従って、図7(a)から図7
(b)の折り畳みを行なうようになっている。ガイドロー
ル21,22の間には、幅中央より二分すると図17(a)
に示す扁平筒F2'を三面構成用半折連続体F1'に直交す
る方向から挟入する扁平筒挿入手段24が該扁平筒F2'
に対して上流側に、又、ポイントヒートシーラー25が
扁平筒挿入手段24の下流側に設けられている。包材引
き込みロール45,23の間には、両側一対の横ヒート
シーラー46が設けられている。横ヒートシーラー46
は、幅が2Dであるヒートシール面を有している。包材
引き込みロール17,45,23は同期して間欠回転さ
れ、包材を間欠送りピッチ(A+2D)で間欠走行す
る。そして、図20(b)は、ガイドロール21の中心を
通るラインに直角な断面における包材の折り込み状態を
示し、図20(c)は、ガイドロール22の中心を通るラ
インに直角な断面における包材の折り込み状態を示し、
図20(d)は、受けロール50の中心を通るラインに直
角な断面における包材の折り込み状態を示すものであっ
て、図7(a)に対応する折り畳み状態を示し、図20(e)
は、密着ガイド47とガセット形成用立て板ガイド48
との重なり部のラインに直角な断面における包材の折り
込み状態を示すものであって、図7(b)に対応する折り
畳み状態を示す。装置が稼動すると、連続する包材F1
がフォーマー19の三角板部分19aと両側一対のガイ
ド20で寄せ合わせて二つ折りとされ三面構成用半折連
続体F1'となる。ガイドロール21,22の間では、三
面構成用半折連続体F1'が間欠停止する毎に、扁平筒挿
入手段24により扁平筒F2'が挟入され該挟入位置でポ
イントヒートシーラー25により扁平筒F2'の両面幅中
央の下端と中途と上端が三面構成用半折連続体F1'の内
面に溶着される。この場合、下端のポイントヒートシー
ルは長さが2Dである底辺が上に来て頂点が下に来る直
角二等辺三角形に形成される。又、ガイドロール22と
包材引き込みロール45の間の図中のpart2に対応する
区間では、包材の両側の密着ガイド47と包材の下面部
相当部分12cの内側の第二のアーム19cにより、図1
9(b)に示すように三面構成用半折連続体F1'の下面部
相当部分12cが漸次に両側に開いていくとともに扁平
筒F2'の下部が図7(a)に示すように三角ポケット4b',
5b'を形成するように開いていく。図中のpart3に対応
する区間では、密着ガイド47と第三のアーム19dに
より、図20(d)に示すように下面部相当部分12cが水
平に開きかつ三角ポケット4b',5b'が完全に形成され
さらに図7(a)に示すように楔形シール端4c',5c'が第
三のアーム19dの下面側に来る。図中のpart4に対応
する区間では、包材の両側の密着ガイド47とこれに挟
まれたガセット形成用立て板ガイド48により、図20
(e)に示すように下面部相当部分12cが二つ折りに折り
畳まれて下面部連続ガセット体になるとともに三角ポケ
ット4b',5b'が二つ折りされて三角耳4c,5cになる。
図中のpart5に対応する区間では、折り畳みが完了して
おり、横ヒートシールとカットが行なわれる。なお、図
20に示す自立性扁平袋の製袋装置においては、縦ヒー
トシーラー46が一つしかないが、複数設けても良い。
又、ヒートシールリブを冷却するクーラーを設けても良
い。
【0024】図20(a)に示す自立性扁平袋の製袋装置
により、図3に示す自立性扁平袋P6、図5に示す自立
性扁平袋P7を製袋することができることは、図17に
示す袋前駆体の製造装置と同様である。ただし、ヒート
シールリブ10,11を付けるために、包材引き込みロ
ール45と包材引き込みロール23との距離を確保し
て、間に縦ヒートシール装置を備える必要がある。
により、図3に示す自立性扁平袋P6、図5に示す自立
性扁平袋P7を製袋することができることは、図17に
示す袋前駆体の製造装置と同様である。ただし、ヒート
シールリブ10,11を付けるために、包材引き込みロ
ール45と包材引き込みロール23との距離を確保し
て、間に縦ヒートシール装置を備える必要がある。
【0025】図20(a)に示す製袋装置において、カッ
ター27によるカットを一回置きに休むと、図22に示
すツインタイプの自立性扁平袋が出来る。この自立性扁
平袋は、[請求項5]に記載のように、一枚の包材区分
を折り曲げて二袋分の前面部61及び後面部62との間
に二つ折りに折り畳まれる二袋分の下面部ガセット体6
3が一体形成されているとともに、別の包材区分を縦中
央線で二つ折りにしてさらに折り線の下端を二つ折りの
内側に斜めに凹ませて下部に二股状の三角耳を有して左
右の側面部ガセット体64,65が形成され、該側面部
ガセット体64,65が二つ折りの折り線が内方に来る
ように前面部61と後面部62との間に挟み込まれ二股
状の三角耳64a,65aが下面部ガセット体63を跨い
でおり、又、扁平筒の下端両角を凹ませて二袋分の二股
状の三角耳66aを有して中央壁ガセット体66が形成
され、該中央壁ガセット体66が二つ折りの折り線が内
方に来るように前面部と後面部との間に挟み込まれ二袋
分の二股状の三角耳が下面部ガセット体63を跨いでお
り、左右の側面部ガセット体64,65の両側の端縁及
び下側の端縁が前面部61の側縁と後面部62の側縁と
下面部ガセット体63の端縁に包材同士を接続するヒー
トシールリブ67,68が形成されているとともに、中
央壁ガセット体66の幅中央帯状部分66aが前面部6
1と後面部62と下面部ガセット体63にヒートシール
接続され、さらに、前面部61と下面部ガセット体62
との折り線、及び後面部62と下面部ガセット体63と
の折り線にヒートシールリブ69が形成されている。こ
のツインタイプの自立性扁平袋は、ファストフードでポ
テトチップスを容れる袋として二人用に好適である。
又、このツインタイプの自立性扁平袋にスパウトを取付
ければ、ジュース類等の飲料用として好適である。
ター27によるカットを一回置きに休むと、図22に示
すツインタイプの自立性扁平袋が出来る。この自立性扁
平袋は、[請求項5]に記載のように、一枚の包材区分
を折り曲げて二袋分の前面部61及び後面部62との間
に二つ折りに折り畳まれる二袋分の下面部ガセット体6
3が一体形成されているとともに、別の包材区分を縦中
央線で二つ折りにしてさらに折り線の下端を二つ折りの
内側に斜めに凹ませて下部に二股状の三角耳を有して左
右の側面部ガセット体64,65が形成され、該側面部
ガセット体64,65が二つ折りの折り線が内方に来る
ように前面部61と後面部62との間に挟み込まれ二股
状の三角耳64a,65aが下面部ガセット体63を跨い
でおり、又、扁平筒の下端両角を凹ませて二袋分の二股
状の三角耳66aを有して中央壁ガセット体66が形成
され、該中央壁ガセット体66が二つ折りの折り線が内
方に来るように前面部と後面部との間に挟み込まれ二袋
分の二股状の三角耳が下面部ガセット体63を跨いでお
り、左右の側面部ガセット体64,65の両側の端縁及
び下側の端縁が前面部61の側縁と後面部62の側縁と
下面部ガセット体63の端縁に包材同士を接続するヒー
トシールリブ67,68が形成されているとともに、中
央壁ガセット体66の幅中央帯状部分66aが前面部6
1と後面部62と下面部ガセット体63にヒートシール
接続され、さらに、前面部61と下面部ガセット体62
との折り線、及び後面部62と下面部ガセット体63と
の折り線にヒートシールリブ69が形成されている。こ
のツインタイプの自立性扁平袋は、ファストフードでポ
テトチップスを容れる袋として二人用に好適である。
又、このツインタイプの自立性扁平袋にスパウトを取付
ければ、ジュース類等の飲料用として好適である。
【0026】図23は、本願発明の自立性扁平袋を適用
することができる簡素な給袋充填包装機の平面図を示
す。間欠回転する円形テーブル51は90度毎に間欠停
止するようになっており、4つのステーションに対応す
る4箇所には移送用バキュームボックス52と、袋押え
53が設けられている。第一のステーションIにおいて
は、給袋用バキュームハンド54により供給される自立
性扁平袋P1、P6、又はP7が移送用バキュームボック
ス52により吸引保持されると、給袋用バキュームハン
ド54が吸引を解いて後退復帰する。第二のステーショ
ンIIにおいては、開袋用バキュームハンド55が移送用
バキュームボックス52により吸引保持された自立性扁
平袋P1、P6、又はP7に密着してから吸引を開始して
袋の厚み寸法Bだけ後退して自立性扁平袋P1、P6、又
はP7を開袋し、すると、袋押え53が袋側面に密着す
る位置に移動し、上方から充填筒56が袋開口内に若干
寸法入り充填筒56を通して被包装物(ばらもの)を落
下充填が行なわれ、その後、充填筒56が上昇復帰する
とともに、開袋用バキュームハンド55が吸引を解いて
後退復帰する。第三のステーションIIIにおいては、シ
ャッター57が先行動作して袋開口を閉じ、次いで、封
緘用ヒートシーラー58が開口をヒートシールする。第
四のステーションIVにおいては、移送用バキュームボ
ックス52が吸引を解きかつ袋押え53が開いて移載用
バキュームハンド59が包装体Pに密着して吸引保持し
てコンベア60上に移載する。
することができる簡素な給袋充填包装機の平面図を示
す。間欠回転する円形テーブル51は90度毎に間欠停
止するようになっており、4つのステーションに対応す
る4箇所には移送用バキュームボックス52と、袋押え
53が設けられている。第一のステーションIにおいて
は、給袋用バキュームハンド54により供給される自立
性扁平袋P1、P6、又はP7が移送用バキュームボック
ス52により吸引保持されると、給袋用バキュームハン
ド54が吸引を解いて後退復帰する。第二のステーショ
ンIIにおいては、開袋用バキュームハンド55が移送用
バキュームボックス52により吸引保持された自立性扁
平袋P1、P6、又はP7に密着してから吸引を開始して
袋の厚み寸法Bだけ後退して自立性扁平袋P1、P6、又
はP7を開袋し、すると、袋押え53が袋側面に密着す
る位置に移動し、上方から充填筒56が袋開口内に若干
寸法入り充填筒56を通して被包装物(ばらもの)を落
下充填が行なわれ、その後、充填筒56が上昇復帰する
とともに、開袋用バキュームハンド55が吸引を解いて
後退復帰する。第三のステーションIIIにおいては、シ
ャッター57が先行動作して袋開口を閉じ、次いで、封
緘用ヒートシーラー58が開口をヒートシールする。第
四のステーションIVにおいては、移送用バキュームボ
ックス52が吸引を解きかつ袋押え53が開いて移載用
バキュームハンド59が包装体Pに密着して吸引保持し
てコンベア60上に移載する。
【0027】包材について、前面部1と下面部ガセット
体2と後面部3を構成するための包材と左右の側面部ガ
セット連続体4,5を構成するための包材は、例えば、O
PP、PET、シリカ又はアルミナを蒸着された二軸延伸フ
ィルム、アルミニウム箔、紙等を外面側とし、中間層が
有っても無くても自由であり、内面側にCPP、PE、LLDP
E、HDPE等のシーラントフィルムを積層してなる積層包
材を用いることが好ましい。又、内面側にCPPやPEから
なる不織布を積層しても良い。又、前面部1と下面部ガ
セット体2と後面部3を構成するための包材と左右の側
面部ガセット連続体4,5を構成するための包材は、少
なくとも内面側の周縁の接合部が熱溶着性接着剤がヒー
トシールリブに対応している箇所にパートコーとされて
いれば足りる。例えば、外面及び/又は内面に二軸延伸
フィルムを積層したアルミニウム箔、或いは紙等の包材
の内面のヒートシールリブに対応している箇所に、加熱
溶着性接着剤を塗布してなるものでも良い。袋の用途に
よっては、内面がヒートシール性を有する生分解性プラ
スチックフィルムを包材に用いることが出来る。大きな
メッシュ材より構成しても良い包装袋やショッピングバ
ッグ等の場合も有り得る。どのような包材が使えるかに
関しては、例えば、特開平7-314587号、特開平9-216638
号、特開2000-153849号、特開2001-48194号、特開2001-
206385号の袋に採用される包材がそのまま使用可能であ
る。
体2と後面部3を構成するための包材と左右の側面部ガ
セット連続体4,5を構成するための包材は、例えば、O
PP、PET、シリカ又はアルミナを蒸着された二軸延伸フ
ィルム、アルミニウム箔、紙等を外面側とし、中間層が
有っても無くても自由であり、内面側にCPP、PE、LLDP
E、HDPE等のシーラントフィルムを積層してなる積層包
材を用いることが好ましい。又、内面側にCPPやPEから
なる不織布を積層しても良い。又、前面部1と下面部ガ
セット体2と後面部3を構成するための包材と左右の側
面部ガセット連続体4,5を構成するための包材は、少
なくとも内面側の周縁の接合部が熱溶着性接着剤がヒー
トシールリブに対応している箇所にパートコーとされて
いれば足りる。例えば、外面及び/又は内面に二軸延伸
フィルムを積層したアルミニウム箔、或いは紙等の包材
の内面のヒートシールリブに対応している箇所に、加熱
溶着性接着剤を塗布してなるものでも良い。袋の用途に
よっては、内面がヒートシール性を有する生分解性プラ
スチックフィルムを包材に用いることが出来る。大きな
メッシュ材より構成しても良い包装袋やショッピングバ
ッグ等の場合も有り得る。どのような包材が使えるかに
関しては、例えば、特開平7-314587号、特開平9-216638
号、特開2000-153849号、特開2001-48194号、特開2001-
206385号の袋に採用される包材がそのまま使用可能であ
る。
【0028】具体的には、特開2000-153849号の明細書
の[0014]、[0015][0016]に列挙されている包材が
そっくり適用可能である。以下の記述は、特開2000-153
849号の明細書からの転載である(符号を削除した)。
本発明の平底袋を形成するいずれの面にも共通して好ま
しく使用できる複合フィルムの構成の具体例として以下
のようなものが挙げられる。 (1) 0N/AD/L LDPE(#) (2) ON/AC/(HDPE/LLDPE)(#) (3) ON・SiOX/AC/(HDPE/LLDPE)(#) (4) PET/AD/AL/AD/ON/AD/LLDPE(#) (5) PET/AD/AL/AD/ON/AD/S-PE(#) (6) PET/AD/AL/AD/ON/AD/CPP(#) (7) PET/AD/ON/AD/AL/AD/LLDPE(#) (8) PET/AD/ON/AD/AL/AD/S-PE(#) (9) PET/AD/ON/AD/AL/AD/CPP(#) (10)PET/AD/EVOH/AD/ON/AD/CPP(#) (11)ON/AD/O-HDPE/AD/LLDPE(#) (12)ON/AD/O-PP/AD/LLDPE(#) 尚、上記材質構成例を略号にて記載したが、略号はそれ
ぞれ次の材質または層を示す。ON: 二軸延伸ナイロンフ
ィルム、AD: 接着剤、LLDPE: 線状低密度ポリエチレ
ン、AL:アルミニウム箔、O-HDPE:高密度ポリエチレンの
一軸延伸フィルム、LDPE:低密度ポリエチレン、O-PP:
ポリプロピレンの1軸延伸フィルム、S-PE:メタロセン
系触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重
合体、PET:二軸延伸ポリエステルフィルム、CPP: 未延
伸ポリプロピレンフィルム、SiOX :シリカ、AC:アンカ
ーコート、EVOH:エチレン・酢酸ビニル共重合体のけん
化物であり、また()は共押出しを示す。また、アンカ
ーコートは、押出しコーティングで樹脂を積層する際、
接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーテ
ィングするものでプライマーコートの一種である。そし
て、アルミニウム箔、シリカ蒸着層、EVOHフィルムなど
は、ガスバリア性を付与するために積層するものであ
る。また、前記複合フィルムに用いる一軸延伸HDPEフィ
ルムや一軸延伸PPフィルムは、前記フィルム注出口にお
ける袋の開口を注出口部の引き裂きによる方法の形式に
おいて、その延伸方向を袋を開封する際の引き裂き方向
と一致するように用いることにより、引き裂きの方向性
を一層安定化させことができる。また、熱融着層として
は、LLDPEフィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙げた
が、LLDPE フィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容
物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラッキン
グ性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱性、低臭性に優
れており、これらの性能を必要とする内容物の包装用に
適している。熱融着層には上記のほか、充填される内容
物に応じて、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル
共重合体、アイオノマー、ポリエステル樹脂、メタロセ
ン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共
重合体なども適宜選択して使用することができる。
の[0014]、[0015][0016]に列挙されている包材が
そっくり適用可能である。以下の記述は、特開2000-153
849号の明細書からの転載である(符号を削除した)。
本発明の平底袋を形成するいずれの面にも共通して好ま
しく使用できる複合フィルムの構成の具体例として以下
のようなものが挙げられる。 (1) 0N/AD/L LDPE(#) (2) ON/AC/(HDPE/LLDPE)(#) (3) ON・SiOX/AC/(HDPE/LLDPE)(#) (4) PET/AD/AL/AD/ON/AD/LLDPE(#) (5) PET/AD/AL/AD/ON/AD/S-PE(#) (6) PET/AD/AL/AD/ON/AD/CPP(#) (7) PET/AD/ON/AD/AL/AD/LLDPE(#) (8) PET/AD/ON/AD/AL/AD/S-PE(#) (9) PET/AD/ON/AD/AL/AD/CPP(#) (10)PET/AD/EVOH/AD/ON/AD/CPP(#) (11)ON/AD/O-HDPE/AD/LLDPE(#) (12)ON/AD/O-PP/AD/LLDPE(#) 尚、上記材質構成例を略号にて記載したが、略号はそれ
ぞれ次の材質または層を示す。ON: 二軸延伸ナイロンフ
ィルム、AD: 接着剤、LLDPE: 線状低密度ポリエチレ
ン、AL:アルミニウム箔、O-HDPE:高密度ポリエチレンの
一軸延伸フィルム、LDPE:低密度ポリエチレン、O-PP:
ポリプロピレンの1軸延伸フィルム、S-PE:メタロセン
系触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重
合体、PET:二軸延伸ポリエステルフィルム、CPP: 未延
伸ポリプロピレンフィルム、SiOX :シリカ、AC:アンカ
ーコート、EVOH:エチレン・酢酸ビニル共重合体のけん
化物であり、また()は共押出しを示す。また、アンカ
ーコートは、押出しコーティングで樹脂を積層する際、
接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーテ
ィングするものでプライマーコートの一種である。そし
て、アルミニウム箔、シリカ蒸着層、EVOHフィルムなど
は、ガスバリア性を付与するために積層するものであ
る。また、前記複合フィルムに用いる一軸延伸HDPEフィ
ルムや一軸延伸PPフィルムは、前記フィルム注出口にお
ける袋の開口を注出口部の引き裂きによる方法の形式に
おいて、その延伸方向を袋を開封する際の引き裂き方向
と一致するように用いることにより、引き裂きの方向性
を一層安定化させことができる。また、熱融着層として
は、LLDPEフィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙げた
が、LLDPE フィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容
物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラッキン
グ性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱性、低臭性に優
れており、これらの性能を必要とする内容物の包装用に
適している。熱融着層には上記のほか、充填される内容
物に応じて、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル
共重合体、アイオノマー、ポリエステル樹脂、メタロセ
ン系触媒を用いて重合したエチレンーα・オレフィン共
重合体なども適宜選択して使用することができる。
【0029】本願発明の自立性扁平袋は、液体、粘性流
体、粉粒体、塊状物等を対象とする業務用の大容量の包
装袋に好適である。本願発明は、図1、図3、図4に示
す自立性扁平袋をショッピングバッグとして製袋すると
きは、補強と持ち易くするために開口縁の内側に両面ヒ
ートシール性を有する三層の帯状フィルムを積層するこ
とが好ましい。本願発明の最も大きな目的は、三方ガセ
ット付きであって前面部と後面部と下面部ガセット体が
一枚の包材区分で構成されていて底抜け強度が極めて大
きい扁平袋を提案することに特徴がある。密封性の確保
の必要がない袋では、ヒートシール箇所が必ずしも連続
している必要はない。米袋等では、破袋を回避するため
にヒートシールが断続し空気抜きが行なわれている。
体、粉粒体、塊状物等を対象とする業務用の大容量の包
装袋に好適である。本願発明は、図1、図3、図4に示
す自立性扁平袋をショッピングバッグとして製袋すると
きは、補強と持ち易くするために開口縁の内側に両面ヒ
ートシール性を有する三層の帯状フィルムを積層するこ
とが好ましい。本願発明の最も大きな目的は、三方ガセ
ット付きであって前面部と後面部と下面部ガセット体が
一枚の包材区分で構成されていて底抜け強度が極めて大
きい扁平袋を提案することに特徴がある。密封性の確保
の必要がない袋では、ヒートシール箇所が必ずしも連続
している必要はない。米袋等では、破袋を回避するため
にヒートシールが断続し空気抜きが行なわれている。
【0030】[請求項1]乃至[請求項3]に記載の自
立性扁平袋は、以下のような製造方法により製造される
自立性扁平袋も含まれる。説明すると、前面部と下面部
と後面部の合計の大きさに相当する一枚の包材を中程の
下面部相当部分の中央で二つ折りにして三面構成用半折
体とする。そして、該三面構成用半折体の前面部相当部
分と後面部相当部分の間でかつ幅方向両側に左右の側面
部ガセット体を挟入する。該側面部ガセット体は、側面
部構成用包材を二つ折りにしてさらに二つ折り線の下部
を内側へ凹ませて二股状の三角耳を形成してなるもので
ある。側面部ガセット体の両側の端縁を前面部相当部分
と後面部相当部分の両側の端縁とをヒートシールリブで
接合する。ただし、包材が四枚重ねになる二股状の三角
耳の中程に二枚がヒートシールされないようにする。こ
うして、三面構成用半折体と左右の側面部ガセット体と
で袋前駆体を作る。この袋前駆体は、図1に比べて相違
する点は、予め二股状の三角耳を形成してあることにあ
る。その分、組付けが難しくなる。次いで、図6、図
7、図8に示すように、袋前駆体の下端より袋前後面方
向の寸法に等しい上方位置において前面部相当部分と後
面部相当部分が離れないように扁平拘束板で押え付け
て、下面部相当部分の両側の上縁部分を両側一対のバキ
ュームバッドを閉じて吸引把持して両側外方へ所要寸法
離隔させて下面部相当部分を開くとともに、予め形成さ
れている側面部ガセット体の二股状の三角耳を開き、次
いで、突き板を下面部相当部分の中央へ突き入れて扁平
拘束板の近傍までストロークさせてから、前記両側一対
のバキュームバッドを再び閉じて底面部相当部分を二つ
折りに折り畳んで下面部ガセット体とするとともに前面
部相当部分と後面部相当部分をそれぞれ前面部と後面部
とし、同時に側面部ガセット体の二股状の三角耳が下面
部ガセット体の両端を跨いだ状態とし、次いで、両側の
二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨いでいる端縁同
士の重なり部分に対して両側一対のボトムサイドヒート
シーラーを閉じて側面部ガセット体の両側の端縁と前面
部の側縁部と後面部の側縁部とをヒートシールリブで接
続するとともに側面部ガセット体の下側の端縁と下面部
ガセット体の端縁とをヒートシールリブで接続する。そ
して、袋前駆体についても、図17(a)に示すように、
製造装置で製造する。相違する点は、扁平筒の一端両角
を直角三角形に凹み折りして直角に尖った二股状の三角
耳を折込み形成してなり幅中央より二分すると側面部ガ
セット体を対称的に二個取りできる二個取り用側面部ガ
セット体を、三面構成用半折連続体に挟入する点であ
る。以上の製造方法で製造される自立性扁平袋について
も、[請求項1]乃至[請求項3]に記載の自立性扁平
袋に含まれるものである。
立性扁平袋は、以下のような製造方法により製造される
自立性扁平袋も含まれる。説明すると、前面部と下面部
と後面部の合計の大きさに相当する一枚の包材を中程の
下面部相当部分の中央で二つ折りにして三面構成用半折
体とする。そして、該三面構成用半折体の前面部相当部
分と後面部相当部分の間でかつ幅方向両側に左右の側面
部ガセット体を挟入する。該側面部ガセット体は、側面
部構成用包材を二つ折りにしてさらに二つ折り線の下部
を内側へ凹ませて二股状の三角耳を形成してなるもので
ある。側面部ガセット体の両側の端縁を前面部相当部分
と後面部相当部分の両側の端縁とをヒートシールリブで
接合する。ただし、包材が四枚重ねになる二股状の三角
耳の中程に二枚がヒートシールされないようにする。こ
うして、三面構成用半折体と左右の側面部ガセット体と
で袋前駆体を作る。この袋前駆体は、図1に比べて相違
する点は、予め二股状の三角耳を形成してあることにあ
る。その分、組付けが難しくなる。次いで、図6、図
7、図8に示すように、袋前駆体の下端より袋前後面方
向の寸法に等しい上方位置において前面部相当部分と後
面部相当部分が離れないように扁平拘束板で押え付け
て、下面部相当部分の両側の上縁部分を両側一対のバキ
ュームバッドを閉じて吸引把持して両側外方へ所要寸法
離隔させて下面部相当部分を開くとともに、予め形成さ
れている側面部ガセット体の二股状の三角耳を開き、次
いで、突き板を下面部相当部分の中央へ突き入れて扁平
拘束板の近傍までストロークさせてから、前記両側一対
のバキュームバッドを再び閉じて底面部相当部分を二つ
折りに折り畳んで下面部ガセット体とするとともに前面
部相当部分と後面部相当部分をそれぞれ前面部と後面部
とし、同時に側面部ガセット体の二股状の三角耳が下面
部ガセット体の両端を跨いだ状態とし、次いで、両側の
二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨いでいる端縁同
士の重なり部分に対して両側一対のボトムサイドヒート
シーラーを閉じて側面部ガセット体の両側の端縁と前面
部の側縁部と後面部の側縁部とをヒートシールリブで接
続するとともに側面部ガセット体の下側の端縁と下面部
ガセット体の端縁とをヒートシールリブで接続する。そ
して、袋前駆体についても、図17(a)に示すように、
製造装置で製造する。相違する点は、扁平筒の一端両角
を直角三角形に凹み折りして直角に尖った二股状の三角
耳を折込み形成してなり幅中央より二分すると側面部ガ
セット体を対称的に二個取りできる二個取り用側面部ガ
セット体を、三面構成用半折連続体に挟入する点であ
る。以上の製造方法で製造される自立性扁平袋について
も、[請求項1]乃至[請求項3]に記載の自立性扁平
袋に含まれるものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明してきたように、本願発明の自
立性扁平袋及びその製造方法は、以下の効果を有する。 (1)請求項1乃至4に記載の自立性扁平袋は、前面部と
下面部ガセット体と後面部とが一枚の包材区分で連続し
ているので、直方体の大きな容積を形成し、耐底抜け強
度が大きい。前面部と後面部と下面部とが一枚の包材区
分であるから、重量物を包装した場合でも底抜け破袋は
全く起こらず、袋下部の側面の破袋強度がヒートシール
リブの幅寸法に依存性を有している。ヒートシールリブ
の幅寸法を小さく、例えば3mm以内に採っても底面に
かかる重量は前面部と後面部とで半分負担し左右の側面
部にかかる残り半分の重量負担も立てリブで分散されて
前面部と後面部が負担することになるから、比較的重い
被包装物でも十分な袋下部の側面の破袋強度が得られ
る。ヒートシールリブをシールカットにより形成する
と、リブ幅が1mm未満となるが、底抜けする惧れがな
いから、例えば、ポリエチレン単体フィルムにより食パ
ン用の包装袋として製袋した場合、十分な袋底強度があ
り、直角三角形ポケットも形成されないので外観性も取
り扱い上も優れている。外観性が優れているので、海苔
を直巻きしたおにぎりの個包装袋としても好適である。
直方体の大きな容積を形成し、耐底抜け強度が大きい点
では、酒瓶を入れて吊り下げて持ち帰る袋にも好適であ
る。 (2)請求項1乃至4に記載の自立性扁平袋は、前面部と
下面部ガセット体と後面部とが一枚の包材区分で連続し
て、開袋すると、下面部が方形面になり、しかも下面部
のどこにもがシートシールリブが垂下していないフルフ
ラットになるか、又は四隅が内方へ若干引っ張られ状態
であって下面部がシートシールリブどこにも垂下してい
ないフルフラットになるか、又は、前面側と後面側に極
めて小さいシール幅でシートシールリブが垂下するだけ
で実質的にフルフラットになるので、着座性・自立安定
性が究極的に高い。 (3)請求項1乃至4に記載の自立性扁平袋は、前面部と
下面部ガセット体と後面部とが一枚の包材区分で連続し
て、開袋すると、下面部が完全にフラットな方形底面に
なり、側面部の下端両隅がシートシールリブで直角に立
ち上がり、タイトな感じを与え優れた外観性を有する。
又、底面部と前面部の角及び底面部と後面部の角にシー
トシールリブを設ける場合も、前面部と下面部ガセット
体と後面部とが一枚の包材区分で連続しているので、ヒ
ートシール強度を出すための大きなシール幅とする必要
はなく極めて小さいシール幅とすることができ、シート
シールリブが長くて倒れることを回避できるから外観性
に優れている。 (4)請求項1乃至3に記載の自立性扁平袋は、開袋した
ときに、下面部と前面部との境界線及び下面部と前面部
との境界線にヒートシールリブが垂下しないか、又は、
折り癖(ヘム)に変わる弱小寸法のヒートシールリブが
垂下するものであり、又、側面部ガセット体の下側の端
縁と下面部ガセット体の端縁とに形成されたヒートシー
ルリブは水平に延びるから、軽量物は勿論のこと、重量
物を包装してもヒートシールリブが座屈するという問題
が起きないから、極めて安定した着座性・自立性を有し
保形性・外観性が良好である重量物を包装する場合に好
適である。従って、業務用の加工食品やペットフードの
大袋、小麦粉等の袋に好適である。なお、軽量物に好適
であることは勿論である。 (5)特に、 請求項2に記載の発明の自立性扁平袋は、側
面部ガセット体の二股状の三角耳の下端三角部分が内側
上方へ折り返されてヒートシールリブ内にサンドイッチ
にされている構成であるので、ヒートシールリブの幅を
適切な大きさに採ると、側面部ガセット体の二股状の三
角耳の下端におけるヒートシール性、すなわち、下面部
の四隅のヒートシール性が必要十分に確保できるので、
袋の底部四隅のシートシール性が液体用のパッケージ用
に必要十分に確保される。従って、開袋時に直方体形状
の大きな容積になり、極めて高いヒートシール性を有す
るヒートシールリブを形成することができて、ヒートシ
ールリブからの液漏れする惧れがないから、アルミニウ
ム箔を積層した包材に代表される通気性・通液性がない
包材を使用して製袋すれば、シャンプーやリンスや洗剤
や溶剤やインク等の液体用、アミノ酸等を含むゼリー状
の飲料や味噌や建築用のパテ等の粘性流体用、洗剤や小
麦粉等の粉粒体用、液汁が出る各種加工食品用、蒟蒻や
しらたき等の水に浮遊させて加工食品用のパッケージと
して好適であり、液体用の大容量のパッケージとしても
好適である。又、袋開口に液漏れしないジッパーを取付
けることで、少量ずつ多数回に渡って内容物を取出す液
体用のパッケージとして採用できる。さらに、スパウト
等を設けることで、各種ドリンク用のパッケージとし
て、或いは少量ずつ多数回に渡って内容物を取出す液体
用のパッケージとして採用できる。又、内面にシートシ
ール性と撥水性を有する厚紙を用いてシール幅を大きく
採ってゴミ袋用として製袋すると、液漏れがなく、底抜
けする惧れがなく、開袋すると、フラットな方形底面と
なり、着座性が良いから取り扱い易いゴミ袋を提供でき
る。 (6) 請求項3に記載の自立性扁平袋は、袋の底部四隅に
ピンホールが生じるが、図3に示すように、前面部と後
面部の下端にシール幅を例えば2.0mmとするヒート
シールリブ10,11を付けると完全に解消でき、液体
用のパッケージでなければ密閉性は十分足りる。又、請
求項2と3に記載の発明を除く権利範囲の自立性扁平袋
も、底部四隅にピンホールが生じるが、図4に示すよう
に、例えば2.0mmとするヒートシールリブ10,1
1を付けると完全に解消でき、液体用のパッケージでな
ければ密閉性は十分足りる。この袋は、側面部ガセット
体の下端両隅において下面部が前面部又は後面部に若干
吊り上げられ内方へ引っ張られる状態を回避できて、外
観性が優れ・保形性・着座性・自立性が良く、前面部と
後面部と下面部とが一枚の包材区分であるから、重量物
を包装した場合でも底抜け破袋が起こる惧れがないか
ら、シール幅を若干大きく採って必要なシール強度を確
保することにより、粉石けんや小麦粉等に適した袋を提
供できる。又、素材を選び、引き裂き強度が大きい包材
を用いてシール幅を大きく採りシール強度を大きく確保
すると、請求項1乃至3に記載の自立性扁平袋は、強度
・外観性・保形性・着座性・自立性に優れたショッピン
グバッグを提供できる。 (7) 請求項5に記載の自立性扁平袋の製造方法は、上記
の優れた効果を有する請求項1乃至請求項3に記載の自
立性扁平袋を製袋できる。 (8) 請求項6に記載の自立性扁平袋の製造方法は、請求
項5に記載の自立性扁平袋の製造方法について、安価な
量産を可能にする。 (9)請求項7に記載の自立性扁平袋の製造方法は、上記
の効果を有する請求項1乃至請求項4に記載の発明の自
立性扁平袋の製袋の安価な量産を可能にするとともに、
構造が複雑でなく安価な製造装置を提供できる。 (10)請求項7に記載の自立性扁平袋の製造方法は、上記
の効果を有する請求項4に記載の発明の自立性扁平袋を
製袋できる。 (11)請求項4に記載の自立性扁平袋は、ファストフード
において、開袋してポテトチップス等を入れると、着座
性・自立性が良好であるので、テーブルにおいた袋が転
倒する惧れがなく、二人用に好適である。又、このツイ
ンタイプの自立性扁平袋にスパウトを取付ければ、ジュ
ース類等の飲料を入れると開袋して、着座性・外観性が
良好であり、スパウトにストローを差し込んで二人で仲
良く飲むことができ、優れた外観性・機能性を有する。
立性扁平袋及びその製造方法は、以下の効果を有する。 (1)請求項1乃至4に記載の自立性扁平袋は、前面部と
下面部ガセット体と後面部とが一枚の包材区分で連続し
ているので、直方体の大きな容積を形成し、耐底抜け強
度が大きい。前面部と後面部と下面部とが一枚の包材区
分であるから、重量物を包装した場合でも底抜け破袋は
全く起こらず、袋下部の側面の破袋強度がヒートシール
リブの幅寸法に依存性を有している。ヒートシールリブ
の幅寸法を小さく、例えば3mm以内に採っても底面に
かかる重量は前面部と後面部とで半分負担し左右の側面
部にかかる残り半分の重量負担も立てリブで分散されて
前面部と後面部が負担することになるから、比較的重い
被包装物でも十分な袋下部の側面の破袋強度が得られ
る。ヒートシールリブをシールカットにより形成する
と、リブ幅が1mm未満となるが、底抜けする惧れがな
いから、例えば、ポリエチレン単体フィルムにより食パ
ン用の包装袋として製袋した場合、十分な袋底強度があ
り、直角三角形ポケットも形成されないので外観性も取
り扱い上も優れている。外観性が優れているので、海苔
を直巻きしたおにぎりの個包装袋としても好適である。
直方体の大きな容積を形成し、耐底抜け強度が大きい点
では、酒瓶を入れて吊り下げて持ち帰る袋にも好適であ
る。 (2)請求項1乃至4に記載の自立性扁平袋は、前面部と
下面部ガセット体と後面部とが一枚の包材区分で連続し
て、開袋すると、下面部が方形面になり、しかも下面部
のどこにもがシートシールリブが垂下していないフルフ
ラットになるか、又は四隅が内方へ若干引っ張られ状態
であって下面部がシートシールリブどこにも垂下してい
ないフルフラットになるか、又は、前面側と後面側に極
めて小さいシール幅でシートシールリブが垂下するだけ
で実質的にフルフラットになるので、着座性・自立安定
性が究極的に高い。 (3)請求項1乃至4に記載の自立性扁平袋は、前面部と
下面部ガセット体と後面部とが一枚の包材区分で連続し
て、開袋すると、下面部が完全にフラットな方形底面に
なり、側面部の下端両隅がシートシールリブで直角に立
ち上がり、タイトな感じを与え優れた外観性を有する。
又、底面部と前面部の角及び底面部と後面部の角にシー
トシールリブを設ける場合も、前面部と下面部ガセット
体と後面部とが一枚の包材区分で連続しているので、ヒ
ートシール強度を出すための大きなシール幅とする必要
はなく極めて小さいシール幅とすることができ、シート
シールリブが長くて倒れることを回避できるから外観性
に優れている。 (4)請求項1乃至3に記載の自立性扁平袋は、開袋した
ときに、下面部と前面部との境界線及び下面部と前面部
との境界線にヒートシールリブが垂下しないか、又は、
折り癖(ヘム)に変わる弱小寸法のヒートシールリブが
垂下するものであり、又、側面部ガセット体の下側の端
縁と下面部ガセット体の端縁とに形成されたヒートシー
ルリブは水平に延びるから、軽量物は勿論のこと、重量
物を包装してもヒートシールリブが座屈するという問題
が起きないから、極めて安定した着座性・自立性を有し
保形性・外観性が良好である重量物を包装する場合に好
適である。従って、業務用の加工食品やペットフードの
大袋、小麦粉等の袋に好適である。なお、軽量物に好適
であることは勿論である。 (5)特に、 請求項2に記載の発明の自立性扁平袋は、側
面部ガセット体の二股状の三角耳の下端三角部分が内側
上方へ折り返されてヒートシールリブ内にサンドイッチ
にされている構成であるので、ヒートシールリブの幅を
適切な大きさに採ると、側面部ガセット体の二股状の三
角耳の下端におけるヒートシール性、すなわち、下面部
の四隅のヒートシール性が必要十分に確保できるので、
袋の底部四隅のシートシール性が液体用のパッケージ用
に必要十分に確保される。従って、開袋時に直方体形状
の大きな容積になり、極めて高いヒートシール性を有す
るヒートシールリブを形成することができて、ヒートシ
ールリブからの液漏れする惧れがないから、アルミニウ
ム箔を積層した包材に代表される通気性・通液性がない
包材を使用して製袋すれば、シャンプーやリンスや洗剤
や溶剤やインク等の液体用、アミノ酸等を含むゼリー状
の飲料や味噌や建築用のパテ等の粘性流体用、洗剤や小
麦粉等の粉粒体用、液汁が出る各種加工食品用、蒟蒻や
しらたき等の水に浮遊させて加工食品用のパッケージと
して好適であり、液体用の大容量のパッケージとしても
好適である。又、袋開口に液漏れしないジッパーを取付
けることで、少量ずつ多数回に渡って内容物を取出す液
体用のパッケージとして採用できる。さらに、スパウト
等を設けることで、各種ドリンク用のパッケージとし
て、或いは少量ずつ多数回に渡って内容物を取出す液体
用のパッケージとして採用できる。又、内面にシートシ
ール性と撥水性を有する厚紙を用いてシール幅を大きく
採ってゴミ袋用として製袋すると、液漏れがなく、底抜
けする惧れがなく、開袋すると、フラットな方形底面と
なり、着座性が良いから取り扱い易いゴミ袋を提供でき
る。 (6) 請求項3に記載の自立性扁平袋は、袋の底部四隅に
ピンホールが生じるが、図3に示すように、前面部と後
面部の下端にシール幅を例えば2.0mmとするヒート
シールリブ10,11を付けると完全に解消でき、液体
用のパッケージでなければ密閉性は十分足りる。又、請
求項2と3に記載の発明を除く権利範囲の自立性扁平袋
も、底部四隅にピンホールが生じるが、図4に示すよう
に、例えば2.0mmとするヒートシールリブ10,1
1を付けると完全に解消でき、液体用のパッケージでな
ければ密閉性は十分足りる。この袋は、側面部ガセット
体の下端両隅において下面部が前面部又は後面部に若干
吊り上げられ内方へ引っ張られる状態を回避できて、外
観性が優れ・保形性・着座性・自立性が良く、前面部と
後面部と下面部とが一枚の包材区分であるから、重量物
を包装した場合でも底抜け破袋が起こる惧れがないか
ら、シール幅を若干大きく採って必要なシール強度を確
保することにより、粉石けんや小麦粉等に適した袋を提
供できる。又、素材を選び、引き裂き強度が大きい包材
を用いてシール幅を大きく採りシール強度を大きく確保
すると、請求項1乃至3に記載の自立性扁平袋は、強度
・外観性・保形性・着座性・自立性に優れたショッピン
グバッグを提供できる。 (7) 請求項5に記載の自立性扁平袋の製造方法は、上記
の優れた効果を有する請求項1乃至請求項3に記載の自
立性扁平袋を製袋できる。 (8) 請求項6に記載の自立性扁平袋の製造方法は、請求
項5に記載の自立性扁平袋の製造方法について、安価な
量産を可能にする。 (9)請求項7に記載の自立性扁平袋の製造方法は、上記
の効果を有する請求項1乃至請求項4に記載の発明の自
立性扁平袋の製袋の安価な量産を可能にするとともに、
構造が複雑でなく安価な製造装置を提供できる。 (10)請求項7に記載の自立性扁平袋の製造方法は、上記
の効果を有する請求項4に記載の発明の自立性扁平袋を
製袋できる。 (11)請求項4に記載の自立性扁平袋は、ファストフード
において、開袋してポテトチップス等を入れると、着座
性・自立性が良好であるので、テーブルにおいた袋が転
倒する惧れがなく、二人用に好適である。又、このツイ
ンタイプの自立性扁平袋にスパウトを取付ければ、ジュ
ース類等の飲料を入れると開袋して、着座性・外観性が
良好であり、スパウトにストローを差し込んで二人で仲
良く飲むことができ、優れた外観性・機能性を有する。
【図1】請求項2に記載の発明の実施の形態である自立
性扁平袋を示すもので、図1(a)は自立性扁平袋の分解
図、図1(b)は自立性扁平袋の正面図、図1(c)は左側面
図、図1(d)は右側面図、図1(e)は図1(b)におけるIe
−Ie断面図、図1(f)は図1(b)におけるIf−If断面
図、図1(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、図1
(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示す。
性扁平袋を示すもので、図1(a)は自立性扁平袋の分解
図、図1(b)は自立性扁平袋の正面図、図1(c)は左側面
図、図1(d)は右側面図、図1(e)は図1(b)におけるIe
−Ie断面図、図1(f)は図1(b)におけるIf−If断面
図、図1(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、図1
(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示す。
【図2】請求項2に記載の発明の変形例の自立性扁平袋
の正面図である。
の正面図である。
【図3】請求項2に記載の発明の実施の形態である自立
性扁平袋を示すもので、図3(a)は自立性扁平袋の分解
図、図3(b)は自立性扁平袋の正面図、図3(c)は左側面
図、図3(d)は右側面図、図3(e)は図3(b)におけるIII
e−IIIe断面図、図3(f)は図3(b)におけるIIIf−IIIf
断面図、図3(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、
図3(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示
す。
性扁平袋を示すもので、図3(a)は自立性扁平袋の分解
図、図3(b)は自立性扁平袋の正面図、図3(c)は左側面
図、図3(d)は右側面図、図3(e)は図3(b)におけるIII
e−IIIe断面図、図3(f)は図3(b)におけるIIIf−IIIf
断面図、図3(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、
図3(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示
す。
【図4】請求項3に記載の発明の実施の形態である自立
性扁平袋を示すもので、図4(a)は自立性扁平袋の分解
図、図4(b)は自立性扁平袋の正面図、図4(c)は左側面
図、図4(d)は右側面図、図4(e)は図4(b)におけるIVe
−IVe断面図、図4(f)は図4(b)におけるIVf−IVf断面
図、図4(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、図4
(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示す。
性扁平袋を示すもので、図4(a)は自立性扁平袋の分解
図、図4(b)は自立性扁平袋の正面図、図4(c)は左側面
図、図4(d)は右側面図、図4(e)は図4(b)におけるIVe
−IVe断面図、図4(f)は図4(b)におけるIVf−IVf断面
図、図4(g)は自立性扁平袋の開袋途中の斜視図、図4
(h)は自立性扁平袋を開袋した状態の斜視図を示す。
【図5】図1に示す自立性扁平袋の製造方法において最
初に作る袋前駆体の正面図を示す。
初に作る袋前駆体の正面図を示す。
【図6】図5に示す袋前駆体を折り畳み開始時の押え位
置と吸引位置の関係を示す図である。
置と吸引位置の関係を示す図である。
【図7】図5に示す袋前駆体から図1に示す自立性扁平
袋となるように折り畳む工程の袋の折り畳み形態を示す
斜視図である。
袋となるように折り畳む工程の袋の折り畳み形態を示す
斜視図である。
【図8】図5に示す袋前駆体から図1に示す自立性扁平
袋となるように最後の折り畳み形態を示す正面図であ
る。
袋となるように最後の折り畳み形態を示す正面図であ
る。
【図9】図3に示す自立性扁平袋の製造方法において最
初に作る袋前駆体の正面図を示す。
初に作る袋前駆体の正面図を示す。
【図10】図9に示す袋前駆体を折り畳み開始時の押え
位置と吸引位置の関係を示す図である。
位置と吸引位置の関係を示す図である。
【図11】図9に示す袋前駆体から図3に示す自立性扁
平袋となるように折り畳む工程の袋の折り畳み形態を示
す斜視図である。
平袋となるように折り畳む工程の袋の折り畳み形態を示
す斜視図である。
【図12】図9に示す袋前駆体から図3に示す自立性扁
平袋となるように最後の折り畳み形態を示す正面図であ
る。
平袋となるように最後の折り畳み形態を示す正面図であ
る。
【図13】図4に示す自立性扁平袋の製造方法において
最初に作る袋前駆体の正面図を示す。
最初に作る袋前駆体の正面図を示す。
【図14】図13に示す袋前駆体を折り畳み開始時の押
え位置と吸引位置の関係を示す図である。
え位置と吸引位置の関係を示す図である。
【図15】図13に示す袋前駆体から図4に示す自立性
扁平袋となるように折り畳む工程の袋の折り畳み形態を
示す斜視図である。
扁平袋となるように折り畳む工程の袋の折り畳み形態を
示す斜視図である。
【図16】図13に示す袋前駆体から図4に示す自立性
扁平袋となるように最後の折り畳み工程の袋の折り畳み
形態を示す正面図である。
扁平袋となるように最後の折り畳み工程の袋の折り畳み
形態を示す正面図である。
【図17】袋前駆体の量産方法・装置を示すもので、図
17(a)は図5に示す袋前駆体の量産する袋前駆体製造
装置の正面図を示す。図17(b)は図17(a)は袋前駆体
製造装置に付設される扁平筒製造装置の斜視図を示す。
図17(c)は図17(a)は袋前駆体製造装置に付設され図
9に示す袋前駆体を製造するための扁平筒製造装置の斜
視図を示す。
17(a)は図5に示す袋前駆体の量産する袋前駆体製造
装置の正面図を示す。図17(b)は図17(a)は袋前駆体
製造装置に付設される扁平筒製造装置の斜視図を示す。
図17(c)は図17(a)は袋前駆体製造装置に付設され図
9に示す袋前駆体を製造するための扁平筒製造装置の斜
視図を示す。
【図18】図5に示す袋前駆体を折り畳んで自立性扁平
袋を製袋する折り畳み製袋装置の平面図である。
袋を製袋する折り畳み製袋装置の平面図である。
【図19】図18に示す折り畳み製袋装置により袋前駆
体が折り畳まれる状態変化を示す斜視図である。
体が折り畳まれる状態変化を示す斜視図である。
【図20】図21(a)は、請求項7の実施の形態にかか
る自立性扁平袋の製袋装置の全体正面図を示す。図21
(b)〜(e)は所要箇所の断面図である。
る自立性扁平袋の製袋装置の全体正面図を示す。図21
(b)〜(e)は所要箇所の断面図である。
【図21】(a)は図20の自立性扁平袋の製袋装置のフ
ォーマーの正面図、(b)はフォーマーの下面図を示す。
ォーマーの正面図、(b)はフォーマーの下面図を示す。
【図22】図20(a)に示す製袋装置において、カット
を一回置きに休むことにより製造されるツインタイプの
自立性扁平袋の正面図である。
を一回置きに休むことにより製造されるツインタイプの
自立性扁平袋の正面図である。
【図23】本願発明の自立性扁平袋を適用することがで
きる簡素な給袋充填包装機の平面図を示す。
きる簡素な給袋充填包装機の平面図を示す。
P1・・・自立性扁平袋、1・・・前面部、2・・・下面部ガセッ
ト体、3・・・後面部、4,5・・・側面部ガセット体、4a,
5a・・・折り線、4b,5b・・・二股状の三角耳、4c,5c・・・
三角耳の折返し端縁、6,7・・・折り線、8,9・・・ヒート
シールリブ、2'・・・下面部、4'・・・側面部、5'・・・側面
部、P2,P3,P4,P5・・・自立性扁平袋、G・・・ジッパ
ー、Q・・・スパウト、P6・・・自立性扁平袋、4d,5d・・・
三角耳の切除下端、P7・・・自立性扁平袋、10,11・・・
ヒートシールリブ、12A・・・三面構成用半折体、12a
・・・前面部相当部分、12b・・・後面部相当部分、12c・・
・下面部相当部分、4A,5A・・・側面部構成用半折体、
4c',5c'・・・楔形シール端、8a,9a・・・ヒートシールリ
ブ、P1'・・・袋前駆体、13・・・扁平拘束板、14・・・バ
キュームバッド、4b',5b'・・・三角ポケット、4c',5
c'・・・楔形シール端、15・・・突き板、16a,16a、1
6b,16b・・・ボトムサイドヒートシーラー、8b,9b・・・
ヒートシールリブ、P6'・・・袋前駆体、12B・・・三面構
成用半折体、4d',5d'・・・切り欠き、4B,5B・・・側面
部構成用半折体、4d,5d・・・切断端縁、P7'・・・袋前駆
体、12C・・・三面構成用半折体、4e',5e'・・・楔形シ
ール端、4C,5C・・・側面部構成用半折体、4e',5e'・
・・楔形シール端、4e,5e・・・三角耳の下端尖端部、F1・
・・包材、17・・・包材引き込みロール、18・・・ピンチロ
ール、19A・・・三角フォーマー、20・・・ガイド、F1'
・・・三面構成用半折連続体、21,22ガイドロール、2
3・・・包材引き込みロール、F1'・・・三面構成用半折連続
体、4A,5A・・・側面部構成用半折体、F2'・・・扁平
筒、24・・・挿入手段、25・・・ポイントヒートシーラ
ー、26・・・横ヒートシーラー、S・・・ヒートシールリ
ブ、27・・・カッター、28・・・三角板フォーマー、F3・
・・包材、29・・・合わせロール、30・・・ヒートシーラ
ー、31・・・引出しロール、32・・・カッター、33・・・
角パンチ、34・・・ダイス、k・・・切り欠き、35・・・円
形テーブル、36・・・袋固定手段、36a・・・扁平拘束
板、37・・・折り畳み拘束手段、37a・・・折り畳み拘束
プレート、38・・・環状テーブル、39・・・袋前駆体供給
手段、40・・・アクチュエータ、41・・・ガイド、42・・
・揺動レバー、43・・・自立性扁平袋取出し手段、44・・
・固定板、19・・・フォーマー、19a・・・三角板部分、1
9b・・・第一のアーム、19c・・・第二のアーム、19d・・・
第三のアーム、19e・・・第四のアーム、19f・・・スリッ
ト、45・・・包材引き込みロール、46・・・横ヒートシー
ラー、47・・・密着ガイド、48・・・ガセット形成用立て
板ガイド、49,50・・・受けロール、51・・・円形テー
ブル、52・・・移送用バキュームボックス、53・・・袋押
え、54・・・給袋用バキュームハンド、55・・・開袋用バ
キュームハンド、56・・・充填筒、57・・・シャッター、
58・・・封緘用ヒートシーラー、59・・・移載用バキュー
ムハンド、60・・・コンベア、61・・・前面部、62・・・
後面部、63・・・二袋分の下面部ガセット体、64,65
・・・側面部ガセット体、64a,65a, 66a・・・二股状の
三角耳、66・・・中央壁ガセット体、67,68,69・・・
ヒートシールリブ、
ト体、3・・・後面部、4,5・・・側面部ガセット体、4a,
5a・・・折り線、4b,5b・・・二股状の三角耳、4c,5c・・・
三角耳の折返し端縁、6,7・・・折り線、8,9・・・ヒート
シールリブ、2'・・・下面部、4'・・・側面部、5'・・・側面
部、P2,P3,P4,P5・・・自立性扁平袋、G・・・ジッパ
ー、Q・・・スパウト、P6・・・自立性扁平袋、4d,5d・・・
三角耳の切除下端、P7・・・自立性扁平袋、10,11・・・
ヒートシールリブ、12A・・・三面構成用半折体、12a
・・・前面部相当部分、12b・・・後面部相当部分、12c・・
・下面部相当部分、4A,5A・・・側面部構成用半折体、
4c',5c'・・・楔形シール端、8a,9a・・・ヒートシールリ
ブ、P1'・・・袋前駆体、13・・・扁平拘束板、14・・・バ
キュームバッド、4b',5b'・・・三角ポケット、4c',5
c'・・・楔形シール端、15・・・突き板、16a,16a、1
6b,16b・・・ボトムサイドヒートシーラー、8b,9b・・・
ヒートシールリブ、P6'・・・袋前駆体、12B・・・三面構
成用半折体、4d',5d'・・・切り欠き、4B,5B・・・側面
部構成用半折体、4d,5d・・・切断端縁、P7'・・・袋前駆
体、12C・・・三面構成用半折体、4e',5e'・・・楔形シ
ール端、4C,5C・・・側面部構成用半折体、4e',5e'・
・・楔形シール端、4e,5e・・・三角耳の下端尖端部、F1・
・・包材、17・・・包材引き込みロール、18・・・ピンチロ
ール、19A・・・三角フォーマー、20・・・ガイド、F1'
・・・三面構成用半折連続体、21,22ガイドロール、2
3・・・包材引き込みロール、F1'・・・三面構成用半折連続
体、4A,5A・・・側面部構成用半折体、F2'・・・扁平
筒、24・・・挿入手段、25・・・ポイントヒートシーラ
ー、26・・・横ヒートシーラー、S・・・ヒートシールリ
ブ、27・・・カッター、28・・・三角板フォーマー、F3・
・・包材、29・・・合わせロール、30・・・ヒートシーラ
ー、31・・・引出しロール、32・・・カッター、33・・・
角パンチ、34・・・ダイス、k・・・切り欠き、35・・・円
形テーブル、36・・・袋固定手段、36a・・・扁平拘束
板、37・・・折り畳み拘束手段、37a・・・折り畳み拘束
プレート、38・・・環状テーブル、39・・・袋前駆体供給
手段、40・・・アクチュエータ、41・・・ガイド、42・・
・揺動レバー、43・・・自立性扁平袋取出し手段、44・・
・固定板、19・・・フォーマー、19a・・・三角板部分、1
9b・・・第一のアーム、19c・・・第二のアーム、19d・・・
第三のアーム、19e・・・第四のアーム、19f・・・スリッ
ト、45・・・包材引き込みロール、46・・・横ヒートシー
ラー、47・・・密着ガイド、48・・・ガセット形成用立て
板ガイド、49,50・・・受けロール、51・・・円形テー
ブル、52・・・移送用バキュームボックス、53・・・袋押
え、54・・・給袋用バキュームハンド、55・・・開袋用バ
キュームハンド、56・・・充填筒、57・・・シャッター、
58・・・封緘用ヒートシーラー、59・・・移載用バキュー
ムハンド、60・・・コンベア、61・・・前面部、62・・・
後面部、63・・・二袋分の下面部ガセット体、64,65
・・・側面部ガセット体、64a,65a, 66a・・・二股状の
三角耳、66・・・中央壁ガセット体、67,68,69・・・
ヒートシールリブ、
Claims (7)
- 【請求項1】一枚の包材区分を折り曲げて前面部及び後
面部との間に二つ折りに折り畳まれる下面部ガセット体
が一体形成されているとともに、別の包材区分を縦中央
線で二つ折りにしてさらに折り線の下端を二つ折りの内
側に斜めに凹ませて下部に二股状の三角耳を有して左右
の側面部ガセット体が形成され、該側面部ガセット体が
二つ折りの折り線が内方に来るように前面部と後面部と
の間に挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を
跨いでおり、少なくとも、左右の側面部ガセット体の両
側の端縁及び下側の端縁が前面部の側縁と後面部の側縁
と下面部ガセット体の端縁に三角耳の折り返し下端の幅
で包材同士を接続するヒートシールリブが形成されてい
ることを特徴とする自立性扁平袋。 - 【請求項2】一枚の包材区分を折り曲げて前面部及び後
面部との間に二つ折りに折り畳まれる下面部ガセット体
が一体形成されているとともに、別の包材区分を縦中央
線で二つ折りにしてさらに折り線の下端を二つ折りの内
側に45度となるように凹ませて下部に二股状の三角耳
を有しさらに各三角耳の下端を水平線を折り線として内
側上方へ折り返して左右の側面部ガセット体が形成さ
れ、該側面部ガセット体が二つ折りの折り線が内方に来
るように前面部と後面部との間に挟み込まれ二股状の三
角耳が下面部ガセット体を跨いでおりかつ各三角耳の下
端が下面部ガセット体と前面部又は後面部との折り線に
内接して、少なくとも、左右の側面部ガセット体の両側
の端縁及び下側の端縁が前面部の側縁と後面部の側縁と
下面部ガセット体の端縁に三角耳の折り返し下端の幅で
包材同士を接続するヒートシールリブが形成されている
ことを特徴とする自立性扁平袋。 - 【請求項3】一枚の包材区分を折り曲げて前面部及び後
面部との間に二つ折りに折り畳まれる下面部ガセット体
が一体形成されているとともに、別の包材区分を縦中央
線で二つ折りにしてさらに折り線の下端を二つ折りの内
側に45度となるように凹ませて下部に二股状の三角耳
を有しさらに各三角耳の下端を水平線より切除して左右
の側面部ガセット体が形成され、該側面部ガセット体が
二つ折りの折り線が内方に来るように前面部と後面部と
の間に挟み込まれ二股状の三角耳が下面部ガセット体を
跨いでおりかつ各三角耳の下端が下面部ガセット体と前
面部又は後面部との折り線に内接して、少なくとも、左
右の側面部ガセット体の両側の端縁及び下側の端縁が前
面部の側縁と後面部の側縁と下面部ガセット体の端縁に
三角耳の切除下端の幅で包材同士を接続するヒートシー
ルリブが形成されていることを特徴とする自立性扁平
袋。 - 【請求項4】一枚の包材区分を折り曲げて二袋分の前面
部及び後面部との間に二つ折りに折り畳まれる二袋分の
下面部ガセット体が一体形成されているとともに、別の
包材区分を縦中央線で二つ折りにしてさらに折り線の下
端を二つ折りの内側に斜めに凹ませて下部に二股状の三
角耳を有して左右の側面部ガセット体が形成され、該側
面部ガセット体が二つ折りの折り線が内方に来るように
前面部と後面部との間に挟み込まれ二股状の三角耳が下
面部ガセット体を跨いでおり、又、扁平筒の下端両角を
凹ませて二袋分の二股状の三角耳を有して中央壁ガセッ
ト体が形成され、該中央壁ガセット体が二つ折りの折り
線が内方に来るように前面部と後面部との間に挟み込ま
れ二袋分の二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨いで
おり、少なくとも、左右の側面部ガセット体の両側の端
縁及び下側の端縁が前面部の側縁と後面部の側縁と下面
部ガセット体の端縁に三角耳の折り返し下端の幅で包材
同士を接続するヒートシールリブが形成されているとと
もに、中央壁ガセット体の幅中央帯状部分が前面部と後
面部と下面部ガセット体にヒートシール接続されている
ことを特徴とする自立性扁平袋。 - 【請求項5】前面部と下面部と後面部の合計の大きさに
相当する一枚の包材を中程の下面部相当部分の中央で二
つ折りにして三面構成用半折体とするとともに、該三面
構成用半折体の前面部相当部分と後面部相当部分の間で
かつ幅方向両側に側面部構成用包材を二つ折りにした左
右一対の側面部構成用半折体を挟入し、前面部相当部分
と後面部相当部分の両側の端縁と左右の側面部構成用半
折体の両側の端縁とをヒートシールリブで接合してなる
袋前駆体を作り、 次いで、袋前駆体の下端より袋前後面方向の寸法に等し
い上方位置において前面部相当部分と後面部相当部分が
離れないように扁平拘束板で押え付けて、下面部相当部
分を開くとともに、左右の側面部構成用半折体の扁平拘
束板より下側部分を三角ポケットを形成するように展開
し、 次いで、底面部相当部分を二つ折りにして下面部ガセッ
ト体として前面部相当部分と後面部相当部分の間に挟み
込み、前面部相当部分と後面部相当部分をそれぞれ前面
部と後面部として画し、同時に側面部構成用半折体の前
記三角ポケットを二つ折りとして下面部ガセット体の両
端を跨いでいる二股状の三角耳とし、 次いで、両側の二股状の三角耳が下面部ガセット体を跨
いだ状態の端縁同士の重なり部分に対して両側一対のボ
トムサイドヒートシーラーを閉じて側面部ガセット体の
両側の端縁と前面部の側縁部と後面部の側縁部とをヒー
トシールリブで接続するとともに側面部ガセット体の下
側の端縁と下面部ガセット体の端縁とをヒートシールリ
ブで接続することを特徴とする自立性扁平袋の製造方
法。 - 【請求項6】幅寸法が前面部の丈と後面部の丈と下面部
の前後面方向の寸法との合計値である連続する包材をフ
ォーマーに掛けて二つ折りにして三面構成用半折連続体
として、該三面構成用半折連続体を製袋しょうとする袋
の幅ピッチで間欠走行し、各間欠停止時に、幅中央より
二分すると[請求項5]に記載の側面部構成用半折体を
対称的に二個取りできる扁平筒を、三面構成用半折連続
体に挟入して、扁平筒の両面幅中央を三面構成用半折連
続体の内面に溶着して、さらに三面構成用半折連続体を
扁平筒との溶着部の幅中央より横にカットして、[請求
項5]に記載の袋前駆体とすることを特徴とする[請求
項5]に記載の自立性扁平袋の製造方法。 - 【請求項7】幅寸法が前面部の丈と後面部の丈と下面部
の前後面方向の寸法との合計値である連続する包材を三
角フォーマーに掛けて二つ折りにして三面構成用半折連
続体として、該三面構成用半折連続体を製袋しょうとす
る袋の幅ピッチで間欠走行し、各間欠停止時に、幅中央
より二分すると側面部構成用半折体を対称的に二個取り
できる扁平筒を、三面構成用半折連続体に挟入して、扁
平筒の両面幅中央の数ヶ所を三面構成用半折連続体の内
面に溶着し、 次いで、扁平筒の内端よりも外端側の所要位置において
三面構成用半折連続体の前面部相当部分と後面部相当部
分が離れないように扁平拘束ガイドで押えるとともに、
前記三角フォーマーに支持され三面構成用半折連続体の
下面部相当部分の内側に延在するボトムガセット形成用
フォーマーにより、三面構成用半折連続体の下面部相当
部分を平面展開するとともに内方の扁平筒の下部両隅を
扁平面に垂直方向に開いて左右対称の直角三角形ポケッ
ト形状に展開し、 次いで、三面構成用半折連続体の下面部相当部分を二つ
折りに折り畳んで下面部ガセット体とするとともに前面
部相当部分と後面部相当部分をそれぞれ前面部と後面部
とし、同時に扁平筒の下部両隅の前記三角形ケットを二
つ折りとして下面部ガセット体の両端を跨いでいる二股
状の三角耳とし、もって、扁平筒を隣接二個取り用側面
部ガセット体とし、 次いで、扁平筒の幅中央に対応して両側一対のサイドヒ
ートシーラーを閉じて前面部と隣接二個取り用側面部ガ
セット体と下面部ガセット体と後面部とをサイドヒート
シールリブで接続し、サイドヒートシールリブの幅中央
でカッターによりカットすることを特徴とする自立性扁
平袋の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002140726A JP2003335347A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 自立性扁平袋及びその製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002140726A JP2003335347A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 自立性扁平袋及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003335347A true JP2003335347A (ja) | 2003-11-25 |
JP2003335347A5 JP2003335347A5 (ja) | 2004-11-18 |
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ID=29701529
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002140726A Pending JP2003335347A (ja) | 2002-05-15 | 2002-05-15 | 自立性扁平袋及びその製造方法 |
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---|---|
JP (1) | JP2003335347A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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