JP2003300158A - レンズ加工装置 - Google Patents

レンズ加工装置

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JP2003300158A
JP2003300158A JP2002105566A JP2002105566A JP2003300158A JP 2003300158 A JP2003300158 A JP 2003300158A JP 2002105566 A JP2002105566 A JP 2002105566A JP 2002105566 A JP2002105566 A JP 2002105566A JP 2003300158 A JP2003300158 A JP 2003300158A
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lens
holding shaft
waterproof case
shaft
hole
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JP2002105566A
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Masahiko Sagawa
正彦 寒川
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Hoya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ保持軸が変位する軌跡の延長上に回転
工具の軸が存在する場合であっても、確実に防水を行う
機構を提供する。 【解決手段】 レンズ1の周縁形状を加工する主回転工
具50へ向けてレンズを変位させるレンズ保持軸41を
備え、防水ケース101は、レンズ保持軸41の変位軌
跡に沿って長穴115を貫通形成するとともに、レンズ
保持軸41をこの長穴115に挿通し、この長穴115
に沿った防水ケース101の外側で屈曲自在かつ防水性
を備えたスライドシャッタ130を変位自在に配置する
とともに、レンズ保持軸41と連結させて、このスライ
ドシャッタ130を内部に収装したガイド部材150を
主軸51の手前で屈曲させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡レンズ等のレ
ンズを眼鏡フレームのレンズ枠に枠入れするため、レン
ズの周縁を所定形状に加工するレンズ加工装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、眼鏡レンズをレンズ枠に枠入れす
るために所定の周縁形状に加工する場合、例えば砥石で
レンズ周面を研削したり、カッタでレンズ周面を切削し
たりすることで、被加工レンズを眼鏡フレームのレンズ
枠形状データに従った所定の周縁形状に仕上げている。
【0003】この種の加工装置としては、例えば、特開
平9−225799号公報に開示されるように、レンズ
周面を研削する回転工具(砥石)に対してレンズを保持
したレンズ保持ユニットを揺動させて周縁形状の加工を
行う際に、レンズ及び工具に噴射した冷却水が装置内部
に飛散しないよう、防水カバーで回転工具とレンズ保持
軸を覆うものが開示されている。
【0004】この種の防水機構では、冷却水を浴びる部
分を削減するため、防水カバーを小型化しており、レン
ズ保持ユニットが回転工具に対して揺動する構造では、
防水カバーと冷却水を貯める水槽を装置側に固定し、揺
動するレンズ保持軸の軌跡に沿って防水カバーに開口部
を設け、この開口部にレンズ保持軸を挿通している。
【0005】そして、この開口部にレンズ保持軸ととも
に揺動するスライドシャッタを設けて防水カバー内から
冷却水が外部へ飛散するのを防いでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、レンズ保持軸の軌跡の延長上から回転
工具の軸がずれているため、レンズ保持軸とともに揺動
するスライドシャッタが回転工具に近接しても回転工具
の軸に干渉することはないが、レンズ保持軸の変位方向
の延長上に回転工具の軸が存在する場合では、レンズ保
持軸が回転工具に近接すると、スライドシャッタが回転
工具の軸と干渉してしまい、防水機構が成立せず、設計
の自由度が極めて低いという問題があった。
【0007】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、レンズ保持軸が変位する軌跡の延長上に回
転工具の軸が存在する場合であっても、確実に防水を行
う機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、防水ケース内
にレンズを保持するレンズ保持軸と、レンズを加工する
加工手段とが配置され、前記保持軸を加工手段へ向けて
変位させつつ、かつ冷却液をレンズへ向けて噴射させな
がら、レンズの周縁を加工するようにしたレンズ加工装
置において、前記防水ケースのレンズ保持軸の貫通部に
はレンズ保持軸の変位軌跡に沿って長穴を形成し、レン
ズ保持軸には長穴を塞ぐ屈曲自在なスライドシャッタが
連結され、前記スライドシャッタを案内するガイド部材
を長穴の外側でレンズ保持軸の軸線方向に屈曲させ、ス
ライドシャッタの変位方向を変更してレンズ加工装置内
の機構や部材と干渉するのを防ぐ。
【0009】
【発明の効果】したがって本発明は、スライドシャッタ
によってレンズ保持軸の変位範囲を防水する際に、スラ
イドシャッタの端部が他の部材や機構と干渉するのを防
ぎながら、レンズ保持軸の変位軌跡に対応する長穴の防
水を確実に行うことができ、レンズ加工装置を構成する
各種機構の配置の自由度を大幅に向上させることが可能
となって、防水性能に優れたレンズ加工装置を提供で
き、特に、各機構の配置を決定してから冷却及び防水機
構を配置する場合に、有効であって、防水ケースの側方
などの空間を利用してスライドシャッタのガイド部材を
配置することができ、設計の自由度を向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0011】図1はレンズ加工装置10の外観を示す斜
視図で、図3、図4は内部の機構を示す正面図及び右側
面図である。
【0012】図1において、直方体状のケース11に収
容されたレンズ加工装置10の正面右側には、レンズの
加工条件などを選択または入力する操作部13と、レン
ズ枠形状データや加工データなど加工に関する情報を表
示する表示部12が配設される。なお、操作部13はタ
ッチパネルやタッチスイッチあるいはキーなどで構成さ
れ、また、表示部12はLCDやCRT等で構成され
る。
【0013】そして、レンズ加工装置10の正面中央に
は、レンズの出し入れを行う開閉自在なドア14が設け
られる。
【0014】次に、装置の全体的な説明を行った後、各
機構の詳細な説明を行う。
【0015】<1.装置の概要>図2において、ケース
11の内部には、主回転工具50(加工手段)を備えた
主軸51と平行な方向(図中X軸方向)へ変位可能なベ
ースユニット2が設けられ、このベースユニット2上に
は鉛直方向(図中Z軸方向)へ変位可能なレンズユニッ
ト(レンズ保持ユニット)4が支持される。
【0016】ここで、図2の左右方向(レンズ加工装置
10の幅方向)をX軸、鉛直方向(装置の高さ方向)を
Z軸、図4の左右方向(装置の奥行き方向)をY軸と
し、これら3軸は直交するものとする。
【0017】レンズユニット4には、2分割されてレン
ズ1の中心を選択的に挟持可能なレンズ保持軸41が回
転自在に支持され、レンズ保持軸41は、台座13上に
軸支された主回転工具(砥石またはカッタ)50の鉛直
線上に位置し、レンズ保持軸41と主回転工具50の主
軸51はX軸に沿って平行に配置される。また、レンズ
1はレンズ保持軸41の軸線と直交する平面に沿って挟
持される。
【0018】そして、レンズ保持軸41の鉛直線上に
は、レンズ1の凸面及び凹面の両面の位置を測定するス
タイラス60、61(測定子)を備えた測定ユニット6
が固設される。
【0019】スタイラス60、61はレンズ保持軸41
と平行した方向に変位可能であって、レンズユニット4
を上昇させた状態でスタイラス60、61をレンズ1の
両面に当接させ、レンズ保持軸41を回転させるととも
に、レンズ枠形状データに応じてレンズユニット4を鉛
直方向に昇降させて、レンズ1の仕上がり位置を測定す
る。
【0020】レンズ1の加工は、図2に示す状態から、
主回転工具50を回転させ、レンズユニット4を下降さ
せ、レンズ保持軸41を回転させながらレンズ枠形状デ
ータに応じて、レンズユニット4を主軸51に向けた鉛
直方向で昇降させて、レンズ1の周縁(外周)を所定の
形状に研削する。
【0021】つまり、レンズ保持軸41の回転角度に対
応するレンズ枠形状データに基づいてレンズユニット4
を昇降させることで、レンズ1の回転角度に応じた切り
込み深さで連続的に研削を行う。この加工中に、レンズ
1を主回転工具50に押圧する力(加工圧力)はレンズ
ユニット4の自重により与えられる。なお、レンズ1の
材質に応じた加工圧力の調整は、レンズユニット4の上
方に設けた加工圧力制御ユニット8が、レンズユニット
4の自重の一部を支持することで行われる。
【0022】そして、ベースユニット2を図中X軸方向
へ変位させることで、レンズ1と主回転工具50との接
触位置を変更し、平削りとヤゲン削りの選択を行い、ま
た、荒削りと仕上げ削りの切り換えを行う。
【0023】次に、レンズユニット4の上方には、Y軸
方向(装置の奥行き方向)へ変位可能な面取り用の回転
工具70及び溝彫り用の回転工具71を有する仕上げ加
工ユニット7(仕上げ加工手段)が配置され、仕上げ加
工ユニット7の前進位置では、面取り用の回転工具70
及び溝彫り用の回転工具71がレンズ保持軸41の鉛直
上に位置し、レンズユニット4を上昇させるとともに、
ベースユニット2のX軸方向への駆動により使用する回
転工具70、71及び加工位置を設定し、仕上げ加工を
行うことができる。
【0024】以下、各部の詳細についてそれぞれ説明す
る。
【0025】<2.主軸ユニット>図2、図3、図4に
おいて、ケース11の内部には、回転工具(ダイヤモン
ドなどを含む砥石またはカッタ)50を設けた主軸51
と、主軸51を駆動するモータ55が台座13上に固設
され、これらを主体に主軸ユニット5が構成される。
【0026】まず、主軸51は、図2で示すように、台
座13上でX軸に沿って回転自在に軸支され、レンズ保
持軸41と平行となる。
【0027】主軸51の端部には、レンズ1に機械加工
を施す主回転工具50が取り付けられ、この主回転工具
50は、図2においてX軸方向の中央部、かつ、装置の
正面側(図中左下側)に位置し、主軸51の基端側(図
中右側)はベルト57及びプーリを介してモータ55に
駆動される。
【0028】レンズ1に機械加工を施す主回転工具50
は、図2において、主軸51の先端側(図中左側)か
ら、平削り荒砥石50a、平削り仕上げ砥石50b、ヤ
ゲン削り荒砥石50c、ヤゲン削り仕上げ砥石50dが
順次設けられる。なお、主回転工具50としては、砥石
に代わってカッター等で構成して切削を行うこともでき
る。
【0029】<3.ベースユニット>レンズユニット4
をX軸方向へ駆動するためのベースユニット2は、図2
において主軸51の奥(Y軸方向で図中右側)に配置さ
れる。
【0030】図3で示すように、ベースユニット2は、
X軸方向へ変位可能なベース20と、このベース20を
X軸方向に駆動して位置決め制御を行うサーボモータ
(以下、X軸モータ)25を主体に構成される。
【0031】ベース20は、台座13上でX軸方向に沿
って固設された平行なガイド部材21、22上を変位自
在に載置されて、X軸方向へ変位自在に支持される。
【0032】図3において、ベース20の下側にはガイ
ド部材21、22の間にスクリュー23が回転自在に配
設され、ベース20の下面に固設した雌ネジ24がスク
リュー23と螺合し、スクリュー23の回転に応じてベ
ース20がX軸方向へ駆動される。
【0033】スクリュー23の一端と、X軸モータ25
は歯車及びコッグドベルト26を介して連結され、X軸
モータ25の回転角度に応じてベース20がX軸方向で
位置決めされる。
【0034】<4.昇降ユニット>ベース20上には、
図3で示すように4本の支柱401〜404が立設さ
れ、このうち2本の支柱401、402がレンズユニッ
ト4のフレーム40を貫通し、レンズユニット4を鉛直
方向(Z軸方向)に変位自在に案内する。
【0035】レンズユニット4は、Z軸方向に変位する
昇降ユニット3によって鉛直方向に駆動され、鉛直方向
での位置決めが行われる。なお、X軸方向の位置決めは
ベースユニット2によって行われる。
【0036】この昇降ユニット3は、図3において、支
柱401と402の間のベース20上に軸支されてレン
ズユニット4のフレーム40を鉛直方向で貫通するスク
リュー31と、内周でこのスクリュー31と螺合する一
方、上端でレンズユニット4のフレーム40側と当接し
てレンズユニット4を支持可能な位置決め部材34と、
スクリュー31の下端とコッグドベルト32及びギアを
介して連結されたサーボモータ(以下、Z軸モータ)3
3とを主体に構成され、ベース20上に配置される。
【0037】この昇降ユニット3は、Z軸モータ33を
駆動することで、スクリュー31を回転させ、スクリュ
ー31と螺合する雌ネジ35を備えた位置決め部材34
をZ軸方向へ駆動する。位置決め部材34には、雌ネジ
35の側方にレンズユニット4へ向けてストッパ36が
突設され、このストッパ36がレンズユニット4のフレ
ーム40に設けた天井部400の下面に当接すること
で、レンズユニット4を支持して昇降させる。
【0038】なお、雌ネジ35とストッパ36は位置決
め部材34の下端のベース340に固設され、また、ス
トッパ36は周方向の回動をレンズユニット4側と係合
して規制されるため、Z軸方向に変位する。
【0039】<5.レンズユニット>上記昇降ユニット
3によってZ軸方向へ変位するレンズユニット4は、図
3で示したように、ベース20上に立設された2本の支
柱401、402で鉛直方向(Z軸方向)に変位自在に
案内され、2分割されたレンズ保持軸41と、レンズ保
持軸41を回転させるレンズ駆動モータ45と、レンズ
保持軸41によるレンズ1への挟持圧力を変更するレン
ズチャックモータ46を主体に構成されている。
【0040】図3、図4においてレンズ1を挟持すると
ともに回転させるレンズ保持軸41が、主回転工具50
の直上に位置し、レンズ保持軸41の軸線と主軸51の
軸線を結べば鉛直方向となる。
【0041】レンズユニット4のフレーム40には、図
3で示すように、装置の正面側(図3の左下)へ向けて
アーム410、411が突設されて「コ」の字状となっ
ており、このアーム410、411がレンズ保持軸41
を軸支している。
【0042】ここで、レンズ保持軸41は、中央部で2
分割されて、アーム410で支持される軸41Rと、ア
ーム411で支持された軸41Lからなり、図3の左側
のアーム411によって軸41Lが回転自在に支持さ
れ、右側のアーム410によって軸41Rが回転自在か
つ軸方向(X軸方向)へ変位可能に支持される。
【0043】軸41L、41Rはレンズ駆動モータに連
結されて同期して回転し、軸41Rはレンズチャックモ
ータによって軸方向に駆動されて、所定の圧力でレンズ
1を挟持する。
【0044】そして、図2で示したように主回転工具5
0は台座13上に固設されていて変位しないが、レンズ
ユニット4に支持されたレンズ1は、昇降ユニット3の
Z軸方向変位によって、主回転工具50の鉛直方向で変
位し、任意の切り込み深さを得ることができる。
【0045】また、レンズ駆動モータの回転角度によっ
てレンズ1の加工位置を変更し、レンズ1の周面で任意
の切り込み深さで加工を行うことができ、レンズユニッ
ト4のアーム411側にはレンズ保持軸41の回転角度
を検出するセンサが設けられる。
【0046】また、ベース20のX軸方向変位により、
レンズユニット4をX軸方向へ変位させて、レンズ1と
主回転工具50との接触位置を変更し、加工を行う工具
の変更を行うことができる。
【0047】<6.冷却防水ユニット>次に、レンズを
加工する際に冷却液を供給する冷却防水ユニットについ
て説明する。冷却防水ユニットは、レンズ1及び工具の
冷却を行うとともに、切り粉の除去を行うとともに、加
工領域以外の機構へ冷却液が飛散するのを防ぐものであ
る。なお、本実施形態では水を主体とした冷却液を用い
ている。
【0048】冷却防水ユニットは、図5で示すように、
主回転工具50、レンズ保持軸41に支持されたレンズ
1、測定ユニット6のスタイラス60、61、仕上ユニ
ット7の回転工具70、71を取り囲む加工領域に固設
された箱状の防水ケース101と、レンズ保持軸41に
挟持されたレンズ1の近傍に冷却液を噴射するノズル1
02、防水ケース101の下部に設けたタンク103、
タンク103の冷却液をノズル102へ圧送するポンプ
104を主体に構成され、防水ケース101及びタンク
103は図2の台座13側に固定される。
【0049】なお、ノズル102はレンズユニット4側
に支持され、レンズユニット4の昇降位置に関わらず常
時レンズ1へ向けて冷却液を噴射することができる。
【0050】防水ケース101の正面側(図2の左側)
は開口しているが、図1で示すように開閉可能なドア1
4が配置され、このドア14を開閉させてレンズ1の着
脱を行う一方、ドア14を閉じることで、防水ケース1
01内を密封し、防水ケース101内に噴射された冷却
液が主軸51の軸受部や各モータ、または電源、電子回
路に飛散するのを防止する。
【0051】加工中のレンズ1や回転工具を冷却した冷
却液はタンク103に戻り、再びポンプ104に吸引さ
れて循環する。なお、レンズ1などを冷却した冷却液に
は、レンズ1の切り粉も含まれるので、タンク103に
は開閉可能なドレーン105が設けられ、切り粉の除去
や冷却液の交換を行うことができる。
【0052】次に、図2、図5で示すように、主軸51
は台座13側で片持ち支持されて、自由端に設けた主回
転工具50が防水ケース101内に位置し、防水ケース
101の図中右側の側面110に設けた貫通孔111に
挿通される。なお、この貫通孔111と主軸51の間に
はシール部材112が介装される。
【0053】一方、レンズ保持軸41は、主軸51の鉛
直線上で昇降するため、図5、図6で示すように、主軸
51の鉛直線上に位置する防水ケース101の側面11
0、120には、鉛直方向の所定の範囲でX軸方向に貫
通した長穴115、125が形成され、レンズ保持軸4
1はレンズ1の挟持位置をケース101の中央部とし
て、この長穴115、125に挿通されて昇降する。
【0054】この長穴115、125が開口する防水ケ
ース101の外側には、レンズ保持軸41とともに昇降
するスライドシャッタ130、140がレンズ保持軸4
1の左右でそれぞれ連結される。これらスライドシャッ
タ130、140は所定の弾性(または可撓性)を備え
て屈曲自在かつ防水性を備えた板状の部材で構成され、
例えば、ポリウレタンなどの樹脂材料で形成される。
【0055】そして、スライドシャッタ130の両端の
変位領域は、レンズ保持軸41の変位軌跡の延長上(こ
こでは鉛直方向)で防水ケース101の上部及び下部か
ら突出する。
【0056】図5、図6において、レンズ1の凹面1b
側を挟持する軸41Rは、スライドシャッタ130の貫
通孔131に挿通され、貫通孔131と軸41Lとの間
にシール部材132を介装し、軸41Rはスライドシャ
ッタ130に対して回転自在かつ軸方向で変位し、鉛直
方向でスライドシャッタ130とともに変位する。
【0057】そして、この板状のスライドシャッタ13
0は、「コ」の字状に屈曲形成されたガイド部材150
内に収装されて、このガイド部材150の長手方向に変
位する。ガイド部材150はスライドシャッタ130を
摺動可能に案内するため、中空の方形断面を備える。
【0058】ガイド部材150の上部(上端部)150
Uは、測定ユニット60のスタイラス60を案内する軸
600等が固設されているため、軸600に至る手前か
ら装置の外側(図5の右側)へ向けた水平方向(レンズ
保持軸41の軸線方向)に屈曲して装置上部の機構との
干渉を回避する。
【0059】一方、ガイド部材150の下部(下端部)
150Lは、長穴115、151の直下に主軸51があ
るため、長穴151から主軸51に至る手前からは上部
150Uと同様に装置の外側(図5の右側)へ向けた水
平方向(レンズ保持軸の軸線方向)に屈曲して主軸51
との干渉を回避し、下部150は主軸51に沿ってほぼ
水平方向(X軸方向)に延設される。
【0060】そして、ガイド部材150の中程は、側面
110に当接して直線上に形成され、側面110の長穴
115と対向する位置では、この長穴115と同様の形
状の長穴151がガイド部材150に貫通形成されてお
り、この長穴151の内周ではスライドシャッタ130
により防水ケース101の内周を密封する。
【0061】一方、レンズ1の凸面1a側を挟持する軸
41Lは、スライドシャッタ140の貫通孔141に挿
通され、貫通孔141と軸41Lとの間にシール部材1
42を介装し、軸41Lはスライドシャッタ140に対
して回転自在であって、鉛直方向でスライドシャッタ1
40とともに変位する。
【0062】そして、この板状のスライドシャッタ14
0は、「逆L」の字状に屈曲形成されたガイド部材16
0内に収装されて、このガイド部材160の長手方向に
変位する。ガイド部材160はスライドシャッタ140
を摺動可能に案内するため、中空の方形断面を備える。
【0063】ガイド部材160の上部160Uは、測定
ユニット61のスタイラス60を案内する軸600等が
固設されているため、装置の外側(図5の左側)へ向け
た水平方向に屈曲して装置上部の機構との干渉を回避す
る。
【0064】そして、ガイド部材150の中程から下端
までは、側面120に当接して直線上に形成され、側面
120の長穴125と対向する位置では、この長穴12
5と同様の形状の長穴161がガイド部材160に貫通
形成されており、この長穴161の内周ではスライドシ
ャッタ140により防水ケース101の内周が密封され
る。
【0065】図5において、主軸51は図中右側で片持
ち支持されるので、防水ケース101の図中左側の側面
120の下方には、スライドシャッタ140及びガイド
部材160と干渉する機構または部材が存在しないの
で、ガイド部材160を直線状に形成する。
【0066】こうして、レンズ保持軸41とともに鉛直
方向へ変位可能なスライドシャッタ130、140は上
下の機構を回避して屈曲形成されたガイド部材150、
160の内周を摺動する。なお、長穴151、161で
防水ケース101内部に露出したスライドシャッタ13
0、140が外部への飛散を遮った冷却液がガイド部材
150、160の下部に溜まるので、これらガイド部材
150、160の下部には、それぞれタンク103と連
通したドレーンパイプ152、162が接続される。
【0067】一方、図7で示すように、防水ケース10
1の上面101Uには、レンズ保持軸41に沿った鉛直
上で、X軸方向へ変位する測定ユニットのスタイラス6
0、61の軸60A、61Aを挿通する長穴状の貫通孔
190(第1の貫通孔)と、面取り加工または溝彫り加
工の際に、Y軸方向へ変位する仕上げユニット7の回転
工具70、71の軸を収装したスリーブ70A、71A
を挿通する長穴状の貫通孔193、194(第2の貫通
孔)が形成され、貫通孔190と貫通孔193、194
は交差して、ひとつの開口部を形成する。
【0068】また、回転工具70、71はレンズ保持軸
41の鉛直上まで変位するため、貫通孔190には、ス
リーブ70A,71Aの一部と係合する円弧状の凹部1
91、192が貫通形成される。
【0069】これら、上面101Uに形成された貫通孔
190〜197から、防水ケース101内部の冷却液が
外部へ飛散するのを防ぐため、測定ユニット6や仕上げ
ユニット7の変位に応じて防水を行う上部防水ユニット
が配設される。
【0070】まず、防水ケース101の上面101Uの
上方には、図8、図9で示すように、フレーム200が
水平方向に固設されており、測定ユニット6はこのフレ
ーム200上に固設され、スタイラス60、61の軸6
0A、61Aが垂下される。
【0071】仕上げユニット7は、フレーム200上で
Y軸方向へ変位可能なベース74に回転工具70、71
のスリーブ70A、71Aが配設され、これらスリーブ
とベルトを介して連結されたモータ72が立設され、ベ
ース74はY軸方向(レンズ保持軸41と交差(直交)
する方向)へ変位して回転工具70、71を駆動する。
なお、ベース74は図示しないモータにより、所定の仕
上げ加工位置(回転工具70、71の軸線がレンズ保持
軸41の鉛直上となる位置)と待避位置(レンズ保持軸
41の鉛直上からY軸方向へ所定距離だけ離れた位置)
との間で進退し、レンズ1を主軸51側の回転工具50
で加工する際には、所定の防水位置まで前進する。
【0072】図8〜図10で示すように、このスリーブ
70A、71Aは防水ケース101内に突出し、このス
リーブ70A、71Aからはスタイラス60、61側へ
向けて板状のシャッタ170が固設される。
【0073】このシャッタ170は、図10で示すよう
に、スタイラス60、61が待避状態にあるとき、ベー
ス74が所定量だけ前進した位置(防水位置)で、軸6
0A、61A間の貫通孔190を塞ぐとともにスリーブ
70A、71Aを挿通する貫通孔193、194を塞ぐ
大きさに設定される。
【0074】また、スリーブ70A、71Aからは、装
置の奥(図9の右側)へ向けて屈曲可能な板状または布
状のシャッタ171が延設される。
【0075】このシャッタ171は、図11〜図13で
示すように、ベース74が所定の仕上げ加工位置(回転
工具70、71がレンズ保持軸41の鉛直上)まで変位
したときに、スリーブ70A、71Aよりも奥側の貫通
孔193、194を塞ぐ。なお、シャッタ171は屈曲
可能なため、図8、図9で示すように、防水ケース10
1内部の奥で、X軸方向に沿って配設されたガイド軸1
72によって、レンズ1側へ垂れ下がるのを防いで、ベ
ース74の前進、後退に応じて貫通孔193、194に
沿って変位し、これら貫通孔193、194を塞ぐこと
ができる。
【0076】また、凹部191、192を形成した上面
101Uには、軸182、183により水平方向へ揺動
して、選択的に凹部191、192を塞ぐ揺動シャッタ
180、181が配設される。なお、揺動シャッタ18
0、181は、装置正面側(図10の下方、図9の左
側)をリターンスプリング184で連結され、スリーブ
70A、71が当接していないときには、図8〜図10
に示すように、凹部191、192を塞ぐ位置へ付勢さ
れる。なお、上面101Uには、揺動シャッタ180、
181を係止する図示しないストッパが配設されて、凹
部191、192を塞ぐ位置を保持する。
【0077】次に、これらシャッタの動作について説明
する。
【0078】まず、加工を行わないときには、図14で
示すように、仕上げユニット7は図中上方の待避位置に
あり、スリーブ70A、71Aは、長穴状の貫通孔19
3、194の端部側にあり、このとき、スリーブ70
A,71Aからスタイラス60、61側(装置前方)へ
突出した板状のシャッタ170は貫通孔190を開放
し、スタイラス60、61のX軸方向変位を許容してい
る。
【0079】主軸51の回転工具50でレンズ1の加工
を行う際には、図8〜図10で示すように、シャッタ1
70の先端(貫通孔190側の端部)が貫通孔190を
横切って、完全に塞ぐ位置までベース74が所定量だけ
前進(装置正面側またはレンズ保持軸41の鉛直上に向
かう変位)する。
【0080】この位置(防水位置)では、ベース74の
前進によりスタイラス60、61の軸60A、61Aの
間の貫通孔190と、スリーブ70A、71Aが通る貫
通孔193、194はシャッタ170で塞がれて、ま
た、凹部191、192は揺動シャッタ180、181
で塞がれるため、レンズ1へ噴射した冷却液はシャッタ
170、180、181によって遮断され、外部へ漏れ
ることはない。
【0081】次に、面取りまたは溝彫りを行う際には、
図11〜図13で示すように、回転工具70、71がレ
ンズ保持軸41の鉛直上で対向する仕上げ加工位置まで
前進する。
【0082】このとき、スリーブ70A、71Aの一部
は、凹部191、192を塞ぐとともに、揺動シャッタ
180、181を押して回動させる。
【0083】スリーブ70A,71AのX軸方向では、
前進したシャッタ170が貫通孔190を塞ぎ、スリー
ブ70A、71Aよりも装置の奥側(図13の上方、図
12の右側)で開口する貫通孔193、194は、スリ
ーブ70A、71Aに引っ張られて変位してきたシャッ
タ171で塞がれる。
【0084】この仕上げ加工位置では、ベース74の前
進によりスリーブ70A、71Aが凹部191、192
を塞ぎ、また、貫通孔190はシャッタ170で塞が
れ、また、スリーブ70A、71Aよりも装置の奥側
(待避位置側)では、シャッタ171が貫通孔193、
194を塞ぐため、レンズ1へ噴射した冷却液はシャッ
タ170、171によって遮断され、外部へ漏れること
はない。
【0085】そして、仕上げ加工が終了して、仕上げユ
ニット7を図14に示す待避位置へ変位させれば、揺動
シャッタ180、181は、スプリング184(弾性部
材)に引っ張られて所定の位置へ揺動し、凹部191、
192を塞ぎ、シャッタ170は装置の奥側へ変位して
貫通孔190を開口し、スタイラス60、61のX軸方
向変位が可能となる。
【0086】<7.作用>以上説明したように、レンズ
1の加工領域を覆う防水ケース101には、台座13側
に軸支された主軸51を挿通する貫通孔111と、鉛直
方向に変位自在なレンズ保持軸41を挿通する長穴11
5、125が貫通形成され、主軸51と貫通孔111は
シール部材112により貫通孔11は防水され、レンズ
保持軸41の変位方向(変位領域に沿う方向)で連結し
たスライドシャッタ130、140により、左右の長穴
115、125が防水されて、防水ケース101の外部
へ冷却液が飛散するのを防止する。
【0087】レンズ保持軸41は、主軸51へ向けて変
位するため、図5においてレンズ保持軸41が下降する
と、スライドシャッタ130は主軸51へ向けて変位す
るが、このスライドシャッタ130を案内するガイド部
材150は、長穴115と同じ位置に同じ形状の長穴1
51を形成し、この長穴151の下方からは、図中右側
へ屈曲して主軸51に沿うようにガイド部材の下部15
0Lが屈曲しているため、スライドシャッタ130の下
端はガイド部材150の屈曲部に案内されて主軸51の
上方に沿った下部150Lに収納され、スライドシャッ
タ130の変位方向は、長穴151に面した位置では防
水ケース101の側面110に沿った鉛直方向である
が、長穴151より下方では屈曲したガイド部材150
によって水平方向に変更される。
【0088】したがって、スライドシャッタ130を屈
曲自在な弾性と防水性を備えた部材によりスライドシャ
ッタ130を板状に形成し、屈曲形成されたガイド部材
150の内周を摺動可能としたので、レンズ保持軸41
の変位方向の延長上に主回転工具50の主軸51等の機
構が存在している場合であっても、主軸51に向けて変
位するレンズ保持軸41を挿通した防水ケース101の
貫通孔(長穴151)の防水を確実に行いながらも、主
軸51とスライドシャッタ130が干渉するのを防ぐこ
とができる。
【0089】また、防水ケース101の上部には、仕上
げ加工ユニット7や測定ユニット6が存在するため、ス
ライドシャッタ130、140をレンズ保持軸41の変
位領域の延長上へ変位させると、これらの機構に干渉し
てしまうが、主軸51近傍と同様にして、スライドシャ
ッタ130、140を案内するガイド部材150、16
0の上部150U、160Uをそれぞれ屈曲させること
で、内部を摺動するスライドシャッタ130、140の
変位方向を長穴151、161の位置の鉛直方向から水
平方向に変更することにより、主軸51以外でスライド
シャッタ130、140と干渉する機構または部材を回
避することができ、冷却液を用いる防水機構の設計の自
由度を向上させることが可能となる。
【0090】特に、各機構の配置を決定してから冷却装
置を配置する場合に、特に有効であって、防水ケースの
側方などの空間を利用してスライドシャッタの案内部材
を配置することができ、前記従来例に比して、主回転工
具50の主軸51とレンズ保持軸41の関係を自由に設
定でき、加工性能と防水性能のバランスに優れたレンズ
加工装置を提供できるのである。
【0091】また、防水ケース101は、主回転工具5
0、レンズ1及びレンズ保持軸41、測定ユニット6の
スタイラス60、61及び仕上げ加工ユニット7の回転
工具70、71を含む加工領域のみを覆うようにしたの
で、主軸51やレンズユニット4などの機構が冷却液を
浴びる範囲を最小限にとどめることができ、装置の耐久
性を向上できる。
【0092】なお、上記実施形態においては、レンズ保
持軸41が主軸51へ向けて鉛直方向に変位する場合に
ついて述べたが、これに限定されるものではなく、レン
ズ保持軸41が水平方向に変位する場合や、前記従来例
と同様にレンズ保持軸41を主軸51側へ向けて揺動さ
せる場合、レンズ保持軸41が変位する軌跡の延長上に
主軸51が存在していても、ガイド部材を屈曲させて内
部に屈曲自在かつ防水性を備えたスライドシャッタを収
装し、レンズ保持軸41に連結することで確実な防水機
構を提供できるのである。
【0093】また、主軸だけではなくレンズ保持軸に沿
った開口部を防水するスライドシャッタが他の機構や部
材と干渉する場合にも適用できる。
【0094】今回開示した実施の形態は、全ての点で例
示であって制限的なものではないと考えられるべきであ
る。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の
範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び
内容の範囲での全ての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形を示し、レンズ加工装置の外
観斜視図である。
【図2】内部機構の要部を示す斜視図である。
【図3】内部機構のうちベースユニット、昇降ユニッ
ト、レンズユニットを示す斜視図である。
【図4】昇降ユニットとレンズユニットの鉛直方向での
断面図で、加工開始の状態を示す。
【図5】冷却防水機構を示し、防水ケースの要部断面図
である。
【図6】防水ケースの斜視図である。
【図7】防水ケースの上面を示す平面図である。
【図8】防水ケースの上部の斜視図で、仕上げユニット
の防水位置を示す。
【図9】同じく、防水ケースの上部の断面図で、仕上げ
ユニットの防水位置を示す。
【図10】同じく、防水ケースの上部の平面図で、仕上
げユニットの防水位置を示す。
【図11】防水ケースの上部の斜視図で、仕上げユニッ
トの仕上げ加工位置を示す。
【図12】同じく、防水ケースの上部の断面図で、仕上
げユニットの仕上げ加工位置を示す。
【図13】同じく、防水ケースの上部の平面図で、仕上
げユニットの仕上げ加工位置を示す。
【図14】防水ケースの上部の平面図で、仕上げユニッ
トの待避位置を示す。
【符号の説明】
1 レンズ 2 ベースユニット 3 昇降ユニット 4 レンズユニット 10 レンズ加工装置 11 カバー 41 レンズ保持軸 51 主軸 101 防水ケース 130、140 スライドシャッタ 150、160 ガイド部材 170 シャッタ 171 シャッタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水ケース内にレンズを保持するレンズ保
    持軸と、レンズを加工する加工手段とが配置され、前記
    保持軸を加工手段へ向けて変位させつつ、かつ冷却液を
    レンズへ向けて噴射させながら、レンズの周縁を加工す
    るようにしたレンズ加工装置において、 前記防水ケースのレンズ保持軸の貫通部にはレンズ保持
    軸の変位軌跡に沿って長穴を形成し、 レンズ保持軸には長穴を塞ぐ屈曲自在なスライドシャッ
    タが連結され、 前記スライドシャッタを案内するガイド部材を長穴の外
    側でレンズ保持軸の軸線方向に屈曲させたことを特徴と
    するレンズ加工装置。
  2. 【請求項2】前記加工手段は、前記レンズ保持軸に平行
    する主軸を備え、前記ガイド部材は長穴から前記主軸に
    至る手前で屈曲したことを特徴とする請求項1に記載の
    レンズ加工装置。
  3. 【請求項3】前記ガイド部材の下部には内部に溜まった
    冷却液を排出するドレーンを設けたことを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のレンズ加工装置。
  4. 【請求項4】前記防水ケースは鉛直方向に立設されて、
    レンズ保持軸は主軸の上方で鉛直方向に変位すし、前記
    ガイド部材は長穴に望む位置で鉛直方向に配設されると
    ともに、主軸の手前からは装置の外部へ向けて屈曲した
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のレン
    ズ加工装置。
  5. 【請求項5】防水ケース内にレンズを保持するレンズ保
    持軸と、レンズ周縁に面取りまたは溝彫り加工を行う仕
    上げ加工手段と、レンズの周縁形状を測定する測定手段
    が配置され、前記保持軸を仕上げ加工手段へ向けて変位
    させつつ、かつ冷却液をレンズへ向けて噴射させなが
    ら、レンズの周縁を加工するようにしたレンズ加工装置
    において、 前記保持軸は、鉛直方向へ昇降駆動され、 前記測定手段は、防水ケースの上面に固設されるととも
    に、防水ケース内部へ突出した一対の測定子を前記保持
    軸に沿って変位可能に支持し、 前記仕上げ加工手段は、防水ケースの上面に載置され
    て、レンズ周縁を加工する回転工具を前記保持軸の鉛直
    上と所定の待避位置との間で、前記保持軸に対して交差
    する方向へ変位可能に支持し、 前記防水ケースの上面には、前記保持軸に沿った測定子
    の変位範囲に応じて長穴状の第1の貫通孔を形成し、 前記保持軸と交差する方向で回転工具の変位範囲に応じ
    て第2の貫通孔を形成し、 前記回転工具側には、防水ケース内周で前記第1及び第
    2の貫通孔を閉鎖可能なシャッタを設けたことを特徴と
    するレンズ加工装置。
  6. 【請求項6】前記仕上げ加工手段は、防水ケースの上面
    で保持軸へ向けて変位するベースと、このベースに固設
    されて防水ケース内部へ突出したスリーブとを備えて、
    前記回転工具をスリーブの下端に設け、 前記シャッタは、防水ケースの内部に沿ってスリーブか
    ら第1の貫通孔へ向けて水平方向に設けた第1のシャッ
    タと、スリーブから第1の貫通孔とは反対側に設けられ
    た第2のシャッタとを備えたことを特徴とする請求項5
    に記載のレンズ加工装置。
  7. 【請求項7】前記第1の貫通孔には、前記第2の貫通孔
    と交差する位置で、前記スリーブの一部と係合可能な凹
    部を貫通形成し、前記防水ケースの上面にはスリーブの
    変位に応じて選択的に凹部を塞ぐ揺動シャッタを設けた
    ことを特徴とする請求項6に記載のレンズ加工装置。
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