JP2003298851A - 画像形成装置及び画像読取装置 - Google Patents

画像形成装置及び画像読取装置

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JP2003298851A
JP2003298851A JP2002095348A JP2002095348A JP2003298851A JP 2003298851 A JP2003298851 A JP 2003298851A JP 2002095348 A JP2002095348 A JP 2002095348A JP 2002095348 A JP2002095348 A JP 2002095348A JP 2003298851 A JP2003298851 A JP 2003298851A
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/603Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer
    • H04N1/6033Colour correction or control controlled by characteristics of the picture signal generator or the picture reproducer using test pattern analysis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読取装置が生成した画像データに基づき
画像形成装置が形成する画像の色の再現性を高くする。 【解決手段】 プリンタは、スキャナにより生成された
画像データを受信すると(S230:Y)、フラグが
「1」であるか否か(この場合、受信した画像データ
が、当該プリンタの印刷したカラーパッチを読み取って
生成されたものであるか否か)を判定する(S25
0)。そして、フラグが「1」であれば(S250:
Y)、受信した画像データと予め記憶しているカラーパ
ッチを表すデータとを比較し、各データが表す色の差を
小さくするような色補正を行う色補正テーブルを生成す
る(S260)。一方、フラグが「1」でなければ(S
250:N)、受信した画像データが表す画像の色を、
そのスキャナについての色補正テーブルを用いて変換し
つつ印刷する(S290,S300:Y,S310,S
360)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置から
画像形成装置へ画像データを直接送信して画像を形成さ
せる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ(以下、
パソコンという)を必要とせずデバイス間でダイレクト
に通信を行う技術が用いられるようになってきている。
例えば、こうした通信機能(ピアツーピア(peer
to peer)機能)を有する画像読取装置(例え
ば、ネットワークスキャナ)と画像形成装置(例えば、
ネットワークプリンタ)との間では、画像読取装置から
画像形成装置へ画像データを直接送信して、その画像デ
ータの表す画像を画像形成装置に形成(印刷等)させる
といったことが可能となる(ダイレクト印刷機能)。ま
た、こうした技術では、プロトコルや共通データフォー
マットが予め決められており相互運用性があるため、画
像読取装置と画像形成装置とが異なるメーカ(ベンダ)
のものであっても、上記の如く画像データを直接送信し
て画像を形成させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
画像の色に関しては、sRGB(Standard R
GB)等の統一規格が存在するものの、どの程度の正確
さでsRGBを作成できるかはメーカの能力等によって
異なる。そのため、上記の如く形成させた画像は、画像
読取装置で読み込んだ画像の色を良好に再現したものと
ならないことがあった。
【0004】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、画像読取装置が生成した画像データに基づき
画像形成装置が形成する画像の色の再現性を高くするこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の画像形成装
置では、入力手段が、画像読取装置が画像を読み取って
生成したその画像を表す画像データを入力し、形成手段
が、入力手段により入力された画像データが表す画像を
形成する。また、本画像形成装置は、基準色を表す基準
色データを記憶する記憶手段を備えており、更に、本画
像形成装置では、判断手段が、入力手段により入力され
た画像データが、画像読取装置により基準色の表現され
た画像が読み取られることで生成された基準色読取デー
タであるか否かを判断する。
【0006】そして、判断手段により、入力された画像
データが基準色読取データであると判断された場合に
は、保管手段が、その基準色読取データと基準色データ
とから、その基準色読取データの生成元である画像読取
装置により生成された画像データが表す色を補正するた
めのデータを生成し、そのデータを、その基準色読取デ
ータの生成元である画像読取装置についての色補正用デ
ータとして保管する。つまり、基準色読取データが入力
された場合には、その基準色読取データの生成元である
画像読取装置の色再現特性を加味した色補正用データを
生成して保管するようになっている。
【0007】一方、判断手段により、入力された画像デ
ータが基準色読取データではないと判断された場合に、
その入力された画像データの生成元である画像読取装置
についての色補正用データが保管手段により保管されて
いれば、色補正手段が、入力された画像データをその色
補正用データに基づき補正すると共に、補正後の画像デ
ータが表す画像を形成手段に形成させる。つまり、画像
を形成すべき画像データが入力された場合に、その画像
データの生成元である画像読取装置についての色補正用
データが既に保管されていれば、その画像データが表す
色をその色補正用データに基づき補正するようになって
いる。
【0008】このような請求項1の画像形成装置によれ
ば、画像読取装置により生成された画像データを直接入
力して画像を形成した場合にも、その画像読取装置によ
り読み取られた画像の色を良好に再現することができ
る。即ち、例えば、画像読取装置が、読み取り対象の画
像の色を、その画像に基づき生成する画像データに正確
に反映させることができないような場合(例えば、生成
した画像データの表す画像の色が、読み取った画像の実
際の色に比べ薄くなる等)には、形成手段が、その画像
読取装置により生成された画像データの表す画像を正確
に形成したとしても、こうして形成される画像の色は、
画像読取装置が読み取った画像の実際の色とは異なった
ものとなってしまう。これに対し、本発明の画像形成装
置では、入力された画像データを、その生成元である画
像読取装置についての色補正用データに基づき補正する
ことで、画像読取装置により読み取られた画像の実際の
色と、形成手段が形成する画像の色との差を小さくする
ことができるのである。
【0009】そして特に、請求項2のように、形成指示
手段が、基準色の表現された画像を形成手段に形成させ
るようになっていれば、画像形成装置及び画像読取装置
の両方の色再現特性を加味した色補正用データを生成す
ることができ、その結果、画像の色の再現性をより高く
することができる。即ち、形成手段により形成された基
準色の表現された画像に基づき、画像読取装置に基準色
画像データを生成させ、こうして生成された基準色読取
データと基準色データとから色補正用データを生成する
ようにすれば、色補正用データは、画像形成装置が画像
データから画像を形成する際の色再現特性と、画像読取
装置が画像から画像データを生成する際の色再現特性と
の両方が加味されたものとなるからである。
【0010】ところで、入力された画像データが基準色
読取データであるか否かについては、例えば、請求項3
のように、判断手段が、外部操作に基づき判断するよう
にしてもよく、また、請求項4のように、判断手段が、
入力された画像データと基準色データとを対比させた結
果に基づいて判断するようにしてもよい。
【0011】一方、入力された画像データの生成元であ
る画像読取装置についての色補正用データが保管手段に
より保管されていない場合にも、なるべくその画像読取
装置の色再現特性に合わせて画像を形成することができ
るように、例えば、請求項5や請求項6のように構成さ
れていることが好ましい。
【0012】即ち、請求項5に記載の画像形成装置は、
入力手段により入力された画像データの生成元である画
像読取装置の機種を特定する機種特定手段を備えてお
り、更に、本画像形成装置では、保管手段が、画像読取
装置についての色補正用データと、機種特定手段によっ
て特定されるその画像読取装置の機種とを関連付けて保
管するようになっている。そして、入力された画像デー
タの生成元である画像読取装置についての色補正用デー
タが保管手段により保管されていない場合には、色補正
手段が、その画像読取装置と同じ機種である他の画像読
取装置についての色補正用データを用いて、入力された
画像データを補正すると共に、補正後の画像データが表
す画像を形成手段に形成させる。
【0013】また、請求項6に記載の画像形成装置は、
入力手段により入力された画像データの生成元である画
像読取装置の機種を特定する機種特定手段と、他の画像
形成装置により保管された色補正用データを取得する取
得手段とを備えており、更に、本画像形成装置では、保
管手段が、画像読取装置についての色補正用データと、
機種特定手段によって特定されるその画像読取装置の機
種とを関連付けて保管するようになっている。そして、
入力された画像データの生成元である画像読取装置につ
いての色補正用データが保管手段により保管されていな
い場合には、色補正手段が、下記(a1)〜(a3)の
うちの少なくとも何れかの色補正用データを用いて、入
力された画像データを補正すると共に、補正後の画像デ
ータが表す画像を形成手段に形成させる。
【0014】(a1):入力された画像データの生成元
である画像読取装置についての色補正用データであっ
て、他の画像形成装置にて生成されたもの。 (a2):入力された画像データの生成元である画像読
取装置と同じ機種である他の画像読取装置についての色
補正用データであって、当該画像形成装置にて生成され
たもの。
【0015】(a3):入力された画像データの生成元
である画像読取装置と同じ機種である他の画像読取装置
についての色補正用データであって、他の画像形成装置
にて生成されたもの。 そして、上記請求項5の画像形成装置によれば、入力さ
れた画像データの生成元である画像読取装置についての
色補正用データが保管手段により保管されていない場合
にも、その画像読取装置と同じ機種の他の画像読取装置
についての色補正用データが保管されていれば、その色
補正用データを用いて画像データを補正することで、形
成手段が形成する画像の色の再現性を高くすることがで
きる。同じ機種の画像読取装置であれば、通常、色再現
特性も似たものとなるからである。
【0016】また、上記請求項6の画像形成装置によっ
ても、上記請求項5の画像形成装置について述べた効果
と同様の効果を得ることができる。そして特に、請求項
6の画像形成装置では、他の画像形成装置により保管さ
れた色補正用データを取得することができるため、入力
された画像データの生成元である画像読取装置について
の色補正用データであって、他の画像形成装置にて生成
されたものや、その画像読取装置と同じ機種である他の
画像読取装置についての色補正用データであって、他の
画像形成装置にて生成されたものについても用いること
ができる。そのため、より多くの画像読取装置を対象
に、画像データの補正を行うことができる。
【0017】ところで、上記請求項1〜6では、画像形
成装置が画像データの補正を行うようになっているが、
画像読取装置が画像データの補正を行うようにした場合
にも、請求項7〜11のように同様に構成することがで
きる。即ち、請求項7に記載の画像読取装置では、生成
手段が、画像を読み取り、その画像を表す画像データを
生成し、出力手段が、生成手段により生成された画像デ
ータを、その画像データが表す画像を形成する画像形成
装置へ出力する。そして、本画像読取装置は、基準色の
表現された画像を表す基準色画像データを記憶する記憶
手段を備えており、更に、本画像読取装置では、出力指
示手段が、基準色画像データを出力手段に出力させる。
また、判断手段が、生成手段により読み取られた画像
が、上記基準色画像データの出力先である画像形成装置
によってその基準色画像データに基づき形成された基準
色形成画像であるか否かを判断する。
【0018】そして、判断手段により、読み取られた画
像が基準色形成画像であると判断された場合には、保管
手段が、生成手段によりその基準色形成画像に基づき生
成された画像データと基準色画像データとから、その基
準色形成画像を形成した画像形成装置への画像データが
表す色を補正するためのデータを生成し、そのデータ
を、その基準色形成画像を形成した画像形成装置につい
ての色補正用データとして保管する。つまり、基準色形
成画像が読み取られた場合に、その基準色形成画像を形
成した画像形成装置の色再現特性を加味した色補正用デ
ータを生成して保管するようになっている。
【0019】一方、判断手段により、読み取られた画像
が基準色形成画像ではないと判断された場合に、読み取
られた画像の画像データを出力すべき画像形成装置につ
いての色補正用データが保管手段により保管されていれ
ば、色補正手段が、読み取られた画像の画像データをそ
の色補正用データに基づき補正すると共に、補正後の画
像データを出力手段に出力させる。つまり、画像形成装
置へ出力すべき画像データを表す画像が読み取られた場
合に、その画像形成装置についての色補正用データが既
に保管されていれば、生成した画像データが表す色をそ
の色補正用データに基づき補正するようになっている。
【0020】このような請求項7の画像読取装置によれ
ば、生成した画像データを画像形成装置へ直接出力して
画像を形成させた場合にも、読み取った画像の色を良好
に再現させることができる。即ち、例えば、画像形成装
置が、画像データの表す画像の色を、その画像データに
基づき形成する画像に正確に反映させることができない
ような場合(例えば、形成した画像の色が、画像データ
の表す画像の色に比べ濃くなる等)には、生成手段が、
読み取った画像を表す画像データを正確に生成したとし
ても、画像形成装置により形成される画像の色は、生成
手段が読み取った画像の実際の色とは異なったものとな
ってしまう。これに対し、本発明の画像読取装置では、
生成した画像データを、その出力先である画像形成装置
についての色補正用データに基づき予め補正しておくこ
とで、生成手段が読み取った画像の実際の色と、画像形
成装置により形成される画像の色との差を小さくするこ
とができるのである。
【0021】一方、読み取られた画像が基準色形成画像
であるか否かについては、例えば、請求項8のように、
判断手段が、外部操作に基づき判断するようにしてもよ
く、また、請求項9のように、判断手段が、生成手段に
より生成された画像データと基準色画像データとを対比
させた結果に基づいて判断するようにしてもよい。
【0022】一方、読み取られた画像の画像データを出
力すべき画像形成装置についての色補正用データが保管
手段により保管されていない場合にも、なるべくその画
像形成装置の色再現特性に合わせて画像を形成させるこ
とができるように、例えば、請求項10や請求項11の
ように構成されていることが好ましい。
【0023】即ち、請求項10に記載の画像読取装置
は、読み取られた画像の画像データを出力すべき画像形
成装置の機種を特定する機種特定手段を備えており、更
に、本画像読取装置では、保管手段が、画像形成装置に
ついての色補正用データと、機種特定手段によって特定
されるその画像形成装置の機種とを関連付けて保管する
ようになっている。そして、読み取られた画像の画像デ
ータを出力すべき画像形成装置についての色補正用デー
タが保管手段により保管されていない場合には、色補正
手段が、その画像形成装置と同じ機種である他の画像形
成装置についての色補正用データを用いて、読み取られ
た画像の画像データを補正すると共に、補正後の画像デ
ータを出力手段に出力させる。
【0024】また、請求項11に記載の画像読取装置
は、読み取られた画像の画像データを出力すべき画像形
成装置の機種を特定する機種特定手段と、他の画像読取
装置により保管された色補正用データを取得する取得手
段とを備えており、更に、本画像読取装置では、保管手
段が、画像形成装置についての色補正用データと、機種
特定手段によって特定されるその画像形成装置の機種と
を関連付けて保管するようになっている。そして、読み
取られた画像の画像データを出力すべき画像形成装置に
ついての色補正用データが保管手段により保管されてい
ない場合には、色補正手段が、下記(b1)〜(b3)
のうちの少なくとも何れかの色補正用データを用いて、
読み取られた画像の画像データを補正すると共に、補正
後の画像データを出力手段に出力させる。
【0025】(b1):読み取られた画像の画像データ
を出力すべき画像形成装置についての色補正用データで
あって、他の画像読取装置にて生成されたもの。 (b2):読み取られた画像の画像データを出力すべき
画像形成装置と同じ機種である他の画像形成装置につい
ての色補正用データであって、当該画像読取装置にて生
成されたもの。
【0026】(b3):読み取られた画像の画像データ
を出力すべき画像形成装置と同じ機種である他の画像形
成装置についての色補正用データであって、他の画像読
取装置にて生成されたもの。 そして、上記請求項10の画像読取装置によれば、読み
取られた画像の画像データを出力すべき画像形成装置に
ついての色補正用データが保管手段により保管されてい
ない場合にも、その画像形成装置と同じ機種の他の画像
形成装置についての色補正用データが保管されていれ
ば、その色補正用データを用いて画像データを補正する
ことで、画像形成装置により形成される画像の色の再現
性を高くすることができる。同じ機種の画像形成装置で
あれば、通常、色再現特性も似たものとなるからであ
る。
【0027】また、上記請求項11の画像読取装置によ
っても、上記請求項10の画像読取装置について述べた
効果と同様の効果を得ることができる。そして特に、請
求項10の画像読取装置では、他の画像読取装置により
保管された色補正用データを取得することができるた
め、画像データを出力すべき画像形成装置についての色
補正用データであって、他の画像読取装置にて生成され
たものや、その画像形成装置と同じ機種である他の画像
形成装置についての色補正用データであって、他の画像
読取装置にて生成されたものについても用いることがで
きる。そのため、より多くの画像形成装置を対象に画像
データの補正を行うことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態について、図面を用いて説明する。まず、図1は、第
1実施形態の画像形成装置としてのプリンタ10を備え
たネットワークシステムを表すブロック図である。
【0029】このネットワークシステムにおいて、プリ
ンタ10は、画像読取装置としての複数のスキャナ3
0,30…や、当該プリンタ10と同様の機能を有する
他の複数のプリンタ10,10,…と、LAN(ローカ
ルエリアネットワーク)2を介して接続されている。
尚、本ネットワークシステムを構成するプリンタ10及
びスキャナ30は、ピアツーピア機能を有しており、ス
キャナ30からプリンタ10へパソコンを介さずに直接
画像データを送信して印刷するダイレクト印刷が可能で
ある。
【0030】プリンタ10は、LAN2を介して通信を
行うための通信制御部12と、画像データの表す画像を
用紙上に印刷する印刷部14と、外部からの入力操作を
受け付ける入力操作部16と、周知のROM18、RA
M20、CPU22及びEEPROM24とを備えてい
る。
【0031】ROM18のテストパターン記憶部には、
カラーパッチの画像を表すカラーパッチデータが予め記
憶されている。尚、このカラーパッチデータに基づき印
刷されるカラーパッチは、RGB色空間のR(赤),G
(緑),B(青)の各値を9段階で表す代表値の組み合
わせである729色の基準色が配列されたものである。
【0032】また、EEPROM24には、スキャナ3
0のIPアドレス(Internet Protoco
lアドレス)及びモデル名と、そのスキャナ30につい
ての後述する色補正テーブル(請求項1の色補正用デー
タに相当)とを記憶するための記憶エリアとして、LU
T(Look Up Table)記憶部が設けられて
いる。
【0033】また更に、入力操作部16は、図示しない
操作パネルを備えており、例えば、カラーパッチの印刷
指示や、当該プリンタ10の動作モードを切り替える切
替操作などの入力操作を受け付けるようになっている。
一方、スキャナ30は、汎用のものであり、用紙上の画
像を読み取り(スキャンし)、その画像を表す画像デー
タを生成して、送信先として設定されている装置へその
画像データを送信するといった周知の処理を行う。尚、
スキャナ30から送信される画像データには、当該スキ
ャナ30のIPアドレスが付加されている。また、スキ
ャナ30は、操作パネルにて画像データの送信先を設定
するための送信先設定操作が行われると、当該スキャナ
30とLAN2を介して接続されている装置を検出し、
各装置の識別名を操作パネルの表示器に一覧表示して、
その中から送信先となる装置を選択させるようになって
いる。
【0034】次に、プリンタ10のCPU22が行うキ
ー処理について、図2のフローチャートを用いて説明す
る。尚、本キー処理は、後述するプリンタメイン処理
(図3)のS210で起動され、以後はそのプリンタメ
イン処理と並行に実行される。このキー処理が開始され
ると、S100にて、入力操作部16の操作パネルにて
入力操作が行われるまでの間、待機状態となり、入力操
作が行われると、S110へ移行する。
【0035】そして、S110では、操作パネルにて行
われた入力操作が、カラーパッチの印刷指示であるか否
かを判定する。このS110で、カラーパッチの印刷指
示であると判定した場合には、S120へ移行し、RO
M18のテストパターン記憶部に記憶されているカラー
パッチデータが表す画像を印刷部14に印刷させた後、
S100へ戻る。
【0036】一方、S110で、カラーパッチの印刷指
示ではないと判定した場合には、S130へ移行し、操
作パネルにて行われた入力操作が、当該プリンタ10の
動作モードを色補正テーブル生成モードに切り替えるた
めの切替操作であるか否かを判定する。ここで、色補正
テーブル生成モードとは、S120にて印刷部14に印
刷させたカラーパッチをスキャナ30に読み取らせて生
成させた画像データ(基準色読取データに相当)に基づ
き、そのスキャナ30についての色補正用の色補正テー
ブル(ルックアップテーブル)を生成するための動作モ
ードである。そのため、この切替操作は、スキャナ30
にカラーパッチを読み取らせて生成させた画像データを
当該プリンタ10へ送信させる際に行われることとな
る。
【0037】そして、S130で、色補正テーブル生成
モードに切り替えるための切替操作であると判定した場
合には、S140へ移行し、フラグを「1」にした後、
S100へ戻る。一方、S130で、色補正テーブル生
成モードに切り替えるための切替操作ではないと判定し
た場合には、S150へ移行し、操作パネルにて行われ
た入力操作が、色補正テーブル生成モードを解除するた
めの切替操作であるか否かを判定する。
【0038】このS150で、色補正テーブル生成モー
ドを解除するための切替操作であると判定した場合に
は、S160へ移行し、フラグを「0」にした後、S1
00へ戻る。一方、S150で、色補正テーブル生成モ
ードを解除するための切替操作ではないと判定した場合
には、S170へ移行し、他の処理(例えば、解像度の
設定やテストプリントの指示といった入力操作に対応す
る処理等)を行った後、S100へ戻る。
【0039】次に、プリンタ10のCPU22が行うプ
リンタメイン処理について、図3のフローチャートを用
いて説明する。このプリンタメイン処理が開始される
と、まず、S200にて、フラグを「0」にし、続くS
210にて、前述したキー処理(図2)を起動させる。
【0040】そして、S220では、外部から通信制御
部12を介して画像データを受信するまでの間、待機状
態となり、画像データを受信するとS230へ移行す
る。続いて、S230では、受信した画像データが、ス
キャナ30から直接送信されてきた画像データであるか
否かを判定する。
【0041】このS230で、スキャナ30から直接送
信されてきた画像データではないと判定した場合には、
S240へ移行し、他の処理(通常の印刷処理等)を行
った後、S220へ戻る。一方、S230で、スキャナ
30から直接送信されてきた画像データであると判定し
た場合には、S250へ移行し、フラグが「1」である
か否かを判定する。つまり、当該プリンタ10の動作モ
ードが色補正テーブル生成モードに設定されているか否
かを判定するようになっており、この判定結果に基づ
き、受信した画像データが、前述したキー処理(図2)
のS120の処理にて印刷部14に印刷させたカラーパ
ッチをスキャナ30に読み取らせて生成させた画像デー
タであるか否かを判断するのである。
【0042】そして、S250で、フラグが「1」であ
ると判定した場合には、以下のS260〜S280の処
理を行った後、S220へ戻る。即ち、まずS260で
は、受信した画像データ(この場合、スキャナ30によ
りカラーパッチから生成された画像データ)を解析し
て、色補正テーブルを生成する。具体的には、受信した
画像データに含まれる各基準色のデータと、ROM18
のテストパターン記憶部に記憶されているカラーパッチ
データに含まれる各基準色のデータ(基準色データに相
当)とを比較し、受信した画像データの表す色をカラー
パッチデータの表す色に近づけるような色補正を行うた
めの色補正テーブルを生成するようになっている。
【0043】続いて、S270では、画像データの送信
元のスキャナ30に、そのスキャナ30のモデル名(機
種)を問い合わせる。これにより、そのスキャナ30か
らモデル名のデータが返信されてくる。尚、スキャナ3
0が、画像データと共に当該スキャナ30のモデル名の
データを送信する構成であれば、わざわざモデル名を問
い合わせる必要はないので、その場合は、当該S270
の処理を実行しなくても良い。
【0044】最後に、S280では、S260にて生成
した色補正テーブルに、送信元のスキャナ30のIPア
ドレス及びモデル名を対応させて、それらをEEPRO
M24のLUT記憶部に記憶させる(保管する)。一
方、S250で、フラグが「1」ではないと判定した場
合には、S290へ移行し、送信元のスキャナ30につ
いての色補正テーブルを検索する。具体的には、まず、
画像データと共に送信されてくるスキャナ30のIPア
ドレスに対応する色補正テーブルを、当該プリンタ10
のEEPROM24のLUT記憶部内で検索する。そし
て、この検索により見つからなければ、そのスキャナ3
0についての色補正テーブルを有しているか否かを、他
のプリンタ10へブロードキャストして問い合わせる。
つまり、当該プリンタ10が生成した色補正テーブルの
みならず、他のプリンタ10によって生成された色補正
テーブルも対象として検索するようになっている。尚、
本ネットワークシステムを構成するプリンタ10は、他
のプリンタ10から問い合わせられた色補正テーブルを
有していれば、その色補正テーブルのデータを問い合わ
せ元のプリンタ10へ返信するようになっている。
【0045】続いて、S300では、S290の処理に
よって色補正テーブルが見つかったか否かを判定する。
そして、S300で、色補正テーブルが見つかったと判
定した場合には、S310へ移行し、その色補正テーブ
ルを、使用するテーブルに決定して、S360へ移行す
る。尚、S290にて送信元のスキャナ30についての
色補正テーブルを有しているか否かを他のプリンタ10
に問い合わせた結果、複数のプリンタ10がその色補正
テーブルを有していた場合には、当該プリンタ10と同
じモデル名のプリンタ10が有している色補正テーブル
を優先して用いる。このようにするのは、同じ機種のプ
リンタ10であれば、色再現特性も似ていると判断され
るからである。
【0046】一方、S300で、色補正テーブルが見つ
からなかったと判定した場合には、S320へ移行し、
S270の処理と同様、画像データの送信元のスキャナ
30に、そのスキャナ30のモデル名を問い合わせる。
これにより、そのスキャナ30からモデル名のデータが
返信されてくる。
【0047】続いて、S330で、S320にて問い合
わせた結果返信されてきたモデル名と同じモデル名のス
キャナ30についての色補正テーブルを検索する。つま
り、送信元のスキャナ30についての色補正テーブルが
存在しない場合には、そのスキャナ30と同じ機種の他
のスキャナ30についての色補正テーブルを検索するよ
うになっている。具体的には、S290の場合と同様
に、まず、送信元のスキャナ30のモデル名に対応する
色補正テーブルを、当該プリンタ10のEEPROM2
4のLUT記憶部内で検索する。そして、この検索によ
り見つからなければ、そのモデル名のスキャナ30につ
いての色補正テーブルを有しているか否かを、他のプリ
ンタ10へブロードキャストして問い合わせる。
【0048】続いて、S340では、S330の処理に
よって色補正テーブルが見つかったか否かを判定する。
そして、S340で、色補正テーブルが見つかったと判
定した場合には、S310へ移行し、その色補正テーブ
ルを、使用するテーブルに決定して、S360へ移行す
る。尚、この場合にも、S330にて他のプリンタ10
に問い合わせた結果、複数のプリンタ10がその色補正
テーブルを有していた場合には、当該プリンタ10と同
じモデル名のプリンタ10が有している色補正テーブル
を優先して用いる。
【0049】つまり、S290〜S340の処理によ
り、色補正テーブルを、下記(c1)〜(c6)に示す
優先順位で用いるようになっている。 (c1):送信元のスキャナ30についての色補正テー
ブルであって、当該プリンタ10が生成したもの。
【0050】(c2):送信元のスキャナ30について
の色補正テーブルであって、当該プリンタ10と同じ機
種の他のプリンタ10が生成したもの。 (c3):送信元のスキャナ30についての色補正テー
ブルであって、当該プリンタ10とは異なる機種の他の
プリンタ10が生成したもの。
【0051】(c4):送信元のスキャナ30と同じ機
種の他のスキャナ30についての色補正テーブルであっ
て、当該プリンタ10が生成したもの。 (c5):送信元のスキャナ30と同じ機種の他のスキ
ャナ30についての色補正テーブルであって、当該プリ
ンタ10と同じ機種の他のプリンタ10が生成したも
の。
【0052】(c6):送信元のスキャナ30と同じ機
種の他のスキャナ30についての色補正テーブルであっ
て、当該プリンタ10とは異なる機種の他のプリンタ1
0が生成したもの。 一方、S340で、色補正テーブルが見つからなかった
と判定した場合には、S360へ移行する。
【0053】S360では、受信した画像データが表す
画像を、S310にて色補正テーブルが決定されている
場合は、その色補正テーブルを用いて、色を補正しなが
ら印刷部14に印刷させる処理を行う一方、S340に
て色補正テーブルが見つからなかった場合は、色の補正
を行うことなく、印刷部14に印刷させる処理を行う。
そして、この処理の終了後、S220へ戻る。
【0054】尚、本第1実施形態では、通信制御部12
が、入力手段に相当し、印刷部14が、形成手段に相当
し、ROM18が、請求項1の記憶手段に相当してい
る。また、図2におけるS120の処理が、形成指示手
段に相当し、入力操作部16と、S130〜S160の
処理と、図3におけるS250の処理とが、請求項1の
判断手段に相当している。また更に、図3におけるS2
60及びS280の処理が、請求項1の保管手段に相当
し、通信制御部12と、S270の処理とが、請求項6
の機種特定手段に相当し、通信制御部12と、S290
及びS330の処理とが、請求項6の取得手段に相当
し、S310及びS360の処理が、請求項1の色補正
手段に相当している。
【0055】以上のように、第1実施形態のプリンタ1
0では、当該プリンタ10の印刷したカラーパッチに基
づきスキャナ30によって生成された画像データと、予
め記憶しているカラーパッチデータとを比較し、そのス
キャナ30で読み取られた画像を当該プリンタ10で印
刷する際の色補正に最適な色補正テーブルを生成する。
そして、スキャナ30から送信されてくる画像データが
表す色を、そのスキャナ30についての色補正テーブル
を用いて補正する。このため、スキャナ30により読み
取られた画像の色を良好に再現することができる。
【0056】また、本プリンタ10では、画像データの
送信元のスキャナ30についての色補正テーブルを有し
ていない場合にも、他のプリンタ10により生成された
そのスキャナ30についての色補正テーブルや、そのス
キャナ30と同一機種である他のスキャナ30について
の色補正テーブルを用いるようになっている。このた
め、画像データの送信元のスキャナ30に合わせた色補
正を全く行うことができないといったケースを少なくす
ることができる。特に、本プリンタ10では、受信した
画像データの色補正を良好に行うことができると判断さ
れる優先順位で色補正テーブルを選択するため、送信元
のスキャナ30についての色補正テーブルを有していな
い場合にも、画像の色の再現性を効果的に高めることが
できる。
【0057】尚、上記第1実施形態のプリンタ10で
は、入力操作部16の操作パネルにて行われた入力操作
により、当該プリンタ10の動作モードが色補正テーブ
ル生成モードに設定されている場合に、受信した画像デ
ータがカラーパッチを読み取ったデータであると判断す
るようになっているが、これに限ったものではない。例
えば、図3におけるS250の処理にて、フラグの値を
判定する代わりに、受信した画像データとカラーパッチ
データとを対比して、その対比結果に基づき、受信した
画像データがカラーパッチを読み取ったデータであるか
否かを判定するようにしてもよい。そして、このように
変更すれば、請求項4を適用したプリンタ10が得ら
れ、この場合のS250の処理が、請求項4の判断手段
に相当する。尚、この場合には、図2のS130〜S1
60の処理が不要となる。
【0058】また更に、上記第1実施形態のプリンタ1
0では、他のプリンタ10の有する色補正テーブルにつ
いても利用するようになっているが、これに限ったもの
ではない。例えば、図3におけるS290及びS330
の処理で、当該プリンタ10のEEPROM24のLU
T記憶部内でのみ色補正テーブルを検索するようにして
もよい。つまり、当該プリンタ10単体でも、スキャナ
30により読み取られた画像の色を良好に再現するとい
った効果を得ることができるのである。そして、このよ
うに変更すれば、請求項5を適用したプリンタ10が得
られ、この場合にも、通信制御部12と、S270の処
理とが、請求項5の機種特定手段に相当する。
【0059】一方、上記第1実施形態のプリンタ10で
は、本ネットワークシステムを構成する各プリンタ10
が個別に色補正テーブルを有していたが、これに限った
ものではない。例えば、各プリンタ10が、生成した色
補正テーブルを、LAN2上に設けられる共通のサーバ
に記憶させる(保管する)ようにしてもよい。具体的に
は、図3におけるS280の処理として、S260にて
生成した色補正テーブルを、送信元のスキャナ30のI
Pアドレス及びモデル名と、当該プリンタ10のIPア
ドレス及びモデル名とを対応させて、上記サーバの所定
のディレクトリに書き込む処理を行う。このようにすれ
ば、複数のプリンタ10により生成される色補正テーブ
ルを一括管理することができる。
【0060】次に、第2実施形態について説明する。ま
ず、図4は、第2実施形態の画像読取装置としてのスキ
ャナ40を備えたネットワークシステムを表すブロック
図である。このネットワークシステムにおいて、スキャ
ナ40は、画像形成装置としての複数のプリンタ60,
60,…や、当該スキャナ40と同様の機能を有する他
の複数のスキャナ40,40,…と、LAN2を介して
接続されている。尚、本ネットワークシステムを構成す
るスキャナ40及びプリンタ60も、第1実施形態の場
合と同様に、ピアツーピア機能を有している。
【0061】スキャナ40は、LANを介して通信を行
うための通信制御部42と、用紙上の画像を読み取る
(スキャンする)ための読取部44と、外部からの入力
操作を受け付ける入力操作部46と、周知のROM4
8、RAM50、CPU52及びEEPROM54とを
備えている。
【0062】ROM48のテストパターン記憶部には、
カラーパッチの画像を表すカラーパッチデータ(基準色
画像データに相当)が予め記憶されている。尚、このカ
ラーパッチデータに基づき印刷されるカラーパッチは、
第1実施形態の場合と同様、729色の基準色が配列さ
れたものである。
【0063】また、EEPROM54には、プリンタ6
0のIPアドレス及びモデル名と、そのプリンタ60に
ついての後述する色補正テーブル(請求項7の色補正用
データに相当)とを記憶するための記憶エリアとして、
LUT記憶部が設けられている。
【0064】また更に、入力操作部46は、図示しない
操作パネルを備えており、例えば、カラーパッチデータ
の送信指示や、当該スキャナ40の動作モードを切り替
える切替操作や、画像データの送信先を設定する送信先
設定操作などの入力操作を受け付けるようになってい
る。ここで送信先設定操作とは、当該スキャナで生成し
た画像データの送信先を設定するための操作である。即
ち、本操作が行われると、当該スキャナ40とLAN2
を介して接続されている装置を検出し、各装置の識別名
を操作パネルの表示器に一覧表示する。そして、表示さ
れている装置のうちの一つを選択する操作が行われる
と、その選択された装置を画像データの送信先に設定す
るようになっている。
【0065】一方、プリンタ60は、汎用のものであ
り、受信した画像データが表す画像を用紙上に印刷する
といった周知の処理を行う。次に、スキャナ40のCP
U52が行うキー処理について、図5のフローチャート
を用いて説明する。尚、本キー処理は、後述するスキャ
ナメイン処理(図6)のS510で起動され、以後はそ
のスキャナメイン処理と並行に実行される。
【0066】このキー処理が開始されると、S400に
て、入力操作部46の操作パネルにて入力操作が行われ
るまでの間、待機状態となり、入力操作が行われると、
S410へ移行する。そして、S410では、操作パネ
ルにて行われた入力操作が、カラーパッチデータの送信
指示であるか否かを判定する。ここで、カラーパッチデ
ータの送信指示とは、ROM48のテストパターン記憶
部に記憶されているカラーパッチデータを画像データの
送信先に設定されている装置へ送信する処理を、当該ス
キャナ40に指示するための入力操作である。この操作
は、プリンタ60にカラーパッチを印刷させる目的で行
われるため、本操作が行われる際には、画像データの送
信先としてプリンタ60が設定されている。
【0067】そして、S410で、カラーパッチデータ
の送信指示であると判定した場合には、以下のS420
〜S440の処理を行った後、S400へ戻る。即ち、
まずS420では、ROM48のテストパターン記憶部
に記憶されているカラーパッチデータを、送信先に設定
されている装置(この場合、プリンタ60)へ通信制御
部42を介して送信する。
【0068】続いて、S430では、カラーパッチデー
タの送信先のプリンタ60に、そのプリンタ60のモデ
ル名を問い合わせる。これにより、そのプリンタ60か
らモデル名のデータが返信されてくる。尚、プリンタ6
0のモデル名は、予め取得しておいてもよい。例えば、
入力操作部46の操作パネルにて画像データの送信先を
設定する送信先設定操作が行われた際に、LANを介し
て接続されている全てのプリンタ60についてのIPア
ドレス及びモデル名を問い合わせ、返信されたデータを
記憶しておくといったことも可能である。
【0069】最後に、S440では、カラーパッチデー
タの送信先のプリンタ60についてのIPアドレス及び
モデル名をRAM50に記憶させる。尚、RAM50に
は、最新のデータ(即ち、最後にカラーパッチデータを
送信した送信先のプリンタ60についてのデータ)のみ
を残しておくようになっている。
【0070】一方、S410で、カラーパッチデータの
送信指示ではないと判定した場合には、S450へ移行
し、操作パネルにて行われた入力操作が、当該スキャナ
40の動作モードを色補正テーブル生成モードに切り替
えるための切替操作であるか否かを判定する。ここで、
色補正テーブル生成モードとは、S420にてプリンタ
60にカラーパッチデータを送信することで印刷させた
カラーパッチ(基準色形成画像に相当)に基づき、その
プリンタ60についての色補正用の色補正テーブル(ル
ックアップテーブル)を生成するための動作モードであ
る。そのため、この切替操作は、プリンタ60に印刷さ
せたカラーパッチを当該スキャナ40に読み取らせる際
に行われることとなる。
【0071】そして、S450で、色補正テーブル生成
モードに切り替えるための切替操作であると判定した場
合には、S460へ移行し、フラグを「1」にした後、
S400へ戻る。一方、S450で、色補正テーブル生
成モードに切り替えるための切替操作ではないと判定し
た場合には、S470へ移行し、操作パネルにて行われ
た入力操作が、色補正テーブル生成モードを解除するた
めの切替操作であるか否かを判定する。
【0072】このS470で、色補正テーブル生成モー
ドを解除するための切替操作であると判定した場合に
は、S480へ移行し、フラグを「0」にした後、S4
00へ戻る。一方、S470で、色補正テーブル生成モ
ードを解除するための切替操作ではないと判定した場合
には、S490へ移行し、他の処理(例えば、解像度の
設定といった入力操作に対応する処理等)を行った後、
S400へ戻る。
【0073】次に、スキャナ40のCPU52が行うス
キャナメイン処理について、図6のフローチャートを用
いて説明する。このスキャナメイン処理が開始される
と、まず、S500にて、フラグを「0」にし、続くS
510にて、前述したキー処理(図5)を起動させる。
【0074】続いて、S520では、当該スキャナ40
に用紙上の画像を読み取らせるための画像読取操作が行
われるまでの間、待機状態となり、この画像読取操作が
行われるとS525へ移行する。そして、S525で
は、読取部44を介して読み取った画像から画像データ
を生成する。
【0075】続いて、S530では、画像データの送信
先としてプリンタ60が設定されているか否かを判定す
る。つまり、読み取った画像が、プリンタ60へ直接送
信する画像データを生成するための画像であるか否かを
判定するようになっている。このS530で、送信先と
してプリンタ60が設定されていないと判定した場合に
は、S540へ移行し、他の処理(通常の画像データ生
成処理等)を行った後、S520へ戻る。
【0076】一方、S530で、送信先としてプリンタ
60が設定されていると判定した場合には、S550へ
移行し、フラグが「1」であるか否かを判定する。つま
り、当該スキャナ40の動作モードが色補正テーブル生
成モードに設定されているか否かを判定するようになっ
ており、この判定結果に基づき、読み取った画像が、前
述したキー処理(図5)のS420の処理にてカラーパ
ッチデータを送信することでプリンタ60に印刷させた
カラーパッチであるか否かを判断するのである。
【0077】そして、S550で、フラグが「1」であ
ると判定した場合には、以下のS560及びS570の
処理を行った後、S520へ戻る。即ち、まずS560
では、S525で生成した画像データ(この場合、プリ
ンタ60により印刷されたカラーパッチから生成した画
像データ)を解析して、色補正テーブルを生成する。具
体的には、生成した画像データに含まれる各基準色のデ
ータと、ROM48のテストパターン記憶部に記憶され
ているカラーパッチデータに含まれる各基準色のデータ
とを比較し、生成した画像データの表す色をカラーパッ
チデータの表す色に近づけるような色補正を行うための
色補正テーブルを生成するようになっている。
【0078】そして、S570では、S560にて生成
した色補正テーブルに、前述したキー処理(図5)にお
けるS440の処理にてRAM50に記憶させたカラー
パッチデータの送信先のプリンタ60についてのIPア
ドレス及びモデル名を対応させて、それらをEEPRO
M54のLUT記憶部に記憶させる(保管する)。つま
り、読み取ったカラーパッチが、最後にカラーパッチデ
ータを送信した送信先のプリンタ60によって印刷され
たものであると判断するのである。尚、読み取ったカラ
ーパッチの印刷元であるプリンタ60を判断する方法
は、これ以外の方法であってもよい。例えば、S560
の処理を行っている時点で画像データの送信先として設
定されているプリンタ60を、カラーパッチの印刷元の
プリンタ60であると判断してもよい。
【0079】一方、S550で、フラグが「1」ではな
いと判定した場合には、S580へ移行し、送信先とし
て設定されているプリンタ60についての色補正テーブ
ルを検索する。具体的には、まず、送信先のプリンタ6
0のIPアドレスに対応する色補正テーブルを、当該ス
キャナ40のEEPROM54のLUT記憶部内で検索
する。そして、この検索により見つからなければ、その
プリンタ60についての色補正テーブルを有しているか
否かを、他のスキャナ40へブロードキャストして問い
合わせる。つまり、当該スキャナ40が生成した色補正
テーブルのみならず、他のスキャナ40によって生成さ
れた色補正テーブルも対象として検索するようになって
いる。尚、本ネットワークシステムを構成するスキャナ
40は、他のスキャナ40から問い合わせられた色補正
テーブルを有していれば、その色補正テーブルのデータ
を問い合わせ元のスキャナ40へ返信するようになって
いる。
【0080】続いて、S590では、S580の処理に
よって色補正テーブルが見つかったか否かを判定する。
そして、S590で、色補正テーブルが見つかったと判
定した場合には、S600へ移行し、その色補正テーブ
ルを、使用するテーブルに決定して、S650へ移行す
る。尚、S580にて送信先のプリンタ60についての
色補正テーブルを有しているか否かを他のスキャナ40
に問い合わせた結果、複数のスキャナ40がその色補正
テーブルを有していた場合には、当該スキャナ40と同
じモデル名のスキャナ40が有している色補正テーブル
を優先して用いる。このようにするのは、同じ機種のス
キャナ40であれば、色再現特性も似ていると判断され
るからである。
【0081】一方、S590で、色補正テーブルが見つ
からなかったと判定した場合には、S610へ移行し、
送信先のプリンタ60に、そのプリンタ60のモデル名
を問い合わせる。これにより、そのプリンタ60からモ
デル名のデータが返信されてくる。
【0082】続いて、S620で、S610にて問い合
わせた結果返信されてきたモデル名と同じモデル名のプ
リンタ60についての色補正テーブルを検索する。つま
り、送信先のプリンタ60についての色補正テーブルが
存在しない場合には、そのプリンタ60と同じ機種の他
のプリンタ60についての色補正テーブルを検索するよ
うになっている。具体的には、S580の場合と同様
に、まず、送信先のプリンタ60のモデル名に対応する
色補正テーブルを、当該スキャナ40のEEPROM5
4のLUT記憶部内で検索する。そして、この検索によ
り見つからなければ、そのモデル名のプリンタ60につ
いての色補正テーブルを有しているか否かを、他のスキ
ャナ40へブロードキャストして問い合わせる。
【0083】続いて、S630では、S620の処理に
よって色補正テーブルが見つかったか否かを判定する。
そして、S630で、色補正テーブルが見つかったと判
定した場合には、S600へ移行し、その色補正テーブ
ルを、使用するテーブルに決定して、S650へ移行す
る。尚、この場合にも、S620にて他のスキャナ40
に問い合わせた結果、複数のスキャナ40がその色補正
テーブルを有していた場合には、当該スキャナ40と同
じモデル名のスキャナ40が有している色補正テーブル
を優先して用いる。
【0084】つまり、S580〜S630の処理によ
り、色補正テーブルを、下記(d1)〜(d6)に示す
優先順位で用いるようになっている。 (d1):送信先のプリンタ60についての色補正テー
ブルであって、当該スキャナ40が生成したもの。
【0085】(d2):送信先のプリンタ60について
の色補正テーブルであって、当該スキャナ40と同じ機
種の他のスキャナ40が生成したもの。 (d3):送信先のプリンタ60についての色補正テー
ブルであって、当該スキャナ40とは異なる機種の他の
スキャナ40が生成したもの。
【0086】(d4):送信先のプリンタ60と同じ機
種の他のプリンタ60についての色補正テーブルであっ
て、当該スキャナ40が生成したもの。 (d5):送信先のプリンタ60と同じ機種の他のプリ
ンタ60についての色補正テーブルであって、当該スキ
ャナ40と同じ機種の他のスキャナ40が生成したも
の。
【0087】(d6):送信先のプリンタ60と同じ機
種の他のプリンタ60についての色補正テーブルであっ
て、当該スキャナ40とは異なる機種の他のスキャナ4
0が生成したもの。 一方、S630で、色補正テーブルが見つからなかった
と判定した場合には、S650へ移行する。
【0088】S650では、S525にて生成した画像
データが表す画像の色を、S600にて色補正テーブル
が決定されている場合は、その色補正テーブルを用いて
色補正を行った後、或いは、S630にて色補正テーブ
ルが見つからなかった場合は、色補正を行うことなく、
生成した画像データを通信制御部42を介して送信先の
プリンタ60へ送信する。そして、この処理の終了後、
S520へ戻る。
【0089】尚、本第2実施形態では、通信制御部42
が、出力手段に相当し、ROM48が、請求項7の記憶
手段に相当し、図5におけるS420の処理が、出力指
示手段に相当し、通信制御部42と、図5におけるS4
30の処理とが、請求項11の機種特定手段に相当して
いる。また、入力操作部46と、図5におけるS450
〜S480の処理と、図6におけるS550の処理と
が、請求項7の判断手段に相当し、読取部44と、S5
25の処理とが、生成手段に相当している。また更に、
図6におけるS560及びS570の処理が、請求項7
の保管手段に相当し、通信制御部42と、S580及び
S620の処理とが、請求項11の取得手段に相当し、
S600及びS650の処理が、請求項7の色補正手段
に相当している。
【0090】以上のように、第2実施形態のスキャナ4
0では、当該スキャナ40が送信したカラーパッチデー
タに基づきプリンタ60によって印刷されたカラーパッ
チを読み込んで生成した画像データと、予め記憶してい
るカラーパッチデータとを比較し、当該スキャナ40で
読み取った画像をそのプリンタ60で印刷する際の色補
正に最適な色補正テーブルを生成する。そして、プリン
タ60へ送信すべき画像データが表す色を、そのプリン
タ60についての色補正テーブルを用いて補正する。こ
のため、当該スキャナ40にて読み取った画像の色をプ
リンタ60に良好に再現させることができる。
【0091】また、本スキャナ40では、送信先のプリ
ンタ60についての色補正テーブルを有していない場合
にも、他のスキャナ40により生成されたそのプリンタ
60についての色補正テーブルや、そのプリンタ60と
同一機種である他のプリンタ60についての色補正テー
ブルを用いるようになっている。このため、画像データ
の送信先のプリンタ60に合わせた色補正を全く行うこ
とができないといったケースを少なくすることができ
る。特に、本スキャナ40では、生成した画像データの
色補正を良好に行うことができると判断される優先順位
で色補正テーブルを選択するため、送信先のプリンタ6
0についての色補正テーブルを有していない場合にも、
画像の色の再現性を効果的に高めることができる。
【0092】尚、上記第2実施形態のスキャナ40で
は、入力操作部46の操作パネルにて行われた入力操作
により、当該スキャナ40の動作モードが色補正テーブ
ル生成モードに設定されている場合に、読み取った画像
がカラーパッチであると判断するようになっているが、
これに限ったものではない。例えば、図6におけるS5
50の処理にて、フラグの値を判定する代わりに、生成
した画像データとカラーパッチデータとを対比して、そ
の対比結果に基づき、読み取った画像がカラーパッチで
あるか否かを自動的に判定するようにしてもよい。そし
て、このように変更すれば、請求項9を適用したスキャ
ナ40が得られ、この場合のS550の処理が、請求項
9の判断手段に相当する。尚、この場合には、図5のS
450〜S480の処理が不要となる。
【0093】また更に、上記第2実施形態のスキャナ4
0では、他のスキャナ40の有する色補正テーブルにつ
いても利用するようになっているが、これに限ったもの
ではない。例えば、図6におけるS580及びS620
の処理で、当該スキャナ40のEEPROM54のLU
T記憶部内でのみ色補正テーブルを検索するようにして
もよい。つまり、当該スキャナ40単体でも、プリンタ
60に画像の色を良好に再現させるといった効果を得る
ことができるのである。そして、このように変更すれ
ば、請求項10を適用したスキャナ40が得られ、この
場合にも、通信制御部42と、図5におけるS430の
処理とが、請求項10の機種特定手段に相当する。
【0094】一方、上記第2実施形態のスキャナ40で
は、本ネットワークシステムを構成する各スキャナ40
が個別に色補正テーブルを有していたが、これに限った
ものではない。例えば、各スキャナ40が、生成した色
補正テーブルを、LAN2上に設けられる共通のサーバ
に記憶させる(保管する)ようにしてもよい。具体的に
は、図6におけるS570の処理として、S560にて
生成した色補正テーブルを、送信先のプリンタ60のI
Pアドレス及びモデル名と、当該スキャナ40のIPア
ドレス及びモデル名とを対応させて、上記サーバの所定
のディレクトリに書き込む処理を行う。このようにすれ
ば、複数のスキャナ40により生成される色補正テーブ
ルを一括管理することができる。
【0095】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、種々の形態を採り得ることは言うまで
もない。例えば、上記各実施形態では、プリンタ10,
60やスキャナ30,40を識別するためにIPアドレ
スを用いているが、これ以外の他の識別情報(ノードネ
ーム、ホストネーム、フレンドリーネーム等)を用いて
もよい。
【0096】また、上記各実施形態では、プリンタ1
0,60或いはスキャナ30,40のモデル名に基づき
色再現特性が似ているか否かを判断しているが、これに
限らず、例えば、メーカ毎に色再現特性が異なるような
場合には、メーカ名に基づき判断してもよい。
【0097】一方、上記各実施形態では、画像形成装置
として、画像データが表す画像を用紙上に印刷すること
で形成するプリンタ10,60を例にして説明したが、
これに限ったものではなく、例えば、画像データが表す
画像を表示器の画面上に表示することで形成するような
ものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のプリンタを備えたネットワー
クシステムを表すブロック図である。
【図2】 プリンタのCPUが行うキー処理のフローチ
ャートである。
【図3】 プリンタメイン処理のフローチャートであ
る。
【図4】 第2実施形態のスキャナを備えたネットワー
クシステムを表すブロック図である。
【図5】 スキャナのCPUが行うキー処理のフローチ
ャートである。
【図6】 スキャナメイン処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2…LAN、10,60…プリンタ、12,42…通信
制御部、14…印刷部、16,46…入力操作部、1
8,48…ROM、20,50…RAM、22,52…
CPU、24,54…EEPROM、30,40…スキ
ャナ、44…読取部
フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AB11 BA01 BA09 BC01 CA07 CA08 EA12 FA12 FA13 FA14 GA02 5B057 AA11 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 CH07 CH08 5C077 LL19 MM27 MP08 PP32 PP33 PP37 PQ08 PQ12 PQ23 SS05 TT02 5C079 HB01 HB02 HB12 LA31 LB02 MA04 MA10 MA11 MA19 NA03 PA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像読取装置が画像を読み取って生成し
    た該画像を表す画像データを入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された画像データが表す画像を
    形成する形成手段と、 を備えた画像形成装置であって、 基準色を表す基準色データを記憶する記憶手段と、 前記入力手段により入力された画像データが、前記画像
    読取装置により前記基準色の表現された画像が読み取ら
    れることで生成された基準色読取データであるか否かを
    判断する判断手段と、 前記判断手段により、前記入力された画像データが前記
    基準色読取データであると判断された場合には、該基準
    色読取データと前記基準色データとから、該基準色読取
    データの生成元である画像読取装置により生成された画
    像データが表す色を補正するためのデータを生成し、そ
    のデータを、該基準色読取データの生成元である画像読
    取装置についての色補正用データとして保管する保管手
    段と、 前記判断手段により、前記入力された画像データが前記
    基準色読取データではないと判断された場合に、その入
    力された画像データの生成元である画像読取装置につい
    ての色補正用データが前記保管手段により保管されてい
    れば、入力された画像データをその色補正用データに基
    づき補正すると共に、補正後の画像データが表す画像を
    前記形成手段に形成させる色補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記基準色の表現された画像を前記形成手段に形成させ
    る形成指示手段を備えたこと、 を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の画像形成
    装置において、 前記判断手段は、前記入力された画像データが前記基準
    色読取データであるか否かを、外部操作に基づき判断す
    ること、 を特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の画像形成
    装置において、 前記判断手段は、前記入力された画像データと前記基準
    色データとを対比させた結果に基づいて、前記入力され
    た画像データが前記基準色読取データであるか否かを判
    断すること、 を特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載の画像形成装置において、 前記入力手段により入力された画像データの生成元であ
    る画像読取装置の機種を特定する機種特定手段を備え、 前記保管手段は、前記画像読取装置についての色補正用
    データと、前記機種特定手段によって特定される該画像
    読取装置の機種とを関連付けて保管するようになってお
    り、 前記色補正手段は、前記入力された画像データの生成元
    である画像読取装置についての色補正用データが前記保
    管手段により保管されていない場合には、該画像読取装
    置と同じ機種である他の画像読取装置についての色補正
    用データを用いて、前記入力された画像データを補正す
    ること、 を特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4の何れか1項に
    記載の画像形成装置において、 前記入力手段により入力された画像データの生成元であ
    る画像読取装置の機種を特定する機種特定手段と、 他の画像形成装置により保管された色補正用データを取
    得する取得手段と、を備え、 前記保管手段は、前記画像読取装置についての色補正用
    データと、前記機種特定手段によって特定される該画像
    読取装置の機種とを関連付けて保管するようになってお
    り、 前記色補正手段は、前記入力された画像データの生成元
    である画像読取装置についての色補正用データが前記保
    管手段により保管されていない場合には、下記(a1)
    〜(a3)のうちの少なくとも何れかの色補正用データ
    を用いて、前記入力された画像データを補正すること、 を特徴とする画像形成装置。 (a1):前記入力された画像データの生成元である画
    像読取装置についての色補正用データであって、他の画
    像形成装置にて生成されたもの。 (a2):前記入力された画像データの生成元である画
    像読取装置と同じ機種である他の画像読取装置について
    の色補正用データであって、当該画像形成装置にて生成
    されたもの。 (a3):前記入力された画像データの生成元である画
    像読取装置と同じ機種である他の画像読取装置について
    の色補正用データであって、他の画像形成装置にて生成
    されたもの。
  7. 【請求項7】 画像を読み取り、該画像を表す画像デー
    タを生成する生成手段と、 前記画像データを、該画像データが表す画像を形成する
    画像形成装置へ出力する出力手段と、 を備えた画像読取装置であって、 基準色の表現された画像を表す基準色画像データを記憶
    する記憶手段と、 前記基準色画像データを前記出力手段に出力させる出力
    指示手段と、 前記生成手段により読み取られた画像が、前記基準色画
    像データの出力先である画像形成装置によって該基準色
    画像データに基づき形成された基準色形成画像であるか
    否かを判断する判断手段と、 前記判断手段により、前記読み取られた画像が前記基準
    色形成画像であると判断された場合には、前記生成手段
    により該基準色形成画像に基づき生成された画像データ
    と前記基準色画像データとから、該基準色形成画像を形
    成した画像形成装置への画像データが表す色を補正する
    ためのデータを生成し、そのデータを、該基準色形成画
    像を形成した画像形成装置についての色補正用データと
    して保管する保管手段と、 前記判断手段により、前記読み取られた画像が前記基準
    色形成画像ではないと判断された場合に、前記読み取ら
    れた画像の画像データを出力すべき画像形成装置につい
    ての色補正用データが前記保管手段により保管されてい
    れば、前記読み取られた画像の画像データをその色補正
    用データに基づき補正すると共に、補正後の画像データ
    を前記出力手段に出力させる色補正手段と、 を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像読取装置におい
    て、 前記判断手段は、前記読み取られた画像が前記基準色形
    成画像であるか否かを、外部操作に基づき判断するこ
    と、 を特徴とする画像読取装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の画像読取装置におい
    て、 前記判断手段は、前記生成手段により生成された画像デ
    ータと前記基準色画像データとを対比させた結果に基づ
    いて、前記生成手段により読み取られた画像が前記基準
    色形成画像であるか否かを判断すること、 を特徴とする画像読取装置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9の何れか1項
    に記載の画像読取装置において、 前記読み取られた画像の画像データを出力すべき画像形
    成装置の機種を特定する機種特定手段を備え、 前記保管手段は、前記画像形成装置についての色補正用
    データと、前記機種特定手段によって特定される該画像
    形成装置の機種とを関連付けて保管するようになってお
    り、 前記色補正手段は、前記読み取られた画像の画像データ
    を出力すべき画像形成装置についての色補正用データが
    前記保管手段により保管されていない場合には、該画像
    形成装置と同じ機種である他の画像形成装置についての
    色補正用データを用いて、前記読み取られた画像の画像
    データを補正すること、 を特徴とする画像読取装置。
  11. 【請求項11】 請求項7ないし請求項9の何れか1項
    に記載の画像読取装置において、 前記読み取られた画像の画像データを出力すべき画像形
    成装置の機種を特定する機種特定手段と、 他の画像読取装置により保管された色補正用データを取
    得する取得手段と、 を備え、 前記保管手段は、前記画像形成装置についての色補正用
    データと、前記機種特定手段によって特定される該画像
    形成装置の機種とを関連付けて保管するようになってお
    り、 前記色補正手段は、前記読み取られた画像の画像データ
    を出力すべき画像形成装置についての色補正用データが
    前記保管手段により保管されていない場合には、下記
    (b1)〜(b3)のうちの少なくとも何れかの色補正
    用データを用いて、前記読み取られた画像の画像データ
    を補正すること、 を特徴とする画像読取装置。 (b1):前記読み取られた画像の画像データを出力す
    べき画像形成装置についての色補正用データであって、
    他の画像読取装置にて生成されたもの。 (b2):前記読み取られた画像の画像データを出力す
    べき画像形成装置と同じ機種である他の画像形成装置に
    ついての色補正用データであって、当該画像読取装置に
    て生成されたもの。 (b3):前記読み取られた画像の画像データを出力す
    べき画像形成装置と同じ機種である他の画像形成装置に
    ついての色補正用データであって、他の画像読取装置に
    て生成されたもの。
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