JP2003298127A - 熱電変換装置及びその製造方法、並びに熱電発電装置 - Google Patents
熱電変換装置及びその製造方法、並びに熱電発電装置Info
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Abstract
しかも、電子機器内の配置を容易にするフレキシブルな
シート形状を有する熱電変換装置及びその製造方法、並
びに熱電発電装置を提供する。 【解決手段】 互いに異なる導電性材料A、Bをプラズ
マ処理した後に、各プラズマ処理面同士を常温で圧着接
合し、しかる後にエッチング処理により前記導電性材料
を導電性パターン1、2に加工して、複数の熱電対が直
列に接続された構造を形成する。製法上、基板を必要と
せず、焼結や溶接のように材料が高温にさらされること
がないので、導電性材料や絶縁材料の選択に関しほとん
ど制限されることがない。さらに、熱電対を組み立てる
のではなく、異なる導電性材料を貼り合わせたシートか
ら多数の熱電対をエッチングでパターン化するという独
特の発想に基づいているため、半導体技術を応用でき、
微細な熱電対を高い生産効率と低いコストで大量に生産
できる。
Description
その製造方法、並びに熱電発電装置に関するものであ
る。
エコロジー等の観点から、電子機器の低消費電力化が強
く求められている。また、小型化した電子機器において
は、CPU(Central Processing Unit)、スイッチン
グ素子、パワートランジスタ等で発生した熱を機器外部
へ逃がし、熱による回路素子の損傷を防止することは、
電子機器のパフォーマンスを決定する重要な課題であ
る。さらに、電子機器の使用環境等によっては、低温火
傷等の人体への危害の心配のない廃熱処理の方法が求め
られることもある。
性能対消費電力で表わされるエネルギー効率が重要であ
り、このエネルギー効率の良否は同一バッテリー量でど
れだけの時間その機器を使用できるかという性能に直結
する。
に変換して再利用すれば、エネルギー効率の改善と廃熱
処理という2つの問題を同時に解決することができる。
そのための手段として、熱エネルギーを直接電気エネル
ギーに変換でき、しかもコンパクトな装置として熱電変
換装置が注目されているが、製造上の問題やコスト上の
難点から実用化されて来なかった。
板上に多数の微細な熱電対を集積して形成し、これらの
基板を積層して利用する案が開示されている。しかし、
基板を用いる方法では、積層する枚数は比較的少数に限
定され、大きな熱伝導性が求められる接合部と断熱性が
求められる導電部の相反する要求を1枚の基板で両立さ
せることは難しい。
板上に印刷された2種の金属の導電パターンを高温で焼
結して接合しているので、使用可能な基板等の材料が限
定される。開示された実施例では、セラミック基板が用
いられており、装置にフレキシビリティを持たせること
が難しい。
5468号公報には、2種類の金属の金属板又は金属箔
を溶接等により交互に接合し、複数の枚数の板状又は箔
状の熱電対を、ツヅラ折り状態に積層する案が開示され
ている。
することはできず、多数の熱電対を集積するとかさ高に
なり、シート状にフレキシビリティを持たせることも難
しい。また、接合部を一つずつ溶接等の方法で接合する
ので製造工程が煩雑になり、多数の熱電対を製造するに
は適さず、コストも高くなる。
になっているため、接合部も含め折りの部分全面が、断
熱されにくく、低温接合部と高温接合部の温度差を取り
にくい構造となっている。そのため、熱源の影響を受け
易くなる。
生産効率と低いコストで大量生産でき、しかも、電子機
器内の配置を容易にするフレキシブルなシート形状に作
製可能な熱電変換装置及びその製造方法を提供し、並び
にその熱電変換装置を用いて電子機器内で発生した熱を
再利用する熱電発電装置を提供することである。
異なる導電性材料からなる複数の導電性パターンの接合
部がプラズマ処理後に圧着接合されることにより、複数
の熱電対が接続された構造を有する熱電変換装置、及
び、互いに異なる導電性材料をプラズマ処理した後に、
各プラズマ処理面同士を圧着接合し、しかる後にエッチ
ング処理により前記導電性材料を導電性パターンに加工
して、複数の熱電対が接続された構造を形成する熱電変
換装置の製造方法に係わり、並びにその熱電変換装置を
備え、前記熱電対の高温側接合部が発熱部品に熱的に結
合して配置され、前記熱電対の低温側接合部に接続され
た端子から電気エネルギーが取り出されるように構成さ
れた熱電発電装置に係わる。
マ処理面同士を圧着するので、常温での接合が可能にな
る。焼結や溶接のように材料が高温にさらされることが
ないので、前記導電性材料を様々な材料および形状の組
み合わせの中から選ぶことができ、また、加熱による材
料の劣化の心配もない。
合面が形成された後に絶縁材料の接着が行われるので、
絶縁材料の選択に関しほとんど制限されることがない。
く、異なる前記導電性材料を貼り合わせたシートから多
数の前記熱電対をエッチングでパターン化するという独
特の発想に基づいているため、半導体技術を応用でき、
微細な前記熱電対を高い生産効率と低いコストで大量に
生産できる。
ート状に作製でき、多数の前記熱電対をコンパクトかつ
フレキシブルに集積することができ、狭い電子機器内に
も容易に配置でき、電子機器内で発生した熱を効果的に
電気エネルギーに変換できる。
電対の高温側接合部が集合的に配置され、それとは別の
位置に、前記複数の熱電対の低温側接合部が集合的に配
置されているのがよい。
の大きい絶縁材料、例えばシリコンゴムで被覆されてい
るのがよい。また、前記接合部以外の導電部が断熱性の
絶縁材料で被覆され、フレキシブルなシート状の形状を
なすように作られているのがよい。前記断熱性の絶縁材
料は、ポリイミドであってよい。
は、圧着接合された前記導電性材料を導電性パターンに
加工した後に、このパターン上に断熱性の絶縁シートを
接着するのがよい。
ネルギーがコンデンサに蓄積され、前記低温側接合部が
電子機器の冷却手段に接しているのがよい。
参照下に詳しく説明する。
置10の概略平面図(a)とX−X断面およびY−Y断
面における概略断面図(b)および(c)である。
端子3aと3bとの間において、それぞれ互いに異なる
導電性材料Aおよび導電性材料Bからなる複数の帯状の
導電性パターン1および導電性パターン2が交互に平行
に配置され、導電性パターン2の端部が導電性パターン
1の端部に重なる形で複数の高温側接合部4および低温
側接合部5が形成され、全体が蛇行状にパターニングさ
れている。
性パターン2(導電性材料B)、高温側接合部4、低温
側接合部5の各1つずつの1組が、1つの熱電対(例え
ば、図1中で点線で囲んで示した熱電対9)を形成す
る。高温部11を発熱部品等の高温体に接触させると、
高温側接合部4では、端子3a−3b間に正の起電力を
生じ、また、低温側接合部5では、電圧取り出し方向と
は逆の負の起電力を生じる。
電対が直列に形成されている例を示したが、これらは多
数の熱電対の代表として示したものであり、これに限る
ものではない。
10では、電圧取り出し用の端子3a、3bが設けられ
ている一辺側に、各熱電対の低温側接合部5が集合して
形成され、反対側の一辺側に高温側接合部4が集合して
形成されている。
は、後述するように導体性パターンの接合を常温での圧
着によって行うので接合法による制限を受けることが少
なく、様々な材料および形状の組み合わせの中から選ぶ
ことができる。
の中から熱起電力の大きな組み合わせを選ぶとすると、
銅(Cu)とコンスタンタン(Cu55%、Ni45%
の合金)、銅(Cu)とニッケル(Ni)、銅(Cu)
とビスマス(Bi)、鉄(Fe)とコンスタンタン、鉄
(Fe)とニッケル(Ni)などの組み合わせが考えら
れる。
は、ゼーベック係数αは、約60μV/Kである。各熱
電対における高温側接合部4と低温側接合部5の温度差
ΔTが平均で30Kとすると、直列接続によって実用的
な大きさの起電力Vs、例えば1.5Vを得るに必要な
熱電対の個数Nは、 N=Vs/(αΔT)=1.5/(0.000060×
30)=856 となる。
いシート状に形成された熱電変換装置10を積層し、シ
ート間をスルーホールによって直列に接続することで、
1000個程度の熱電対を小型に集積することは可能で
ある。
くこともできる。例えば1mmに1本の熱電対を100
0個配置した長さ1mの熱電変換シートを10層に巻け
ば、直径3〜4cm程度のコンパクトな円筒形にまとめ
ることができる。
にp形およびn形の熱電半導体を用いるのがよい。p形
熱電半導体およびn形熱電半導体の絶対熱電能はプラス
とマイナスの反対の符号をもち、その絶対値は金属に比
べて非常に大きいから、p形とn形熱電半導体を対にし
て接合し、高温側接合部と低温側接合部とを組み合わせ
ると、大きなゼーベック効果が得られる。
料としては、例えばp形およびn形のビスマス・テルル
(Bi2Te3)がある。
ーンのみで熱電変換素子として機能するが、実使用上の
利便性を考えると、上記の導電性パターンが支持体を兼
ねた絶縁材料で被覆されていることが望ましい。
子機器の高温部(例えば、発熱部品)との熱的接触、お
よび低温側接合部と電子機器の低温部(例えば、金属筐
体部のような放熱部)との熱的接触は、密接であるほど
よい。積層して用いる場合も考えると、前記接合部の両
面は、熱伝導性フィラー入りのシリコンゴム等の熱伝導
性の大きい絶縁材料で被覆されているのが望ましい。
熱の流れは、熱損失となり熱電変換の効率を下げる原因
となる。したがって、接合部以外の導電パターン部は断
熱性の絶縁材料、例えばカプトンやユーピレックスなど
のポリイミド系の材料からなる断熱性絶縁シート7で被
覆されているのが望ましい。また、端面は絶縁材16で
被覆するのがよい。
るために、断熱性の絶縁材料はフレキシブルなシート状
の形状をなすように作られているのがよい。
は、製法上、基板を必要とせず、接合面が形成された後
に絶縁材料の接着が行われるので、絶縁材料の選択に関
しほとんど制限されることがない。従って、適材適所、
目的に最適化した絶縁材料やその形状を選択することが
できる。
工程の1例を、図2〜4を参照しながら順を追って説明
する。
なるシート材21と導電性材料Bからなるシート材22
の貼り合わせである。本発明に基づく熱電変換装置の製
造方法の第1の特徴は、プラズマ処理面同士を圧着する
ことで常温での貼り合わせを可能にすることである。
に、シート材21とシート材22を真空チャンバ25に
入れ、脱ガスを行い、表面に吸着されている不純物分子
等を除き、1×10-4Torr(1.33×10-2P
a)以下の真空度に保つ。
バ25の中にアルゴン等を導入してチャンバの圧力を1
0-4〜10-1Torr(1.33×10-2〜1.33
×101Pa)とし、高周波電源を使用してグロー放電
を起こさせ、アルゴンを放電ガスとするプラズマを発生
させる。シート材21とシート材22の表面を、エネル
ギーに富んだアルゴン原子やアルゴンイオンなどによる
衝撃でエッチングして、金属表面に形成されている酸化
膜や付着物等の不純物を削り取る。
び導電性材料Bを露出させた2枚のシート材21、22
をローラーの間に挟んで押し合わせ、常温で圧着接合す
る。このときの圧延率は、0.1〜30%の範囲が好ま
しい。
び導電性材料Bの原子同士が結合を形成する領域に不純
物原子が含まれないため、非常に良好な結合面が形成さ
れ、最適な異種材料間の接合部が形成される(図2
(c))。
ートをパターニングして熱電対を形成し、同時に、支持
体も兼ねる絶縁シート7を貼りつける。本発明に基づく
熱電変換装置の製造方法の第二の特徴は、貼り合わせた
シートからエッチング処理によって多数の熱電対を「削
り出す」ことである。半導体技術の応用によって、微細
な熱電対を高い生産効率と低いコストで大量に生産でき
る。
側にフォトレジスト膜23を塗布した後パターニングし
(図2(d))、続いて、エッチング処理して導電パタ
ーン1を形成する(図3(e))。
(f))、これに断熱性絶縁シート7を接着剤8で貼り
つける(図3(g))。
ート材22側にも、フォトレジスト膜23の塗布及びパ
ターニング(図3(h))、エッチング処理による導電
パターン2の形成(図4(i))、フォトレジスト膜2
3の除去(図4(j))、断熱絶縁シート7の貼りつけ
(図4(k))を行う。
で張り付け、シート状の熱電変換デバイスが、完成する
(図1)。
造方法においては、製法上基板を必要とせず、接合面が
形成された後に絶縁シートの接着が行われるので、絶縁
材料の選択に関しほとんど制限されることがない。従っ
て、適材適所、目的に最適化した絶縁材料やその形状を
選択することができる。
発電装置30の概略平面図と概略断面図である。全体は
シート状に形成され、断熱性絶縁シート7の間に上記の
シート状の熱伝変換装置10が積層され、電気的には直
列に結合されている(但し、熱伝変換装置10は単層で
も原理的には使用可能である)。高温部11には熱電対
の高温側接合部4が集合的に配置され、低温部12には
熱電対9の低温側接合部5が集合的に配置されている。
高温部11および低温部12には、外部との熱的接触を
助ける熱伝導性フィラー入りのシリコンゴム等の熱伝導
性絶縁材6が設けられている。
器内の発熱部品40(例えば、CPUのような発熱量の
多いIC(Integrated Circuit)、LED(Light Emit
tingDiode)、CCD(Charge Coupled Device)など)
から発生する熱を電気エネルギーに変換して再利用し、
エネルギー効率の改善と廃熱処理の問題の解決に応用し
た例を示す。
部品40の放熱面に、熱電発電装置30の高温部11の
熱伝導性絶縁材6を密着させる。一方、電子機器の金属
筐体60等に設けられた放熱部70に、熱電発電装置3
0の低温部12の熱伝導性絶縁材6を密着させる。
変換装置10を用いているので、図示のごとく適宜な形
状に折曲して配置でき、狭い電子機器内でも任意に利用
可能となる。発生する電力は、コンデンサ80等に蓄
え、例えば電子機器がデジタルスチルカメラであれば、
そのフラッシュ用の電源などに利用すればよい。
いて説明したが、本発明はこれらの例に何ら限定される
ものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更
可能であることは言うまでもない。
ズマ処理面同士を圧着するので、常温での接合が可能に
なる。焼結や溶接のように材料が高温にさらされること
がないので、導電性材料を様々な材料および形状の組み
合わせの中から選ぶことができ、また、加熱による材料
の劣化の心配もない。
が形成された後に絶縁材料の接着が行われるので、絶縁
材料の選択に関しほとんど制限されることがない。
異なる導電性材料を貼り合わせたシートから多数の熱電
対をエッチングでパターン化するという独特の発想に基
づいているため、半導体技術を応用でき、微細な前記熱
電対を高い生産効率と低いコストで大量に生産できる。
ート状の形状を有し、多数の前記熱電対をコンパクトか
つフレキシブルに集積することができ、狭い電子機器内
にも容易に配置でき、電子機器内で発生した熱を効果的
に電気エネルギーに変換できる。
置の概略平面図(a)とX−X断面およびY−Y断面に
おける概略断面図(b)、(c)である。
製工程の1例を示す概略断面図である。
断面図である。
断面図である。
略平面図と概略断面図(a)、および、電子機器に設置
した状態を示す概略断面図(b)である。
…端子、4…高温側接合部、5…低温側接合部、6…熱
伝導性絶縁材、7…断熱絶縁シート、8…接着材、9…
熱電対、10…熱電変換装置、11…高温部、12…低
温部、21…導電性材料Aからなるシート材、22…導
電性材料Bからなるシート材、23…フォトレジスト
膜、25…真空チャンバ、30…熱電発電装置、40…
発熱部品、50…プリント基板、60…電子機器筐体、
70…放熱部、80…コンデンサ、A、B…導電性材料
Claims (24)
- 【請求項1】 互いに異なる導電性材料からなる複数の
導電性パターンの接合部がプラズマ処理後に圧着接合さ
れ、複数の熱電対が接続された構造を有する熱電変換装
置。 - 【請求項2】 前記複数の熱電対の高温側接合部が集合
的に配置され、それとは別の位置に、前記複数の熱電対
の低温側接合部が集合的に配置されている、請求項1に
記載した熱電変換装置。 - 【請求項3】 前記接合部が熱伝導性の大きい絶縁材料
で被覆されている、請求項1に記載した熱電変換装置。 - 【請求項4】 前記熱伝導性の大きい絶縁材料がシリコ
ンゴムからなる、請求項3に記載した熱電変換装置。 - 【請求項5】 前記接合部以外の導電部が断熱性の絶縁
材料で被覆されている、請求項1に記載した熱電変換装
置。 - 【請求項6】 前記断熱性の絶縁材料がポリイミドから
なる、請求項5に記載した熱電変換装置。 - 【請求項7】 フレキシブルなシート状の形状をなす、
請求項5に記載した熱電変換装置。 - 【請求項8】 互いに異なる導電性材料をプラズマ処理
した後に各プラズマ処理面同士を圧着接合し、しかる後
にエッチング処理により前記導電性材料を導電性パター
ンに加工して、複数の熱電対が接続された構造を形成す
る、熱電変換装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記パターン加工後に前記導電性パター
ン上に断熱性の絶縁シートを接着する、請求項8に記載
した熱電変換装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記複数の熱電対の高温側接合部を集
合的に配置し、それとは別の位置に、前記複数の熱電対
の低温側接合部を集合的に配置する、請求項8に記載し
た熱電変換装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記接合部を熱伝導性の大きい絶縁材
料で被覆する、請求項8に記載した熱電変換装置の製造
方法。 - 【請求項12】 前記熱伝導性の大きい絶縁材料として
シリコンゴムを用いる、請求項11に記載した熱電変換
装置の製造方法。 - 【請求項13】 前記接合部以外の導電部を断熱性の絶
縁材料で被覆する、請求項8に記載した熱電変換装置の
製造方法。 - 【請求項14】 前記断熱性の絶縁材料としてポリイミ
ドを用いる、請求項13に記載した熱電変換装置の製造
方法。 - 【請求項15】 フレキシブルなシート状の形状とす
る、請求項13に記載した熱電変換装置の製造方法。 - 【請求項16】 互いに異なる導電性材料からなる複数
の導電性パターンの接合部がプラズマ処理後に圧着接合
されることにより、複数の熱電対が接続された構造を有
する熱電変換装置を備え、前記熱電対の高温側接合部が
発熱部品に熱的に結合して配置され、前記熱電対の低温
側接合部に接続された端子から電気エネルギーが取り出
されるように構成した熱電発電装置。 - 【請求項17】 前記電気エネルギーがコンデンサに蓄
積される、請求項16に記載した熱電発電装置。 - 【請求項18】 前記低温側接合部が電子機器の冷却手
段に接している、請求項16に記載した熱電発電装置。 - 【請求項19】 前記複数の熱電対の高温側接合部が集
合的に配置され、それとは別の位置に、前記複数の熱電
対の低温側接合部が集合的に配置されている、請求項1
6に記載した熱電発電装置。 - 【請求項20】 前記接合部が、熱伝導性の大きい絶縁
材料で被覆されている、請求項16に記載した熱電発電
装置。 - 【請求項21】 前記熱伝導性の大きい絶縁材料がシリ
コンゴムからなる、請求項20に記載した熱電発電装
置。 - 【請求項22】 前記接合部以外の導電部が、断熱性の
絶縁材料で被覆されている、請求項16に記載した熱電
発電装置。 - 【請求項23】 前記断熱性の絶縁材料がポリイミドか
らなる、請求項22に記載した熱電発電装置。 - 【請求項24】 フレキシブルなシート状の形状をな
す、請求項22に記載した熱電発電装置。
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