JP2003297663A - 自動巻線機の端末処理方法 - Google Patents

自動巻線機の端末処理方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤ5が端子8aのエッジで切断されず
に、端子8aとクランパー4間の途中で切れてしまうこ
とがあった。 【解決手段】 ワイヤ5を巻線部分に導くノズル3とこ
のノズル3の貫通孔を通したワイヤの端部5aを保持す
るクランパー4を有するワイヤ保持部1を備え、ノズル
3の先端が巻線部品の端子8aの周りを回転するように
ワイヤ保持部1を回転動作させることにより、端子への
ワイヤの巻き付けを行う自動巻線機の端末処理方法にお
いて、ワイヤの端部5aをクランパー4で保持した状態
で、ノズル3を巻線部品の端子8aの周りに複数回、回
転させてワイヤ5を端子8aに巻き付ける際、ノズル3
の先端が一周するごとに次第に大きな長円形の軌跡11、
12、13、14を描くように、ワイヤ保持部1を回転させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤを巻線部分
に導くノズルを備え、ノズルから繰り出されたワイヤを
巻線部品に巻回する自動巻線機に係り、特にその巻線端
末処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動巻線機としては、例
えば図2に示すようなものがある。ワイヤ保持部1は、
3次元方向に移動自在なベース2と、等間隔にベース2
に固定された複数のノズル3及びクランパー4で構成さ
れている。ワイヤ5の端部5aを保持するクランパー4
は、図3に示すようにベース2に固定された円筒状の筒
体4aと、筒体4a内を上下に移動自在で下端に直径の
大きな押圧部4cを有する軸部4bと、軸部4b上端に
固定された鍔4dと、鍔4dとベース2間に取付けられ
て軸部4bを上方に付勢するスプリング4eとで構成さ
れている。
【0003】ワイヤ5の端部5aは、筒体4aの下面と
押圧部4cの上面の間に挟んで保持される。ワイヤ5を
クランパ4から解放するには、図2に示すようなプレー
ト6をエアーシリンダ7等で下降させて、クランパ4の
軸部4bを押し下げることにより行っている。
【0004】図2はリードフレーム8b上に作り込まれ
た複数の巻線部品8が自動巻線機まで供給されてきた状
態を示している。複数の巻線部品8とノズル3はそれぞ
れ対応した位置にある。図示しない巻枠から繰り出され
るワイヤ5は、ノズル3の貫通孔を通ってその先端から
引き出され、その端部5aがクランパー4に挟んで保持
されている。この自動巻線機によって巻線部品8の端子
8aにワイヤ5を巻き付けるには、まず、図2の状態か
らワイヤ保持部1を移動して、図4のように巻き付けを
行う端子8aにノズル3を近づける。
【0005】この状態で、ノズル3が端子8aの周りを
矢印方向に回転するように、ワイヤ保持部1を数回、水
平面上で円運動させる。すると、図5のように1本の端
子8aにワイヤ5が数回巻き付けられる。この後、ワイ
ヤ保持部1を巻線部品8から遠ざかる方向に強く引け
ば、図6のようにワイヤ5の端部5aは端子8aのエッ
ジに当たった部分で切れて、ワイヤ5の切れ端となった
端部5aがクランパー4に残ることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、金属板を打
ち抜いて形成された端子8aは、一方の面側のエッジが
丸みを帯びた形態になっている。このため、ワイヤ5が
端子8aのエッジで切断されずに、図7のように端子8
aとクランパー4間の途中で切れてしまうことがあっ
た。特にワイヤ5が極細線である場合に、この切断不良
が発生しやすい。本発明は、このようなワイヤ端末の切
断不良を防止できる自動巻線機の端末処理方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の端末処理方法
は、ワイヤ5に対して周期的にストレスを与え続けるこ
とにより、ワイヤ5の端部5aが端子8aのエッジ部分
で確実に切断されるようにしたものである。すなわち本
発明は、ワイヤを巻線部分に導くノズルとこのノズルの
貫通孔を通したワイヤの端部を保持するクランパーを有
するワイヤ保持部を備え、ノズルの先端が巻線部品の端
子の周りを回転するようにワイヤ保持部を回転動作させ
ることにより、端子へのワイヤの巻き付けを行う自動巻
線機の端末処理方法において、ワイヤの端部をクランパ
ーで保持した状態で、ノズルを巻線部品の端子の周りに
複数回、回転させてワイヤを端子に巻き付ける際、ノズ
ルの先端が一周するごとに次第に大きな長円形の軌跡を
描くように、ワイヤ保持部を回転させる端末処理方法を
特徴とする。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すもので、11、
12、13、14はそれぞれ巻線部品8の端子8aにワイヤを
巻き付ける際にノズル3の先端が描く軌跡である。ノズ
ル3を端子8aの周りに4回、回転させる場合の例を示
している。ノズル3の先端が端子8aの周りを一周する
ごとに、次第に大きな長円形の軌跡11、12、13、14を順
次描くように、ワイヤ保持部1を回転する。
【0009】すなわち、ノズル3の先端は、図4に示す
状態から1周目にA、B、C、D、Aの経路を通る軌跡
11を描き、2周目はA、B、C、E、Aを通る軌跡12を
描いて移動する。さらに3周目にはA、B、C、F、A
を通る軌跡13を描き、4周目は、A、B、C、G、Aを
通る軌跡14を描いて移動する。それぞれの長円形の軌跡
11、12、13、14は、短径を一定とし長径の寸法のみを徐
々に拡大してある。
【0010】長径寸法の拡大は、端子8aに近い方の一
端(B)の位置を固定し、他端(D、E、F、G)側の
みを端子8aから次第に遠ざかる方向に移動させること
で行っている。ワイヤ5の端部5aは、端子8aからク
ランパー4が遠ざかるときは引っ張られて緊張し、近づ
くときには弛緩する。このためワイヤ5の端部5aは、
ノズル3が端子8aを一周する度に緊張と弛緩を繰り返
し、端子8aのエッジに接する部分を中心にして揺さぶ
られることになる。
【0011】ノズル3の先端が端子8aの周りを一周す
るごとに、端子8aとクランパー4との間に張り渡され
たワイヤ5の端部5aは、クランパー4に引っ張られて
徐々に伸長する。したがって、長円形の軌跡11、12、1
3、14の拡大量をこのワイヤ5の端部5aの伸び率以下
としたのでは、ワイヤ5の端部5aが次第に長く伸びて
しまい、緊張させる張力がこの端部5aに作用しなくな
る。
【0012】そこで本発明においては、ノズル3の軌跡
11、12、13、14の一周ごとの長径の変化量を、このワイ
ヤの端部5aが伸びる分を補う寸法に設定する。長径の
寸法をこのように設定した軌跡11、12、13、14をノズル
3が描いて回転する結果、ノズル3が回転している間
中、ワイヤ5の端部5aには一周ごとに緊張と弛緩が絶
えず繰り返されることになる。
【0013】そして、繰り返し揺さぶられると同時に伸
びて弱くなったワイヤ5の端部5aは、最終の軌跡14を
描き終えるまでに、最も傷みの激しい端子8aのエッジ
に接した部分で切れる。なお、ノズル3の軌跡11、12、
13、14の一周ごとの長径の変化量を設定するにあたって
は、ワイヤ5の伸び率ばかりでなく、ワイヤ5の被膜の
材質などに応じた微調整も行うようにする。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ワイヤの端部に繰り返
しストレスが与えられるので、極細線であっても確実に
端子のエッジ部分でワイヤを切断することが可能であ
る。また、ワイヤと端子との接続状態の品質が安定する
のに加え、ワイヤの端末処理時間を短縮できる効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるノズルの軌跡を示す
平面図
【図2】 従来の自動巻線機の概略の構成を示す斜視図
【図3】 ワイヤ保持部を拡大して示す側面断面図
【図4】 第1の巻線工程の要部の拡大斜視図
【図5】 第2の巻線工程の部分斜視図
【図6】 第3の巻線工程の部分斜視図
【図7】 第3の巻線工程で切断不良となった場合の部
分斜視図
【符号の説明】
1 ワイヤ保持部 2 プレート 3 ノズル 4 クランパー 5 ワイヤ 8 巻線部品 8a 端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤを巻線部分に導くノズルと該ノズル
    の貫通孔を通したワイヤの端部を保持するクランパーを
    有するワイヤ保持部を備え、ノズルの先端が巻線部品の
    端子の周りを回転するようにワイヤ保持部を回転動作さ
    せることにより、端子へのワイヤの巻き付けを行う自動
    巻線機の端末処理方法において、ワイヤの端部をクラン
    パーで保持した状態で、ノズルを巻線部品の端子の周り
    に複数回、回転させてワイヤを端子に巻き付ける際、ノ
    ズルの先端が一周するごとに次第に大きな長円形の軌跡
    を描くように、ワイヤ保持部を回転させることを特徴と
    する自動巻線機の端末処理方法。
  2. 【請求項2】ノズル先端の長円形の軌跡の一周ごとの変
    化量は、ワイヤの端部が伸びる分を補う寸法に設定し、
    ノズルが端子の周りを回転している間中、一周ごとにワ
    イヤの端部の緊張と弛緩が絶えず繰り返されるようにし
    た請求項1の自動巻線機の端末処理方法。
  3. 【請求項3】ノズルの先端が端子の周りに描く複数の長
    円形の軌跡は、それぞれ、短径が一定で長径のみが変化
    し、かつ長径の端子に近い方の一端の位置が固定された
    ものである請求項1または請求項2の自動巻線機の端末
    処理方法。
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