JP2003293488A - 外壁パネル - Google Patents

外壁パネル

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JP2003293488A
JP2003293488A JP2002092681A JP2002092681A JP2003293488A JP 2003293488 A JP2003293488 A JP 2003293488A JP 2002092681 A JP2002092681 A JP 2002092681A JP 2002092681 A JP2002092681 A JP 2002092681A JP 2003293488 A JP2003293488 A JP 2003293488A
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joint
wall panel
opening
partition member
panel
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JP2002092681A
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Yoshiharu Tanaka
義治 田中
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工性および排水性が向上されてなる窓用等
の開口を有する外壁パネルを提供する。 【解決手段】 窓用等の開口部6を有する外壁パネル1
Aであって、前記開口部6に設けられる横目地3端部に
目地仕切部材7が配設され、前記目地仕切部材7の表面
が、それが接続される面材20A,20B,20C,2
0Dの側面に対応させた形状とされてなるものである。
そのため、横目地3が縦目地2のガスケット40に侵入
して縦目地2の排水機構50を塞ぐことがなくなり、排
水性を損なうことはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁パネルに関す
る。さらに詳しくは、窓用等の開口を有する外壁パネル
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プレハブ建築の外壁材とし
て、断熱部材に薄板面材(サイディング等)を張り合わ
せるようにしてなる多層構造の外壁パネルが用いられて
いる。
【0003】このような外壁パネルには、図7に示すよ
うに、窓用等の開口101を有する開口パネル102
と、そのような開口を有しない無開口の外壁パネル(以
下、無開口パネルという)103とがある。各パネル1
02、103は梁、柱などの構造部材により支持され、
また各パネル102,103は所定の外壁パネル104
によって接合されあるいはシールされるものとされる。
【0004】そして、このような外壁パネル104に
は、建築の現場で作業員がシーリングを施すようにして
なる、湿式工法による湿式目地と、シリコンゴム製等の
ガスケット(不図示である)をパネル102、103間
に嵌装するようにしてなる、乾式工法による乾式目地と
がある。湿式目地は、いわゆるワーキング目地として経
年劣化が避けられず耐久性に劣る。そのため、防水機能
が重要とされる縦目地においては、乾式目地を適用する
ことが好ましいものといえる。
【0005】また、開口パネル102では、開口101
に窓用のサッシ105を取り付けるために面材を上下方
向で分割する場合があり、このような場合は各面材とサ
ッシ105との接合部分には横目地106、106が形
成される。そして、このような横目地106、106は
通常湿式目地とされるが、前掲の理由でパネル102、
103間の目地(縦目地)104に乾式目地を適用した
場合には、以下のような問題が生じることになる。
【0006】すなわち、パネル102、103間の縦目
地104に乾式目地を適用した場合は、前掲の通り耐久
性は向上する。ところが、縦目地104と横目地10
6、106とのジョイント部分(交差部分)107、1
07においては乾式目地と湿式目地とが交差することに
なるため、縦目地の排水機構(例えば、面材小口とガス
ケットとの間に形成される流水路)が塞がれるなどして
排水性が低下し、その個所に滞留した水により漏水が発
生するという問題がある。
【0007】また、図8に示すように、外壁パネル11
0、120がともに開口部111、121を有する開口
パネルである場合にも、パネル間目地130と横目地と
が交差するジョイント部分140が存在するため同様の
問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、施工性および排
水性が向上されてなる、窓用等の開口を有する外壁パネ
ルを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の外壁パネルは、
窓用等の開口部を有する外壁パネルであって、前記開口
部に設けられる横目地端部に目地仕切部材が配設され、
前記目地仕切部材の表面が、それが接続される面材の側
面に対応させた形状とされてなることを特徴とする。
【0010】本発明の外壁パネルにおいては、開口部の
側端部が面材に代えて金属または合成樹脂からなる成形
部材とされ、前記成形部材の側面が、それが接続される
目地仕切部材の表面に対応させた形状とされてもよい。
その場合、成形部材が断熱部材のフレームとの係合部を
有してなるのが好ましい。
【0011】また、本発明の外壁パネルにおいては、成
形部材と目地仕切部材とが一体成形されてもよい。
【0012】
【作用】本発明の外壁パネルは、前記の如く構成されて
いるので、横目地が縦目地の排水機構を塞ぐことがなく
なり、縦目地の排水機能が低下するのを防止することが
可能となる。
【0013】また、横目地端部に目地仕切部材が配設さ
れているので、これを基準としてシーリング作業の位置
決めが行えるので、シーリングにおける端部処理が簡単
となり、かつ端正に仕上げることが可能となる。
【0014】さらに、目地仕切部材が配設されているの
で、開口部廻りのシーリングを外壁パネルの工場製作段
階で施工することが可能となり、これによって品質管理
が容易となるとともに施工性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
【0016】実施形態1 図1に、本発明の実施形態1に係る外壁パネルの接合部
を拡大図で示し、この接合部Kは、建造物外壁の壁材と
して用いられる外壁パネル1(1A、1B)間の目地
(縦目地)2と横目地3とが交差する交差部分4におけ
るものとされる。
【0017】ここで、外壁パネル1の基本構造は、図2
に示すように、例えば約75mm(ミリ・メートル)厚
の断熱部材10に、例えば約20mm厚の面材20をエ
アスペース30を間に挟んで重ね合わせるようにしてな
る多層構造とされる。
【0018】断熱部材10は、例えばロックウールボー
ド(rock wool board;岩綿板)からなる部材本体11
の周縁部に断面コの字状のスチール製のフレーム部材1
2を全周に亘って取り付けるようにして形成される。面
材20は、例えばGRCからなる薄板面材とされ、フラ
ンジ部分が埋め込まれたハット形のアンカー21をビス
22によってフレーム部材12に留めるようにして断熱
部材10に締結されている。また、縦目地2は、外壁パ
ネル1A、1Bの各面材20の間隙にガスケット40を
嵌装するようにして形成されている。
【0019】ガスケット40は、例えばシリコンゴム製
の長棒状部材とされ、両側に面材20の小口に設けられ
る溝23と係合するリップフィン41が形成されてい
る。このリップフィン41と溝23との係合によって、
外部から侵入する雨水等を下方に流す排水機構50が形
成されている。
【0020】また、図3に示すように、外壁パネル1に
は、窓用のサッシ5を取り付けるための開口6を有する
開口パネル1Aがある。なお、図1では開口パネル1A
と無開口パネル1Bとの組み合わせを示しているが、開
口パネル同士の組み合わせとすることも当然に可能であ
る。
【0021】また、開口パネル1Aは、面材20が開口
6の両側方に配設された側方面材20A、20Bと、開
口6および側方面材20A、20Bの上方および下方に
それぞれ配設された上方面材20Cおよび下方面材20
Dとに区分されている。
【0022】そして、サッシ5および側方面材20A、
20Bと上方面材20Cとの間、ならびにサッシ5およ
び側方面材20A、20Bと下方面材20Dとの間に前
掲の横目地3、3が形成されている。
【0023】横目地3は、図4に示すように、断熱部材
10の表面と接する目地奥にバックアップ材3aを敷設
し、その上にシリコンゴムからなるシーリング3bを施
すようにしてなる湿式目地とされる。また、横目地3の
縦目地2との境界部分にはシーリング3bがガスケット
40と直接接触することを避けるように目地仕切部材7
が配設されている。
【0024】目地仕切部材7は概略Lの字形断面のアル
ミ金具からなり、Lの字の長辺に相当する板状部分(以
下、蓋板部という)7aで横目地3の縦目地2と接する
端面を塞ぐように、Lの字の短辺に相当する板状部分7
bをビス7cによってフレーム部材12に留めるものと
される。
【0025】また、蓋板部7aは、縦目地2の排水機構
50が交差部分4で連続性を保つよう交差部分4上下の
各溝23と接続可能に形成された溝状成形部7dを有す
るものとされる。つまり、目地仕切部材7の表面は、そ
れが接続される面材20A,20B,20C,20Dの
側面に対応させた形状とされている。
【0026】このように、実施形態1においては、乾式
の縦目地2と湿式の横目地3とが交差する交差部分4に
おいて、縦目地2のガスケット40と横目地3のシーリ
ング3bとが直接接触することを回避するよう横目地3
の縦目地2との境界部分に目地仕切部材7が設けられて
いるので、シーリング3bによって縦目地2の排水機構
50が塞がれるなどして、縦目地2の排水機能が低下す
るのを防止することが可能となる。
【0027】また、目地仕切部材7を設けることによっ
て、これを基準としてシーリング作業の位置決めが行え
るので、シーリング3bの端部処理が簡単となり、かつ
端正に仕上げることが可能となる。
【0028】さらに、横目地3に目地仕切部材7を設け
ることによって、サッシ廻りのシーリングを開口パネル
1Aの工場製作段階で施工することが可能となり、これ
によって品質管理が容易となるとともに施工性が向上す
る。
【0029】実施形態2 図5および図6に、本発明の実施形態2に係る外壁パネ
ルの接合部K1を示し、この実施形態2は、実施形態1
の開口パネル1Aの面材20を改変したものでその余の
構成は、実施形態1と同一とされる。
【0030】すなわち、外壁パネル1は、例えば開口パ
ネル1Aの側方面材20A、20Bの幅が狭いため、こ
れに代えてアルミ成形品20A1、20B1を用いるよ
うな場合に、実施形態1と同様の目地仕切部材7を横目
地3に設けるようにしたものとされる。この場合、アル
ミ成形品20A1、20B1の側面は、図6に示すよう
に、面材20A,20Bと同様の形状とされている。こ
れによって、実施形態1と同様の効果を奏することが可
能となる。なお、アルミ成形品に代えて合成樹脂とする
こともできる。
【0031】ここで、アルミ成形品20A1、20B1
は、成形品20A1、20B1の断熱部材10のフレー
ム12に面する面に所定の間隔を設けて突設された一対
の係合部21A,21A間に、フレーム12にビス22
Aによりビス留めされた溝形部材22B両側部材を嵌合
することによりフレーム12に装着されるものとされ
る。
【0032】また、この実施形態2においては、蓋板部
7aをアルミ成形品20A1、20B1に一体成形する
ことも可能であり、この場合には目地仕切部材7の取付
作業を省略することができる。このため、施工性をさら
に向上させることが可能となる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の外壁パネ
ルによれば、横目地が縦目地の排水機構を塞ぐことがな
くなり、縦目地の排水機能が低下するのを防止すること
が可能となるという優れた効果が得られる。
【0034】また、横目地端部に目地仕切部材が配設さ
れているので、これを基準としてシーリング作業の位置
決めが行えるので、シーリングにおける端部処理が簡単
となり、かつ端正に仕上げることが可能となるという優
れた効果も得られる。
【0035】さらに、目地仕切部材が配設されているの
で、開口部廻りのシーリングを外壁パネルの工場製作段
階で施工することが可能となり、これによって品質管理
が容易となるとともに施工性が向上するという優れた効
果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る外壁パネルの接合部
の拡大断面図である。
【図2】外壁パネルの基本構造を示す拡大断面図であ
る。
【図3】開口パネルの概略図であって、同(a)は正面
図を示し、同(b)は側面図を示す。
【図4】実施形態1の外壁パネルの拡大断面図である。
【図5】本発明の実施形態2に係る外壁パネルの概略図
である。
【図6】同外壁パネルの拡大断面図である。
【図7】従来の外壁パネルの一例を示す概略図である。
【図8】従来の外壁パネルの他の例を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
K 接合部 1 外壁パネル 2 縦目地 3 横目地 3b シーリング 4 交差部分 7 目地仕切部材 7a 蓋板部 10 断熱部材 12 フレーム部材 20 面材 40 ガスケット 50 排水機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓用等の開口部を有する外壁パネルであ
    って、 前記開口部に設けられる横目地端部に目地仕切部材が配
    設され、 前記目地仕切部材の表面が、それが接続される面材の側
    面に対応させた形状とされてなることを特徴とする外壁
    パネル。
  2. 【請求項2】 開口部の側端部が面材に代えて金属また
    は合成樹脂からなる成形部材とされ、 前記成形部材の側面が、それが接続される目地仕切部材
    の表面に対応させた形状とされてなることを特徴とする
    請求項1記載の外壁パネル。
  3. 【請求項3】 成形部材が断熱部材のフレームとの係合
    部を有してなることを特徴とする請求項2記載の外壁パ
    ネル。
  4. 【請求項4】 成形部材と目地仕切部材とが一体成形さ
    れてなることを特徴とする請求項2記載の外壁パネル。
JP2002092681A 2002-03-28 2002-03-28 外壁パネル Withdrawn JP2003293488A (ja)

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