JP2003292132A - バケットエレベータ - Google Patents

バケットエレベータ

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JP2003292132A JP2002095454A JP2002095454A JP2003292132A JP 2003292132 A JP2003292132 A JP 2003292132A JP 2002095454 A JP2002095454 A JP 2002095454A JP 2002095454 A JP2002095454 A JP 2002095454A JP 2003292132 A JP2003292132 A JP 2003292132A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 付着性の被搬送物をバケット内から完全に排
出し得るバケットエレベータの提供。 【解決手段】 機枠の両側に上下方向へ張架されたルー
プ状のチェーンと、両チェーンの外側に多数掛け渡さ
れ、チェーン上昇側でチェーン間に収まる上向きコ字状
のブランクが隣り合う2枚に亘って形成されたスラット
と、曲板状の底壁、その両端を閉鎖する扇形の側壁及び
両側壁に端部を装着した揺動アームを有し、スラットの
外側面から底壁および側壁の内面をブランクの周縁に摺
接させて出没可能とすべく、揺動アームの基部がスラッ
トの内側面に枢着された多数のバケットと、それらの揺
動アームの中間部に軸着されたコロと、バケットを機枠
の下方、チェーン上昇側及び上方でスラットの外側面か
ら突出させるべくコロを転動させる突出ガイドレール
と、バケットを機枠のチェーン下降側でスラットの外側
面から没入させるべくコロを転動させる没入ガイドレー
ルとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原料や製品等の被
搬送物を下方から上方へ連続的に搬送し、被搬送物をバ
ケットから完全に排出するようにしたバケットエレベー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバケットエレベータとし
ては、特開平7−125820号公報記載の開閉式バケ
ットコンベアが知られている。この開閉式バケットコン
ベアは、上下方向に亘り張架され、回転により駆動され
る並列的に配置された二本のチェーンにより被移送物を
移送するバケット型コンベアにおいて、該チェーンにバ
ケットの側板の一端を結合連結し、該側板の基端を底板
に対して開閉可能に枢着するとともに該側板に、底板を
槌打するための槌打装置を揺動可能に取付け、さらに、
前記並列的に配置された二本のチェーンのコンベア軌道
巾の一部を拡大するように構成し、これによりバケット
側板を開閉可能にしたものである。上記構成の開閉式バ
ケットコンベアは、下方より上方に向けて移送されたバ
ケット型コンベアが、上部位置で反転してバケット内に
収納されていた被移送物を重力により排出させた後、下
降して行く際に、並列配置した二本のチェーンの軌道巾
を広げることにより各チェーンに一端を結合したバケッ
トの側板を開くとともに、側板に揺動可能に取付けたハ
ンマーによりバケット底板を槌打ちし、バケット内に残
留する被移送物を完全に排出するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のバケッ
トエレベータでは、バケット反転時に側板が開放され、
かつ、底板が槌打されるので、ある程度の残留物の排出
が行われるものの、被搬送物が付着性・粘着性のもので
ある場合、バケットからの残留物の排出を完全に行うこ
とが困難となる不具合がある。かかる不具合に対処する
ため、特開平11−350528号公報には、バケット
に剥離剤を入れてバケットの少なくとも内表面を剥離剤
で被覆し、被搬送物がバケットの内表面に付着しないよ
うにする付着性物質の搬送方法が知られているが、剥離
剤が被搬送物と反応する等のおそれがある。
【0004】そこで、本発明は、付着性・粘着性の被搬
送物をバケット内から完全に排出し得るバケットエレベ
ータを提供することを主目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1のバケットエレベータは、縦長の機枠
の上、下端に軸支され、両端にスプロケットが装着され
た互いに平行で水平な上部、下部軸と、上下で対向する
両端のスプロケットに巻回されたループ状のチェーン
と、両端のチェーンの外側に所要間隔で多数掛け渡さ
れ、チェーン上昇側において両端のチェーン間に収まる
上向きコ字状のブランクが隣り合う2枚に亘って又は所
要枚数毎の1枚に形成されたスラットと、曲率中心線が
上部軸と平行な曲板状の底壁、底壁の両端を閉鎖するほ
ぼ扇形の両側壁及び両側壁の一側縁に先端側を取り付け
た揺動アームを有し、前記スラットの外側面から底壁及
び両側壁の内面をブランクの周縁に摺接させて出没可能
とすべく、底壁の内面がチェーン上昇側において上方と
なるようにして上部軸と平行な軸を介し両端の揺動アー
ムの基部が所要のスラットの内側面に枢着された多数の
バケットと、各バケットの両端の揺動アームのほぼ中間
部の外側に上部軸と平行なピンを介して軸着されたコロ
と、前記機枠に取り付けられ、各バケットを機枠の下
方、チェーン上昇側及び上方においてスラットの外側面
から突出させるべく、各コロを転動させる突出ガイドレ
ールと、前記機枠に取り付けられ、各バケットを機枠の
チェーン下降側においてスラットの外側面から没入させ
るべく、各コロを転動させる没入ガイドレールとを備え
ることを特徴とする。
【0006】第2のバケットエレベータは、第1のもの
において、前記スラットの外側面におけるブランクの周
辺に設けられ、バケットの底壁及び両側壁の外面と摺接
するスクレーパを備えることを特徴とする。
【0007】第3のバケットエレベータは、縦長の機枠
の上、下端に軸支され、両端にスプロケットが装着され
た互いに平行で水平な上部、下部軸と、上下で対向する
両端のスプロケットに巻回されたループ状のチェーン
と、両端のチェーンの外側に所要間隔で掛け渡された多
数のスラットと、曲率中心線が上部軸と平行な曲板状で
両端のチェーン間に収まる長さの底壁及び底壁の両端に
おける内面の一側縁寄りに先端を取り付けた揺動アーム
を有し、前記両端のチェーン間において隣り合うスラッ
ト間から底壁の内面をスラットの一側縁に摺接させて出
没可能とすべく、底壁の内面がチェーン上昇側において
上方となるようようにして上部軸と平行な軸を介し両端
の揺動アームの基部が所要のスラットの内側に枢着され
た多数のバケットと、各バケットの両端の揺動アームの
ほぼ中間部の外側に上部軸と平行なピンを介して軸着さ
れたコロと、前記機枠に取り付けられ、各バケットを機
枠の下方、チェーン上昇側及び上方においてスラットの
外側面から突出させるべく、各コロを転動させる突出ガ
イドレールと、前記機枠に取り付けられ、各バケットを
機枠のチェーン下降側においてスラットの外側面から没
入させるべく、各コロを転動させる没入ガイドレールと
を備えることを特徴とする。
【0008】第4のバケットエレベータは、第3のもの
において、前記スラットの外側面における他側縁に設け
られ、バケットの底壁の外面と摺接するスクレーパを備
えることを特徴とする。
【0009】又、第5のバケットエレベータは、第1、
第2、第3又は第4のものにおいて、前記隣り合うスラ
ット間を閉鎖する伸縮又は展開可能な遮蔽体を備えるこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】第1のバケットエレベータにおいては、被搬送
物を収容したバケットがチェーンの上昇に伴って上昇
し、機枠の上方を通過後、被搬送物の大部分がバケット
から排出され、バケットがチェーンの下降に伴って下降
し始めると、バケットが底壁及び両側壁の内面をブラン
クの周縁に摺接しながらスラットの外側面から没入す
る。
【0011】第2のバケットエレベータにおいては、第
1のものによる作用の他、スラットの外側面からのバケ
ットの没入時に、スクレーパがバケットの底壁及び両側
壁の外面と摺接する。
【0012】第3のバケットエレベータにおいては、被
搬送物を収容したバケットがチェーンの上昇に伴って上
昇し、機枠の上方を通過後、被搬送物の大部分がバケッ
トから排出され、バケットがチェーンの下降に伴って下
降し始めると、バケットが底壁の内面をスラットの一側
縁に摺接しながらスラットの外側面から没入する。
【0013】第4のバケットエレベータにおいては、第
3のものによる作用の他、スラットの外側面からのバケ
ットの没入時に、スクレーパがバケットの底壁の外面と
摺接する。
【0014】又、第5のバケットエレベータにおいて
は、第1、第2、第3又は第4のものによる作用の他、
隣り合うスラット間からのスラットの内側面側への被搬
送物の侵入が阻止される。
【0015】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1及び図2は本発明に係るバケッ
トエレベータの第1の実施の形態を示す一部を省略した
右側面断面図及び一部を省略した正面断面図である。図
中1は縦長で偏平な箱形の機枠で、この機枠1の両側面
(図2においては、左、右両側面)には、後述するよう
にバケットをスラットの外側面から突出させるための板
状の突出ガイドレール2が取り付けられている。両側の
突出ガイドレール2は、板厚方向の周面をガイド面とす
るもので、それぞれ軸受ブラケットを兼ねるべく機枠1
の上端から上方へ突出したほぼ円弧状の突出部を有する
上部突出ガイドレール2aと、同様に軸受ブラケットを
兼ねるべく機枠1の下端から下方へ突出したほぼ円弧状
の突出部を有する下部突出ガイドレール2bと、上部、
下部突出ガイドレール2a,2b間に介在され、それら
と及び相互に所要間隔で隔離された複数の中間部突出ガ
イドレール2cとからなるものであり、両側の下部突出
ガイドレール2cは、後述するチェーンのテンションを
調節すべく、機枠1の両側面に取り付けたアジャストブ
ロック3及びアジャストブロック3に螺入した複数のア
ジャストボルト4を介して上下動可能に設けられてい
る。
【0016】両側の突出ガイドレール2の上部突出ガイ
ドレール2aには、上部軸5が水平に軸支されている一
方、下部突出ガイドレール2bには、下部軸6が上部軸
5と平行に軸支されている。上記上部、下部軸5,6の
両端部には、スプロケット7,8が上下対向して装着さ
れていると共に、上部、下部軸5,6の両端は、適宜に
固定された軸受ブラケット9,10に支承されており、
上部軸5の一端部には、この上部軸を回転駆動すべく、
適宜の回転駆動装置とチェーン(共に図示せず)を介し
て連動連結されるスプロケット11が装着されている。
そして、上下で対向する両端のスプロケット7,8には
ループ状のチェーン12がそれぞれ巻回されている。
【0017】両端のチェーン12の外側には、比較的小
幅のスラット13と比較的大幅のスラット14とが、互
いに近接して交互に多数掛け渡されており、これらのス
ラット13,14には、チェーン上昇側(図1において
は左側)において両チェーン12間に収まる上向きコ字
状のブランク15(図3、図4参照)が、隣り合う比較
的小幅のスラット13と比較的大幅のスラット14の2
枚に亘って形成されている。上記比較的大幅の各スラッ
ト14の内側面(図4においては右側面)には、曲率中
心線が上部軸5と平行な曲板状の底壁16a、底壁16
aの両端(図3においては左、右両端)を閉鎖するほぼ
扇形の両側壁16b、両側壁16bの一側縁(図4にお
いては右側縁)に先端側(図4においては下端側)を取
り付けた揺動アーム16c及び両端の揺動アーム16c
の先端間に横架した補強プレート16dからなるバケッ
ト16の両端の揺動アーム16cの基部が、スラット1
3,14の外側面(図4においては左側面)から底壁1
6a及び両側壁16bの内面をブランク15の周縁に摺
接させて出没可能とすべく、底壁16aの内面(凹曲
面)がチェーン上昇側において上方となるようにして上
部軸5と平行な軸17を介し枢着されている。そして、
各バケット16の両端の揺動アーム16cのほぼ中間部
の外側には、各バケット16を機枠1の下方、チェーン
上昇側及び上方においてスラット13,14の外側面か
ら突出させるべく、突出ガイドレール2のガイド面に沿
って転動するコロ18が、それぞれ上部軸5と平行なピ
ン19を介して軸着されている。
【0018】又、各スラット13,14の外側面におけ
るブランク15の周辺には、図5に示すように、バケッ
ト16の底壁16a及び両側壁16bの外面と摺接する
スクレーパ20,21が設けられていると共に、バケッ
ト16の底壁16a及び両側壁の内面と摺接するスクレ
ーパ22が設けられている。
【0019】更に、隣り合うスラット13,14間に
は、両者間の間隙を閉鎖するゴム等からなる伸縮可能な
遮蔽体23,24が、両者に跨がって装着されている。
【0020】一方、突出ガイドレール2における上部、
下部突出ガイドレール2a,2bと中間部突出ガイドレ
ール2cとの間及び中間部突出ガイドレール2c相互間
の機枠1には、図1に示すように、上部、下部突出ガイ
ドレール2a,2bと中間部突出ガイドレール2cとの
間及び中間部突出ガイドレール2c相互間の間隔と同幅
の補助突出ガイドプレート25が、チェーン上昇側に位
置して機枠1の両側方へ突出して取り付けられている。
この補助突出ガイドレール25は、突出ガイドレール2
と同様に、各バケット16をスラット13,14の外側
面から突出させるべく、バケット16に装着したコロ1
8を転動させるものであり、機枠1の両側方へ突出した
補助突出ガイドレール25の端部(図6においては、
上、下端部)には、上下で対向するスプロケット7,8
間でチェーン12を案内する上下方向のチェーンガイド
26が取り付けられている。又、突出ガイドレール2に
おける上部、下部突出ガイドレール2a,2bと中間部
突出ガイドレール2cとの間及び中間部突出ガイドレー
ル2c相互間の機枠1には、図1に示すように、上部、
下部突出ガイドレール2a,2bと中間部突出ガイドレ
ール2cとの間及び中間部突出ガイドレール2c相互間
と同幅のガイドホルダープレート27が、機枠1の両側
に位置してホルダーブロック28(図6参照)を介し機
枠1のチェーン下降側(図1においては右側)へ突出し
て取り付けられている。このガイドホルダープレート2
7には、図1、図6に示すように、各バケット16を機
枠1のチェーン下降側においてスラット13,14の外
側面から没入させるべく、バケット16に装着したコロ
18を転動させる上下方向の没入ガイドレール29が取
り付けられている。そして、又、ガイドホルダープレー
ト27には、図6に示すように、上下で対向するスプロ
ケット7,8間でチェーン12を案内する上下方向のチ
ェーンガイド30が取り付けられている。
【0021】なお、チェーン12は、チェーンガイド2
6,30からの浮き上がりを生じた場合、チェーン上昇
側においては、各バケット16の突出量が少なくなって
被搬送物の搬送量が減少し、又、チェーン下降側におい
ては、各バケット16の没入量が少なくなって完全なス
クレーパ作用が困難になり、搬送能力に悪影響を与える
のを防止するため、図示しない浮き上がり防止手段を介
してチェーンガイド26,30からの浮き上がりを防止
されているものである。浮き上がり防止手段は、両端の
チェーン12の外側の片側だけにアタッチメントを取り
付け、このアタッチメントをチェーンガイド26,30
の内側に摺接させるように設けてなる。
【0022】図1、図2及び図6において31はスラッ
ト13,14及びバケット16を全体的に被包するケー
シングで、このケーシング31におけるチェーン上昇側
の下部には、付着性・粘着性の被搬送物(図示せず)が
投入される投入口32が設けられ、又、チェーン下降側
の上部には、上記被搬送物が排出される排出口33が設
けられている。
【0023】上記構成のバケットエレベータによって付
着性・粘着性の被搬送物を下方から上方へ連続的に搬送
するには、回転駆動装置を作動し、チェーン及びスプロ
ケット11を介し上部軸5を図1において右回りに回転
させて、バケットエレベータを運転し、投入口32から
被搬送物を投入する。投入口から投入された被搬送物
は、チェーン上昇側の下部に位置するバケット16に収
容され、バケット16の上昇に従って上昇し、機枠1の
上方において一部がスラット13,14の外側面に零れ
ると共に、バケット16のチェーン下降側への移行に伴
い、バケット16内及びスラット13,14の外側面か
ら自重により大部分が排出口33を経て機外へ落下排出
される。バケット16が機枠1の上方からチェーン下降
側へ移行する際、スラット13,14上に零れた被搬送
物は、隣り合うスラット13,14間の間隙からスラッ
ト13,14の内側面側へ落下しようとするが、遮蔽体
23,24によってその内側面側への落下が阻止され
る。又、バケット16がチェーン下降側へ移行すると、
バケット16は、底壁16a及び両側壁16bの内面が
ブランク15の周縁及びスクレーパ22に摺接し、か
つ、底壁16a及び両側壁16bの外面がスクレーパ2
0,21に摺接しながらスラット13,14の外側面か
ら没入する。従って、バケット16の底壁16a及び両
側壁16bの内、外面に付着した被搬送物は、強制的に
完全に掻き取られ、自重により排出口33を経て機外に
排出される。更に、バケット16が機枠1の下方へ移行
すると、バケット16は、スラット13,14の外側面
から突出した状態となった後、チェーン上昇側へ移行す
る。
【0024】図7、図8及び図9は本発明に係るバケッ
トエレベータの第2の実施の形態を示す要部の右側面断
面図、図7におけるVIII方向矢視拡大図及び図8におけ
るIX方向矢視図である。このバケットエレベータは、前
述した実施の形態のものが、両端のチェーン12の外側
に比較的小幅のスラット13と比較的大幅のスラット1
4とを互いに近接させて交互に多数掛け渡し、チェーン
上昇側において両端のチェーン12間に収まる上向きコ
字状のブランク15を隣り合う比較的小幅のスラット1
3と比較的大幅のスラット14の2枚に亘って形成して
いるのに対し、両端のチェーン12の外側に比較的大幅
のスラット34を所要間隔で多数掛け渡し、各スラット
34毎に、チェーン12の上昇側(図7においては左
側)において両端のチェーン12間に収まる上向きコ字
状のブランク35を形成すると共に、各スラット34の
内側面に、前述した実施の形態のものとほぼ同様のバケ
ット16の揺動アーム16cの基部を、スラット34の
外側面(図7においては左側面)から底壁16a及び両
側壁16bをブランク35の周縁に内面を摺接させて出
没可能とすべく、上部軸5と平行な軸17を介して枢着
したものである。そして、隣り合うスラット34間の間
隙を閉鎖するため、ロールカーテン等の展開可能な遮蔽
体36を隣り合うスラット34間に跨がって装着してい
る。他の構成及び作用効果は、前述した第1の実施の形
態のものとほぼ同様であるので、同一の構成部材等には
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0025】図10、図11、図12及び図13は本発
明に係るバケットエレベータの第3の実施の形態を示す
要部の右側面断面図、図10におけるXI方向矢視拡大
図、図11における XII−XII 線矢視拡大断面図及び図
12におけるXIII方向矢視図である。このバケットエレ
ベータは、前述した両実施の形態のものが、チェーン上
昇側において両端のチェーン12間に収まる上向コ字状
のブランク15,35を隣り合う2枚に亘る又は所要枚
数毎の1枚のスラット13,14、34に形成すると共
に、各バケット16を曲板状の底壁16a、ほぼ扇形の
両側壁16b及び揺動アーム16cによって概略構成
し、バケット16を、スラット13,14、34の外側
面から底壁16a及び両側壁16の内面をブランク1
5,35の周縁に摺接させて出没可能としたのに対し、
後述するようにスラットにコ字状のブランクを設けるこ
となく、隣り合うスラット間からバケットを出没可能と
したものである。
【0026】すなわち、両端のチェーン12の外側に
は、第1の実施の形態のものと同様に、比較的小幅のス
ラット13と比較的大幅のスラット14とが、所要時間
で交互に多数掛け渡されており、比較的小幅のスラット
13の一側縁(図11においては上側縁)には、後述す
るバケットの複数の補強リブを通過可とする複数の切欠
き37が設けられている。一方、比較的大幅の各スラッ
ト14の内側面(図12においては右側面)には、曲率
中心線が上部軸5と平行な曲板状呈し、両端のチェーン
12間に収まる長さの底壁38a、底壁38aの少くと
も両端における内面(凹曲面)の一側縁(図12におい
ては右側縁)寄りに先端を取り付けた複数の揺動アーム
38b、各揺動アーム38bの先端間に横架した補強プ
レート38c及び底壁38aの外面(凸曲面)に取り付
けた円弧状の複数の補強リブ38dからなるバケット3
8の両端の揺動アーム38bの基部が、スラット13,
14の外側面(図12においては左側面)から底壁38
aの内面を比較的大幅のスラット14の一側縁((図1
1においては下側縁)に摺接させて出没可能とすべく、
底壁38aの内面がチェーン上昇側において上となるよ
うにして上部軸5と平行な軸17を介して枢着されてい
る。他の構成及び作用効果は、前述した第1の実施の形
態のものとほぼ同様であるので、同一の構成部材等には
同一の符号を付してその説明を省略する。
【0027】なお、上述した各実施の形態においては、
突出ガイドレール2を上部、下部軸5,6の軸受ブラケ
ットとして兼用する場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、機枠1の上、下端に別途軸受ブ
ラケットを取り付けたり、あるいは機枠1の上、下端を
上、下に延長して軸受部としてもよい。又、突出ガイド
レール2の中間部突出ガイドレール2cは、複数とする
場合に限らず、1枚としてもよい。更に、バケット16
が出し入れされるブランク15,35は、全てのスラッ
ト13,14、34に設ける場合に限らず、所要毎数毎
のスラット13,14、34に設けるようにしてよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のバ
ケットエレベータによれば、被搬送物を収容したバケッ
トがチェーンの上昇に伴って上昇し、機枠の上方を通過
後、被搬送物の大部分がバケットから排出され、バケッ
トがチェーンの下降に伴って下降始めると、バケットが
底壁及び両側壁の内面をブランクの周縁に摺接しながら
スラットの外側面から没入するので、バケットの底壁及
び両側壁の内面に付着した被搬送物が強制的に掻き取ら
れることとなり、付着性・粘着性の被搬送物をバケット
から完全に排出することができる。
【0029】第2のバケットエレベータによれば、第1
のものによる作用効果の他、スラットの外側面からのバ
ケットの没入時に、スクレーパがバケットの底壁及び両
側壁の外面と摺接するので、バケットの底壁及び両側壁
の外面に付着した被搬送物が強制的に掻き取られること
となり、付着性・粘着性の被搬送物の搬送効率を高める
ことができる。
【0030】第3のバケットエレベータによれば、被搬
送物を収容したバケットがチェーンの上昇に伴って上昇
し、機枠の上方を通過後、被搬送物の大部分がバケット
から排出され、バケットがチェーンの下降に伴って下降
し始めると、バケットが底壁の内面をスラットの一側縁
に摺接しながらスラットの外側面から没入するので、バ
ケットの底壁の内面に付着した被搬送物が強制的に掻き
取られることとなり、付着性・粘着性の被搬送物をバケ
ットから完全に排出することができる。
【0031】第4のバケットエレベータによれば、第3
のものによる作用効果の他、スラットの外側面からのバ
ケットの没入時に、スクレーパがバケットの底壁の外面
と摺接するので、バケットの底壁の外面に付着した被搬
送物が強制的に掻き取られることとなり、付着性・粘着
性の被搬送物の搬送効率を高めることができる。
【0032】又、第5のバケットエレベータによれば、
第1、第2、第3又は第4のものによる作用効果の他、
隣り合うスラット間からのスラットの内側面側への被搬
送物の侵入が阻止されるのでチェーン等への被搬送物の
付着を防止することができ、円滑な運転を継続すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバケットエレベータの第1の実施
の形態を示す一部を省略した右側面断面図である。
【図2】図1のバケットエレベータの一部を省略した正
面断面図である。
【図3】図1におけるIII 方向矢視拡大図である。
【図4】図3におけるIV方向矢視図である。
【図5】図1のエレベータの要部の拡大図である。
【図6】図1におけるVI−VI線矢視拡大断面図である。
【図7】本発明に係るバケットエレバータの第2の実施
の形態を示す要部の右側面断面図である。
【図8】図7におけるVIII方向矢視拡大図である。
【図9】図8におけるIX方向矢視図である。
【図10】本発明に係るバケットエレバータの第3の実
施の形態を示す要部の右側面断面図である。
【図11】図10におけるIX方向矢視拡大図である。
【図12】図11における XII−XII 線矢視拡大断面図
である。
【図13】図12におけるXIII方向矢視拡大図である。
【符号の説明】
1 機枠 2 突出ガイドレール 2a 上部突出ガイドレール 2b 下部突出ガイドレール 2c 中間部突出ガイドレール 5 上部軸 6 下部軸 7 スプロケット 8 スプロケット 12 チェーン 13 スラット 14 スラット 15 ブランク 16 バケット 16a 底壁 16b 側壁 16c 揺動アーム 17 軸 18 コロ 19 ピン 20 スクレーパ 21 スクレーパ 23 遮蔽体 24 遮蔽体 29 没入ガイドレール 34 スラット 35 ブランク 36 遮蔽体 38 バケット 38a 底壁 38b 揺動アーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長の機枠の上、下端に軸支され、両端
    にスプロケットが装着された互いに平行で水平な上部、
    下部軸と、上下で対向する両端のスプロケットに巻回さ
    れたループ状のチェーンと、両端のチェーンの外側に所
    要間隔で多数掛け渡され、チェーン上昇側において両端
    のチェーン間に収まる上向きコ字状のブランクが隣り合
    う2枚に亘って又は所要枚数毎の1枚に形成されたスラ
    ットと、曲率中心線が上部軸と平行な曲板状の底壁、底
    壁の両端を閉鎖するほぼ扇形の両側壁及び両側壁の一側
    縁に先端側を取り付けた揺動アームを有し、前記スラッ
    トの外側面から底壁及び両側壁の内面をブランクの周縁
    に摺接させて出没可能とすべく、底壁の内面がチェーン
    上昇側において上方となるようにして上部軸と平行な軸
    を介し両端の揺動アームの基部が所要のスラットの内側
    に枢着された多数のバケットと、各バケットの両端の揺
    動アームのほぼ中間部の外側に上部軸と平行なピンを介
    して軸着されたコロと、前記機枠に取り付けられ、各バ
    ケットを機枠の下方、チェーン上昇側及び上方において
    スラットの外側面から突出させるべく、各コロを転動さ
    せる突出ガイドレールと、前記機枠に取り付けられ、各
    バケットを機枠のチェーン下降側においてスラットの外
    側面から没入させるべく、各コロを転動させる没入ガイ
    ドレールとを備えることを特徴とするバケットエレベー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記スラットの外側面におけるブランク
    の周辺に設けられ、バケットの底壁及び両側壁の外面と
    摺接するスクレーパを備えることを特徴とする請求項1
    記載のバケットエレベータ。
  3. 【請求項3】 縦長の機枠の上、下端に軸支され、両端
    にスプロケットが装着された互いに平行で水平な上部、
    下部軸と、上下で対向する両端のスプロケットに巻回さ
    れたループ状のチェーンと、両端のチェーンの外側に所
    要間隔で掛け渡された多数のスラットと、曲率中心線が
    上部軸と平行な曲板状で両端のチェーン間に収まる長さ
    の底壁及び底壁の両端における内面の一側縁寄りに先端
    を取り付けた揺動アームを有し、前記両端のチェーン間
    において隣り合うスラット間からの底壁の内面をスラッ
    トの一側縁に摺接させて出没可能とすべく、底壁の内面
    がチェーン上昇側において上方となるようようにして上
    部軸と平行な軸を介し両端の揺動アームの基部が所要の
    スラットの内側に枢着された多数のバケットと、各バケ
    ットの両端の揺動アームのほぼ中間部の外側に上部軸と
    平行なピンを介して軸着されたコロと、前記機枠に取り
    付けられ、各バケットを機枠の下方、チェーン上昇側及
    び上方においてスラットの外側面から突出させるべく、
    各コロを転動させる突出ガイドレールと、前記機枠に取
    り付けられ、各バケットを機枠のチェーン下降側におい
    てスラットの外側面から没入させるべく、各コロを転動
    させる没入ガイドレールとを備えることを特徴とするバ
    ケットエレベータ。
  4. 【請求項4】 前記スラットの外側面における他側縁に
    設けられ、バケットの底壁の外面と摺接するスクレーパ
    を備えることを特徴とする請求項3記載のバケットエレ
    ベータ。
  5. 【請求項5】 前記隣り合うスラット間を閉鎖する伸縮
    又は展開可能な遮蔽体を備えることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載のバケットエレベータ。
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