JP3352942B2 - 除塵装置 - Google Patents

除塵装置

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JP3352942B2
JP3352942B2 JP11719698A JP11719698A JP3352942B2 JP 3352942 B2 JP3352942 B2 JP 3352942B2 JP 11719698 A JP11719698 A JP 11719698A JP 11719698 A JP11719698 A JP 11719698A JP 3352942 B2 JP3352942 B2 JP 3352942B2
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進一 木津
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株式会社丸島アクアシステム
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水路を横断するよ
うに配設されたスクリーンに捕捉された塵埃を取り除く
除塵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水路を横断するように配設され、
かつ、水路を流下している流水中の塵埃や異物(以下塵
埃とのみいう)を捕捉するスクリーンと、このスクリー
ンに捕捉された塵埃が所定量に到達した時点でこの捕捉
塵埃を掻き上げるレーキ装置とを備えた除塵装置が知ら
れている。上記スクリーンは上下方向に延びる複数本の
スクリーンバーを幅方向に等間隔で並設することによっ
て形成され、スクリーンバー間の隙間を通過し得ない塵
埃がスクリーンに捕捉されるようになっている。
【0003】また、上記レーキ装置は、各スクリーンバ
ーに捕捉された塵埃を掻き上げるレーキ(掻き上げ爪)
と、各レーキを支持したレーキアームと、このレーキア
ームを支持する基台と、この基台を昇降する昇降手段と
を備えて形成されている。上記基台は、昇降手段の駆動
で所定の上りガイドに案内されつつ上昇し、これによる
レーキアームのスクリーンバーに沿った上昇によってス
クリーンバーに捕捉された塵埃がレーキによって掻き取
られるようになっている。
【0004】そして、レーキによって掻き取られた塵埃
はスクリーンの頂部で系外に排出され、この排出後にレ
ーキアームは昇降手段の駆動によって下りガイドに案内
されつつ下降する。下降時のレーキアームは、下りガイ
ドに案内されて跳ね上げられ、これによってレーキがス
クリーンバーに当接しないようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の除塵装置にあっては、レーキは先端の爪片がス
クリーンバーの表面にならった状態で上昇するため、ス
クリーンバーに異物が固着している場合はレーキの爪片
がこの異物と干渉してショックを受けるとともに、昇降
手段が過負荷になる場合があり、これによって安全装置
が作動してレーキの上昇が停止されることにより作業が
中断されることがあるという問題点を有している。
【0006】かかる不都合を解消するものとして、例え
ば、特公平6−25412号公報等には、レーキが固着
異物に干渉したときに異物からの略水平方向に向かう反
力によってレーキアームを異物から逃げる方向に水平軸
回りに回動させ、これによって昇降手段の過負荷を回避
するようにしたものが提案されている。
【0007】しかしながら、上記公報に記載されている
異物回避構造は、レーキアームの上昇時にスクリーンバ
ーに付着している異物に対して良好に対応することがで
きるが、レーキアームが下降してきて上昇に転じるとき
に水路の底部に異物が存在し、これによってレーキの下
端部がこの異物に干渉した場合、レーキは異物から上方
に向かう反力を受けるため、水平軸を中心としたレーキ
アームの回動モーメントが充分に大きくならず、従っ
て、レーキアームが水平軸回りに順調に回動せず昇降手
段に過負荷がかかり、結局、上記問題点を完全に解決す
ることができないという問題点を有している。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、水路の底部に堆積した異物
やスクリーンバーに固着した異物に対して有効に対応す
ることができるとともに、水路の底部に存在する異物に
対しても充分に対応することが可能であり、これによる
昇降手段の過負荷の確実な回避によって作業の中断をな
くすことができる除塵装置を提供することを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
除塵装置は、水路の流水中の塵芥を捕捉する複数本のス
クリーンバーが幅方向に並設されてなるスクリーンと、
このスクリーンに捕捉された塵芥を掻き上げるレーキ装
置とが備えられ、このレーキ装置は、昇降手段の駆動で
昇降する基部と、この基部に支持されたレーキアーム
と、このレーキアームの先端側に上記スクリーンバーに
当接するように設けられたレーキとを有し、昇降手段の
駆動によるレーキアームのスクリーンバーに沿った上昇
によってスクリーンに捕捉された塵芥をレーキによって
掻き取るように構成された除塵装置において、上記レー
キアームは、上記基部に設けられ、かつ、スクリーン面
に平行に水平方向に延びる第1支持軸回りに所定の回動
範囲内で回動自在に軸支された第1アームと、この第1
アームの先端側に、上記第1支持軸に平行な第2支持軸
回りに所定の回動範囲内で回動自在に軸支された第2ア
ームとからなり、レーキアームの下降時にレーキが異物
に当接してこの異物から相対的に上方に向かう力を受け
たときは、上記第1アームが上記第1支持軸回りに上方
に向かうように回動し、レーキアームの上昇時にレーキ
がスクリーンバーに固着した異物に干渉したときは、上
記第2アームが上記第2支持軸回りに異物から逃げる方
向に回動するように構成されたことを特徴とするもので
ある。
【0010】この除塵装置によれば、昇降手段の駆動に
より基部を下降させることによってレーキがスクリーン
バーの下端部に当接された状態になる。この状態で昇降
手段の駆動により基部を上昇させることによってレーキ
がスクリーンバーに摺接しつつ上昇するため、スクリー
ンに捕捉された塵埃はレーキによって掻き取られ、レー
キがスクリーンの頂部に到達した時点では、スクリーン
に捕捉された塵埃が取り除かれた状態になる。
【0011】そして、レーキアームの下降でレーキが位
置する部分(例えば水路の底)に異物が存在すれば、レ
ーキはこの異物に当接して異物から相対的に上方に向か
う力(反力)を受けるが、この反力によって第1アーム
が第1支持軸回りに上方に向かうように回動するため、
レーキが異物に当接したことによりレーキアームがそれ
以上下降しなくなるという不都合が回避される。
【0012】また、レーキアームの上昇時にレーキがス
クリーンバーに固着した異物に干渉したときは、第2ア
ームが第2支持軸回りに異物から逃げる方向に回動し、
これによってレーキが異物を乗り越えつつレーキアーム
の上昇が継続されるため、昇降手段に過負荷が加わると
いう不都合が回避される。
【0013】このように、レーキを第1支持軸回りに回
動する第1アームと、この第1アームの先端部に第2支
持軸回りに回動可能に軸支された第2アームとで構成す
ることにより、レーキが干渉する異物の存在位置によっ
て、作用点(異物に当接したレーキの先端部の位置)と
支点との間の有効距離が長い方の支点(第1支持軸およ
び第2支持軸のいずれか)が有効に作用し、この支点回
りに第1または第2アームがいずれかの支持軸回りに回
動するため、従来のように、レーキアームの回動中心と
なる軸が1本の場合に比較して回動の態様が増加し、こ
れによって作用点と支点との有効距離が短すぎることに
起因したレーキアームの異物回避回動が良好に行われ
ず、結果として昇降手段に過負荷が生じるという不都合
が解消され、あらゆる状況の異物に良好に対応し得るよ
うになる。
【0014】本発明の請求項2記載の除塵装置は、請求
項1記載の除塵装置において、上記第2アームを、上記
レーキがスクリーンバーに当接する方向に付勢する付勢
手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0015】この除塵装置によれば、レーキアームの重
量に加えて付勢手段の付勢力でレーキがスクリーンバー
を押圧するため、レーキのスクリーンバーに対する当接
状態が安定し、塵埃の除去がより確実に行われるととも
に、レーキがスクリーンバーに固着した異物に干渉した
とき、第2アームが付勢手段の付勢力に抗して第2支持
軸回りに回動することによって上記干渉が回避される。
【0016】本発明の請求項3記載の除塵装置は、請求
項1または2記載の除塵装置において、上記レーキは、
上記スクリーンバー間の隙間に入り込む爪片と、この爪
片の上流側に設けられ、かつ、周面がスクリーンバーの
上流側の縁部に当接するように第3支持軸回りに回転自
在に軸支されたローラとからなっていることを特徴とす
るものである。
【0017】この除塵装置によれば、レーキがスクリー
ンバーに当接することにより、その爪片がスクリーンバ
ー間の隙間に嵌まり込んだ状態になるため、スクリーン
に捕捉されてスクリーンバー間に嵌まり込んだ塵埃をこ
の爪片で掻き取ることが可能になり、従来、除去が困難
であった隙間の清掃をも確実に行い得るようになる。し
かも、爪片の上流側には第3支持軸回りに回転自在なロ
ーラが設けられ、このローラの周面はスクリーンバーに
当接しているため、レーキの昇降時にこのローラが第3
支持軸回りに回転することによって、従来のレーキがス
クリーンバーに摺接して昇降するのに比べてレーキの昇
降が円滑に行われるとともに、レーキの自重による第1
支持軸回りのモーメントがローラによって受けられ、こ
のローラの存在によって爪片のスクリーンバー間への没
入量が一定に維持される。
【0018】本発明の請求項4記載の除塵装置は、請求
項2または3記載の除塵装置において、上記付勢手段
は、付勢力が調節可能に構成されていることを特徴とす
るものである。
【0019】この除塵装置によれば、付勢手段の付勢力
を調節することによってレーキのスクリーンバーに対す
る押圧力を調整することが可能になる。
【0020】本発明の請求項5記載の除塵装置は、請求
項1乃至4のいずれかに記載の除塵装置において、上記
基部と第1アームとの間には、基部と第1アームとの衝
突の衝撃を緩和する第1緩衝材が介設されているととも
に、上記第1アームと第2アームとの間には、第1アー
ムと第2アームとの衝突の衝撃を緩和する第2緩衝材が
介設されていることを特徴とするものである。
【0021】この除塵装置によれば、基部の上昇により
レーキがスクリーンバーに補足された塵芥を掻き取って
いるときの振動や、基部の昇降の切り替わり時のレーキ
アームの姿勢変更によって、基部と第1アームとが衝突
したり、第1アームと第2アームとが衝突しても、これ
らの間に介設された緩衝材によってその衝撃が吸収され
て緩和されるため、レーキ装置の昇降動作や塵芥掻き取
り動作が安定する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る除塵装置の
一実施形態の全体構造を示す側面視の説明図である。こ
の図に示すように、除塵装置1は、水路11を幅方向に
横断するように配設されたスクリーン2と、このスクリ
ーン2に捕捉された塵埃を掻き上げて系外に排出するレ
ーキ装置3とからなる基本構成を有している。
【0023】上記スクリーン2は、複数本のスクリーン
バー21が幅方向に等ピッチで並設されてなり(図
2)、これら複数のスクリーンバー21間の隙間を水路
11の流水が通過する一方、上記隙間を通過し得ない流
水中の塵埃がスクリーンバー21よって捕捉されるよう
になっている。かかるスクリーン2は、下端縁部が上端
縁部よりも若干上流側(図1の左方)に位置設定され、
これによって上流側に向かって急峻な先下がりの傾斜が
形成された状態になされている。
【0024】また、スクリーン2の上端部からは平板か
らなるエプロン22が同一傾斜で上方に向けて所定長だ
け延設されている。そして、レーキ装置3によってスク
リーン2から掻き上げられた塵埃は、このエプロン22
に案内されてさらに上方まで持ち上げられ、その上縁部
からエプロン22の外方に配設された排出コンベヤ23
に向けて排出され、排出コンベヤ23の駆動で系外に持
ち出されるようになっている。
【0025】上記レーキ装置3は、水路11の両岸に架
橋されて構築された支持枠体31に水路11を挟んで幅
方向一対で支持されたガイド構造4と、このガイド構造
4に案内されて昇降する昇降体5とから構成されてい
る。上記ガイド構造4は、スクリーン2の略上端部の若
干上流側からスクリーン2に平行に上方に向かって延設
された縦長のガイド基板41と、このガイド基板41に
上下方向に延びるように凹設され、かつ、上端部および
下端部で合流された環状ガイド溝42と、この環状ガイ
ド溝42の上流側のガイド基板41に環状ガイド溝42
に平行に凹設された直状ガイド溝43とを備えて形成さ
れている。
【0026】上記環状ガイド溝42は、下流側に形成さ
れた上昇用ガイド溝42aと、上流側に平行に形成され
た下降用ガイド溝42bとからなっている。上昇用ガイ
ド溝42aは、昇降体5が上昇するときその中心部分が
ガイドされるものであり、下降用ガイド溝42bは、昇
降体5が下降するときその中心部分がガイドされるもの
である。そして、かかる環状ガイド溝42を形成するこ
とにより、昇降体5は、その中心部分が上昇用ガイド溝
42aに案内されつつ上昇し、上部の曲折部分で折り返
して下降用ガイド溝42bに移り、この下降用ガイド溝
42bに案内されつつ下降し、下部の曲折部分で折り返
して再度上昇用ガイド溝42aに移る循環運動を行うこ
とで昇降し得るようになっている。
【0027】上記直状ガイド溝43は、上記昇降体5の
一部が案内されるものであり、昇降体5がこの直状ガイ
ド溝43と上記環状ガイド溝42とに同時にガイドされ
て昇降することによって後に詳述する昇降体5による所
定の塵埃掻き取り動作が円滑に行われるようになってい
る。
【0028】また、上昇用ガイド溝42aと下降用ガイ
ド溝42bとの間には上下方向に延びるピン支持部44
が形成されている。そして、このピン支持部44には、
幅方向に延びるように複数本のピン45aが上下方向に
向かって等ピッチで植設され、これら複数本のピン45
aでピンラック45が形成されている。このピンラック
45は、昇降体5が昇降するときに使用されるものであ
る。
【0029】図2は、昇降体5の一実施形態を示す斜視
図であり、図3は、その側面図である。これらの図にお
いてはいずれも左岸のものを示している。図2および図
3に示すように、昇降体5は、幅方向一対のガイド基板
41間に配設された幅方向に延びる中心部筒体(基部)
51と、この中心部筒体51に幅方向両側部に固定され
た曲げ肘状のエルボアーム54と、このエルボアーム5
4の下部であって、上記中心部筒体51より若干上方部
分に第1支持軸56a回りに回動自在に軸支されたレー
キアーム56と、このレーキアーム56の下端部に装着
されたレーキ59とからなっている。
【0030】上記中心部筒体51は、その両側部に下流
側に向かって突設されたブラケット51aを有してお
り、このブラケット51aの先端部がボルト止めその他
でエルボアーム54の下端部に一体に固定されている。
また、中心部筒体51内には両端部が外部に突出するよ
うに回転軸52が貫通され、この回転軸52の各端部に
は回転軸52回りに回転自在に軸支され、かつ、上記環
状ガイド溝42に嵌め込まれる下部ガイドローラ52a
が設けられているとともに、この下部ガイドローラ52
aと中心部筒体51の端部との間の回転軸52に、上記
ピンラック45に噛合するピニオン52bが同心で固定
されている。
【0031】また、中心部筒体51の適所には駆動モー
タ(昇降手段)53が装着されている。この駆動モータ
53の駆動軸は、図略の減速機構を介して上記回転軸5
2に接続され、この駆動モータ53の駆動力が回転軸5
2に伝達されることによって回転軸52が図2および図
3において軸心回りに反時計方向に回転し、これによっ
てピニオン52bも回転軸52回りに反時計方向に共回
りするようになっている。
【0032】上記一対のエルボアーム54の上端部には
それぞれ外方に向かって水平に延びる支持ロッド55が
貫設され、その両端部にそれぞれ回転自在に上部ローラ
55aが取り付けられている。これらの上部ガイドロー
ラ55aは、上記直状ガイド溝43にはめこまれ、直状
ガイド溝43に案内されつつ昇降可能になっている。そ
して、この上部ガイドローラ55aおよび上記下部ガイ
ドローラ52aがそれぞれ直状ガイド溝43および環状
ガイド溝42に嵌め込まれることによって、中心部筒体
51の回転軸52回りの回動が阻止されるとともに、ピ
ンラック45に噛合しているピニオン52bの回転で昇
降体5は環状ガイド溝42に案内されつつ反時計方向に
周回するようになっている。
【0033】上記レーキアーム56は、エルボアーム5
4に接続された第1アーム57と、この第1アーム57
の先端部に接続されたジグザグに二つ折れの第2アーム
58とからなっている。第1アーム57は、その下流側
の端部がエルボアーム54の下部であって上記ブラケッ
ト51aより若干上方部分に設けられた第1支持軸56
a回りに回動自在に軸支されている。
【0034】また、中心部筒体51の両側部には、第1
アーム57に対向する部分にゴムや軟質の合成樹脂等か
らなる緩衝材6(第1緩衝材61)が取り付けられてお
り、この第1緩衝材61により第1アーム57が第1支
持軸56a回りに反時計方向に回動して第1アーム57
が上記中心部筒体51に衝突したときに生じる衝撃が緩
和されるようになっている。
【0035】図4は、第1アーム57と第2アーム58
との接続構造を説明するための図であり、(イ)は側面
視の断面図、(ロ)は正面視の断面図である。図4に示
すように、第2アーム58は、その上端部に固定された
側面視でL字形状を呈する2枚の接続板58aを有して
いる。この接続板58aは、水平方向に延びる横板58
bと、この横板58bの下流側に下方に向かって延設さ
れた縦板58cとからなり、この縦板58cと上記横板
58bとの境界部分における接続板58a間に架橋板5
8dが架橋されている。一方、上記第1アーム57は、
先端部が上流側に向かって水平に延びるように延設され
た水平部57aを有している。この水平部57aは、先
端側が図4の(ロ)に示すように二股状になっている。
そして、上記第2アーム58は、上端部が上記二股部分
に遊嵌された状態で上記架橋板58dに溶接止めされる
ことによって一対の接続板58aに固定されている。ま
た、上記縦板58c間に第1アーム57の水平部57a
の基端側が遊嵌された状態で第1アーム57が第2支持
軸56b回りに回動自在に軸支されている。これによっ
て第2アーム58は上記第2支持軸56b回りに回動自
在に軸支された状態になっている。
【0036】そして、上記水平部57aの先端側と接続
板58aの横板58bとの間に付勢装置7が介設されて
いる。この付勢装置7は、水平部57aに取り付けられ
た付勢力中継ロッド72と、この付勢力中継ロッド72
に外嵌される付勢力中継リング74と、上記付勢力中継
ロッド72に嵌め込まれる皿ばね(付勢手段)75とを
備えて構成されている。
【0037】上記付勢力中継ロッド72は、第1アーム
57の水平部57a先端側に第1ピン71回りに回動自
在に軸支されている。また、上記付勢力中継リング74
は、付勢力中継ロッド72に外嵌された状態で、一対の
接続板58aのそれぞれに互いに対向するように内側に
向かって突設された第2ピン73回りに回動自在に軸支
されている。また、上記皿ばね75は、付勢力中継ロッ
ド72に外嵌されて最下部のものが付勢力中継リング7
4の上縁部に当接している。
【0038】そして、付勢力中継リング74の上部には
雄ねじが螺設され、この雄ねじにワッシャを介して抜止
めナット76を螺着締結することにより、皿ばね75の
付勢力が付勢力中継リング74、第2ピン73および接
続板58aを介して第2アーム58に伝達され、これに
よって第2アーム58は、第2支持軸56b回りに反時
計方向に向かう付勢力を受けるようになっている。上記
皿ばね75は、その付勢力が抜止めナット76の螺着量
を変えることで容易に調節され得るようになっている。
【0039】そして、上記付勢力中継リング74の下端
部と水平部57aの上縁部との間にゴムや軟質合成樹脂
等からなる緩衝材6(第2緩衝材62)が介設され、こ
れによって第2アーム58が第2支持軸56b回りに正
逆回動したときの付勢力中継リング74と第1アーム5
7の水平部57aとの衝突時の衝撃が緩和されるように
なっている。また、皿ばね75には筒状のキャップ77
が被せられ、これによって付勢装置7は外観視が美麗に
なっている。
【0040】図5は、レーキ59を説明するための図で
あり、(イ)は側面図、(ロ)は正面図である。図5に
示すように、レーキ59は、各第2アーム58の下端部
に一体に接続された幅方向一対の掻き板支持アーム59
aと、各掻き板支持アーム59a間に架橋された掻き板
59bと、掻き板支持アーム59aの先端部に設けられ
た幅方向一対の緩衝ローラ59cとからなっている。
【0041】上記掻き板支持アーム59aは、下流側に
向かって先下がりの傾斜が形成されるように第2アーム
58の下端部に固定され、これによってその先端部が上
記スクリーンバー21に対向するようになっている。上
記掻き板59bは、一対の掻き板支持アーム59aの上
縁部部間に差し渡されて固定されている。この掻き板5
9bの先端縁部には、櫛状の多数の爪片591bが下流
側に向かって突設されている。各爪片591bは、図5
の(ロ)に示すように、隣接するスクリーンバー21間
の隙間に嵌まり込むように幅寸法が設定され、スクリー
ン2に補足されてスクリーンバー21間に挟まった塵芥
は、レーキ59の上昇によって上記爪片591bで掻き
上げられるようになっている。
【0042】また、掻き板支持アーム59aの先端部で
あって、掻き板59bの上流側には、幅方向一対の軸受
板59dが設けられており、これら一対の軸受板59d
に第3支持軸59eが架橋されている。そして、上記緩
衝ローラ59cは、上記第3支持軸59e回りに回転自
在に軸支されている。かかる緩衝ローラ59cは、外周
面にゴムや軟質の合成樹脂等の緩衝材がライニングされ
た、いわゆる緩衝材ライニングローラが適用されてい
る。また、緩衝ローラ59cの径寸法は、爪片591b
がスクリーンバー21間に所定寸法だけ嵌まり込んだ状
態で外周面がスクリーンバー21の表面に当接するよう
に寸法設定されている。
【0043】また、このレーキ59および上記レーキア
ーム56のスクリーンバー21方向の合計長さ寸法は、
昇降体5の中心部筒体51が最下位置に位置した状態
で、緩衝ローラ59cがスクリーンバー21の下端部に
位置するように寸法設定されている。
【0044】従って、中心部筒体51を下降用ガイド溝
42b(図1)にガイドさせつつ駆動モータ53の駆動
で最下位置まで下降させ、下部ガイドローラ52aが下
降用ガイド溝42bから上昇用ガイド溝42aに移行す
ることによるエルボアーム54の支持ロッド55回りの
時計方向の回動によって緩衝ローラ59cの外周面がス
クリーンバー21の下端部の表面に当接するとともに、
各爪片591bが対応したスクリーンバー21間の隙間
に嵌まり込んだ状態になる。そして、この状態では、レ
ーキアーム56およびレーキ59の自重およびピン45
aから受ける反力に加えて圧縮された上記皿ばね75の
付勢力によって緩衝ローラ59cがスクリーンバー21
を押圧当接するため、レーキ59のスクリーンバー21
に対する当接状態が安定する。
【0045】そして、この状態で駆動モータ53の駆動
により中心部筒体51を下部ガイドローラ52aを介し
て上昇用ガイド溝42aに案内させつつ上昇させると、
緩衝ローラ59cは、外周面がスクリーンバー21の表
面に当接した状態で第3支持軸59e回りに転動し、ス
クリーンバー21の表面に異物が固着していてもそれを
容易に乗り越えるため、レーキ59の上昇がスムーズに
行われるとともに、調節が容易になる。
【0046】また、緩衝ローラ59cの存在で爪片59
1bのスクリーンバー21間の隙間に対する嵌入量を一
定に保持することができる上、緩衝ローラ59cの径寸
法を変更することにより、すなわち、異なった径寸法の
緩衝ローラ59cと取り替えることにより、爪片591
bのスクリーンバー21間の隙間に対する嵌入量を容易
に調節することが可能になる。
【0047】図6は本発明の作用を説明するための説明
図であり、(イ)は、昇降体5が水路11の底部に存在
する異物に対応した状態、(ロ)は、昇降体5がスクリ
ーンバー21に固着した異物に対応した状態をそれぞれ
示している。なお、この図では、以下説明する作用に直
接係らない部分の図示を省略して本発明の作用を明確に
説明し得るようにしている。
【0048】まず、図6の(イ)は、水路11の底部の
スクリーン2上流側に異物Bが存在している状態で、制
御手段5が下降してきて中心部筒体51が最下位置に位
置する直前の状態である。この状態では、レーキ59の
下端部の爪片591bが上方から異物Bに衝突し、これ
によって爪片591bに上方に向かう異物Bの反力F1
が加わっている。
【0049】ところでこの状態では、レーキアーム56
に作用する第1支持軸56a回りのモーメント「M1」
は、作用点(爪片591bが異物Bに当接している点)
と支点(第1支持軸56a)との間の有効距離を「L
1」として、「M1=F1×L1」であるのに対して、
第2アーム58に作用する第2支持軸56b回りのモー
メント「M2」は、作用点(爪片591bが異物Bに当
接している点)と支点(第2支持軸56b)との間の有
効距離を「L2」として、「M2=F1×L2」であ
り、「L1>L2」であるから「M1>M2」となって
いること、および第2アーム58は皿ばね75(図4)
の付勢力で第2支持軸56b回りに反時計方向に向かう
付勢力を受けていることによって、下降したときにはレ
ーキアーム56は第1支持軸56a回りに時計方向に回
動する。
【0050】従って、レーキ59が異物Bに衝突したこ
とによる衝撃がこの回動動作によって吸収されるため、
異物Bに衝突したことによって発生する爪片591bの
破損や駆動モータ53の過負荷を確実に回避することが
できる。
【0051】ついで、図6の(ロ)は、スクリーン2の
表面に異物Bが固着した状態で昇降体5が上昇し、これ
によってレーキ59が異物Bに干渉した状態である。こ
の状態では、掻き板59bの爪片591bは、異物Bに
干渉した状態で異物Bから略昇降体5の上昇方向と反対
方向の反力F2を受ける。
【0052】この場合、第2アーム58に作用する第2
支持軸56b回りのモーメント「M3」は、作用点(爪
片591bが異物Bに当接している点)と支点(第2支
持軸56b)との間の有効距離を「L3」として、「M
3=F2×L3」であるのに対して、レーキアーム56
に作用する第1支持軸56a回りのモーメント「M4」
は、作用点(爪片591bが異物Bに当接している点)
と支点(第1支持軸56a)との間の有効距離を「L
4」として、「M4=F2×L4」であり、しかも「L
3」は「L4」に対して非常に大きいため、「M3」は
「M4」よりも非常に大きくなっており、これによって
中心部筒体51が上昇を継続すると、第2アーム58
は、皿ばね75の付勢力に抗して第2支持軸56b回り
に時計方向に回動する。
【0053】従って、レーキ59が異物Bに干渉したこ
とによる衝撃がこの回動動作によって吸収されるため、
異物Bに干渉したことによって発生する爪片591bの
破損や駆動モータ53の過負荷を確実に回避することが
できる。
【0054】本発明は、以上詳述したように、中心部筒
体51に設けられたレーキアーム56を、中心部筒体5
1に対して第1支持軸56a回りに回動自在に軸支され
た第1アーム57と、この第1アーム57の先端側に第
2支持軸56b回りに回動自在に軸支された第2アーム
58とから構成したため、中心部筒体51の下降時にレ
ーキ59が水路11の底部の異物Bに衝突したときは、
レーキアーム56はモーメントの大きい第1支持軸56
a回りの回動を行って衝突の衝撃が吸収され、逆に中心
部筒体51の上昇時にレーキ59がスクリーン2に固着
している異物Bに干渉したときは、第2アーム58はモ
ーメントの大きい第2支持軸56b回りに回動して干渉
による衝撃が吸収されるため、掻き板59bの爪片59
1bの破損が確実に防止されるとともに、駆動モータ5
3に過負荷が生じることを確実に防止することができ
る。
【0055】しかも、異物回避構造は、レーキアーム5
6を第1アーム57と第2アーム58とに2分割すると
いう簡単な構成で成立しているため、従来の四辺形リン
ク構造を採用したものに比べて部品点数および組付け工
数が減少し、これによって異物の存在に確実に対応する
ことが可能な除塵装置1を従来よりも安価に製造するこ
とが可能であり、製造コストの削減を図る上でも有効で
ある。
【0056】本発明は、上記の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0057】(1)上記の実施形態においては、昇降手
段として環状ガイド溝42、直状ガイド溝43およびピ
ンラック45からなるガイド構造4と、上記ピンラック
45噛合するピニオン52bと、このピニオン52bを
回転駆動する駆動モータ53とで構成しているが、本発
明は昇降手段がかかるガイド構造4等からなるものに限
定されるものではなく、例えば、昇降体5をワイヤ等で
吊持してウインチの駆動で昇降させるようなタイプの昇
降手段や、一対のスプロケット間に環状に配設されたチ
エンの周回駆動によって昇降体5を昇降させるタイプの
昇降手段を採用してもよい。
【0058】(2)上記の実施径値においては、レーキ
59には緩衝ローラ59cが設けられているが、本発明
はレーキ59に緩衝ローラ59cを設置することに限定
されるものではなく、緩衝ローラ59cに代えてスクリ
ーンバー21への当接面が弓成りに湾曲した当接板を設
けてもよいし、さらに特に緩衝ローラ59cや当接板を
設けなくてもよい。
【0059】(3)上記の実施形態においては、第2ア
ームを、レーキ59がスクリーンバー21に当接する方
向に付勢する付勢装置7が設けられているが、本発明
は、このような付勢装置7を設けることに限定されるも
のではなく、特に設けなくてもよい。
【0060】(4)上記の実施形態においては、第1ア
ーム57と中心部筒体51との間に第1緩衝材61が、
また、付勢力中継リング74と第1アーム57の水平部
57aとの間に第2緩衝材62が介設されているが、本
発明はかかる緩衝材6を採用することに限定されるもの
ではなく、特に設けなくてもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の除塵装置によれ
ば、スクリーンに捕捉された塵埃を掻き上げるレーキ装
置を、昇降手段の駆動で昇降する基部と、この基部に支
持されたレーキアームと、このレーキアームの先端側に
設けられたレーキとから構成し、レーキアームを、基部
の第1支持軸回りに回動自在に軸支された第1アーム
と、この第1アームの先端側に第2支持軸回りに回動自
在に軸支された第2アームとから構成したため、昇降手
段の駆動により基部を下降させることによって、レーキ
をスクリーンバーの下端部に当接させた状態にすること
ができる。この状態で昇降手段の駆動により基部を上昇
させることによってレーキがスクリーンバーに摺接しつ
つ上昇するため、スクリーンに捕捉された塵埃はレーキ
によって掻き取られ、レーキがスクリーンの頂部に到達
した時点では、スクリーンに捕捉された塵埃を取り除い
た状態にすることができる。
【0062】そして、レーキアームの下降でレーキが位
置する部分(例えば水路の底)に異物が存在すれば、レ
ーキはこの異物に衝突して異物から相対的に上方に向か
う力(反力)を受けるが、この反力によって第1アーム
が第1支持軸回りに上方に向かうように回動するため、
レーキが異物に衝突したことによりレーキアームがそれ
以上下降しなくなるという不都合を回避することができ
る。
【0063】また、レーキアームの上昇時にレーキがス
クリーンバーに固着した異物に干渉したときは、第2ア
ームが第2支持軸回りに異物から逃げる方向に回動し、
これによってレーキが異物を乗り越えつつレーキアーム
の上昇が継続されるため、固着異物にレーキが干渉して
昇降手段に過負荷が加わるという不都合を回避すること
ができる。
【0064】このように、レーキを第1支持軸回りに回
動する第1アームと、この第1アームの先端部に第2支
持軸回りに回動可能に軸支された第2アームとで構成す
ることにより、レーキが干渉する異物の存在位置によっ
て、作用点(異物に当接したレーキの先端部の位置)と
支点との間の有効距離が長い方の支点(第1支持軸およ
び第2支持軸のいずれか)が有効に作用し、この支点回
りに第1または第2アームがいずれかの支持軸回りに回
動するため、従来のように、レーキアームの回動中心と
なる軸が1本である場合に比較して回動の態様が増加
し、これによって作用点と支点との有効距離が短すぎる
ことに起因したレーキアームの異物回避動作が良好に行
われず、結果として昇降手段の過負荷が生じるという不
都合が解消され、あらゆる状況の異物に良好に対応する
ことができる。
【0065】本発明の請求項2記載の除塵装置によれ
ば、レーキがスクリーンバーに当接するように第2アー
ムを付勢する付勢手段を設けたため、レーキアームの重
量に加えて付勢手段の付勢力でレーキがスクリーンバー
を押圧し、レーキのスクリーンバーに対する当接状態を
より安定させることが可能であり、塵埃の除去をより確
実に行うことができるとともに、レーキがスクリーンバ
ーに固着した異物に干渉したとき、第2アームが付勢手
段の付勢力に抗して第2支持軸回りに回動することによ
って上記干渉を回避することができる。
【0066】本発明の請求項3記載の除塵装置によれ
ば、レーキを、スクリーンバー間の隙間に入り込む爪片
と、この爪片の上流側に設けられ、かつ、周面がスクリ
ーンバーの上流側の縁部に当接するように第3支持軸回
りに回転自在に軸支されたローラとから構成したため、
レーキがスクリーンバーに当接することにより、その爪
片がスクリーンバー間の隙間に嵌まり込んだ状態にな
り、スクリーンに捕捉されてスクリーンバー間に嵌まり
込んだ塵埃をこの爪片で掻き取ることができる。
【0067】しかも、爪片の上流側には第3支持軸回り
に回転自在なローラが設けられ、このローラの周面はス
クリーンバーに当接しているため、レーキの昇降時にこ
のローラが第3支持軸回りに回転することによって、レ
ーキの昇降を円滑に行うことができるとともに、爪片の
スクリーンバー間への没入量をローラの存在によって常
に一定に維持することができる。
【0068】本発明の請求項4記載の除塵装置によれ
ば、付勢手段の付勢力を調節可能に構成したため、状況
に応じて付勢手段の付勢力を調節することが可能であ
り、レーキのスクリーンバーに対する押圧力を適正なも
のにすることができる。
【0069】本発明の請求項5記載の除塵装置によれ
ば、基部と第1アームとの間、および第1アームと第2
アームとの間にそれぞれ衝突の衝撃を緩和する緩衝材を
介設したため、基部の上昇によりレーキがスクリーンバ
ーに補足された塵芥を掻き取っているときの振動や、基
部の昇降の切り替わり時のレーキアームの姿勢変更によ
って基部と第1アームとが衝突したり、第1アームと第
2アームとが衝突しても、これらの間に介設された緩衝
材によってその衝撃が吸収されて緩和され、これによっ
てレーキ装置の昇降動作や塵芥掻き取り動作を安定させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る除塵装置の一実施形態の全体構造
を示す側面視の説明図である。
【図2】昇降体の一実施形態を示す斜視図である。
【図3】図2に示す昇降体の側面図である。
【図4】第1アームと第2アームとの接続構造を説明す
るための図であり、(イ)は側面視の断面図、(ロ)は
正面視の断面図である。
【図5】レーキを説明するための図であり、(イ)は側
面図、(ロ)は正面図である。
【図6】本発明の作用を説明するための説明図であり、
(イ)は、昇降体が水路の底部に存在する異物に対応し
た状態、(ロ)は、昇降体がスクリーンバーに固着した
異物に対応した状態をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 除塵装置 11 水路 2 スクリーン 21 スクリーンバー 3 レーキ装置 4 ガイド構造 41 ガイド基板 42 環状ガイド溝 42a 上昇用ガイド溝 42b 下降用ガイド溝 43 直状ガイド溝 44 ピン支持部 45 ピンラック 45a ピン 5 昇降体 51 中心部筒体 51a ブラケット 52 回転軸 52a 下部ガイドローラ 52b ピニオン 53 駆動モータ 54 エルボアーム 55 支持ロッド 55a 上部ガイドローラ 56 レーキアーム 56a 第1支持軸 56b 第2支持軸 57 第1アーム 57a 水平部 58 第2アーム 58a 接続板 59 レーキ 59a 掻き板支持アーム 59b 掻き板 591b 爪片 59c 緩衝ローラ 59d 軸受板 59e 第3支持軸 6 緩衝材 61 第1緩衝材 62 第2緩衝材 7 付勢装置 71 第1ピン 72 付勢力中継ロッド 73 第2ピン 74 付勢力中継リング 75 皿ばね 76 抜止めナット 77 キャップ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路の流水中の塵芥を捕捉する複数本の
    スクリーンバーが幅方向に並設されてなるスクリーン
    と、このスクリーンに捕捉された塵芥を掻き上げるレー
    キ装置とが備えられ、このレーキ装置は、昇降手段の駆
    動で昇降する基部と、この基部に支持されたレーキアー
    ムと、このレーキアームの先端側に上記スクリーンバー
    に当接するように設けられたレーキとを有し、昇降手段
    の駆動によるレーキアームのスクリーンバーに沿った上
    昇によってスクリーンに捕捉された塵芥をレーキによっ
    て掻き取るように構成された除塵装置において、 上記レーキアームは、上記基部に設けられ、かつ、スク
    リーン面に平行に水平方向に延びる第1支持軸回りに所
    定の回動範囲内で回動自在に軸支された第1アームと、
    この第1アームの先端側に、上記第1支持軸に平行な第
    2支持軸回りに所定の回動範囲内で回動自在に軸支され
    た第2アームとからなり、 レーキアームの下降時にレーキが異物に当接してこの異
    物から相対的に上方に向かう力を受けたときは、上記第
    1アームが上記第1支持軸回りに上方に向かうように回
    動し、 レーキアームの上昇時にレーキがスクリーンバーに固着
    した異物に干渉したときは、上記第2アームが上記第2
    支持軸回りに異物から逃げる方向に回動するように構成
    された ことを特徴とする除塵装置。
  2. 【請求項2】 上記第2アームを、上記レーキがスクリ
    ーンバーに当接する方向に付勢する付勢手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の除塵装置。
  3. 【請求項3】 上記レーキは、上記スクリーンバー間の
    隙間に入り込む爪片と、この爪片の上流側に設けられ、
    かつ、周面がスクリーンバーの上流側の縁部に当接する
    ように第3支持軸回りに回転自在に軸支されたローラと
    からなっていることを特徴とする請求項1または2記載
    の除塵装置。
  4. 【請求項4】 上記付勢手段は、付勢力が調節可能に構
    成されていることを特徴とする請求項2または3記載の
    除塵装置。
  5. 【請求項5】 上記基部と第1アームとの間には、基部
    と第1アームとの衝突の衝撃を緩和する第1緩衝材が介
    設されているとともに、上記第1アームと第2アームと
    の間には、第1アームと第2アームとの衝突の衝撃を緩
    和する第2緩衝材が介設されていることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の除塵装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101910617B1 (ko) * 2018-01-04 2018-10-23 (주)도건이엔지 협잡물 제거용 로터리 제진기
KR101914114B1 (ko) * 2018-03-22 2018-11-06 (주)가온텍 협잡물 처리장치
KR101920735B1 (ko) * 2018-03-15 2018-11-21 (주)동일캔바스엔지니어링 조목 스크린용 레이크 클리너

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101910617B1 (ko) * 2018-01-04 2018-10-23 (주)도건이엔지 협잡물 제거용 로터리 제진기
KR101920735B1 (ko) * 2018-03-15 2018-11-21 (주)동일캔바스엔지니어링 조목 스크린용 레이크 클리너
KR101914114B1 (ko) * 2018-03-22 2018-11-06 (주)가온텍 협잡물 처리장치

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