JP3243120B2 - 麺類の搬送方法とその装置 - Google Patents

麺類の搬送方法とその装置

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JP3243120B2
JP3243120B2 JP12343594A JP12343594A JP3243120B2 JP 3243120 B2 JP3243120 B2 JP 3243120B2 JP 12343594 A JP12343594 A JP 12343594A JP 12343594 A JP12343594 A JP 12343594A JP 3243120 B2 JP3243120 B2 JP 3243120B2
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noodles
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Inventor
栄太郎 鈴木
新一 久戸瀬
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株式会社スズキ麺工
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動切断機で製品麺長
さに切断された乾麺を投入装置により屑麺を除去して常
時回動している搬送コンベアのバケットを投入しやすく
傾斜させて順次に自動的に投入し、次いで水平状態に保
持して搬送しながら、複数個の計量ホッパーの上部に旋
回式反転バケットを装備した麺線反転装置を設けて、計
量ホッパーの麺の有無を検知して搬送バケットを開き反
転バケットに落下する度に左右交互に旋回し、麺の向き
を交互に左右に90度旋回して計量ホッパーへのコンベ
ヤに落下し、順次に包装工程に送り出す麺搬送方法とそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の麺線は、麺掛棒に掛け下
げ乾燥させた長い麺線を順次導入し、連続的にしかも全
て自動的に所定寸法に切断する麺線自動切断機で、18
〜24cmに切断され、包装工程に移送するものである
が、この場合、計量器ホッパーから包装工程は自動工程
として確立されているが、麺線自動切断機と計量ホッパ
ーまで完全に自動化したものはなく、このため、麺線自
動切断機で所定寸法に切断された麺線は、紙または油紙
に掬いとるか、或いはボックスに入れて、貯蔵して随時
に運搬車に乗せて計量装置のホッパー位置まで運び、再
投入して一人前90〜100g 、250〜300g を2
〜3人前とし計量して、コンベヤに乗せて自動包装工程
に移送するものであった。
【0003】麺線の切断は、麺線を吊下げた掛棒を所定
位置まで水平に移動すると共に、これにより垂れ下がっ
た麺線を水平状態に保持し、定位置で麺線を掛棒の際か
ら切断して掛棒を取り外すようにしたものとしては、例
えば本発明者の特公昭40−17315号公報や、切断
寸法を自由に変更できるものとして特公平4−5114
3号公報に記載されたような発明が存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の麺線切
断機では、切断する麺線の切断長さ寸法を任意所望の長
さに変更することは容易でなく、一定の長さの切断には
有効であるが、うどん、きしめん、そうめん等所望の製
品長さのものを得るためにはカッター軸の取替えを必要
とし、その取替え及びカッターの刃の間隔変更は非常に
面倒、かつ煩雑であり、結局一定の長さ寸法の製品麺の
切断にしか利用できない問題があったため、麺線の切断
長さを極めて容易に設定でき、任意に所望の長さに調節
並びに切断可能な後者の発明が完成されたものである。
【0005】しかし、麺線自動切断機は完成されたが、
このような乾麺の生産は、麺掛棒に掛け下げて乾燥して
製造するため、上部が細く、下部が太い麺線となるのが
普通で、これを数等分に切断、通常は5等分して18〜
24cmの長さの麺線に切断して押出される。このため、
これを計量器ホッパーを通し、2〜3人前として250
〜300g を1袋として分量して、包装工程に移送し、
自動包装する場合、麺線の長さ向きは同方向のまま揃え
られるので、極端にいえば片方が太く、他方が細い麺が
集合され、包装袋の両端に太さの不揃いができ、これが
段ボール箱への箱詰になるとその差は一層大きくなり、
製品の均一包装、製品の均等化、体裁からも好ましくな
いなど、製品の包装、箱詰に問題がある。
【0006】このように、麺線の乾燥後の所定長さの切
断から、包装まで一貫した作業工程が連続できず、麺線
の定寸切断と、計量器ホッパー投入による分割計量、包
装工程の間で作業が大きく中断され、自動化、能率的な
スピードアップに問題があり、また、自動麺線切断機
と、計量、包装工程を繋ぐ効率のよい麺線搬送システム
がなかった。
【0007】本発明はこのような点に鑑み、麺線自動切
断機から送り出される麺線を、計量ホッパーに麺線の長
さ向きを交互に左右に反転して、麺の嵩を左右平均化し
て計量、包装工程に送り出し、製品の均一化と向上を図
ると共に完全な無人連続運転ができる効率のよい麺搬送
システムを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、麺下部ガイドに押出し切断麺を乗せ、この麺を上下
移動体とにより上昇する麺仕切ガイドで分離し、その上
下移動体上の上昇時にその上を水平方向に移動するよう
保持した麺押込取付ベース端の麺押込プレートを前進さ
せて、麺を麺落下防止プレートを介し、搬送コンベヤに
片方が取付けられ、他方が搬送コンベヤの垂直移行ガイ
ドに沿って傾斜し下降させる搬送バケット内に投入し、
麺投入後の搬送バケットを水平に保持しながら搬送し
て、旋回式の反転バケット上方に到達すると、計量ホッ
パーの麺の有無を検知し搬送バケットを開いて麺を反転
バケットに落下すると共に、反転バケットを麺の投入ご
とに交互に左右に旋回してコンベヤに移乗し計量ホッパ
ーに移送するものである。
【0009】その装置は、切断麺を乗せる麺下部ガイド
の間を昇降する麺仕切ガイドを備えた上下移動体と、上
下移動体上に支持され上昇時に水平に往復移動する麺押
込プレート取付ベースを備えた麺投入装置と、底部を開
閉するバケット扉を有した搬送バケットの片側が定間隔
に取付けられ、他方上部に横架した回転シャフトと垂直
下降ガイドを介して上面を傾けて前記麺投入装置の前面
を下降させる下降移行部と下部水平移行部と上部水平移
行部を有して回動一巡する搬送コンベヤと、上部水平移
行部の下方に、複数の計量ホッパーと進行方向の最終位
置に回収ホッパーを設け、これらホッパーへ搬送するコ
ンベヤの上に、計量ホッパーの麺の有無を検知し作動す
るエアシリンダにより前記搬送バケットを開いて投入す
ると共に、搬送バケットから麺が投入されるごとに交互
に左右に90°旋回して麺をコンベヤに落下できる反転
装置を設ける。
【0010】前記の麺投入装置は、押出された切断麺を
受ける麺下部ガイドと麺下部先端ガイドの間に昇降する
麺仕切ガイドを有する上下移動体と、上下移動体上にそ
の上昇時に水平に往復移動される麺押込プレートを設け
た麺押込プレート取付ベースと、麺長さ調整側板を備え
た麺長さ移動本体と、麺下部先端ガイドの先端に回動自
在に設けた麺落下防止プレートから構成されている。
【0011】また、搬送バケットは、側板の外側に、底
部の左右の開閉扉を開閉させる互いに噛合う同期ギヤと
バケット開閉用ローラー、及びストッパー用ブロックガ
イドバーに昇降可能に取付けたストッパー用ブロックの
上部に開閉ドグと、バケット開閉ローラーを備え、定位
置に設置したエアシリンダの作動と、スプリングにより
開閉すると共に、ストッパー用ブロックをバケット開閉
ローラーの間に進入させることにより、閉状態を保持す
るように構成する。
【0012】さらに、前記の反転装置は、開閉可能なバ
ケット扉を有する反転バケットを旋回リングと旋回リン
グ受を介して旋回自在に支持させ、センター合せ用シリ
ンダとセンター合せ用ストッパーにて合致させ、側面に
取付けた互いに噛合う同期ギヤにバケット開閉用シリン
ダで開閉すると共に、旋回リングに両面歯付ベルトを掛
け、その両端部を固定位置のベルトプーリーに掛け回
し、さらに近接して設けた移動プーリーに掛けて、その
両端部をベルト固定ブラケットに固定し、前記移動プー
リーをそれぞれにエア入口と出口を設けた2本のエアシ
リンダのピストンをエアシリンダ固定ブラケットに固定
し、他方のエアシリンダのピストンを移動プーリーを保
持する移動台に設けた伸縮調整棒と連結させることによ
り、移動プーリーの移動で旋回リングを介し反転バケッ
トを左右に交互に旋回して麺の向きを交互に変えて移送
するものである。
【0013】
【作用】本発明は上記の構成で、モーター駆動により搬
送コンベヤは図1の矢印方向に回動され、搬送バケット
の片方の回転シャフト部は上部水平移行部から垂直移行
部に移る際、ガイドによりほぼ45度の傾斜に傾斜し垂
直移行部により麺投入装置の前面を下降し、搬送バケッ
トが麺下部先端ガイドより下降する時には、麺投入装置
の上下移動体が上下移動用ガイドに沿って上昇し、麺仕
切ガイド及び麺分離プレートが一体で上昇して図3の仮
線の状態から図5の状態に麺が分離されており、麺押込
プレート移動用ガイドに取付けたガイドプレート移動ロ
ーラーが搬送コンベヤの回転に連動して前後に揺動する
揺動杆の麺押込用ローラーガイドに嵌入して、麺押込プ
レート取付ベースと共に麺押込プレートが前進して麺落
下防止プレートを回転して前記下降してきた搬送バケッ
トに投入される。
【0014】麺投入後、麺押込プレートは図4に示す如
く後退され、次いで上下移動体が降下し図3の状態に復
帰する。一方、麺の投入された搬送バケットの回転シャ
フトが垂直ガイドからバケット水平移動ガイドに乗り、
同期回転されるリンク機構によりバケット水平移動リン
クの図4に示す傾斜で、バケットガイド上に移乗され
て、さらにリンクピンとバケット回転シャフト通過用リ
ンク及びガイドを経て、搬送バケットは水平のまま上部
水平移行部を計量ホッパー側に搬送される。
【0015】麺の投入された搬送バケットは第1の計量
ホッパー部の上方位置で、ホッパー内の麺の有無の検知
により、エアシリンダの動作で開閉扉が開き、反転装置
の反転バケット内に麺か投入され、第1の計量ホッパー
が麺オーバーの時は、第2の計量ホッパー上の反転装置
に、いずれにも投入されなかった麺は最終の反転装置に
全て投入して回収するもので、麺の投入された反転バケ
ットは、搬送バケットからの投入のごとに麺の向きを
右、左、右と交互に90°旋回してコンベヤに落下し計
量ホッパーに移送することができる。
【0016】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は麺類の搬送システムの全体構成図であって、1は
搬送コンベヤで、モーター2より駆動軸3に取付けたチ
ェーンホイール4から、2条のコンベヤチェーン5が上
部スプロケット6、下部スプロケット7,7a、ガイド
スプロケット8を経て、上部水平移行部9と垂直移行部
10と下段水平移行部11を一巡して回動するように設
ける。
【0017】14は搬送コンベヤ1の2条のコンベヤチ
ェーン5間にわたり定間隔をおいて上部一側を支架させ
た搬送バケットで、その下部の左右に開閉可能にバケッ
ト扉15を有している。この搬送バケット14の上部他
側には回転シャフト16を横架して、その両端部が傾斜
ガイド17を経て垂直下降ガイド18に沿って移動すさ
せることにより、搬送バケット14を麺が受け入れやす
い傾斜状態で下降させる。20はバケット上部移動用固
定ガイド、21は上方に設けたバケット上部移動用固定
レールである。
【0018】22は麺線投入装置で、シリンダにより上
下移動用ガイド23に沿い昇降される先端上部に麺仕切
ガイド24を直立した上下移動体26と、該上下移動体
26の上に麺押込プレート移動用ガイド27を介して前
後に水平移動する麺押込プレート取付ベース28とその
先端に前記麺仕切ガイドに収納されている麺押込プレー
ト29を備え、麺下部ガイド30及び麺下部先端ガイド
に押出された麺を搬送バケット14に投入するものであ
る。
【0019】32は搬送コンベヤ1の水平移行部9の下
方に設置した、麺線の向きを交互に左右に旋回して移送
できる左右旋回式の反転バケット33を有する反転装置
で、搬送バケット14が通過する時、計量ホッパーから
の信号で作動するバケット開閉用エアシリンダ34によ
りバケット扉15が開き麺を反転バケット33に投入さ
れ、その投入ごとに反転バケット33が交互に左右に9
0°旋回して、右、左、右と順次一定量だけ基準を変え
て、その下方に配置したコンベヤ35に麺を落下して、
計量ホッパー36へ送る。
【0020】計量ホッパー36内の麺オーバー時を除
き、搬送バケット14のバケット扉15が開いて、反転
バケット33に麺を投入し、定量の麺があるときはバケ
ット扉15が開かず通過して、第2の反転装置32の反
転バケット33に投入するようにしてある。計量ホッパ
ーのいずれの反転バケット33にも投入されなかった麺
は、全て回収ホッパー37の上にある反転装置32の反
転バケット33に投入して麺を右左に交互に旋回させて
回収ホッパー37に収容する。
【0021】図2は搬送バケットの詳細図で、(A)は
バケット扉が閉じた状態を、(B)は同開いた状態を示
す。搬送バケット14は上部が箱形に形成され、下部の
V側壁に沿って底部を閉じる左右のバケット扉15を側
壁の支軸38に装着した円板39に取付け、この円板3
9に左右互いに噛合う扇形の同期ギヤ40を取付け、こ
れらギヤの上部側面にバケット開閉用ローラー41を取
付け、その外側には搬送バケット14の側面に縦に架設
したストッパー用ブロックガイドバー42にスプリング
43に抗して昇降可能にストッパー用ブロック44を設
け、該ストッパー用ブロックの上部にはバケット開閉用
ローラー(左)41を開閉用エアシリンダ34により下
降させてバケット扉15を開く開閉用ドグ45と、バケ
ット開閉用ローラー46を取付ける。
【0022】バケット開閉用ローラー46、または開閉
用ドグ45をバケット開閉用エアシリンダ34で下方に
移動すると、ストッパー用ブロック44とバケット開閉
用ドグ45が下降し、左側のバケット開閉用ローラー4
1が下方に回転するので、同期ギヤ40が回転してバケ
ット扉15が開口状態となり、バケット扉15を閉状態
にするには、前記エアシリンダの原元位置復帰とスプリ
ング43の力でストッパー用ブロック44が上昇し、該
ブロックで左右のバケット開閉用ローラー41を押上げ
逆回転し同期ギヤ40が回転して閉じ状態となる共に、
両ローラー41と41の間にストッパー用ブロック44
が進入して閉状態にロックする。また、麺長さは、バケ
ットの内部ガイドの移動により調整可能である。
【0023】図3〜図5は、搬送コンベヤの垂直下降移
行部の前部に設置され麺投入装置の詳細図とその作用説
明図で、フレームに固定された上下移動用ガイド23に
上下に摺動可能に嵌合され、エアシリンダ等により昇降
される上下移動体26の上部先端部に取付部を介して上
端を傾斜した麺仕切ガイド24と、その上端に麺分離プ
レート25を設けている。この麺仕切ガイド24及び麺
分離プレート25は、麺自動切断機から送り出された所
定長さの麺を支持するよう、麺線の長さより短い間隔に
平行して配した麺下部ガイド30と、その前方の若干低
い位置に平行に配設した麺下部先端ガイド31との間を
昇降するように設けられている。47は上下移動体26
に取付けた上下移動ローラーである。
【0024】上下移動体26の上部には、麺押込プレー
ト移動用ガイド27を有する麺押込プレート取付ベース
28を水平に摺動自在に嵌入係合させ、その先端には前
記麺仕切ガイド24の内面に収納される直立した麺押込
プレート29を、後方の下部にはガイドプレート移動ロ
ーラー48を設け、該ローラーが上下移動体26の上昇
時に、軸中心に機械的に揺動される揺動杆49によって
前後に水平移動される麺押込用ローラーガイド50と嵌
合して、押込プレート取付ベース28と共に麺押込プレ
ート29を麺下部先端ガイド31の間を前後進させる。
【0025】51は麺長さ調整移動本体で、前記の麺下
部先端ガイドの両側に配した調整板52を麺長さ移動用
ガイド53に沿って移動可能に設けられている。54は
両側板の先端部にスプリング等により直立状態に復帰回
転可能に設けた麺落下防止プレートで、投入時には下降
傾斜して搬送バケット14への麺投入を誘導する。
【0026】前記の回転するリンクピン12に取付けた
バケット水平移動リンク55と、バケット14の回転シ
ャフト16を受止めるバケット水平移動ガイド56のリ
ンクとを連結して、バケット水平移動ガイド56の傾斜
によりバケットガイド57にバケットの回転シャフト1
6を案内する。また、リンクピン13はバケット回転シ
ャフト通過用リンク57aを取付け、その上端とバケッ
ト上部移動ガイド58のリンクとを連結して、バケット
回転シャフト16をバケット上部移動用固定ガイド20
に移乗するように設けられている。バケット移動用チェ
ーン59には、搬送バケット14のコンベヤチェーン固
定側5を移動するバケット垂直移動用ブロック60を設
けてある。
【0027】これにより、搬送バケットは麺投入装置を
通過する時は、上面の開口部を斜めにして投入しやすい
状態で下降し麺投入後はバケット14を水平に保持して
反転装置32に移行することができる。
【0028】図6は麺の向きを変えて計量ホッパーに移
送するための反転装置を示す平面図で、前記搬送バケッ
ト14と同様な開閉可能なバケット扉61を左右に有す
るをバケット62を取付板63の中央に取付け、取付板
63を下面の回転板64上に設けたバケットセンター移
動用ガイド65とセンター合せ用シリンダ66の作動に
より移動し、センター合せ用ストッパー67にて合致さ
せるようにしてある。バケット62の開閉は、その側面
に取付けた扇形のバケット開閉用同期ギヤ68の片方に
アーム69を設け、これとバケット開閉用シリンダ70
のピストンを連結し、その作動により同期ギヤを回転さ
せて開閉する。
【0029】回転板64の下面には外周に歯を設けた旋
回リング71を固定し、この旋回リング71を固定プレ
ート72の上に取付けた旋回リング受ベアリングユニッ
ト73で安定旋回できるように支持する。前記旋回リン
グ71の外周の3/4周程度に両面歯付ベルト74を掛
け、その両端部はそれぞれ固定プレート72の上に小間
隔に軸固定したベルトプーリー75とそれより大きい間
隔に軸固定したベルトプーリー76に掛け回し、さらに
固定プレート72上に取付けたプーリー移動用ガイド7
7に沿い移動可能に近接して設けた移動プーリー78に
掛け回し、その両端部を間隔を明けてそれぞれ固定プレ
ート72に設けたベルト固定ブラケット79に固定す
る。
【0030】前記の旋回リング71及びバケットを右或
いは左に90°旋回させるため、2本のエアシリンダ8
0,81を直結し、それぞれ2か所にエア出入口82を
設け、その片方のエアシリンダ80のピストン83の先
端を固定プレートの端に設けたエアシリンダ固定ブラケ
ット84に固定し、他方のエアシリンダ81のピストン
85の先端の連結杆86に、前記2個の移動プーリー7
8,78を保持する移動台87に連結したシリンダ形の
内部の伸縮調整杆88の先端を連結して、エアシリンダ
80,81が図6に示す状態にあるとき、移動プーリー
78が同図の現在センター状態にあるように調整するも
のである。
【0031】また、この状態位置をA位置とし、エアシ
リンダの作動により移動プーリーの移動台がB位置、C
位置の3位置に移動することにより、両面歯付ベルト7
4を介して旋回リング71が、右旋回、左旋回してバケ
ット62を交互に右90°旋回、左90°旋回して麺の
両端を交互に変えることにより、麺の両端の太さの違い
を平均化して、コンベヤ35から計量ホッパー36に移
送することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように構成された本発明によれ
ば、麺線自動切断機から所定長さに切断して押し出され
た麺を、麺投入装置の麺下部ガイド及び麺下部先端ガイ
ド上で屑麺を落下し排除して良い麺製品のみを自動的に
搬送コンベヤでエンドレスに回動する搬送バケットにこ
れを傾けて衝撃の少ない状態でほぼ定量づつ確実に投入
して計量ホッパー位置に移送し、計量ホッパー内の麺の
有無を検知して送られる信号によってバケットを開いて
反転装置に入れることができると共に、反転装置で麺の
向きを右、左、右と交互に変えて計量ホッパーに移送で
きる。
【0033】したがって、麺の向きを90°変えること
で、計量ホッパーを経て包装工程に流れる麺の流れ向き
に搬送することができるので、麺切断工程と計量、包装
ラインとの連結が可能で、従来の連続製麺設備に比べ設
置スペースを縮小し得ると共に、従来の麺線自動切断機
による麺切断と包装まで一時中断を余儀無くされるな
ど、自動一貫製麺ラインに組込めなかった従来の問題点
が簡単に解消し得て、連続製麺の連続一貫工程が容易と
なり、無人化運転が可能で省力化に大きく寄与し得る。
【0034】さらに、麺線は麺掛棒に掛けて伸長し、乾
燥するため麺の太さが下部が太く上部が細くなる関係か
ら、切断した麺を計量ホッパーに入れて包装工程に送る
だけの従来方式のもののような、計量後の所定分量づつ
の集合麺の両端に嵩の差が大きくなる欠点が解消でき、
2〜3人前、5人前等の集合麺の両端の嵩の差の少ない
ほぼ均等な包装ができ、包装の精度、製品向上に役立つ
等の効果がある。又、搬送バケットの開閉はバケット開
閉ローラーを上下移動することにより小さな力で開閉で
きると共に、バケット内の麺類の重量にかかわらず確実
に閉状態を保ったまま搬送可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の麺類の搬送システムの全体構成図であ
る。
【図2】本装置に使用する搬送バケットの詳細を示すも
ので、(A)はバケット扉の閉状態を、(B)は開状態
を示す正面図である。
【図3】本装置における麺投入装置の麺の投入前の状態
を示す正面図である。
【図4】同麺投入装置の麺の押込状態を示す作用説明図
である。
【図5】同麺投入装置の麺押込後の復帰状態を示す作用
説明図である。
【図6】本装置における計量ホッパーに関連して設けた
反転装置の平面図である。
【図7】同装置を一部切欠した説明図的縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 搬送コンベヤ 2 モーター 3 駆動軸 4 チェーンホ
イール 5 コンベヤチェーン 6 上部スプロ
ケット 7,7a 下部スプロケット 8 ガイドスプ
ロケット 9 上部水平移行部 10 垂直移行部 11 下部水平移行部 12 リンクピ
ン 13 リンクピン 14 搬送バケ
ット 15 バケット扉 16 回転シャ
フト 17 傾斜ガイド 18 垂直下降
ガイド 20 バケット上部移動用固定ガイド 21 バケット
上部移動用ガイドレール 22 麺投入装置 23 上下移動
用ガイド 24 麺仕切ガイド 25 麺分離プ
レート 26 上下移動体 27 麺押込プ
レート移動用ガイド 28 麺押込プレート取付ベース 29 麺押込プ
レート 30 麺下部ガイド 31 麺下部先
端ガイド 32 反転装置 33 反転バケ
ット 34 バケット開閉用エアシリンダ 35 コンベヤ 36 計量ホッパー 37 回収ホッ
パー 38 支軸 39 円板 40 開閉用同期ギヤ 41 バケット
開閉用ローラー 42 ストッパー用ブロックガイド 43 スプリン
グ 44 ストッパー用ブロック 45 バケット
開閉用ドグ 46 バケット開閉用ローラー 47 上下移動
用ローラー 48 ガイドプレート移動ローラー 49 揺動杆 50 麺押込用ローラーガイド 51 麺長さ調
整本体 52 麺長さ調整板 53 麺長さ移
動用ガイド 54 麺落下防止用プレート 55 バケット
水平移動リンク 56 バケット水平移動ガイド 57 バケット
ガイド 57a 回転シャフト通過用リンク 58 バケット
上部移動ガイド 59 バケット移動用チェーン 60 バケット
垂直移動用ブック 61 バケツと扉 62 バケット 63 取付板 64 回転板 65 バケットセンター移動用ガイド 66 センター
合せ用シリンダ 67 センター合せ用ストッパー 68 バケット
開閉用同期ギヤ 69 アーム 70 バケット
開閉用シリンダ 71 旋回リング 72 固定プレ
ート 73 リング受ベアリングユニット 74 両面歯付
ベルト 75,76 ベルトプーリー 77 プーリー
移動用ガイド 78 移動プーリー 79 ベルト固
定ブラケット 80 エアシリンダ 81 エアシリ
ンダ 82 エア出入口 83 ピストン 84 エアシリンダ固定ブラケット 85 ピストン 86 連結杆 87 移動台 88 伸縮調整杆 89 右旋回ス
トッパー 90 左旋回ストッパー

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麺下部ガイドに乗せた麺を昇降する上下
    移動体の麺仕切ガイドで分離し、次いで前後に水平に移
    動する取付ベースの麺押込プレートを前進して、麺を搬
    送コンベヤに片方が取付けられ、他方が搬送コンベヤの
    垂直移行部に沿って傾斜して下降する搬送バケットに順
    次に投入し、麺投入後の搬送バケットを水平を保持し
    て、複数の計量ホッパー上方に搬送し、左右旋回式の反
    転装置の上位で、計量ホッパーの麺の有無の検知に応じ
    て搬送バケットを開き麺を反転バケットに順次投入する
    と共に、反転バケットを搬送バケットからの投入の度に
    左、右に交互に旋回し麺の向き変えて計量ホッパーへの
    コンベヤに落下し移送することを特徴とする麺類の搬送
    方法。
  2. 【請求項2】 切断麺を乗せる麺下部ガイドの間を昇降
    する麺仕切ガイドを備えた上下移動体と、上下移動体上
    に支持され上昇時に水平に往復移動する麺押込プレート
    取付ベースを備えた麺投入装置と、底部を開閉するバケ
    ット扉を有した搬送バケットの片側が定間隔に取付けら
    れ、他方上部に横架した回転シャフトと垂直下降ガイド
    を介して上面を傾けて前記麺投入装置の前面を下降させ
    る下降移行部と下部水平移行部と上部水平移行部を有し
    て回動一巡する搬送コンベヤと、上部水平移行部の下方
    に、複数の計量ホッパーと進行方向の最終位置に回収ホ
    ッパーを設け、これらホッパーに麺を移送するコンベヤ
    の上位に、計量ホッパーの麺の有無を検知し作動するエ
    アシリンダにより前記搬送バケットを開いて麺を受入
    れ、搬送バケットからの麺の移入ごとに左右交互に旋回
    して麺の向きを交互に変えてコンベヤに落下させる反転
    装置を設けてなる麺類の搬送装置。
  3. 【請求項3】 麺投入装置が、押出された切断麺を受け
    る麺下部ガイドと麺下部先端ガイドの間に昇降する麺仕
    切ガイドを有する上下移動体と、上下移動体上にその上
    昇時に水平に往復移動される麺押込プレートを設けた麺
    押込プレート取付ベースと、麺長さ調整側板を備えた麺
    長さ移動本体と、麺下部先端ガイドの先端に回動自在に
    設けた麺落下防止プレートから構成されている請求項2
    記載の麺類の搬送装置。
  4. 【請求項4】 搬送バケットが、側板の外側に、底部の
    左右の開閉扉を開閉させる互いに噛合う同期ギヤとバケ
    ット開閉用ローラー、及びストッパー用ブロックガイド
    バーに昇降可能に取付けたストッパー用ブロックの上部
    に開閉ドグと、バケット開閉ローラーを備え、定位置に
    設置したエアシリンダの作動と、スプリングにより開閉
    すると共に、ストッパー用ブロックをバケット開閉ロー
    ラーの間に進入させることにより、閉状態を保持するよ
    うに構成されている請求項2記載の麺類の搬送装置。
  5. 【請求項5】 反転装置が、バケット扉を有する反転バ
    ケットを旋回リングと旋回リング受で旋回可能に支持
    し、バケット開閉用シリンダと、旋回リングに両面歯付
    ベルトを掛け、両側を複数の固定ベルトプーリーを経て
    近接した2個の移動プーリーに掛け、それらの両端部を
    ベルト固定ブラケットに固定し、前記移動プーリーをそ
    れぞれにエア入口と出口を設けた2本直結のエアシリン
    ダのピストンをエアシリンダ固定ブラケットに固定し、
    他方のエアシリンダのピストンを移動プーリーを保持す
    る移動台の伸縮調整杆と連結させることにより、移動プ
    ーリーの移動で反転バケットを左右に交互に90°旋回
    して麺の向きを交互に変えて移送することを特徴とする
    請求項2記載の麺類の搬送装置。
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