JP2003291344A - インクジェットカートリッジの最大駆動電流を減らすことが可能なインクジェットプリンタ及びその方法 - Google Patents
インクジェットカートリッジの最大駆動電流を減らすことが可能なインクジェットプリンタ及びその方法Info
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- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インクジェットプリンタヘッドの最大駆動電
流を減らすことが可能なインクジェットプリンタ及びそ
の方法を提供する。 【解決手段】 コントローラ210によって、インクを
噴出するノズルを選択し、同時に有効化されることのな
い第1イネーブル信号と第2イネーブル信号を時間差を
おいて生成する。そして、インクジェットカートリッジ
230において、前記第1イネーブル信号が有効化され
るとき前記選択されたノズルのうち第1グループのノズ
ルを駆動し、前記第2イネーブル信号が有効化されると
き前記選択されたノズルのうち第2グループのノズルを
駆動する。このとき、第1グループのノズルと第2グル
ープのノズルは、インクジェットプリンタヘッドの相異
なる位置に配列される。
流を減らすことが可能なインクジェットプリンタ及びそ
の方法を提供する。 【解決手段】 コントローラ210によって、インクを
噴出するノズルを選択し、同時に有効化されることのな
い第1イネーブル信号と第2イネーブル信号を時間差を
おいて生成する。そして、インクジェットカートリッジ
230において、前記第1イネーブル信号が有効化され
るとき前記選択されたノズルのうち第1グループのノズ
ルを駆動し、前記第2イネーブル信号が有効化されると
き前記選択されたノズルのうち第2グループのノズルを
駆動する。このとき、第1グループのノズルと第2グル
ープのノズルは、インクジェットプリンタヘッドの相異
なる位置に配列される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェットプリ
ンタに係り、より詳細にはインクジェットプリンタヘッ
ドの最大駆動電流を減らすことが可能なインクジェット
プリンタ及びその方法に関する。
ンタに係り、より詳細にはインクジェットプリンタヘッ
ドの最大駆動電流を減らすことが可能なインクジェット
プリンタ及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のインクジェットプリンタは、イン
クジェットプリンタヘッドとインクジェットカートリッ
ジにより、インクジェットカートリッジのインクを用紙
に噴射して文字や画像を印刷する。インクジェットカー
トリッジは、インクジェットプリンタヘッドやカートリ
ッジ本体などの、印刷の際に使われるインクドットパタ
ーンの発生に必要な要素を具備する。インクを用紙に噴
射するための複数のノズルはインクジェットプリンタヘ
ッドに整列されている。
クジェットプリンタヘッドとインクジェットカートリッ
ジにより、インクジェットカートリッジのインクを用紙
に噴射して文字や画像を印刷する。インクジェットカー
トリッジは、インクジェットプリンタヘッドやカートリ
ッジ本体などの、印刷の際に使われるインクドットパタ
ーンの発生に必要な要素を具備する。インクを用紙に噴
射するための複数のノズルはインクジェットプリンタヘ
ッドに整列されている。
【0003】図2は、従来のインクジェットカートリッ
ジの最大駆動電流を減らすインクジェットプリンタの構
成図とそのタイミング図である。図2を参照すれば、プ
リンタ100はコントローラ10とキャリッジ内に装着
されるインクジェットカートリッジ30とを具備する。
ジの最大駆動電流を減らすインクジェットプリンタの構
成図とそのタイミング図である。図2を参照すれば、プ
リンタ100はコントローラ10とキャリッジ内に装着
されるインクジェットカートリッジ30とを具備する。
【0004】コントローラ10は、ノズルグループ選択
アドレスADATA、ノズル選択アドレスPDATA、
イネーブル信号Fire_EN、クロック信号DCL
K、及びデータラッチイネーブル信号Loadをインク
ジェットカートリッジ30に出力する。ノズルグループ
選択アドレスADATAは、同時に加熱または吐出され
るノズルグループを選択するためのアドレスである。各
ノズルグループは複数のノズルによって構成される。ノ
ズル選択アドレスPDATAは、個々のノズルを選択す
るためのアドレスであり、イネーブル信号Fire_E
Nはノズルの吐出を制御する制御信号である。
アドレスADATA、ノズル選択アドレスPDATA、
イネーブル信号Fire_EN、クロック信号DCL
K、及びデータラッチイネーブル信号Loadをインク
ジェットカートリッジ30に出力する。ノズルグループ
選択アドレスADATAは、同時に加熱または吐出され
るノズルグループを選択するためのアドレスである。各
ノズルグループは複数のノズルによって構成される。ノ
ズル選択アドレスPDATAは、個々のノズルを選択す
るためのアドレスであり、イネーブル信号Fire_E
Nはノズルの吐出を制御する制御信号である。
【0005】図2を参照すれば、まず、ノズルグループ
選択アドレスADATAとノズル選択アドレスPDAT
Aとによって、加熱または吐出されるノズルが選択され
る。次に、複数のノズルを同時に駆動させるためにイネ
ーブル信号Fire_ENが有効化される。
選択アドレスADATAとノズル選択アドレスPDAT
Aとによって、加熱または吐出されるノズルが選択され
る。次に、複数のノズルを同時に駆動させるためにイネ
ーブル信号Fire_ENが有効化される。
【0006】従来は、偶数番目のノズルと奇数番目のノ
ズルとがノズルグループ選択アドレスADATAによっ
て同時に選択されていたため、同時に駆動されるノズル
の最大数は偶数番目のノズルの数と奇数番目のノズルの
数との和となっていた。
ズルとがノズルグループ選択アドレスADATAによっ
て同時に選択されていたため、同時に駆動されるノズル
の最大数は偶数番目のノズルの数と奇数番目のノズルの
数との和となっていた。
【0007】例えば、ノズル一つが作動するのに必要な
電流が200mAであり、偶数番目のノズルと奇数番目
のノズルが各々10個ある場合、ノズルグループ選択ア
ドレスADATA、ノズル選択アドレスPDATA、及
びイネーブル信号Fire_ENによって同時に駆動で
きるノズルの最大数は20個である。従って、イネーブ
ル信号Fire_ENが有効化されている間にインクジ
ェットプリンタヘッドに瞬間的に流れる電流Curre
nt1は4Aとなる。このとき、インクジェットプリン
タヘッドが10Vの電圧で稼動するとすれば、インクジ
ェットプリンタヘッドの最大消費電力は40Wとなる。
電流が200mAであり、偶数番目のノズルと奇数番目
のノズルが各々10個ある場合、ノズルグループ選択ア
ドレスADATA、ノズル選択アドレスPDATA、及
びイネーブル信号Fire_ENによって同時に駆動で
きるノズルの最大数は20個である。従って、イネーブ
ル信号Fire_ENが有効化されている間にインクジ
ェットプリンタヘッドに瞬間的に流れる電流Curre
nt1は4Aとなる。このとき、インクジェットプリン
タヘッドが10Vの電圧で稼動するとすれば、インクジ
ェットプリンタヘッドの最大消費電力は40Wとなる。
【0008】したがって、インクジェットプリンタヘッ
ド稼動時の最大電流が高くなるため、高出力の電源供給
装置が要求され、インクジェットプリンタの製造コスト
が上昇する。更に、インクジェットプリンタヘッドに大
容量の電流が流れるためにノイズが発生し、これにより
他の信号に歪が生じる。
ド稼動時の最大電流が高くなるため、高出力の電源供給
装置が要求され、インクジェットプリンタの製造コスト
が上昇する。更に、インクジェットプリンタヘッドに大
容量の電流が流れるためにノイズが発生し、これにより
他の信号に歪が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
した問題点を解決するため、インクジェットプリンタヘ
ッドの最大駆動電流を減らすことが可能なインクジェッ
トプリンタ及びその方法を提供することである。
した問題点を解決するため、インクジェットプリンタヘ
ッドの最大駆動電流を減らすことが可能なインクジェッ
トプリンタ及びその方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の主たる観点によれば、インクを用紙に噴射
するためのノズルがインクジェットプリンタヘッドに複
数個配列されるインクジェットプリンタにおいて、前記
ノズルを選択するアドレスと、第1イネーブル信号と、
第2イネーブル信号と、を出力するコントローラと、前
記アドレスと前記第1イネーブル信号とに応答して、前
記ノズルのうち第1グループのノズルを駆動し、前記ア
ドレスと前記第2イネーブル信号とに応答して、前記ノ
ズルのうち第2グループのノズルを駆動するインクジェ
ットカートリッジと、を具備し;前記第1イネーブル信
号と前記第2イネーブル信号とは所定の時間差をおいて
生成されること;を特徴とするインクジェットプリンタ
が提供される。
め、本発明の主たる観点によれば、インクを用紙に噴射
するためのノズルがインクジェットプリンタヘッドに複
数個配列されるインクジェットプリンタにおいて、前記
ノズルを選択するアドレスと、第1イネーブル信号と、
第2イネーブル信号と、を出力するコントローラと、前
記アドレスと前記第1イネーブル信号とに応答して、前
記ノズルのうち第1グループのノズルを駆動し、前記ア
ドレスと前記第2イネーブル信号とに応答して、前記ノ
ズルのうち第2グループのノズルを駆動するインクジェ
ットカートリッジと、を具備し;前記第1イネーブル信
号と前記第2イネーブル信号とは所定の時間差をおいて
生成されること;を特徴とするインクジェットプリンタ
が提供される。
【0011】上記記載の発明では、同時に駆動されるノ
ズルを第1グループと第2グループに分けることによっ
て、インクジェットプリンタヘッドの最大駆動電流を減
少させることができる。
ズルを第1グループと第2グループに分けることによっ
て、インクジェットプリンタヘッドの最大駆動電流を減
少させることができる。
【0012】上記課題を解決するため、本発明の他の観
点によれば、インクを用紙に噴射するためのノズルがイ
ンクジェットプリンタヘッドに複数個配列されるインク
ジェットプリンタにおいて、前記ノズルを選択するアド
レスと、第1イネーブル信号と、第2イネーブル信号
と、を生成する段階と、前記第1イネーブル信号が有効
化されるとき、前記アドレスにて選択されたノズルのう
ち第1グループのノズルを駆動し、前記第2イネーブル
信号が有効化されるとき、前記アドレスにて選択された
ノズルのうち第2グループのノズルを駆動する段階と、
を含み;前記第1イネーブル信号と前記第2イネーブル
信号とは所定の時間差をおいて生成されること、を特徴
とするインクジェットカートリッジの駆動方法が提供さ
れる。
点によれば、インクを用紙に噴射するためのノズルがイ
ンクジェットプリンタヘッドに複数個配列されるインク
ジェットプリンタにおいて、前記ノズルを選択するアド
レスと、第1イネーブル信号と、第2イネーブル信号
と、を生成する段階と、前記第1イネーブル信号が有効
化されるとき、前記アドレスにて選択されたノズルのう
ち第1グループのノズルを駆動し、前記第2イネーブル
信号が有効化されるとき、前記アドレスにて選択された
ノズルのうち第2グループのノズルを駆動する段階と、
を含み;前記第1イネーブル信号と前記第2イネーブル
信号とは所定の時間差をおいて生成されること、を特徴
とするインクジェットカートリッジの駆動方法が提供さ
れる。
【0013】上記記載の発明では、前記第1グループの
ノズルを前記第1イネーブル信号を有効化させることに
よって駆動させ、前記第2グループのノズルを前記第2
イネーブル信号を有効化させることによって駆動させる
ことにより、同時に駆動されるノズルを第1グループと
第2グループに分けることができ、インクジェットプリ
ンタヘッドの最大駆動電流を減少させることができる。
ノズルを前記第1イネーブル信号を有効化させることに
よって駆動させ、前記第2グループのノズルを前記第2
イネーブル信号を有効化させることによって駆動させる
ことにより、同時に駆動されるノズルを第1グループと
第2グループに分けることができ、インクジェットプリ
ンタヘッドの最大駆動電流を減少させることができる。
【0014】上記課題を解決するため、本発明の他の観
点によれば、インクを用紙に噴射するためのノズルがイ
ンクジェットプリンタヘッドに複数個配列されるインク
ジェットプリンタにおいて、第1イネーブル信号と第2
イネーブル信号とを生成してインクジェットカートリッ
ジに出力する段階と、前記第1イネーブル信号に応答し
て第1グループのノズルを駆動し、前記第2イネーブル
信号に応答して第2グループのノズルを駆動する段階
と、を含み;前記第1イネーブル信号と前記第2イネー
ブル信号とは所定の時間差をおいて生成されること、を
特徴とするインクジェットカートリッジの駆動方法が提
供される。
点によれば、インクを用紙に噴射するためのノズルがイ
ンクジェットプリンタヘッドに複数個配列されるインク
ジェットプリンタにおいて、第1イネーブル信号と第2
イネーブル信号とを生成してインクジェットカートリッ
ジに出力する段階と、前記第1イネーブル信号に応答し
て第1グループのノズルを駆動し、前記第2イネーブル
信号に応答して第2グループのノズルを駆動する段階
と、を含み;前記第1イネーブル信号と前記第2イネー
ブル信号とは所定の時間差をおいて生成されること、を
特徴とするインクジェットカートリッジの駆動方法が提
供される。
【0015】上記記載の発明では、時間差をおいて生成
される前記第1イネーブル信号と前記第2イネーブル信
号とによって、第1グループと第2グループに分けられ
たノズルの駆動をそれぞれ制御するので、第1グループ
のノズルと第2グループのノズルの駆動タイミングがず
れて、インクジェットプリンタヘッドの最大駆動電流を
減少させることができる。
される前記第1イネーブル信号と前記第2イネーブル信
号とによって、第1グループと第2グループに分けられ
たノズルの駆動をそれぞれ制御するので、第1グループ
のノズルと第2グループのノズルの駆動タイミングがず
れて、インクジェットプリンタヘッドの最大駆動電流を
減少させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。な
お、以下の説明および添付図面において、略同一の機能
構成を有する構成要素については、同一の符号を付する
ことにより重複説明を省略することにする。
本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。な
お、以下の説明および添付図面において、略同一の機能
構成を有する構成要素については、同一の符号を付する
ことにより重複説明を省略することにする。
【0017】図1は、本実施形態による、インクジェッ
トカートリッジの最大駆動電流を減らすことができるイ
ンクジェットプリンタの構成図とそのタイミング図とで
ある。図1を参照すれば、プリンタ200は、コントロ
ーラ210とキャリッジ内に装着されるインクジェット
カートリッジ230とを具備する。インクジェットカー
トリッジ230は、インクジェットプリンタヘッド(図
示せず)とノズル駆動回路(図示せず)とを具備し、イ
ンクを噴射するノズル(図示せず)は前記インクジェッ
トプリンタヘッドに整列されてノズル駆動回路によって
駆動される。
トカートリッジの最大駆動電流を減らすことができるイ
ンクジェットプリンタの構成図とそのタイミング図とで
ある。図1を参照すれば、プリンタ200は、コントロ
ーラ210とキャリッジ内に装着されるインクジェット
カートリッジ230とを具備する。インクジェットカー
トリッジ230は、インクジェットプリンタヘッド(図
示せず)とノズル駆動回路(図示せず)とを具備し、イ
ンクを噴射するノズル(図示せず)は前記インクジェッ
トプリンタヘッドに整列されてノズル駆動回路によって
駆動される。
【0018】コントローラ210はノズルグループ選択
アドレスADATA、ノズル選択アドレスPDATA、
第1イネーブル信号Fire_EN1、第2イネーブル
信号Fire_EN2、クロック信号DCLK、及びデ
ータラッチイネーブル信号Loadをインクジェットカ
ートリッジ230に出力する。ノズルグループ選択アド
レスADATAは、複数のノズルグループの中から駆動
されるノズルグループを選択するためのアドレスであ
る。各ノズルグループは、それぞれ複数のノズルを具備
する。
アドレスADATA、ノズル選択アドレスPDATA、
第1イネーブル信号Fire_EN1、第2イネーブル
信号Fire_EN2、クロック信号DCLK、及びデ
ータラッチイネーブル信号Loadをインクジェットカ
ートリッジ230に出力する。ノズルグループ選択アド
レスADATAは、複数のノズルグループの中から駆動
されるノズルグループを選択するためのアドレスであ
る。各ノズルグループは、それぞれ複数のノズルを具備
する。
【0019】ノズル選択アドレスPDATAは駆動され
る各々のノズルを選択するためのアドレスである。第1
イネーブル信号Fire_EN1は奇数番目のノズルを
駆動するノズル駆動回路を制御するための制御信号であ
り、第2イネーブル信号Fire_EN2は偶数番目の
ノズルを駆動するノズル駆動回路を制御するための制御
信号である。ノズルグループ選択アドレスADATAと
ノズル選択アドレスPDATAとによってノズルが選択
されると、選択されたノズルは第1イネーブル信号Fi
re_EN1及び第2イネーブル信号Fire_EN2
に応じて駆動される。
る各々のノズルを選択するためのアドレスである。第1
イネーブル信号Fire_EN1は奇数番目のノズルを
駆動するノズル駆動回路を制御するための制御信号であ
り、第2イネーブル信号Fire_EN2は偶数番目の
ノズルを駆動するノズル駆動回路を制御するための制御
信号である。ノズルグループ選択アドレスADATAと
ノズル選択アドレスPDATAとによってノズルが選択
されると、選択されたノズルは第1イネーブル信号Fi
re_EN1及び第2イネーブル信号Fire_EN2
に応じて駆動される。
【0020】本実施形態によるコントローラ210は、
所定の時間差Tdをおいて生成される第1イネーブル信
号Fire_EN1及び第2イネーブル信号Fire_
EN2をインクジェットカートリッジ230に出力す
る。所定の時間差Tdはコントローラ210によって制
御される。
所定の時間差Tdをおいて生成される第1イネーブル信
号Fire_EN1及び第2イネーブル信号Fire_
EN2をインクジェットカートリッジ230に出力す
る。所定の時間差Tdはコントローラ210によって制
御される。
【0021】奇数番目のノズルがノズルグループ選択ア
ドレスADATAとノズル選択アドレスPDATAとに
よって選択された場合、選択された複数のノズルは第1
イネーブル信号Fire_EN1によって駆動される。
また、偶数番目のノズルがノズルグループ選択アドレス
ADATAとノズル選択アドレスPDATAとによって
選択された場合、選択された複数のノズルは第2イネー
ブル信号Fire_EN2によって駆動される。
ドレスADATAとノズル選択アドレスPDATAとに
よって選択された場合、選択された複数のノズルは第1
イネーブル信号Fire_EN1によって駆動される。
また、偶数番目のノズルがノズルグループ選択アドレス
ADATAとノズル選択アドレスPDATAとによって
選択された場合、選択された複数のノズルは第2イネー
ブル信号Fire_EN2によって駆動される。
【0022】したがって、本実施形態によるコントロー
ラ210によって、同時に駆動されるノズルの最大数
を、従来のインクジェットプリンタヘッドの半分に減ら
すことができる。よって、インクジェットプリンタヘッ
ドに流れる最大電流も従来の半分に減少する。更に、コ
ントローラ210によって同時に駆動されるノズルの最
大数を制御することも容易にできる。
ラ210によって、同時に駆動されるノズルの最大数
を、従来のインクジェットプリンタヘッドの半分に減ら
すことができる。よって、インクジェットプリンタヘッ
ドに流れる最大電流も従来の半分に減少する。更に、コ
ントローラ210によって同時に駆動されるノズルの最
大数を制御することも容易にできる。
【0023】すなわち、コントローラ210は、インク
ジェットプリンタヘッドのノズルを駆動するイネーブル
信号Fire_EN1及びFire_EN2を生成し
て、偶数番目のノズルと奇数番目のノズルとを、所定の
時間差Tdをおいて、それぞれ駆動させる。このとき、
各ノズルは、プリンタ製造会社が定めた所定の順序に配
列されてインクジェットプリンタヘッドに備えられてい
るので、偶数番目のノズルと奇数番目のノズルに分ける
ことにより、均等に分割される。
ジェットプリンタヘッドのノズルを駆動するイネーブル
信号Fire_EN1及びFire_EN2を生成し
て、偶数番目のノズルと奇数番目のノズルとを、所定の
時間差Tdをおいて、それぞれ駆動させる。このとき、
各ノズルは、プリンタ製造会社が定めた所定の順序に配
列されてインクジェットプリンタヘッドに備えられてい
るので、偶数番目のノズルと奇数番目のノズルに分ける
ことにより、均等に分割される。
【0024】図1のプリンタ200のインクジェットヘ
ッドに流れる最大駆動電流Current2は、図2の
従来のプリンタ100のインクジェットヘッドに流れる
最大駆動電流Current1の半分に減少する。
ッドに流れる最大駆動電流Current2は、図2の
従来のプリンタ100のインクジェットヘッドに流れる
最大駆動電流Current1の半分に減少する。
【0025】例えば、ノズル一つが作動するのに必要な
電流が200mAであり、偶数番目のノズルと奇数番目
のノズルが各々10個ある場合、ノズルグループ選択ア
ドレスADATA、ノズル選択アドレスPDATA、及
び第1イネーブル信号Fire_EN1によって同時に
駆動できるノズルの最大数は10個である。従って、第
1イネーブル信号Fire_EN1が有効化されている
間にインクジェットプリンタヘッドに瞬間的に流れる電
流Current2は2Aとなる。このとき、インクジ
ェットプリンタヘッドが10Vの電圧で稼動するとすれ
ば、インクジェットプリンタヘッドの最大消費電力は2
0Wとなる。
電流が200mAであり、偶数番目のノズルと奇数番目
のノズルが各々10個ある場合、ノズルグループ選択ア
ドレスADATA、ノズル選択アドレスPDATA、及
び第1イネーブル信号Fire_EN1によって同時に
駆動できるノズルの最大数は10個である。従って、第
1イネーブル信号Fire_EN1が有効化されている
間にインクジェットプリンタヘッドに瞬間的に流れる電
流Current2は2Aとなる。このとき、インクジ
ェットプリンタヘッドが10Vの電圧で稼動するとすれ
ば、インクジェットプリンタヘッドの最大消費電力は2
0Wとなる。
【0026】また、ノズルグループ選択アドレスADA
TA、ノズル選択アドレスPDATA、及び第2イネー
ブル信号Fire_EN2によって同時に駆動できるノ
ズルの最大数は10個である。従って、第2イネーブル
信号Fire_EN2が有効化されている間にインクジ
ェットプリンタヘッドに瞬間的に流れる電流Curre
nt2は2Aとなる。このとき、インクジェットプリン
タヘッドが10Vの電圧で稼動するとすれば、インクジ
ェットプリンタヘッドの最大消費電力は20Wとなる。
TA、ノズル選択アドレスPDATA、及び第2イネー
ブル信号Fire_EN2によって同時に駆動できるノ
ズルの最大数は10個である。従って、第2イネーブル
信号Fire_EN2が有効化されている間にインクジ
ェットプリンタヘッドに瞬間的に流れる電流Curre
nt2は2Aとなる。このとき、インクジェットプリン
タヘッドが10Vの電圧で稼動するとすれば、インクジ
ェットプリンタヘッドの最大消費電力は20Wとなる。
【0027】したがって、本実施形態によるプリンタ2
00のインクジェットプリンタヘッドで消費される最大
電力は、従来のプリンタ100のインクジェットプリン
タヘッドで消費される最大電力の半分である。
00のインクジェットプリンタヘッドで消費される最大
電力は、従来のプリンタ100のインクジェットプリン
タヘッドで消費される最大電力の半分である。
【0028】以上、本発明に係る好適な実施の形態につ
いて説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。
当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術思想
の範囲内において、各種の修正例および変更例を想定し
得るものであり、それらの修正例および変更例について
も本発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
いて説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。
当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術思想
の範囲内において、各種の修正例および変更例を想定し
得るものであり、それらの修正例および変更例について
も本発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
【0029】
【発明の効果】前述した本発明に係るインクジェットカ
ートリッジの最大駆動電流を減らすためのインクジェッ
トプリンタは、インクジェットプリンタヘッドの最大駆
動電流を減らすことにより、電源供給装置の容量を減ら
して電源供給装置のコストを抑制し、プリンタ全体の製
造コストを低減させることができる。
ートリッジの最大駆動電流を減らすためのインクジェッ
トプリンタは、インクジェットプリンタヘッドの最大駆
動電流を減らすことにより、電源供給装置の容量を減ら
して電源供給装置のコストを抑制し、プリンタ全体の製
造コストを低減させることができる。
【0030】更に、インクジェットプリンタヘッドの最
大駆動電流を減らすことにより、ノイズの発生率を低く
して、ノイズによる信号の歪を減らす効果がある。
大駆動電流を減らすことにより、ノイズの発生率を低く
して、ノイズによる信号の歪を減らす効果がある。
【図1】本実施形態によるインクジェットカートリッジ
の最大駆動電流を減らすインクジェットプリンタの構成
図とそのタイミング図である。
の最大駆動電流を減らすインクジェットプリンタの構成
図とそのタイミング図である。
【図2】従来のインクジェットカートリッジの最大駆動
電流を減らすインクジェットプリンタの構成図とそのタ
イミング図である。
電流を減らすインクジェットプリンタの構成図とそのタ
イミング図である。
200 プリンタ
210 コントローラ
230 インクジェットカートリッジ
Claims (8)
- 【請求項1】 インクを用紙に噴射するためのノズルが
インクジェットプリンタヘッドに複数個配列されるイン
クジェットプリンタにおいて、 前記ノズルを選択するアドレスと、第1イネーブル信号
と、第2イネーブル信号と、を出力するコントローラ
と、 前記アドレスと前記第1イネーブル信号とに応答して、
前記ノズルのうち第1グループのノズルを駆動し、前記
アドレスと前記第2イネーブル信号とに応答して、前記
ノズルのうち第2グループのノズルを駆動するインクジ
ェットカートリッジと、を具備し;前記第1イネーブル
信号と前記第2イネーブル信号とは所定の時間差をおい
て生成されること;を特徴とするインクジェットプリン
タ。 - 【請求項2】 前記第1グループのノズルと前記第2グ
ループのノズルとは同時に駆動されないこと、 を特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリン
タ。 - 【請求項3】 前記第1グループのノズルと前記第2グ
ループのノズルとは相異なる位置に配列されること、 を特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリン
タ。 - 【請求項4】 インクを用紙に噴射するためのノズルが
インクジェットプリンタヘッドに複数個配列されるイン
クジェットプリンタにおいて、 前記ノズルを選択するアドレスと、第1イネーブル信号
と、第2イネーブル信号と、を生成する段階と、 前記第1イネーブル信号が有効化されるとき、前記アド
レスにて選択されたノズルのうち第1グループのノズル
を駆動し、前記第2イネーブル信号が有効化されると
き、前記アドレスにて選択されたノズルのうち第2グル
ープのノズルを駆動する段階と、を含み;前記第1イネ
ーブル信号と前記第2イネーブル信号とは所定の時間差
をおいて生成されること、 を特徴とするインクジェットカートリッジの駆動方法。 - 【請求項5】 前記第1イネーブル信号と前記第2イネ
ーブル信号とは同時に有効化されないこと、 を特徴とする請求項4に記載のインクジェットカートリ
ッジの駆動方法。 - 【請求項6】 前記第1グループのノズルと前記第2グ
ループのノズルとは相異なる位置に配列される段階を含
むこと、 を特徴とする請求項4に記載のインクジェットカートリ
ッジの駆動方法。 - 【請求項7】 インクを用紙に噴射するためのノズルが
インクジェットプリンタヘッドに複数個配列されるイン
クジェットプリンタにおいて、 第1イネーブル信号と第2イネーブル信号とを生成して
インクジェットカートリッジに出力する段階と、 前記第1イネーブル信号に応答して第1グループのノズ
ルを駆動し、前記第2イネーブル信号に応答して第2グ
ループのノズルを駆動する段階と、を含み;前記第1イ
ネーブル信号と前記第2イネーブル信号とは所定の時間
差をおいて生成されること、 を特徴とするインクジェットカートリッジの駆動方法。 - 【請求項8】 前記第1グループのノズルと前記第2グ
ループのノズルとは相異なる位置に配列される段階を含
むこと、 を特徴とする請求項7に記載のインクジェットカートリ
ッジの駆動方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR10-2001-0077418A KR100438705B1 (ko) | 2001-12-07 | 2001-12-07 | 잉크 카트리지의 최대 구동전류를 감소시킬 수 있는잉크-젯 프린터 및 그 방법 |
KR2001-077418 | 2001-12-07 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003291344A true JP2003291344A (ja) | 2003-10-14 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002346126A Pending JP2003291344A (ja) | 2001-12-07 | 2002-11-28 | インクジェットカートリッジの最大駆動電流を減らすことが可能なインクジェットプリンタ及びその方法 |
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Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2003291344A (ja) |
KR (1) | KR100438705B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010030294A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-02-12 | Canon Inc | 記録ヘッドおよび記録ヘッドを用いた記録装置 |
CN102307731A (zh) * | 2008-12-08 | 2012-01-04 | 惠普开发有限公司 | 流体喷射设备 |
US9289978B2 (en) | 2008-12-08 | 2016-03-22 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fluid ejection device |
US11938723B2 (en) | 2020-01-27 | 2024-03-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Print element substrate, print head, and printing apparatus |
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US8128205B2 (en) | 2005-10-31 | 2012-03-06 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fluid ejection device |
US7441862B2 (en) * | 2005-12-05 | 2008-10-28 | Silverbrook Research Pty Ltd | Method of modulating printhead peak power requirement using out-of-phase firing |
US7458659B2 (en) * | 2005-12-05 | 2008-12-02 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printer controller for modulating printhead peak power requirement using redundant nozzles |
US20070126761A1 (en) * | 2005-12-05 | 2007-06-07 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printhead system for modulating printhead peak power requirement using redundant nozzles |
US7654636B2 (en) * | 2005-12-05 | 2010-02-02 | Silverbrook Research Pty Ltd | Inkjet printhead having optimal number of printhead modules and nozzle rows for out-of-phase printing |
US7465017B2 (en) * | 2005-12-05 | 2008-12-16 | Silverbrook Research Pty Ltd | Dot-at-a-time redundancy for modulating printhead peak power requirement |
US7455376B2 (en) * | 2005-12-05 | 2008-11-25 | Silverbrook Research Pty Ltd | Printhead system for modulating printhead peak power requirement using out-of-phase firing |
US7438371B2 (en) * | 2005-12-05 | 2008-10-21 | Silverbrook Research Pty Ltd | Method of modulating printhead peak power requirement using redundant nozzles |
KR20090013673A (ko) * | 2007-08-02 | 2009-02-05 | 삼성전자주식회사 | 잉크젯 화상형성장치 및 그 제어방법 |
WO2016068898A1 (en) | 2014-10-29 | 2016-05-06 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Printhead data error detection and response |
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-
2001
- 2001-12-07 KR KR10-2001-0077418A patent/KR100438705B1/ko not_active IP Right Cessation
-
2002
- 2002-06-19 US US10/173,921 patent/US20030107611A1/en not_active Abandoned
- 2002-11-28 JP JP2002346126A patent/JP2003291344A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010030294A (ja) * | 2008-06-27 | 2010-02-12 | Canon Inc | 記録ヘッドおよび記録ヘッドを用いた記録装置 |
CN102307731A (zh) * | 2008-12-08 | 2012-01-04 | 惠普开发有限公司 | 流体喷射设备 |
JP2012510909A (ja) * | 2008-12-08 | 2012-05-17 | ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. | 流体噴射装置 |
US9138990B2 (en) | 2008-12-08 | 2015-09-22 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fluid ejection device |
US9289978B2 (en) | 2008-12-08 | 2016-03-22 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Fluid ejection device |
US11938723B2 (en) | 2020-01-27 | 2024-03-26 | Canon Kabushiki Kaisha | Print element substrate, print head, and printing apparatus |
JP7486259B2 (ja) | 2020-01-27 | 2024-05-17 | キヤノン株式会社 | 記録素子基板、記録ヘッド及び記録装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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KR20030047043A (ko) | 2003-06-18 |
KR100438705B1 (ko) | 2004-07-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051025 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060411 |