JP2003291106A - ベニヤ単板の接合方法及び接合装置 - Google Patents

ベニヤ単板の接合方法及び接合装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来以上に能率的で良好な接合処理が行い得
る単板の接合方法と、該接合方法の実施に用いる接合装
置を提供する。 【解決手段】 単板Tを接合すべき接合端縁Teと直交
方向へ搬送する途上に於て、先行単板と後続単板の接合
端縁同士を接近させると共に、各端縁同士の間へ接着資
材Sdを供給し、該接着資材Sdに接着促進作用を付与
して、各単板Tを順次接合するに際し、接着促進作用に
ついては、単板の搬送経路に於ける端縁接近位置Uより
も搬送方向下手側に設定した接着促進区域内(線Z1〜
線Z2)に於て、単板Tの搬送時及び搬送停止時のいず
れの時期に於ても、前後移動自在な接着促進部材6を介
して付与可能とし、而も接着促進区域に到来する未接着
の接合端縁の内で、常に最も搬送方向下手側に位置する
接合端縁の接着用に供給された接着資材Sdから順に接
着促進作用を付与して接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベニヤ単板(以
下、単に単板と称す)の接合方法及び接合装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、定尺に満たない短尺の単板同士を
能率良く接合するには、各単板を、接合すべき接合端縁
と直交方向へ搬送する途上に於て、先行単板と後続単板
の接合端縁を密に接近させると共に、適時、即ち、接合
端縁を接近させる前乃至は接近させた後の適当な時期
に、先行単板と後続単板の接合端縁同士の間、又は先行
単板及び後続単板の上面又は下面の内の少なくともいず
れか一つの部分へ、適宜の接着資材を供給して止着させ
接合するのが好適であるとされており、該接着資材とし
ては、例えば熱硬化性接着剤・熱可塑性接着剤等の公知
の接着剤をそのまま直接用いる外に、例えば糸・繊維等
の線材又は紙テープ等の適宜の基材に、所望の接着剤を
被覆及び/又は含浸して成る接着糸・接着テープ等の接
着材も多用されている。
【0003】また、接着資材の止着形態として、例えば
図18に例示する如く、接合すべき単板Tの上面又は下
面の少なくともいずれか片面へ、搬送方向fと並行状に
接着資材(図18の例は有孔接着テープSa)を細長く
連続的に止着する形態の場合は、接合端縁Teとは別の
弱点、例えば単板Tに内在する割れW・過熟部位(図示
省略)等の弱点をも併せて接合補強できる長所を有する
反面、比較的多量の接着資材を使用するので、コスト高
となるにも拘わらず、肝心の接合端縁Teの接合強度が
然程強固でない短所を有し、他方、例えば図21に例示
する如く、先行単板と後続単板の接合端縁Te同士の
間、或は例えば図19・図20に例示する如く、各単板
の少なくとも上面の、接合端縁Teを中に含めた(接合
端縁Teを中間部に位置させた)狭小範囲へ集約的(重
点的)に接着資材(図19の例は接着テープSb、図2
0の例は接着糸Sc、図21の例は接着剤Sd)を止着
する形態の場合は、その逆で、比較的少量の接着資材の
使用による接合端縁Teの強固な接合が可能となる長所
を有するので、いずれの止着形態を採るかは、接合する
単板の性状、コスト性等を考慮して定めるのが好ましい
とされ、必要に応じては、両者の併用も実用化されてい
る。因に、接着資材の使用を狭小範囲とするのは、実用
的に支障のない接合強度が得られる狭小範囲に留めて、
コストを抑える外に、処理した単板を合板等に成形する
際の接着への悪影響を予防或は軽減させる為でもある。
また図21の例は、接着剤Sdの存在を明確化する便宜
上から、接合端縁同士の間に若干の隙間を設けて表示し
たが、該隙間は必ずしも必要なものではない。
【0004】一方、早期に安定した接合を終了する為に
は、供給した接着資材に速やかに接着促進作用を付与し
て、例えば感圧性接着剤・再湿性接着剤を主体とする接
着資材については、加圧作用又は加圧及び加熱作用を、
また例えば熱硬化性接着剤を主体とする接着資材につい
ては、加熱作用又は加圧及び加熱作用を、更に例えば熱
可塑性接着剤を主体とする接着資材については、冷却作
用又は加圧及び冷却作用を、夫々接着促進作用として付
与して、逸速く接着機能を発揮させることが肝要であ
る。
【0005】そして、従来、先行単板と後続単板の接合
端縁同士の間、或は接合端縁を中に含めた各単板の上面
又は下面の狭小範囲へ集約的に接着資材を止着する形態
の場合に、接着資材については、必要に応じて、単板を
搬送する途上に於て供給することが可能であるが、接着
促進作用の付与については、一部の例外(接着資材とし
て、熱可塑性接着剤を用い、接着促進作用は特に付与せ
ず、処理過程に於ける自然冷却を待つ形態であるが、気
温が高い季節には、冷却が不十分となることから、接合
処理した単板同士が堆積中に上下に接着されることが多
くなり、取扱い性が著しく劣化する欠陥がある)を除い
て、例えば図17に例示する如く、単板の搬送経路内に
所定の接合実施位置Yを設けると共に、該接合実施位置
Yに於ける単板の上方側又は下方側の少なくともいずれ
か片側(図17の例は両側)に、接着促進機能を具備し
た適宜形状の接着促進部材6を接合すべき単板T1〜T
7に対して当接及び離隔自在に備え、各単板の接近させ
た接合端縁Teを接合実施位置Yに確実に一旦停止させ
てから、接着促進部材6を稼働させて、接着機能を発揮
させるに足る期間だけ接着促進作用を接着資材(図示省
略)に付与して接合を終了し、その後に各単板の搬送を
再開する構成を採るのが通例であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記通例の
構成によると、接着促進部材が接着資材に接着促進作用
を付与している期間中は、単板の搬送を休止することが
必須であるから、総じて処理能率が低くなる欠点があ
り、また接着資材の主体を成す接着剤についても、処理
能率に係わる即効性が偏重視されて、接着強度や接合コ
スト等が些か疎かになるなど、必ずしも適切な性能を有
する接着剤が使用されているとは言い難い難点があっ
た。
【0007】また、斯様な従来の欠点・難点を解決する
手段として、「ベニヤ単板の縦はぎ機におけるスカーフ
斜面の移動貼着方法」(特開平4−320803号公
報)には、予め両木口面を一定の切削ピッチで対称的な
スカーフ斜面に切削加工した先行および後続横はぎ単板
を縦方向(繊維方向と同方向)へ搬送する途上で、前記
スカーフ斜面のいずれか一側に、熱可塑性または熱硬化
性の接着剤を自動的に塗布することと、先行および後続
横はぎ単板の前記スカーフ斜面を重ね合せ箇所で一体に
重ね合せながら上下方向から冷圧または熱圧したまま前
記スカーフ斜面の切削ピッチづつ搬出方向へ順次移動し
て貼着するようにしたことを特徴とする単板の縦はぎ機
におけるスカーフ斜面の移動貼着方法が提案されてお
り、該移動貼着方法によれば、重ね合せたスカーフ斜面
を上下方向から冷圧または熱圧したまま一定の切削ピッ
チづつ搬出方向へ移動して貼着するものであるから、移
動期間中に於ける冷圧または熱圧の付与期間だけは、貼
着に要する時間を短縮することができ、適当な条件下で
は、移動期間中に貼着を終了することも不可能ではない
ので、先記通例の構成に比べれば、処理能率が向上する
と共に、接着剤の選択肢も多様化できるなど、相応に有
効な処理技術ではあった。
【0008】しかし、前記提案の処理技術は、予め両木
口面を一定の切削ピッチで対称的なスカーフ斜面に切削
加工した単板のみを対象とする、極めて限定的な処理技
術であって、例えば繊維方向と直交方向の幅が不揃いな
小幅単板の横矧処理には全く転用できないなど、汎用性
に欠ける欠陥があるのみならず、重ね合せ箇所に於てス
カーフ斜面を重ね合せる工程と、重ね合せたスカーフ斜
面を上下方向から冷圧または熱圧する工程とは、あくま
で一対一の相関関係を有することが必須であって、例え
ば一方の工程を一回実施する間に、他方の工程を複数回
実施することは不可能であることから、処理能率の向上
度合も然程顕著であるとはいえず、結果的に、単板の接
合処理工程を著しく合理化するには至らない提案であっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、先記通例や前
記提案の欠点・難点・欠陥等を解消すべく開発したもの
であって、具体的には、先ず最初に、単板を接合すべき
接合端縁と直交方向へ搬送する途上に於て、先行単板と
後続単板の接合端縁を密に接近させると共に、先行単板
と後続単板との接合端縁同士の間、又は接合端縁を中に
含めた各単板の上面又は下面の狭小範囲の内の少なくと
もいずれか一つの部分へ、適時集約的に接着資材を供給
し、該接着資材に接着促進作用を付与して、単板を順次
接合する接合方法であって、少なくとも前記接着促進作
用については、単板の搬送経路に於ける端縁接近位置よ
りも搬送方向下手側に設定した所定長さの接着促進区域
内に於て、単板の搬送時及び搬送停止時のいずれの時期
に於ても付与可能とし、而も前記接着促進区域に順次到
来する未接着の接合端縁の内で、常に最も搬送方向下手
側に位置する接合端縁を接着すべく供給された接着資材
から順に接着促進作用を付与して接着することを特徴と
する接合方法(請求項1)を提案する。
【0010】次に、前記接合方法の実施に用いる接合装
置として、単板を接合すべき接合端縁と直交方向へ搬送
する途上に於て、先行単板と後続単板の接合端縁を密に
接近させる搬送経路を形成する単板搬送機構と、先行単
板と後続単板との接合端縁同士の間、又は接合端縁を中
に含めた各単板の上面又は下面の狭小範囲の内の少なく
ともいずれか一つの部分へ、適時集約的に接着資材を供
給する接着資材供給機構と、接着資材に接着促進作用を
付与する接着促進部材を有する接着促進機構とを備えた
単板の接合装置であって、少なくとも前記接着促進部材
を有する接着促進機構については、前記搬送経路に於け
る端縁接近位置よりも搬送方向下手側に設定した所定長
さの接着促進区域内を前後移動自在に備えると共に、該
接着促進区域に未接着の接合端縁が到来するのに応じ
て、常に最も搬送方向下手側に位置する未接着の接合端
縁に対応する位置へ接着促進機構を移動させ、且つ単板
の搬送時及び搬送停止時のいずれの時期に於ても、接着
資材に接着促進作用を付与すべく、接着促進部材を作動
させるよう制御する、接着促進機器の制御機構を備えた
接合装置(請求項2)を提案する。
【0011】また更に、単板を上下両面から挟持して接
合すべき接合端縁と直交方向へ搬送する搬送部材と、該
搬送部材の搬送方向下手側に位置し、単板を上下両面か
ら挟持して制動する制動部材とを有する単板搬送機構を
用いて成る請求項2記載の接合装置(請求項3)と、単
板を上下両面から挟持して接合すべき接合端縁と直交方
向へ搬送する搬送部材と、該搬送部材の搬送方向下手側
に位置し、単板を上下両面から挟持して間欠的に搬送す
る間欠搬送部材と、該間欠搬送部材の所定位置に先行単
板の後端が至る都度、間欠搬送部材の作動を休止させる
と共に、後続単板の前端が前記所定位置に至る都度、間
欠搬送部材の作動を再開させるよう制御する、間欠搬送
部材の制御機構とを有する単板搬送機構を用いて成る請
求項2記載の接合装置(請求項4)と、円周方向に連な
る複数条の細溝を有し、単板を接合すべき接合端縁と直
交方向へ移送する刃受体兼用のアンビルロールと、該ア
ンビルロールの搬送方向上手側に位置し、単板をアンビ
ルロールに移送する移送部材と、前記アンビルロールに
対して離接自在に対設した切断刃と、該切断刃の搬送方
向上手側に位置し、前記移送部材を介して移送される単
板の不要部分を検知する単板検知機構と、前記アンビル
ロールの搬送方向下手側に位置し、単板の有効部分と不
要部分の進路を交互に開閉するよう揺動する選別開閉体
と、搬送方向上手側の部位が前記選別開閉体と並列的に
位置して同期的に揺動するよう備えられ、単板を上下両
面から挟持して間欠的に搬送する間欠搬送部材と、前記
単板検知機構の単板検知信号に基づいて、単板の有効部
分と不要部分の境界が切断刃の位置に至る都度、前記ア
ンビルロール、移送部材、間欠搬送部材等の作動を一時
停止させると共に、切断刃を作動させ、更に前記選別開
閉体を交互に開閉作動させるよう制御する、切断処理機
器の制御機構とを有する単板搬送機構を用いて成る請求
項2記載の接合装置(請求項5)とを提案する。
【0012】また更に、接着剤を断続的に吐出させ、先
行単板の後端面又は後続単板の前端面のいずれか片面に
供給する吐出式の糊付器を有する接着資材供給機構を用
いて成る請求項2〜請求項5のいずれか一つの項に記載
の接合装置(請求項6)と、接着剤を断続的に滴下さ
せ、先行単板と後続単板の上面の、接合端縁を中に含め
た狭小範囲に供給する滴下式の糊付器を有する接着資材
供給機構を用いて成る請求項2〜請求項5のいずれか一
つの項に記載の接合装置(請求項7)と、接着材を所望
長さつづ断続的に繰り出し、先行単板と後続単板の上面
又は下面の、接合端縁を中に含めた狭小範囲に臨む位置
へ供給する繰り出し式の接着材供給器を有する接着資材
供給機構を用い、該接着資材供給機構を接着促進機構と
一体的に前後動可能に備えて成る請求項2〜請求項5の
いずれか一つの項に記載の接合装置(請求項8)と、接
着資材供給機構を搬送経路の上下両側に備えて成る請求
項8に記載の接合装置(請求項9)と、接着資材供給機
構を搬送経路の上方側又は下方側のいずれか片側に備え
て成る請求項8に記載の接合装置(請求項10)とを提
案する。
【0013】そして更に、搬送経路の上下両側に対称的
に位置する各々が接着促進機能を有し、而も夫々が単板
に対して同期的に当接及び離隔する、連動式の接着促進
部材を有する接着促進機構を用いて成る請求項2〜請求
項6又は請求項8〜請求項9のいずれか一つの項に記載
の接合装置(請求項11)と、搬送経路の単板へ接着資
材が供給される片側には、接着促進機能を有して単板に
当接及び離隔する可動式の接着促進部材を有し、単板へ
接着資材が供給されない他の片側には、接着促進部材と
対称的な位置に於て同期的に連動して単板に対して当接
及び離隔する可動式の支持部材を有する接着促進機構を
用いて成る請求項2〜請求項5又は請求項7〜請求項8
又は請求項10のいずれか一つの項に記載の接合装置
(請求項12)とを提案する。
【0014】そして更に、搬送経路に於ける端縁接近位
置の近傍から接着促進区域に至るまでの間の適宜位置
に、接合端縁の検出機構を有し、該検出機構の端縁検出
信号に基づいて、常に最も搬送方向下手側に位置する未
接着の接合端縁に対応する位置へ接着促進機構を移動さ
せると共に、接着促進部材を作動させるよう制御する、
接着促進機器の制御機構を備えて成る請求項2〜請求項
12のいずれか一つの項に記載の接合装置(請求項1
3)を提案する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に例示した実施の一例に
基づいて更に詳述すると、本発明に係る単板の接合装置
の概略側面説明図である図1に於て、1・1aは、先行
単板と後続単板の接合端縁を密に接近させる搬送経路を
形成する単板搬送機構Aの一部を構成する搬送部材とし
て備えた、上下一対の搬送コンベヤであり、減速機付電
動機・サーボモータ等から成る適宜の駆動源2を介し
て、原則的には一定速度で連続的に(必要に応じては、
間欠的又は高低複数の段階的に)図示矢印方向へ走行せ
しめられ、単板Tを接合すべき接合端縁Teと直交方向
へ搬送する。
【0016】3は、単板搬送機構Aの他の一部を構成す
る制動部材として前記搬送コンベヤ1・1aの搬送方向
下手側に適数条備えた、上下対称状の制動バーであり、
搬送コンベヤ1・1aを介して順次搬入される単板Tに
制動力を付与する。因に、図1に例示した単板搬送機構
Aの端縁接近位置は、搬送コンベヤ1・1aの搬送力が
単板Tに作用しなくなる位置、つまり、線Uで示した位
置である。
【0017】4は、単板Tの浮上りを抑制する支持バー
4dと対向して、接着資材供給機構Bの一部を構成する
吐出式の糊付器であり、実線と点線とで示す如く、接着
剤Sdの吐出孔(図示省略)を有する部位が、単板Tの
搬送経路に対して出没するよう、レバー4b等を介して
揺動自在に備えられており、該糊付器4の搬送方向上手
側に配設された光電管・リミットスイッチ等から成る単
板検知器5の単板検知信号に基づく制御機構(図示省
略)の制御によって、接合すべき単板Tの前端が到来す
る前に、流体シリンダー等から成る作動部材4aの作動
を得て、接着剤の吐出孔を有する部位が単板Tの搬送経
路に現出すると共に、流体シリンダー等から成る作動部
材4dの作動を得て、吐出孔から適量の接着剤Sdを吐
出して待機するが、やがて単板Tの前端の通過に対応す
る作動部材4dの作動を得て、緩やかに単板Tの搬送経
路の下方へ没入する際に、接合すべき単板Tの前端面へ
吐出した接着剤Sdを供給する。
【0018】6は、前記糊付器4が供給する接着剤Sd
の性質に応じた接着促進機能を具備して、接着促進機構
Cの一部を構成する接着促進部材であり、実線と点線と
で示す如く、夫々が単板Tに対して同期的に当接及び離
隔するよう備えられており、単板搬送機構Aの端縁接近
位置Uから距離Xだけ離れた搬送方向下手側に設定され
た所望長さLの接着促進区域、つまり、線Z1と線Z2
とで区切った接着促進区域内を、前後移動自在に備えら
れた接着促進機構Cが、後述する制御機構10の制御に
よって、未接着の接合端縁の位置へ移動した際に、同じ
制御機構10の制御により、流体シリンダー・クランク
・カム等から成る作動部材(図示省略)の作動を得て、
接着剤Sdに接着機能を発揮させるに足る期間だけ単板
Tに当接し、接着剤Sdに接着促進作用を付与する。
【0019】7は、ボールネジ・チェーン・歯付ベルト
等から成る接着促進機構の移動部材であり、後述する制
御機構10の制御によって、線Z1と線Z2とで区切っ
た接着促進区域内に、未接着の接合端縁が到来する都
度、サーボモータ等から成る駆動源8の作動を得て、常
に最も搬送方向下手側に位置する未接着の接合端縁に対
応する位置へ、接着促進機構Cを移動させる。換言する
と、先ず接着促進機構Cを最も下流側の未接着の接合端
縁の箇所へ応動させ、更に接着促進部材6による接着促
進作用の付与が終了するまでは、単板Tの搬送に追従す
るよう引き続き移動させる。
【0020】9は、接合端縁の検出機構を構成する検出
部材として単板搬送機構Aの端縁接近位置Uの搬送方向
上手側に備えた、光電管・リミットスイッチ等から成る
端縁検出器であり、接合すべき単板Tの接合端縁Te
が、単板搬送機構Aの端縁接近位置Uに到来することを
検出して、後述する接着促進機器の制御機構10に端縁
検出信号を発信する。
【0021】10は、前記接着促進機構C等の接着促進
機器の制御機構であり、前記端縁検出器9の端縁検出信
号に基づき、搬送コンベヤの駆動源2に付設されたロー
タリエンコダー等から成る回転計測器2aの計測信号、
又はタイマー等から成る時限装置(図示省略)の時限信
号等を活用して、線Z1と線Z2とで区切った接着促進
区域内に未接着の接合端縁が到来する毎に、常に最も搬
送方向下手側に位置する未接着の接合端縁に対応する位
置へ、駆動源8及び移動部材7を介して接着促進機構C
を移動させると共に、単板Tの搬送時及び搬送停止時の
いずれの時期に於ても、接着促進部材6が所要期間だけ
単板Tに当接(接着剤Sdが存在する部分は、接着剤S
dにも当接)するように、図示しない作動部材(その制
御回路等も図示省略)を介して接着促進部材6を作動さ
せるよう制御する。尚、接着促進区域の冗長化を避ける
必要性からして、線Z1と線Z2とで区切った接着促進
区域内に未接着の接合端縁が存在しない時には、次の未
接着の接合端縁の到来に速やかに対応し得るように、接
着促進区域の最も搬送方向上手側の位置、つまり、線Z
1の位置へ、優先的に接着促進機構Cを移動させるよ
う、併せて制御する構成とするのが好ましい。
【0022】本発明に係る単板の接合方法は、例えば前
記の如く構成した接合装置を用いて実施することが可能
であり、以下、各単板と接着促進部材との相対的な位置
関係を主体に接合工程を説明すると、例えば図2に例示
する如く、単板T1〜T8を順次接合する場合に、仮に
単板T3と単板T4の接合端縁の接合を終えた接着促進
部材6が実線で示す位置へ復帰した直後に、幅広の単板
T7が(詳細には、接着資材供給機構Bの糊付器4によ
って接着剤Sdが供給された単板T7の前端面が)端縁
接近位置Uの位置に到達し、そのまま搬送が継続される
と、図3に例示する如く、線Z1と線Z2とで区切った
接着促進区域内には、単板T4と単板T5の接合端縁
と、単板T5と単板T6の接合端縁との、二つの未接着
の接合端縁が到来するが、制御機構10は、常に最も搬
送方向下手側に位置する未接着の接合端縁に対応する位
置へ、接着促進機構Cを移動させるよう制御するので、
接着促進部材6は、先に単板T4と単板T5の接合端縁
へ接着促進作用を付与するよう作動し、次に単板T5と
単板T6の接合端縁へ接着促進作用を付与するよう作動
することになる。
【0023】この際に、供給する接着剤の性質や後続単
板の幅等の要因の影響で条件は種々異なるものの、接着
促進部材が単板の搬送時に接着促進作用を付与するよう
作動することによって、搬送中に接着剤に接着機能を発
揮させるに至る場合と、搬送中には接着剤に接着機能を
発揮させるに至らない場合とがあり、仮に図3に例示す
る如く、単板T7の搬送が終了するまで付与し続けたと
すると、接着促進部材6の位置は、図2の位置よりも搬
送方向下手側へ移ることになるので、それ以降の接着促
進部材6の位置の変遷が関心事となるが、例えば図4に
例示する如く、次の後続単板T8が幅狭であれば、単板
T5と単板T6の接合端縁へ接着促進作用を付与する際
の接着促進部材6の位置は、図3の位置よりも搬送方向
上手側へ移るので、格別問題が生じる虞はない。
【0024】一方、例えは図5に例示する如く、次の後
続単板T8が幅広であった場合等に於ては、単板T5と
単板T6の接合端縁へ接着促進作用を付与する際の接着
促進部材6の位置は、図3の位置よりも更に搬送方向下
手側へ移ることもあるが、この場合に於ても、例えば次
の後続単板T9の搬入が遅延すれば、該後続単板T9の
前端面が端縁接近位置Uの位置に到達する前に、単板T
5と単板T6の接合端縁の接合を終えて、単板T6と単
板T7の接合端縁の位置へ移動する余裕が生じるので、
格別問題が生じる虞はなく、或は前項の説明と同様に次
の後続単板T9が幅狭であれば、単板T6と単板T7の
接合端縁へ接着促進作用を付与する際の接着促進部材6
の位置は、図5の位置よりも搬送方向上手側へ移るの
で、やはり格別問題が生じる虞はない。
【0025】而して、現実の接合処理に於ても、幅広の
単板と幅狭の単板とが適当に混在したり、後続単板の搬
入の遅延が少なからぬ頻度で発生したりするのが実状で
あるから、接着促進区域の長さを相応に設定することに
より、現実的にも接着促進部材の位置が接着促進区域か
ら外れる虞は殆ど無く、結果的に、斯様な接合方法によ
れば、前記説明からも明らかな如く、先行単板と後続単
板との接合端縁を接近させる工程と、接着資材に接着促
進作用を付与する工程とのいずれもが、他方の工程の施
行の有無に拘わりなく施行できるから、概して従前に比
べて能率良く接合処理を行うことが可能となり、而も接
着資材に接着機能を発揮させるに足る期間が十分確保で
きるので、即効性を偏重視することなく、適切な性能を
有する接着剤を、接着資材の主体に用いることができ、
従前に比べてより良好な接合処理を行うことも可能とな
る。
【0026】但し、接合装置としては、要は、単板を接
合すべき接合端縁と直交方向へ搬送する途上に於て、先
行単板と後続単板の接合端縁を密に接近させる搬送経路
を形成する単板搬送機構と、先行単板と後続単板との接
合端縁同士の間、又は接合端縁を中に含めた各単板の上
面又は下面の狭小範囲の内の少なくともいずれか一つの
部分へ、適時集約的に接着資材を供給する接着資材供給
機構と、接着資材に接着促進作用を付与する接着促進部
材を有する接着促進機構とを備えた接合装置であって、
少なくとも前記接着促進部材を有する接着促進機構につ
いては、前記搬送経路に於ける端縁接近位置よりも搬送
方向下手側に設定した所定長さの接着促進区域内を前後
移動自在に備えると共に、該接着促進区域に未接着の接
合端縁が到来するのに応じて、常に最も搬送方向下手側
に位置する未接着の接合端縁に対応する位置へ接着促進
機構を移動させ、且つ単板の搬送時及び搬送停止時のい
ずれの時期に於ても、接着資材に接着促進作用を付与す
べく、接着促進部材を作動させるよう制御する、接着促
進機器の制御機構を備えた接合装置であれば、本発明に
係る単板の接合方法の実施に用いることが可能であっ
て、前記図1に例示した接合装置の構成に限るものでは
なく、他の様々な態様に設計変更、或は置換して差し支
えないから、以下、それらの設計変更例、置換例等の代
表的な実例について順次説明する。
【0027】図1に例示した接合装置の単板搬送機構A
は、従来公知(特公昭46−40560号公報参照)の
ものであるが、該単板搬送機構Aに類似する単板搬送機
構としては、前記単板搬送機構Aに於ける摺動式の制動
バー3に代えて、例えば図6に例示する如く、ロール状
の移送回転体11の多数を適当間隔に軸装した回転式の
制動杆12を、制動部材として備えた単板搬送機構A1
や、或は例えば図7に例示する如く、ロール・チェーン
ホイール等の回転体13aにベルト・チェーン等の無端
帯13bを張架して成る移送回転体13の多数を適当間
隔に軸装した回動式の制動杆14を、制動部材として備
えた単板搬送機構A2等が代表的な公知(特公昭41−
1588号公報参照)の設計変更例として挙げられ、摺
動式に比べて円滑な接合端縁の接近を図ることができ、
いずれも本発明に係る接合装置の単板搬送機構として用
いることができる。
【0028】また、前記各種制動式の単板搬送機構に代
わる単板搬送機構としては、図8に例示した同調走行式
の単板搬送機構が挙げられる。即ち、本発明に係る単板
の接合装置の他の実例の概略側面説明図である図8に於
て、6aは、図1に例示した接合装置の接着促進機構C
に類似する接着促進機構C1の一部を構成する支持部材
であり、実線と点線とで示す如く、所望の接着促進機能
を有する接着促進部材6と対称的な位置に於て同期的に
連動して単板Tに対して当接及び離隔するよう備えられ
ており、後述する制御機構18の制御によって、接着促
進機構C1が未接着の接合端縁の位置へ移動した際に、
適宜の作動部材(図示省略)の作動を得て、接着促進部
材6が接着剤Sdに接着機能を発揮させるに足る期間だ
け単板Tに当接し、接着促進部材6による接着促進作用
の付与をバックアップする。
【0029】15は、同調走行式の単板搬送機構Dの一
部を構成する間欠搬送部材として、単板搬送機構Dの他
の一部を構成する上下一対の搬送コンベヤ1・1aの搬
送方向下手側に備えた、上下対称状の間欠搬送コンベヤ
であり、後述する制御機構18の制御によって、単板T
が搬送コンベヤ1・1aを介して当該間欠搬送コンベヤ
15に搬入される都度、サーボモータ等の適宜の駆動源
16を介して、間欠的に図示矢印方向へ走行せしめら
れ、単板Tを上下両面から挟持して間欠的に搬送する。
因に、図8に例示した単板搬送機構Dの端縁接近位置
は、単板Tに関わる搬送コンベヤ1・1aの搬送力と間
欠搬送コンベヤ15の搬送力とが入れ替わる境界に相当
する位置、つまり、線U1で示した位置である。
【0030】17は、端縁接近位置U1の搬送方向下手
側に備えた滴下式の糊付器であり、後述する制御機構1
8の制御によって、間欠搬送コンベヤ15を介して間欠
的に搬送される各単板Tの接合端縁Teが当該糊付器1
7の直下を通過する都度、各単板Tの上面の、接合端縁
Teを中に含めた(好ましくは、接合端縁Teを真中に
位置させた)狭小範囲に適量の接着剤Sdを雫状に(必
要に応じては、霧状・細紐状等に)滴下させて供給す
る。
【0031】18は、間欠搬送コンベヤ15の制御機能
と、糊付器17の制御機能と、接着促進機構C1等の接
着促進機器の制御機能とを兼備した制御機構であり、端
縁接近位置U1の搬送方向上手側に配設した端縁検出器
9の端縁検出信号に基づき、搬送コンベヤの駆動源2に
付設した回転計測器2aの計測信号、又はタイマー等か
ら成る時限装置(図示省略)の時限信号等を活用して、
先行単板Tの後端が端縁接近位置U1に到達する都度、
間欠搬送コンベヤ15の作動を休止させると共に、搬送
コンベヤ1・1aを介して搬入される後続単板Tの前端
が端縁接近位置U1に到達する都度、間欠搬送コンベヤ
15の作動を再開させるよう制御し、更に間欠搬送コン
ベヤ15を介して間欠的に搬送される単板Tの接合端縁
Teが糊付器17の直下を通過する都度、該接合端縁T
eを中に含めた狭小範囲に適量の接着剤Sdを供給すべ
く糊付器17を作動させるよう制御し、併せて、図1に
例示した接合装置の制御機構10と同様に、線Z1と線
Z2とで区切った接着促進区域内に未接着の接合端縁が
到来する毎に、常に最も搬送方向下手側に位置する未接
着の接合端縁に対応する位置へ、駆動源8及び移動部材
7を介して接着促進機構C1を移動させ、且つ単板Tの
搬送時及び搬送停止時のいずれの時期に於ても、接着促
進部材6と支持部材6aが所要期間だけ単板Tに当接す
るように(接着剤Sdが供給された箇所に於ては、接着
剤Sdを押し潰しつつ単板に当接するように)、図示し
ない作動部材(その制御回路等も図示省略)を介して接
着促進部材6と支持部材6aを作動させるよう制御す
る。
【0032】斯様に構成した接合装置によれば、制御機
構18の制御により、端縁接近位置U1に於て、先行単
板Tと後続単板Tの接合端縁Teを密に接近させると共
に、糊付器17の位置に於て、各単板Tの上面の、接合
端縁Teを中に含めた狭小範囲に適量の接着剤Sdを供
給し、更に図2〜図5に例示した工程に準ずる工程を経
て、格別支障なく接着剤Sdに接着促進作用を付与し得
るので、やはり、適切な性能を有する接着剤を用いて能
率良く単板を接合することができ、而も前記同調走行式
の単板搬送機構によると、間欠搬送コンベヤによって搬
送される単板には無理な制動力が作用しないので、先記
制動式の単板搬送機構に比べてより円滑な接合端縁の接
近を図ることができる。
【0033】尚、必要に応じては、間欠搬送コンベヤ1
5の作動を再開させる時期を、後続単板Tの前端が端縁
接近位置U1に到達する時期よりも、極く僅かだけ早く
するよう制御すれば、先行単板と後続単板の接合端縁同
士の間に微細な隙間を生じさせることができ、逆に極く
僅かだけ遅くするよう制御すれば、先行単板と後続単板
の接合端縁同士の間に側圧を作用させることができる。
因に、前記微細な隙間は、後で単板を合板等に成形する
際の糊付工程に於ける接合端縁の重なり防止に有効であ
り、また前記側圧の作用は、例えば先記図1に例示した
接合装置の糊付器4を、図8に例示した接合装置の糊付
器17に代えて用いるなど、接合端縁同士の間に接着剤
を供給する場合に、接着剤の押し広げに有効である。
【0034】一方、前記各単板搬送機構は、少なくとも
単板が端縁接近位置に到達する以前に予め不要部分を屑
として切除し、既に所望の形状に成形した単板を処理す
る構成であるが、単板の不要部分を切除する機構を兼備
し、不要部分を切除する位置と同じ位置に於て、先行単
板と後続単板の接合端縁を密に接近させる屑切除式の単
板搬送機構も多く公知(特公昭50−11143号公報
・実開昭50−128371号公報・特公昭53−13
27号公報等参照)であって、本発明に係る接合装置に
用いることが可能であり、斯様な屑切除式の具体例とし
ては、例えば図9に例示したアンビルロール式の単板搬
送機構が挙げられる。即ち、本発明に係る単板の接合装
置の他の実例の概略側面説明図である図9に於て、19
は、単板搬送機構Eの一部を構成する搬送部材として備
えた、刃受体兼用のアンビルロールであり、軸芯方向に
適宜の間隔を隔てて円周方向に連なる複数条の細溝19
aを形成すると共に、好ましくは、外周面にゴム被覆等
の保護処置(切断刃の刃先の損傷予防)を施して成り、
後述する制御機構33の制御によって、サーボモータ等
から成る適宜の駆動源20を介して、適時図示矢印方向
へ間欠的に回動せしめられ、単板Tを接合すべき端縁T
eと直交方向へ間欠的に搬送する。
【0035】21は、前記アンビルロール19の搬送方
向上手側に位置する移送部材として備えた、移送コンベ
ヤであり、後述する制御機構33の制御によって、アン
ビルロール19と同じ駆動源20(又は図示しない同種
の駆動源)を介して、適時アンビルロール19と同調す
る速度で図示矢印方向へ間欠的に回動せしめられ、単板
Tをアンビルロール19に移送する。
【0036】22は、アンビルロール19の斜め上方に
対設した切断刃であり、後述する制御機構33の制御に
よって、刃物支持部材23、カム・クランク等から成る
作動機構24等を介して、適時図示矢印方向へ往復動せ
しめられ、刃先22aがアンビルロール19に当接する
ことにより、単板Tの有効部分と不要部分Tcとの境界
を切断する。
【0037】25は、移送コンベヤ21によって移送さ
れる単板Tの有効部分と不要部分Tcとの境界を検知す
る単板検知機構Fの一部を構成する検知部材として、前
記切断刃22の搬送方向上手側へ複数個を並列状に備え
たリミットスイッチ・光電管等から成る単板検知器であ
り、単板Tの移送に伴って、単板検知機構Fの他の一部
を構成するコロ26a付のレバー26が揺動する際に、
常態に於てONである接点25aの全てがOFFになれ
ば、単板Tの有効部分の到来を検知し、反対に全てがO
FFであった接点25aのいずれか一個がONになれ
ば、単板Tの有効部分の通過を検知して、後述する制御
機構33に単板検知信号を夫々発信する。因に、単板検
知機構Fによって検知され、切断刃22によって切断さ
れる単板Tの有効部分と不要部分Tcとの境界が、結果
的に、単板Tの接合端縁Teとなることから、単板検知
機構Fは、実質的に接合端縁の検出機構を兼ねる。
【0038】27は、前記アンビルロール19の搬送方
向下手側に位置し、実線と点線とで示す如く、基端の支
持軸28を中心として、先端がアンビルロール19の細
溝19aに出没するよう揺動自在に備えた選別開閉体で
あり、後述する制御機構33の制御によって、カム・流
体シリンダー等から成る作動機構29を介して、適時図
示矢印方向へ往復揺動せしめられ、単板Tの有効部分と
不要部分Tcの進路を交互に開閉する。
【0039】30は、前記選別開閉体27の下方に付随
的に備えた屑排除杆であり、実線と点線とで示す如く、
前記選別開閉体27の往復揺動に付随して作動する作動
機構(図示省略)を介して、図示矢印方向へ往復移動せ
しめられ、単板Tの前端側の不要部分Tcの落下を助長
する。
【0040】31・31aは、単板搬送機構Eの他の一
部を構成する間欠搬送部材として備えた上下一対の間欠
搬送コンベヤであり、実線と点線とで示す如く、搬送方
向上手側の部位が前記選別開閉体27と並列的に位置し
て同期的に揺動するよう備えられており、後述する制御
機構33の制御によって、単板Tの有効部分が切断刃2
2の搬送方向下手側へ搬入される都度、サーボモータ等
の適宜の駆動源32を介して、間欠的に図示矢印方向へ
走行せしめられ、単板Tを上下両面から挟持して間欠的
に搬送する。因に、図9に例示した単板搬送機構Eの端
縁接近位置は、切断刃22の刃先22aの切断軌跡に相
当する位置、つまり、線U2で示した位置である。
【0041】33は、前記アンビルロール19、切断刃
22、選別開閉体27、間欠搬送コンベヤ31・31a
等の切断処理機器の制御機能と、糊付器17の制御機能
と、接着促進機構C1等の接着促進機器の制御機能とを
兼備した制御機構であり、前記単板検知機構Fの単板検
知器25の単板検知信号に基づき、アンビルロール19
の駆動系統内に配設した回転計測器(図示省略)の計測
信号、又はタイマー等から成る時限装置(図示省略)の
時限信号等を活用して、単板Tの有効部分と不要部分T
cの境界が切断刃22の位置に至る都度、アンビルロー
ル19、移送コンベヤ21、間欠搬送コンベヤ31・3
1a等の作動を一時停止させると共に、切断刃22を作
動させ、更に前記選別開閉体27を交互に開閉作動させ
るよう制御し、併せて、図8に例示した接合装置の制御
機構18と同様に、間欠搬送コンベヤ31・31aを介
して間欠的に搬送される単板Tの接合端縁Teが糊付器
17の直下を通過する都度、該糊付器17を作動させる
と共に、線Z1と線Z2とで区切った接着促進区域内に
未接着の接合端縁が到来する毎に、常に最も搬送方向下
手側に位置する未接着の接合端縁に対応する位置へ接着
促進機構C1を移動させ、且つ単板Tの搬送時及び搬送
停止時のいずれの時期に於ても、接着促進部材6と支持
部材6aを作動させるよう制御する。
【0042】前記単板搬送機構Eの一連の動作を、図1
0に例示した工程説明図に基づいて詳述すると、制御機
構33は、接合装置を始動するに際して、切断刃22、
選別開閉体27、屑排除杆30等を、図9に於て実線で
示した待機位置、即ち、図10左上に示した待機位置に
待機(復動)させると共に、単板検知器25によって検
知される単板Tの前端側の有効部分と不要部分Tcとの
境界が、切断刃22の位置に至るまで、アンビルロール
19と移送コンベヤ21を図示矢印方向へ回動させるよ
う制御する。
【0043】次いで、単板Tの前端側の有効部分と不要
部分Tcとの境界が、切断刃22の位置に至り、制御機
構33が、図10左下に示す如く、アンビルロール19
と移送コンベヤ21の回動を停止させると共に、切断刃
22をアンビルロール19に向けて往動させ、更に選別
開閉体27を図示矢印方向へ往動させつつ、屑排除杆3
0を図示矢印方向へ往動させるよう制御すると、前端側
の不要部分Tcが切断分離され、アンビルロール19の
斜め下方への落下が助長される。
【0044】次いで、制御機構33が、図10右下に示
す如く、選別開閉体27の先端がアンビルロール19の
溝内に没する位置まで、引続き選別開閉体27を往動さ
せると共に、切断刃22を待機位置へ復動させ、更にア
ンビルロール19、移送コンベヤ21、間欠搬送コンベ
ヤ31・31a等を図示矢印方向へ回動させるよう制御
すると、先行単板Tと後続単板Tは、互いの接合端縁を
密に接近させられ、図示矢印方向へ搬送される。尚、先
記単板搬送機構Dと同じく、必要に応じては、間欠搬送
コンベヤ31・31aの回動を再開させる時期を、アン
ビルロール19の回動を再開させる時期よりも、極く僅
かだけ早くしたり、遅くしたりする制御によって、接合
端縁同士の間に、隙間又は側圧を生じさせることができ
る。
【0045】次いで、単板検知器25によって検知され
る単板Tの後端側の有効部分と不要部分Tcとの境界
が、切断刃22の位置に至り、制御機構33が、図10
右上に示す如く、アンビルロール19と移送コンベヤ2
1の回動を停止させると共に、切断刃22をアンビルロ
ール19に向けて往動させるよう制御すると、後端側の
不要部分Tcが切断分離される。
【0046】次いで、制御機構33が、図10左上に示
す如く、切断刃22、選別開閉体27、屑排除杆30等
を、待機位置に復動させると共に、アンビルロール19
と移送コンベヤ21を図示矢印方向へ回動させるよう制
御すると、後端側の不要部分Tcは、アンビルロール1
9の斜め下方へ落下すると共に、次の単板Tの前端側の
有効部分と不要部分Tcとの境界が、単板検知器25に
よって検知され、やがて切断刃22の位置に至る。以
下、同じ制御による一連の動作の繰り返しによって、各
単板の不要部分が順次切除されると共に、先行単板と後
続単板の接合端縁が密に接近させられて、後の接着促進
区域へ搬送されることになる。
【0047】尚、本発明に係る単板の接合装置(接合方
法)によって接合した単板群は、図示は省略したが、常
法通り、接合装置の搬送方向下手側の適宜位置に定尺切
断装置を備えて、所定長さ毎に定尺切断して合板等の成
形に用いることができるが、単板搬送機構として、前記
屑切除式の単板搬送機構を用いる場合については、単板
の有効部分と不要部分との境界の切断とは別途に、必要
に応じて、接合端縁を密に接近させた単板群の長さが、
所定長さに達する毎に、切断刃を作動させて定尺切断を
行い、且つ該定尺切断した箇所への接着資材供給機構に
よる接着資材の供給(及び接着促進機構による接着促進
作用の付与)を休止するよう、制御機構によって制御す
る構成を採れば、定尺切断装置の併設を省略することが
可能であり、更に必要に応じては、先記図8に例示した
接合装置の制御機構による制御に準じて、間欠搬送コン
ベヤの作動時期をアンビルロールの作動時期よりも極く
僅かだけ早くするよう制御することにより、定尺切断し
た箇所に意図的に一定の隙間を生じさせて、仮に搬送途
上に於て、単板群の搬送状態に誤差が発生したとして
も、該誤差が集積しないよう図るのも有効である。
【0048】以上明らかな如く、本発明に係る単板の接
合装置の単板搬送機構としては、要するに単板を接合す
べき接合端縁と直交方向へ搬送する途上に於て、先行単
板と後続単板の接合端縁を密に接近させる搬送経路を形
成するものであれば足り、また、接着促進区域の長さ、
端縁接近位置と接着促進区域との間隔等は、接着資材供
給機構と接着促進機構の構造等を考慮して、適宜設定す
れば差し支えなく、更に必要に応じては、後述する接着
資材供給機構と接着促進機構の設計変更例、置換例を含
めて、適当な機構を適切に組合せて用いることにより、
端縁接近位置と接着促進区域との間隔を零に設定するこ
と、つまり、端縁接近位置を接着促進区域の始端側(搬
送方向上手側)とすることも可能である。
【0049】次に、接着資材供給機構について述べる
と、図1に例示した接着資材供給機構Bは、従来公知
(特公昭55−40401号公報参照)のものである
が、先記単板搬送機構Eの構造に適合する同種の接着資
材供給機構としては、例えば図11に例示する如く、接
着剤導入用の導管34、突端部35aに接着剤Sdの吐
出孔(図示省略)を有する糊付器35等から成り、前記
導管34の経路中、又は突端部35aの位置に備えた制
御弁(図示省略)の作動によって、先行単板Tの後端側
が下方へ揺動する際に、吐出孔から適量の接着剤Sdを
吐出し、先行単板Tの後端面に適量の接着剤Sdを塗布
する接着資材供給機構Gが公知(特許2887621号
公報参照)である。因に、該公報にも明記される通り、
図11に例示した単板搬送機構E1は、先行単板Tの後
端面への接着剤Sdの塗布を安定化させる為に、切断刃
22の刃先22aの切断軌跡に相当する、線U3で示し
た端縁接近位置が、アンビルロール19の求芯方向Vに
対して、搬送方向上手側から搬送方向下手側に向けて適
宜角度θだけ斜めとなるように、切断刃22の往復作動
方向を設定したものである。また、前記糊付器35は、
必要に応じて、例えば導管34を中心として揺動可能に
備え、接着剤Sdの吐出孔を有する突端部35aの部分
が、接着剤Sdの吐出直後に微少距離だけ先行単板Tの
後端面側へ往復揺動し得るよう構成しても差し支えな
い。
【0050】一方、前記各接着資材供給機構は、未接着
の接合端縁が接着促進区域に至る前に予め接着資材を供
給するのに適した形態であるが、他に、未接着の接合端
縁が接着促進区域に至るのに対応して、各単板の上面又
は下面(保守管理の容易性からすると、優先的には上
面)の、前記接合端縁を中に含めた狭小範囲に臨む位置
へ接着材を所望長さつづ断続的に繰り出す、繰り出し式
の接着材供給器を有する接着資材供給機構を、接着促進
機構と直接的に組合せて、本発明に係る接合装置に用い
ることも可能であり、斯様な繰り出し式の接着材供給器
を有する接着資材供給機構の一例としては、例えば図1
2に例示した接着テープ繰り出し式の接着材供給器を有
する接着資材供給機構が挙げられる。即ち、接着資材供
給機構の他の実例の概略側面説明図である図12に於
て、36は、後述する接着資材供給機構Jが供給する接
着テープSbの性質に応じた接着促進機能を具備して、
接着促進機構Hの一部を構成する接着促進部材であり、
実線と点線とで示す如く、夫々が単板Tに対して同期的
に当接及び離隔するよう備えられており、後述する制御
機構42の制御によって、単板搬送機構E(A〜A2・
D・E1)の搬送経路に設定した、線Z1と線Z2とで
区切った接着促進区域内に到来する未接着の接合端縁の
位置へ接着促進機構Hが移動した際に、カム・クランク
・流体シリンダー等から成る作動部材37の作動を得
て、接着テープSbに接着機能を発揮させるに足る期間
だけ単板Tに当接(接着テープSbが存在する部分は、
接着テープSbを介した間接的な当接)し、接着テープ
Sbに接着促進作用を付与する。
【0051】38は、テープ押えロール39と対向し
て、接着資材供給機構Jの接着材供給器の一部を構成す
るテープ繰り出しロールであり、後述する制御機構42
の制御によって、線Z1と線Z2とで区切った接着促進
区域内に到来する未接着の接合端縁に対応する位置へ接
着促進機構Hが移動する迄に、接着テープリールSbR
から接着テープSbを所望長さ繰り出し、接着材供給器
の他の一部を構成する上下一対のテープガイド41を介
して、各単板Tの所望の面(図示例は上下両面)の、未
接着の接合端縁を中に含めた狭小範囲に臨む位置へ供給
すると共に、接着促進部材36によって接着テープSb
が単板Tに圧接されている間に、接着テープSbを若干
繰り戻すように、サーボモータ等の適宜の駆動源40を
介して回動せしめられ、接着テープSbの断続的な繰り
出しと切断とを行う。
【0052】42は、単板搬送機構Eを構成する間欠搬
送コンベヤ31・31a等の切断処理機器の制御機能
と、接着促進機構H等の接着促進機器の制御機能と、接
着資材供給機構Jの制御機能とを兼備した制御機構であ
り、図9に例示した接合装置の制御機構33と同様に、
単板検知機構の単板検知器の単板検知信号に基づいて、
単板の有効部分と不要部分の境界が切断刃の位置に至る
都度、間欠搬送コンベヤ31・31a等の作動を一時停
止させると共に、切断刃を作動させ、更に選別開閉体を
交互に開閉作動させるよう制御し、併せて、線Z1と線
Z2とで区切った接着促進区域内に未接着の接合端縁が
到来する毎に、常に最も搬送方向下手側に位置する未接
着の接合端縁に対応する位置へ接着促進機構Hを移動さ
せ、且つ単板Tの搬送時及び搬送停止時のいずれの時期
に於ても、作動部材37を介して接着促進部材36を作
動させるよう制御するが、更に加えて、接着促進機構H
が所要位置へ移動する迄に(好ましくは、移動し終える
際に)、接着テープリールSbRから接着テープSbを
所望長さ繰り出し、テープガイド41を介して未接着の
接合端縁を中に含めた狭小範囲に臨む位置へ供給すると
共に、接着促進部材36によって接着テープSbが単板
Tに圧接されている間に、接着テープSbを若干繰り戻
すように、駆動源40を介してテープ繰り出しロール3
8を図示矢印方向へ正逆回動させるよう制御(制御回路
は図示省略)する。
【0053】斯様に構成した接着資材供給機構Jによれ
ば、接着促進機構Hが所要位置に移動する都度、接着テ
ープSbを断続的に繰り出すと共に、接着促進部材36
との協動により、接着テープSbを幅狭状に切断して、
各単板Tの所望の面(図示例は上下両面)の、接合端縁
を中に含めた狭小範囲へ止着することができる。尚、接
着テープの切断を容易化するには、接着促進部材の単板
当接面の接着資材供給機構側の端部形状を、例えば先記
図19の接着テープSbの切断形状に準ずる鋸歯状の如
き、凹凸状にするのが好ましい。
【0054】因に、処理対象を未乾燥単板とし、加熱し
た接着促進部材によって、親水熱硬化性接着剤を塗工し
て成る接着テープを加圧及び加熱する工法を試みたとこ
ろ、加圧に伴って未乾燥単板が含有する水分が親水熱硬
化性接着剤を溶解し、該溶解した親水熱硬化性接着剤
が、加熱に伴って実用的に支障のない時間内に硬化する
ので、従前実験段階に留まっていた未乾燥単板の接合処
理も、実用化できるようになった。また更に、ガムテー
プと通称される公知の再湿型接着テープは、安価である
ので、コスト的には極めて好適な接着材であるにも拘わ
らず、加湿を施してから接着力が発揮されるまでに一定
以上の待機期間が必要であり、而も一旦加湿しても、一
定限度期間を越えると湿気が乾いて接着力が消滅する故
に、本発明に係る接合装置の如く、不規則な所要時に都
度短く分断して用いる形態には甚だ不向きな接着材であ
るとされており、図18の例の如く、連続的に止着する
形態以外の形態では殆ど使用実績がないが、本発明の発
明者による実験によると、処理対象を、常法通り含水率
12%以下程度に乾燥した乾燥単板とする場合について
は、摂氏100度〜210度(好ましくは、120度〜
210度)の高温に加熱した接着促進部材を用いて加圧
する構成を採ることにより、再湿型接着テープに加湿を
施すことなく、単板へ止着できるので、それを以って接
合コストの低減を図り得ることが確認された。
【0055】また一方、前記テープガイドを用いる繰り
出し式の接着資材供給機構は、例えば熱硬化性接着剤、
親水熱硬化性接着剤、熱可塑性接着剤、再湿性接着剤等
を、単独で塗工するか、又は所望の複数種を入り違い状
乃至は分散状に組合せて塗工して成る接着テープの如
く、テープガイドを通過する時期に於て接着性が乏しい
接着テープ(但し、再湿型接着テープについては、加湿
を施さない状態の場合)の案内に適するが、例えば感圧
テープ等の如く、前記時期には既に接着性を有する接着
テープに適する繰り出し式の接着資材供給機構として
は、例えば図13に例示する如き、繰り出し式の接着資
材供給機構が挙げられる。即ち、接着資材供給機構の他
の実例の概略側面説明図である図13に於て、43は、
接着資材供給機構J1の接着材供給器の一部を構成する
無端状のコイルバネ45の複数条をガイドする複数条の
溝43aを有するテープ繰り出しロールであり、対向す
るテープ押えバネ46、接着促進機構の一部を構成する
接着促進部材48等と一体的に図示矢印方向へ往復動作
するよう備えられると共に、図12に例示した制御機構
に準ずる構成の制御機構(図示省略)の制御によって、
接着促進機構が所要位置へ移動する迄に(好ましくは、
移動し終える際に)、接着テープリールSbRから感圧
テープSb1を所望長さ繰り出すと共に、接着促進部材
48によって感圧テープSb1が単板Tに圧接されてい
る間に、感圧テープSb1を若干繰り戻すように、サー
ボモータ等の適宜の駆動源(図示省略)を介して図示矢
印方向へ正逆回動せしめられる。
【0056】44は、コイルバネ45をガイドする複数
条の溝44aを有する遊転ロールであり、前記テープ繰
り出しロール43等と一体的に図示矢印方向へ往復動作
するよう備えられ、コイルバネ45に適度の張力を付与
する。
【0057】47は、接着資材供給機構J1の接着材供
給器の他の一部を構成する空気噴射ノズルであり、前記
テープ繰り出しロール43等と一体的に図示矢印方向へ
往復動作するよう備えられ、図示しない制御機構の制御
によって、感圧テープSb1が所望長さ繰り出された後
に、圧縮空気を噴射し始め、接着促進部材48によって
感圧テープSb1が単板Tに圧接されると、圧縮空気を
噴射し終えるよう、制御弁(図示省略)を介して作動せ
しめられ、感圧テープSb1の先端部を接着促進部材4
8の下面側へ屈折させる。
【0058】斯様に構成した接着資材供給機構J1によ
ると、テープ押えバネ46の位置に於て、複数条のコイ
ルバネ45に仮接着された感圧テープSb1は、テープ
繰り出しロール43の回動を得て繰り出された際に、遊
転ロール44の位置に於て、コイルバネ45が屈曲して
外周側のコイル間隔が拡大するのに伴い、先端側が順次
コイルバネ45から剥離されるので、当初は実線で示す
如く、略接線方向に繰り出されるが、所望長さ繰り出さ
れた後には、空気噴射ノズル47による圧縮空気の噴射
によって、点線で示す如く、接着促進部材48の下面側
へ屈折させられるので、接着性に拘わりなく安定的な供
給が可能であり、先記接着資材供給機構Jの場合と同様
に、感圧テープSb1を幅狭状に切断して、各単板Tの
上面(接着資材供給機構Jは、必要に応じて、上面及び
/又は下面のいずれへでも配設可能)の、接合端縁を中
に含めた狭小範囲へ止着することができる。
【0059】一方、熱可塑性接着剤を被覆及び/又は含
浸して成る接着糸を接着資材として用いる接着資材供給
機構の一例としては、例えば図14に例示した接着糸繰
り出し式の接着資材供給機構が挙げられる。即ち、接着
資材供給機構の他の実例の概略側面説明図である図14
に於て、49は、後述する接着資材供給機構Kが供給す
る接着糸Sc1の性質に適応する冷却機能を具備して、
接着促進機構の一部を構成する接着促進部材であり、実
線と点線とで示す如く、該接着促進部材49と対称的な
位置にある支持部材49aと同期的に連動して単板Tに
対して当接及び離隔するよう備えられており、図12に
例示した制御機構に準ずる構成の制御機構(図示省略)
の制御によって、接着促進機構が所要位置へ移動した際
に、作動部材(図示省略)の作動を得て、接着糸Sc1
に接着機能を発揮させるに足る期間だけ単板Tに当接
(接着糸Sc1が存在する部分は、接着糸Sc1を介し
た間接的な当接)し、接着糸Sc1に冷却作用を付与す
る。
【0060】50は、接着促進部材49に一体状に付設
された糸切り刃であり、接着促進部材49が単板Tに当
接した際に、接着糸Sc1を短線状に切断する。因に、
熱可塑性接着剤を被覆及び/又は含浸して成る接着糸
は、加熱によって溶融した際の直線度(直線性)を維持
する為に、ガラス繊維・軟金属線等から成る難熱可塑性
の細線の少なくとも一条を、基材として用いるのが好ま
しい。
【0061】51は、熱可塑性接着剤を被覆及び/又は
含浸して成る接着糸Sc1をガイドする溝51aを備
え、接着糸押えロール52と対向して、接着資材供給機
構Kの接着材供給器の一部を構成する接着糸繰り出しロ
ールであり、図示しない制御機構の制御によって、接着
促進機構が所要位置へ移動する迄に(好ましくは、移動
し終える際に)、接着糸リールScRから接着糸Sc1
を所望長さ繰り出し,接着糸ガイド54を介して未接着
の接合端縁を中に含めた狭小範囲に臨む位置へ供給する
と共に、接着促進部材49によって接着糸Sc1が単板
Tに圧接されている間に、接着糸Sc1を若干繰り戻す
ように、サーボモータ等の適宜の駆動源53を介して図
示矢印方向へ正逆回動せしめられる。
【0062】55は、熱風噴出ノズルであり、図示しな
い制御機構の制御によって、前記接着糸Sc1が、各単
板Tの所望の面(図示例は上面)の、未接着の接合端縁
を中に含めた狭小範囲に臨む位置へ供給された際に、所
要時間だけ熱風を噴射するよう制御弁(図示省略)を介
して作動せしめられ、接着糸Sc1に被覆及び/又は含
浸された熱可塑性接着剤を溶融させる。尚、必要に応じ
ては、図示は省略したが、前記熱風噴出ノズルを常時熱
風噴射式とすると共に、熱風の流通路の側方に圧縮空気
の噴出ノズルを備え、制御弁を介して適時前記圧縮空気
の噴出ノズルを開閉させるよう制御することにより、所
要時にのみ熱風を前記接着糸に当て、不要時には熱風を
接着糸に当てないよう、圧縮空気によって熱風の噴射方
向を変える構成を採っても差し支えない。
【0063】斯様に構成した接着資材供給機構Kによっ
ても、先記接着資材供給機構J・J1の場合とほぼ同様
に、接着促進機構が所要位置に移動する都度、接着糸S
c1を断続的に繰り出すことができると共に、糸切り刃
50との協動により、接着糸Sc1を短線状に切断する
ことができる。因に、必要に応じては、同種の接着材切
断刃を、図12・図13の接着促進部材に付設しても差
し支えない。また、熱硬化性接着剤を被覆及び/又は含
浸して成る接着糸を用いる場合には、前記熱風噴出ノズ
ルの配設を省略し、必要に応じては、繰り出した接着糸
に適量の水分を供給する加湿器を備えて成る接着資材供
給機構に設計変更すると共に、冷却機能に変えて加熱機
能を前記接着促進部材に具備すれば足りる。
【0064】次に、接着促進機器の制御機構について述
べると、図1・図8・図9・図12の実例、及び後述す
る図15の実例等からも明らかな如く、接着促進機器の
制御機構は、要は搬送経路に於ける端縁接近位置の近傍
から接着促進区域に至るまでの間の適宜位置に、接合端
縁の検出機構を有し、該検出機構の端縁検出信号に基づ
いて、常に最も搬送方向下手側に位置する未接着の接合
端縁に対応する位置へ接着促進機構を移動させると共
に、接着促進部材を作動させるよう制御する構成であれ
ば足り、必要に応じては、図8・図9・図12の実例の
如く、他の部材・機構の作動を制御する制御機構と一体
的に備えても差し支えない。因に、図1・図8・図9
(及び図12)に例示した接着促進機器の制御機構は、
端縁接近位置の前位に於て、単板の接合端縁を密に接近
させる前に、予め接合端縁を検出する検出機構を有する
構成としたが、例えば後述する図15の接合端縁の検出
機構によれば、単板の接合端縁を密に接近させた後であ
っても、接着促進区域に至るまでに接合端縁を検出する
ことができる。
【0065】即ち、接合端縁の検出機構の他の実例の概
略斜視説明図である図15に於て、56は、接合端縁の
検出機構の一部を構成する単板押えロールであり、外周
部が単板搬送機構A(A1・A2・D・E・E1)によ
って形成される搬送経路を遮る位置へ遊転自在に備えら
れており、単板Tの繊維方向の端部が本来の搬送経路か
ら外れる位置を通過するように、単板Tの繊維方向の端
部を押え込む。
【0066】57は、前記単板押えロール56のやや搬
送方向上手側の搬送経路の側方に備えられた、接合端縁
の検出機構の他の一部を構成する反射型光電管から成る
端面検出器であり、単板Tの繊維方向の端面が本来の搬
送経路の位置を通過する場合に限って、接着促進機器の
制御機構(図示省略)へ端縁検出信号を発信する。
【0067】例えば前記の如く構成した接合端縁の検出
機構によれば、搬送される単板に接合端縁が存在しない
と、点線で示す如く、単板押えロール56が単板Tの繊
維方向の端部を押え込み、本来の搬送経路から外れる位
置を通過させるので、端面検出器57は端縁検出信号を
発信しない。他方、単板に接合端縁が存在すると、先行
単板Tの後端が実線で示す如く押え込まれても、後続単
板Tの前端は、実線で示す如く、単板押えロール56に
当接するまで本来の搬送経路の位置を通過するので、端
面検出器57によって端縁検出信号を発信することがで
き、先記各実例の予め接合端縁を検出する検出機構に代
えて用いることが可能である。
【0068】また、図示は省略したが、先行単板と後続
単板との間に、隙間が生じるような位置に前記単板押え
ロールを備えれば、前記反射型光電管から成る端面検出
器に代えて、一対の投光・受光型光電管から成る端縁検
出器を、搬送経路の斜め上方と斜め下方に対向状に備え
ても、同様に接合端縁を検出することができ、更に、必
要に応じては、それら二種の検出機構を併設して、後者
(図15の実例等)を接着促進機器の制御専用、前者
(先記各実例)をその余の機器の制御用に使い分けして
も差し支えない。因に、後者の検出機構が、単板に内在
する割れを接合端縁と誤って検出する虞を確実に回避す
るには、搬送経路の両側方に検出機構を各別に備えて、
検出信号の同時性を確認すれば足りるが、必要に応じて
は、一側方又は両側方に備えた後者の検出機構によって
割れをも併せて検出し、制御機構により都度接着資材供
給機構と接着促進機構とを稼働させて、割れの少なくと
も端部を一緒に接合処理する構成を採っても差し支えな
い。
【0069】更に、図示は省略したが、例えば端縁接近
位置乃至その付近に於て、予め単板の接合端縁又はその
近傍に、顔料・インク等を噴射又は塗布して、接合端縁
を示す目印を付けると共に、搬送方向下手側の適宜位置
にイメージセンサ等から成る端縁検出器を設けて、前記
目印を検出することにより、端縁検出信号を発信する検
出機構であっても差し支えなく、要は接合端縁が検出で
きれば足りる。
【0070】尚、先述の如く、現実的に接着促進部材の
位置が接着促進区域から外れる虞は殆ど無いが、万一に
備えて、接着促進部材の位置が接着促進区域の最も搬送
方向下手側の位置(線Z2の位置)に至った場合には、
接着促進部材による接着促進作用の付与が終る時期ま
で、暫定的に単板搬送機構の作動を休止させる、非常用
の制御プログラムを、いずれかの制御機構に組み込んで
おくのが好ましい。
【0071】次に、接着促進機構について述べると、先
記各実例の接着促進機構は、いずれも接着促進部材を単
板の板面に対して垂直方向に作動させるよう備える構成
としたが、接着促進部材の作動方向としては、単板の板
面に対して垂直方向に限るものではなく、図示は省略し
たが、単板の板面に対して斜めの方向や、後述する図1
6の実例の方向を含めて、種々の方向に作動させる構成
として差し支えない。即ち、接着促進機構の他の実例の
概略側面説明図である図16に於て、58は、後述する
仕切板59、リバースロール60、塗布ロール61等と
一緒に接着資材供給機構の一部を構成する糊タンクであ
り、適量の接着剤Sdを収容する。
【0072】59は、前記糊タンク58に付設された仕
切板であり、糊タンク58からの接着剤Sdの流出を阻
止すると共に、後述する塗布ロール61の外周に塗布さ
れた接着剤Sdの還流を許容する。
【0073】61は、前記糊タンク58に付設された塗
布ロールであり、減速機付電動機等から成る適宜の駆動
源(図示省略)を介して(好ましくは、更にトルクリミ
ッタ等のスリップ許容部材を介して)、図示矢印方向に
回動せしめられ、回転方向を逆にして同様に糊タンク5
8に併設されたリバースロール60の規制を得て、常に
外周に適厚の接着剤Sdを滞留する。尚、必要に応じて
は、該塗布ロール61の外周に適宜形状の溝を形成して
も差し支えない。
【0074】62は、接着資材供給機構の他の一部を構
成する接着剤塗布具を兼ねて、接着促進機構の一部を構
成する接着促進部材であり、支点軸64によって揺動可
能に枢支される揺動アーム63へ、支点ピン62aを介
して揺動可能に付設されており、図示しない制御機構に
よる制御によって、常態に於ては実線で示す待機位置で
待機すると共に、接着促進機構が所要位置に移動する都
度、カム・流体シリンダー等から成る作動部材(図示省
略)の作動を得て、最初に前記塗布ロール61の外周に
当接する位置へ、次に各単板Tの所望の面(図示例は上
面)の、未接着の接合端縁Teを中に含めた狭小範囲に
当接する位置へ、最後に当初の待機位置へ順々に揺動せ
しめられ、塗布ロール61の外周から転写した接着剤S
dを、各単板Tの上面の、未接着の接合端縁Teを中に
含めた狭小範囲に再転写すると共に、再転写した接着剤
Sdに接着促進作用を付与する。
【0075】65は、接着促進機構の他の一部を構成す
る支持部材であり、図示しない制御機構による制御と作
動部材の作動とを得て、前記接着促進部材62の中程か
ら最後にかけての揺動と同期して図示矢印方向に作動す
るよう対設されており、接着促進部材62による接着促
進作用の付与をバックアップする。
【0076】例えば前記の如く構成した接着促進機構に
よれば、接着促進部材62の作動によって、塗布ロール
61の外周から転写した接着剤Sdを、各単板Tの所望
の面(図示例は上面)の、未接着の接合端縁Teを中に
含めた狭小範囲に再転写すると共に、再転写した接着剤
Sdに接着促進作用を付与して、接合端縁Teの接合を
行うことが可能であり、接着促進部材62の作動方向は
必ずしも単板Tの板面に対して垂直方向でなくても差し
支えない。
【0077】尚、接着促進部材は、接着資材供給機構が
供給する接着資材の性質に応じた接着促進機能を具備す
るものであるが、接着促進機能の発生源、例えば加熱器
・高周波発信器等の加熱機器や冷却器・冷風機等の冷却
機器などを、接着促進部材に直接備える構成に限るもの
ではなく、図示は省略したが、所望の接着促進機能の発
生源を、接着促進部材の待機位置の近傍に備えて、外部
から間接的に待機中の接着促進部材に接着促進機能を具
備させる構成であっても差し支えない。
【0078】次に、その余の事項について述べると、本
発明に係る単板の接合方法及び接合装置は、処理する方
向の幅が不揃いな単板の接合処理に適用する外に、予め
特定の幅又は特定の幅の整数倍の幅に成形した単板、或
は例えば図9に例示した屑切除式の単板搬送機構等によ
って、接合処理する直前に特定の幅又は特定の幅の整数
倍の幅に切断した単板等の接合処理に適用しても差し支
えない。
【0079】
【発明の効果】以上明らかな如く、本発明に係る単板の
接合方法及び該接合方法の実施に用いる接合装置によれ
ば、処理する単板の幅に何等拘わりなく、従来に比べて
能率的に接合処理することができると共に、処理能率に
係わる即効性を偏重視することなく、接合強度等も考慮
した適切な性能を有する接着剤を主体とする接着資材を
用いて、従来以上に良好な接合処理をすることができる
ので、単板処理工程に於ける本発明の実施効果は甚大で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る単板の接合装置の概略側面説明図
である。
【図2】本発明に係る単板の接合方法の接合工程を説明
する為の工程説明図である。
【図3】本発明に係る単板の接合方法の接合工程を説明
する為の工程説明図である。
【図4】本発明に係る単板の接合方法の接合工程を説明
する為の工程説明図である。
【図5】本発明に係る単板の接合方法の接合工程を説明
する為の工程説明図である。
【図6】接合装置に用いる単板搬送機構の他の実例の概
略側面説明図である。
【図7】接合装置に用いる単板搬送機構の他の実例の概
略側面説明図である。
【図8】本発明に係る単板の接合装置の他の実例の概略
側面説明図である。
【図9】本発明に係る単板の接合装置の他の実例の概略
側面説明図である。
【図10】図9に例示した接合装置の接合工程を説明す
る為の工程説明図である。
【図11】接合装置に用いる接着資材供給機構の他の実
例の概略側面説明図である。
【図12】接合装置に用いる接着資材供給機構の他の実
例の概略側面説明図である。
【図13】接合装置に用いる接着資材供給機構の他の実
例の概略側面説明図である。
【図14】接合装置に用いる接着資材供給機構の他の実
例の概略側面説明図である。
【図15】接合装置に用いる接合端縁の検出機構の他の
実例の概略斜視説明図である。
【図16】接合装置に用いる接着促進機構の他の実例の
概略側面説明図である。
【図17】従来の単板の接合方法の接合工程を説明する
為の工程説明図である。
【図18】単板に対する接着資材の止着形態を説明する
為の平面説明図である。
【図19】単板に対する接着資材の止着形態を説明する
為の平面説明図である。
【図20】単板に対する接着資材の止着形態を説明する
為の平面説明図である。
【図21】単板に対する接着資材の止着形態を説明する
為の平面説明図である。
【符号の説明】
A・A1・A2 :単板搬送機構 B・G・J・J1・K :接着資材供給機構 C・C1・H :接着促進機構 D・E・E1 :単板搬送機構 F :単板検知機構 L :接着促進区域の長さ Sa :有孔接着テープ Sb :接着テープ Sb1 :感圧テープ Sc :接着糸 Sc1 :熱可塑性接着剤を被覆及び/
又は含浸して成る接着糸 Sd :接着剤 T :単板 Te :単板の接合端縁 U・U1・U2・U3 :端縁接近位置 V :アンビルロールの求芯方向 W :単板に内在する割れ X :端縁接近位置から接着促進区
域までの距離 Z1・Z2 :接着促進区域を示す線 1・1a :搬送コンベヤ 3 :上下対称状の制動バー 4・17・35 :糊付器 5・25 :単板検知器 6・36・48 :接着促進部材 49・62 :接着促進部材 6a・49a・65 :支持部材 9 :端縁検出器 10・18・33・42:制御機構 15・31・31a :間欠搬送コンベヤ 19 :アンビルロール 22 :切断刃 27 :選別開閉体 38・43 :テープ繰り出しロール 41 :テープガイド 45 :コイルバネ 47 :空気噴射ノズル 51 :接着糸繰り出しロール 54 :接着糸ガイド 55 :熱風噴出ノズル 57 :端面検出器 58 :糊タンク 61 :塗布ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 関司 愛知県大府市梶田町三丁目130番地 株式 会社名南製作所内 Fターム(参考) 2B200 AA03 BA01 CA02 CA11 FA09 GA02

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベニヤ単板を接合すべき接合端縁と直交
    方向へ搬送する途上に於て、先行ベニヤ単板と後続ベニ
    ヤ単板の接合端縁を密に接近させると共に、先行ベニヤ
    単板と後続ベニヤ単板との接合端縁同士の間、又は接合
    端縁を中に含めた各ベニヤ単板の上面又は下面の狭小範
    囲の内の少なくともいずれか一つの部分へ、適時集約的
    に接着資材を供給し、該接着資材に接着促進作用を付与
    して、ベニヤ単板を順次接合する接合方法であって、少
    なくとも前記接着促進作用については、ベニヤ単板の搬
    送経路に於ける端縁接近位置よりも搬送方向下手側に設
    定した所定長さの接着促進区域内に於て、ベニヤ単板の
    搬送時及び搬送停止時のいずれの時期に於ても付与可能
    とし、而も前記接着促進区域に順次到来する未接着の接
    合端縁の内で、常に最も搬送方向下手側に位置する接合
    端縁を接着すべく供給された接着資材から順に接着促進
    作用を付与して接着することを特徴とするベニヤ単板の
    接合方法。
  2. 【請求項2】 ベニヤ単板を接合すべき接合端縁と直交
    方向へ搬送する途上に於て、先行ベニヤ単板と後続ベニ
    ヤ単板の接合端縁を密に接近させる搬送経路を形成する
    単板搬送機構と、先行ベニヤ単板と後続ベニヤ単板との
    接合端縁同士の間、又は接合端縁を中に含めた各ベニヤ
    単板の上面又は下面の狭小範囲の内の少なくともいずれ
    か一つの部分へ、適時集約的に接着資材を供給する接着
    資材供給機構と、接着資材に接着促進作用を付与する接
    着促進部材を有する接着促進機構とを備えたベニヤ単板
    の接合装置であって、少なくとも前記接着促進部材を有
    する接着促進機構については、前記搬送経路に於ける端
    縁接近位置よりも搬送方向下手側に設定した所定長さの
    接着促進区域内を前後移動自在に備えると共に、該接着
    促進区域に未接着の接合端縁が到来するのに応じて、常
    に最も搬送方向下手側に位置する未接着の接合端縁に対
    応する位置へ接着促進機構を移動させ、且つベニヤ単板
    の搬送時及び搬送停止時のいずれの時期に於ても、接着
    資材に接着促進作用を付与すべく、接着促進部材を作動
    させるよう制御する、接着促進機器の制御機構を備えた
    ことを特徴とするベニヤ単板の接合装置。
  3. 【請求項3】 ベニヤ単板を上下両面から挟持して接合
    すべき接合端縁と直交方向へ搬送する搬送部材と、該搬
    送部材の搬送方向下手側に位置し、ベニヤ単板を上下両
    面から挟持して制動する制動部材とを有する単板搬送機
    構を用いて成る請求項2記載のベニヤ単板の接合装置。
  4. 【請求項4】 ベニヤ単板を上下両面から挟持して接合
    すべき接合端縁と直交方向へ搬送する搬送部材と、該搬
    送部材の搬送方向下手側に位置し、ベニヤ単板を上下両
    面から挟持して間欠的に搬送する間欠搬送部材と、該間
    欠搬送部材の所定位置に先行ベニヤ単板の後端が至る都
    度、間欠搬送部材の作動を休止させると共に、後続ベニ
    ヤ単板の前端が前記所定位置に至る都度、間欠搬送部材
    の作動を再開させるよう制御する、間欠搬送部材の制御
    機構とを有する単板搬送機構を用いて成る請求項2記載
    のベニヤ単板の接合装置。
  5. 【請求項5】 円周方向に連なる複数条の細溝を有し、
    ベニヤ単板を接合すべき接合端縁と直交方向へ移送する
    刃受体兼用のアンビルロールと、該アンビルロールの搬
    送方向上手側に位置し、ベニヤ単板をアンビルロールに
    移送する移送部材と、前記アンビルロールに対して離接
    自在に対設した切断刃と、該切断刃の搬送方向上手側に
    位置し、前記移送部材を介して移送されるベニヤ単板の
    不要部分を検知する単板検知機構と、前記アンビルロー
    ルの搬送方向下手側に位置し、ベニヤ単板の有効部分と
    不要部分の進路を交互に開閉するよう揺動する選別開閉
    体と、搬送方向上手側の部位が前記選別開閉体と並列的
    に位置して同期的に揺動するよう備えられ、ベニヤ単板
    を上下両面から挟持して間欠的に搬送する間欠搬送部材
    と、前記単板検知機構の単板検知信号に基づいて、ベニ
    ヤ単板の有効部分と不要部分の境界が切断刃の位置に至
    る都度、前記アンビルロール、移送部材、間欠搬送部材
    等の作動を一時停止させると共に、切断刃を作動させ、
    更に前記選別開閉体を交互に開閉作動させるよう制御す
    る、切断処理機器の制御機構とを有する単板搬送機構を
    用いて成る請求項2記載のベニヤ単板の接合装置。
  6. 【請求項6】 接着剤を断続的に吐出させ、先行ベニヤ
    単板の後端面又は後続ベニヤ単板の前端面のいずれか片
    面に供給する吐出式の糊付器を有する接着資材供給機構
    を用いて成る請求項2〜請求項5のいずれか一つの項に
    記載のベニヤ単板の接合装置。
  7. 【請求項7】 接着剤を断続的に滴下させ、先行ベニヤ
    単板と後続ベニヤ単板の上面の、接合端縁を中に含めた
    狭小範囲に供給する滴下式の糊付器を有する接着資材供
    給機構を用いて成る請求項2〜請求項5のいずれか一つ
    の項に記載のベニヤ単板の接合装置。
  8. 【請求項8】 接着材を所望長さつづ断続的に繰り出
    し、先行ベニヤ単板と後続ベニヤ単板の上面又は下面
    の、接合端縁を中に含めた狭小範囲に臨む位置へ供給す
    る繰り出し式の接着材供給器を有する接着資材供給機構
    を用い、該接着資材供給機構を接着促進機構と一体的に
    前後動可能に備えて成る請求項2〜請求項5のいずれか
    一つの項に記載のベニヤ単板の接合装置。
  9. 【請求項9】 接着資材供給機構を搬送経路の上下両側
    に備えて成る請求項8に記載のベニヤ単板の接合装置。
  10. 【請求項10】 接着資材供給機構を搬送経路の上方側
    又は下方側のいずれか片側に備えて成る請求項8に記載
    のベニヤ単板の接合装置。
  11. 【請求項11】 搬送経路の上下両側に対称的に位置す
    る各々が接着促進機能を有し、而も夫々がベニヤ単板に
    対して同期的に当接及び離隔する、連動式の接着促進部
    材を有する接着促進機構を用いて成る請求項2〜請求項
    6又は請求項8〜請求項9のいずれか一つの項に記載の
    ベニヤ単板の接合装置。
  12. 【請求項12】 搬送経路のベニヤ単板へ接着資材が供
    給される片側には、接着促進機能を有してベニヤ単板に
    当接及び離隔する可動式の接着促進部材を有し、ベニヤ
    単板へ接着資材が供給されない他の片側には、接着促進
    部材と対称的な位置に於て同期的に連動してベニヤ単板
    に対して当接及び離隔する可動式の支持部材を有する接
    着促進機構を用いて成る請求項2〜請求項5又は請求項
    7〜請求項8又は請求項10のいずれか一つの項に記載
    のベニヤ単板の接合装置。
  13. 【請求項13】 搬送経路に於ける端縁接近位置の近傍
    から接着促進区域に至るまでの間の適宜位置に、接合端
    縁の検出機構を有し、該検出機構の端縁検出信号に基づ
    いて、常に最も搬送方向下手側に位置する未接着の接合
    端縁に対応する位置へ接着促進機構を移動させると共
    に、接着促進部材を作動させるよう制御する、接着促進
    機器の制御機構を備えて成る請求項2〜請求項12のい
    ずれか一つの項に記載のベニヤ単板の接合装置。
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