JP2887621B2 - 単板の横矧装置 - Google Patents

単板の横矧装置

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JP2887621B2 JP2331791A JP33179190A JP2887621B2 JP 2887621 B2 JP2887621 B2 JP 2887621B2 JP 2331791 A JP2331791 A JP 2331791A JP 33179190 A JP33179190 A JP 33179190A JP 2887621 B2 JP2887621 B2 JP 2887621B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、改良を施した単板の横矧装置に関するもの
である。
従来、単板の不要部分の切除と有効部分の接合とを同
一の所定位置で行うことにより、横矧工程の省力化・合
理化或は横矧精度の向上を図るものとして、本発明と同
種の構成を採る横矧装置が種々提案されているが、それ
らはいずれも、接着剤の塗布手段に欠陥があり、接合強
度の低下・装置の複雑化等の難点があった。
即ち、例えば「ベニヤ単板の接合方法および装置」
(特公昭57−17682号公報)に開示される形式の装置に
於ては、先行単板の後端部の揺動軌跡の上限位置に於
て、固定式の接着剤塗布具に、先行単板の後端部を揺動
当接させて、後端部の表面側へ接着剤を塗布した後に、
該後端部を所定位置へ復帰させ、次いで後続単板と一緒
に搬送する過程で、加圧体により前記接着剤を後続単板
の前端部の表面側まで押延ばして接合する構成を採る故
に、接着剤による接合強度が表面側に偏在することにな
り、それ以降の工程に於て接合単板が継目から反ったり
折れ曲がり易いなど、特に単板の厚さが厚くなるにつれ
て、接合単板の取扱い性が悪くなる傾向があり、而も述
上の如く接着剤の塗布位置が所定位置から遠く離れてい
るので、例えば前記公報に記載される如きホットメルト
型接着剤等の熱可塑性接着剤を用いた場合には、塗布し
た接着剤外面の自然冷却硬化が進行し易く、接着剤の延
性・投錨性等が劣化して接合強度が低下するなどの問題
点を有していた。
また一方、例えば「単板横はぎ機における有寸切断用
ナイフの受刃を兼ねた接着加圧装置」(特開昭51−4649
8号公報)に開示される形式の装置に於ては、先行単板
の後端部の揺動軌跡の上限位置に於て、先行単板の後端
部の端面側に、揺動式の接着剤塗布具を揺動当接させ
て、前記後端部の端面側へ接着剤を塗布する構成を採る
故に、接着剤塗布具の塗布量調整機構・保温機構・接着
剤漏出防止機構等を、長期に亙る揺動に耐え得るよう構
成する必要性が生じるなど、固定式の接着剤塗布具を用
いる場合に比べて装置全体が複雑化する短所があると共
に、接着剤塗布具の配設位置からして、先記同様に接着
剤の延性・投錨性等が劣化し易い問題があり、更には切
断刃の昇降軌跡を単板表面に対して垂直に設定して、単
板端部を垂直に切断する構成を採る故に、先行単板の後
端部が所定位置へ復帰する際、折角先行単板の後端部の
端面側へ塗布した接着剤の大部分が、後続単板の前端部
の表面側へ掻出されることになって、先記同様に接合強
度の偏在に起因する問題が生じるなど、改善の余地を有
するものであった。
本発明は、前記従来装置の難点を解消すべく開発した
ものであり、具体的には、繊維と直交方向に搬送される
単板の有効部分と不要部分とを切断分離すべき所定位置
の上方へ昇降可能に備えられた切断刃と、単板の通路を
介して前記切断刃に対設された刃受体と、先端を単板搬
送方向と逆向きに向けて所定位置の単板搬送方向下手側
へ揺動可能に備えられた選別開閉体と、該選別開閉体と
協動して適時先行単板の有効部分を押圧保持し、所定位
置の上方で暫時待機させるべく、選別開閉体に対設され
た単板押圧体と、単板の切断予定箇所を判別して検知信
号を発すべく、所定位置の単板搬送方向上手側へ備えら
れた単板検知器と、先行単板の後端部に接着剤を塗布す
べく、先行単板の後端部の揺動軌跡の近傍に備えられた
接着剤塗布器とを有する単板の横矧装置であって、前記
切断刃の昇降軌跡を、単板搬送方向上手側から単板搬送
方向下手側に向けて幾分斜めに設定すると共に、適宜形
状の吐出口から都度適量づつ接着剤を吐出可能に構成し
た接着剤塗布器を、前記所定位置の直上へ吐出口を臨ま
せて備えたことを特徴とする単板の横矧装置を提案す
る。
斯様に構成した横矧装置によれば、先行単板の後端部
を所定位置へ復帰させる際に、接着剤塗布器の吐出口か
ら吐出される接着剤を、所定位置の直上に於て先行単板
の後端部が掻取る作用を成すが、前記設定に基き、単板
端部を単板搬送方向上手側から単板搬送方向下手側に向
けて幾分斜めに切断する構成を採る故に、先行単板の後
端部の端面側へ接着剤を塗布することができ、且つ所定
位置への復帰に際して、塗布した接着剤が後続単板の前
端部の表面側へは殆ど掻出されないので、接着剤による
接合強度が表面側に偏在する虞がなく、而も所定位置の
直上に於て接着剤を塗布するので、接着剤の延性・投錨
性等が劣化する虞もなく、更に接着剤塗布具を固定的に
備えることが可能であるから、装置が複雑化する虞もな
い。
以下、本発明を図面に例示した実施の一例と共に更に
詳述する。
第1図は本発明に係る単板の横矧装置の側面説明図で
ある。
図中、1は、刃受体と単板搬送体とを兼用するアンビ
ルロールであって、後述する選別開閉体3の進入を許容
する溝1aが、軸芯方向の適宜間隔毎に適数条形成されて
おり、クラッチ&ブレーキ付モータ・サーボモータ等か
ら成る駆動源(図示省略)の駆動を得て、図示矢印方向
へ適時間歇的に駆動され、搬入コンベア12を介して次々
に搬入される単板8を、引続き繊維と直交方向へ搬送す
る。
2は、刃物ホルダー2aによって保持される替刃状の切
断刃であって、流体シリンダー・カム等から成る作動機
構(図示省略)の作動を得て、適時間歇的に昇降させら
れ、前記アンビルロール1上の所定位置Xに於て単板8
の有効部分と不要部分とを切断分離するが、その昇降軌
跡が通例とは異なり、単板搬送方向上手側から単板搬送
方向下手側に向けて幾分斜めに、換言すれば、アンビル
ロール1の求芯方向Z(単板表面に対して垂直方向)に
対して適度の緩やかな傾きθを有するよう設定されてい
る。但し、該昇降軌跡は、実施例の如き直線状に限ら
ず、例えば緩やかな円弧状等でも、前記設定に準ずる軌
跡であれば差支えない。
3は、先端を単板搬送方向と逆向きに向け、基端を支
点軸4に固定された適数個の選別開閉体であって、前記
切断刃用の作動機構の作動に関連して作動する同様の作
動機構(図示省略)の作動を得て、適時支点軸4を中心
として図示矢印の如く間歇的に揺動させられ、選別した
単板の有効部分8aのみを搬出コンベア13側へ誘導する。
5は、連結金具6aにより支点軸4と一体状に連結され
た支持杆6へ弾性変位可能に具備された適数個の板バネ
状の単板押圧体であって、夫々が前記各選別開閉体3と
対を成して適時附随的に揺動し、先行単板の有効部分8a
を押圧保持して所定位置Xの上方で暫時待機させると共
に、所定位置に於ける各単板端面同志の密着を促進す
る。
7は、各々が光電管・リミットスイッチ等から成る検
知器7a、揺動アーム7b及び検知コロ7c等によって構成さ
れ、単板搬送方向と直交方向へ並列状に配設された複数
個の単板検知器であって、単板8の切断予定箇所を判別
し、都度前記切断刃用の作動機構等の作動を制御する制
御器(図示省略)へ検知信号を発する。
9は、円状・長円状等の如き接着剤吐出用の吐出口9a
を有し、該吐出口9aを前記所定位置Xの直上へ臨ませて
備えられた接着剤塗布器であって、図示は省略したが、
前記単板検知器7の検知信号に基いて作動すべく、接着
剤導入用の導管10の経路中の適宜位置、或は接着剤塗布
器自体の適宜位置等に配設された制御弁の作動を得て、
都度吐出口9aから適量づつホットメルト型接着剤等の接
着剤を吐出する。
11は、前記各選別開閉体3の下部へ附随的に配設され
た屑排除杆であって、先記選別開閉体用の作動機構の作
動に附随して作動する同様の作動機構(図示省略)の作
動を得て、適時図示矢印方向へ往復移動させられ、単板
8の先端部の不要部分の落下を助長する。
本発明に係る単板の横矧装置は、例えば前記の如く構
成するものであり、次に述べる如き動作によって単板の
横矧が実施される。
即ち、第1図の状態に於て、到来する後続単板8の前
端部の切断予定箇所を単板検知器7が検知して検知信号
が発せられると、該切断予定箇所が所定位置Xに到達す
る時点に合わせて、第2図に例示する如く、アンビルロ
ール1の駆動が一時休止されると共に、切断刃2が下降
して後続単板8の前端部の不要部分8bと有効部分8aとを
切断分離し、更に選別開閉体3が次第に下向きに揺動す
るにつれて、屑排除杆11の突端が切断箇所へ介入(好ま
しくは、切断刃2が介入している期間中に)する。
次いで第6図に例示する如く、切断刃2が上昇するの
と入代りに、選別開閉体3の先端が所定位置Xを通過し
てアンビルロール1の溝1aへ進入し、併せて屑排除杆11
により不要部分8bの落下が助長されるが、その過程に於
て、接着剤塗布器9の吐出口9aから適量の接着剤20が吐
出され、該接着剤20を先行単板の有効部分8aの後端部が
掻取る。
引続いて第3図に例示する如く、選別開閉体3の先端
が完全にアンビルロール1の溝1aへ没すると、所定位置
Xに於て、先行単板の有効部分8aの後端部が後続単板の
有効部分8aの前端部へ重ね合わされ、塗布された接着剤
20による接着が進行する。
その後第4図に例示する如く、アンビルロール1によ
る搬送が再開され、やがて後続単板8の後端部の切断予
定箇所を単板検知器7が検知して検知信号が発せられる
と、該切断予定箇所が所定位置Xに到達する時点に合わ
せて、第5図に例示する如く、アンビルロール1の駆動
が一時休止されると共に、切断刃2が下降して、後続単
板8の後端部の不要部分8cと有効部分8aとを切断分離す
る。
更にその後、切断刃2の上昇に追従して選別開閉体3
(及び単板押圧体5)が上向きに揺動し、先行単板の有
効部分8aを押圧保持して、所定位置Xの上方で暫時待機
させる状態(第1図の状態)に戻れば、アンビルロール
1による搬送が再開され、後端部の不要部分8cは自動的
に搬送されて落下する。
以下、同じ動作の繰返しにより、順次単板の横矧が実
施されることになるが、述上の如く、単板端部を単板搬
送方向上手側から単板搬送方向下手側に向けて幾分斜め
に切断する構成を採る故に、先行単板の後端部の端面側
へ接着剤を塗布することができ、且つ所定位置への復帰
に際して、塗布した接着剤が後続単板の前端部の表面側
へ殆ど掻出されないので、接着剤による接合強度が表面
側に偏在する虞がなく、而も所定位置の直上に於て接着
剤を塗布するので、接着剤の延性・投錨性等が劣化する
虞もなく、更に接着剤塗布具を固定的に備えることが可
能であるから、装置が複雑化する虞もない。
因に、前記の如き固定式の接着剤塗布器を用いた場合
に、仮に単板端部を垂直に切断する構成を採ると、先行
単板の後端部の裏面側へ接着剤が塗布され、接着剤によ
る接合強度が裏面側に偏在する問題が発生する反面、単
板端部を過度に斜めに切断する構成を採ると、接着剤が
先行単板の後端部の端面側の表面寄りの部分へ集中的に
塗布される傾向となり、好ましくないので、切断刃の昇
降軌跡は、過度な斜めの設定を避けるのが望ましく、実
験では、先記傾きθに相当する角度を、比較的薄い単板
の場合には、10〜30度程度に設定して、また比較的厚い
単板の場合には、5〜20度程度に設定して、夫々良好な
結果が得られた。
尚、本発明に係る単板の横矧装置を形成する各部材の
形態については、前記実施例の形態に限らず、他にも有
用な形態があり、また必要に応じて種々設計変更して差
支えなく、更に他の装置との複合化を図る応用も可能で
あるから、次にそれらの具体例を詳述する。
先ず、切断刃については、所定位置の直上に単板の揺
動空間・接着剤塗布器の配設余地等が広く確保できる点
からして、前記実施例の如き替刃状のものが好ましく、
また切断途上に於ける歪を予防する点からして、完全な
片刃状にするよりは、第8図に図示する如く、少なくと
も刃先を両刃状に形成するのが好ましいが、必ずしも限
定するものではなく、要は昇降軌跡の設定に倣って単板
端部が切断できれば足りる。
次に、刃受体としては、前記実施例の如き単板搬送体
兼用のものが至便であり、必要に応じて表層部にゴム・
合成樹脂等の被覆を施せば、切断刃の刃先保護や単板搬
送の安定化に有為であり、或は接着剤の性質に応じて、
冷却又は加熱するよう構成しても差支えなく、その外に
も例えば固定式の刃受体を用いることもでき、更には後
述する如く、所定位置から所定位置の単板搬送方向下手
側に亙る広範囲な領域で、徐々に接着剤の硬化を図る構
成を採る場合には、剪断式の刃受体を用いることも可能
であり、要は所望通り単板端部が切断できれば足りる。
次に、選別開閉体としては、所定位置に於ける単板端
部の整合性を向上させる点からして、先端の揺動軌跡を
可及的に所定位置へ接近させるのが好ましく、接着剤の
性質に応じて、先端部を冷却又は加熱するよう構成して
も差支えないが、いずれにせよ、単板の有効部分と不要
部分の弁別が主要な機能であるから、前記実施例の如き
形態の外に、刃受体の形態等に対応させて適宜設計変更
して差支えない。
次に、単板押圧体としては、先行単板の後端部の所定
位置により近い部分を適確に押圧保持して、切断及び接
合を適正化できる点からすると、前記実施例の如き板バ
ネ状のものが適するが、斯様な摺接式の単板押圧体は、
単板搬送の障害になり易いので、単板が摺接する部分に
硬質クロムメッキ等の摩擦軽減化処理を施すのが好まし
く、必要に応じては、第7図に図示する如く、押圧コロ
15a・板バネ15b等から成る回転接触式の単板押圧体15を
併設するか、或は図示は省略したが、押圧走行ベルト等
を単板に接触させるよう構成した走行接触式の単板押圧
体等を併設して、単板搬送の安定化を図ることも可能あ
り、また斯様に構成すれば、単板搬送途上に限って、摺
接式の単板押圧体を単板から隔離するよう構成しても差
支えない。
勿論、接着剤の性質に応じて、前記板バネ状の単板押
圧体の単板に当接する部分を冷却又は加熱するよう構成
すれば、所定位置に於ける接着剤の硬化を促進できるの
で一層有効であり、必要に応じては、専用の冷却体又は
加熱体を別途に単板押圧体に併設する構成を採ることも
可能であるが、いずれにせよ、本発明に係る単板の横矧
装置としては、所定位置のみに於て接着剤を完全に硬化
させる方式に限定するものではなく、例えば再湿性テー
プ・熱可塑性接着剤を含浸した糸条等から成る連続状の
接合材を用いて、単板をすだれ状に接合する従来公知の
接合装置と、本発明に係る単板の横矧装置とを併合し、
所要の初期接着力を、主として前記連続状の接合材に依
存させるよう複合化させれば、本発明に係る単板の横矧
装置に用いる接着剤を必ずしも所定位置に於て完全に硬
化させる必要はなく、生産性の向上等に有為である。
次に、単板検知器としては、前記実施例の如き厚さ検
知方式の外に、専ら単板の外形から単板の切断予定箇所
を判別する形状検知方式、或は予め単板に付与された印
を判別する標識検知方式、更にはそれらの複合方式等
々、従来公知の検知方式に用いられている公知の単板検
知器で差支えなく、その形態に特に制約はない。
次に、接着剤塗布器としては、所定位置の直上へ吐出
口を臨ませる構成からして、側面の形状は概ね前記実施
例の如くなるが、幅方向(単板搬送方向と直交方向)の
形状には特に制約はなく、幅方向に連なる本体の所望位
置に吐出口を設けたもの、或は所望幅毎に分割して成る
もの、更には本体に直接吐出口を設ける代りに、ノズル
を配設して成るものなど、要は所定位置の直上に於ける
所望箇所に適量づつ接着剤を吐出できる状態であれば足
り、接着剤の性質に応じて接着剤を加熱又は冷却する保
温機構や、単板の厚さに応じて塗布量を調節する塗布量
調整機構の配備も常法通りで差支えない。
また前記接着剤塗布器は、原則的には固定式として差
支えないが、例えば吐出口を可及的に所定位置に近づけ
る為に、吐出口の周辺を切断刃の腹部に軽接触させるよ
う弾性変位可能に備えたり、吐出口の直下部分を単板の
表面に軽接触させるよう弾性変位可能に備えるなど、必
要に応じては、変位可能に備えても差支えなく、斯様に
変位可能に備える場合には、所望幅毎に分割して、個々
に変位できるよう構成するのが好都合である。
尚、前記実施例の如く、アンビルロール型の刃受体を
用いる場合に、所定位置を前記実施例よりも更に搬送方
向下手側に規定して、前端部の不要部分を自然落下させ
ることも不能ではないが、前記実施例の如く屑排除杆を
用いて落下を助長すれば能率的であり、或は図示は省略
したが、屑排除杆に代えて、圧縮空気の噴射による助長
を図るのも一策である。
以上明らかな如く、本発明に係る単板の横矧装置によ
れば、接着剤による接合強度が表面側に偏在し難く、而
も接着剤の接着性が劣化し難いので、従来に比べて安定
的な接合強度が得られ、また装置を単純化し得るなど、
総じて従来の装置に比べてその有用性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を説明する為のものであって、第1図は本
発明に係る単板の横矧装置の側面説明図、第2図乃至第
6図は第1図に例示した装置の動作説明図、第7図は本
発明に係る単板の横矧装置の他の実施例の部分側面説明
図、第8図は切断刃の刃先の拡大説明図である。 1……切断刃、2……アンビルロール、3……選別開閉
体、5……板バネ状の単板押圧体、7……単板検知器、
8……単板、9……接着剤塗布器、15……回転接触式の
単板押圧体、20……接着剤
フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭53−1327(JP,B2) 特公 昭54−22481(JP,B2) 特公 昭55−45011(JP,B2) 特公 平2−13612(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B27D 1/10 B27L 5/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維と直交方向に搬送される単板の有効部
    分と不要部分とを切断分離すべき所定位置の上方へ昇降
    可能に備えられた切断刃と、単板の通路を介して前記切
    断刃に対設された刃受体と、先端を単板搬送方向と逆向
    きに向けて所定位置の単板搬送方向下手側へ揺動可能に
    備えられた選別開閉体と、該選別開閉体と協動して適時
    先行単板の有効部分を押圧保持し、所定位置の上方で暫
    時待機させるべく、選別開閉体に対設された単板押圧体
    と、単板の切断予定箇所を判別して検知信号を発すべ
    く、所定位置の単板搬送方向上手側へ備えられた単板検
    知器と、先行単板の後端部に接着剤を塗布すべく、先行
    単板の後端部の揺動軌跡の近傍に備えられた接着剤塗布
    器とを有する単板の横矧装置であって、前記切断刃の昇
    降軌跡を、単板搬送方向上手側から単板搬送方向下手側
    に向けて幾分斜めに設定すると共に、適宜形状の吐出口
    から都度適量づつ接着剤を吐出可能に構成した接着剤塗
    布器を、前記所定位置の直上へ吐出口を臨ませて備えた
    ことを特徴とする単板の横矧装置。
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