JPH11107525A - コンクリート型枠用堰板へのフィルム貼付方法及び装置 - Google Patents

コンクリート型枠用堰板へのフィルム貼付方法及び装置

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JPH11107525A
JPH11107525A JP26701597A JP26701597A JPH11107525A JP H11107525 A JPH11107525 A JP H11107525A JP 26701597 A JP26701597 A JP 26701597A JP 26701597 A JP26701597 A JP 26701597A JP H11107525 A JPH11107525 A JP H11107525A
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JP
Japan
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concrete form
film
plate
form dam
dam
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JP26701597A
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English (en)
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Yutaka Kawaguchi
裕 河口
Kyosuke Ishibashi
京介 石橋
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ISAWA SOKEN KK
MCK KK
MCK Co Ltd
Original Assignee
ISAWA SOKEN KK
MCK KK
MCK Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C63/00Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor
    • B29C63/02Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material
    • B29C63/04Lining or sheathing, i.e. applying preformed layers or sheathings of plastics; Apparatus therefor using sheet or web-like material by folding, winding, bending or the like

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの装置でコンクリート型枠用堰板の上面
の他に側端面や前後端面にもフィルムを貼付することが
できる方法及び装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 一方向に搬送されるコンクリート型枠用
堰板Bの表面にフィルムFを供給し、表面にフィルムF
を接着により貼付する方法において、フィルムFをコン
クリート型枠用堰板Bに供給するに際して、フィルムF
をコンクリート型枠用堰板Bの側端縁及び前後端縁から
突出する余長をもつ状態で供給し、フィルムFをコンク
リート型枠用堰板Bの上面に貼付した後、前記余長をロ
ーラ45、46、48にて案内かつ圧接することによ
り、コンクリート型枠用堰板Bの側端面に接着すると共
に、コンクリート型枠用堰板Bの進行方向前方又は後方
に設けた当接板50をコンクリート型枠用堰板Bの前端
面又は後端面に押圧して接着する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物を製造する際に使用されるコンクリート型枠用堰板へ
のフィルム貼付方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、コンクリート構造物を形
成する場合には、型枠内へコンクリートを打設すること
により形成される。現在、型枠としては、木質板をその
ままの表面状態で使用することが多く、この場合には、
3〜4回の繰り返し使用で型枠が使用に耐えられなくな
る。そのため最近は、型枠の表面にウレタン質の樹脂を
塗布したり、ラミネートフィルムを貼付する等が行われ
ている。このフィルムが貼付されたコンクリート型枠で
は使用回数がかなり増加し、特にフィルムを上面に加え
て側端面と前後端面に貼付した場合には、10回以上の
繰り返し使用ができるようになる。更に、この方法で
は、表面のフィルムが損傷を受けて使用できなくなった
時には、型枠自体には損傷を生じていないため、損傷し
たフィルムを張り替えるだけで引き続き繰り返し使用す
ることができるようになる。また、型枠の表面にフィル
ムが貼付されていると、コンクリートから型枠を剥すの
が容易であり、コンクリート表面の状態が滑らかにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、この
種の型枠用堰板へフィルムを貼付する装置は、上面のみ
にフィルムを貼付するものがほとんどであり、再度側端
面や前後端面にもフィルムを貼付する場合には、別の工
程を経ないと上面の他に側端面や前後端面にもフィルム
を貼付することができないという問題があった。本発明
は、上記の事情に鑑みてなされたもので、一つの装置で
型枠の上面だけでなく、側端面又は前後端面にもフィル
ムを貼付することができるコンクリート型枠用堰板への
フィルム貼付方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリート型
枠用堰板へのフィルム貼付装置及びその貼付方法では、
上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。すな
わち、請求項1記載のコンクリート型枠用堰板へのフィ
ルム貼付方法によれば、一方向に搬送されるコンクリー
ト型枠用堰板の表面にフィルムを供給し、該表面に該フ
ィルムを接着により貼付する方法において、前記フィル
ムをコンクリート型枠用堰板に供給するに際して、該フ
ィルムをコンクリート型枠用堰板の側端縁から突出する
余長をもつ状態で供給し、該フィルムをコンクリート型
枠用堰板の上面に貼付した後、前記余長をローラにて案
内かつ圧接することにより、該コンクリート型枠用堰板
の側端面に接着することを特徴とする。
【0005】このコンクリート型枠用堰板へのフィルム
貼付方法においては、コンクリート型枠用堰板の上面に
貼付されたフィルムの余長が側端面にも貼付されること
になる。
【0006】請求項2記載のコンクリート型枠用堰板へ
のフィルム貼付方法によれば、一方向に搬送されるコン
クリート型枠用堰板の表面にフィルムを供給し、該表面
に該フィルムを接着により貼付する方法において、前記
フィルムをコンクリート型枠用堰板に供給するに際し
て、前記フィルムをコンクリート型枠用堰板の前又は後
端面から突出する余長をもつ状態で供給し、該フィルム
をコンクリート型枠用堰板の上面に貼付した後、コンク
リート型枠用堰板の進行方向前方又は後方に当接板を配
置し、該コンクリート型枠用堰板を進行方向に前進又は
同進行方向に対して後退させて該コンクリート型枠用堰
板の前又は後端面を前記フィルムの余長を介在させて、
前記当接板に押圧することにより該余長を該コンクリー
ト型枠用堰板の前端面又は後端面に貼付するようにした
ことを特徴とする。このコンクリート型枠用堰板へのフ
ィルム貼付方法においては、上面に貼付されたフィルム
の余長が前又は後端面にも貼付されることになる。
【0007】請求項3記載のコンクリート型枠用堰板へ
のフィルム貼付装置によれば、コンクリート型枠用堰板
を略水平状態に保持してこれを一方向に搬送する搬送機
構と、一方の面に接着層が形成された帯状のフィルムを
前記搬送機構により搬送されるコンクリート型枠用堰板
の上面側に供給するフィルム供給機構と、前記コンクリ
ート型枠用堰板の上面側に供給されたフィルムを該上面
側に加圧して該フィルムを前記接着層にて該上面に貼付
する加圧機構とを備えてなるコンクリート型枠用堰板へ
のフィルム貼付装置において、前記フィルム供給機構
は、前記コンクリート型枠用堰板の幅寸法より大とされ
た幅のフィルムを該コンクリート型枠用堰板に対し、そ
の側端縁から突出する余長をもつ状態で供給する位置決
め部を有する構成とされ、前記フィルムの搬送路の側部
には、前記コンクリート型枠用堰板の側端縁から突出す
る余長を該コンクリート型枠用堰板の側端面に案内し、
かつ圧接するローラが配設されていることを特徴とす
る。
【0008】このコンクリート型枠用堰板へのフィルム
貼付装置では、搬送機構で搬送されるコンクリート型枠
用堰板に対して、フィルム供給機構からフィルムが供給
される。このフィルムを加圧機構によって加圧して、コ
ンクリート型枠用堰板の上面にフィルムが貼付される。
この場合、フィルムは位置決め部により、コンクリート
型枠用堰板の側端縁から余長をもつ状態でコンクリート
型枠用堰板に供給される。そして、ローラはその余長を
コンクリート型枠用堰板の側端面に貼付する。
【0009】請求項4記載のコンクリート型枠用堰板へ
のフィルム貼付装置によれば、コンクリート型枠用堰板
を略水平状態に保持してこれを一方向に搬送する搬送機
構と、一方の面に接着層が形成された帯状のフィルムを
前記搬送機構により搬送されるコンクリート型枠用堰板
の上面側に供給するフィルム供給機構と、前記コンクリ
ート型枠用堰板の上面側に供給されたフィルムを該上面
側に加圧して該フィルムを前記接着層にて該上面に貼付
する加圧機構とを備えてなるコンクリート型枠用堰板へ
のフィルム貼付装置において、前記搬送機構を制御し
て、前記コンクリート型枠用堰板に供給されるフィルム
について該コンクリート型枠用堰板の前又は後端縁から
突出する余長を形成する第1の制御部と、前記コンクリ
ート型枠用堰板の前方又は後方に進出退避自在とされた
当接板と、該当接板の進出退避及び前記搬送機構とを制
御して前記コンクリート型枠用堰板をその前又は後端面
側に前記余長を位置させた状態で、前記当接板に衝接さ
せる第2の制御部とを備えてなることを特徴とする。
【0010】このコンクリート型枠用堰板へのフィルム
貼付装置では、搬送機構で搬送されるコンクリート型枠
用堰板に対して、フィルム供給機構からフィルムが供給
される。このフィルムを加圧機構によって加圧すること
により、コンクリート型枠用堰板の上面にフィルムが貼
付される。この場合、また、搬送機構が第1の制御部に
制御されることによって、フィルムはコンクリート型枠
用堰板の前又は後端縁から突出する余長をもってコンク
リート型枠用堰板に供給される。そして、当接板がコン
クリート型枠用堰板の前方又は後方に進出し、その後コ
ンクリート型枠用堰板が前進又は後退することにより、
その前端面側又は後端面側がコンクリート型枠用堰板に
衝接することによって、前記余長がコンクリート型枠用
堰板の前端面又は後端面に貼付される。
【0011】請求項5記載のコンクリート型枠用堰板へ
のフィルム貼付装置によれば、前記搬送機構は複数のコ
ンクリート型枠用堰板を順次連続的に供給する供給部を
備えてなり、前記第1の制御部は、連続的に供給される
前記コンクリート型枠用堰板を一定寸法離間させるよう
に搬送機構を制御する制御回路を備えてなり、前記フィ
ルム供給機構は、先行するコンクリート型枠用堰板と後
続のコンクリート型枠用堰板に連続してフィルムを貼付
する機構として構成され、前記当接板は、前記加圧機構
の前方にて、コンクリート型枠用堰板の前面又は後面に
対して進出退避自在に配置され、該当接板の先端には、
この当接板がコンクリート型枠用堰板の前方に進出する
際に、前記フィルムを切断する刃体が設けられているこ
とを特徴とする。
【0012】このコンクリート型枠用堰板へのフィルム
貼付装置では、前記当接板に刃体が設けられており、当
接板がコンクリート型枠用堰板の前方に進出する際に、
刃体がフィルムを切断する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1から図9を参照して説明する。図9(a)〜(c)
は、本発明による方法及び装置によりフィルムを貼付す
る対象となるコンクリート型枠用堰板を示す図である。
図に示すように、コンクリート型枠用堰板1は、矩形板
状の板体1aの一方の面に桟木2、2、3、3、4、4
を固定してなるものである。図1から図8は、本発明の
実施の形態を示す図であり、複数のコンクリート型枠用
堰板を順次供給して、これらコンクリート型枠用堰板
B、B…にフィルムFを貼付するフィルム貼付装置5を
示す図である。図2に示すように、フィルム貼付装置5
は、基台6、7、8を備えており、これらの基台6、
7、8上に搬送機構9が設けられたものである。搬送機
構9は、コンクリート型枠用堰板の搬入部10と、コン
クリート型枠用堰板Bの加工部11と、コンクリート型
枠用堰板Bの搬出部12とからなっている。
【0014】搬入部10は、複数のローラ13、13、
…を有するローラコンベアとして構成されたものであ
る。この搬入部10には、搬入部10にコンクリート型
枠用堰板Bを順次連続的に供給する供給部14が備えら
れ、大径の圧接ローラ15、駆動ローラ16を有してお
り、これら圧接ローラ15、駆動ローラ16によってコ
ンクリート型枠用堰板Bが矢印a方向に搬送されるよう
になっている。この圧接ローラ15は、図示しないシリ
ンダによりコンクリート型枠用堰板B側に加圧されてい
る。
【0015】図1及び図2に示すように、加工部11
は、搬入部10と同様に複数のローラ13、13、…を
備えたローラコンベアとして構成されたものである。更
に、加工部11は、駆動ローラ17、18、圧接ローラ
19、20を備えており、これらによってコンクリート
型枠用堰板Bが矢印a方向に搬送されるようになってい
る。この場合、駆動ローラ17、18は、モータ21に
より回転駆動されるようになっている。また、圧接ロー
ラ19、20には、図示しない加熱装置が備えられ、こ
れら圧接ローラ19、20は圧接と共にフィルムFへの
加熱も行う。更に、加工部11の前方には、圧接ローラ
22、駆動ローラ23が配置されている。駆動ローラ2
3は、モータ24によって回転駆動されている。更に、
搬出部12は、搬入部10と同様に複数のローラ13、
13、…を有するローラコンベアとして構成されるもの
である。かくして搬送機構9は、コンクリート型枠用堰
板Bを略水平状態に保持して、これを矢印a方向に搬送
するものである。
【0016】搬入部10のローラ13、13、…の上方
には、この搬入部10によって搬送されるコンクリート
型枠用堰板Bを予熱する加熱装置25が設けられてい
る。また、図4に示すように、搬入部10の圧接ローラ
15、駆動ローラ16と加工部11の駆動ローラ17、
圧接ローラ19との間には、光学センサ26、26とリ
ミットスイッチ27とが配設されている。これらの光学
センサ26、26、リミットスイッチ27の検出出力は
第1の制御部28に供給され、第1の制御部28の制御
回路Cは同検出出力に基づいて搬入部10の駆動ローラ
16及び加工部11の駆動ローラ17を制御し、先行す
るコンクリート型枠用堰板Bと後続のコンクリート型枠
用堰板Bとの間を一定の寸法Lに離間させるよう制御す
るものである。ここで、第1の制御部28と搬送機構9
とは、コンクリート型枠用堰板Bの後端面とコンクリー
ト型枠用堰板Bの前端面との間に余長を形成する余長形
成部29を構成する。
【0017】加工部11の搬送機構9の上方には、フィ
ルム供給機構30と加圧機構31とが配設されている。
コンクリート型枠用堰板Bに貼付されるフィルムFは、
ポリプロピレンで形成されたものであり、その一方の面
に接着層が形成されている。フィルム供給機構30は、
軸に巻取られてロール状とされたフィルムFを繰り出し
て、コンクリート型枠用堰板Bに供給するものであり、
フィルムロール32を支持する支持体33と、フィルム
Fを案内する案内ロール34、35と、フィルムFの接
着層を加熱する加熱部36とを備えてなるものである。
このフィルムFは、前記圧接ローラ19に巻回されて、
矢印a方向に引き出され、圧接ローラ20側へ進行する
ようになっている。この場合、フィルムFは、その幅が
コンクリート型枠用堰板Bの幅寸法より大とされた幅の
ものである。図3に示すように、フィルム供給機構30
は、このフィルムFをコンクリート型枠用堰板Bに対し
て、その側端縁から突出する余長をもつ状態で供給する
位置決め部38、38を有している。また、圧接ローラ
19、20の間には、加工部11を通過するフィルムF
を加熱する加熱部39が配設されている。また更に、加
圧機構31は、前記圧接ローラ19、20を支持部材4
1、42を介して下方に圧下するものである。
【0018】コンクリート型枠用堰板Bの搬送路の側方
には、そのコンクリート型枠用堰板Bの搬送方向に向け
て、第1のローラ45、第2のローラ46、加熱装置4
7、第3のローラ48が順次配設されている。第1のロ
ーラ45は、図5に示すように、進行するコンクリート
型枠用堰板Bの上面にフィルムFが貼付された後に、コ
ンクリート型枠用堰板Bの側端縁から突出する余長をコ
ンクリート型枠用堰板Bの側端面に案内するものであっ
て、その軸線を鉛直線に対して、傾斜させた状態で配置
されている。
【0019】第2のローラ46は、図6(a)に示すよ
うに、コンクリート型枠用堰板Bの進行方向前方から見
た場合に、鉛直線VLに対し角度θ1傾斜した回転軸線
RSを有し、かつ図6(b)に示すように、コンクリー
ト型枠用堰板Bの側方から見た場合に、鉛直線VLに対
し角度θ2をもつ軸を回転軸線RSとし、その作用面4
6aが円錐状に形成されたものであり、フィルムFの余
長部分をコンクリート型枠用堰板Bの側端面に押圧する
ものである。加熱装置47は、コンクリート型枠用堰板
Bの側端面に押圧されたフィルムFを加熱し、フィルム
Fの着きをよくするものである。第3のローラ48は、
図7(a)に示すように、コンクリート型枠用堰板Bの
進行方向前方から見た場合に、鉛直線VLに対し角度θ
3傾斜した回転軸線RSを有し、かつ図7(b)に示す
ように、コンクリート型枠用堰板Bの側方から見た場合
に、鉛直線VLに対し角度θ4をもつ軸を回転軸線RS
としたものであり、フィルムFの余長部分をコンクリー
ト型枠用堰板Bの側端面に押圧するものである。なお、
これら第1、第2、第3のローラ45、46、48に
は、図示しない加熱装置が備えられ、これら第1、第
2、第3のローラ45、46、48は押圧と共にフィル
ムFへの加熱も行う。
【0020】更に、第3のローラ48の前方には、当接
板50が配置されている。この当接板50は、図1、図
8に示すように、先行するコンクリート型枠用堰板Bの
後端と後続のコンクリート型枠用堰板Bの前端との間に
進出退避自在とされたものである。この当接板50の先
端には、先行するコンクリート型枠用堰板Bの後端と後
続のコンクリート型枠用堰板Bの前端との間に張設状態
にあるフィルムFを切断する刃体51が設けられ、当接
板50の前後面には加熱装置52が備えられている。こ
の場合、第2の制御部53により、後述するように、刃
体51が揺動したときに作動子54を介して動作するリ
ミットスイッチ55により出力を一つの制御信号として
動作するようになっている。また、加工部11の搬送機
構9、当接板50は、第1の制御部28、第2の制御部
53によって制御されるようになっている。
【0021】次に、上記の構成からなるコンクリート型
枠用堰板へのフィルム貼付装置5の動作について説明す
る。搬入部10には、順次連続的にコンクリート型枠用
堰板Bが供給される。これらコンクリート型枠用堰板B
は、搬入部10のローラ13、13、…の上方に設けら
れた加熱装置25を通過することで、コンクリート型枠
用堰板Bの上面が予熱される。圧接ローラ15、駆動ロ
ーラ16によって、コンクリート型枠用堰板Bは加工部
11側へ搬送され、更に、駆動ローラ17、圧接ローラ
19によって、前方へ搬送される。この場合、先行する
コンクリート型枠用堰板Bと後続のコンクリート型枠用
堰板Bとは、それらの間隔が、図4に示すように一定寸
法に制御される。すなわち第1の制御部28は、光学セ
ンサ26、26やリミットスイッチ27の出力に応じ
て、先行するコンクリート型枠用堰板Bの後端と後続の
コンクリート型枠用堰板Bの前端との間を一定寸法に制
御する。
【0022】加工部11に進入したコンクリート型枠用
堰板Bの上面には、フィルムFが繰り出され供給され
る。この場合、フィルムFの余長がコンクリート型枠用
堰板Bの側端縁から突出して供給される。図3の位置決
め部材38は、側方からコンクリート型枠用堰板Bを余
長が生じるように供給する。駆動ローラ17、圧接ロー
ラ19がフィルムFをコンクリート型枠用堰板B側に加
圧する。更に、加熱部39がコンクリート型枠用堰板B
を加熱する。この状態でフィルムFはコンクリート型枠
用堰板B上面に貼付され、駆動ローラ18、圧接ローラ
20によりコンクリート型枠用堰板BにフィルムFを堅
固に貼付される。
【0023】駆動ローラ17、圧接ローラ19により加
圧された後に、コンクリート型枠用堰板Bの側方に突出
した余長は、図5に示すように、第1のローラ45によ
って下方へ向けて傾斜するように案内される。更に、コ
ンクリート型枠用堰板Bが進行すると、図6(a)、
(b)に示すように、第2のローラ46によって余長が
コンクリート型枠用堰板Bの側端面に貼付される。この
場合、鉛直線VLに対して回転軸線RSがθ1、θ2と
傾斜して配置され、第2のローラ46の側面は上部が小
径で、下部に至るに従って大径となっているので、下部
に至るほど周速度が速くなる。したがって、フィルムF
の余長は上端から下端へ張られた状態で、コンクリート
型枠用堰板Bの側端面に貼付されることになり、しわ等
が発生せず、良好な状態で貼付される。また、側方にお
いて加熱装置47により、コンクリート型枠用堰板Bの
側端面に貼付されたフィルムFが加熱される。更に、図
7(a)(b)に示す第3のローラ48により圧接され
ることによって、コンクリート型枠用堰板Bの側端面に
貼付される。この場合、鉛直線VLに対して回転軸線R
Sがθ3、θ4と傾斜配置され、第3のローラ48が図
示しない付勢機構により付勢されて、角度θ3方向にフ
ィルムFの余長を圧接し、また角度θ4の傾斜を有する
ことからフィルムFの余長を下方に押し下げる。よっ
て、フィルムFの余長はコンクリート型枠用堰板Bの側
端面に押圧され、上端から下端へ押し下げられて確実に
貼付される。
【0024】その後、図8に示すように先行するコンク
リート型枠用堰板Bと後続のコンクリート型枠用堰板B
との間に刃体51及び当接板50が進入する。フィルム
Fは刃体51によって切断され、その後当接板50は先
行するコンクリート型枠用堰板Bの後方、後続のコンク
リート型枠用堰板Bの前方に位置する。第2の制御部5
3が、駆動ローラ23を駆動して先行するコンクリート
型枠用堰板Bを後退させる。刃体51前方に設けられた
加熱装置52に加熱押圧されることで、余長がコンクリ
ート型枠用堰板Bの後端面に貼付すると共に、刃体51
が矢印x1方向に揺動する。この刃体51の揺動により
リミットスイッチ55が作動し、この検出出力により駆
動ローラ23の駆動を停止する。更に、後続のコンクリ
ート型枠用堰板Bが前方に搬送されて、刃体51後方に
設けられた加熱装置52に加熱押圧されることで、後続
のコンクリート型枠用堰板B前端面に余長が貼付され
る。そして、刃体51がx2方向に揺動して、リミット
スイッチ55が切断されると、この検出出力により後続
のコンクリート型枠用堰板Bが停止し、駆動ローラ23
を駆動して、先行するコンクリート型枠用堰板Bを前進
方向へ搬送させた後に、後続のコンクリート型枠用堰板
B前方から刃体51及び当接板50が退避する。
【0025】このコンクリート型枠用堰板Bへのフィル
ム貼付装置5では、搬送機構9で搬送されるコンクリー
ト型枠用堰板Bに対して、フィルム供給機構30からフ
ィルムFが供給される。このフィルムFを加圧機構31
によって加圧して、コンクリート型枠用堰板Bの上面に
フィルムFが貼付される。この場合、フィルムFは位置
決め部38、38により、コンクリート型枠用堰板Bの
側端縁から余長をもつ状態でコンクリート型枠用堰板B
に供給される。そして、第1、第2、第3ローラ45、
46、48はその余長をコンクリート型枠用堰板Bの側
端面に貼付する。また、搬送機構9が第1の制御部28
に制御されることによって、フィルムFはコンクリート
型枠用堰板Bの前又は後端縁から突出する余長をもって
コンクリート型枠用堰板Bに供給される。そして、当接
板50がコンクリート型枠用堰板Bの前方又は後方に進
出し、その後コンクリート型枠用堰板Bが前進又は後退
することにより、その前端面側又は後端面側がコンクリ
ート型枠用堰板Bに衝接することによって、前記余長が
コンクリート型枠用堰板Bの前端面又は後端面に貼付さ
れる。したがって、上記のコンクリート型枠用堰板への
フィルム貼付装置5によれば、コンクリート型枠用堰板
Bの上面だけでなく、側端面と前後端面にも貼付するこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のコンクリ
ート型枠用堰板へのフィルム貼付方法及び装置によれ
ば、一つの装置でフィルムをコンクリート型枠用堰板の
上面だけでなく、側端面と前後端面にも連続して貼付す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であり、フィル
ム貼付装置の要部の拡大正面図である。
【図2】 同実施の形態のフィルム貼付装置を示す正面
図である。
【図3】 同実施の形態のフィルム貼付装置の要部の平
面図である。
【図4】 図2に示す搬入部の駆動ローラと加工部の駆
動ローラの拡大図である。
【図5】 図1に示す第1のローラの拡大図である。
【図6】 図1に示す第2のローラを示す図であり、
(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図7】 図1に示す第3のローラを示す図であり、
(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図8】 図1に示す当接板及び刃体の拡大図である。
【図9】 本発明によりフィルムを貼付するコンクリー
ト型枠用堰板の図であり、(a)は平面図、(b)は正
面図、(c)は側面図である。
【符号の説明】
5 フィルム貼付装置 9 搬送機構 14 供給部 28 第1の制御部 30 フィルム供給機構 31 加圧機構 38 位置決め部 45、46、48 ローラ 50 当接板 51 刃体 53 第2の制御部 B コンクリート型枠用堰板 C 制御回路 F フィルム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に搬送されるコンクリート型枠用
    堰板の表面にフィルムを供給し、該表面に該フィルムを
    接着により貼付する方法において、 前記フィルムをコンクリート型枠用堰板に供給するに際
    して、該フィルムをコンクリート型枠用堰板の側端縁か
    ら突出する余長をもつ状態で供給し、該フィルムをコン
    クリート型枠用堰板の上面に貼付した後、前記余長をロ
    ーラにて案内かつ圧接することにより、該コンクリート
    型枠用堰板の側端面に接着することを特徴とするコンク
    リート型枠用堰板へのフィルム貼付方法。
  2. 【請求項2】 一方向に搬送されるコンクリート型枠用
    堰板の表面にフィルムを供給し、該表面に該フィルムを
    接着により貼付する方法において、 前記フィルムをコンクリート型枠用堰板に供給するに際
    して、 前記フィルムをコンクリート型枠用堰板の前又は後端面
    から突出する余長をもつ状態で供給し、該フィルムをコ
    ンクリート型枠用堰板の上面に貼付した後、コンクリー
    ト型枠用堰板の進行方向前方又は後方に当接板を配置
    し、該コンクリート型枠用堰板を進行方向に前進又は同
    進行方向に対して後退させて該コンクリート型枠用堰板
    の前又は後端面を前記フィルムの余長を介在させて、前
    記当接板に押圧することにより該余長を該コンクリート
    型枠用堰板の前端面又は後端面に貼付するようにしたこ
    とを特徴とするコンクリート型枠用堰板へのフィルム貼
    付方法。
  3. 【請求項3】 コンクリート型枠用堰板を略水平状態に
    保持してこれを一方向に搬送する搬送機構と、 一方の面に接着層が形成された帯状のフィルムを前記搬
    送機構により搬送されるコンクリート型枠用堰板の上面
    側に供給するフィルム供給機構と、 前記コンクリート型枠用堰板の上面側に供給されたフィ
    ルムを該上面側に加圧して該フィルムを前記接着層にて
    該上面に貼付する加圧機構とを備えてなるコンクリート
    型枠用堰板へのフィルム貼付装置において、 前記フィルム供給機構は、前記コンクリート型枠用堰板
    の幅寸法より大とされた幅のフィルムを該コンクリート
    型枠用堰板に対し、その側端縁から突出する余長をもつ
    状態で供給する位置決め部を有する構成とされ、 前記フィルムの搬送路の側部には、前記コンクリート型
    枠用堰板の側端縁から突出する余長を該コンクリート型
    枠用堰板の側端面に案内し、かつ圧接するローラが配設
    されていることを特徴とするコンクリート型枠用堰板へ
    のフィルム貼付装置。
  4. 【請求項4】 コンクリート型枠用堰板を略水平状態に
    保持してこれを一方向に搬送する搬送機構と、 一方の面に接着層が形成された帯状のフィルムを前記搬
    送機構により搬送されるコンクリート型枠用堰板の上面
    側に供給するフィルム供給機構と、 前記コンクリート型枠用堰板の上面側に供給されたフィ
    ルムを該上面側に加圧して該フィルムを前記接着層にて
    該上面に貼付する加圧機構とを備えてなるコンクリート
    型枠用堰板へのフィルム貼付装置において、 前記搬送機構を制御して、前記コンクリート型枠用堰板
    に供給されるフィルムについて該コンクリート型枠用堰
    板の前又は後端縁から突出する余長を形成する第1の制
    御部と、 前記コンクリート型枠用堰板の前方又は後方に進出退避
    自在とされた当接板と、 該当接板の進出退避及び前記搬送機構とを制御して前記
    コンクリート型枠用堰板をその前又は後端面側に前記余
    長を位置させた状態で、前記当接板に衝接させる第2の
    制御部とを備えてなることを特徴とするコンクリート型
    枠用堰板へのフィルム貼付装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のコンクリート型枠用堰板
    へのフィルム貼付装置において、 前記搬送機構は複数のコンクリート型枠用堰板を順次連
    続的に供給する供給部を備えてなり、 前記第1の制御部は、連続的に供給される前記コンクリ
    ート型枠用堰板を一定寸法離間させるように搬送機構を
    制御する制御回路を備えてなり、 前記フィルム供給機構は、先行するコンクリート型枠用
    堰板と後続のコンクリート型枠用堰板に連続してフィル
    ムを貼付する機構として構成され、 前記当接板は、前記加圧機構の前方にて、コンクリート
    型枠用堰板の前面又は後面に対して進出退避自在に配置
    され、 該当接板の先端には、この当接板がコンクリート型枠用
    堰板の前方に進出する際に、前記フィルムを切断する刃
    体が設けられていることを特徴とするコンクリート型枠
    用堰板へのフィルム貼付装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087160A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Dainippon Printing Co Ltd シートラッピング製品、その製造方法及び装置
JP2021102893A (ja) * 2019-12-25 2021-07-15 鹿島建設株式会社 シート設置装置、及び、当該シート設置装置を用いたコンクリートの施工方法

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