JP2003290630A - 窒素酸化物の処理装置及び窒素酸化物の処理方法 - Google Patents

窒素酸化物の処理装置及び窒素酸化物の処理方法

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JP2003290630A
JP2003290630A JP2002101512A JP2002101512A JP2003290630A JP 2003290630 A JP2003290630 A JP 2003290630A JP 2002101512 A JP2002101512 A JP 2002101512A JP 2002101512 A JP2002101512 A JP 2002101512A JP 2003290630 A JP2003290630 A JP 2003290630A
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Hiroshi Kako
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Takafuru Kobayashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未反応のアンモニアの流出を少なくして硫安
の析出を防止することが可能な窒素酸化物の処理方法及
びその処理装置を提供する。 【解決手段】 燃焼源2からの煙道3に接続された脱硝
触媒4と、脱硝触媒4の上流側に配置された複数のアン
モニア供給ノズル5と、アンモニア供給ノズル5に接続
されたアンモニア供給装置6と、アンモニア供給ノズル
5の上流側に配置された1または複数の入口側センサ7
と、脱硝触媒4の下流側に配置された1または複数の出
口側センサ8と、入口側センサ7の測定値と出口側セン
サ8の測定値に基づいてアンモニア供給量を決定してア
ンモニア供給装置6を制御する制御部9を具備してなる
窒素酸化物の処理装置1を採用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス、特にボイ
ラー等の固定燃焼源から排出される排ガス中に含まれる
窒素酸化物の処理方法及び処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】排ガス中の窒素酸化物(NOx)は、人
体に直接影響を及ぼすだけでなく、酸性雨、光化学スモ
ッグの原因となる化学物質として各種排ガス中の排出濃
度が規制されており、排ガス中のNOxを除去する必要
がある。排ガス中のNOxを除去する方法としては、例
えば、排ガス中にアンモニア(NH3)を供給し、これ
を触媒上で排ガス中のNOxと反応させて無害な窒素
(N 2)と水(H2O)にする方法がある。具体的には、
ハニカム材に坦持させた触媒を用意し、このハニカム材
上の触媒に排ガスを流すとともに触媒の上流側に設置し
た複数のNH3供給ノズルからアンモニアを噴霧供給
し、触媒上でNH3とNOxを反応させてることによりN
2とH2Oを生成し、これらがハニカム材の下流側に流出
するようになっている。通常は、環境、コストを考慮し
て未反応のNH3を出さないように、NOxに対してNH
3を少な目に供給するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、NH3供給ノズ
ルの配置によっては触媒上においてアンモニア濃度に濃
淡が生じ、NH3濃度の高い部分では比較的高効率でN
xの処理が行われるが、その一方で未反応のNH3が触
媒の後段側に流出するおそれがある。この流出したNH
3が排ガス中の微量の硫黄酸化物と反応すると腐食性の
酸性硫安が生成し、この酸性硫安によって触媒の後段側
の配管や熱交換器などが腐食したり、配管詰まり等のト
ラブルが生じる場合があった。このようなトラブルを防
止するには、NH3の供給量を細かく制御すべく、NH3
の供給量をNH3供給ノズル毎に個別制御すればよい
が、それには、触媒の流出側の排ガス成分を測定し、そ
の結果をフィードバックする必要がある。
【0004】しかし、従来の排ガス成分の測定は、サン
プリングを1ヶ所で行う場合が多く、そのためNH3
給ノズル毎にNH3の供給量を個別に制御することは行
われていなかった。また、排ガス成分の測定する際に
は、配管内の適当な位置にサンプリング管を差し込み、
このサンプリング管を介して配管内の排ガスを取り出す
必要があるが、サンプリング管の内部で未反応のアンモ
ニアが消費されて硫安が生成する場合があり、排ガス成
分の正確な測定が困難な状況にあった。
【0005】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であって、アンモニアの供給をノズル毎に個別に制御す
るとともに、排ガス成分の測定を正確に行うことで、未
反応のアンモニアの流出を少なくして硫安の析出を防止
することが可能な窒素酸化物の処理方法及びその処理装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の構成を採用した。本発明の窒素酸化
物の処理装置は、燃焼源からの煙道に接続された脱硝触
媒と、脱硝触媒の上流側の煙道内に配置された複数のア
ンモニア供給ノズルと、該アンモニア供給ノズルに接続
されたアンモニア供給装置と、前記アンモニア供給ノズ
ルの上流側の煙道内に配置された1または複数の入口側
センサと、前記脱硝触媒の下流側の煙道内に配置された
1または複数の出口側センサと、前記入口側センサの測
定値と出口側センサの測定値に基づいてアンモニア供給
量を決定してアンモニア供給装置を制御する制御部を具
備してなることを特徴とする。
【0007】係る窒素酸化物の処理装置によれば、各セ
ンサの測定値に基づいてアンモニア供給量を決定してア
ンモニア供給装置を制御する制御部が備えられているの
で、未反応のアンモニアの流出を少なくして硫安の析出
を防止することができる。また複数のセンサによって煙
道内の複数箇所で窒素酸化物及びアンモニアを測定する
場合に、各測定値に基づいてNH3供給ノズル毎にNH3
の供給量を個別に制御することが可能になり、アンモニ
ア濃度の濃淡による未反応のアンモニアが流出したり、
窒素酸化物の脱硝が不十分となるおそれがない。
【0008】また、本発明の窒素酸化物の処理装置は、
先に記載の窒素酸化物の処理装置であり、前記入口側セ
ンサが、排ガス中の窒素酸化物濃度を前記脱硝触媒の上
流側において測定するものであり、前記出口側センサ
が、排ガス中の窒素酸化物濃度及びアンモニア濃度を前
記脱硝触媒の下流側において測定するものであることを
特徴とする。
【0009】係る窒素酸化物の処理装置によれば、上流
側及び下流側の窒素酸化物濃度を監視しつつ、下流側の
アンモニア濃度を検知することができる。
【0010】また、本発明の窒素酸化物の処理装置は、
先に記載の窒素酸化物の処理装置であり、前記制御部
は、予め設定された窒素酸化物の排出制御値と、出口側
センサで計測された窒素酸化物の測定値とを比較し、前
記窒素酸化物の測定値が前記排出制御値よりも低いと判
断した場合に前記アンモニア供給装置に対してアンモニ
ア供給量を削減させる指示をし、前記窒素酸化物の測定
値が前記排出制御値を超えると判断した場合に、前記ア
ンモニア供給装置に対してアンモニア供給量を増加させ
る指示をするように構成されていることを特徴とする。
【0011】係る窒素酸化物の処理装置によれば、制御
部がアンモニア供給量を的確に制御するので、脱硝処理
が不完全で排出規制量を超える窒素酸化物が排出された
り、未反応のアンモニアが過剰に流出するおそれがな
い。
【0012】また、本発明の窒素酸化物の処理装置は、
先に記載の窒素酸化物の処理装置であり、前記入口側セ
ンサ及び前記出口側センサは、前記煙道内に挿入される
サンプリング管と、センサ本体とを具備してなり、前記
サンプリング管の内面がアルミニウムまたは石英ガラス
より構成されることを特徴とする。
【0013】係る窒素酸化物の処理装置によれば、サン
プリング管の内面がアルミニウムまたは石英ガラスによ
り構成されるので、サンプリング管の内部で未反応のア
ンモニアが窒素酸化物と還元反応をするおそれがなく、
アンモニア及び窒素酸化物の濃度がサンプリング管内で
変動することがなく、煙道中の排ガス中の各成分の濃度
を正確に測定できる。
【0014】また、本発明の窒素酸化物の処理装置は、
先に記載の窒素酸化物の処理装置であり、前記サンプリ
ング管が硫安の析出温度以上の温度に保温されているこ
とを特徴とする。
【0015】係る窒素酸化物の処理装置によれば、サン
プリング管内で硫安が析出するおそれがなく、サンプリ
ング管の詰まりを防止できる。
【0016】また、本発明の窒素酸化物の処理装置は、
先に記載の窒素酸化物の処理装置であり、前記サンプリ
ング管の温度が、前記出口側センサのアンモニア濃度の
測定結果によって制御されるように構成されていること
を特徴とする。
【0017】係る窒素酸化物の処理装置によれば、サン
プリング管内で硫安が析出するおそれがなく、サンプリ
ング管の詰まりを防止できる。また、硫安の析出温度は
排ガス中のアンモニア濃度に依存するため、アンモニア
濃度の測定結果によって温度制御を行うことで、センサ
の運転の省力化を実現できる。
【0018】次に、本発明の窒素酸化物の処理方法は、
排ガス中に供給したアンモニアを脱硝触媒上で該排ガス
中の窒素酸化物と反応させて脱硝処理を行う際に、前記
脱硝触媒の上流側と下流側の窒素酸化物濃度と下流側の
アンモニア濃度をそれぞれ測定し、予め設定された窒素
酸化物の排出制御値と、前記下流側の窒素酸化物の測定
値とを比較し、前記窒素酸化物の測定値が前記排出制御
値よりも低いと判断した場合に、アンモニア供給量を削
減し、前記窒素酸化物の測定値が前記排出制御値を超え
ると判断した場合に、アンモニア供給量を増加すること
を特徴とする。
【0019】係る窒素酸化物の処理方法によれば、窒素
酸化物の測定値に基づいてアンモニア供給量を決定する
ので、未反応のアンモニアの流出を少なくして硫安の析
出を防止することができ、また、脱硝処理が不完全で排
出規制量を超える窒素酸化物が排出されるおそれがな
い。
【0020】また、本発明の窒素酸化物の処理方法は、
先に記載の窒素酸化物の処理方法であり、予め設定され
たアンモニアの排出制御値と、前記下流側のアンモニア
の測定値とを比較し、前記アンモニアの測定値が前記排
出制御値を超えると判断した場合に、アンモニア供給量
を削減することを特徴とする。
【0021】係る窒素酸化物の処理方法によれば、アン
モニアの測定値が前記排出制御値を超えると判断した場
合にアンモニア供給量を削減するので、未反応のアンモ
ニアが過剰に流出するおそれがない。
【0022】また、本発明の窒素酸化物の処理方法にお
いては前記脱硝触媒の上流側及び下流側における窒素酸
化物濃度と下流側のアンモニア濃度を、煙道内の複数箇
所で測定することが好ましい。また、複数のNH3供給
ノズルからアンモニアを供給することが好ましく、この
時、アンモニアの供給量を、複数箇所で測定した窒素酸
化物及びアンモニア濃度に基づいて制御することが好ま
しい。係る窒素酸化物の処理方法によれば、複数箇所で
窒素酸化物及びアンモニアを測定し、各測定値に基づい
てNH3供給ノズル毎にNH3の供給量を個別に制御する
ことができ、アンモニア濃度の濃淡による未反応のアン
モニアが流出したり、窒素酸化物の脱硝が不十分となる
おそれがない。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である窒素酸
化物の処理装置について説明する。本実施形態の窒素酸
化物の処理装置1は、アンモニア を還元剤として窒素
酸化物を窒素と水蒸気とに分解する選択接触還元法(S
CR)によるもので、図1及び図2に示すように、燃料
を燃焼するボイラ2(燃焼源)の下流側に設置されてお
り、ボイラ2からの煙道3に接続された脱硝触媒4と、
脱硝触媒4の上流側の煙道内に配置された複数のアンモ
ニア供給ノズル5…と、アンモニア供給ノズル5…に接
続されたアンモニア供給装置6と、アンモニア供給ノズ
ル5…の上流側の煙道3内に配置された複数の入口側セ
ンサ7と、脱硝触媒4の下流側の煙道3内に配置された
出口側センサ8と、入口側センサ7の測定値と出口側セ
ンサ8の測定値に基づいてアンモニア供給量を決定して
アンモニア供給装置を制御する制御部9とを主体として
構成されている。また、出口側センサ8の下流側には、
脱硝触媒4からの排ガスの熱を熱交換する空気予熱器1
0と、排ガス中の煤塵を除去する集塵装置11とが備え
られ、集塵装置11の下流側に煙突12が配置されてい
る。
【0024】脱硝触媒4は、図3に示すように、ハニカ
ム状の支持体4aの内壁に担持されており、例えば、V
2 5 をTiO2 に担持させたものを例示でき、例えば
300〜400℃の反応温度で動作する。この触媒4上
で、排ガス中の窒素酸化物がアンモニアにより還元され
て窒素と水蒸気とに分解される。なお、脱硝触媒4を通
過した排ガスには、多量の二酸化炭素及び上記の窒素並
びに水蒸気の他に、未分解の微量の窒素酸化物及び未反
応のアンモニア並びにボイラ2での燃焼により生成した
硫黄酸化物が含まれる。
【0025】また図3に示すように、アンモニア供給ノ
ズル5…は、ハニカム状の支持体4aに対向して配置さ
れており、各アンモニア供給ノズル5…は支持体4aに
対してほぼ等間隔に分散配置されている。また、アンモ
ニア供給ノズル5…にはアンモニア供給装置6が接続さ
れている。アンモニア供給装置6は、制御部9により制
御されており、制御部9の指示に基づいてアンモニアを
アンモニア供給ノズル5…から脱硝触媒4に供給する。
アンモニア供給ノズル5…をほぼ等間隔で分散配置する
ことにより、脱硝触媒4の全体にわたって均一にアンモ
ニアを供給することができ、これにより脱硝触媒4にお
ける脱硝反応が均一に行われて窒素酸化物の分解を充分
に行うことができる。
【0026】また、図1〜図3に示すように、入口側セ
ンサ7には複数のサンプリング管7aが接続されてお
り、図3に示すように、各サンプリング管7aの先端が
煙道3内に配置されている。各サンプリング管7aは、
アンモニア供給ノズル5と同様に、煙道3内にて等間隔
に分散配置されている。また、出口側センサ8について
も、図1〜図3に示すように、出口側センサ8に複数の
サンプリング管8aが接続され、図3に示すように、各
サンプリング管8aの先端が煙道3内に配置されてい
る。各サンプリング管8aは、アンモニア供給ノズル5
と同様に、煙道3内にて等間隔に分散配置されている。
サンプリング管7a、8aを煙道3内に等間隔で分散配
置することにより、煙道3内の排ガスに含まれる窒素酸
化物やアンモニアの濃度の分布を把握することができ
る。尚、サンプリング管7a、8aをそれぞれ1つずつ
配置しても良い。この場合、サンプリング管7a、8a
の位置は、排ガスに含まれる窒素酸化物やアンモニアの
平均的な濃度を測定できる位置とするのが好ましい。
【0027】図4には出口側センサ8の詳細な構造を示
す。尚、入口側センサ7は出口側センサ8と同じ構成な
ので、その説明を省略する。図4に示すように、出口側
センサ8は、サンプリング管8aと、アンモニア及び窒
素酸化物の濃度を同時計測可能なセンサ本体8bと、排
気管8cとから構成されている。
【0028】サンプリング管8aの先端は煙道3内に配
置されており、煙道3内を流れる排ガスをセンサ本体8
bに導く。サンプリング管8aは、アルミニウムからな
る内挿管がステンレス鋼からなる外挿管に挿入され、サ
ンプリング管8aの内面がアルミニウムにより構成され
る。そして、排ガスが内挿管内を流れるように構成され
ている。またサンプリング管8aは図示略のヒータによ
って硫安の析出温度以上の温度、すなわち常時250℃
程度に保温され、更にセンサ本体8bのアンモニア濃度
の測定結果によってサンプリング管8aの温度を微調整
できるように構成されている。具体的には、アンモニア
濃度が高いときは硫安が析出しやすいのでサンプリング
管8aの温度を高くし、アンモニア濃度が低いときは硫
安が析出しずらいのでサンプリング管8aの温度を低く
する制御を行う。
【0029】アルミニウムからなる内挿管に排ガスを流
すことで、排ガスに含まれる未反応のアンモニアの還元
反応を防止することができ、アンモニア及び窒素酸化物
の測定を正確に行うことができる。また、サンプリング
管8aを常時250℃程度に保温するので、アンモニア
と硫黄酸化物との反応により生成する酸性硫安の析出を
防止でき、サンプリング管8aの詰まりを防止できる。
また、アンモニア濃度によってサンプリング管8aの温
度を微調整するので、電力消費やヒータの消耗を低減で
きる。
【0030】次に、センサ本体8bは、酸化センサ部8
b1と、脱硝センサ部8b2とから構成されている。排ガ
スは、酸化センサ部8b1及び脱硝センサ部8b2にそれ
ぞれ導入され、酸化センサ部8b1では窒素酸化物とア
ンモニアの合計量が測定され、脱硝センサ部8b2では
窒素酸化物とアンモニアの差分量が測定される。即ち、
酸化センサ部8b1では、排ガス中のアンモニアを酸化
して窒素酸化物とし、この酸化により得られた窒素酸化
物と、排ガス中の窒素酸化物の合計量を測定する。また
脱硝センサ部8b2では、排ガスに含まれるアンモニア
と窒素酸化物とにより脱硝反応を行って窒素酸化物を分
解し、未分解の窒素酸化物を測定する。各センサ部8b
1、8b2における窒素酸化物の測定は、窒素酸化物を全
て還元して一酸化窒素(NO)とし、得られたNOをジ
ルコニアを電解質とする電気分解法により計測する。窒
素酸化物とアンモニアの合計量と、窒素酸化物とアンモ
ニアの差分量から、窒素酸化物及びアンモニアの各濃度
がそれぞれ測定される。
【0031】また図4に示すように、センサ本体8bか
ら排出された排ガスは、排気管8cを経て煙道3に戻さ
れる。排気管8cの途中にはエジェクタ8dが設けら
れ、このエジェクタ8dには配管を介してパージエア流
調弁8eが接続されており、排気管8cに空気を送り込
んで排気管8cにおける排ガスの排気を促進する。
【0032】更に図5に示すように、別の例の出口側セ
ンサ8には、加熱逆洗空気タンク8fが設けられてい
る。加熱逆洗空気タンク8fには、パージエア流調弁8
eの上流側から分岐した空気が加熱状態で貯蔵され、こ
の空気をサンプリング管8aに導入できるようになって
いる。タンク8f内の空気は、250〜400℃程度に
することが好ましく、またタンク8f内の圧力を煙道3
内の排ガス圧よりも約0.1MPa程度高くしておくこ
とが好ましい。このタンク8fからサンプリング管8a
内に空気を導入することで、出口側センサ8の流路内に
混入する煤塵を除去することができ、流路の詰まりを防
止できる。更に、図5に示すように、サンプリング管8
aの先端側にフィルタ8gを取り付けても良い。このフ
ィルタ8gの設置によって出口側センサ8の流路内への
煤塵の混入を防止できる。
【0033】入口側センサ7及び出口側センサ8で計測
されたアンモニア及び窒素酸化物の測定値は制御部9に
出力される。制御部9では、まず、予め設定された窒素
酸化物の排出制御値と、出口側センサ8で計測された窒
素酸化物の測定値とを比較する。つぎに、測定値が排出
制御値よりも低いと制御部9が判断した場合、未反応の
アンモニアの流出を防止すべく脱硝反応を抑制するため
にアンモニア供給量を削減させる。また、測定値が排出
制御値を超えると制御部9が判断した場合は、窒素酸化
物を減らすべく脱硝反応を促進させるためにアンモニア
供給量を増加させる。この制御部9の詳細な動作は、次
の窒素酸化物の処理方法の説明にて述べる。
【0034】次に、本発明の実施形態である窒素酸化物
の処理方法について説明する。本発明の実施形態である
窒素酸化物の処理方法は、排ガス中にアンモニアを供給
して脱硝触媒上で排ガス中の窒素酸化物と反応させて無
害な窒素(N2)と水(H2O)にする脱硝処理を行う際
に、脱硝触媒の上流側と下流側の窒素酸化物濃度と下流
側のアンモニア濃度をそれぞれ測定し、これらの測定結
果に基づいてアンモニア供給量を調整しようとするもの
である。具体的には、図1で示した入口側センサ7及び
出口側センサ8でアンモニア及び窒素酸化物の濃度を測
定し、その測定値を制御部9に出力する。制御部9で
は、予め設定された窒素酸化物の排出制御値と、出口側
センサ8で計測された窒素酸化物の測定値とを比較す
る。つぎに、測定値が排出制御値よりも低いと制御部9
が判断した場合、未反応のアンモニアの流出を防止すべ
く脱硝反応を抑制するためにアンモニア供給量を削減さ
せる。また、測定値が排出制御値を超えると制御部9が
判断した場合は、窒素酸化物を減らすべく脱硝反応を促
進させるためにアンモニア供給量を増加させる。以上の
動作を、図6を参照してより具体的に説明する。
【0035】図6に、制御部9の動作を説明するための
フローチャートを示す。図6のステップST1では、入
口側センサ7及び出口側センサ8で窒素酸化物の濃度を
測定し、その測定値を制御部9に入力する。ここで、入
口側の排ガス中の窒素酸化物濃度をNox1とし、出口側の
窒素酸化物濃度をNox2とする。次に、ステップST2で
は、窒素酸化物の制御値NoxSTDと出口側の窒素酸化物濃
度をNox2との大小関係を比較する。即ち、(NoxSTD−No
x2)>0が成立するか否かを判断する。ここで、窒素酸
化物の制御値NoxSTDとは、脱硝触媒4を通過後の排ガス
中の窒素酸化物濃度の目標値であり、安全を見て公定の
窒素酸化物の排出濃度の規制値より低くする必要があ
る。ここで、(NoxSTD−Nox2)>0が成立する場合は、
出口側の窒素酸化物の濃度が目標値より下回っているた
め、脱硝反応自体は順調だが、未反応のアンモニアが流
出している可能性がある。また、(NoxSTD−Nox2)>0
が成立しない場合は、出口側の窒素酸化物の濃度が目標
値を上回っているため、脱硝反応が不十分で窒素酸化物
濃度が排出規制値を超えるおそれがある。
【0036】次にステップST2で(NoxSTD−Nox2)>
0が成立すると判断された場合はステップST3に進
む。ステップST3では、窒素酸化物の制御値NoxSTDに
α値を加えてNoxSTD’とし(図中式)、得られたNoxS
TD’を新たな窒素酸化物の制御値NoxSTDとする(図中式
)。即ち、制御値NoxSTDを高く設定する。ステップS
T2において、(NoxSTD−Nox2)>0が成立すると判断
された場合は、未反応のアンモニアが流出するおそれが
あるので、ステップST3にて制御値NoxSTDを高く設定
することにより、窒素酸化物の脱硝反応を抑制して窒素
酸化物の排出が増える方向に制御する。これにより、ア
ンモニア供給量が削減する方向に制御される。制御値No
xSTDに加えるα値としては、どのような数値でも良い
が、例えば0.5ppm程度の値とすることができる。
この後、ステップST5に進む。
【0037】次に、ステップST2で(NoxSTD−Nox2)
>0が成立しないと判断された場合はステップST4に
進む。ステップST4では、窒素酸化物の制御値NoxSTD
からβ値を差し引いてNoxSTD”とし(図中式)、得ら
れたNoxSTD”を新たな窒素酸化物の制御値NoxSTDとする
(図中式)。即ち、制御値NoxSTDを低く設定する。ス
テップST2において、(NoxSTD−Nox2)>0が成立し
ないと判断された場合は、窒素酸化物が排出規制値を超
えるおそれがあると判断されるので、制御値NoxSTDを低
く設定することにより、窒素酸化物の脱硝反応を促進し
て窒素酸化物の排出を減少する方向に制御する。これに
より、アンモニア供給量が増加する方向に制御される。
制御値NoxSTDから差し引くβ値としては、どのような数
値でも良いが、例えば0.5ppm程度の値とすること
ができる。この後、ステップST5に進む。
【0038】次にステップST5では、具体的なアンモ
ニア供給量(NH3供給値)を決定する。即ち、入口側
の窒素酸化物濃度Nox1から新たに設定した制御値NoxSTD
を差し引き、これに排ガス量と係数γを乗ずる(式
)。係数γは、単位量当たりの排ガス中の窒素酸化物
濃度を一定の濃度に低下させるために必要なアンモニア
量を算出するための係数であり、予め実験を行って決定
されるものである。この後、ステップST6に進む。ス
テップST6では、ステップST5で決定されたNH3
供給値をアンモニア供給装置6に出力し、指定量のアン
モニアをアンモニア供給ノズル5から排ガスに供給して
脱硝処理を行う。この後、ステップST7に進む。
【0039】ステップST7では、出口側センサ8でア
ンモニア濃度(NH3conc.)を測定し、その測定値を制
御部9に入力する。この後、ステップST8に進む。ス
テップST8では、NH3conc.と、アンモニアの排出制
御値NH3STDとの大小関係を比較する。即ち、NH3con
c.<NH3STDが成立するか否かを判断する。ここで、ア
ンモニアの排出制御値NH3STDとは、脱硝触媒を通過さ
せた排ガス中のアンモニア濃度の目標値であり、安全を
見て公定のアンモニアの排出濃度の規制値より低くする
必要がある
【0040】次にステップST8においてNH3conc.<
NH3STDが成立すると判断した場合、即ち脱硝処理後の
排ガス中のアンモニア濃度が制御値より低い場合は、脱
硝処理が順調であると判断し、ステップST1に戻る。
また、ステップST8においてNH3conc.<NH3STDが
成立しないと判断した場合、即ち脱硝処理後の排ガス中
のアンモニア濃度が排出制御値を超えている場合は、未
反応のアンモニアが過剰に流出している状態であるの
で、ステップST9に進む。
【0041】ステップST9では、窒素酸化物の制御値
NoxSTDにα値を加えてNoxSTD”’とし(図中式)、得
られたNoxSTD”’を新たな窒素酸化物の制御値NoxSTDと
する(図中式)。即ち、制御値NoxSTDを高く設定す
る。ステップST8において、未反応のアンモニアが過
剰に流出していると判断された場合は、ステップST9
にて制御値NoxSTDを高く設定することにより、窒素酸化
物の脱硝反応を抑制して窒素酸化物の排出が増える方向
に制御する。これにより、アンモニア供給量が削減する
方向に制御される。制御値NoxSTDに加えるα値は、ステ
ップST3のα値と同じである。この後、ステップST
5にもどる。
【0042】尚、上述した制御手順は、複数の出口側セ
ンサ毎、入口側センサ毎、並びに複数のNH3供給ノズ
ル毎に個別に行うことが好ましい。即ち、出口側セン
サ、入口側センサ及びNH3供給ノズルをそれぞれ同じ
個数設けるとともに各NH3供給ノズルに対応する入口
側、出口側センサをそれぞれ決めておき、各センサの測
定値に基づいて当該対応するNH3供給ノズルからアン
モニアを供給することが好ましい。これにより、複数箇
所で窒素酸化物及びアンモニアを測定し、各測定値に基
づいてNH3供給ノズル毎にNH3の供給量を個別に制御
することができ、アンモニア濃度の濃淡による未反応の
アンモニアが流出したり、窒素酸化物の脱硝が不十分と
なるおそれがない。
【0043】
【発明の効果】本発明の窒素酸化物の処理装置によれ
ば、各センサの測定値に基づいてアンモニア供給量を決
定してアンモニア供給装置を制御する制御部が備えられ
ているので、未反応のアンモニアの流出を少なくして硫
安の析出を防止できる。また本発明の窒素酸化物の処理
方法によれば、窒素酸化物の測定値に基づいてアンモニ
ア供給量を決定するので、未反応のアンモニアの流出を
少なくして硫安の析出を防止することができ、また、脱
硝処理が不完全で排出規制量を超える窒素酸化物が排出
されるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である窒素酸化物の処理装
置を示す模式図。
【図2】 図1の窒素酸化物の処理装置の要部を示す模
式図。
【図3】 図1の窒素酸化物の処理装置の要部を示す斜
視図。
【図4】 図1の窒素酸化物の処理装置の出口側センサ
の一例を示す模式図。
【図5】 図1の窒素酸化物の処理装置の出口側センサ
の別の例を示す模式図。
【図6】 図1の窒素酸化物の処理装置の制御部の動作
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 窒素酸化物の処理装置 2 ボイラ(燃焼源) 3 煙道 4 脱硝触媒 5 アンモニア供給ノズル 6 アンモニア供給装置 7 入口側センサ 7a サンプリング管 7b センサ本体 8 出口側センサ 9 制御部 NOx1 上流側の窒素酸化物の測定値(窒素酸化物濃度) NOx2 下流側の窒素酸化物の測定値(窒素酸化物濃度) NoxSTD 窒素酸化物の排出制御値 NH3conc. 下流側のアンモニア濃度 NH3STD アンモニアの排出制御値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林田 直治 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 加古 博 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 小林 敬古 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 Fターム(参考) 4D002 AA12 AC01 BA06 DA07 GA02 GA03 GB02 4D048 AA06 AB02 AC04 BA07X BA23X BA41X BB02 DA01 DA02 DA08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼源からの煙道に接続された脱硝触媒
    と、脱硝触媒の上流側の煙道内に配置された複数のアン
    モニア供給ノズルと、該アンモニア供給ノズルに接続さ
    れたアンモニア供給装置と、前記アンモニア供給ノズル
    の上流側の煙道内に配置された1または複数の入口側セ
    ンサと、前記脱硝触媒の下流側の煙道内に配置された1
    または複数の出口側センサと、前記入口側センサの測定
    値と出口側センサの測定値に基づいてアンモニア供給量
    を決定してアンモニア供給装置を制御する制御部を具備
    してなることを特徴とする窒素酸化物の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入口側センサが、排ガス中の窒素酸
    化物濃度を前記脱硝触媒の上流側において測定するもの
    であり、前記出口側センサが、排ガス中の窒素酸化物濃
    度及びアンモニア濃度を前記脱硝触媒の下流側において
    測定するものであることを特徴とする請求項1に記載の
    窒素酸化物の処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、予め設定された窒素酸化
    物の排出制御値と、出口側センサで計測された窒素酸化
    物の測定値とを比較し、 前記窒素酸化物の測定値が前記排出制御値よりも低いと
    判断した場合に前記アンモニア供給装置に対してアンモ
    ニア供給量を削減させる指示をし、 前記窒素酸化物の測定値が前記排出制御値を超えると判
    断した場合に、前記アンモニア供給装置に対してアンモ
    ニア供給量を増加させる指示をするように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の窒
    素酸化物の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入口側センサ及び前記出口側センサ
    は、前記煙道内に挿入されるサンプリング管と、センサ
    本体とを具備してなり、前記サンプリング管の内面がア
    ルミニウムまたは石英ガラスより構成されることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の窒素
    酸化物の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記サンプリング管が硫安の析出温度以
    上の温度に保温されていることを特徴とする請求項4に
    記載の窒素酸化物の処理装置。
  6. 【請求項6】 前記サンプリング管の温度が、前記出口
    側センサのアンモニア濃度の測定結果によって制御され
    るように構成されていることを特徴とする請求項4また
    は請求項5に記載の窒素酸化物の処理装置。
  7. 【請求項7】 排ガス中に供給したアンモニアを脱硝触
    媒上で該排ガス中の窒素酸化物と反応させて脱硝処理を
    行う際に、前記脱硝触媒の上流側と下流側の窒素酸化物
    濃度と下流側のアンモニア濃度をそれぞれ測定し、 予め設定された窒素酸化物の排出制御値と、前記下流側
    の窒素酸化物の測定値とを比較し、 前記窒素酸化物の測定値が前記排出制御値よりも低いと
    判断した場合に、アンモニア供給量を削減し、 前記窒素酸化物の測定値が前記排出制御値を超えると判
    断した場合に、アンモニア供給量を増加することを特徴
    とする窒素酸化物の処理方法。
  8. 【請求項8】 予め設定されたアンモニアの排出制御値
    と、前記下流側のアンモニア濃度とを比較し、 前記アンモニア濃度が前記排出制御値を超えると判断し
    た場合に、アンモニア供給量を削減することを特徴とす
    る請求項7に記載の窒素酸化物の処理方法。
  9. 【請求項9】 前記脱硝触媒の上流側及び下流側におけ
    る窒素酸化物濃度と下流側のアンモニア濃度を、煙道内
    の複数箇所で測定することを特徴とする請求項7に記載
    の窒素酸化物の処理方法。
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