JPWO2020161874A1 - 燃焼システム - Google Patents

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Abstract

脱硝装置で用いられる脱硝触媒の劣化が進んでも、リークアンモニア量を所定値以下に抑えながら、規制値を超えた窒素酸化物を除去することが可能な燃焼システムを提供する。燃焼システム1は、ボイラ10から排出される排ガスから窒素酸化物を除去する第1の脱硝装置30と、空気予熱器40の後段において、空気予熱器40から排出される排ガスから窒素酸化物を除去する第2の脱硝装置70とを備え、第1の脱硝装置30は、リークアンモニア量に基づいて、アンモニア注入量を制御し、第2の脱硝装置70は、出口での窒素酸化物濃度に基づいて、アンモニア注入量を制御する。

Description

本発明は、燃焼システムに関する。
石炭火力発電所では、石炭燃焼に伴い窒素酸化物が発生するが、大気汚染防止法等の規制により、その排出は一定水準以下に抑えて排出することとなっている。そこで発電所には、窒素酸化物を還元分解するために脱硝装置が設置されている。この脱硝装置には、脱硝触媒が充填されており、アンモニア(ガス)を共存させることで、高温化で還元反応を発現している。
この脱硝触媒は、300℃〜400℃の高温雰囲気下において、効率的に選択的触媒還元反応を行うため、ボイラで燃焼した直後の、煤塵が非常に多く含まれた排ガスを脱硝する必要がある。そのため、長期間の利用により、石炭灰が経時的に触媒表面へ堆積し、触媒表面全体を覆うことで、脱硝触媒の活性が低下する。
脱硝触媒の劣化が進んだ場合、脱硝反応に必要なアンモニア投入量を増やす必要があり、アンモニア投入量が多くなると、石炭由来の硫黄分と反応し硫酸アンモニウムが生成される。この硫酸アンモニアは、脱硝装置後段の熱交換器を閉塞させ、熱交換器において熱交換をするための排ガスを吸気することができなくなるため、発電所を停止しなくてはならないこともある。
この点、特許文献1は、処理ガス中への未反応のリークアンモニアのリーク量を所定値以下とするため、触媒層の温度を監視し、触媒層の温度が低い時点からアンモニアを自動的に注入制御し、リークアンモニア量が所定値を越えないように脱硝装置を起動する、乾式排煙脱硝装置におけるアンモニア注入量制御方法を開示している。
特開昭60−71027号公報
しかし、特許文献1に開示される方法は、単にリークアンモニア量が所定値を超えないことを目的とするものであり、脱硝触媒の劣化に伴う脱硝率の低下に対処するものではなかった。
本発明は、脱硝装置で用いられる脱硝触媒の劣化が進んでも、リークアンモニア量を所定値以下に抑えながら、規制値を超えた窒素酸化物を除去することが可能な燃焼システムを提供することを目的とする。
本発明は、燃焼システムであって、燃料を燃焼させるボイラと、前記ボイラにおいて前記燃料が燃焼することによって発生する排ガスが流通する排気路と、前記排気路に配置され、第1の脱硝触媒によって前記ボイラから排出される排ガスから窒素酸化物を除去する第1の脱硝装置と、前記排気路に配置され且つ前記第1の脱硝装置の後段において、排ガスと燃焼用空気との間で熱交換し、熱交換後の燃焼用空気を前記ボイラに供給し、熱交換後の排ガスを排出する空気予熱器と、前記排気路に配置され且つ前記空気予熱器の後段において、第2の脱硝触媒によって前記空気予熱器から排出される排ガスから窒素酸化物を除去する第2の脱硝装置とを備え、前記第1の脱硝装置は、前記排ガスに対してアンモニアを注入する第1のアンモニア注入部と、当該第1の脱硝装置の出口におけるリークアンモニア量を検知するアンモニア量検知部と、前記アンモニア量検知部によって検知されたリークアンモニア量に基づいて、前記第1のアンモニア注入部によるアンモニア注入量を制御する第1のアンモニア注入制御部とを備え、前記第2の脱硝装置は、前記排ガスに対してアンモニアを注入する第2のアンモニア注入部と、当該第2の脱硝装置の出口における窒素酸化物濃度を検知する窒素酸化物濃度検知部と、前記窒素酸化物濃度検知部によって検知された窒素酸化物濃度に基づいて、前記第2のアンモニア注入部によるアンモニア注入量を制御する第2のアンモニア注入制御部を備える、燃焼システムに関する。
また、前記第2の脱硝装置は、五酸化バナジウムが43wt%以上存在し、BET比表面積が30m/g以上であり、200℃以下での脱硝に用いられる脱硝触媒を用いることが好ましい。
また、前記第1のアンモニア注入制御部は、前記アンモニア量検知部によって検知されたリークアンモニア量が5ppm以下となるように、アンモニア注入量を制御することが好ましい。
また、前記排気路の末端において、大気中に排ガスを放出する煙突が設置され、前記第2の脱硝装置は前記煙突内に設置されることが好ましい。
本発明によれば、脱硝装置で用いられる脱硝触媒の劣化が進んでも、リークアンモニア量を所定値以下に抑えながら、規制値を超えた窒素酸化物を除去することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る燃焼システムの全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係る燃焼システムに含まれる第1の脱硝装置の内部構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る燃焼システムに含まれる第1の脱硝装置で用いられる脱硝触媒の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る燃焼システムに含まれる第1の脱硝装置の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る燃焼システムに含まれる第2の脱硝装置で用いられる脱硝触媒の性質を示すグラフである。 本発明の第1実施形態に係る燃焼システムに含まれる第2の脱硝装置で用いられる脱硝触媒の性質を示すグラフである。 本発明の第1実施形態に係る燃焼システムに含まれる第2の脱硝装置で用いられる脱硝触媒の性質を示すグラフである。 本発明の第1実施形態に係る燃焼システムに含まれる第2の脱硝装置で用いられる脱硝触媒の性質を示すグラフである。 本発明の第1実施形態に係る燃焼システムに含まれる第2の脱硝装置の機能ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る燃焼システムの全体構成図である。 本発明の第2実施形態に係る燃焼システムに含まれる第2の脱硝装置としての煙突の内部構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る燃焼システムに含まれる第2の脱硝装置としての煙突の内部構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る燃焼システムに含まれる第2の脱硝装置としての煙突の内部構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
〔1.第1実施形態〕
〔1.1 全体構成〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃焼システム1の全体構成図である。図1に示すように、燃焼システム1は、燃焼装置としてのボイラ10と、微粉炭機20と、排気路L1と、第1の脱硝装置30と、空気予熱器40と、熱回収器としてのガスヒータ50と、集塵装置60と、第2の脱硝装置70と、誘引通風機80と、脱硫装置90と、加熱器としてのガスヒータ100と、煙突110と、を備える。
ボイラ10は、燃料としての微粉炭を空気と共に燃焼させる。ボイラ10において、微粉炭が燃焼することにより排ガスが発生する。なお、微粉炭が燃焼することによって、クリンカアッシュ及びフライアッシュ等の石炭灰が生成する。ボイラ10において生成するクリンカアッシュは、ボイラ10の下方に配置されるクリンカホッパ11に排出されてから、図示しない石炭灰回収サイロに搬送される。
ボイラ10は、全体として略逆U字状に形成される。ボイラ10において生成する排ガスは、ボイラ10の形状に沿って逆U字状に移動する。ボイラ10の排ガスの出口付近における排ガスの温度は、例えば300〜400℃である。
微粉炭機20は、図示しない石炭バンカから供給される石炭を、微細な粒度に粉砕して微粉炭を形成する。微粉炭機20は、微粉炭と空気とを混合することにより、微粉炭を予熱及び乾燥させる。微粉炭機20において形成された微粉炭は、エアーが吹きつけられることにより、ボイラ10に供給される。
排気路L1は、上流側がボイラ10に接続される。排気路L1は、ボイラ10において発生する排ガスが流通する流路である。
第1の脱硝装置30は、排気路L1におけるボイラ10の下流側に配置される。第1の脱硝装置30には、ボイラ10から生成された排ガスが供給される。第1の脱硝装置30は、脱硝触媒によって排ガスから窒素酸化物を除去する。第1の脱硝装置30の構成について後段で詳述する。第1の脱硝装置30における排ガスの温度は、例えば300〜400℃である。
第1の脱硝装置30では、選択接触還元法によって排ガスから窒素酸化物を除去する。選択接触還元法によれば、還元剤及び脱硝触媒によって窒素酸化物から窒素及び水を生成することで、排ガスから効率的に窒素酸化物を除去することができる。選択接触還元法において用いられる還元剤は、アンモニアを含む。還元剤としてアンモニアを用いる場合、アンモニアガス、液体アンモニア及びアンモニア水溶液のいずれの状態のアンモニアを用いてもよい。
より具体的には、第1の脱硝装置30は、導入された排ガスに対してアンモニアガスを注入してから、その混合ガスを、脱硝触媒を固定したハニカム成形体や脱硝触媒を担持させたアルミナ繊維等の繊維に接触させる構成とすることができる。なお、第1の脱硝装置30の構成例については後述する。
空気予熱器40は、排気路L1に配置される。空気予熱器40は、排ガスと図示しない押込式通風機から送り込まれる燃焼用の空気との間で熱交換を行い、排ガスから熱回収する。燃焼用の空気は、空気予熱器40において加熱されてからボイラ10に供給される。
ガスヒータ50は、排気路L1における空気予熱器40の下流側に配置される。ガスヒータ50には、空気予熱器40において熱回収された排ガスが供給される。ガスヒータ50は、排ガスから更に熱回収する。
集塵装置60は、排気路L1におけるガスヒータ50の下流側に配置される。集塵装置60には、ガスヒータ50において熱回収された排ガスが供給される。集塵装置60は、電極に電圧を印加することによって排ガス中の石炭灰(フライアッシュ)等の煤塵を収集する装置である。集塵装置60において捕集されるフライアッシュは、図示しない石炭灰回収サイロに搬送される。集塵装置60における排ガスの温度は、例えば80〜120℃である。
第2の脱硝装置70は、排気路L1における集塵装置60の下流側に配置される。第2の脱硝装置70には、集塵装置60において煤塵が収集された後の排ガスが供給される。第2の脱硝装置70は、脱硝触媒によって排ガスから窒素酸化物を除去する。第2の脱硝装置70の構成及び第2の脱硝装置70において用いられる脱硝触媒については、後段で詳述する。第2の脱硝装置70における排ガスの温度は、例えば130〜200℃である。
第2の脱硝装置70は、第1の脱硝装置30と同様に、選択接触還元法によって排ガスから窒素酸化物を除去する。とりわけ、第2の脱硝装置70は、燃焼システム1全体としての窒素酸化物の排出量を規制値以下に抑えるため、第1の脱硝装置30において、脱硝触媒の劣化が進んだために分解しきれなかった窒素酸化物を除去する。
また、第1の脱硝装置30と同様に、第2の脱硝装置において用いられる還元剤は、アンモニアを含む。還元剤としてアンモニアを用いる場合、アンモニアガス、液体アンモニア及びアンモニア水溶液のいずれの状態のアンモニアを用いてもよい。
誘引通風機80は、排気路L1における第2の脱硝装置70の下流側に配置される。誘引通風機80は、第2の脱硝装置70において窒素酸化物を除去した排ガスを、一次側から取り込んで二次側に送り出す。
脱硫装置90は、排気路L1における誘引通風機80の下流側に配置される。脱硫装置90には、誘引通風機80から送り出された排ガスが供給される。脱硫装置90は、排ガスから硫黄酸化物を除去する。詳しくは、脱硫装置90は、排ガスに石灰石と水との混合液(石灰石スラリー)を吹き付けることによって、排ガスに含まれる硫黄酸化物を混合液に吸収させて、排ガスから硫黄酸化物を除去する。脱硫装置90における排ガスの温度は、例えば50〜120℃である。
ガスヒータ100は、排気路L1における脱硫装置90の下流側に配置される。ガスヒータ100には、脱硫装置90において硫黄酸化物が除去された排ガスが供給される。ガスヒータ100は、排ガスを加熱する。ガスヒータ50及びガスヒータ100は、排気路L1における、空気予熱器40と集塵装置60との間を流通する排ガスと、第2の脱硝装置70と脱硫装置90との間を流通する排ガスと、の間で熱交換を行うガスガスヒータとして構成してもよい。
煙突110は、排気路L1の下流側が接続される。煙突110には、ガスヒータ100において加熱された排ガスが導入される。煙突110に導入された排ガスは、ガスヒータ100によって加熱されていることから、煙突効果によって煙突110の上部から効果的に排出される。また、ガスヒータ100において排ガスが加熱されることで、煙突110の上方において水蒸気が凝縮して白煙が生じるのを防ぐことができる。煙突110の出口付近における排ガスの温度は、例えば110℃である。
〔1.2 第1の脱硝装置〕
図2は、第1の脱硝装置30の構成図である。第1の脱硝装置30は、図2に示すように、脱硝反応器31と、この脱硝反応器31の内部に配置される複数段の脱硝触媒層32,32,32と、脱硝触媒層32の上流側に配置される整流層33と、脱硝反応器31の入口付近に配置される整流板34と、脱硝反応器31の上流側に配置されるアンモニア注入部35と、を備える。
脱硝反応器31は、脱硝装置30における脱硝反応の場となる。
脱硝触媒層32は、脱硝反応器31の内部に、排ガスの流路に沿って所定間隔をあけて複数段(本実施形態では3段)配置される。
図3は、脱硝触媒層32の構成図である。
脱硝触媒層32は、図3に示すように、例として、脱硝触媒としての複数のハニカム触媒322を含んで構成される。より詳細には、脱硝触媒層32は、複数のケーシング321と、これら複数のケーシング321に収容される複数のハニカム触媒322と、シール部材323と、を備える。
ケーシング321は、一端及び他端が開放された角筒状の金属部材により構成される。ケーシング321は、開放された一端及び他端が脱硝反応器31における排ガスの流路に向かい合うように、つまり、ケーシング321の内部を排ガスが流通するように配置される。また、複数のケーシング321は、脱硝反応器31における排ガスの流路を塞ぐように当接した状態で連結されて配置される。
ハニカム触媒322は、長手方向に延びる複数の排ガス流通穴324が形成された長尺状(直方体状)に形成される。複数のハニカム触媒322は、排ガス流通穴324の延びる方向が排ガスの流路に沿うように配置される。本実施形態では、複数のハニカム触媒322は、ケーシング321に収容された状態で脱硝反応器31の内部に配置される。
シール部材323は、短手方向に隣り合って配置されるハニカム触媒322の間に配置され、隣り合って配置されるハニカム触媒322の間の隙間に排ガスが流入することを防ぐ。本実施形態では、シール部材323は、導電性を有するシート状部材により構成され、ハニカム触媒322の長手方向の一端側及び他端側の所定の長さの部分(例えば、端部から150mm)に巻きつけられている。
シール部材323としては、アルミナやシリカを主成分とした無機繊維及びバインダーに導電性繊維や導電性を有するフィラーを混合して構成したセラミックペーパを用いることができる。
以上の脱硝触媒層32において、ハニカム触媒322としては、例えば、150mm×150mm×860mmの直方体形状で目開き6mm×6mmの排ガス流通穴が400個(20×20)形成されたものが用いられる。また、ケーシング321としては、このハニカム触媒322を72本(縦6本×横12本)収容可能なものが用いられる。そして、一層の脱硝触媒層32には、このケーシング321が120〜150個用いられる。即ち、一層の脱硝触媒層32には、9000本から10000本のハニカム触媒322が設置される。
図2において、整流層33は、脱硝触媒層32の上流側に配置される。整流層33は、格子状に形成された複数の開口を有する金属部材等により構成され、脱硝反応器31における排ガスの流路を区画する。整流層33は、排気路L1を流通し脱硝反応器31に導入される排ガスを整流して脱硝触媒層32に均等に導く。
整流板34は、脱硝反応器31の入口の近傍における整流層33よりも上流側に配置される。より具体的には、整流板34は、脱硝反応器31又は排気路L1の内壁における屈曲部分に配置され、内壁から内面側に突出する。整流板34は、排気路L1又は脱硝反応器31における屈曲部分における排ガスの流れを整える。
上記整流層33及び整流板34により排ガスが整流されることで、脱硝触媒層32に導かれる偏流が小さくなり、ダストによる脱硝触媒層32の閉塞や摩耗が防止されている。
アンモニア注入部35は、脱硝反応器31の上流側に配置され、排気路L1にアンモニアを注入する。
以上の構成を有する第1の脱硝装置30によれば、まず、アンモニア注入部35において、排気路L1を流通する高温の排ガス(300℃〜400℃)にアンモニアが注入される。アンモニアが注入された排ガスは、整流板34及び整流層33により整流され、脱硝触媒層32に導入される。
脱硝触媒層32においては、アンモニアを含む排ガスがハニカム触媒の排ガス流通穴を通過するときに、以下の化学反応式に従って、窒素酸化物とアンモニアとが反応し、無害な窒素と水蒸気に分解される。
4NO+4NH+O→4N+6H
NO+NO+2NH→2N+3H
上記方法は選択接触還元法と呼ばれる。上記反応において、NOxの量に対し添加するNHの量が多ければ脱硝率も向上するが、排出される未反応のNH(以下、リークNHという)が増加する。リークNHが多いと排ガス中のSOと反応して酸性硫安(NHHSO)が生成し、この酸性硫安が排ガスに含まれるダストの付着を促進させ後段に設置されている空気予熱器のエレメント等の詰まりが生じる。従ってリークNHが一定値以下となるよう、NHの注入量の管理が行われている。本実施形態においては、例として、リークNHが5ppm以下となるように、NHの注入量を制御する。
図4は、第1の脱硝装置30の機能ブロック図である。第1の脱硝装置30は、機能ブロックとして、アンモニア注入部351、アンモニア量検知部352、及びアンモニア注入制御部353を備える。
アンモニア注入部351は、ボイラ10から排出される排ガスに対してアンモニアを注入する。また、アンモニア注入部351は、図2のアンモニア注入部35に対応する。
アンモニア量検知部352は、第1の脱硝装置30の出口におけるリークNH量を検知する。
アンモニア注入制御部353は、アンモニア量検知部352によって検知されたリークNH量に基づいて、アンモニア注入部351によるアンモニア注入量を制御する。
第1の脱硝装置30は、上記の構成を有することにより、リークNHが一定値以下となるよう、NHの注入量を制御することが可能となる。
〔1.3 第2の脱硝装置〕
第2の脱硝装置70は、図示を省略するが、その内部構成として、第1の脱硝装置50と同様に、脱硝触媒として複数のハニカム触媒を含む複数段の脱硝触媒層を有する。
この脱硝触媒としては、五酸化バナジウムが43wt%以上存在し、BET比表面積が30m/g以上であり、200℃以下での脱硝に用いられる脱硝触媒を用いる。
出願人は、この脱硝触媒の国際出願として、平成28年9月12日にPCT/JP2016/076870を出願し、国内移行後、平成29年2月17日に特許6093101号として特許査定を受けた。以下、この脱硝触媒の概略について説明する。
図5〜図8は、上記の特許6093101号の特許公報で開示されるグラフを引用し、各々のグラフにおいてプロットされた点の呼び名を変更したものである。
なお、図5〜図8のグラフにおいて、実施例1〜3、比較例1〜5の各々のバナジウム触媒は、以下の方法により調整された。
[実施例1〜3、比較例1〜2]
バナジン酸アンモニウムをシュウ酸溶液に溶解させた(バナジウム:シュウ酸のモル比=1:2〜1:4)。全て溶かしきった後、ホットスターラー上で溶液中の水分を蒸発させ、乾燥機中において、120℃で一晩乾燥させた。その後、乾燥後の粉末を空気中において300℃で4時間焼成した。
それらのサンプル名を、各々、“V_SG_1:1”(比較例1),“V_SG_1:2”(実施例1),“V_SG_1:3”(実施例2),“V_SG_1:4”(実施例3),“V_SG_1:5”(比較例2)とした。
[比較例3]
バナジン酸アンモニウム(NHVO)を、空気中において300℃で4時間熱分解することにより得られた五酸化バナジウム(V)を、比較例3の脱硝触媒とした。なお、この比較例3の脱硝触媒のサンプル名を、“V_300”とした。
[比較例4]
バナジン酸アンモニウムを、空気中において400℃で4時間熱分解することにより得られた五酸化バナジウムを、比較例4の脱硝触媒とした。なお、この比較例4の脱硝触媒のサンプル名を、“V_400”とした。
[比較例5]
バナジン酸アンモニウムを、空気中において500℃で4時間熱分解することにより得られた五酸化バナジウムを、比較例5の脱硝触媒とした。なお、この比較例5の脱硝触媒のサンプル名を、“V_500”とした。
図5に、V_SG触媒のNH−SCR活性を示す。図5(a)は、各触媒を用いたNH−SCR反応における、反応温度毎のNO転化率を示す。また、図5(b)は、反応温度120℃におけるバナジウム:シュウ酸の比率とNO転化率の関係を示す。バナジウム:シュウ酸の比率が1:3の触媒である実施例2(V_SG_1:3)において、NO転化率が最も高くなり、それ以上シュウ酸を加えると、NO転化率は減少した。実施例3(V_SG_1:4)は、実施例1(V_SG_1:2)よりも比表面積が大きいにもかかわらず、NO転化率が低かった。
図6に、実施例1〜3、比較例1の各V_SG、及び、上記の比較例3(V_300),比較例4(V_400),比較例5(V_500)における、BET比表面積とNO転化率との関係を示す。なお、四角の点で示されるプロットは、実施例2(V_SG_1:3)の、選択的触媒還元反応後におけるBET比表面積とNO転化率との関係を示す。上記の繰り返しとなるが、バナジウム:シュウ酸の比率が1:3の触媒である実施例2(V_SG_1:3)において、NO転化率が最も高くなることが示された。
NH−TPD(TPD:昇温脱離プログラム)により、触媒表面の酸点の量を見積もることが出来る。そこで、マイクロトラックベル社製のベルキャットを用い、装置中で、比較例3(V_300)、比較例4(V_400)、比較例5(V_500)、実施例1(V_SG_1:2)、実施例2(V_SG_1:3)の各触媒0.1gを、He(50ml/min)流通下300℃にて1時間前処理した。その後、100℃に下げ、5%アンモニア/He(50ml/min)を30分流通させ、アンモニアを吸着した。流通ガスをHe(50ml/min)に切り替え、30分の安定化の後、10℃/minで昇温し、質量数16のアンモニアを質量分析計にてモニターした。
Figure 2020161874
比較例3(V_300)、比較例4(V_400)、比較例5(V_500)、実施例1(V_SG_1:2)、実施例2(V_SG_1:3)各々を用いた場合の、NH脱離量の測定結果を表1に示す。
これらのNH脱離量の値と、各々の触媒のBET比表面積とをプロットすると、図7のグラフが得られる。この図7のグラフからも分かるように、VのBET比表面積にほぼ比例して、NH脱離量が大きくなることが示された。また、各触媒のNH脱離量とNO転化率との対応関係をプロットすると、図8のグラフが得られた。即ち、NH脱離量=触媒表面の酸点の量が大きい触媒ほど、NO転化率が高くなることが示された。
以上のように、酸化バナジウムが五酸化バナジウム換算で43wt%以上存在し、比表面積が30m/g以上である脱硝触媒を用いた、アンモニアを還元剤とする選択的触媒還元反応においては、200℃以下の低温での脱硝効率が高い。一方で、SOの酸化は認められない。
第2の脱硝装置70では、酸化バナジウムが五酸化バナジウム換算で43wt%以上存在し、比表面積が30m/g以上である脱硝触媒を用いることにより、排ガスの温度が、例えば130〜200℃であっても、高い脱硝効果を発揮することが出来る。このため、第2の脱硝装置70は、燃焼システム1全体としての窒素酸化物の排出量を規制値以下に抑えるため、第1の脱硝装置30において、脱硝触媒の劣化が進んだために分解しきれなかった窒素酸化物を除去することが可能となる。
図9は、第2の脱硝装置70の機能ブロック図である。第2の脱硝装置70は、機能ブロックとして、アンモニア注入部751、窒素酸化物濃度検知部752、及びアンモニア注入制御部753を備える。
アンモニア注入部751は、集塵装置60において煤塵が収集された後の排ガスに対してアンモニアを注入する。
窒素酸化物濃度検知部752は、第2の脱硝装置70の出口における窒素酸化物濃度を検知する。
アンモニア注入制御部753は、窒素酸化物濃度検知部752によって検知された窒素酸化物濃度に基づいて、アンモニア注入部751によるアンモニア注入量を制御する。
第2の脱硝装置70は、上記の構成を有することにより、燃焼システム1全体としての窒素酸化物の排出量が規制値以下となるよう、NHの注入量を制御することが可能となる。
〔1.4 第1の実施形態による効果〕
以上、説明したように構成された第1の実施形態に係る燃焼システム1は、燃料を燃焼させるボイラ10から発生する排ガスが流通する排気路L1と、排気路L1に配置され、第1の脱硝触媒によってボイラ10から排出される排ガスから窒素酸化物を除去する第1の脱硝装置30と、排気路L1に配置され且つ空気予熱器40の後段において、第2の脱硝触媒によって空気予熱器40から排出される排ガスから窒素酸化物を除去する第2の脱硝装置70とを備え、第1の脱硝装置30は、リークNH量に基づいてアンモニア注入量を制御し、第2の脱硝装置70は、脱硝装置の出口における窒素酸化物濃度に基づいてアンモニア注入量を制御する。
これにより、第1の脱硝装置30で用いられる脱硝触媒の劣化が進んでも、第1の脱硝装置30でリークされるリークNH量を所定値以下に抑えながら、規制値を超えた窒素酸化物を除去することが可能となる。更に、硫酸アンモニウムによる空気予熱器40の閉塞を抑制することが可能となる。
また、第2の脱硝装置70は、五酸化バナジウムが43wt%以上存在し、BET比表面積が30m/g以上であり、200℃以下での脱硝に用いられる脱硝触媒を用いる。
これにより、第2の脱硝装置70で低温脱硝が可能な脱硝触媒を用いることで、第1の脱硝装置30でリークNH量を抑えるために除去しきれなかった窒素酸化物を、第1の脱硝装置30よりも後段で除去することが可能となる。
〔2.第2実施形態〕
〔2.1 全体構成〕
図10は、本発明の第2の実施形態に係る燃焼システム1Aの全体構成図である。なお、以下では説明を分かりやすくするため、主として、第2の実施形態に係る燃焼システム1Aが、第1の実施形態に係る燃焼システム1と異なる点について説明する。
図10に示されるように、燃焼システム1Aは、燃焼システム1と異なり、第2の脱硝装置70を備えない。その代わりに、燃焼システム1Aにおいては、煙突110Aが第2の脱硝装置としての機能を有する。
煙突110Aは、その内部に、第1の実施形態における第2の脱硝装置70で用いるのと同一の脱硝触媒を用いる脱硝装置を有する。図11A〜図11Cは、煙突110Aの内部構造を示す。
〔2.2 煙突〕
煙突110Aは、例えば図11Aに示されるように、煙突110Aの内壁にらせん状の溝111を設け、この溝111にバナジウムを含む低温脱硝触媒を塗布してもよい。あるいは、図11Bに示すように、煙突110Aの内壁に階段状のフィン112を設け、このフィン112に低温脱硝触媒を塗布してもよい。
より詳細には、上記のらせん状の溝111や階段状のフィン112を構成する耐火煉瓦に低温脱硝触媒を塗布した後、焼成することにより、煙突110Aの内壁を第2の脱硝装置とすることが可能である。
通常の燃焼システムに備わる煙突では、使用年数が経過するに従って、耐火煉瓦が腐食により劣化する度合いが高くなるが、バナジウムを含む低温脱硝触媒を塗布することにより、この劣化の度合いを低くすることが可能となる。
あるいは、図11Cに示すように、煙突110Aの内部に、第1の実施形態の燃焼システム1に含まれる第2の脱硝装置70と同様に、ハニカム触媒を有する脱硝触媒層113を設置してもよい。この脱硝触媒層113は、一段だけ設置してもよく複数段設置してもよい。
なお、発電所の煙突の高さは、一般的に200m前後であるため、なるべく低い位置に脱硝触媒を塗布したり、脱硝触媒を設置したりする方が、メンテナンスをする上でも好ましい。
らせん状の溝111や階段状のフィン112に脱硝触媒を塗布する場合、煙突の最下部から最上部まで塗布することも可能ではあるが、触媒量が多くなるとコストがかさむため、最下部から、排ガス量に伴う必要な触媒量が確保できるまでの高さに塗布するとよい。また、脱硝触媒層113を積み増す場合には、煙突内における高さ2m〜25mまでの箇所に、脱硝触媒を塗布したハニカム触媒を有する脱硝触媒層113を設置すればよい。これは、ハニカム触媒は長くても1m程度であると共に、脱硝触媒層113同士の間の隙間は高くても3m程度であり、この脱硝触媒層が5層設置されることを想定している。
〔2.3 第2の実施形態による効果〕
以上、説明したように構成された第2の実施形態に係る燃焼システム1Aは、第1の実施形態に係る燃焼システム1と同様の効果を奏することが出来る。
更に、燃焼システム1Aでは、煙突を第2の脱硝装置とすることにより、燃焼システム1における第2の脱硝装置70のスペースが不要となると共に、煙突の内壁にバナジウムを含む低温脱硝触媒を塗布することにより、腐食を抑制することが可能となる。
1 1A 燃焼システム
10 ボイラ
20 微粉炭機
30 70 脱硝装置
40 空気予熱器
50 ガスヒータ
60 集塵装置
80 誘引通風機
90 脱硫装置
100 ガスヒータ
351 751 アンモニア注入部
352 アンモニア量検知部
353 753 アンモニア注入制御部
752 窒素酸化物濃度検知部

Claims (4)

  1. 燃料を燃焼させるボイラと、
    前記ボイラにおいて前記燃料が燃焼することによって発生する排ガスが流通する排気路と、
    前記排気路に配置され、第1の脱硝触媒によって前記ボイラから排出される排ガスから窒素酸化物を除去する第1の脱硝装置と、
    前記排気路に配置され且つ前記第1の脱硝装置の後段において、排ガスと燃焼用空気との間で熱交換し、熱交換後の燃焼用空気を前記ボイラに供給し、熱交換後の排ガスを排出する空気予熱器と、
    前記排気路に配置され且つ前記空気予熱器の後段において、第2の脱硝触媒によって前記空気予熱器から排出される排ガスから窒素酸化物を除去する第2の脱硝装置とを備え、
    前記第1の脱硝装置は、
    前記排ガスに対してアンモニアを注入する第1のアンモニア注入部と、
    当該第1の脱硝装置の出口におけるリークアンモニア量を検知するアンモニア量検知部と、
    前記アンモニア量検知部によって検知されたリークアンモニア量に基づいて、前記第1のアンモニア注入部によるアンモニア注入量を制御する第1のアンモニア注入制御部とを備え、
    前記第2の脱硝装置は、
    前記排ガスに対してアンモニアを注入する第2のアンモニア注入部と、
    当該第2の脱硝装置の出口における窒素酸化物濃度を検知する窒素酸化物濃度検知部と、
    前記窒素酸化物濃度検知部によって検知された窒素酸化物濃度に基づいて、前記第2のアンモニア注入部によるアンモニア注入量を制御する第2のアンモニア注入制御部を備える、燃焼システム。
  2. 前記第2の脱硝装置は、五酸化バナジウムが43wt%以上存在し、BET比表面積が30m/g以上であり、200℃以下での脱硝に用いられる脱硝触媒を用いる、請求項1に記載の燃焼システム。
  3. 前記第1のアンモニア注入制御部は、前記アンモニア量検知部によって検知されたリークアンモニア量が5ppm以下となるように、アンモニア注入量を制御する、請求項1又は2に記載の燃焼システム。
  4. 前記排気路の末端において、大気中に排ガスを放出する煙突が設置され、
    前記第2の脱硝装置は前記煙突内に設置される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃焼システム。
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