JP2003290527A - 制御基板ケースの取付構造 - Google Patents

制御基板ケースの取付構造

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JP2003290527A JP2002099179A JP2002099179A JP2003290527A JP 2003290527 A JP2003290527 A JP 2003290527A JP 2002099179 A JP2002099179 A JP 2002099179A JP 2002099179 A JP2002099179 A JP 2002099179A JP 2003290527 A JP2003290527 A JP 2003290527A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の各種制御を行なう制御基板を保持し
た制御基板ケースを、該遊技機の裏側に位置して各種部
品の取付等に供される機能部材に、簡単な操作で取付け
・取外しできる制御基板ケースの取付構造を提供する。 【解決手段】 制御基板ケース21の一端縁に、外方へ
延出する係合突部22を形成し、該制御基板ケース21
の他端縁側に第1係合部23を形成する。そして、機能
部材30の内壁面に、前記係合突部22を挿入を可能な
位置決め凹部32を形成すると共に、この位置決め凹部
32に、挿入された該係合突部22と係脱可能に係合す
る規制部33を形成する。更に、前記機能部材30にお
ける前記位置決め凹部32から離間する内壁面に、前記
第1係合部23と係脱可能に係合する第2係合部34を
形成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機裏側に位置
して各種部品の取付等に供される機能部材に、遊技状態
を制御する制御基板を保持する制御基板ケースを着脱可
能に取付ける制御基板ケースの取付構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、遊技機の代表例であるパチンコ
機の基本的な構成としては、図6または図7に示すよう
に、外枠Aの開口前面側に対して前枠Bが、連結支持手
段および施錠手段を利用して着脱および開放可能に組付
けられている。そして前枠Bに、横開き式のガラス扉D
を組付けた窓枠Cと、ガラス扉Dの下部において窓枠C
に対して着脱および開放可能に組付けられる開閉セット
板の前側にセットされた上球皿Eおよび裏側にセットさ
れた電動式の球送り装置(図示せず)と、下段に位置する
下球皿Fおよび打球発射装置Hと、裏側に位置する機構
セット盤G等が夫々装備される一方、前枠B裏側の収容
枠体の正面内部に所要の遊技領域Iを構成した遊技盤J
が着脱交換可能にセットされる。なお、前・後および表
・裏は、遊技機を遊技者側から見た状態(図6に示す状
態)の関係で指称するものとする。
【0003】また、前記遊技盤Jの遊技領域Iには、始
動入賞具や入賞装置Mの他に、図柄可変表示装置K等の
遊技部品や、装飾ランプL等の各種部材が適宜選択配置
されている。図7に示すように、前記遊技盤Jの裏側に
は、球寄せカバーまたは集合樋とも呼ばれ、前記始動入
賞具等に通入したセーフ球の案内通路が画成されたセー
フ球案内部材61が取着されており、該セーフ球案内部
材61に形成した開口部61a(図8参照)に、前記図柄
可変表示装置Kの後方側の突出部が挿通される。更に、
前記セーフ球案内部材61の背面側には、裏カバー部材
(図示せず)が着脱可能に配設され、前記図柄可変表示装
置Kの後方を覆蓋保護するようになっている。
【0004】前記パチンコ機P裏側の所要位置には、パ
チンコ機P全体を制御するための主制御基板Rや、パチ
ンコ機Pの各構成部を制御する、払出制御基板、図柄表
示制御基板、音声制御基板、ランプ制御基板、発射制御
基板等の各種制御基板が夫々配置され、主制御基板Rに
対して各種制御基板が電気的に接続されている。そし
て、前記各種制御基板は、損傷や不正行為等を防止する
ため、所要の制御基板ケースに収容した状態で、遊技機
の裏側に位置して各種部品の取付等に供される機能部材
に着脱可能に取付けるようになっている。なお、前記機
能部材としては、前記パチンコ機裏側に露出する部材ま
たはパチンコ機裏側に配設される部材であり、例えば、
前記前枠Bや遊技盤J、機構セット盤G、セーフ球案内
部材61、裏カバー部材等が挙げられる。
【0005】ここで、パチンコ機Pに対する制御基板ケ
ースの取付構造につき、機能部材として前記セーフ球案
内部材61に、制御基板を保持した制御基板ケース51
を取付ける場合を例にして説明する。但し、以下の説明
においては、左右とはパチンコ機Pを裏側から見た状態
(図7に示す状態)の関係で指称する。図8に示すよう
に、前記制御基板を収容する前記制御基板ケース51
は、略矩形に形成されている。そして、前記制御基板ケ
ース51における一方の側端部(左側端部)51aに、上
下方向に所要間隔離間して一対の平板状の係合突部5
2,52が外方に向かって延出している。また、前記各
係合突部52に軸孔52aが夫々穿設されており、各軸
孔52aは上下に整列している。更に、前記制御基板ケ
ース51をセーフ球案内部材61に取付けた際に、該セ
ーフ球案内部材61と対向する支持面51bには、前記
係合突部52,52を形成した左側端部51aと反対側
の側端部(右側端部)近傍に、上下方向に所要間隔離間し
て立設される一対の支持片53b,53bと、両支持片
53b,53bの端部を連結する棒状の係止片53aと
からなる係止部53が形成され、後述の係止フック64
と係合するようになっている。
【0006】次に、前記制御基板ケース51が取付けら
れる前記セーフ球案内部材61について説明する。前記
セーフ球案内部材61は略矩形に形成され、その所要位
置に前記図柄可変表示装置Kの後方突出部を挿通し得る
開口部61aが形成されている。そして、前記セーフ球
案内部材61の背面における左下部に、前記制御基板ケ
ース51を取付けるケース収容部62が設けられ、該ケ
ース収容部62の左側には、上下方向に離間する一対の
支持片63,63が後方に向けて突設されている。な
お、前記両支持片63,63の離間間隔は、前記制御基
板ケース51に形成された前記係合突部52,52の離
間間隔と同等に設定される。また、前記各支持片63の
上面には、前記係合突部52に形成された前記軸孔52
aに挿通可能な支軸63aが夫々立設されている。
【0007】そして、前記各支持片63から右方向に所
要間隔離間した位置に形成された段部に、前記制御基板
ケース51の係止部53と係合可能で弾性変形し得る係
止フック64が、後方に向かって突設されている。
【0008】前記制御基板ケース51の取付けに際して
は、前記セーフ球案内部材61に形成した前記支持片6
3,63の支軸63a,63aに、該制御基板ケース51
に形成した係合突部52,52の軸孔52a,52aを夫
々整列・位置決めして、該制御基板ケース51を下方移
動させて挿通することで、制御基板ケース51はセーフ
球案内部材61に回動可能に係合される。そして、前記
制御基板ケース51を支軸63a,63aを支点として
前方向に回動させると、制御基板ケース51の係止部5
3が、前記セーフ球案内部材61の係止フック64に当
接する。この状態で、前記制御基板ケース51を後方か
ら前方に向かって押圧すると、前記係止フック64の弾
性変形に伴って前記係止部53が前方移動すると共に、
該係止フック64が元の位置に復帰することで、該係止
部53の係止片53aが係止フック64と係合する。な
お、このとき前記制御基板ケース51の支持面51b
は、前記セーフ球案内部材61の背面(ケース収容部6
2)に当接するようになっている。すなわち、前記制御
基板ケース51の前方向への回動が、前記セーフ球案内
部材61のケース収容部62により規制されると共に、
後方向への回動が、前記係止片53aと係止フック64
との係合により規制されて、該制御基板ケース51が所
定位置に取付けられる。
【0009】また、前記制御基板ケース51を取外す際
には、該制御基板ケース51の右側端部近傍を把持して
後方側に引っ張り、前記係止片53aと係止フック64
との係合を解除する。その後、前記制御基板ケース51
を引き上げて、前記セーフ球案内部材61の各支軸63
aを、該制御基板ケース51の軸孔52aから抜き外す
ことで、当該制御基板ケース51をセーフ球案内部材6
1から離脱させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
に、制御基板ケース51に形成した係合突部52,52
の軸孔52a,52aに、セーフ球案内部材61に形成
した支持片63,63の支軸63a,63aを回動可能に
挿通した後、該制御基板ケース51を回動させて前記係
止部53をセーフ球案内部材61の係止フック64に係
合させる取付構造では、制御基板ケース51を取外す際
に、制御基板ケース51を後方に引っ張って、係止部
53と係止フック64との係合を解除する動作と、制
御基板ケース51を引き上げて、支軸63a,63aを
軸孔52a,52aから抜き外す動作、とが必要とされ
る。すなわち、作業者は一連の動作で制御基板ケース5
1を取外すことができないため、取外し作業は煩わし
く、作業効率が劣る欠点が指摘される。
【0011】また、前記制御基板ケース51をセーフ球
案内部材61に取付ける場合には、該セーフ球案内部材
61の各支軸63aに、該制御基板ケース51の各軸孔
52aを位置決めする必要がある。このように、前記制
御基板ケース51をセーフ球案内部材61に取付ける作
業は煩雑なため、作業効率が低下する問題もある。特
に、一度に多数のパチンコ機Pに制御基板(制御基板ケ
ース51)を取付け・取外す必要がある場合には、多大
な作業時間を要することとなるため、制御基板ケース5
1を簡単な動作で取付け・取外し可能な取付構造の提案
が強く望まれている。
【0012】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、遊技機の各種制御を行なう制御基
板を保持した制御基板ケースを、該遊技機の裏側に位置
して各種部品の取付等に供される機能部材に、簡単な操
作で取付け・取外しできる制御基板ケースの取付構造を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る遊技機における制
御基板ケースの取付構造は、遊技機(P)の制御基板を保
持する制御基板ケース(21,41)を、該遊技機(P)の裏側に
位置して各種部品の取付等に供される機能部材(30)に着
脱可能に取付けるカバー取付構造において、前記制御基
板ケース(21,41)の一端縁に設けられ、外方へ延出する
係合突部(22,42)と、前記制御基板ケース(21,41)の他端
縁側に設けられる第1係合部(23,43)と、前記機能部材
(30)の内壁面(30b)に凹設され、前記係合突部(22,42)の
挿入を許容して該機能部材(30)に対する前記制御基板ケ
ース(21,41)の取付け位置を規制する位置決め凹部(32)
と、前記位置決め凹部(32)に設けられ、前記機能部材(3
0)へ前記制御基板ケース(21,41)を取付けた際に該位置
決め凹部(32)に挿入した前記係合突部(22,42)と係脱可
能に係合して、当該位置決め凹部(32)から該係合突部(2
2,42)が逸脱するのを規制する規制部(33)と、前記機能
部材(30)における前記位置決め凹部(32)から離間する内
壁面(30c)に設けられ、該機能部材(30)に前記制御基板
ケース(21,41)を取付けた際に、前記第1係合部(23,43)
と係脱可能に係合する第2係合部(34)とから構成したこ
とを特徴とする。
【0014】また、前記係合突部(22,42)と前記規制部
(33)とを係合させた際に、該係合突部(22,42)を挟んで
規制部(33)とは反対側に空間(39)が画成されるように、
前記位置決め凹部(32)を形成することもできる。
【0015】更に、前記第1係合部(23,43)は、前記係
合突部(22,42)の延出方向に対し交差方向へ延出すると
共に、前記第2係合部(34)は、前記制御基板ケース(21,
41)に対向して立設してもよい。
【0016】更にまた、前記機能部材(30)の底面で前記
位置決め凹部(32)に近接して支持部(31a)が設けられ、
前記係合突部(22,42)を位置決め凹部(32)へ挿入した前
記制御基板ケース(21,41)は、前記支持部(31a)を支点と
して機能部材(30)に向けて倒伏させるよう構成してもよ
い。
【0017】また、前記規制部(33)における前記位置決
め凹部(32)の開口側の先端部は、位置決め凹部の開口端
より所要長さだけ該位置決め凹部(32)内に退避してい
る。
【0018】そして、前記規制部(33)の先端部は断面円
弧状に形成することもできる。
【0019】更に、前記規制部(33)と前記位置決め凹部
(32)との連接部(36)を、該位置決め凹部(32)の開口側に
向かうにつれて該規制部(33)の先端部側に傾斜するよう
構成してもよい。
【0020】更にまた、前記制御基板ケース(21,41)の
係合突(22)の端部を断面円弧状に形成することもでき
る。
【0021】
【作用】本発明に係る制御基板ケースの取付構造では、
制御基板を保持した制御基板ケースの一端縁から外方に
延出する係合突部を、機能部材に凹設した位置決め凹部
に挿入して該位置決め凹部に設けた規制部と係合させる
と共に、該制御基板ケースに設けた第1係合部を、該機
能部材に設けた第2係合部に係合させることで、当該制
御基板ケースが機能部材に取付けられる。そして、前記
第1係合部と第2係合部との係合を解除すれば、前記係
合突部は、単に前記位置決め凹部に挿入された状態とな
るので、該係合突部を位置決め凹部から引き抜くだけで
前記制御基板ケースを取外すことができる。このよう
に、前記第1係合部と第2係合部との係合を解除するだ
けで、制御基板ケースを取外せるので、効率的に作業を
行なうことができる。また、前記制御基板ケースを取付
ける場合には、前記係合突部を前記位置決め凹部に挿入
して、前記第1係合部と第2係合部とを係合させれば、
該係合突部を前記規制部と係合させることができ、煩雑
な位置決めを行なうことなく簡単な作業で取付けること
が可能である。
【0022】また、前記係合突部と前記規制部とを係合
させた際に、該係合突部を挟んで規制部とは反対側に空
間が画成されるように、前記位置決め凹部を形成するこ
とで、制御基板ケースを着脱する際に、該規制部と位置
決め凹部の底面とで係合突部が挟まれることはなく、当
該係合突部に無理な負荷が掛かって損傷等するのを防止
し得る。更に、前記第1係合部を、前記係合突部の延出
方向に対して交差方向に延出させ、前記第2係合部を、
前記制御基板ケースに対向するように前記機能部材に立
設することで、該制御基板ケースを着脱する際には、両
係合部にはその延在方向に外力が加わるので、両係合部
に掛かる負荷が低減されて耐久性の向上を図り得る。
【0023】そして、前記規制部における前記位置決め
凹部の開口側の先端部を、該位置決め凹部の開口端より
所要長さだけ当該位置決め凹部内に退避させるようにす
れば、前記係合突部を前記位置決め凹部に容易に挿入し
得るようになると共に、取外しの際に該係合突部を簡単
に抜き出すことができるようになる。また、前記規制部
の先端部を断面円弧状に形成することで、前記係合突部
の前記位置決め凹部への挿入をスムーズに行なうことが
できる。更に、前記規制部と前記位置決め凹部との連接
部を、該位置決め凹部の開口側に向かうにつれて該規制
部の先端部側に傾斜するようにすれば、前記係合突部と
規制部との係合および係合の解除を、スムーズに行ない
得る。更にまた、前記係合突部の端部を断面円弧状に形
成することで、該係合突部の端部が前記位置決め凹部の
内部に引っ掛かることなく、前記規制部との係脱をスム
ーズに行なうことができるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る制御基板ケー
スの取付構造につき好適な実施例を挙げて、添付図面を
参照しながら、以下詳細に説明する。なお、本実施例で
は、代表的な遊技機であるパチンコ機の裏側に位置して
各種部品の取付等に供されるセーフ球案内部材(機能部
材)に、制御基板を保持した制御基板ケースを取付ける
場合で説明する。なお、本実施例におけるパチンコ機の
構成は前述した従来の技術と基本的に同じであるので、
既出の部材と同一部材には同じ符号を付して、詳細な説
明は省略する。
【0025】図1または図3に示すように、制御基板ケ
ース21は略矩形の箱状に形成され、その内部に所要の
制御基板が保持されている。そして、前記制御基板ケー
ス21における一端縁(左側端縁)21bには、上下方向
に所要間隔離間して一対の平板状の係合突部22,22
が外方に向かって所要量だけ延出している。なお、前記
各係合突部22の端部は断面円弧状に形成してある。ま
た、前記制御基板ケース21をセーフ球案内部材30に
取付けた際に該セーフ球案内部材30と対向する支持面
21aにおいて、前記左側端縁21bと対向する他方の
側端縁(右側端縁)近傍の位置に、第1係合部23が設け
られる。すなわち、前記第1係合部23は、前記各係合
突部22の延出方向に対して交差方向へ延出するよう形
成されている。前記第1係合部23は、上下方向に所要
間隔離間して立設される略三角状を呈する一対の支持片
23a,23aと、両支持片23a,23aの端部を連結
する丸棒状の係止片23bとから形成されており、前記
セーフ球案内部材30に設けられる後述の係止フック
(第2係合部)34と係脱可能に係合するようになってい
る。
【0026】図1に示すように、前記セーフ球案内部材
30は略矩形に形成されて、該セーフ球案内部材30の
右側上部位置に、前記遊技盤Jの裏側に突出する前記図
柄可変表示装置Kの後方部を挿通し得る開口部30aが
所要の大きさで開口している。そして、前記セーフ球案
内部材30の左下部には、前記制御基板ケース21を着
脱可能に取付けるケース収容部31が一体的に形成され
ている。なお、前記ケース収容部31を別に形成し、前
記セーフ球案内部材30に組付けるよう構成してもよ
い。また、前記ケース収容部31における後述の位置決
め凹部32,32に近接する位置または右方に離間する
位置に、該ケース収容部31の底面より所要の高さだけ
後側に突出した突部(支持部)31aが複数形成されてお
り、ケース収容部31に制御基板ケース21を取付けた
際に、該制御基板ケース21の支持面21aが突部31
aの後端面31bに当接して、制御基板ケース21の前
方移動が規制されるようになっている。
【0027】また、前記セーフ球案内部材30(ケース
収容部31)の左側部には、上下方向の全長に亘って側
壁部(内壁面)30bが後方に向かって立設されている。
更に、この側壁部30bの下部側(ケース収容部31と
対応する位置)において、上下方向に所要間隔離間して
一対の位置決め凹部32,32が前後方向(制御基板ケー
ス21の取付け方向)に凹設されている。なお、各位置
決め凹部32は右方向(ケース収容部31方向)に開口し
ている。また、両位置決め凹部32,32の離間寸法
は、前記制御基板ケース21に形成した前記係合突部2
2,22の離間寸法と同等に設定されて、該位置決め凹
部32,32の夫々に対応する係合突部22,22の挿入
を許容して、当該ケース収容部31に対する制御基板ケ
ース21の取付け位置を規制するよう構成されている。
すなわち、前記各位置決め凹部32に前記各係合突部2
2を挿入することで、前記制御基板ケース21の上下方
向の動きを規制している。
【0028】更に、図3に示すように、前記各位置決め
凹部32における前記制御基板ケース21の後方側(取
付け方向手前側、図3において上方)には、規制部33
が設けられている。この規制部33は、前記制御基板ケ
ース21の前記支持面21aが前記突部31aに当接し
た際に、前記位置決め凹部32に挿入した前記係合突部
22と係脱可能に係合するよう構成される。すなわち、
前記制御基板ケース21を前記ケース収容部31に取付
けた時に、前記各位置決め凹部32に挿入した前記各係
合突部22が後方側に逸脱するのを規制して、制御基板
ケース21がケース収容部31から脱離しないようにな
っている。
【0029】前記位置決め凹部32における前記規制部
33と対向する底面32aと、該規制部33との離間間
隔は、前記ケース収容部31に前記制御基板ケース21
を着脱するに際し、前記係合突部22が位置決め凹部3
2の底面32aに干渉しない寸法に設定されている。す
なわち、図3(c)に示すように、前記制御基板ケース2
1の支持面21aが前記突部31aの後端面31bに当
接して、前記係合突部22と前記規制部33とが係合し
た際に、該係合突部22を挟んで規制部33とは反対側
に空間39が画成されるように、前記位置決め凹部32
を形成してあり、該位置決め凹部32の底面32aが該
突部31aの後端面31bより前方(取付方向奥側)に位
置し、係合突部22と位置決め凹部32の底面32aと
は大きく離間するようになっている。
【0030】前記規制部33における前記位置決め凹部
32の開口側の先端部は、断面円弧状に形成されると共
に、該位置決め凹部32の開口端より所要長さだけ当該
位置決め凹部32内に退避して切欠部37が形成されて
いる。すなわち、右方向に開口する前記位置決め凹部3
2は、この切欠部37を介して後方にも開口するように
なっている。また、前記位置決め凹部32と規制部33
との連接部36は、該位置決め凹部32の開口側に向か
うにつれて該規制部33の先端部側に向かって傾斜する
よう形成されている。すなわち、前記連接部36は断面
円弧状に凹設されて、前記位置決め凹部32に挿入した
前記係合突部22が該連接部36に干渉することなく、
前記規制部33との係脱を円滑に行ない得るよう構成し
てある。
【0031】また、前記位置決め凹部32が開口する右
方向で、該位置決め凹部32から所要間隔離間する位置
において、前記セーフ球案内部材30の底面(内壁面)を
前側に向かって凹ませて段部30cを形成してある。そ
して、この段部30cには、前記制御基板ケース21の
第1係合部23と係脱可能に係合し、弾性変形可能な係
止フック34が後側に向かって立設されて、該制御基板
ケース21をケース収容部31に取付けた際に、当該制
御基板ケース21の支持面21aと対向するようになっ
ている。なお、前記位置決め凹部32と係止フック34
との離間間隔は、前記制御基板ケース21の横幅寸法と
同程度に設定されて、前記規制部33と前記係合突部2
2とが係合すると共に、該係止フック34と前記第1係
合部23とが係合するようになっている。
【0032】また、前記係止フック34の爪部35は、
前記位置決め凹部32側に延出していると共に、該爪部
35の位置決め凹部32を向く面には、その延出端部か
ら後方に向かうにつれて位置決め凹部32から離間する
傾斜面34aが形成されている。そして、前記ケース収
容部31に前記制御基板ケース21を取付けた時に、前
記係止フック34の爪部35が前記第1係合部23の係
止片23bと係合するよう構成されている。なお、前記
係止フック34における爪部35の幅寸法は、前記第1
係合部23における係止片23bの長さ寸法と略同等に
設定される。
【0033】
【実施例の作用】次に、本実施例に係る制御基板ケース
の取付構造の作用について説明する。先ず、パチンコ機
Pの裏側に位置して各種部品の取付けに供されるセーフ
球案内部材30に、制御基板を保持した制御基板ケース
21を取付ける場合について説明する。図3(a)に示す
ように、前記制御基板ケース21の支持面21aに形成
した第1係合部23が前記ケース収容部31に対向する
状態で、前記セーフ球案内部材30(ケース収容部31)
の左側部に形成された側壁部30bの下部側に凹設され
た位置決め凹部32,32に、該制御基板ケース21の
左側端縁に形成した前記係合突部22,22を夫々斜め
に挿入する。このとき、図3(b)に示すように、前記制
御基板ケース21の左側端縁近傍が前記ケース収容部3
1に形成した位置決め凹部32に近接した突部31a,
31aの後端面31b,31bの夫々に当接すると共
に、該制御基板ケース21の支持面21aに形成した第
1係合部23の係止片23bが、該ケース収容部31に
形成した係止フック34の傾斜面34aに当接する。
【0034】この状態で、前記制御基板ケース21を前
方に向かって押圧して前記ケース収容部31に向けて前
記位置決め凹部32に近接した突部31a,31aを支
点にして倒伏させると、前記第1係合部23の係止片2
3bが前記係止フック34の傾斜面34aを押圧して、
該係止フック34が弾性変形される。そして、前記制御
基板ケース21の支持面21aが、前記位置決め凹部3
2から離間する突部31aの後端面31bに当接するま
で倒伏させると、傾斜面34aから係止片23bが離脱
して係止フック34は元の位置に復帰し、係止片23b
と係止フック34の爪部35とが係合する(図3(c)参
照)。また、前記カバー収納部31の位置決め凹部32
に挿入された前記係合突部22は、該位置決め凹部32
内を取付け方向手前側(後側)に移動し、当該位置決め凹
部32に設けた前記規制部33と係合する。
【0035】すなわち、前記ケース収容部31に対する
前記制御基板ケース21の取付け状態では、前記制御基
板ケース21は、前記第1係合部23と係止フック34
との係合、および前記係合突部22と規制部33との係
合により、後方移動が規制され、また制御基板ケース2
1の支持面21aとケース収容部31の突部31aとが
当接して前方移動が規制され、該制御基板ケース21は
ケース収容部31に安定的に位置決め保持される。な
お、前記制御基板ケース21は前記係止フック34によ
り右方向の移動が規制されるので、前記位置決め凹部3
2から前記係合突部22が脱離することはない。
【0036】このように、前記制御基板ケース21を前
記ケース収容部31に取付ける際に、従来のように軸と
孔とを位置決めする必要がないので、簡単かつ短時間で
取付けることが可能である。また、前記制御基板ケース
21の取付けに際して、前記各位置決め凹部32に前記
各係合突部22を直接挿入する必要はなく、例えば前記
側壁部30bにおける位置決め凹部32が開口する面に
係合突部22を当接させて上下動させると、該係合突部
22が当該位置決め凹部32と整列した際に自然に挿入
されるため、作業効率が向上する。また、前記係合突部
22と前記規制部33とを係合させた際に、該係合突部
22を挟んで規制部33とは反対側に空間39が画成さ
れるように、前記位置決め凹部32を形成し、該係合突
部21と、該位置決め凹部32において規制部33に対
向する底面32aとが離間するよう構成してあるので、
該制御基板ケース21を取付ける際に、該規制部33と
位置決め凹部32の底面32aとで係合突部22が挟ま
れることはなく、当該係合突部22に無理な負荷が掛か
って損傷等するのを防止し得る。
【0037】そして、前記位置決め凹部32への前記係
合突部22の挿入により取付け位置が規制されて、前記
制御基板ケース21が上下方向にズレることはないの
で、効率的な作業が可能である。更に、前記規制部33
における前記位置決め凹部32の開口側の先端部は、該
位置決め凹部32の開口端より所要長さだけ当該位置決
め凹部32内に退避して切欠部37を形成してある。こ
れにより、前記係合突部22を前記位置決め凹部32に
挿入する際の位置決めを容易にでき、より一層作業の効
率化を図り得ると共に、後方から係合突部22を該位置
決め凹部32に挿入する場合に切欠部37がガイド部と
して作用し、挿入を簡単に行なうことが可能である。ま
た、前記規制部33の先端部を断面円弧状に形成するこ
とで、前記切欠部37に当接した係合突部22を前記位
置決め凹部32に容易に挿入し得るようになる。更に、
前記係合突部22を断面円弧状に形成してあるので、該
係合突部22と前記位置決め凹部32の内壁とが引っ掛
からないため、前記規制部33にスムーズに係合させる
ことができる。更にまた、前記規制部33と前記位置決
め凹部32との連接部36を、該位置決め凹部32の開
口側に向かうにつれて該規制部33の先端部側に傾斜さ
せることで、一層前記係合突部22の係合をスムーズに
行ない得ると共に、該係合突部22が確実に係合されて
前記制御基板ケース21のガタツキ等が防止される。
【0038】次に、前記ケース収容部31に取付けた制
御基板ケース21を取外す場合について説明する。前記
ケース収容部31に取付けられた前記制御基板ケース2
1の右側端部近傍を把持して後方側に引っ張ることで、
前記第1係合部23の係止片23aと係止フック34と
の係合を解除する。このとき、前記制御基板ケース21
は前記ケース収容部31に形成した前記位置決め凹部3
2に近接する突部31a,31aを支点にして回動し、
該制御基板ケース21の係合突部22と前記位置決め凹
部32に設けた規制部33との係合も解除される(図3
(b))。そして、前記制御基板ケース21をこのまま後方
に移動させると、前記係合突部22が前記位置決め凹部
32から抜き出され、該制御基板ケース21を取外すこ
とができる(図3(a))。このように、前記第1係合部2
3と係止フック34との係合を解除する操作だけで前記
制御基板ケース21の取外しができるので、作業時間が
短縮して作業効率が向上する。
【0039】ここで、前記係合突部22と前記規制部3
3とが係合した際に、該係合突部22を挟んで規制部3
3とは反対側に空間39が画成されるように、前記位置
決め凹部32を形成して、係合突部22が位置決め凹部
32の底面32aに干渉しないよう設定されている。こ
のため、前記ケース収容部31から前記制御基板ケース
21を後方側に引張って、前記第1係合部23と係止フ
ック34との係合が解除されると、前記係合突部22は
前記位置決め凹部32内を取付け方向奥側(パチンコ機
の前側)に移動するが、係合突部22が位置決め凹部3
2の底面32aに当接することはない(図3(b)参照)。
すなわち、前記制御基板ケース21の取外しに際して、
前記係合突部22に過度の負荷が掛かることはなく、該
係合突部22の損傷等を防止できる。
【0040】更に、前記係合突部22を断面円弧状に形
成したので、前記位置決め凹部32の内壁に引っ掛かる
ことなく前記規制部33との係合の解除を簡単に行なう
ことができる。また、前記規制部33の先端部側に形成
した切欠部37により、前記係合突部22と規制部33
との干渉が低減されて、該係合突部22を位置決め凹部
32から簡単に抜き出すことができる。このとき、前記
規制部33の先端部を断面円弧状に形成してあるから、
前記係合突部22と規制部33との干渉をより軽減し得
るのでよりスムーズに位置決め凹部32から抜き出すこ
とができる。
【0041】更にまた、前記規制部33と位置決め凹部
32との連接部36を、該位置決め凹部32の開口側に
向かうにつれて該規制部33の先端部側に傾斜するよう
に断面円弧状に凹設したので、前記係合突部22と規制
部33との係合を円滑に解除することができ、前記制御
基板ケース21の取外し操作を効率よく行なうことがで
きる。また、前記係合突部22の端部を断面円弧状に形
成することで、よりスムーズな操作が可能となる。そし
て、前記第1係合部23を前記ケース収容部31と対向
する支持面21aに形成すると共に、前記係止フック3
4を前記制御基板ケース21と対向するようケース収容
部31に立設したので、該制御基板ケース21を取外す
際には、両部材23,34の延在方向に外力が加わり、
両部材23,34に掛かる負荷は低減されて耐久性の向
上を図り得る。
【0042】(制御基板ケースの別の着脱方法)次に、前
記制御基板ケース21の別の着脱方法について、図4を
参照して説明する。先ず、前記制御基板ケース21に形
成した前記第1係合部23の係止片23bを、前記係止
フック34の爪部35に係合させる(図4(b))。そし
て、前記制御基板ケース21の係合突部22を、前記セ
ーフ球案内部材30の側壁部30a(位置決め凹部32
の規制部33)に当接させた状態で、前記制御基板ケー
ス21を前方向に押圧して、前記係止フック34を弾性
変形させる。この状態で、前記制御基板ケース21を前
記ケース収容部31に向けて倒伏させて、該制御基板ケ
ース21の支持面21aが前記位置決め凹部32に近接
する突部31a,31aの後端面31b,31bに当接す
ると、前記係合突部22が前記位置決め凹部32に挿入
されて前記規制部33と係合するので、制御基板ケース
21はケース収容部31に取付けられる(図4(c))。
【0043】なお、前記制御基板ケース21は前記係止
フック34により右方向の移動が規制されるので、前記
位置決め凹部32から前記係合突部22が脱離すること
はない。
【0044】このように、前記第1係合部23と係止フ
ック34とを係合させた後、前記制御基板ケース21を
前方に押圧するだけで所定の位置に取付けることがで
き、作業効率の向上を図り得る。また、前記第1係合部
23の係止片23bを断面円弧状に形成したので、前記
係止フック34の傾斜面34aに当接した際に該係止片
23bが爪部35に好適に案内され、前記第1係合部2
3と係止フック34とを容易に係合させ得る。更に、前
記第1係合部23の係止片23bを前記係止フック34
の爪部35と略同等の大きさに設定したので、該係止片
23bと爪部35を係合させた際に、前記制御基板ケー
ス21が上下方向にずれることなく、前記係合突部22
を容易に前記位置決め凹部32と対応する位置に臨ませ
ることができる。
【0045】また、前記係合突部22の先端部を断面円
形状に形成したので、前記制御基板ケース21の係合突
部22を、前記位置決め凹部32の規制部33に当接さ
せた状態で前記制御基板ケース21を前方に押圧するだ
けでも、該制御基板ケース21の取付けが可能である
(図4(b),(c)参照)。すなわち、前方に押圧された断面
円弧状に形成された前記係合突部22の先端部が前記規
制部33に沿って右方向に移動するのに伴って前記制御
基板ケース21の全体が右方向に移動して、前記係止フ
ック34が弾性変形され、更に前記制御基板ケース21
を前方移動させて前記係合突部22が前記規制部33を
越えると、該係合突部22は前記位置決め凹部32に挿
入されると共に、前記係止フック34が弾性力により元
の位置に復帰する。そして、前記係合突部22と前記規
制部33とが係合して、前記制御基板ケース21が前記
ケース収容部31に取付けられるので、より簡単な操作
で取付けること可能である。ここで、前記規制部33の
先端部も断面円弧状に形成してあるから、前記位置決め
凹部32に前記係合突部22をよりスムーズに案内する
ことができ、作業効率の更なる向上を図り得る。
【0046】また、前記規制部33の先端部側に形成し
た切欠部37に沿って、前記係合突部22を位置決め凹
部32に確実に挿入させることができる。更に、前記規
制部33と位置決め凹部32との連接部36の傾斜によ
り、当該規制部33は位置決め凹部32に挿入された前
記係合突部22と確実に係合して前記制御基板ケース2
1のガタツキ等を防止し得る。
【0047】次に、前記セーフ球案内部材30からの制
御基板ケース21の取外し方法について説明する。前記
制御基板ケース21を右方向に押圧して前記係止フック
34を弾性変形させ、前記係合突部22と前記規制部3
3との係合を解除する。そして、この状態で該制御基板
ケース21を後方に引張って係合突部22を規制部33
の後方まで引き出すと共に、前記第1係合部23と係止
フック34との係合を解除することで、前記制御基板ケ
ース21を取外すことができる。
【0048】ここで、前記係合突部22の先端部を断面
円弧状に形成してあるので、前記ケース収容部31に取
付けられた制御基板ケース21の左側端縁近傍を把持し
て後方へ引っ張ると、前記係合突部22が前記連接部3
6および規制部33に案内され、前記制御基板ケース2
1全体が右方向に移動し、前記係止フック34が弾性変
形される。そして前記係合突部22が前記規制部33の
先端部まで移動すると、該係合突部22と規制部33と
の係合が解錠されると共に、前記第1係合部23と係止
フック34との係合も解除可能となり、前記制御基板ケ
ース21を取外すことができる。このように、前記制御
基板ケース21を後方に引っ張るだけで該制御基板ケー
ス21を前記ケース収容部31から取外すことができ、
作業時間を短縮して作業効率の向上を図り得る。この場
合においても、前記規制部33の先端部が断面円弧状に
形成されているから、前記係合突部22が該規制部33
に案内されてスムーズに取外しができる。
【0049】また、前記規制部33の先端部側に形成し
た切欠部37に沿って、前記係合突部22を一定方向に
取外すことができ、取外し作業を円滑に行なうことがで
きる。更に、前記規制部33と位置決め凹部32との連
接部36の傾斜により、前記係合突部22を当該規制部
33の先端部に向かって案内し得るので、より一層効率
よく作業を行なうことができる
【0050】このように、本実施例の制御基板ケースの
取付構造では、一連の簡単な操作で前記セーフ球案内部
材30のケース収容部31に、前記制御基板ケース21
を取付けたり、取外すことができるようになる。このた
め、制御基板の交換作業等の作業効率を向上させ得るの
で、作業時間を短縮することが可能となる。また、制御
基板ケース21を複数の方法で取付けたり、取外すこと
ができるので、パチンコ機Pの設置場所や制御基板ケー
ス21を取付ける位置等により、作業者が所要に応じて
該制御基板ケース21の着脱方法を選択することが可能
となり、作業を効率よく行なうことができる。
【0051】更に、前記制御基板ケース21の前記ケー
ス収容部31を対向する支持面21aに前記第1係合部
23を形成すると共に、該ケース収容部31に制御基板
ケース21と対向するように前記係止フック34を立設
するよう構成してある。このため、例えば前記ケース収
容部31に取付けた前記制御基板ケース21を大型の制
御基板ケース(以下大型ケースと云う)に取替える場合で
も、該ケース収容部31に形成した前記位置決め凹部3
2、規制部33および係止フック34と対応して該大型
ケースに係合突部および第1係合部を形成すれば、セー
フ球案内部材30を取替えることなく着脱可能に取付け
ることが可能となるので、交換コストの削減や廃棄物の
低減を図り得る。
【0052】(変更例)なお、制御基板ケースの取付構造
は、実施例の構成のものに限られず、所要に応じて変更
することができる。前記制御基板ケースの一端縁に上下
方向に離間して一対の平板状の係合突部を形成するよう
にしたが、その形状や数は所要に応じて決定することが
できる。そして、各係合突部を挿入し得る大きさに、前
記位置決め凹部を前記機能部材に凹設すればよい。
【0053】更に、制御基板ケースに丸棒状の係止片を
形成した第1係合部を設け、ケース収容部に弾性変形可
能なフック状の第2係合部を設けるようにしたが、第1
係合部と第2係合部とが係脱可能に係合すれば、その形
成位置や形状等は従来公知の何れの形状としてもよい。
例えば、制御基板ケースにおける係合突部を形成した端
縁と対向する端縁に、外方に向かって第1係合部を突出
させ、機能部材に設けたケース収容部における該第1係
合部に対応する位置に第2係合部として孔を形成するよ
うにしても、簡単な操作で当該制御基板ケースをケース
収容部に対して着脱することができる。
【0054】また、前記第1係合部を、制御基板ケース
の一端縁に形成した係合突部の延出方向に対して直交す
る方向(支持面側)に形成すると共に、前記第2係合部
を、前記ケース収容部に該制御基板ケースに対向して立
設するようにしたが、該第1係合部を係合突部の延出方
向に対して交差方向に延出させれば、制御基板ケースの
着脱時に両係合部に掛かる負荷が低減されて耐久性の向
上を図りことができる。更に、実施例では、ケース収容
部に突部を設け、係合突部と規制部とを係合させた際
に、該係合突部を挟んで規制部とは反対側に空間が画成
されるように、位置決め凹部を形成するようにしたが、
その他の構成とすることも可能である。そして、係合突
部と位置決め凹部の底面との離間距離は、少なくとも第
1係合部と第2係合部との係合が解除された際に、該係
合突部と該位置決め凹部の底面とが干渉しない寸法に設
定されていれば、当該係合突部に過度の負荷が掛かるこ
となく前記制御基板ケースの取外しが可能である。
【0055】例えば図5に示すように、制御基板ケース
41の一端縁において、機能部材におけるケース収容部
45から離間する角部近傍に係合突部42を形成し、該
制御基板ケース41における係合突部42と対向する他
端縁近傍の支持面41a側に、該支持面41aと所要角
度傾斜するように第1係合部43を形成する。そして、
前記ケース収容部45に、前述の実施例と同様に位置決
め凹部32、規制部33および係止フック34を夫々形
成する。すなわち、前記係合突部42と規制部33およ
び第1係合部43と係止フック34が夫々係合すると、
前記制御基板ケース41の支持面41aは、直接ケース
収容部45に当接するようになっている。この場合も、
前記係合突部41と前記規制部33とが係合した際に、
該係合突部42と、前記位置決め凹部32において該規
制部33に対向する底面32aとが離間するので、前記
制御基板ケース41を取外す際に、前記係合突部42が
前記位置決め凹部32の底面32aと干渉して損傷する
のを防止し得る。
【0056】本実施例では、パチンコ機裏側に配設され
るセーフ球案内部材に制御基板を保持した制御基板ケー
スを着脱可能に取付ける場合を示したが、これに限られ
るものではなく、中枠や機構セット盤、裏カバー部材等
の遊技機の裏側に位置して各種部品の取付けに供される
部材であれば何れのものであってもよい。更に、本発明
に係る制御基板ケースの取付構造を実施する遊技機とし
ては、パチンコ機に限られず、スロットマシン機やアレ
ンジボール機等の各種遊技機に実施することができ、制
御基板ケースを着脱可能に取付ける遊技機であればよ
い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る制御
基板ケースの取付構造によれば、制御基板ケースに設け
た第1係合部と機能部材のケース収容部に設けた第2係
合部との係合を解除する動作、および制御基板ケースに
設けた係合突部とケース収容部に設けた規制部との係合
を解除する動作を、一連の動作で行なうことができるの
で、制御基板ケースを機能部材から効率的に取外すこと
ができる。また、前記制御基板ケースを前記ケース収容
部に取付ける場合にも、煩雑な位置決め操作を行なう必
要がなく、作業時間を短縮し得る。
【0058】前記係合突部と前記規制部とを係合させた
際に、該係合突部を挟んで規制部とは反対側に空間が画
成されるように、前記位置決め凹部を形成するようにし
たので、該制御基板ケースを着脱する際に、該規制部と
位置決め凹部の底面とで係合突部が挟まれることなく、
当該係合突部に無理な負荷が掛かって損傷等するのを防
止できる。更に、前記第1係合部を、前記係合突部の延
出方向に対して交差方向に延出させ、前記第2係合部
を、前記制御基板ケースに対向するように前記機能部材
に立設することで、該制御基板ケースを着脱する際に、
両係合部にはその延在方向に外力が加わるので、両係合
部に掛かる負荷が低減されて耐久性が向上する。
【0059】そして、前記規制部における前記位置決め
凹部の開口側の先端部を、該位置決め凹部の開口端より
所要長さだけ当該位置決め凹部内に退避させるようにす
れば、前記係合突部を前記位置決め凹部に容易に挿入し
得るようになると共に、取外しの際に該係合突部を簡単
に抜き出すことができる。また、前記規制部の先端部を
断面円弧状に形成することで、前記係合突部の前記位置
決め凹部への挿入がスムーズに行なうことができるよう
になる。更に、前記規制部と前記位置決め凹部との連接
部を、該位置決め凹部の開口側に向かうにつれて該規制
部の先端部側に傾斜するようにすれば、前記係合突部と
当該規制部との係合および係合の解除を、スムーズに行
ない得る。更にまた、前記係合突部の端部を断面円弧状
に形成することで、該係合突部と前記位置決め凹部の内
部との接触が低減して、前記規制部との係脱をスムーズ
に行なうことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るセーフ球案内部材から制
御基板ケースを取外した状態を裏側から見た状態から示
す斜視図である。
【図2】実施例に係るセーフ球案内部材のケース収容部
を拡大して示す斜視図である。
【図3】実施例に係るセーフ球案内部材への制御基板カ
バーの着脱工程を示す概略図である。
【図4】実施例に係るセーフ球案内部材への制御基板カ
バーの別の着脱工程を示す概略図である。
【図5】本発明に係る変更例に係る制御基板ケースおよ
びセーフ球案内部材を示す概略図である。
【図6】制御基板ケースを取付けるパチンコ機を示す正
面図である。
【図7】従来の技術に係るパチンコ機の裏側を示す背面
図である。
【図8】従来の技術に係るセーフ球案内部材に対する制
御基板ケースの取付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
21 制御基板ケース 22 係合突部 23 第1係合部 30 セーフ球案内部材(機能部材) 30b 側壁部(内壁面) 30c 段部(内壁面) 31a 突部(支持部) 32 位置決め凹部 32a 底面 33 規制部 34 係止フック(第2係合部) 36 連接部 39 空間 41 制御基板ケース 42 係合突部 43 第1係合部 P パチンコ機(遊技機)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の制御基板を保持する制御基板ケ
    ースを、該遊技機の裏側に位置して各種部品の取付等に
    供される機能部材に着脱可能に取付ける制御基板ケース
    の取付構造において、 前記制御基板ケースの一端縁に設けられ、外方へ延出す
    る係合突部と、 前記制御基板ケースの他端縁側に設けられる第1係合部
    と、 前記機能部材の内壁面に凹設され、前記係合突部の挿入
    を許容して該機能部材に対する前記制御基板ケースの取
    付け位置を規制する位置決め凹部と、 前記位置決め凹部に設けられ、前記機能部材へ前記制御
    基板ケースを取付けた際に該位置決め凹部に挿入した前
    記係合突部と係脱可能に係合して、当該位置決め凹部か
    ら該係合突部が逸脱するのを規制する規制部と、 前記機能部材における前記位置決め凹部から離間する内
    壁面に設けられ、該機能部材に前記制御基板ケースを取
    付けた際に、前記第1係合部と係脱可能に係合する第2
    係合部とから構成したことを特徴とする制御基板ケース
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記係合突部と前記規制部とを係合させ
    た際に、該係合突部を挟んで規制部とは反対側に空間が
    画成されるように、前記位置決め凹部が形成されている
    請求項1記載の制御基板ケースの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記第1係合部は、前記係合突部の延出
    方向に対し交差方向へ延出すると共に、前記第2係合部
    は、前記制御基板ケースに対向して立設される請求項1
    または2記載の制御基板ケースの取付構造。
  4. 【請求項4】 前記機能部材の底面で前記位置決め凹部
    に近接して支持部が設けられ、前記係合突部を位置決め
    凹部へ挿入した前記制御基板ケースは、前記支持部を支
    点として機能部材に向けて倒伏させられる請求項1〜3
    の何れかに記載の制御基板ケースの取付構造。
  5. 【請求項5】 前記規制部における前記位置決め凹部の
    開口側の先端部は、位置決め凹部の開口端より所要長さ
    だけ該位置決め凹部内に退避している請求項1〜4の何
    れかに記載の制御基板ケースの取付構造。
  6. 【請求項6】 前記規制部の先端部は断面円弧状に形成
    される請求項5記載の制御基板ケースの取付構造。
  7. 【請求項7】 前記規制部と前記位置決め凹部との連接
    部を、該位置決め凹部の開口側に向かうにつれて該規制
    部の先端部側に傾斜させた請求項1〜6の何れかに記載
    の制御基板ケースの取付構造。
  8. 【請求項8】 前記制御基板ケースの係合突部の端部を
    断面円弧状に形成した請求項1〜7の何れかに記載の制
    御基板ケースの取付構造。
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