JP2003290025A - ジャー炊飯器 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保温中の露垂れや米飯の乾燥を押えるジャー
炊飯器とする。 【解決手段】 本体1と、本体1内に着脱自在に収納す
る内鍋2と、内鍋2の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体
3と、蓋体3の内面側を構成し蓋体3に対して着脱可能
な内蓋4を有し、前記蓋体3の少なくとも外観を構成す
る外蓋31と、内面側構造を構成する蓋枠32と、炊飯
及び保温中に上部からの補助加熱を行う蓋補助発熱体3
3と、蓋枠32に固定される蓋放熱板35で構成される
ジャー炊飯器において、内蓋4の一部を網状にするか、
あるいは多孔板状にしたジャー炊飯器とする。
炊飯器とする。 【解決手段】 本体1と、本体1内に着脱自在に収納す
る内鍋2と、内鍋2の上面開口部を開閉自在に覆う蓋体
3と、蓋体3の内面側を構成し蓋体3に対して着脱可能
な内蓋4を有し、前記蓋体3の少なくとも外観を構成す
る外蓋31と、内面側構造を構成する蓋枠32と、炊飯
及び保温中に上部からの補助加熱を行う蓋補助発熱体3
3と、蓋枠32に固定される蓋放熱板35で構成される
ジャー炊飯器において、内蓋4の一部を網状にするか、
あるいは多孔板状にしたジャー炊飯器とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用及び業務用
の保温兼用のジャー炊飯器に関するものである。
の保温兼用のジャー炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のジャー炊飯器の構成につ
いて、図5を用いて説明する。
いて、図5を用いて説明する。
【0003】1は本体であり、2は内鍋、3は蓋体、4
は内蓋である。本体1は外観を構成する本体外ケース1
1と本体上枠12とで形成され、内部には内鍋2を着脱
自在に収納する内容器6と、内容器6の下側に固定され
ている主加熱部7と、内容器6の側面部上方に取り付け
られた本体補助発熱体9と、内容器6の底部ほぼ中央に
取り付けられ内鍋2の底部の温度を検出する温度検出装
置8と、制御部10とで構成されているものである。
は内蓋である。本体1は外観を構成する本体外ケース1
1と本体上枠12とで形成され、内部には内鍋2を着脱
自在に収納する内容器6と、内容器6の下側に固定され
ている主加熱部7と、内容器6の側面部上方に取り付け
られた本体補助発熱体9と、内容器6の底部ほぼ中央に
取り付けられ内鍋2の底部の温度を検出する温度検出装
置8と、制御部10とで構成されているものである。
【0004】蓋体3は外観を構成する外蓋31と、内面
側構造を構成する蓋枠32と、蓋補助発熱体33と、蓋
温度検出装置34と、蓋枠32に固定され裏面に蓋補助
発熱体33と蓋温度検出装置34を取り付ける蓋放熱板
35と、外蓋31の蒸気噴出口31aと蓋放熱板35の
蒸気シール用の蒸気口パッキン36と、蓋体3を閉めた
状態のときに内鍋2の上面開口部に対向し蓋体3に着脱
可能な内蓋4とで構成されている。
側構造を構成する蓋枠32と、蓋補助発熱体33と、蓋
温度検出装置34と、蓋枠32に固定され裏面に蓋補助
発熱体33と蓋温度検出装置34を取り付ける蓋放熱板
35と、外蓋31の蒸気噴出口31aと蓋放熱板35の
蒸気シール用の蒸気口パッキン36と、蓋体3を閉めた
状態のときに内鍋2の上面開口部に対向し蓋体3に着脱
可能な内蓋4とで構成されている。
【0005】内蓋4は内蓋放熱板41と、内鍋2のフラ
ンジ部をシールするシールパッキン42と、蓋体3への
固定部でありシールパッキン42を内蓋放熱板41とで
挟んで固定する内蓋枠43と、蓋体3の蒸気噴出口31
aと対向する位置にあり蓋放熱板35と内蓋4の蒸気シ
ール用の内蓋パッキン44と、内蓋放熱板41に内蓋パ
ッキン44を固定するための固定具45で構成される。
ンジ部をシールするシールパッキン42と、蓋体3への
固定部でありシールパッキン42を内蓋放熱板41とで
挟んで固定する内蓋枠43と、蓋体3の蒸気噴出口31
aと対向する位置にあり蓋放熱板35と内蓋4の蒸気シ
ール用の内蓋パッキン44と、内蓋放熱板41に内蓋パ
ッキン44を固定するための固定具45で構成される。
【0006】蓋体3は、本体上枠12後方のヒンジ部を
軸に回転動作し、炊飯及び保温動作時には蓋体3を閉め
た状態で使用する。炊飯及び保温中はあらかじめ制御部
10のマイクロコンピュータ(以下マイコン、図示せ
ず)にプログラムされた制御内容に基づき、温度検出装
置8と蓋温度検出装置34からの温度情報等により、主
加熱部7及び本体補助発熱体9、蓋補助発熱体33への
通電制御を行い、炊飯、保温を行うものである。
軸に回転動作し、炊飯及び保温動作時には蓋体3を閉め
た状態で使用する。炊飯及び保温中はあらかじめ制御部
10のマイクロコンピュータ(以下マイコン、図示せ
ず)にプログラムされた制御内容に基づき、温度検出装
置8と蓋温度検出装置34からの温度情報等により、主
加熱部7及び本体補助発熱体9、蓋補助発熱体33への
通電制御を行い、炊飯、保温を行うものである。
【0007】炊飯〜保温の一連の動作は次の通りであ
る。
る。
【0008】適量の米と水を内鍋2に入れ、この内鍋2
を本体1にセットする。蓋体3に内蓋4を取り付けてか
ら、蓋体3を閉め、操作部のスタートボタンを操作する
ことにより、炊飯動作が開始する。前述の通り、マイコ
ンにプログラムされた制御内容に基づき、温度検出装置
8と蓋温度検出装置34からの温度情報等により、主加
熱部7、本体補助発熱体9及び蓋補助発熱体33への通
電制御を行う。
を本体1にセットする。蓋体3に内蓋4を取り付けてか
ら、蓋体3を閉め、操作部のスタートボタンを操作する
ことにより、炊飯動作が開始する。前述の通り、マイコ
ンにプログラムされた制御内容に基づき、温度検出装置
8と蓋温度検出装置34からの温度情報等により、主加
熱部7、本体補助発熱体9及び蓋補助発熱体33への通
電制御を行う。
【0009】予熱〜沸騰〜沸騰維持〜むらしの一連の工
程において、温度検出装置8で検出する温度は図3の様
に推移する。
程において、温度検出装置8で検出する温度は図3の様
に推移する。
【0010】沸騰工程以降、内鍋2内部は沸騰状態にな
り、発生した蒸気は、外蓋31の蒸気噴出口31aを通
って排出される。内鍋2内部の水が米の吸水あるいは蒸
発により無くなると、内鍋2の底部の温度は急激に上昇
する。これを温度検出装置8が検出し、むらし工程に移
行する。
り、発生した蒸気は、外蓋31の蒸気噴出口31aを通
って排出される。内鍋2内部の水が米の吸水あるいは蒸
発により無くなると、内鍋2の底部の温度は急激に上昇
する。これを温度検出装置8が検出し、むらし工程に移
行する。
【0011】むらし工程では、余分な水分を間欠的な加
熱で飛ばしてやるとともに、高温に維持して米を充分に
α化させる。むらし工程までを「炊飯」とし、「炊飯」
完了時にはブザー等を鳴動させ、炊飯が完了した旨の報
知を行う。
熱で飛ばしてやるとともに、高温に維持して米を充分に
α化させる。むらし工程までを「炊飯」とし、「炊飯」
完了時にはブザー等を鳴動させ、炊飯が完了した旨の報
知を行う。
【0012】炊飯が完了すると、一度蓋体3を開き、ご
飯をしゃもじでかき混ぜて、更に余分な蒸気を逃がして
やることが望ましい。こうすることにより、米飯のべち
ゃつきを抑えることが出来、ふっくら美味しくなる。炊
飯完了後は、自動的に保温制御に切り替わるものであ
る。
飯をしゃもじでかき混ぜて、更に余分な蒸気を逃がして
やることが望ましい。こうすることにより、米飯のべち
ゃつきを抑えることが出来、ふっくら美味しくなる。炊
飯完了後は、自動的に保温制御に切り替わるものであ
る。
【0013】保温中は内鍋2内の温度を約70度C〜8
0度Cに保つように、温度制御を行う。保温中、温度検
出装置8の温度は図4の様に推移する。但し、炊飯中と
は異なり、炊きあがった米飯は水に比べて熱を伝えにく
く、出来るだけ米飯の乾燥を抑えながら保温するため
に、保温中は主加熱部7、本体補助発熱体9及び蓋補助
発熱体33で弱加熱を繰り返しながら前記温度に保つよ
うに制御する。
0度Cに保つように、温度制御を行う。保温中、温度検
出装置8の温度は図4の様に推移する。但し、炊飯中と
は異なり、炊きあがった米飯は水に比べて熱を伝えにく
く、出来るだけ米飯の乾燥を抑えながら保温するため
に、保温中は主加熱部7、本体補助発熱体9及び蓋補助
発熱体33で弱加熱を繰り返しながら前記温度に保つよ
うに制御する。
【0014】しかしながら、長時間の保温や蓋体3の開
け閉めが頻繁に行われた場合など、温度制御のための加
熱量が増えてくると、内鍋2内の米飯は表面や内鍋2に
触れている周囲の部分から、乾燥し黄ばんだ様に変化し
てきて食味が落ちてくるものである。
け閉めが頻繁に行われた場合など、温度制御のための加
熱量が増えてくると、内鍋2内の米飯は表面や内鍋2に
触れている周囲の部分から、乾燥し黄ばんだ様に変化し
てきて食味が落ちてくるものである。
【0015】また、保温中、蓋体3を閉めた状態で温度
制御を繰り返すと、内鍋3内部は、蒸気がこもった状態
であり、炊きあがり直後の状態から保温制御温度に至る
までの間や電源電圧のバラツキ、使用温度環境などによ
り、内蓋4、内鍋2の米飯から上部の側面部、米飯の温
度バランスがくずれると、これらのうち最も温度の低い
部分に結露し始める。この結露が増えてくると、米飯の
上に露となって垂れてしまい、これにより食味を著しく
落とす原因となる。
制御を繰り返すと、内鍋3内部は、蒸気がこもった状態
であり、炊きあがり直後の状態から保温制御温度に至る
までの間や電源電圧のバラツキ、使用温度環境などによ
り、内蓋4、内鍋2の米飯から上部の側面部、米飯の温
度バランスがくずれると、これらのうち最も温度の低い
部分に結露し始める。この結露が増えてくると、米飯の
上に露となって垂れてしまい、これにより食味を著しく
落とす原因となる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例の構造で
は、長時間の保温や使用環境のバラツキなどにより、過
加熱による米飯の乾燥や結露により保温中の米飯の食味
が落ちてしまうという問題点があった。
は、長時間の保温や使用環境のバラツキなどにより、過
加熱による米飯の乾燥や結露により保温中の米飯の食味
が落ちてしまうという問題点があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、内蓋の内蓋パッキン内側の一部を網状にす
るか、あるいは多孔板状にしたものである。このように
形成したことにより、表面積を増やし結露が生じ難い構
成にするだけでなく、結露か生じても露が米飯に垂れに
くい構造としたものである。
に本発明は、内蓋の内蓋パッキン内側の一部を網状にす
るか、あるいは多孔板状にしたものである。このように
形成したことにより、表面積を増やし結露が生じ難い構
成にするだけでなく、結露か生じても露が米飯に垂れに
くい構造としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明は、本体と、本体内に着脱
自在に収納する内鍋と、内鍋の上面開口部を開閉自在に
覆う蓋体と、蓋体の内面側を構成し蓋体に対して着脱可
能な内蓋を有し、前記蓋体の少なくとも外観を構成する
外蓋と、内面側構造を構成する蓋枠と、炊飯及び保温中
に上部からの補助加熱を行う蓋補助発熱体と、蓋枠に固
定される蓋放熱板で構成されるジャー炊飯器において、
内蓋の内鍋上面開口部対向面の一部を網状にしたジャー
炊飯器としたものである。
自在に収納する内鍋と、内鍋の上面開口部を開閉自在に
覆う蓋体と、蓋体の内面側を構成し蓋体に対して着脱可
能な内蓋を有し、前記蓋体の少なくとも外観を構成する
外蓋と、内面側構造を構成する蓋枠と、炊飯及び保温中
に上部からの補助加熱を行う蓋補助発熱体と、蓋枠に固
定される蓋放熱板で構成されるジャー炊飯器において、
内蓋の内鍋上面開口部対向面の一部を網状にしたジャー
炊飯器としたものである。
【0019】あるいは、内蓋の内鍋上面開口部対向面の
一部を多孔板状にしたものである。
一部を多孔板状にしたものである。
【0020】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例を示すジャー炊飯
器の断面図であり、図2は同じく斜視図である。図3は
炊飯中の温度チャートであり、図4は保温中の温度チャ
ートである。
に説明する。図1は本発明の一実施例を示すジャー炊飯
器の断面図であり、図2は同じく斜視図である。図3は
炊飯中の温度チャートであり、図4は保温中の温度チャ
ートである。
【0021】図において、1は本体であり、2は内鍋、
3は蓋体、4は内蓋である。本体1は外観を構成する本
体外ケース11と本体上枠12とで形成され、内部には
内鍋2を着脱自在に収納する内容器6と、内容器6の下
側に固定されている主加熱部7と、内容器6の側面部上
方に取り付けられた本体補助発熱体9と、内容器6の底
部ほぼ中央に取り付けられ内鍋2の底部の温度を検出す
る温度検出装置8と、制御部10とで構成されているも
のである。
3は蓋体、4は内蓋である。本体1は外観を構成する本
体外ケース11と本体上枠12とで形成され、内部には
内鍋2を着脱自在に収納する内容器6と、内容器6の下
側に固定されている主加熱部7と、内容器6の側面部上
方に取り付けられた本体補助発熱体9と、内容器6の底
部ほぼ中央に取り付けられ内鍋2の底部の温度を検出す
る温度検出装置8と、制御部10とで構成されているも
のである。
【0022】蓋体3は外観を構成する外蓋31と、内面
側構造を構成する蓋枠32と、蓋補助発熱体33と、蓋
温度検出装置34と、蓋枠32に固定され裏面に蓋補助
発熱体33と蓋温度検出装置34を取り付ける蓋放熱板
35と、外蓋31の蒸気噴出口31aと蓋放熱板35の
蒸気シール用の蒸気口パッキン36と、蓋体3を閉めた
状態のときに内鍋2の上面開口部に対向し蓋体3に着脱
可能な内蓋4とで構成されている。
側構造を構成する蓋枠32と、蓋補助発熱体33と、蓋
温度検出装置34と、蓋枠32に固定され裏面に蓋補助
発熱体33と蓋温度検出装置34を取り付ける蓋放熱板
35と、外蓋31の蒸気噴出口31aと蓋放熱板35の
蒸気シール用の蒸気口パッキン36と、蓋体3を閉めた
状態のときに内鍋2の上面開口部に対向し蓋体3に着脱
可能な内蓋4とで構成されている。
【0023】内蓋4は内蓋放熱板41と、内鍋2のフラ
ンジ部をシールするシールパッキン42と、蓋体3への
固定部でありシールパッキン42を内蓋放熱板41とで
挟んで固定する内蓋枠43と、蓋体3の蒸気噴出口31
aと対向する位置にあり蓋放熱板35と内蓋4の蒸気シ
ール用の内蓋パッキン44と、内蓋放熱板41に内蓋パ
ッキン44を固定するための固定具45で構成される。
ンジ部をシールするシールパッキン42と、蓋体3への
固定部でありシールパッキン42を内蓋放熱板41とで
挟んで固定する内蓋枠43と、蓋体3の蒸気噴出口31
aと対向する位置にあり蓋放熱板35と内蓋4の蒸気シ
ール用の内蓋パッキン44と、内蓋放熱板41に内蓋パ
ッキン44を固定するための固定具45で構成される。
【0024】さらに本実施例では内蓋4には、内蓋パッ
キン44の内周側に網状に加工してある網状板5がはめ
込まれており、前記固定具45で内蓋パッキン44と共
に内蓋放熱板41に固定されている。また、別の実施例
として、網状板5の替わりに多孔板を設けるか、または
内蓋放熱板41に直接多数の小孔を設けても良い。尚、
本実施例は内蓋4以外は前記した従来例の図5と同一で
あるが、同一部分も含めて再度詳細に説明する。
キン44の内周側に網状に加工してある網状板5がはめ
込まれており、前記固定具45で内蓋パッキン44と共
に内蓋放熱板41に固定されている。また、別の実施例
として、網状板5の替わりに多孔板を設けるか、または
内蓋放熱板41に直接多数の小孔を設けても良い。尚、
本実施例は内蓋4以外は前記した従来例の図5と同一で
あるが、同一部分も含めて再度詳細に説明する。
【0025】蓋体3は、本体上枠12後方のヒンジ部を
軸に回転動作し、炊飯及び保温動作時には蓋体3を閉め
た状態で使用する。炊飯及び保温中はあらかじめ制御部
10のマイコン(図示せず)にプログラムされた制御内
容に基づき、温度検出装置8と蓋温度検出装置34から
の温度情報等により、主加熱部7及び本体補助発熱体
9、蓋補助発熱体33への通電制御を行い、炊飯、保温
を行うものである。
軸に回転動作し、炊飯及び保温動作時には蓋体3を閉め
た状態で使用する。炊飯及び保温中はあらかじめ制御部
10のマイコン(図示せず)にプログラムされた制御内
容に基づき、温度検出装置8と蓋温度検出装置34から
の温度情報等により、主加熱部7及び本体補助発熱体
9、蓋補助発熱体33への通電制御を行い、炊飯、保温
を行うものである。
【0026】炊飯〜保温の一連の動作は次の通りであ
る。
る。
【0027】適量の米と水を内鍋2に入れ、この内鍋2
を本体1にセットする。蓋体3に内蓋4を取り付けてか
ら、蓋体3を閉め、操作部のスタートボタンを操作する
ことにより、炊飯動作が開始する。炊飯中は前述の通
り、マイコンにプログラムされた制御内容に基づき、温
度検出装置8と蓋温度検出装置34からの温度情報など
により、主加熱部7、本体補助発熱体9及び蓋補助発熱
体33への通電制御を行うものである。
を本体1にセットする。蓋体3に内蓋4を取り付けてか
ら、蓋体3を閉め、操作部のスタートボタンを操作する
ことにより、炊飯動作が開始する。炊飯中は前述の通
り、マイコンにプログラムされた制御内容に基づき、温
度検出装置8と蓋温度検出装置34からの温度情報など
により、主加熱部7、本体補助発熱体9及び蓋補助発熱
体33への通電制御を行うものである。
【0028】予熱〜沸騰〜沸騰維持〜むらしの一連の工
程において、温度検出装置8で検出する温度は図3の様
に推移する。
程において、温度検出装置8で検出する温度は図3の様
に推移する。
【0029】沸騰工程以降、内鍋2内部は沸騰状態にな
り、発生した蒸気は、内蓋4の網状板5を経由して外蓋
31の蒸気噴出口31aを通って排出される。内鍋2内
部の水が米の吸水あるいは蒸発により無くなると、内鍋
2の底部の温度は急激に上昇する。これを温度検出装置
8が検出し、むらし工程に移行する。
り、発生した蒸気は、内蓋4の網状板5を経由して外蓋
31の蒸気噴出口31aを通って排出される。内鍋2内
部の水が米の吸水あるいは蒸発により無くなると、内鍋
2の底部の温度は急激に上昇する。これを温度検出装置
8が検出し、むらし工程に移行する。
【0030】むらし工程では、余分な水分を間欠的な加
熱で飛ばしてやるとともに、高温に維持して米を充分に
α化させる。むらし工程までを「炊飯」とし、「炊飯」
完了時にはブザー等を鳴動させ、炊飯が完了した旨の報
知を行う。
熱で飛ばしてやるとともに、高温に維持して米を充分に
α化させる。むらし工程までを「炊飯」とし、「炊飯」
完了時にはブザー等を鳴動させ、炊飯が完了した旨の報
知を行う。
【0031】炊飯が完了すると、一度蓋体3を開き、ご
飯をしゃもじでかき混ぜて、更に余分な蒸気を逃がして
やることが望ましい。こうすることにより、米飯のべち
ゃつきを抑えることが出来、ふっくら美味しいご飯とな
る。そして、炊飯完了後は、自動的に保温制御に切り替
わるものである。
飯をしゃもじでかき混ぜて、更に余分な蒸気を逃がして
やることが望ましい。こうすることにより、米飯のべち
ゃつきを抑えることが出来、ふっくら美味しいご飯とな
る。そして、炊飯完了後は、自動的に保温制御に切り替
わるものである。
【0032】保温中は内鍋2内の温度を約70度C〜8
0度Cに保つように、温度制御を行う。保温中、温度検
出装置8の温度は図4の様に推移する。但し、炊飯中と
は異なり、炊きあがった米飯は水に比べて熱を伝えにく
く、出来るだけ米飯の乾燥を抑えながら保温するため
に、保温中は主加熱部7、本体補助発熱体9及び蓋補助
発熱体33で弱加熱を繰り返しながら前記温度に保つよ
うに制御する。
0度Cに保つように、温度制御を行う。保温中、温度検
出装置8の温度は図4の様に推移する。但し、炊飯中と
は異なり、炊きあがった米飯は水に比べて熱を伝えにく
く、出来るだけ米飯の乾燥を抑えながら保温するため
に、保温中は主加熱部7、本体補助発熱体9及び蓋補助
発熱体33で弱加熱を繰り返しながら前記温度に保つよ
うに制御する。
【0033】しかしながら、保温中の内鍋2の内部は蒸
気がこもった状態であり、内蓋4や内鍋2の米飯から上
部の内鍋2側面部には結露が生じてしまう。結露が多く
なると露となって米飯に垂れて食味を著しく落としてし
まうが、本実施例では内蓋パッキン44の内周側に網状
板5を設けたことで、板に一つの大きめの蒸気孔を設け
た状態に比べて表面積が多くなっており、結露による露
垂れを抑えることが出来るようになっている。
気がこもった状態であり、内蓋4や内鍋2の米飯から上
部の内鍋2側面部には結露が生じてしまう。結露が多く
なると露となって米飯に垂れて食味を著しく落としてし
まうが、本実施例では内蓋パッキン44の内周側に網状
板5を設けたことで、板に一つの大きめの蒸気孔を設け
た状態に比べて表面積が多くなっており、結露による露
垂れを抑えることが出来るようになっている。
【0034】また、保温中は、時間経過毎に内釜2内部
の蒸気が外部に排出され、主加熱部7、本体補助発熱体
9及び蓋補助発熱体33で弱加熱を繰り返しながら前記
温度に保つように制御しているため、この弱加熱の繰り
返しにより、内鍋2内の米飯は表面や内鍋2に触れてい
る周囲の部分から、乾燥し黄ばんだ様に変化してきて食
味が落ちてくる傾向にある。しかしながら、内蓋パッキ
ン44の内周側が網状となっているので、蒸発する蒸気
の量が増えてくると、この部分に結露した水分が水の表
面張力により水膜を作り、相対的に蒸気口の開口部を狭
める(蒸気の排出口の開口面積を調節する)効果があ
り、蒸気の蒸発を抑制し乾燥を防ぐことが出来るもので
ある。
の蒸気が外部に排出され、主加熱部7、本体補助発熱体
9及び蓋補助発熱体33で弱加熱を繰り返しながら前記
温度に保つように制御しているため、この弱加熱の繰り
返しにより、内鍋2内の米飯は表面や内鍋2に触れてい
る周囲の部分から、乾燥し黄ばんだ様に変化してきて食
味が落ちてくる傾向にある。しかしながら、内蓋パッキ
ン44の内周側が網状となっているので、蒸発する蒸気
の量が増えてくると、この部分に結露した水分が水の表
面張力により水膜を作り、相対的に蒸気口の開口部を狭
める(蒸気の排出口の開口面積を調節する)効果があ
り、蒸気の蒸発を抑制し乾燥を防ぐことが出来るもので
ある。
【0035】
【発明の効果】以上、本発明はこのような構成としたこ
とにより、保温中に結露による露垂れが少なく、内鍋内
部の乾燥も抑えることが出来るようになり、食味を損な
うことなく米飯の保温が出来るようになるだけでなく、
網状部分を内蓋に構成し、蓋体から取外し可能にしたこ
とにより、使用毎に内蓋を取り外して洗浄することが可
能で、いつも清潔に使用することが出来るものである。
とにより、保温中に結露による露垂れが少なく、内鍋内
部の乾燥も抑えることが出来るようになり、食味を損な
うことなく米飯の保温が出来るようになるだけでなく、
網状部分を内蓋に構成し、蓋体から取外し可能にしたこ
とにより、使用毎に内蓋を取り外して洗浄することが可
能で、いつも清潔に使用することが出来るものである。
【図1】本発明の一実施例を示すジャー炊飯器の断面図
である。
である。
【図2】同じく斜視図である。
【図3】一般的なジャー炊飯器の炊飯中の温度チャート
である。
である。
【図4】同じく保温中の温度チャートである。
【図5】従来例を示すジャー炊飯器の断面図である。
1:本体、2:内鍋、3:蓋体、4:内蓋、5:網状
板。
板。
Claims (2)
- 【請求項1】 本体(1)と、本体(1)内に着脱自在
に収納する内鍋(2)と、内鍋(2)の上面開口部を開
閉自在に覆う蓋体(3)と、蓋体(3)の内面側を構成
し蓋体(3)に対して着脱可能な内蓋(4)を有し、前
記蓋体(3)の少なくとも外観を構成する外蓋(31)
と、内面側構造を構成する蓋枠(32)と、炊飯及び保
温中に上部からの補助加熱を行う蓋補助発熱体(33)
と、蓋枠(32)に固定される蓋放熱板(35)で構成
されるジャー炊飯器において、内蓋(4)の内鍋(2)
の上面開口部対向面の一部を網状にしたことを特徴とす
るジャー炊飯器。 - 【請求項2】 内蓋(4)の内鍋(2)の上面開口部対
向面の一部を多孔板状にしたことを特徴とする請求項1
記載のジャー炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002093750A JP2003290025A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ジャー炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002093750A JP2003290025A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ジャー炊飯器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003290025A true JP2003290025A (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=29238063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002093750A Pending JP2003290025A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | ジャー炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003290025A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201493A (ja) * | 2007-03-22 | 2009-09-10 | Ajinomoto Co Inc | 間欠加熱による米飯の製造方法 |
JP2012143253A (ja) * | 2007-03-22 | 2012-08-02 | Ajinomoto Co Inc | 間欠加熱による米飯の製造方法 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002093750A patent/JP2003290025A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201493A (ja) * | 2007-03-22 | 2009-09-10 | Ajinomoto Co Inc | 間欠加熱による米飯の製造方法 |
JP2012143253A (ja) * | 2007-03-22 | 2012-08-02 | Ajinomoto Co Inc | 間欠加熱による米飯の製造方法 |
US8252355B2 (en) | 2007-03-22 | 2012-08-28 | Ajinomoto Co., Inc. | Method of producing cooked rice by intermittent heating |
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