JP2009285232A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
炊飯終了後の蒸らし、保温中に内鍋内に蒸気を供給し、該蒸気により美味にご飯を蒸らし、保温中に蒸気で加湿する炊飯器を提供する。
【解決手段】
本体1と、外蓋2と、内鍋3と、内鍋3の上部を覆う内蓋4と、内蓋4に設けられた内蓋蒸気通路7と、外蓋2に設けられた外蓋蒸気通路8と、外蓋蒸気通路8と内蓋蒸気通路7との間で蒸気の通過を制限する制限手段9を有し、外蓋2には内蓋4を加熱する蓋加熱手段10を備えた炊飯器において、内蓋4は外蓋2の下面に近接して設けられ、内蓋4の下面に該内蓋4のほぼ全面を覆う結露受け皿5を設け、該結露受け皿5は内蓋4より熱容量が小さい材料で構成され、その外周面がシールパッキン5dを介して内蓋4の下面に密接し、皿部5aに複数個の蒸気流通路5jを設け、蒸らし時と保温時に蓋加熱手段10に通電して結露受け皿5に溜まった結露水を蒸気流通路5jから内鍋3内に蒸気として供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、本体内に収納した内鍋内に炊飯中に発生する結露水を貯溜する結露受け部を設け、蒸らし中及び保温中に前記結露受け部から発生する蒸気でご飯を蒸らし、保温時のごはんの乾燥を低減する炊飯器に関するものである。
従来から美味しいご飯を炊き上げ、保温中の乾燥を低減するために、内鍋内に蒸気を送り込む炊飯器が提案されている。
このような炊飯器として、本体又は内鍋の一部に水タンク(貯水部)を備え、炊飯の開始前に前記水タンクに水を入れ、該水タンクを加熱手段で加熱することによって蒸気を発生させ、該蒸気を内鍋内の空間に供給する構成や、内鍋の上面開口部を塞ぐ内蓋の下面に皿状の露受部を設け、炊飯の進行に伴って内鍋で発生する蒸気を前記露受部に溜め、保温時に露受部を保温ヒータで加熱してその中に溜まっている水を加熱して内鍋内に蒸気として供給するものが知られている。
前者の方式として、特許文献1,2,3等が知られおり、また、後者の方式として特許文献4,5等が知られている。
上記した各特許文献を具体的に説明すると、特許文献1に示すものは、本体または外蓋の中に水タンク(貯水部)と、該水タンクを加熱する水タンク加熱手段を設け、該水タンク加熱手段により加熱されて発生した蒸気を水タンクの上部から蒸気管を通して内鍋内に供給す構造であり、また、内鍋底部に貯水部と該貯水部の加熱手段を設け、該加熱手段により加熱されて発生した貯水部からの蒸気を蒸気管を通して内鍋上部に運ぶ構成である。
また、特許文献2,3に示すものは、内鍋の上面開口部を覆う内蓋の上面に蓋加熱手段、下面に水タンク(貯水容器)を着脱自在に取り付け、保温時に蓋加熱手段によって内蓋とともに水タンクを加熱して、該水タンクに設けた給水兼蒸気口から内鍋内に蒸気を供給する構成である。
さらに、特許文献4,5に示すものは、内鍋の上面開口部を覆う内蓋と、該内蓋の上面に設けた外蓋と、外蓋の下面に垂設され上記内蓋を挿通する支持軸と、前記内蓋の下方に位置して前記支持軸に固定した皿状の露受皿を備え、炊飯時に内鍋で発生する蒸気を露受皿に溜め、保温時に外蓋の上面に設けた保温ヒーターにより適宜蒸気化して内鍋に供給する構成である。
特開2003−144308号公報 特開2007−325681号公報 特開2007−313138号公報 実開昭57−140209号公報 特開昭57−209016号公報
上記した従来技術において、特許文献1に示すものは、本体または外蓋の中に水タンクを設けるか、内鍋底部に貯水部を設けるものであり、また、特許文献2,3に示すものも、内鍋の上面開口部を覆う内蓋の下面に水タンクを着脱自在に取り付ける構成であるため、いずれも炊飯の前に水タンクに水を入れておく必要があり、使い勝手上面倒であるとともに、炊飯前に前記水タンクに水を入れるのを忘れる等、水を入れなかった場合には、保温時に内鍋内に蒸気を供給してご飯の乾燥を低減することはできないものであった。
また、特許文献1,2,3とも水タンクから内鍋の上部に蒸気を供給する場合に、その蒸気噴出口が内鍋上部の一部にのみ開口しているため、蒸気噴出口から噴出した蒸気が内鍋の一部に多く供給され、内鍋全体を蒸気で充満させることができず、蒸気の供給されない部分が乾燥することがあった。
また、特許文献4,5に示すものは、内蓋の内鍋側中央部に取り付けられた露受皿が内蓋全体の面積に比べて極めて小さく、内蓋の下面全体が内鍋内に露出した状態となっており、また、露受皿の外周面の全周と内鍋下面との間に隙間が形成されているため、炊飯中に内蓋、露受皿とも内鍋から発生する高温蒸気により同一温度に加熱されて結露せず、該高温蒸気は内鍋の中心部側に開けた蒸気抜き孔から本体外に放出されてしまう。
また、露受皿に溜まった水は、外蓋の上面に設けられた保温ヒーターによって加熱される構成になっているが、前記したように露受皿には水が溜まらない上、外蓋と内蓋及び露受皿の間に隙間がありすぎるため、保温ヒーターの熱は露受皿にほとんど伝わらない。この結果、保温時に露受皿から内鍋内に蒸気を供給してご飯の乾燥を低減することはできないものであった。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものであり、本体と、該本体の上面開口部を覆う外蓋と、前記本体内に着脱自在に収納される内鍋と、該内鍋の上面開口部を覆う内蓋と、該内蓋の略中央部に設けられた内蓋蒸気通路と、前記外蓋に設けられた外蓋蒸気通路と、該外蓋蒸気通路と前記内蓋蒸気通路との間で蒸気の通過を制限する制限手段を有し、前記外蓋には内蓋を加熱する蓋加熱手段を備えた炊飯器において、前記内蓋は前記外蓋の下面に近接して設けられ、前記内蓋の下面に該内蓋のほぼ全面を覆う結露受け皿を設け、該結露受け皿は前記内蓋より熱容量が小さい材料で構成され、その外周面がシールパッキンを介して前記内蓋の下面に密接し、皿部に複数個の蒸気流通路を設け、蒸らし時と保温時に前記蓋加熱手段に通電して前記結露受け皿に溜まった結露水を前記蒸気流通路から前記内鍋内に蒸気として供給するものである。
上記本発明によれば、炊飯時に発生する蒸気を内蓋の下面に結露させ、結露した水を結露受け皿内に水滴として溜め、その水を蒸らしと保温中に用いて蒸気にするので、結露受け皿に炊飯前に毎回水を入れる必要がなく、手間が少なく、蒸気を利用して美味に炊飯,保温のできる炊飯器が実現できる。
また、内鍋の上面開口部を覆う内蓋を蓋加熱手段を備えた外蓋の下面に近接して設け、その下面に該内蓋のほぼ全面を覆う結露受け皿を設け、該結露受け皿の皿部に複数個の蒸気流通路を設けているので、結露受け皿に溜まった結露水は内蓋を介して蓋加熱手段により効率よく加熱され、内鍋の全体に供給され、内鍋全体を蒸気で充満させることができ、ご飯の乾燥を防ぎ、美味に保温することができる。
以下、本発明の一実施例について添付図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る炊飯器の全体の縦断面図、図2は、同縦断面図で炊飯中の蒸気の流れを示す図である。図3は、同縦断面図で保温中の蒸気の流れを示す図である。図4は、同蓋部の中央縦断面図である、図5は、同蓋部の内部構造を示す一部破断斜視図である。図6は、同蓋部を上面から見た分解斜視図である。また、図7は、同蓋部を左側から見た分解斜視図である。
図において、ジャー炊飯器の本体1は、内側に上面が開口した保護枠11が設けられ、保護枠11内には内鍋3が着脱自在に収納されている。
内鍋3は、有底筒状であり、その上端部は、本体1から着脱操作がしやすいように、略水平に折り曲げられている。
保護枠11の外側底面部と外側側面部には、内鍋3の底面部を誘導加熱する底面加熱コイルと、側面部を誘導加熱する側面加熱コイルからなる加熱手段12が設けられている。
本体1の上面開口部には、該上面開口部を覆う外蓋2が開閉自在に取り付けられており、該外蓋2の下面には、内鍋3の上面開口部を塞ぐステンレス板よりなる内蓋4がシールパッキン4eを介して外蓋2の下面と近接する(接触する場合を含む)ように設けられている。なお、内蓋4は、外蓋2に一体に組み込まれていてもよく、又図7に示すように、外周面の上下に着脱部材4a,4bを設けて外蓋2の下面受け部(図示せず)に着脱自在に取り付けてもよい。
内蓋4の下面には、該内蓋4のほぼ全面を覆うように結露受け皿5が着脱自在に取り付けられている。該結露受け皿5は、アルミ板よりなり、上面及び下面にフッ素樹脂をコーティングした皿部5aと、皿部5aの外周の立ち上げ壁5bに嵌め込まれた樹脂製の枠体5c及び枠体5cの内周壁面に嵌め込まれシールパッキン5dとで構成されており、シールパッキン5dは、枠体5cの内周壁面より突出した先端部を皿部5aの中心方向に彎曲させて内蓋4の下面に密着させている。従って、内蓋4の下面と結露受け皿5との間には、隙間6が形成されている。また、シールパッキン5dの彎曲部には、外蓋2を開けたときに内蓋4と皿部5aから滴下する結露水を受ける水溜め部5eが形成されている。
なお、前記したシールパッキン5dは、必ずしも枠体5cの内周壁面に嵌め込まれる必要はなく、他の方法で固定してもよく、要は皿部5aの立ち上げ壁5bの内壁側に位置していて外蓋2を開けたときに皿部5aから滴下する結露水を受けることができればよい。
結露受け皿5の着脱構造は、図5,図6,図7に示すように、内蓋4の外周近傍の上部に上受け具4c、下部に下受け具4dを設け、結露受け皿5の枠体5cの上部にバネ5fによって上方に付勢される上引掛け具5g、下部に下引掛け部5hを設け、結露受け皿5の下引掛け部5hを内蓋4の下受け具4dにはめ込んだ後、上引掛け具5gをバネ5fに抗して下に押し下げて内蓋4の上受け具4cにはめ込み、バネ5fにより上に戻して上受け具4cから外れないようにする。
また、結露受け皿5は、上記したようにアルミ板で構成されていて、ステンレス板で構成される内蓋4に比べて材料の比熱,重量,厚さ,熱容量が小さく、温まりやすくなっている。
また、結露受け皿5の皿部5aには、半径方向の略中間位置に内蓋4側に突出する膨出部5iが周方向に沿って連続して設けられ、その上面に同じく周方向に沿って小穴からなる複数個の蒸気流通路5jが設けられている。
7は、内蓋4に設けられた内蓋蒸気通路で、結露受け皿5の蒸気流通路5jと対向しない位置で、かつ、蒸気流通路5jの全体の開口面積より小さくなるように構成されている。
また、内蓋蒸気通路7は、外蓋2に設けられた外蓋蒸気通路8に繋がっており、その経路の間には制限手段9が設けられ、この制限手段9によって内鍋3から結露受け皿5,内蓋蒸気通路7を通して外蓋蒸気通路8に出る蒸気の通過が制限される。
制限手段9は機械的に通路を開閉するものであっても良いし、通路を塞ぐ球などを用いて、球の自重と通過する蒸気の圧力で蒸気の通過を制限するものであっても良い。なお、図では、小穴と、この小穴を塞ぐ球の構造を示している。
外蓋2には蓋加熱手段10が設けられており、外蓋2に近接した内蓋4を加熱するとともに、内蓋4を介して結露受け皿5も加熱するものである。
13は、内鍋3の底面の温度を検知する温度センサ、14は制御回路で、本体1内の下部空間に配置されており、温度センサ13からの温度情報に基づいて加熱手段12,蓋加熱手段10の通電状態を制御する。
本実施例は以上の構成よりなり、次にその動作を説明する。
使用者が内鍋3に適量の米と水を入れ、外蓋2を閉めると、内鍋3の上部を内蓋4が塞ぎ、密閉した空間となる。このとき、この空間内には内蓋4と結露受け皿5で構成される隙間6も含まれる状態となる。
その後、使用者が炊飯操作をすると、炊飯が開始され、加熱手段12に通電されて内鍋3が加熱される。ただし、この時、蓋加熱手段10には通電されていない。
内鍋3の内部が60℃を越えるころから、湯気(低温の蒸気)が発生し、内鍋3の内周面に触れてその温度差によって結露する。結露によって結露受け皿5の内鍋3との対向面は熱をもらうことになるので、結露受け皿5の温度は内鍋3内部の湯の温度に近い状態で上昇していく。
このとき、内蓋4は、結露受け皿5によりほぼ全面が覆われており、湯気(低温の蒸気)が触れないことと、皿部5aの枠体5cが樹脂で構成されていることにより、結露受け皿5からの放射熱は受けるものの、結露受け皿5からの熱伝導が少なく、結露受け皿5よりも低い温度で推移する。
やがて、内鍋3内が沸騰すると、蒸気(100℃)が発生して圧力が高まり、結露受け皿5の蒸気流通路5jから内蓋4と結露受け皿5で構成される隙間6に蒸気が流入する。
尚、この時、おかゆ等が炊かれて前記蒸気流通路5jがおねば等で塞がれたり蒸気の流通が悪くなった場合には、内鍋3内の圧力がさらに上昇すると、シールパッキン5dの水溜め部5eが圧力の逃げる方向に変形してその先端部が内蓋4の下面から離れ、その間隙から図4の矢印イのように内鍋3内の蒸気が隙間6,内蓋蒸気通路7側に流れる。
さらに、この蒸気は、図2に示すように、制限手段9が開放されていることにより、内蓋蒸気通路7,制限手段9,外蓋蒸気通路8を経て外部へと放出されるが、内蓋蒸気通路7より結露受け皿5の蒸気流通路5jの開口面積が大きいので、内鍋3の内部と結露受け皿5と内蓋4の間隙の圧力はほぼ等しく、結露受け皿5と内蓋4の間の隙間6に蒸気が充満することになる。
加えて、結露受け皿5の蒸気流通路5jは、内蓋蒸気通路7と対向しない位置にあるので、直行的に蒸気が内蓋蒸気通路7から出ることがなく、結露受け皿5と内蓋4の隙間6に蒸気が充満することになる。この充満した蒸気は、結露受け皿5に比べて温度が低く、温まりにくい内蓋4の結露受け皿5の対向面に結露し、水滴化して結露受け皿5の上に溜まる。
内蓋4は、温まりにくく、かつ、蓋加熱手段10は加熱動作をしていないので、内蓋4に触れた蒸気は放熱され、内蓋4に継続的に結露して水滴化し、結露受け皿5の上に溜まる。
やがて、蒸らしに移行すると、蓋加熱手段10に通電されて内蓋4が加熱され、内蓋4の下面から滴下して結露受け皿5に溜まった水滴が加熱され蒸気となる。
この蒸気は、図3に示すように制限手段9の働き(閉塞)によって、外蓋蒸気通路8から外部に出ることができないので、蒸気圧によって結露受け皿5の蒸気流通路5jから内鍋3内の全体に均一に供給され、内鍋3の内部を蒸気で充満させることになる。これによって、内鍋3内の全体を十分に蒸らし、ご飯を美味に仕上ることができる。
保温中においても、同様に蓋加熱手段10により発生した蒸気が制限手段9の働きにより外気に逃げることがなく、結露受け皿5の蒸気流通路5jから内鍋3内の全体に均一に供給され、内鍋3の内部を蒸気で加湿し、ご飯の乾燥をおさえながら保温ができる。
なお、上記した炊飯から保温までの工程における加熱手段12と蓋加熱手段10通電状態の制御は、内鍋3の温度を検知する温度センサ13と、該温度センサ13からの温度情報を入力する制御回路14によって行われる。
また、蓋加熱手段10は、蒸らし工程と保温工程中、常に通電状態にしておいてもよいし、通電と遮電を繰り返してもよい。特に、保温工程での省エネを考慮するのであれば、通電と遮電を繰り返すのが望ましい。
一方、ご飯を装うために、外蓋2を開けた場合には、結露受け皿5に内蓋4側に突出する膨出部5iが設けられ、その上面に複数個の蒸気流通路5jが設けられていることと、内蓋4の下面に密接している結露受け皿5のシールパッキン5dに水溜め部5e(彎曲部)が形成されているため、皿部5aから滴下する結露水は水溜め部5eに溜り、蒸気流通路5jから内鍋3内に滴下したり、本体1等を濡らすことがない。そして、外蓋2を閉じた後は、結露受け皿5に溜まった結露水により内鍋3の内部を蒸気で加湿してご飯の乾燥をおさえることに有効に使用することができる。
なお、炊飯器を使用し終わった後に結露受け皿5を清掃する場合には、内蓋4の下面から結露受け皿5を取り外して洗う。結露受け皿5の取り外しは、取り付け時と逆で、結露受け皿5の上部の上引掛け具5gをバネ5fの付勢力に抗して下に押し下げ、内蓋4の上受け具4cから外す。その後、結露受け皿5を幾分上に持ち上げて下引掛け部5hを内蓋4の下受け具4dから外せばよい。
この時も皿部5aの上面及び下面にフッ素樹脂がコーティングされているため、皿部5aに結露水が染みとなってこびり付いたり、おねばがこびり付いたりするこがなく、きれいに洗うことができる。
上記したように、本実施例によれば、炊飯時に発生する蒸気を内蓋4の下面に結露させ、結露した水を結露受け皿5内に水滴として溜め、その水を蒸らしと保温中に用いて蒸気にするので、従来のように、結露受け皿5に炊飯前に毎回水を入れる必要がなく、手間が少なく、蒸気を利用して美味に炊飯,保温のできる炊飯器が実現することができる。
また、内鍋3の上面開口部を覆う内蓋4を蓋加熱手段10を備えた外蓋2の下面に近接して設け、その下面に該内蓋4のほぼ全面を覆う結露受け皿5を設け、該結露受け皿5の皿部5aに複数個の蒸気流通路5jを設けているので、結露受け皿5に溜まった結露水は内蓋4を介して蓋加熱手段10により効率よく加熱され、内鍋3の全体に供給され、内鍋3全体を蒸気で充満させることができ、ご飯の乾燥を防ぎ、美味に保温することができる。
本発明に係る炊飯器の全体の縦断面図である。 同炊飯中の蒸気の流れを示す縦断面である。 同保温中の蒸気の流れを示す縦断面図である。 同蓋部の中央縦断面図である。 同蓋部の内部構造を示す一部破断斜視図である。 同蓋部を上面から見た分解斜視図である。 同蓋部を左側から見た分解斜視図である。
符号の説明
1 本体
2 外蓋
3 内鍋
4 内蓋
5 結露受け皿
5a 皿部
5b 立ち上げ壁
5c 枠体
5d シールパッキン
5e 水溜め部
5i 膨出部
5j 蒸気流通路
6 隙間
7 内蓋蒸気通路
8 外蓋蒸気通路
9 制限手段
10 蓋加熱手段

Claims (1)

  1. 本体と、該本体の上面開口部を覆う外蓋と、前記本体内に着脱自在に収納される内鍋と、該内鍋の上面開口部を覆う内蓋と、該内蓋の略中央部に設けられた内蓋蒸気通路と、前記外蓋に設けられた外蓋蒸気通路と、該外蓋蒸気通路と前記内蓋蒸気通路との間で蒸気の通過を制限する制限手段を有し、前記外蓋には内蓋を加熱する蓋加熱手段を備えた炊飯器において、前記内蓋は前記外蓋の下面に近接して設けられ、前記内蓋の下面に該内蓋のほぼ全面を覆う結露受け皿を設け、該結露受け皿は前記内蓋より熱容量が小さい材料で構成され、その外周面がシールパッキンを介して前記内蓋の下面に密接し、皿部に複数個の蒸気流通路を設け、蒸らし時と保温時に前記蓋加熱手段に通電して前記結露受け皿に溜まった結露水を前記蒸気流通路から前記内鍋内に蒸気として供給することを特徴とする炊飯器。
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