JP2018094108A - 炊飯器 - Google Patents

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礼 西嶋
Rei Nishijima
礼 西嶋
茂 野仲
Shigeru Nonaka
茂 野仲
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Abstract

【課題】表示部の結露を防止して良好な視界を維持することができる炊飯器を提供する。【解決手段】本体1と、本体1の上部開口を覆い開閉自在に支持された外蓋2を備え、外蓋2には、本体1に収納された内鍋3の上部開口を塞ぐ内蓋4と、内蓋4を加熱する蓋加熱手段8と、蓋加熱手段8を制御する制御手段11と、制御手段11の設定や炊飯の進行状況を表示する液晶表示板11aとを収納する制御手段収納部2cと、該制御手段収納部2cに設けた固定部15に乾燥剤14とを設け、前記固定部15の熱伝導路の熱抵抗を高くした構造を備えたものである。【選択図】図5

Description

本発明は、表示部の結露を防止する炊飯器に関するものである。
従来のこの種の炊飯器として、特許文献1は、外蓋に凹部を配設し凹部内に外蓋外方より操作基板及び吸湿剤を組み込み、前記凹部内を密閉空間とすべく外方から覆う操作板を備えることにより、操作基板内の湿気は吸湿剤にて吸収され、表示部内面側の結露を防止する構成である。
特開2000−201812号公報
上記した特許文献1において、常温では表示部内面側に設けた吸湿剤により湿気を吸湿し乾燥状態を保てるが、吸湿剤の種類には温度上昇に伴って吸湿した湿気を放出する特性を備えるものもある。そのため、炊飯時に吸湿剤の近傍に備えたヒータが発熱し、熱伝導によって吸湿剤の温度が上昇すると表示部の内面側に結露する課題が考えられる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本体と、該本体の上部開口を覆い開閉自在に支持された外蓋とを備え、該外蓋には、前記本体に収納された内鍋の上部開口を塞ぐ内蓋と、該内蓋を加熱する蓋加熱手段と、該蓋加熱手段を制御する制御手段と、該制御手段の設定や炊飯の進行状況を表示する液晶表示板とを収納する制御手段収納部と、該制御手段収納部に設けた固定部に乾燥剤とを設け、前記固定部の熱伝導路の熱抵抗を高くした構造を備えたものである。
本発明によれば、乾燥剤の種類に影響を受ける事無く、表示部の結露を防止して良好な視界を維持することができる。
一実施例の炊飯器の全体斜視図である。 同炊飯器の図1のA−A側面断面図である。 同炊飯器の外蓋の骨格を構成する蓋体と主要部品の断面図である。 同炊飯器の蓋体の斜視図である。 図4の蓋体のB−B断面図で乾燥剤を固定する固定部に横リブを設けた説明図である。 図4の蓋体のB−B断面図で乾燥剤を固定する固定部にボスを設けた説明図である。 図4の蓋体のC−C断面図で乾燥剤を固定する固定部に縦リブを設けた説明図である。
以下、本発明の一実施例について上記図面を用いて詳細に説明する。
1は炊飯器の本体である。
本体1の外蓋2の上面には、各種メニューの操作を行うための操作部31を設けている。また外蓋2上面には、時刻表示や炊飯の進行状況、各種メニューの設定などを表示する表示部32を有し、操作部31と連動し、炊飯の開始や各種メニューやタイマー炊飯の設定などを行うことができる。
本体1には上部開口を覆う外蓋2が開閉自在に支持され、外蓋2には本体1から着脱自在に収納される内鍋3の上部開口を塞ぐ内蓋4が設けられている。
内蓋4の上部には蓋加熱手段8が設けられ、外蓋2に取り付けられた内蓋4を均等に加熱するように設けられている。
内蓋4には内鍋3内からの蒸気を外部に排出する内蓋蒸気通路5を有した制限手段7を設け、この制限手段7から通り抜けた蒸気は、外蓋2に設けられた外蓋蒸気通路6を経て排気口33から外部に放出される。
蓋体クミ部2aの上部前面部は、透明窓部9を有したパネル10が設けられ、パネル10と外蓋2の骨格と成す蓋体2bの内部空間2dには、炊飯工程などを制御するマイコン等を搭載した制御手段11や、前記表示部32から透明窓部9を通して見ることが可能な液晶表示板11aなどが設けられている。
蓋体2bの前面部には、制御手段11や液晶表示板11aなどを収納する制御手段収納部2cを設けている。前述した蓋加熱手段8はこの制御手段収納部2cの下方に設けられている。
ここで内部空間2dは、パネル10に張り付けられたシール(図示せず)により密閉状態することで、本体1外部の空気中の湿気が混入することはない。
よって、透明窓部9が結露してしまう内部空間2d内に有する湿気は、製造工程時に空気上に含まれる湿気が閉じ込められたものである。
本実施例で使用する乾燥剤14は、常温状態(約20℃)では内部空間2d内の湿気を吸収するが、乾燥剤14は昇温するとともに吸収した水分を放湿する特性をもっている。
このため、乾燥剤14の温度が昇温しないような構成、特に蓋加熱手段8や内鍋3等からの熱を受けにくい構成とする必要がある。
以下、本発明の実施形態の構成について説明する。
図5は蓋体2bの制御手段収納部2cに乾燥剤14を固定する固定部15に横リブを設けたものである。
蓋体2bと乾燥剤14の固定部15には横に長い横リブ16を設け、乾燥剤14を横リブ16で支持することにより、乾燥剤14は蓋体2bから伝わる熱伝導路の熱抵抗を高くして熱の伝わりを悪くした状態で取り付けている。
図6は蓋体2bの制御手段収納部2cに乾燥剤を固定する固定部15にボスを設けたものである。
蓋体2bと乾燥剤14の固定部15には上部に伸びるボス17を設け、乾燥剤14を点で支持することにより、乾燥剤14は蓋体2bから伝わる熱伝導路の熱抵抗を高くして熱の伝わりを悪くした状態で取り付けている。
図7は蓋体2bの制御手段収納部2cに乾燥剤を固定する固定部15に縦リブを設けたものである。
蓋体2bと乾燥剤14の固定部15には縦に長い横リブ16を設け、乾燥剤14を縦リブ18で支持することにより、乾燥剤14は蓋体2bから伝わる熱伝導路の熱抵抗を高くして熱の伝わりを悪くした状態で取り付けている。
以上の本発明の構成において、その動作を説明する。
使用者が内鍋3に適量の米と水を入れ、外蓋2を閉めると、内鍋3の上部を内蓋4が塞ぎ、密閉した空間となる。使用者が操作をすると、炊飯が開始され内鍋3が加熱される。
やがて、内鍋3内が沸騰すると、蒸気が発生して圧力が高まり、タンク蒸気通路12から蒸気が侵入し、蒸気は内蓋蒸気通路5、制限手段7、外蓋蒸気通路6を経て排気口33から外部に放出される。
炊飯終了後は自動で蒸らし動作に移行し、蓋加熱手段8が動作して、炊き上がったご飯の表面を加熱して余分な水分を飛ばした後に保温に移行する。
その際に、炊飯や蒸らし時の熱は外蓋2にも伝わり蓋体2bの温度も上昇する。
しかし、乾燥材14を固定する固定部15には、熱抵抗を高くした構成、例えば蓋体2bに横リブ16、ボス17、または縦リブ18を設け、乾燥剤14に蓋体2bの熱が伝わり難くしている。そのため乾燥剤14の温度上昇は抑えられ、乾燥剤14から湿気の放湿が抑制され、透明窓部9を有するパネル10内部の結露を起こすことは無く、良好な視界を維持することができる。
1 本体
2 外蓋
2b 蓋体
2c 制御手段収納部
2d 内部空間
3 内鍋
4 内蓋
7 制限手段
8 蓋加熱手段
9 透明窓部
10 パネル
11 制御手段
11a 液晶表示板
14 乾燥剤
15 固定部
16 横リブ
17 ボス
18 縦リブ

Claims (1)

  1. 本体と、
    該本体の上部開口を覆い開閉自在に支持された外蓋とを備え、
    該外蓋には、
    前記本体に収納された内鍋の上部開口を塞ぐ内蓋と、
    該内蓋を加熱する蓋加熱手段と、
    該蓋加熱手段を制御する制御手段と、該制御手段の設定や炊飯の進行状況を表示する液晶表示板とを収納する制御手段収納部と、
    該制御手段収納部に設けた固定部に乾燥剤とを設け、
    前記固定部の熱伝導路の熱抵抗を高くした構造を備えたことを特徴とする炊飯器。
JP2016241855A 2016-12-14 2016-12-14 炊飯器 Pending JP2018094108A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110840266A (zh) * 2019-11-26 2020-02-28 珠海格力电器股份有限公司 显示板组件便携式维护安装的线路走线结构及安装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110840266A (zh) * 2019-11-26 2020-02-28 珠海格力电器股份有限公司 显示板组件便携式维护安装的线路走线结构及安装方法
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