JP2003288964A - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

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JP2003288964A
JP2003288964A JP2002089250A JP2002089250A JP2003288964A JP 2003288964 A JP2003288964 A JP 2003288964A JP 2002089250 A JP2002089250 A JP 2002089250A JP 2002089250 A JP2002089250 A JP 2002089250A JP 2003288964 A JP2003288964 A JP 2003288964A
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chip
electronic element
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inner conductor
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JP2002089250A
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Nobuaki Kojima
伸昭 小島
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に電子素子を内部に実装でき、接続信頼
性、組立作業性にも優れた同軸コネクタを提供するこ
と。また、電子素子を実装しても小型化可能な同軸コネ
クタを提供すること。 【解決手段】 同軸線の内導体に接続される内導体端子
と、内導体端子を誘電体を介在させた状態で収容すると
ともに同軸線の外導体に接続される外導体端子とを備
え、内導体端子は、先端に相手側端子に嵌合される嵌合
部を備えるとともに基端にチップ型電子素子の一方の電
極に弾接される弾接片を備えた第1端子と、先端にチッ
プ型電子素子の他方の電極に接触される接触部を備える
とともに基端に同軸線の内導体に接続される内導体接続
部を備えた第2端子とからなり、この第1端子の弾接片
と第2端子の接触部との間にチップ型電子素子が弾圧挟
持されてなる同軸コネクタとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同軸コネクタに関
し、更に詳しくは、同軸コネクタ内部にチップ型電子素
子が実装された同軸コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の分野においては、同軸
線の端末部分に接続される同軸コネクタの内部に電子素
子が実装されたものとして、図22から図24に示すも
のが知られている。この同軸コネクタは、いわゆるJA
SOプラグと称されるコネクタ(例えば、特許第305
9432号公報等に開示される)の内部に、電子素子と
して静電容量を補正するコンデンサが直列に実装された
もので、ラジオ用アンテナハーネス等に使用されるもの
である。
【0003】この従来の同軸コネクタ100は、一対の
リード端子101a、101bが相反する方向へ延出さ
れたリード端子付コンデンサ102と、同軸線103の
外導体104に圧着される外導体端子105と、リード
端子付コンデンサ102の外周を覆う絶縁チューブ10
6と、リード端子付コンデンサ102を介して同軸線1
03の内導体107と接続される筒状の内導体端子10
8と、内導体端子108を固定するとともにリード端子
付コンデンサ102及び絶縁チューブ106が内装され
るコネクタハウジング109と、コネクタハウジング1
09の後端部に嵌合される嵌合蓋110とを備えてい
る。
【0004】この同軸コネクタ100を同軸線103の
端末部分に接続するにあたっては、先ず、同軸線103
の端末部分の外被111を皮剥して内導体107を露出
させるとともに、外導体104としての編組104aを
後方に反転させた後、内導体107にリード端子付コン
デンサ102の一方のリード端子101bをハンダ11
2により接続する。次いで、外導体端子105の圧着部
113を同軸線103の編組104a部分に圧着すると
ともに、リード端子付コンデンサ102の外周に筒状の
絶縁チューブ106を覆い被せる。
【0005】次いで、コネクタハウジング109の前端
部に内導体端子108を固定し、この内導体端子108
の先端に形成された挿通孔114にリード端子付コンデ
ンサ102の他方のリード端子101aを挿通してハン
ダ115により接続し、リード端子101aの余った部
分を切断する。次いで、予め同軸線103に先通しして
おいた嵌合蓋110をコネクタハウジング109の後端
部に嵌合する。このようにしてコネクタ内部にリード端
子付コンデンサ102が直列に実装された同軸コネクタ
100が得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の同軸コネクタにおいては、リード端子付コンデンサ
のリード端子と同軸線の内導体とのハンダ接続部付近が
非常に不安定であるため、製造時や使用時等に引張等の
外力が作用した場合には、このハンダ接続部が断線して
しまい、接続信頼性に欠けるといった問題があった。ま
た、部品点数や加工工数も多い上、リード線付コンデン
サを手作業でハンダ付けしなければならず、更にハンダ
接続部より前方が自重等により腰折れし易いため、内導
体端子先端の挿通孔にリード端子を挿通しにくく、組立
作業性が悪いといった問題があった。また、その構造
上、コネクタの小型化にも限界があった。
【0007】そこで本発明が解決しようとする課題は、
容易に電子素子を内部に実装でき、接続信頼性、組立作
業性にも優れた同軸コネクタを提供することにある。ま
た、他の課題は、電子素子を実装しても小型化可能な同
軸コネクタを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明に係る請求項1に記載の同軸コネクタは、内
導体と外導体とを絶縁体を介在させて同軸に配し外周を
外被で被覆してなる同軸線の端末部分に接続され、前記
内導体に接続される内導体端子と、この内導体端子を誘
電体を介在させた状態で収容するとともに前記外導体に
接続される外導体端子とを備えた同軸コネクタにおい
て、前記内導体端子は、先端に相手側端子に嵌合される
嵌合部を備えるとともに基端にチップ型電子素子の一方
の電極に弾接される弾接片を備えた第1端子と、先端に
前記チップ型電子素子の他方の電極に接触される接触部
を備えるとともに基端に前記同軸線の内導体に接続され
る内導体接続部を備えた第2端子とからなり、この第1
端子の弾接片と第2端子の接触部との間に前記チップ型
電子素子が弾圧挟持されてなることを要旨とするもので
ある。
【0009】上記同軸コネクタによれば、内導体端子
が、チップ型電子素子の一方の電極に弾接される弾接片
を備えた第1端子と、チップ型電子素子の他方の電極に
接触される接触部を備えた第2端子とに分離されて別体
として構成されており、この第1端子の弾接片と第2端
子の接触部との間にチップ型電子素子が弾圧挟持される
構造を採っているので、容易にチップ型電子素子を内導
体端子に対して直列に実装することが可能となる。ま
た、チップ型電子素子の実装に際し、ハンダ付けを特に
必要とすることもない。
【0010】また、チップ型電子素子自体や、弾接片、
接触部及び両電極との導通部分に余分な負荷が加わるこ
とがないため、チップ型電子素子が破壊したり、導通部
分に接触不良等が生じたりすることがなく、接続信頼性
に優れたものとなる。また、予め第1端子を誘電体を介
在させた状態で外導体端子に収容しておくとともに同軸
線の内導体に第2端子を接続しておき、この第1端子の
弾接片と第2端子の接触部との間にチップ型電子素子を
弾圧挟持させることによってチップ型電子素子を実装で
きるので、組立作業性にも優れる。他にも、その構造
上、小型化が図りやすいといった利点がある。
【0011】ここで、請求項2に記載のように、前記第
2端子の接触部が、前記チップ型電子素子の他方の電極
側を前記チップ型電子素子の一方の面方向及びこれに対
向する他方の面方向から挟持可能な挟持部である場合に
は、単にこの挟持部にチップ型電子素子の他方の電極側
を挟持させるだけでチップ型電子素子と第2端子とを簡
単かつ確実に接続することが可能となる。
【0012】この際、請求項3に記載のように、前記挟
持部が、前記チップ型電子素子の一方の面に形成された
電極部分に少なくとも接触される一対の第1接触子と、
これら一対の第1接触子の間に設けられ、前記一方の面
に対向する他方の面に形成された電極部分に少なくとも
接触される第2接触子とからなる場合には、挟持部の一
対の第1接触子と第2接触子によりチップ型電子素子を
狭圧することができるので、チップ型電子素子の保持力
が高まり、チップ型電子素子と第2端子とをより確実に
接続することが可能となる。
【0013】また、請求項4に記載のように、前記挟持
部は、前記チップ型電子素子の一方の面に形成された電
極部分に少なくとも接触される第3接触子と、前記一方
の面に対向する他方の面に形成された電極部分に少なく
とも接触される第4接触子と、これら第3接触子と第4
接触子との間に設けられ、前記一方の面及び他方の面に
隣接する何れかの面に形成された電極部分に少なくとも
接触される第5接触子とからなっていても良い。
【0014】この場合には、挟持部の第3接触子と第4
接触子とによりチップ型電子素子を狭圧することができ
るとともに、第5接触子によりチップ型電子素子を支持
することができるので、やはりチップ型電子素子の保持
力が高まり、チップ型電子素子と第2端子とをより確実
に接続することが可能となる。
【0015】そして、請求項5に記載のように、前記チ
ップ型電子素子は、前記第2端子の挟持部により他方の
電極側が挟持された状態で前記外導体端子内に挿入され
るとともに、前記チップ型電子素子の一方の電極に前記
第1端子の弾接片が弾接されることにより前記弾接片と
前記挟持部との間に弾圧挟持されることが好ましい。
【0016】請求項5に記載の同軸コネクタによれば、
予め第1端子を誘電体を介在させた状態で外導体端子に
収容しておき、チップ型電子素子が第2端子の挟持部に
より挟持された状態で外導体端子内に挿入されると、チ
ップ型電子素子の一方の電極に第1端子の弾接片が弾接
されるとともにこの弾接片の弾性変形により生じた弾発
力によって一方の電極が同軸線側へ押圧される。
【0017】そのため、チップ型電子素子の両電極、弾
接片及び挟持部との間には十分な接圧が発生し、チップ
型電子素子は第1端子の弾接片と第2端子の挟持部との
間に強固に弾圧挟持された状態となる。したがって、チ
ップ型電子素子と内導体端子との接続信頼性が一層高ま
るとともに、組立作業性にも優れたものとなる。
【0018】他にも、請求項6に記載のように、前記第
2端子の接触部は、前記チップ型電子素子の他方の電極
の端面に対向状に形成された弾性板状部であっても良
い。この場合には、第2端子を非常に簡易な構造にする
ことができるといった利点がある。
【0019】上記請求項1乃至6に記載の同軸コネクタ
においては、請求項7に記載のように、前記第1端子の
弾接片が、接続される前記同軸線の長手方向に弾性変形
可能に形成されていることが好ましい。第1端子と第2
端子との間にチップ型電子素子を効果的に弾圧挟持しや
すいからである。
【0020】また、請求項8に記載のように、前記外導
体端子の両側壁に一対の嵌合孔を形成し、この嵌合孔に
嵌合可能な対からなる突起部と、前記第2端子を係止可
能な係止部とを備えた抜止部材を装着することにより、
前記第2端子が前記同軸線側へ抜止め状態に固定されて
いても良い。
【0021】請求項8に記載の同軸コネクタによれば、
抜止部材により第2端子が係止されるので、例え、同軸
線に引張等の外力が作用した場合であっても、第2端子
が抜けてしまうことがなく、加えて、第1端子と第2端
子とにチップ型電子素子が弾圧挟持された状態を長期に
亘り安定して保持し続けることが可能となる。そのた
め、長期に亘り優れた接続信頼性を発揮可能な同軸コネ
クタとすることが可能となる。
【0022】また、請求項9に記載のように、前記第1
端子が、前記誘電体内に圧入されている場合には、誘電
体内に第1端子を強固に収容することができるので、第
1端子の位置ずれ等が生じることがなく、電気的に安定
した接続状態を一層維持し易くなるといった利点があ
る。
【0023】また、請求項10に記載のように、前記チ
ップ型電子素子が、チップコンデンサである場合には、
同軸コネクタで内導体端子にコンデンサを実装してアン
テナハーネスとしての静電容量の補正が必要な場合に特
に有効な同軸コネクタを得ることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。初めに、本発明の第
1実施形態に係る同軸コネクタについて図1から図12
を用いて説明する。尚、以下の実施形態においては、同
軸コネクタの相手側端子との嵌合側を先端方向とし、同
一部材、同一形状のものについては、同一の符号を用い
た。
【0025】図1に示すように、本発明の第1実施形態
に係る同軸コネクタ10は、同軸線11の内導体12に
接続され、第1端子13と第2端子14とからなる内導
体端子15と、内導体端子15に実装されるチップ型電
子素子16と、内導体端子15を収容可能な誘電体17
と、内導体端子15を誘電体17を介在させた状態で収
容するとともに同軸線11の外導体18に接続される外
導体端子19と、外導体端子19に嵌合される抜止部材
30とを備えている。以下、各構成部材について詳細に
説明する。
【0026】図2に示すように、内導体端子15を構成
する第1端子13は、板状の導電性部材が折り曲げ加工
されて形成されたもので、先端に図略の相手側端子に嵌
合接続されて電気信号の受け渡しが行われる嵌合部20
を備えるとともに基端にチップ型電子素子16の一方の
電極21aに弾接される弾接片22を備えている。
【0027】嵌合部20は、略長方形状に形成された第
1端子13の基底部23の中央付近から先端にかけて形
成されるものであって、基底部23の中央両側縁に立設
された側壁24a、24bから先端方向に向かって延設
された一対の接触片25a、25bと、基底部23の最
先端に形成された角筒形状の保護枠26とを備えてい
る。
【0028】接触片25a、25bは、左右方向に弾性
変形可能に形成されており、接触片25a、25bの間
に挿入された図略の相手側端子のタブ状先端部と弾性的
に接触可能とされている。また、保護枠26は、取扱い
時等において接触片25a、25bを保護するためのも
のである。なお、側壁24a、24bの上端には、後述
する誘電体17の端子収容室43の内周壁に圧入される
一対の圧入刃27a、27bが立設されている。
【0029】一方、弾接片22は、第1端子13の基底
部23の中央付近から基端にかけて形成されるものであ
って、側壁24aから基端方向に向かって延設された板
状部28が側壁24b方向に折り曲げ加工されることに
より形成されている。この際、弾接片22は、接続され
る同軸線11の長手方向に弾性変形可能に形成されてい
る。尚、弾接片22と側壁24bとの間には、弾接片2
2の弾性変形を阻害しないよう隙間29が形成されてい
る。
【0030】次に、図3に示すように、内導体端子を構
成する第2端子14は、上述した第1端子13と同様
に、板状の導電性部材が折り曲げ加工されて形成された
もので、先端にチップ型電子素子16の他方の電極21
bに接触される接触部としての挟持部32を備えるとと
もに基端に同軸線11の内導体12に接続される内導体
接続部33を備えている。
【0031】挟持部32は、チップ型電子素子16の上
面31aに形成された電極部分に少なくとも接触される
一対の第1接触子34a、34bと、これら第1接触子
34a、34bの間に設けられ、チップ型電子素子16
の下面31bに形成された電極部分に少なくとも接触さ
れる第2接触子35とを備えており、チップ型電子素子
16の他方の電極21b側を上面31a及び下面31b
方向から挟持することができるようになっている。
【0032】そして第1接触子34a、34bの先端部
分には、第1接触子34a、34bの一部がチップ型電
子素子16の電極21bに接触する側と反対側に折り返
されることにより係止片36a、36bが形成されてい
る。この係止片36a、36bは、後述する抜止部材3
0の係止部37に係止されることにより、同軸線11に
引張力が作用した場合であっても、第2端子14とチッ
プ型電子素子16との接続が損なわれないよう抜き止め
状態に固定するためのものである。
【0033】一方、内導体接続部33は、二股状に形成
された内導体圧着片38a、38bを備えており、同軸
線11の端末部分の外被39が皮剥されて露出された内
導体12を抜脱不能に圧着することができるようになっ
ている。
【0034】次に、図1に示すように、チップ型電子素
子16は、同軸コネクタ10の電気的特性を種々調節す
るためのもので、略角形状に形成されるとともに、その
両端には、一対の電極21a、21bを備え、面実装可
能とされている。この種のチップ型電子素子16として
は、具体的には、チップコンデンサ、チップ抵抗、チッ
プダイオード等が挙げられる。例えば、静電容量の調整
や耐ノイズに対する性能を付与する場合には、チップコ
ンデンサが選択される。
【0035】次に、図1に示すように、誘電体17は、
所定の誘電率を有する絶縁性の合成樹脂より略角柱形状
に一体的に形成されたもので、内導体端子15と外導体
端子19との間を絶縁状態に保つためのものである。こ
の誘電体17の基端には、段部42が形成されて上方が
開口されるとともに、その内部には、内導体端子15を
収容する端子収容室43が貫通形成されている。また、
誘電体17の先端には、フランジ状の蓋部46が一体的
に設けられており、誘電体17が外導体端子19内に収
容された際に、外導体端子19の先端の開口端縁に係止
されるようになっている。
【0036】次に、図1に示すように、外導体端子19
は、板状の導電性部材が折り曲げ加工されて形成された
ものであって、外部からのノイズを電磁気的にシールド
するためのものである。この外導体端子19は、先端に
内導体端子15を誘電体17を介在させた状態で収容す
る略角筒状の外導体シェル47を備えるとともに基端に
同軸線11の外導体18、例えば編組18a等を圧着す
る二股状の外導体圧着片48a、48bを備えている。
また、外導体シェル47と外導体圧着片48a、48b
との間に亘って立設された側壁49a、49bの上方に
は、矩形状の嵌合孔40a、40bが形成されている。
【0037】次に、図1に示すように、抜止部材30
は、合成樹脂により一体成形されたものであって、外導
体端子19の側壁49a、49bに形成された嵌合孔4
0a、40bに嵌合可能な一対の突起部41a、41b
と、第2端子14の係止片36a、36bが係止可能な
係止部37(図9参照)とを備えている。この抜止部材
30は、同軸線11に引張力が作用した場合であって
も、第2端子14とチップ型コンデンサ16との接続が
損なわれないように第2端子14を抜き止め状態に固定
するためのものである。
【0038】次に、上記構成を備えた本発明の第1実施
形態に係る同軸コネクタ10の同軸線11への接続方法
について説明する。
【0039】先ず初めに、図4に示すように、内導体端
子15を構成する第1端子13を誘電体17の基端側か
ら端子収容室43内に挿入していくと、第1端子13の
圧入刃27a、27bが誘電体17の端子収容室43の
内周壁を切り裂きつつ圧入され、端子収容室43内に第
1端子13が収容固定される。尚、この際、第1端子1
3の弾接片22は、誘電体17の段部に露出されてい
る。
【0040】次いで、図5に示すように、この第1端子
13を内部に収容した誘電体17を外導体端子19の先
端の開口端より挿入し、外導体端子19内に誘電体17
及び第1端子13を装着する(以下、このものを「外導
体端子ユニットA」という。)。
【0041】一方、同軸線11側については、図6に示
すように、予め端末部分の外被39を皮剥して内導体1
2、絶縁体50及び編組18aを露出させるとともに編
組18aを後方に反転させて編組反転部51を形成して
おく。そしてこの内導体12に第2端子14の内導体圧
着片38a、38bを圧着しておく(以下、このものを
「接続端末部」)という。)。
【0042】そして、図7に示すように、チップ型電子
素子16の他方の電極21b側を第2端子14の挟持部
32に挟持させる。この際、第2端子14の第1接触子
34a、34bは、チップ型電子素子16の上面31a
に形成された電極部分に接触されており、第2接触子3
5(図示されず)は、チップ型電子素子16の下面31
bに形成された電極部分に接触されている。
【0043】これに対して、チップ型電子素子16の一
方の電極21a側は、電極部分が露出された状態になっ
ている。尚、上記の通り第2端子14の挟持部32によ
りチップ型電子素子16を挟持させた後、更に、この接
続部分を補強するためハンダ付けを行っても良く、特に
限定されるものではない。
【0044】次いで、図8から図10に示すように、外
導体端子ユニットAの後方にチップ型電子素子16を挟
持させた接続端末部を配置し、チップ型電子素子16の
一方の電極21a側から順に外導体端子19内に挿入し
ていくと、チップ型電子素子16の一方の電極21aに
第1端子13の弾接片22が弾接される。この際、弾接
片22は、前方に押圧されて弾性変形した状態となる。
そして図9及び図10に示すように、この状態を保持し
たまま外導体圧着片48a、48bにより同軸線11の
編組18aを圧着する。
【0045】これにより弾性変形されていた第1端子1
3の弾接片22は、その弾発力によって一方の電極21
aを後方へ押圧するが、他方の電極21bは第2端子1
4の挟持部32により後方への動きが規制された状態に
ある。そのため、チップ型電子素子16は、第1端子1
3の弾接片22と第2端子14の挟持部32との間に弾
圧挟持された状態となる。
【0046】そして、図11及び図12に示すように、
チップ型電子素子16の上方に位置させた抜止部材30
の突起部41a、41bを外導体端子19の嵌合孔40
a、40bに嵌合して抜止部材30を外導体端子19に
装着するとともに、抜止部材30の係止部37に第2端
子14の係止片36a、36bを係止させることによ
り、第2端子14を抜き止め状態に固定する。以上のよ
うにして同軸コネクタ10の接続が完了する。
【0047】上記本発明の第1実施形態に係る同軸コネ
クタによれば、内導体端子が、チップ型電子素子の一方
の電極に弾接される弾接片を備えた第1端子と、チップ
型電子素子の他方の電極に接触される接触部としての挟
持部を備えた第2端子とに分離されて別体として構成さ
れており、この第1端子の弾接片と第2端子の挟持部と
の間にチップ型電子素子が弾圧挟持される構造を採って
いるので、容易にチップ型電子素子を内導体端子に対し
て直列に実装することが可能となる。また、チップ型電
子素子の実装に際し、ハンダ付けを特に必要とすること
もない。
【0048】また、チップ型電子素子自体や、弾接片、
挟持部及び両電極との導通部分に余分な負荷が加わるこ
とがないため、チップ型電子素子が破壊したり、導通部
分に接触不良等が生じたりすることがなく、接続信頼性
に優れたものとなる。また、予め第1端子を誘電体を介
在させた状態で外導体端子に収容しておくとともに同軸
線の内導体に第2端子を接続しておき、この第1端子の
弾接片と第2端子の接触部との間にチップ型電子素子を
弾圧挟持させることによってチップ型電子素子を実装で
きるので、組立作業性にも優れる。他にも、その構造
上、小型化が図りやすいといった利点がある。
【0049】また、チップ型電子素子が、挟持部の一対
の第1接触子と第2接触子とにより狭圧されるので、チ
ップ型電子素子の保持力が高まり、チップ型電子素子と
第2端子とがより確実に接続されることとなる。
【0050】また、外導体端子の両側壁に形成された嵌
合孔に抜止部材を装着することにより、第2端子を抜止
め状態に固定することができるので、例え、同軸線に引
張等の外力が作用した場合であっても、第2端子が抜け
てしまうことがなく、加えて、第1端子と第2端子とに
チップ型電子素子が弾圧挟持された状態を長期に亘り安
定して維持し続けることが可能となる。そのため、長期
に亘り優れた接続信頼性を発揮可能な同軸コネクタとす
ることができる。
【0051】次に、本発明の第2実施形態に係る同軸コ
ネクタについて説明する。本発明の第2実施形態に係る
同軸コネクタは、上述した第1実施形態における内導体
端子のうち、第2端子の構成が異なっているものであ
る。そのため、この第2端子を中心に説明する。
【0052】図13に示すように、内導体端子15を構
成する第2端子60は、上述した第2端子14と同様
に、板状の導電性部材が折り曲げ加工されて形成された
もので、先端にチップ型電子素子16の他方の電極21
bに接触される接触部としての挟持部61を備えるとと
もに基端に同軸線11の内導体12に接続される内導体
接続部33を備えている。
【0053】そして挟持部61は、チップ型電子素子1
6の側面62aに形成された電極部分に少なくとも接触
される第3接触子63と、チップ型電子素子16の側面
62bに形成された電極部分に少なくとも接触される第
4接触子64と、これら第3接触子63と第4接触子6
4との間に設けられ、チップ型電子素子16の下面31
bに形成された電極部分に少なくとも接触される第5接
触子65とを備えており、第3接触子63と第4接触子
64とによりチップ型電子素子16を狭圧することがで
きるとともに、第5接触子65によりチップ型電子素子
16を支持することができるようになっている。
【0054】また、第3接触子63と第4接触子64と
の先端部分には、係止片66a、66bが形成されてい
る。この係止片66a、66bは、後述する抜止部材3
0の係止部37に係止されることにより、同軸線11に
引張力が作用した場合であっても、第2端子60とチッ
プ型コンデンサ16との接続が損なわれないよう抜き止
め状態に固定するためのものである。
【0055】一方、内導体接続部33は、二股状に形成
された内導体圧着片38a、38bを備えており、同軸
線11の端末部分の外被39が皮剥されて露出された内
導体12を抜脱不能に圧着することができるようになっ
ている。
【0056】そしてこの第2端子60を用いて場合も、
上述の第1実施形態に係る同軸コネクタ10の場合と同
様にして同軸線11へ接続することができる。すなわ
ち、図14に示すように、予め端末加工を施した同軸線
11の内導体12に第2端子60の内導体圧着片38
a、38bを圧着した後、図15に示すように、チップ
型電子素子16の他方の電極21b側を第2端子60の
挟持部61に挟持させる。
【0057】この際、第2端子60の第3接触子63
は、チップ型電子素子16の側面62aに形成された電
極部分に接触されるとともに、第4接触子64は、チッ
プ型電子素子16の側面62bに形成された電極部分に
接触されている。また、第5接触子65は、チップ型電
子素子16の下面31bに形成された電極部分に接触さ
れている。これに対して、チップ型電子素子16の一方
の電極21a側は、電極部分が露出された状態になって
いる。尚、上記の通り第2端子60の挟持部61により
チップ型電子素子16を挟持させた後、更に、この接続
部分を補強するためハンダ付けを行っても良く、特に限
定されるものではない。
【0058】次いで、図16及び図17に示すように、
チップ型電子素子16を挟持させた接続端末部を一方の
電極21a側から順に外導体端子19内に挿入するとと
もに、弾接片22に電極21aを弾接させ、この状態を
保持したまま外導体圧着片48a、48bを圧着する。
次いで、抜止部材30を外導体端子19に装着するとと
もに、抜止部材30の係止部37に第2端子60の係止
片66a、66bを係止させることにより、第1端子1
3の弾接片22と第2端子60の挟持部61との間にチ
ップ型電子素子16が弾圧挟持された状態となって同軸
コネクタ67の接続が完了する。
【0059】上記第2端子を用いた場合も、挟持部の第
3接触子と第4接触子とによりチップ型電子素子が狭圧
されるとともに、第5接触子によりチップ型電子素子が
支持されるので、やはりチップ型電子素子の保持力が高
まり、チップ型電子素子と第2端子とがより確実に接続
される。
【0060】次に、本発明の第3実施形態に係る同軸コ
ネクタについて説明する。本発明の第3実施形態に係る
同軸コネクタは、上述した第1及び第2実施形態におけ
る内導体端子のうち、第2端子の構成が異なっているも
のである。そのため、この第2端子を中心に説明する。
【0061】図18に示すように、内導体端子15を構
成する第2端子70は、上述した第2端子14、60と
同様に、板状の導電性部材が折り曲げ加工されて形成さ
れたもので、先端にチップ型電子素子16の他方の電極
21bに接触される接触部としての弾性板状部71を備
えるとともに基端に同軸線11の内導体12に接続され
る内導体接続部33を備えている。
【0062】ここで弾性板状部71は、チップ型電子素
子16の他方の電極21bの端面72(図1参照)に対
向状に形成されており、接続される同軸線11の長手方
向に弾性変形可能に形成されている。一方、内導体接続
部33は、二股状に形成された内導体圧着片38a、3
8bを備えており、同軸線11の端末部分の外被39が
皮剥されて露出された内導体12を抜脱不能に圧着する
ことができるようになっている。
【0063】そしてこの第2端子70を用いて本発明の
第3実施形態に係る同軸コネクタを同軸線へ接続するに
当たっては、図19に示すように、予め端末加工を施し
た同軸線11の内導体12に第2端子70の内導体圧着
片38a、38bを圧着した後、図20に示すように、
誘電体17の端子収容室43に収容固定された第1端子
13の弾接片22の後方にチップ型電子素子16を仮固
定し、次いで、同軸線11に接続した第2端子70を外
導体端子19内に挿入する。そして、弾性板状部71に
よりチップ型電子素子16の他方の電極21bを押圧し
つつ弾接片22に一方の電極21aを弾接させ、この状
態を保持したまま外導体圧着片48a、48bを圧着す
る。
【0064】その後、抜止部材30を外導体端子19に
装着するとともに、抜止部材30の係止部37に弾性板
状部71の上端縁を係止させる。これにより第1端子1
3の弾接片22と第2端子70の弾性板状部71との間
にチップ型電子素子16が弾圧挟持された状態となって
同軸コネクタ73の接続が完了する。
【0065】この同軸コネクタ72においては、第2端
子70によりチップ型電子素子16が挟持されてはいな
いが、第2端子70を非常に簡素な形状とすることがで
きる利点がある。この第2端子70によっても容易にチ
ップ型電子素子16を内部に実装でき、接続信頼性、組
立作業性にも優れた同軸コネクタ72を得ることができ
ることは言うまでもない。なお、この第3実施形態に係
る同軸コネクタの接続に際し、チップ型電子素子を予め
第1端子の弾接片の後方に仮固定する方法としては、例
えば、粘着剤や接着剤等を用いて仮固定する等、種々の
仮固定方法を選択することができるものであり、特に限
定されるものではない。
【0066】以上本発明に係る一実施形態について説明
したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々改変する
ことが可能である。例えば、第1及び第2実施形態に係
る同軸コネクタおいては、抜止部材により各第2端子の
係止片を係止する構成について説明したが、他にも、こ
の係止片を刃状に形成していわゆる圧入刃とし、この圧
入刃を誘電体に圧入することにより第2端子を抜き止め
状態に固定しても良く、特に限定されるものではない。
【0067】
【発明の効果】本発明に係る同軸コネクタによれば、内
導体端子が第1端子と第2端子とに分離されて別体とし
て構成されており、この第1端子の弾接片と第2端子の
接触部との間にチップ型電子素子が弾圧挟持される構造
を採っているので、容易にチップ型電子素子を内導体端
子に対して直列に実装することが可能となる。また、チ
ップ型電子素子の実装に際し、ハンダ付けを特に必要と
することもない。
【0068】また、チップ電子素子自体や、弾接片、接
触部及び両電極との導通部分に余分な負荷が加わること
がないため、チップ型電子素子が破壊したり、導通部分
に接触不良等が生じたりすることがなく、接続信頼性に
優れたものとなる。
【0069】そしてまた、予め第1端子を誘電体を介在
させた状態で外導体端子に収容しておくとともに同軸線
の内導体に第2端子を接続しておき、この第1端子の弾
接片と第2端子の接触部との間にチップ型電子素子を弾
圧挟持させることによってチップ型電子素子を実装でき
るので、組立作業性にも優れる。更には、その構造上、
小型化が図り易い。
【0070】したがって、容易に電子素子を内部に実装
でき、接続信頼性、組立作業性にも優れ、かつ小型化可
能な同軸コネクタを得ることが可能となる。そして例え
ば、この同軸コネクタにおけるチップ型電子素子として
チップコンデンサ用いた場合には、内導体端子にコンデ
ンサを実装してアンテナハーネスとしての静電容量の補
正が必要な場合に特に有効な同軸コネクタを得ることが
可能となる等、その有用性は極めて大きなものと言え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る同軸コネクタを
示した分解斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態における内導体端子を
構成する第1端子を示した外観斜視図である。
【図3】 本発明の第1実施形態における内導体端子を
構成する第2端子を示した外観斜視図である。
【図4】 誘電体の端子収容室に第1端子を圧入した状
態を示した外観斜視図である。
【図5】 第1端子を内部に収容した誘電体を外導体端
子に装着した状態を示した外観斜視図である。
【図6】 本発明の第1実施形態における第2端子を同
軸線の内導体に圧着した状態を示した外観斜視図であ
る。
【図7】 本発明の第1実施形態における第2端子の挟
持部にチップ型電子素子を挟持させた様子を示した外観
斜視図である。
【図8】 外導体端子ユニットAの後方にチップ型電子
素子を挟持させた接続端末部を配置した様子を示した外
観斜視図である。
【図9】 本発明の第1実施形態においてチップ型電子
素子の一方の電極に第1端子の弾接片が弾接された状態
を示した外観斜視図である。
【図10】 図9の断面図である。
【図11】 本発明の第1実施形態に係る同軸コネクタ
の外観斜視図である。
【図12】 図11の断面図である。
【図13】 本発明の第2実施形態における内導体端子
を構成する第2端子を示した外観斜視図である。
【図14】 本発明の第2実施形態における第2端子を
同軸線の内導体に圧着した状態を示した外観斜視図であ
る。
【図15】 本発明の第2実施形態における第2端子の
挟持部にチップ型電子素子を挟持させた様子を示した外
観斜視図である。
【図16】 本発明の第2実施形態においてチップ型電
子素子の一方の電極に第1端子の弾接片が弾接された状
態を示した断面図である。
【図17】 本発明の第2実施形態に係る同軸コネクタ
の断面図である。
【図18】 本発明の第3実施形態における内導体端子
を構成する第2端子を示した外観斜視図である。
【図19】 本発明の第3実施形態における第2端子を
同軸線の内導体に圧着した状態を示した外観斜視図であ
る。
【図20】 本発明の第3実施形態においてチップ型電
子素子の一方の電極に第1端子の弾接片が弾接された状
態を示した断面図である。
【図21】 本発明の第3実施形態に係る同軸コネクタ
の断面図である。
【図22】 従来の同軸コネクタを示した分解斜視図で
ある。
【図23】 従来の同軸コネクタの断面図である。
【図24】 従来の同軸コネクタの外観斜視図である。
【符号の説明】
10 同軸コネクタ 13 第1端子 14 第2端子 15 内導体端子 16 チップ型電子素子 17 誘電体 19 外導体端子 21a 電極 21b 電極 22 弾接片 28 板状部 29 隙間 30 抜止部材 31a 上面 31b 下面 32 挟持部 34a 第1接触子 34b 第1接触子 35 第2接触子 36a 係止片 36b 係止片 37 係止部 40a 嵌合孔 40b 嵌合孔 41a 突起部 41b 突起部 49a 側壁 49b 側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小島 伸昭 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E021 FA02 FB11 FC21 FC29 JA08 LA09 MA09 MA30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内導体と外導体とを絶縁体を介在させて
    同軸に配し外周を外被で被覆してなる同軸線の端末部分
    に接続され、前記内導体に接続される内導体端子と、こ
    の内導体端子を誘電体を介在させた状態で収容するとと
    もに前記外導体に接続される外導体端子とを備えた同軸
    コネクタにおいて、 前記内導体端子は、先端に相手側端子に嵌合される嵌合
    部を備えるとともに基端にチップ型電子素子の一方の電
    極に弾接される弾接片を備えた第1端子と、先端に前記
    チップ型電子素子の他方の電極に接触される接触部を備
    えるとともに基端に前記同軸線の内導体に接続される内
    導体接続部を備えた第2端子とからなり、この第1端子
    の弾接片と第2端子の接触部との間に前記チップ型電子
    素子が弾圧挟持されてなることを特徴とする同軸コネク
    タ。
  2. 【請求項2】 前記第2端子の接触部は、前記チップ型
    電子素子の他方の電極側を、前記チップ型電子素子の一
    方の面方向及びこれに対向する他方の面方向から挟持可
    能な挟持部であることを特徴とする請求項1に記載の同
    軸コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記挟持部は、前記チップ型電子素子の
    一方の面に形成された電極部分に少なくとも接触される
    一対の第1接触子と、これら一対の第1接触子の間に設
    けられ、前記一方の面に対向する他方の面に形成された
    電極部分に少なくとも接触される第2接触子とからなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の同軸コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記挟持部は、前記チップ型電子素子の
    一方の面に形成された電極部分に少なくとも接触される
    第3接触子と、前記一方の面に対向する他方の面に形成
    された電極部分に少なくとも接触される第4接触子と、
    これら第3接触子と第4接触子との間に設けられ、前記
    一方の面及び他方の面に隣接する何れかの面に形成され
    た電極部分に少なくとも接触される第5接触子とからな
    ることを特徴とする請求項2に記載の同軸コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記チップ型電子素子は、前記第2端子
    の挟持部により他方の電極側が挟持された状態で前記外
    導体端子内に挿入されるとともに、前記チップ型電子素
    子の一方の電極に前記第1端子の弾接片が弾接されるこ
    とにより前記弾接片と前記挟持部との間に弾圧挟持され
    ることを特徴とする請求項2乃至4に記載の同軸コネク
    タ。
  6. 【請求項6】 前記第2端子の接触部は、前記チップ型
    電子素子の他方の電極の端面に対向状に形成された弾性
    板状部であることを特徴とする請求項1に記載の同軸コ
    ネクタ。
  7. 【請求項7】 前記第1端子の弾接片は、接続される前
    記同軸線の長手方向に弾性変形可能に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至6に記載の同軸コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記外導体端子の両側壁に一対の嵌合孔
    を形成し、この嵌合孔に嵌合可能な対からなる突起部
    と、前記第2端子を係止可能な係止部とを備えた抜止部
    材を装着することにより、前記第2端子が前記同軸線側
    へ抜止め状態に固定可能なことを特徴とする請求項1乃
    至7に記載の同軸コネクタ。
  9. 【請求項9】 前記第1端子は、前記誘電体内に圧入さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至8に記載の同軸
    コネクタ。
  10. 【請求項10】 前記チップ型電子素子は、チップコン
    デンサであることを特徴とする請求項1乃至9に記載の
    同軸コネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009004147A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Yazaki Corp コンデンサ内蔵同軸コネクタ
WO2009113686A1 (ja) * 2008-03-13 2009-09-17 矢崎総業株式会社 フープ材、内導体端子の作成方法、及び同軸コネクタ

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