JP2003287954A - トナーカートリッジのシール機構 - Google Patents

トナーカートリッジのシール機構

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JP2003287954A JP2003066359A JP2003066359A JP2003287954A JP 2003287954 A JP2003287954 A JP 2003287954A JP 2003066359 A JP2003066359 A JP 2003066359A JP 2003066359 A JP2003066359 A JP 2003066359A JP 2003287954 A JP2003287954 A JP 2003287954A
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Patrick S Dougherty
エス ドーティ パトリック
George Bernhard Clifton
バーンハード クリフトン ジョージ
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • G03G15/0817Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the lateral sealing at both sides of the donor member with respect to the developer carrying direction

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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でトナーカートリッジのトナーがシ
ールから漏れるのを減少又はなくすシール機構を提供す
る。 【解決手段】シール機構には現像ローラ104とトナー
のプラウ401があり、その現像ローラは外側が円筒形
になっている。トナーのプラウには、現像ローラの円筒
表面とかみ合うようになっている凹形の接触面と現像ロ
ーラの長手方向の軸に対して鋭角をなすよう配置された
トナーのプラウとがある。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は包括的には電子写真
式印刷装置に関し、より詳細には、プリンタのトナーカ
ートリッジにおいて用いるシールを通るトナー漏れの低
減または解消に関する。 (関連出願)本願は、本願の出願人に譲渡されている2
002年3月21日出願の「A SYSTEM FOR AND METHOD
OF REDUCING TONER SEAL LEAKAGE BY THE INTRODUCTION
OFA STEP GROOVE IN THE DEVELOPER ROLLER」という名
称の米国特許出願第10/103,209号、2002
年3月21日出願の「SYSTEM FOR AND METHOD OF PREVE
NTING TONER LEAKAGE PAST DEVELOPER SEALS USING STA
TIC CHARGE」という名称の米国特許出願第10/10
3,430号、2002年3月21日出願の「SYSTEM F
OR AND METHOD OF REDUCING OR ELIMINATING TONER LEA
KAGE WITH A VIBRATING SEAL」という名称の米国特許出
願第10/103,371号、および2002年3月2
1日出願の「METHOD OF AND SYSTEM FOR THE REDUCTION
OF TONER PRESSURE APPLIED TO A PRINT SEAL THROUGH
THE IMPLEMENTATION OF A TAPERING CHANNEL」という
名称の米国特許出願第10/103,208号に関係し
ている。 【0002】 【従来の技術】現在、印刷および複写のシステムにおい
て用いる技術には、いくつかのタイプがある。レーザー
プリンタや複写機等の電子写真式印刷装置は、トナー粒
子を用いて、通常何らかのタイプの紙である印刷媒体上
に、所望の画像を形成する。トナーがいったん紙に付着
されると、その紙は紙経路に沿って定着器へと前進す
る。プリンタ、複写機、その他の電子写真式印刷装置の
多くでは、定着器が、相手側となる加圧ローラと係合す
る加熱された定着ローラを含む。紙が両ローラの間を通
るときに、熱および圧力の作用によって、トナーが紙に
定着する。 【0003】図1は、電子写真式(EP)プロセスを用
いる典型的なレーザー印刷装置100の線図である。レ
ーザー印刷装置100は、一体化した有機感光(OP
C)ドラム109にトナー粒子を供給するよう構成され
た、取外し可能なトナーカートリッジ118を採用して
いる。OPCドラム109は、現像したトナー画像を、
受取り媒体、例えば紙のシートに転写する。単色印刷に
ついては、単一のカラーのトナー粒子101(例えば、
ブラック)が、トナー供給ホッパー102内に保持され
ている。トナー粒子101は通常、大きさが約5ミクロ
ン(10-6メートル)の小さなプラスチック(例えば、
スチレン)の粒子である。撹拌器(すなわち撹拌羽根)
103は、通常マイラー等のプラスチックでできてお
り、−30〜−80マイクロクーロン毎グラム(μc/
g)の範囲の負の電荷をトナー粒子上に誘導しながら、
現像ローラ104に沿ってトナー粒子101が確実に均
一に配置されるようにする。現像ローラ104は、シャ
フトを中心として、反時計回りに回転する。現像ローラ
アッセンブリ内部の固定された磁石105は、自らが発
生する磁力の作用によって、トナー粒子101を回転す
る現像ローラ104に引き寄せる。現像ローラ104の
外面がトナー供給ホッパー102の外部に向かって回転
するときに、ドクターブレード106がトナーを帯電さ
せ、正確かつ均一な量のトナー粒子101を現像ローラ
104上に与える。現像ローラ104の外面が回転して
トナー供給ホッパー102内へと戻るときに、現像シー
ルブレード107が、現像ローラ104に付着している
余分なトナー粒子101を取り除く。このようなトナー
粒子101はOPCドラム109に密着されなかったも
のである。 【0004】一次帯電ローラ(PCR)108は、定電
流を使ってOPCドラム109が、PCR108に近接
したOPCドラム109の表面上に一面が均一な負の電
荷を生成する。PCR108によって均一な電荷を生成
することはまた、以前の印刷すなわち転写サイクルで残
った残留電荷を消す効果がある。 【0005】EPプロセスにおいて、OPCドラム10
9は、大変重要な構成要素である。好ましい実施形態に
おいて、OPCドラム109は、壁の薄いアルミニウム
の円筒を光導電層でコーティングしたものである。この
光導電層は、PCR108からの電荷を受け取り保持す
るフォトダイオードを構成するものでもよい。最初に、
OPCドラム109のうちの露光されていない表面の電
位を、PCR108によって約−600ボルトに帯電さ
せる。通常、光導電層は、最も外側から内側に、電荷輸
送層(CTL)、電荷生成層(CGL)、および、その
下にあるアルミニウム基板上に形成した、バリアー層又
は酸化層を含む、三層を特徴とする。CTLは、厚さ約
20ミクロンの透明な層であり、CGLへと光が通るこ
とができるようにし、OPCの電荷の受け取り量を制御
する。CGLは厚さが約0.1〜1ミクロンであり、イ
オンが流れることができるようにする。バリアー層は、
光導電層を、その下にあるアルミニウム基板に接合して
いる。 【0006】走査レーザー光線110は、一度に1ライ
ンずつ、トナーを受け取ることになっている正確な各位
置(すなわち、紙の、印刷中の画像の暗領域に対応する
各位置)において、OPCドラム109を露光する。O
PCドラム109は、レーザー光線110の露光ポイン
トにおいて、−600Vから放電して約−100Vにな
り、その表面上に、相対的に正に帯電した潜像を作成す
る。回転する現像ローラ104にトナー粒子101が磁
気的に引き寄せられると、潜像から顕在化像への変換が
開始される。または、非磁性トナーを用いる場合には、
現像ローラ104を、トナー粒子101を機械的に捕捉
し輸送する現像ローラとしてもよい。この場合には、現
像ローラ104にトナーを塗布する連続気泡フォームの
ローラを加えてもよい。現像ローラ104が保持する、
依然として負に帯電しているトナー粒子は、OPCドラ
ム109の表面の、相対的に正に帯電した領域に引き寄
せられ、わずかな間隙を横切って、OPCドラム109
上の相対的に正に帯電した潜像へと「ジャンプ」して、
ドラム上に「顕在化した」像を作成する。 【0007】OPCドラム109からトナーを受け取る
紙は、紙経路111に沿ってOPCドラム109と転写
ローラ112との間を搬送され、顕在化像がOPCドラ
ム109の表面からその紙に転写される。この転写は、
転写ローラ112の作用によって行われる。転写ローラ
112は、紙の裏面に正の電荷を印加し、負に帯電した
トナー粒子を引き寄せて紙上へと動かす。ワイパーブレ
ード113が、廃(転写されなかった)トナーを廃棄物
ホッパー115内にかき落とすことによって、OPCド
ラム109の表面をクリーニングする。他方、リカバリ
ーブレード114は、廃トナーが紙上に落ちて戻らない
ようにする。トナー粒子を持った紙が、加熱されている
ローラ116と加圧ローラ117との間のニップ領域を
通るときに、定着が行われる。ニップ領域において、ト
ナーは溶けて紙に溶着する(すなわち、「定着」す
る)。加熱されているローラ116と加圧ローラ117
とを合わせて、定着アセンブリと呼ぶことにする。 【0008】レーザープリンタ等のEP画像形成装置で
設計上考慮すべき事柄の1つは、ホッパー102からの
トナー漏れを最少にすることである。漏れは、現像ロー
ラ104の両端部において起きることがある。現像ロー
ラ104の両端部からのトナー漏れを低減するかまたは
なくすのに用いられてきた方法および装置が、いくつか
ある。現像ローラ104の両端部において、物理的バリ
アーとしてフォームまたはフェルトの機械的シールを用
い、トナー粒子が現像ローラ104とトナー供給ホッパ
ー102との境界面を通って滑り落ちないようにするプ
リンタもある。または、多くのモノクロプリンタにおけ
るように、トナーが磁気特性を含む場合には、現像ロー
ラ104の両端部に磁気シールを設けて、単色のトナー
粒子を引き寄せ、その単色のトナー粒子からなる物理的
バリアーを作成して、さらなる粒子が漏れないようにし
てもよい。このような技術は、例えば大部分のカラーの
プリンタおよび複写機において用いられている非磁性タ
イプのトナーには、一般的には適用できない。 【0009】図2および図3は、従来技術の現像ローラ
/シールの組み合わせの他の実施形態を示す。支持物2
02はシール201が、トナー供給ホッパー102内の
現像ローラ204の表面部に載るよう位置しており、シ
ールを通ってホッパーから出るトナーの移動を制限して
いる。この配置においては、基準点302、303(図
3)の領域において、現像ローラ204はシール201
と直接接している。基準点302、303の領域におい
てもトナー粒子101は存在し、このようなトナー粒子
は、このような領域においてシール201の付近で蓄積
する傾向にある。現像ローラ204が矢印304で示す
方向(すなわち、現像ローラ204の左端部から見て時
計回り)に回転すると、現像ローラ204とシール20
1との間にトナー粒子が詰まる。トナー粒子101は、
矢印203で示す方向に押される。現像ローラ204が
回転し続けてさらなるトナー粒子がこの境界面に押し込
まれると、シール201を通ってトナー粒子が漏れてし
まう。シール漏れによって機構の非常に重要な領域にト
ナーが導入されてしまい、それによって性能が低下し、
メンテナンスの必要が増し、結果として生じる印刷した
紙その他の製品に望ましくない結果物を作ってしまう。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】したがって、トナーカ
ートリッジにおけるトナー漏れを低減する構造および方
法が必要とされている。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明は、トナーカート
リッジにおいて用いるシール機構に向けられている。シ
ール機構は、円筒形の外面を有する現像ローラと、第1
のプラウとを含む。第1のプラウは、現像ローラの円筒
形の外面とかみ合うよう構成された凹形の接触領域と、
現像ローラの長手方向の軸に関して鋭角をなすよう配置
されたトナープラウ面とを含む。 【0012】本発明の別の実施形態は、トナーカートリ
ッジにおいてトナー漏れを低減する方法に向けられてい
る。本方法は、現像ローラの外面上にプラウを配置する
ステップと、現像ローラを回転させるステップと、プラ
ウの近傍で現像ローラにトナーを付着するステップとを
含む。本実施形態において、プラウはトナーをローラの
端部近傍から遠ざかる方向で、ローラの中央に向かって
押す。 【0013】本発明の別の実施形態は、ハウジングと現
像ユニットとを含むトナーカートリッジに向けられてい
る。現像ユニットは、トナー供給ホッパーと、円筒形の
外面を有する現像ローラとを含む。本実施形態では、廃
棄物ホッパーと、ワイパーブレードと、クリーニングブ
レードと、ブローアウトブレードとを含むクリーニング
ユニットも含まれる。 【0014】この後者の実施形態はまた、一次帯電ロー
ラと、転写ローラと、有機光導電体と、1対のトナープ
ラウとを含む。トナープラウはハウジングと一体化して
おり、トナープラウのそれぞれは、(i)現像ローラの
円筒形の外面とかみ合うよう構成された凹形の接触領域
と、(ii)現像ローラの長手方向の軸に関して鋭角を
なすよう配置されたトナープラウ面とを含む。 【0015】 【発明の実施の形態】図4は、特に既存のトナーカート
リッジの設計において改良部品を後付けするのに適し
た、本発明の実施形態の断面図である。特に、本実施形
態は、供給ローラのシャフト穴を用いてカートリッジ構
造上にプラウ部材を搭載し、プラウの位置決めを行う。
プラウ部分は、半径方向外向きに延在して、対向する現
像ローラの外面と係合する。プラウは、供給ローラのシ
ャフト穴によって位置決めされ、カートリッジにしっか
りと固定されているが、対向する現像ローラの端部から
遠ざかる方向にトナーを向けるよう構成されている。好
ましい実施形態においては、プラウは現像ローラのそれ
ぞれの端部の近くに位置決めされる。現像ローラその他
のローラと協調動作するようプラウを搭載する他の方法
および手段が提供されてもよいことに注意されたい。 【0016】プラウ401は、現像ローラ104の円筒
形の外面とかみ合うよう構成された凹形の接触領域を持
つことができる。プラウ401はまた、現像ローラ10
4の長手方向の軸に関して鋭角をなすよう配置されたト
ナープラウ面を持っても良い。現像ローラ104が矢印
304で示す方向に回転すると、トナー粒子101はト
ナープラウ面と接触し、矢印405で示すようにプラウ
面の方向に進められる。最初にプラウ面に接触するトナ
ー粒子402は、現像ローラ104の回転によって位置
403へと進み、最終的には位置404へと進んで、ト
ナー粒子101が現像ローラ104とシール201との
境界面から遠ざかる方向に動くようにする。現像ローラ
104は、金属シャフトを軟質ゴムの外層で覆ったもの
としてもよい。現像ローラ104とプラウ401とは、
現像ローラ104の外層がいくらか変形するよう相互に
作用して、両者間の接触を高めてもよいことに注意され
たい。プラウ401は、好ましくは、現在トナーカート
リッジに含まれているプラスチック等の材料でできてい
る。好ましくは、プラウは、現像ローラ104のそれぞ
れの端部の近くに配置される。 【0017】プラウ401は、シール201と現像ロー
ラ104との境界面をトナー粒子101が通るのを阻止
し、プラウ401の形状によって、トナー粒子は、シー
ル201から遠ざかる方向に押しやられる。変形できな
い外層を有する現像ローラの場合には、エラストマーの
プラウ、またはゴム等のエラストマー材料でできたプラ
ウを用いることによって本発明を実施してもよい。さま
ざまな材料の硬度を判断するのに弾性率(E)が用いら
れることに注意されたい。例えば、アルミニウムの弾性
率は約73KN/mm2であり、ゴムの弾性率は約0.
05KN/mm2である。Eが略3桁以上異なるように
現像ローラ104の材料とプラウ401の材料とを選択
することによって、変形を現像ローラ104とプラウ4
01のどちらかに制限することができる。 【0018】プラウ401の曲率半径「R」は、現像ロ
ーラの外側の半径と適合して(例えば、それよりもいく
らかまたはわずかに小さくて)、両者間の良好なシール
を行ってもよい。現像ローラおよび/またはシールのい
くらかの変形を用いて、接触領域を大きくしてもよい。
例えば、接触ポイントにおいてプラウが現像ローラを変
形(すなわち、1000分の1〜1000分の3イン
チ、ローラ表面に侵入)してもよい。プラウ面のピッチ
は、現像ローラの大きさ、その回転速度、プラウが現像
ローラ表面を覆って形成する弧、供給ローラの直径、そ
の他機械的特徴および制約によって決まるが、15〜3
5度、好ましくは25度である。 【0019】図5は、本発明の一実施形態を実施するト
ナーカートリッジを示す部分斜視図である。トナーカー
トリッジ501は、現像ローラ104、供給ローラ50
3(現像ローラ104の後ろに隠れている)、ブローア
ウトシール502、プラウ401、ドクターブレード5
04、および現像器端部(D−端部)シール505を持
っている。トナーは、供給ローラ503によって現像ロ
ーラ104の外面に付着される。現像ローラ104が回
転すると、トナー粒子(図示せず)がシール505に向
かって動く。トナー粒子がプラウ401に達すると、現
像ローラ104が回転することによって、トナー粒子は
プラウの縁に沿ってシール505から遠ざかる方向に押
しやられ、それによって、シール505にかかるトナー
の流体圧力が低減し、シール201を通るトナー漏れが
解消されるかまたは低減する。さらに、トナー粒子は、
ドクターブレード504に向かって逸らせることによっ
て、シール505を通って失われるのではなく、紙上に
画像を形成するのに用いられる。 【0020】図6は、現像ローラを取り外して見えるよ
うにした状態の、トナーカートリッジ501の供給ロー
ラ503、プラウ401、およびシール505の配置の
拡大図である。トナー流体が供給ローラ503の端部を
通って漏れるのを妨ぐのに用いるシールは、通常ローラ
の後ろに位置付けられ、したがって本図においては見え
ないことに注意されたい。同様に、プラウ401は、現
像ローラ(図示せず)の外面上に係合して、すなわちそ
の外面に沿って載っており、トナー粒子を、D−端部シ
ール505から遠ざかる方向に向ける。供給ローラ50
3によってトナーが付着される部分伝いであって、現像
ローラの端部をシールするのにD−端部シール505が
用いられる。現像ローラの表面上のトナー粒子は、シー
ル505に向かって動くと、プラウ401に接触し、シ
ール505から遠ざかる方向に押される、すなわち進
む。図4、図5、および図6はプラウの一位置を示して
おり、現像ローラの他方の端部の近くに第2のプラウを
搭載してもよいことに注意されたい。この場合には、図
4、図5、および図6の対象となる像(鏡像)が、ロー
ラの中心に向かってトナーを押す、対応するプラウを示
す。 【0021】図7は、本発明のプラウ401の一実施形
態を示す、側方から見た斜視図である。本実施形態にお
いて、プラウ401は、除雪プラウ(snow plow)の縁
704を有する。基準点701におけるプラウ401の
半径は、好ましくは現像ローラの半径(例えば6〜8m
m)である。基準点704における半径は、好ましくは
1〜2mmである。半径704と半径701とに差があ
ることによって、プラウ401はトナー粒子を、シール
505から遠ざかる方向に押すことができる。プラウ4
01は、好ましくは、トナーカートリッジの他の部分と
連結して、供給ローラの隣で静止して保持されるよう構
成されている。基準点702は、トナーカートリッジの
固定された構造と係合する、そのようなかみ合い表面の
1つを示す。貫通穴705によって、供給ローラ503
の心棒すなわち中心シャフトがプラウ401を貫いて、
トナーカートリッジに形成される好適なローラサポート
(例えば、トナーカートリッジのハウジングの側壁の
穴)へと通ることができる。図7の構成は、特に既存の
トナーカートリッジのハウジングにおいて後付けするの
に適合している。しかし、この構造、特にプラウの形を
した構成は、代わりに、射出成形した本体と別の部分と
して、トナーカートリッジのユニットまたはハウジング
に組み込んでもよい。 【0022】図8は、現像ローラ104の表面と当接す
るシール505とに接触し、その位置で取り付けられ
た、プラウ401の線図である。現像ローラ104が矢
印801の方向に回転すると、トナー粒子101がプラ
ウ401に当たり、トナープラウ面802に沿って動い
て、シール505から遠ざかる方向に動く。 【0023】図9は、プラウ401の一実施形態が所定
位置にある状態の、トナーカートリッジ501の一部の
側断面図である。プラウ401は、供給ローラ503と
D−端部シール505との間に配置されている。現像ロ
ーラ104が回転すると、トナー粒子がプラウ401の
トナープラウ面に当たり、D−端部シール505から遠
ざかる方向に押される。供給ローラ503は中心シャフ
ト901を含む。中心シャフト901は、プラウ401
を貫いて、トナー供給ホッパー102の側壁に形成した
穴902によって保持される。 【0024】本発明を、現像ローラの表面に沿ってトナ
ーをかき取る(plowing)後付け可能な構成要素として
説明したが、例えば、他のローラ構造上で用いるシール
から遠ざかる方向に流体を向け直すことを特徴とする、
他の構成および用途にも等しく適用可能である。 【0025】なお、この発明は例として次の実施態様を
含む。カッコ内の数字は添付図面の参照符号に対応す
る。 【0026】 【1】 トナーカートリッジにおいて用いるシール機構
であって、円筒形の外面を有する現像ローラ(104)
と、該現像ローラの前記円筒形の外面とかみ合うよう構
成された凹形の接触領域と、前記現像ローラの長手方向
の軸に関して鋭角をなすよう配置されたトナープラウ面
(図7)とを含む、第1のプラウ(401)とを含むシ
ール機構。 【0027】 【2】 前記第1のプラウは、前記現像ローラの第1の
端部に近接している(図5)、実施態様項1に記載のシ
ール機構。 【0028】 【3】 前記現像ローラの前記円筒形の外面とかみ合う
よう構成された凹形の接触領域と、前記現像ローラの長
手方向の軸に関して鋭角をなすよう配置されたトナープ
ラウ面とを含む、第2のプラウをさらに含み、該第2の
プラウは前記現像ローラの第2の端部に近接している、
実施態様項1に記載のシール機構。 【0029】 【4】 前記第1のプラウは、ナイロン、ポリスチレ
ン、およびポリカーボネートからなる群から選択される
材料からなる、実施態様項1に記載のシール機構。 【0030】 【5】 トナーカートリッジにおいてトナー漏れを低減
する方法であって、現像ローラの外面上にプラウを配置
すること(図4)と、前記現像ローラを回転させること
と、前記プラウの近傍で前記現像ローラにトナーを付着
させること(図4)とを含み、それによって、前記プラ
ウは、前記トナーを前記現像ローラに沿って長手方向に
前記プラウから遠ざかる方向に押す(図4)方法。 【0031】 【6】 前記プラウを、前記現像ローラの一端部に近
接して配置すること(図5)をさらに含む、実施態様項
項5に記載の方法。 【0032】 【7】 前記現像ローラの外面上に第2のプラウを配
置することをさらに含み、それによって、前記第2のプ
ラウは、前記トナーを前記現像ローラの外面に沿って前
記現像ローラの中心に向かう方向に押す実施態様項5に
記載の方法。 【0033】 【8】 ハウジングと、トナー供給ホッパー(10
2)と、円筒形の外面を有する現像ローラ(104)と
を含む、現像ユニットと、廃棄物ホッパー(115)
と、ワイパーブレード(113)と、クリーニングブレ
ードと、ブローアウトブレード(blow out blade)とを
含むクリーニングユニットと、一次帯電ローラ(10
8)と、転写ローラ(112)と、有機光導電体(10
9)と、前記ハウジングと一体化した1対のトナープラ
ウ(401)であって、該トナープラウのそれぞれは、
前記現像ローラの前記円筒形の外面とかみ合うよう構成
された凹形の接触領域と、前記現像ローラの長手方向の
軸に関して鋭角をなすよう配置されたトナープラウ面と
を含む、1対のトナープラウとを含むトナーカートリッ
ジ。 【0034】 【9】 前記現像ローラの前記円筒形の外面の弾性率
は、前記トナープラウの弾性率と実質的に異なる、実施
態様項8に記載のトナーカートリッジ。 【0035】 【10】 (i)前記現像ローラの前記弾性率と(i
i)前記トナープラウの前記弾性率のうちの一方は、5
0KN/mm2よりも大きく、他方は0.1KN/mm2
よりも小さい、実施態様項9に記載のトナーカートリッ
ジ。
【図面の簡単な説明】 【図1】簡略化した電子写真式印刷装置の断面図であ
る。 【図2】電子写真式トナーカートリッジの従来技術の現
像ローラ、シール、および支持物の断面図である。 【図3】従来技術の現像ローラ、シール、および支持物
の断面図である。 【図4】本発明の実施形態による現像ローラのシール構
成の断面図である。 【図5】本発明によるシール機構を組み込んだトナーカ
ートリッジのトナーホッパー部分の端部の斜視図であ
る。 【図6】本発明を組み込んだ現像ローラとシールとの境
界面の拡大図である。 【図7】本発明によるプラウを側方から見た斜視図であ
る。 【図8】本発明による現像ローラと段になったシール境
界面の平面図である。 【図9】本発明のシールシステムを組み込んだトナーカ
ートリッジの側断面図である。 【符号の説明】 102 トナー供給ホッパー 104 現像ローラ 108 一次帯電ローラ 109 有機感光ドラム 112 転写ローラ 401 プラウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョージ バーンハード クリフトン アメリカ合衆国 アイダホ 83713 ボイ ジー ダブリュ ウッドスプリング ドラ イブ 13998 Fターム(参考) 2H077 AC04 AD06 BA08 CA12 FA21 FA22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 トナーカートリッジ用のシール機構であ
    って、 円筒形の外面を有する現像ローラと、 前記現像ローラの円筒形の外面とかみ合うよう構成され
    た凹形の接触領域及び、前記現像ローラの長手方向の軸
    に対して鋭角をなすよう配置されたトナープラウ面を有
    する第1のプラウとを特徴とするシール機構。
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