JP2003287863A - 自動現像装置 - Google Patents

自動現像装置

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JP2003287863A
JP2003287863A JP2002091453A JP2002091453A JP2003287863A JP 2003287863 A JP2003287863 A JP 2003287863A JP 2002091453 A JP2002091453 A JP 2002091453A JP 2002091453 A JP2002091453 A JP 2002091453A JP 2003287863 A JP2003287863 A JP 2003287863A
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drying
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Masaaki Sawachi
正昭 沢地
Keiichi Fujimoto
圭一 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥部に送り込まれた感光材料の、搬送方向
上流側での感光材料の先端部の垂れ防止を図る。 【解決手段】 乾燥部に設けられるチャンバー90は、
立壁114、116と整流板118及び複数の天井板1
20によって略矩形箱体状に形成され、感光材料の搬送
幅方向の一端側となる開口部122から乾燥風が供給さ
れる。また、チャンバーは、複数の天井板を感光材料の
搬送方向に並べて取り付けることにより開口幅wの複数
の噴出し口92が形成されている。このとき、感光材料
の搬送方向最上流の噴出し口92Aの開口幅wSを、開
口幅wより大きくすることにより、この噴出し口92A
から多量の乾燥風が噴出されるようにして、乾燥部に挿
入された感光材料の先端部を確実に持ち上げて、メッシ
ュベルトへ押し付けることができるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理液処理した感
光材料を乾燥処理して仕上げる自動現像装置に関する。
詳細には、乾燥風を感光材料に吹き付けることにより、
この感光材料を無端ベルトに押し付け、無端ベルトの移
動によって感光材料を搬送しながら乾燥処理する自動現
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多量の印刷物を印刷する刷版は、例えば
印刷版を、印刷画像に応じて露光して作成する。また、
印刷版を画像露光するのに先立って、文字などの間違い
がないかの検版が行われる。また、カラー印刷を行うと
きには、色の間違いがないかなどを含めた検版を行う必
要がある。
【0003】このような検版には、検版用の感光材料を
印刷用の画像に応じて露光して形成したプルーフ(カラ
ープルーフ)が用いられる。
【0004】近年、DTPの普及により印刷用の画像デ
ータに基づいて印刷版を露光して刷版を作成することが
ある。このような刷版の作成に先立って、カラープルー
フを作成するときには、検版用の感光材料を画像データ
に応じて露光する画像露光装置を出力装置(セッター)
として、この出力装置に、感光材料の現像処理を行う自
動現像装置(以下「プロセッサ」とする)を連結したカ
ラープルーフ作成装置が用いられる。
【0005】カラープルーフ作成装置に用いられるセッ
ターでは、回転ドラムの外周面に感光材料を巻き付け、
この回転ドラムを高速回転しながら、回転ドラムの回転
に同期させて画像データに応じて変調した光ビームを照
射することにより、感光材料を走査露光し、回転ドラム
から取り外した感光材料をプロセッサへ送り出す。この
とき、感光材料は、感光層側の面が下方へ向けられた状
態となっている。
【0006】一方、プロセッサでは、通常、感光層側が
上方へ向けられた状態で挿入される感光材料を処理する
ようになっているが、感光層側が下方へ向けられた状態
でセッターから送り出される感光材料を、そのままの状
態で搬送処理することにより、感光材料を反転する工程
を省いて、装置のコンパクト化及び処理時間の短縮を図
るようにしたものがある。
【0007】また、セッターでは、幅寸法の異なる複数
サイズの感光材料に画像露光を施すことができるものが
あり、これに合わせて、セッターに連結されるプロセッ
サには、幅寸法の小さいサイズから大きいサイズの感光
材料に対する処理が可能となっている。
【0008】ところで、プロセッサには、無端ベルトに
よって感光材料を搬送しながら、無端ベルトの下方から
乾燥風を感光材料へ吹き付けることにより、感光材料を
無端ベルトへ押し付け、無端ベルトの移動によって感光
材料を移動させながら、感光材料の乾燥処理を行うよう
にした乾燥部を備えたものがある。
【0009】これによりプロセッサでは、処理液によっ
て処理された直後の湿った感光材料の感光層にローラ等
が接触するのを抑えて、仕上がり品質の向上を図るよう
にしている。
【0010】しかしながら、乾燥風を感光材料に吹き付
けることにより無端ベルトに押し付けるようにした場
合、乾燥部に挿入された直後の感光材料は、水分等を含
んでいるために比較的重く、感光材料の搬送方向の先端
部が垂れ下がってしまうことがある。特にセッターに装
着される感光材料として、感光層側の面が内方となるよ
うにロール状に巻かれたものが使用されていると、巻き
癖によって感光材料の先端部が垂れ下がりや易くなって
いる。
【0011】また、幅方向に沿った長さが長い感光材料
では、幅方向の端部が垂れ下がってしまうことがある。
【0012】このような感光材料の先端部や幅方向の端
部の垂れ下がりは、乾燥部内での感光材料の搬送不良を
生じさせたり、感光材料の感光層側の面に傷等を生じさ
せて仕上り品質を損ねてしまうという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたものであり、乾燥風によって感光材料を無
端ベルトに押し付けて搬送しながら感光材料の乾燥処理
を行うときに、搬送不良や感光材料の表面の損傷等を確
実に防止した自動現像装置を提案することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、感光材料を搬送しながら処理液によって処
理した後に、前記感光材料の搬送路の上方側に配置され
て前記感光材料の搬送方向に沿って直線状に移動する無
端ベルトと、略矩形箱体形状に形成されて、前記感光材
料の搬送路の下方側に前記無端ベルトに対向して配置さ
れて前記感光材料の幅方向の一端側から供給される乾燥
風を前記搬送路へ向けて噴出すチャンバーと、を備えた
乾燥部内で、前記感光材料を搬送しながら前記チャンバ
ーから噴出す乾燥風によって乾燥処理する自動現像装置
であって、前記チャンバーに長手方向が前記感光材料の
幅方向に沿って形成された複数の前記乾燥風の噴出し口
を前記感光材料の搬送方向に沿って所定間隔で設けると
共に、少なくとも前記感光材料の搬送方向最上流の噴出
し口の前記感光材料の搬送方向に沿った開口幅を下流側
の噴出し口の開口幅よりも広げていることを特徴とす
る。
【0015】この発明によれば、チャンバーに複数の噴
出し口を形成して、それぞれの噴出し口から噴出す乾燥
風によって感光材料を無端ベルトへ押し付けながら搬送
して、乾燥処理する。
【0016】このときに、感光材料の搬送方向に沿って
形成されている複数の噴出し口の中で、最上流の噴出し
口の開口幅を、下流側の噴出し口の開口幅より広げてい
る。言い換えれば、最上流の噴出し口の開口幅よりも下
流側の噴出し口の開口幅を狭めている。
【0017】これにより、最上流の噴出し口から噴出さ
れる乾燥風の風量が増加し、この乾燥風によって感光材
料の先端を確実に持ち上げて、無端ベルトへ押し付ける
ことができるので、乾燥部の上流側で感光材料の先端部
が垂れ下がって、搬送不良が生じてしまうのを確実に防
止することができる。
【0018】また、噴出し口は、開口幅が狭められるこ
とにより、風速が高く(速く)なるので、下流側の噴出
し口から噴出される乾燥風によって感光材料を効率的に
乾燥処理することができ、感光材料に傷等の損傷を生じ
させることなく高品質で仕上げることができる。
【0019】また、本発明では、前記チャンバーに前記
乾燥風が供給されるのと反対側の端部へ向けて徐々にチ
ャンバーの開口断面積を狭めるように前記噴出し口を形
成する天井板に対して傾斜させた整流板を設けていると
きに、前記乾燥風が供給される側と反対側の端部で、前
記天井板と前記整流板とを所定間隔だけ離間させている
ことを特徴とする。
【0020】この発明によれば、乾燥風の供給側と反対
側での整流板と天井板の隙間を適切に設定している。こ
のときに、感光材料の幅方向に沿った両側で乾燥風の風
速が低下しないように設定する.これにより、感光材料
の幅方向に沿って乾燥ムラが生じるのを防止すると共
に、感光材料の幅方向の端部が垂れ下がるのを防止する
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1には本実施の形態に適
用したカラープルーフ作成装置10を示している。この
カラープルーフ作成装置10は、感光材料に画像露光を
施して出力する出力装置であるセッター12に自動現像
装置であるプロセッサ14が連結されている。また、プ
ロセッサ14の排出側(セッター12と反対側)には、
ストッカー16が設けられている。
【0022】セッター12には、内部を遮光する機枠1
8内にマガジン20が装填される。このマガジン20に
は、長尺の感光材料22が、ロール状に巻き取られて収
容されている。また、セッター12には、感光材料22
に画像を形成する記録部24が設けられている。この記
録部24は、回転ドラム26及び記録ヘッド部28を備
えている。
【0023】セッター12では、マガジン20から感光
材料22を引き出すと、図示しないカッタによって所定
長さに切断して記録部24へ送り出す。これにより、感
光材料22がシート状となって記録部24に送り込まれ
る。
【0024】記録部24では、この感光材料22を、感
光層側の面(以下「感光面」とする)を外側へ向けた状
態で回転ドラム26の周面の所定位置に巻き付ける。ま
た、記録部24では、回転ドラム26に設けている図示
しない吸着手段により、回転ドラム26に感光材料22
を吸着保持する。
【0025】記録部24では、回転ドラム26の所定位
置に感光材料22を巻き付けて吸着保持すると、回転ド
ラム26を所定の速度で高速回転させながら、回転ドラ
ム26の回転に同期させて、画像データに応じて変調し
た光ビームを記録ヘッド部28から感光材料22へ照射
することにより感光材料22を走査露光し、感光材料2
2に画像データに応じた画像露光を施す。なお、セッタ
ー12では、R、G、Bの各色に分解した画像データに
基づいて感光材料22を走査露光することにより、感光
材料22にカラー画像を形成するようにしている。
【0026】セッター12は、感光材料22への画像露
光が終了すると、この感光材料22を回転ドラム26か
ら取り外し、感光面を下方へ向けたままの状態で、機枠
18のプロセッサ14側に形成している排出口30から
プロセッサ14へ送り出す。
【0027】セッター12では、所定範囲であれば幅寸
法の異なる感光材料22への画像露光が可能となってお
り、感光材料22の幅方向の中心位置が、回転ドラム2
6の軸線方向に沿った一定位置となるように感光材料2
2を回転ドラム26へ位置決めして画像露光を行う。こ
れにより、プロセッサ14には、所謂センター通しで感
光材料22が挿入される。
【0028】なお、セッター12では、一例として、幅
寸法が506mmから820mmの感光材料22への画
像露光が可能となっており、例えば幅寸法820mm、6
60mm、506mmの感光材料22を用いることにより、
B1サイズ(820mm×1100mm)、B2サイズ(8
20mm×660mm)、A1サイズ(660mm×940m
m)、A2サイズ(506mm×660mm)及びA3
サイズ(506mm×350mm)の各サイズの感光材料
22に画像形成が可能となっており、プロセッサ14に
は、搬送方向に沿った長さが最大で1100mmの感光材
料22がセッター12から送り込まれる。
【0029】プロセッサ14では、感光面が下方へ向け
られた状態で感光材料22を搬送しながら所定の処理を
行う。すなわち、プロセッサ14では、感光面が下方へ
向けられた状態でセッター12から送り込まれる感光材
料22をそのままで搬送して処理することにより、感光
材料22の感光面を反転させるスイッチバック部等を設
けるスペースを省くと共に、感光材料22の反転処理を
行うための時間を短縮して、カラープルーフの迅速な作
成が可能となるようにしている。
【0030】図2に示すように、プロセッサ14には、
機枠32内に処理液処理部34及び乾燥部36が設けら
れている。また、機枠32内には、処理液処理部34の
セッター12側に導入部38が形成されている。なお、
処理液処理部34、乾燥部36及び導入部38の間は、
図示しない隔壁によって区画されている。
【0031】プロセッサ14には、セッター12の排出
口30(図1参照)に対向して、機枠32にスリット状
の挿入口40が形成され、処理液処理部34と導入部3
8の間にスリット状の挿通口42が形成されており、セ
ッター12の排出口30から送り出される感光材料22
は、この挿入口40から導入部38内に挿入される。
【0032】また、導入部38には、挿入口40と挿通
口42の間に、搬送ローラ対44、46が設けられてお
り、プロセッサ14は、セッター12からの搬出信号に
よって図示しない駆動手段を作動させて、搬送ローラ対
44、46を所定速度で回転駆動する。
【0033】これにより、挿入口40から挿入された感
光材料22は、搬送ローラ対44に達すると、搬送ロー
ラ対44に挟持され、セッター12から引出されながら
挿通口42へ向けて挟持搬送され、さらに、搬送ローラ
対46に挟持搬送されて、挿通口42から処理液処理部
34へ送り込まれる。
【0034】なお、搬送ローラ対44の下流近傍に図示
しない感材検出センサが設けられ、この感材検出センサ
によって搬送ローラ対44での感光材料22の挟持の有
無の検出及び感光材料22の幅サイズの判定が可能とな
っている。また、導入部38には、挿入口40にガイド
48が配置され、搬送ローラ対44、46の間にガイド
50が配置されて、感光材料22を挿入口40から処理
液処理部34へ確実に案内搬送できるようになってい
る。
【0035】処理液処理部34には、処理タンク52が
設けられている。処理タンク52には、感光材料22の
搬送方向に沿って順に、現像液を貯留する現像槽54、
漂白定着液を貯留する漂白定着槽56、及びリンス液も
しくは水洗水を貯留するリンス槽58、60、62が形
成されている。
【0036】現像槽54には、処理ラック64が配設さ
れ、漂白定着槽56には、処理ラック66が配設されて
いる。また、リンス槽58〜62のそれぞれには、処理
ラック68A、68B、68Cが配設されている。
【0037】これにより、導入部38から処理液処理部
34へ送り込まれた感光材料22は、現像槽54内、漂
白定着槽56内およびリンス槽58〜62内のそれぞれ
を略U字状に案内搬送され、現像液、漂白定着液及びリ
ンス液に順に浸漬され、現像処理、漂白定着処理及びリ
ンス処理が施される。なお、互いに隣接する処理ラック
の間には、クロスオーバー部が形成されており、感光材
料22は、このクロスオーバ部によって上流側の処理槽
から下流側の処理槽へ円滑に湾曲されながら案内搬送さ
れる。
【0038】リンス処理が終了して最下流のリンス槽6
2から送り出される感光材料22は、処理液処理部34
と乾燥部36との間に形成されているスリット状の挿通
口70から乾燥部36へ送り込まれる。このとき、感光
材料22は、挿通口70に隣接して、リンス槽62の処
理ラック68Cに設けているスクイズローラによって、
表裏面からリンス液が絞り落とされながら乾燥部36へ
送り込まれる。
【0039】ここで、図2乃至図8を参照しながら、プ
ロセッサ14に設けられている乾燥部36を詳細に説明
する。
【0040】図2乃至図4に示すように、乾燥部36に
は、挿通口70(図4では図示省略)側にローラ72が
設けられ、排出口74(図4では図示省略)側にローラ
76が設けられている。また、乾燥部36内には、ロー
ラ72の上方にローラ78が設けられ、ローラ72、7
6の間の上方にローラ80が設けられている。
【0041】図3及び図4に示すように、乾燥部36に
は、感光材料22の搬送方向と直交する幅方向の両側
に、側板100が対で設けられており(図3及び図4で
は一方のみを図示)、ローラ72、76、78、80
は、この一対の側板100に掛け渡されて軸支されてい
る。
【0042】図2乃至図4に示すように、乾燥部36に
は、ローラ72、76の間の上方側でローラ78の高さ
位置にテンションローラ88が配置され、側板100の
間に掛け渡されて軸支されている。
【0043】また、乾燥部36には、ローラ72、7
6、78、80及びテンションローラ88の間に、無端
ベルトとしてメッシュベルト82が巻き掛けられてい
る。このメッシュベルト82は、一周の長さが、プロセ
ッサ14で処理する感光材料22の中で搬送方向に沿っ
た長さが最大サイズの感光材料22よりも長く、また、
幅寸法がプロセッサ14で処理する感光材料22の中で
最大幅の感光材料22よりも大きくなっている。
【0044】乾燥部36では、このメッシュベルト82
を、ローラ72、76、78及びテンションローラ88
に巻きかけると共に、ローラ76とテンションローラ8
8との間で、折り返すようにしてローラ80に巻き掛け
ている。また、メッシュベルト82は、乾燥部36での
感光材料22の搬送路の上方側に設けられて、ローラ7
2、76の間でメッシュベルト82が感光材料22の搬
送路に対向するようになっている。
【0045】このメッシュベルト82は、ローラ76が
図示しない駆動手段の駆動力によって回転駆動されるこ
とにより、ローラ72、76の間で、感光材料22の搬
送方向に沿って、感光材料22の搬送速度に合わせた線
速度で移動するようになっている。
【0046】図3及び図4に示すように、側板100に
は、長手方向が感光材料22の搬送方向に沿った長孔1
02が形成されている。図4に示すように、テンション
ローラ88は、回転軸88Aが挿入されている図示しな
い軸受がこの長孔102内に挿入されて軸支されてい
る。また、側板100には、ローラ76の上方側に、係
止ピン104が取り付けられており、この係止ピン10
4とテンションローラ88の回転軸88A(図示しない
軸受)の間に引張コイルバネ106が掛け渡されてい
る。
【0047】これにより、テンションローラ88は、メ
ッシュベルト82をローラ78、80の間で引き伸ばす
方向へ付勢され、メッシュベルト82に引張コイルバネ
106の付勢力に応じた張力を付与している。
【0048】図2乃至図4に示すように、乾燥部36に
は、ローラ72に対向してローラ84が設けられ、ロー
ラ76に対向してローラ86が設けられている。図4に
示すように、ローラ84、86は、捻りバネ108によ
ってローラ72、76のそれぞれへ向けて付勢されてお
り、これにより、ローラ72、84及びローラ76、8
6は、感光材料22を挟持して搬送力を付与するように
なっている。
【0049】挿通口70を通過した感光材料22は、ロ
ーラ72、84の間へ送り込まれるようになっており、
これにより、感光材料22は、ローラ72、84によっ
てメッシュベルト82の下面側に沿って送り出される。
また、ローラ76、86は、メッシュベルト82の下面
に沿って移動する感光材料22が送り込まれることによ
り、この感光材料22を排出口74へ向けて送り出す。
なお、図3及び図4に示すように、ローラ76、86と
排出口74の間には、ガイド板110A、110Bが上
下に対で配置されており、感光材料22は、このガイド
板110A、110Bによって斜め下方へ案内されて排
出口74から送り出される。
【0050】ところで、図2乃至図4に示すように、乾
燥部36には、ローラ84、86の間で、メッシュベル
ト82に対向してチャンバー90が設けられている。
【0051】図5に示すように、チャンバー90は、感
光材料22の搬送方向(矢印A方向)の両側に対で配置
された立壁112、114が、搬送幅方向の一端側で、
立壁116によって連結されている。また、チャンバー
90には、立壁112、114、116の間に底板とし
て整流板118が設けられ、この整流板118に対向し
て感光材料22の搬送路側(図5の紙面上方側)に複数
の天井板120が取り付けられている。
【0052】これにより、図3乃至図6に示すように、
チャンバー90は、感光材料22の搬送幅方向の一端側
が開口されて(以下「開口部122」とする)、内部が
中空の矩形箱体形状に形成されている。
【0053】図4乃至図6に示すように、天井板120
は、断面が略コ字状の帯板状に形成されており、長手方
向が感光材料22の搬送幅方向に沿うように配置され、
感光材料22の搬送方向に沿って並べられて取り付けら
れている。また、互いに隣接する天井板120の間は、
所定の間隔wで取り付けられている。
【0054】これにより、チャンバー90には、感光材
料22の搬送路側に開口幅w(図5参照)のスリット状
の噴出し口92が形成されている。
【0055】乾燥部36には、ヒータと送風ファン等を
用いた一般的構成の図示しない乾燥風発生手段が設けら
れており、感光材料22を最適に加熱するように設定さ
れた温度に加熱された乾燥風が、乾燥風発生手段によっ
て生成され、図示しないダクトを介して開口部122側
からチャンバー90に供給されるようになっている。
【0056】これにより、チャンバー90は、この乾燥
風発生手段によって発生された乾燥風を、噴出し口92
から感光材料22の搬送路、すなわちメッシュベルト8
2へ向けて噴出すようになっている。
【0057】ローラ72、84によってメッシュベルト
82の下面に沿って送り出される感光材料22は、噴出
し口92から噴出される乾燥風によってメッシュベルト
82の下面側に押し付けられ、メッシュベルト82の移
動に伴って一体でローラ76、86の間へ移動する。こ
れと共に、感光材料22は、噴出し口92から噴出され
る乾燥風によって加熱されて乾燥される。
【0058】なお、図2乃至図4に示すように、乾燥部
36には、ローラ72とローラ76の間で、メッシュベ
ルト82に対向するように抑えローラ94が設けられて
おり、この抑ローラ94によって、乾燥風が吹きつけら
れるメッシュベルト82がローラ72、76の間で撓ん
でしまうのを防止している。
【0059】また、図4に示すように、乾燥部36に
は、一対の側板100の上端に遮熱板124が掛け渡さ
れており、この遮熱板124によって、チャンバー90
との間でメッシュベルト82を囲う乾燥室126を形成
すると共に、乾燥風の熱が乾燥部36の上方の図示しな
いカバーを加熱してしまうのを防止している。
【0060】図4及び図5に示すように、チャンバー9
0には、感光材料22の搬送方向に沿った両端の立壁1
12、114に、断面略L字形状の当て板128、13
0が取り付けられている。感光材料22の搬送方向下流
側の当て板130は、隣接する天井板120との間が、
間隔wで取り付けられており、これにより、最下流の天
井板120と当て板130との間にも、スリット状の噴
出し口92が形成されている。
【0061】また、感光材料22の搬送方向上流側の当
て板128は、隣接する天井板120との間が、間隔w
よりも広い間隔wS(w<wS)で取り付けられており、
これにより、チャンバー90には、最上流の天井板12
0と当て板128との間に、噴出し口92として、開口
幅の広い(間隔wS)噴出し口92Aが形成されてい
る。なお、以下では、噴出し口92の開口幅を開口幅w
とし、噴出し口92Aの開口幅を開口幅wSとする。
【0062】すなわち、チャンバー90では、最上流の
噴出し口92Aよりも、下流側の噴出し口92の開口幅
が狭められている。なお、本実施の形態では、一例とし
て、噴出し口92Aの開口幅wSを5.5mm(wS
5.5)として、これ以外の噴出し口92の開口幅wを
1.5mm(w=1.5)としている。
【0063】これにより、乾燥部36では、噴出し口9
2Aから噴出される乾燥風の風量が1.55(m3/mi
n)となり、噴出し口92から噴出される乾燥風の風量
が0.29(m3/min)となるようにしている。すなわ
ち、チャンバー90では、感光材料22の搬送方向最上
流の噴出し口92Aから多量の乾燥風が噴出されるよう
にしている。なお、以下では、噴出し口92、92Aを
特に区別しないときには、噴出し口92とする。
【0064】一方、図4乃至図6に示すように、整流板
118は、開口部122側から開口部122と反対側の
立壁116へ向けて、チャンバー90の開口面積を狭め
るように傾斜されている。図6に示すように、この整流
板118の傾斜角度αは、例えば1.15°(α=1.
15)と極めて緩やかにしている。また、この整流板1
18には、開口部122側で傾斜角度が大きい傾斜部1
18Aが形成されている。
【0065】これにより、チャンバー90では、噴出し
口92Aを含む噴出し口92のそれぞれから、感光材料
22の幅方向に沿って略均一な風速で乾燥風を噴出すよ
うにしており、風速を略均一にすることにより、感光材
料22の幅方向に沿って略均一な風量の乾燥風を吹き付
けることができるようにしている。
【0066】また、図5及び図6に示すように、整流板
118は、開口部122と反対側の端部で、天井板12
0との間隔が所定の間隔x(図6参照)となるように、
立壁116に連結されている。
【0067】これにより、チャンバー90では、感光材
料22の幅方向で、開口部122側と反対側の端部で、
噴出し口92、92Aから噴出される乾燥風の風量が低
下してしまうのを防止している。すなわち、チャンバー
90では、立壁116側で整流板118と天井板120
との間に隙間を形成することにより、立壁116の近傍
まで多量に乾燥風が供給されるようにして、噴出し口9
2、92Aから噴出される乾燥風の風量が立壁116側
で低下してしまうのを防止するようにしている。
【0068】また、図5に示すように、当て板128に
は、所定間隔で切欠き128Aが形成され、当て板13
0には、この切欠き128Aに対向して切欠き130A
が形成されている。図4及び図5に示すように、当て板
128の切欠き128Aと当て板130の切欠き130
Aの間には、ワイヤ132が掛け渡されている。
【0069】これにより、チャンバー90では、仮に、
メッシュベルト82から感光材料22の端部に垂れ下が
りが生じたときに、この感光材料22が噴出し口92を
形成している天井板120の上端部に引っ掛かって搬送
不良が生じてしまうのを防止するようにしている。
【0070】一方、開口部122からチャンバー90内
に供給された乾燥風は、噴出し口92、92Aから噴出
されることにより、感光材料22の表面に沿って、開口
部122を反対側に流れる。
【0071】図3に示すように、乾燥部36(乾燥室1
26)には、チャンバー90の開口部122と反対側と
なる側板100に、通気孔134、136が形成され、
さらに、この側板100と機枠32との間には、混合室
138が設けられており、乾燥室126内の空気は、チ
ャンバー90の噴出し口92から乾燥風が噴出されるこ
とにより、通気孔134、136から混合室138へ流
出するようになっている。
【0072】前記した図示しない乾燥風発生手段は、こ
の混合室138内の空気を吸引して、乾燥風を生成する
ようになっている。また、機枠32には、吸気ファン1
40が設けられており、この吸気ファン140が作動す
ることにより、機枠32外の空気が混合室138に吸引
されて、乾燥室126内から混合室138に流れ出した
空気と混合されながら、乾燥風発生手段によって吸引さ
れるようになっている。
【0073】これにより、乾燥部36に設けている図示
しない乾燥風発生手段は、感光材料22を乾燥すること
により高湿度となった空気を、機外の空気と混合するこ
とにより、低湿度の乾燥風を生成するようにしている。
【0074】このように構成されているプロセッサ14
が設けられているカラープルーフ作成装置10では、ま
ず、セッター12で、カラープルーフを形成する感光材
料22を、画像データに応じて露光する。このとき、セ
ッター12では、画像データに応じた幅寸法の感光材料
22をマガジン20から引出して、画像データに応じた
長さに切断して、記録部24へ送り込む。すなわち、画
像データに応じたサイズの感光材料22を記録部24へ
送り込む。
【0075】記録部24では、この感光材料22を回転
ドラム26に巻きつけて吸着保持した後、回転ドラム2
6を高速回転しながら、画像データに応じて変調した光
(レーザ光)ビームを、回転ドラム26の回転に同期さ
せて照射することにより、回転ドラム26に吸着保持し
た感光材料22を走査露光する。これにより、感光材料
22には、画像データに応じた画像が露光される。な
お、感光材料22の露光は、従来公知の任意の構成を適
用することができる。
【0076】セッター12では、感光材料22の露光が
終了すると、この感光材料22を回転ドラム26から取
り外しながら、排出口30へ向けて搬送して、排出口3
0から送り出される。これと共に、セッター12は、感
光材料22の搬出信号をプロセッサ14へ出力する。
【0077】このセッター12には、プロセッサ14が
連結されており、排出口30から送り出される感光材料
22は、排出口30に対向しているプロセッサ14の挿
入口40へ送り込まれる。プロセッサ14では、セッタ
ー12からの搬出信号に基づいて搬送ローラ対44、4
6等を回転駆動する。
【0078】これにより、プロセッサ14の挿入口40
から挿入された感光材料22が挿入口40に対向して配
置されている搬送ローラ対44の間へ送り込まれると、
搬送ローラ対44がこの感光材料22を挟持し、セッタ
ー12から引出しながらプロセッサ14内に引き入れ
る。
【0079】搬送ローラ対44によってプロセッサ14
内に引き入れられた感光材料22は、まず、処理液処理
部34へ送り込まれて、現像液、漂白定着液及びリンス
液のそれぞれに順に浸漬されながら搬送されて、現像処
理、漂白定着処理及びリンス処理が行われる。また、最
下流のリンス槽62でのリンス処理の終了した感光材料
22は、乾燥部36へ送られることにより、乾燥処理が
施されて、排出口74からストッカー16へ排出され
る。
【0080】乾燥部36では、ローラ72、ローラ84
によって感光材料22を挟持してメッシュベルト82の
下方側へ送り出す。また、乾燥部36では、チャンバー
90に設けている噴出し口92から、メッシュベルト8
2へ向けて乾燥風を噴出す。
【0081】これにより、感光材料22は、チャンバー
90の噴出し口92から噴出される乾燥風によってメッ
シュベルト82の下面に押し付けられ、メッシュベル8
2の移動に伴って乾燥室126内を、ローラ76、86
の間へ向けて移動される。このときに、感光材料22
は、チャンバー90の噴出し口92から噴出される乾燥
風によって加熱乾燥され、ローラ76、86によって排
出口74から送り出される。
【0082】ところで、セッター12では、ロール状に
巻き取られている感光材料22に画像露光を施して排出
し、プロセッサ14の乾燥部36では、この感光材料2
2の感光面を下方へ向けて搬送しており、巻き癖によっ
て感光材料22の先端部が撓みやすくなっている。
【0083】また、プロセッサ14では、リンス槽62
から送り出される感光材料22の表面に付着しているリ
ンス液(水)を絞り落としながら乾燥部36へ送り込む
が、処理液処理部34内で、現像液、漂白定着液および
リンス液によって処理されることにより、感光材料22
は、支持体が膨潤して比較的重量が大きくなっている。
【0084】このために、乾燥部36の最上流でローラ
72、84の間から送り出される感光材料22の先端部
は、下方へ向けて撓みやすくなっている。すなわち、感
光材料22が、感光面を内方側としてロール状に巻かれ
ていると、この感光材料22を略水平に搬送しようとし
たときに、先端が下方に垂れ下がり易くなり、感光面が
外側となるように巻かれていた場合でも、乾燥部36内
を搬送するときに、先端がメッシュベルト82に当接す
ることにより、先端部が下方へ向けて垂れ下がりやすく
なっている。
【0085】一方、乾燥部36に設けているチャンバー
90は、感光材料22の搬送方向最上流側の噴出し口9
2Aの開口幅wSを、下流側の噴出し口92の開口幅w
よりも大きくし、最上流の噴出し口92Aから多量の乾
燥風を噴出すようにしている。
【0086】これにより、ローラ72、74によって送
り出された感光材料22の先端部は、噴出し口92Aか
ら多量に噴出される乾燥風によって、下方へ向けて撓む
のが防止されて、確実にメッシュベルト82へ押し付け
られる。
【0087】したがって、乾燥部36では、感光材料2
2の先端部が撓んでメッシュベルト82から離れたり、
チャンバー90の天井板120に引っかかって搬送不良
が生じるのを防止して、確実に感光材料22の先端部を
メッシュベルト82へ押し付けた状態で搬送することが
できる。
【0088】図7には、噴出し口92の開口幅に対する
乾燥風の風量の測定結果を示している。
【0089】なお、乾燥部36では、感光材料22の幅
方向に沿った噴出し口の開口長さを900mmとしてお
り、感光材料22は、この噴出し口92上をセンター通
して通過する。このときに、幅寸法が最大サイズ(82
0mm)の感光材料22の端部が、噴出し口92Aの、開
口部122と反対側の端部から約100mmの位置を通
過するようにしている。
【0090】また、図7では、噴出し口92Aの開口幅
Sを5.5mmとしたときの風量の変化を実線で示
し、噴出し口92Aの開口幅wSを、他の噴出し口92
の開口幅wと同じに、1.5mmとしたときの風量の変
化を二点鎖線で示している。
【0091】この図で明らかなように、チャンバー90
では、開口幅wSの噴出し口92Aから多量の乾燥風を
噴出すことができるようになっている。また、噴出し口
92Aでは、感光材料22の幅方向に沿って全体的に風
量の増加が図られている。
【0092】これにより、感光材料22の先端部は、チ
ャンバー90の噴出し口92Aから噴出される乾燥風に
よって確実に持ち上げられることになり、感光材料22
の先端が垂れ下がることによる搬送不良が確実に防止さ
れる。すなわち、チャンバー90では、噴出し口92A
から噴出す乾燥風によってローラ72、84から送り出
される感光材料22を持ち上げて確実にメッシュベルト
82へ押し付けることができる。
【0093】また、チャンバー90では、噴出し口92
の開口幅wを噴出し口92Aの開口幅wSよりも小さく
なっていることにより、噴出し口92から噴出される乾
燥風の風速を高くしており、これにより、感光材料22
を短時間で効率的に乾燥処理できるようにしている。
【0094】すなわち、乾燥風の風速が増加することに
より、感光材料22の表面に低湿度の乾燥風を供給した
後に、この乾燥風によって、感光材料22から蒸発した
水分を含んで高湿度となっている空気を迅速に除去する
ことができ、これにより、感光材料22の効率的な乾燥
処理が可能となるようにしている。
【0095】一方、チャンバー90では、開口部122
と反対側の立壁116側の端部で、天井板120と整流
板118の間を間隔xだけ離間させており、これによ
り、噴出し口92から噴出される乾燥風の風速が、立壁
116側で低下するのを防止している。このとき、間隔
xを適切に設定することにより、チャンバー90の開口
部122側で、乾燥風の風速が低下してしまうのを抑え
ることができる。
【0096】図8には、立壁116側で、天井板120
と整流板118の間隔に対する感光材料22の幅方向で
ある噴出し口92の長手方向に沿った風量の変化を示し
ている。なお、図8では、間隔xのときの風量の変化を
実線で示し、間隔x1を1.5mm(x1=1.5)とし
たときを一点鎖線で示し、間隔x2を4.0mm(x 2
4.0)としたときを二点鎖線で示している。
【0097】図8で明らかなように、整流板118と天
井板120の間隔を狭くすると、立壁116側で乾燥風
の風量の低下が生じる。また、間隔を広げすぎると、開
口部122側で風速の低下が生じる。
【0098】ここから、チャンバー90では、この間隔
xを適切に設定することにより、噴出し口92から噴出
される風量の均一化を図り、感光材料22の幅方向、特
に、幅方向の両端部で乾燥ムラが生じるのを確実に防止
して、感光材料22を均一に乾燥できるようにしてい
る。
【0099】また、感光材料22の幅方向の両側で乾燥
風の風速低下が生じるのを防止することにより、感光材
料22の幅方向の端部に垂れ下がりが生じて、感光材料
22の搬送不良が発生してしまうのを確実に防止するこ
とができる。
【0100】このように、感想部36に設けているチャ
ンバー90は、感光材料22の搬送不良が発生してしま
うのを確実に防止しながら、感光材料22の効率的な乾
燥が可能となるようになっている。
【0101】また、プロセッサ14では、感光面が下方
へ向けられた感光材料22を乾燥処理するときに、感光
材料22の搬送路の上方側に設けているメッシュベルト
82へ、搬送路の下方側に設けているチャンバー90か
ら乾燥風を吹き付けるようにするときに、感光材料22
の感光面に、傷等を生じさせってしまうことなく、高品
質に仕上げることができる。
【0102】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の自動現像装置の構成を限定するものでない。例え
ば、本実施の形態では、プロセッサ14の上流側にセッ
ター12を連結し、セッター12から送り出される検版
作成用の感光材料22をプロセッサ14によって処理す
るたカラープルーフ作成装置10を例に説明したが、本
発明の自動現像装置は、これに限らず、従来公知の種々
の感光材料(紙、フィルム、金属プレート等を支持体と
する銀塩、PS版、乾式など)を処理する自動現像装置
に適用することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、感
光材料の先端部や幅方向の両端部に垂れ下がりが生じる
のを確実に防止して、感光材料の効率的な乾燥処理を行
うことができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したカラープルーフ作成装
置の概略構成図である。
【図2】本発明を適用したプロセッサの概略構成図であ
る。
【図3】乾燥部の上流側に隣接するリンス槽及びリンス
槽に設けた処理ラックの要部を示す概略構成図である。
【図4】図4に示す処理ラックの乾燥部側の要部を示す
概略斜視図である。
【図5】チャンバーの概略構成を示す要部斜視図であ
る。
【図6】噴出し口に沿って切断したチャンバーの概略断
面図である。
【図7】感光材料の搬送幅方向に沿った乾燥風の風量の
変化の一例を示す線図である。
【図8】感光材料の搬送幅方向に沿った乾燥風の風速の
変化の一例を示す線図である。
【符号の説明】
10 カラープルーフ作成装置 12 セッター 14 プロセッサ(自動現像装置) 22 感光材料 32 機枠 34 処理液処理部 36 乾燥部 82 メッシュベルト(無端ベルト) 90 チャンバー 92、92A 噴出し口 116 立壁 118 整流板 120 天井板 122 開口部 126 乾燥室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光材料を搬送しながら処理液によって
    処理した後に、前記感光材料の搬送路の上方側に配置さ
    れて前記感光材料の搬送方向に沿って直線状に移動する
    無端ベルトと、略矩形箱体形状に形成されて、前記感光
    材料の搬送路の下方側に前記無端ベルトに対向して配置
    されて前記感光材料の幅方向の一端側から供給される乾
    燥風を前記搬送路へ向けて噴出すチャンバーと、を備え
    た乾燥部内で、前記感光材料を搬送しながら前記チャン
    バーから噴出す乾燥風によって乾燥処理する自動現像装
    置であって、 前記チャンバーに長手方向が前記感光材料の幅方向に沿
    って形成された複数の前記乾燥風の噴出し口を前記感光
    材料の搬送方向に沿って所定間隔で設けると共に、少な
    くとも前記感光材料の搬送方向最上流の噴出し口の前記
    感光材料の搬送方向に沿った開口幅を下流側の噴出し口
    の開口幅よりも広げていることを特徴とする自動現像装
    置。
  2. 【請求項2】 前記チャンバーに前記乾燥風が供給され
    るのと反対側の端部へ向けて徐々にチャンバーの開口断
    面積を狭めるように前記噴出し口を形成する天井板に対
    して傾斜させた整流板を設けているときに、前記乾燥風
    が供給される側と反対側の端部で、前記天井板と前記整
    流板とを所定間隔だけ離間させていることを特徴とする
    請求項1に記載の自動現像装置。
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