JP2003282670A - 基板保持アーム、基板搬送装置、基板処理装置および基板保持方法 - Google Patents

基板保持アーム、基板搬送装置、基板処理装置および基板保持方法

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JP2003282670A
JP2003282670A JP2002088030A JP2002088030A JP2003282670A JP 2003282670 A JP2003282670 A JP 2003282670A JP 2002088030 A JP2002088030 A JP 2002088030A JP 2002088030 A JP2002088030 A JP 2002088030A JP 2003282670 A JP2003282670 A JP 2003282670A
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wafer
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substrate holding
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Nobuyuki Hirai
信行 平井
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価な構成で基板を正確に位置決めして保持す
ることができる基板保持アーム、およびこのような基板
保持アームを備えた基板搬送機構、ならびにこのような
基板搬送機構を有する基板処理装置を提供する。 【解決手段】ハンド11,12の先端側に規制部材8
1,83が設けられ、基端部側に傾斜部材82,84が
設けられている。ウエハWは、傾斜面97を自重により
滑り落ちて、規制面88によって水平移動が規制された
状態に位置決めされ、支持面87および傾斜面97によ
って支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイパネ
ル用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基
板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板等に代
表される各種の基板を保持するための基板保持アーム、
これを用いた基板搬送機構および基板処理装置、ならび
に上記のような基板を保持するための基板保持方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体装置の製造工程におい
て半導体ウエハ(以下単に「ウエハ」という。)を処理
するために用いられる枚葉型の基板処理装置は、ウエハ
をほぼ水平に保持して回転するスピンチャックと、この
スピンチャックに保持されて回転されているウエハ表面
に処理液(薬液または純水)を供給する処理液供給ノズ
ルとを備えている。スピンチャックには、ウエハの裏面
(下面)を吸引して保持する吸引保持型のもの(いわゆ
るバキュームチャック)が用いられる場合がある。
【0003】吸引保持型のスピンチャックが用いられる
場合には、このスピンチャックの回転軸とウエハの中心
とを高精度に合わせる必要がある。もしも、スピンチャ
ックの回転軸とウエハの重心とが大きくずれていれば、
ウエハが偏心して回転することになるから、吸引保持に
不具合が生じることがあるうえ、処理が不十分となるお
それもある。そこで、搬送ロボットからスピンチャック
の吸引保持面にウエハを受け渡す前に、ウエハの位置合
わせを行う必要がある。このような位置合わせには、た
とえば、位置合わせ専用のステージを設け、このステー
ジ上にウエハを一旦載置して位置決めを行った後に、こ
のウエハをスピンチャックの吸引保持面に受け渡す構成
が採用される場合がある。
【0004】また、このような位置決めステージを排除
するために、搬送ロボットの基板保持アームにウエハを
把持するグリップ機構を設けたり、基板保持アーム上に
ウエハを位置決めするためのガイド部材が設けられる場
合がある。ガイド部材は、たとえば、ウエハ下面の周縁
を支持する支持部と、この支持部から立ち上がってウエ
ハの端面を規制する規制面と、この規制面の上端縁に連
なり、上記支持部へとウエハの端部を案内する案内傾斜
面とを備えている。このようなガイド部材が、ウエハの
周端面に対応した4箇所に設けられて、この4箇所にお
いてウエハの周端面が規制された状態で当該ウエハが保
持されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基板処理装置
内に位置決めステージを設けると、コストが高くつくう
え、平面視における基板処理装置の大型化が避けられな
いから、クリーンルーム内の大きな床面積を占有するこ
とになり、省スペース化の要請に反する。また、基板保
持アームにグリップ機構を設ければ、搬送ロボットのコ
ストが高くつくから、結局、基板処理装置のコスト増加
が避けられない。
【0006】さらに、基板保持アーム上のガイド部材に
よる位置決めを正確に行おうとすると、ガイド部材の取
り付け精度や加工精度を高める必要があり、やはり、コ
ストが高くつくことになる。そこで、この発明の目的
は、安価な構成で基板を正確に位置決めして保持するこ
とができる基板保持アーム、およびこのような基板保持
アームを備えた基板搬送機構、ならびにこのような基板
搬送機構を有する基板処理装置を提供することである。
【0007】また、この発明の他の目的は、安価な構成
で基板を確実に位置決めして保持することができる基板
保持方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、基板
(W)を保持するための基板保持アーム(11,12,
21,22)であって、基板を保持する際に基板の端部
に当接して基板のずれを規制する規制部(88)を有
し、基板を支持する規制部材(81,83,91,9
3)と、基板を保持する際に上記規制部材とは異なる位
置で上記基板の端部に当接する傾斜部(97)を有し、
基板を支持する傾斜部材(82,84,92,94)と
を含むことを特徴とする基板保持アームである。なお、
括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素
等を表す。以下、この項において同じ。
【0009】この発明によれば、基板の端部は、ある位
置で規制部に当接してそのずれが規制され、他の位置で
傾斜部に当接する。したがって、基板は、自重により傾
斜部を案内されて、規制部によってずれが規制された状
態に位置決めされる。このようにして、位置決めステー
ジやグリップ機構を要することなく、基板保持アーム上
で基板を正確に位置決めすることができる。しかも、傾
斜部材に設けられた傾斜部によって、基板を正確な位置
に案内するとともに、この傾斜部で基板の端部を支持す
る構成であるので、規制部材および傾斜部材には高い加
工精度が要求されることもない。よって、安価な構成で
基板保持アーム上における基板の位置決めを正確に行う
ことができる。
【0010】上記規制部と傾斜部とは、一定の固定的な
位置関係を有していることが好ましい。すなわち、基板
保持アーム上の固定位置に規制部および傾斜部を設ける
ことにより、簡単な構成で、基板を位置決めして保持で
きる。請求項2記載の発明は、上記規制部材と傾斜部材
との組が少なくとも2組設けられていることを特徴とす
る請求項1記載の基板保持アームである。この構成によ
れば、基板の保持を確実に行うことができるとともに、
基板の位置決めを異なる2つの方向から行うことができ
るから、さらに正確な基板の位置決めが可能になる。
【0011】規制部材と傾斜部材との2つの組は、2つ
の規制部材と2つの傾斜部材とで構成することができる
が、このほかにも、たとえば、2つの規制部材と、1つ
の傾斜部材とで、規制部材と傾斜部材との組を2組構成
してもよい。すなわち、1つの傾斜部材を2つの規制部
材による基板規制位置への基板の案内に兼用してもよ
い。同様に、1つの規制部材と、2つの傾斜部材で、規
制部材と傾斜部材との組を2組構成してもよい。この場
合には、2つの傾斜部材によって、1つの規制部材によ
る規制位置へと基板が案内されることになる。
【0012】請求項3記載の発明は、上記規制部材と傾
斜部材とは、当該基板保持アームに保持された状態の基
板の中心を挟んで互いに対向する位置に設けられている
ことを特徴とする請求項1または2記載の基板保持アー
ムである。この構成によれば、自重により傾斜部材の傾
斜部を案内された基板は、確実に規制部材の規制部に当
接するから、基板の位置決めを確実に行うことができ
る。請求項4記載の発明は、上記傾斜部材の傾斜部は、
水平面に対して45度以上90度未満(好ましくは、4
5度以上80度以下、さらに好ましくは、45度以上7
0度以下)の傾斜角で傾斜していることを特徴とする請
求項1ないし3のいずれかに記載の基板保持アームであ
る。
【0013】この構成により、傾斜部による基板の案内
を良好に行うことができる。請求項5記載の発明は、上
記規制部材および傾斜部材は、基板を水平面に対して傾
斜した状態で保持するものであることを特徴とする請求
項1ないし4のいずれかに記載の基板保持アームであ
る。この構成によれば、基板が水平面に対して傾斜して
いるから、傾斜部による案内によって、基板を確実に規
制部に当接する正確な位置に導くことができる。
【0014】なお、基板が、その自重によって傾斜部材
の傾斜部を案内される限りにおいて、基板は必ずしも傾
斜状態で保持される必要はなく、正確な位置に位置決め
された状態での基板面が水平面にほぼ沿っていてもよ
い。請求項6記載の発明は、上記規制部材の規制部およ
び上記傾斜部材の傾斜部は、総数で3個以上設けられて
おり、これらの規制部および傾斜部は、当該基板保持ア
ームに保持された状態の基板との当接部位を線分で結ん
で形成される図形内に当該基板の重心が含まれるように
配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のい
ずれかに記載の基板保持アームである。
【0015】この構成によれば、規制部および傾斜部の
基板との当接部位を線分で結んで形成される図形内に基
板の重心が含まれるようになっているから、基板を安定
に保持することができる。なお、規制部または傾斜部と
基板との当接部位は、点接触であってもよいし、線接触
(直線で接触していてもよいし、曲線で接触していても
よい。)するようになっていてもよい。規制部および傾
斜部が基板と点接触する場合には、3個以上の基板との
接触点を結んでできる多角形内に基板の重心が含まれて
いれば、この基板を安定に保持することができる。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれかに記載の基板保持アームである第1基板保持
アーム(11,12;21,22)を有する第1基板搬
送機構(IR;CR)と、上記第1基板保持アームと基
板を直接受け渡しする第2基板保持アーム(21,2
2;11,12)を有する第2基板搬送機構(CR;I
R)とを含むことを特徴とする基板搬送装置である。こ
の構成によれば、第1の基板保持アーム上で基板を正確
に位置決めすることができるので、この第1基板保持ア
ームから第2基板保持アームへの基板の直接受け渡しを
確実に行うことができ、搬送不良を防止できる。
【0017】上記第1および第2基板搬送機構は、少な
くともいずれか一方が、第1基板保持アームまたは第2
基板保持アームを駆動するアーム駆動機構を有している
ことが好ましい。このアーム駆動機構は、たとえば、基
板保持アームを基板受け渡し位置に向かって進退させる
進退駆動機構(51,52;31,32)と、基板保持
アームを他方の基板保持アームに対して相対的に上下動
させる昇降駆動機構とを含んでいてもよい。さらに、上
記アーム駆動機構は、所定の回転軸線(たとえば鉛直方
向に沿う回転軸線)まわりに基板保持アームを回転させ
る回転駆動機構を含んでいてもよい。
【0018】請求項8記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれかに記載の基板保持アーム(21,22)を有
する基板搬送機構(CR)と、この基板搬送機構との間
で基板の受け渡しを行い、受け取った基板を吸引して保
持する基板保持機構(1)と、この基板保持機構に保持
された基板に対して処理を施す基板処理手段(3)とを
含むことを特徴とする基板処理装置である。
【0019】この発明によれば、基板保持アーム上で基
板を正確に位置決めすることができるので、基板保持機
構に受け渡された基板は、正確な位置で吸引保持される
ことになる。これにより、基板保持機構による基板の吸
引保持が良好に行われるとともに、この基板に対する処
理も良好に行うことができる。しかも、基板の位置決め
のための位置決めステージ等を要しないので、基板処理
装置の専有面積を小さくすることができる。
【0020】上記基板保持機構は、たとえば、基板を吸
引保持して回転するものであってもよい。この場合に、
基板保持アーム上で正確な位置に基板が位置決めされて
いるから、たとえば、基板保持機構の回転中心と基板の
重心とをほぼ正確に位置合わせした状態で、当該基板を
基板保持機構に吸引保持させることができる。これによ
り、基板保持機構の回転時に基板が偏心回転したりする
ことを防止できる。請求項9記載の発明は、基板(W)
を基板保持アーム(11,12,21,22)上に保持
するための方法であって、基板を保持する際に基板の端
部に当接して基板のずれを規制する規制部(88)を有
し、基板を支持する規制部材(81,83,91,9
3)と、基板を保持する際に上記規制部材とは異なる位
置で上記基板の端部に当接する傾斜部(97)を有し、
基板を支持する傾斜部材(82,84,92,94)と
を基板保持アーム上に設け、上記基板の自重により、上
記規制部に当該基板の端部が当接するまで当該基板を上
記傾斜部上で滑らせて位置決めし、この位置決めされた
状態で当該基板を保持することを特徴とする基板保持方
法である。
【0021】この発明により、請求項1の発明に関して
述べた効果と同様な効果を達成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態が適用された基板処理装置のレイアウ
トを示す図解的な平面図である。この基板処理装置は、
基板の一例としての半導体ウエハ(以下、単に「ウエ
ハ」という。)Wに対して、洗浄処理やエッチング処理
等の各種の処理を施すための装置である。この基板処理
装置は、基板処理ユニット100と、この基板処理ユニ
ット100に結合されたインデクサユニット200とを
備えている。
【0023】基板処理ユニット100は、複数個(この
実施形態では4個)の処理部101,102,103,
104と、これらの処理部101〜104に取り囲まれ
るように中央に配置された主搬送ロボットCRとを備え
ている。この主搬送ロボットCRは、インデクサユニッ
ト200との間でウエハWの受け渡しを行うことができ
るとともに、処理部101〜104に対してウエハWの
搬入/搬出を行うことができる。
【0024】インデクサユニット200は、直方体形状
の有蓋容器であるポッドPに収容された状態でウエハW
が置かれるウエハステーション201と、ウエハステー
ション201に置かれたポッドPに対してウエハWを搬
入/搬出することができ、かつ、主搬送ロボットCRと
の間でウエハWの受け渡しを行うことができるインデク
サロボットIRとを備えている。ウエハステーション2
01には、複数個(この実施形態では3個)のポッドP
をX方向に沿って載置することができるようになってい
る。ポッドP内には、複数枚のウエハWを互いに積層し
て収容することができるカセット(図示せず)が収容さ
れている。ポッドPにおいて、インデクサロボットIR
に対向することになる前面には、着脱自在な蓋が設けら
れており、図示しない脱着機構によって、当該蓋の自動
着脱が行われるようになっている。
【0025】インデクサロボットIRは、ウエハステー
ション201に置かれたポッドPの配置方向、すなわち
X方向に沿って、走行することができる。これによっ
て、インデクサロボットIRは、任意のポッドPの前方
に移動することができるとともに、主搬送ロボットCR
との間でウエハWを受け渡すための受け渡し部300の
前へと移動することができる。図2は、処理部101〜
104の構成例を説明するための図解的な断面図であ
る。処理部101〜104は、この例では、ウエハWを
ほぼ水平に保持して回転するスピンチャック1と、この
スピンチャック1を回転駆動するための回転駆動機構2
と、スピンチャック1に保持されて回転されているウエ
ハWの表面に処理液を供給する処理液供給ノズル3とを
備えている。
【0026】スピンチャック1は、たとえば、ウエハW
の裏面(下面)の中央領域を吸引して保持するバキュー
ムチャックである。したがって、ウエハWは、その重心
をスピンチャック1の回転軸線上に整合させて当該スピ
ンチャック1に保持させることが重要である。もしも、
ウエハWの重心がスピンチャック1の回転軸線からずれ
ていると、偏心回転によって、ウエハWの吸引保持が不
安定になるおそれがあるばかりでなく、処理液供給ノズ
ル3からの処理液によるウエハWの表面処理が不良にな
るおそれがある。
【0027】図3は、インデクサロボットIRと主搬送
ロボットCRとの間でのウエハWの受け渡しの様子を示
す拡大平面図である。主搬送ロボットCRは、ウエハW
を保持するための一対のハンド21,22と、これらの
一対のハンド21,22を、基台部40に対して互いに
独立に進退させるための進退駆動機構31,32と、基
台部40を鉛直軸線(図3の紙面に垂直な軸線)回りに
回転駆動するための回転駆動機構(図示せず)と、基台
部40を鉛直方向に昇降させるための昇降駆動機構(図
示せず)とを備えている。進退駆動機構31,32は、
多関節アーム型のものであり、ハンド21,22の姿勢
を保持しつつ、それらを水平方向に進退させる。一方の
ハンド21は、他方のハンド22よりも上方において進
退するようになっており、ハンド21,22の両方が基
台部40の上方に退避させられた初期状態では、これら
のハンド21,22は上下に重なり合う。
【0028】一方、インデクサロボットIRは、ウエハ
Wを保持するための一対のハンド11,12と、これら
の一対のハンド11,12を基台部60に対して互いに
独立に進退させるための進退駆動機構51,52と、基
台部60を鉛直軸線回りに回転させるための回転駆動機
構(図示せず)と、基台部60を昇降させるための昇降
駆動機構(図示せず)と、インデクサロボットIR全体
をX方向(図1参照)に沿って水平移動させるための水
平駆動機構とを備えている。進退駆動機構51,52
は、多関節アーム型の駆動機構であって、ハンド11,
12を、それらの姿勢を保持した状態で、水平方向に沿
って進退させる。一方のハンド11は、他方のハンド1
2の上方に位置していて、ハンド11,12が基台部6
0の上方に退避した初期状態では、ハンド11,12は
上下に重なり合っている。
【0029】インデクサロボットIRのハンド11,1
2および主搬送ロボットCRのハンド21,22は、い
ずれもフォーク形状に形成されている。インデクサロボ
ットのハンド11,12はほぼ同形状であり、また、主
搬送ロボットCRのハンド21,22はほぼ同形状であ
る。インデクサロボットIRのハンド11,12と主搬
送ロボットCRのハンド21,22とは、平面視におい
てほぼ噛み合う形状を有していて、ハンド11,21間
またはハンド12,22間で、ウエハWを直接受け渡す
ことができる。すなわち、受け渡し部300において、
インデクサロボットIRのハンド11は、主搬送ロボッ
トCRのハンド21からウエハWを直接受け取ることが
できる。同様に、インデクサロボットIRのハンド12
は、受け渡し部300において、主搬送ロボットCRの
ハンド22に、ウエハWを直接受け渡すことができる。
【0030】主搬送ロボットCRのハンド21からイン
デクサロボットIRのハンド11へのウエハWの受け渡
しは、ハンド21に保持されたウエハWを、インデクサ
ロボットIRのハンド11によって下からすくい上げる
ことによって達成される。このとき、基台部60の上昇
により、ハンド11がハンド21のやや下方からその上
方へと移動する。このとき、ハンド11,21間で干渉
が生じることはない。一方、インデクサロボットIRの
ハンド12から、主搬送ロボットCRのハンド22へと
ウエハWを受け渡すときには、ハンド12が受け渡し部
300へと前進して基板を保持した状態で待機し、主搬
送ロボットCRのハンド22が受け渡し部300に前進
して、ハンド12上のウエハWをすくい取ることにな
る。このとき、基台部40の上昇によって、ハンド22
は、ハンド12のやや下方からその上方へと上昇して、
その過程で、ハンド12からウエハWを受け取る。この
際、ハンド12,22の干渉が生じることはない。
【0031】インデクサロボットIRおよび主搬送ロボ
ットCRにおいて、上方側に位置するハンド11,21
は、処理部101〜104での処理済のウエハWを保持
するために用いられる。これに対して、インデクサロボ
ットIRおよび主搬送ロボットCRにおいて下方側に位
置することになるハンド12,22は、ポッドPから取
り出された未処理のウエハWを保持するために用いられ
る。このように、処理済のウエハWと、未処理のウエハ
Wとでハンドを使い分けることにより、未処理のウエハ
Wに付着していたパーティクルが処理済のウエハWへと
転移することを防止できる。また、処理済のウエハWを
上方側のハンド11,21で保持するようにしているか
ら、未処理のウエハWから落下したパーティクルが処理
済のウエハWへと再付着することがない。
【0032】インデクサロボットIRは、ハンド12か
ら、主搬送ロボットCRのハンド22へと未処理のウエ
ハWを受け渡す時には、ハンド12を受け渡し位置WT
へと前進させて待機する。その後に、主搬送ロボットC
Rは、ハンド22を受け渡し部300へと前進させて、
ハンド12上の未処理のウエハWをすくい取る。一方、
主搬送ロボットCRは、ハンド21からインデクサロボ
ットIRのハンド11へと処理済のウエハWを受け渡す
時には、ハンド21を受け渡し位置WTへと前進させて
待機する。その後、インデクサロボットIRは、ハンド
11を前進させて、ハンド21上のウエハWをすくい取
る。
【0033】インデクサロボットIRは、処理済のウエ
ハWをハンド11で保持すると、ハンド11を基台部6
0の上方の位置に退避させ、さらに、当該ウエハWを収
容すべきポッドPの前まで移動する。そして、基台部6
0が鉛直軸線回りに回転させられて、ハンド11,12
が目的のポッドPの前面に対向させられる。その状態
で、ハンド11がポッドPに対して進退することによ
り、ハンド11からポッドPへとウエハWが収容され
る。これと相前後して、ハンド12がポッドPに対して
進退し、未処理のウエハWを搬出することになる。
【0034】未処理のウエハWをハンド12に保持した
インデクサロボットIRは、受け渡し部300の前に移
動する。そして、基台部60の回転により、ハンド1
1,12を受け渡し位置WTに対向させる。この状態
で、ハンド12から主搬送ロボットCRのハンド22へ
のウエハWの受け渡しと、ハンド21からハンド11へ
のウエハWの受け渡しとが相前後して行われる。主搬送
ロボットCRは、未処理のウエハWをハンド22に受け
取ると、処理部101〜104のうち、処理の終了した
処理部へとハンド21,22を向けるべく、基台部40
を回転させる。そして、処理済のウエハWを当該処理部
からハンド21によって搬出し、その後に、当該処理部
にハンド22によって未処理のウエハWを搬入する。そ
の後は、主搬送ロボットCRは、ハンド21,22を受
け渡し部300に対向させて、インデクサロボットIR
との間でのウエハWの受け渡し時期を待機する。
【0035】図4(A)および図4(B)は、インデク
サロボットIRのハンド11および主搬送ロボットCR
のハンド21の構成をそれぞれ示す拡大平面図である。
インデクサロボットIRのハンド11,12には、その
上面の4箇所に、ハンド11,12上におけるウエハW
の相対水平位置を位置決めして当該ウエハWを支持する
支持部材81,82,83,84が設けられている。同
様に、主搬送ロボットCRのハンド21,22の上面に
は、ハンド21,22上におけるウエハWの相対水平位
置を位置決めして当該ウエハWを支持するウエハ支持部
材91,92,93,94が固定されている。
【0036】ハンド11,12の支持部材81,82,
83,84のうち、ウエハWの中心を挟んで対向する一
対の支持部材81,84は、いずれか一方がウエハWの
端部に当接してウエハWのずれを規制する規制部を有す
る規制部材であり、他方は、当該規制部材に対向する位
置でウエハWの端部に当接し、ウエハWを当該規制部材
に向かって案内する傾斜部を有する傾斜部材である。同
様に、ウエハWの中心を挟んで対向する他の一対の支持
部材82,83は、いずれか一方がウエハWの端部に当
接してウエハWのずれを規制する規制部を有する規制部
材であり、他方は、当該規制部材に対向する位置でウエ
ハWの端部に当接し、ウエハWを当該規制部材に向かっ
て案内する傾斜部を有する傾斜部材である。たとえば、
ハンド11,12の先端側の支持部材81,83が規制
部材であり、ハンド11,12の基端部側の支持部材8
2,84が傾斜部材である。むろん、ハンド11,12
の基端部側に規制部材を配置し、ハンド11,12の先
端側に傾斜部材を配置してもよい。また、支持部材8
1,82を規制部材(または傾斜部材)とし、支持部材
83,84を傾斜部材(または規制部材)としてもよ
い。
【0037】ハンド21,22についても同様である。
すなわち、一対の支持部材91,94は、いずれか一方
が上記のような規制部材であり、他方は、上記のような
傾斜部材である。さらに、他の一対の支持部材92,9
3は、いずれか一方が上記のような規制部材であり、他
方は上記のような傾斜部材である。いずれを規制部材ま
たは傾斜部材とするかについては、ハンド11,12の
場合と同様である。そして、ハンド11,12;21,
22のいずれについても、上記の規制部材および傾斜部
材は、たとえば、ウエハWの端部にそれぞれ点接触し、
これらの4個の点接触部を結ぶ線分がなす多角形(この
例では四角形)は、ウエハWの重心を内部に有すること
になる。
【0038】以下の説明では、ハンド11,12,2
1,22の先端側の支持部材81,83,91,93が
規制部材であり、ハンド11,12,21,22の基端
部側の支持部材82,84,92,94が傾斜部材であ
るものとする。図5は、ハンド11,12によるウエハ
Wの保持状態を示す図解的な断面図である。ハンド1
1,12は、ほぼ水平な姿勢に保持されていて、このハ
ンド11,12に対して、ウエハWは傾斜した姿勢で保
持される。すなわち、ウエハWは、ハンド11,12上
で、水平面に対して傾斜した姿勢で保持される。水平面
に対するウエハWの傾斜角αは、たとえば、約2度であ
るが、図5ではウエハWの傾斜状態を誇張して表してあ
る。
【0039】ハンド11,12の先端側に設けられた規
制部材81,83は、ウエハWの端面および周縁部の下
面に当接し、ハンド11,12に対する相対的なウエハ
Wの水平移動を規制した状態で、ウエハWの周縁部の下
面を支持する。一方、ハンド11,12の基端部側に設
けられた傾斜部材82,84は、ウエハWの中心を挟ん
で規制部材81,83に対向する位置において、ウエハ
Wの端面の下方部に当接し、規制部材81,83に向か
ってウエハWを案内するように作用する。
【0040】図6(a)は規制部材81,83の構成例を
示す斜視図である。規制部材81,83は、ハンド1
1,12への固定のための円柱状の固定部85と、この
固定部85上に連結された本体部86とを有している。
本体部86は、ハンド11,12に固定された状態でほ
ぼ水平面をなす支持面87と、この支持面87からほぼ
垂直に立ち上がる平面からなる規制面88と、この規制
面88に連なり、上方に向かうに従って支持面87から
後退する案内傾斜面89とを有している。この実施形態
では、支持面87は、水平面に対して微小角度で傾斜し
た一対の傾斜面87a,87bを有し、これらの一対の
傾斜面87a,87bが出会うところに稜線87cが形
成されている。この稜線87cは、ウエハWの中心に向
かうに従って下方に向かうように傾斜していて、ウエハ
Wの周縁部の下面に点接触する構成となっている。この
構成により、ウエハWの端面は規制面88に当接して水
平移動が規制され、支持面87によって周縁部の下面が
支持されることになる。
【0041】図6(b)は、傾斜部材82,84の構成例
を示す斜視図である。傾斜部材82,84は、ハンド1
1,12への固定のための円柱状の固定部95と、この
固定部95上に連結された本体部96とを有している。
本体部96は、ハンド11,12に固定された状態でほ
ぼ水平面に対して所定の傾斜角度β(図5参照)で傾斜
する平面からなる傾斜面97を有している。この傾斜面
97により、ウエハWの端面の下方側が支持されること
になる。傾斜面97の傾斜角度βは、45度以上90度
未満であればよいが、45度以上80度以下であれば好
ましく、45度以上70度以下であればさらに好まし
い。
【0042】傾斜面97によって端部の下方側が支持さ
れたウエハWは、その自重によって、傾斜面97を滑り
落ち、規制部材81,83に向かう方向に水平移動す
る。この水平移動が、規制部材81,83の規制面88
で規制される。これによって、ウエハWは、ハンド1
1,12上の所定位置に正確に位置決めされ、支持面8
7および傾斜面97によって支持された状態となる。ハ
ンド21,22に関しても同様な構成となっていて、ハ
ンド21,22の規制部材91,93の構成は、規制部
材81,83の構成と同様であり、傾斜部材92,94
の構成は傾斜部材82,84の構成と同様である。
【0043】以上のようにこの実施形態によれば、傾斜
部材82,84,92,94の傾斜面97をウエハWが
自重によって滑り落ちることにより、ウエハWは、規制
部材81,83,91,93の規制面88により水平移
動が規制された状態に導かれる。このような簡単な構成
で、ハンド11,12,21,22上でのウエハWの位
置決めが達成される。よって、ハンド11,12;2
1,22の間でのウエハWの直接受け渡しを、簡単な構
成で、搬送不良(ウエハWの落下)を生じさせることな
く行える。
【0044】また、ハンド21,22とスピンチャック
1との間でのウエハWの受け渡しについても同様に、簡
単な構成で、搬送不良を生じさせることなく行える。と
くに、主搬送ロボットCRからスピンチャック1にウエ
ハWを受け渡すときに、ハンド21上でウエハWが正確
に位置決めされているため、ウエハWの重心とスピンチ
ャック1の回転中心とを、複雑な位置合わせ機構を要す
ることなく、正確に整合させることができる。これによ
り、ウエハWの回転中における吸引保持不良が生じるこ
とがなく、また、処理液による処理を良好に行える。
【0045】そして、ウエハWの位置決めのために位置
決めステージを要しないので、クリーンルーム内におけ
る基板処理装置の専有面積を縮小することができる。以
上、この発明の一実施形態について説明したが、この発
明は他の形態で実施することもできる。たとえば、上記
の実施形態では、ハンド11,12,21,22に、そ
れぞれ、2個の規制部材および2個の傾斜部材が設けら
れた構成について説明したが、規制部材および傾斜部材
の数は、必要に応じて増減されてもよい。たとえば、1
つのハンドに、1個の規制部材と、この規制部材に対し
てウエハWを水平移動させる傾斜面を有する2個の傾斜
部材とを設けてもよい。また、2個の規制部材と、この
2個の規制部材に向けてウエハWを水平移動させる傾斜
面を有する1個の傾斜部材とを設けてもよい。むろん、
総数で4個を超える規制部材および傾斜部材を設けても
よい(ただし、規制部材および傾斜部材を少なくとも各
1個含む)。総数で3個以上の規制部材および傾斜部材
を設けるときには、これらの接触部の間を線分で結んで
できる図形内に、ウエハWの重心が位置するようにそれ
らの規制部材および傾斜部材を配置することが好まし
い。
【0046】また、上記の実施形態では、傾斜部材8
2,84,92,94に備えられた傾斜面97は、平面
であることとしたが、傾斜面は、曲面(凸湾曲面または
凹湾曲面)であってもよい。凹湾曲面の場合には、ウエ
ハWとの接触部は、点接触の場合もあり、線接触の場合
もある。さらに、規制部材81,83,91,93に備
えられた規制面88は、鉛直面である必要はなく、鉛直
方向に対して傾斜(好ましくは、下方に向かうに従って
ウエハWの中心に向かうように傾斜)した面であっても
よい。また、規制面は平面である必要はなく、曲面(凸
湾曲面または凹湾曲面)であってもよい。規制面とウエ
ハWとの接触部が、点接触をなしてもよいし、線接触を
なしてもよいことも、傾斜部材の場合と同様である。
【0047】また、上記の実施形態では、ハンド11,
12,21,22上に、ウエハWが水平面に対して傾斜
(傾斜部材から規制部材に向かって下方に傾斜)した姿
勢で保持されることとしたが、ウエハWは、規制部材の
規制面によって水平移動が規制された状態で、水平姿勢
をとるようになっていてもよく、規制部材から傾斜部材
に向かって下方に傾斜する姿勢をとるようになっていて
もよい。すなわち、ウエハWの端面が傾斜部材の傾斜面
によって、規制部材に向かって規制面に当接するまで案
内される限りにおいて、ウエハWはどのような姿勢をと
ることもできる。
【0048】さらに、上記の実施形態では、インデクサ
ロボットIRおよび主搬送ロボットCRが、いずれも、
一対のハンド11,12;21,22を有するダブルハ
ンド型のものである例について説明したが、インデクサ
ロボットIRおよび主搬送ロボットCRのいずれか一方
または両方が、1つのハンドのみを持つシングルハンド
型のロボットであってもよい。その他、特許請求の範囲
に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態が適用された基板処理装
置のレイアウトを示す図解的な平面図である。
【図2】処理部の構成例を説明するための図解的な断面
図である。
【図3】インデクサロボットと主搬送ロボットとの間で
のウエハの受け渡しの様子を示す拡大平面図である。
【図4】インデクサロボットのハンドおよび主搬送ロボ
ットのハンドの構成を示す拡大平面図である。
【図5】ハンドによるウエハの保持状態を示す図解的な
断面図である。
【図6】規制部材および傾斜部材の構成例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 スピンチャック 2 回転駆動機構 3 処理液供給ノズル 11,12,21,22 ハンド 31,32 進退駆動機構 40 基台部 51,52 進退駆動機構 60 基台部 81,83,91,93 規制部材 82,84,92,94 傾斜部材 85 固定部 86 本体部 87 支持面 87a,87b 傾斜面 87c 稜線 88 規制面 89 案内傾斜面 95 固定部 96 本体部 97 傾斜面 100 基板処理ユニット 101〜104 処理部 200 インデクサユニット 201 ウエハステーション 300 受け渡し部 CR 主搬送ロボット IR インデクサロボット P ポッド W ウエハ WT 受け渡し位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA01 CA02 CA05 FA01 FA02 FA11 FA12 FA14 FA18 GA38 GA43 GA44 GA50 HA13 KA03 KA17 MA23 MA24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板を保持するための基板保持アームであ
    って、 基板を保持する際に基板の端部に当接して基板のずれを
    規制する規制部を有し、基板を支持する規制部材と、 基板を保持する際に上記規制部材とは異なる位置で上記
    基板の端部に当接する傾斜部を有し、基板を支持する傾
    斜部材とを含むことを特徴とする基板保持アーム。
  2. 【請求項2】上記規制部材と傾斜部材との組が少なくと
    も2組設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    基板保持アーム。
  3. 【請求項3】上記規制部材と傾斜部材とは、当該基板保
    持アームに保持された状態の基板の中心を挟んで互いに
    対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項
    1または2記載の基板保持アーム。
  4. 【請求項4】上記傾斜部材の傾斜部は、水平面に対して
    45度以上90度未満の傾斜角で傾斜していることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の基板保持
    アーム。
  5. 【請求項5】上記規制部材および傾斜部材は、基板を水
    平面に対して傾斜した状態で保持するものであることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の基板保
    持アーム。
  6. 【請求項6】上記規制部材の規制部および上記傾斜部材
    の傾斜部は、総数で3個以上設けられており、これらの
    規制部および傾斜部は、当該基板保持アームに保持され
    た状態の基板との当接部位を線分で結んで形成される図
    形内に当該基板の重心が含まれるように配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    基板保持アーム。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかに記載の基板
    保持アームである第1基板保持アームを有する第1基板
    搬送機構と、 上記第1基板保持アームと基板を直接受け渡しする第2
    基板保持アームを有する第2基板搬送機構とを含むこと
    を特徴とする基板搬送装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし6のいずれかに記載の基板
    保持アームを有する基板搬送機構と、 この基板搬送機構との間で基板の受け渡しを行い、受け
    取った基板を吸引して保持する基板保持機構と、 この基板保持機構に保持された基板に対して処理を施す
    基板処理手段とを含むことを特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】基板を基板保持アーム上に保持するための
    方法であって、 基板を保持する際に基板の端部に当接して基板のずれを
    規制する規制部を有し、基板を支持する規制部材と、基
    板を保持する際に上記規制部材とは異なる位置で上記基
    板の端部に当接する傾斜部を有し、基板を支持する傾斜
    部材とを基板保持アーム上に設け、 上記基板の自重により、上記規制部に当該基板の端部が
    当接するまで当該基板を上記傾斜部上で滑らせて位置決
    めし、この位置決めされた状態で当該基板を保持するこ
    とを特徴とする基板保持方法。
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