JP2003281819A - 記録ディスク及び記録装置 - Google Patents

記録ディスク及び記録装置

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JP2003281819A
JP2003281819A JP2002080828A JP2002080828A JP2003281819A JP 2003281819 A JP2003281819 A JP 2003281819A JP 2002080828 A JP2002080828 A JP 2002080828A JP 2002080828 A JP2002080828 A JP 2002080828A JP 2003281819 A JP2003281819 A JP 2003281819A
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Yoshimi Tomita
吉美 冨田
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Pioneer Electronic Corp
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/007Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
    • G11B7/00736Auxiliary data, e.g. lead-in, lead-out, Power Calibration Area [PCA], Burst Cutting Area [BCA], control information

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 違法なコピー行為を防止することが可能な記
録ディスク及び記録装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 情報データを再生する際の再生制御方法
を示す再生制御データを担うピット列中の各ピットが互
いに隣接する複数のトラック上においてトラック直交方
向に整列するように記録されている再生制御データ領域
に対し、再生制御データの1ビット分に相当するトラッ
ク上の単位区間長を、FG制御にてスピンドルモータを
回転させた際に生じる回転ジッタの長さを2倍にした長
さよりも短くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録ディスク及び
かかる記録ディスクを製造する為の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、DVD−R、DVD−RW、DV
D+RW、DVD−RAM等の情報データの書込が可能
な記録ディスクに情報データの書込を行うディスクレコ
ーダが普及してきた。このようなディスクレコーダの普
及に伴い、著作権保護されている情報データが予め記録
されている記録ディスクからの不当なコピーを防止する
為のコピー防止処理が不可欠となってきた。
【0003】特に、ディスクプレーヤのピックアップか
ら出力されたRF信号を直に用いて、読み取り専用の記
録ディスクから書き換み可能な記録ディスクに情報デー
タをコピーする、いわゆるRFコピーに対するコピー防
止が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決せんとして為されたものであり、違法なコピー行
為を防止することが可能な記録ディスク及び記録装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴によ
る記録ディスクは、情報データを担うピット列がトラッ
ク上に形成されている情報データ領域と、前記情報デー
タを再生する際の再生制御方法を示す再生制御データを
担うピット列中の各ピットが互いに隣接する複数のトラ
ック上においてトラックと直交する方向に整列して形成
されている再生制御データ領域と、を備えた記録ディス
クであって、前記再生制御データ領域内においては、各
トラック上における前記再生制御データの1ビット分に
相当する単位区間長が、前記記録ディスクを回転させる
スピンドルモータを周波数駆動制御によって所定の一定
角速度で回転させた際に生じる回転ジッタの長さを2倍
にした長さよりも短い。
【0006】又、本発明の第2の特徴による記録ディス
クは、情報データを担うピット列を記録すべきトラック
が形成されている情報データ領域と、前記情報データを
再生する際の再生制御方法を示す再生制御データを担う
ピット列を記録すべきトラックが形成されている再生制
御データ領域と、を備えた記録ディスクであって、前記
情報データ領域内においては前記トラックがウォブル形
状である一方、前記再生制御データ領域内においては前
記トラックが非ウォブル形状である。
【0007】又、本発明の第1の特徴による記録装置
は、情報データを記録ディスクの情報データ領域に記録
すると共に前記情報データを再生する際の再生制御方法
を示す再生制御データを前記記録ディスクの再生制御デ
ータ領域に記録する記録装置であって、前記情報データ
を担うピット列を前記情報データ領域内のトラック上に
記録する情報データ記録手段と、前記再生制御データを
担うピット列の各ピットが互いに隣接する複数のトラッ
ク上においてトラック直交方向に整列するように前記再
生制御データ領域内のトラック上に前記再生制御データ
を担うピット列を記録する再生制御データ記録手段と、
前記再生制御データの1ビット分に相当する前記トラッ
ク上における単位区間長が、前記記録ディスクを回転さ
せるスピンドルモータを周波数駆動制御によって所定の
一定角速度で回転させた際に生じる回転ジッタの長さを
2倍にした長さよりも短くなるように前記再生制御デー
タ領域内のトラック上に記録すべき前記ピット列の間隔
を設定する単位区間長設定手段と、を有する。
【0008】又、本発明の第2の特徴による記録装置
は、情報データが記録されるべき情報データ領域と前記
情報データを再生する際の再生制御方法を示す再生制御
データを記録すべき再生制御データ領域とを備えた記録
ディスクの前記情報データ領域及び前記再生制御データ
領域各々内にトラックを形成する記録装置であって、前
記情報データ領域内にウォブル形状の前記トラックを形
成する情報データ領域トラック形成手段と、前記再生制
御データ領域内に非ウォブル形状の前記トラックを形成
する再生制御データ領域トラック形成手段と、を有す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による記録ディス
クの記録領域を示す図である。図1に示すように、かか
る記録ディスクは、情報データが記録される情報データ
領域1、リードイン領域2、リードアウト領域3、及び
PEP(phase encodedpart)領域4からなる。リードイ
ン領域2には、情報データ領域1に記録されている情報
データの記録位置、再生所有時間等を示すリードインデ
ータが記録される。又、PEP領域4には、この記録デ
ィスクのタイプを示すディスク情報、トラッキング方法
が示されているトラッキング情報、情報データ領域1に
記録されている情報データがコピー可能か不可であるか
を示すコピー保護情報等を含む再生制御データが予め記
録されている。すなわち、PEP領域4は、この記録デ
ィスクの情報データ領域1に記録されている情報データ
を再生する際に必須となる各種再生制御データを予め記
録しておく再生制御データ領域なのである。
【0010】図2は、上述した如き記録領域を有する読
取専用の記録ディスク、又は書込可能な記録ディスク
(後述する)を製造する為の原盤記録装置の構成の一例を
示す図である。原盤15は、その表面に電子ビーム用の
レジスト層が形成されている。スピンドルモータ17
は、原盤15を角速度一定にて回転する。送りステージ
18は、原盤15及びスピンドルモータ17を原盤15
の半径方向に移動する。電子ビーム照射装置10は、原
盤15のレジスト層表面に電子ビームを照射する。
【0011】コントローラ25は、読取専用の記録ディ
スクの製造時においては、以下の如く、電子ビーム照射
装置10、スピンドルモータ17及び送りステージ18
を制御する。先ず、コントローラ25は、電子ビームの
照射軸をディスク半径方向に周期的に振動させつつ電子
ビームを原盤15のレジスト層表面に照射させるべく、
電子ビーム照射装置10を制御する。更に、この間、コ
ントローラ25は、送りステージ18をディスク半径方
向に徐々に移送させるべく制御する。以上の如き制御に
より、図1に示す如き読取専用の記録ディスクのPEP
領域4、リードイン領域2、情報データ領域1、及びリ
ードアウト領域3各々に対応したレジスト層表面の箇所
には、図3に示す如くウォブリングしたグルーブトラッ
クGTを担う潜像が螺旋状に形成される。更に、コント
ローラ25は、上記グルーブトラックGT間に対応した
箇所、つまりランドトラックLTに対応したレジスト層
表面の箇所に、情報データに応じて電子ビームを照射さ
せるべく電子ビーム照射装置10を制御する。これによ
り、情報データ領域1内のランドトラックLTに対応し
たレジスト層表面の箇所には、情報データを担う記録ピ
ットPt1に対応した潜像が図3に示すように形成され
る。又、コントローラ25は、リードイン領域2内にお
けるランドトラックLTに対応したレジスト層表面の箇
所に対して、上記リードインデータに応じて電子ビーム
を照射させるべく電子ビーム照射装置10を制御する。
これにより、リードイン領域2内のランドトラックLT
に対応したレジスト層表面の箇所には、上記リードイン
データを担う記録ピットPt1に対応した潜像が図3に
示すように形成される。
【0012】一方、上記PEP領域4内のランドトラッ
クLTに対応したレジスト層表面の箇所に対して、コン
トローラ25は、上記再生制御データに位相符号化処理
を施して得られた位相符号化信号に応じて電子ビームを
照射させるべく電子ビーム照射装置10を制御する。こ
れにより、PEP領域4内のランドトラックLTに対応
した箇所には、上記再生制御データを担う記録ピットP
t2に対応した潜像が図3に示すように形成される。
【0013】尚、再生制御データに対する位相符号化処
理は以下の如く為される。先ず、上記PEP領域4内で
はランドトラックLTによる原盤15の1回転分の長さ
に相当する領域を1トラックと捉える。図4に示す如
く、1トラックは3つのセクタに区分される。各セクタ
は、例えば177ビット長からなり、そのセクタ間には
11ビットのギャップが設けられている。1セクタは、
16ビットのプリアンブル、1ビットの同期シンク、2
4ビットのトラックアドレス及びセクタアドレス、12
8ビットの再生制御データ、及び8ビットの誤り検出符
号とからなる。コントローラ25は、上記プリアンブ
ル、同期シンク、トラックアドレス、セクタアドレス、
再生制御データ、及び誤り検出符号各々に対して図5
(a)又は図5(b)に示す如き位相符号化処理を施して、
各ビットの論理レベルに応じた位相符号化信号を得る。
例えば、再生制御データ中の論理レベル0のビットは、
図5(a)に示す如き、所定期間Tの前半区間AMにおい
て論理レベル0及び1の変化を繰り返し、後半区間PM
では論理レベル0固定の位相符号化信号に変換される。
一方、再生制御データ中の論理レベル1のビットは、図
5(b)に示す如き、所定期間Tの前半区間AMでは論理
レベル0固定であり、その後半区間PMにおいて論理レ
ベル0及び1の変化を繰り返す位相符号化信号に変換さ
れる。コントローラ25は、かかる位相符号化処理によ
って得られた1セクタ分の位相符号化信号を、図4に示
す如き3つのセクタにおいて繰り返し用いることにより
1トラック分の位相符号化信号を生成する。更に、コン
トローラ25は、かかる1トラック分の位相符号化信号
をN回繰り返し電子ビーム照射装置10に供給する。電
子ビーム照射装置10は、供給された位相符号化信号が
論理レベル1である期間に限り電子ビームを原盤15の
レジスト層表面に照射する。これにより、PEP領域4
のランドトラックLTに対応したレジスト層表面の箇所
には、図3に示す如き、データ0区間及びデータ1区間
が形成される。データ0区間及びデータ1区間とは、P
EP領域に記録すべき位相符号化処理前の各種データ
(図4に示すプリアンブル、同期シンク、トラックアド
レス、セクタアドレス、再生制御データ、及び誤り検出
符号)の1ビット分を記録するのに費やされる記録トラ
ック上の区間である。この際、データ0区間とは論理レ
ベル0のデータビットを表す区間であり、その前半区間
AMでは記録ピットPt2に対応した潜像が繰り返し形
成され、後半区間PMでは潜像が一切形成されない。一
方、データ1区間とは論理レベル1のデータビットを表
す区間であり、その前半区間AMでは潜像が一切形成さ
れず、後半区間PMのみで記録ピットPt2に対応した
潜像が繰り返し形成される。
【0014】尚、この間、コントローラ25は、上記デ
ータ1区間及びデータ0区間各々の区間長が30μm以
下になるような伝送レートにて位相符号化信号を電子ビ
ーム照射装置10に供給する。ここで、原盤15は一定
の角速度で回転しており、かつ1トラック分の位相符号
化信号がそのままN回繰り返し電子ビーム照射装置10
に供給される。よって、PEP領域4内では、図3に示
す如く、互いに隣接するN本のランドトラックLT各々
において、記録ピットPt2に対応した潜像がディスク
半径方向、すなわちランドトラックLTと直交する方向
に整列することになる。
【0015】上記原盤記録装置による原盤15への記録
(レジスト層に潜像を形成)が終了したら、この原盤15
のレジスト層に形成されている潜像部のみを削除してマ
スクパターンを作成する。次に、このマスクパターンを
用いることによりランドトラックLT、グルーブトラッ
クGT、及び記録ピットPtに対応した凸形状又は凹形
状のスタンパを作成し、かかるスタンパにより記録ディ
スクを複製するのである。尚、複製された記録ディスク
のPEP領域4内には、図3に示す如く、その前半区間
AMでは記録ピットPt2が複数個連続して形成される
一方、後半区間PMは全て鏡面部となるデータ0区間が
形成される。又、その前半区間AMは全て鏡面部となる
一方、後半区間PMでは記録ピットPt2が複数個連続
して形成されるデータ1区間が形成される。
【0016】かかる記録ディスクから記録情報の再生を
行うディスクプレーヤでは、上記PEP領域4から記録
情報の読み取りを行うべく、先ず、ピックアップをPE
P領域4の先頭位置に移送させ、トラッキングサーボを
オープン状態にする。これにより、記録ディスクは偏芯
した状態で回転することになり、ピックアップはPEP
領域4内において、例えば図3に示す破線上をトレース
することになる。この際、前述した如く、PEP領域4
内において互いに隣接するランドトラック上には記録ピ
ットPt2が同一半径上に整列するような形態で記録さ
れている。従って、例え、ピックアップが図3の破線に
示すように各トラックを横切るようにトレースしても、
1トラック上から正しく情報読み取りを行った場合と同
等な読取信号を得ることが出来るのである。
【0017】図6は、本発明による記録媒体としての書
込可能な記録ディスクの工場出荷時の表面形態の一部を
示す図である。図2に示す原盤記録装置のコントローラ
25は、かかる書込可能な記録ディスクの製造時におい
ては、以下の如く、電子ビーム照射装置10、スピンド
ルモータ17及び送りステージ18を制御する。
【0018】先ず、コントローラ25は、電子ビームの
照射軸をディスク半径方向に周期的に振動させつつ電子
ビームを原盤15のレジスト層表面に照射させるべく、
電子ビーム照射装置10を制御する。更に、この間、コ
ントローラ25は、送りステージ18をディスク半径方
向に徐々に移送させるべく制御する。以上の如き制御に
より、書込可能な記録ディスクのリードイン領域2、情
報データ領域1、及びリードアウト領域3各々に対応し
たレジスト層表面の箇所には、図6に示す如くウォブリ
ングしたグルーブトラックGTを担う潜像が螺旋状に形
成される。
【0019】一方、上記PEP領域4に対応したレジス
ト層表面の箇所に対しては、コントローラ25は、電子
ビームの照射軸を固定したまま電子ビームを原盤15の
レジスト層表面に照射させるべく、電子ビーム照射装置
10を制御する。これにより、PEP領域4に対応した
レジスト層表面の箇所には、図6に示すように、ウォブ
リングしていない非ウェブル形状のグルーブトラックG
Tを担う潜像が形成される。
【0020】上記原盤記録装置による原盤15への記録
(レジスト層に潜像を形成)が終了したら、この原盤15
のレジスト層に形成されている潜像部のみを削除してマ
スクパターンを作成する。次に、このマスクパターンを
用いることによりランドトラックLT、及びグルーブト
ラックGTに対応した凸形状又は凹形状のスタンパを作
成し、かかるスタンパにより書込可能な記録ディスクを
複製するのである。
【0021】複製された記録ディスクのPEP領域4に
は、図6に示す如き非ウォブル形状のグルーブトラック
GT及びランドトラックLTが形成されることになる。
この際、かかる構造を有する記録ディスクのPEP領域
4に対しては、トラックが非ウォブル形状であることか
ら、ウォブル信号に基づくスピンドルモータの角速度一
定制御、及びPLLによるクロック生成は出来ない。そ
の結果、ディスクレコーダは、この書込可能な記録ディ
スクのPEP領域4に対しては、読取専用の記録ディス
クに記録されている図3に示す如きPEP領域4と同様
な形態、つまり、トラック直交方向に整列するように複
数のトラック各々上に記録ピットに対応した記録マーク
を記録することはできない。よって、ディスクプレーヤ
は、上記の如き記録ディスクからではPEP領域4から
再生制御データを正しく読み取れないので、情報データ
領域1に記録されている情報データの再生を行うことが
不可能となる。このような再生不可能な記録ディスクが
市場に出回ることはないので、書込可能な記録ディスク
として図6に示す如き構造を採用すれば、RFコピーに
よる不正なコピー行為を防止することが可能となるので
ある。
【0022】尚、現時点での回転速度に応じた周波数を
有するパルス波信号(FGパルス)を出力する、いわゆる
FG付きのスピンドルモータを周波数駆動制御(以下、
FG制御と称する)によって回転制御させれば、ウォブ
ル信号を用いることなくスピンドルモータを角速度一定
で回転させることが可能となる。FG制御では、スピン
ドルモータから出力されたFGパルスと、目標とすべき
回転速度との誤差に基づいてスピンドルモータの回転速
度を制御する。かかるFG制御によれば、図6に示す如
き非ウォブル形状のトラック構造を有するPEP領域に
対しても、図3に示すPEP領域4の形態とほぼ同等な
形態で記録ピットに対応したマークを記録できてしまう
のである。
【0023】しかしながら、本発明による読み取り専用
の記録ディスクでは、図3に示す如きPEP領域4内に
形成すべき上記データ0区間及びデータ1区間各々の長
さを、上記FG制御によるスピンドルモータの回転ジッ
タの約2倍以下となる30μm以下にしてある。現在、
FG制御によってスピンドルモータを所定の一定角速度
にて回転駆動すると、約3μsのジッタ、つまりトラッ
クLT上での長さに換算すると約15μmの回転ジッタ
が生じることが確認されており、これ以上の精度を出す
ことは困難な状況にある。すなわち、その回転ジッタの
大きさは上記データ0区間及びデータ1区間の区間長の
1/2の長さに到るのである。従って、例えディスクレ
コーダ側においてFG制御によってスピンドルモータを
駆動しつつ、書込可能な記録ディスクのPEP領域4に
記録を行っても、図3に示す如くディスク半径方向に整
列するように記録ピットに対応した記録マークを記録す
ることは出来ない。つまり、スピンドルモータの回転ジ
ッタがデータ0区間及びデータ1区間の区間長の1/2
の長さにおよぶと、例えば図7に示す如く、データ0区
間では本来鏡面部となるべき後半区間PMに記録ピット
に対応した記録マークが記録される可能性がでてくるの
である。この際、PEP領域4が図7に示す如き形態と
なっている記録ディスクからでは、ディスクプレーヤは
再生制御データを正しく読み取れないので、情報データ
領域1に記録されている情報データの再生を行うことが
不可能となる。よって、このような再生不可能な記録デ
ィスクが市場に出回ることはないので、RFコピーによ
る不正なコピー行為を防止することが可能となるのであ
る。
【0024】
【発明の効果】以上の如く本発明においては、再生制御
データを担うピット列中の各ピットが互いに隣接する複
数のトラック上にてトラック直交方向に整列するように
記録されている再生制御データ領域(PEP領域4)に対
し、再生制御データの1ビット分に相当するトラック上
の単位区間長を、FG制御にてスピンドルモータを回転
させた際に生じる回転ジッタの長さを2倍にした長さよ
りも短くしている。更に、本発明においては、書込可能
な記録ディスクに設けられている上記PEP領域に相当
する領域内においては、記録トラックを非ウォブル形状
にしている。
【0025】よって、本発明によれば、例えRFコピー
を実行しても、情報データを再生するのに必要となる再
生制御データを書込可能な記録ディスクに正しく記録す
ることが出来ないので、RFコピーによる不当なコピー
行為を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録媒体としての記録ディスクの
記録領域を示す図である。
【図2】本発明による情報記録装置としての原盤記録装
置の概略構成を示す図である。
【図3】本発明による記録媒体としての読み取り専用の
記録ディスクの表面形態を示す図である。
【図4】PEP領域4内におけるトラックのフォーマッ
トを示す図である。
【図5】データ1ビット長に相当する位相符号化信号の
波形を示す図である。
【図6】本発明による記録媒体としての書込可能な記録
ディスクの表面形態を示す図である。
【図7】FG制御によってスピンドルモータの回転速度
制御を実施した際に、書込可能な記録ディスクのPEP
領域に記録された記録マークの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 電子ビーム照射装置 15 原盤 17 スピンドルモータ 18 送りステージ 25 コントローラ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データを担うピット列がトラック上
    に形成されている情報データ領域と、前記情報データを
    再生する際の再生制御方法を示す再生制御データを担う
    ピット列中の各ピットが互いに隣接する複数のトラック
    上においてトラックと直交する方向に整列して形成され
    ている再生制御データ領域と、を備えた記録ディスクで
    あって、 前記再生制御データ領域内においては、各トラック上に
    おける前記再生制御データの1ビット分に相当する単位
    区間長が、前記記録ディスクを回転させるスピンドルモ
    ータを周波数駆動制御によって所定の一定角速度で回転
    させた際に生じる回転ジッタの長さを2倍にした長さよ
    りも短いことを特徴とする記録ディスク。
  2. 【請求項2】 前記再生制御データが第1論理レベルで
    ある場合には前記単位区間の前半区間のみにピット列が
    形成されており、前記再生制御データが前記第1論理レ
    ベルとは異なる第2論理レベルである場合には前記単位
    区間の後半区間のみにピット列が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の記録ディスク。
  3. 【請求項3】 前記単位区間長は30μm以下であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の記録ディスク。
  4. 【請求項4】 前記再生制御データは、トラッキング方
    法が示されているトラッキング情報及び/又はコピー保
    護情報を含むことを特徴とする請求項1記載の記録ディ
    スク。
  5. 【請求項5】 情報データを担うピット列を記録すべき
    トラックが形成されている情報データ領域と、前記情報
    データを再生する際の再生制御方法を示す再生制御デー
    タを担うピット列を記録すべきトラックが形成されてい
    る再生制御データ領域と、を備えた記録ディスクであっ
    て、 前記情報データ領域内においては前記トラックがウォブ
    ル形状である一方、前記再生制御データ領域内において
    は前記トラックが非ウォブル形状であることを特徴とす
    る記録ディスク。
  6. 【請求項6】 情報データを記録ディスクの情報データ
    領域に記録すると共に前記情報データを再生する際の再
    生制御方法を示す再生制御データを前記記録ディスクの
    再生制御データ領域に記録する記録装置であって、 前記情報データを担うピット列を前記情報データ領域内
    のトラック上に記録する情報データ記録手段と、 前記再生制御データを担うピット列の各ピットが互いに
    隣接する複数のトラック上においてトラック直交方向に
    整列するように前記再生制御データ領域内のトラック上
    に前記再生制御データを担うピット列を記録する再生制
    御データ記録手段と、 前記再生制御データの1ビット分に相当する前記トラッ
    ク上における単位区間長が、前記記録ディスクを回転さ
    せるスピンドルモータを周波数駆動制御によって所定の
    一定角速度で回転させた際に生じる回転ジッタの長さを
    2倍にした長さよりも短くなるように前記再生制御デー
    タ領域内のトラック上に記録すべき前記ピット列の間隔
    を設定する単位区間長設定手段と、を有することを特徴
    とする記録装置。
  7. 【請求項7】 前記再生制御データ記録手段は、前記再
    生制御データが第1論理レベルである場合には前記単位
    区間の前半区間のみにピット列を記録し、前記再生制御
    データが前記第1論理レベルとは異なる第2論理レベル
    である場合には前記単位区間の後半区間のみにピット列
    を記録する手段を含むことを特徴とする請求項6記載の
    記録装置。
  8. 【請求項8】 前記単位区間長は30μm以下であるこ
    とを特徴とする請求項6記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記再生制御データは、トラッキング方
    法が示されているトラッキング情報、及び/又はコピー
    保護情報を含むことを特徴とする請求項6記載の記録装
    置。
  10. 【請求項10】 情報データが記録されるべき情報デー
    タ領域と前記情報データを再生する際の再生制御方法を
    示す再生制御データを記録すべき再生制御データ領域と
    を備えた記録ディスクの前記情報データ領域及び前記再
    生制御データ領域各々内にトラックを形成する記録装置
    であって、 前記情報データ領域内にウォブル形状の前記トラックを
    形成する情報データ領域トラック形成手段と、 前記再生制御データ領域内に非ウォブル形状の前記トラ
    ックを形成する再生制御データ領域トラック形成手段
    と、を有することを特徴とする記録装置。
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