JP2003338138A - 情報記録媒体及び情報記録媒体記録方法並びに情報記録媒体記録装置と情報記録媒体再生装置 - Google Patents

情報記録媒体及び情報記録媒体記録方法並びに情報記録媒体記録装置と情報記録媒体再生装置

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JP2003338138A
JP2003338138A JP2002147325A JP2002147325A JP2003338138A JP 2003338138 A JP2003338138 A JP 2003338138A JP 2002147325 A JP2002147325 A JP 2002147325A JP 2002147325 A JP2002147325 A JP 2002147325A JP 2003338138 A JP2003338138 A JP 2003338138A
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吉美 冨田
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    • G11B7/00736Auxiliary data, e.g. lead-in, lead-out, Power Calibration Area [PCA], Burst Cutting Area [BCA], control information
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/12Formatting, e.g. arrangement of data block or words on the record carriers
    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B20/10Digital recording or reproducing
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの高密度記録化によって、光ビー
ムのスポットは光ディスクの表面できわめて小さくな
る。この状態で光ディスクの表面上の小さな傷や塵埃で
も、記録再生光学系では大きな影響を与えることにな
る。 【解決手段】 1トラックは3つのセグメントに区分さ
れ、セグメントとセグメントとの間にはギャップが設け
られている。1つのセグメントは8つのデータ領域に分
割され、その夫々のデータ領域の先頭には8ビットの同
期信号が設けられる。従って各セグメント中に同期信号
が8個、同一の間隔で配置されていて、1トラックで合
計24個の同期信号が記録される。各セグメント間のギ
ャップは8ビットの何も記録されていないミラー領域と
8ビットの固定パターンによるプリアンブル領域があ
る。制御データの中にはサーボ方式を識別する識別信号
や光ディスクの反射率、回転角速度一定、回転線速度一
定の区別、リードパワー、トラックの区別等に関する信
号が含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光透過膜が極めて薄
く、また高NAの光学系を用いて記録再生する、光ディ
スク等の高記録密度の情報記録媒体及び情報記録媒体記
録方法並びに情報記録媒体記録装置と情報記録媒体再生
装置とに関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報化社会の急速な進展に伴い取
り扱う情報量が膨大になってきている。この状況に対処
するため、大量の情報を記録し再生するための記憶容量
が大きく、且つ小型で携帯性に優れ、高速でアクセス可
能な記録メディアが要求されてきている。現在この要望
に対応するための記録メディアとして磁気テープ、磁気
ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ
等がある。記憶容量の大きさでは磁気テープが優れてい
るが、アクセス性に劣り、早い情報処理が要求される現
在の用途には適していない。また、高速応答性において
は半導体メモリが優れているが価格の点から大量の用
途、例えば数十GByteの民生用の用途において用い
ることは困難である。
【0003】これに対して高速アクセス性、可搬性に優
れ、ビット単価が安価な光ディスクが注目される。ま
た、一層の記憶容量、記録密度を向上させるための開発
が進められてきているところであり、使用するデバイ
ス、記録フォーマット、記録媒体の材料、記録媒体の構
造等、多方面から研究開発が進められている。
【0004】このような環境下で、光ディスクを用いる
記録媒体で記録密度を上げるために短波長の光源、高N
Aの記録再生光学系、光透過層の極めて薄い記録媒体を
用いることが有望となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ディ
スクの高密度記録化によって、光ビームのスポットは光
ディスクの表面できわめて小さくなる。この状態で従来
では問題が無かった光ディスクの表面上の小さな傷や塵
埃でも、記録再生光学系では大きな影響を与えることに
なる。
【0006】従って、本発明は光ディスクの表面上に小
さな傷や塵埃があったとしても、データの記録再生を確
実に行うことができる、再生制御情報のデータフォーマ
ットを構成し、このデータフォーマットを有する情報記
録媒体、情報記録媒体記録方法、情報記録媒体記録装置
及び情報記録媒体再生装置を提供することを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報記録媒体は
上記課題を解決するために、再生すべき再生データを記
録する再生データ領域と、少なくとも前記再生データを
再生する際の再生制御情報を含む制御情報がトラック一
回転分を一単位として複数トラック上に同一にCAV記
録される制御情報領域とを有する情報記録媒体であっ
て、前記制御情報を記録するデータ領域は複数に分割さ
れていること、前記分割されたデータ領域の夫々に、前
記制御情報が分割して記録されていること、前記分割さ
れたデータ領域の夫々に、前記制御情報とは異なるパタ
ーンの同期信号が記録されていること、前記制御情報お
よび前記同期信号は位相変調されている構成である。
【0008】本発明の情報記録媒体によれば、データ記
録領域として少なくとも再生すべきデータを記録する領
域と、再生制御を行うための制御情報が記録された領域
を備える。制御情報は光ディスクのトラック一回転分を
一つの単位とし、複数のトラックに同一のデータとして
記録される。この制御情報はCAV(Constant
Angler Velocity)のスピンドル回転
制御に対応して記録されていて、読み出すときは回転数
一定の状態で読み出される。複数のトラックを用いて記
録されているので光ディスクの半径方向に所定の幅を有
し、光ディスクに偏芯があったとしても光ピックアップ
のビームスポットのトレースはその所定幅に納まる。従
って、再生開始時に、まず光ディスクの制御方式、例え
ばトラッキング方式或いは回転制御方式等の情報をトラ
ッキングの制御なしに再生することができ、それらの情
報に基づいて光ディスクの制御を行うことができる。
【0009】また、制御情報は位相変調(PE変調:P
hase Encoding)されている。位相変調と
は例えば論理「0」はピット配列の前半分に、例えばデ
ューティ50パーセントの所定数のピットを形成し、後
ろ半分を鏡面状態にすることにより表され、一方、論理
「1」はピット配列の前半分を鏡面状態とし、後ろ半分
にデューティ50パーセントの所定数のピットを形成す
ることにより表される変調方式である。
【0010】制御情報を記録するデータ領域は複数の領
域に分割されていて、位相変調された制御情報はその分
割されたデータ領域の夫々に対応して分割されて記録さ
れる。また、分割されたデータ領域の夫々に同期信号
(本願では「同期信号」を適宜「Sync」と記す)が
設けられている。また同期信号のパターンは制御情報の
変調パターンとは異なるパターンで記録される。従って
同期信号の再生が確実に行える。
【0011】本発明の情報記録媒体は制御情報を多数の
記録領域に分割して記録し、夫々の分割された領域の各
々に同期信号を、制御情報の変調パターンとは異なるパ
ターンで記録することを特徴としている。従って、光デ
ィスクの記録密度が向上し、使用する光学系のNAが高
く、ディスク表面からピットまでの距離が短くなるこ
と、即ち光透過膜が極めて薄くなることにより、ディス
ク表面に付着した塵埃や小さな傷による同期信号の再生
ができなくなる虞を解決する。即ち、同期信号が所定間
隔で多数記録されているため、それらの中の一つが再生
できなくても、他の部分にある他の同期信号を読み取る
ことができ、エラー訂正により記録されているデータの
再生が可能となる。
【0012】本発明の情報記録媒体の一態様では、前記
制御情報はRLL変調されて記録されている。
【0013】この態様によれば、制御情報はRLL(R
un Length Limited)変調し、その
後、位相変調されて記録される。RLL変調は、例えば
4ビットの符号を5ビットの符号で表す変換であって、
最小ランレングスは0、最大ランレングスは2となる変
調方式である。即ち最大ランレングスは2であるから、
0が3個以上連続し、その両端が1であるパターンはこ
の4−5変調には存在しない。従って制御情報が変換さ
れたデータの中には、0が3個以上連続するデータには
存在せず、0が3個以上連続する符号に対して特別な意
味を付与することが可能となる。
【0014】本発明の情報記録媒体の他の態様では、前
記同期信号は、前記RLL変調のバイオレーションパタ
ーンで構成する。
【0015】この態様によれば、RLL変調のバイオレ
ーションパターン、即ちRLL変調により表れないパタ
ーンを同期信号として用いる。例えば上述した4−5変
調では0が3個以上連続する符号を同期信号のパターン
とするので、制御情報とは区別されて確実に同期信号は
再生される。
【0016】本発明の情報記録媒体の他の態様では、前
記同期信号には、前記分割されたデータ領域の夫々に対
応して異なる番号が付されている。
【0017】この態様によれば、同期信号のパターンが
検出された段階で、その同期信号の番号がわかる。情報
記録媒体上に複数回記録された制御情報において、同じ
同期信号の番号が入っている分割されたデータ領域の少
なくとも一つが読み取れれば、その同期信号の番号に対
応する部分のデータの再生が可能となる。
【0018】本発明の情報記録媒体記録方法は上記課題
を解決するために、再生すべき再生データを記録する再
生データ領域と、少なくとも前記再生データを再生する
際の再生制御情報を含む制御情報がトラック一回転分を
一単位として複数トラック上に同一にCAV記録される
制御情報領域とを有する情報記録媒体にデータを記録す
る情報記録媒体記録方法であって、前記制御情報領域を
構成するデータ領域を複数に分割するデータ領域分割工
程と、前記制御情報を、前記分割されたデータ領域の夫
々に対応して分割する制御情報分割工程と、前記制御情
報領域に記録する前記制御情報をRLL変調するRLL
変調工程と、前記データ領域分割工程により分割された
データ領域の夫々に、同期信号として前記RLL変調の
バイオレーションパターンを付与するパターン付与工程
と、前記RLL変調された制御情報、及び、同期信号と
しての前記バイオレーションパターンを位相変調する位
相変調工程と、前記データ領域分割工程により分割され
たデータ領域の夫々に、前記位相変調工程により位相変
調された前記制御情報と前記バイオレーションパターン
を記録する記録工程とを備える。
【0019】本発明の情報記録媒体記録方法によれば、
データ記録領域として少なくとも再生すべきデータを記
録する領域と、再生制御を行うための制御情報が記録さ
れた領域を備える情報記録媒体、例えば光ディスクに対
し、制御情報はトラック一回転分を一つの単位とし、複
数のトラックに同一のデータとして記録される。この制
御情報はCAVに対応して記録されていて、読み出すと
きは回転数一定の状態で読み出される。この記録方法に
よれば複数のトラックを用いて記録されているので光デ
ィスクの半径方向に所定の幅を有し、光ディスクに偏芯
があったとしても光ピックアップのビームスポットのト
レースはその所定幅の中に納まる。従って、記録再生開
始時に、まず光ディスクの制御方式、例えばトラッキン
グ方式或いは回転制御方式等の情報を、トラッキング制
御のない状態で再生することができ、制御情報を得るこ
とが可能となる。
【0020】制御情報を記録するデータ領域は複数に分
割され、夫々のデータ領域に対して制御情報も分割され
記録される。制御情報はRLL変調され、また夫々のデ
ータ領域に同期信号としてRLL変調のバイオレーショ
ンパターンが付与される。更にRLL変調された制御情
報と同期信号は位相変調され所定のデータ領域に記録さ
れる。
【0021】このような記録方法で記録された同期信号
は他の制御情報と区別して再生される。また、同期信号
が所定間隔で多数記録されているため、それらの中の一
つが再生されれば制御情報を読み取ることができる。
【0022】本発明の情報記録媒体記録方法の一態様で
は、当該情報記録媒体記録方法は更に、前記同期信号に
は、前記データ領域分割工程により分割されたデータ領
域の夫々に対応して異なる番号を付与する番号付与工程
を備える。
【0023】この態様によれば、同期信号のパターンが
検出された段階で、その同期信号の番号が分かれば、デ
ータの場所が分かり、ある同期信号が読めなくても、エ
ラー訂正でデータの復活が可能になる。
【0024】本発明の情報記録媒体記録装置は上記課題
を解決するために、再生すべき再生データを記録する再
生データ領域と、少なくとも前記再生データを再生する
際の再生制御情報を含む制御情報がトラック一回転分を
一単位として複数トラック上に同一にCAV記録される
制御情報領域とを有する情報記録媒体にデータを記録す
る情報記録媒体記録装置であって、前記制御情報領域を
構成するデータ領域を複数に分割するデータ領域分割手
段と、前記制御情報を、前記データ領域分割手段により
分割されたデータ領域の夫々に対応して分割する制御情
報分割手段と、前記制御情報領域に記録する前記制御情
報をRLL変調するRLL変調手段と、前記データ領域
分割手段により分割されたデータ領域の夫々に、同期信
号として前記RLL変調のバイオレーションパターンを
付与するパターン付与手段と、前記RLL変調された制
御情報、及び、同期信号としての前記バイオレーション
パターンを位相変調する手段と、前記データ領域分割手
段により分割されたデータ領域の夫々に、前記位相変調
手段により位相変調された前記制御情報と前記バイオレ
ーションパターンを記録する記録手段とを備える。
【0025】本発明の情報記録媒体記録装置によれば、
データ記録領域として少なくとも再生すべきデータを記
録する領域と、再生制御を行うための制御情報が記録さ
れた領域を備える情報記録媒体、例えば光ディスクに対
し、制御情報はトラック一回転分を一つの単位とし、複
数のトラックに同一のデータとして記録する記録装置で
ある。この制御情報はCAVに対応して記録し、読み出
すときは回転数一定の状態で読み出すことが可能であ
る。この記録装置によれば制御情報は複数のトラックを
用いて記録されているので光ディスクの半径方向に所定
の幅を有し、光ディスクに偏芯があったとしても光ピッ
クアップのビームスポットのトレースはその所定幅の中
に納まる。従って、再生開始時に、まず光ディスクの制
御方式、例えばトラッキング方式或いは回転制御方式等
の情報をトラッキング制御がされていない状態で再生す
ることができる。
【0026】制御情報を記録するデータ領域は複数に分
割され、夫々のデータ領域に対して制御情報も分割され
記録する。制御情報はRLL変調され、また夫々のデー
タ領域に同期信号としてRLL変調のバイオレーション
パターンが付与される。更にRLL変調された制御情報
と同期信号は位相変調され所定のデータ領域に記録す
る。
【0027】このような記録装置で記録された同期信号
は他の制御情報と区別して再生される。また、同期信号
が所定間隔で多数記録されているため、それらの中の一
つが再生できなくても、他の部分にある他の同期信号を
読み取ることができ、エラー訂正により記録されている
データの再生が可能となる。
【0028】本発明の情報記録媒体記録装置の一態様で
は、当該情報記録媒体記録装置は更に、前記同期信号に
は、前記データ領域分割手段により分割されたデータ領
域の夫々に対応して異なる番号を付与する番号付与手段
を備える。
【0029】この態様によれば、同期信号のパターンが
検出された段階で、その同期信号の番号がわかる。情報
記録媒体上に複数回記録された制御情報において、同じ
同期信号の番号が入っている分割されたデータ領域の少
なくとも一つが読み取れれば、その同期信号の番号に対
応する部分のデータの再生が可能となる。
【0030】本発明の情報記録媒体再生装置は上記課題
を解決するために、再生すべき再生データを記録する再
生データ領域と、少なくとも前記再生データを再生する
際の再生制御情報を含む制御情報がトラック一回転分を
一単位として複数トラック上に同一にCAV記録される
制御情報領域とを有する情報記録媒体に記録されたデー
タを再生する情報記録媒体再生装置であって、前記記録
されたデータを読み取る読取手段と、前記読取手段によ
り読み取られた信号を位相復調する位相復調手段と、前
記位相復調手段により復調された信号からRLL変調の
バイオレーションパターンを検出するパターン検出手段
と、前記パターン検出手段により検出されたバイオレー
ションパターンを有する信号を同期信号とし、該同期信
号に基づき、位相復調信号からデータを復調するデータ
復調手段とを備える。
【0031】本発明の情報記録媒体再生装置によれば、
データ記録領域として少なくとも再生すべきデータを記
録する領域と、再生制御を行うための制御情報が記録さ
れた領域を備える情報記録媒体から、再生すべきデータ
と制御情報を再生する。例えば光ディスクに対し、制御
情報はトラック一回転分を一つの単位とし、複数のトラ
ックに同一のデータとして記録されている。この制御情
報はCAVに対応して記録されていて、回転数一定の状
態で読み出すことが可能である。この再生装置によれば
制御情報は複数のトラックを用いて記録されているので
光ディスクの半径方向に所定の幅を有し、光ディスクに
偏芯があったとしても光ピックアップのビームスポット
のトレースはその所定幅の中に納まる。従って、再生開
始時に、まず光ディスクの制御方式、例えばトラッキン
グ方式或いは回転制御方式等の情報をトラッキング制御
がされていない状態で再生することができる。
【0032】制御情報は複数に分割されたデータ領域
に、制御情報も夫々の分割されたデータ領域に分割され
て記録されている。また、制御情報はRLL変調され、
また夫々のデータ領域に同期信号としてRLL変調のバ
イオレーションパターンが付与されているので、同期信
号は確実に再生することが可能である。
【0033】本発明のこのような作用、及び他の利得は
次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0034】
【発明の実施の形態】(情報記録媒体の実施形態)本発
明の情報記録媒体の実施形態について、図1から図7を
参照して説明する。ここで図1は本発明の情報記録媒体
に係わる光ディスクのデータ領域を示す図である。ま
た、図2は低NAの光学系を用いる光ディスクの表面に
付着した塵埃とデータ再生時のエラーについて説明する
ための図であり、図3は図2の光ディスクの制御情報の
フォーマットの例を示す図である。図4は高NAの光学
系を用いる光ディスクの表面に付着した塵埃とデータ再
生時のエラーについて説明するための図であり、図5は
本発明に係わる光ディスクの制御情報のフォーマットを
示す図である。また、図6は本発明に係わる光ディスク
の制御情報の記録状態を示す図であり、図7はPE変調
を示す図であり、更に図8は制御情報をRLL変調する
変換例を示す図である。
【0035】まず、図1に示すように光ディスク10は
ディスク本体上の記録面にセンターホール11を中心と
して内周から外周に向けて、例えば光ディスクの記録再
生時の制御に係わる情報を記録している制御情報記録領
域12、その他のコントロール信号が記録されているコ
ントロールデータ領域13、光ディスクの製造者が必要
なデータを記録する製造データ領域14、ユーザが所望
のデータを記録するデータ領域15等の記録領域に区分
される。しかしながらこれらの配置はこれに限ることは
ない。特に本願では制御情報記録領域12に記録する制
御情報のデータフォーマットに関していて、少なくとも
制御情報記録領域12とデータ領域15は備えるものと
する。
【0036】制御情報記録領域12は、光ディスク10
の最大偏芯量より大きい半径方向の幅を有すると共に、
少なくとも記録されているデータを再生する際のトラッ
キング制御方式を識別するための識別情報を含む制御デ
ータが、トラッキングサーボ回路におけるトラッキング
サーボループをオープンにした状態で当該制御データを
検出することができる変調方式により記録されている。
更に制御情報記録領域12におけるトラック1回転分を
一単位として複数トラックに同一の制御データが記録さ
れ、同一部分の制御データは光ディスク10の半径方向
に揃うように記録されている。
【0037】制御情報記録領域12がこのようなデータ
構成をとるのは、光ディスクには2種類のディスクがあ
るためである。
【0038】1つの光ディスクには例えばコンパクトデ
ィスクのようにトラックが設けられている。このトラッ
クとはグルーブが連続的に形成され、このグルーブの上
に、或いはグルーブとグルーブとの間に形成されるラン
ドの上に情報が記録される。この型の光ディスクでのト
ラッキングは例えばプシュプル方式等の原理に従って連
続方式のトラッキング制御を行うことができる。
【0039】また他の1つの光ディスクは所定の間隔で
ウォブルピットと称するものが形成されている。ウォブ
ルピットとはトラック(仮想トラック)中心の左右に配
置されているので、各ウォブルピットのタイミングにお
けるRF信号のレベル差からトラッキングエラー信号を
再生するころができる。トラッキング信号は次のウォブ
ルピットの位置までホールドされるサンプルサーボ方式
がこの形態の光ディスクに用いられる。
【0040】このようなサンプルサーボ方式によりトラ
ッキング制御される光ディスクにはグルーブが形成され
ておらず、また前述した連続方式によりトラッキング制
御される光ディスクにはウォブルピットが形成されてい
ない。従って、サンプルサーボ方式の光ディスク装置に
おいては連続方式の光ディスクをドライブすることがで
きず、一方、連続方式の光ディスク装置においてはサン
プルサーボ方式の光ディスクをドライブすることができ
ない。そのため、光ディスクをドライブする場合、何れ
の方式による光ディスクであるかを予め判別する必要が
ある。
【0041】制御情報記録領域12はこの光ディスクの
トラッキング方式を検出するための情報を含めて制御情
報が記録されている。その検出のために制御情報記録領
域12は上述したように、光ディスク10の半径方向に
所定の幅の範囲で同一の制御情報を記録した複数のトラ
ックを有する構造を採るものであって、トラッキングを
かけない状態で制御情報を再生することができる。
【0042】従って、上述した制御情報記録領域12の
構造の有する光ディスク10をドライブする時にトラッ
キングサーボループをオープンにすると共に光ディスク
10の回転角速度を一定として回転させ、当該制御情報
記録領域12の範囲の中心に光ピックアップを固定にす
ることにより、光ピックアップが光ディスク10の偏芯
に起因して制御データが記録された複数のトラックを横
切る時の検出信号から識別情報に対応する識別信号を抽
出して判読することができる。従って、予め光ディスク
のトラッキング制御方式が不明の場合であっても、当該
識別信号を検出することにより当該トラッキング方式を
識別することができる。
【0043】次に光ディスクの表面に塵埃等が付着した
状態とビームスポットとの関係について説明する。図2
は低NA(例えばNA0.6)で基板20a上の光透過
膜17aが0.6mmと比較的厚い光ディスク16で、
光ビーム18aの光透過膜17aの上に直径0.2mm
の塵埃19が付着している場合である。光透過膜17a
上でのビームスポットの直径は0.52mmとなる。従
ってこの場合、光ビーム18aのビームスポットは塵埃
19よりも十分に大きく、光透過膜17aの裏面に設け
られるピットを再生することは可能である。
【0044】図2に示すような光ディスク16に対し
て、制御情報記録領域12における識別信号のフォーマ
ットとして例えば図3に示すものがある。1トラック
(1回転分の長さ)は3つのセグメントに区分され、各
セグメントは177ビットの長さにより構成され、セグ
メントとセグメントとの間には11ビット、或いは1
0.9ビットのギャップ(何も記録されていないミラー
領域)が形成される。1つのセグメントは16ビットの
プリアンブル(Preamble)と1ビットの同期信
号(Sync)と、24ビットのトラックアドレス及び
セグメントドレスと、128ビットのデータと、8ビッ
トの誤り検出符号(CRC)とにより構成される。この
128ビットの制御データの中にはサーボ方式を識別す
る識別信号が記録される。また、この制御データには光
ディスクの反射率、回転角速度一定(CAV)、回転線
速度一定(CLV)の区別、リードパワー、トラックの
区別(ランドまたはグルーブ)等に関する信号も含まれ
る。
【0045】このフォーマットは、各セグメントの中に
1ビットの同期信号が設けられている。これは上述した
ようにデータを再生するときに塵埃19や傷による影響
が少ないため、同期信号の検出が十分に行えるためであ
る。
【0046】これに対し図4に示すように本発明に係わ
る光ディスク10では、高NA(例えばNA0.85)
で基板20b上の光透過膜17bが0.1mmと薄い光
ディスクで、光ビーム18bの光透過膜17bの上に直
径0.2mmの塵埃19が付着している場合、光透過膜
17b上でのビームスポットの直径は0.137mmと
なり、光ビーム18bのビームスポットは塵埃19より
も小さく、光透過膜17bの裏面に設けられるピットの
再生を妨げることになる。
【0047】図4に示すような光ディスク10に対し
て、制御情報記録領域12における識別信号のフォーマ
ットとして例えば図5に示すものがある。図5は光ディ
スク10に対して塵埃19が付着していても制御情報記
録領域12に記録された同期信号を検出することができ
る同期信号の記録配置を示している。
【0048】図5に示すように1トラック(1回転分の
長さ)は3つのセグメントに区分され、セグメントとセ
グメントとの間にはギャップが設けられている。1つの
セグメントは8つのデータ領域に分割され、その夫々の
データ領域の先頭には8ビットの同期信号(Sync)
が設けられている。また各データ領域には制御データの
他にトラックやセグメントのアドレス情報、エラー訂正
情報等が記録されていてもよい。従って各セグメント中
に同期信号が8個、同一の間隔で配置されていて、1ト
ラックで合計24個の同期信号が記録されていることに
なる。また、各セグメント間のギャップは8ビットの何
も記録されていないミラー領域と8ビットの固定パター
ンによるプリアンブル領域がある。制御データの中には
サーボ方式を識別する識別信号や光ディスクの反射率、
回転角速度一定、回転線速度一定の区別、リードパワ
ー、トラックの区別(ランドまたはグルーブ)等に関す
る信号が含まれる。また、各セグメントは全く同一の情
報が記録されている。尚、1トラックのセグメントは3
つに限ることはなく、また1つのセグメントを8つのデ
ータ領域に分割することに限ることはない。
【0049】前述したように光ディスクをドライブする
ときに、まず制御情報記録領域12のデータを読み出さ
なくてはならない。即ちトラッキングの方式や回転制御
方式等を知る必要がある。このために光ディスクの偏芯
を考慮して、制御情報記録領域12は図6に示す形態で
情報が記録されている。即ち、仮想トラックの上に図5
で示すデータに対応するピットが形成されていて、それ
と同じデータ構成のトラックが複数本、光ディスクの半
径方向に、同一信号が同一位置に揃う様に形成される。
この複数本とはビームスポットが光ディスクに偏芯があ
っても制御情報記録領域12から外れることがない幅を
形成する本数である。
【0050】この制御情報記録領域12のデータを再生
する手順は、まず、トラッキングサーボループをオープ
ンにし、光ディスクを所定の角速度一定で回転させる。
光ディスクは偏芯した状態で回転するので制御情報記録
領域12を、ビームスポットは図6(a)の矢印P、或
いは矢印P′で示す方向にトラックを横切ってトレース
する。制御情報記録領域12では同一の信号が同一の半
径位置に揃うように記録されているので、情報検出点が
各トラックに亘ったとしても図6(b)に示すように同
一トラック(仮想トラック)上をトレースした場合と同
一の再生信号が得られる。
【0051】光ディスク10、即ち高NAの光学系を用
い、光透過膜17bが極めて薄い光ディスクにおいて、
図5に示すフォーマットで制御情報記録領域12のデー
タを構成することで、塵埃19や傷がSyncパターン
の上にあったとしても、それ以外の多数のSyncパタ
ーンのうち、いずれか1つが再生できればエラー訂正を
使用してデータを再生することができる。従って高NA
の光学系を用い、光透過膜17bが極めて薄い光ディス
クであっても塵埃19や傷に対して十分に強い再生能力
を保持することが可能となる。
【0052】各セグメントにおいてデータは図7に示す
ようなデジタル的にPE変調され記録される。このPE
変調とは論理「0」はピット配列の前半分に例えばデュ
ーティ50パーセントの所定数のピットを形成し、後ろ
半分を鏡面状態にすることにより表され、一方、論理
「1」はピット配列の前半分を鏡面状態とし、後ろ半分
にデューティ50パーセントの所定数のピットを形成す
ることにより表される。
【0053】SyncパターンはPE変調のバイオレー
ションが使用できるが、PE領域ではトラッキングをか
けず、従ってクロックも抽出しないでデータを読み取る
ことになるため、このパターンをSyncパターンとし
て用いることができない。そこでデータをRLL変調
し、そのランレングス違反のパターン、即ちRLL変調
では現れないパターンをSyncパターンにすることが
できる。PE領域のデータの読み取りを確実にするため
に、複数セグメントの記録を行ってきたが、複数Syn
cによりその多重化を少なくすることは可能である。
【0054】RLL符合の例として図8に示す4−5変
調がある。4ビットの符号を5ビットの符号で表す変換
であって、最小ランレングスdは0、最大ランレングス
dは2となる変調方式である。即ち最大ランレングスd
は2であるから、0が3個以上連続し、その両端が1で
あるパターンはこの4−5変調には存在しない。従って
そのようなバイオレーションパターンをSyncパター
ンとすることで、Syncを他のデータから区別して検
出が可能となる。
【0055】また、Syncパターンが検出された段階
で、そのSyncの番号が分かれば、エラー訂正での場
所が分かる。従ってSyncの番号を入れることで、あ
るSyncが読めなくても、エラー訂正でデータの復活
が可能になる。従って図8に示すようにSyncの信号
として例えば1000010xxx(xxxはSync
ナンバー)と設定される。また、Preambleとし
て例えば符号1111001111が設定される。
【0056】(情報記録媒体記録装置の実施形態)本発
明に係わる情報記録媒体記録装置の実施形態につい図9
を参照して説明する。尚、図9は本発明に係わる光ディ
スクの記録装置の構成を示すブロック図である。
【0057】本実施形態の情報記録媒体記録装置1は、
基準となるクロックを発生するクロック発生部21と、
光ディスク10の制御情報記録領域12にデータを記録
するためにクロックを生成するPLL(Phase L
ocked Loop)22、記録信号発生部23、R
LL変調部24、同期信号追加部25、PE変調部26
と、光ディスク10のコントロールデータ領域13、製
造データ領域14、データ領域15に記録するデータを
変調する記録信号変調27と、記録用のレーザを駆動す
るレーザ駆動部28と、装置全体の動作を制御する制御
部29を備え、機構部として光ピックアップ30a、ス
ライダ31a、スピンドルモータ32aを有して構成さ
れる。
【0058】クロック発生部21は、データを記録する
際の基準となるクロックを発生する。制御情報記録領域
12にデータを記録するために、PLL22はクロック
発生部21のクロックに同期してデータを記録するため
の更なるクロックを生成する。記録信号発生部23は記
録すべき制御用のデータを発生し、RLL変調部24で
図8に示すようにRLL変調する。同期信号追加部25
でRLL変調のバイオレーションパターンによるSyn
cパターンを生成して記録信号に追加し、これらの信号
はPE変調部26でPE変調される。
【0059】また、コントロールデータ領域13、製造
データ領域14、データ領域15に記録するための記録
信号は記録信号変調部27で記録用の信号に変換され
る。ここでは、フォーマット変換の他にエラー訂正用の
信号の追加等、データを記録する際の通常行われるデー
タ処理がなされる。
【0060】記録されるべき変調されたデータはレーザ
駆動部28に入力され、更に光ピックアップ30aに入
力され、制御部29により制御されて光ディスク10に
記録される。このとき光ピックアップ30aの光ディス
ク半径方向の位置はスライダ31aの制御部29に基づ
くに動作により、また光ディスク10の回転はスピンド
ルモータ32aの制御部29に基づくに動作により制御
される。
【0061】尚、上述した構成に加えて記録装置として
必要な他の一般的な機能、例えば操作手段や表示手段を
供えることは当然である。
【0062】(情報記録媒体再生装置の実施形態)本発
明に係わる情報記録媒体再生装置の実施形態につい図1
0を参照して説明する。尚、図10は本発明に係わる光
ディスクの再生装置の構成を示すブロック図である。
【0063】本実施形態の情報記録媒体再生装置2は、
再生信号処理部41と、光ディスク10のコントロール
データ領域13、製造データ領域14、データ領域15
からの再生信号を処理するために、PLL42、同期検
出部43、復調部44、エラー訂正部45、データ復元
部46と、光ディスク10の制御情報記録領域12から
の再生信号を処理するためのPEP復調部47、同期検
出部48、データ復調部49、エラー訂正部50、クロ
ック発生部51、CPU52と、装置全体の動作を制御
する制御部53を備え、機構部として光ピックアップ3
0、スライダ31、スピンドルモータ32を有して構成
される。
【0064】光ディスク10に記録されているデータは
光ピックアップ30bによりピックアップされる。この
ときの光ピックアップ30bのディスク半径方向の位置
は、スライダ31bが制御部53に基づいて制御される
ことで決定され、また光ディスク10の回転はスピンド
ルモータ32bが制御部53に基づいて制御されること
で回転数が決定される。光ピックアップ30bでピック
アップされた信号は再生信号処理部41で、後段でのデ
ータ処理に適するように信号処理がなされる。
【0065】光ディスク10のコントロールデータ領域
13、製造データ領域14、データ領域15からの信号
の処理をするために、再生信号処理部41からの信号に
基づきPLL42でデータを再生するためのクロックが
生成され、同期検出部43、復調部44に供給される。
まず、同期検出部43で再生信号処理部41からの信号
から同期信号が検出され、次に、復調部44でデータが
復調される。その後エラー訂正部45でエラーが訂正さ
れ、データ復元部46で元の完全なデータに復元されて
出力される。
【0066】また、光ディスク10の制御情報記録領域
12からの再生信号を処理するために、再生信号処理部
41の信号はPEP復調部47でPE変調された信号を
復調する。次に同期検出部48でRLL変調のバイオレ
ーションパターンから同期信号を検出し、この同期信号
に基づいてデータ復調部49でデータを復調する。次に
エラー訂正部50でエラー訂正を行い、制御データとし
て出力する。クロック発生器51からのクロックで制御
情報記録領域12からの再生信号処理は制御される。制
御データとして出力されたデータはCPU52に入力さ
れ、装置全体の再生動作の制御が行われる。
【0067】尚、上述した構成に加えて再生装置として
必要な他の一般的な機能、例えば操作手段や表示手段を
供えることは当然である。
【0068】また、記録再生が一体化した情報媒体記録
再生装置については、上述した記録装置と再生装置を合
体して構成できることは当然である。このとき共通でき
る回路部や機構部は記録、再生時の別に応じて動作を対
応させ、用いることが可能である。
【0069】本発明は、上述した実施形態に限られるも
のではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる
発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能で
あり、そのような変更を伴う情報記録媒体及び情報記録
媒体記録方法並びに情報記録媒体記録装置と情報記録媒
体再生装置もまた本発明の技術思想に含まれるものであ
る。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように制御情報の1セグメ
ント内に複数の同期信号を設けるようにしたため、1個
の同期信号が読めなくても、他の同期信号の読み取りが
可能であれば、その同期信号に基づいて同期を取ること
が可能であり、データを再生することができる。従って
塵埃に対して再生能力の高い、高密度の情報記録媒体が
提供される。
【0071】また、データをRLL変調することで、そ
のRLL変調に禁止されているパターンを同期信号とし
て用いることができ、従って同期信号の読み取りが確実
に行われる。更に、同期信号ごとに番号を入れること
で、エラー訂正によるデータの再生が確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる光ディスクのデータ領域を示す
図である。
【図2】低NAの光学系を用いる光ディスクの表面に付
着した塵埃とデータ再生時のエラーについて説明するた
めの図である。
【図3】図2の光学系における制御情報のフォーマット
の例を示す図である。
【図4】高NAの光学系を用いる光ディスクの表面に付
着した塵埃とデータ再生時のエラーについて説明するた
めの図である。
【図5】本発明に係わる光ディスクの制御情報のフォー
マットを示す図である。
【図6】本発明に係わる光ディスクの制御情報の記録状
態を示す図である。
【図7】PE変調について説明するための図である。
【図8】RLL変調の変換例を示す図である。
【図9】本発明に係わる情報記録媒体記録装置の構成を
示すブロック図である。
【図10】本発明に係わる情報記録媒体再生装置の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・情報記録媒体記録装置 2・・・情報記録媒体再生装置 10、16・・・光ディスク 11・・・センターホール 12・・・制御情報記録領域 13・・・コントロールデータ領域 14・・・製造データ領域 15・・・データ領域 17a、17b・・・光透過膜 18a、18b・・・光ビーム 19・・・塵埃 20a、20b・・・基板 21、51・・・クロック発生器 22・・・PLL 23・・・記録信号発生部 24・・・RLL変調部 25・・・同期信号追加部 26・・・PE変調部 27・・・記録変調部 28・・・レーザ駆動部 29・・・制御部 30a、30b・・・光ピックアップ 31a、31b・・・スライダ 32a、32b・・・スピンドルモータ 41・・・再生信号処理部 42・・・PLL 43、48・・・同期検出部 44・・・復調部 45、50・・・エラー訂正部 46・・・データ復元部 47・・・PEP復調部 49・・・データ復調部 52・・・CPU

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生すべき再生データを記録する再生デ
    ータ領域と、少なくとも前記再生データを再生する際の
    再生制御情報を含む制御情報がトラック一回転分を一単
    位として複数トラック上に同一にCAV記録される制御
    情報領域とを有する情報記録媒体であって、 前記制御情報を記録するデータ領域は複数に分割されて
    いること、 前記分割されたデータ領域の夫々に、前記制御情報が分
    割して記録されていること、 前記分割されたデータ領域の夫々に、前記制御情報とは
    異なるパターンの同期信号が記録されていること、 前記制御情報および前記同期信号は位相変調されている
    ことを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記制御情報はRLL変調されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記同期信号は、前記RLL変調のバイ
    オレーションパターンで構成することを特徴とする請求
    項2に記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記同期信号には、前記分割されたデー
    タ領域の夫々に対応して異なる番号が付されていること
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記
    載の情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 再生すべき再生データを記録する再生デ
    ータ領域と、少なくとも前記再生データを再生する際の
    再生制御情報を含む制御情報がトラック一回転分を一単
    位として複数トラック上に同一にCAV記録される制御
    情報領域とを有する情報記録媒体にデータを記録する情
    報記録媒体記録方法であって、 前記制御情報領域を構成するデータ領域を複数に分割す
    るデータ領域分割工程と、 前記制御情報を、前記分割されたデータ領域の夫々に対
    応して分割する制御情報分割工程と、 前記制御情報領域に記録する前記制御情報をRLL変調
    するRLL変調工程と、 前記データ領域分割工程により分割されたデータ領域の
    夫々に、同期信号として前記RLL変調のバイオレーシ
    ョンパターンを付与するパターン付与工程と、 前記RLL変調された制御情報、及び、同期信号として
    の前記バイオレーションパターンを位相変調する位相変
    調工程と、 前記データ領域分割工程により分割されたデータ領域の
    夫々に、前記位相変調工程により位相変調された前記制
    御情報と前記バイオレーションパターンを記録する記録
    工程とを備えることを特徴とする情報記録媒体記録方
    法。
  6. 【請求項6】 当該情報記録媒体記録方法は更に、 前記同期信号には、前記データ領域分割工程により分割
    されたデータ領域の夫々に対応して異なる番号を付与す
    る番号付与工程を備えることを特徴とする請求項5に記
    載の情報記録媒体記録方法。
  7. 【請求項7】 再生すべき再生データを記録する再生デ
    ータ領域と、少なくとも前記再生データを再生する際の
    再生制御情報を含む制御情報がトラック一回転分を一単
    位として複数トラック上に同一にCAV記録される制御
    情報領域とを有する情報記録媒体にデータを記録する情
    報記録媒体記録装置であって、 前記制御情報領域を構成するデータ領域を複数に分割す
    るデータ領域分割手段と、 前記制御情報を、前記データ領域分割手段により分割さ
    れたデータ領域の夫々に対応して分割する制御情報分割
    手段と、 前記制御情報領域に記録する前記制御情報をRLL変調
    するRLL変調手段と、 前記データ領域分割手段により分割されたデータ領域の
    夫々に、同期信号として前記RLL変調のバイオレーシ
    ョンパターンを付与するパターン付与手段と、 前記RLL変調された制御情報、及び、同期信号として
    の前記バイオレーションパターンを位相変調する手段
    と、 前記データ領域分割手段により分割されたデータ領域の
    夫々に、前記位相変調手段により位相変調された前記制
    御情報と前記バイオレーションパターンを記録する記録
    手段とを備えることを特徴とする情報記録媒体記録装
    置。
  8. 【請求項8】 当該情報記録媒体記録装置は更に、 前記同期信号には、前記データ領域分割手段により分割
    されたデータ領域の夫々に対応して異なる番号を付与す
    る番号付与手段を備えることを特徴とする請求項7に記
    載の情報記録媒体記録装置。
  9. 【請求項9】 再生すべき再生データを記録する再生デ
    ータ領域と、少なくとも前記再生データを再生する際の
    再生制御情報を含む制御情報がトラック一回転分を一単
    位として複数トラック上に同一にCAV記録される制御
    情報領域とを有する情報記録媒体に記録されたデータを
    再生する情報記録媒体再生装置であって、 前記記録されたデータを読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取られた信号を位相復調する位
    相復調手段と、 前記位相復調手段により復調された信号からRLL変調
    のバイオレーションパターンを検出するパターン検出手
    段と、 前記パターン検出手段により検出されたバイオレーショ
    ンパターンを有する信号を同期信号とし、該同期信号に
    基づき、位相復調信号からデータを復調するデータ復調
    手段とを備えることを特徴とする情報記録媒体再生装
    置。
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