JP2005251388A - 記録ディスク及び記録情報再生装置並びに記録情報再生方法 - Google Patents

記録ディスク及び記録情報再生装置並びに記録情報再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】プッシュプル方式によるトラッキング制御を採用して記録ディスクに対して情報データの再生を行う際に、迅速に再生動作を開始させることが可能な記録ディスク及び記録情報再生装置並びに記録情報再生方法を提供することを目的とする。
【解決手段】記録ディスクから記録情報の再生を行う記録情報再生装置にて生成されるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報を、この記録ディスクの制御データ領域内において記録トラックの直交方向に向けて複数回繰り返し記録しておく。かかる記録ディスクから記録情報の再生を行うにあたり、記録ディスクから読み取られた読取信号に基づき、上記制御データ領域に記録されている識別情報を復元し、上記識別情報及び読取信号に基づいてプッシュプル読取信号を生成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録ディスク、及びかかる記録ディスクから記録情報の再生を行う記録情報再生装置に関する。
現在、音声、映像、及びコンピュータデータ等の情報データが予め記録されている読取専用の光学式記録媒体としてDVD−ROMが普及している。DVD−ROMは、例えば第1記録層及び第2記録層からなる2層の記録面を有する。かかるDVD−ROMにおける読取ビーム光の照射側である上面側から第1記録層を眺めると、情報データを担う記録ピット列が螺旋状又は同心円状のトラック上に形成されている。又、DVD−ROMの下面から上記第2記録層を眺めると、情報データを担う記録ピット列が螺旋状又は同心円状のトラック上に形成されている。つまり、DVD−ROMの上面から第1及び第2記録層を眺めた場合には、第1記録層に形成されている記録ピットの各々は凸状であるが、第2記録層に形成されている記録ピットの各々は凹状となる。そこで、以下、第1記録層に記録されている記録ピットを凸状記録ピット、第2記録層に記録されている記録ピットを凹状記録ピットと称する。
かかるDVD−ROMから記録情報の再生を行う従来の再生装置では、DPD(Differential Phase Detection)方式によるトラッキングサーボを実施する。DPD方式によるトラッキング制御では、記録ディスクにビーム光を照射した際の反射光を図1に示す如き形態にて配列された4つの光検出器20a〜20dにて個別に受光して光電変換して得られた読取信号Ra〜Rdを用いる。そして、これら読取信号Ra〜Rdを用いた下記演算により高周波信号と対角線差信号を得て、両者の位相差を誤差信号としてトラッキング制御を実施するのである。
高周波信号=Ra+Rb+Rc+Rd
対角線差信号=(Ra+Rc)−(Rb+Rd)
かかるDPD方式を採用することにより、凸状記録ピットが記録されている第1記録層、及び凹状記録ピットが記録されている第2記録層のいずれに対しても、良好なトラッキング制御が為される。
一方、書込可能なDVD−R又はDVD−RWの如き記録ディスクには、ディスク上の位置を表すディスクアドレスに対応したウォブル形態を有する記録トラックが予め形成されている。かかるDVD−R又はDVD−RWに対して情報データの記録及び再生を行う記録情報再生装置では、記録ディスクに形成されている記録トラックのウォブル形態を読み取ることによりディスク上の位置を認識しつつ情報データの記録を行う。この際、記録トラックのウォブル形態を読み取るべくプッシュプル信号を用いる。プッシュプル信号は、図1に示す如き4つの光検出器20a〜20dにて個別に受光して光電変換して得られた読取信号Ra〜Rdを用いた下記演算により得られる。
プッシュプル信号=(Ra+Rb)−(Rc+Rd)
更に、かかる記録情報再生装置では、上記プッシュプル信号に基づいてトラッキングサーボを実行する。すなわち、DVD−R又はDVD−RWの如き記録ディスクに対して情報データの記録及び再生を行う記録情報再生装置は、上記プッシュプル信号に基づき、記録トラックのウォブル形態に対応したディスクアドレスを取得しつつトラッキングサーボを実行するのである。
従って、DVD−R、DVD−RW及びDVD−ROMのいずれにも対応した従来の記録情報再生装置内には、上記プッシュプル信号、高周波信号及び対角線差信号を夫々得る為の専用の演算回路が搭載されており、装置構成が大規模になるという問題があった。そこで、上記プッシュプル信号のみで、DVD−R、DVD−RW及びDVD−ROMのいずれに対してもトラッキングサーボを実施することが可能な記録情報再生装置が望まれていた。
ところが、上述した如きDVD−ROMの第1記録層から凸状記録ピット列を読み取った際に得られるプッシュプル信号と、第2記録層から凹状記録ピット列を読み取った際に得られるプッシュプル信号とは互いに逆極性になる。よって、このようなDVD−ROMから記録情報の再生を行うには、先ず、再生対象となった記録層から試し読み取りを行う。この際、適切なトラッキング制御が為されなかった場合にはプッシュプル信号の極性を反転させてから、再び最初の位置に戻って読取動作をやり直すのである。
従って、凹状記録ピット列が記録されている記録層と凸状記録ピット列が記録されている記録層とを備えた多層の記録ディスク、あるいは記録ピットの凸凹形状が規定されていない単層の記録ディスクに対してプッシュプル信号を用いたトラッキング制御を実行すると、読取動作が直ちに開始されない場合が生じる。
本発明は、かかる問題を解決せんとして為されたものであり、プッシュプル方式によるトラッキング制御を採用して記録ディスクに対して情報データの再生を行う際に、迅速に再生動作を開始させることが可能な記録ディスク及び記録情報再生装置並びに記録情報再生方法を提供することを目的とする。
請求項1記載による記録ディスクは、夫々に記録トラックが形成されている複数の記録層を有する記録ディスクであって、前記記録層から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が記録されている制御データ領域を備え、前記制御データ領域内には前記識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されている。
又、請求項5記載による記録ディスクは、記録トラック上に情報データが予め記録されている記録ディスクであって、前記情報データが記録されている情報データ領域と、前記情報データ領域から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が記録されている制御データ領域と、を備え、前記制御データ領域内には前記識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されている。
又、請求項6記載による記録ディスクは、記録トラック上に情報データの書き込みが可能な記録ディスクであって、前記情報データを記録するための情報データ領域と、前記情報データ領域から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が記録されている制御データ領域と、を備え、前記制御データ領域内には前記識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されている。
又、請求項7記載による記録情報再生装置は、夫々に記録トラックが形成されている複数の記録層を有し、前記記録層から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されている制御データ領域を備えた記録ディスクから記録情報を再生する記録情報再生装置であって、前記記録層にビーム光を照射しつつ前記記録層からの反射光を光電変換して読取信号を生成する読取手段と、前記読取信号に基づき前記制御データ領域に記録されている前記識別情報を復元する手段と、前記識別情報及び前記読取信号に基づいて前記プッシュプル読取信号を生成するプッシュプル読取信号生成手段と、前記プッシュプル読取信号に応じて前記ビーム光の光軸を前記記録トラックの直交方向に偏倚させるトラッキングサーボ回路と、を有する。
又、請求項8記載による記録情報再生方法は、夫々に記録トラックが形成されている複数の記録層を有し、前記記録層から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されている制御データ領域を備えた記録ディスクから記録情報を再生する記録情報再生方法であって、前記記録ディスクから読み取られた読取信号に基づき前記制御データ領域に記録されている前記識別情報を復元する行程と、前記識別情報及び前記読取信号に基づいて前記プッシュプル読取信号を生成するプッシュプル読取信号生成行程と、前記プッシュプル読取信号に応じて前記ビーム光の光軸を前記記録トラックの直交方向に偏倚させるトラッキング制御行程と、を有する。
記録ディスクから記録情報の再生を行う記録情報再生装置にて生成されるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報を、この記録ディスクの制御データ領域内において記録トラックの直交方向に向けて複数回繰り返し記録しておく。かかる記録ディスクから記録情報の再生を行うにあたり、記録ディスクから読み取られた読取信号に基づき、上記制御データ領域に記録されている識別情報を復元し、上記識別情報及び読取信号に基づいてトラッキング制御の為のプッシュプル読取信号を生成する。
図2(a)及び図2(b)は、本発明による記録ディスクの概略構成の一例を示す図である。
図2(a)は、かかる記録ディスクの断面を示す図である。
図2(a)に示すように、かかる記録ディスクには凸状の記録ピットが記録されている第1記録層RY1と、凹状の記録ピットが記録されている第2記録層RY2とが設けられている。これら第1記録層RY1及び第2記録層RY2の各々は、図2(b)に示すように、情報データ領域1、リードイン領域2、リードアウト領域3、及びPEP(phase encoded part)領域4に区分けされている。尚、PEP領域4は、第1記録層RY1及び第2記録層RY2の内の一方のみに設けられていても良い。
情報データ領域1は、映像、音声、コンピュータデータの如き各種情報データが記録されている領域である。又、リードイン領域2は、情報データ領域1に記録されている各情報データ片の記録位置、再生所有時間、ディスク識別情報等を含むリードインデータが記録されている領域である。又、PEP領域4は、トラッキング情報、凸凹識別情報等を含む再生制御データが位相符号化処理(後述する)されて記録されている領域である。尚、上記トラッキング情報とは、上記第1記録層RY1及び第2記録層RY2から記録情報の読み取りを行う際に実施すべきトラッキング方法を指定する情報である。又、上記凸凹識別情報とは、第1記録層RY1及び第2記録層RY2に記録されている記録ピットが夫々凸状であるか、あるいは凹状であるかを示す情報である。
図3は、第1記録層RY1(又は第2記録層RY2)における各領域での記録形態の一例をディスク上面から示す図である。
図3に示すように、情報データ領域1には情報データを担う記録ピットPt1によるピット列が形成されている。又、リードイン領域2には、上記リードインデータを担う記録ピットPt1によるピット列が形成されている。尚、リードイン領域2における上記ディスク識別情報を記録すべき領域WE内では、図3に示す如く、かかるディスク識別情報に対応した形態でウォブルするピット列が形成されている。PEP領域4には、上記凸凹識別情報を含む再生制御データに対して位相符号化処理を施して得られた位相符号化信号に対応した記録ピットPt2によるピット列が形成されている。この際、PEP領域4に形成されている記録ピットPt2の各々は、同一の記録ピット長を有するものである。尚、PEP領域4内において、記録ピットPt2の各々は、互いに隣接する複数のトラック上においてトラック直交方向に整列するように形成されている。
ここで、第1記録層RY1においては、上記記録ピットPt1及び記録ピットPt2の各々は、図4(a)に示す如くディスク表面に対して突出した凸状の記録ピットである。一方、第2記録層RY2では、上記記録ピットPt1及び記録ピットPt2の各々は、図4(b)に示す如くディスク表面に対して窪んだ凹状の記録ピットである。
このように、第1記録層RY1には凸状、第2記録層RY2には凹状の記録ピットが夫々記録されているので、上記実施例においては上記凸凹識別情報は、その状態を表す[01]なる2ビットデータとなる。尚、第1記録層RY1に凹状、第2記録層RY2に凸状の記録ピットが夫々記録されている場合には、凸凹識別情報は[10]なる2ビットデータとなる。又、第1記録層RY1及び第2記録層RY2に共に凸状の記録ピットが記録されている場合には[00]、第1記録層RY1及び第2記録層RY2に共に凹状の記録ピットが記録されている場合には[11]なる2ビットデータとなる。
図5は、上述した如き構造を有する記録ディスクを製造する為の原盤記録装置の構成の一例を示す図である。
原盤15の表面には、上記第1記録層RY1(第2記録層RY2)に対応したレジストパターンを作成する為のレジスト層が形成されている。スピンドルモータ17は、原盤15を角速度一定にて回転する。送りステージ18は、原盤15及びスピンドルモータ17を原盤15における半径方向に移動する。電子ビーム照射装置10は、記録ディスクに記録すべく入力された上記情報データ、再生制御データ及びリードインデータに応じて、原盤15のレジスト層表面に電子ビームを照射する。
コントローラ25は、電子ビーム照射装置10、スピンドルモータ17及び送りステージ18を制御することにより第1記録層RY1に対応したレジストパターン、並びに第2記録層RY2に対応したレジストパターンを夫々作成する。
先ず、コントローラ25は、図3に示す如き情報データ領域1に対応したレジスト層表面の箇所に情報データに応じて電子ビームを照射させるべく電子ビーム照射装置10を制御する。これにより、情報データ領域1に対応したレジスト層表面の箇所には、情報データを担う記録ピットPt1に対応した潜像が形成される。又、コントローラ25は、リードイン領域2に対応したレジスト層表面の箇所に対して、上記リードインデータに応じて電子ビームを照射させるべく電子ビーム照射装置10を制御する。これにより、リードイン領域2に対応したレジスト層表面の箇所には、上記リードインデータを担う記録ピットPt1に対応した潜像が形成される。更に、コントローラ25は、上記PEP領域4に対応したレジスト層表面の箇所に対し、上記再生制御データに位相符号化処理を施して得られた位相符号化信号に応じて電子ビームを照射させるべく電子ビーム照射装置10を制御する。これにより、PEP領域4に対応したレジスト層表面の箇所には、上記再生制御データを担う記録ピットPt2に対応した潜像が形成される。
尚、再生制御データに対する位相符号化処理は例えば以下の如く為される。
先ず、上記PEP領域4内では原盤15の1回転分の長さに相当する記録トラックを1トラックと捉える。この際、図6に示すように、1トラックは3つのセクタに区分される。各セクタは、例えば177ビット長からなり、そのセクタ間には11ビットのギャップが設けられている。1セクタは、16ビットのプリアンブル、1ビットの同期シンク、24ビットのトラックアドレス及びセクタアドレス、128ビットの再生制御データ、及び8ビットの誤り検出符号とからなる。この際、上記再生制御データ内には、第1記録層RY1に凸状、第2記録層RY2に凹状の記録ピットが夫々形成されていることを示す[01]なる2ビットの凸凹識別情報が含まれている。
コントローラ25は、上記プリアンブル、同期シンク、トラックアドレス、セクタアドレス、再生制御データ、及び誤り検出符号各々に対して図7(a)又は図7(b)に示す如き位相符号化処理を施して、各ビットの論理レベルに応じた位相符号化信号を得る。例えば、再生制御データ中の論理レベル0のビットは、図7(a)に示す如き、所定期間Tの前半区間AMにおいて論理レベル1及び0の変化を繰り返し、後半区間PMでは論理レベル0固定の位相符号化信号に変換される。一方、再生制御データ中の論理レベル1のビットは、図7(b)に示す如き、所定期間Tの前半区間AMでは論理レベル0固定であり、その後半区間PMにおいて論理レベル1及び0の変化を繰り返す位相符号化信号に変換される。コントローラ25は、かかる位相符号化処理によって得られた1セクタ分の位相符号化信号を、図6に示す如き3つのセクタにおいて繰り返し用いることにより1トラック分の位相符号化信号を生成する。更に、コントローラ25は、かかる1トラック分の位相符号化信号をN回繰り返し電子ビーム照射装置10に供給する。電子ビーム照射装置10は、供給された位相符号化信号が論理レベル1である期間に限り電子ビームを原盤15のレジスト層表面に照射する。これにより、PEP領域4に対応したレジスト層表面の箇所には、図3に示す如き形態で記録ピットPt2によるピット列の記録されたデータ0区間及びデータ1区間が形成される。データ0区間及びデータ1区間とは、PEP領域に記録すべき位相符号化処理前の各種データ(図4に示すプリアンブル、同期シンク、トラックアドレス、セクタアドレス、再生制御データ、及び誤り検出符号)の1ビット分を記録するのに費やされる記録トラック上の区間である。この際、データ0区間とは論理レベル0のデータビットを表す区間であり、その前半区間AMでは記録ピットPt2に対応した潜像が繰り返し形成され、後半区間PMでは潜像が一切形成されない。一方、データ1区間とは論理レベル1のデータビットを表す区間であり、その前半区間AMでは潜像が一切形成されず、後半区間PMのみで記録ピットPt2に対応した潜像が繰り返し形成される。この際、PEP領域4内では、互いに隣接するN本の記録トラック上の各々において、記録ピットPt2に対応した潜像がディスク半径方向、つまり記録トラックと直交する方向に整列して形成される。すなわち、図3に示す一例においては、PEP領域4内では、上記再生制御データに対応した1トラック分の位相符号信号が、互いに隣接する5本の記録トラック上において同様に記録されるのである。
ここで、原盤15への記録(レジスト層への潜像形成)が終了したら、この原盤15のレジスト層に形成されている潜像部のみを除去することにより、第1記録層RY1(第2記録層RY2)を形成するためのレジストパターンを作成する。そして、かかるレジストパターンにより、凸状の記録ピットPt1及びPt2によるピット列が形成されている第1記録層RY1と、凹状の記録ピットPt1及びPt2によるピット列が形成されている第2記録層RY2を夫々作成するのである。
次に、上述した如き第1記録層RY1及び第2記録層RY2を有する記録ディスクから記録情報の再生を行う再生装置について説明する。
図8は、かかる再生装置の構成を示す図である。
図8において、ピックアップ81は、スピンドルモータ82によって回転する記録ディスク80の第1記録層RY1又は第2記録層RY2に読取ビーム光を照射する。ピックアップ81には、図1に示す如き形態で配置された4つの光検出器20a〜20dが搭載されており、各々が記録ディスク80からの反射光を個別に受光して光電変換して得た読取信号Ra〜Rdを加算読取信号生成回路83及びプッシュプル読取信号生成回路84の各々に供給する。スライダ機構91は、ピックアップ81をディスク半径方向に移動せしめる。
加算読取信号生成回路83は、読取信号Ra〜Rd各々を加算して得た加算読取信号RSUMを情報データ復調回路85及び再生制御データ復号回路86の各々に供給する。情報データ復調回路85は、かかる加算読取信号RSUMに対して所定の復調処理を行うことにより、第1記録層RY1又は第2記録層RY2の情報データ領域1及びリードイン領域2に記録されているデータを再生し、これを再生情報データとして出力する。
再生制御データ復号回路86は、かかる加算読取信号RSUM中に存在する図7(a)又は図7(b)に示す如き形態の位相符号化信号に対して位相復号処理を施すことにより、データ0又はデータ1からなる再生制御データを復元し、これをコントローラ100に供給する。
プッシュプル読取信号生成回路84は、上記読取信号Ra〜Rd各々を用いた下記演算によりプッシュプル読取信号RPPを生成し、これを極性反転回路88に供給する。
PP=(Ra+Rb)−(Rc+Rd)
尚、上記プッシュプル読取信号RPPを得るには、必ずしも読取信号Ra〜Rdを全て用いる必要はない。要するに、プッシュプル読取信号生成回路84としては、光検出器20a〜20dの内、トラック直交方向に配列された光検出器20a及び20d(又は20b及び20c)から出力された読取信号Ra及びRd(又はRb及びRc)同士の差分を求め、これをプッシュプル読取信号RPPとすれば良いのである。
極性反転回路88は、コントローラ100から論理レベル1の極性反転信号PVが供給された場合には、上記プッシュプル読取信号RPPの極性を反転させた信号をプッシュプル読取信号RPP'としてウォブル信号処理回路89及びトラッキングサーボ回路90各々に供給する。一方、論理レベル0の極性反転信号PVが供給された場合には、極性反転回路88は、上記プッシュプル読取信号RPPをそのままプッシュプル読取信号RPP'としてウォブル信号処理回路89及びトラッキングサーボ回路90各々に供給する。ウォブル信号処理回路89は、上記プッシュプル読取信号RPP'に基づき、図3に示すリードイン領域2の領域WE内に形成されている記録ピット列のウォブル形態に基づいてディスク識別情報を抽出し、これをコントローラ100に供給する。
トラッキングサーボ回路90は、コントローラ100からトラッキングサーボオン信号が供給された場合には、上記ピックアップ81、プッシュプル読取信号生成回路84、極性反転回路88及びトラッキングサーボ回路90によるトラッキングサーボループをクローズ状態にする。この際、トラッキングサーボ回路90は、上記プッシュプル読取信号RPP'に基づいてトラッキングエラー信号を生成し、これをピックアップ81に供給する。これにより、ピックアップ81は、その読取ビーム光を記録ディスク80に記録されている記録ピット列に追従させるべく、上記トラッキングエラー信号に応じた分だけ読取ビーム光の光軸をトラック直交方向に偏倚させる。一方、コントローラ100からトラッキングサーボオフ信号が供給された場合には、トラッキングサーボ回路90は、上記トラッキングサーボループをオープン状態にする。これにより、読取ビーム光の記録ピット列に対する追従動作、つまりトラッキング動作が為されなくなる。
次に、図8に示す再生装置の動作について説明する。
図9は、かかる再生装置に記録ディスク80が装着された際に実施される凸凹識別情報取得サブルーチンを示す図である。
図9において、先ず、コントローラ100は、スピンドルモータ82の回転を開始させる(ステップS1)。次に、コントローラ100は、トラッキングサーボオフ信号をトラッキングサーボ回路90に供給する(ステップS2)。かかるステップS2の実行によりトラッキングサーボループがオープン状態になる。次に、コントローラ100は、第1記録層RY1のPEP領域4の先頭位置にピックアップ81を移動させるべくスライダ機構91を制御し(ステップS3)、その位置から記録情報の読み取りを開始させるべくピックアップ81を制御する(ステップS4)。ステップS3及びS4の実行により、ピックアップ81は第1記録層RY1のPEP領域4の先頭位置に移送され、そこから記録情報の読み取りを開始する。この際、トラッキングサーボループがオープン状態になっているので、ピックアップ81から照射された読取ビーム光は、PEP領域4内において各トラックを横切るように、例えば図3に示す白抜き矢印上をトレースすることになる。尚、前述したように、PEP領域4内においては再生制御データを担うディスク1周分の記録ピット列がそのまま、互いに隣接する複数のトラックにも同様に形成されている。更に、かかるPEP領域内においては、図3に示す如く、各記録ピットPt2がディスク半径方向、つまりトラック直交方向において整列するような形態で記録されている。従って、例え読取ビーム光が各トラックを横切るように移動することになっても、ピックアップ81は、1トラック上から正しく情報読み取りを行った場合と同等な位相符号化信号をPEP領域4から読み取ることが可能となるのである。ここで、再生制御データ復号回路86は、かかる位相符号化信号に対して位相復号処理を施すことにより、データ0又はデータ1からなる再生制御データを復元し、これをコントローラ100に供給する。
コントローラ100は、かかる再生制御データ中から凸凹識別情報を抽出し、これを凸凹識別情報レジスタ101に記憶させ(ステップS5)、メインルーチン(図示せぬ)の実行に戻る。
図9に示す凸凹識別情報取得サブルーチンによれば、先ず、記録ディスク80の第1記録層RY1及び第2記録層RY2各々に記録されている記録ピットが凹状であるか、又は凸状であるのかを示す凸凹識別情報がPEP領域4から読み取られる。そして、この凸凹識別情報が凸凹識別情報レジスタ101に記憶されるのである。
ここで、かかる記録ディスク80第1記録層RY1又は第2記録層RY2の情報データ領域1から情報データの再生を行うにあたり、コントローラ100は、図10に示すプッシュプル読取信号極性設定サブルーチンを実行する。
図10において、先ず、コントローラ100は、凸凹識別情報レジスタ101に記憶されている凸凹識別情報に基づき、再生対象とする記録層(第1記録層RY1又は第2記録層RY2)に記録されている記録ピットが凹状であるか否かの判定を行う(ステップS11)。ステップS11において凹状記録ピットであると判定されると、コントローラ100は、論理レベル1の極性反転信号PVを極性反転回路88に供給する(ステップS12)。ステップS12の実行により、極性反転回路88は、上記プッシュプル読取信号RPPの極性を反転したプッシュプル読取信号RPP'を、ウォブル信号処理回路89及びトラッキングサーボ回路90各々に供給する。一方、上記ステップS11において凹状記録ピットではないと判定されると、コントローラ100は、論理レベル0の極性反転信号PVを極性反転回路88に供給する(ステップS13)。ステップS13の実行により、極性反転回路88は、上記プッシュプル読取信号RPPをそのままプッシュプル読取信号RPP'としてウォブル信号処理回路89及びトラッキングサーボ回路90各々に供給する。上記ステップS12又はS13の実行後、コントローラ100は、トラッキングサーボオン信号をトラッキングサーボ回路90に供給する(ステップS14)。次に、コントローラ100は、情報データの再生対象となる記録層のリードイン領域2に対する情報読み取りを開始させるべくピックアップ81を制御する(ステップS15)。かかるステップS14及びS15の実行により、再生対象となる記録層のリードイン領域2からリードインデータの取得が為され、この記録層の情報データ領域1に対する情報データ再生が可能となる。
このように、図10に示すプッシュプル読取信号極性設定サブルーチンでは、先ず、記録ディスク80のPEP領域4から読み取られた凸凹識別情報に基づいて、これから再生対象とする記録層に記録されている記録ピットが凹状であるか否かの判定を行う。この際、記録ピットが凹状ではない、つまり凸状であると判定された場合にはプッシュプル読取信号生成回路84にて生成されたプッシュプル読取信号の極性をそのまま維持すべき設定が為される。一方、凹状であると判定された場合には、上記プッシュプル読取信号の極性を反転すべき設定が為される。従って、再生対象とする記録層に記録されている記録ピットが凸状である場合にはプッシュプル読取信号生成回路84にて生成されたプッシュプル読取信号に応じたトラッキング制御が為される一方、凹状である場合には極性反転したプッシュプル読取信号に応じたトラッキング制御が為されるようになる。
尚、上記実施例においては、図8に示す如き2つの記録層(RY1、RY2)を備えた記録ディスク80を一例にとって説明したが、本発明は、3つ以上の複数の記録層を備えた記録ディスクに対しても同様に適用可能である。又、記録ディスクを製造するにあたり、凸状の記録ピットを採用するか、あるいは凹状の記録ピットを採用するのかがディスク製造メーカの意志に委ねられている場合には、記録層を1つだけ備えた単層の記録ディスクに対しても適用可能であり、同様な効果が得られる。
又、上記実施例においては、凸状又は凹状の記録ピットが記録されている記録ディスクを例にとって説明したが、相変化記録又は光磁気記録等によって記録面上の特性を変化させることにより情報データの書込を可能にしたDVD−Rの如き記録ディスクにも適用可能である。
図11は、このような書き込み可能な記録ディスクにおいて、一般用に市販される記録ディスクの概略の領域区分を示す平面図である。
図11に示すように、かかる記録ディスクは、情報データ領域110、リードイン領域120、リードアウト領域130、及びBCA(burst cutting area)140に区分けされている。
情報データ領域110は、映像、音声、コンピュータデータの如き各種情報データが記録される領域である。又、リードイン領域120は、情報データ領域110に記録された各情報データ片の記録位置、再生所有時間、ディスク識別情報等を含むリードインデータが記録される領域である。又、BCA140は、トラッキング情報、凸凹識別情報等を含む再生制御データがバーコード(後述する)によって記録されている領域である。尚、トラッキング情報とは、上記情報データ領域110及びリードイン領域120から記録情報の読み取りを行う際に実施すべきトラッキング方法を指定する情報である。又、上記凸凹識別情報とは、情報データ及びリードインデータを情報データ領域110及びリードイン領域120各々内の凸状部に記録するのか、あるいは凹状部に記録するのかを指定する為の情報である。
図12は、情報データ領域110、リードイン領域120、BCA140各々内での形態をディスク上面から示す図である。
図12に示すように、情報データ領域110及びリードイン領域120には、ウォブリングしたグルーブトラックGT及びランドトラックLTが交互に螺旋状に形成されている。尚、図13(a)又は図13(b)に示す如く、グルーブトラックGTは凸状であり、ランドトラックLTは凹状である。ここで、かかる記録ディスクに情報データを書き込むべく、ディスクレコーダは、ランドトラックLT又はグルーブトラックGTのいずれか一方に、情報データに応じて断続的に記録ビームを照射する。この際、記録ビームの照射された箇所は、照射されなかった箇所とは異なる特性(例えば、反射率、磁化方向等)を有する領域となる。尚、この領域は平坦であり、前述した記録ピットの如き凸凹形状を有するものではないが、記録ピットに対応したものである為、以降、仮想ピットと称する。ここで、情報データに対応した記録ビームがグルーブトラックGT上に照射された場合には、図13(a)に示す如く、凹状部としてのグルーブトラックGT上に仮想ピットVPが形成される。一方、情報データに対応した記録ビームがランドトラックLT上に照射された場合には、図13(b)に示す如く、凸状部としてのランドトラックLT上に仮想ピットVPが形成される。この際、情報データを担う仮想ピットVPを凹状部としてのグルーブトラックGTに記録するのか、あるいは凸状部としてのランドトラックLTに記録するのかを指定する凸凹識別情報が図12に示す如きBCA140内に記録されているのである。尚、BCA140内においては、図12に示す如くディスク内周から外周に向けて伸長する帯状のバーピットBPの配列パターンにより、上記凸凹識別情報を表している。よって、トラッキングサーボループがオープン状態であるが故に、読取ビーム光が図12に示す如き白抜き矢印の軌跡をトレースすることになってもバーピットBPの配列パターンに基づく凸凹識別情報をPEP領域4と同様に読み取ることができる。
又、図14は、書き込み可能な記録ディスクにおいて、契約業者のみに販売されるオーサリング用の記録ディスクの概略領域区分を示す平面図である。
図14に示すように、かかる記録ディスクは、情報データ領域111、リードイン領域121、リードアウト領域131、及びPEP(phase encoded part)領域141に区分けされている。
情報データ領域111は、映像、音声、コンピュータデータの如き各種情報データが記録される領域である。又、リードイン領域121は、情報データ領域111に記録された各情報データ片の記録位置、再生所有時間、ディスク識別情報等を含むリードインデータが記録される領域である。又、PEP領域141は、トラッキング情報、凸凹識別情報等を含む再生制御データが前述した如く位相符号化処理されて記録されている領域である。尚、凸凹識別情報とは、情報データ及びリードインデータを、情報データ領域111及びリードイン領域121各々内の凸状部に記録するのか、あるいは凹状部に記録するのかを指定する為の情報である。
図15は、上記情報データ領域111、リードイン領域121、PEP領域141各々内での形態をディスク上面から示す図である。
図15に示すように、情報データ領域111及びリードイン領域121には、ウォブリングしたグルーブトラックGT及びランドトラックLTが交互に螺旋状に形成されている。尚、図13(a)又は図13(b)に示す如く、グルーブトラックGTは凸状であり、ランドトラックLTは凹状である。ここで、情報データに対応した記録ビームがグルーブトラックGT上に照射されると、図13(a)に示すように、記録ピットに対応した仮想ピットVPが凹状部としてのグルーブトラックGT上に形成される。一方、情報データに対応した記録ビームがランドトラックLT上に照射されると、図13(b)に示すように、記録ピットに対応した仮想ピットVPが凸状部としてのランドトラックLT上に形成される。この際、情報データを担う仮想ピットVPを凹状部としてのグルーブトラックGTに記録するのか、あるいは凸状部としてのランドトラックLTに記録するのかを指定する凸凹識別情報が図15に示す如きPEP領域141内に記録されているのである。尚、PEP領域141内での記録形態は、ウォブリングしたグルーブトラックGT又はランドトラックLT上に記録ピットPtが形成される点を除き、基本的な形態は図3に示すものと同一である。
以上の如く、本発明による記録ディスクにおいては、情報データを担う記録ピットが凹状又は凸状のどちらであるのか、あるいは仮想ピットが凸状部(ランドトラックLT)又は凹状部(グルーブトラックGT)のいずれに記録されているのかを示す凸凹識別情報がPEP領域又はBCAに記録されている。換言すると、トラッキングサーボオープン状態にて情報読取が可能な制御データ領域(PEP領域又はBCA)内に、この記録ディスクに記録されている記録ピット又は仮想ピットの如き記録マークの記録形態を示す識別情報が記録されているのである。
よって、図8に示す記録情報再生装置においては、トラッキングサーボオープン状態にてかかる記録ディスクから上記識別情報を読み取り、一旦、この識別情報を凸凹識別情報レジスタ101に記憶させる。そして、コントローラ100は、この識別情報によって示される記録マークの記録形態に応じた極性反転信号PVを極性反転回路88に供給して、プッシュプル読取信号の極性設定を行うのである。
すなわち、記録マークの記録形態と、プッシュプル読取信号の極性とが対応関係にあることから、プッシュプル読取信号の極性を示す上記識別情報を予め記録ディスクの制御データ領域、つまりトラッキングサーボオープン状態にて情報読取が可能なPEP領域又はBCA内に記録しておく。よって、記録情報再生装置は、トラッキングサーボオープン状態にて記録ディスクから、プッシュプル読取信号の極性を示す識別情報を取得することができるようになる。従って、プッシュプル方式によるトラッキング制御を採用した記録情報再生装置においても、試し読取を行うことなく迅速にプッシュプル読取信号を生成して、トラッキング制御を開始させることが可能になる。
ピックアップに搭載されている光検出器20a〜20d各々の配列を示す図である。 本発明による記録ディスクの概略構成を示す図である。 本発明による記録ディスクの記録層の表面形態の一部を示す図である。 凹状記録ピット及び凸状記録ピットを夫々示す図である。 原盤記録装置の概略構成を示す図である。 PEP領域4内における1トラックのフォーマットを示す図である。 データ1ビット長に相当する位相符号化信号の波形を示す図である。 本発明による再生装置の構成を示す図である。 図8に示す再生装置のコントローラ100によって実施される凸凹識別情報取得サブルーチンを示す図である。 図8に示す再生装置のコントローラ100によって実施されるプッシュプル読取信号極性設定サブルーチンを示す図である。 一般用に市販される書き込み可能な記録ディスクの概略領域区分を示す平面図である。 図11に示される記録ディスクの表面形態の一部を示す図である。 情報データがランドトラックLT上に記録された場合、並びにグルーブトラック上に記録された場合の形態の一例を夫々示す図である。 オーサリング用の書き込み可能な記録ディスクの概略領域区分を示す平面図である。 図14に示される記録ディスクの表面形態の一部を示す図である。
符号の説明
10 電子ビーム照射装置
15 原盤
80 記録ディスク
81 ピックアップ
84 プッシュプル読取信号生成回路
88 極性反転回路
90 トラッキングサーボ回路
25,100 コントローラ
101 凸凹識別情報レジスタ

Claims (8)

  1. 夫々に記録トラックが形成されている複数の記録層を有する記録ディスクであって、
    前記記録層から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が記録されている制御データ領域を備え、
    前記制御データ領域内には前記識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されていることを特徴とする記録ディスク。
  2. 前記識別情報は、複数の前記記録層各々毎の前記プッシュプル読取信号の極性を示す情報であることを特徴とする請求項1に記載の記録ディスク。
  3. 前記制御データ領域は、PEP(phase encoded part)領域であることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録ディスク。
  4. 前記制御データ領域には、前記記録ディスクに対して情報記録又は再生を行う記録情報再生装置がトラッキングサーボオープン状態において前記識別情報の読み取りが可能な形態にて前記識別情報の記録が為されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載の記録ディスク。
  5. 記録トラック上に情報データが予め記録されている記録ディスクであって、
    前記情報データが記録されている情報データ領域と、前記情報データ領域から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が記録されている制御データ領域と、を備え、
    前記制御データ領域内には前記識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されていることを特徴とする記録ディスク。
  6. 記録トラック上に情報データの書き込みが可能な記録ディスクであって、
    前記情報データを記録するための情報データ領域と、前記情報データ領域から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が記録されている制御データ領域と、を備え、
    前記制御データ領域内には前記識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されていることを特徴とする記録ディスク。
  7. 夫々に記録トラックが形成されている複数の記録層を有し、前記記録層から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されている制御データ領域を備えた記録ディスクから記録情報を再生する記録情報再生装置であって、
    前記記録層にビーム光を照射しつつ前記記録層からの反射光を光電変換して読取信号を生成する読取手段と、
    前記読取信号に基づき前記制御データ領域に記録されている前記識別情報を復元する手段と、
    前記識別情報及び前記読取信号に基づいて前記プッシュプル読取信号を生成するプッシュプル読取信号生成手段と、
    前記プッシュプル読取信号に応じて前記ビーム光の光軸を前記記録トラックの直交方向に偏倚させるトラッキングサーボ回路と、を有することを特徴とする記録情報再生装置。
  8. 夫々に記録トラックが形成されている複数の記録層を有し、前記記録層から得られるプッシュプル読取信号の極性を示す識別情報が前記記録トラックの直交方向において複数回繰り返し記録されている制御データ領域を備えた記録ディスクから記録情報を再生する記録情報再生方法であって、
    前記記録ディスクから読み取られた読取信号に基づき前記制御データ領域に記録されている前記識別情報を復元する行程と、
    前記識別情報及び前記読取信号に基づいて前記プッシュプル読取信号を生成するプッシュプル読取信号生成行程と、
    前記プッシュプル読取信号に応じて前記ビーム光の光軸を前記記録トラックの直交方向に偏倚させるトラッキング制御行程と、を有することを特徴とする記録情報再生方法。
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