JP2003279011A - ガスバーナのノズルユニット - Google Patents

ガスバーナのノズルユニット

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JP2003279011A
JP2003279011A JP2002078702A JP2002078702A JP2003279011A JP 2003279011 A JP2003279011 A JP 2003279011A JP 2002078702 A JP2002078702 A JP 2002078702A JP 2002078702 A JP2002078702 A JP 2002078702A JP 2003279011 A JP2003279011 A JP 2003279011A
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Yoichiro Ishigaki
陽一郎 石垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノズル部材の部品点数を減らし、それによっ
てガス燃焼器具の製造時の組立工程数を低減して生産性
を向上させることが可能なガスバーナのノズルユニット
を提供する。 【解決手段】 本発明のノズルユニット(1)は、ガス連
絡管(3)及びガス制御装置に連設された取付部に固定さ
れる台座(6)からなるガス接続部材(7)とメインノズル
(2)とが一体成形されて、ユニット化されている。メイ
ンノズル(2)はガス連絡管(3)と一体に設けられ、ガス
連絡管の基部(8)に対応する箇所にガス入口(11)が形成
される。ガス連絡管の傾斜部(9)には、複数の一次空気
吸込口(10)を形成することが好ましい。ノズルユニット
(1)は、また、パイロットバーナに燃料ガスを供給する
パイロットノズル(4)をメインノズル(2)及びガス接続
部材(7)と一体成形することができる。その場合、パイ
ロットノズル(4)に対応する箇所に更にガス入口(12)が
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルがガス接続
部材と一体成形されたガスバーナのノズルユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】メインバーナ及びパイロットバーナを備
えたガス燃焼器具の従来のノズルユニット及び同ユニッ
トの取付構造を一例として図7に示すと、次の通りであ
る。図7において、aは内部に安全弁を備えたガス制御
装置としてのガスコックである。ガスコックaのバルブ
ケーシングbには、ガス供給管と接続するガス連結管に
連通する入口cが設けられる。dはカムを介してケーシ
ングb内の押圧ロッドに連結する操作ロッドであり、操
作つまみeの押圧・回動操作により、押圧ロッドに作用
してバーナの点火と消火及び燃料ガスの流量を調整する
ことができる。fは圧電点火ユニットであり、その電気
コードgがパイロットバーナの炎孔近傍に配設される点
火プラグに接続する。また、ケーシングbの後端に取り
付けられたソケットhは、燃焼炎の有無を検知するサー
モカップルに接続する。
【0003】バルブケーシングbの上方には、メインノ
ズル及びパイロットノズルを含むノズル部材を取り付け
るための取付部iが連設されている。バルブケーシング
bと取付部iとの間には、メインガス流路及びパイロッ
トガス流路の一部が形成される。一方、ネジによって取
付部i上に締結される台座jと、上記ガス流路にそれぞ
れ連通するガス連絡管k及び中空の膨出部lとからなる
ガス接続部材mが、一体に成形されている。ガス連絡管
kの先端部にはメインノズルnが螺合される。パイロッ
トノズルoは、先端部に細孔を有し、下部に形成された
溝内にOリングpが嵌着される。パイロットノズルo
は、その基部を上記膨出部l内に押し込むことにより、
ガス接続部材mに装着される。ガス連絡管kの先端部
は、端面に空気吸込口が形成されたメインバーナqの空
気混合管r内に挿入される。また、パイロットノズルo
はパイロットバーナ(組)sに接続される。パイロットバ
ーナ(組)sは膨出部l上に支持されるパイロットホルダ
tに保持され、ホルダtは台座j上に設けられたネジ穴
に固定される。
【0004】以上の通り、従来のガスバーナにおけるノ
ズル部材の取付構造においては、ガス制御装置の燃料ガ
ス出口側に取り付けられるガス接続部材のガス連絡管に
メインノズルが組み付けられ、その膨出部にパイロット
ノズルが組み付けられている。これらのメインノズル及
びパイロットノズルは、それぞれメインバーナ及びパイ
ロットバーナに燃料ガスを噴出するようになっている。
また、パイロットノズルには、ガスの漏洩を防止するた
めにOリングが装着される。このように、従来のメイン
ノズルの取付構造では、ガス接続部材のガス連絡管にメ
インノズルが装着される。また、パイロットバーナを並
設したノズル部材の取付構造では、ガス接続部材及びメ
インノズルの他に、パイロットノズル及びOリングの計
4つの部材を必要とし、パイロットノズルにOリングを
取り付けるための溝も形成しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガス接
続部材及びメインノズルを別部材として、あるいは上記
4つの部材を独立した別部材として構成すると、ガス燃
焼器具の製造時の組立工程において、ガス接続部材にメ
インノズルを装着する工程、あるいは更にパイロットノ
ズルを前記膨出部内に装着する工程が必要となる。その
ため、ガス燃焼器具の組立ラインにおける生産性が劣る
という問題がある。また、部品点数が多くなると、それ
だけ部品の管理に手数を要するという問題がある。そこ
で、本発明の目的は、上述の従来技術の問題点を解消す
ることにあり、ノズル部材の部品点数を減らし、それに
よってガス燃焼器具の製造時の組立工程数を低減して生
産性を向上させることが可能なガスバーナのノズルユニ
ットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の従来
技術の問題点を解消すべく、鋭意検討を重ねてきた結
果、メインノズルをガス制御装置に設けられた前記取付
部に固定されるガス接続部材と一緒に一体成形すること
によって、ノズル部材の部品点数を削減することがで
き、しかも、ガス燃焼器具の製造時の組立工程数を低減
することを可能にしたものである。本発明者は、また、
メインノズル及びパイロットノズルのノズル部材を、上
記取付部に固定される台座を有するガス接続部材と共に
一体成形することによって、Oリングなどのノズル部材
の部品点数を大幅に削減することができ、また、ガス燃
焼器具の製造時の組立工程数を低減することを可能にし
たものである。
【0007】即ち、本発明のガスバーナのノズルユニッ
トは、メインノズルとガス接続部材とを備え、該ガス接
続部材は、メインノズルと協働して燃料ガスをメインバ
ーナの空気混合管に供給する流路を構成するガス連絡管
と、該ガス連絡管の基部に対応する箇所にガス入口が形
成され、かつガス制御装置に設けられた取付部に固定さ
れる台座とからなり、上記メインノズルはガス連絡管の
部分にガス接続部材との一体成形により形成されている
ことを特徴とする。本発明においては、上記ガス連絡管
が台座から上方に突出する基部と傾斜部とから構成さ
れ、ガス連絡管の傾斜壁に複数の一次空気吸込口を形成
することが好ましい。この場合、上記メインノズルを傾
斜部の根元部から一次空気吸込口またはその近傍まで突
出させることができる。また、本発明は、上記メインノ
ズルがガス連絡管の中心軸線と一致する方向に形成され
ていることを特徴とする。更に、本発明は、上記ガスバ
ーナのノズルユニットにおいて、パイロットノズルがメ
インノズル及びガス接続部材と共に一体成形されたこと
を特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のノズルユニットは、上述の通り、メイ
ンバーナへのガス流路の一部を構成するガス連絡管を有
するガス接続部材とメインノズルとが一体成形されたも
のである。そのため、メインノズルをガス接続部材に組
み付ける工程が不要となる。また、ガス接続部材に複数
の一次空気吸込口を形成して、メインノズルの孔を各種
の燃料ガスに対応した大きさの口径としておけば、空気
吸込量及びガス量を調整することが可能であり、従来の
ガスバーナの空気混合管の端部に空気吸込量を調整する
ために取り付けられるダンパーが不要となる。上記メイ
ンノズルを一次空気吸込口またはその近傍まで突出させ
た場合(請求項3に係る発明)は、メインノズルから燃
料ガスが噴出しているとき、エジェクタ効果により、一
次空気吸込口近傍が負圧になり、外部から一次空気吸込
口を通して一次空気を吸い込むことができる。また、上
記ガスメインノズルをガス連絡管の中心軸線と一致する
方向に形成した場合(請求項4に係る発明)は、燃料ガ
スの噴出する方向が定まり、安定した燃焼炎を作り出す
ことができる。更に、パイロットノズルをメインノズル
及びガス接続部材と一体成形した場合(請求項5に係る
発明)は、ガスバーナのノズルユニットが1つの部品で
構成される。そのため、メインノズルの組付工程だけで
なく、パイロットノズルをガス接続部材に装着する工程
が不要となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明のノズルユニットは、メインノズルが一体
に形成されたガス連絡管と、更にはパイロットバーナに
接続されるパイロットノズルとが、ガス制御装置に設け
られた取付部に固定される台座を有するガス接続部材と
共に、例えばダイカストにより一体成形されている。ガ
ス連絡管は、メインノズルと協働して、燃料ガスをメイ
ンバーナの空気混合管に供給するガス流路を構成する。
ガス連絡管の先端部は通常空気混合管内に挿入される。
ガス連絡管は、台座から上方に突出する基部とこれから
メインバーナ側に直角または上方に傾斜する傾斜部とか
ら構成され、断面が円形であることが好ましい。その場
合、メインノズルは、傾斜部の中心軸線と一致する方向
に形成される。メインノズルはガス連絡管と一体に形成
されていれば、その配設位置は特に限定されるものでは
ないが、例えば、メインノズルをガス連絡管の傾斜部の
根元部に形成したりあるいは同根元部から空気混合管側
へ突出させることができる。
【0010】更に、上記傾斜部の管壁に複数の一次空気
吸込口を形成しておくことが好ましい。この空気吸込口
は、メインノズルからの燃料ガスの噴出によるエジェク
タ効果によって吸引される空気に偏りが生じないよう、
断面円形の管壁に通常対称に穿設される。即ち、傾斜部
の管壁の周方向に等間隔で空気吸込口が配置される。メ
インノズルを傾斜部の根元部に形成する場合、メインノ
ズルの下流側に空気吸込口が形成される。メインノズル
を上記根元部から突出させる場合は、メインノズル先端
の周壁またはその近傍に空気吸込口を配置することが好
ましい。メインノズルと空気吸込口との配置が上述の関
係にあれば、メインノズルから燃料ガスが吐出している
とき、エジェクタ効果により、一次空気吸込口から空気
を吸い込みやすくなる。メインノズルの位置は、一次空
気吸込口近傍であればエジェクタ効果が発揮される。特
に、メインノズルの先端面が空気吸込口の間またはそれ
より下流側近傍に位置することが好ましく、中でも燃料
ガスの流速の最も速いガス噴出口が空気吸込口の間に位
置するときは、上記効果がより大きくなる。このため、
ガス圧が低下したときに、空気吸込口からの燃料ガスの
漏れ防止となる。また、メインノズルの先端面が空気吸
込口より上流側近傍に位置しても、類似の作用を奏す
る。そして、メインノズルの先端面が一次空気吸込口近
傍から離れると、エジェクタ効果が低下するので好まし
くない。
【0011】このように、ガス連絡管の管壁に複数の一
次空気吸込口を配置しておくと、燃焼に必要な空気を取
り込むことが可能となる。その場合、空気混合管の端部
に一次空気吸込口を形成する必要がない。従って、空気
混合管にはその内部にガス連絡管の先端部を挿入する開
口を端面に形成するだけでよく、空気混合管の構造が簡
素化される。また、ガス連絡管の先端部を空気混合管内
に挿入させることなく、例えば、ガス連絡管の先端部を
燃料ガスが漏洩しないように空気混合管の端部に接続す
ることもある。上記メインノズルの口径を異なる燃料ガ
ス毎に独立したノズルユニットとして作製しておけば、
空気混合管の端部にダンパーを取り付ける必要がない。
なお、現在使用されている燃料ガスの90%以上がLN
Gであるので、大半のガスバーナが本発明のLNG用ノ
ズルユニットによって対処することができる。本発明に
おいては、メインノズルをガス連絡管の先端に形成して
もよい。このガス連絡管はノズル部以外の先端面が閉塞
され、空気混合管の端面または側面に一次空気吸込口が
形成される。この空気吸込口は前者の端面側に形成した
方が、前記エジェクタ効果を発揮しやすく効果的であ
る。また、この場合、既存のガスバーナにおける空気混
合管を大幅に変更することなく利用することが可能であ
る。更に、エジェクタ効果を充分に発揮させるために、
ガス連絡管は、前述のガス連絡管と比較して細長くし
て、その先端部を断面鋭角状に先細りとした直線状であ
ることが好ましい。
【0012】前記パイロットノズルの内部は、通常先端
に細孔径のノズル部が形成される。また、パイロットノ
ズルと台座との間に膨出部を設けて、パイロットバーナ
を保持するパイロットホルダを膨出部上で支持すること
が好ましい。この膨出部は、中空であり、パイロットノ
ズルと協働して燃料ガスの流路を構成する。勿論、膨出
部も、ガス接続部材の一部を構成し、パイロットノズル
及び台座と一体成形される。前記台座には、ガス連絡管
及びパイロットノズルまたは膨出部の中空穴に対応する
箇所に、台座のガス入口が形成される。これらのガス入
口は、メインガス流路及びパイロットガス流路を介し
て、ガス供給管と接続するガス制御装置に連通する。ま
た、台座上には、通常上記パイロットホルダを固定する
ためのネジ穴が設けられる。このような台座は、ガス制
御装置の上方に設けられた取付部にビス締め等により固
着される。
【0013】次に、図面を参照しながら本発明を具体的
に説明する。本発明のノズルユニットを示す図1,2に
おいて、図中の1は、内部にメインノズル2が形成され
たガス連絡管3と、パイロットノズル4及びその下端に
設けた中空の膨出部5とが、台座6とダイカストにより
一体成形されたノズルユニットである。このノズルユニ
ット1は、連絡管3と、膨出部5と、台座6とからガス
接続部材7が構成される。ガス連絡管3は、台座6から
上方に突出する基部8と上向きに傾斜する傾斜部9とか
らなる断面円形の屈曲した管で構成される。メインノズ
ル2は、ガス連絡管3の傾斜部9の根元部に傾斜部9の
中心軸線に沿って形成される。ガス連絡管3の傾斜部9
の外周には、複数の一次空気吸込口10が穿設される。
本実施例では、4つの空気吸込口10が等間隔に配列さ
れている。パイロットノズル4は、先端部に向かって縮
径したテーパー形状をなし、先端部に細孔が形成され
る。上記台座6には、ガス連絡管3の基部8及び膨出部
5の中空穴に対応する箇所にガス入口11,12が形成
される。これらのガス入口11,12は、メインガス流
路及びパイロットガス流路に配置され、ガス供給管と接
続する後述のガスコック(ガス制御装置)15に連通す
る。膨出部5に隣接して、台座6上に突出したネジ穴1
3が設けられる。また、台形状の台座6の角部にはネジ
穴14,14が穿設される。
【0014】上述のノズルユニットをガス燃焼器具にお
けるガスコックに装着した状態、及びガスコックと共に
空気混合管とパイロットバーナとに装着した状態につい
て、図3,4に基づいて説明する。図中の15は、本発
明のノズルユニット1が固着されるガスコックである。
ガスコック15には、そのバルブケーシング16から下
方に突出して、ガス連結管に連通するガス入口17が設
けられる。ガス連結管はガス供給管に接続する。操作ロ
ッド18はカムを介してケーシング16内部の押圧ロッ
ドに連結し、ロッド18の一端に取り付けられた操作つ
まみ19の押圧・回動操作に伴う押圧ロッドの軸方向へ
の移動及び回動により、メインバーナ31の点火と消火
及び燃料ガスの流量が調整される。ケーシング16の一
端にブラケット20のネジ締めにより圧電点火ユニット
21が取り付けられ、その電気コード22がパイロット
バーナ33の炎孔近傍に配設される点火プラグに接続す
る。ブラケット20と点火ユニット21との間にはレバ
ー23を点火ユニット21側に付勢するバネ24が介在
し、操作つまみ19の回動操作に伴うレバー23の回動
により、パイロットバーナが点火する。また、ケーシン
グ16の他端には、ソケット25が取り付けられ、燃焼
炎の有無を検知するサーモカップルにプラグ及び電気コ
ードを介して接続する。このようなガスコック15は、
サーモカップルの起電力に応じて開閉する電磁安全弁を
ケーシング16内に備える。
【0015】ガスコック15からは、前記ノズルユニッ
ト1を取り付けるための取付部26が、バルブケーシン
グ16の上方に連設される。この取付部26は、水平方
向に扁平であり、ガスコック15のメインガス及びパイ
ロットガスの各出口27,28が開口する。また、取付
部26には2つのネジ穴が穿設される。このネジ穴は、
その上端外周縁が取付部26から僅かに突出していて、
前記台座6に穿設されたネジ穴14,14の下端外周縁
内に僅かな隙間を残して嵌合する。ここで、台座6に穿
設されたネジ穴14,14を取付部26に穿設されたネ
ジ穴にガスケット29を介して重ね合わせた状態では、
前記ガス入口11,12がメインガス及びパイロットガ
スの各出口27,28と位置合せされるように台座6に
形成されている。そして、ネジ穴同士を重ね合わせた状
態で、ビス30,30でビス締めすることによって、ノ
ズルユニット1がガスコック15に取り付けられる。更
に、ガス連絡管3は、その先端部がメインバーナ31の
空気混合管32内に挿入される。空気混合管32の端面
は閉塞されている。一方、パイロットノズル4は、その
先端部がパイロットバーナ(組)33内に挿入される。パ
イロットバーナ(組)33の先端には、パイロット導炎部
34が設けられ、その切り起こし片35との開口部から
二次空気が吸引される。また、パイロットバーナ(組)3
3はパイロットホルダ36によって保持される。このホ
ルダ36はその下端部のブラケットにおいて台座6上に
設けられた前記ネジ穴13にネジ締めされ、パイロット
バーナ(組)33がノズルユニット1を介してガスコック
15に固定される。
【0016】本発明の別のノズルユニットを図5に示
す。このノズルユニット1aは、ガス連絡管3の傾斜部
9の中心軸線上に、メインノズル2aを傾斜部9の根元
部から空気混合管32側へ突出させたものである。そし
て、メインノズル2a先端の傾斜部9の周壁には、複数
の一次空気吸込口10aが穿設されている。本実施例で
は、4つの空気吸込口10aが等間隔に配列されてい
る。その他の点は図1,2に図示するノズルユニット1
と同様であるので、ノズルユニット1aの取付構造に関
する説明は省略する。
【0017】本発明の更に別のノズルユニットを図6に
示す。このノズルユニット1bは、メインノズル2bが
ガス連絡管3bの閉塞された先端面の中心軸線上に穿孔
されている。ガス連絡管3bは直線状の細長い管からな
り、その先端部は円形の断面が鋭角状に先細りとなって
いる。また、ガス連絡管3bの先端部は、メインバーナ
31bの空気混合管32bに挿入される。空気混合管3
2b端面の空気吸込板37の中央部には開口が穿設さ
れ、従来のガスバーナと同様に、開口とガス連絡管3b
との間に一次空気吸込口が形成されている。ノズルユニ
ット1bの他の点は、図1,2に図示するノズルユニッ
ト1と同様である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、ガスバーナのノズル部材にお
けるメインノズルが、ガス接続部材と一体成形されてユ
ニット化されたものである。本発明によれば、ノズル部
材が配置される台座を例えばビス締め等を行うだけで、
ガスコックに設けられる取付部に固着することが可能で
あるため、ガス燃焼器具の製造時の組立工程における作
業が簡素化される。その結果、ガス燃焼器具製造の生産
性が向上し、ガス燃焼器具のコストダウンを図ることが
できる。また、メインノズル及びパイロットノズルのノ
ズル部材をガス接続部材と一体成形した場合も、同様な
効果が得られる。その上、ガスバーナのノズルユニット
が1つの部品で構成されるだけでなく、ガスの漏洩を防
止するために従来必要とされたOリングが不要となる。
従って、ノズル部材の部品点数を大幅に削減することが
でき、しかも、ガス燃焼器具製造用部品の組立工程数を
大幅に低減することができる。更に、ガス連絡管に複数
の一次空気吸込口を形成した場合は、メインノズルの孔
を所定の燃料ガスに対応した口径としておくと、メイン
バーナの空気混合管の端部に空気吸込量を調整するため
のダンパーを取り付けることが不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は斜め上方から見た本発明のノズルユ
ニットの斜視図であり、(B)は斜め下方から見た本発
明のノズルユニットの斜視図である。
【図2】 (A)は本発明のノズルユニットの平面図で
あり、(B)は同ノズルユニットの側面図であり、
(C)は図2(A)のC−C線に沿った断面図である。
【図3】 (A)はガスコックの平面図であり、(B)
は本発明のノズルユニットをガスコックに取り付けた状
態の平面図である。
【図4】 本発明のノズルユニットをガスコックと共に
空気混合管及びパイロットバーナに装着した状態の側断
面図である。
【図5】 本発明の別のノズルユニットの側断面図であ
る。
【図6】 (A)は本発明の更に別のノズルユニットの
側断面図であり、(B)は図4に示すノズルユニットを
図6(A)に示すノズルユニットに置換した図4に対応す
る側断面図である。
【図7】 (A)は従来のノズルユニットの側断面図で
あり、(B)は同ノズルユニットをガスコックと共に空
気混合管及びパイロットバーナに装着した状態の側断面
図である。
【符号の説明】
1・・・ ノズルユニット、2・・・ メインノズル、3・・・ ガ
ス連絡管、4・・・ パイロットノズル、6・・・ 台座、7・・
・ ガス接続部材、8・・・ 基部、9・・・ 傾斜部、10・・・
一次空気吸込口、11・・・ メインガス入口、12・・・ パ
イロットガス入口、15・・・ ガスコック(ガス制御装
置)、26・・・ 取付部、31・・・ メインバーナ、32・・
・ 空気混合管、33・・・ パイロットバーナ(組)、37・・
・ 一次空気吸込板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインノズルとガス接続部材とを備え、
    該ガス接続部材は、メインノズルと協働して燃料ガスを
    メインバーナの空気混合管に供給する流路を構成するガ
    ス連絡管と、該ガス連絡管の基部に対応する箇所にガス
    入口が形成され、かつガス制御装置に設けられた取付部
    に固定される台座とからなり、上記メインノズルはガス
    連絡管の部分にガス接続部材との一体成形により形成さ
    れていることを特徴とするガスバーナのノズルユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記ガス連絡管は、台座から上方に突出
    する基部と該基部から上向きに傾斜する傾斜部とで構成
    され、傾斜部の管壁に複数の一次空気吸込口が形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のガスバーナのノ
    ズルユニット。
  3. 【請求項3】 前記メインノズルが傾斜部の根元部から
    一次空気吸込口またはその近傍まで突出していることを
    特徴とする請求項2記載のガスバーナのノズルユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記ガス連絡管が断面円形であり、前記
    メインノズルがガス連絡管の中心軸線と一致する方向に
    形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載のガスバーナのノズルユニット。
  5. 【請求項5】 パイロットバーナに燃料ガスを供給する
    パイロットノズルが前記ガス接続部材と一体成形されて
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    ガスバーナのノズルユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016020804A (ja) * 2014-06-18 2016-02-04 リンナイ株式会社 コンロバーナ用二重ノズル

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