JP2003278972A - 配管用継ぎ手、配管セットおよび配管導通用配線 - Google Patents

配管用継ぎ手、配管セットおよび配管導通用配線

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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数本の導電性配管を接続した配管構造におい
て、各導電性配管をアース電位に保持する必要がある場
合に、導電性配管の個々をアース接続する必要をなく
す。 【解決手段】ポリマー除去液供給源からノズル22にポ
リマー除去液を供給するための配管は、多数本の導電性
チューブ3を配管用継ぎ手1で接続することにより構成
されている。導電性チューブ3は、耐薬液性を有する樹
脂製のチューブであって、導電性を持たせるために、そ
の表面には、チューブの一端から他端に至る直線状のス
トライプ導電層がカーボン材料を用いて形成されてい
る。また、配管用継ぎ手1は、導電性材料としてのカー
ボンを混入したPFA樹脂材料を用いて形成されてい
て、導電性を有しており、2本の導電性チューブ3を直
列的に接続し、その接続した2本の導電性チューブ3を
電気的に導通させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、有機
系薬液を用いて基板を処理する基板処理装置に適用され
て、導電性配管を接続するための樹脂製の配管用継ぎ
手、導電性配管を配管用継ぎ手で接続して配管を構成す
るための配管セット、およびこの配管セットに含まれる
配管導通用配線に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、半導体ウエハ(以下、単に
「ウエハ」という。)上に配線をパターン形成する工程
では、ウエハ上にほぼ一様に形成された配線膜を選択的
に除去するためのエッチング処理、このエッチング処理
に使用したレジストパターンを除去するためのレジスト
アッシング処理の後に、レジストアッシング処理で除去
されずにポリマーとなって残留したレジスト残渣を除去
するためのポリマー除去処理が行われる。
【0003】ポリマー(レジスト残渣)は、アッシング
処理において、ウエハ上に供給された反応性ガスとレジ
ストパターンとの反応不良により生成されるものであ
り、有機化合物を主成分に含む有機溶剤系の薬液(ポリ
マー除去液)を用いて除去することができる。そこで、
ポリマー除去処理のための装置では、たとえば、ウエハ
上にポリマー除去液を供給するためのノズルが処理室内
に備えられており、このノズルからアッシング処理後の
ウエハ上にポリマー除去液が供給されて、ウエハ上に残
留しているポリマーが除去されるようになっている。
【0004】ポリマー除去液のような有機溶剤系の薬液
を用いる場合、防爆対策が十分でなければならない。そ
のため、従来のポリマー除去処理のための装置では、図
4に示すように、ポリマー除去液を処理室91内のノズ
ル92に供給するための経路が、多数本の導電性配管9
3を樹脂製の継ぎ手94で接続して構成されており、各
導電性配管93を金属線95でアースに接続することに
よって、導電性配管93内をポリマー除去液が流通する
際の摩擦帯電による発火が防止されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、多数本の導
電性配管93の個々をアースに接続する構成は、非常に
煩雑であり、また、処理室内の導電性配管93を金属線
95でアースに接続することは、金属線95によるウエ
ハの汚染(金属汚染)の問題を生じるおそれがあるため
好ましくない。そこで、この発明の目的は、複数本の導
電性配管を接続することができ、かつ、各導電性配管を
アース電位に保持する必要がある場合に、導電性配管の
個々をアース接続する必要をなくすことができる配管用
継ぎ手、およびそのような配管用継ぎ手を備えた配管セ
ットを提供することである。
【0006】また、この発明の他の目的は、複数本の導
電性配管を電気的に導通することができる非金属製の配
管導通用配線を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、少なくと
も2本以上の導電性配管(3)を接続するための樹脂製
の配管用継ぎ手(1)であって、上記少なくとも2本以
上の導電性配管を電気的に導通させる導通手段を含むこ
とを特徴とする配管用継ぎ手である。なお、括弧内の英
数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表
す。以下、この項において同じ。
【0008】この発明の配管用継ぎ手で導電性配管を接
続することにより、各導電性配管をアース電位に保持す
る必要がある場合に、導電性配管の個々をアース接続す
る必要をなくすことができる。よって、個々の導電性配
管をアースに接続した構成と比べて、すべての導電性配
管をアース電位に保持するための配線構造を簡素化で
き、アース接続のための作業に要する手間を軽減するこ
とができる。上記導通手段は、請求項2記載のように、
上記配管用継ぎ手を構成する樹脂材料に含有された導電
性材料であってもよいし、請求項3記載のように、上記
配管用継ぎ手の表面に導電性材料を用いて形成された導
電層であってもよい。
【0009】また、請求項4記載のように、上記導電性
材料は、カーボンであってもよい。請求項5記載の発明
は、上記配管用継ぎ手は、処理流体を用いて基板を処理
する基板処理装置(2)に備えられる導電性配管を接続
するためのものであることを特徴とする請求項1ないし
4のいずれかに記載の配管用継ぎ手である。請求項6記
載の発明は、上記処理流体は、有機系薬液の液体または
気体であることを特徴とする請求項5記載の配管用継ぎ
手である。
【0010】請求項1〜4の配管用継ぎ手が処理流体を
用いて基板を処理する基板処理装置に適用される場合、
その配管用継ぎ手を用いて接続した導電性配管のうちの
いずれか1本の導電性配管をアースに接続すれば、すべ
ての導電性配管をアース電位に保持することができ、請
求項6記載のように、処理流体が有機系薬液の液体また
は気体である場合には、導電性配管の帯電に起因した処
理流体からの発火を防止することができる。
【0011】また、基板処理装置外に延びた導電性配管
に金属製バンドを巻着し、この金属製バンドを金属線で
アース接続すれば、基板処理装置で処理される基板が金
属線による金属汚染を受けるおそれがなく、高品質な基
板を提供することができる。上記有機系薬液は、請求項
7記載のように、基板に付着している不要なポリマーを
除去するためのものであってもよい。請求項8記載の発
明は、少なくとも2本以上の導電性配管(3)と、上記
少なくとも2本以上の導電性配管を接続するための樹脂
製の配管用継ぎ手(6)と、上記少なくとも2本以上の
導電性配管を電気的に接続して導通させる配管導通用配
線(7)と、上記少なくとも2本以上の導電性配管のう
ちの少なくとも1本の導電性配管をアースに接続するた
めのアース配線(5)とを含むことを特徴とする配管セ
ットである。
【0012】この発明によれば、配管用継ぎ手で接続さ
れる導電性配管同士を配管導通用配線で接続することに
より、その導電性配管を電気的に導通させることができ
るから、そのうちの1本の導電性配管にアース配線を接
続すれば、配管用継ぎ手で接続される導電性配管のすべ
てをアース電位に保持することができ、導電性配管の個
々をアース接続する必要がない。また、この配管セット
が有機系薬液の処理流体を用いて基板を処理する基板処
理装置に適用された場合には、導電性配管の帯電に起因
した処理流体からの発火を防止することができる。さら
に、基板処理装置外に延びた導電性配管に金属製バンド
を巻着し、この金属製バンドを金属線でアース接続すれ
ば、基板処理装置で処理される基板が金属線による金属
汚染を受けるおそれがなく、高品質な基板を提供するこ
とができる。
【0013】なお、請求項8の配管セットが上記基板処
理装置に適用される場合には、基板の金属汚染を防止す
るために、配管導通用配線が非金属材料を用いて形成さ
れていることが好ましい。請求項9記載の発明は、樹脂
製の配管用継ぎ手(6)によって接続された少なくとも
2本以上の導電性配管(3)に電気的に接続されて、そ
の少なくとも2本以上の導電性配管を電気的に導通させ
ることを特徴とする非金属製の配管導通用配線(7)で
ある。
【0014】この発明の配管導通用配線は、請求項8の
配管セットに好適に用いることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る配管用継ぎ手を用いた配管構造
を図解的に示す図である。配管用継ぎ手1は、たとえ
ば、レジストアッシング処理後のウエハの表面に付着し
ているポリマー(レジスト残渣)を有機溶剤系のポリマ
ー除去液を用いて除去するポリマー除去装置2に好適に
用いられる。ポリマー除去装置2は、ウエハにポリマー
除去液を用いた処理を施すための処理室21と、この処
理室21内に配設されて、処理対象のウエハの表面にポ
リマー除去液を供給するためのノズル22とを備えてい
る。
【0016】ポリマー除去液としては、有機アルカリ液
を含む液体、有機酸を含む液体、無機酸を含む液体、ふ
っ化アンモン系物質を含む液体のうちの少なくともいず
れか1つが使用できる。そのうち、有機アルカリ液を含
む液体としては、DMF(ジメチルホルムアミド)、D
MSO(ジメチルスルホキシド)、ヒドロキシルアミ
ン、コリンのうちの少なくともいずれか1つを含む液体
が挙げられる。また、有機酸を含む液体としては、クエ
ン酸、蓚酸、イミノジ酸、および琥珀酸のうちの少なく
ともいずれか1つを含む液体が挙げられる。また、無機
酸を含む液体としては、ふっ酸および燐酸のうちの少な
くともいずれか1つを含む液体が挙げられる。その他、
ポリマー除去液としては、1−メチル−2ピロリドン、
テトラヒドロチオフェン1.1−ジオキシド、イソプロ
パノールアミン、モノエタノールアミン、2−(2アミ
ノエトキシ)エタノール、カテコール、N−メチルピロ
リドン、アロマティックジオール、パーフレン、フェノ
ールを含む液体などのうちの少なくともいずれか1つを
含む液体があり、より具体的には、1−メチル−2ピロ
リドンとテトラヒドロチオフェン1.1−ジオキシドと
イソプロパノールアミンとの混合液、ジメチルスルホキ
シドとモノエターノルアミンとの混合液、2−(2アミ
ノエトキシ)エタノールとヒドロキシアミンとカテコー
ルとの混合液、2−(2アミノエトキシ)エタノールと
N−メチルピロリドンとの混合液、モノエタノールアミ
ンと水とアロマティックジオールとの混合液、パーフレ
ンとフェノールとの混合液などのうちの少なくともいず
れか1つが挙げられる。その他、トリエタノールアミ
ン、ペンタメチルジエチレントリアミンなどのアミン
類、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールモ
ノメチルエーテルなどのうちの少なくともいずれか1つ
を含む液体が挙げられる。
【0017】図外のポリマー除去液供給源からノズル2
2にポリマー除去液を供給するための配管(経路)は、
多数本の導電性チューブ3を配管用継ぎ手1で接続する
ことにより構成されている。導電性チューブ3は、たと
えば、耐薬液性(ポリマー除去液に対する耐性)を有す
るPFA(パーフルオロアルコキシエチレン)樹脂製の
チューブであって、導電性を持たせるために、その表面
には、チューブの一端から他端に至る直線状のストライ
プ導電層がカーボン材料を用いて形成されている。ま
た、配管用継ぎ手1は、導電性材料(導電性を付与する
ための材料)としてのカーボンを混入したPFA樹脂材
料を用いて形成されていて、導電性を有しており、2本
の導電性チューブ3を直列的に接続し、その接続した2
本の導電性チューブ3を電気的に導通させることができ
る。
【0018】これにより、すべての導電性チューブ3
は、配管用継ぎ手1を介して電気的に導通されているか
ら、いずれか1本の導電性チューブ3をアースに接続す
れば、ポリマー除去液供給源からノズル22にポリマー
除去液を供給するための配管をアース電位に保持するこ
とができ、その配管をポリマー処理液が流通する際の摩
擦帯電による発火を防止することができる。また、1本
の導電性チューブ3をアースに接続すればよいから、個
々の導電性チューブ3をアースに接続した構成と比べ
て、アース接続のための配線構造が簡素であり、そのア
ース接続のための作業に要する手間が少なくすむ。
【0019】さらに、この実施形態では、ポリマー除去
装置2外にある導電性チューブ3に金属製バンド4が巻
着され、この金属製バンド4が金属線5を介してアース
に電気接続されている。したがって、ポリマー除去装置
2で処理されるウエハが金属線5による金属汚染を受け
るおそれがなく、高品質なウエハを提供することができ
る。図2は、配管用継ぎ手1の構成を示す断面図であ
る。配管用継ぎ手1は、継ぎ手本体11と、この継ぎ手
本体11の両端にそれぞれ冠着される固定用ナット12
とを含む。
【0020】継ぎ手本体11は、ポリマー除去液の流通
方向(長手方向)の中央にフランジ部111を有する管
状に形成されており、その内部は、両端にそれぞれ接続
された導電性チューブ3を連通するための連通路112
となっている。連通路112の両端部は、中央部よりも
少し径が大きく形成されていて、それぞれ導電性チュー
ブ3の先端を挿入できるようになっている。また、継ぎ
手本体11の両端部は、それぞれ外周面にねじ山を有す
るねじ部113となっている。
【0021】固定用ナット12は、継ぎ手本体11の連
通路112内に先端が挿入された導電性チューブ3を継
ぎ手本体11に対して固定するためのもので、それぞれ
継ぎ手本体11のねじ部113に冠着可能なキャップ状
に形成されている。具体的には、固定用ナット12は、
ねじ部113のねじ山に螺合するねじ溝が内周面に形成
された筒状部121と、この筒状部121の一方端面を
閉塞するように設けられていて、導電性チューブ3が中
央に挿通された挿通部122とを有している。
【0022】導電性チューブ3の端部付近には、内周面
にリング状のインナー31が埋設されることにより突起
部32が形成されている。これに対応して、継ぎ手本体
11の両端面および固定用ナット12の筒状部121の
内面(筒状部121で囲まれた空間に臨む面)には、継
ぎ手本体11に固定用ナット12が冠着された状態で突
起部32が嵌り込む溝部123を形成する凹部がそれぞ
れに形成されている。この構成により、固定用ナット1
2に挿通された導電性チューブ3の先端を継ぎ手本体1
1の連通路112内に挿入し、固定用ナット12の筒状
部121の内周面のねじ溝を継ぎ手本体11のねじ山に
螺合させて、固定用ナット12を継ぎ手本体11に冠着
することにより、導電性チューブ3を継ぎ手本体11に
接続した状態で固定することができる。そして、継ぎ手
本体11の両端に導電性チューブ3を接続して固定用ナ
ット12で固定することにより、その2本の導電性チュ
ーブ3を、継ぎ手本体11の連通路112を介して連通
し、かつ、電気的に導通させた状態に接続することがで
きる。
【0023】図3は、この発明の他の実施形態について
説明するための図である。上記の実施形態では、導電性
を有する樹脂製の配管用継ぎ手1で2本の導電性チュー
ブ3を連結することにより、その2本の導電性チューブ
3間の電気的な導通を確保しているが、この実施形態で
は、導電性を有しない樹脂製の配管用継ぎ手6で2本の
導電性チューブ3を連結し、その連結した2本の導電性
チューブ3に非金属製の導通用配線7を接続することに
より、2本の導電性チューブ3間における電気的な導通
が確保されている。
【0024】配管用継ぎ手6は、その成型材料であるP
FA樹脂材料中に導電性材料を含有していない点以外
は、上述の配管用継ぎ手1(図2参照)と同様な構成を
有している。すなわち、配管用継ぎ手6は、継ぎ手本体
61と、この継ぎ手本体61の両端にそれぞれ冠着され
る固定用ナット62とを含む構成であり、継ぎ手本体6
1および固定用ナット62は、それぞれ配管用継ぎ手1
の継ぎ手本体61および固定用ナット62と同様な形状
に形成されている。
【0025】導通用配線7は、たとえば、耐薬液性を有
する樹脂中に導電性材料としてのカーボンを混入するこ
とにより導電性が付与された材料を用いて形成されてお
り、この導通用配線7と同じ材料を用いて形成されて、
2本の導電性チューブ3にそれぞれ巻着された導電性樹
脂バンド8に接続されている。耐薬液性を有する樹脂と
しては、たとえば、PFA、PTFE、PCTFE等の
フッ素樹脂を例示することができる。なお、図3におい
ては、導通用配線7は、中間部分が伸縮可能に設けられ
た成型品からなっているが、その他、導電性材料からな
り可撓性のある紐状のものであってもよい。
【0026】この導通用配線7を用いて各導電性チュー
ブ3間の電気的導通を確保した配管構造でも、上述した
第1の実施形態の場合と同様に、いずれか1本の導電性
チューブ3をアースに接続すれば、すべての導電性チュ
ーブ3をアース電位に保持することができ、導電性チュ
ーブ3内を有機溶剤系の薬液(ポリマー除去液など)が
流通する際の摩擦帯電による発火を防止することができ
る。また、1本の導電性チューブ3をアースに接続すれ
ばよいから、個々の導電性チューブ3をアースに接続し
た構成と比べて、アース接続のための配線構造が簡素で
あり、そのアース接続のための作業に要する手間が少な
くすむ。さらに、この実施形態に係る配管構造が基板処
理装置に適用された場合には、導電性チューブ3のアー
ス接続に起因するウエハの金属汚染を防止できる。さら
には、導通用配線7が非金属性の材料を用いて形成され
ているから、この導通用配線7によるウエハの金属汚染
を生じるおそれもない。
【0027】以上、この発明の2つの実施形態について
説明したが、この発明は上記の各実施形態に限定される
ものではない。たとえば、導通用配線7は、耐薬液性を
有する樹脂材料を用いて形成された配線の表面に、導電
性を有するカーボン材料を用いて、配線の一端から他端
に至る導電層を形成した構成を有していてもよい。その
他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設
計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る配管用継ぎ手を用
いた配管構造を図解的に示す図である。
【図2】配管用継ぎ手の構成を示す断面図である。
【図3】この発明の他の実施形態について説明するため
の図である。
【図4】従来の基板処理装置(ポリマー除去処理のため
の装置)における配管構造を示す図である。
【符号の説明】
1 配管用継ぎ手 2 ポリマー除去装置 3 導電性チューブ 4 金属製バンド 5 金属線 6 配管用継ぎ手 7 導通用配線 8 導電性樹脂バンド

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2本以上の導電性配管を接続す
    るための樹脂製の配管用継ぎ手であって、 上記少なくとも2本以上の導電性配管を電気的に導通さ
    せる導通手段を含むことを特徴とする配管用継ぎ手。
  2. 【請求項2】上記導通手段は、上記配管用継ぎ手を構成
    する樹脂材料に含有された導電性材料を含むことを特徴
    とする請求項1記載の配管用継ぎ手。
  3. 【請求項3】上記導通手段は、上記配管用継ぎ手の表面
    に導電性材料を用いて形成された導電層を含むことを特
    徴とする請求項1または2記載の配管用継ぎ手。
  4. 【請求項4】上記導電性材料は、カーボンであることを
    特徴とする請求項2または3記載の配管用継ぎ手。
  5. 【請求項5】上記配管用継ぎ手は、処理流体を用いて基
    板を処理する基板処理装置に備えられる導電性配管を接
    続するためのものであることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の配管用継ぎ手。
  6. 【請求項6】上記処理流体は、有機系薬液の液体または
    気体であることを特徴とする請求項5記載の配管用継ぎ
    手。
  7. 【請求項7】上記有機系薬液は、基板に付着している不
    要なポリマーを除去するためのものであることを特徴と
    する請求項6記載の配管用継ぎ手。
  8. 【請求項8】少なくとも2本以上の導電性配管と、 上記少なくとも2本以上の導電性配管を接続するための
    樹脂製の配管用継ぎ手と、 上記少なくとも2本以上の導電性配管を電気的に接続し
    て導通させる配管導通用配線と、 上記少なくとも2本以上の導電性配管のうちの少なくと
    も1本の導電性配管をアースに接続するためのアース配
    線とを含むことを特徴とする配管セット。
  9. 【請求項9】樹脂製の配管用継ぎ手によって接続された
    少なくとも2本以上の導電性配管に電気的に接続され
    て、その少なくとも2本以上の導電性配管を電気的に導
    通させることを特徴とする非金属製の配管導通用配線。
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